1: 2010/03/20(土) 18:02:25.12 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「ねえねえ、今暇だよねってミサカはミサカは笑顔で聞いてみる!」

一方通行「暇じゃねェ。寝る」

打ち止め「かくれんぼしたいんだけどなあ……ってミサカは」

一方通行「ンなガキくせェことできっかよ」

5: 2010/03/20(土) 18:14:55.42 ID:hJxdVVgi0

打ち止め「かくれんぼっていうのはね、鬼がかくれてる人を探す遊びなんだよってミサカはミサカは誇らしげに説明してみたり!」

一方通行「知ってンだよそれくらい!」

打ち止め「えーやってくれないの? 体ひとつでできるのに? ってミサカはミサカはお手軽さを主張してみる」

一方通行「他のやつに頼め。芳川あたりに」

6: 2010/03/20(土) 18:18:07.38 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「ヨシカワには断られたの、ってミサカはミサカは項垂れてみる……」

一方通行(あンのババア)

打ち止め「あなたは暇そうだし、今から眠るならミサカにつきあって!」

一方通行「……はァー」

打ち止め「お願い! ってミサカはミサカは上目遣いに頼んでみる!」

一方通行「……やりゃァいいんだろォ、やりゃ」

7: 2010/03/20(土) 18:21:46.25 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「やったあ! じゃあ今から全妹達にネットワークで」

一方通行「待て待て待て、今なンて言いましたァ? 全妹達?」

打ち止め「そうだよ、あなたはこれから全ミサカをさがしていくのってミサカはミサカはかくれんぼの全容を明らかにしてみたり」

一歩通行「……鬼一人に逃げるのが九千人以上って、比率がオカシイだろォが」

9: 2010/03/20(土) 18:27:05.13 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「だって、ミサカ一人だったら簡単に見つかっちゃうしー……」

一方通行「オレはさっさとオマエを見つけて寝たいンですよォ」

打ち止め「それじゃ数分で終わっちゃう! そんなのつまらないでしょってミサカはミサカはぶーたれてみる」

一方通行「だからっていきなり逃げる人数増やすんじゃねェ。つうか妹達をいちいち使うなよ」

打ち止め「でも、みんな最近暇だってよく呟いてるし、いい退屈しのぎになるんじゃないかなってミサカはミサカは提案してみたんだけど」

一方通行「けど?」

打ち止め「そしたら、満場一致で可決しましたーってミサカはミサカは勝訴!」

一方通行「なン…だと…?」

11: 2010/03/20(土) 18:30:58.67 ID:hJxdVVgi0
一方通行「まァ待て。普通のかくれンぼってのは、あれだ。鬼一人に隠れるやつが多くて10人くらいだろォ」

打ち止め「そうなのかな? ってミサカはミサカは経験不足でわからないから首をかしげてみる」

一方通行「オレだってねェよ。でも、多分そういう遊びだ」

打ち止め「だけど、あなたなら全妹達を見つけられるってミサカはミサカは信じてる!」

一方通行「ンな信じ方されたって嬉しくもなンともねェ!」

打ち止め「わがまますぎるよ……って、ミサカはミサカはあなたの横暴さに舌打ちしたくなってきたよ」

一方通行「あン? もう一遍言ってみやがれェこのクソガキ」

12: 2010/03/20(土) 18:35:24.29 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「じゃあじゃあ、あなたが隠れてミサカが見つける! これならどうってミサカはミサカはかなり譲歩してみる!」

一方通行「オマエ、それはただのかくれ……あ? かくれンぼなのか? あれ?」

打ち止め「はいけってーい! 今から全ミサカとあなたでかくれんぼのはじまりだよってミサカはミサカははしゃいでみたりー」

一方通行「だからオレはやるなンて言ってねェ!」

打ち止め「……逃げるの?」

一方通行「あァ?」

打ち止め「学園都市第一位の一方通行ともあろう者が、かくれんぼごときで逃げるの? ってミサカはミサカは冷たい眼差しを向けてみる」

一方通行「……ッ」

13: 2010/03/20(土) 18:39:43.78 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「ふーん、あなたってそういう人だったんだあってミサカはミサカはがっかりして」

一方通行「……言ったなァ?」

打ち止め「え?」

一方通行「全妹達とこのオレ、一方通行のかくれンぼ――イイねェイイねェ、のってやろォじゃねェか。今更泣き喚こうが縋りつこうが後戻りはできねェぞォ!」

打ち止め(挑発に乗りやすい人だなあってミサカはミサカは内心でガッツポーズを決めてみる)

21: 2010/03/20(土) 19:00:37.83 ID:hJxdVVgi0
すまんMNWネタ書くのは初めてなんだ


打ち止め「あー、10032号だーってミサカはミサカは飛びついてみる!」

御坂妹「こんにちは上位個体。ご機嫌いかがですか、とミサカはさりげなく体を引き離しながら訊ねてみます」

打ち止め「あのね、今からあの人とかくれんぼするんだけど、みんなにも伝えておいたから早速はじめるねってミサカはミサカは開始宣言!」

御坂妹「……辞退したいのですが、とミサカ一同を代表してミサカは断り」

打ち止め「ちなみにもうあの人はどこかに行っちゃったから、みんながんばってね! ってミサカはミサカは応援してみる」

御坂妹(この幼女、聞く耳がないのかよとミサカはミサカは毒づきますが声には出しません)

23: 2010/03/20(土) 19:04:07.39 ID:hJxdVVgi0
街中

一方通行(かくれンぼっつったって……どこ行きゃァイイんだ)

?「あれ、お前」

一方通行「あン? って、オマエ……三下ァ!」

上条「相変わらずだな、と言いたいとこだけどなんでそんな汗かいてるんだ? Tシャツ変色してるぞ」

一方通行「うっせェな。今忙しいンだよ」

上条「まさか、厄介事か!?」

一方通行「まァ厄介っちゃ厄介だけどなァ、ってこうしちゃいられねェ、早く遠くに」

ガシッ

一方通行「……ハイ?」

25: 2010/03/20(土) 19:08:07.04 ID:hJxdVVgi0
上条「何に巻き込まれてるのかわかんねえけど、手伝うぞ!」

一方通行「……いや、オマエが手伝ってもどうにもならねェし、そもそもこの時間ですら惜しいンだけど」

上条「なあ、確かに俺らの仲は良くないけどさ! 友達だろ!?」

ガクガク

一方通行(肩がもってかれる……さすが三下、大した力だぜェってちげェ! 友達違う!)

上条「なあって! 教えてくれよ! お前は一体何してるんだよ!」

一方通行「か……っ、」

上条「か?」

一方通行「か、くれン……ぼ……ッ」ガクッ

上条「あれ? あ、一方通行!? 一方通行ーっ!」

29: 2010/03/20(土) 19:12:58.60 ID:hJxdVVgi0


一方通行「……」

上条「すみませんでしたああああ! ごめんなさい! 申し訳ないです!」

一方通行「もォいい……イイからオレを解放しろォ」

上条「そうはい神裂」

一方通行「はァ?」

上条「かくれんぼしてるんだろ? だったら俺もまぜてくれよ」

一方通行(えェ……かくれンぼってガキのお遊びじゃねェのかァ?)


カレー食ってくる

53: 2010/03/20(土) 19:48:34.25 ID:hJxdVVgi0
上条「で、お前は誰とかくれんぼしてるんだよ」

一方通行「クソガキと全妹達だァ」

上条「って、ビリビリの? なんでまた」

一方通行「ガキがかくれンぼしたいンだと。もうじきに探し始めンだろォな」

上条「へえ、何時から?」

一方通行「オレが隠れ始めたのが11時半。30分逃げろって言われてるンだけどよォ……」

上条「あ、もう12時だ」

御坂妹(開始前から見つけているのでぬかりはありません、とミサカは自分の完璧っぷりに酔いしれてみます)

56: 2010/03/20(土) 19:54:54.88 ID:hJxdVVgi0
上条「かくれんぼってことは、どこかに隠れてればいいんだよな」

一方通行「そォなのか? 逃げないとまずいだろォが」

上条「え、だってかくれんぼだろ? 隠れて鬼が見つけてくれるのを待つ遊びじゃん」

一方通行「はァ? 待ってらっれか、こっちは一人で向こうは九千人以上いやがンだぜェ? 簡単に見つかっちまう」

上条(見つかって終わり、っていうのがかくれんぼじゃないのか)

一方通行「だがオレは違う。逃げて逃げてとことん逃げて、あのクソガキをギャフンと啼かせてやンよォ」

上条「それかくれんぼじゃなくて鬼ごっこじゃないか?」

御坂妹(一方通行がなにやら熱弁しています、気色が悪いです、とミサカは心の中で嘲笑ってみます)

59: 2010/03/20(土) 20:00:52.46 ID:hJxdVVgi0
一方通行「まァとにかく開始したってンなら逃げるしかねェ」

上条「じゃあ行くか!」

一方通行「あァ。ところで三下、オマエ何か考えでもあンのか」

上条「え? うーん……ないな」

一方通行「わかった。じゃァな」

上条「待て待て待て。使えないと知ったら即座に上条さんを切り捨てるんですか!? さっき友達だって確認したのに!?」

一方通行「鳥肌立つから友達とか言うのやめろォ! 大体オマエも妹達に顔割れてンだ、使い物になンねェ!」

上条「とりあえずあいつらが知らない場所に隠れればいいだろ!」

一方通行「あ? あー……ンな場所知ってンのかァ?」

上条「知ってるも何も。上条さんちは鉄壁です!」

一方通行(こいつン家?)

