495:◆ORDERq/08U 2021/01/30(土) 23:15:53 ID:Ul91wNqc




前回はこちら


雪美さんといっしょシリーズ


901

モバP「奈緒、あけましておめでとう」

奈緒「遅いよ!?」

モバP「誤差だよ誤差」

奈緒「時差ボケどころの話じゃないだろ」

奈緒「そういえば今更だけど、年末年始はあかりと温泉に行ったんだって?」

モバP「ああ、りんご温泉に入ってきたよ。あとは道の駅巡りだな」

奈緒「相変わらず好き勝手だなあ。でも、営業していたのか?」

モバP「大晦日三が日なら店休日もあったかもしれないが、それより早く行ったからな」

モバP「道の駅巡りはいいぞ。それだけで一日は潰せる」

雪美「……温泉……ハプニングは……あった……?」

あかり「んごぉ……思い出すと少し照れるんご」

奈緒「また現地妻を作ったのか……いや、連れて行ってそれも変だけど、そこでオトしたというか」

モバP「恋愛ゲームや異世界転生の主人公かよ。あかりがちょろい子みたいになるだろ」


あかり「ちょろい……何だかよく分からないけど都会で流行ってそうで良い響きですね」 ヒビクナ

496: 2021/01/30(土) 23:18:07 ID:Ul91wNqc
902

モバP「暖かくなったり寒くなったりな冬だな」

雪美「……」コク

モバP「水浴びが心地良い季節になったらインフィニティプールにでも行きたい気分だ」

雪美「……インフィニティ……?」

モバP「プールの先がそのまま海とかの景色と水面一つで繋がっているように見える設計をされたプールだ」

ちひろ「水が外に溢れる寸前のように見えて見えない角度の側溝に流れ落ちる仕組みになっているんですよね」

雪美「……何それ……とても……興味ある……」キラキラ

ちひろ「ハワイ、スリランカ、シンガポールあたりに有名なものがありますよ」

雪美「でも……海の見える……プール…………お値段……高そう」

モバP「そこは手頃な所があればだな。予算は頑張るが」

ちひろ「ここの屋上にでも作ってみますか? なに、プロデューサーさんがドリンク購入を少し頑張ってくれれば」

モバP「何百万本買わせる気ですか。難工事確実」

モバP「自分は南大東島の海軍棒プールでも充分インフィニティプール感は出ると思うので、候補にしとります」


ちひろ「プロデューサーさんのセンスは初心者向けではないですね」

497: 2021/01/30(土) 23:22:19 ID:Ul91wNqc
903

雪美「……♪」セッセカセッセカ

モバP「今日は雪美さんが俺の部屋を掃除してくれている」

みく「お母さんみたいだにゃ」

モバP「本当だよなあ」

みく「Pチャンは感心しないの。自分の部屋は自分で掃除しないと」

モバP「雪美さんがやりたいようだったので」

みく「やりたいからって普通やらせるかにゃ」

モバP「ご厚意有り難いと思っているよ。それに一言断ってからやってくれるから心臓にも良い」

みく「ステレオタイプなお母さんだと無断でやるイメージだもんね。それで……」

みく「あ、見られると困る私物とかあるでしょ?」

モバP「あたしも男子ですからそりゃあありますよ、いろいろとねフフフ……エOチな本とか?」

みく「何堂々と言ってるの! 雪美チャンが見つけて読んでしまったらどうするにゃ!」

モバP「そのリアクションは見てみたいが、さすがにそんな物だけは事前に片づけてあるよ」

雪美「……これ……捨てても……良いの……?」 アア、ゴミニダシトイテイイゾ

498: 2021/01/30(土) 23:23:57 ID:Ul91wNqc
みく「勝手に捨てられると困る物とかもあるよね」

モバP「夫の趣味の鉄道模型とかね」

みく「それは洒落にならないにゃ」

モバP「逆に子どもの頃に授業で描いた絵や100点のテスト答案なんかはね」

モバP「自分は要らないと思っていても親や祖父母の方がいつまでも捨てずに取っておきたがる」

みく「大事な我が子我が孫の一番可愛い時の成長の証だもん。捨てられないよ」

モバP「親心が分かっていますな」

みく「そんなこんなで考え出すと身の回りの物って一つ一つ思い出とかあるし、捨てにくいのにゃ」

モバP「そうしてミニマリストに憧れだすんだよな」

みく「Pチャンは断捨離ボーイになりたいの?」

モバP「今が割とそうだしな。物がない部屋ならルンバがスムーズに仕事をしてくれそう」

みく「Pチャンの場合、家にいる時間が長くないからにゃあ。というかルンバ飼ってるの?」

モバP「晶葉から貰ったルンバがあるんだが、あいつ賢くて俺のことを下に見てくるんだよな」

雪美「……そこ……掃除の……邪魔……」


モバP・みく「はい退きます」

499: 2021/01/30(土) 23:25:08 ID:Ul91wNqc
904

みちる「プロデューサーさん、パンはいかがですか?」

モバP「おっ、それは菓子パンの定番、コロネじゃないか。いや、言うほど定番か知らないが」

雪美「勢い任せで……言う……」

みちる「今日はキッチンルームで作って来たのでお裾分けです!」

モバP「みちるの手作りか! ふーん、美味しそうじゃん」

雪美「チョコレートクリーム……たっぷり……」

モバP「……調理実習で作った料理を持ってきてもらった担任の先生の気持ちになるですよ」

みちる「あはは! 授業ではパンはあまり作ったことないですけどね」

雪美「……巻き貝の……形……かわいい……」

モバP「貝の形のお菓子はマドレーヌもそうだが、感性を刺激するな。早速食べよう」

みちる「はい、どうぞ! 雪美ちゃんにも」

雪美「……ありがとう……」

モバP「いただくよ。ん、やっぱりこの艶々した色。様式美があるな」

アム……ン、ウマイ!

