814: ◆zvY2y1UzWw 2013/09/16(月) 00:09:07.43 ID:+0+Iwxnu0


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ



うおお!奈緒誕生日SS投下するヨー!

815: 2013/09/16(月) 00:11:27.85 ID:+0+Iwxnu0
『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー♪』
         『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー♪』
                   『ハッピー・バースデー・ディア・  ♪』
                            『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー♪』

暗闇の中、ノイズのかかった子供の笑い声と、同じようにノイズのかかったその両親であろう男女の祝福が聞こえる。

『明日は前から行きたがっていた遊園地に行こうな!』

『ほんと?ほんとにほんと!?うれしい!パパ、ありがと!』

『前からメリーゴーランド、乗りたがってたもんねー』

『うん、たのしみ…!あ、かんらんしゃにものるんだ!』

気が付けば、その三人の食卓が現れていた。

暗闇の中に浮かび上がるそれは異様だ。しかし何故か違和感を感じない。

蝋燭の炎だけが顔を照らすが…角度のせいか、顔どころか髪の毛さえ見えない。

ただ、ケーキの上で揺れる炎を見ていた。


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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。


~中略~


「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。

・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。





816: 2013/09/16(月) 00:13:42.29 ID:+0+Iwxnu0
「ねぇ、おかしいとおもわないの?」

子供の声が、不意に両親との会話を止めた。

「蝋燭の炎って、すぐに消すモノなんでしょ?」

「まぁ、ママもパパも…どっちも忘れちゃったような子だもんね、奈緒は…でもさぁ」

「奈緒が覚えてないから、あたしも声しかわからないんだよ?ママも、パパも…わからないんだよ?」

ノイズがかかったままの声。誰の声かわからないくらいに。

気が付いたら背を向けて走っていた。

見てはいけない。聞いてはいけない。そんな気がしたから。

目を背けて耳を塞いで、ただ走っていた。

「誕生日だね、奈緒。…やっぱり奈緒はズルいよ。逃げれるなんてさぁ…」

憎くて仕方ないから、祝いの代わりに呪いをあげようとして…やはり駄目だった。

「ああ、でもやっと声聞いてくれたね…やっと…認識し始めたねぇ…キシ、キシャシャ…」

「…今はそれだけでいいや。すごくうれしいよ」

…そんな声も掠れて消えた。

817: 2013/09/16(月) 00:15:05.62 ID:+0+Iwxnu0
目を覚ませば全て忘れてしまっている。…ただ、恐怖を感じた事だけは心臓の鼓動でわかる。

「きらり…なつき…りーな…どこ…?」

寝室にいたのは奈緒一人だった。

まだ意識がはっきりと覚醒しない。まだ、夢の中なのだろうか?

ふと、抱えていたぬいぐるみが、爪で切り裂かれて綿が溢れている事に気付く。

「ごめん…あとで直してもらうから…」

声は帰って来ない。当たり前の事。なのに…久しぶりに本当に一人になった気がする。

着替えを済ませて、気が付けば…なんとなく、天井を見つめていた。

上を、ただ上を。

ぬくもりを感じることのできない天井を。

818: 2013/09/16(月) 00:17:31.41 ID:+0+Iwxnu0
そして、突然扉が勢いよく開かれた。

「ウオオオオオオオ!奈緒ォ!」

「!?」

LPだ。いつもの彼とはかなりかけ離れた叫び声を上げながら、脇に筒を抱えて入ってきたのだ。

「ハッピーバースデー!!」

筒から色とりどりの紙吹雪が舞う。

それに続いてなだれ込むように3人も入ってきた。

「……あ!誕生日祝いかコレ!?」

「…そうだ!」

筒を片づけつつLPが答える。

「リーダーちゃんねー、今まで来れなかったからぁ…はしゃいじゃったんだにぃ☆ドッキリしたかったってぇ!」

「どっかの星の輸入品の…パーティキャノン?とか言うモノひっぱり出してきてさー」

「…向こうでちゃんとケーキは用意してるからね。…LPさんってたまにはしゃぐよねー」

「う、うるさいぞ!」

「…」

「奈緒ちゃん?」

少し潤った瞳を隠すように拭って顔を真っ赤にしている奈緒にきらりが問う。

819: 2013/09/16(月) 00:19:51.79 ID:+0+Iwxnu0
「…もう!だ、大好きだお前ら!」

行った後、思わず手で顔を覆って後ろ向きになる。

「あー…あー!やっぱり今の無し!無し!」

「デレた!奈緒がデレたぞー!うおおおおお!」

「うおおおおおー☆」

「何言ってるんだよ!?止めろってば!」

ただ、LPときらりに弄られる奈緒の尻尾は嬉しそうに揺れていた。

家族だから。ここが居場所だから。一人じゃないから。

「なつきち…LPさん、酔ってない?」

「今日は休みだし…テンションここまで持ってくるのに必要だったんだろ。…多分。」

「酒の力、効きすぎちゃってるけどね…」

そう言って3人に視線を戻す。

「うおおおおおおおおおお!」

「夏樹、李衣菜…助けろ…来い…来て!骨ががががぁ…」

「でたー!リーダーちゃんのコブラツイスト・リーダーちゃんスベシャルだぁー!」

「うおおぁ!?LPさんちょっとそれヤバイって、骨ヤバイって!」

「それ以上いけない!」

…少々、困った家族ではあるが。

820: 2013/09/16(月) 00:21:57.51 ID:+0+Iwxnu0
以上です。
奈緒ォォォ!誕生日おめでとぉぉぉ!
投下しようとしたらPCが急におかしくなって焦ったけどちゃんと投下できたよ!
奈緒ちゃん制服カワイイです、可愛いです。弄りたい。

821: 2013/09/16(月) 00:46:32.39 ID:ahIS1kCkO
乙ー

奈緒ちゃん誕生日おめでとうー
ナニカも誕生日おめでとうー




【次回に続く・・・】



引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6