182: 2014/11/03(月) 17:23:44.02 ID:P1suLTb00

前回はコチラ


 第十四話『車長の丸尾』


ドタ! ドタ! ドタ!

友蔵「たたたッ!!」タタタッ





ドタ! ドタ! ドタタタッ!

友蔵「大変じゃあぁぁ!!」タタタッ
183: 2014/11/03(月) 17:24:39.04 ID:P1suLTb00

さきこ「!」

すみれ「どうしたんです?!」

ヒロシ「おい、じいさん。大声出すなよ……近所迷惑だろうが」


友蔵「そんな事どうだっていい! まる子が……まる子が!」



友蔵「まる子が何処にもいないんじゃあぁぁ!!」


184: 2014/11/03(月) 17:25:35.82 ID:P1suLTb00

ヒロシ「なんだってぇ!」

さきこ「……まる子だったら、疲れたとか言って…部屋で寝てるはずだけど」

すみれ「ハァ……なんだ、おじいちゃんの早とちりか…」

友蔵「違う! ちゃんと部屋に行って見たんじゃ!……しかし、まる子が…」


ドタ! ドタ!

こたけ「じいさん!」

友蔵「おぉ、婆さん……どうじゃった?」

こたけ「……やはり、表に出していたローラースルーGOGOが消えてたわい」

友蔵「やはり……ローラースルーGOGOで何処かに出かけてしまったのか…」

185: 2014/11/03(月) 17:26:42.99 ID:P1suLTb00

友蔵「お姉ちゃん!!」


さきこ「!」

友蔵「まる子が何処に行ったか心当たりがないか?!」

さきこ「いや……あたしは何も」

友蔵「どんな些細な事でも良い! 」

さきこ「えっ……と…ごめん、何も心当たりがない…」


友蔵「それじゃあ、すみれさんは何かしりませんか?」

すみれ「すいません……私も心当たりが……」

友蔵「そうですか……」

ヒロシ「まあ、ローラースルーなんちゃらを使うんだったら、そんなに遠くに行くはずはねぇ」


友蔵「くっ!!」バッ!


ヒロシ「お、おい! じいさん。 何処に行く!」


タッタッタッタッタッタッ…タッ………




さきこ「行っちゃった…」

186: 2014/11/03(月) 17:27:58.21 ID:P1suLTb00

こたけ「……」

すみれ「……」


ヒロシ「……まったく、しゃあねえな」

ヒロシ「おい、母さん。車のカギ知らねえか?」

すみれ「お父さん……何を」


ヒロシ「決まってんだろ! 適当なところで爺さん乗っけて、まる子捜しに行くんだよ!」


ヒロシ(まったく……まる子の奴…どこ行きやがった)

ヒロシ(心配かけさせるんじゃねぇよ…)