500: 2021/01/30(土) 23:25:54 ID:Ul91wNqc
みちる「パンは裏切りませんからね! 次はメロンパンの皮コロネを作りたいです!」

モバP「チャレンジ精神旺盛だなぁ。メロネは若干パンくずが落ちやすい気がするが、良いとこどりパンだよな」

みちる「良いとこどりを目指しますよ! ではみんなにもコロネを配ってきますね!」

モバP「おう、気を付けてな」

モバP「……見な、季節外れのサンタクロースだよ。コロネのたくさん入った大きな袋を背負って」

雪美「……パワフル……」

モバP「……しかしこのコロネ、気づいたら穴の方から食べていた」

雪美「……どっちから……食べるのが……正しい……?」

モバP「巷では作法らしきもの種々雑多あるが、たい焼きと同じでどっちからでも間違いではない」

雪美「じゃあ……こっち……」ハム

雪美「……おいしい……。でも……クリームが……垂れると……負けた気がする……」

モバP「そこを気にすると結構食べ方が難しいパンではあるよな。垂れないようにクリームは固めになっていることが多いが」

モバP「……ふと思ったが、芳乃だと法螺貝に似ているコロネも先端から口を付けそう」

雪美「……芳乃……パン……好きだから……ね……。でも……クリームが……吹き飛びそう……」


モバP「そんな光景を見た日にはこっちも盛大に吹き出しそうだ」

501: 2021/01/30(土) 23:26:53 ID:Ul91wNqc
905

モバP「小腹が空いた。石焼き芋のトラックが近くに来ないかなあ」

ちひろ「今はスーパーに専用の焼き芋機が置いてある所も多いですよ」

モバP「軽トラックの通りかかりに上手く合わせて買わなくても良い時代ですか……」

雪美「焼き芋……よく……見かける……」

雪美「……でも……じゃがいもは……焼かないの……?」

モバP「さつまいもは焼くことで甘く一番美味しくなる、というのが他には無い特別として扱われているんだろうな」

雪美「……じゃがいもは……焼いても……甘くならない……」

モバP「だがホイルに包んで焼いたじゃがバターもこの時期手軽に食べたいとはつい考えるよな」

雪美「……じゃがバター……ほくほく……」

ちひろ「馬鈴薯の方は屋台やキャンプやバーベキューと、野外で食べるのが格別ですね」

雪美「……あとは……焼きトウモロコシ……」

モバP「良いねえ。あの匂いが本当にお腹を減らしてくれるんだ。食べたくなってきた……」

葵「プロデューサー、里芋の煮っ転がしを作って来たんよ! 食べんね?」


モバP「食べる。やっぱり里芋が至高だな」 サッキマデノハナシハ?

