1: 2010/02/01(月) 01:09:35.38 ID:G8RUV5IV0
御坂「…………」

御坂「ぎゃあああー」(ゴロゴロー

白井(先ほどからお姉さまがベッドの上で転がってますけれど……)
白井(もしかしてあれは何か新しい能力の訓練なのでしょうか)

3: 2010/02/01(月) 01:14:21.75 ID:G8RUV5IV0
数時間前


上条「いやー、いいところに通りがかってくれた。最近極潰しが増えて食費が大変なんだよ」

御坂「だからって毎回毎回あたしを見つけるたびに卵を買わせるのもどうかと思うわよ」

上条「卵はなあ! 俺の生活になくてはならない、いわば人生のパートナーなんだよ!」

御坂「あーはいはい」

4: 2010/02/01(月) 01:21:01.39 ID:G8RUV5IV0
御坂「ん……? 福引券?」

上条「三枚で一回引けます? あー、どっかでみたようなー……」(ゴソゴソ
上条「お、あったあった」

御坂「くしゃくしゃね……でもあたしのとあんたのとそれで一回引けるわね」
御坂「じゃあはい、引いてきなさいよ」

上条「いや、お前が行ってきてくれ」

御坂「はぁ?」

上条「上条さん運に見放されちゃってるんで、お前代わりに頼む」
上条「そして一等のお米20キロを!」

6: 2010/02/01(月) 01:26:22.08 ID:G8RUV5IV0
御坂「なんであたしが……」

上条「ビリビリでチートするのはなしだかんなー」

御坂「分かってるわよ!」
御坂「まあ当たるわけ……」

がらがら、ぽん

店員「おめでとーございまーす!」

上条「うおおおおおお!!」

御坂「緑だから4等よ……えーと、景品は……」

店員「映画館ペア招待券でーす」

7: 2010/02/01(月) 01:28:32.02 ID:G8RUV5IV0
リアルタイムで書いてるから遅くてすまん
クソ寒くてキー打つ指が震える。エアコンほしい

11: 2010/02/01(月) 01:39:44.48 ID:G8RUV5IV0
上条「腹の足しにならねえ……」

御坂「ティッシュよりいいでしょ。はい」

上条「いや、俺いらねえからお前持ってけよ」

御坂「あんたの買い物で貰った券でしょ。なんであたしが」

上条「当てたのお前だし、俺一緒に映画に行くような奴いねーもん」

御坂「寂しい奴……」

上条「うるせえ!」

御坂「ともかくこれはあんたの。あんたが持つ理由はあってもあたしにはない」

上条「くそ、また処分に困るものを」
上条「腐らせるのももったいないしなあ……」

御坂「ほんとーに相手いないのね……」

上条「あ、そうだ」
上条「お前一緒に行こうぜ」

12: 2010/02/01(月) 01:44:53.53 ID:G8RUV5IV0
御坂「ばっ――なんであたしが!?」

上条「いやほら、当てたのはお前」
上条「今度の日曜暇か?」

御坂「特に用事はないけど……」

上条「んじゃ10時に映画館前集合で」

御坂「だからなんであたしが……」
御坂「あーもういいわ。一緒に行く相手のいない可哀想なバカのために行ってあげる」

14: 2010/02/01(月) 01:49:04.65 ID:G8RUV5IV0
御坂(とまあ、その場の勢いで言っちゃったけど……)
御坂(これって……デートよね……)
御坂(……)

御坂「ぎゃあああああ」

白井「お姉さまー! お風呂上りの髪に電磁波はー!」

御坂「ぎゃあああああ」

白井「私の髪がー! キューティクルがー!」

16: 2010/02/01(月) 02:01:42.73 ID:G8RUV5IV0
御坂「……で、言い訳は?」

上条「すみませんテストで点数悪くて補修だったんですがレポートで代用してもらえるように頼み込んでました全面的に私が悪いですはい」

御坂「それでまたいつもの制服なのね……」

上条「お昼はおごらせていただきます」

御坂「当然」

上条「でもあんまりブルジョワジーなところは勘弁してください」

御坂「普通のファミレスとかでいいわよ……」

19: 2010/02/01(月) 02:12:52.77 ID:G8RUV5IV0
上条「好きなの選べるみたいだけどどれにするよ」

御坂「なんであたしが」

上条「映画情報とか知らねえんだよ」

御坂「はあ……えーと……」

御坂(なっ――GEKOTA THE MOVIE!? って明日からかあああああ!!)
御坂(まあ明日くればいいや)

御坂「んじゃこれとかどう?」

上条「予想通りにアクション映画ですか」

御坂「文句あるなら自分で選びなさいよ」

上条「ごもっともで」

21: 2010/02/01(月) 02:21:44.59 ID:G8RUV5IV0
上条「でも恋愛映画とかじゃなくていいのか?」
上条「女子というのはその手のものを好むとかなんとか」

御坂「あたしはこういうのの方が好きなの」

御坂(それに恋愛ものとか……しかも暗い中でこいつとなんて……)
御坂(ぅぁぁぁぁぁ)

上条「漏電してるぞおい!」

25: 2010/02/01(月) 02:39:07.66 ID:G8RUV5IV0
御坂「ってあれ? アイツどこいったの?」

上条「ほれ、コーラとオレンジジュースどっちがいい?」

御坂「え、と、コーラ」

上条「ほい」

御坂「ありがと……」

御坂(何よ……たまには優しいじゃない……)

