442: ◆UCaKi7reYU 2013/10/14(月) 22:11:25.38 ID:0xM55CDi0

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ



遅ればせながら、いよいよ学園祭開始いたします。

こんかいもあっさりしてますがあ投下開始します。
あと、新田美波ちゃんかります。

443: 2013/10/14(月) 22:15:29.58 ID:0xM55CDi0
京華学院。

国内最大規模を誇る大学院であり、あらゆる分野のエキスパートを育て上げる事を指標に掲げ、飴細工から戦車の設計まで習えるとまで噂されている。

こう聞くと、よほどのエリート集団かと思うが実際には規模以外は普通の大学とあまり変わらなかったりする。

その学院の規模はと言うと、大きく分けると12のブロック分かれている。


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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。




444: 2013/10/14(月) 22:18:18.56 ID:0xM55CDi0
まず、中央の教習棟。
そこから北にある図書館。
そして、図書館から時計回りに、
管理棟
研究棟
教員棟
部活棟
運動場
スタジアムホール
専門学科棟

と分かれている。

更にこれに広大な地下道
研究棟の東に広がる裏山
スタジアムホールを正面に見据える東正門

となっているのである。

445: 2013/10/14(月) 22:21:16.85 ID:0xM55CDi0
つまりだだっ広い、物凄く広い。

学院の門を叩いた生徒は教科書よりまず先に地図を買わなければならないとか言われる程広いのだ。

また、学院内には───

「って、これじゃあ堅苦しくない?」

「そうだよねー、まぁ今更何だけどさ」

「だから私はやめた方が良いって…」

「そんなこと言って美波途中で消えたじゃん…」

「あ、あれはラクロス部の出し物が決まらなくて…」

そんな、夜の京華学院にそれぞれ書類等の荷物を抱えた友人と歩く新田美波の姿があった。

446: 2013/10/14(月) 22:24:02.77 ID:0xM55CDi0
「あの時美波がもう少し居てくれたらなあ?」

「もう、怒るよ?」

「美波が怒っても色っぽいだけだよねー」

「その通り!美波は魔性だよなー」

「な!?ちょっと二人とも!!」

「あはは!………えっ」

他愛の無いおしゃべりを繰り広げながら三人は歩いているが、友人の言葉に思わず美波が振り返る。

「あ、美波、ストップストップ!!」

「?……きゃっ!?」

と、何故か二人とも立ち止まっていた。

447: 2013/10/14(月) 22:26:26.07 ID:0xM55CDi0
更に一人が美波を止めようとするが、後ろ向きのまま歩いていた美波は何かに躓いて、尻餅をついてしまった。