502: 2021/01/30(土) 23:29:08 ID:Ul91wNqc
906

雪美「P……ガンダム……作れる……?」

モバP「それはプラモデル的なもの? それとも等身大をご所望?」

雪美「……大きいの……」

モバP「缶コーヒーのCMみたいなことをしてみたいのか……晶葉に頼んでみよう」

ちひろ「頼んで出てくるものなんですかね?」

モバP「あの足の細さでは体重を支えられないみたいな説がありますが、ガンタンクなら行けるかもしれない」

ちひろ「それは注文と違う品なような気がするんですけど」

雪美「……ガンダム……でなくても……いい……」

雪美「……いつか……巨大ロボットの……操縦席に……乗ってみたい……」

モバP「ほーう。先日、お仕事でフライトシミュレーター体験をして触発されたんだな」 ……ウン

モバP「しかし、ということは、実現すればシナジェティックスーツを着た雪美を見られる可能性も? そして俺は氏ぬ」

ちひろ「プラグスーツよりある意味で変態ですねあれを求むのは」

モバP「ちなみにガンダムはよく知らないんですよね。サンドロックのヒートショーテル二刀流がクロスクラッシャーになる所が男心に火を付けるくらいで(早口)」


ちひろ「よく知らない(大嘘)」

503: 2021/01/30(土) 23:34:37 ID:Ul91wNqc
907

紗南「Pさん、何やってるの?」

モバP「ああ、紗南のオリガミキング実況を見て折り紙に目覚めちゃって」

紗南「マリオのやつか。オリビアがヒロインしていたよね」

モバP「スーパーペーパーマリオのアンナはクールだったが今回は結構対照的な性格だったな」

紗南「プレイし終わってしばらくオリビアロスになったよ……」

モバP「そんな名前の人がどこかにいそうだな。ダイアナロスみたいな」

雪美「……マリオと……オリビア……ベンチで……休む所……すき……」

モバP「良きパートナーよな。幕間パートが無いからピーチ姫の影はいつも以上に薄かったし」

紗南「シール2作の相棒はフェアリン型だったけど、あたしはオリビアタイプの方が好きかも」

モバP「ほのぼのした対クッパ軍団回とシリアスなオリジナル敵回があって後者だからってのもあるのかな――はい折れた、雪美さん」

雪美「……おお……」キラキラ

紗南「雪美ちゃんだ! よく折れるねー。というかゲームを見て折り紙を極めようとするPさん……」

モバP「実際に折り方が公開されていることだし、それをちょいとアレンジしているだけだよ。紗南も折ってあげようか?」


紗南「あたしの心まで折られそうだよ」

505: 2021/02/06(土) 19:56:12 ID:F4K3xylI
908

みく「Pチャンまたインスタントラーメン買ってる」

モバP「たまには良いじゃないか」

みく「ホント、好きなんだね」ガサ

みく「ふーん、緑色の袋にゃ。それにタイ語が書いてあるにゃ」

モバP「YumYumグリーンカレーヌードルだな。スパイスが効いていていかにもエスニックな風味だ」

モバP「というか見てタイ語と分かるもんだね」

みく「ラベルに書いてあるの」

モバP「何だ、みくはタイ語を読めるのかと思ったよ」

雪美「……」コクコク

みく「15歳でタイ語すらすらならそっちで軽く話題になってるにゃ」

モバP「今は芸能界の美人さんって南アジア系がルーツの人とかも増えたからな。実はみくもそういうアレかと」 ンナワケアルカニャ

雪美「ラーメン……これも……貴……こほん、……四条さんと……共同購入……?」

モバP「ああ、実名は控えような? やや少量ですが美味しいのでP殿も食べてみてはいかがです? と言われてな」


みく「隠す気ないでしょ」

506: 2021/02/06(土) 19:57:46 ID:F4K3xylI
909

モバP「うーん……」

雪美「……?」

モバP「もう出ないよぉ……」

雪美「P……寝言……?」

ちひろ「寝言に答えてはいけないって言いますけど、何が出ないのやら」

ピクッ

モバP「……みゆき……」

雪美「……!」

モバP「………………んっ? ……あぁ……つい寝てしまっていたようだ。つくづく眠気には抗えん」

雪美「……P……浮気……」

モバP「えっ? 寝言で変なことを言っていたか? 女性の名前とか?」

雪美「……みゆき……って」

モバP「ああ、みゆき。何故かそんな名前の猫を飼っていたら俺の口から竹輪が出てきてそれをみゆきがどんどん食べて巨大化していく夢だったなあ」


ちひろ「もう少し寝ていた方が良いんじゃないですか?」

507: 2021/02/06(土) 20:00:02 ID:F4K3xylI
910

モバP「節分の日も終わったな」

雪美「……」コク

モバP「鬼のお面を付けて、全身タイツを着て、虎パンツを穿いて」

雪美「アフロと……角も……ね」

モバP「いやあ、楽しいが大変だった」

ちひろ「手の込んだことをしますね」

モバP「定番ですからね。丑寅の方角が鬼門なんで牛の角と虎のパンツなんでしたっけ」

モバP「鬼になりきってアイドルのみんなを合法的に追い回すのはなかなか爽快ですよ」

ちひろ「合法的って、それがそもそもの目的みたいに言う」

モバP「あとはみんなに豆鉄砲を当てられるのも不覚にも気持ち良くて」

ちひろ「待て待て。気持ち良いって何ですかあなた」

雪美「……受け……攻め……どっちもできる……P」

雪美「でも……鬼の金棒は……軽そうだった……」

モバP「重そうな金棒は今の日本においてはただの凶器だろうから用意するのが難しそうだ」

508: 2021/02/06(土) 20:05:05 ID:F4K3xylI
モバP「だからってビニール金棒は少しあからさま過ぎたとは思っているが」

