1: 2023/11/19(日) 18:32:03 ID:3TOub8MQ00
雪穂 「いらっしゃいませ~!」

海未 「雪穂、穂乃果はいますか?」

雪穂 「あっ、海未ちゃん! お姉ちゃんなら自分の部屋にいるよ」

海未 「ありがとうございます。今日は練習が休みですが、穂乃果がダラダラしてないかを確認しにきたんです。穂乃果はそもそも起きてますか?」

雪穂 「あはは……」

海未 「その反応は……まあ予測はしてましたが、相変わらず穂乃果は……」

トントン

海未 「穂乃果? 入りますよ?」

ガチャ

穂乃果 「ぐーぐーぐー」 スヤスヤ

3: 2023/11/19(日) 18:35:15 ID:3TOub8MQ00
海未 「散らかってる漫画……机には宿題を放置……しかも一問目しかやっていない……」

海未 「さらには一問目もロクに取り組まず落書き……」


落書き 『勉強魔王 怒り海未ちゃんの図』


海未 「へえ……ユーモアだけはあるようですねえ……!」

海未 「ポテトチップスの袋も微妙にゴミ箱から外れて落ちてる……」

穂乃果 「雪穂ー……お茶あー……」 スヤスヤ

海未 「寝言でも他力本願……」

海未 (穂乃果が心配なのは毎度のことですが)

4: 2023/11/19(日) 18:37:26 ID:3TOub8MQ00
海未 (ここまでくると、普通に将来暮らしていけないのでは?)

海未 (今は私やことりがいるから、なんとかなっているものの……このままでは……)

穂乃果 『あはは……働かないなら出てけって言われちゃった……』

穂乃果 『海未ちゃんは今、日本舞踊の指導で関西に行ってるし、ことりちゃんは海外だし……どうしよう……』

真姫 『穂乃果?』

穂乃果 『真姫ちゃん!? 良かった、穂乃果を養ってくれない!?』

5: 2023/11/19(日) 18:38:21 ID:3TOub8MQ00
真姫 『イミワカンナイ!!』

真姫 『……かっこいい先輩だったのに。さよなら』 タッタッタッ

穂乃果 『そんな!? 真姫ちゃん、真姫ちゃん!?』

穂乃果 『……あはは、後輩にも見捨てられちゃった』

穂乃果 (……確かに、今の私を見たら、絵里ちゃんや希ちゃんのお姉さん組にはため息つかれちゃうだろうし、花陽ちゃんや凛ちゃんやにこちゃんの妹組にも、今の真姫ちゃんみたいに逃げられちゃうだろうな)

穂乃果 『うう……穂乃果、どこで間違ったんだろう……! 会いたいよ、海未ちゃーーん!! ことりちゃーーん!!』

6: 2023/11/19(日) 18:38:51 ID:3TOub8MQ00
海未 「……」

穂乃果 「雪穂ー……フレンチトースト作ってえー……」 スヤスヤ

海未 「ふっ!」 バシンッ

穂乃果 「ぐへぇ!?」

海未 「起きなさい!! 穂乃果!!」

穂乃果 「海未ちゃん!? なんでここに!? ていうかまだ眠くて起き上がれないよー!」

海未 「よく見なさい。起き上がってはいるでしょ」

穂乃果 「ええっ!? 本当だ!!」

穂乃果 (まさか海未ちゃん、何かしらの秘孔をついて強引に穂乃果を立ち上がらせたの……!?)

