547: ◆llXLnL0MGk 2013/10/17(木) 10:38:53.49 ID:sqvL4+3K0
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
投下しますですよー
548: 2013/10/17(木) 10:40:19.55 ID:sqvL4+3K0
秋炎絢爛祭、初日。
みりあ「うわぁー、すっごーい!」
若神P「みりあちゃん、あんまりはしゃぐと転んじゃうよ」
みりあと若神Pは正門となる巨大なアーチの前にいた。
カイ「……ふふーん」
アーチの前で一人、作業着とメット姿の女性がそのアーチを見上げていた。
まるで「私が作りました」とでも言いたげな顔で。
ティラノ「西島ー、監督があっちの片付け手伝えって」
カイ「あ、古賀ありがと。いこっか」
女性はそのまま別の作業員に連れられていった。
若神P「…………今の二人…………」
若神Pは去っていく二人を怪訝そうな顔でみつめていた。
みりあ「若神Pさーん、早く早くー!」
若神P「だああっ、ちょっと待ってよみりあちゃん! 迷子になっちゃうよ!?」
いつの間にか随分遠くに行っていたみりあを、若神Pは慌てて追う。
その胸中は……
若神P(みりあちゃんに何かあったら…………120%マリナさんに殺される……!!)
……生まれて初めての、「純粋な恐怖」に支配されていた。
――――――――――――
――――――――
――――
----------------------------------------
それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
549: 2013/10/17(木) 10:42:21.63 ID:sqvL4+3K0
――――
――――――――
――――――――――――
マキノ「……これを一つ頂戴」
店員「ありがとうございまーす!」
代金を払い、マキノは買ったホットドッグにかぶりつく。
マキノ(地上の食べ物も、なかなかどうして美味しいわね)
ヨリコに言われた通りに、マキノは地上での休暇を満喫していた。
マキノ(土産に何個か買っていこうかしら……)
そんな事を考えながら歩いていると、不意に誰かがぶつかってきた。
??「きゃあっ!?」
ぶつかってきた小柄な少女は転倒し、持っていた小さなカバンが宙を舞った。
マキノ「……大丈夫?」
??「は、はい……ごめんなさい」
倒れた少女の手を取り、起こしてやる。
――――――――
――――――――――――
マキノ「……これを一つ頂戴」
店員「ありがとうございまーす!」
代金を払い、マキノは買ったホットドッグにかぶりつく。
マキノ(地上の食べ物も、なかなかどうして美味しいわね)
ヨリコに言われた通りに、マキノは地上での休暇を満喫していた。
マキノ(土産に何個か買っていこうかしら……)
そんな事を考えながら歩いていると、不意に誰かがぶつかってきた。
??「きゃあっ!?」
ぶつかってきた小柄な少女は転倒し、持っていた小さなカバンが宙を舞った。
マキノ「……大丈夫?」
??「は、はい……ごめんなさい」
倒れた少女の手を取り、起こしてやる。
550: 2013/10/17(木) 10:43:38.39 ID:sqvL4+3K0
マキノ「気にしなくていいわ。怪我は無い?」
??「はい、大丈夫です。えっと、おねえさんも怪我は……」
??「おーい、みりあちゃーん!」
少女の言葉を遮り、白い服の少年がこちらへ駆け寄ってくる。
どうやら少女の保護者らしい。
みりあ「あ、若神Pさん」
若神P「もう、あんな走るから。……すいません、みりあちゃんがご迷惑を……ん?」
マキノへ頭を下げた若神Pが、途中で何かに気付いたように頭を上げる。
若神P「…………」
マキノ「……何か?」
若神P「……君、もしかして人間じゃない?」
マキノ「……!?」
??「はい、大丈夫です。えっと、おねえさんも怪我は……」
??「おーい、みりあちゃーん!」
少女の言葉を遮り、白い服の少年がこちらへ駆け寄ってくる。
どうやら少女の保護者らしい。
みりあ「あ、若神Pさん」
若神P「もう、あんな走るから。……すいません、みりあちゃんがご迷惑を……ん?」
マキノへ頭を下げた若神Pが、途中で何かに気付いたように頭を上げる。
若神P「…………」
マキノ「……何か?」
若神P「……君、もしかして人間じゃない?」
マキノ「……!?」
551: 2013/10/17(木) 10:45:05.07 ID:sqvL4+3K0
若神Pの言葉に、マキノは激しく動揺する。
ウェンディ族であることを見抜かれたのか、そもそもこいつは何者なのか?
