1: 2017/06/07(水) 20:55:18.314 ID:Wj6Wq7Jn0.net
ガヴの家
ピンポーン
サターニャ「ガヴリールっ! いる!? 開けなさい!!」
ガチャ
ガヴ「ふんっ」バン
サターニャ「うっ」ドン
ガヴ「私はな、今寝不足で機嫌が悪いんだ。こんな時に訪ねてくるな」
サターニャ「痛いじゃないの……」
ガヴ「こんな時に訪ねてくるサターニャが悪いんだ」
サターニャ「だからって……うっ……」
ガヴ「サターニャ、どうかしたか?」
サターニャ「うおぇえ!」ピチャピチャ
ガヴ「サターニャ!?」
サターニャ「あれ? 何で私血なんか吐いてるんだろう?」
ガヴ「救急車だ! 救急車を呼ぶからちょっと待ってろ!!!」
ピンポーン
サターニャ「ガヴリールっ! いる!? 開けなさい!!」
ガチャ
ガヴ「ふんっ」バン
サターニャ「うっ」ドン
ガヴ「私はな、今寝不足で機嫌が悪いんだ。こんな時に訪ねてくるな」
サターニャ「痛いじゃないの……」
ガヴ「こんな時に訪ねてくるサターニャが悪いんだ」
サターニャ「だからって……うっ……」
ガヴ「サターニャ、どうかしたか?」
サターニャ「うおぇえ!」ピチャピチャ
ガヴ「サターニャ!?」
サターニャ「あれ? 何で私血なんか吐いてるんだろう?」
ガヴ「救急車だ! 救急車を呼ぶからちょっと待ってろ!!!」
4: 2017/06/07(水) 20:57:44.924 ID:Wj6Wq7Jn0.net
病院
ラフィ「内臓が傷ついていたらしいです」
ヴィーネ「ガヴ! なんでサターニャを蹴ったりしたの!!」
ガヴ「ごめん……ごめんよサターニャ……」ポロポロ
サターニャ「ヴィネット……ガヴリールをそんなに怒らないであげて。私は大丈夫だから」
ヴィーネ「サターニャ……。分かったわ。ガヴも反省してるし」
ガヴ「サターニャ……サターニャ……」ポロポロ
サターニャ「泣くなんてガヴリールらしくないわよ。私は大丈夫だから泣き止んで」
ガヴ「そんな……サターニャ……」ポロポロ
ラフィ「内臓が傷ついていたらしいです」
ヴィーネ「ガヴ! なんでサターニャを蹴ったりしたの!!」
ガヴ「ごめん……ごめんよサターニャ……」ポロポロ
サターニャ「ヴィネット……ガヴリールをそんなに怒らないであげて。私は大丈夫だから」
ヴィーネ「サターニャ……。分かったわ。ガヴも反省してるし」
ガヴ「サターニャ……サターニャ……」ポロポロ
サターニャ「泣くなんてガヴリールらしくないわよ。私は大丈夫だから泣き止んで」
ガヴ「そんな……サターニャ……」ポロポロ
9: 2017/06/07(水) 21:01:09.840 ID:Wj6Wq7Jn0.net
翌日
サターニャ「お腹痛いよ……うぅぅぅ」
ラフィ「内臓が傷ついたのが原因で腹膜炎になってしまったらしいですよ」
ガヴ「サターニャァ……」ポロポロ
サターニャ「ガヴリール、そんなに悲しまないで。病気の私より元気ないじゃないの。うぅぅ」
ラフィ「サターニャさん、病気が治るまでずっといてあげますからね」
ヴィーネ「サターニャ、ずっと手を握ってて上げるわ」
ガヴ「私も手握るぅ……」ポロポロ
サターニャ「うぅぅ……。また寝不足になるわよ……」
ガヴ「うわあぁぁん!! サターニャああああぁぁぁあぁ!!!!!」ボロボロ
ヴィーネ「ガヴ! うるさいわよっ!!!」
ラフィ「静かにして下さいっ!!!」
サターニャ「いいのよ……。静かなのよりうるさい方が嬉しいわ」
ガヴ「うわあぁぁん!! サターニャああああぁぁぁあぁ!!!!!」ボロボロ
ラフィ「だからと言ってうるさすぎませんか」
ヴィーネ「でも、サターニャがいいって言うんだし」
ガヴ「うわあぁぁん!!」ボロボロ
