514:◆vLyL7y0Zk. 2014/06/11(水) 11:40:31.59 ID:xPj6qw8B0


前回:【艦これ】提督「よろしく頼む」その2【5】

提督「よろしく頼む」シリーズ

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   教室


那智「合同訓練申請書の提出期限だが、今をもって締め切る」

那智「今からの変更は特別でない限り不可能とする」

那智「というわけで、今週末から始まる合同訓練に向けて各自しっかりと準備をするようにな」

那智「以上」

515: 2014/06/11(水) 11:42:06.30 ID:xPj6qw8B0

女提督「……すいませーん、那智教官」

那智「なんだクズ」

女提督「あのぉ……実はまだ申請書を提出してなくてですね」

那智「知っている」

女提督「へ?」

那智「言った筈だ。申請書を提出しなかった者は減点対象だと」

女提督「あ、減点ですか……なるほどー……」アセアセ

那智「減点、という意味はわかっているよな?」

女提督「えっとどうなるんでしょうか?」ゴクリ

那智「明日から毎日補修だこの馬鹿者が!貴様のその生ぬるい精神をたたき上げてやる!」

女提督「ひぃいいいいいい」



生徒達「「(学習しねぇなー……あいつ)」」



516: 2014/06/11(水) 11:43:18.76 ID:xPj6qw8B0

 ~ 放課後 ~


加賀「空母型の加賀です。よろしくお願いします」

日向「戦艦型の日向だ。よろしく」


大和「ええ、よろしくお願いしますね」ニコ


提督「ふぅ……無事人数があつまって良かった。何はともあれ、みんな仲良くやっていこうね」

517: 2014/06/11(水) 11:44:24.84 ID:xPj6qw8B0

大和「提督、ちょっとこっちへ」

提督「ん、、どうした?」

大和「いいからきなさい」グイ

提督「うぐ……ひっぱるなよ急に」

大和「説明してもらおうかしら」

提督「何をだよ」

大和「あの二人を選んだ理由」

提督「俺の友人だ」

518: 2014/06/11(水) 11:46:22.92 ID:xPj6qw8B0

大和「そう」スッ

提督「いひゃひゃ!ほほをひっぱるひゃ!」グイーン
(いたた!頬をひっぱるな!)

大和「提督、言ったわよね?」


────「選考会でじっくり見て考えて、自分が納得した人達を選ぶ(キリッ」


大和「それでなんで結局、自分の知り合いを選んでるのよ!」

提督「……ひょ、ひょうがひゃいだろ!へらぼうにぼあらひょいが激しくてさ」グイーン
(しょうがないだろ!選ぼうにも争いが激しくてさ)


提督「ひゃいつらはひゅぎょくいいひょだしひっとひゃんばってひゅれるとひょもったんひゃ!」
(あいつらはすごくいい奴だしきっとがんばってくれると思ったんだ!)