若神P「なんていうのかな、さっきの女の人と、あとマリナさんと同じ感じだね」
みりあ・マキノ「「マリナさん?」」
二人は反射的にその名を繰り返し、マキノは更に動揺した。
マキノ「貴方たち……マリナさんを知っているの?」
みりあ「うん、私の親代わりしてくれてるの」
若神P「で、僕は訳あって居候中」
マキノ「お、親代わり……?」
全く想定外の単語が飛び出し、マキノは少し面食らう。
どうにか建て直し、目の前の二人へ質問を投げかける。
マキノ「マリナさんと暮らしているということは……ウェンディ族や海底都市の事は知っていて?」
みりあ「うん」
若神P「マリナさんから聞いたよ」
即答だった。
ウェンディ族であることを見抜かれたのか、そもそもこいつは何者なのか?
若神P「なんていうのかな、さっきの女の人と、あとマリナさんと同じ感じだね」
みりあ・マキノ「「マリナさん?」」
二人は反射的にその名を繰り返し、マキノは更に動揺した。
マキノ「貴方たち……マリナさんを知っているの?」
みりあ「うん、私の親代わりしてくれてるの」
若神P「で、僕は訳あって居候中」
マキノ「お、親代わり……?」
全く想定外の単語が飛び出し、マキノは少し面食らう。
どうにか建て直し、目の前の二人へ質問を投げかける。
マキノ「マリナさんと暮らしているということは……ウェンディ族や海底都市の事は知っていて?」
みりあ「うん」
若神P「マリナさんから聞いたよ」
即答だった。
552: 2013/10/17(木) 10:46:25.34 ID:sqvL4+3K0
少し立ちくらみを起こしそうになったマキノだったが、ふとある事をひらめいた。
マキノ(『マリナさんから聞いた』……逆に言えば、『マリナさんから聞いた以上は知らない』ということ?
マリナさんが海底都市を飛び出した時、『神の洪水計画』は立案されてすらいなかった。
つまり彼らやマリナさんは計画を知らない……過剰な警戒は必要無さそうね。となれば……)
二人に背を向け考え事をしていたマキノは、やがてくるりと二人に向き直った。
マキノ「こんなところで同郷の士の知り合いに会えるなんて、これも何かの縁ね。そちらさえ良ければ、
この秋炎絢爛祭、ご一緒させてもらえないかしら?」
軽いつくり笑顔でみりあに手を差し伸べる。
若神P「うーん……いいんじゃない? あ、自己紹介まだだったね、僕は若神Pだよ」
みりあ「うん、そうだね! 赤城みりあです。よろしくね、おねえさん」
二人はマキノへ屈託の無い笑顔を向ける。
マキノ「若神Pさんとみりあさんね。私はマキノ、よろしく」
こうしてみりあと若神Pは、マリナの知り合いという女性と三人で祭りを見て回った。
マキノ(……思わぬところでマリナさんの手掛かりを見つけたわね。うまくいけば現在の居場所まで……
ヨリコ様には『休暇』といわれたけれど、まあこれくらいならいいでしょう)
……そのマキノの思惑も知らずに。
――――――――――――
――――――――
――――
マキノ(『マリナさんから聞いた』……逆に言えば、『マリナさんから聞いた以上は知らない』ということ?
