1: ◆cOvGXRH87I 2016/05/23(月) 13:34:42.185 ID:iTVbFiK/0.net
13歳「今日はどうだった?」

J( 'ー`)し「ちょっと暴れてたわ。顔は殴られなかったけど・・・」

13歳「あいつと早く別れた方がいいよ!」

J( 'ー`)し「離婚するっていうと頃すって脅して来るのよね・・・」

13歳「あの野郎ー。無職で毎日酒ばかり飲みやがって!」

J( 'ー`)し「ゆうちゃん、あたしが何とかするから安心しなさい」

13歳「でもさぁ、このままでは、いつか俺達殺されちゃうよ」

J( 'ー`)し「そうね・・・。昔は優しい人だったのにね・・・」

(俺の父親は現在、無職でアルコール中毒とギャンブル中毒だ。)

(かーちゃんは社労士事務所を開業して働いている)

---夜中---

(゚Д゜)「帰ったぞー!」

J( 'ー`)し「もう夜中の3時よ・・・。ゆうちゃんも寝てるのにいい加減にしてよ」

(゚Д゜)「うるせえ!」

(゚Д゜)【ボコボコ】

J( 'ー`)し(声を出したらゆうちゃんが起きちゃうから我慢しなきゃ・・・)

13歳「この野郎!もう耐えられない!」

【ポコポコ】

(゚Д゜)「てめえー、親を殴ったなー!?」

【ボコボコ、ドスドス】

13「・・・っ」

(゚Д゜)「あー!だりいなぁ。また飲み行ってくるから4万出せ」

J( 'ー`)し「はい・・・。」

J( 'ー`)し「ゆうちゃん、・・・大丈夫・・・?」

13歳「喧嘩ではまだあいつには勝てないや」

4: 2016/05/23(月) 13:36:48.515 ID:iTVbFiK/0.net
J( 'ー`)し「お祖母ちゃんの所に引っ越す?」

13歳「お母さんもあいつと別れて、一緒にお祖母ちゃんの所で暮らそうよ」

J( 'ー`)し「もう、弁護士の先生に依頼をしてあの人と別れるしかないわね・・・」

13歳(物心ついた時から父親はアルコール中毒でギャンブルに依存をしていた。父親は運営会社の経営者だったが、大手企業に負けてしまい、会社は倒産して以来、人格が変わってしまったというのだ)

13歳(父と母の出会いは同じ中学校の同級だったという)