サターニャ「お腹痛いよ……うぅぅぅ」
ラフィ「内臓が傷ついたのが原因で腹膜炎になってしまったらしいですよ」
ガヴ「サターニャァ……」ポロポロ
サターニャ「ガヴリール、そんなに悲しまないで。病気の私より元気ないじゃないの。うぅぅ」
ラフィ「サターニャさん、病気が治るまでずっといてあげますからね」
ヴィーネ「サターニャ、ずっと手を握ってて上げるわ」
ガヴ「私も手握るぅ……」ポロポロ
サターニャ「うぅぅ……。また寝不足になるわよ……」
ガヴ「うわあぁぁん!! サターニャああああぁぁぁあぁ!!!!!」ボロボロ
ヴィーネ「ガヴ! うるさいわよっ!!!」
ラフィ「静かにして下さいっ!!!」
サターニャ「いいのよ……。静かなのよりうるさい方が嬉しいわ」
ガヴ「うわあぁぁん!! サターニャああああぁぁぁあぁ!!!!!」ボロボロ
ラフィ「だからと言ってうるさすぎませんか」
ヴィーネ「でも、サターニャがいいって言うんだし」
ガヴ「うわあぁぁん!!」ボロボロ
11: 2017/06/07(水) 21:03:12.824 ID:Wj6Wq7Jn0.net
一週間後 学校
サターニャ「私復活っ!!」
ヴィーネ「早く治って良かったわね」
ラフィ「お医者さんもサターニャさんの回復力にはびっくりしていましたよ」
ガヴ「……。あの……何と言っていいか……」
サターニャ「だからいいのよ。治ったんだからいいじゃない」
ガヴ「いいや、駄目だ。せめてもの罪滅ぼしだ。気が済むまで私を殴ってくれっ!!」
サターニャ「そんな。私別に怒ってないし、いいわよ」
ガヴ「いいや殴ってくれ! そうじゃないと私の気が済まないんだっ!!」
ラフィ「ガヴちゃん! そんな事言っては駄目ですよっ!!」
ヴィーネ「サターニャが迷惑してるじゃない」
サターニャ「そう? なら行くわよ」
ヴィーネ「サターニャ! 本気なの?」
ガヴ「来いっ!!」
サターニャ「私復活っ!!」
ヴィーネ「早く治って良かったわね」
ラフィ「お医者さんもサターニャさんの回復力にはびっくりしていましたよ」
ガヴ「……。あの……何と言っていいか……」
サターニャ「だからいいのよ。治ったんだからいいじゃない」
ガヴ「いいや、駄目だ。せめてもの罪滅ぼしだ。気が済むまで私を殴ってくれっ!!」
サターニャ「そんな。私別に怒ってないし、いいわよ」
ガヴ「いいや殴ってくれ! そうじゃないと私の気が済まないんだっ!!」
ラフィ「ガヴちゃん! そんな事言っては駄目ですよっ!!」
ヴィーネ「サターニャが迷惑してるじゃない」
サターニャ「そう? なら行くわよ」
ヴィーネ「サターニャ! 本気なの?」
ガヴ「来いっ!!」
13: 2017/06/07(水) 21:04:32.142 ID:Wj6Wq7Jn0.net
サターニャ「えいっ!」ペタ
ガヴ「え?」
サターニャ「殴ったわ。これでいいでしょ」
ガヴ「いいわけないだろ……。サターニャ、私はどうしたらいいんだ」
サターニャ「だからいいって」
ガヴ「そうだ、サターニャって下僕が欲しかっただろ。私がなってやるよ!」
サターニャ「そんなのいらないわよ……」
ガヴ「いいや絶対になるっ!!」
サターニャ「そこまで言うなら……。そうだ! 抱き枕がほしかったのよ!! ガヴリール抱き枕になって」
ガヴ「抱き枕だな、分かったっ!!」
ラフィ「ちょっと面白い展開になってきたのでいつもみたいに楽しみたいのですが」
ヴィーネ「ガヴ、ちょっと冷静になった方がいいんじゃない?」
ガヴ「いいや! 絶対に抱き枕になるんだ!!」
ガヴ「え?」
サターニャ「殴ったわ。これでいいでしょ」
ガヴ「いいわけないだろ……。サターニャ、私はどうしたらいいんだ」