64: 2010/03/20(土) 20:20:28.23 ID:hJxdVVgi0
インデックス「とうまー! おなかすいたんだよーって、……」

上条「ああ、こいつは一方通行。今からちょっと匿うから」

一方通行(何歳だこのガキ……惑わされるな、まだ確定してねェ!)

インデックス「へえー、よくわからないけどとにかくおなかがすいたんだよ」

上条「はいはいわかりましたっと。ああ、一方通行は何か食べるか?」

一方通行「いらねェ。ところでこのガキ」

インデックス「むう、ガキじゃないんだよ! ところであなたは女の子なのっ?」

一方通行「オレは男だァ!」

御坂妹(聞き耳を立てずとも声が聞こえてきますが……一方通行が女性という一説は崩されました、とミサカは多少残念がってみます)

67: 2010/03/20(土) 20:29:27.67 ID:hJxdVVgi0
打ち止め「もう見つかったかなー、あの人はどこに隠れたのかなーってミサカはミサカはあの人の身を案じてみる」

打ち止め「ところでかくれんぼって本当にこれで合ってるのかな、ちょっとよくわかんないや、ってミサカはミサカは疑問を抱いてみる」

打ち止め「……ま、いっか! 3時間って言ったけど、ミサカが見つけるなら問題ないもんねってミサカはミサカは元気に家を飛び出してみたり!」

芳川(何か面白いことでもあったのかしら)


書いてて気づいた
これ全くかくれんぼじゃない

73: 2010/03/20(土) 20:35:49.49 ID:hJxdVVgi0
インデックス「焼きそばおいしー」モグモグ

上条「たーんとお食べ、まあありあわせだけど」

一方通行「……出る」

上条「え? いろって、多分ここばれないし」

一方通行「この空気に耐えらンねェンだよ。世話ンなった」

上条(まだ世話してないんだけどな)

一方通行「今度会ったときは頃してやンよォ、三下ァ」

上条「いやいや、殺さないでくださいよ! 挨拶にしても物騒すぎるだろ!」

一方通行「フン……」ガチャ

御坂妹「あ……」

一方通行「……、……」

74: 2010/03/20(土) 20:44:02.11 ID:hJxdVVgi0
一方通行「……えっとォ」

御坂妹「こんにちはセロ、……一方通行。10032号です」

一方通行「いやそンな自己紹介なンざどォでもいいンだけどよォ、何でいンの?」

御坂妹「スネークです、とミサカはちょっと胸を張ります」

一方通行(蛇?)

御坂妹「ところで一方通行、逃げないのですか? とミサカはドアの向こうが気になりつつも問いかけます」

一方通行「さすがにこう真正面から来られたら負けだろォが」

御坂妹「そんなあなたに嬉しいお知らせです、とミサカはキャッチセールス張りの笑顔で切り出します」

一方通行(うさんくせェ)

御坂妹「上からの指示で、一方通行を最低3時間は泳が、……逃がすことが決定しています。とミサカは口を滑らせてしまいましたがなんとか誤魔化しました」

一方通行「あァ!?」

76: 2010/03/20(土) 20:52:28.38 ID:hJxdVVgi0
一方通行「泳がすってどォいうことだ、あァ?」

御坂妹「そのままの意味です。幼、……上位個体があなたとのかくれんぼを楽しみにしているようですから、とミサカは姉ぶってみます」

一方通行「そォだ、あのクソガキはどうしたァ? あいつが鬼にならなきゃ意味ねェだろォ」

御坂妹「よ……上位個体はまだ家です、とミサカはテレビに釘付けであろう彼女を想像します」

一方通行「言い出しといてあのガキはよォ! ったく、オマエらも面倒じゃねェのか」

御坂妹「そんなことはありませんが、しいて言えばあなたと会話するのは正直嫌です、とミサカは率直に胸のうちを語ってみました」

一方通行「素直すぎンだろ。まァいい、泳がしてくれるってンなら逃げきってやンぜェ!」

御坂妹「そうですか、ではこれで」ガチャ

一方通行(あ、こいつかくれンぼ放棄して三下ンとこに乗り込みやがった……)

78: 2010/03/20(土) 21:00:33.00 ID:hJxdVVgi0
一方通行「逃げ切る、って言ったけどよォ」

一方通行「オレを匿えるよォな知り合いなンざいねェし、あいつら九千人以上いるからどこ隠れても見つかるンじゃ……」

一方通行「……3時間、かァ」

?「あ、ちょっとそこのアンタ!」

一方通行「あン?」

?「や、やっぱり……一方通行!」

一方通行「ンだよ、オマエか超電磁砲。なンの用だァ」

美琴「あ、アンタさっき、その……あいつと親しげに話してたじゃない!」

一方通行(妹のことかァ?)

82: 2010/03/20(土) 21:08:13.71 ID:hJxdVVgi0
一方通行「話してたが、だから何だってンだァ?」

美琴「あー、えっと、な、仲良いの!?」

一方通行「仲良くはねェ」

美琴(そうよね、さすがにこんなやつと仲良くするほどお人好しじゃ……)

一方通行「ただ、ちょっと脳を共有してるだけだァ」

美琴「のののッ!? どういうことよそれぇ!」ガクガク

一方通行「ぐ……あッ……」

美琴「アンタとあのバカがなんで脳共有とか! なんでよぉ!」

一方通行(この微力な電磁波と揺さぶりは、さすが第三位ってェ、とこ、かァ……!)クタリ

美琴「答えなさい一方通行! って、あ……し、氏んだ?」

一方通行「……」

85: 2010/03/20(土) 21:20:24.11 ID:hJxdVVgi0
美琴「ま、まあ、こっちも悪かったわよ」

一方通行「も、じゃねェ。が、だァ」

美琴「だってアンタが揺さぶるだけで倒れるなんて思わなかったんだから、仕方ないじゃない!」

一方通行「オレをバカにしてるンですかァ!? さっきも似たよォな攻撃受けてンだよこっちはよォ!」

美琴「ああ、あのバカにされたのね。……ってことはか、間接接触……!?」

一方通行(なンだそれ)

美琴「ちょ、ちょっともう一度触っても」

一方通行「誰が許すかァ!」

86: 2010/03/20(土) 21:26:16.93 ID:hJxdVVgi0
美琴「仕方ないわね、水に流しましょう」

一方通行「オイオイ、それはこっちの台詞なんですけどォ」

美琴「なんでアンタ汗だくなのよ」

一方通行「……かなり元を辿ればオマエのせいだなァ」

美琴「わ、私は何もしてないわよ」

一方通行「オマエのDNAが招いた厄だァ! あ、そォいやァ妹が三下ン家に駆け込ンでったぜェ」

美琴「はあ!?」

一方通行「妹の不始末が姉が片付けるべきじゃないンですかァ? あれ明らかに不法侵入だろォ」

美琴「私だってまだ行ったことないのにっ!」ガシッ

一方通行「……ハイ?」

94: 2010/03/20(土) 21:48:52.29 ID:hJxdVVgi0
美琴「私を差し置いて仲良くなってるなんて」ズンズン

一方通行「すみませン、腕離してもらえませンかァ? 今まだかくれンぼ中なンで」ズリズリ

美琴「バカ! アンタも行くのよ!」

一方通行「どこに。つゥかひとりで行けやァ……」

美琴「きっ、決まってるじゃない。あのバカのとこに妹が世話になったってお礼参りよ!」

一方通行(お礼参りって意味が違うんじゃねェのか)

美琴「ほら、さっさと歩く! 引きずられたいの!?」

一方通行「もォオマエに引きずられてるせいで靴底が磨り減りまくりだァ! 離せ、そしてひとりで行けェ!」

美琴「……ん?」

95: 2010/03/20(土) 21:56:02.53 ID:hJxdVVgi0
御坂妹「……お姉様と一方通行、両人発見。とミサカはハンターの目で見つめます」

美琴「いいからそこどきなさい、今から行かなきゃならないところがあるのよ!」

一方通行「オレは行きたくねェし逃げてェ」

御坂妹「北欧からはるばる来たというのにティータイムすら与えられませんでした、とミサカは一方通行に恨みがましく言い募ってみます」

一方通行「ア? 知らねェけど、クソガキのわがままに乗ったクチかァ」

美琴「さっきから何の話してんのよ。話しなさい」

一方通行「オマエはまずオレを離せェ」

御坂妹「申し遅れました。ミサカは18264号ですが、今は絶賛かくれんぼ中です、とミサカは状況説明をします」

美琴「かくれんぼぉ?」

一方通行「クソガキがよォ、暇だからかくれンぼしてェんだと。無理矢理付き合わされてンだ」

美琴(無理矢理とは言え、付き合ってあげるのね……)

101: 2010/03/20(土) 22:10:07.38 ID:hJxdVVgi0
美琴「っていうか、普通はアンタが鬼じゃないの?」

一方通行「さすがに一人で九千人以上は探せねェ。そォ言ったら俺が隠れればイイとかぬかしやがったンですよォ、あのガキ」

御坂妹「さて、一方通行を見つけてしまいましたがこれからどうするべきかとミサカは思案します」

一方通行「あン? オレは3時間なら泳がせてもらえるンじゃァないンですかァ」

御坂妹「上が家で待機することに飽きてしまったので、もういつでも捕獲していいと指令が下されました。とミサカは飽きやすい子どもの性にちょっと呆れます」

一方通行「……オイ、ってこたァこンなとこでババアと話し込ンでる時間は無駄じゃねェか」

美琴「無駄ですってぇ!? アンタ、ここで戦闘に入ったっていいのよ!?」

一方通行「ハッ! さっきはナメてかかってたけどよォ、戦うってンなら容赦しねェ!」

御坂妹「とりあえず、無断で捕まえたらどんな罰を受けるかわからないので、とミサカは大人しく午後のティータイムとしゃれ込みたいのですが」

美琴「知らないわよ、そんなことッ!」ビリビリ

一方通行「そこらへンのファミレスでも行けェ!」カチリ

御坂妹(スネーク、応答頼む。セ口リに奢らせる作戦が失敗して金がない)

