1: ◆66FsS2TZ4lNJ 2016/06/28(火) 20:27:18.33 ID:0I1nNNbS0
卯月「まだ仕事やってるんですか?」

P「いや、違うよ」

卯月「じゃあいやらしい動画でもみてるんですね!」

P「ちげえよ! ガシャ更新あっただろ? 書いたら出るって聞いてさ」

卯月「そりゃあかいたら出るもんは出るんじゃないですか?」

P「・・・一つ聞くが、何を?」

卯月「そりゃもちろんますですよね?」

P「お前アイドルだろ!? 仮にも女の子だろ!?」

卯月「仮にもじゃないです! ちゃんと女の子です!」

P「・・・誰か-! 助けて-!」

凜「・・・呼んだかな?」キリッ

P「凜!」

卯月「凜ちゃん!」

凜「また卯月が暴走してるの? いつものことじゃん、プロデューサーも早く慣れなよ」

P「俺の精神がガリガリ削られていくので無理かな・・・」

凜「本当、プロデューサーは私が居ないとなにもできないんだから・・・」フッ

卯月「・・・ふーん、あんたが私のプロデューサー? まあ悪くないかな」

凜「グフッ!」

P「ばか卯月! あの痛々しかった頃を思い出さしてやるなよ!」

卯月「社会もよく知らない高校生のガキがあんなえらそうな口よく聞けましたね」ニッコリ

P「お前も高校生のガキだろうが」

卯月「プロデューサーさんは高校生のガキに欲情するんですか?」

P「まさか」

卯月「ブルむら」ボソリ

P ビクッ

卯月「しりむら」ボソリ

P ビクッビクッ

凜「ふ、ふふ。5代目になって調子に乗ってんじゃないの、卯月?」ユラリ

卯月「三代目とか前世紀の遺物じゃないですか? 需要はもう私に移ってるんですよ!」

凜「はあ? つべこべ言わずにかかってきなよ。個性なんて捨ててさ! あ、元から無かったね」ブフッ

卯月「痛々しい個性よりましだと思うんですけど!? 野郎ぶっ頃してやるうううううう!」

P「なんでお前らはそう好戦的なんだよ!」

未央「おっはよー! ・・・って何この惨状!?」バタリ

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)

6: 2016/06/28(火) 20:50:22.48 ID:0I1nNNbS0
P「お前らいい加減にしろ!」ガンガンッ

凜「痛い・・・」

卯月「パワハラじゃないですか! 訴えますよ!」

未央「いや、今のはしまむーたちが悪いでしょ・・・」

卯月「あ、未央ちゃん、いたんですか。人気なさ過ぎて気づきませんでした」

未央「人気関係ないでしょ!?」

P「未央だって今は人気十分にあるだろ」

凜「・・・未央、成長したね」ホロリ

未央「なんでしぶりんは卒業式のお母さんみたいになってるの・・・」

P「話脱線したが、お前ら殴り合いとかすんなよ? アイドルなんだから」

卯月「プロデューサー! 多々買わなければ生き残れないんですよ!?」

未央「何かニュアンスが違う気がするのは気のせい?」

P「いや、違うと思う。というかこんなこと言うやつだったか?」

卯月「多々買うことでしか生き残れないんですよ! プロデューサーさん!」

「その通りですよ、卯月ちゃん」

凜「! その声は!」

P「ちひろさん!?」

卯月「ちひろさん! 先日は生存戦略についての講義、ありがとうございました!」

ちひろ「いえいえ。プロデューサーさんにも布教しなければなりませんので」

P「おのれ千川ァ! お前のせいか!」

凜「卯月をこんな風にした責任、取ってもらうよ!」

ちひろ「卯月ちゃんは元からこんなんじゃなかったかしら・・・?」

未央「一理ある」

卯月「多々買わないから咲いてjewel上位取れないんですよ!」

P「やめろお! 俺の、俺のふみふみがあああああああああ~~~~!」

未央「プロデューサーさんのではないからね」

卯月「ねえねえ、プロデューサーさん、今どんな気持ちですか? 今どんな気持ちですか?」

凜「ちひろさん、卯月連れて行ってもらっていい? プロデューサーさん氏にそうだから」

ちひろ「確かに、まだ搾り取れるものを捨てるのは勿体ないですね。行きますよ、卯月ちゃん」

卯月「あーん、待って~。まだプロデューサーさんの心情を聞いてないのに~」ズルズル


7: 2016/06/28(火) 21:13:27.96 ID:0I1nNNbS0
P「・・・嵐は去ったか」

凜「うん・・・ねえプロデューサー」

P「何だ?」

凜「二人っきりだね」

未央「!?」

P「・・・ああ」チラ

未央「今目が合ったよね!?」

凜「私、ずっとプロデューサーさんに言いたいことがあったんだ」

未央(あれ、これ聞いてたら本当にやばいやつ?)

