191: 2009/12/17(木) 09:02:44.86 ID:dvXmbU7jO
紬「う~~、ゆいっ!」

唯「むっぎっ!」

律「みおーぅ」

澪「りーーつ!!」

唯・紬・律・澪「あーず!!にゃんっ!!」

梓「・・・にゃ、にゃあ・・・」

律「おいおいおい、テンポ狂うだろー。」

梓「ていうか、なんであたしだけアダ名で呼ぶんですか!!しかも澪先輩まで。」

澪「まあ、ノリというかだな。」

唯「そこは元気良くニャオオーーン!!って返事でしょあずにゃん。」

梓「あたしだけマヌケみたいじゃないですか!!」

律「いいからやれよ。」

梓「いやですっ!」

律「先輩の言うこと聞けねえってのかあ?」

192: 2009/12/17(木) 09:09:29.27 ID:dvXmbU7jO
梓「いやったらいやです!やらないですっ!」

唯「ほらほら、あずにゃん甘ーい鯛焼きだよ~。」

梓「そんなのに釣られないですっ!!唯先輩もいい加減子供扱いしないでくださいですっ!」

律「なんだよ、ただニャオンって返事するだけだろ?」

梓「いやったらいやです!!もう帰りますっ!!」

唯「いい子、いい子。(抱き)」

律「そんなのでおさまるわけないだろ」
梓「ふにゃあああ///」

律・澪「おさまったー!!」

紬「あらあら。フフフ」

193: 2009/12/17(木) 09:15:04.86 ID:dvXmbU7jO
律「んじゃ、も一回いくぞー。」

紬「う~~、ゆいっ!」

唯「むっぎっ!」

律「みおーぅ」

澪「りーーつ!!」

唯・紬・律・澪「あーず!!にゃんっ!!」

梓「にゃ、ニャオオーーン!!!!」

律「はいはいダメー。一瞬、戸惑った。」

梓「え~、なんでですか~。」

澪「まあまあ律、良いじゃないか。梓らしくて。」

唯「ライブでは思いっきり叫んじゃおうね!あずにゃん!」

梓「はい、わかりました。」

195: 2009/12/17(木) 09:21:27.52 ID:dvXmbU7jO
・・・そして、ライブ当日

唯「歌えばシャイニン♪アーフタースクール♪」

間奏♪

紬「う~~、ゆいっ!」

唯「むっぎっ!」

律「みおーぅ」

澪「りーーつ!!」

唯・紬・律・澪「せーーのっ!!!」

唯「えーいえんに♪ルウープするー♪」

梓「(ちょ!?えええ!?)」

197: 2009/12/17(木) 09:41:26.94 ID:dvXmbU7jO
梓「ちょっと!せんぱいたちヒドイじゃないですか!!」

  練習では先輩たちがあたしの名前を呼んで、あたしがそれに返事することになってたじゃないですか!!」

律「わりぃwわりぃw」

梓「わりぃわりぃじゃないですっ!!」

澪「練習では嫌がってたのに、けっこう期待してたんだなw」

律「しかもあずにゃんを自分の名前だと認めちゃってるしw」

唯「ほらほら、あずにゃん!あずにゃん!」

梓「もう、その手には乗らないですっ!あたしは本気で怒ってます!!先輩たちなんかキライですっ!!」

唯「でも、わたしはあずにゃん大好きだよ~」

梓「そんなの知らないです///唯先輩もあたしのことスルーしてヒドイですっ!」

紬「いつも思うけど怒った梓ちゃん可愛いわあ。」

梓「そんなこと言っても無駄ですっ!」

律「ほんとwついついイジメたくなるw」

198: 2009/12/17(木) 09:48:39.38 ID:dvXmbU7jO
唯「いい子、いい子。(抱き)」

梓「ふにゃあああ///・・・ってそうはいかないですっ!!もう帰りますっ!!」

律「あちゃー。ありゃあ相当おこらせちまったな。」

紬「少しやり過ぎましたわねえ。」

澪「おまえ謝ってこいよ律。」

唯「そうだよりっちゃん!謝ってきなよ!」

律「おまえだって共犯だろ!」

唯「エヘヘ~///」

澪「えへへじゃないだろ。律と一緒に追いかけろ!」

律「わーったよ、行けば良いんだろ。唯行くぞ。」

唯「あいあいさー!」

澪「真剣にやれ(-_-#)」

199: 2009/12/17(木) 09:55:23.04 ID:dvXmbU7jO
梓「(せっかく頑張って練習したのに。先輩たちヒドイです。もう2度と部活に行かないです!)」

