水田

千歌「とうちゃーく！」

梨子「水がたっぷりで青々してるね！うーん大自然って感じ！」

千歌「田んぼって人の手のはいった人工物だけど・・・」

梨子「そういえばそうだね・・・それで稲さんとるの？」

千歌「まっさか！稲さんとったら農家のおじさんに怒られるよ！」

梨子「じゃあどうするの？」

千歌「田んぼにはいろいろいるんだよ！カワニナとかタニシとかタウナギとか！」

梨子(果鰐菜？谷梓？多雨凪・・・？どんな果物だろう？)

千歌「でも梨子ちゃんは慣れてないだろうから今日は初心者向きのにするよ！お！いたいた！」ｶﾞｼｯ

ヒキガエル「ゲゲゲ」

梨子「きゃあああああ！」ｽﾞｻｯ

千歌「驚きすぎだよぉ！都会っこはだらしがないなぁ、この子も！」

トノサマガエル「よきにはからえ」

梨子「ひ、ひぃぃぃぃ！！！！」

千歌「お！子供もとってこう！」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ

オタマジャクシ「精子じゃねーぞ」

梨子「ひ、ひ、ひ」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

千歌「もーっ！いつまで固まってるのさ！」ﾋｷｶﾞｴﾙｻｼﾀﾞｼ

梨子「うひ」ﾊﾟﾀﾝ

千歌「あれ？梨子ちゃん梨子ちゃん？大丈夫」ﾕｻﾕｻ

梨子「う、うーん」ﾑｸﾘ

千歌「あ！やっと起きた！こんな炎天下で寝たら日射病になっちゃうよ！日陰までわざわざ運んだんだからね！」

梨子「あ、ありがとう千歌ちゃん・・・」

千歌「どういたしまして！そろそろできるよー」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

梨子「え？」

カエル煮「よう」

梨子「ひ、ふひひ」ﾊﾟﾀﾝ

千歌「あーまた寝ちゃった！日射病になるからだめだってば！」ﾕｻﾕｻ

梨子「て、て、て、ていうかか、千歌ちゃん！な、な、なにしてるの！！！！」

千歌「今日のおやつにとカエルさん煮てるんだよ！それとも生が良かった？でもカエルさんは毒があったり寄生虫いるから生はちょっと・・・」

梨子「食べ方の話じゃないわよ！なんでカエルを食べることになってるの！おかしいよ！嫌がらせなの！」

千歌「え？えぇ？な、なんで梨子ちゃん怒ってるの・・・？」

梨子「いきなりカエル食べるなんておかしなこと！やっぱり私のこと都会から来たからっていじめるんだ！」

千歌「そ、そんなことないよ・・・」ｸﾞｽｯ

千歌「だ、だってぇ、都会とかフランスではカエル料理がオシャレだって千歌聞いてて・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

千歌「だっ、だから友達になった梨子ちゃんに精一杯おもてなししてあげたかったの！」ｳｸﾞｯﾋｯｸ

千歌「でも梨子ちゃんがカエル嫌いだなんて知らなくて・・・うぇっ、うぇっ・・・・うわぁぁぁぁん！！！ごめんなさああいい！！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

梨子「え？え？千歌ちゃん！そんなに泣かないで！」ﾀﾞｷｯ

千歌「ぐすっ、ひっく」

梨子「ご、ごめんね？千歌ちゃんは私をもてなしてくれようとしてたんだね？私わからなくて勘違いしちゃって・・・・」

梨子「たしかにフランス料理でカエルを食べるって聞いたことあるし、千歌ちゃんの気持ちはうれしいよ！」ｷﾞｭｰ

千歌「り、梨子ちゃん・・？怒ってないの・・・？」

梨子「怒ってないよ、ちょっと勘違いしちゃっただけ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千歌「やっぱり梨子ちゃん大好き！」ﾓｯｷﾞｭｰ

梨子「///」

千歌「じゃあカエル料理食べよ！っていってもお外だからただ煮ただけだけど！でも素の味が味わえるよ！」

梨子「そ、そうね・・・(本当に食べるの！？)」

千歌「はいっ！」ｻｼﾀﾞｼ

煮カエル「どうぞ」

梨子「うっ」ﾋｷｯ

千歌「・・・やっぱりカエルさん嫌いだった・・・？」ｳﾙｳﾙ

梨子「そ、そんなことないよ！わーい、カエルさんうれしいな！(えーいままよ！)」ｶﾞﾌﾞ

梨子「！？」

梨子「泥くさっ！」ﾍﾟｯﾍﾟｯ

千歌「梨子ちゃん！？

千歌「ええ！？吐き出すなんてひどいよ！」

梨子「だって！本当に泥くさいんだもの！千歌ちゃん食べて確かめてよ！」ｻｼﾀﾞｼ

千歌「えっ(梨子ちゃんと間接キスになっちゃう！)」

梨子「やっぱり食べられないの！」

千歌「そ、そんなことないよ！わーい、梨子ちゃんと間接キスうれしいな！（えーいままよ）」ｶﾞﾌﾞ

千歌「！？」

千歌「泥くさっ！」ﾍﾟｯﾍﾟｯ

梨子「ほら！泥臭いでしょ！」

千歌「本当だ・・・というか田んぼで取ったら泥抜きとかしないと食べられたものじゃないよね・・・」

千歌「ごめんね・・・梨子ちゃんにごちそうしたくてつい舞い上がっちゃって・・・」ｳﾙｳﾙ

千歌「千歌・・・いっつもおっちょこちょいでバカで・・・みんなに迷惑かけて・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

梨子「そ、そんなことないよ！確かに今回は間違っちゃったけど！でも千歌ちゃんの気持ちはわかったから！」ｷﾞｭｰ

千歌「梨子ちゃん・・・？こんなおばかな千歌でも許してくれるの？友達でいてくれるの？」

梨子「・・・当然よ！千歌ちゃんは私の大切な友達！・・・都会では本当に仲のいい友達同士はね、親愛の証にこうするの」ﾁｭ

千歌「・・・」

千歌「・・・え？」

千歌「・・・ええええ！！！！？？？？」

梨子「えへへ・・・ﾁｭしちゃったね？」

千歌「///」ﾏｯｶ

千歌「う///」

千歌「ううう///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

梨子「えへへ///」

千歌「あーっ！あっちに野生のアイスが！」

梨子「えっ？どこどこ？」

千歌「いまだ！」ﾁｭｰ

梨子「！？」

千歌「///千歌も梨子ちゃんのこと本当に中のいい友達だと思ってるんだからね！///」

梨子「///ありがとう///」ﾏｯｶ

千歌「一回じゃ足りないよ！///」ﾁｭｯﾁｭ

梨子「もう千歌ちゃんったら」ﾁｭｯﾁｭ

千歌「梨子ちゃんだぁいすき！」ﾁｭﾁｭﾁｭ

梨子「私も千歌ちゃん大好き！」ﾆｭﾙﾝ

数時間後・・・

千歌「えへへ・・・ファーストキスは泥の味だったね///」

梨子「千歌ちゃんの泥、甘酸っぱかったよ///」

千歌「・・・ね、ねぇ・・・梨子ちゃん？今日うちに泊まっていかない？///」

梨子「！は、はい！ふつつかものですがおねがいいたします！」

千歌「わーい！梨子ちゃんと初めてのお泊り！うれしいな！」ｷﾞｭｰ

梨子「私も友達とお泊りはじめてなの、初めてが千歌ちゃんでうれしい！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千歌「えへへ///」

千歌「あ、そういえば」

千歌「日差しがいいからマンホールの上でオタマジャクシさん焼いてたけど、食べる？」

梨子「いや、いいわ・・・」

次の日(濃厚な百合タイム後)

千歌「ふぁぁ・・・お父さんおはよー」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

梨子「お義父さま、おはようございます」ﾍﾟｺﾘ

オヤジ「はやいのう、娘っこは、ほれ朝飯じゃ！」

梨子「ご用意いただいてありがとうございまｓ・・・！？」

カエル「一日ぶりやな」

梨子「か、か、か、か、か」

オヤジ「昨日千歌から聞いたき、梨子ちゃんカエルが好きなんじゃろ？このバカ娘田んぼでとったカエルなんか食えるわけないきに、川のほうでええの捕まえてきちょったき、たっぷり食べや」

千歌「うーん！おいち！」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

梨子「ひ、ひ、ひ」ﾊﾟﾀﾝ

千歌「あれ？二度寝しちゃった？」

オヤジ「昨日あんだけお楽しみじゃったきに疲れたんじゃろ？夜遅うまで随分燃え上がちょったの？」

千歌「///もーっ！セクハラだよぅ！そういうの///」ﾊﾞｼｰﾝﾊﾞｼｰﾝ

今回はこれで終わりです
イベントにあわせて今流行りのチカリコにしてみました！

高み知かちゃん
桜(開花宣言の指標でよく出る)内梨(同じぐらい田舎の鳥取の名物)子ちゃん

メイン二人の名前からしてもやはりサンシャインの舞台は高知がふさわしいと思いますが皆様はどうでしょうか
それでは

テンポよくていいっすね～
東京から遠すぎるんだよなぁ⋯

カエル食自体はB級グルメ程度だからね
あえて味とか描くほどでもないかと
カードでカエル持ってるの見て千歌ちゃんも食べるのかな？と思ったのが筆をとったきっかけでした