上条「また前みたいに自販機に蹴り入れられても困るしなー」

御坂「――――せいっ!」

上条「膝の裏はっ!?」

31: 2010/02/01(月) 02:55:09.96 ID:G8RUV5IV0
御坂「あー、面白かったー!」

上条「やっぱり映画は映画館で見るべきだなー」

御坂「諏訪部さんかっこよかったー」

上条「腹減ってるだろ。飯にするか」
上条「あ、ここの店でいいか? 美味いらしいんだよ」

御坂「へぇ……パスタ屋さんねえ。あんたにしてはオシャレじゃない」

上条「割引券貰ったんだよ」

32: 2010/02/01(月) 03:09:05.15 ID:G8RUV5IV0
月詠「補修サボってデートですか。いいご身分ですねー」

上条「すんませんまじすんません命に関わるんでどうかこの通り!」

月詠「はあ……まあ今回は見逃してあげますけどレポート3割増しですからね?」

上条「ああああやっぱり不幸だあああ」

月詠「どの口が言いますか。単位出しませんよ」

上条「お代官様ー! ご慈悲ー!」

月詠「まったくもう……」

33: 2010/02/01(月) 03:15:15.33 ID:G8RUV5IV0
月詠「せっかく青春やってる上条ちゃんに餞別をと思ったのに」
月詠「割引券あげます。これで少しは株を上げてきなさい」
月詠「どうせ上条ちゃんデートプランとか立ててないんでしょう」

上条「だからデートじゃ……」

月詠「どこからどう見ても立派なデートです」
月詠「ほらほら、さっさと行きなさい。女の子を待たせるのはダメですよー」

上条「すんませんありがとうございます!」


月詠「……はあ」
月詠「青春っていいですねー……」

35: 2010/02/01(月) 03:24:58.32 ID:G8RUV5IV0
御坂(お店の雰囲気も悪くないし、味もいいし……なかなかやるじゃない)

御坂「で、この後どうするのよ」

上条「ん? ……あー……考えてなかった」

御坂「これだから……」

上条「俺の予定は消化しちまったからなあ」
上条「お前、どこか行きたいとこあるか?」

御坂「あたしに振るの!?」



>>40に振るの

40: 2010/02/01(月) 03:34:20.02 ID:I9yWCE4qO
バッティングセンター

41: 2010/02/01(月) 03:38:18.21 ID:G8RUV5IV0
御坂「じゃあ……バッティングセンター」

上条「上条さん行ったことないですよ」

御坂「バットくらい振ったことあるでしょ」

上条「そりゃまあ……」

御坂「じゃあ問題ないわね」

43: 2010/02/01(月) 03:49:21.72 ID:G8RUV5IV0
上条「割引券あるとはいえ結構財布にいい感じのダメージが……」

御坂「男が細かいことグチグチ言わないの」

上条「へいへい……」

御坂(まあ、そろそろ苛めるのもやめてあげようかな……)

御坂「どこ行ってんの、こっちよ!」

44: 2010/02/01(月) 03:54:11.99 ID:G8RUV5IV0
御坂「で、ここにお金入れて……」

上条「学園都市にしては古典的っすね」

御坂「くるわよー」

ギュオッ

上条「うおおお!?」
上条「今物凄い曲がり方したんですけども!」

御坂「科学の力よ」

上条「無駄に最新式だ!」

45: 2010/02/01(月) 04:05:55.57 ID:G8RUV5IV0
上条「くそ、上手く当たらねえ」

御坂「貸してみなさいよ……ほっ」

ッキィーン

上条「おー。上手いもんですねえ」

御坂「ちょっとここ立ってみなさいよ」
御坂「曲がるって言ってもちゃんとストライクにくるようになってるから先にアタリを付けて……」
御坂「もっと腰を落としてあご引いて……ああもう、脇締めて!」

御坂(ってあれ? この体制……)
御坂(端から見たら抱きついてるように……)

御坂「っ――」

ボンッ

47: 2010/02/01(月) 04:25:45.54 ID:G8RUV5IV0
上条「なんか嫌な音が――うおおおおおおおっ!?」

ギュキャキャキャキャ

上条「最近の科学はイナズマ魔球すら実現するんですか!?」
上条「ってピッチングマシーンが煙吹いてるじゃねえかまた故障かよ不幸だあああ!」

御坂「どさくさに紛れて抱きついてんじゃないわよ!」

上条「いや上条さんは目の前の女の子を庇ってですね!?」

御坂「あたしならこの程度……!」

49: 2010/02/01(月) 04:39:19.99 ID:G8RUV5IV0
御坂「――――え?」

御坂(能力が……使えない……!?)

上条「いだぁっ! こいつ、こっちを狙ってぐふぇっ」

御坂「ちょっとあんた! 黙ってないで避けるか打ち返すかしなさいよ!」

上条「今動いたらお前に当たるしこの距離でバット振り回したら危ないじゃねえくぁぶっ」

御坂(な、何言ってんのよこのバカはっ!?)

御坂「だからあたしは平気だって!」

上条「まあ上条さんそれなりに頑丈だと自負しておりますので壁くらいにはべっ」

御坂「人の話を聞きなさいよ!」

50: 2010/02/01(月) 04:56:00.54 ID:G8RUV5IV0
上条「あたた……不幸だ……」

御坂「無茶するからよ……ちょっと見せてみなさい」
御坂「うわ、青くなってる」

上条「お前は怪我ないか?」

御坂「あ、うん、平気」

上条「そうか……ならよかった」

御坂「――怪我までしてなに偉そうに言ってんのよバカ」

53: 2010/02/01(月) 05:09:32.04 ID:G8RUV5IV0
御坂(ああもうなんで普通にありがとうって言えないのよバカ!)