大和「…………」ジー

提督「うう……」ビヨーン

大和「はぁ……まぁいいわ」スッ

大和「なんとなくこうなる事は分かってたしね」


519: 2014/06/11(水) 11:47:24.51 ID:xPj6qw8B0


提督「いてて……まぁたしかにちょっと予定とはちがうけどさ……」

提督「俺はこのメンバーで十分な成果をあげる自信があるよ」

大和「根拠は?」

提督「なんとなく」

大和「次はどこつねってやろうかしら」

提督「ま、まて!暴力反対!」


520: 2014/06/11(水) 11:48:31.95 ID:xPj6qw8B0

加賀「……あの」

大和「はい!どうしたの?」

提督「(助かった)」

加賀「随分仲が良いんですね」

大和「そうね。昔からの知り合いだし」

加賀「なるほど」

日向「ほう、恋仲……という訳ではないのか?」

大和「そんな訳ないじゃない、ただの幼馴染よ」

提督「(ただの……ね)」サスサス


521: 2014/06/11(水) 11:49:40.15 ID:xPj6qw8B0

大和「さぁせっかくあつまったんだし、親交会と称してどこかへ行きましょう」

提督「お、いいな。どこがいいかな」

加賀「それならここの近くにデザートが美味しいカフェができたと聞きました」

大和「いいわね~。そこにしましょう。日向は平気かしら?」

日向「ああ、問題ない」

大和「よし♪それでは提督の奢りでデザートを堪能しに行きましょう!」

提督「おう!」



提督「…………え?」


522: 2014/06/11(水) 11:51:55.00 ID:xPj6qw8B0


 ~ 喫茶店 ~
 

加賀「ふむ……これは中々ですね」モグモグ

大和「甘くて美味しい~♪」モグモグ

日向「たまにはいいものだな」モグモグ

提督「……み、皆さんよくお食べになりますね」ヒクヒク

加賀「すみません、これとこれとこれも追加したいのですが」

大和「あら、加賀はよく食べるわねぇ。なら私も頼んじゃお。日向も遠慮しなくていいわよ」

日向「ふむ。お言葉に甘えて……実はこれが気になっていたんだ」

提督「……お前ら、俺が払うんだからな……」




~ 数時間後 ~


大和「はぁ~美味しかったわね♪」

加賀「噂になるだけありますね」

日向「ああ、洗練された味わいだった」


マタキマショウ
ソウデスナ
タノシミダナ


 ワイ ワイ



提督「……俺の……3か月分のお小遣い……俺の……」チーン



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540: 2014/06/12(木) 15:36:29.72 ID:7Og07Pdy0



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 合同訓練 初日
 

那智「さて、今日から合同訓練を開始するわけだが」

那智「訓練の詳細について説明していきたいと思う」

那智「羽黒教官、頼んだぞ!」

羽黒「はぃぃ……わ、私ですか……」オドオド

那智「そうだ。昨日言っただろ」

羽黒「わ、分かりました」

541: 2014/06/12(木) 15:38:35.13 ID:7Og07Pdy0


羽黒「で、ではわたくし羽黒がセツメイをさせていただきます」オドオド

羽黒「ええと、合同訓練は3人の艦娘と指揮官一人によるチーム単位で行われる訓練です……はい」

羽黒「その内容は様々で、チーム連携を確かめるものや個々の力を高め合うものなど色々あるのですが……」

羽黒「合同訓練の中で最も……成績に反映されるのがチーム演習戦です」

羽黒「チーム演習戦とは、チーム対チームの擬似実戦の事でして……」

羽黒「えと、、、定期的にチーム同士の艦隊戦を行い……」

羽黒「その結果で順位を決めるものになりますぅ」


542: 2014/06/12(木) 15:39:31.10 ID:7Og07Pdy0

羽黒「指揮官の方はチームワークと個々の力を高めるように努めて」

羽黒「上位にはいれりゅ……」

羽黒「……///」

生徒達「「(噛んだ……)」」


羽黒「上位に入れるようがんばってください///」


羽黒「終わりです!///」サササササ

生徒たち「「(かわいいなあの人……)」」



543: 2014/06/12(木) 15:41:41.28 ID:7Og07Pdy0

那智「うむ。ありがとう羽黒」

那智「羽黒が説明してくれた様に合同訓練とはチーム演習戦の為に行われるものと思ってよい」

那智「この演習の結果でお前らの着任する鎮守府等が決まるといっても過言ではないから」

那智「各自本気で取り組み、いい結果を残すんだぞ」

那智「という訳で以上だ。この後はチーム基本訓練の指導を行うから準備してくれ」



提督「(チーム演習戦……)」

提督「(て事は同級生の指揮官は全員ライバルか)」

提督「(なんか燃えてくるな)」




544: 2014/06/12(木) 15:43:45.92 ID:7Og07Pdy0



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 訓練場海域 訓練中



加賀「……距離20000、五時方向に目標発見です」

大和「了解よ!」

日向「了解した!」

加賀「目標、高速でこちらに接近」

大和「いたわね!連装砲、発射準備!」チャキ

日向「…………っ」チャキ

大和「……引きつけるのよ」

日向「…………」ググ

大和「うてぇーーー」


ドォン ドォン  ドォン ドォン ドォン ドォン

大和「外したわ!日向!右から迂回して先回りお願い!私は反対から回る!」

日向「了解!」ダッ


545: 2014/06/12(木) 15:47:40.86 ID:7Og07Pdy0


提督「(今やっているのは目標索敵及び目標破壊訓練)」

提督「(加賀が艦載機で索敵を行い、大和と日向が目標の破壊を行うというシンプルなもの)」

提督「(シンプル故に個人の能力が分かりやすくでる)」

提督「(とりあえず各々の簡単な評価をしてみるけど……)」

提督「(加賀は索敵にもう少し早く成功して欲しい所)」

提督「(実戦であればあれくらいは距離30000~50000で発見してくれなくては困るよな)」

提督「(あとは性格だから仕方ないのかもだけど、もう少し索敵から得た情報の連携を多くしてほしい)」

546: 2014/06/12(木) 15:49:08.93 ID:7Og07Pdy0


提督「(大和は旗艦として上手くリーダーシップを発揮している)」

提督「(砲撃も当たってはいないものの効果的かつ正確さがうかがえる)」

提督「(けど、一つ気になる点)」

提督「(直線的な動きは速いがそこから動く動作が非常に遅い)」

提督「(大和の専用艤装は妖精さんの話によるとかなり重いらしく)」

提督「(恐らくそれが原因だ)」


547: 2014/06/12(木) 15:50:56.01 ID:7Og07Pdy0


提督「(日向は全体的に標準以下でこの3人の中では足を引っ張っているのが正直な所だけど)」

提督「(本人が真面目で向上心が高い所は救いだな……)」



ビーーーーーーーーーーー



提督「終わったか」


大和「ふぅ……」

日向「はぁ……はぁ……」

加賀「…………」


提督『みんなお疲れ様』(無線)

提督『とりあえず今日はこれで終わりだ。この調子で明日も頑張ろうな』



548: 2014/06/12(木) 15:54:00.51 ID:7Og07Pdy0


提督「(まぁ……実際彼女達の事ばかり言える立場でもないんだよな……)」

提督「(俺だってまだまだ未熟……とにかく経験が足りない)」

提督「(本に書いてあった事を頭に詰めこんではいるものの)」

提督「(その知識を有用に使えているかとは別の話)」

提督「(戦術などの指示は勿論……)」

提督「(彼女達のコンディション管理や艤装の調整)」

提督「(結局チーム力の半分は俺にかかっているといっても過言ではない)」

提督「(とりあえず近いうち始まるチーム演習でどれだけできるかを確認しないと……)」


549: 2014/06/12(木) 15:56:34.56 ID:7Og07Pdy0


 ~ 数日後 ~ 
 

 チーム演習戦 第一回
 

羽黒「み、みなさんおはようございます……」

生徒たち「「おはようございます」」

羽黒「今日からは予告していた通り……チーム演習戦が始まります」

羽黒「各チームは艤装準備後、演習専用海域に移動してくださいね……」

羽黒「み、みんながんばですよ」グッ

生徒たち「「はーい(かわいいなぁこの人)」」


560: 2014/06/13(金) 11:28:10.05 ID:b8ifAtf50

 演習専用海域 母艦上 チーム演習戦前
 

那智「揃ったようだな」
 
那智「聞いているとは思うが、30分間のチーム戦。どちらかが全員戦闘不能になるか、もしくは時間切れになるまで試合は終わらんからな」
 
那智「指定されている艤装以外の選択はなし、艦載機の運用数に限度はない。極力使用資材は抑えた方が評価は高くなる」
 
那智「試合判定は様々にあるが、完全勝利がもっとも評価が高い」
 
那智「戦闘不能になった者は回収班がくるまでなるべく動かないようにな」
 
那智「ルールについてはこれで以上だ」
 
那智「それではこれから呼ばれる者は海上に降り、速やかに指定された場所へ行き待機しろ」
 
那智「第1艦隊 と 第2艦隊 それぞれA地点とB地点に向かえ」
 


提督「(俺達は第25艦隊だから……しばらくかかりそうだな)」
 


561: 2014/06/13(金) 11:29:41.81 ID:b8ifAtf50


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那智「────よし、次だ。第24艦隊と第25艦隊、C地点とD地点に別れろ」