ちひろ「浮いてそう」

モバP「ただ鬼になるにあたってショー的な演技はしても、年少組とかを必要以上に怖がらせて楽しんではいけないと思っています」

モバP「別に釘バットとかを持参することも出来たんですがね?」

ちひろ「私物でも釘バットなんて持つな」

モバP「昔、絵本か何かで見たやっとこを持った牛頭馬頭がやたら怖かったんですよね」

雪美「……地獄の……鬼……」

モバP「だから拷問を連想させたり、見るからに痛そうだったり、という武器を持ち出すのはやめとこうと」

ちひろ「節分の鬼がやっとこを持って現れたら確かに嫌ですけど」

雪美「……歯を……抜かれそう……」

モバP「で、何だかんだあってその後、雪美には筋肉プリントシャツを着てもらいまして」

ちひろ「重要そうな過程を大きくすっ飛ばすな」

雪美「Pだけ……タイツ……だったから……私も……思いきって……刺激的に……」

モバP「分かっていても一瞬裸かと錯覚しますね。危うく興奮する所でした」


ちひろ「裸が筋肉モリモリであってたまるか」

509: 2021/02/06(土) 20:14:43 ID:F4K3xylI
911

モバP「雪美さんに質問」

雪美「……?」

モバP「夜の食事はお風呂に入った後にする? それともお風呂の前にする?」

雪美「……後……」

モバP「大体は寝る少し前という人が多いかもな。湯冷めするかもしれないし」

雪美「……」コク

モバP「俺の家でも基本、食事の後に時間を置いてお風呂だった」

ちひろ「子どもの頃からの家庭の習慣はそれが世間の当たり前のように思ってしまうことがありますね」

雪美「……後だと……間違い……?」

モバP「一概に間違いと言うべきではなかろうが、前が間違いだと思っていたら実はそうでもなさそうだと後になってから知った」

ちひろ「前の方が健康に良いとは言いますね」

モバP「思い出すと何度かだけ食前入浴をやっているんですが、その時はご飯が美味しかった気がします。偶然かな?」

ちひろ「他の人はどうか知りませんけど、私はパジャマで夕食というのが何か背徳感あるんですよね」


雪美「……今度……三人で……パジャマディナー……やろう……(無茶な提案)」

510: 2021/02/06(土) 20:18:57 ID:F4K3xylI
912

モバP「ちひろさんはサロンバスって知っています?」

ちひろ「ああ、あれでしょう? 肩や腰に貼るやつ」

雪美「それは……サロンパス……」

モバP「センターテーブルがあって空間が広く豪華な感じがするバスですよ」

ちひろ「分かってますよ。バラエティ番組のロケで映ったりしますよね」

モバP「あれ、一台欲しいと思いません?」

ちひろ「自前で持つんですか? どんな大手芸能事務所ですか」

雪美「……充分……大手……」

モバP「346プロと言えば敷地が端から端まで歩いて三日はかかるとかいうほど広いじゃないですか」

ちひろ「落語のほら吹き並のことを言いますね」

雪美「……そんなに……広かったの……?」

ちひろ「仮にも東京のど真ん中ですよ? そんな訳ありませんって」

モバP「でも、自分は経験がないんで、一度あのサロンの座席に座ってみたいです」


ちひろ「それならリムジンにでも乗る方がもっと快適ですよ?」 カンタンニイイマスネ

511: 2021/02/06(土) 20:20:12 ID:F4K3xylI
913

モバP「さっきですね、防犯パトロールで歩いている人を見かけまして」

雪美「あいさつ……した……」

ちひろ「登山以外ですれ違う人に挨拶なんてなかなかすることないですよね。されたら返しますけど」

モバP「されました」

ちひろ「プロデューサーさんと雪美ちゃんが並んで歩いていると、念のため声かけとこ、と思うのかもしれませんね」

雪美「……?」

モバP「パトロールって毎回同じ人がやっているとは限りませんからね」

モバP「雪美と二人でよく近所に出没しているんですが、まだ“あ、あの人たちか”と覚えられていないのかも」

ちひろ「それで、不審者じゃないか、と」

モバP「不審者と言わないでください。慣れてはいますがこれでも傷つきやすいので」

雪美「……」ヨシヨシ

モバP「こう見えても以前、自分も防犯パトロールに参加したことがあるんですがね」

ちひろ「へえ」

モバP「実家の町内会――あれ、学級当番のようにいつか自分の番が回ってくるんですよね」

512: 2021/02/06(土) 20:25:03 ID:F4K3xylI
雪美「……私は……出たこと……ない……」

モバP「雪美が学校やお仕事でスタンバイできない時間だと仕方ないさ」

モバP「パトロールには帽子、安全ベスト、腕章、誘導棒、懐中電灯、ホイッスルなどいろいろ持って行くんですよ」

雪美「……安全ベスト……体育でも……使ってる……?」

モバP「ビブスか。まあ広義ではその仲間だな。あとは交通整理の人が着ている反射材の付いたチョッキとかもそう」

ちひろ「貸し出されるんですね。それで指定のルートを回って戻ってくる感じで」

モバP「はい。それで必ず複数人で行きましょうねというのがあります」

雪美「……人数……集めるの……大変そう……」

モバP「俺もそう思う」

モバP「だがいつか雪美さんとパトロールをしてみたいな。安全ベストと誘導棒を装備して勇ましく佇む雪美さんが見たいだけだが」

雪美「……Pとだと……チャンバラが……始まりそう」

ちひろ「ヤンチャな年頃の小学生の男子とプロデューサーさんくらいだったらやりそうですねチャンバラごっこ」

モバP「ヤンチャな年頃の小学生の男子と並列に見ないでほしいですね」

モバP「……まあ誘導棒はライトセーバーと似ていなくもないですから気持ちは分かるんですが」


