372: ◆hCBYv06tno 2013/10/08(火) 18:11:28.24 ID:srtME0BPo
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
小ネタが出来たので投下。
373: 2013/10/08(火) 18:13:20.04 ID:srtME0BPo
どうもこの小人たちは掴み所がない。
気づけば居るし、気づいたら居ない。
『ろんりてき』
目の前にはドヤ顔でメガネを直すまきのん。
「…いや、論理的じゃないよね」
ウサミミは冷蔵庫の中にも一匹居たと言っていたが私が見た時は居なかった。
つくづく不思議な生き物だ。
『あります!』
ぐんそーはどこからともなく私の前に現れて敬礼。
どうやらぐんそーは私を上官だと思い込んでいるらしい。
気づけば居るし、気づいたら居ない。
『ろんりてき』
目の前にはドヤ顔でメガネを直すまきのん。
「…いや、論理的じゃないよね」
ウサミミは冷蔵庫の中にも一匹居たと言っていたが私が見た時は居なかった。
つくづく不思議な生き物だ。
『あります!』
ぐんそーはどこからともなく私の前に現れて敬礼。
どうやらぐんそーは私を上官だと思い込んでいるらしい。
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
374: 2013/10/08(火) 18:13:58.99 ID:srtME0BPo
しかし、今気になるのはこの小人たちでは無く、海底都市。
イヴさんが傷を負うとか初めて聞いたしね。
「何をしようとしてるんだか」
地上の研究。あとメー君たちが流されるのは勘弁して欲しい。
「サラッと目的をバラしたってのも解せないよね」
『どしがたいな』
「度し難いよね」
最近、まきのんに釣られて口癖になってきた言葉をぼやく。
イヴさんが傷を負うとか初めて聞いたしね。
「何をしようとしてるんだか」
地上の研究。あとメー君たちが流されるのは勘弁して欲しい。
「サラッと目的をバラしたってのも解せないよね」
『どしがたいな』
「度し難いよね」
最近、まきのんに釣られて口癖になってきた言葉をぼやく。
375: 2013/10/08(火) 18:14:29.01 ID:srtME0BPo
『まいしすたー!』
ふと気づくと、服の袖をぐんそーが引っ張っていた。
『あります!』
傍らにあったラジコン飛行機の上に乗るぐんそー。
乗り込んだまま隣のコントローラーを指さす。
「…私に操作しろと?」
こくこくと頷くぐんそー。
どうやら当たりらしい。
「そもそも乗ったまま飛べるのかな、これ?」
とりあえず弄ってみることに。
ふと気づくと、服の袖をぐんそーが引っ張っていた。
『あります!』
傍らにあったラジコン飛行機の上に乗るぐんそー。
乗り込んだまま隣のコントローラーを指さす。
「…私に操作しろと?」
こくこくと頷くぐんそー。
どうやら当たりらしい。
「そもそも乗ったまま飛べるのかな、これ?」
とりあえず弄ってみることに。
376: 2013/10/08(火) 18:15:13.44 ID:srtME0BPo
「…まさか本当に飛ぶとは」
んな阿呆な。
どんな体重してるんだこの小人。
『まいしすたー!』
目の前を右往左往する飛行機。
「……まぁ、楽しそうで何より…」
その時だった。
部屋の片隅から何かが文字通り『飛んで』きたのは。
『ふふっ』
「…あっ」
『ま、まいしすたー!?』
そして飛んできた何かと飛行機が衝突する。
んな阿呆な。
どんな体重してるんだこの小人。
『まいしすたー!』
目の前を右往左往する飛行機。
「……まぁ、楽しそうで何より…」
その時だった。
部屋の片隅から何かが文字通り『飛んで』きたのは。
『ふふっ』
「…あっ」
『ま、まいしすたー!?』
そして飛んできた何かと飛行機が衝突する。
377: 2013/10/08(火) 18:15:41.17 ID:srtME0BPo
『げふっ』
撃墜してしまった。
何か出ては宜しくない系の赤い液体をまき散らしながら落ちていく…。
コントローラーを放り投げて、駆けつける。
隣ではぐんそーが華麗に着地していた。
地味に凄い。いや、今はそれどころじゃないんだけど。
『ふふっ…ごふっ…』
そこには口からダラダラと赤い液体を垂れ流す小人。
背中から生えていた翼も垂れ下がっている。
やってしまった。いや、殺ってしまった…。
『ね、ねぇ……』
小人はこちらに手を伸ばしながら何かを伝えようとしてくる。
なんだ、この遺言モード。
撃墜してしまった。
何か出ては宜しくない系の赤い液体をまき散らしながら落ちていく…。
コントローラーを放り投げて、駆けつける。
隣ではぐんそーが華麗に着地していた。
地味に凄い。いや、今はそれどころじゃないんだけど。
『ふふっ…ごふっ…』
そこには口からダラダラと赤い液体を垂れ流す小人。
