225: 2009/12/17(木) 16:39:16.13 ID:dvXmbU7jO

律「はあ?てめえ舐めてんのか?」

聡「違うよ。姉ちゃんは姉ちゃんのままで良いってこと。」

律「なんだよそれwそんなこと言っても何もやらねえぞ。」

聡「別に誉めてるわけじゃないし。」

律「じゃあ何だっていうんだよ。おしとやかなお姉様になろうというのに。」

聡「急に変われるもんじゃねえし、弟の前では普通で良いじゃん。」

律「ダメだ、私生活から正さないと。その~カレシ?が出来た時にボロが出るからな」

聡「姉ちゃんが彼氏とかウケるw」

律「なんだよー。わたしだってもう17だぜ?彼氏の1人や100人居てもおかしくないだろ?」

聡「ちょw1人ならまだしも100人とか無理だしw」
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

226: 2009/12/17(木) 16:44:08.36 ID:dvXmbU7jO
律「あーバカにしたなこのクソガキが!!」

聡「イテテ!やめろってば。」

律「じゃあ、おまえも彼女連れてこいよ。どっちが先に出来るか勝負だぞ!」

聡「プププっ」

律「何だよその気色悪い笑い方は!」

聡「オレは既に彼女いるもんねえ~w」

律「何ー!!そんなのお父さん聞いてないぞ!」

聡「いつから父ちゃんになったんだよw」

228: 2009/12/17(木) 16:48:18.51 ID:dvXmbU7jO
律「これじゃあ勝負にならねえじゃねえかよorz」

聡「へへーん、どんなに努力しても姉ちゃんに彼氏なんてムリムリw」

律「言ったなあー!!あー!!ムカつく!!んじゃあ明日連れてきてやるよ!!」

聡「あははははwww無理に決まってるじゃんwww」

229: 2009/12/17(木) 16:53:37.96 ID:dvXmbU7jO
・・・そして翌日

律「なあ!頼む!この通り!」

澪「イヤだよそんなの。自業自得だろ?」

律「なんだよ親友が困ってんのにさあ~。澪のいじわる~。」

澪「大体おまえは昔から自分で厄介事抱えてはわたしに押しつけて」

律「そこを何とか、おねげえしますだあ~。聡に言い切ってしまったんだよお~。」

澪「大体、わたしが彼氏役なんて無理があるだろ。髪の毛長いしさ。」

律「超ロン毛の彼氏ってことでっ☆」

澪「ふざけんな(-_-#)」

232: 2009/12/17(木) 16:58:53.71 ID:dvXmbU7jO
和「どうしたの?放課後に2人とも。」

澪「律が弟に彼氏見せてやりたいって言うんだよ。」

和「へえー。律って彼氏居たんだ。」

律「なにその意外そうな顔。」

和「いやいや、居るに越したことはないけど。正直意外だなと。」

澪「バッサリw」

律「うおおおお!!」

233: 2009/12/17(木) 17:04:43.91 ID:dvXmbU7jO
和「で?2人で何をもめてたの?彼氏居るなら別に見せれば良いじゃない。」

律「彼氏なんて居ないorz」

和「はあ?」

澪「だからわたしに彼氏の役をやれと馬鹿律がね。わたしも困ってんだよ・・・」

澪・律「あああ!!!」

和「何なに!?え・・・まさか」

律「そのまさかですよ、お代官様ぁ~。ははあ~(土下座)」

和「ちょっと!ちょっと!待って、わたしこれから生徒会なんだけど!?」

律「生徒会とわたしのどっちが大事なのさっ(泣)」

和「生徒会っ!」

澪「バッサリw」

234: 2009/12/17(木) 17:11:43.06 ID:dvXmbU7jO
澪「馬鹿律は言い出したら聞かないから。わたしからも頼む!この通りっ!」

和「ちょっと澪まで?・・・わかったわよ。生徒会へは代理に行ってもらうわ。」

律「(ニヤリ)」

澪「その笑い方はやめろ(-_-#)」

律「和なら髪の毛短いし、声も若干低いし、何より男気が溢れてるからね」

和「やっぱ生徒会に行くわ。」

律「ああ~ん。ちょっと待って待って、優しくて可愛いくて美しい和さま~。」

澪「おまえは一言多いんだよ。」

235: 2009/12/17(木) 17:20:06.97 ID:dvXmbU7jO
学校帰りの途中、男装のための服を買い3人は律の家へ

澪「結局、わたしも付き合うハメに。」

律「まあまあ、仲人って大事でしょ。澪が紹介してくれたとか適当に話合わせてよ。」

澪「はいはい。 しっかし和その服似合ってるなあ。」

和「なんか複雑な気分だな。」

澪「いやいや、誉めてるんだよ。美少年というか、ボーイッシュな格好もカッコイイなあってさ。」

和「まあ確かに私服はスカートあんまり履かないしね。」

律「さあさあ着きましたよ~。あ~、なんか緊張するなあ。」

澪「うまくいくかねえ」

236: 2009/12/17(木) 17:34:31.04 ID:dvXmbU7jO
律「おーい!聡ー!お姉様がただいま帰ったぞー!」

澪「ちょっと律!彼氏の前ではおしとやかにしないとバレるぞ。」

律「あ!いっけねえw」

聡「お、お姉様のお帰りか?ところで彼氏は連れてきたのw」

律「今までお世話になりました。(かしこまって会釈)」

澪「(まだその台詞は早いだろ)・・・やあ、聡くんこんばんは。」

聡「こんばんは。プププ姉ちゃんまさか澪さんが彼氏だって言わないよねえw」

律「まさか、澪はわたしの大親友、そして彼氏はこの人よ。」

澪と律の後ろから男装した和こと「和男(かずお)」が現れる

聡「え?」

和(男)「やあ、聡くん。はじめまして。律さんと付き合ってる和男というものです。(なるべく低い声で)」

聡「う、うそだよ。姉ちゃんにこんなカッコイイ彼氏が居るわけないよ。」

クイクイと肘で澪を小突く律

澪「なんだよ律(小声)」

律「話合わせるって約束だろ?(小声)」

237: 2009/12/17(木) 17:40:55.38 ID:dvXmbU7jO
澪「ああ!和男はわたしの友達でね。紹介したら付き合うことになったんだよ。(ごめんね聡くん)」

