869:◆vLyL7y0Zk. 2014/04/04(金) 16:37:16.23 ID:Jp5AciLt0
前回:【艦これ】提督「よろしく頼む」【8】
提督「よろしく頼む」シリーズ
演習場 入渠室
電「……スー…スー…」スヤー
龍驤「電!起きろー!」
電「……う……ん……あとちょっと……なのです」スヤー
龍驤「おいおい、提督に呼ばれてるんや。はよ起きろー」
電「……スー……」スヤー
電「……スー…スー…」スヤー
龍驤「電!起きろー!」
電「……う……ん……あとちょっと……なのです」スヤー
龍驤「おいおい、提督に呼ばれてるんや。はよ起きろー」
電「……スー……」スヤー
859: 2014/04/04(金) 11:21:53.25 ID:Jp5AciLt0
見ない内に荒れてる!レス多いからてっきり1の代わりに書いてくれてるんかと期待したのに(ぁ
まぁ冗談はさておき……コメントありがとうございます。
1つだけご理解いただきたい事があるのですが、私は書くのを途中で放棄したりはしません。
コメントの中で「気にせず書いてほしい」「がんばれ」と言ってくれる優しい方がいてすごくうれしいですが
私自身に対しての厳しい批評や罵言暴言は、本人はむしろ活力として利用しているくらいです。
私の配慮不足で皆さんに不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ないですが、
こちらのSSが書きあがるまで何卒お付き合いいただければと思います。
ただ、私のリアルが忙しかったり不幸にあった場合はさすがに投下が止まると思いますorz
よろしくどうぞ。
870: 2014/04/04(金) 16:38:29.24 ID:Jp5AciLt0
龍驤「……ったく」
龍驤「大井が全裸で迎えきおったで」ボソッ
電「なのですっ!?」ピョーーン
電「はわわぁ!!逃げるのです!」アワアワ
龍驤「嘘や、嘘。さっさと起きんお前が悪いんやで」
電「う、嘘ですか。ビックりしたのです……」ホッ
871: 2014/04/04(金) 16:39:48.89 ID:Jp5AciLt0
龍驤「んで気分はどうや?変な所とかないん?」
電「はい、大丈夫なのです」
電「……それより、結果はどうなったのです?」
龍驤「ウチラの勝ちやで。相手の反則負けっちゅうしょうもない感じだったけど」
電「反則負け……?」
龍驤「ああ、詳しくは帰りにでも話すわ」
872: 2014/04/04(金) 16:40:53.17 ID:Jp5AciLt0
龍驤「ともかく……提督が呼んでるからいくでぇ」
電「はいなのです……あれ?」
龍驤「どした」
電「いえ、あんなにあった傷がもう消えているのです」
873: 2014/04/04(金) 16:41:55.37 ID:Jp5AciLt0
龍驤「そりゃそうや。演習で受けた傷は妖精どもの不思議パワーで無かった事にされるからな」
電「なのですか……?」
龍驤「せやで。そんな顔されてもどういう原理かウチは知らんで」
龍驤「まぁ妖精達に聞いても分からんと思うけど」
電「ですか……」
龍驤「こんな簡単に傷が癒えるなら実戦でも同じようにして欲しいわ」
龍驤「そしたらウチラ、無敵やん」
電「可能なのです?」
龍驤「できたら化け物共とっくに駆逐してるやろ」
龍驤「っと……しょうもない話ばっかてしもうた」
龍驤「さっさと上あがるで」
電「はいなのです」
874: 2014/04/04(金) 16:42:45.77 ID:Jp5AciLt0
見学室
龍驤「きたでー」
提督「うむ」
愛宕「おかえり龍驤ちゃん」
長門「お、電は起きたか」
電「おはようございます、なのです」
提督「ハハ、もう夕方だぞ……傷はすっかり治ったようだな」
電「おかげさまなのです、って電が一番最後です?」
長門「うむ。あまりにも気持ちよさそうに寝てたから起こしにくくてな」
愛宕「時間までそっとしておいたのよ~」
電「ですか……ありがとうございます」
875: 2014/04/04(金) 16:44:19.61 ID:Jp5AciLt0
提督「さて、皆あつまった事だし……」
提督「改めて言わせてもらう。今日の演習、よくがんばってくれた」
提督「結果としてはアホがアホしてアホを呼んだせいでアホな結果になったが……」
提督「それでもお前らは十分な活躍をして……勝利してくれた」
提督「俺は本当に嬉しいよ」
提督「ありがとう」
876: 2014/04/04(金) 16:45:03.76 ID:Jp5AciLt0
長門「うむ」