背中から生えていた翼も垂れ下がっている。
やってしまった。いや、殺ってしまった…。
『ね、ねぇ……』
小人はこちらに手を伸ばしながら何かを伝えようとしてくる。
なんだ、この遺言モード。
378: 2013/10/08(火) 18:16:18.33 ID:srtME0BPo
『ねぇ……にか……』
小人は虚ろな目で虚空に手を伸ばし……。
『に……か……』
力尽きた。
伸ばしかけた手が重力に導かれ落ちていく。
「……」
尋常でない自責の念に狩られているとしゃがみこむ私の袖を何かが引く。
『あります!』
ぐんそーだ。なぜかガラスのコップ一杯に水の入ったコップを頭の上に乗せている。
小人は虚ろな目で虚空に手を伸ばし……。
『に……か……』
力尽きた。
伸ばしかけた手が重力に導かれ落ちていく。
「……」
尋常でない自責の念に狩られているとしゃがみこむ私の袖を何かが引く。
『あります!』
ぐんそーだ。なぜかガラスのコップ一杯に水の入ったコップを頭の上に乗せている。
379: 2013/10/08(火) 18:16:53.87 ID:srtME0BPo
「ぐんそー、私は別に喉は……」
乾いてない、と言おうとするとぐんそーは力尽きた小人にコップの中身をぶちまける。
「えっ?」
どういう判断だ。
『ろんりてき』
少なくとも論理的ではないと思う。
『ふふっ♪』
しかもなんでそれでサラッと立ち上がってるんだこの小人。
乾いてない、と言おうとするとぐんそーは力尽きた小人にコップの中身をぶちまける。
「えっ?」
どういう判断だ。
『ろんりてき』
少なくとも論理的ではないと思う。
『ふふっ♪』
しかもなんでそれでサラッと立ち上がってるんだこの小人。
380: 2013/10/08(火) 18:17:38.03 ID:srtME0BPo
「…この子…何?」
『どしがたいな』
いや、まぁ確かに度し難いんだけど…。
「あれ…?」
『にかー♪』
『キシシ♪』
いつの間にか増えてるし…。
全身真っ黒のワンピースに身を包む小人が羽の生えた小人に飛びついていた。
「…なんというか、こっちのは幼い…?」
『……』
どうやらこちらに気づいたようでワンピースの小人はこちらを凝視してくる。
『どしがたいな』
いや、まぁ確かに度し難いんだけど…。
「あれ…?」
『にかー♪』
『キシシ♪』
いつの間にか増えてるし…。
全身真っ黒のワンピースに身を包む小人が羽の生えた小人に飛びついていた。
「…なんというか、こっちのは幼い…?」
『……』
どうやらこちらに気づいたようでワンピースの小人はこちらを凝視してくる。
381: 2013/10/08(火) 18:18:38.06 ID:srtME0BPo
『やーの!』
私とまきのんを指さして一言。
『…そうていがい』
地味にショックを受けているまきのん。
「何が嫌なんだろうね…」
同じく地味にショックを受けている私。
『めーの!めーの!』
…めーの……目の…?
まさかと思い、メガネを外してみる。
『いーの!』
これだったらしい。
私とまきのんを指さして一言。
『…そうていがい』
地味にショックを受けているまきのん。
「何が嫌なんだろうね…」
同じく地味にショックを受けている私。
『めーの!めーの!』
…めーの……目の…?
まさかと思い、メガネを外してみる。
『いーの!』
これだったらしい。
382: 2013/10/08(火) 18:19:14.09 ID:srtME0BPo
「まきのんはメガネ……」
『…どしがたいな』
どうやら外す気は無いらしい。
ぐんそーはポンと黒いほうの小人の肩に手を置く。
『まい!』
……え、何?
今度は羽の生えた小人の方の肩に手を置く。
『しすたー!』
……まさか。
『…どしがたいな』
どうやら外す気は無いらしい。
ぐんそーはポンと黒いほうの小人の肩に手を置く。
『まい!』
……え、何?
今度は羽の生えた小人の方の肩に手を置く。
『しすたー!』
……まさか。
383: 2013/10/08(火) 18:20:07.05 ID:srtME0BPo
「羽が生えた方が姉で黒いのが妹?」
『おねー!』
『にかー!』
どうやらこの小人は姉妹らしい。
視界の端っこでまきのんがハンテンバをひっくり返して遊んでいたがスルーする。
『こーの、こーの!』
いつの間にかにかと呼ばれていた方の小人が私の膝の上に登っていた。
「こーの?」
こーの…こうの?…紅の?
『つーの!きーの!』
つーの、きーの…月の?
『キシ♪』
きし…騎士…?
『くーの!』
くーの…喰うの。
誰だか知らないけど紅月の騎士逃げて。
『おねー!』
『にかー!』
どうやらこの小人は姉妹らしい。
視界の端っこでまきのんがハンテンバをひっくり返して遊んでいたがスルーする。
『こーの、こーの!』
いつの間にかにかと呼ばれていた方の小人が私の膝の上に登っていた。
「こーの?」
こーの…こうの?…紅の?