上条「そんなわけでい辛くなって店を出たはいいんだけど……」
上条「すまん、そこの公園でちょっと休ませてくれ」

御坂「はいはい……」

上条「あいたた……うおー、いい天気ですなー」

御坂「ちょっと、芝生は立ち入り禁止よ」

上条「まあ硬い事言うなって。寝転がると気持ちいいぞー」

54: 2010/02/01(月) 05:21:31.36 ID:G8RUV5IV0
御坂(周りは……木陰で道路からは氏角)
御坂(監視カメラも……よし)

御坂「ま、まあそこまで言うなら」
御坂「ああ、確かにこれは気持ちいいわね」

上条「なんだか体が痛いのとかどうでもよくなってくるなー」
上条「風が……」

御坂「……風が何よ」
御坂「………………寝てる」

56: 2010/02/01(月) 05:34:32.74 ID:G8RUV5IV0
御坂「あーあー平和そうな顔しちゃって」

御坂「まったく……いつもいつもあんたはそうやって全部自分で抱えようとして……」

御坂「少しは頼りなさいよ……バカ」

御坂「なーんかアンタ色々隠してる気がするのよね」

御坂「そんなに……あたし頼りないかなあ……」

御坂「ま、どうせ言ったところで聞きゃしないんでしょうけど」

御坂「……誰もいないわね」

御坂「地面に直接寝たら余計に体痛くなるでしょ、バカ」

80: 2010/02/01(月) 17:25:57.54 ID:G8RUV5IV0
上条「ん……」
上条「もう夕方か」

上条「……ってなにやってやがるんですか御坂さん」

御坂「あー……えーと……」

上条「膝枕とかこっぱずかしいこと平然とやるなよ」

御坂「あんたねえ、人がせっかくやってやってんのに……」

上条「ま、おかげでぐっすり寝ちまったんだけど」

御坂「っ――!」

上条「ありがとうな、美琴」

81: 2010/02/01(月) 17:31:01.09 ID:G8RUV5IV0
御坂「……ちょっと、起きたならさっさとどきなさいよ」

上条「いやー、こう座りがいいっていうか。居心地がよくて」

御坂「バカ。そこはあんたの専用席じゃないのよ」

上条「予約席なのか?」

御坂「そういうわけじゃないけど……」

上条「じゃあいいじゃん。他の客が来るまで少し長居させてくれよ」

御坂「あんたもこっぱずかしいこと平然と言ってくれるわね」

上条「はは、確かに言ってて恥ずかしいな」

御坂「こっちだって恥ずかしいんだから……」(ボソボソ

上条「ん? 何?」

御坂「なんでもないわよ!」

82: 2010/02/01(月) 17:37:24.18 ID:G8RUV5IV0
御坂「はあ……ちょっとだけだからね」

上条「へいへい」
上条「……」

御坂「……何よ、人の顔じーっと見て」

上条「いや、なんでこう……」

御坂「? 何よ」

上条「女の子の眼ってのは綺麗なんだろうなーと思ってさ」
上条「まだ明るいのに星を見てるみたいだ」

御坂「――――さっさと起きろバカあああ!!!!」

83: 2010/02/01(月) 17:53:14.91 ID:G8RUV5IV0
上条「ちぇー。いいじゃねえか減るもんじゃなし」

御坂「あたしの神経が磨り減るのよ!」

上条「帯電するなって。火事になるぞ、っと」

御坂「うぅ……」

上条「ん? どうした?」

御坂「見れば分かるでしょ、足が痺れてんのよ!」

上条「ビリビリでも痺れるんだな」

御坂「うっさい!」

上条「いつまでも芝生にいると風紀委員に怒られるぞー」

御坂「誰のせいよ! 先に入ったのは誰よ!」
御坂「あいたた……」

上条「ったく、仕方ねえなあ……よっ」

御坂「!?!?」

上条「なんだ軽いな。ちゃんと食ってんのか?」

御坂「降ろせ! 今すぐ降ろしなさい!」

上条「いて! 暴れんなバカ!」

85: 2010/02/01(月) 18:53:05.59 ID:G8RUV5IV0
御坂「まったく……公衆の面前でよく恥ずかしいことできるわね……」
御坂「お姫様抱っことか……初めてされた……」(ゴニョゴニョ

上条「ちょっと飲み物買ってくるから待ってろよ。何がいい?」

御坂「あ、えーと、スポーツドリンク系で」

上条「りょーかい」

御坂「……」
御坂「はあ……こっちの身にもなりなさいよ、まったく……」

白井「あらお姉さま。奇遇ですわね」

御坂「げ、黒子」

88: 2010/02/01(月) 20:03:34.82 ID:G8RUV5IV0
白井「げ、とは心外ですわね」
白井「何をしてらしたんですの? 今朝は早くから出かけて行きましたけれど」

御坂「え、えーと」

白井「はっ……あれは上条当麻……!」
白井「お姉さま、まさか彼とででででーとなど」

御坂「ちち違うわよ! アイツにムリヤリ……」

白井「ムリヤリ!?」
白井「あのウニ頭私のお姉さまに何を……!」

御坂「いやあの、そうじゃなくて!」
御坂「ああもうデートでいいわよ!」

90: 2010/02/01(月) 20:27:18.73 ID:G8RUV5IV0
白井「やっぱりデートですの!?」

御坂「なんというか……なりゆき上……」

白井「なんと……」


白井(男の気配がないと安心していたら……)
白井(あの海原光貴でさえ軽くあしらわれていたというのに)
白井(これはまたとんだダークホースですわね)