6: 2016/05/23(月) 13:38:47.868 ID:iTVbFiK/0.net
---2年後---

15歳「父ちゃん、今日もお酒飲んでるのかよ」

(゚Д゜)「お前の知った事じゃねーだろ!」

15歳「でも、お母さんだけが働いてて、父ちゃんだけ働いてないじゃん」

(゚Д゜)「俺は社会に負けたんだ」

15歳「病院で医師からアルコールは止められてるだろ!」

(゚Д゜)「ゆうすけ。アルコール依存になってみればわかるけどよ」

(゚Д゜)「酒を飲まないと手足の震えが止まらくなっちまって、頭の中は不安な事ばかり考えてしまうんだよ」

15歳「お母さんから父ちゃんが若かった時は優秀な人だった聞いたのに・・・」

(゚Д゜)「過去は過去の事だ。確かに俺は難関大卒で優秀だったかも知れないけどなぁ、企業戦争に敗れた敗者なんだ。」

15歳「酒とギャンブルを止めて、1から人生スタートさせて、息子の俺の事を尊敬させてくれよ」

(゚Д゜)「はははっ。そうしてやりたいがなぁ。父ちゃんはもうダメなんだ」

(゚Д゜)「一番やったらいけない事をしてしちまった。妻と息子に暴力を振るっていたなんてな」

15歳「昔の事は忘れるから、昔の優秀だった父ちゃんに戻ってよ」

15歳「なんでも協力するからさ」

(゚Д゜)「お前は高校受験だろう。しっかり塾も通って、勉強をして偏差値が高い高校を受験するんだぞ。」

15歳「んな事言ったってさ・・・俺はお母さんを尊敬してるけど、父ちゃんの事も好きだし、嫌いになれないんだよ」

(゚Д゜)「立派な息子になってくれて、俺は嬉しいよ」

(゚Д゜)「俺が親としてやれたのは、借金を残さずにこの家を建てたぐらいだ。」

(゚Д゜)「かーちゃんにもお前にも申し訳ないっていうのが本音だ」

7: 2016/05/23(月) 13:41:29.585 ID:iTVbFiK/0.net
15歳「父ちゃんなら、まだやり直しがきくよ。頑張ってほしいよ」

(゚Д゜)「お前の嫁は人格者だ。普通なら離婚をするのが当たり前なのに、離婚をしたら俺は自殺をすると言ったら、離婚しないでくれたんだからな」

15歳「それはお母さんから聞いたよ。父ちゃん。一家の大黒柱になってくれよ」

(゚Д゜)「あぁ・・・。父ちゃんは友達がたくさんいるから、自分で仕事見つけてみるよ」

15歳「本当に?」

(゚Д゜)「本当だ。だからゆうすけはしっかり勉強をするんだぞ。そして、たくさんの友達を作って、将来何になりたいか考えるんだ」

(今の俺は中学3年生だ。父親は元々悪い人間ではない。俺が14歳の時になった時には、母にも俺にも暴力を振るわなくなった。家事をするが、アルコールを絶つ事が出来ない)

(ギャンブル依存症の方は良くなった。0.5円パチンコを週に1回行って、リハビル中だ)

---寝室---

15歳「スー、スー」

???「目覚めなさい」

15歳「!?」

15歳「だ、誰ですか?」

???「あなたは黙って私の話を聞きなさい。」

15歳「・・・はい」

???「あなたに一つだけ特別な能力をあげるわ」

15歳「・・・特別な能力ですか?・・・」

8: 2016/05/23(月) 13:42:51.301 ID:iTVbFiK/0.net
???「この能力は一度だけ、過去に戻って自分に関わる人生だけを変える事が出来るの」

(俺に喋ってる物は爪切りだ)

15歳「過去に戻れるって事ですか?」

爪切り「えぇ。戻れるわ。あなたが大人になって人生に後悔した時に便利な能力だわ」

15歳「なんで俺に能力を?」

爪切り「さぁ・・・ね。所詮は作り話よ。ご都合主義だから突っ込まないで」

15歳「そうなんですか・・・はぁ・・・。」

爪切り「いい?私の事を大事に保管するのよ。過去に戻りたくなったら私で自分の爪を切りなさい。そして、戻りたい過去を念じなさい」

15歳「わかりました・・・。」

【ポワーン】

15(喋らなくなってただの爪切りになった。)

15歳「よっしゃー。すんげー能力を手に入れたぞー!」

9: 2016/05/23(月) 13:44:10.223 ID:iTVbFiK/0.net
---自宅---

J( 'ー`)し「あら。良かったじゃない。」

(゚Д゜)「おお!大したもんだ」

15歳「や、やった!」

(゚Д゜)「県内で偏差値が1番高いところに入れるとはなぁ・・・。さすが我が息子」

J( 'ー`)し「こらこら。あなたは家でお酒ばっか飲んでるだけじゃない」

(゚Д゜)「・・・ははは・・」

(゚Д゜)「とにかく、ゆうすけ。高校をしっかり通って高校生活を楽しめよ」

15歳「うん!ありがと。友達も受かったみたいだから、お祝い会をファミレスでやろうと思うだけど・・・」

J( 'ー`)し「あぁ、じゃ、お金が必要だわね。五千円で足りるかしら?」

(゚Д゜)「待て。俺は父親だ。ゆうすけ。受け取れ」

15歳「父ちゃん、1万も・・・どうしたの?」

(゚Д゜)「内職をして作った金だ。」

J( 'ー`)し「・・・あなた・・・」

(゚Д゜)「これからは、頑張ってお前よりも稼いでみせるからな」

10: 2016/05/23(月) 13:45:28.907 ID:iTVbFiK/0.net
15歳「あ、父ちゃん、楽しく友達と祝えたよ。ありがとう」

(゚Д゜)「お前に感謝の言葉を言われるのは、初めてだな」

15歳「何言ってるんだよ。父の日とかで感謝してるじゃないか」

(゚Д゜)「そうだったなw父ちゃんな。友人の会社から仕事しないかって言われてるんだ」

15歳「ほんと?」

(゚Д゜)「あぁ、その友人っていうのは俺が会社を経営していた時の社員でな。俺に恩があるから、来てほしいんだとよ」

15歳「これで幸せな家庭がスタート出来るね」

(゚Д゜)「そうなるといいがなぁ。」

15歳「ねぇ。とうちゃん。」

(゚Д゜)「なんだ?」

15歳「お母さんとはなんで結婚しようとしたの?」

11: 2016/05/23(月) 13:47:03.966 ID:iTVbFiK/0.net
(゚Д゜)「懐かしいなぁ。俺が中学生の時に母さんから告白されてな」