憂「あれ?梓ちゃん。」

梓「!」

憂「あれ?梓ちゃん泣いてるの?」

梓「な、泣い゙でなんがないんが泣い゙でずよ。」

憂「どうしたの?何があったの?」

梓「なんでもないったら、なんでもないですっ!!放っといて!!」

憂「放ってなんかおけないよ。大切な友達が泣いてるんだもん。(抱き)」

梓「・・・憂ちゃん。ううっうわあああああああん!!」


201: 2009/12/17(木) 10:06:15.81 ID:dvXmbU7jO
・・・憂の部屋にて

憂「そんなことがあったんだ。それは私もヒドイと思う。」

梓「でしょ?あたし本当に頭きて唯先輩たちに怒鳴って部室飛び出したの。」

憂「お姉ちゃんもヒドイなあ。梓ちゃん一生懸命練習したのに。」

梓「唯先輩と律先輩とはしゃべりたくない。いつもあたしを子供扱いしてバカにして。」

コンコン(ドアをノックする音)

唯「憂~、居る~?」

憂「お姉ちゃんちょっと待って!(梓ちゃんわたしのベッドに隠れて!)」

梓「(わかった。)」

憂「お姉ちゃんお待たせ入って良いよ。」

唯「うわあああああああん!!憂~~!!(抱き)」

憂「どうしたの!?お姉ちゃん!?」

203: 2009/12/17(木) 10:41:08.27 ID:dvXmbU7jO
唯「あずにゃんが!!あずにゃんが!!」

憂「落ち着いて!お姉ちゃん!」

唯「あずにゃんが行方不明なのお~(ノ△T)」

憂「とにかく落ち着いてお姉ちゃん。」

唯「わたしたちがあずにゃん怒らせちゃって部室飛び出して行っちゃったの!!」

律「それで謝りに家まで行ったんだけど留守でさあ。」

憂「田井中先輩?」

唯「わたしとりっちゃんのせいであずにゃんが誘拐されちゃったよお~(ノ△T)」

憂「事情を説明してくれないかな(^^;」

唯「うう。あずにゃん練習の時、嫌がってたし、それにあずにゃんはわたしたちだけのあずにゃんだから。うわあああああああん!!」

憂「ほら落ち着いてお姉ちゃん。」

唯「だからりっちゃんと止めようって話になって。ちゃんと説明しようとしたんだけど。」

律「怒った梓が可愛くて、ついついからかっちまったんだよ。理由はちゃんと説明するつもりだったんだぜ?」

梓「(唯先輩・・・あたしのことを思って・・・)」

204: 2009/12/17(木) 10:45:09.27 ID:dvXmbU7jO
唯「どうしよう!わたしのせいであずにゃんが!あずにゃんが!」

律「家に戻ってないからもしかしたらここに居ると思ったのだが。」

唯「うわあああん!あずにゃーーん!!どこなのおおお!!!」

?「にゃあ///」

唯「え?」

?「にゃあ///」

律「ベッドの中に誰か居るのか?」

恥ずかしそうに掛け布団から顔を出す梓

梓「唯先輩・・・に、にゃあ///」

唯「うわあああああああん!!あずにゃあああああああん!!(抱き締め)」

梓「ううう、唯先輩苦しいですよお///」

唯「ごめんねっ!ごめんねっ!あずにゃん!あずにゃん!」

梓「もう良いですよ。あずにゃんは・・・先輩たちだけのあずにゃんですよ///」

唯「あ、あずにゃん・・・大好きいいいい!!(頬擦り)」

205: 2009/12/17(木) 10:57:11.71 ID:dvXmbU7jO
憂「ちょっと、待って。」

かつてないほどの殺気があたりを包む・・・

和やかな雰囲気は一変し憂の殺意のオーラは唯までも震え上がらせた。

憂「梓ちゃん。お姉ちゃんはね。私だけのものなの。だからね・・・」

梓「ちょ、ちょっと待っ」

唯「憂まって!あずにゃんに手を出さないで!!」

律「おいおい急にどうしたんだよ!」

梓「いやああああ!!やめて!!」

憂「お姉ちゃんは私だけのもの!お姉ちゃんは私だけのもの!お姉ちゃんは私だけのもの!お姉ちゃんは私だけのもの!お姉ちゃんは私だけのもの!・・・」

唯「憂ー!やめて!」

梓「ニャオオーーン!!!!!!」


悲惨な光景、終わることの無い悲劇・・・
梓という少女の叫び声は夜空に響き渡るのであった・・・

                                     【 完 】



引用: 唯「ねぇ、あずにゃん……」