104: 2010/03/20(土) 22:23:04.32 ID:hJxdVVgi0


打ち止め「あの人が行きそうなところって行ったら、コンビニかファミレスしか思いつかないなあってミサカはミサカは歩いてみる」

黒子「……あら? ち、小さいお姉様じゃありませんのおおおっ!」ギュウ

打ち止め「きゃあ! なに、っていうか誰!? ってミサカはミサカは」

黒子「ふにゃふにゃしていて可愛らしいですわ……! はっ、まさかあのときつくりあげたチイサクナールをこっそりお姉様がお飲みになったのかもしれませんの!」

打ち止め「お姉様じゃなくてミサカは打ち止めなのってミサカはミサカは言い張ってみたり!」

黒子「はぁああん! 可愛らしい! いますぐこの腕の中に閉じ込めてしまいたいですの!」

打ち止め(もう閉じ込められてるんだけどなあってミサカはミサカは内心ため息を吐いてみる)

119: 2010/03/20(土) 23:19:38.05 ID:hJxdVVgi0


一方通行「……っと、思い出した。今はオマエみたいなババアと遊ンでる場合じゃねェ」

美琴「さっきからババアババアってぇえ! 打ち止めだっていずれは私と同じように育」

一方通行「きーこーえーねーえー」ミミフサギ

美琴「むっかあああ! アンタねぇ、言わせてもらうけど打ち止めのオリジナルは私なんだから、成長した打ち止めは私とまったく同じ」

一方通行「きーはーらーくーンー」

美琴「いいから話を聞けぇえええっ!」ビリビリビリ

御坂妹「認めたくはない事実というのも世の中にはあるものだ、とミサカは一歩引いた目線から述べてみます」

126: 2010/03/20(土) 23:35:27.61 ID:hJxdVVgi0
美琴「はぁっ、はぁっ……一方通行、アンタかくれんぼがなんだか知ってるの」

一方通行「当たり前ェだ。鬼じゃねェやつが隠れる、鬼が探す、鬼が見つける、隠れてたやつが逃げる、エンドレスリピートだろォ」

美琴「混じってんのよ! それじゃ鬼ごっことかくれんぼだわ!」

一方通行「あァ、そォいえば三下も似たよォなことほざいてたなァ」

美琴「いい? かくれんぼってのはね、……えーっと」

御坂妹「日本の伝統的な遊びの一つ。全国的にポピュラーな子供の遊びである。
    鬼が目をふさいでいる間に子が隠れ、後に鬼がそれを見つけだすという単純なルールであり、派生したルールを持つ遊びも多い。「かくれご」とも呼ばれる――と、ミサカはウィキって瞬時に学んだ知識を披露します」

一方通行「間違ってねェだろォがよ」

美琴「隠れてる側は逃げないの! 逃げたら意味ないじゃない!」

一方通行「今そこのババアが言ったろォが。派生したルールを持つ、ってよォ。
     つまりオレと打ち止めの間で交わされたかくれんぼは、いわばアクセラオーダーハイドアンドシーク!」

御坂妹(なんでも混ぜりゃいいってもんじゃねえよ、とミサカはセンスのなさに絶望してみます)

134: 2010/03/20(土) 23:44:49.18 ID:hJxdVVgi0
美琴「あ、アクセラオーダーハイドアンドシーク……」ゴクリ

御坂妹(お姉様が洗脳されているとは……一方通行、大した奴だ……)

一方通行「あァそォだ。だからオレは是が非でも逃げなきゃなンねェ、それがクソガキと交わした約束だからなァ!」

美琴「アンタ、いいやつじゃないけど悪いやつでもないのね。アクセラオーダーハイドアンドシーク、いいわ。この御坂美琴も協力してあげるわよ!」

一方通行「助かりはしねェが、まァいい。じゃあ腕を離せェ、超電磁砲」

美琴「ええ、……ちょっと待ちなさい」

一方通行「あン? オレ達のアクセラオーダーハイドアンドシークに文句があるンですかァ?」

美琴「あるというか、私も参加するんだからどこかにレールガン的要素を入れるべきでしょ」

139: 2010/03/20(土) 23:52:40.26 ID:hJxdVVgi0
一方通行「……待てェ、アクセラオーダーハイドアンドシークはこれ以上ねェてほどに完璧なネーミングだ。それを壊そうってのかァ」

美琴「だって私も参加するんだもん」

一方通行「……アクセラ……アクレール……アクレールオーダーハイドアンドシーク……?」

御坂妹「それはねーよ、とミサカはさすがにありえなすぎて失笑します」

美琴「レールセラオーダーハイドアンドシーク。これはどう?」

一方通行「駄目だァ、オレが先頭でなきゃ意味も誇りもねェ」

美琴「じゃあどうしろっていうのよ!? アクセラオーダーガンハイドアンドシークなんてのは却下! レベル5としてのプライドが許さないわよ」

御坂妹「すでに誇りもプライドもないのでは、とミサカはふたりに呆れつつ一般論を述べます」



146: 2010/03/21(日) 00:02:00.42 ID:OlASfDUg0


一方通行「なるほどなァ、無理に英訳しよォとしてンのがそもそもの間違いだァ」

美琴「確かに……漢字表記した場合の読み方でいくべきよ」

御坂妹(ティータイムはとれそうにありません、とミサカは心を痛めます)

一方通行「イッポウツウコウ、ウチドメ、チョウデンジホウ。単純に読めばこォなンなァ」

美琴「オーケー、そこから繋ぎ合わせればいいじゃない。イッポウチドメホウカクレンボ……は駄目、私が一番下っぽい」

一方通行「三下は黙ってろォ! それでいいだろォが! 一方打ち止め砲かくれンぼ! どこが悪ィ!」

美琴「私の担当が砲だけってどういうことよ! やっぱりアンタとは相容れないわね……!」ビリビリ

一方通行「はン! このまま従順になってンなら見逃してやろォと思ったが、どォもいかねェなァ!」カチリ

御坂妹「普通に幼女の暇つぶしとしか表現できない、とミサカは非難しつつ呟きま……」

トントン

御坂妹「……?」

151: 2010/03/21(日) 00:11:38.82 ID:OlASfDUg0
打ち止め「しー、ってミサカはミサカは唇に人差し指を当ててみる!」

御坂妹「上位個体、このままでは怪我人がでますが、とミサカは止めることを促します」

黒子「まあお姉様ったら、また殿方と……」

打ち止め「ところで、見つけたのはあなたなのってミサカはミサカは口角をあげつつ訊ねてみたり」

御坂妹「はい、見つけましたが捕まえてませんし手出ししてないんでお願いですお仕置きは勘弁してくださいとミサカは命乞いをします」

打ち止め「お仕置きってなんのことー? ってミサカはミサカはとぼけてみる~! それにしても、お姉様とあの人の精神年齢は近いのかなあってミサカはミサカはちょっと複雑」

黒子「ああっ、助太刀したい……でも戦うお姉様も素敵ですの……!」

ガヤガヤ

上条「なーんか騒がしいなあ」

インデックス「とうまー興味があるのはわかるけどおなかすいてるんだよー」

上条「だまらっしゃい穀潰し。ちょっと見に行ってみるか」

153: 2010/03/21(日) 00:17:11.88 ID:OlASfDUg0
美琴「だいたいアンタ気に食わないのよねぇ……妹と同棲してるんだっけ? 私に似て可愛いから手ェ出したりしてないわよね?」

一方通行「誰がするかァ。そもそも打ち止めの可愛さはオマエから受け継いでねェ」

美琴「だからあの子もそのうち私みたいになるっつってんのよ!」

一方通行「断固阻止する。担当が砲のくせして出しゃばってンなよォ!」

美琴「断固阻止するのを阻止する。アンタに打ち止めは任せておけないわ!」

ビリビリビリッ

上条「ッと! 危ない!」

どーん

一方通行「あン!?」
美琴「誰っ!?」

上条「はは……やっぱり不幸だあああああ!」

160: 2010/03/21(日) 00:32:22.93 ID:OlASfDUg0
上条「お前らなんでこんな街中で戦闘しようとするんだ! ただのかくれんぼだろ!?
   ていうかなんでビリビリまでいるんだかわかんねえけどまあいい!
   一方通行! お前はかくれんぼをしたかっただけじゃないのか!
   どうしてそう戦いで解決しようとするんだよ! 戦いは何も生まないんだぞ!」

一方通行「うっせェ三下ァ! このババアはなァ、あろォことかオレを差し置いてアクセラオーダーハイドアンドシークを改名しよォとしやがった! その罪は消えねェ!」

美琴「なによ、アンタだって私に砲しか与えなかったじゃない! 比率的にありえないでしょ!」

上条「……改名? ていうかなんだその、センスないネーミング……」

一方通行「!!」

美琴「!?」

上条「よくわかんらんけど、ビリビリに一方通行に打ち止めだろ。適当に足して超通行止めでいいんじゃないのか」

御坂妹「一番ましな意見だと思いますさすがは上条当麻です、とミサカはここで相手を褒めて自分の株を上げてみます」

173: 2010/03/21(日) 00:41:47.52 ID:OlASfDUg0
一方通行「まァて待て待てェェエ! それだとこのババアが先頭、つまり第一位じゃねェか! 気に食わねェ! 譲れェ」