7: 2023/11/19(日) 18:39:29 ID:3TOub8MQ00
海未 「聞きなさい。あなたはだらしないです」

穂乃果 「あー……まあ確かにだらしないかもしれないけど、それはいつものことだし、これも穂乃果の個性って言えない?」

海未 「……」

穂乃果 「もしかして海未ちゃん、この多様性の時代でまさか穂乃果の個性を否定するのー?」

海未 「……」

穂乃果 「いくら時代遅れの海未ちゃんとは言え、流石にそんなことはないよねー?」

8: 2023/11/19(日) 18:40:19 ID:3TOub8MQ00
海未 「あなたがもしもだめ人間ならば」

海未 「私は勉強魔王 怒りの園田海未にもなりましょう……!!」 ゴゴゴゴゴゴゴ

穂乃果 「ひぃぃぃ!」

海未 「まずは部屋の掃除です! 部屋の綺麗さはその人の人間性が出ます! 逆に言えば、部屋が綺麗なら心も綺麗になるはずです!」

穂乃果 「そ、そんなの根拠がないよ!」

海未 「根拠なんか穂乃果を見れば分かります!! だらしない人は部屋も汚いのです!」

穂乃果 「言わせてもらうけど部屋と人間性の相関について説明するときに、部屋と人間性の相関があるって説明するのは、トートロジーってやつだよ、海未ちゃん!」

海未 「無駄に頭を使うなっ!!」 バシンッ

穂乃果 「理不尽な暴力っ!」

9: 2023/11/19(日) 18:41:17 ID:3TOub8MQ00
海未 「なぜその頭脳を宿題に使えないのですか!?」

穂乃果 「仕方ないじゃん!! 言い訳に特化した脳みそなんだから!!」

海未 「ひ、開き直るとは……! これは私の不覚です……!」

穂乃果 「海未ちゃんの方が間違ってるってようやく気付いてくれたんだね」

海未 「ここまで開き直るほど堕落しきってるのを、気付かなかった私の不覚です……!!」

穂乃果 「おー、そうくるかー」

海未 「こうなったら、使いたくない手ではありますが、あれを使うしか……」

穂乃果 「あれ……?」

10: 2023/11/19(日) 18:41:52 ID:3TOub8MQ00
海未 「……」 ムムム

穂乃果 (海未ちゃん、考え込んでる……一体何を……!)

穂乃果 「穂乃果、パンが苦手だなー?」

穂乃果 「穂乃果、ゲームが怖いなあー?」

海未 「隙あらば『まんじゅうこわい』戦法を狙うんじゃありません!!」 バシンッ

穂乃果 「ひでぶっ!」

海未 「こうなったら、私の家に一週間ほど泊まってもらいます」

穂乃果 「えっ!? 海未ちゃんの家に泊まるなんて結構久しぶりだよね!? わー、懐かしいなー、三人でお泊まり会楽しかったなー」

穂乃果 「楽しみ~」

海未 「そして、私の生活を疑似体験してもらいます」

穂乃果 「えっ」

11: 2023/11/19(日) 18:43:32 ID:3TOub8MQ00
海未 「早朝に起き日舞の稽古、少し勉強、学校へ行き弓道の朝練、μ'sの練習、そして学業に励み、放課後はμ'sの練習、家に帰ったら日舞の稽古、宿題……」

海未 「あなたにそんな私の暮らしを、一緒に体験してもらおうと思います」

穂乃果 「そ、そんなの無理だよ!?」

海未 「無理とかではありません。もう決めました、やってもらいます」

穂乃果 「そ、そんな……!!」

穂乃果 (そんな生活させられたら、海未ちゃんならともかく、穂乃果じゃ耐えられないよ!!)

12: 2023/11/19(日) 18:46:24 ID:3TOub8MQ00
穂乃果 「一回落ち着こ?」

海未 「落ち着いてます」

穂乃果 「ほら、お茶でも飲んでさ」

海未 「……お茶、ありませんけど」

穂乃果 「雪穂ー!」

シーン

穂乃果 「雪穂、来ないなあ」

海未 「穂乃果が用意するという選択肢はないのですか?」

穂乃果 「ともかく、まずは落ち着こう? 海未ちゃんも疲れてるんだよ」

海未 「穂乃果の世話で疲れてますね」

13: 2023/11/19(日) 18:47:18 ID:3TOub8MQ00
穂乃果 「……」

海未 「……」

穂乃果 「……本当の本当に、勘弁してください。この通り」 ドゲザ

海未 「土下座されても困ります。頭上げてください」

穂乃果 「でも、流石に海未ちゃんの暮らしを疑似体験は大変すぎます、ご慈悲を……ご慈悲をプリーズ……!」

海未 「……」

海未 (まあ、段階は踏むべきですかね)

海未 「では絵里に頼みましょう」

14: 2023/11/19(日) 18:48:20 ID:3TOub8MQ00
穂乃果 「絵里ちゃんに?」

海未 「ええ。絵里に許可を取ってからの話ですが、絵里の暮らしを穂乃果も擬似体験してください。そうすれば、だらしない自分も是正されるはずです」

穂乃果 「絵里ちゃんならまだ耐えられるかも……!」

海未 「穂乃果。くれぐれも、絵里を困らせるようなことはしないでくださいね?」

穂乃果 「もちろんだよ!!」






15: 2023/11/19(日) 18:53:07 ID:3TOub8MQ00
絵里 「ということで、今夜から三日間穂乃果が泊まることになったわ」

穂乃果 「よろしくね、絵里ちゃん! 亜里沙ちゃん!」

亜里沙 「やったーー!! 穂乃果さんと一緒だーー!!」

穂乃果 「じゃあ早速テレビ見てダラダラして……」

絵里 「待ちなさい」 ガシッ

穂乃果 「へっ?」

絵里 「海未からは色々頼まれてるの。そして穂乃果のだらしない生活を直すためなら、いくら雑用に使っても構わないとも」

16: 2023/11/19(日) 18:53:47 ID:3TOub8MQ00
絵里 「とりあえず晩御飯を一緒に作ってくれるかしら?」

穂乃果 「バ、バンゴハン……?」

絵里 「そんな未知の言語みたいな反応されても……」

穂乃果 「……」

絵里 「まさか穂乃果、ご飯作ったことないの?」

穂乃果 「カッ、カップラーメンなら……」

亜里沙 「すごいよ穂乃果さん!!」

絵里 「亜里沙だってカップラーメンなら作れるでしょ!!」

17: 2023/11/19(日) 18:55:39 ID:3TOub8MQ00
絵里 「もう、しょうがないわね。だったらとりあえず今日は私の隣で見学してなさい。明日は本格的に手伝ってもらうわよ?」

