1: 2023/11/26(日) 11:51:27 ID:t3s9z0rUSd
綴理「今日2人に来てもらったのは他でもないんだ」
花帆「ドキドキ……」
瑠璃乃「ソワソワ……」
綴理「ボクから君たちに、ミッションを頼みたい」
花帆「ミッション……!」
瑠璃乃「重大な任務の予感……!」
綴理「少しの間……10秒、いや5秒だけでいいんだ。さやの……」
綴理「……さやのカーディガンを借りてきてほしいんだ」
花帆「ドキドキ……」
瑠璃乃「ソワソワ……」
綴理「ボクから君たちに、ミッションを頼みたい」
花帆「ミッション……!」
瑠璃乃「重大な任務の予感……!」
綴理「少しの間……10秒、いや5秒だけでいいんだ。さやの……」
綴理「……さやのカーディガンを借りてきてほしいんだ」
2: 2023/11/26(日) 11:52:11 ID:t3s9z0rUSd
~先日~
綴理「ん…目覚まし……」
綴理「ふぁ……今日も一人で起きれた、ボク頑張れてる」
綴理(……)
綴理(さやがいない朝が寂しいのは、よくわかってる)
綴理(でもボクは、さやに追いつかないといけないから)
綴理「……やっぱり、会いたいな」
綴理「……恋しい」
……
綴理「ん…目覚まし……」
綴理「ふぁ……今日も一人で起きれた、ボク頑張れてる」
綴理(……)
綴理(さやがいない朝が寂しいのは、よくわかってる)
綴理(でもボクは、さやに追いつかないといけないから)
綴理「……やっぱり、会いたいな」
綴理「……恋しい」
……
3: 2023/11/26(日) 11:53:12 ID:t3s9z0rUSd
綴理「というわけなんだ」
花帆「え!どういうわけですか!?」
瑠璃乃「あー……さやかちゃんのいない寂しさを埋めたい的な感じっすか~?」
綴理「うん、ごめんね。かほ、るり。変なこと頼んじゃうみたいで」
花帆「別に大丈夫ですけど、綴理センパイが直接頼むんじゃダメなんですか?」
綴理「ダメなんだ、今はボク1人で頑張らなくちゃいけない」
瑠璃乃「……よし! 綴理先輩の覚悟は堅いと見ましたゆえ、ルリと花帆ちゃんにお任せくだれば!」
綴理「……ありがとう」
綴理「この事……さやには内緒にしててほしい」
花帆「え!どういうわけですか!?」
瑠璃乃「あー……さやかちゃんのいない寂しさを埋めたい的な感じっすか~?」
綴理「うん、ごめんね。かほ、るり。変なこと頼んじゃうみたいで」
花帆「別に大丈夫ですけど、綴理センパイが直接頼むんじゃダメなんですか?」
綴理「ダメなんだ、今はボク1人で頑張らなくちゃいけない」
瑠璃乃「……よし! 綴理先輩の覚悟は堅いと見ましたゆえ、ルリと花帆ちゃんにお任せくだれば!」
綴理「……ありがとう」
綴理「この事……さやには内緒にしててほしい」
4: 2023/11/26(日) 11:53:46 ID:t3s9z0rUSd
…
花帆「さやかちゃんは前にもあたし達にカーディガン貸してくれたし、簡単なミッションだけど……」
瑠璃乃「もしかして花帆ちゃんも、それだけじゃ足りない気がする~って、思ってる感じ?」
花帆「うん、綴理センパイが今一生懸命なのはわかるけど、やっぱり寂しそうだったし! 何かしてあげたいなーって思っちゃうんだよね」
瑠璃乃「ふふふ、ルリも同意見! ってことで、ちょっと作戦を立てたいんだよね!」
花帆「作戦!?どんなのどんなの!?」
瑠璃乃「ちょーっと待ってね、今頭の中で、イマジナリーめぐちゃんを呼んでくるから……」
花帆「イマジナリー慈センパイって何!?」
花帆「さやかちゃんは前にもあたし達にカーディガン貸してくれたし、簡単なミッションだけど……」
瑠璃乃「もしかして花帆ちゃんも、それだけじゃ足りない気がする~って、思ってる感じ?」
花帆「うん、綴理センパイが今一生懸命なのはわかるけど、やっぱり寂しそうだったし! 何かしてあげたいなーって思っちゃうんだよね」
瑠璃乃「ふふふ、ルリも同意見! ってことで、ちょっと作戦を立てたいんだよね!」
花帆「作戦!?どんなのどんなの!?」
