580: ◆llXLnL0MGk 2013/08/28(水) 02:28:42.37 ID:W+6we3SZ0



モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ




本編関係ない小ネタ投下しますー

581: 2013/08/28(水) 02:29:53.24 ID:W+6we3SZ0

ある夜。

フルメタル・トレイターズはいつもの様に公園で野宿をしていた。

カイ「……星花、寝た?」

亜季「寝ているであります」

カイと亜季は、ぐっすりと眠っている星花の顔を覗き込みながら、ひそひそと話し合う。

カイ「じゃ、ホージロー。星花起きたら知らせにきてね」

亜季「頼むでありますよ」

『キン』

カイと亜季はホージローを軽く撫でると、何か荷物を抱えて奥の茂みへと姿を消した。

――――

そして、時計の長針が頂点を指す頃。

星花「……ん」

星花がうっすらを目を開き、ゆっくりと上体を起こす。

星花「眠れませんわ……あら?」

どこかから、楽器の音色が聞こえてくる。

星花が使うバイオリンの様な本格的な物ではなく、どこかオモチャじみた音色だった。

『…………』

星花「…………こちらからでしょうか……」

星花は熟睡しているホージローを起こさないようにゆっくりと音のする方へ歩いていく。

――――
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。


~中略~


「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。

・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。





582: 2013/08/28(水) 02:30:41.63 ID:W+6we3SZ0
音は茂みの中から聞こえてくるようだった。

星花「…………?」

物音を立てないようにこっそりと覗き込む。

そこには、カイと亜季の姿があった。

カイはオモチャのピアノと格闘し、亜季は鍵盤ハーモニカへ一心不乱に息を吹き込んでいた。

星花(お二人とも何をされているのでしょうか……?)

カイ「……っと。やっとトチらず最後まで弾けたね」

ピアノから手を離し、カイがにっと笑う。

亜季「一週間ぶっ続けの稽古が実りましたな」

亜季も鍵盤ハーモニカから口を離して、腕時計を覗き込む。

亜季「あ、もう星花の誕生日が来てしまっていますな」

星花(わたくしの……誕生日……? ……あ、そういえば)

長い家出ですっかり忘れていたが、もう数分前には星花は誕生日を迎えていたのだ。

カイ「え、本当に? じゃああと1,2回通しで練習したら寝よっか?」

亜季「1,2回と言わず、納得行くまでやりましょう。こつこつ貯めたバイト代を、無駄にはしたくありませんからな」

そう言って亜季は手に持った鍵盤ハーモニカをポンポンと軽く叩いてみせた。

星花(まさか、わたくしの為にわざわざ楽器を買って……?)

カイ「オッケー。頑張ろうね」

亜季「ええ」

二人は再び楽器を手に取り、ゆっくりと演奏を始めた。

星花(…………お邪魔しては、いけませんわね)

星花は覗くのをやめ、元々寝ていた場所へと歩き出した。

星花(楽しみにさせていただきますわね、うふふ♪)

夜が明けてからの演奏会を楽しみにしてか、その足取りは非常に軽かった。

終わり

583: 2013/08/28(水) 02:32:12.45 ID:W+6we3SZ0
以上です
こんな感じの誕生日SSがあってもいいじゃない、モバマスだもの
星花さん誕生日おめでとう!

584: 2013/08/28(水) 02:43:27.64 ID:eOw4aE1o0
乙ー

なんかいいねー
そしてホージローwwww

585: 2013/08/28(水) 06:54:22.06 ID:bOzBfNdQ0
乙です

こういう誕生日話もいいね
熟睡してるホージローかわいいww




【次回に続く・・・】



引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6