『つーの!きーの!』
つーの、きーの…月の?
『キシ♪』
きし…騎士…?
『くーの!』
くーの…喰うの。
誰だか知らないけど紅月の騎士逃げて。
384: 2013/10/08(火) 18:20:37.44 ID:srtME0BPo
「姉の方は何て名前なんだろうね」
妹はにかと呼ばれていたからにかなんだろう。
視界の隅にまきのんがビニール袋にハンテンバを押し込んでいる姿が見えたので再びスルーする。
『ろんりてき』
……まぁ、いいか。ハンテーンだし。
『ほうじょーさんですよぉ~♪』
聞き覚えのある声に振り向くと、そこにはイヴさんそっくりの小人。
「………えっ?」
イヴさんそっくりの小人はそれだけ言うと部屋の片隅に置かれた小型の冷蔵庫に入っていく。
「…イヴさんって今怪我してるんじゃ…?」
意味が分からない。しかもなぜ冷蔵庫。
妹はにかと呼ばれていたからにかなんだろう。
視界の隅にまきのんがビニール袋にハンテンバを押し込んでいる姿が見えたので再びスルーする。
『ろんりてき』
……まぁ、いいか。ハンテーンだし。
『ほうじょーさんですよぉ~♪』
聞き覚えのある声に振り向くと、そこにはイヴさんそっくりの小人。
「………えっ?」
イヴさんそっくりの小人はそれだけ言うと部屋の片隅に置かれた小型の冷蔵庫に入っていく。
「…イヴさんって今怪我してるんじゃ…?」
意味が分からない。しかもなぜ冷蔵庫。
385: 2013/10/08(火) 18:21:14.01 ID:srtME0BPo
小人の入った冷蔵庫を開けてみる。
「…居ないね」
一度閉めて、もう一度開ける。
『おいでませぇ~♪』
「……」
閉めて、開ける。
「…居ない」
閉めて、開ける。
『私ですぅ~♪』
イヴさんだったのか。
また騙されたね。
閉めて、開ける。
『暇を持て余した』
閉めて、開ける。
『サンタクロースの』
閉めて、開ける。
『遊び』
駄目だ。この小人たち自由すぎる。
END
「…居ないね」
一度閉めて、もう一度開ける。
『おいでませぇ~♪』
「……」
閉めて、開ける。
「…居ない」
閉めて、開ける。
『私ですぅ~♪』
イヴさんだったのか。
また騙されたね。
閉めて、開ける。
『暇を持て余した』
閉めて、開ける。
『サンタクロースの』
閉めて、開ける。
『遊び』
駄目だ。この小人たち自由すぎる。
END
386: 2013/10/08(火) 18:21:49.90 ID:srtME0BPo
以上です。
サラッと紅月の騎士団が喰われそうなフラグが立ちましたがきっと気のせいです。
ほうじょーさん
北条加蓮のぷちどる。鳴き声は『ふふっ』『ねぇ』『にかー』
打たれ弱い。よく氏ぬ。水を掛けると復活する。
黒い翼で空を飛ぶことが出来る。
こにかの姉らしい。
こにか
ナニカのぷちどる。
黒いワンピースを纏ったナニカのぷちどる。鳴き声は『おねー』『~の』『キシシ』
メガネが嫌い。
ほうじょーさんの妹らしい。
サラッと紅月の騎士団が喰われそうなフラグが立ちましたがきっと気のせいです。
ほうじょーさん
北条加蓮のぷちどる。鳴き声は『ふふっ』『ねぇ』『にかー』
打たれ弱い。よく氏ぬ。水を掛けると復活する。
黒い翼で空を飛ぶことが出来る。
こにかの姉らしい。
こにか
ナニカのぷちどる。
黒いワンピースを纏ったナニカのぷちどる。鳴き声は『おねー』『~の』『キシシ』
メガネが嫌い。
ほうじょーさんの妹らしい。
387: 2013/10/08(火) 18:30:23.21 ID:AED2yMWDO
乙ー
紅月の騎士団逃げてー!!!超☆逃げてー!!!!!
そして、パンテーン拉致られてる!?
そして、みんなカワイイ!
紅月の騎士団逃げてー!!!超☆逃げてー!!!!!
そして、パンテーン拉致られてる!?
そして、みんなカワイイ!
388: 2013/10/08(火) 18:32:24.53 ID:7FxjE8880
乙です
ぷちどるかわいい…そして宇宙船はどんd(ry
そして何故かいきなり紅月の騎士団に何故か割とストレートなフラグが立って吹いた
ぷちどるかわいい…そして宇宙船はどんd(ry
そして何故かいきなり紅月の騎士団に何故か割とストレートなフラグが立って吹いた
【次回に続く・・・】
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