瑠璃乃「ちょーっと待ってね、今頭の中で、イマジナリーめぐちゃんを呼んでくるから……」
花帆「イマジナリー慈センパイって何!?」
5: 2023/11/26(日) 11:54:55 ID:t3s9z0rUSd
瑠璃乃『質問! 一人でガンバってる綴理センパイを邪魔しない程度に、さやかちゃんが傍にいない寂しさを紛らわせたいときはどうしますか?』
泥『ウォーリャリャートーリャリャー』
慈『……何そのじれったい状況! めぐちゃん的にはさっさとくっつけ~って思っちゃうんだけど』
慈『そうだなぁ、そのミッションはきっと、綴理にとって精いっぱいのわがままだと思うんだよね』
瑠璃乃『うんうん』
慈『だからさ、るりちゃんと花帆ちゃんで、トラブルを起こしちゃえ!詳しく言うとね、ごにょごにょ……』
瑠璃乃『うんうん…なるほど!さっすがめぐちゃん!』
花帆「瑠璃乃ちゃん!?あたしなに見せられてるのー!」
泥『ウォーリャリャートーリャリャー』
慈『……何そのじれったい状況! めぐちゃん的にはさっさとくっつけ~って思っちゃうんだけど』
慈『そうだなぁ、そのミッションはきっと、綴理にとって精いっぱいのわがままだと思うんだよね』
瑠璃乃『うんうん』
慈『だからさ、るりちゃんと花帆ちゃんで、トラブルを起こしちゃえ!詳しく言うとね、ごにょごにょ……』
瑠璃乃『うんうん…なるほど!さっすがめぐちゃん!』
花帆「瑠璃乃ちゃん!?あたしなに見せられてるのー!」
6: 2023/11/26(日) 11:56:55 ID:t3s9z0rUSd
瑠璃乃「整いました!花帆ちゃんおまたせ、作戦はですなー、ごにょごにょ」
花帆「ふんふん、ふんふん……なるほど!それならあたし実行部隊やるよ!」
瑠璃乃「お、じゃあ任せたー!」
さやか「お二人とも、何の相談ですか?」
花帆「わ!出た!さやかちゃんだ!」
さやか「!? 人を幽霊みたいに言わないでください!」
瑠璃乃「噂をすれば~ってやつですな~!」
花帆「ふんふん、ふんふん……なるほど!それならあたし実行部隊やるよ!」
瑠璃乃「お、じゃあ任せたー!」
さやか「お二人とも、何の相談ですか?」
花帆「わ!出た!さやかちゃんだ!」
さやか「!? 人を幽霊みたいに言わないでください!」
瑠璃乃「噂をすれば~ってやつですな~!」
7: 2023/11/26(日) 11:57:30 ID:t3s9z0rUSd
花帆「それでね、ね、さやかちゃん! 最近特に寒いでしょ?」
さやか「すごく急な話題転換……そうですね、結構冷え込みが辛いです」
瑠璃乃「だからさ、またそのカーディガン着てみたいな~って思うんだけど……駄目?」
さやか「えっ、別にいいですけど……はい、どうぞ」
花帆「えへへ、さやかちゃんありがとー! ……あれ、なんか受け取った瞬間走り出したくなってきたかも……!」
瑠璃乃「う゛、ルリもこの衝動に抗えない……」
さやか「え?えぇ!? 二人ともどうしたんですか?」
花帆「主に2年生の教室のあたりまで行っちゃうしかないよ~!」
瑠璃乃「ルリもルリも~!」
さやか「すごく急な話題転換……そうですね、結構冷え込みが辛いです」
瑠璃乃「だからさ、またそのカーディガン着てみたいな~って思うんだけど……駄目?」
さやか「えっ、別にいいですけど……はい、どうぞ」
花帆「えへへ、さやかちゃんありがとー! ……あれ、なんか受け取った瞬間走り出したくなってきたかも……!」
瑠璃乃「う゛、ルリもこの衝動に抗えない……」
さやか「え?えぇ!? 二人ともどうしたんですか?」
花帆「主に2年生の教室のあたりまで行っちゃうしかないよ~!」
瑠璃乃「ルリもルリも~!」
9: 2023/11/26(日) 11:58:00 ID:t3s9z0rUSd
さやか「ええ!?本当に寒さでおかしくなっちゃったんですか!? お二人とも、待ってくださ~い!」
…
花帆「綴理センパーイ!例の品をお持ちしました~!」
瑠璃乃「ミッション、コンプリート!」
綴理「わ、早いね。かほ、るり……」
瑠璃乃「ささ、はやく堪能してください!」
綴理「う、うん。そうだね。ごめんね、ありがとう……」
綴理(さやに会いたくて、さやにくっ付けなくて、かほとるりを使ってまでこんなことしちゃった)
綴理(……さやは、怒るかな)
…
花帆「綴理センパーイ!例の品をお持ちしました~!」
瑠璃乃「ミッション、コンプリート!」
綴理「わ、早いね。かほ、るり……」
瑠璃乃「ささ、はやく堪能してください!」
綴理「う、うん。そうだね。ごめんね、ありがとう……」
綴理(さやに会いたくて、さやにくっ付けなくて、かほとるりを使ってまでこんなことしちゃった)
綴理(……さやは、怒るかな)
10: 2023/11/26(日) 11:58:33 ID:t3s9z0rUSd
綴理(あったかいや、さやの温度だ。さやの匂いもする)
綴理(そっか、朝が寂しく感じたのは、起きる前の夢の中にこの香りが無かったから……)
綴理「……さや」
花帆「瑠璃乃ちゃん瑠璃乃ちゃん、隠れて隠れて」
瑠璃乃「お゛ぅお゛ぅ」
綴理「……ごめん、ごめんね」
綴理「……」
さやか「はぁっ、はぁっ、わたしのカーディガン返してくださ~…ぁ…綴理先輩!?」
綴理(そっか、朝が寂しく感じたのは、起きる前の夢の中にこの香りが無かったから……)
綴理「……さや」
花帆「瑠璃乃ちゃん瑠璃乃ちゃん、隠れて隠れて」
瑠璃乃「お゛ぅお゛ぅ」
綴理「……ごめん、ごめんね」
綴理「……」
さやか「はぁっ、はぁっ、わたしのカーディガン返してくださ~…ぁ…綴理先輩!?」
11: 2023/11/26(日) 11:59:06 ID:t3s9z0rUSd
綴理「さや……! 」
さやか「えっえっ、えぇ?なんで綴理先輩がわたしのカーディガンを…」
綴理「違うんださや、かほとるりは悪くない。あれ、かほとるりは…? さや、どこに行ったかわかる?」
さやか「ごめんなさいわかりません!わたしもあの二人を追いかけて来たんですし……」
さやか「……というか、何かしら事情がありそうな感じですね」
綴理「はい……」
さやか「えっえっ、えぇ?なんで綴理先輩がわたしのカーディガンを…」
綴理「違うんださや、かほとるりは悪くない。あれ、かほとるりは…? さや、どこに行ったかわかる?」
さやか「ごめんなさいわかりません!わたしもあの二人を追いかけて来たんですし……」
さやか「……というか、何かしら事情がありそうな感じですね」
綴理「はい……」
12: 2023/11/26(日) 11:59:41 ID:t3s9z0rUSd
綴理「今のボクは、さやに頼りっきりじゃいけないんだ」
綴理「でも、どうしてもさやのこと感じたくて」
さやか「それで……花帆さんと瑠璃乃さんを差し向けたんですか」
綴理「はい……大変にごめんなさい」
さやか「そ、そんなに悲しそうな顔しないでください。嫌とか思ってませんし……それに」
さやか「寂しいのがわたしだけじゃないって分かって、すごく安心してるんです」
綴理「寂しい……?」
綴理「でも、どうしてもさやのこと感じたくて」
さやか「それで……花帆さんと瑠璃乃さんを差し向けたんですか」
綴理「はい……大変にごめんなさい」
さやか「そ、そんなに悲しそうな顔しないでください。嫌とか思ってませんし……それに」
さやか「寂しいのがわたしだけじゃないって分かって、すごく安心してるんです」
綴理「寂しい……?」
13: 2023/11/26(日) 12:00:29 ID:t3s9z0rUSd
さやか「綴理先輩が一人で頑張らないといけない理由を、わたしはまだ分かっていませんが」
さやか「それでも、その理由は、今は聞きません」
綴理「……」
さやか「ですが、ちょっぴり寂しかったのは本当です。綴理先輩と過ごす時間が減ってしまったわけですし」
綴理「そうだ、ボクも寂しかった。朝起きて、さやが隣にいないのが……」
さやか「……ふふっ」
さやか「それを聞くことができて安心しました」
さやか「それでも、その理由は、今は聞きません」
綴理「……」
さやか「ですが、ちょっぴり寂しかったのは本当です。綴理先輩と過ごす時間が減ってしまったわけですし」
綴理「そうだ、ボクも寂しかった。朝起きて、さやが隣にいないのが……」
さやか「……ふふっ」
さやか「それを聞くことができて安心しました」
14: 2023/11/26(日) 12:01:01 ID:t3s9z0rUSd
さやか「そ、それでですね。もしも寂しくて仕方がないのなら……その、」
綴理「うん……」
さやか「カーディガンじゃなくて。わ、わたしで満たしてください」
さやか「……その方が、お互いにあったかいので」
綴理「……さや、ありがとう。さや」
さやか「わ、わわ。今更ですけど、ここ2年生の廊下ですよね、ものすごく見られてる気配が……」
綴理「大丈夫。ボク達が仲良しなことは、何も恥ずかしくないよ」
さやか「それはそうなんですが~!」
綴理「うん……」
さやか「カーディガンじゃなくて。わ、わたしで満たしてください」
さやか「……その方が、お互いにあったかいので」
綴理「……さや、ありがとう。さや」
さやか「わ、わわ。今更ですけど、ここ2年生の廊下ですよね、ものすごく見られてる気配が……」
綴理「大丈夫。ボク達が仲良しなことは、何も恥ずかしくないよ」
さやか「それはそうなんですが~!」
15: 2023/11/26(日) 12:01:48 ID:t3s9z0rUSd
綴理「やっぱりさやはあったかくて、ふわふわしてて、好きな匂いだ」
さやか「み、耳元で言わないでください……」
綴理「……さや、ボク頑張るよ。さやの横に立っていられるように」
さやか「それは……いえ。わかりました。応援してます。何処にいたって」
綴理「ありがとう、さや……よし、終わり」
さやか「はい、瑠璃乃さんじゃありませんが、わたしもできたみたいです。充電。」
さやか「み、耳元で言わないでください……」
綴理「……さや、ボク頑張るよ。さやの横に立っていられるように」
さやか「それは……いえ。わかりました。応援してます。何処にいたって」
綴理「ありがとう、さや……よし、終わり」
さやか「はい、瑠璃乃さんじゃありませんが、わたしもできたみたいです。充電。」
16: 2023/11/26(日) 12:02:53 ID:t3s9z0rUSd
さやか「……綴理先輩」
さやか「あ……あの、もしよかったらなんですが……」
綴理「うん、どうしたの?」
さやか「綴理先輩も着てみますか……?カーディガン……」
綴理「えっ、いいの?」
さやか「はい、何と言いますか。花帆さんと瑠璃乃さんからもあたたかいと評判だったので……決してやましい目的ではなく!」
綴理「やった、ありがとうさや。よいしょ」
さやか「……」
綴理「わー、本当だ。ものすごくあったかくて……さやに包まれてる気分だ」
さやか「あ……あの、もしよかったらなんですが……」
綴理「うん、どうしたの?」
さやか「綴理先輩も着てみますか……?カーディガン……」
綴理「えっ、いいの?」
さやか「はい、何と言いますか。花帆さんと瑠璃乃さんからもあたたかいと評判だったので……決してやましい目的ではなく!」
綴理「やった、ありがとうさや。よいしょ」
さやか「……」
綴理「わー、本当だ。ものすごくあったかくて……さやに包まれてる気分だ」
17: 2023/11/26(日) 12:03:27 ID:t3s9z0rUSd
さやか「もう、綴理先輩ってば…」
…
花帆「こそこそ、作戦大成功だね瑠璃乃参謀!」
瑠璃乃「ふふ~、こんなもんよ花帆隊長!」
瑠璃乃「最近さ、さやかちゃんもなんだか元気無かったっしょ?」
花帆「確かに!瑠璃乃ちゃんのダンボールに入ろうとしてたもんね……」
瑠璃乃「そうそう!だからこれでさ、さやかちゃんも綴理先輩も充電完了!してくれたらな~ってコト!」
花帆「ふふっ、そうだね!」
…
花帆「こそこそ、作戦大成功だね瑠璃乃参謀!」
瑠璃乃「ふふ~、こんなもんよ花帆隊長!」
瑠璃乃「最近さ、さやかちゃんもなんだか元気無かったっしょ?」
花帆「確かに!瑠璃乃ちゃんのダンボールに入ろうとしてたもんね……」
瑠璃乃「そうそう!だからこれでさ、さやかちゃんも綴理先輩も充電完了!してくれたらな~ってコト!」
花帆「ふふっ、そうだね!」
18: 2023/11/26(日) 12:04:01 ID:t3s9z0rUSd
……
慈「んー?なんだなんだ?」
瑠璃乃「どしたのめぐちゃん」
慈「いやね、綴理とさやかちゃん、今日は雰囲気が良くなってるなーって」
瑠璃乃「あ~、それはね、めぐちゃんも影の立役者だったり!」
慈「ええ?どういうこと?」
慈「んー?なんだなんだ?」
瑠璃乃「どしたのめぐちゃん」
慈「いやね、綴理とさやかちゃん、今日は雰囲気が良くなってるなーって」
瑠璃乃「あ~、それはね、めぐちゃんも影の立役者だったり!」
慈「ええ?どういうこと?」
19: 2023/11/26(日) 12:04:36 ID:t3s9z0rUSd
梢「ええと、今日の花帆さんはなんで誇らしげなのかしら…?」
花帆「ふふん、なんでもないです!」
梢「そ、そう。なんでもないなら良いのだけれど……」
花帆「花帆は徳を積んでしまったのです」
梢「よくわからないけど、それは良いことね。ところで花帆さん」
梢「廊下を全力疾走してたという目撃情報が入っているのだけれど」
花帆「うぐ!」
瑠璃乃「あ゛う゛」
花帆「ふふん、なんでもないです!」
梢「そ、そう。なんでもないなら良いのだけれど……」
花帆「花帆は徳を積んでしまったのです」
梢「よくわからないけど、それは良いことね。ところで花帆さん」
梢「廊下を全力疾走してたという目撃情報が入っているのだけれど」
花帆「うぐ!」
瑠璃乃「あ゛う゛」
20: 2023/11/26(日) 12:05:09 ID:t3s9z0rUSd
綴理「はっ、待ってこず。二人は悪くないんだ」
梢「え?」
綴理「かほとるりにしじを出して、糸を引いていたのはボクなんだ」
綴理「フィクサーってやつだね」
梢「格好良く言っても変わらないわよ! 何があったのかは全くわからないけれど……」
梢「とにかく、オープンキャンパスも近いのだから気をつけること。怪我でもしたら、大変なんだから」
綴理「はーい」
かほるり「はーい!」
さやか「あはは……」
梢「え?」
綴理「かほとるりにしじを出して、糸を引いていたのはボクなんだ」
綴理「フィクサーってやつだね」
梢「格好良く言っても変わらないわよ! 何があったのかは全くわからないけれど……」
梢「とにかく、オープンキャンパスも近いのだから気をつけること。怪我でもしたら、大変なんだから」
綴理「はーい」
かほるり「はーい!」
さやか「あはは……」
21: 2023/11/26(日) 12:05:43 ID:t3s9z0rUSd
綴理「ね、さや」
さやか「はい、なんですか?」
綴理「さやのカーディガン、すごくよかった」
さやか「そ、それは何よりですが…」
綴理「また着たいなって言ったら、貸してくれる?」
さやか「もちろん構わないのですが、ただ…」
綴理「ただ?」
さやか「あ…あんまりたくさん嗅がないでくださいね!
流石に恥ずかしいので……」
綴理「おー、わかった」
八丸「嗅ぐかどうかは俺が決めることにするよ」
花一「間に合ったな」
おわり
さやか「はい、なんですか?」
綴理「さやのカーディガン、すごくよかった」
さやか「そ、それは何よりですが…」
綴理「また着たいなって言ったら、貸してくれる?」
さやか「もちろん構わないのですが、ただ…」
綴理「ただ?」
さやか「あ…あんまりたくさん嗅がないでくださいね!
流石に恥ずかしいので……」
綴理「おー、わかった」
八丸「嗅ぐかどうかは俺が決めることにするよ」
花一「間に合ったな」
おわり
22: 2023/11/26(日) 12:07:17 ID:ECoEB6EkSa
間に合ってない定期
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります