844: ◆llXLnL0MGk 2013/10/31(木) 10:11:30.01 ID:tKkYObmo0

モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ



亜季ちゃんに絡みが出来てテンションがおかしいまま憤怒の街で短め投下しますー

845: 2013/10/31(木) 10:13:10.13 ID:tKkYObmo0

憤怒の街の上空。

亜季は、独りでカースへの狙撃を続けていた。

亜季「…………」

一体、また一体と、着実にカースを破壊していく。

亜季「……! あれは……」

ふと視線を変えた亜季の視界に、恐ろしいものが映った。

何かの施設……学校だろうか。

その敷地を埋め尽くさんとする、無数のカースの群れ。

亜季「……なんという……」

目を凝らせば、何人かの人間がカースと戦っている。

救援に行くべきか。結論が出る前に、亜季はブースターをふかして移動を開始しようとした。しかし、


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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。




846: 2013/10/31(木) 10:14:03.19 ID:tKkYObmo0
ヴーン ヴーン

マイシスターのシグナルが亜季を呼び止める。

亜季「マイシスター? 何を……」

マイシスターへ向き直る亜季の目に、何者かからの発光信号が映った。

亜季「『H・E・L・P』……助けて、と……発信元は……」

亜季は信号の元を探ろうと、視線を下に落とす。

亜季「っ、まずい!」

遥か真下で、黒服の男が人狼型のカースと交戦している。

そして、黒服の男の方が劣勢に見える。

亜季は咄嗟にスナイパーライフルを構え、カースに照準を合わせて引き金を引いた。

847: 2013/10/31(木) 10:14:52.19 ID:tKkYObmo0
亜季「…………よし!」

亜季の狙撃でバランスを崩したカースに、黒服の男が隠し持っていた二丁拳銃でトドメを刺すのが見えた。

カースが泥となって崩れ落ち、男もまたその場に仰向けになって倒れこんだ。

亜季「……マイシスター、彼を運んでもらえますか?」

仰向けになりながらじっとこちらを見ている男。

彼と接触すれば、何らかの情報が得られるかもしれない。

そう考えた亜季は、マイシスターに男の回収を頼んだ。

ヴーン ヴーン

マイシスターは少しの沈黙の後、ステルスを展開しながらゆっくりと降下した。

短時間であれば、機械である自身も大した影響は受けないであろう、と判断しての行動だった。

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848: 2013/10/31(木) 10:16:03.37 ID:tKkYObmo0
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亜季「アイドルヒーロー同盟のプロデューサー……でありますか」

回収した男……エボニーコロモこと黒衣Pは、自らをそう名乗った。

エボニーコロモ「ああ。しかし、並行世界のサイボーグとは……ますますもって末法めいてやがるな、この世界は」

亜季「末法……少なくとも、今この街にはピッタリの言葉ですな……」

エボニーコロモ「ああ……ッ! いた、洋子だ!」

亜季「洋子……ああ、エボニーコロモ殿が担当しているというアイドルヒーローの!」

二人は眼下に広がるカースの海に目を落とす。

849: 2013/10/31(木) 10:17:33.95 ID:tKkYObmo0
数人のヒーローが戦う中、9つ子めいた同じ顔の少女が九人。中央にもう一人。

そして、踊り子のような衣装を纏う女性が一人。

エボニーコロモ「突入したいが……クソッタレ! カースが多すぎる!」

亜季「なら、私が突破口を! ……マイシスター!!」

マイシスターから投下された火器を、亜季がその体でキャッチする。

亜季の両肩に横たわる、極太の筒が二本。そして、背のバックパックとそれを繋ぐエネルギーチューブ。

それを見てエボニーコロモは目を丸くする。

亜季「射線軸にヒーロー、及び一般人の反応無し! エネルギーチャージ120%!」

両方の筒から光が漏れ始める。そして、

850: 2013/10/31(木) 10:18:35.68 ID:tKkYObmo0
亜季「二連装超大型ビームキャノン砲、フルパワーシュートォッ!!」

筒から一斉に溢れた光の束が、さながら鎖を解かれた猛犬めいて暴れだす。

光の猛犬は、なみいるカースを食い荒らし、食い散らかす。

カースはまだまだいるものの、エボニーコロモが突入するには充分すぎるほど減った。

エボニーコロモ「ありがとうよ、サイボーグの悪い思い出が一つ消えそうだ」

そう言ってエボニーコロモはマイシスターから飛び降り、一体のカースをクッション代わりに地上へ立った。

亜季「ご武運を! ……回収! 我々もやりましょう、マイシスター!」

ヴーン ヴーン

亜季はビームキャノンの代わりに投下されたスナイパーライフルを受け取り、上空から地上のカース達へそれを向けた。

続く

851: 2013/10/31(木) 10:19:44.91 ID:tKkYObmo0
○マイシスターに搭載中の火器等まとめ

・「片手持ち大型ガトリング砲」二本 威力「中」連射「高」速度「高」範囲「中」射程「中」

・「片手持ち大型バズーカ」二本 威力「高」連射「低」速度「低」範囲「中」射程「高」

・「ハンドレールガン」二丁 威力「中」連射「中」速度「最高」範囲「低」射程「高」

・(未使用)「片手持ち火炎放射器」一基 威力「中」連射「低」速度「低」範囲「高」射程「中」

・(未使用)「ハンドマシンガン」二丁 威力「低」連射「高」速度「高」範囲「中」射程「中」

・(未使用)「ミサイルポッド」九発入り 威力「高」連射「低」速度「低」範囲「高」射程「高」

・「二連装超大型ビームキャノン砲」一対 威力「最高」連射「最低」速度「高」範囲「高」射程「高」

・「150cm四方防壁用鉄板」三枚 威力「-」連射「-」速度「-」範囲「-」射程「-」

○亜季の手持ち武器

・「拳銃」二丁 威力「低」連射「中」速度「中」範囲「低」射程「中」

・「アサルトナイフ」二本 威力「低」連射「-」速度「高」範囲「低」射程「-」

・「ビームソード」一本 威力「高」連射「-」速度「高」範囲「低」射程「-」


・イベント追加情報
亜季の「二連装超大型ビームキャノン砲」で一部カースが消し飛びましたが、まだまだたくさんいます。

エボニーコロモが学校に到着しました。

亜季の狙撃が学校の敷地内に重点的に行われます。

852: 2013/10/31(木) 10:21:36.05 ID:tKkYObmo0
以上です
亜季ちゃんに絡みが出来たと見た瞬間にキーボードを叩きまくっていた
反省はしているが後悔はしていない

黒衣Pと名前だけ洋子、姿だけ泰葉お借りしました。

853: 2013/10/31(木) 10:43:47.65 ID:Jy592R9m0
乙です
亜季ちゃんの攻撃で校庭のカースも楽になってきたかな…?

854: 2013/10/31(木) 11:07:55.80 ID:tKkYObmo0
いかんいかん>>851に大事なもの忘れてた

・「長距離スナイパーライフル」一丁 威力「中」連射「低」速度「高」範囲「低」射程「最高」

をハンドレールガンの下に脳内追加おなしゃす……

855: 2013/10/31(木) 12:03:59.73 ID:x2zPqnjy0
乙ー

軍曹も到着したか!
どんな展開になっていくんだろうか……




【次回に続く・・・】



引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7