美琴「負け惜しみよねぇ? 残念でした~、アクセラオーダーハイドアンドシークは今から超通行止めよ!」

御坂妹(まあ、実質は砲から超になっただけだし大して差はないよなpgr、とミサカは馬鹿にしてみます)

上条「なんだよ、まだ不満なのか」

一方通行「あァ。なンたってオレはこの学園都市最強の」

上条「そげぶ!」

一方通行「うおっ!」ギャフン

上条「お前それでも年上か!? それでも年下好きか!? 打ち止めが見ている前でその姉と言い争って何が楽しいんだよ!
   ていうかギャフンってお前が言ってるじゃねえか」


211: 2010/03/21(日) 10:19:15.17 ID:OlASfDUg0

やっと見つけた。
その言葉は人間がミサカを探し続けていた、ということに直結する。
ミサカは人間を見つめた。白い、白い、人間だった。

(おそらく男性でしょうが、もしかすると女性かもしれません)

中性的な容姿は浮かべている悪人面によって打ち消されてはいたが、ミサカにはどうでもいいことだった。
ただ、目の前の人間に、はじめて会ったはずの人間に、一瞬で様々な感情を抱いたのだ。
憎しみも慈しみも哀しさも愛しさもすべて。

「14654号かァ……まだ5000人は残ってンだな」

まァいいか。白い人間はそう呟いて、ン、とミサカに手を差し出した。
意味がわからずにミサカはその手を凝視する。
プログラムには、手を差し出されたときの対処法なんてものは存在しない。

「オイ、早く掴め」
「掴めと言われても、なぜ、とミサカは疑問を口にします」

オマエは馬鹿ですかァ、と呆れ声が返ってきたが、その声はどこかで聞いたことがあるような気がした。


やっぱりシリアス難しいな
かくれンぼ続き投下するわ

212: 2010/03/21(日) 10:29:01.62 ID:OlASfDUg0
一方通行「打ち止めの前……っ!?」キョロキョロ

打ち止め「あ、ようやく気づいてくれたーってミサカはミサカはあなたに両手を振ってみる!」

一方通行「こンのクソガキィ、オマエいつからいやがったァ」

打ち止め「えーっと、いつからだっけ? ってミサカはミサカは北欧出身に訊いてみたり」

御坂妹「わりとはじめからいました。
    言ってしまえば『打ち止めの可愛さはオマエから受け継いでねェ』あたりはすっかり聞かれていますとミサカは一方通行の公開告白にちょっと引いています」

一方通行「な、……え……はァ!?」

美琴(たしかにノリで言い切ってたけど本人に聞かれたら赤面ものよね)
上条(一方通行が赤面するって珍しいんじゃないか)

213: 2010/03/21(日) 10:40:22.15 ID:OlASfDUg0
打ち止め「それでね、よく考えてみたらかくれんぼってこういうものじゃないと思うの! ってミサカはミサカは衝撃の新事実発覚を告げてみる」

美琴「それも一理あるわ。でも超通行止めなんでしょ、アンタ達がやってるのは」

一方通行「バカですかァオマエは! いつオレがアクセラオーダーハイドアンドシークを超通行止めと改称すンのを許したンですかァ?」

上条「だからそれ長いじゃん。お前も噛まないように必氏じゃねえか」

打ち止め「まず、学園都市内すべてがエリアっていうのが変だし、あなたに有利すぎるんじゃないかなってミサカはミサカは考えた」

一方通行「全然有利じゃねェ。そっち何千人といンだからよォ、そうそう逃げ切れるモンじゃ……」

打ち止め「そこで! せっかくここに知り合いもいっぱいいるんだし、改めてかくれんぼしたいなあってミサカはミサカは提案してみたり!」

一方通行「……、……ハイ?」

214: 2010/03/21(日) 10:53:51.32 ID:OlASfDUg0
インデックス「ハイドアンドシーク……? って、なんだか楽しそうなんだよ」

御坂妹「あなたも参加することになりそうですね、とミサカは白いシスターの反応をみて答えます」

一方通行「オイオイ、なァンでこンなに面白くもねェ面子が集まってやがンですかァ……」

美琴「そりゃ、アンタが汗だくで街を徘徊してたら誰だっておかしいって思うわよ」

黒子「小さいお姉様、こちらの殿方はもしかしなくても第一位ですの?」

打ち止め「そうなの、この人細くて薄くて白くてまるでもやしみたいだけどとっても頼りになるんだよってミサカはミサカは自慢してみたり」

一方通行「オイコラァアア!」

上条(あー、そろそろもやし買っておかないと……食費がピンチだ)

217: 2010/03/21(日) 11:11:08.81 ID:OlASfDUg0

御坂妹「おめでとう! ようじょはじかんさこうげきをしゅうとくした! とミサカは一方通行に報告します」

一方通行「あン?」

打ち止め「なんのことかわからないけど、かくれんぼやらないの? ってミサカはミサカは訊ねてみる」

美琴「やればいいじゃない。たかがかくれんぼよ」

一方通行「やらねェなンざ言ってねェ」

上条「じゃあやるのか? やるんだな!」

一方通行「オマエはどンだけかくれンぼやりてェンだよォ……」

黒子「お姉様が参加なさるのならこの黒子も参加いたしますの!」

インデックス「じゃあじゃあ、今からハイドアンドシークをやるんだね!?」

上条(かくれんぼでなんとかインデックスの注意を逸らせば……!) 

218: 2010/03/21(日) 11:18:02.21 ID:OlASfDUg0
一方通行「仕方ねェから付き合ってやらァ、感謝しろクソガキ」

打ち止め「わーいやったーだいすきーってミサカはミサカは抱きついてみる!」

一方通行「だァア! 離れろォ! どうせオレはもやしだからすぐに倒れンぞォ!」

打ち止め(根に持ってる……こういうとこ子どもっぽいなあってミサカはミサカはギャップにきゅんってしてみる)

上条「で、誰が鬼やるんだ? なんなら上条さんがやりますよ!」

御坂妹「その前に妹達は今回も全員参加でしょうか、とミサカは約一万人のことを考慮します」

黒子「お、お姉様が一万人……(ひとりくらいならちょっといただいても)」

美琴「黒子、言っとくけど妹達はこのかくれんぼが終わったらまた解散するんだからね」

219: 2010/03/21(日) 11:35:58.18 ID:OlASfDUg0
打ち止め「んーと、エリアはどうしようかなあ……ってミサカはミサカはかくれんぼがしづらい学園都市に憤慨してみたりー!」

一方通行「適当な公園でいいだろォが」

上条「そんなもんでいいのか? もっと壮大に愉快にやろうぜ」

美琴「あ、アンタなんでそんなにやる気なのよ」

上条「え? お前らと遊びたいからに決まってんじゃん。友達だろ?
  (意訳:友達なんだからぎりぎり夕飯まで時間稼ぎさせてくれるだろ?)」

一方通行「気色悪ィ……」ゾワァ

美琴「と、もだち……」

黒子「エリアは鬼を決めてから考えればよろしいのでは?」

御坂妹「たしかに。鬼の能力次第でエリアを広げたほうがよさそうですね、とミサカは考えます」

222: 2010/03/21(日) 11:44:22.39 ID:OlASfDUg0
打ち止め「じゃーんけーん」

一方通行「待てェ!」

上条「どうしたんだよ」

一方通行「ちょっと時間寄越せや」

美琴「はァ?」

一方通行「じゃんけんの前にやることっつったら、アレしかねェだろォがよォ!」

御坂妹「ま、まさか……! あの最強にして反則的な(子供だましでもある)裏技をやるというのですか、とミサカは驚いて見つめます」

一方通行「そのまさかだよォ……!」

打ち止め「……?」

インデックス「はっ、あれは! 魔導書にものってたような……いやのってない禁忌のポーズなんだよ!」

223: 2010/03/21(日) 11:50:02.21 ID:OlASfDUg0
初春「なんか変な集団がいますねー」

左天「あれ、なんか白い人が変な動きを……両手を交差させながら、右手の手のひらと左手の手のひらとをくっつけて両手の指をからめてない!?」

初春「しかも、からめた両手がはずれないように自分の方に回しながら外の方へ押し出すようにして……!」

左天「あっ、ついに小指の方から目に近づけて親指の隙間覗いてる!」

初春「……、……」

左天「……、……」

初春「……あんなのやるのは幼稚園児くらいだと思ってました」

左天「ていうかあれただのジンクスだよねー」

224: 2010/03/21(日) 12:02:12.53 ID:OlASfDUg0


上条「……、……」

美琴「……、……」

黒子「……、……」

打ち止め「……、……」

一方通行「よしチョキだ! って、なンなンですかァ? 悔しかったらオマエらもやってみろよ」

御坂妹「その前に自ら出すものを喋っていますよ、とミサカは哀れみにみちた表情で教えてあげます」

一方通行「あ」

インデックス「よし、グーを出すんだよ!」

上条「便乗するなっ!」

229: 2010/03/21(日) 13:09:31.13 ID:OlASfDUg0


打ち止め「それじゃ、最初はぐ」

一方通行「待てェ!」

御坂妹(またかよこいつ、とミサカは一方通行の一方的な制止にいらっときます)

一方通行「そもそも最初にグーを出すってェのは誰が決めた!? じゃンけンは最初からクライマックスじゃねェのかよ!」

美琴「じゃあアンタはチョキでも出してなさいよ」

一方通行「それだと負けるだろォが」

黒子「だったら最初はグーでよろしいと思いますけど」

上条「……なあ、一方通行。たしかにお前が最初はグーっていう合言葉に疑問を覚えているのもわからなくはない――だが!」

一方通行「あン?」

上条「お前が偉大なコメディアンを侮辱するというのなら! 俺はその幻想をぶち頃す!」

231: 2010/03/21(日) 13:22:36.10 ID:OlASfDUg0
打ち止め「ちょ、ちょっと待ってほしいんだけどってミサカはミサカはふたりの間に割って入ってみる!」