(゚Д゜)「最初は断ったんだが、断る理由が思いつかなくて付き合ったんだ」

(゚Д゜)「それから、高校と大学は別々だったが恋愛は続いていて」

(゚Д゜)「俺が会社の経営者になって、かーさんは大学を卒業して社労士の見習いをしてた時に、結婚をしたのさ。」

15歳「じゃ、中学3年生の時からずっと付き合ってたんだ?」

(゚Д゜)「まあな。ただ、俺は別に好きな女性がいてな」

(゚Д゜)「大学在学中はその子に告白されて、かーちゃんと別れようとしたんだが・・・」

(゚Д゜)「かーちゃんは、その頃、精神的に疲れててな。俺はかーちゃんを選んだんだ。」

15歳「父ちゃんって昔は男前だったんだね。」

(゚Д゜)「ははは。そうだったんだよ。そういや、もうすぐクリスマスだな。」

(゚Д゜)「お前はもう高校生だから、話とくけど、俺とかーちゃんは、クリスマスイヴの時にホテルで、コンドームをしないで、愛し合ったんだ」

(゚Д゜)「そして、数か月後に妊娠したってわかったんだ。お前がな」

12: 2016/05/23(月) 13:48:33.478 ID:iTVbFiK/0.net
15歳「じゃあさ、もしも、かーちゃんが妊娠しなかったら、結婚はしなかった?」

(゚Д゜)「あぁ、していなかったと思う。その頃には、俺は大学時代の女友達と仲が良かったし、かーちゃんの方も社労事務所の男と浮気寸前だったからな。」

(゚Д゜)「最初はコンドームを付けてやっとけばよかったと後悔したな。でも、赤ん坊の頃のゆうすけはそりゃ可愛くて、出来ちゃった結婚でもいいかなと思えたんだ」

(゚Д゜)「だからな。ゆうすけに彼女が出来たらしっかりコンドームをつけて、愛の関係を交わすんだぞ?病気も怖いし、女を中絶させるような最低な男になんなよ」

15歳「もちろん、俺は父ちゃんの息子だよ?」

(゚Д゜)「そうだったなw 俺とかーちゃんとは結婚相手としては合わなかったのかもな」

15歳(父ちゃんはお母さんと結婚した理由は出来ちゃった結婚だったのか。俺の母親の欠点は、精神的に弱い部分があって、病んでる時は俺にも冷たくする事がある)

15歳(父の事は良くわからないけど、俺の予想では豆腐メンタルの母に対して父が背中を押してくれていたんだと思う)

13: 2016/05/23(月) 13:50:32.841 ID:iTVbFiK/0.net
J( 'ー`)し「ゆうちゃん!」

18歳「何?」

(゚Д゜)「お前も俺と同じ大学か・・・この野郎」

18歳「え?勝手に大学の合否通知見たの?」

J( 'ー`)し「ごめんなさい。どうしても気になっちゃって」

18歳「勝手に見たらダメでしょ。それで結果は?」

(゚Д゜)「だから言ってるだろ。お前は俺と同じ大学に受かんだって」

18歳「やったー!」

(゚Д゜)「俺の母校に息子が入ってくれるとは嬉しいな」

J( 'ー`)し「本当に優秀な息子に育ってくれたわね」

18歳(俺は知っている。父と母は仲が悪い。夫婦関係は最悪だ。)

18歳(父は3年前に友人の会社に就職して、一家の大黒柱に戻る事が出来た。)

18歳(アルコール依存症の症状も軽くなり、ギャンブルも一切打たなくなった)

14: 2016/05/23(月) 13:52:08.521 ID:iTVbFiK/0.net
18歳「ただいま」

18歳「父ちゃん?」

(父の仕事は今日は休日のはずだ)

(寝室)

18歳「父ちゃん!!!!」

(寝室のベランダで氏んでいる父がいた。)

18歳「なんで、首吊り自殺なんかしたんだよ!」

---警察到着---

警察「自殺だと思いますが、一応司法解剖しときます」

18歳(父の遺書に綴られていたのは、アルコール依存症の後遺症の苦しみが綴られていた。そして俺に対してのメッセージが大量に書き綴られている。ゆうすけ頑張れ)

18歳(ふざけんな・・・。何が頑張れだ・・・)