提督「いよいよだな」

大和「そうね……」

日向「緊張してきた……」

加賀「…………(お腹へってきました)」グゥ


???「ヤァ、君が今回の僕の対戦相手かい?」」

提督「ん?」

562: 2014/06/13(金) 11:31:51.82 ID:b8ifAtf50


エリート提督(以下、エリート)「僕はエリート提督。第24艦隊の指揮官だ」

エリート「よろしく、フフン」

提督「どうも、俺は提督。よろしくな」

エリート「ふーん」ジロジロ

提督「な、なんだ」

エリート「はぁ……つまらん」

提督「ん」

エリート「全く駄目だな、話にならん」

提督「え?」

563: 2014/06/13(金) 11:33:14.94 ID:b8ifAtf50

エリート「君達の様な雑魚と戦かうなんて……基礎訓練をやってた方がまだマシだ」

提督「急になんなんだ。喧嘩売ってんのか?」

エリート「どう思われても結構。喧嘩にもならんさ」

エリート「だろ?瑞鶴、翔鶴、最上」

最上「んー僕は別にー。ってか早くいこーよ」

瑞鶴「そうね。私と翔鶴姉がいる限り負ける筈ないわ」

翔鶴「瑞鶴、そういう慢心はいけませんよ」


564: 2014/06/13(金) 11:35:38.30 ID:b8ifAtf50

大和「ちょっと!さっきから黙って聞いていれば……やってみなきゃ分からないじゃない!」

エリート「ノンノン!僕ほどになると見た感じで分るんだよねぇ」

エリート「この世界は君達のようなアマちゃんでは生き残れないんだよ」

大和「何を……っ」

エリート「んん~僕からみれば君たちは遊びでこの場所にいるように見えるくらいさ」

提督「……その言葉、撤回させてやる」

提督「大和、加賀、日向、開始地点へ行くぞ」スタスタ



エリート「フンッ」

エリート「……ま、教えてやるよ。艦娘の艦隊戦を」

エリート「手取り足取り……ね」


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565: 2014/06/13(金) 11:40:13.65 ID:b8ifAtf50


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 ~ 数時間後 ~


 訓練場 休憩室  

  

提督「…………」

日向「てい……」

大和「日向、一人にしてあげて」

日向「けど……」

大和「いいのよ。一人の時間も必要だと思うわ」

日向「私が不甲斐ないばかりに……」

大和「そうね。負けた私達にも責任はあるわ」

大和「だけど、彼は指揮官。私達は艦娘。上に立つものと下に立つもの」

大和「いい方は少し変かもしれないけど責任の感じ方が違うのよ」

日向「……うむ……」シュン

加賀「(…………)」

大和「(ごめんね提督、私達のせいで)」

大和「(でも……)」

566: 2014/06/13(金) 11:41:20.35 ID:b8ifAtf50

提督「(……アイツ(エリート)に手も足もでなかった)」

提督「(少しはいい勝負ができると思って……いや、勝てるとすら思ってた)」

提督「(だが実際はどうだ)」

提督「(全ての動きが読まれ、つぶされ、そして何もできなかった)」

提督「(大和、加賀、伊勢の実力が足りないんじゃない)」

提督「(俺の作戦や用意していた艤装が全て負ける要素につながっていた……)」

提督「(つまり俺のせいだ)」


567: 2014/06/13(金) 11:41:53.61 ID:b8ifAtf50

提督「(俺の実力……)」

提督「(俺なんて所詮その程度の……)」



────────エリート「戦場は遊ぶ所じゃないんだよ。覚悟がないならさっさと辞めるんだな、雑魚」



提督「…………」

提督「くそぉっ!!!」ガンッ

提督「ちくしょう……」グスッ



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576: 2014/06/14(土) 14:15:57.20 ID:n774qzvio