穂乃果 「分かったよ!」

絵里 「元気だけは良いんだから……じゃあまずは、煮物を作ろうかしら」

絵里 「包丁は持ち方が大事よ? よく見ててね」

穂乃果 「へえ、この包丁ちゃんと研いであるね!」

絵里 「そうじゃなくて!! 持ち方を見て!!」

18: 2023/11/19(日) 18:57:47 ID:3TOub8MQ00
カタカタ

カタカタ

絵里 「包丁で切って、味付けして、煮て、そろそろ完成よ」

穂乃果 「すごい! 絵里ちゃんが料理すると、複雑な工程もまるでダイジェストのように速く過ぎる! 例えるなら三行くらいの速さで!」

絵里 「さて、これで問題ないかしら、一応味見を……」

穂乃果 「絵里ちゃん、準備はいつでもできてるよ!」

絵里 「……なんの」

穂乃果 「味見の!」

19: 2023/11/19(日) 19:03:24 ID:3TOub8MQ00
絵里 「ダメに決まってるでしょ!!」

穂乃果 「ええっ!?」

絵里 「あなた、海未にだらしないと思われてここに来てるのよ? 味見でバクバク食べる、そんなのダメに決まってるわ」

穂乃果 「でも穂乃果が味見しなきゃ絵里ちゃんが味見するんでしょ!?」

絵里 「そりゃあね」

穂乃果 「そんなのずるいよ!! ずるいー! ずるいー!」

絵里 「ちょ、叫ばないでよ! ここマンションなんだから!」

穂乃果 「ひどいよ絵里ちゃーーーん! うわーーーーん!」

20: 2023/11/19(日) 19:04:03 ID:3TOub8MQ00
亜里沙 「二人とも~、お料理は順調~?」 タッタッタッ

亜里沙 「え、お姉ちゃん……?」

絵里 「亜里沙! そんな顔で見ないで! 違うのよ!? 私が穂乃果を泣かせたわけじゃないのよ!?」

亜里沙 「かわいそう、穂乃果さん……!」

絵里 「違う!! 違うんだってば!」

穂乃果 「絵里ちゃん」 ボソッ

絵里 「えっ」

穂乃果 「味見させてくれたら、誤解を解いてあげるよ」 ヒソヒソ

絵里 「なっ」

21: 2023/11/19(日) 19:04:43 ID:3TOub8MQ00
穂乃果 「亜里沙ちゃんのこと考えたら、ねえ?」 ヒソヒソ

絵里 (なんてタチの悪い……!!)

絵里 「ほ、穂乃果ー? ほら口開けて?」

穂乃果 「わーい!! 絵里ちゃんの手料理だーー!」 パクッ

穂乃果 「美味しい! もう一口!」

絵里 「もう一口!?」

穂乃果 「亜里沙ちゃん、さっき絵里ちゃんにね……」

亜里沙 「えっ、お姉ちゃんが穂乃果さんに何かしたんですか!?」

22: 2023/11/19(日) 19:05:31 ID:3TOub8MQ00
絵里 「もう一口と言わずもう二口あげちゃう!!」 スッ

穂乃果 「美味い!!」

絵里 「良かった!! ハラショー!!」

亜里沙 「なーんだ、二人とも仲良しで問題なさそうですね!」

絵里 (海未……ごめんなさい……)

絵里 (私、ダメかもしれないわ……)






25: 2023/11/19(日) 19:45:25 ID:3TOub8MQ00
海未 「絵里、三日間お疲れ様でした。どうでしたか、穂乃果はしっかり過ごせてましたか?」

絵里 「私は精一杯の努力はしたわ」

海未 「良かった……! さて、穂乃果、自分のだらしなさを実感することはできましたか?」

穂乃果 「もちろん! 穂乃果はこの三日間で何段階も成長したよ!!」

海未 「それなら安心ですね」

海未 (にしては、少し太ったような気もしますが……)

26: 2023/11/19(日) 19:46:12 ID:3TOub8MQ00
海未 「それでは、次は私の家に泊まってもらいます」

穂乃果 「えっ」

海未 「今の成長した穂乃果なら、私の生活についていくこともできるでしょう」

穂乃果 「……」

海未 「……」

穂乃果 「……本当の本当に、勘弁してください。この通り」 ドゲザ

海未 「なぜ土下座するんですか」

27: 2023/11/19(日) 19:46:56 ID:3TOub8MQ00
穂乃果 「無理です! まず早朝はきつすぎます! 無理です! ヘルプミー! ヘルプユー!」

海未 「はあ……仕方ありませんね。では」

海未 (穂乃果に厳しくできる人……そう考えると次は……)

海未 「真姫に頼みましょう」

絵里 「えっ」

海未 「絵里? 何か言いたいことでも?」

絵里 「いや、なんでもないわ……」

28: 2023/11/19(日) 19:47:40 ID:3TOub8MQ00
絵里 (真姫もおそらく無理だわ、穂乃果パワーには勝てない。でもここで詰めてしまうと、私の失態もバレてしまう……!)