ちひろ「パトロールそっちのけでチャンバラパフォーマンスやりかねない人には任せられませんねえ」

513: 2021/02/06(土) 20:28:15 ID:F4K3xylI
914

乃々「もりくぼですけど……、あれ、プロデューサーさんは留守ですか……帰ります」

杏「やあ乃々、よく来たね。一緒に休んでいかない?」

雪美「……」ノシ

乃々「杏さんと雪美さんがおるすばんですか……」

乃々「あの……幸子さんって今は外出しているんですか……?」

杏「幸子なら急な仕事で北海道に行ったみたいだよ」

雪美「……」コク

乃々「えっ、一体何をしに」

杏「何でも山に家を建てるらしいよ」

乃々「……???」

雪美「家を建てるのに……幸子が……必要……?」

乃々「応援団長とか、ですかね……?」

杏「いや、命のスープを作ったりビス打ちしたりするってプロデューサーが」


乃々「プロデューサーさんは一体どこへ……?」

514: 2021/02/06(土) 20:29:49 ID:F4K3xylI
915

雪美「P……これ見て……」

モバP「僕は今企画書作りの実験で手が離せない」

ちひろ「いや、企画書作るのに実験って何」

雪美「私が……奏……千夜……梨沙……比奈と……、制服……着た……」 ピクッ

モバP「これが……君の制服姿か」

雪美「……どう……? ありえない……?」

モバP「ありえない? それは違う。確かに雪美の制服姿は本来今は見られないものであるが、しっかりと女学生に見える」

モバP「全ての現象には必ず理由がある……実に面白い」カッ

ちひろ「理由も何もプロデューサーさんがこの衣装にしたんでしょう」

ちひろ「それとフレミングの左手然の三本指で顔をカッ! やるのは何ですか、湯川先生ですか?」

雪美「ふふ……Pが意識して出す……低音……良い声……」

モバP「何となくやってみたくなっただけですはい。しかし制服は最高だな」

ちひろ「今更素に戻っても遅いですよ。雪美ちゃんの話が全く頭に入ってきません。何ですかこれ」


モバP「はっはっはっは……なるほどさっぱり分からん」 スニモドレ

516: 2021/02/13(土) 18:46:57 ID:qldVgTkA
916

モバP「世の中には数多の料理がありますが、自分がどうも苦手と感じる物を最近発見しました」

ちひろ「プロデューサーさんは何でも喜んで食べるイメージですが」

モバP「ちひろさんは、トムヤンクンや酸辣湯ってどうです?」

ちひろ「あっ……そういう」

雪美「……?」

モバP「はい。酸っぱ辛いタイプの料理が結構きついと感じるんですよ」

雪美「……酸っぱくて……辛い……」

ちひろ「甘酸っぱいのや甘辛いのだったら全然平気なんですよね?」

モバP「はい。それに酸っぱい、辛いの単体も、程度によりますが大丈夫です」

モバP「ただ酸っぱいと辛いの連携となると、特にあんやスープ系を飲むのは胃が嫌がるような感覚が来ます」

雪美「……今度……やさしい味で……作ってみたら……食べる……?」

モバP「マイルドな酸っぱ辛さだったらいけるかもな。お願いするよ」

ちひろ「程度というのはあるでしょうね。激辛料理を平気な顔して食べきれる人は私の知る限りでも珍しいと思います」


モバP「好きか平気なだけかでも違いますからね」 ソレヲイッタラネ……

517: 2021/02/13(土) 19:16:48 ID:qldVgTkA
917

雪美「P……新歓に……行ってくる」

モバP「大丈夫か? 変なサークルには行かないと思うが不安だ」

雪美「P……イベントの……打ち上げに……行ってくる」

モバP「飲むと判断力と抵抗力が落ちるから程々にな? 迎えに行こうか?」

雪美「P……同窓会に……行ってくる」

モバP「男に付いて行っちゃダメだぞ? お持ち帰りなんてされたら俺は泣くぞ?」

雪美「……Pに……泣かれるのは……困る……」

ちひろ「束縛系男子ですねえ」

モバP「行くことに断固反対まではしていませんから……」

雪美「……こういう所には……行かない方が……良い……?」

モバP「何事もなく終われば楽しいと思うが、悪い男の毒牙にかかる話は新歓打ち上げ同窓会が多いからな」

モバP「しかし、行くな! 俺のそばにいろ! ……とは言えんよなあ」

雪美「……ふふっ、……言ってくれるなら……そばにいる……」


ちひろ「というかまだ先の話を何彼氏気取りでシミュレーションしてるんですか」

518: 2021/02/13(土) 19:22:43 ID:qldVgTkA
918

モバP「雪美さんってよくよく考えると比較的口数が少ない方じゃない?」

雪美「……そう……?」

ちひろ「プロデューサーさんは普段どんなことを考えて雪美ちゃんと接していたんですか?」

モバP「そらもう……」ジッ

雪美「……?」

雪美「…………ふふっ」ニコ

モバP「……!」

「エラーが発生しました。イジェクトボタンを押してディスクを取り出してから、本体の電源ボタンを押して電源をOFFにして、本体の取扱説明書の指示に従ってください。」

――

モバP「……ふう、思考が止まってしまっていたようだ」

ちひろ「プロデューサーさんはWiiだったのか」

雪美「……Switchに……アップグレード……しないと……」

モバP「それで五等分の鬼嫁の話ですが」

ちひろ「それ30分前にした話ですね。最後に保存した記憶がそこですか」

519: 2021/02/13(土) 19:26:41 ID:qldVgTkA
――

モバP「ああ、そうだそうだ。雪美さんは意外と無口でミステリアスな美少女だって話です」

雪美「……///」

ちひろ「最初と違う」

モバP「しかしそう感じさせて実は、喋るのは好きな方。心の中ではもっと声を出している」