金剛「皆、力を合わせて頑張りマシた!」
龍驤「へへん。ウチらって結構できるんやな」
不知火「調子のらないでください龍驤」
愛宕「色々と思う事はあるけど勝てて良かったわ~」
電「なのです!」エッヘン
877: 2014/04/04(金) 16:47:15.10 ID:Jp5AciLt0
提督「うむ。今日の勝利は演習管理局の初雪さんが記録を取り」
提督「上に報告してくれるそうだ」
提督「ウチがまともな演習をしたのは初めてだろうから」
提督「鎮守府として良い評価が得られるだろう」
878: 2014/04/04(金) 16:47:56.45 ID:Jp5AciLt0
提督「まぁ……長話はこれぐらいにして」
提督「今日は支度して帰ろう」
提督「各自準備できたら外に集合だ」
艦娘達「「はーい」」
龍驤「……ところであいつらは何してるんや……」
女提督「……鳳翔さん、もう正座は崩してよいでしょうか?」
鳳翔「あ”?」ギロッ
879: 2014/04/04(金) 16:49:01.61 ID:Jp5AciLt0
女提督「ナ、ナンデモナイデス」ビクビク
那珂「なんで那珂ちゃんまで……」シクシク
鳳翔「口ごたえするのはこの口ですか?」ガボ
那珂「あぅ゛、いおちびゃいばずじゅびばぜんでじだ(いえ違いますすみませんでした)」モガモガ
天龍「(おいおい、飛行甲板の先っぽが那珂の口にはいってるぞ……)」ヒソヒソ
青葉「(しつけモードの鳳翔さんには誰も逆らえません)」ヒソヒソ
大井「(私もこの前おしおき部屋で酷い目にあったわ……)」ガクブル
880: 2014/04/04(金) 16:50:43.19 ID:Jp5AciLt0
鳳翔「……で、なんであんな真似をしたんですか?」
女提督「に、人数制限があるのを知らなくてですね……」
女提督「そ、それで最近ウチにきた那珂を気づかれない所に配置して」
女提督「ピンチな時に駆けつけさせるという作戦でして……はい……」
鳳翔「そうですか……」
鳳翔「それは仕方ないですね。そんな素晴らしい作戦があったとは……」
女提督「はい……我ながらいい作戦だなって思ったんですよぉエヘヘ」
鳳翔「って、んなわけねーだろぉおおおおおお!」ガッシャーーーン
女提督 & 那珂「ひぃいいいい」ビクッ
881: 2014/04/04(金) 16:51:57.15 ID:Jp5AciLt0
鳳翔「どこに演習の規定人数間違える司令官がいるんだよぉ!!!!」
鳳翔「てめーの頭は空っぽか?!あぁあん?」ズイッ
女提督「はいぃ!空っぽですぅ!申し訳ございません!」ビクビク
鳳翔「てめーもだぁああ!那珂!何がアイドルだ!演習は遊びじゃねーーんだよぉ!」
那珂「ごごご、ごめんなさいぃいい」ビクビク
鳳翔「脳みそかっぽじってお前がどういう存在か書き込んでやろうか!ああん?」
那珂「ひぃぃ大丈夫です分かっておりますぅぅぅ私はアイドルではなくぅしがない艦娘でございますぅぅ」ビクビク
龍驤「…………なぁ」
提督「……いい、みなまでいうな」
電「……なのです」
882: 2014/04/04(金) 16:52:59.70 ID:Jp5AciLt0
赤城「鳳翔さん、もうそれくらいにしてあげてください」
鳳翔「ハァ……ハァ……ハァ」
鳳翔「……コホン」
鳳翔「赤城さんがそういうなら仕方ないですね」
鳳翔「少々熱くなりすぎました。申し訳ございません」ペコリ
鳳翔「続きは帰ってからにしましょう」ニコォ
女提督「ひぃぃx……勘弁してくださいまぜぇ」ペシャァ
那珂「…なんでもしますからぁ……」ペシャァ
883: 2014/04/04(金) 16:54:42.15 ID:Jp5AciLt0
提督「(まぁ自業自得だな……)」
赤城「すみません変な所をお見せしてしまって」スタスタ
提督「ん?ああ、気にするな。しつけも大事だ。うん」ビクッ
赤城「提督さんはお気づきでしょうが……」スッ
赤城「ウチの鎮守府は少し変わった人が集まってる場所でして」パクッ
赤城「色々と苦労が絶えないのです」モグモグ
提督「(今どっからおにぎりだした……)そうか、大変だな」
赤城「かくいう私も人よりほんの少し食欲旺盛なせいで」モグモグ
赤城「前所属していた場所で散々な目にあいました……」ゴクン
提督「(ほんの少し……)まぁ誰しも失敗する事はあるさ。仕方ない」
885: 2014/04/04(金) 16:55:52.49 ID:Jp5AciLt0
赤城「……えぇ」
赤城「提督さんは前の鎮守府で」
赤城「何か失敗されたんですか?」
提督「ん?」
赤城「中央鎮守府 第2艦隊 司令部所属」
赤城「でしたっけ?」
提督「……な、何の話だ」
赤城「加賀さんが心配していましたよ」
提督「……お前なぜ加賀の事を」アセッ
赤城「加賀さんとは古い友人です。先日、演習の事を話してる内に」
赤城「提督さんの話題になった時にですね。なんかすごい食いつき様で色々聞かれまして……」
赤城「近々そちらに伺うような事を言っていましたよ」
提督「……」
赤城「提督さん?」
提督「あ、あぁすまん。加賀の事は承知した」
886: 2014/04/04(金) 16:57:00.16 ID:Jp5AciLt0
長門「……おい」ヒソヒソ
金剛「ハイ」ヒソヒソ
長門「聞いていたか今の話」ヒソヒソ
金剛「ええ、しっかり聞きマシた」
愛宕「もしかしてもしかしてだけど」
不知火「中央鎮守府所属と言っていましたね」
電「なんなのですかそれは」
龍驤「知らんのか電。中央鎮守府っていったら……」
長門「軍部最高責任者の元帥がいる有名な鎮守府じゃないか」
電「すごい事なのですね」
長門「すごいなんてもんじゃないぞ。エリートの中のエリートしか門をくぐれない様な場所だ」
金剛「しかもそこの第2艦隊の司令って……」
不知火「簡単にですが権力的に上から2番目といっても過言ではないです」
電「司令官さんはそんなすごい人なのですか!知らなかったのです」
888: 2014/04/04(金) 16:57:32.84 ID:Jp5AciLt0
長門「提督は自分の事をあまり話さないからな」
金剛「デスね。いつか話すとは言っていマシたが……」
電「聞いてみるのです?中央に所属していた時の事を」
愛宕「うーん……」
龍驤「まぁ……無理に聞くのも野暮ってもんやろ」
長門「そうだな。昔はどうあれ今は私達の司令だ」
不知火「……中央にいたからといって偉そうにされても困りますし」
龍驤「お前はホント可愛げのない事いうんやなぁ」
不知火「べ、別にいいじゃないですか!た、たいしぇつな上官とも思っていますよ//」
龍驤「恥ずかしそうにしかも噛みながら言うってどないやねん」
不知火「さっきからうるさいですよ龍驤!//」
提督「おーい!そろそろいくぞー!」スタスタ
艦娘「「は、はーい」」
889: 2014/04/04(金) 16:58:29.27 ID:Jp5AciLt0
演習場 玄関
提督「今日はお疲れ様」
女提督「……ええ……おつかれ……」ドヨーン
提督「おいおい。もう終わったことは気にすんなよ」
女提督「……こっちはこの日をどんだけ楽しみしてたか……」
女提督「あんたにやっと一泡吹かせる事ができると思っていたのに……」
女提督「鳳翔に怒られるわ、資材も赤字だわ、反則負けで上に報告されるわ……」
女提督「……なんなの……一体……」
提督「(ほとんどお前が悪いだろ……)」
891: 2014/04/04(金) 16:59:31.28 ID:Jp5AciLt0
提督「まぁなんだ。今回は残念な結果だったけど」
提督「次がんばればいいだろ」ニコッ
女提督「……あんたのその笑顔も久しぶりにみたわ」
提督「惚れたか?」
女提督「ええ……憎たらしいほどにね……」
提督「ハハ……でも」
女提督「?」
提督「またできるといいな、演習」
女提督「……」
提督「それまで生きていれば……」
女提督「……そうね」
提督「……そろそろいくぞ、今日はありがとうな」クルッ
女提督「ええ、またね」
女提督「……あっ」
女提督「どうしてもお願いがあるんだけど」
提督「なんだ?」ピタッ
女提督「ボーキサイトを借りれないかしら?」
提督「じゃあな」スタタタ
女提督「あ!ちょっとまって!ほんの少しでいいの!ちょっとだけぇぇぇえぇ!」
892: 2014/04/04(金) 17:00:07.89 ID:Jp5AciLt0
今日は以上です
読んでいただいてる方ありがとうございます。
読んでいただいてる方ありがとうございます。
899: 2014/04/04(金) 18:26:02.18 ID:fZn97jlu0
乙です
最近赤城さんと加賀さん運用するようになってボーキガンガン減るのでうちにも貸してください
最近赤城さんと加賀さん運用するようになってボーキガンガン減るのでうちにも貸してください
900: 2014/04/04(金) 18:27:38.31 ID:quRfXDrbO
乙
続き待ってる
続き待ってる
次回:【艦これ】提督「よろしく頼む」【10】
引用: 提督「よろしく頼む」
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