J( 'ー`)し「辛いわね」

18歳「そうだね。」

---お葬式が終わった後---

J( 'ー`)し「お父さんには酷い事をしたわ」

18歳「何が?」

J( 'ー`)し「お父さんと交際していた時にね。お父さんは昔はモテモテだったから、他の女性がお父さんに近づいてくるの」

J( 'ー`)し「私は精神的に弱くて、お父さんと別れたくないから、別れたら自殺を仄めかすような事を言っちゃってね」

J( 'ー`)し「お父さんは優しい人だから、私と釣り合わないのに、お父さんは私と付き合ってくれたままだったの。」

J( 'ー`)し「結婚する前もした後も、私は自分だけが可愛いからって、いつも愚痴をお父さんにこぼしていたわ」

18歳「・・・」

J( 'ー`)し「ある意味、私がお父さんを頃しちゃったのよ」

18歳「違うよ。父ちゃんはアルコール依存症で氏んじゃったんだ。お母さんは悪くない!」

J( 'ー`)し「ぐすん」

15: 2016/05/23(月) 13:53:40.349 ID:iTVbFiK/0.net
---自分の部屋---

18歳「・・・使う時が来たか」

18「父さんが起業をする前に父に忠告した方がいいか。それとも酒を飲むのをやめることを言った方がいい。悩むな。」

爪切り「本当に使うの?」

18歳「当たりまえですよ。」

爪切り「自分のために使った方がいいと思うけどなぁー💛」

18歳「自分の為に使うんだ。」

爪切り「そのやり方だと、ゆうすけが生まれて来なくなるよ」

18歳「あ・・・。そうか・・・」

爪切り「だから、やめといたほうがいいと思うけどなぁ☆」

18歳「やめるよ・・・」

---22歳---

J( 'ー`)し「ゆうちゃん、1流企業の内定決まって良かったわね」

22歳「うん。面接には色々と努力したよ」

J( 'ー`)し「可愛い彼女も出来て、人生楽しい?」

22歳「毎日が充実しているよ」

J( 'ー`)し「良かったわね。ゆうちゃんに話したい事があるの」

22歳「何?」

J( 'ー`)し「母さん、腎臓癌になっちゃった」

22歳「え?」

J( 'ー`)し「仕事は辞めるわ。貯金もそこそこあるし、抗がん剤治療を受けるわ」

22歳(母は肝臓がんを発症してしまった。ステージ3で抗がん剤治療で進行を遅らせる事が出来る状態だ)

16: 2016/05/23(月) 13:55:27.228 ID:iTVbFiK/0.net
---3年後---

彼女「ねえ。ゆう君」

25歳「なに?」

彼女「そろそろ、結婚したいな」

25歳「そうだね。そのうち、するから待っててよ。今は仕事が忙しくてね。約束するよ」

彼女「本当に?」

25歳「絶対にするよ。誓約書を書いてもいいよ」

彼女「ゆうちゃんと結婚出来て幸せだな」

---実家---

25歳「かーちゃん?」

J( 'ー`)し「あら、どうしたの?」

25歳「体調は大丈夫?」

J( 'ー`)し「おかげさまで大丈夫よ。再発の兆しはないって医師から言われてるわ」

25歳「良かった・・・」

J( 'ー`)し「ねえ。ゆうちゃん。」

25歳「ん?」

J( 'ー`)し「ゆうちゃんが一流企業で出世するまでの男にまでなって、私は誇りに思うわ」

J( 'ー`)し「本当はね。お父さんとはね。結婚する気なかったのよ。」

J( 'ー`)し「ゆうちゃんを妊娠した事で、やむ終えず、結婚をしたの」

25歳「・・・」

J( 'ー`)し「なんで暗い事をしてるの?単純に夫婦関係が悪かっただけで、私もお父さんも、ゆうちゃんの事を愛していたのよ」

25歳「今度、ボーナスがあるから、欲しいものある?」

17: 2016/05/23(月) 13:57:57.561 ID:iTVbFiK/0.net
J( 'ー`)し「んー、ゆうちゃんが選んでくれる物ならなんでもいいわ。」
(
5年後)