和(男)「一目惚れといいますか、律さんの人柄が気に入りましてね。」

律「そうそう、わたしのおおらかな性格と美貌に惚れちまったんだよなあ。」

澪「調子に乗るなって言ってんだろ馬鹿律!(小声)」

律「わりぃ、わりぃw優越感に浸りたくてな(小声)」

238: 2009/12/17(木) 17:48:26.81 ID:dvXmbU7jO
律「ほらほら、和男さん上がって上がって。聡、お茶の準備お願いね。」

聡「わ、わかったよ・・・」

律「なんだあ?w聡いつもの元気はどうしたあw姉ちゃんが彼氏連れてきたの悔しかったwそれとも和男さんの前で緊張してんのか?」

聡「ちげえよ!!!うるせえよ馬鹿!!」

律「あははwこんな馬鹿な弟ですみません和男さんw」

和(男)「いえいえ、元気があってなによりです。男の子はこれくらいじゃないと(何言ってんだわたし)」

律「だってよーw和男さんに気に入られて良かったなあw」

239: 2009/12/17(木) 17:58:08.03 ID:dvXmbU7jO
お茶の準備に行った聡、3人は2階の律の部屋へ

澪「もう良いだろ律。聡くん可哀想だろう。」

和(男)「そうだよ。もう良いでしょ。」

律「だめだめ、折角の機会なんだし和男さんを利用して姉の威厳をビシッと見せつけてやんねえと。」

澪「わたしはもう疲れたよ。聡くんに謝ってくる。」

律「待て待て、ここでバレちまったら意味ねえだろ?何のためにわたしが全財産使って和に服を買ったんだよ。なあ~頼むよ。もう少しだけ。な!?」

澪「わたしたちまで悪者になるんだぞ。聡くんのわたしに対するイメージがさあ。」

律「あれれ?もしかして澪、うちの聡狙ってんの?」

澪「んなわきゃねえだろ!!!」

241: 2009/12/17(木) 18:12:35.43 ID:dvXmbU7jO
ガチャ(ドアの音)律の部屋にお茶とお菓子を持ってきた聡

聡「おまたせ。」

律「おせえぞ聡。和男さん待たせてんじゃねえよ。」

聡「・・・ごめん。」

律「なんだよ調子狂うなあ。」

急に正座で姿勢を正す聡

聡「和男さん!!」

和(男)「は、はい!?」

聡「姉ちゃんをどうかよろしくお願いしますっ!!」

律「・・・聡。」

聡「姉ちゃんは乱暴で適当でぶっきらぼうで馬鹿でしょうがないやつだけど」

聡「でも!でも!いざという時はすごく頼りになって優しくて本当は女らしいとこがあるんです。」

律「・・・。」

聡「だから姉ちゃんを大事に!幸せにしてやってください!!(深々と頭を下げる)」
和(男)「いやです。」

澪「(バッサリw)・・・ってえええええ!!!!!」

242: 2009/12/17(木) 18:29:11.58 ID:dvXmbU7jO
聡「え?ど、どういうこと?」

和(男)「いやって言ったらいやだよ。」
聡「なんでだよ!!ふざけんなっ!!姉ちゃんのどこが気に入らないんだよ!!」

和(男)「お姉ちゃんのために慣れない包丁使って指怪我しちゃって」

聡「・・・。( 指を隠す聡)」

和(男)「初対面の人に頭下げてお姉ちゃんをお願いしますだなんて」

律「・・・。」

和(男)「こんなにもお姉ちゃんの為に一生懸命になる弟が居るなんて幸せね。律。」

聡「オレのことなんかどうでも良いだろ?何なんだよ和男さん!!」

澪「・・・自分から言えよ律。」

律「うううう、ひっく、えううう(泣くのをこらえる)」

聡「てめえ!!ゆるさねえぞ!!姉ちゃん泣かしやがって!!」

244: 2009/12/17(木) 18:39:20.46 ID:dvXmbU7jO
和(男)「・・・。」

聡「おい!何とか言えよ!!」

和に殴りかかろうとする聡

律「ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!(聡にしがみつく律)」

聡「離せよ姉ちゃん!!なんで姉ちゃんが謝るんだよ!!!」

律「ごめん。本当にごめん聡。」

澪「(はあ~と溜め息)あのね。聡くん。」

律「待って、澪。わた、しから、ちゃん、と、説明するかりゃ(涙をこらえきれない)」

律「和男さんっていうのは本当はわたしたちの友達なの。女なの。」