絵里 (何もできない私を許して、海未……)

穂乃果 「真姫ちゃんの家に泊まるの!? やったーー!」

海未 「穂乃果。目的を忘れないでくださいね?」 ギロッ

穂乃果 「ひぃぃぃ! もちろんです!!」






29: 2023/11/19(日) 19:48:19 ID:3TOub8MQ00
真姫ママ 「穂乃果ちゃん、真姫ちゃんのことよろしくね♪」

穂乃果 「もちろんです!!」

真姫ママ 「さて、ご飯にしましょう?」

穂乃果 「こんなたくさん、食べていいんですか!?」

真姫ママ 「ふふ、真姫ちゃんの友達だから、少し奮発しちゃったわ」

穂乃果 「わーーい!!」

真姫 「……」

真姫 (ごめん、海未)

真姫 (多分もうダメだわ)

30: 2023/11/19(日) 19:48:58 ID:3TOub8MQ00
穂乃果 「真姫ちゃんもぼっーとしてないで一緒に食べよーー!!」 ダキッ

真姫 「へっ!?///」

穂乃果 「真姫ちゃん、ありがとーー! 大好きーー!」 ベタベタ

真姫 「……」

真姫 (ごめん、海未)

真姫 (絶対ダメだわ)






31: 2023/11/19(日) 19:50:45 ID:3TOub8MQ00
海未 「三日間ありがとうございました、真姫……真姫?」

真姫 「……サイコウダッタワ」

海未 「最高とは」

穂乃果 「いやー、楽しかったねー!!」

海未 「楽しかった? もしかして穂乃果、自分に甘くしたんじゃ……!」

穂乃果 「自分磨きがね?」

穂乃果 「ほらさ、ストイックに頑張ると、逆に楽しくなってくるというか?」

海未 「なるほど……それは良いことです」

37: 2023/11/19(日) 23:43:50 ID:3TOub8MQ00
海未 (にしては、また太ったような気もしますが……)

海未 「では今度こそ、私の家に」

穂乃果 「……」 ドゲザ

海未 「瞬きより早く土下座しますね」

穂乃果 「勘弁してください。これでどうか、どうか……!!」

海未 「もはや土下座を安売りしすぎて、全然動じなくなりました……穂乃果、申し訳ないですが、次は園田家です」

穂乃果 「許して!!」

38: 2023/11/19(日) 23:44:44 ID:3TOub8MQ00
海未 「許すも何も、あなたのためなんですから……真姫もそう思うでしょ?」

真姫 「ユルシテアゲタラ?」

海未 「真姫!?」

真姫 「ホノカハカワイインダカラ、オッケー……!」

海未 「オッケーではありませんが!?」

穂乃果 「この通り!!」 ドゲザ

海未 「ダメです。安心なさい、別に私はこの生活を何年も続けられてますし、そこまで大変というわけではないですよ」

穂乃果 (それは海未ちゃんだからだよ……!)

39: 2023/11/19(日) 23:45:52 ID:3TOub8MQ00
海未 「絵里や真姫も頑張ってくれました。私も頼んだ立場として、しっかり穂乃果に向き合わなければいけません」

穂乃果 「絵里ちゃん……真姫ちゃん……」

海未 「そうです。二人の努力を無駄にしてはいけません」

穂乃果 (そうだ……穂乃果はここまで上手くやってきたじゃないか……)

穂乃果 (海未ちゃんだって、絵里ちゃんや真姫ちゃんのように懐柔できるはず……)

穂乃果 (ここが頑張りどころだ、私っ……! ファイトだよ!!)






40: 2023/11/19(日) 23:46:35 ID:3TOub8MQ00
海未 「穂乃果、起きなさい」

穂乃果 「うーん、もうちょっとお……」 スヤスヤ

海未 「秘孔突きっ!」 ユァッシャーーー!

穂乃果 「たわばっ!」

海未 「よし、起きれましたね」

穂乃果 「無理やり起こされた……」

41: 2023/11/19(日) 23:47:28 ID:3TOub8MQ00
~日舞~

海未ママ 「では海未さん、今日も始めますよ……それと穂乃果さん」

穂乃果 「は、はい!」

海未ママ 「海未さんから聞いてます。良い心がけですね。その気持ちに応えて、私も全力で指導させてもらいます。よろしくお願いします」

穂乃果 「よ、よろしくお願いします……」

穂乃果 (まずいよ~! 海未ちゃんのお母さんすごいやる気に満ちてるよ~!!)

海未ママ 「では海未さん、着付けを頼めますか?」

42: 2023/11/19(日) 23:48:05 ID:3TOub8MQ00
海未 「分かりました。穂乃果、着替えますよ」

穂乃果 「う、うん」

穂乃果 (それからの一日は、まさに修行と呼べるものだった)

海未 「穂乃果。私の動きをよく見てください」 スッ スッ スッ

穂乃果 「うぅ……難しい……」

海未ママ 「穂乃果さん、もう少し肘を伸ばして」

穂乃果 「はいっ……!」

44: 2023/11/19(日) 23:48:47 ID:3TOub8MQ00
~朝の勉強~

海未 「稽古の後は勉強ですよ、穂乃果。どうせ宿題はやってないのでしょ? それを始めますか」

穂乃果 「海未ちゃん……眠いよ~……」 ウトウト

海未 「それは気合いが足りないのです。喝! ですよ、穂乃果!」

穂乃果 「か、カツ丼……?」 ウトウト

海未 「寝ぼけないで目を覚ましてください!」

45: 2023/11/19(日) 23:49:44 ID:3TOub8MQ00
~学校での練習~

穂乃果 「ふっ! ふっ! ふっ!」

海未 「穂乃果、ステップ遅れてますよ。凛は逆に速すぎます」

凛 「海未ちゃん、厳しいにゃ~~!」

真姫 「あの穂乃果に厳しくできるなんて、さすが海未ね」

絵里 「ええ、海未には勝てないわ」

真姫 (あんなに可愛い穂乃果を甘やかさずにできるなんて)

絵里 (穂乃果は人の隙を突くのが得意だけど、海未には一つも隙なんてないものね)

46: 2023/11/19(日) 23:53:07 ID:3TOub8MQ00
~授業~

穂乃果 (学校の授業……! まずい、眠気が復活してきた……) ウトウト

先生 (高坂は相変わらずやる気がないなあ……)

先生 「えっと、じゃあここを園田……」

海未 (先生聞こえますか)

先生 (ん?)

海未 (園田家に伝わる奥義を使い)

海未 (今あなたの脳内に直接テレパシーを送ってます)

先生 (えっ、怖っ)

47: 2023/11/19(日) 23:54:10 ID:3TOub8MQ00
海未 (穂乃果を寝かせてはいけません。穂乃果を指名してください、先生)

先生 (わ、分かったよ)

先生 「ここを高坂」

穂乃果 「ははぅ!?」

ことり 「ほ、穂乃果ちゃん……!」

先生 「どうだ? 答えられるか?」

穂乃果 (や、やばい……眠気と戦ってて全然聞いてなかった)

48: 2023/11/19(日) 23:55:16 ID:3TOub8MQ00
ことり 「穂乃果ちゃ! あのね……」

穂乃果 「ことりちゃん!」 パァァ

海未 (ことり、聞こえますか)

ことり 「ぴぃ!」

海未 (穂乃果は、今日私が勉強を教えています。頑張れば答えられるはずです。なので甘やかさないでください)

ことり (うぅ、でも……)

海未 (良いでしょう。非常に苦しい決断ですが、次回はスカート1mm短くしていいです)

49: 2023/11/19(日) 23:56:00 ID:3TOub8MQ00
ことり (本当!?)

海未 (本当です)

ことり (やったー!! 言質とったよ!? 海未ちゃん!?)

海未 (疑うなら録音してもいいですよ)

ことり (もちろん!) ピッ

海未 (では改めて。次回はスカート1mm短くしていいです)

ことり (録音したからね!!)

海未 「……」

ことり 「……」

穂乃果 「えっ!? ことりちゃん!? 助けてくれる感じじゃなかったの!? なぜ無言!?」

50: 2023/11/19(日) 23:56:35 ID:3TOub8MQ00
海未 (愚かですね、ことり……)

海未 (これはテレパシーなので、録音しても無音です)

先生 「高坂? 分からないのか?」

穂乃果 「うぅ……!! えっと32!!」

先生 「高坂、これは国語だ」

54: 2023/11/22(水) 01:57:43 ID:k0DvEpMg00
~放課後の練習~

穂乃果 「なんだかいつもより疲れてる気がするよ~」

凛 「穂乃果ちゃん、早起きに慣れてなさそうだもんね」

にこ 「穂乃果も大変ねえ」

海未 「穂乃果。分かってるとは思いますが、家に帰った後も日舞の稽古と宿題がありますよ」

穂乃果 「うぅ……分かってるよお」

55: 2023/11/22(水) 01:58:26 ID:k0DvEpMg00
真姫 「大変ね、穂乃果」

穂乃果 「真姫ちゃん!」 パァァ

穂乃果 「はあ、真姫ちゃん家で過ごしたあの楽しい日々が懐かしいよ……」

真姫 「もう穂乃果ったら///」

穂乃果 「ローストビーフ……高級寿司……絶品スイーツ……幸せな思い出」

真姫 「食べ物ばかりね」

56: 2023/11/22(水) 01:59:10 ID:k0DvEpMg00
絵里 「穂乃果、お疲れ様」

穂乃果 「絵里ちゃん!」 パァァ

絵里 「大変だとは思うけど、あなたには良い薬よ。自分のためだと思って頑張りなさい」

穂乃果 「絵里ちゃんと亜里沙ちゃんとの三日間も楽しかったなあ。絵里ちゃん、いっぱい甘やかしてくれたし!」

海未 「甘やかして……? 今なんと言いました? それに真姫、さっきローストビーフと……?」

真姫 「な、なんでもないわよ!!」

絵里 「海未!! 幻聴よ、幻聴!!」

にこ (こいつら、穂乃果に厳しくできなかったのね)

57: 2023/11/22(水) 02:00:17 ID:k0DvEpMg00
にこ 「ねえ、穂乃果」

穂乃果 「ん? 何、にこちゃん?」

にこ 「そんなにつらいと思うなら、まあ慰め程度のアドバイスだけど、海未の物真似をしてみたらどう?」

穂乃果 「海未ちゃんの?」

にこ 「海未は慣れもあるとは思うけど、忙しいことをつらいと思ってないからつらくないところがあるんじゃない? だから穂乃果も、海未の思考回路や考え方を意識して真似てみたら、少しは楽になるかもしれないわよ?」

穂乃果 「海未ちゃんの真似……」

58: 2023/11/22(水) 02:00:57 ID:k0DvEpMg00
穂乃果 「……」

穂乃果 「ありがとうにこちゃん!! 穂乃果、頑張ってみるよ!!」

にこ 「よし、その意気よ」

海未 「では、穂乃果、帰りますよ?」

穂乃果 「うん!!」

穂乃果 (帰ったあとも、穂乃果は海未ちゃんをずっと観察して、海未ちゃんの真似に徹した。すると、日舞の稽古も結構スムーズに進み、勉強もできてる気がしてきた)

穂乃果 (元々、海未ちゃんは昔からよく知っているんだ。真似だって頑張ればできるはず……!)






59: 2023/11/22(水) 02:01:33 ID:k0DvEpMg00
にこ (あんなアドバイスをしてみて、一週間が経ったけど)

にこ (まさか、こうなるとは……)

海未 「みなさん、おはようございます。今日も練習頑張りましょう!」

凛 「練習頑張るにゃーー! 穂乃果ちゃんも頑張ろーー!」

穂乃果 「ええ、凛。一緒に頑張りましょう」

凛 「あ、相変わらず凛はこの穂乃果ちゃんには慣れないにゃ……」

60: 2023/11/22(水) 02:02:24 ID:k0DvEpMg00
穂乃果 「こらことり!」

ことり 「ぴぃ!? 何穂乃果ちゃん!?」

穂乃果 「ことりのバッグから、お菓子の香りがします。またお菓子を持ってきましたね?」

ことり 「そ、それは……!」

穂乃果 「穂乃果が食べたらどうするんですか!? 穂乃果が食べないように、穂乃果が没収しておきます!」

ことり 「???」

花陽 「まるで海未ちゃんが二人いるみたい……!」

61: 2023/11/22(水) 02:03:06 ID:k0DvEpMg00
海未 「穂乃果、今日もしっかり起きれましたね。生活には慣れましたか?」

穂乃果 「海未のおかげで、生活には慣れてきました。ありがとうございます」

絵里 「……もはや、コントを見せられてるような気分だわ」

希 「面白いと言えば面白いかもやけど……うーん、らしさが無くなっちゃうのはちょっと違うかもなあ」

穂乃果 「ランチパック、いただきます」 パクッ

穂乃果 「本日もパンが美味しゅうございます」

にこ 「いや海未でもそれは言わないでしょ」

62: 2023/11/22(水) 02:05:24 ID:k0DvEpMg00
ことり 「……」

ことり (このままじゃ、穂乃果ちゃんが穂乃果ちゃんじゃなくなっちゃう……! それはやっぱり間違ってるよ!)

ことり (二人と誰よりも一緒にいた、私が言わないと……ことりが海未ちゃんを説得しないといけないんだ……!)

ことり 「ねえ、海未ちゃん?」

海未 「なんですか? ことり」

ことり 「あのね? 穂乃果ちゃんのだらしなさが直ったのは良いことだと思うの、でも、やっぱりμ'sには穂乃果ちゃんのような、無邪気でなんだか明るくて、みんなを引っ張ってくれる存在が必要だと思うんだ」

63: 2023/11/22(水) 02:06:12 ID:k0DvEpMg00
海未 「……」

ことり 「ね? だから分かるでしょ、海未ちゃん?」

海未 「……誰でもないことりからの頼みです」

ことり 「海未ちゃん!」 パァァ

海未 「明日を楽しみにしてください。μ'sの調和は守ってみせます」

ことり 「ありがとう海未ちゃん! 楽しみにしてるね!」

ことり (良かった……! これで無事穂乃果ちゃんは元に戻る……!)