同僚「ゆうすけは羨ましいな」

30歳「なんで?」

ゆうすけ「さっき、お偉いさんの話を聞いてたら、お前を部長候補に数年後にする予定なんだってよ」

30歳「嬉しいな」

同僚「・・・ところでさ」

30歳「なんだよ」

同僚「お前は結婚して4年経つのに、子供は作らないのはなんで?」

30歳「んー、なんでかなぁ。わからない」

同僚「子供は作っとけ。可愛いぞ~!」

30歳「そうだな。そのうちだな」

---5年後---

J( 'ー`)し「ゆうちゃん・・・」

J( 'ー`)し「ゴホンゴホン、私はあなたを生んで本当に良かったわ」

J( 'ー`)し「立派な家を購入してもらって、最初から最期まで親孝行息子よ」

医師「もう話せる時間がありません。」

J( 'ー`)し「ゆうちゃん・・・あなたは私達の誇りだわ」

医師「心拍数がありません。ゆうすけさん、少し待機室でお待ちください」

---数分後---

医師「お母さまは亡くなりました」

35歳「はい。今までありがとうございました」

爪切り「お母さんが亡くなるのは辛い事だねぇ」

35歳「その通りです」

18: 2016/05/23(月) 13:59:27.665 ID:iTVbFiK/0.net
爪切り「でも、ゆうすけの人生はまだ失敗してないよね。」

35歳「私の人生はご都合主義のように充実した人生を送っていますね」

爪切り「仕事も順調、夫婦関係も良好、あとは子供を作るだけね。」

爪切り「高齢出産はつらいものだから、早く子供を作ってあげなさい」

---自宅---

妻「お帰りなさい。あなた。」

35歳「ただいま。」

妻「お母さまを亡くした後だけど・・・、変な事を言うけど」

妻「わたし、こどもが欲しいの」

35歳「そ、そうだな!子作りに励もうか」

妻「💛」

---その日の夜の書斎---

35歳(人生を振り返ってみると、自分の人生は怖いぐらい順調だな)

(引き出しを開ける)

爪切り「?なに?」

35歳「決めたよ。爪を切るよ」

爪切り「なんでー?いつに戻るの?お母さんに癌の発見を早く知らせるの?」

35歳「違います・・・」

【カチッ】

19: 2016/05/23(月) 14:02:19.784 ID:iTVbFiK/0.net
35歳(タイムスリップ中は今までの人生が蘇ってくる)

---ホテル前---

35歳「おい!」

(゚Д゜)「なんだ」

J( 'ー`)し「なにこの人・・・」

35歳「俺はお前達の息子だ!」

(゚Д゜)「・・・」

J( 'ー`)し「ねぇ。警察呼びましょう。」

35歳「お父さん、あんたの本名は~で、出身地は~で、あんたの父と母は~」

35歳「お母さん、あんたの本名はあんたの父と母は~」

(゚Д゜)「な、なんでそこまでの情報を知っている?」

J( 'ー‘)し「なんでなの」

35歳「これを・・・見ろ・・・」

J( 'ー‘)し「それは・・・私が幼い頃に亡くなった母の形見の指輪・・・。何故?私は今身に着けているのに・・・。」

35歳「俺はタイムスリープして来たのはわかってくれたか?」

(゚Д゜)「信じられないが・・・信じるしかない」

J( 'ー‘)し「本当にね。この人はなんでも知ってるわ。もしかしたら本当に・・・」

35歳「あんたらは、これから妊娠して出来ちゃった結婚を運命なんだ」

35歳「父ちゃん、あんたは大学時代の女の子の事が好きなんだろう。性格が良くて、付き合いたいんだろ?」

(゚Д゜)「・・・」

35歳「お母さん!あんたは社労士事務所の年上の人に惚れてるだろ。あの人は優しいからな。」

J( 'ー‘)し「・・・」

35歳「お願いだ。ホテルに入らないで、あんた達は別れてくれ。不幸な出来事が起きるぞ!」

35歳(父と母に関する情報を全て話した)

爪切り「あんた、自殺願望でもあったの?」

35歳「父と母の人生を変えたいんだ」

爪切り「自分の為じゃなく?」

35歳「俺は子供を作らなかった理由は、最初から父と母を別れさせる為にあなたを利用しようと決心ついていたんだよ」

爪切り「あーあ 残念なお知らせが入ってきました~あなたは生まれてこなくなってきちゃいます」

21: 2016/05/23(月) 14:03:29.739 ID:iTVbFiK/0.net
爪切り「無の世界にご案内するわ」

(何も見えない、聞こえない、息も出来ないが、意識だけはハッキリする)

爪切り「あんたが過去に戻った結果、二人は別れて、別々の恋人を作ったみたいね」

0「それは良かった・・・。これで父ちゃんの未来もお母さんの未来も変わったね」

爪切り「あなたはいない存在で、これから意識が永遠になくなる事になるけど」

0「仕方がないよ。」

爪切り「ふーん。じゃ、さようなら」

0「ありがとう」

END

22: 2016/05/23(月) 14:04:51.942 ID:n+z/zdBo0.net
ワイ「多元世界説だぞ」

引用: 15歳「タイムスリップする能力を手に入れたぜ」