92: 2010/02/01(月) 20:29:59.38 ID:G8RUV5IV0
白井(しかしまあ、これはこれでいい傾向なのかもしれません)

白井(恋する乙女は強いと言いますし。まあそうでなくともお姉さまは十分お強いですが)

白井(それに私はお姉さまの幸せが一番ですし)

白井(前々から彼のことを気にかけているのは明白でしたし、これを期に仲が発展しても)

白井(とはいえ……世の中ままならぬものですわ)

93: 2010/02/01(月) 20:35:02.22 ID:G8RUV5IV0
白井「はあ……」
白井「デートなのでしたら私はお邪魔ですわね」

御坂「え?」

白井「お邪魔虫は早々に退散しますわ」
白井「くれぐれも節度を守って、学生であることをお忘れなきよう」
白井「あと門限はちゃんと守るようにお願いしますわ」

御坂「黒子?」

白井「それでは、ご武運を」(ヒュン

御坂「……あれ?」

95: 2010/02/01(月) 20:39:27.14 ID:G8RUV5IV0
御坂「なん……だと……」

御坂「黒子が……あの黒子が肯定的……」

御坂「応援された……」

御坂「……」

御坂「節度をって何よ! 学生だからどうだってのよ!」

御坂「具体的になんなのよ!」

御坂「……ぅゎぁぁぁ」

上条「何やってんだお前」

御坂「うわあああ!?」

98: 2010/02/01(月) 21:28:06.45 ID:G8RUV5IV0
上条「大声出すなよ、驚くじゃねえか」

御坂「そ、それはこっちのセリフよ!」
御坂「にしても遅かったわね」

上条「いや小銭が全部自販機にはじかれてさ」
上条「札もべろんべろん戻されるし……」

御坂「どうにかなったならいいじゃない」

上条「いや、こいつに小銭交換して貰ったら上手くいったんだよ」



こいつ>>100

100: 2010/02/01(月) 21:29:16.88 ID:l3urLRXf0
青髪

102: 2010/02/01(月) 21:45:26.67 ID:G8RUV5IV0
青髪「おー、これが噂のレールガンさんですか」

上条「こいつうちのクラスの青髪ピアス」

青髪「ナチュラルに本名じゃないあたりさすがカミやん」

上条「用は済んだ。ほらさっさと消えろ」

青髪「ひどー」

104: 2010/02/01(月) 21:51:46.78 ID:G8RUV5IV0
御坂「あれでよかったの? ちょっとひどい扱いだと思うんだけど」

上条「あいつはアレで悦ぶような奴だから問題ないだろ」

御坂「世の中いろんな性格の人がいるのねえ……」

上条(真に受けられたけどあながち間違ってないからいいか)

107: 2010/02/01(月) 22:09:44.25 ID:G8RUV5IV0
上条「痺れてたの治ったか?」

御坂「あ、うん。大丈夫」

上条「んじゃデート続行と行きますか」

御坂「でででーとってあんた何言ってんのよ!?」

上条「ん? ああ、言葉のアヤってやつだ。悪い」

御坂「……自覚はあったんだ」(ボソ

109: 2010/02/01(月) 22:18:48.49 ID:G8RUV5IV0
ちょっと疲れたので展開安価置いとく

1 このままだらだら過ごす
2 いい雰囲気になってドギマギ
3 邪魔が入って気まずい雰囲気に
4 オXXー乙さっさと落とせよ
5 原作無視で1とお前らの妄想が爆発する


>>150

127: 2010/02/01(月) 22:29:57.88 ID:G8RUV5IV0
>>125
それもそうだ……

150: 2010/02/01(月) 22:55:29.40 ID:D3WAJjBk0
all

154: 2010/02/01(月) 23:02:29.69 ID:G8RUV5IV0
コーヒー飲んで一服してたら埋まってて吹いた
>>150 4以外と解釈しておく