マリナさんが海底都市を飛び出した時、『神の洪水計画』は立案されてすらいなかった。
つまり彼らやマリナさんは計画を知らない……過剰な警戒は必要無さそうね。となれば……)
二人に背を向け考え事をしていたマキノは、やがてくるりと二人に向き直った。
マキノ「こんなところで同郷の士の知り合いに会えるなんて、これも何かの縁ね。そちらさえ良ければ、
この秋炎絢爛祭、ご一緒させてもらえないかしら?」
軽いつくり笑顔でみりあに手を差し伸べる。
若神P「うーん……いいんじゃない? あ、自己紹介まだだったね、僕は若神Pだよ」
みりあ「うん、そうだね! 赤城みりあです。よろしくね、おねえさん」
二人はマキノへ屈託の無い笑顔を向ける。
マキノ「若神Pさんとみりあさんね。私はマキノ、よろしく」
こうしてみりあと若神Pは、マリナの知り合いという女性と三人で祭りを見て回った。
マキノ(……思わぬところでマリナさんの手掛かりを見つけたわね。うまくいけば現在の居場所まで……
ヨリコ様には『休暇』といわれたけれど、まあこれくらいならいいでしょう)
……そのマキノの思惑も知らずに。
――――――――――――
――――――――
――――
553: 2013/10/17(木) 10:47:51.52 ID:sqvL4+3K0
――――
――――――――
――――――――――――
別の場所で。
隊長「どうだ、見つかったか!?」
隊員A「ダメです! 全く見つかりません!」
黒いスーツにサングラス姿の数人の男達が、肩で息をしながら会話している。
その中央で、同じくスーツにサングラスの女性がふうとため息をつく。
隊長「どこへ行ってしまわれたのだ、星花お嬢様は……」
隊員C「今日も収穫ゼロですね……」
隊員B「これがホントの『今回の調査で我々は、何の成果(星花)も得られませんでした!』、なんて」
隊員D「お前……ジョークでもお嬢様を呼び捨てにするなよ……」
彼らは涼宮星花捜索隊。
突如として家出した星花を、涼宮家総裁である星花の父の命で捜索している。
――――――――
――――――――――――
別の場所で。
隊長「どうだ、見つかったか!?」
隊員A「ダメです! 全く見つかりません!」
黒いスーツにサングラス姿の数人の男達が、肩で息をしながら会話している。
その中央で、同じくスーツにサングラスの女性がふうとため息をつく。
隊長「どこへ行ってしまわれたのだ、星花お嬢様は……」
隊員C「今日も収穫ゼロですね……」
隊員B「これがホントの『今回の調査で我々は、何の成果(星花)も得られませんでした!』、なんて」
隊員D「お前……ジョークでもお嬢様を呼び捨てにするなよ……」
彼らは涼宮星花捜索隊。
突如として家出した星花を、涼宮家総裁である星花の父の命で捜索している。
554: 2013/10/17(木) 10:49:09.56 ID:sqvL4+3K0
隊長「一週間以上成k……収穫ゼロはまずいな。私の『網』を使おう」
隊員B「おおっ、出るか隊長のオーラの網!」
隊員A「流石はお嬢様の遠縁の従姉!」
隊長「はしゃぐな。……ふっ!」
隊長が大きく右足を踏み込むと、そこから光が蜘蛛の巣のように広がっていく。
隊長「お嬢様に関わるものが触れれば分かるはずだが…………むっ!」
正面へ伸びるオーラの内一本が微かに揺れた。
隊員C「まさか……」
隊員D「こんなに早く!?」
隊長「…………構えろ」
隊員たちが固唾を呑む中、正面の角から何者かが姿を現した。
隊員B「おおっ、出るか隊長のオーラの網!」
隊員A「流石はお嬢様の遠縁の従姉!」
隊長「はしゃぐな。……ふっ!」
隊長が大きく右足を踏み込むと、そこから光が蜘蛛の巣のように広がっていく。
隊長「お嬢様に関わるものが触れれば分かるはずだが…………むっ!」
正面へ伸びるオーラの内一本が微かに揺れた。
隊員C「まさか……」
隊員D「こんなに早く!?」
隊長「…………構えろ」
隊員たちが固唾を呑む中、正面の角から何者かが姿を現した。
555: 2013/10/17(木) 10:50:44.80 ID:sqvL4+3K0
??『…………』
隊長「…………は?」
隊員C「え…………?」
隊員A「お、お嬢様…………?」
隊員B「随分、縮まれて…………?」
隊員D「いや、限度があるだろ…………」
現われたモノは、姿こそは涼宮星花そのものだった。
しかし、異様に小さい。恐らく背は20cmも無いだろう。
挙句、頭と体がほぼ1:1という、漫画に出てくるようなボディバランス。
傍らには、小さな銀のユニコーンまで連れている。
??『れでぃ』
隊長「…………は?」
隊員C「え…………?」
隊員A「お、お嬢様…………?」
隊員B「随分、縮まれて…………?」
隊員D「いや、限度があるだろ…………」
現われたモノは、姿こそは涼宮星花そのものだった。