 ~ 次の日 ~
 

大和「提督が休み?」

加賀「ええ、那智教官はそういっていました」

大和「最近一緒に登校してなかったからきづかなかったけど……」

大和「もしかしてまだ落ち込んでるのかしら」

加賀「さぁどうでしょうか……」

大和「……ったくしょうがないわね。学校が終わったら声をかけにいってくるわ」

大和「(何やってるのよまったく……)」


577: 2014/06/14(土) 14:18:42.44 ID:n774qzvio



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    ~ 放課後 ~

   
      提督の家  
 


大和「提督が昨日から家に帰ってない?!」

提督母「そうなのよ。てっきり学校の寮にでも泊まってると思ってたんだけど」

大和「そうですか……ありがとうございます」

大和「(ホントにどこいったのかしら……)」

大和「(どうせ自分の部屋で引きこもってると思ったのに……)」

大和「(まさか……あまりのショックに……自分探しの旅へ!?)」

大和「(ってないない……そんな性格じゃないわね)」

大和「(うーん、、、、提督の事だからどっか一人になれる場所で考え込んでると思ったんだけど)」

大和「(一人になれる場所、か)」

大和「(…………もしかしたら)」


578: 2014/06/14(土) 14:21:09.40 ID:n774qzvio


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  海の近くの山 頂上
  


大和「(まさかとは思うけど、ここに居たりなんて事は)」キョロキョロ

大和「(ん……だれか寝転んでるわね……)」



提督「…………」ブツブツ



大和「提督!」ダッ

大和「心配したじゃない!学校にも家にもいないってきいたから!」


提督「……そうか……あの時これをこうして……」ブツブツ


大和「……提督?聞いてるの?」

579: 2014/06/14(土) 14:24:17.65 ID:n774qzvio


提督「……妖精Aさんもそう思うか?……だよね……あとは……ここをこうすれば……」ブツブツ

大和「提督くーん……」ヒクヒク

提督「え?……日向を改造できるって?…なるほど…それならいい戦術があるんだ……うん……うん。わかった……」ブツブツ

大和「そう……あくまで無視するってわけ」

大和「……仕方ないわね」

大和「コホンッ」スゥッ

大和「てーーーーとーーーくーーーー!!!!」


提督「わぁあああああああ耳がぁあああ」キーーーーーン


提督「大和!!急に何するんだよ!!」

大和「何するんだよ!じゃないわよ。こっちが心配して見にきてあげたのに」

提督「え……ああ、そうか。家に連絡するの忘れてたな」

580: 2014/06/14(土) 14:25:31.96 ID:n774qzvio


大和「まったく……こんな所で何してんのよ」

提督「妖精さんと、、、いや、昨日の反省会だよ」

提督「何がいけなかったのか、何をすればよかったのか」

提督「今後の課題や訓練方針を見直してたんだ」

大和「ふぅーん」

提督「でも大体終わったよ。昨日からここにいたおかげで」

大和「昨日からって、、、もしかして寝ないでここで?」

提督「うん。さすがに夜は肌寒かったね」

大和「……呆れた。ホント昔からそういう所あるわよね」


581: 2014/06/14(土) 14:27:06.70 ID:n774qzvio


大和「でも……良かったわ。ずっと落ち込んだりすねたりしてなくて」

提督「いや、落ち込んだりすねたりもしてたよ。正直悔しすぎて泣いてたし」

提督「でもしょうがないさ……誰だって失敗はある」

提督「ただその失敗をどう生かすかが問題だ」

大和「提督……」

提督「……エリートに言われて気づいた。覚悟が足りないってね」

提督「自分がなんで士官学校に入ったか、大事な意思が薄れてたよ」

提督「だから……ここに来て改めて気持ちの整理をしてた」

提督「次あのエリートとかいう奴とやる時!絶対に一泡吹かせてやる!なぁんて考えたりもね」

大和「……ふふ」

提督「な、なんだよ。笑う所なかっただろ」

大和「なんか提督らしいなって」

提督「うん?」

大和「そうね。あの男に一度やり返さなきゃ気が済まないわ」

提督「ああ……やってやろうぜ」

582: 2014/06/14(土) 14:28:54.92 ID:n774qzvio


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 ~ 次の日 ~
 
 
提督「おはよう加賀」

加賀「……おはようございます」

提督「はい、いつものここ置いとくよ」スツ

加賀「ありがとうございます」ポスッ

提督「俺もおにぎり食べよっと」スッ

加賀「…………」チラッ

提督「うん、塩加減ちょうどいい感じだな」

加賀「あの……」

提督「ん?」

加賀「昨日休んで……体調の方は?」

提督「え?ああ……平気だよ。心配してくれてありがとう」

加賀「そうですか」

加賀「……私もいただきます」パサッ パクッ

提督「どーぞどーぞ」

加賀「(良かった。落ち込んでないみたいですね)」ホッ モグモグ




583: 2014/06/14(土) 14:31:52.10 ID:n774qzvio


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   書庫室 
   

提督「んーとたしかここらへんにあの本があった筈だけど……」

日向「これの事か?」

提督「そうそれ!……って日向。いるなら声かけてよ」

日向「すまない。こちらに気づくかなと思いながらみてはいたのだが」