サターニャ「だからいいって」
ガヴ「そうだ、サターニャって下僕が欲しかっただろ。私がなってやるよ!」
サターニャ「そんなのいらないわよ……」
ガヴ「いいや絶対になるっ!!」
サターニャ「そこまで言うなら……。そうだ! 抱き枕がほしかったのよ!! ガヴリール抱き枕になって」
ガヴ「抱き枕だな、分かったっ!!」
ラフィ「ちょっと面白い展開になってきたのでいつもみたいに楽しみたいのですが」
ヴィーネ「ガヴ、ちょっと冷静になった方がいいんじゃない?」
ガヴ「いいや! 絶対に抱き枕になるんだ!!」
16: 2017/06/07(水) 21:06:11.372 ID:Wj6Wq7Jn0.net
放課後 サターニャの家
サターニャ「ガヴリールは夜だけ来ればいいから。でも不審者には気を付けて来る時はちゃんと飛んでくるのよ」
ガヴ「いいや! サターニャの周りの世話をするんだ!! 家事も抱き枕も私に任せてくれ!!」
サターニャ「そこまで頼んでないわよ。ガヴリールは私が寝るまで家でゆっくりしてなさい。ネットゲームもしたいんでしょ」
ガヴ「パソコンはサターニャへの罪滅ぼしとして壊したんだ!! サターニャ、私にお世話をさせてくれ!!」
サターニャ「いらないって言ってるでしょ!! 私の言う事が聞けないのっ!?」
ガヴ「サターニャ…………。分かった、贖罪は抱き枕だけにするよ」
サターニャ「あと、ゲームもしなさいよ。私のために無理なんてしなくて良いから」
ガヴ「サターニャ…………。私のためにそんな事を言ってくれるなんて……なんて優しいんだ」
サターニャ「ほら、帰りなさい。寝る時は電話するわ」
サターニャ「ガヴリールは夜だけ来ればいいから。でも不審者には気を付けて来る時はちゃんと飛んでくるのよ」
ガヴ「いいや! サターニャの周りの世話をするんだ!! 家事も抱き枕も私に任せてくれ!!」
サターニャ「そこまで頼んでないわよ。ガヴリールは私が寝るまで家でゆっくりしてなさい。ネットゲームもしたいんでしょ」
ガヴ「パソコンはサターニャへの罪滅ぼしとして壊したんだ!! サターニャ、私にお世話をさせてくれ!!」
サターニャ「いらないって言ってるでしょ!! 私の言う事が聞けないのっ!?」
ガヴ「サターニャ…………。分かった、贖罪は抱き枕だけにするよ」
サターニャ「あと、ゲームもしなさいよ。私のために無理なんてしなくて良いから」
ガヴ「サターニャ…………。私のためにそんな事を言ってくれるなんて……なんて優しいんだ」
サターニャ「ほら、帰りなさい。寝る時は電話するわ」
17: 2017/06/07(水) 21:08:10.148 ID:Wj6Wq7Jn0.net
夜 サターニャの家
ガヴ「サターニャ、来たぞ」
サターニャ「ほら、寝るから隣に寝なさい」
ガヴ「抱いてくれ」
サターニャ「分かったからそんなに固くならないで。抱きにくいでしょ」
ガヴ「分かった」スゥ
サターニャ「そうよ。おやすみなさい、ガヴリール」ギュウ
ガヴ「おやすみ、サターニャ」
サターニャ「おやすみ」
ガヴ「サターニャ、来たぞ」
サターニャ「ほら、寝るから隣に寝なさい」
ガヴ「抱いてくれ」
サターニャ「分かったからそんなに固くならないで。抱きにくいでしょ」
ガヴ「分かった」スゥ
サターニャ「そうよ。おやすみなさい、ガヴリール」ギュウ
ガヴ「おやすみ、サターニャ」
サターニャ「おやすみ」
18: 2017/06/07(水) 21:09:43.384 ID:Wj6Wq7Jn0.net
深夜
ガヴ「うわあぁぁん!! サターニャあああああぁぁぁぁ!!!!!」ボロボロ
サターニャ「どうしたのよ、ガヴリール!!! 夜泣き?」