さきこ「お父さん…はい、カギ」

ヒロシ「サンキュー。 それじゃあ、行ってくる」

さきこ「ねぇ、お父さん」

ヒロシ「……あんだよ」


さきこ「私も連れてって!」


ヒロシ「おいおい、お姉ちゃん…バカ言ってんじゃねぇよ」

さきこ「お父さん…お願い!」

ヒロシ「……はぁ、わかった。 ついて来い」

187: 2014/11/03(月) 17:28:38.72 ID:P1suLTb00












まる子「ハァハァハァ…」

山田「ゼェゼェ…」



みぎわ「……」

丸尾「……あの、二人とも大丈夫ですか?」

花輪「えらかったら休憩するよ」

188: 2014/11/03(月) 17:29:52.38 ID:P1suLTb00

まる子「あたしはハァハァ……まだ大丈夫…だよ」

山田「お…ゼェゼェ……おいらも…ゼェゼェ」

丸尾「ズバリ、山田くんが限界でしょう」

花輪「……みぎわくん、あとどのくらいで着くかな?」

みぎわ「そうね……このままのペースで、あと30分って所かしら」

まる子「あと……30分」

山田「おいら…もう……ダメ」ヘナヘナ

みぎわ「ほら、この商店街ぬけたら公園があるから、そこで休みましょ」

まる子「こ…公園まであと何分ぐらい……」

みぎわ「もうすぐよ!」

山田「アハハ…もう少し頑張ってみるじょ」





よし子「?……あの子、まるちゃんかな?」

よし子「……ただ似てる子かな」

189: 2014/11/03(月) 17:31:07.02 ID:P1suLTb00












ブロロロ……


友蔵「まる子ぉォぉお!!」


ヒロシ「おい! 爺さん! 車ん中で叫ぶなよ」

友蔵「ほら、お姉ちゃんも! まる子を呼ぶんじゃ!」

ヒロシ「人の話ぐらい聞けよ!」

さきこ「……」ポチポチ

友蔵「お姉ちゃん! こんな時にスマホなんていじってないで一緒に捜し……」


さきこ「おじいちゃん!!」


友蔵「うへぇ!」

190: 2014/11/03(月) 17:32:08.87 ID:P1suLTb00

さきこ「これ見て!」

友蔵「え……」

さきこ「よし子さんからのLINE! 」

友蔵「これは…!」

ヒロシ「おい、なんかあったか?」

さきこ「よし子さんが塾の帰りがけに、まる子を見たんだって!」

ヒロシ「!……おい! 何処で見たんだ!」

友蔵「商店街じゃ! 商店街を抜けた道へいけ!」

さきこ「お父さん、お願い!」

ヒロシ「了解! しっかり掴まってろよ!」

ブロロロロッ!!




キートン『この時、一つの間違いがおきた』


キートン『商店街を北へと抜けた、まる子達…』

キートン『しかし、車は商店街を″南″へと抜けた方向へと進ませてしまった』

キートン『これは、ただの勘違いなのだろうか? それとも……』




よし子「……」ニヤァ‥

191: 2014/11/03(月) 17:33:05.07 ID:P1suLTb00









ゴクッゴクッゴクッ


まる子「ぷはぁ〜」

まる子「いやぁ〜、水道水がこんなにも美味しいなんて思わなかったよ」

山田「さくら! おいらも飲みたいじょ!」

みぎわ「飲み過ぎないでよ」

192: 2014/11/03(月) 17:34:13.53 ID:P1suLTb00

丸尾「さてと、山田くんが飲み終えたら、そろそろ出発ですかね」

花輪「いや、もう少し休憩しようよ」

みぎわ「そうね、あと五分ぐらい休みましょうか」

山田「えぇ! たった五分かい!」

みぎわ「しょうがないでしょ…のんびり休憩してる暇なんて無いのよ」

山田「えぇー…おいら、もう歩けないじょ」

みぎわ「そんなこと言っても…」

花輪「山田くん、僕の自転車の後ろに乗りなよ」

みぎわ「!……」

193: 2014/11/03(月) 17:34:54.82 ID:P1suLTb00

山田「ありがたいじょ、遠慮なく乗るじょ!」

みぎわ「あぁん! 花輪く〜ん! あたしも、もう歩けないぃ〜///」


丸尾「……」

まる子「……」


みぎわ「ねぇねぇ、あたしも乗せてぇ〜」

花輪「流石に二人は……ちょっと」

みぎわ「えぇー! 良いじゃないのぉ〜」

丸尾「!」


丸尾「ズバリ! ダメよぉ〜! ダメダメ! でしょう」

みぎわ「ふざけないでよ!!」

丸尾「ひぇ!」

194: 2014/11/03(月) 17:36:44.28 ID:P1suLTb00

まる子「……山田、あたしのローラースルーGOGOの後ろに乗りなよ」

山田「そうさせてもらうじょ…」


キートン『本当にこのメンバーで大丈夫なのだろうか? そう思う、まる子達であった』

195: 2014/11/03(月) 17:37:24.58 ID:P1suLTb00









男性「ハァ…客、来なかったな」

男性「しょうがない、店閉めるかぁ」


『おぉ〜い! そこの人ぉ!』

ブロロロッ! キッーー!