雪美「……まる」

モバP「雪美は学校ではどうだ? たまに環境によってキャラを使い分ける前川さんみたいな子もいるが」

雪美「……私は……私……。変わらないと……思う……」

雪美「私が……話す時は……みんな……静かに……聞いてくれる……」

モバP「良いな。俺は声は大きいが字が小さいとよく言われたが、周りが気を配って合わせてくれるか」

雪美「Pの字……今でも……かわいい……から……ね」

ちひろ「男性にしては丸いんですよね。いろいろ性格診断が出来なくもなさそうです」

モバP「まあその辺は追々。……じゃあ授業で手を挙げるとか、グループディスカッションとかにも消極的というわけではないんだな?」

雪美「……うん。……でも……気を付けないと……みんなのテンポが……段々ゆっくりに……なる……」


ちひろ「メトロノームの同期現象みたいですね」

520: 2021/02/13(土) 19:28:21 ID:qldVgTkA
919

モバP「今年もバレンタインデーがやってきましたね」ガラガラ

ちひろ「事務所にリアカーで乗り入れないでください」

モバP「まあまあ。これでひとつ勘弁してくださいな」

ちひろ「……チョコレートですか」

モバP「346年に一度の自信作ですよ」

ちひろ「ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーより誇大すぎてもはやギャグか」

モバP「とりあえず創作意欲に任せて12種類の味のアソートにしましたので鬼が出るか蛇が出るか分かりません」

ちひろ「そんなこと言って、どうせ美味しいんでしょう? 市販品みたいな包装ですし」

モバP「カカオ100%がどこかに混入しているかもしれない点はご留意を」

ちひろ「プレゼントで遊ぶな」

ちひろ「というかナチュラルにあげる側に溶け込んでいるのはどうかと」

モバP「ホワイトデーではどうせチョコ以外をあげることが多いですし、でもチョコもチョコで作りたいじゃないですか」

ちひろ「ちょっと何言ってるかイマイチ分からないですね」

モバP「変なんであれば、謎の女プロデューサーXが作った友チョコと思えばアリです?」 ナイヨ

521: 2021/02/13(土) 19:30:42 ID:qldVgTkA
かな子「Pさん……」

モバP「おお、かな子。どうだった?」

かな子「すっごくおいしかったです。つい手が伸びて全部……」

モバP「欲望解放させちゃったか」

ちひろ「アソートは全種類食べたくなってしまいますからね」

モバP「バレンタインのチョコレートを渡す側って、自分の分も買うか作るかする人もいるかもしれませんが」

モバP「そうでない人にも美味しいチョコレートを食べさせたい、という考えで作りました」

かな子「自分のチョコレートに自信が無くなりそうです……」

モバP「えっ、それは困るな。俺もチョコ食べたいよ」

ちひろ「肝心の自分の分は作ってなかったんですか」

モバP「自分で食べると、もっとこうすれば良かったとか後悔しそうなんで」

ちひろ「レストランのメニュー開発者じゃないんですから」

雪美「Pの……チョコレート……おいしい……。ほら……あーん……」

モバP「んっ……これは――! いや、これは雪美効果が大きいと思う」


ちひろ「バレンタインってそういうものだと思いますよ?」

522: 2021/02/13(土) 19:41:27 ID:qldVgTkA
920

ちひろ「プロデューサーさんはまたたくさんのチョコレートを貰ったようで」

モバP「今年は日曜だったからですかね? 学校がある平日ならまだこの時間は落ち着いているんですが」

ちひろ「それを全部食べきってお礼状まで出すとか私だったらとても無理だと思います」

モバP「おかげで毎年2月後半は少し太ったねと言われます」

ちひろ「少しで済むんですか? これだけ食べたら顔のパーツが全体的に内側に寄るまで行きそうですけど」

モバP「地獄のミサワ絵みたいにはなりたくないですね」

モバP「でもこれらを何回にも分けて食べていればしばらくは食費がかからなくて済みそうですよ」

ちひろ「貰ったチョコレートだけで生活をするのは何か違うと思いますけどね」

モバP「チョコレートは命を繋ぐのに頼れる非常食でもあるんですよ? 暑さには弱いですが」

ちひろ「縦走中の遭難じゃないんですから」

ちひろ「万が一それで体調を崩したりすると、みんなが責任を感じるでしょうから無茶はしないでください」

モバP「分かりました」

モバP「……しかしこのスティックチョコレートは食べても食べても無くならないなあ」モグモグ


雪美「それは……晶葉と開発した……魔法のチョコ……」 マキノウドンカナ?

523: 2021/02/13(土) 19:46:03 ID:qldVgTkA
921

愛海「プロデューサーはさー」モミュモミュ

モバP「どんな心境の変化か知る由もないが俺の頬をもみゅるな」

愛海「お山を登れない手が疼くのを慰めるためにやってるんだよ」

モバP「山を登るのは足だろうが普通は」

愛海「プロデューサーはさー?」グニグニ

モバP「乱暴に扱うでない。女の子の……それをあれする時もそんななんじゃあるまいな」

愛海「プロデューサーだから遠慮しないだけだよ♪」

モバP「くぬやろ……それで、何が聞きたい?」

愛海「初めて独り暮らしするってなった時、どんな気持ちだった?」

モバP「俺は自由なんだって楽しみで浮かれていたよ。学校や親にあれこれ管理されなくて良いのは大きいよな」

愛海「でも悪いことしても注意してもらえないのが時々物足りなくなったりしない?」

モバP「そうだな。この環境を元に戻せるかと言われると難しいが、ふと寂しくはなる」 ダヨネ!