ガヴ「うわあぁぁ!! サターニャがあああぁぁぁぁ!!!!!」ボロボロ
サターニャ「私はここにいるわよ。落ち着きなさい」ギュウ
ガヴ「サターニャ……。良かった。zzz」
サターニャ「寝たわね。ふぁあ~~あ。私も寝よ」
ガヴ「うわあぁぁん!! サターニャあああああぁぁぁぁ!!!!!」ボロボロ
サターニャ「どうしたのよ、ガヴリール!!! 夜泣き?」
ガヴ「うわあぁぁ!! サターニャがあああぁぁぁぁ!!!!!」ボロボロ
サターニャ「私はここにいるわよ。落ち着きなさい」ギュウ
ガヴ「サターニャ……。良かった。zzz」
サターニャ「寝たわね。ふぁあ~~あ。私も寝よ」
19: 2017/06/07(水) 21:11:44.641 ID:Wj6Wq7Jn0.net
朝
サターニャ「おねしょしちゃったの?」
ガヴ「サターニャに迷惑かけてばっかりだな……。私は生きてる価値なんてない」
サターニャ「そんな事言わないのっ。布団は私が干すからガヴリールはズボンとパンツ取り換えてきなさい」
ガヴ「取り換えたくない。このままでいい」
サターニャ「ガヴリール、あなたの仕事は?」
ガヴ「サターニャの抱き枕」
サターニャ「抱いてあげるから来なさい」
ガヴ「はい」
サターニャ「抱っこしながら着替えさせてあげるからね」ギュウ
ガヴ「え……?」
サターニャ「それならガヴリールも着替えられるでしょ?」
ガヴ「うん」
サターニャ「おねしょしちゃったの?」
ガヴ「サターニャに迷惑かけてばっかりだな……。私は生きてる価値なんてない」
サターニャ「そんな事言わないのっ。布団は私が干すからガヴリールはズボンとパンツ取り換えてきなさい」
ガヴ「取り換えたくない。このままでいい」
サターニャ「ガヴリール、あなたの仕事は?」
ガヴ「サターニャの抱き枕」
サターニャ「抱いてあげるから来なさい」
ガヴ「はい」
サターニャ「抱っこしながら着替えさせてあげるからね」ギュウ
ガヴ「え……?」
サターニャ「それならガヴリールも着替えられるでしょ?」
ガヴ「うん」
21: 2017/06/07(水) 21:14:00.123 ID:Wj6Wq7Jn0.net
サターニャ「カレー作ったけど辛口食べれる? 生卵入れてあげようか?」
ガヴ「食欲ない。いらない」
サターニャ「ちゃんと食べなきゃ駄目よ。少しでいいから食べなさい」
ガヴ「食欲ない」
サターニャ「……。抱っこしてあげるから来て」
ガヴ「はい」
サターニャ「抱っこしてあげながら食べさせてあげるわ」ギュウ
ガヴ「うん」
サターニャ「あーん」
ガヴ「あーん」モグモグ
サターニャ「おいしい?」
ガヴ「おいしい」
ガヴ「食欲ない。いらない」
サターニャ「ちゃんと食べなきゃ駄目よ。少しでいいから食べなさい」
ガヴ「食欲ない」
サターニャ「……。抱っこしてあげるから来て」
ガヴ「はい」
サターニャ「抱っこしてあげながら食べさせてあげるわ」ギュウ
ガヴ「うん」
サターニャ「あーん」
ガヴ「あーん」モグモグ
サターニャ「おいしい?」
ガヴ「おいしい」
23: 2017/06/07(水) 21:16:37.439 ID:Wj6Wq7Jn0.net
サターニャ「学校行くわよ。準備しなさい」
ガヴ「学校行きたくない」
サターニャ「ねぇ、私はお腹殴られたことも、それが原因でお腹が痛くなった事も、夜泣きされたことも、おねしょされた事も怒ってないし、気にしてもないの。落ち込まなくていいのよ」
ガヴ「……」
サターニャ「抱っこしながら学校行くわよ」ギュウ
ガヴ「うん」
ガヴ「学校行きたくない」
サターニャ「ねぇ、私はお腹殴られたことも、それが原因でお腹が痛くなった事も、夜泣きされたことも、おねしょされた事も怒ってないし、気にしてもないの。落ち込まなくていいのよ」