凜「卯月がCGになるって・・・どんな手を使ったの?」

未央「これは別の意味で聞きたくなかったかな」

P「お前・・・それは月末1番手を・・・」

未央「総選挙の闇! というかガチャのない中間からしまむー一位だったし!」

凜「・・・ガチャ近かった中間では未央も輝いてたのに」

未央「最終でもそこそこ輝いとったわ!」

P「見えるかい…凜? あれが私たちの目指すアイドルの星だよ…」

凜「あの後の未央の喜んだ顔。かわいかったね」

未央「見てたの!? ・・・恥ずかしい///」

P「ああ、写真でしか見れなかったのが残念だ」

未央「写真!? え? え?」

卯月「私がばっちり撮っておきましたよ、未央ちゃん!」バタン

P「お、戻ってきたか」

卯月「はいっ! ちひろさんに、『言うのは一回、特に限定の前だ』と教えてもらいましたので!」

P「なんて恐ろしい」ガクガクブルブル

凜「そういえばプロデューサー、もう仕事終わってるの?」

P「ああ。一応な。ただもう半日もまともな飯食ってねえ・・・やってられん」

卯月「そんなプロデューサーに・・・じゃん!」

凜「卯月が・・・」

未央「お弁当・・・だと・・・」

P「素直に喜べないのが・・・」

卯月「何でですか!? 私が嫌いだからですか!?」

P「嫌いだったら真剣にプロデュースしてねえよ」

P・卯月「「・・・でへへへへ」」

未央「笑い方気持ち悪いなあ・・・」

凜「取りあえず開けてみようよ」スルリ

P「一先ずはかわいらしい箱だけど・・・」

パカリ

未央「・・・中身も・・・女の子らしい!?」

凜「そんな馬鹿な!?」

P「ここはどこだ!? 私は誰!?」

卯月「ちょっと皆錯乱しすぎですよ!」

8: 2016/06/28(火) 21:22:42.77 ID:0I1nNNbS0
P「落ち着いた」

卯月「もう! 私だって女の子なんですから、もっと丁重に扱ってくださいよ!」

凜「低調?」

卯月「イラッ」

未央「擬音をわざわざ言葉に出す人久しぶりだなあ」

凜「プロデューサー、なんで卯月はいらついてるのかな? 生理かな?」

卯月「プロデューサーさん、そろそろ整理しましょうよ。New Generationsなのに三代目なんてオワコン入れてたら笑われちゃいますよ。四代目と入れ替えましょう」

凜「お? お?」

卯月「あ? あ?」

P「と、取りあえず卯月のご飯食べようかな!」

未央「そうだね! それがいいよ!」

卯月「弁当も作ってこれない、他人を助けようともしない人はそこで指をくわえて見てれば良いんです!」フフン

凜「くそ、次こそは・・・!」

P「いただきまーす! ・・・んむんむ・・・おいし・・・あれ、何か意識が・・・」バタリ

凜「・・・寝た?」

未央「おーい・・・大丈夫、寝てるよ」ユサユサ

卯月「じゃあ皆で運びましょう!」


9: 2016/06/28(火) 21:29:51.60 ID:0I1nNNbS0
ガーンガーン

俺は今日も手首に繋がれた枷を床にたたき付ける。

こうすることで枷が外れるか、あわよくば誰かが音に気づいてくれるかもしれないからだ。

ここに監禁されてから何日が経っただろうか。

窓も何もない、ただ照明の光だけにあふれた世界で、寝て起きてを繰り返す。

ドアが開く度にちひろさんじゃないか、他のアイドルじゃないかと期待するがそれは直ちに裏切られる。

でももうすぐだ。気づかれずに衝撃を与え続けて長かった。

手枷にひびが入っている。

もうすぐで出られる。

バタン

音のする方向を思わず見てしまう。そこには見慣れた三人の笑顔。

ゆっくりと近づく足音に俺は身震いをする。気づかれては居ないだろうか、と。

一人が前に出て、俺を抱きしめる。大丈夫そうだ。そうほっとした瞬間だった。






「プロデューサーさん何やってるんですか?」





10: 2016/06/28(火) 21:31:01.04 ID:0I1nNNbS0
短いですがこれで終わりとなります。

ちょっとしたらガシャ引いてきます。

15: 2016/06/28(火) 22:03:06.51 ID:0I1nNNbS0
絶望に身をゆだねようとした時だった。

凛「助けに来たよ!」

モバP「凛!」

卯月「ちいっ! ばれたか」

未央「あれ、じゃあこの人は・・・?」

周子「ばれちゃあしょうがない」ドロン

未央「え、えーっ!? しぶりんがプロデューサー拘束に積極的になったのはおかしいと思ったけど、まさか・・・」

周子「でも、三対一じゃきびしいんじゃない?」

杏「全く、凛を助ける身にもなってよ」

きらり「少し、やりすぎだにぃー」

卯月「・・・んー、まずったかなあ」

周子「つけられてたか」

凛「形成逆転、だね」

卯月「いつから気づいてたんですか、プロデューサーさん」

P「・・・発音。姿は変えられても長年培った発音はそう簡単にはかえられんだろ」

杏「それで杏に捜索を頼むっておかしいと思わない? 都に頼めばよかったのに」

凛「それじゃあいつまで経っても見つからないでしょ」

杏「ちひろさんには言っておいたから、観念しなよ。それにこちらにはきらりがいる」

周子「うーん、どうする卯月ちゃん?」

卯月「もちろん、正面突破です♪」

周子「だよね!」

周子が手を翳すと正面に炎が舞う。

凛「!? 蒼の剣を受けよ!」

未央「展開について行けない」

きらり「!? いない!?」

杏「・・・最低限の目標であるプロデューサーは手に入ったからいいでしょ」

P「助かったよ」

きらり「大丈夫? 肩、かすにぃ」

P「ありがとう」


一先ず困難を突破したプロデューサーたち。しかし卯月たちが捕まらない以上真の安寧は訪れない。彼らの戦いはまだまだ続く・・・


16: 2016/06/28(火) 22:04:33.94 ID:0I1nNNbS0
凛じゃないと気づいていたので凜と呼んでいたということで何卒・・・。

無理矢理感ありますが、時間が無いのでこれにて。

10連一回引きましたが見事にNewすら出ませんでした()

11: 2016/06/28(火) 21:33:50.69 ID:0I1nNNbS0

引用: 卯月「プロデューサーさん何やってるんですか?」