677: ◆C/mAAfbFZM 2013/09/07(土) 11:27:56.68 ID:XFGNvwpAO


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ



すみません、大分遅くなりましたが冴島清美で投下させていただきます。
後、祟り場の方を少しお借りします。

678: 2013/09/07(土) 11:29:05.82 ID:XFGNvwpAO
魔界のとある一角――霧が深く、紅き月の光が常に降り注ぐこの地に佇む一軒の無駄に荘厳な洋館――吸血鬼三派の内の一派『家畜派』の本家――にて。

??「コレはいったいどういう事だ?」

一人の男が苛立ちと共に自らの部下に怒鳴りつける。

部下「な、何の事でしょうか?――しょ『将軍』様……」

男の名は『将軍』――『家畜派』を束ね現在人間界への侵攻を指揮していれ頭領である。

その男が今苛立っている、その理由は――

将軍「回収されたカースの核が予定の二割にも満たされてないと言う事だ!」

――彼らが兵として利用しようと目論んでいたカース、その核の回収が予定よりも大幅に遅れているからだ。

部下「あっ、はい……連絡の付かぬカース回収班が増加している傾向から考えるに恐らくは――」

将軍「――現地の『人間』共に討伐されていると申すのか?」

部下「はっ、残念ながら……」

部下のその言葉を聞いた瞬間、将軍の顔が露骨に嫌そうな顔へと変わっていく。


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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。


~中略~


「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。

・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。





679: 2013/09/07(土) 11:30:30.18 ID:XFGNvwpAO
将軍「つまり、我ら『家畜派』が事もあろうに『人間』に劣っていると申すのか?」

彼ら――『家畜派』の吸血鬼達は自分達を『人間』達の上位種と定め、『人間』達を見下している節がある。

部下「そ、そのような事は……」

将軍「わかっておる――ただ最近の『人間』共は調子づき過ぎている、そこでだ――」

故に彼らは自分らより優れている『人間』がいると言う事実を絶対に認めようとしない。

将軍「――我らが最強の兵、『紅月の騎士団』を人間界に派遣してやった」

認めようとしないが故に彼らは『人間』を理解していない。

部下「なんと!『将軍』様のご親族である『キヨミ』殿が指揮なされるあの『紅月の騎士団』を『人間』相手に使用するのですか!?」

将軍「そうだ――調子こいている人間共にお灸を添えるには十分過ぎる戦力だし、何より『人間』程度なら初陣にぴったりだろ?」

さらにそこへ吸血鬼として若いために圧倒的に経験が足りない事が加わる。

部下「た、確かに……正に一石二鳥の素晴らしき作戦ですな、『将軍』様!」

将軍「ククク……調子扱いているのも今の内だ、『人間』共――ここからが本当の地獄だ!」

その結果致命的な失策を犯していてもそれに気づかないのだ。

たとえそれが自らの派閥を崩壊させる引き金となっていても――


680: 2013/09/07(土) 11:31:44.29 ID:XFGNvwpAO
――一方、その頃人間界にて

???「ここが噂に聞く『人間界』ですか……」

騎士A「はっ、間違いないかと――キヨミ超☆騎士団長」

キヨミ「お父様がが言われた通り『人間』が多いようね」

騎士A「まぁ『人間界』ですから『人間』共が多いのは当然でしょう」

キヨミ「そうね……それだけにこの風紀の乱れ、見過ごす訳にはいきません!」

騎士A「は、はぁ……(まただよ……)」

キヨミ「風紀の乱れは心の乱れ!――我々『紅月の騎士団』は正すのが役目!」

騎士A「そ、そうですね……(本当は『家畜派』の力を見せつけるのが目的なんだけど……)」

キヨミ「そのためにも――周辺の調査はどうなんです?騎士A」

騎士A「その件に関してはただ今騎士Bに――」

騎士B「ただ今調査完了いたしました、騎士A様」

騎士A「むっ、丁度いいところに来たな、騎士Bよ。キヨミ超☆騎士団長に報告を」

681: 2013/09/07(土) 11:32:34.88 ID:XFGNvwpAO
騎士B「では……周辺の調査を行いましたが特に異常は見受けられませんでした――ただ一点を除いては」