しかし、異様に小さい。恐らく背は20cmも無いだろう。
挙句、頭と体がほぼ1:1という、漫画に出てくるようなボディバランス。
傍らには、小さな銀のユニコーンまで連れている。
??『れでぃ』
556: 2013/10/17(木) 10:52:24.67 ID:sqvL4+3K0
??『…………。 ~~♪ ~~♪』
星花らしきモノは、ぺこりとおじぎをして手に持っていたバイオリンを演奏しはじめた。
隊員D「た、隊長……あれは?」
隊長「私にも分からん。だが…………姿形を見るに、お嬢様と無関係ということはまず無いだろう」
隊員A「ということは……」
隊長「ああ……各員! あの小さなお嬢様を捕らえるぞ!」
隊員C「は、はぁっ!」
隊員たちは一斉に星花らしきモノに飛び掛った。
??『! ~♪ ~~♪』
それを見た星花らしきモノは、バイオリンを少し弾くとユニコーンの背中に飛び乗った。
??『れでぃ』
ユニコーンは星花らしきモノを乗せると、そのままその場を走り去った。
隊長「速っ……!? い、急げ! 見失うんじゃないぞ!!」
隊員B「はいいっ!!」
……こうして涼宮星花捜索隊と、ぷちどる『すずみやさん』及び『すーさん』との追いかけっこが始まった。
続く
星花らしきモノは、ぺこりとおじぎをして手に持っていたバイオリンを演奏しはじめた。
隊員D「た、隊長……あれは?」
隊長「私にも分からん。だが…………姿形を見るに、お嬢様と無関係ということはまず無いだろう」
隊員A「ということは……」
隊長「ああ……各員! あの小さなお嬢様を捕らえるぞ!」
隊員C「は、はぁっ!」
隊員たちは一斉に星花らしきモノに飛び掛った。
??『! ~♪ ~~♪』
それを見た星花らしきモノは、バイオリンを少し弾くとユニコーンの背中に飛び乗った。
??『れでぃ』
ユニコーンは星花らしきモノを乗せると、そのままその場を走り去った。
隊長「速っ……!? い、急げ! 見失うんじゃないぞ!!」
隊員B「はいいっ!!」
……こうして涼宮星花捜索隊と、ぷちどる『すずみやさん』及び『すーさん』との追いかけっこが始まった。
続く
557: 2013/10/17(木) 10:54:35.76 ID:sqvL4+3K0
・涼宮星花捜索隊
家出した星花を探すために星花の父が派遣した特殊部隊。
少数精鋭ながら全員が軽レベルの能力者で、隊員Aは小さい波動拳的なアレ、隊員Bは体毛の硬質化、
隊員Cは簡単な治癒、隊員Dは他人の能力の軽強化が使える。
隊長の女性は星花と遠縁の従姉な関係か小規模ながらオーラを操れ、
「オーラの網(周辺情報察知。拘束能力無し)」「オーラの銃弾(拳銃と同程度の威力)」
「オーラの小盾(少年ジャ○プと同サイズ)」が使用可能。
・すずみやさん
涼宮星花に似たぷちどる。
言葉は発さず、感情表現はバイオリンで行う。
相棒のすーさん(鳴き声は『れでぃ』)といつも一緒。
すずみやさんがオーラを使えないので、すーさんが何で動いているかは不明。
あとすーさんは変形しない。
・イベント追加情報
マキノがマリナの情報収集の為にみりあ、若神Pと共に行動しています。
涼宮星花捜索隊がすずみやさん&すーさんと追いかけっこをしています。
家出した星花を探すために星花の父が派遣した特殊部隊。
少数精鋭ながら全員が軽レベルの能力者で、隊員Aは小さい波動拳的なアレ、隊員Bは体毛の硬質化、
隊員Cは簡単な治癒、隊員Dは他人の能力の軽強化が使える。
隊長の女性は星花と遠縁の従姉な関係か小規模ながらオーラを操れ、
「オーラの網(周辺情報察知。拘束能力無し)」「オーラの銃弾(拳銃と同程度の威力)」
「オーラの小盾(少年ジャ○プと同サイズ)」が使用可能。
・すずみやさん
涼宮星花に似たぷちどる。
言葉は発さず、感情表現はバイオリンで行う。
相棒のすーさん(鳴き声は『れでぃ』)といつも一緒。
すずみやさんがオーラを使えないので、すーさんが何で動いているかは不明。
あとすーさんは変形しない。
・イベント追加情報
マキノがマリナの情報収集の為にみりあ、若神Pと共に行動しています。
涼宮星花捜索隊がすずみやさん&すーさんと追いかけっこをしています。
558: 2013/10/17(木) 10:57:33.45 ID:sqvL4+3K0
以上です
隊長の外見イメージは某火星の害虫駆除漫画に出てくる腹筋眼鏡美人さんでお願いします
隊長の外見イメージは某火星の害虫駆除漫画に出てくる腹筋眼鏡美人さんでお願いします
559: 2013/10/17(木) 12:15:14.43 ID:ijC4iaJU0
乙ー
マキノがみりあと会ったか
果たしてどうなることやら
マキノがみりあと会ったか
果たしてどうなることやら
【次回に続く・・・】
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります