絵里「それで？穂乃果以外に話しって何？海未」

海未「最近、皆穂乃果に甘くないですか？」

7人「…………」

海未「ことりはいつもの事として」

海未「まずは絵里」

絵里「え！？わ、私！？」

海未「はい」

絵里「私何かしたかしら…」

海未「最近、生徒会の仕事を手伝ってくれていると聞きます」

絵里「え、ええ。つい足を運んでしまうのよ」

海未「ふむ、なるほど」

海未「ですが、穂乃果の仕事をほとんど絵里がしていると聞いているのですが」ギロッ

絵里「え！？あ、いやそれは……」

海未「それは、何ですか？」

海未「教えて下さい、賢い可愛いエリーチカさん？」

絵里「う、ううぅぅ！」

絵里「うわーん！！エリチカお家帰るー！！！」

海未「はい、ポンコツは黒ですね」

海未「次は、真姫です」

真姫「ヴェェ…」

海未「おや？どうしました？」

真姫「べ、別に何でもないわよ！」

海未「ふむ、では」

海未「最近、穂乃果がよく音楽室に行っているようですが……」

真姫「ギクッ」

海未「音楽室をよく利用するのは真姫ですよね？」

真姫「ほ、他の人も使うでしょ？」

海未「ほう、ではいつも歌いながら出てくる穂乃果はなんなんでしょうか？」

真姫「」

海未「楽しそうににこにこ笑いながら……そして」

海未「口元にお菓子の屑をつけながら！」

真姫「ごめんなさい。お菓子をあげてたわ……」

海未「次！にこ！！」

にこ「な、何よ…」

海未「昨日、帰りに部室で穂乃果と何してたんですか？」

6人「ガタッ！！」

にこ「な、何にもし、してないわよ…」

海未「ほう、では何故穂乃果は顔を赤らめていたのでしょう？」

真姫「にこぢゃん！！！！！」

にこ「ち、ちがっ！違うわよ！！」

にこ「あ、あの時は……」

穂乃果「あれ？にこちゃん、まだ部室にいたの？」ガチャ

にこ「ん？ああ、穂乃果か」

穂乃果「そうだよ。ねえねえ、何にしてるの？」

にこ「特に何もしてないわよ」

穂乃果「えーっと、何々？」

穂乃果「にこにーのラブにこブログ…………」

にこ「ぬあによ！言いたいことがあるなら言いなさいよ！てか、見るな！」

穂乃果「うわあ！？に、にこちゃん！あ、暴れないでえ！ひゃあ！？」

ドターン

にこ「あたた……穂乃果、だいじょうb！？」

穂乃果「あ、ああ……」

ほのにこ(か、顔近っ！？///)

穂乃果「ご、ごめんね！にこちゃん！！！///」ダッ！

にこ「ほ、穂乃果！！」

～～～～～～～～～～～～～～～～

にこ「てなわけですよ」

真姫「にこちゃん！何でいつも私の時は何もしないのに！！」

真姫「いつも私からなのに！！」

にこ「ちょま」

絵里「……詳しく聞かせて貰おうかしら」

希「ふふふふふふふふふふふ♪」

にこ「」ガタガタガタ

海未「では、次！花陽！」

花陽「ピャア！？」

海未「貴方、最近穂乃果とご飯を食べに行ってますね？」

花陽「い、行ってないよお！！」

海未「ほう、ではご飯屋のスタンプを見せてください」

花陽「…………」

海未「どうしました？早く見せてください」

花陽「な、なくしちゃいました……」

海未「ふふふふ」

海未「嘘、ですよね？」

花陽「ピャ！？」

海未「これを見てください」バッ

凛「ん？スタンプのカードが2枚あるにゃ」

希「両方共Hって書いてあるなあ」

海未「流石希。いい所に気がつきましたね」

希「へ？」

海未「これは名前の頭文字です」

絵里「ま、待って！それだけで花陽を犯人扱いするのは可哀想よ！」

海未「いいえ、理由はあります」

海未「まず頭文字としてHが挙げられるのは？」

絵里「穂乃果、花陽だけね……」

希「待つんや！苗字も含まれるなら凛ちゃんもやで！」

凛「にゃ！？」

凛「り、凛は違うにゃ！ラーメンに一緒には行ったけど！！」

凛「……あ」

海未「……ま、まあ素直はいい事ですよ」

海未「さて、話しは戻しまして」

海未「この通り、凛はお米事件の犯人ではありません」

希(いつから事件になってたんや…)

海未「そして、この二つのHは…！」

花陽「は、花陽ですう！！花陽が穂乃果ちゃんと一緒にご飯食べに行ってました！！」

海未「はい、では別室に移動した真姫とにこを呼んできて下さい」

花陽「ピャアアアアアアアアアア！？」

真姫「……」

にこ「……」

海未「はい、揃いましたね」

絵里「え、えっと…にこ、大丈夫？」

にこ「…何が」

絵里「うん、ごめん。なんでもないわ」

凛「真姫ちゃん？どうしたにゃ？」

真姫「別に」

凛「？」

海未「では、残すはことりと希ですね」

ことり「うぅ……」

希「うーん、うちは甘やかしてないと思うんやけどなあ」

海未「ほう。なら、私に怒られた後流れるように貴方のとこに行きあーよしよしと撫でるのは甘やかしてるのでは？」

希「そんな事まで注意してたら穂乃果ちゃんが可哀想やん？」

希「逆に海未ちゃんは厳しすぎるんや！」

希「甘やかすとこは甘やかして、厳しくする時は厳しくするもんやないの？」

海未「む…」

希(勝った！うちの勝ちや！！)

海未「なら、近頃穂乃果の家に遊びに行き、わざと鼻に餅を付けてとって貰おうとしているのは何でですか？」

希「」

絵里「…は？」

海未「ちなみにソースは穂乃果です」

希「」

絵里「…………」

希「や」

絵里「……」

希「やーん☆」

絵里「ちょっと来なさい」

希「あ、ちょま。あ、あ！アッー！」バタン

海未「では、最後にことりですね」

ことり「うー…ごめんなさい…」

海未「貴方が一番酷いです」

海未「ダイエットの後もお菓子をあげたり」

海未「試作品が出来たから味見してと」

ことり「だ、だって！」

海未「だってじゃありません！！」

ことり「あんな物欲しそうな顔をされたら無理だよおぉ」ウワーン

海未「そういう時は心を鬼にするのです！！」

ことり「無理だよおー！！」

海未「やれやれ、やはり皆は甘いです！」

海未「甘すぎです！」

海未「チョロ甘です！」

海未「やはり、私がしっかりしなくては」prrr

海未「おや？穂乃果？」ピッ

海未「はい、もしもし」

海未「はい、はい。え？今からですか？」

海未「は、はい！今から行きます！！」

海未「ふふっ♪」

海未「穂乃果の家にお呼ばれしちゃいました♪」

海未「あ！何かお土産を買って行かなくては！ふふ♪」


おわり

海未ちゃんが一番甘いじゃないか
乙和んだ

乙

つまり嫉妬していたのかな
可愛いな海未ちゃんはもう