提督「見てたのか……ってその本はもう読んだの?」

日向「先日読み終えたよ。良ければどうぞ」

提督「おう、ありがとう」パシ

提督「んー……やっぱりこの本が一番分かりやすそうだ」ペラッ

日向「…………」ジー

日向「提督、、、その……調子はどうだ?」

提督「え?普通だけど……どうした?」

日向「いや、問題ないならいいんだ。うむ」

提督「なんだよ。急に」

日向「……今日もがんばろう、訓練」

提督「お、おう?」


日向「(いつも通りみたいだな……良かった)」


584: 2014/06/14(土) 14:53:27.21 ID:n774qzvio



 ~ 合同訓練中 ~
 

 
提督「今日は艦載機への対策訓練をしていこう!」

提督「加賀、訓練用の艦載機をとばしてなるべく砲撃をよけるように操作してくれ」

加賀「分かりました」

提督「あとの二人は艦載機に上手く当てる様に砲撃練習だ」

日向「わかった」

大和「了解よ」

提督「俺はちょっとやりたい事があるから外すよ」スッ














加賀「無事元気になって良かったですね、提督」

日向「そうだな。学校を休んでたようだから心配していたが……」

大和「あのバカは一日寝ずに一人で反省会なんてしてたのよ」

大和「まったく……心配して損したわよ」

加賀「ふふ」

日向「責任感の強い男だな」

大和「……あたし達もそれに応えなきゃね」

加賀「…………」コクリ

日向「ふむ……」グッ


艦娘達「「(次のチーム演習戦で……上位を狙う!)」」


585: 2014/06/14(土) 14:55:25.85 ID:n774qzvio




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  ~ 別の日 ~


    教官室



那智「どうだ、羽黒。チーム演習の様子は」

羽黒「はい、皆さん頑張ってますよ」

那智「使えそうなのはいそうか?」

羽黒「ええっと……まだ全員見ていませんがまだまだ実戦レベルのチームは少ないですね……」

586: 2014/06/14(土) 14:56:28.04 ID:n774qzvio


羽黒「ただ第24艦隊は別格です。今の所ほぼ全てのチームに対して完全勝利の判定がでています」

那智「ほう、エリートの艦隊か。たしか親が艦娘を率いる司令官だったな」

那智「小さい頃から艦娘に関する教育を受けているようだから当然だろう」

羽黒「あとは駆逐艦と軽巡のみの高速一撃離脱型の第8艦隊」

羽黒「空母のみで構成された開幕爆撃特化型の第18艦隊」

羽黒「荒削りですが、その2艦隊は評価できると思います」

那智「ふむ……今年は期待できそうだな」

羽黒「そうですね。意欲的な子が多い気がします」



587: 2014/06/14(土) 14:58:22.95 ID:n774qzvio



那智「ところで」

那智「第25艦隊はどうだ?提督という男が指揮しているチームだ」

羽黒「あ、はい。今資料を見るかぎりですと……」クルッ

羽黒「えっと、あまり活躍はしていない……感じです。第24艦隊には圧倒されてましたし」

那智「そうか。ならいいんだ」

那智「(第25艦隊を率いる提督という男)」

那智「(最初はド素人同然の奴で厳しめに指導していたが……)」

那智「(まるでスポンジの様に知識や技術を吸収していき)」

那智「(今では上位の成績を維持している)」

那智「(長く教官をしていたがあそこまで学習能力が高い奴は初めてみた)」

那智「(だから今回のチーム演習でどんな活躍を見せるか気になっていたが……)」

那智「(期待違いだったか……)」スタスタスタ




羽黒「あ、ただ第24艦隊が唯一完全勝利を逃した相手みたいですね」

羽黒「他のチームは入渠確実までにやられているみたいですが……」クルッ

羽黒「あれ、那智教官?いつのまにいなくなったんでしょうか……」




588: 2014/06/14(土) 14:59:34.89 ID:n774qzvio

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  訓練場海域 


エリート「もっとだ!もっと早く!そんな事では実戦でポンコツにされるぞ!」


瑞鶴「……はぁっ……はぁっ……ったく無茶いうわね」タッタッタッ

翔鶴「…はぁっ…エリートさん……何か苛立っている様に見えますが…はぁっ…」タッタッタッ

最上「あまり……はぁっ……訓練に…はぁっ……私情はもちこまないでほしいよ……」タッタッタッ


エリート「私語は慎め、雑魚共!」


エリート「(くそ、チーム演習の結果すべて完全勝利で収めるはずが)」

エリート「(あの提督とかいう男のチームだけ逃してしまった)」

エリート「(戦術や艤装の選択からして大した事の無いように思えたのだが)」

エリート「(予想より上手く立ち回られてつぶすのに時間が足りなかった!)」

エリート「(……まぐれなのかなんなのか分からんが))」

エリート「(今度ヤル時は全力でひねりつぶす……)」ギリッ




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589: 2014/06/14(土) 15:02:03.66 ID:n774qzvio


すいません、昨日投下する予定だった分です


場面転換がわかりづらく申し訳ないです


読んでいただいてる方ありがとうございます


榛名改二まだかなぁ……

593: 2014/06/14(土) 18:22:17.91 ID:QgWGEZA/o
乙です

595: 2014/06/14(土) 23:30:59.19 ID:hS3eGPcMo
なんかオラワクワクしてきただ


次回:【艦これ】提督「よろしく頼む」その2【7】


引用: 【艦これ】 提督「よろしく頼む」 その2