70: 2023/11/22(水) 20:59:54 ID:k0DvEpMg00
にこ 「で、一日経ったわけだけど」

海未 「穂乃果あー、お茶あー」

穂乃果 「こら海未! 穂乃果みたいなことを言うんじゃありません! 自分でお茶は用意しなさい!」

にこ 「なんでこうなるの?」

絵里 「まさかことりから説得された海未が悩んだ末たどり着いたのが、『自分が穂乃果の代わりになる』とはね……」

71: 2023/11/22(水) 21:00:36 ID:k0DvEpMg00
海未 「練習疲れるな~。寝ちゃおうかなー」

海未 「もし、授業中寝ちゃったらことりちゃん、あとでノート見せてね?」

海未 「あ、そうだ! お弁当食べよっと! 腹ペコ~腹ペコ~」 パクッ パクッ

海未 「たくさん食べれるよ~」

海未 「本日もお弁当が美味しゅうございました」

希 「食べ終わった瞬間だけ急に大和撫子やね」

72: 2023/11/22(水) 21:01:10 ID:k0DvEpMg00
ことり 「……」

絵里 「ことり、ショックなのは分かるけど、放心状態になっちゃダメよ?」

ことり 「……」

ことり (穂乃果ちゃんが海未ちゃん……海未ちゃんが穂乃果ちゃん……)

ことり (ことりはどうすればいいの……どうすれば……)

ことり 「……」 ボソボソ

凛 「ことりちゃん? なんだか一人でボソボソ言ってるにゃ……なになに?」 スッ

ことり 「ボソボソボソボソ……」

凛 「ひぃぃぃ! ボソボソって言ってるにゃーーー!?」

73: 2023/11/22(水) 21:01:45 ID:k0DvEpMg00
ことり 「穂乃果ちゃん!!!!」

穂乃果 「こ、ことり……?」

ことり 「くちばし攻撃! くちばし攻撃!」 ペシンッ ペシンッ

穂乃果 「いたい! いたい! 急にどうしたんですか!?」

ことり 「コケコッーコー! コケコッーコー!」 ペシンッ ペシンッ

真姫 「ことりがニワトリになった!」

凛 「進化したにゃ!!」

74: 2023/11/22(水) 21:03:06 ID:k0DvEpMg00
絵里 「……まあ、穂乃果の代わりに海未がいて、海未の代わりに穂乃果がいるわけだから、μ's的には問題ないわね」 スッ

にこ 「目の前の現実を見なさいよ、絵里」

絵里 「さて、そろそろ練習を始めますか」

海未 「あっ、そうだ絵里ちゃん! これ新しい曲の歌詞!」

絵里 「ありがとう、海未」

75: 2023/11/22(水) 21:03:47 ID:k0DvEpMg00
『大変のうた』

大変だー
大変だー
でもほむまんは美味い
人生は大変だー
ともかくハラショーだ
ファイトだよ


真姫 「歌詞のセンスまで穂乃果になってるわね」

絵里 「大問題だわ……!!」

78: 2023/11/22(水) 21:42:59 ID:k0DvEpMg00
ことり 「ふー……ふー……!」

希 「落ち着いて、落ち着いて、stay」

ことり 「私はニワトリ……二人を止めるためのニワトリ……」 ボソボソ

花陽 「落ち着いてことりちゃん。ことりちゃんはニワトリじゃないよ、人間だよ」

ことり 「はっ!? 私は人間!?」

希 「そうそう、ことりちゃんは人間なんよ……?」

ことり 「私は人間……」

ことり 「を滅ぼす者……!!!」

希 「ことりちゃんは魔王かなんか?」

79: 2023/11/22(水) 21:43:47 ID:k0DvEpMg00
海未 「それでこれが歌詞の続き!」

『大変のうた 二番』

大変だー
大変だー
地球に隕石落ちてきた
氷河期到来だ
でも一歩進もう!
ファイトだよ

絵里 「すごい前向きね」

真姫 「ファイトしようがないわね」

80: 2023/11/22(水) 21:45:23 ID:k0DvEpMg00
ことり 「ありがとう、希ちゃん、花陽ちゃん……おかげでニワトリから戻れたトリよ」