しかもその拍子に運んでいたパンフレットの束がダンボールから少なくない数がばらまかれる。

「いたた…」

「み、美波大丈夫?」

「うん、何ともないよ」

「早くこっちきなよ…」

「ん……え、なにこれ…」

どうにも様子がおかしい友人達を不思議に思いつつ、とりあえず立ち上がろうとした美波は自分が地面ではない、何か金属質の物に座り込んでいる事に気がつく。

448: 2013/10/14(月) 22:27:47.30 ID:0xM55CDi0
のそっ。

「きゃっ!?」

「美波!?」

その瞬間に、それが美波を乗せたまま動き出す。

本日二度目の悲鳴をあげた美波は突然の事で身動きが出来ずにそのまま身を任せて居ると、それは立ち上がりフルフルと身を震わせた。

「…………」

「…………」

「…………」

どうして良いかわからずに黙る三人。

とりあえず美波が立ち上がり、今まで座っていた物を見てみる。

449: 2013/10/14(月) 22:29:06.10 ID:0xM55CDi0
「……えーと、なに、これ?」

「……虫?ていうか蠍?」

「えー、でもなんか機械っぽくない?」

少し離れた後ろの方で、友人二人がなかなか落ち着いて観察している。

…言われてみれば、確かに蠍っぽい。

足がいっぱい有るところとか、ハサミが2つ付いてる所とか、鋭そうな尻尾がある所とか。

それに落ちたパンフレット拾ってるし。

「…って、あれ?」

しかもいつの間にか自分が持っていたダンボールまで器用に背中に乗せ始めて見上げてきた。

450: 2013/10/14(月) 22:30:40.96 ID:0xM55CDi0
『シルシルシルルウ…』

「えーと…どうしよう、これ」

「こっちに聞かないでよー」

「気に入られたんじゃないのー?」

「あー……美波ならありえるね、魔性だし」

「ウンウン」

「ちょっと…」

「あはは、ほら早くしないと始まっちゃうよ、前夜祭!」

「さっさと終わらせないと楽しめないぞー?」

「あ、ちょっと待って!」

451: 2013/10/14(月) 22:34:04.41 ID:0xM55CDi0
パタパタと美波の横を駆け去る二人を追いかけたくても、自分の荷物は蠍の上で。

「……とりあえず、害は無い、のかな?」

『シルシルルゥ…』

「…どうしよう……」

結局、しっかり自分の後を追ってくるのを確認しながら美波が2人に追いついたのは、15分ほど後だったという。

452: 2013/10/14(月) 22:37:19.26 ID:0xM55CDi0
───祭り。

───ありとあらゆるもの達が歌い、踊り、騒ぎ、酔う。

───そこには人も人外も関係なく、祭という器を満たそうと誘われる。

───それが、どのような結果になるかは、まだ解らないが。

───ただ、やがて明ける夜と立ち上る太陽を合図に、今年もその時がやってきた。









────数々の熱狂を纏い、祭りが始まる。









《秋炎絢爛祭、開幕》

453: 2013/10/14(月) 22:44:54.21 ID:0xM55CDi0
・『エクス・マキナ』シリーズ
機械仕掛けの 兵 器達。
いつ、だれが、どれだけの数を、どのような目的で制作したかは不明。

本来の使役者である『マスター』の存在はインプットされているが、それぞれの自我が強いため気に入った人物に勝手についていく事が多々ある。

現在のどの技術系統とも似て非なる技術が使われており、損傷してもナノマシンによって自己修復する。

通常は基本形態である動物や昆虫、はたまた神話に出てくるような魔物や幻獣の姿でいるが、もう一つの姿として『マキナ・ガイスト』と呼ばれる武器形態が存在する。

・『マキナ・ルピー』
蠍型の、限りなく黒に近い紫色のエクスマキナ。
人一人乗せて歩けるぐらいには大きい。
何故か京華学院に居たところを新田美波が遭遇、そのままついて行ってしまう。
ガイスト形態は不明だが、性格は見た目と違い温厚、と言うよりかなりマイペース。

・『京華学院・詳細』
大きく分けて12ブロック
中央に教習棟。
そこから北に図書館。
図書館から時計回りに、
管理棟
研究棟
教員棟
部活棟
運動場
スタジアムホール
専門学科棟と分かれている。

更に広大な地下道
研究棟の東に広がる裏山
スタジアムホールを正面に見据える東正門がある。

祭りの舞台は管理棟、研究棟、教員棟、裏山以外。

イベント情報
・秋炎絢爛祭、開始!
・新田美波がエクスマキナを連れ歩くようになりました。

454: 2013/10/14(月) 22:49:29.08 ID:0xM55CDi0
投下終了、という訳でいよいよ本祭開始です。
パソコン逝ったけどがんばりますね〔白目

そして、新田ちゃんの口調がおかしい気がが……

兎にも角にも、とりあえずお目汚し失礼しました。

455: 2013/10/14(月) 22:54:16.44 ID:ovsXza2rO
乙ー

始まったぜ!文化祭!

そして新田ちゃんにエクスマキナが!

梨沙を早く書かないと(使命感


【次回に続く・・・】


引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7