モバP「いくらアイドルが周りにいてくれても、やっぱり親兄弟とは違うからなあ」


雪美「……でも……兄妹みたいには……見える……」ドチラモ……サビシガリヤ……

524: 2021/02/13(土) 19:48:23 ID:qldVgTkA
922

雪美「……P……ここ」

モバP「ん?」

モバP「おっ、テントウムシだな」

雪美「……ナナホシ……かわいい……」

モバP「まだ2月だが春のような陽気に誘われて出てきたのか」

雪美「最近……暖かいから……」

モバP「花粉も飛ぶとか飛ばないとか……これからまた冷え込むようだがな」

モバP「しかし、テントウムシは見かけると何だかほのぼのするな。他の虫は、“げっ、虫じゃん”となりがちなのに」

雪美「……昆虫図鑑で……馴染み……ある……。それに……小さくて……大人しい……」

雪美「……どこに……行くの……? 迷っている……みたい……」ジーッ

モバP「枝のような高い、先の尖ったものがあるとその先端まで登ってから飛び立つことがあるな」

雪美「……指に……乗せてみる……」スッ

……ヨジヨジ フワッ


モバP「おお、飛んだ飛んだ」 バイバイ……

526: 2021/02/20(土) 22:41:49 ID:KbudnhwA
923

モバP「……これは」

モバP「うん、杏が強いなあ」

雪美「……そう……?」

モバP「ああ。これはこれで良いんだが、少し杏の主張が強い」

杏「ねえ」

モバP「おや、杏か」

杏「二人だけで何、杏の話してるのさ」

杏「……杏、そんなにお仕事で主張が強い?」

モバP「いや、このヤマザキのバナナクリームサンドは杏ジャムの主張が強いなと」

杏「……何だよ紛らわしいなあ」

モバP「あまりバナナバナナし過ぎているのよりは適度な酸味がマッチする杏が好きだが」

雪美「私も……。杏……好き……」

杏「二人とも杏の目を見ながら言うのやめてもらえる? 杏ジャムの話だよね?」


ちひろ「また東日本じゃ買えないパンを普通に食べていますね……」

527: 2021/02/20(土) 22:44:05 ID:KbudnhwA
924

モバP「俺は市販品から自作、かな子や愛梨が作ってきてくれる物まで、様々なお菓子を食べてきたと思う」

雪美「……P……みんなから……餌付け……されてる……」

ちひろ「しかもスタドリやエナドリも飲みますし、そろそろ臓器の一つ二つイカれるかもしれませんね」

モバP「冷静に恐ろしいことを言うのはやめてください。自分でも少し気にはしているんですから」

モバP「というかドリンク類はちひろさんの提供でしょう?」

ちひろ「ノルマがね……ありますからね」

モバP「何の営業ですか。……この前もダマンドレザンというケーキを買って食べたんですが、しっとりしたりざくざくしたりで美味しかったんですよ」

雪美「……ダマンドは……クレームダマンドの略で……アーモンドクリーム……。レザンは……レーズン」 ユキミチャンクワシイ

モバP「アルコールが入っていたので雪美と半分こはできませんでしたが、ブレンデーケーキを少し寝かせて酒の風味を落ち着かせたような感じで食べやすかったです」

ちひろ「でも、いろんなものを食べていると、たまに食べたことを忘れるお菓子とかありません?」

モバP「ありますね。例えばミルクレープとかどこかで食べているはずなんですが、どんな味だったか記憶が……」

千夜「覚えていないのはお前が良い物を食べていないからです」

千夜「明日、私に付き合ってもらいます。お前に本物のミルクレープを食べさせてあげますよ」


ちひろ「千夜ちゃんもいつの間にか山岡士郎ばりのことを言うようになって……」

528: 2021/02/20(土) 22:45:09 ID:KbudnhwA
925

モバP「……」ギュッ

雪美「……」ヌクヌク

ちひろ「一緒にブランケットに包まるとはまた見せつけますね」

モバP「冬場の屋外スポーツ観戦でよくありますよ」

ちひろ「ここ屋内ですし。それに人前でカップルでやる度胸のある人まではなかなか」

モバP「ちひろさんは我々が親子ではなくカップルに見えるんですね」

雪美「……照れる……」

ちひろ「どちらにせよ容認はしませんけども」

モバP「ですが、寒い日はこうして丸まると気分が高揚してきませんか?」

雪美「……寒くても……ぽかぽか……ひゃっはー……」

ちひろ「暖房が足りていないようなら温度を上げますけど」

モバP「いえ、そういう訳ではないです。今も割と熱い」

ちひろ「何やってるんですか」

雪美「でも……気持ち良い……」

529: 2021/02/20(土) 22:48:53 ID:KbudnhwA
モバP「毛布の肌触りって気持ち良いですよね」

ちひろ「包まれている感じが安心するんでしょうかね」

雪美「Pと……毛布……二重に……包まれて……幸せ……」

ちひろ「プロデューサーさんは体が大きいので保護面積も広いですからね」

モバP「巨大化は的が大きくなるだけだと言いますがこういうメリットもあったんですね」

ちひろ「何か的にされるようなバトルでもしようというんじゃあるまいし」

モバP「例えばドッジボールとかをやる時です」

ちひろ「ドッジボールはまあ……巨大化という言い方はオーバーですけどね」

雪美「ドッジボール……キャッチするのが……難しい……」

モバP「あとは勢いよく投げるのもな。俺は体力測定であのくらいのサイズのボール投げが苦手だった」

ちひろ「体力測定は懸垂とかもですけど普段からやらないと体の使い方が分からないことがありますね」

モバP「慣れれば野球のボールみたいに投げられそうなんですが……ただドッジボール、避けるのは得意だった」

雪美「……私も……避けるのは……上手い……」フンス

ちひろ「残念ながらドッジボールで“避けるのが上手い”はあまり褒め言葉にはならないようです」


モバP・雪美「えっ……」