キヨミ「ただ一点?」

騎士B「はっ、ここから南西に3km先にある『地点』で周囲と比べ異常なまでに高い瘴気と魔力を観測されました」

キヨミ「そう……」

騎士A「キヨミ超☆騎士団長、如何いたしましょう?」

キヨミ「決まっているわ、まず騎士Bの言っていた『地点』を攻め落とすわよ」
騎士A「……?なぜその『地点』を?」
キヨミ「これからこの『人間界』の『風紀』を正す活動をするためにまずは拠点を築き上げなければならない」

騎士A「さすがに何の拠点もないと活動は難しいモノだからな」

キヨミ「それでその拠点として活用するための条件としては十分と言っていいわ――騎士Bの言ってた『地点』はね」

騎士A「なるほど、理解できました(ただ少しだけ嫌な予感がするのは何故だ?)」

キヨミ「そうと決まれば早速出撃よ――我ら『紅月の騎士団』の華々しいデビュー戦のね!」

騎士A・B「「おぉう!全軍出撃!(まぁキヨミ超☆騎士団長がいるから大丈夫だろ……多分)」」

682: 2013/09/07(土) 11:33:44.41 ID:XFGNvwpAO
――彼女達は知らない。

――攻め落とそうとしている『地点』が『祟り場』と呼ばれている事を。

――この出撃が吸血鬼界の歴史に長く刻まれてしまう事を。
――今はまだ、彼女達は知らない……

683: 2013/09/07(土) 11:35:33.86 ID:XFGNvwpAO
キヨミ(人間界での名前:冴島清美)
職業:吸血鬼
属性:超☆騎士団長
能力:魔眼、石化魔法、吸血鬼関連の能力全般
(メガネ着脱後)石化の魔眼、強化された石化魔法
魔界の『家畜派』に属する吸血鬼で親は『家畜派』の頭である『将軍』を父親に持つ。
規律や風紀を重んじる性格だが父親が父親なため少々歪んでいる。
今回の出撃には色々張り切りっており前の日に徹夜で兵法書を読みあさってしまう程である。
なお彼女のしているメガネは一種の魔力拘束具であり外すと魔力が強化され、さらに封印してある石化の魔眼を使用可能になる。

将軍
職業:『家畜派』の頭首
属性:バカ将軍
能力:吸血鬼全般の能力
キヨミの父親で『家畜派』の頭首をしている。
人間に対してかなり見下した見方をしており今の腑抜けきった吸血鬼界を正すために日夜活動している。
ただ彼の出す作戦は大抵机上の空論であるため失敗して大損害を受ける事が多い。
現在は『家畜派』最強の兵『紅月の騎士団』を人間界に派遣して体制を立て直そうと計画している。

紅月の騎士団
『家畜派』が誇る最強の兵
数々のレア装備に身を包み、充実した訓練により鍛え上げられた兵士達の(カタログ)スペックは高い(具体的には一般兵はRPGでの序盤のボス並み)
唯一の欠点は今回が初出撃なため経験が少ない程度であろう……多分。

684: 2013/09/07(土) 11:52:39.87 ID:XFGNvwpAO
と言うわけで超☆騎士団長で投下完了しました。
ある意味難易度が高い場所に初陣してしまいました
とりあえず隊員のスペックは序盤ボス並みですし超☆騎士団長には二段変形があるので運さえ悪くなければ大丈夫かと……

685: 2013/09/07(土) 11:57:27.46 ID:92xCA0+u0
乙です
超☆騎士団長w
…難易度ルナティックじゃないですかね
こ、公園にはいくなよ!絶対だぞ!

兵士が序盤ボス並…と言うのがすごく感じないこのスレのレベルは最終ダンジョンレベルですねぇ…

686: 2013/09/07(土) 12:00:43.93 ID:rhfRqRp/o
乙ー

……RPGの序盤ボススペックがあっても、宴会場にはFFのオメガとかWAのラギュオラギュラそういうクラスのがひしめいてますが大丈夫ですか




【次回に続く・・・】



引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6