ガヴ「……」
サターニャ「抱っこしながら学校行くわよ」ギュウ
ガヴ「うん」
24: 2017/06/07(水) 21:18:42.967 ID:Wj6Wq7Jn0.net
学校
タプリス「天真先輩っ! 抱っこ登校とは……。噂には聞いてましたが、胡桃沢先輩とそんな仲に!?」
ガヴ「サターニャと仲良くなる資格なんて私にはないよ」
ヴィーネ「ガヴ、もっと元気出しなさい」
ラフィ「昨日より元気ないですね」
サターニャ「理由は聞かないであげて。あと、ガヴリールとはしばらく住むことにしたわ」
ガヴ「いいよ。サターニャは私と住みたくなんてないんだろ」
サターニャ「なんか……ガヴリールと離れるとどっか私達の行けないような遠い所に行っちゃいそうで怖いのよ」
タプリス「胡桃沢先輩達が行けないような所って……天界とかですか?」
サターニャ「まぁ、中らずとも遠からずね」
タプリス「天真先輩っ! 抱っこ登校とは……。噂には聞いてましたが、胡桃沢先輩とそんな仲に!?」
ガヴ「サターニャと仲良くなる資格なんて私にはないよ」
ヴィーネ「ガヴ、もっと元気出しなさい」
ラフィ「昨日より元気ないですね」
サターニャ「理由は聞かないであげて。あと、ガヴリールとはしばらく住むことにしたわ」
ガヴ「いいよ。サターニャは私と住みたくなんてないんだろ」
サターニャ「なんか……ガヴリールと離れるとどっか私達の行けないような遠い所に行っちゃいそうで怖いのよ」
タプリス「胡桃沢先輩達が行けないような所って……天界とかですか?」
サターニャ「まぁ、中らずとも遠からずね」
25: 2017/06/07(水) 21:20:43.295 ID:Wj6Wq7Jn0.net
翌朝 サターニャの家
サターニャ「一人で食べられる?」
ガヴ「食欲ない。いらない」
サターニャ「また抱っこしながら食べさせてあげるわね」
ガヴ「うん」
サターニャ「よいしょ」ギュウ
ガヴ「……」
サターニャ「あーんして」
ガヴ「あーん」モグモグ
サターニャ「美味しい?」
ガヴ「おいしい。なぁ、サターニャ」
サターニャ「なに?」
ガヴ「サターニャは悪魔なのにどうしてこんなに親切にしてくれるんだ?」
サターニャ「んーー? 分かんない。でも今のガヴリールってほっとけないから、かしら?」
ガヴ「私はサターニャにも酷い事したんだ。サターニャも酷い事していいんだぞ」
サターニャ「元気のないガヴリールに勝負とか挑んでも仕方がないでしょ。まぁ、だから……私のために早く元気になって」
ガヴ「それは無理」
サターニャ「一人で食べられる?」
ガヴ「食欲ない。いらない」
サターニャ「また抱っこしながら食べさせてあげるわね」
ガヴ「うん」
サターニャ「よいしょ」ギュウ
ガヴ「……」
サターニャ「あーんして」
ガヴ「あーん」モグモグ
サターニャ「美味しい?」
ガヴ「おいしい。なぁ、サターニャ」
サターニャ「なに?」
ガヴ「サターニャは悪魔なのにどうしてこんなに親切にしてくれるんだ?」
サターニャ「んーー? 分かんない。でも今のガヴリールってほっとけないから、かしら?」
ガヴ「私はサターニャにも酷い事したんだ。サターニャも酷い事していいんだぞ」
サターニャ「元気のないガヴリールに勝負とか挑んでも仕方がないでしょ。まぁ、だから……私のために早く元気になって」
ガヴ「それは無理」
26: 2017/06/07(水) 21:22:22.983 ID:Wj6Wq7Jn0.net
夜
サターニャ「寝るわよ、来なさい」
ガヴ「はい」
サターニャ「もっと元気出しなさいよ。なんか抱き心地が悪いわ」
ガヴ「それは無理」
