1: 23/11/21(火) 22:05:22 ID:QQcx
佐竹美奈子「し、してないっ!」
田中琴葉「いいえ、ネタは上がってるの」
美奈子「水着は着てたから」
琴葉「そんな布面積なら、プロデューサーと肌と肌が触れ合って」
美奈子「プロデューサーさんはスーツ、スーツだから!」
2: 23/11/21(火) 22:06:00 ID:QQcx
琴葉「抱きついたのは否定しないのね」
美奈子「あっ、その……じ、事故みたいな」
琴葉「スイカ割りでわざと誘導したと」
美奈子「わざとというか……ほら、いたずらみたいな、ちょっとやってみたくなっちゃって」
3: 23/11/21(火) 22:07:08 ID:QQcx
琴葉「で、抱きついた感想は?」
美奈子「もうちょっとふくよかな方が……って、そんなこと感じられるほど余裕なかったから」
琴葉「それで、そのことをネタに、どんな妄想をこれまでやったの?」
美奈子「……へ?」
4: 23/11/21(火) 22:07:46 ID:QQcx
琴葉「したよね? 妄想」
美奈子「……それって、どういう?」
琴葉「夜な夜な、プロデューサーの顔が浮かんで来てるよね」
美奈子「え? そんなことは……」
5: 23/11/21(火) 22:08:25 ID:QQcx
琴葉「とぼけないで。私はただのツーショット写真で未だに毎晩妄想が止まらないのに、抱きついたらもう」
美奈子「いや、妄想はしてないけど」
琴葉「……嘘よね?」
美奈子「本当にしてないよ」
琴葉「……」
美奈子「……」
6: 23/11/21(火) 22:08:52 ID:QQcx
琴葉「子どもの名前は?」
美奈子「プロデューサーさんにつけてもら……あっ違う」
7: 23/11/21(火) 22:09:32 ID:QQcx
琴葉「安心したわ。やっぱり私だけじゃないのね」
美奈子「これは違う、違うから」
琴葉「照れなくて良いよ。私はプロデューサーのペットになったこともあるし」
美奈子「え?」
琴葉「ペットって素敵よね。自分の命が尽きるまで、ご主人様に添い遂げられるし」
美奈子「えっと……あの、ちょっと良いかな?」
琴葉「何?」
8: 23/11/21(火) 22:10:07 ID:QQcx
美奈子「琴葉ちゃんは怒ってないの?」
琴葉「怒る? どうして?」
美奈子「その……私がプロデューサーに、抱きついちゃった、みたいなことに対して」
琴葉「嫉妬ってこと? それはないけど」
美奈子「そうなの?」
9: 23/11/21(火) 22:10:45 ID:QQcx
琴葉「翼ちゃんとかエレナとか、麗花さんとか、よく抱きついてるじゃない。そんなことで怒ってたらキリがないよ」
美奈子「そう言われると……」
琴葉「もちろん、ちょっと前だったら、なんでそこにいるのは私じゃないんだろうって思ってたんだけど、最近考え方が変わったの」
美奈子「あ、そうなんだ」
10: 23/11/21(火) 22:11:12 ID:QQcx
琴葉「もうね、プロデューサーに恋する時代は終わったの」
美奈子「こ、恋!? って、終わったの?」
琴葉「ええ。もうそこは抜けて、愛してるの」
美奈子「へ?」
11: 23/11/21(火) 22:11:46 ID:QQcx
琴葉「だから、プロデューサーが他の人に抱きつかれようが、イチャイチャしてようが、プロデューサーが幸せなら、それで良いかなって」
美奈子「……えっと、正妻の余裕、みたいな?」
琴葉「ううん。プロデューサーが幸せなら、私のことは二の次」
美奈子「そ、そうなんだ……」
おわり
12: 23/11/21(火) 22:12:12 ID:QQcx
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