一方通行「! どけェ、クソガキ。こっから先はオマエの侵入なンざ許されねェ……一方つ」

打ち止め「この人はそもそも志村さんを知らないから疑問に思っても仕方がないのってミサカはミサカはかばってみたり!」

上条「なに……ッ!?」

打ち止め「テレビみてても『オイこれ誰だァ?』しか言わないんだもん!
     最初はグーの発祥がまさかあの偉大なコメディアンだなんて知るわけないんだよってミサカはミサカはフォローしてみる!」

美琴「……それは……一緒にテレビ観ててもつまんないわ」

一方通行「オマエとは何があっても一緒に観ねェから安心しやがれ」

黒子「お姉様ぁ! テレビなら黒子と! 一緒に!」

御坂妹「かくいう上位個体もたった今MNWを総動員して発祥について知ったんです、とここでミサカはさりげなく苦労をアピールします」

インデックス「うー……じゃんけんしないのー?」

233: 2010/03/21(日) 13:46:08.51 ID:OlASfDUg0
上条「こいつが偉大なるコメディアンを知らないっていうのはよくわかった……とりあえず、今は最初はグーでいこう。いいか?」

インデックス「イインダヨー」

一方通行「まったく理解できねェうえに腹が立ってきやがるンですがァ」

美琴「だって最初はグーって言わないとタイミング合わないでしょ」

黒子「一度ずれるとぐだぐだですし」

打ち止め「じゃあミサカが最初はグーって言ったらじゃんけんね! ってミサカはミサカは初体験にわくわくしてみたり!」

一方通行「オイ初体験とか言うンじゃねェ!」

御坂妹「過敏すぎやしねえかこのもやしwwww、とミサカは露骨に卑下します」

241: 2010/03/21(日) 14:07:19.67 ID:OlASfDUg0

一方通行(考えろォ……グーチョキパー三種の中でどれが最も勝率が高いのか……!)

一方通行(常識的に考えて手を開く時間がもったいねェ、つまりグーを出せば……)

一方通行(いや待てよ、さっきオレがチョキ出すとか仄めかしたからそこの白いのはグー出すかもしンねェ)

一方通行(となるとここは周囲を欺き愉快にパーでケリをつけるべきじゃねェのかァ……!?)

打ち止め「ねえ、もうそろそろいいかなー? ってミサカはミサカはいつになく真面目に思考しているあなたに問いかけてみる」

一方通行「あ、あァ! いつでもいいぜェ!」

上条(じゃんけんひとつでここまで乗れるって才能だよな)

243: 2010/03/21(日) 14:14:31.61 ID:OlASfDUg0
打ち止め「さーいしょーはグー!」

上条「じゃー」

美琴「ん」

黒子「けー」

御坂妹「ん」

一方通行「ぽンッ!」

打ち止め「……」チョキ
上条「……」チョキ
美琴「……」チョキ
黒子「……」チョキ
御坂妹「……」チョキ
インデックス「あれ?」パー
一方通行「ンだとォォオ!?」パー

一方通行(はめられたかッ!)

246: 2010/03/21(日) 14:25:55.73 ID:OlASfDUg0
美琴「残念だったわねー一方通行」

上条「手の内を明かし相手を惑わすっていう作戦はなかなかだったが、それでもお前と俺達との間には決定的な差があるんだよ」

一方通行「決定的な……差ァ?」

黒子「それは、どれだけじゃんけんをこなしてきたか、ということですわ」

御坂妹「もやしとは踏んできた場数が違うんだよpgrwwwwとミサカは……じゃなかった、ミサカ20000号が言っています。
    決して16264号ではありません、20000号です上位個体」

一方通行「つゥか、オマエらもじゃンけンは経験したことないンじゃなかったのかよォ!」

打ち止め「ミサカはなかったけど他の妹達は経験者もけっこういたから、今だけ意識共有して一気に経験値をためたんだよ!
     ってミサカはミサカは某忍者の特訓をぱくってみたり!」

インデックス「あなたがチョキ出すって言ったからじゃあみんなグー出すだろうなって思ってあえてパー出したのに! ひどいんだよ!」

一方通行「知るか。しかも俺と同じ思考回路してンじゃねェ」

249: 2010/03/21(日) 15:01:27.63 ID:OlASfDUg0
一方通行「……でェ。負けたオレと白いのが鬼かァ?」

打ち止め「どーしよっかなーってミサカはミサカはどちらがより楽しいか考えてみる」

上条「鬼が一方通行達なら範囲は広くてもいいんじゃないか」

美琴「そうね、アンタなら簡単に見つけそうだし」

黒子「でしたら、範囲はこの場所から見渡せるぎりぎりの場所ということで」

インデックス「それは広すぎるんだよー」

御坂妹「……ああ、だったらいっそ上条当麻の学生寮ではいかがでしょうとミサカは名案を発表します」

上条「はいい?」

美琴(ナイス!)

250: 2010/03/21(日) 15:12:46.62 ID:OlASfDUg0
移動中

打ち止め「……怒ってない? ってミサカはミサカは不安に思いつつも訊いてみる」

一方通行「ア? 何に怒ンだよ」

打ち止め「あなたは眠そうだったし、無理矢理かくれんぼに付き合わせてるし、しかもいろんな人とやることになったし、ってミサカはミサカはしょんぼりしてみたり」

一方通行「……いつものことだなァ」デコピン

打ち止め「うっ、地味に痛いなあってミサカはミサカは額をおさえて涙目になってみる……」

一方通行「ガキはガキらしく遊んでろ、それでオレに迷惑かけるってンなら仕方ねェ。ガキの遊びに付き合うのは大人の義務だろォがよ」


インデックス「だそうだよ、とーま!」

上条「なんですか? インデックスさんは上条さんに遊んでもらいたいんですか?」

美琴(こいつと、あ、遊んでもら……)

黒子(おのれ類人猿め)

御坂妹「あ、そろそろですね、とミサカは建物を指差します」

253: 2010/03/21(日) 15:44:14.78 ID:OlASfDUg0


上条「さて、ここが上条さん家ですよ」

一方通行(二度目だぞここ来ンの……)

美琴「へ、へえ、さすが庶民って感じの部屋ね」

上条「貧乏学生だからなー、お前らんとこと比べられても困る」

打ち止め「それじゃ、今からミサカ達は隠れるからふたりはここで待っててね! ってミサカはミサカは超疾走!」

一方通行「オイ、クソガキ……チッ」

黒子「鬼のお二人は60ほど数えたら探してくださいな。さっ、お姉様参りましょう!」

美琴「へ、あ、ちょっと引っ張らない!」

上条「じゃあ俺も隠れよっかなーっと」

254: 2010/03/21(日) 15:45:46.21 ID:OlASfDUg0
インデックス「……」

一方通行「……」

インデックス「……いーち」

一方通行「……にーい」

インデックス「さーん」

一方通行「よーン」

インデックス「ごーお」

一方通行「ろォく」

インデックス「なーな」

一方通行「はーちィ」

インデックス「きゅーう」

256: 2010/03/21(日) 15:53:28.85 ID:OlASfDUg0
一方通行「じゅーう」

インデックス「じゅーいち」

一方通行「じゅーにィ……かける5ォ!」

インデックス「!?」

一方通行「ふン……このオレが素直に60秒数えると思ってンのかァ? 甘ェ、甘すぎる」

インデックス「でも、それがルールなんだよ!」

一方通行「知るかァ、アクセラオーダーハイドアンドシークにンなルールはねェ」

インデックス(ただのかくれんぼじゃないのかな)

一方通行「だいたいあのツインテールは60ほど、っつったろォ。つまりは、どンな方法であれ60に辿り着きゃァこっちの勝ちだァ!」

インデックス「そ、そういうものなのかも!」

264: 2010/03/21(日) 16:08:08.69 ID:OlASfDUg0
美琴「ちょっと黒子、アンタさっきからどこ目指して」

黒子「あらお姉様。私の能力をお忘れですの?」

美琴「アンタの能力って……あ! 空間移動!」

黒子「はい。私と一緒にいる限り、お姉様はあの白い殿方と白い少女には捕まりませんわ」

美琴「こういうとき頼りになるわねぇ……そういえばあいつら、どっちも白いからホワイトコンビだわ」


上条「あーくそっ! いくら自分の住んでいる寮とは言え、いざ隠れるとなるとどうすればいいんだ!」

御坂妹「ちなみにこのかくれんぼはこの寮ならどこでも隠れていいそうです、とミサカは入れ知恵をしてみます」

上条「え、そうなのか? じゃあ土御門んところでもいいってことか?」

御坂妹「おそらく。ただし、向こうには白いシスターもいますが、とミサカはすっかり共犯になった気分で言います」


一方通行「探しに行くぞ白いの!」

インデックス「そっちも十分白いんだよ!」

267: 2010/03/21(日) 16:16:03.44 ID:OlASfDUg0
打ち止め「うーん、あの人はどうやって探そうとするのかなあってミサカはミサカは上条家にお邪魔しながら呟いてみたり」

打ち止め「ていうかちゃんと60まで数えてないよね、さすが短気なあの人! って言いながらミサカはミサカは家宅物色~!」

打ち止め「……あ、焼きそばが残ってる! 食べていいかな? てミサカはミサカは誰もいないけど問いかけてみる!」


一方通行「まずはあのクソガキ、と言いたいところだがあいつは後回しだァ」

インデックス「なんで? 簡単に捕まえられそうなんだよ」

一方通行「だからこそだ。厄介なのは妹と超電磁砲達だなァ……」

インデックス「とーまは? 厄介じゃないの?」

一方通行「どォせ、考えてもせいぜい友人宅に匿ってもらう程度だろォし」


打ち止め「どうやら鬼は探しに行った模様! ってミサカはミサカはやっぱり後回しかぁってがっかりしちゃう」

268: 2010/03/21(日) 16:25:57.07 ID:OlASfDUg0
御坂妹「せめて一服したかったです、とミサカは幼女のわがままにほとほと呆れつつ苦笑いを浮かべます」

上条「幼女って、打ち止めか?」

御坂妹「はい。彼女は上位個体なので、ミサカ二等兵は逆らえないのです、とミサカは敬礼します」

上条「お前らも大変だなあ」

275: 2010/03/21(日) 16:38:29.92 ID:OlASfDUg0


一方通行「今なんか妙に嫌な予感がしたぜェ……」

インデックス「あー! 階段のほうに今人影がみえたんだよ!」

一方通行「おゥ、追うぞ! もやしの身軽さナメてンじゃねェェエ!」


上条「あ、一方通行の叫び声がすごく響いた」

御坂妹「まったく近所迷惑な人間ですね、と上位個体のわがままっぷりと似通っていることに気づきミサカは嘲笑います」

上条「……お前けっこうずばずば言うんだな」

御坂妹「しまったこれは株が下がったかもしれない、とミサカは正直すぎる自分にちょっと萎えました」


黒子「敵が動き始めましたわね!」

美琴「そういえば、打ち止めは誰かと一緒に行動してるのかしら……」

277: 2010/03/21(日) 16:49:59.32 ID:OlASfDUg0
打ち止め「おなかは痛いしあの人は最後まで探してくれそうにないし、……はあ、ってミサカはミサカはため息を吐いてみる」

打ち止め「そもそもこの焼きそばものすごくすっぱいにおいがしたけど、もしかして腐ってたのかなってミサカはミサカは上条家の食生活が心配になってきた」

モヤシノミガルサナメテンジャネェェエ

打ち止め「……根に持ちすぎじゃないの……って、ミサカはミサカは思うけど、なんだか嬉しかったり」

打ち止め「でも迎えにきてほしいなあ」


黒子「とりあえず、いつでも空間移動できるようにしっかり手を繋いでいてくださいね、お姉様!」

美琴「うん、わかったわ。ところで黒子、アンタいつもこんなに手のひら湿ってるの?」

黒子「(ぎくり)え、ええ! 私少々湿り気を帯びているんですの!」

284: 2010/03/21(日) 17:05:52.45 ID:OlASfDUg0
一方通行「はァ、はァ……ッ! 白いの、人影なンてねェぞ!?」

インデックス「あれ~? さっきはたしかに見えたんだよ!」

一方通行「めンどくせェなァ。誰か一人は階段付近にいそォな気もするし、探すぜ」


上条「土御門んちは結局となりだしなあ。すぐにバレそうだ」

御坂妹「エレベーターはどうでしょうか、とミサカは思いついて指差してみます」

上条「エレベーター……そうか! ふたりが使わないかぎりずっと乗っていれば、見つからずに済むじゃねえか! お前すごいな!」

御坂妹(ただしお姉様が止めようとすれば止まりますが、密室でふたりっきりは王道ですね、とミサカは心をときめかせ共有に切り替えます)


ちょっとカツカレー用のカツ作ってくるわ

301: 2010/03/21(日) 19:19:46.16 ID:OlASfDUg0
一方通行「……階段にはいねェなァ」

インデックス「いるかもしれないって言い出したのはあなたなんだよ」

一方通行「うっせェ白いの。こンな寮で他に隠れる場所はそうねェだろォが」

インデックス「だからあなたも白いんだよ! しかも目が赤いし! まるでウ」

一方通行「オイ、ウサギみてェとか言うなよォ」

インデックス(誰かに言われたことあるのかも)


上条「……」

御坂妹「……」

上条「……」


御坂妹(会話のネタがねえんだよ! とミサカは心中でキレます)

307: 2010/03/21(日) 19:45:10.57 ID:OlASfDUg0
御坂妹(次回って何の次回だかくれんぼかよ、とミサカは修飾語の足りない18532に苛立ちを隠せません)

上条「なあ、妹」

御坂妹「はい、とミサカは思考を中断して答えます」

上条「あの小さいやつ……打ち止めさ、一方通行にいじめられたりはしてないんだよな」

御坂妹「いじめられるどころかそりゃもう甘やかされまくりです、とミサカは羨みつつも返答します」

上条「そっか、そうだよな。たしかにあいつ、前会ったときとは顔付きが違ってた」

御坂妹「(次回……すなわち会う約束ってことか! とミサカは理解しました)
    では、また幼女の様子を見に行きませんか、とミサカはあなたに申し出ます」

上条「様子見?」

御坂妹「ミサカだけで会いに行くより、あなたも来たほうが一方通行との摩擦も少なくて済みそうだとミサカは判断します」

上条「そういうことなら、いつだって付き合ってやるよ!」

309: 2010/03/21(日) 19:54:24.30 ID:OlASfDUg0
打ち止め「……北欧出身は意外とアクティブなのねってミサカはミサカはちょっぴり動揺」

打ち止め「こないなーどこいったんだろうなーまだ誰も見つけてないのかなーって、ミサカはミサカはそろそろ拗ねてみる」


一方通行「くそォ、あいつらどこ行きやがった……」カンカンカン

インデックス「ねーねー、ちょっと疲れたし階段はもうやめたいんだよ」タンタンタン

一方通行「ガキがァ! いいかァ、かくれンぼってのは諦めたらそこで鬼終了なんだよォ! 諦めなきゃ絶対大丈夫なんだよォ!」タッタッタッ

インデックス(むしろ鬼を終了したいんだよ)

一方通行「こォなったらオレァとことンやってやる……階段に迷い込ンだ羊を片っ端から調理してやンよォ!」ダッダッダダダッ

インデックス「おー! 3段飛ばしなんだよ!」パチパチパチ

一方通行「こンなンもできるぜェ!」タッタッピョンッ

インデックス「おおー! 2段上って一気に10段飛ばしだー!」

312: 2010/03/21(日) 20:05:03.51 ID:OlASfDUg0
黒子「来ませんわねぇ」

美琴「そ、そうね……ねえ黒子」

黒子「はい? なんでしょうお姉様」

美琴「そのぉ、……ちょーっと、トイレ、行ってきていい?」

黒子「あら、そんなことでしたら私も一緒に」

美琴「いいいいいらない! ちょっと行くだけすぐ帰ってくるから! ね!」

黒子「……お姉様がそうおっしゃるのなら」

美琴「(あのバカが気になってるなんて言えない)
   じゃあアンタはこの螺旋階段付近にいなさいよ」

テクテク

一方通行「!」

インデックス「どうしたの、ウサ……あくせられーた」

一方通行「いンや、見知った空気がきやがるなァと思ってよォ!」

313: 2010/03/21(日) 20:19:10.34 ID:OlASfDUg0
美琴「べ、べつに見つかってないかなとかそういう心配なんかしてないわよ」

美琴「ただちょっとあいつバカだしすぐ見つかるんじゃないかって思ってるだけ!」

テクテクテク

一方通行「ビリッビリ弱ェ電磁波が伝わってくるぜェ……あいつ興奮してンのかァ?」

インデックス「よくわからないんだよー」

一方通行「静かにしとけ、あと少しでひとり見つけられっからなァ」

テクテ

美琴(! なんか嫌な感じがす、)

インデックス「あ、短髪!」

一方通行「……一人目、みーっけェ!」

美琴「し、しまったぁ!」

316: 2010/03/21(日) 20:23:54.14 ID:OlASfDUg0
美琴(黒子と一緒にいればよかった)

一方通行「オイオイ、超通行止めをあンだけプッシュしといてこのザマですかァ?」

美琴「うるさいわねぇ! 本当は黒子の空間移動……」

一方通行「へーェ、あのツインテールは空間移動できンのかァ。そォかそォか、それなら面倒だから先に片付けちまわねェとなァ!」

美琴(私バカよねあいつよりバカよね)

インデックス「じゃあ次はどうするの、あくせられーた」

一方通行「決まってンだろ。超砲、ツインテールのとこに案内しやがれェ」

美琴「ちょうほうって何よ!」

一方通行「オマエに与えられし二文字をつなげてやったんだよォ」

318: 2010/03/21(日) 20:28:46.19 ID:OlASfDUg0
美琴「だいたい、私があの子を売ると思ってるの!?」

インデックス「羊はおとなしく食われるのを待つのみの運命なんだよ」

一方通行「イイこと言うじゃねェか白いの。超砲、オマエは火あぶりにされる羊なンだよ」

美琴(ていうかこの子シスターよね? シスターらしからぬ発言してるけどシスターよね!?)

インデックス「さっ、早く案内するんだよ」

一方通行「哀れな子羊よ、アーメン……ってなァ!」

美琴「アンタ当初と違って随分乗ってるじゃない!」

一方通行「もォ眠気とかぶっ飛ンだからよォ。全力でガキの遊びに付き合ってやることにした」

インデックス「ジンギスカン食べたいかも」

320: 2010/03/21(日) 20:35:03.28 ID:OlASfDUg0
上条家前を通過

一方通行「……?」

美琴「なに突っ立ってんのよ」

一方通行「……少し、あいつの気配がしたよォな気がしたンだが」

美琴「はァ? いくら打ち止めが幼いからって、スタート地点にい続けるわけないでしょ」

インデックス「不法侵入だと思うんだよ」

一方通行「まァ、あいつはラストだ。アクセラオーダーハイドアンドシークは最後に打ち止めを見つけることで終止符が打たれるからなァ」

美琴「いい加減それ長いんだしやめたら?」

一方通行「うっせェんだよ超砲」

美琴「さっきから黙って聞いてりゃチョーホーチョーホーってぇええ!!!」

322: 2010/03/21(日) 20:41:55.74 ID:OlASfDUg0
黒子「お姉様遅いですわね……もしかしてあの類人猿のところへ」

チョーホーチョーホーッテェエエ

黒子「お、お姉様の声! ということは見つかってしまわれたのですか!?」

黒子「どうすれば……けれど、この螺旋階段にいなさいよとおっしゃっていたのもまた事実ですの」

黒子「ここは待機するべきですわ!」


御坂妹「オリジナルが叫びました、とミサカは少し息苦しくなったエレベーター内で呟きます」

上条「みたいだな。見つかったのかもしんねえ」

御坂妹「まあ彼女はよくも悪くも直情型っぽいところがあるので、とミサカは身内を冷静に分析します」


打ち止め「……まだ一匹かぁ、まだまだ先は長いなあってミサカはミサカは眠たくなってきた……くあー」

323: 2010/03/21(日) 20:49:13.25 ID:OlASfDUg0
インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「オイ、本当にツインテールはエレベーター付近にいンだろォなァ?」

美琴「ええ、いるわよ。私が嘘をつくわけないでしょ!」

一方通行「むしろオマエが嘘をつかねェ理由こそねェぞ」

美琴(さすがは第一位……振る舞いがおかしかったりネーミングセンスがおかしかったりもやし呼ばわりされていてもその頭脳は疑う余地がないわ)

一方通行「空間移動ってェのは厄介だァ……目の前で逃げられたらあいつを探せねェ」

美琴「……さっきから最後最後って言ってるけど、べつに今打ち止めを探してもいいんじゃないの?」

一方通行「あン?」

美琴「むしろ、最後に見つかるってけっこうきつくない?」

324: 2010/03/21(日) 20:57:50.34 ID:OlASfDUg0
一方通行「……そォかァ?」

美琴「だって、最後までかくれてなきゃいけなくて、見つけてもらえないのよ?」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「そォいうモンですかねェ」

美琴「私なら、早く見つけてほしいって思うけど」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「オレは、かくれンぼなンざァやったこともねェし興味もなかったから、ンなこと考えてなかったけどよォ」

美琴「だからアンタがちゃんと察してあげなきゃだめなんじゃない!」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「……、……」

美琴「……、……」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギス」

一方通行「オマエちょっと黙れ」

327: 2010/03/21(日) 21:06:30.94 ID:OlASfDUg0
上条「それにしても、エレベーターの中に数十分居座るなんて経験したことないですよ、上条さんは」

御坂妹「つまりあなたの初体験がこのミサカ18264号ということになります、とミサカは誇らしげに胸を張ります」

上条「いやあ、そんなに嬉しい初体験でもないんですけどねー」

御坂妹「では、いっそのこと違う初体験でもしてみますか? とミサカは13474号の意志を尊重し、ボタンに手をかけます」

上条「うわーあああああー! ちょっ、待っ、ストップ」

ウィーン
ピンポン

インデックス「あ」

一方通行「おゥ」

美琴「……」

御坂妹「ふたりっきりの甘い時間はこれにて終了です、とミサカは惜しみつつ全ミサカに伝えます」

上条「ま、待てビリビリ、べつに俺達変なことはしてなくてな、妹はその、暑いからちょっと胸元を開けようとしているだけで」

美琴「……言いたいことは、それだけね……?」

ビリビリビリッ
バーン
キョエー

330: 2010/03/21(日) 21:15:16.32 ID:OlASfDUg0
美琴「アンタは私の妹に何をしてんのよぉ!」

上条「……申し訳ございませんでした、とトウマは心の底から謝ってみます」

一方通行「きめェ」

インデックス「ジンギスカンで許してあげてもいいんだよ」

御坂妹「ところで、お姉様は見つけられてしまったんですね、とミサカは問いかけます」

美琴「ま、そうなるわね。わざと見つかってあげたのよ」

インデックス「短髪のほうから歩いてきてたもんねー、子羊かも」

一方通行「簡単にあっさり抵抗もなく赤子の手を捻るどころか息を吸うほど容易く見つけたぜェ?」

美琴「だからぁ! どうせ初心者の一方通行じゃ見つけられないだろうと……」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「だからオマエちょっと黙れ」

上条「つうか上条さん家にジンギスカン買える金があると思ってるんですか!」

一方通行「……ねェのか」

332: 2010/03/21(日) 21:21:03.82 ID:OlASfDUg0
上条「ないとも! ああないさ! それもこれも全部インデックスが大食いだからだよ……不幸だああああ!」

一方通行「……あー、その」

美琴「?」

一方通行「ガキの遊びにつき合わせちまったしよォ」

御坂妹「なにやら一方通行が微妙に頬を赤らめています、とミサカは心のアルバムにしっかりキャプチャを保存しておきます」

一方通行「……そのうち、奢る。オマエらに」

インデックス「ジンギス!?」

上条「なんだその略し方は。ていうか、え、いいのか?」

一方通行「あァ、ガキもきっと喜ぶだろォし、オレひとりで相手すンなァ面倒だからなァ」

御坂妹(素直じゃありませんがまあよし、とミサカはこっそり今の場面を上位個体に知らせます)

334: 2010/03/21(日) 21:28:37.78 ID:OlASfDUg0
打ち止め「……まったく、天邪鬼なんだからーってミサカはミサカは大人ぶってみるー」

打ち止め「あと一匹かぁ……はやく来てね、って、ミサカは、ミサカは、……ねむい……」


上条「ってことで、残るはあと二人なわけだけど」

美琴「黒子なら、螺旋階段付近にいると思う」

一方通行「オイ超砲、オマエやっぱり嘘ついてんじゃねェかァ!」

インデックス「嘘吐きな子羊はジンギスカンになる運命なんだよ」

御坂妹「チョウホウとはなんでしょうか、とミサカは首をかしげます」


黒子「……お姉様の絶叫のあとは、まったく音がしませんわ」

黒子「出て行ってもよろしいのかしら、それとも最後の砦となってお姉様の操をお守り……しなくては!」

黒子「そうでしたわ! 私はお姉様のお傍を離れてはいけませんのよ!」シュンッ

黒子「おーねえーさまーああああああ!!!!!」

335: 2010/03/21(日) 21:35:56.46 ID:OlASfDUg0
一方通行「そォと決まれば螺旋階段だなァ!」

美琴「ていうか多分、私が叫んだらすぐに来るわよ」

上条「……あー、なるほど」

御坂妹(オリジナルが叫ぶと耳に響くので、こっそり耳を塞いでおこうとミサカは対策を立てます)

一方通行「よし、超砲。泣き叫べェ!」カチリ

美琴「だーかーらー! アンタは一言余計なのよぉおおおっ!」ビリビリビリ

上条「うおわっ!」

インデックス「カンッ!?」

オーネエーサマーアアアアアア

美琴「はぁ、はぁ……来たわね」

上条「来たわね、じゃねえよ! 鼓膜! 鼓膜が破れる!」

一方通行「はン! 三下だから対処できねェんだよォ」

御坂妹「しっかりがっちり反射設定していたあなたはさすがですね、とミサカは嫌味を込めます」

336: 2010/03/21(日) 21:40:49.59 ID:OlASfDUg0
ヒュンッ

黒子「お姉様! お体は汚されていませんの!? ちょっと私触って確かめますわ!」ペタペタニヤニヤ

美琴「……はあ。やめなさい黒子」ビシッ

一方通行「これまた愉快な後輩じゃないですかァ、こンなババアの貞操気にするたァ」

美琴「なぁんですってぇええ!」

上条「まあまあ。それじゃ、あとは打ち止めだけだな」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「オマエほんと黙れ」

340: 2010/03/21(日) 21:46:16.88 ID:OlASfDUg0
上条「一方通行、当てはあるのか?」

一方通行「……まァ、な。おそらく外れちゃいねェと思うぜ」

テクテク

黒子「あら? ここはスタート地点……」

美琴「あー、さっき言ってたわね。気配がなんとかって。全然わからないけど」

一方通行「オレがあのクソガキの気配を間違うわけねェンだよォ」

インデックス「ここにジンギスカンはないんだよー?」

御坂妹「この白いシスターは世界がジンギスカンで構成されているとでも思っていやがるんでしょうか。
    とミサカはそろそろ鬱陶しく思いはじめました」

一方通行「いるってこのオレが言ってンだ、入るぜェ」

ガチャリ

342: 2010/03/21(日) 22:02:44.52 ID:OlASfDUg0
打ち止め「Zzz..Zzz...」

黒子「小さいお姉様がほんとにいましたわ……」

上条「さすがというか、なんというか。ここ上条さん家なんだけどな」

一方通行「こンのガキ、オレにあれだけ汗かかしといて自分はお寝ンねですかァ……?」

御坂妹「口は悪いものの上位個体を見つめる眼差しはとても優しいんですね、とミサカは一方通行をおちょくってみます」

一方通行「……」ギロ

美琴(にらむけど声は張り上げない、ね)

インデックス「ねージンギスカン食べたいんだよー」

348: 2010/03/21(日) 22:09:00.67 ID:OlASfDUg0
美琴「起こすの? 可愛いのに? まあ私に似て可愛いんだけど」

一方通行「だから、こいつの可愛さはオマエ由来じゃねェってのォ」

御坂妹「ではミサカ由来かもしれませんとミサカはさりげなく自己主張してみます」

打ち止め「ん……むう……」ムニャムニャ

一同「!!」

トントン

一方通行「……クソガキ、起きやがれ。オマエの負けで、アクセラオーダーハイドアンドシークはラストだ」

打ち止め「あれ……あなた、やっと来てくれたんだね……って、ミサカはミサカは眠いけど、ぎゅうって抱きしめてみる……」

一方通行「……待たせて、悪かったなァ」ギュッ


インデックス「どうしようジンギスカン早く食べたいとか言えない雰囲気なんだよ」
上条「たった今言ったじゃねえか」
美琴「ていうか、なんか見てて恥ずかしいわね……」
黒子「お姉様、私達もぎゅってしますの! ぎゅって!」
御坂妹(超通行止め、の名に恥じない暇つぶしですね、とミサカは甘い空気に耐え切れず笑い飛ばそうとします)

353: 2010/03/21(日) 22:19:53.39 ID:OlASfDUg0
打ち止め「あのね、かくれんぼってね、待ってるときが一番寂しいんだよってミサカはミサカは報告してみる」

一方通行「あァ」

打ち止め「それでね、そこにいる18264号とたまに共有して外の様子みてて、それでもすっごく寂しかったよって、ミサカはミサカは落ち込んだんだけど」

一方通行「あァ」

打ち止め「でもね、ちゃんとあなたが一発で見つけてくれて、よかった……って、ミサカはミサカは言ってから照れてみたり」

一方通行「……オレがオマエみてェなクソガキを見つけらンねェわけあるかよ」


インデックス「ジンギスカン鍋とかいいと思うんだよ」
上条「鍋は楽だからなー、上条さんも賛成です」
美琴「それって、その、私も行っていいのよね!」
黒子「お姉様が行かれるのでしたら私も是非に!」
御坂妹「ジンギスカン……アイルランドのラム肉が最高ですとミサカは北欧アピールをしてみます」

359: 2010/03/21(日) 22:26:35.71 ID:OlASfDUg0
打ち止め「あなたがまず家を出たあたりから、ほとんどひとりだったんだけど、ってミサカはミサカは思い出しながら言ってみる」

一方通行「ア? オマエ、言い出したくせにやっぱり家にいやがったンだなァ」

打ち止め「だけど、テレビも飽きちゃったしみんなもかくれんぼに消極的だったから出動したんだよってミサカはミサカのアクティブっぷりを自慢!」

一方通行「そりゃ、世界各地からいきなり集められてかくれンぼ、はねェだろ……」


インデックス「北欧のラム肉! ものすっごく食べたいんだよーとうま!」
上条「そういうのはね、あそこの白い人に頼め。機嫌が良ければ買ってくれるかもしれないからな」
美琴「あいつに奢ってもらうのはなーんか癪だけど」
黒子「あら、でもお姉様。参加するのでございましょう?」
御坂妹「北欧のことならおまかせあれ! とミサカは個性を強烈に印象づけようとします」

一方通行「……オマエら、ちったァ空気読ンでくれませンかァ……?」


風呂行ってくる
正直北欧とかそっちは自信ないけどまあアイルランドってカタカナだし北欧じゃね?

383: 2010/03/21(日) 23:22:42.04 ID:OlASfDUg0

上条「いや、だってふたりの世界っぽかったし」

一方通行「……、……」

美琴「私の幼い姿なわけだから、見てて現実逃避したくもなるわよ」

一方通行「それは言うンじゃねェ。認めたくもない」

黒子「私はとりあえずお姉様に便乗しただけですの」

一方通行「まァ、オマエはそォだろォな」

インデックス「ジンギスカンは正義なんだよ!」

一方通行「喧しいンですよォ似非シスタァァア!」

御坂妹「……ミサカはアイルランドとアイスランドを間違えてしまった過去を消し去りたい気持ちで一杯です」

一方通行「残念だったなァ、一文字ってなァでけェンだよ。
     オレは二文字変えるだけでうっかりセ口リになンだからよォ」

御坂妹(全ミサカに次ぐ。セ口リに自覚アリ。繰り返す、セ口リに自覚アリだ)

389: 2010/03/21(日) 23:33:33.03 ID:OlASfDUg0


打ち止め「ところでジンギスカンっておいしいの? ってミサカはミサカは素朴な疑問を口にしてみる」

上条「んー、うまいっていうか、癖があるな。好きな人は好きだと思うけど」

美琴「私はべつに嫌いじゃないし、鍋があるなら行ってあげてもいいわよ」

一方通行「鍋ェ?」

黒子「そういうことになっているのですわ」

一方通行(ガキにかまってる間に何が……?)

御坂妹「この人数だとそれなりに出費もかさみますね、とミサカはここぞとばかりに同情するふりをします」

一方通行「もしかして、オレが全負担なんですかァ?」

インデックス「イエース、ジンギス!」

打ち止め「カーンッ! ってミサカはミサカはシスターさんに乗っかってみたり!」

一方通行「……ンな真似したって可愛かねェぞ」

391: 2010/03/21(日) 23:40:40.00 ID:OlASfDUg0
インデックス「もう6時なんだよーおなかすいたかもー」

美琴「……なんだかんだで午後一杯付き合わされたわね」

黒子「戻りましょうか、お姉様」

上条「おー、ビリビリに白井、またなー」

美琴「なんで私だけビリビリ扱いなのよぉ!」

御坂妹「ミサカは……帰りようがないです、とミサカはしゅんとしてみます」

一方通行「あァ? なンでだよ」

御坂妹「まさか6時までかかるとは想定していなかったので、飛行機がもうありません。
    とミサカは上位個体をちら見して言います」

打ち止め「うっ……えーと、……ミサカはミサカは……あなたに任せる!」

一方通行「あン!? ったく、どこまで他人任せなンですかァこのガキ」

打ち止め「元はと言えば、18264号はミサカのわがままで来日したんだよってミサカはミサカは訴えかけてみる!」

392: 2010/03/21(日) 23:47:39.84 ID:OlASfDUg0
一方通行「わかってンならオマエがちゃァんと責任持ってそいつの面倒見ろよォ」

打ち止め「いいの?」

一方通行「……ハイ?」

打ち止め「責任持って18264号を家に連れ帰ってもいいのってミサカはミサカは嬉々として訊ねちゃう!」

一方通行「ンな……っ」

上条「うん。これはお前の負けだな、一方通行」

インデックス「おとなしくその短髪みたいなのを持ち帰って、代わりにジンギスカンを寄越すんだよ」

御坂妹「シスターがまったくシスターに見えません、子羊を救うどころか食そうとしています、とミサカは矛盾を指摘します」

一方通行(つゥかこいつら、あの短時間でどォやって世界各国から集まってきたってンだ……?)

393: 2010/03/21(日) 23:53:29.25 ID:OlASfDUg0
上条「じゃーなー一方通行! 後でメールするわ」

一方通行「……用件だけ送れよ。いつ鍋パすンのかだけ送れェ」

インデックス「短髪とちっちゃいの、次はジンギスカン持ってくるんだよー!」

御坂妹「持ってくるのはセロ、……一方通行であってミサカではありませんが、とミサカはうさんくさいシスターを一蹴します」

打ち止め「またねーシスターさん! ちゃんとこの人においしいジンギスカン買ってもらうよーってミサカはミサカは確約してみたり!」

一方通行「だァから勝手に確約してンじゃねェ! とっとと帰るぞォ!」

打ち止め「きゃーってミサカはミサカはあなたに引っ張られながら別れを惜しんでみるー」

御坂妹「上位個体の足が引きずられても痛くないように加減して引っ張っているのは愛のなせる技ですね、とミサカは」

一方通行「黙れェ! 家に入れねェぞ!」

打ち止め(正確にはあなたの家でもないよねってミサカはミサカはちょっとツッコミを入れてみる)


上条「……帰ったな」

インデックス「ジーンギースカーンッ!」

上条「この大食いシスターに無駄な知識を増やして、帰ったな……」

396: 2010/03/22(月) 00:04:09.16 ID:M374NuTS0
一方通行「かくれンぼ、ねェ……こンなモンかァ」

打ち止め「ねえねえ何黄昏てるのーってミサカはミサカはコーヒーを飲みながらあらぬ方を見つめているあなたに直球質問!」

一方通行「ア? 今日の出来事を振り返ってたンだろォが」

打ち止め「かくれんぼ、またやりたいなってミサカはミサカは無邪気に頼んでみる」

一方通行「自分で無邪気っつったら邪気が若干あンじゃねェのか?」

打ち止め「まったくないし、ただあなたと遊びたいだけってミサカはミサカは笑顔で言い切ってみたり!」

一方通行「ふン……気が向いたらなァ」



上条「あれ、一方通行。こんな公園の滑り台の蔭で何してるんだ?」

一方通行「……かくれンぼ」


end

397: 2010/03/22(月) 00:04:50.99 ID:45FSmjvu0
>>1乙!

398: 2010/03/22(月) 00:05:03.40 ID:mDKB/2VM0
乙!

404: 2010/03/22(月) 00:08:30.20 ID:M374NuTS0
本当に初めて立てたスレだったからまさかここまで続くとは思わなかった
保守してくれてありがとう、すごく嬉しかった
ツンデレもデレてくれてありがとうでもお前最後ツンに戻りやがったなwww
正直タイトルしか考えてなかったですgdgdですまない


明日あたりスレが残ってたらこいつらの鍋パでも書こうと思う
でも落としてくれてかまわない
最後になったがインドがアジアってことくらい知ってるからな

405: 2010/03/22(月) 00:08:48.05 ID:Gi7WhNdM0
乙!
キャラがみんな可愛くて癒されたよw

引用: 上条「何してるんだ?」一方通行「…かくれンぼ」