417: ◆hCBYv06tno 2013/08/23(金) 02:25:18.26 ID:vjZgP++P0
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
あと投下します
418: 2013/08/23(金) 02:26:10.75 ID:vjZgP++P0
祟り場となった街のとある一角。
そこは一層と森が茂っていて、街中にも関わらず自然豊かな場所。
そこに一人の少女が隠れ住んでいた。
風香「な、なんだろう…外が騒がしいな」
草叢にカモフラージュされた、地下への入口。
そこから顔を出す少女--- OZ適合者の一人・浅野風香は涙目で辺りを見回した。
そこは一層と森が茂っていて、街中にも関わらず自然豊かな場所。
そこに一人の少女が隠れ住んでいた。
風香「な、なんだろう…外が騒がしいな」
草叢にカモフラージュされた、地下への入口。
そこから顔を出す少女--- OZ適合者の一人・浅野風香は涙目で辺りを見回した。
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
419: 2013/08/23(金) 02:26:48.15 ID:vjZgP++P0
琴歌とはぐれてから彼女は街を彷徨っていたが、黒い泥のような化け物に何回も遭遇したり、変な魚の機械に襲われたり、しまいには吸血鬼と名乗るのに襲われたりと大変だった。
戦闘訓練も受けていたおかけで、なんとか≪レオ≫で撃退をしたが、自分が誘拐される前と比べて物騒になった世界に彼女は怯えた。
誰にも見つからないように、ひっそりとこの森の中で暮らしていたのだ。
幸い、サバイバル訓練も受けていたおかけで、住処にも食糧にも困らなかった。
戦闘訓練も受けていたおかけで、なんとか≪レオ≫で撃退をしたが、自分が誘拐される前と比べて物騒になった世界に彼女は怯えた。
誰にも見つからないように、ひっそりとこの森の中で暮らしていたのだ。
幸い、サバイバル訓練も受けていたおかけで、住処にも食糧にも困らなかった。
420: 2013/08/23(金) 02:27:26.43 ID:vjZgP++P0
風香「みんな大丈夫かな?」
気味の悪い空気が街を覆う中、バラバラに散った仲間の事を思う。
無事なんだろうか?捕まっていないだろうか?怪我してないだろうか?悪い人に騙されていないだろうか?お腹空いてないだろうか?
色んな不安が彼女にのしかかるも、仲間を探そうとしないで、ただ怯えて隠れている弱虫な自分がいる。
自分は臆病者だ……
気味の悪い空気が街を覆う中、バラバラに散った仲間の事を思う。
無事なんだろうか?捕まっていないだろうか?怪我してないだろうか?悪い人に騙されていないだろうか?お腹空いてないだろうか?
色んな不安が彼女にのしかかるも、仲間を探そうとしないで、ただ怯えて隠れている弱虫な自分がいる。
自分は臆病者だ……
421: 2013/08/23(金) 02:28:00.28 ID:vjZgP++P0
『それでいいの?』
422: 2013/08/23(金) 02:28:42.54 ID:vjZgP++P0
ドクン……
風香「えっ?」
右腕が急に暑くなったのを感じて、見てみる。
右腕が、黄金に輝く、獣を思わせるようなフォルムの、五本の刃のような鋭い爪がついた異形の腕に変化していた。
風香「な……なんで…?」
自分の意志とは関係なく、解放されたOZ≪レオ≫。
ドクン……ドクン……ドクン……
そして、身体の奥底から湧き上がる気配。
この感じは……
『それでいいの?逃げてばかりで?臆病者でいいの?』
風香「!?」
彼女の脳内に、少年のような声が響き渡る。
その声を彼女は知っている。彼女の右腕のあった部分に移植されたOZ--≪レオ≫だ。
風香「えっ?」
右腕が急に暑くなったのを感じて、見てみる。
右腕が、黄金に輝く、獣を思わせるようなフォルムの、五本の刃のような鋭い爪がついた異形の腕に変化していた。
風香「な……なんで…?」
自分の意志とは関係なく、解放されたOZ≪レオ≫。
ドクン……ドクン……ドクン……
そして、身体の奥底から湧き上がる気配。
この感じは……
『それでいいの?逃げてばかりで?臆病者でいいの?』
風香「!?」
彼女の脳内に、少年のような声が響き渡る。
その声を彼女は知っている。彼女の右腕のあった部分に移植されたOZ--≪レオ≫だ。
423: 2013/08/23(金) 02:29:50.15 ID:vjZgP++P0
風香「な、なんで?第二段階に入ってないのに?」
『多分、この空気のおかげかな?僕も風香と話せて驚いたよ』
『けど……風香。話を戻すけど君はこのままでいいの?』
驚く風香に、レオは諭すような声で彼女に聞く。
風香「私は……」
『君達が僕達の力を恐れているのは理解してるよ?僕だって怖いと思う。特に≪ドロシー≫は無邪気だから力の加減がわかってない。』
その言葉に風香は震え出す。
実験の時に、第二段階を解放した時の事を……
兵器として利用されるだけの事はある。あれの恐ろしさは自分達が充分理解してるだからこそ、私達は恐れてるんだと……
それで……
風香「沢山の人達の命を奪っちゃうと考えると……わ、私……」
ガタガタと震えながら彼女は呟く。
無理もない。まだ大人になりきれてない少女達が誘拐され、身に余る力を手にいれ、それで≪見知らぬ他人≫を頃すだけの兵士にされそうになったのだ。
もし脱走しなければ彼女達はこの力で沢山の命を奪っていくことになったであろう。
だから彼女は怯えてるのだ。弱虫で臆病で力を振るう事を恐れる、≪勇気がないライオン≫のように……
『多分、この空気のおかげかな?僕も風香と話せて驚いたよ』
『けど……風香。話を戻すけど君はこのままでいいの?』
驚く風香に、レオは諭すような声で彼女に聞く。
風香「私は……」
『君達が僕達の力を恐れているのは理解してるよ?僕だって怖いと思う。特に≪ドロシー≫は無邪気だから力の加減がわかってない。』
その言葉に風香は震え出す。
実験の時に、第二段階を解放した時の事を……
兵器として利用されるだけの事はある。あれの恐ろしさは自分達が充分理解してるだからこそ、私達は恐れてるんだと……
それで……
風香「沢山の人達の命を奪っちゃうと考えると……わ、私……」
ガタガタと震えながら彼女は呟く。
無理もない。まだ大人になりきれてない少女達が誘拐され、身に余る力を手にいれ、それで≪見知らぬ他人≫を頃すだけの兵士にされそうになったのだ。
もし脱走しなければ彼女達はこの力で沢山の命を奪っていくことになったであろう。
だから彼女は怯えてるのだ。弱虫で臆病で力を振るう事を恐れる、≪勇気がないライオン≫のように……
424: 2013/08/23(金) 02:31:20.95 ID:vjZgP++P0
『それでいいと思うよ?』
風香「……ふえっ?」
予想もしなかったその答えに彼女はマヌケな声をあげた。
『強い力は使い方を間違えれば、大変な事になる。君はそれを理解してる』
優しく子供を諭すように声は語る。
『それもまた一つの≪勇気≫だと思うんだ。君ならきっと僕を正しく使えると思うんだ』
その言葉は…
『だからこそ、君は友達の為に僕を正しく使ってくれる』
彼女に≪勇気≫を与える。
風香「……ふえっ?」
予想もしなかったその答えに彼女はマヌケな声をあげた。
『強い力は使い方を間違えれば、大変な事になる。君はそれを理解してる』
優しく子供を諭すように声は語る。
『それもまた一つの≪勇気≫だと思うんだ。君ならきっと僕を正しく使えると思うんだ』
その言葉は…
『だからこそ、君は友達の為に僕を正しく使ってくれる』
彼女に≪勇気≫を与える。
425: 2013/08/23(金) 02:32:14.31 ID:vjZgP++P0
風香「………わ、私!」
ガタッと彼女は草叢から出てきて、地上に立つ。
風香「み、みんなを探します!」
その目は震えて怯えてる弱虫なものはなく、確かな勇気をもっていた。
『うん。それでいいよ』
その答えにレオは優しく答えた。
そして、風香は森を後にした。
友達を探す為、この≪力≫を友達の為に使う為に……≪勇気≫をもって一歩踏み出した。
妖怪「デロデロバー!!!」
風香「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」
『やれやれ…』
突然現れた一つ目小僧に悲鳴をあげた彼女に、レオは溜息をはいた。
この先が思いやられるやら…
終わり
ガタッと彼女は草叢から出てきて、地上に立つ。
風香「み、みんなを探します!」
その目は震えて怯えてる弱虫なものはなく、確かな勇気をもっていた。
『うん。それでいいよ』
その答えにレオは優しく答えた。
そして、風香は森を後にした。
友達を探す為、この≪力≫を友達の為に使う為に……≪勇気≫をもって一歩踏み出した。
妖怪「デロデロバー!!!」
風香「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」
『やれやれ…』
突然現れた一つ目小僧に悲鳴をあげた彼女に、レオは溜息をはいた。
この先が思いやられるやら…
終わり
426: 2013/08/23(金) 02:34:00.06 ID:vjZgP++P0
≪レオ≫
風香のOZ。
第二段階を解放した時だけ、彼女の脳内で会話することができる。
一人称は僕で、少年のような声。
臆病だけど、力を正しく使うように願っている。
風香が第二段階を解放すると、全身が金属でできた獅子のような異形の獣人で、両腕は黄金に輝く、獣を思わせるようなフォルムの、五本の刃のような鋭い爪がついた異形の腕になっている。
そして、その時の風香の能力は
第一段階の時に使える、五本の刃のような爪が超振動を起こし、鉄をも切り裂く事が、両腕でもできるようになる。
そして、自信の身体を超振動させることにより、相手の斬撃や打撃を防ぐ、超振動の鎧≪ネメア≫が使えるようになる。普通の武器なら破壊されてしまうだろう。
ただし、炎や雷などのものは≪ネメア≫では防げないだろう。
風香のOZ。
第二段階を解放した時だけ、彼女の脳内で会話することができる。
一人称は僕で、少年のような声。
臆病だけど、力を正しく使うように願っている。
風香が第二段階を解放すると、全身が金属でできた獅子のような異形の獣人で、両腕は黄金に輝く、獣を思わせるようなフォルムの、五本の刃のような鋭い爪がついた異形の腕になっている。
そして、その時の風香の能力は
第一段階の時に使える、五本の刃のような爪が超振動を起こし、鉄をも切り裂く事が、両腕でもできるようになる。
そして、自信の身体を超振動させることにより、相手の斬撃や打撃を防ぐ、超振動の鎧≪ネメア≫が使えるようになる。普通の武器なら破壊されてしまうだろう。
ただし、炎や雷などのものは≪ネメア≫では防げないだろう。
427: 2013/08/23(金) 02:34:57.00 ID:vjZgP++P0
イベント情報追加
・祟り場になった街に風香が友達を探しに来ました。驚かせてあげてください
・風香が自分の力と向き合った事により、恐れずに第二段階を解放する事ができるようになりました。
・祟り場になった街に風香が友達を探しに来ました。驚かせてあげてください
・風香が自分の力と向き合った事により、恐れずに第二段階を解放する事ができるようになりました。
428: 2013/08/23(金) 02:39:33.96 ID:vjZgP++P0
以上です。
臆病なライオンが勇気を持って友達を探しにいくお話でした。
≪ネメア≫は超振動を起こした肉体が物理を弾くと考えていただければ…
ついでに、常時発動してるのではなく任意で発動します。
そして、怖がる風香ちゃんきゃわわ!
臆病なライオンが勇気を持って友達を探しにいくお話でした。
≪ネメア≫は超振動を起こした肉体が物理を弾くと考えていただければ…
ついでに、常時発動してるのではなく任意で発動します。
そして、怖がる風香ちゃんきゃわわ!
429: 2013/08/23(金) 02:43:35.35 ID:Xr8MKYWY0
乙です
肝試しイベントで肝試ししてる人キター!
レオみたいに他のOZも意思持ってるのかな?ドロシーはあるみたいだけど
肝試しイベントで肝試ししてる人キター!
レオみたいに他のOZも意思持ってるのかな?ドロシーはあるみたいだけど
【次回に続く・・・】
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