和「ごめんね、聡くん。(頭を下げる)」

澪「聡くん、だましてごめん。(頭を下げる)」

聡「え?」

律「のどかは澪のクラスメートでわたしが無理矢理頼んだんだ。聡に彼氏連れてきてやるって言い切ったから。」

聡「何だよ、それ」

246: 2009/12/17(木) 18:50:49.29 ID:dvXmbU7jO
律「聡・・・本当にごめん。」

聡「わかったよ許してやるよ。だから泣かないでくれ姉ちゃん。みっともないだろ?」

律「ほんとにほんとにごめんな聡。」

聡「だから良いってばwもう良いよ。のどかさんに怒鳴ったオレが馬鹿みたいじゃないかw澪さんも和さんも顔上げてよw」

律「ありがと。・・・聡。」

和「本当に良い弟で羨ましいなあ。」

澪「聡くんの意外な面が見えたな。こんなダメ姉貴が居たら速攻殴ってるわw」

247: 2009/12/17(木) 19:01:42.17 ID:dvXmbU7jO
律「そんなこと言って良いのかなあ?澪。うちの弟が黙っちゃいねえぞ!!」

澪・聡・和「調子に乗るな!!(-_-#)」

律「あははははwww」

聡「でも良かった。」

律「何が?・・・あれれ?もしかして和男さんにヤキモチ焼いてたとか?」

聡「はああ?ちがうし!!///」

律「お姉ちゃん取られると思ってヤキモチ焼いてたんだろ~w」

澪「だからおまえは一言も二言も多いっての!!」

律「聡・・・馬鹿な弟だなんて言ってごめんな。」

聡「別に気にしてないし、良いよ。いつものことだろ?きもちわりぃし。」

律「それから指、見せてみろよ。」

聡「なんだよ。良いよこんなの大したことないし。」

律「大事な弟が怪我したんだぞ。お姉ちゃんが放っておけるかよ。絆創膏取ってくるわ」

251: 2009/12/17(木) 19:13:34.96 ID:dvXmbU7jO
和「一件落着かな?さて、わたしたちは帰りますか。」

澪「律に散々振り回されたね。」

律「弟の姉を思う感動のドラマ!が見れて良かったじゃないか!」

澪「おまえ全然懲りてないなあ。いい加減、本気で怒るぞ(-_-#)」

律「あああ、ごめんごめん。澪、和、この埋め合わせはいつか必ずするから。」
澪「駅前のパフェ1年ぶんな。」

和「わたしはまた服買ってもらおうかな。」
律「そういえば、和男さんの服買ってお金が無いんだったorz」

澪「冗談だよ、冗談だよw」

和「ふふふ。じゃあね律。」

律「うん、ありがと。」

聡「ばいばい。澪さん和さん。姉ちゃんには、よーく説教しておきますのでw」

澪「頼んだよw」

254: 2009/12/17(木) 19:39:56.39 ID:dvXmbU7jO
澪と和が帰った後・・・

律「いやあ~、なんかカッコ悪いなあわたし。」

聡「あのさ、姉ちゃん。」

律「ああ聞きたくない!聞きたくない!お説教なら寝てるときにしてくれ。」

聡「姉ちゃんは寝たらなかなか起きないじゃないかよwって違う違う!そんな話じゃないよ。」

律「なんだよ。なんの話?」

聡「実はさ、オレもウソついてたw彼女居るなんてウソw」

律「・・・わかってたよ。」

聡「え?」

律「おまえ昔から嘘つくとき右上を見るだろ?その癖で嘘ついてるか分かるんだよ。」


255: 2009/12/17(木) 19:46:04.58 ID:dvXmbU7jO
聡「え?オレにそんな癖があったのか。」

律「へへーん!お姉ちゃんは全てお見通しだあ!(ビシッ)聡の嘘なんかすぐわかるさ。」

聡「やっぱ姉ちゃんには敵わないな。オレは姉ちゃんのウソが分からなかったし。」

律「ちがうよ。姉ちゃんの負け。あんたにすっかり泣かされちゃったもんなあ。」

聡「それは関係ないよ。」

律「・・・聡って昔から優しいよな。先に恋人が出来るとすれば聡だろうな。」

聡「ないないwダメな馬鹿姉貴放っておけるかよw」

律「こいつぅ!w」

聡「イテテ!やめろ姉ちゃん!!」


経緯はどうあれ姉弟の絆を深めた律と聡
仲の良い姉弟の声は冬の夜空に響き渡るのでした。

                          【完  】

引用: 唯「ねぇ、あずにゃん……」