156: 2010/02/01(月) 23:08:41.01 ID:G8RUV5IV0
上条「さーて、んじゃ次行きますかー」
上条「どこにする?」

御坂「んー、じゃゲーセンいこゲーセン」

上条「りょーかい、っと」

158: 2010/02/01(月) 23:15:29.50 ID:G8RUV5IV0
御坂「このっ! 氏ねっ! 氏ねー!」(パンパン

上条「あんまり大声出すと目立っちゃってしょうがないんですがと上条さんは愚考しますが!?」(パンパン

御坂「え? こういうのってこうやってやるもんじゃないの?」(パンパン

上条「」

160: 2010/02/01(月) 23:21:56.14 ID:G8RUV5IV0
御坂「ちょっ! アンタ邪魔! 前塞ぐな!」

上条「勝負の世界は卑怯という言葉が通じない弱肉強食の世界なのですよ」

御坂「えい」

上条「いてえっ!? 脛とかなしだと思うんですけども!?」

御坂「勝負の世界は、なんでしょ」

上条「不幸だ! いや不条理だ!」

御坂「えい」(グイ

上条「ハンドル操作するのはマジでどうかと思うんですけども!」
上条「うわあああ崖下にいいい」

162: 2010/02/01(月) 23:29:56.90 ID:G8RUV5IV0
上条「学問ジャンルは俺超苦手なんで御坂先生お願いします」

御坂「あんたこれ今時小学生でも分かる問題よ……」
御坂「む、この曲ってドラマ主題歌だっけ? 紅白で見たけど」

上条「不本意ながらアニメ・ゲームは得意だ」

御坂「……」

上条「青髪ピアスが至近距離で熱弁してくるんだよ!」

165: 2010/02/01(月) 23:35:32.69 ID:G8RUV5IV0
御坂「あ……もうちょっと右……」

上条「む、こっちか?」

御坂「そっちじゃなくて、ああもう!」

上条「仕方ないだろ、初めてなんだから」

御坂「あ、そう、そこ」

上条「よし……いくぞ……」

御坂「うん、そのまま……」





御坂「やったーゲコ太ああああ」

上条「これで取れなかったら殺されてたな……」
上条「まあストラップ程度であそこまで喜んでもらえるならいいか」

169: 2010/02/01(月) 23:42:15.92 ID:G8RUV5IV0
上条「なんですかこの妙に煌びやかな一帯は」

御坂「え? あんたプリ初めて?」

上条「なんか前インデックスに見せびらかされた事はあるけど」

御坂(なんで他の女の名前が出るのよ、まったく……)
御坂(まあ撮ったことないなら……)
御坂(私が初めて……だと……)

上条「すげー恥ずかしいんですけど」

御坂「つべこべ言わずもっとこっち寄りなさいよ!」

上条「うわ、ひっぱるなって」

172: 2010/02/02(火) 00:06:22.56 ID:WxeleLmk0
一方「」

上条「」

御坂「」

一方「デート中か……仲が宜しいこって」

御坂「べ、別にそんなんじゃ」

アナウンス『お客様に迷子のお知らせです。ただいま十歳くらいの女の子を――』

一方「邪魔したな」

御坂「え? あれ? ええー……?」

175: 2010/02/02(火) 00:17:25.19 ID:WxeleLmk0
御坂「あー、遊んだ遊んだ」

上条「遊んだ分しっかり補給するんですね」

御坂「今度は割り勘にするわよ」

上条「情けないですがお願いします……」
上条「って何やってるんですか御坂さん」

御坂「……えへー」

上条「さっそくストラップ付けてらっしゃる……」
上条「ま、楽しんでもらえたようで何より」

176: 2010/02/02(火) 00:42:56.32 ID:WxeleLmk0
上条「ん、電話か」
上条「もしもーし」

禁書『とーま! ごはんまだー!』

上条「……あ」

御坂「……」

上条(うわ、一気に不機嫌そうな顔になった)
上条(これは……秘密兵器を使わざるをえない)

上条「すまん、戸棚の一番上にカップ麺があるからそれでなんとかしてくれ」

禁書『それはもうとっくに処理済みなんだよ! おーなーかーすーいーたー!』

上条「げ」



詰まったので>>180

182: 2010/02/02(火) 01:04:37.91 ID:WxeleLmk0
上条「分かった、分かったからちょっと待ってろ!」

御坂「……」(イライラ

上条「……あ、小萌先生? かくかくしかじかでお願いしたいんですが……」

月詠『青春真っ盛りな上条ちゃんは相手の娘にかまけてシスターちゃんの事すっかり忘れちゃってたんですね』

上条「う」

月詠『図星ですか……先生そういうのは感心しませんよ』
月詠『だいたい補修の件もですねえ』

上条「ごもっともですがどうか、どうかこの通り!」

月詠『はあ……まあいいです』
月詠『てきとーになんか作ってあげますからシスターちゃんうちによこしなさいな』

上条「先生マジ助かります! いやっほう小萌ちゃんさいこおおお」

月詠『もうちょっと先生に対する敬意とかを払ったらどうなんですか!』



月詠「……まったく、上条ちゃんには困ったものです」
月詠「ここまでさせるんだからちゃんと上手にやるんですよ」

184: 2010/02/02(火) 01:12:15.43 ID:WxeleLmk0
上条「なんとかなった」

御坂「アンタさ、不幸だ不幸だっていつも言ってるけど」

上条「うん?」

御坂「どこが不幸よ。相当恵まれてるじゃない」

上条「……そうだな。確かに恵まれてるな」
上条「はは、不幸なんて所詮こんなもんだ」

185: 2010/02/02(火) 01:17:15.61 ID:WxeleLmk0
上条「可愛い女の子ともデートできるしなー。俺の人生まだまだ捨てたもんじゃない」

御坂「!?」

186: 2010/02/02(火) 01:19:42.84 ID:WxeleLmk0
御坂「かかかっかかかわいいってアンタ何言ってんのよ!」

上条「ん? 客観的事実だろ?」
上条「それに上条さんは御坂さんは十分可愛いと思いますが」

御坂「――――っ!!」

189: 2010/02/02(火) 01:27:10.74 ID:WxeleLmk0
御坂「ま、まあこれくらいだったらたまになら付き合ってあげてもいいわよ」

上条「お、マジ?」

御坂「たまによ、たまに!」

上条「いやー、思わぬ僥倖」
上条「俺の周りって女っ気ないからなー」

192: 2010/02/02(火) 01:47:46.40 ID:WxeleLmk0
御坂「どこがよ!」

上条「いや、遊びに行くのってせいぜい土御門とか青髪ピアスくらいだし」

御坂「それにしては随分おもてになるようですけれど」

上条「インデックスだって姫神だって別にそういうのじゃないだろ」
上条「神裂とかは仕事上の付き合いみたいなもんだし」

御坂「アンタねえ……デートだっていうなら他の女の名前出すんじゃないわよ!」
御坂「……仕事上?」

上条「あ」

196: 2010/02/02(火) 01:58:50.63 ID:WxeleLmk0
御坂「アンタ別に風紀委員でもないしスキルアウトってわけでもないわよね……」

