1: 2015/11/03(火) 01:30:00.14 ID:I1WY0QzdM.net
凛 「おじゃましまーす」

ガラ

ほのパパ「・・・・」

凛 「ぁ、穂乃果ちゃんのお父さんがお店番してる・・・」

ほのパパ「・・・・」

凛 「ど、どーも」

ほのパパ「・・・・」

凛 「あの、穂乃果ちゃんは・・・」

2: 2015/11/03(火) 01:30:39.04 ID:I1WY0QzdM.net
ほのパパ「・・・・」

凛 「あの・・・」

ほのパパ「・・・・」

凛 「あ・・・」

ほのパパ「・・・・」

凛 「作戦タイム!」

ガラッ ピシャリ

3: 2015/11/03(火) 01:31:03.37 ID:I1WY0QzdM.net
凛 「まさか穂乃果ちゃんのお父さんが店番してるだなんて思わなかったにゃ・・・」

凛 「借りてたマンガ返しに来たはずが、思わぬ壁だよ・・・」

ガラッ

凛 「ひゃっ!?」

ほのパパ「・・・・」クイクイ

凛 「ぇ、もしかして中に入れって言ってるの?・・・ですか」

ほのパパ「・・・・」コクコク

凛 「おじゃましまーす・・・」

4: 2015/11/03(火) 01:31:33.55 ID:I1WY0QzdM.net
―――

From:穂乃果ちゃん
 ごめんね凛ちゃん!今出かけてて家にお父さんしかいなくて・・・
 お部屋に上がって待ってていいよー(*’▽’)

凛 「メール気づかなかった・・・わかってたら来なかったにゃ」

凛 「穂乃果ちゃんのお部屋、そういえばはいったことなかったかも」

ゴソゴソ

凛 「いっぱいマンガあるなー」

パラパラ

凛 「凛は少女漫画よりギャグマンガのほうがいいかな」

ペラ

凛 「チューとかしてるし///」

5: 2015/11/03(火) 01:32:03.61 ID:I1WY0QzdM.net
ガラッ

凛 「ひゃぅ!」

ほのパパ「・・・・」

凛 「・・・・」

ほのパパ「・・・///」

凛 「ぁ!、こ、このマンガは・・・」

ピシャリ

凛 「凛よりピュアピュアだ・・・」

7: 2015/11/03(火) 01:33:26.83 ID:I1WY0QzdM.net
コンコン

凛 「ど、どうぞ」

ほのパパ「・・・・」クイクイ

凛 「また来いって言ってる・・・」

ほのパパ「・・・・」コクコク

凛 「この家に来て喋ってるの凛だけなんだけど・・・」

10: 2015/11/03(火) 01:34:05.64 ID:I1WY0QzdM.net
―――

凛 「凛は今、困惑している」

チョコン

凛 「なぜか大きなテーブルの前に座らされてて」

ズラーッ

凛 「テーブルには和菓子が並んでる」

ほのパパ「・・・」

凛 「そして凛と向かい合わせに座る穂乃果ちゃんのお父さん」

ほのパパ「・・・・」コトン

凛 「ぁ、お茶まで出してくれた」

凛 「これは・・・食べていいの?」

11: 2015/11/03(火) 01:34:37.69 ID:I1WY0QzdM.net
ほのパパ「・・・・」コクコク

凛 「なんでこんなにたくさん?」

ほのパパ「・・・・」フリフリ

凛 「凛は身振り手振りの限界を知った」

ほのパパ「・・・・」

凛 「しゃべってもいいんだよ」

12: 2015/11/03(火) 01:35:04.13 ID:I1WY0QzdM.net
ほのパパ「///」

凛 「ちょっとかわいく見えてきた」

ほのパパ「・・・!・・・///」

凛 「そういうところね」

凛 「・・・思いついたぞ」

ジャーン

凛 「スマホのメモ帳で喋ればいいんだ!というわけでどうぞ」

13: 2015/11/03(火) 01:35:38.16 ID:I1WY0QzdM.net
ほのパパ「・・・・?」

凛 「これに文字打ってほしいにゃ」

ほのパパ「・・・・?」

凛 「タッチして、そうそう、それで、文字を・・・」

ほのパパ「・・・・?」

凛 「・・・・フリック入力できない・・・」

ほのパパ「・・・・」シクシク

14: 2015/11/03(火) 01:36:04.56 ID:I1WY0QzdM.net
凛 「だ、大丈夫だよ!キーボードモードがあるから!」

ほのパパ「・・・・!」

凛 「どうぞ」

ほのパパ「・・・」カタ・・・カタ・・・

凛 「・・・・遅い・・・」

ほのパパ「・・・・」スッ

凛 「えーっと、試しに作ったものだから食べていいよ、美味しかったら販売も考える・・・?」

ほのパパ「・・・」グッ

凛 「これを身振り手振りで伝えようとした頑張りに敬礼」

15: 2015/11/03(火) 01:36:47.09 ID:I1WY0QzdM.net
―――

凛 「うぅ・・・ちょっと食べすぎたにゃ」

ほのパパ「・・・」サッ

【どれが一番おいしかった?】

凛 「うーん、全部おいしかったけどなぁ」

ほのパパ「・・・」ササッ

【特に美味しかったのは?】

凛 「そうだなぁ、あっ、この桃餡のお餅おいしかったよ」

ほのパパ「・・・」フフフ

【じゃあそれを商品化するよ】

16: 2015/11/03(火) 01:37:12.02 ID:I1WY0QzdM.net
凛 「えっ、凛が選んだのでいいの!?」

ほのパパ【もちろん】

凛 「わーい!売り出したら毎日でも買いに来るよ」

ほのパパ「・・・///」

凛 「でも全部おいしかったから一個だけしか売らないのはもったいない気がするにゃ」

ほのパパ【もう、褒めたって和菓子しかでないぞっ】

凛 「きょうはもういいです」

17: 2015/11/03(火) 01:37:46.98 ID:I1WY0QzdM.net
ほのパパ「ぁ・・・」シュン

凛 「また今度お客さんとして来るよ」

ほのパパ【いつでもおいで!】ハハハ

凛 「穂乃果ちゃんのお父さん面白いにゃ」

ほのパパ「・・・///」

凛 「もっと面白いのが、やっぱり声出してるのが凛だけってことだよね」

ほのパパ【ははは、それは傑作だね】

18: 2015/11/03(火) 01:38:10.59 ID:I1WY0QzdM.net
ハハハ

ッハハハ

ハハハッ

穂乃果「どうしよう・・・帰ってきたはいいもの凛ちゃんとお父さんが楽しそうに喋ってる(喋ってない)」

雪穂 「入れない・・・」

きぃちゃん「パパのあんなに楽しそうな姿初めて見たわ・・・」

19: 2015/11/03(火) 01:40:46.38 ID:I1WY0QzdM.net
―――――

凛 「じゃーねー穂乃果ちゃん」

穂乃果 「泊まっていけばいいのにー」

凛 「今日はお母さんたちいるから大丈夫だよ」

穂乃果「そっかー、また遊びにきてね」

凛 「うん!絶対来るよー」

―――
凛 「今日はなんか楽しかったにゃ」

~♪

凛 「めーる・・・?穂乃果ちゃんのお父さんからだ」

【またおいで】

凛 「ふふ、もちろんだよ」

おわり

21: 2015/11/03(火) 01:41:52.53 ID:I1WY0QzdM.net
おしまいです

23: 2015/11/03(火) 01:42:14.54 ID:KUAbwH1F0.net
ほんわかした
おつ

引用: 穂乃果「凛ちゃんがやってきた、けど」