サターニャ「寝るわよ、来なさい」
ガヴ「はい」
サターニャ「もっと元気出しなさいよ。なんか抱き心地が悪いわ」
ガヴ「それは無理」
27: 2017/06/07(水) 21:24:09.205 ID:Wj6Wq7Jn0.net
数十分後
サターニャ「眠れないの?」
ガヴ「サターニャに迷惑かけるから私は寝ないことにしたんだ」
サターニャ「そんな事したら氏んじゃうわよ」
ガヴ「氏んだっていいんだ。もう夜泣きもおねしょもしない」
サターニャ「寝不足になっちゃうわ」
ガヴ「うっ……。ううぅ……」ポロポロ
サターニャ「え?」
ガヴ「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!! サターニャあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」ボロボロ
サターニャ「私はここにいるから。ほら、安心しなさい」
ガヴ「サターニャああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロ
サターニャ「よしよし(ガヴリールに寝不足は禁句ね)」ナデナデ
サターニャ「眠れないの?」
ガヴ「サターニャに迷惑かけるから私は寝ないことにしたんだ」
サターニャ「そんな事したら氏んじゃうわよ」
ガヴ「氏んだっていいんだ。もう夜泣きもおねしょもしない」
サターニャ「寝不足になっちゃうわ」
ガヴ「うっ……。ううぅ……」ポロポロ
サターニャ「え?」
ガヴ「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!! サターニャあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」ボロボロ
サターニャ「私はここにいるから。ほら、安心しなさい」
ガヴ「サターニャああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロ
サターニャ「よしよし(ガヴリールに寝不足は禁句ね)」ナデナデ
28: 2017/06/07(水) 21:26:11.104 ID:Wj6Wq7Jn0.net
深夜
ガヴ「サターニャああああああぁぁぁぁぁ!!!!」ボロボロ
サターニャ「夜泣きね。よしよし、大丈夫、大丈夫」ナデナデ
ガヴ「うぅっ……えうっ……」ボロボロ
サターニャ「私は元気よ」ギュウ
ガヴ「あう……」
ガヴ「サターニャああああああぁぁぁぁぁ!!!!」ボロボロ
サターニャ「夜泣きね。よしよし、大丈夫、大丈夫」ナデナデ
ガヴ「うぅっ……えうっ……」ボロボロ
サターニャ「私は元気よ」ギュウ
ガヴ「あう……」
29: 2017/06/07(水) 21:28:50.117 ID:Wj6Wq7Jn0.net
朝
サターニャ「抱っこしてあげるから来なさい」
ガヴ「私は最低だ。生きてる価値なんてない」
サターニャ「いいから来なさい」
ガヴ「二日連続で夜泣きしておねしょした最低な私を抱っこしてくれるのか?」
サターニャ「当然でしょ。ほら、また昨日みたいに抱っこしながら着替えさせてあげるわ」
ガヴ「そんな……」
サターニャ「その後は抱っこしながらご飯を食べて、抱っこしながら登校するのよ」
ガヴ「サターニャ……。」
サターニャ「行きたくないって言っても無理やり連れて行くからね」
ガヴ「サターニャ……ありがとう……。ありがとう……」ポロポロ
サターニャ「ガヴリール」ギュウ
サターニャ「抱っこしてあげるから来なさい」
ガヴ「私は最低だ。生きてる価値なんてない」
サターニャ「いいから来なさい」