上条「いや、あの」

御坂「……何か隠してるのは分かってるのよ」

上条「えーと……あははー」

御坂「ごまかせると思ってるの?」
御坂「……シスター絡みか」

上条「う」

198: 2010/02/02(火) 02:01:55.12 ID:WxeleLmk0
御坂「あの娘学園都市の生徒じゃないわよね」

上条「うう」

御坂「そもそもなんであんたと一緒にいるわけなの」

上条「あうあう」

御坂「いい加減吐いたらどうなのよ」

上条「……」

199: 2010/02/02(火) 02:07:57.26 ID:WxeleLmk0
御坂「あんたがしょっちゅう厄介ごとに首突っ込んでるのは知ってるわよ」

御坂「どうせあのシスターだってそうなんでしょ」

御坂「でもあの娘に関しては、なんか違う感じがする」

御坂「……どうなのよ!」



上条「……すまん、話せない」

200: 2010/02/02(火) 02:13:13.15 ID:WxeleLmk0
御坂「あたしは……」

御坂「あたしはそんなに、頼りないか」

御坂「これでも学園都市最強のレベル5の一人よ! 常盤台の超電磁砲よ!?」

御坂「それでも、ダメだっていうの……?」



上条「……」

203: 2010/02/02(火) 02:21:02.09 ID:WxeleLmk0
御坂「……はぁ」
御坂「帰るわ」

上条「待てよ」

御坂「何よ。話す気になった?」

上条「……」

御坂「あっそ。じゃあね、バイバイ」

上条「待ってくれ、頼む」

御坂「だからなんだって……!」

上条「確かに俺は隠し事をしてる。こればっかりは話せない。けど……」

御坂「けど、何よ」

上条「お前を頼りないなんて思っちゃいない。それだけは分かってくれ」

204: 2010/02/02(火) 02:25:42.75 ID:WxeleLmk0
御坂「……」

上条「……」

御坂「……はあ、分かったわよ」
御坂「アンタ嘘つけるほど器用でも頭良くもないものね」

御坂(でもやっぱり、思った通りなのか)
御坂(あのシスター、コイツといったいどういう関係なのよ)
御坂(コイツいったい何に巻き込まれてるのよ……)
御坂(……いつか、あたしにも話してくれるのかな)



御坂「おい、上条当麻」

上条「はひ」

御坂「オゴリ」

上条「……はい、喜んでー……」

205: 2010/02/02(火) 02:31:57.50 ID:WxeleLmk0
とりあえず一段落ついたので休憩がてら安価混ぜながら

1 ご機嫌ナナメな御坂さんをなんとかご機嫌取ろうと必氏な上条さん。端から見たらただのバカップル
2 意識して元の雰囲気に戻そうとするもギクシャク
3 なぜかここで事件に巻き込まれる(魔術サイドだと色々面倒なので科学サイド限定)
4 もうお前らさっさと結婚しろよ

>>210

210: 2010/02/02(火) 02:36:35.18 ID:XGA61iXE0
4

213: 2010/02/02(火) 02:41:12.99 ID:WxeleLmk0
お前らそんなにバトルがお好みか

218: 2010/02/02(火) 02:46:20.79 ID:WxeleLmk0
御坂「がつがつ」

上条「御坂さん、あまり食べ過ぎると体によくないデスヨ」

御坂「あ? なんか言った!?」

上条「イエナンデモナイデス」

御坂(ああもう、なんでこういう態度しか取れないのよあたしは!)

219: 2010/02/02(火) 02:57:37.99 ID:WxeleLmk0
上条「御坂さん本当にあれだけケーキとかパフェとか食べちゃって平気なんですか」

御坂「へーきへーき。甘いものは別腹」

上条「然様で……」
上条「っと、もういい時間だな……そろそろ……」

御坂「なにやってんのよ、さっさと次行くわよ」

上条「え? いやでも門限とかあるんじゃ」

御坂「しーらない。ほら、ぐずぐずしてると置いてくわよ!」



>>220

220: 2010/02/02(火) 03:00:52.06 ID:GdbG/YwP0
カップルだらけの公園

221: 2010/02/02(火) 03:06:18.05 ID:WxeleLmk0
御坂「夜風が気持ちいー」

御坂(とはいえ、少し食べ過ぎたか……)

上条「お、今日は満月か」

御坂「んじゃちょっと月見酒……はダメだから月見ジュースと洒落込むか」

上条「あんまり洒落てない気がするが……」

御坂「うっさい! つべこべ言わずついてくる!」

上条「へいへい……」

上条(ま、機嫌は直ったようだしいいか)

223: 2010/02/02(火) 03:11:45.40 ID:WxeleLmk0
上条「……」

御坂「……」

上条「……」

御坂「ぅぅ……」

御坂(しまった……この時間の公園はカップルの巣窟だったか……)
御坂(うわー、ききき、キスしてるよ!)
御坂(あれが噂に聞くでぃーぷきっすという奴ですか!)
御坂(え、ちょ、ま、さすがにそれは、ええ!?)

>>1「風紀委員だあああ! テメエら公然猥褻の現行犯で拘束するちくしょう!」

御坂(あーやっぱり)

226: 2010/02/02(火) 03:19:32.86 ID:WxeleLmk0
上条(き、気まずい……)
上条(さっさと場所を変えたいが……)
上条(ここで何か言い出してまた機嫌悪くなられてもなんだしなあ……不幸だー……)

御坂(うう……帰りたい……)
御坂(いや、帰りたくな……)
御坂(な、何考えてるのよあたしは!)