530: 2021/02/20(土) 22:51:40 ID:KbudnhwA
926

モバP「地震って怖いよな」

雪美「……怖かった……」

ちひろ「また絶妙に油断、というか忘れた頃にやってくるんですよねえ」

ちひろ「でも何か2月3月4月とこの辺の時期に集中する印象はありますね」

モバP「某サイトの地震履歴を見ると最大震度6以上が41回あってその内23回がその3ヶ月ですね」

雪美「……注意すべき……時期……?」

ちひろ「まあ一つ大きな地震があるとその余震がしばらく重なるのが理由でしょうけども」

モバP「自然災害は断水や停電も嫌ですね。台風なんかはお風呂に水を溜めるといった事前の備えができますが地震は自信がないとできない」

ちひろ「何か言いました?」

モバP「いえ。……しかしこうなると本来キャンプなんかで使うようなポータブル電源を持っておいても良いかもしれませんね」

ちひろ「非常用としては良さそうですけど、容量が大きくなればそれだけ重くなりそうですね」

モバP「あとは発電機の修理もできるようになっておけば急にエンティティに招かれても生き残れそうです」

ちひろ「非常時にDead by Daylightやるな」


雪美「モンスターエナジーに……線を二本……足すと……dbd……」 ニテルヨナ

531: 2021/02/20(土) 22:54:51 ID:KbudnhwA
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颯「なー、こっちこっちー」

凪「はーちゃん待っておくんなまし。凪というヨットは波任せでしか動けないのです」

颯「じゃあはーがタグボートになってあげるよー。あははっ」ズリズリ

凪「はーちゃん意外にも力が強いですね」

モバP「……」

雪美「P……颯と……凪……見て……どうしたの……?」

モバP「いやあ、双子のアイドルって改めて見ても結構珍しいよな」

雪美「普通の……姉妹でも……両方……アイドルは……珍しい……」

モバP「ウチでも城ヶ崎と久川だけだからな」

モバP「そうなるとだ。三つ子なんてもっと珍しいんじゃないか?」

雪美「……三つ子……一度も……会ったこと……ない……」

モバP「かの有名な人形のリカちゃんには双子の妹と三つ子の妹弟がいるという結構現実離れした設定があるが」

モバP「いつか、三つ子のアイドルの卵も見つけてみたいものだ」


雪美「……パッション……クール……キュートで……きれいに……分けられる……ね」

532: 2021/02/20(土) 22:59:22 ID:KbudnhwA
928

~♪

モバP「ああ、やっぱりFMラジオは良いな」

雪美「……♪」

ちひろ「radikoで聴いているんですか」

モバP「はい。家にCDラジカセがあるんですがもうボタンがいうことを聞かなくて」

ちひろ「CDラジカセって懐かしいワードですね。自動で合わせてくれるシンセチューニングですか?」

モバP「はい。95年くらい製の物を貰って使っていたんですが、今はボタンを押すと隣のボタンが誤作動します」

モバP「ツマミを合わせるアナログチューニングのポータブルラジオの方がまだ現役なくらいですよ」

雪美「Pの家……Victorの……Hi-Fiビデオデッキとかも……ある」

モバP「いろんなボタンが配置されてライトが点いて、小さなコックピットみたいでロマンですよねえ」

ちひろ「物持ちが良すぎる」

ちひろ「しかしラジオですか。昼間にガソリンスタンドに寄るとFMラジオを流していることがありますけど」

モバP「個人的には、ローカル局によくありましたが、ほとんど英語と洋楽だけの異国情緒を醸し出しているラジオ番組が好きです」


ちひろ「海外の番組を聴くんじゃなくて海外風の日本の番組を聴くのがお好きなようで」 ハイ

533: 2021/02/20(土) 23:00:52 ID:KbudnhwA
929

雪美「……」ナデナデ

ペロ「……」ウットリ

モバP「雪美がペロを撫でている。これ自体は珍しい光景ではない」

モバP「だが膝丈ほどのスカートでしゃがんでいる――その姿」

雪美「……」スクッ

雪美「また……後で……」

ペロ「……」トコトコ

雪美「……P……どうしたの……? ぼうっと……して……」

モバP「いや、雪美がしゃがんでいるのって、何か良いなって」

雪美「……こう……?」スッ

モバP「さっきより丸まったな。写真で残しておきたいところだがカメラが無い」

モバP「この前のグラウンドから立ち上がって軽くお尻の砂を払う仕草と甲乙つけがたいな……」

雪美「……P……お仕事モードに……入った……?」


ちひろ「こんなお仕事モードは嫌ですねえ」

534: 2021/02/20(土) 23:02:32 ID:KbudnhwA
930

モバP「雪美もアイドルの仕事をして結構長くなるな」

雪美「……」コク

モバP「そろそろオルタ化も検討して良いかもな」

雪美「……あの……オルタ化を……?」ゴクリ

モバP「そう、あのオルタ化だ」

ちひろ「露骨に他所のネタをパクるのはどうかと」

モバP「もしくは内なる虚?」

ちひろ「黒化も漂白反転もダメです」

モバP「白い髪の雪美とか強そうなんですがねえ」

ちひろ「何と戦わせる気ですか」

モバP「しかし、よく創作とかである、過度なストレスやショックにより一晩で髪が真っ白になる表現」

モバP「あれは結構ゾクゾクしますよね。実際にはああはなり得ないと聞きますが」

雪美「……Pは……大丈夫……? 白く……ならない……?」


ちひろ「プロデューサーさんは寧ろたまには全身真っ白に燃え尽きるくらい頑張ってください」

535: 2021/02/20(土) 23:03:50 ID:KbudnhwA
今日はここまで
脳みそアワー


to be continued...→


引用: モバP「雪美様がゆく」