男性「うぉお!」

196: 2014/11/03(月) 17:38:12.07 ID:P1suLTb00

友蔵「すまん! そこの人! 少しいいか?」

男性「は…はい、我が不動産になにかご用でも?」

ヒロシ「いや客じゃねぇんだ。人を捜してんだ」

さきこ「小学2年生でオカッパの女の子なんです!」

男性「……さぁ? わたくしは見ていませんねぇ」

友蔵「……そうですか、すいません…お騒がせしました」

友蔵「ヒロシ! 車をだせ! とっとと捜しにいくのじゃ!」


ブロロロッ……





男性「……」

女性「ねえ」

男性「!……おまえ」

197: 2014/11/03(月) 17:39:04.40 ID:P1suLTb00

女性「なんかあったの?」

男性「あぁ、例の失踪だそうだ」

女性「まあ……おきのどくに…」

男性「そうだなぁ……」

女性「どうしたのよ、そんな渋い顔しちゃって」

男性「いやな…もし、俺らの子供があんな事になったらと思うと……胸が痛くなってな…」

女性「あんたね、まだ出来てない子供の心配なんてしてんじゃないわよ」

女性「さあ! とっとと店閉めな!」

男性「……」









198: 2014/11/03(月) 17:39:48.54 ID:P1suLTb00


キートン『一方、まる子達は…』



キッ…

みぎわ「……ついたわ」

まる子「ここが……駅?」

山田「アハハ、ボロボロだじょ〜」

花輪「なんとも、レトロな駅だね」


山田「アハハハハハッ!」タタタッ


丸尾「!…山田くん! お待ちください!」

丸尾「山田くん!」





山田「アハハ! みんなも早くおいでよ! 凄いものがあるじょ〜」

199: 2014/11/03(月) 17:40:43.62 ID:P1suLTb00

花輪「凄い物?」

みぎわ「気になるわね…」

まる子「山田〜! あたしにも見せてよ」タタタッ

丸尾「さくらさん! 勝手に行かないでください!」


みぎわ「私にも見せて!」タタタッ


丸尾「みぎわさんまで…」

丸尾「まったく…もしかしたら、危険な物かもしれないとゆうのに……」

花輪「丸尾くん、そんな事言わずに僕たちも行こうよ」

丸尾「はぁ……はい、行きましょうか」










200: 2014/11/03(月) 18:29:08.50 ID:P1suLTb00

山田「アハハ! 丸尾くん! これ見てくれよ」

丸尾「……これは」


花輪「電車…!」


みぎわ「多分、撤去するお金が無かったんでしょうね」

山田「アハハ、見てくれよ。扇風機が壁にくっ付いてるじょ〜」

まる子「おぉ…イスが硬いね」



花輪「たしかに……こんなレトロな電車を彼女等は見たこと無かっただろうから、はしゃぎたくなる気持ち……分かるな」

花輪「まあ、休憩がてら此処で遊んでもいいだろ? 丸尾くん」

花輪「あれ?……丸尾くん」

花輪「……どこ行ったんだろ?」


丸尾「花輪く〜ん! 乗りませんかぁ〜」


花輪「……」

花輪「ふっ…丸尾くんも、はしゃいじゃって…」

201: 2014/11/03(月) 18:29:56.54 ID:P1suLTb00

山田「よっと!」

山田「おお! これが運転室か…」

山田「アハハ、 『電車でGO!』とは少し違うなぁ」

山田「……」

山田「……出発! 進行!…なんちゃって」



…グ……ググググ…


山田「あり?」

202: 2014/11/03(月) 18:30:46.08 ID:P1suLTb00

丸尾「!」


…カタン!……カタン! カタン!

みぎわ「ん?」

まる子「電車が……動いてる!」


花輪「!」

カタン! カタン! カタン! カタン!

花輪「待ってくれよベイビー!!」

203: 2014/11/03(月) 18:31:44.41 ID:P1suLTb00

まる子「なんで……動きだしたんだろ」

丸尾「ひぇ〜!」

みぎわ「!……運転室! そこに何かあるはず」タッ!


まる子「み、みぎわさん! 頼んだよ!」


みぎわ「任せて!」タッタッタッ


まる子「それじゃあ、あたし達はここで待っていよっか…」

丸尾「そ、そうしましょう」


『ベイビィィイ〜〜!』


まる子「花輪くん! どこ?」

丸尾「ズバリ! 上でしょう!」

まる子「上?」

丸尾「ほら! あの足場の上にいるます!」

まる子「えぇーと……あっ、いた!」


花輪「さくらくん、丸尾くん! しっかり受け止めてくれたまえ!」


丸尾「は?」

まる子「今……受け止めてって…」


バッ!!


丸尾「ひぇぇ! 来た!」

まる子「なに考えてんのさ!」

204: 2014/11/03(月) 18:35:21.28 ID:P1suLTb00


ドスンッ!


まる子「……」

丸尾「花輪くん……大丈夫ですか?」

花輪「……ちょっと痺れちゃったかな 」

まる子「はぁ……あんた無茶するね」

丸尾「まあ、怪我がなくてなによりです」

205: 2014/11/03(月) 18:36:55.01 ID:P1suLTb00









みぎわ「山田! とっとと止めなさい!」

山田「わ、分かった…分かったから、離して…ください」

みぎわ「あんたが止めたら、離してやるわよ!」

山田「いや、だから……離してもらわないと止めることが出来ないじょ…」

みぎわ「いいから止めなさい!!」



『いや、このまま進ませてくれたまえ』


みぎわ「!」

206: 2014/11/03(月) 18:38:09.40 ID:P1suLTb00

山田「…花輪くん!」

花輪「歩きより、この方が断然速いからね。 このまま行こうよ」

まる子「あたし、賛成!」

丸尾「ズバリ! わたくしも!」

みぎわ「……分かったわ」


みぎわ「丸尾!」


丸尾「はい!」

みぎわ「これ持ってなさい」

丸尾「………トランシーバー?」

みぎわ「運転中、なにかあったらそれで知らせてね」

山田「えぇ! おいらに運転させておくれよ」

みぎわ「あ?」

山田「」


花輪「丸尾車長、頑張ってくれたまえよ」

丸尾「……はい!」

丸尾「ズバリ! この電車は桜ヶ丘駅ゆきの特急です!」


丸尾「お次の停車駅は……桜ヶ丘駅でしょう!」


みぎわ「調子に乗ってんじゃないわよ」

まる子「アハハ」

山田「アハハハハ!」



カタン! カタン! カタン! カタン!







207: 2014/11/03(月) 18:38:48.37 ID:P1suLTb00







ブー太郎「あいつ等、電車で向かって来るらしいブー」

はまじ「あの電車が動くのがわかったのか」

たまえ「……」


ブー太郎「しょうがないブー……ちょっと、追撃してくるブー」

笹山「お願いね」

208: 2014/11/03(月) 18:39:28.50 ID:P1suLTb00


はまじ「おい、穂波」

たまえ「なに? はまじ」

はまじ「おまえのシャドール……まだ闘えるか?」

たまえ「あぁ…制限改定の話? それだったら大丈夫だよ」

たまえ「新しいデッキを作ったんだ」

はまじ「ほう…大丈夫なのか?」

たまえ「……いまいち信用してないね」

はまじ「まあ、シャドールを超えるデッキがあるとは思えなくてな…」

たまえ「はまじ…これ使って」

はまじ「……これは」

たまえ「地属性 主体のシャドールだよ」

はまじ「……なるほど、切り札は【パワーボンド】で出す【シェキナーガ】か」

209: 2014/11/03(月) 18:40:02.63 ID:P1suLTb00

たまえ「そのデッキで私と闘ってよ」

はまじ「いいのか? このデッキ、相当強えぞ」

たまえ「大丈夫だよ。そんなデッキ」

はまじ「……よし、分かったぜ!」


はまじ「やってやるぜ!」

たまえ「ふふっ…来なよ」


はまじ「デュエル」たまえ「デュエル









はまじ「……」

たまえ「どうかな? 新しいデッキの力は?」

210: 2014/11/03(月) 18:41:10.69 ID:P1suLTb00

はまじ「強えな…」

たまえ「分かった? これが私の新しいデッキ…」




たまえ「【影霊衣】だよ」




211: 2014/11/03(月) 18:41:49.92 ID:P1suLTb00









カタン! カタン! カタン! カタン!