227: 2010/02/02(火) 03:32:23.62 ID:WxeleLmk0
御坂「や、やっぱりちょっと歩かない?」

上条「そ、そうだな、うん」









16825「……ちっ、と、ミサカは悔しそうに舌打ちします」
16825「お姉様方は第五学区方面に徒歩で移動、引継ぎをお願いします、とミサカは連絡を入れます」

228: 2010/02/02(火) 03:35:53.79 ID:WxeleLmk0
御坂(なんとか逃げたものの、気まずいままじゃない……)
御坂(うわー、なんか顔がまともに見れないじゃない)

上条(会話が……ない……!)
上条(これは危険! 危険ですよー!?)



入れ忘れてた。次>>230

230: 2010/02/02(火) 03:41:16.09 ID:GdbG/YwP0
初春と佐天に会って質問責め

231: 2010/02/02(火) 03:58:13.45 ID:WxeleLmk0
どんっ

上条「あだっ」
上条「すみません、大丈夫ですか」

初春「ええ、平気です……ってあれ? 御坂さん?」

御坂「あれ、初春さん? と佐天さん?」

佐天「どもー」

232: 2010/02/02(火) 04:06:45.85 ID:WxeleLmk0
御坂「奇遇ね、こんな時間にどうしたの二人とも」

初春「佐天さんとレイトショーを見に行ってまして……」

佐天「……御坂さんは……聞かずとも分かるなこりゃ」

御坂「ちょっ、べ、別にそんなわけじゃ!」

がしっ

御坂「へ?」

初春「何が違うんです?」

佐天「まあゆっくり聞きましょうじゃないの」

御坂「あのー」

初春「すみません、ちょっとお借りしますねー」

234: 2010/02/02(火) 04:25:46.58 ID:WxeleLmk0
佐天「おやおや御坂さん、なかなか隅に置けないじゃないですか」

初春「相手の方高校生ですよ佐天さん! 年上!」

佐天「水臭いなー。言ってくれればいいのにー」

御坂「だからそんなんじゃないってば」

初春「いえいえ御坂さんの服いつもに増して気合が入ってますし明らかに」

佐天「状況証拠はたっぷりだぞー」

御坂「いやあのその」

初春「おやなんか落としましたよ御坂さん……うわー」

佐天「なになに? おほープリでツーショットですかーラブラブですねー」

御坂「ああああああ」

237: 2010/02/02(火) 04:36:57.44 ID:WxeleLmk0
初春「お名前は誕生日は学校は血液型は趣味は特技は好きな食べ物嫌いな食べ物」

佐天「初春あんたいつもとキャラ違うくない?」

初春「おおおちついてられますか佐天さん!」
初春「あの御坂さんに彼氏さんですよ! これは天変地異の前触れですか!」

御坂「そこまで言うか」

佐天「個人的にはどこまでいったのか気になりますなー」

初春「それは私も凄く気になります!」

御坂「どこまでって……別につきあっちゃいないわよ」

初春「えー」
佐天「えー」

239: 2010/02/02(火) 04:44:37.38 ID:WxeleLmk0
佐天「しかし初春くん、これだけ証拠があるのだからタダノオトモダチってわけでもないと私は思うのだが」

初春「むしろこれでつきあってないほうがおかしいですね佐天さん」

御坂「だからそんなんじゃ……!」

初春「じゃあ別になんとも思ってないんですか!?」

佐天「それはそれで問題が」

御坂「う……ま、まあ嫌いじゃないけど……」

240: 2010/02/02(火) 04:49:15.02 ID:WxeleLmk0
御坂(……あれ?)

御坂(あたしアイツのこと嫌いじゃない……?)

御坂(嫌ってた……はずだよね……?)

御坂(でもなんか、最近は一緒にいるのが楽しくて……)

御坂(え、ちょっと、ええ? ええええ?)



ぶしゅー

241: 2010/02/02(火) 04:53:06.15 ID:WxeleLmk0
佐天(あらあら……)
佐天(こりゃ重症だわ)

初春(まったく……常盤台の最強だっていうのに)
初春(なんでこの人はこんなに可愛いんですかねえ)

246: 2010/02/02(火) 05:00:38.94 ID:WxeleLmk0
佐天「あーもう、お腹いっぱい、ごちそーさま」

初春「お返ししまーす」

佐天「んじゃお二人さんお幸せにー」

初春「今度ゆっくりねっぷり聞かせてもらいますからね!」

御坂「え、ちょ、おーい」
御坂「……いっちゃった」
御坂「まったく、なんだってのよ」

上条「なんだったんだ一体?」

御坂「別になんでも――っっっっっっ!!」

247: 2010/02/02(火) 05:04:00.37 ID:WxeleLmk0
御坂「なんっ、でもっ、ないわよっ!」

上条「え? おーい? 御坂さーん?」
上条「まったくなんだってんだ?」

御坂(うわあああ顔がまともに見れないいいい)

248: 2010/02/02(火) 05:07:38.57 ID:WxeleLmk0
上条「おーい」

御坂「……」(スタスタ

上条「御坂さーん」

御坂「……」(スタスタスタスタ

上条「美琴ちゃーん?」

御坂「っっっっ!!」(ダダダダ

上条「ちょ、おい待てよ!」

250: 2010/02/02(火) 05:28:35.27 ID:WxeleLmk0
上条「この……待てって、どうしたんだよ!」(グイッ

御坂「――――」

上条(な、何ゆえ涙目ですかー!?)

上条「あのー、えーと……」

御坂「……」

上条「すまん、俺何か気に障ることしたか」

御坂「ばっ――!」
御坂「……」
御坂「どうしてあんたはいつもいつも、そんなに献身的なのよ……」

251: 2010/02/02(火) 05:33:34.65 ID:WxeleLmk0
御坂「どうしてデメリットとかまったく考えずにそんな風に相手に尽くせるのよ」

御坂「自分に運がないの分かってるのに危険な事にすぐ首突っ込むし」

御坂「まるで今日見た映画の主人公みたい。凄く偽善的」

上条「……すまん」

御坂「そんな事だから……」

御坂「勘違いしちゃうんじゃないの……」

252: 2010/02/02(火) 05:35:47.09 ID:WxeleLmk0
上条(なななんで俺抱きつかれちゃってますか!?)

309: 2010/02/03(水) 00:05:27.45 ID:OnC9hvau0
上条「あのー……」

御坂「……」

上条「御坂……さん……?」

御坂「……なんで追いかけてくるのよ」

上条「そりゃあ、逃げられたら追いかけるでしょうが」

御坂「あたしが追いかけても逃げるくせに。自分勝手よね」

上条「……すまん」

御坂「そうやって謝って、ごまかしてばっかり」

上条「…………すまん」

311: 2010/02/03(水) 00:18:08.57 ID:OnC9hvau0
御坂「こうして捕まえておかないと……どっか行っちゃうでしょアンタ」

上条「いかねーよ」

御坂「うそばっかり」
御坂「あたしの知らないところでまた厄介事に首突っ込んで、ぼろぼろになって」
御坂「どうせこれからもそんなのばっかりじゃない」

上条「……」

御坂「あんた不幸なんだからさ、そのうちうっかり……って事もあるじゃない」
御坂「だからこうやって、あんたが逃げないように捕まえておかないと」
御坂「またどっか行って……それっきりになっちゃいそう」

314: 2010/02/03(水) 00:32:17.13 ID:OnC9hvau0
上条「……それっきりになんてならねーよ」

御坂「そんな保障どこにあるのよ」

上条「保証なんかない」
上条「でも帰ってくるさ」

御坂「だからどうしてそんなことが……!」

上条「だって帰ってくるしかないだろ?」
上条「そんな泣きそうな顔してくれる女の子がいるんだからさ」

315: 2010/02/03(水) 00:49:23.03 ID:OnC9hvau0
御坂「……それって結局、また逃げてるわよね」
御坂「また他人を理由にして、あんた自身の理由じゃないじゃん」

上条「そりゃお前の勘違いだ」

御坂「え」

上条「なんかさ、騒いだり馬鹿やったり喧嘩したり、色々したけどさ」
上条「それが楽しいんだよ」
上条「それが理由じゃ、だめなのか?」

318: 2010/02/03(水) 01:00:01.31 ID:OnC9hvau0
御坂「……ばかやろー」

ぐっ――

上条「……御坂さん?」

御坂「あんたも捕まえておきなさいよ」
御坂「また逃げちゃうわよ……」

上条「……はいはい」

320: 2010/02/03(水) 01:04:41.18 ID:OnC9hvau0
御坂「……もっと」

上条「……はい」

御坂「もっと」

上条「はい」

御坂「もっと!」

上条「はい!」

御坂「痛いわよばか!」

上条「どないせーっちゅーねん!」

322: 2010/02/03(水) 01:17:45.99 ID:OnC9hvau0
御坂「まったく……」
御坂「ま、今日のところはこの辺で勘弁してあげる」

上条「――はは」

御坂「何よ」

上条「いや」
上条「泣きべそかいてる顔よりそっちのほうがお前らしくていいなと思って」

御坂「っ――ぶっ頃す!」

上条「うおおお結局またこんなオチですかあああ!?」

323: 2010/02/03(水) 01:32:51.32 ID:OnC9hvau0
御坂(……よし)
御坂(ここなら誰かに見られる心配もなし、っと)

御坂「黒子ー、あたしシャワー浴びてくるわねー」

白井「はーい、おかまいなく。私もう少し仕事がございますので」

御坂「毎度毎度大変ねえ……がんばってねー」



白井「……行きましたわね」

白井「まったく、肝心のものを置き忘れてますわよお姉さま」

白井「どれどれ、何をしていたのやら……おやまあ」

白井「どこに貼ったかと思えばバッテリーカバーの裏ですか」

白井「なかなか考えましたがこの黒子の目はごまかせませんわよ」

白井「しっかしまたこれは……乙女の顔ですわねえ……」

白井「妬けましてよ、上条当麻」

ぺちっ



Fin.

326: 2010/02/03(水) 01:35:35.53 ID:OnC9hvau0
当初の予定より短くなった上に複線回収しきれずすまん
付き合ってくれてありがとう

以下なんかあったらだらだらと

328: 2010/02/03(水) 01:43:08.27 ID:WeHk9ILQ0
おつかれさんっす

329: 2010/02/03(水) 01:46:01.50 ID:gA5RRzuh0
後日初春と佐天さんにからかわれ…

330: 2010/02/03(水) 01:46:12.08 ID:OnC9hvau0
補足部分

・見ていた映画
『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』
巷で話題の新作アクション映画。しかしお前らこれと同じようなことやってるだろ

・ゲーセンのクイズゲーム部
水樹奈々『深愛』
とある世界にも紅白はあるんだろうか




引用: 御坂「これって……デートよね……」