希 「ことりちゃん、まだ残ってるよニワトリの名残りが」

凛 「ニワトリの語尾は別にトリじゃないけどね」

ことり 「私はね、穂乃果ちゃんと海未ちゃんの幼馴染なんだトリよ」

ことり 「だから、二人が迷走してる時は、ことりが助けなくちゃいけないトリの」

ことり 「だから頑張るトリね……!! 見ててトリね、みんな……トリ……!!」

にこ 「良いシーンなのに絶妙に語尾が邪魔ね」

81: 2023/11/22(水) 21:46:13 ID:k0DvEpMg00
ことり 「穂乃果ちゃん! 海未ちゃん!」

穂乃果 「ことり?」

海未 「ことりちゃん?」

ことり 「二人は、二人だから良いトリの!」

ことり 「穂乃果ちゃんはちょっとだらしないかもしれないトリけど、それが穂乃果ちゃんらしさトリだし」

ことり 「海未ちゃんはちょっと厳しすぎるかもしれないトリけど、それが海未ちゃんらしさトリなんだ」

ことり 「だからことりは……トリ……二人に元に戻って欲しいトリよ!!!!」

82: 2023/11/22(水) 21:47:02 ID:k0DvEpMg00
ことり 「お願い!! 戻ってトリいいいいいいいいいいいい!!」

絵里 「ああ……本来なら『戻ってええええええ』って叫んで感動シーンになるはずなのに語尾がトリのために……」

凛 「感動的なシーンにゃトリ~」

希 「凛ちゃん、影響受けてる、受けてる」

にこ 「語尾が渋滞してるわね」

83: 2023/11/22(水) 21:47:45 ID:k0DvEpMg00
穂乃果 「ことり……いや、ことりちゃん」

海未 「……そうですね、私としたことが大事なことを忘れていたようです」

ことり 「二人ともトリ!!」

海未 「穂乃果、ごめんなさい……厳しくしすぎてしまいましたね……」

海未 「私は穂乃果にしっかりしてほしくて、でも、それは穂乃果の個性を消してまで望むことじゃないんです。私の大好きな穂乃果は、穂乃果のままでいてほしかったはずなのに」

84: 2023/11/22(水) 21:48:23 ID:k0DvEpMg00
穂乃果 「ううん、謝らないで海未ちゃん。穂乃果も悪かったんだ……海未ちゃんをいっぱい心配させて悩ませちゃったから、こんなことに……ごめんなさい」

穂乃果 「穂乃果、だらしないかもしれないし、これからもたくさん海未ちゃんに迷惑かけちゃうかもしれないけど、それでも、もう少ししっかりできるように頑張るから……! だから、これからも穂乃果と一緒にいてくれる? 海未ちゃん……?」

海未 「……もちろんですよ、穂乃果」

86: 2023/11/22(水) 21:58:38 ID:k0DvEpMg00
海未 「あなたがもしもだめ人間ならば」

海未 「私もまた違っただめ人間です。だめ人間にできることは、支え合うことしかないですから」 ニコッ

穂乃果 「海未ちゃん!」 パァァ

海未 「穂乃果!」 パァァ

ことり 「穂乃果ちゃん! 海未ちゃん! トリ!!」 パァァ

穂乃果・海未・ことり 「「うわわわわわわわわ~~~~ん(トリ)!!!」」 ダキッ

87: 2023/11/22(水) 21:59:16 ID:k0DvEpMg00
絵里 「ふふ、私たちが特に何もしなくても、この三人なら無事解決してたのね」

希 「幼馴染の絆ってやつやね♪」

にこ 「もー本当……心配させるんじゃないわよ」

凛 「途中はどうなることかと思ったにゃ~」

花陽 「逆に今回のことがきっかけで、三人の絆が深まったかもしれないよね!」

真姫 「まあ嫌なことばかりじゃなかったわね、穂乃果とお泊まり会できたし……///」 ボソボソ

88: 2023/11/22(水) 21:59:52 ID:k0DvEpMg00
絵里 「よし! 色々あって練習止まっちゃったし、取り戻す気持ちで改めて練習始めるわよーー!」

絵里 「せーの!」

μ's 「「悲しみに閉ざされて(トリ)~♪」」

μ's 「「泣くだけの君じゃない(トリ)~♪」」

μ's 「「熱い胸 きっと未来を(トリ)~♪」」

μ's 「「切り開く~」」

ことり 「は・ず・さ・ト・リ♪」

真姫 (字余り……)

絵里 (忘れてたけど、これも解決しなくちゃ……)

おわり

89: 2023/11/22(水) 22:09:06 ID:k0DvEpMg00
ありがとうございました。
投稿遅れてしまい数日かかりましたが、皆さんのコメントのおかげでモチベーションそのままに、無事書き切ることができました。
しばらくssを書いてなかったのですが、したらばで書いてみようと思い立ちリハビリとして一本。

ことほのうみの過去作(違う場所で書いたものですが良ければ)

穂乃果 「海未ちゃんは嘘を言わない」

海未 「山に行きますよーー!」 穂乃果・ことり 「「いえーーーい!!」」

穂乃果 「腕立て頑張るよっ!」

90: 2023/11/22(水) 22:15:53 ID:lZKLhRfA00
よかった
ありがとう

引用: 海未 「あなたがもしもだめ人間ならば」