みぎわ「……」

『もしもし、わたくし丸尾末男です! こちら異常なし。そちらは、なにかありましたか?』ザザザ

みぎわ「特にないわよ」

『そうですか、分かりました。引き続き見張りをお願いいたしします』ザザ

みぎわ「あのさ…何かあったら、ちゃんと報告するから、定期的に聞かなくても大丈夫よ」

『了解!』ザザ

みぎわ「まったく……いちいち報告しなくてもいいのに」

212: 2014/11/03(月) 18:42:29.20 ID:P1suLTb00

山田「アハハ、で〜んしゃは走る〜よ♪ どーこまでも〜♪ 」

まる子「野〜を超え、山超〜え♪ たぁ〜に超・え・てー♪」

山田「アハハハ! さくら、上手いなぁ〜」

まる子「まあ、それほどでもあるかな!」

まる子「アハハ!」

山田「アハハッ!」


みぎわ「まったく……呑気ね」

花輪「……」

みぎわ「そう思わない? 花輪くん?」

花輪「……」

みぎわ「花輪くん?」

花輪「……」

213: 2014/11/03(月) 18:43:18.17 ID:P1suLTb00

花輪「……」

花輪「みぎわくん……あの光…見えるかい?」

みぎわ「光?」

花輪「木とか、いろんな物に見え隠れしてるけど…光が見えるんだ」

みぎわ「……どこ?」

花輪「ほら! また!」

みぎわ「!」

花輪「見えたかい?」

みぎわ「…えぇ、見えたわ」



カタン! カタン! カタン! カタン!

214: 2014/11/03(月) 18:44:03.32 ID:P1suLTb00

カタン! カタン! カタン! カタン!


丸尾「ぼーくらの街まーで♪」

……ザ…ザザザ

『丸尾! 聞こえる?!』ザザ

丸尾「あっ、はい! 聞こえますよ。 どうぞ」

『ライトの様な光を発見! どんどんこっちに向かって来るわ!』ザザ

丸尾「えぇ! 追っ手ですか?!…どうぞ」

『たぶんね…』ザザ

丸尾「……」

『丸尾!』


『全速力で振り切りなさい!!』


丸尾「り、了解! しっかり掴まっていてくださいね!」

215: 2014/11/03(月) 18:45:18.20 ID:P1suLTb00

みぎわ「あなた達! どっかに掴まって!!」

まる子「え? なんで」


山田「おい! みんな!」

まる子「!」

山田「違う路線から列車がくるじょ!」

まる子「えぇ〜!!」

みぎわ「そう! その列車を振り切るのよ! だから、しっかりと掴まりなさい!!」


ガタンッ!


まる子「うわぁ!」

山田「さくら! 早く掴まれ!」

216: 2014/11/03(月) 18:46:01.64 ID:P1suLTb00

ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!


丸尾「くぅぅぅう!」

丸尾「……どんどん追い詰められてく!」


丸尾「……」ニヤァ

丸尾「ふふふっ、これで良いのです……さあ、来なさい!」

217: 2014/11/03(月) 18:47:06.89 ID:P1suLTb00

ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!

みぎわ「くっ! 追いつかれる!」

まる子「うっぷ……吐きそう」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!

山田「あ″ばばばば!」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!

花輪「横に付かれた!」

まる子「お終いだぁぁあ!」


ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ! ガタ!


『ブぅゥゥゥウウッ!!』


みぎわ「……この声は」

218: 2014/11/03(月) 18:47:47.08 ID:P1suLTb00


ブー太郎「よお! お前ら!」


まる子「ブー太郎…」

山田「また来たな!」


ブー太郎「お前ら此処でブっ潰してやるブー!」


花輪「くっ! 」

みぎわ「ふっ……私におあつら向きのステージを用意してくれたじゃないの」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


【Mode : Riding Duel!】


ブー太郎「ブヒヒッ! おいらの調整したデッキで潰してやるブー!」

【Duel Disk standby!】ガシャン!


【Mode : Riding Duel!】

219: 2014/11/03(月) 18:49:05.90 ID:P1suLTb00

花輪「みぎわくん…頼んだよ」

みぎわ「うふふ/// 花輪くん! 私、頑張るわぁ!」

みぎわ「あんな奴、けちょんけちょんにしてやるわ!」


ブー太郎「やれるもんなら、やってみるブー!」



みぎわ「デュエル!」ブー太郎「デュエル!」



第十四話 完

221: 2014/11/03(月) 22:46:14.67 ID:Q8pgk2uMo
おつ


引用: 「まる子、闇の決闘をする」の巻き