ガヴ「二日連続で夜泣きしておねしょした最低な私を抱っこしてくれるのか?」
サターニャ「当然でしょ。ほら、また昨日みたいに抱っこしながら着替えさせてあげるわ」
ガヴ「そんな……」
サターニャ「その後は抱っこしながらご飯を食べて、抱っこしながら登校するのよ」
ガヴ「サターニャ……。」
サターニャ「行きたくないって言っても無理やり連れて行くからね」
ガヴ「サターニャ……ありがとう……。ありがとう……」ポロポロ
サターニャ「ガヴリール」ギュウ
30: 2017/06/07(水) 21:30:50.294 ID:Wj6Wq7Jn0.net
ガヴ「それから私はサターニャの暖かい愛に包まれて、少しずつ元気を取り戻していった。そしていつしか私はサターニャに特別な思いを抱き始めた」
ガヴ「そんなある日」
ガヴ「そんなある日」
32: 2017/06/07(水) 21:33:27.206 ID:Wj6Wq7Jn0.net
サターニャ「ガヴリールっ! ようやく元気を取り戻したわね!! そんなあんたに最後の試練よ!!」
ガヴ「なんだ?」
サターニャ「私を殴りなさい!!」
ガヴ「そんな……どうして……」
サターニャ「どうしても何も昔のガヴリールに戻ってもらうに決まってるでしょ!」
ガヴ「でも……」
サターニャ「これはね、ガヴリールが私を信頼しているのかを確かめるためでもあるのよ。あの日から私は鍛えたの!! 私を信頼してるなら殴りに来なさい!」
ガヴ「本当にいいのか?」
サターニャ「来い!」
ガヴ「信じてるぞ、サターニャ!! ふんっ」バン
サターニャ「うっ」ドン
ガヴ「大丈夫か、サターニャ!!」
サターニャ「平気よ!!」
ガヴ「良かったぁ」
サターニャ「私が丈夫なのは分かった?」
ガヴ「分かったよ。分かったから、もう殴らせるのはもう勘弁してくれ。私の心臓に悪い」
サターニャ「分かったわ……。もうそろそろ寝る時間ね」
ガヴ「抱いてくれ」
サターニャ「おやすみ、ガヴリール」ギュウ
ガヴ「おやすみ」
サターニャ「zzz」
ガヴ「なんだ?」
サターニャ「私を殴りなさい!!」
ガヴ「そんな……どうして……」
サターニャ「どうしても何も昔のガヴリールに戻ってもらうに決まってるでしょ!」
ガヴ「でも……」
サターニャ「これはね、ガヴリールが私を信頼しているのかを確かめるためでもあるのよ。あの日から私は鍛えたの!! 私を信頼してるなら殴りに来なさい!」
ガヴ「本当にいいのか?」
サターニャ「来い!」
ガヴ「信じてるぞ、サターニャ!! ふんっ」バン
サターニャ「うっ」ドン
ガヴ「大丈夫か、サターニャ!!」
サターニャ「平気よ!!」
ガヴ「良かったぁ」
サターニャ「私が丈夫なのは分かった?」
ガヴ「分かったよ。分かったから、もう殴らせるのはもう勘弁してくれ。私の心臓に悪い」
サターニャ「分かったわ……。もうそろそろ寝る時間ね」
ガヴ「抱いてくれ」
サターニャ「おやすみ、ガヴリール」ギュウ
ガヴ「おやすみ」
サターニャ「zzz」
33: 2017/06/07(水) 21:35:17.058 ID:Wj6Wq7Jn0.net
ガヴ「すぐ寝たな」
ガヴ「……」
ガヴ「前から思ってたけど、サターニャって結構胸あるよな……」
サターニャ「zzz」
ガヴ「柔らかそう」
モニュ
サターニャ「んにゃむにゃぬにゃ……。zzz」
ガヴ「柔らかい」
モニュモニュ
サターニャ「んんん……。zzz」
ガヴ「服脱がして直接触ってみようかな……。って、私は何しにサターニャの家に来たんだよ。これじゃあただの変態じゃないか」
サターニャ「zzz」
ガヴ「サターニャ……///」
ガヴ「……」
ガヴ「前から思ってたけど、サターニャって結構胸あるよな……」
サターニャ「zzz」
ガヴ「柔らかそう」
モニュ
サターニャ「んにゃむにゃぬにゃ……。zzz」
ガヴ「柔らかい」
モニュモニュ
サターニャ「んんん……。zzz」
ガヴ「服脱がして直接触ってみようかな……。って、私は何しにサターニャの家に来たんだよ。これじゃあただの変態じゃないか」
サターニャ「zzz」
ガヴ「サターニャ……///」
34: 2017/06/07(水) 21:39:07.683 ID:Wj6Wq7Jn0.net
ガヴ「あ、あの! これ受け取ってくれ!!」
サターニャ「受け取れないわ」
ガヴ「これは給料三ヶ月分の婚約…………。え?」
サターニャ「嫌よ。受け取れないわ」
ガヴ「婚約は言い過ぎた。確かに段取りは間違えたのかもしれない。でも……」
サターニャ「え、何言ってるの? だって今日はガヴリールの誕生日でしょ。私がプレゼント渡すのよ!」
ガヴ「誕生日?」
サターニャ「忘れてたの? はい、これ私が作ったケーキ」
ガヴ「ありがとう」
サターニャ「あとね。ガヴリールって卒業の後、どうするか決めてる?」
ガヴ「いや、まだ決めてないけど」
サターニャ「なら……私と製菓専門学校に行かない? 私ね、将来は実家の洋菓子店を継いで、地上に二号店を作るのが夢なの」
ガヴ「え……(大悪魔じゃなかったのか)」
サターニャ「だから、何年後になるか分からないけど、一緒にパティシエールになって、二人でお店をやっていきたいなって思ってたのよ」
ガヴ「つまり……ずっと私といたい、ということか?」
サターニャ「まぁ、そういうことよ。嫌かしら?」
ガヴ「(それ、殆ど結婚じゃないか!! 私が告白するまでもなかったなっ!!!)そんなわけないだろ!! 一緒の学校へ行こう。一緒に店をやろうっ!!」
サターニャ「これからもよろしくねっ!」
ガヴ「当然だっ! 私達ずっと一緒だからな!!」
完
サターニャ「受け取れないわ」
ガヴ「これは給料三ヶ月分の婚約…………。え?」
サターニャ「嫌よ。受け取れないわ」
ガヴ「婚約は言い過ぎた。確かに段取りは間違えたのかもしれない。でも……」
サターニャ「え、何言ってるの? だって今日はガヴリールの誕生日でしょ。私がプレゼント渡すのよ!」
ガヴ「誕生日?」
サターニャ「忘れてたの? はい、これ私が作ったケーキ」
ガヴ「ありがとう」
サターニャ「あとね。ガヴリールって卒業の後、どうするか決めてる?」
ガヴ「いや、まだ決めてないけど」
サターニャ「なら……私と製菓専門学校に行かない? 私ね、将来は実家の洋菓子店を継いで、地上に二号店を作るのが夢なの」
ガヴ「え……(大悪魔じゃなかったのか)」
サターニャ「だから、何年後になるか分からないけど、一緒にパティシエールになって、二人でお店をやっていきたいなって思ってたのよ」
ガヴ「つまり……ずっと私といたい、ということか?」
サターニャ「まぁ、そういうことよ。嫌かしら?」
ガヴ「(それ、殆ど結婚じゃないか!! 私が告白するまでもなかったなっ!!!)そんなわけないだろ!! 一緒の学校へ行こう。一緒に店をやろうっ!!」
サターニャ「これからもよろしくねっ!」
ガヴ「当然だっ! 私達ずっと一緒だからな!!」
完
35: 2017/06/07(水) 21:42:29.656 ID:k+A05jt30.net
乙
ガヴサタいいね
ガヴサタいいね
36: 2017/06/07(水) 21:43:02.606 ID:4K1Jg/wAd.net
乙
サターニャのバブみもいいな!
サターニャのバブみもいいな!
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