【ミリマス】周防桃子「手出して……ギュッ。これでいい？」 : SSまにあっくす！

桃子「今、お兄ちゃんの手が桃子のお腹でガッチリホールドされてるよね」

P「そうだな。腕に全身で抱きつかれて、ピクリとも動かせない」

桃子「これ、お兄ちゃんが桃子にセクハラしようとしたところの、証拠を押さえてるように見えるんじゃない？」

P「……まさか」

桃子「この場面を他の人に見られるまでがイタズラだよ」

P「ちょっ」

P「待てっ、それはまずい」

桃子「桃子にお菓子をくれなかったバツだよ」

P「わ、わかった。お菓子をあげるから、ほら、トリート」

桃子「もう手遅れだよ。ふふふ……」

P「怖い！　それにしても全く離れない、どうなってるんだ？」

桃子「芸歴の差だよ。鍛えが違うんだから」

P「芸歴ってすげーな！」

桃子「あと、離れようとして暴れると、本当にセクハラになるかもしれないよね」

P「……どこか触っても不可抗力ってことにならない？」

桃子「桃子の言うことと、お兄ちゃんの言うこと、どっちが信用できると思う？」

P「本当にタチが悪い！」

桃子「イタズラってこういうことだよね？」

P「亜美のイタズラ20連発の方がまだマシなレベル」

桃子「この状態を誰かに見られて、すごく怒られたらいいよ」

P「くぅっ、最初は『何このかわいい生き物』って思ってたのに」

桃子「桃子がかわいいのは当然だから」

P「それはそうなんだけど、今は怖いが勝ってる」

桃子「こういう役も出来るんだよ」

P「今後の参考にする……あのさ、桃子。せめてエントランスから動かない？」

桃子「無理矢理動かしてもいいんだよ？　桃子くらい、軽々持ち運べるよね？」

P「それはそれで誘拐するみたいになりそうだから」

桃子「よくわかってるじゃん。このままいるのが賢明だよ」

P「むちゃくちゃ悪い顔してそう……俺からはよく見えないけど」

桃子「ふふふ……」

……

……

松田亜利沙「ムフフ、桃子ちゃんセンパイ、顔真っ赤ですね」

横山奈緒「亜利沙、こんなとこで何やっとんねん」

亜利沙「奈緒ちゃん、ストップ。今、桃子ちゃんセンパイがプロデューサーさんに抱きついてる生中継ですよ」

奈緒「はい？　どういうこと？」

亜利沙「こういうことです。ほら」

奈緒「……なんやこれ。桃子、ゆでだこみたいになっとるやん」

亜利沙「トリックオアトリートのトリックで、抱きついて離さないイタズラをしようと計画されたんですよ」

奈緒「へえ。どのへんがイタズラなん？」

亜利沙「この場面を誰かに見られると、プロデューサーさんが小学生に手を出してるように見える、ということだそうです」

奈緒「……せやろか？」

亜利沙「それでですね。お願いされたので、ありさはしばらく誰も入って来ないように、ここで監視する係です」

奈緒「交換条件で、この映像を撮るのをオッケーしてもらった、っちゅーこと？」

亜利沙「いえ、これは隠し撮りです」

奈緒「それはアカンて」

おわり

桃子、誕生日(フライング)おめでとう！

小学生に手出して抱きつかれて……事案かな？(違)

完結報告してきます。

だからライブ最後しか呼ばれなかったのか…