1: 2017/10/09(月) 15:57:00.41 ID:tNLg7Ks+.net
図書室

ガラッ

花丸「ルビィちゃん! ルビィちゃん!」

ルビィ「zzz」

花丸「ルビィちゃん聞いてずらぁ!」

ルビィ「zzz」

花丸「……」

花丸「ルビィちゃん起きて~~」ユサユサ

ルビィ「うぅ……ゆらさないで……」

2: 2017/10/09(月) 15:59:30.33 ID:tNLg7Ks+.net
ルビィ「ふぁぁ……それで、どうしたのマルちゃん」

花丸「聞いて聞いて! さっき曜ちゃんとぶつかって」

花丸「床ドーン! からの『大丈夫?』って抱き寄せられて――」

花丸「すっご~い! ドキドキしちゃったずら!」

ルビィ「珍しくテンション高いね、マルちゃん……」

花丸「だって浦女のヒーローの曜ちゃんだよー?」

ルビィ「……」

花丸「こんなの上がらないわけないずら」

ルビィ「ふーん……」

花丸「ル、ルビィちゃん?」

3: 2017/10/09(月) 16:00:59.80 ID:tNLg7Ks+.net
ルビィ「んー?」

花丸「無理やり起こしたの怒ってる?」

ルビィ「べっつにー、怒ってないよ」

花丸「ほ。よかったずら」

ルビィ「……」

ルビィ「ねぇ、マルちゃん」

花丸「ん?」

ルビィ「マルちゃんって曜ちゃんのこと好きなの?」

花丸「!?」

5: 2017/10/09(月) 16:02:43.84 ID:tNLg7Ks+.net
花丸「よ、曜ちゃんのこと好きなんてそんな……」

花丸「マルみたいな地味な子じゃ絶対釣り合わないよ!」

ルビィ「好きなのは否定しないんだ……ふーん……」ボソッ

花丸「へ? 今なんて?」

ルビィ「お似合いだと思うけどなーって言ったの」

花丸「お、お似合いって///」

花丸「確かにマルみたいな文学少女と、曜ちゃんみたいな王子様系は物語じゃ王道だけども!」

ルビィ「自分で言っちゃうんだ……」

6: 2017/10/09(月) 16:04:52.92 ID:tNLg7Ks+.net
花丸「でもでも、曜ちゃんにはもう千歌ちゃんや果南ちゃんがいるし……」

花丸「昔みたいに一緒に遊ぶことも少なくなって……」

ルビィ「そうだねぇ。飛び込みの練習で曜ちゃんとはあまりね」

ルビィ(それでこんな拗らせちゃったのかなぁ)

花丸「さっきも緊張して全然お喋り出来なかったし……」

ルビィ(拗らせすぎィ!)

花丸「また昔みたいに仲良くしたいずら……」

ルビィ「……」

ルビィ「じゃあさマルちゃん」

花丸「?」

ルビィ「一緒に千歌ちゃん達のグループに入ろうよ」

花丸「えぇ!?」

7: 2017/10/09(月) 16:06:22.31 ID:tNLg7Ks+.net
ルビィ「そうすれば大好きな曜ちゃんといっぱいお喋り出来るよ?」

花丸「だ、大好きって/// ルビィちゃんってば///」

ルビィ「……それじゃ、善は急げ。行くよマルちゃん」グイッ

花丸「ルビィちゃん!?」

花丸「マルはまだ入るとは言ってないずら~~!!」

スタコラサッサ

8: 2017/10/09(月) 16:08:20.83 ID:tNLg7Ks+.net
広場

タッタッタ

ルビィ「千歌ちゃーん!」

花丸「はぁ……はぁ……」

千歌「あ、ルビィちゃん! 花丸ちゃんも!」

果南「二人してどうしたの?」

梨子「……」

曜「二人は昔から一緒に遊んでる幼馴染なんだ」

梨子「そうなんだ……幼馴染多いのね」

曜「田舎だからね~」

曜「花丸ちゃん! さっきはごめんね」

花丸「へ!? そ、そんな……むしろご馳走様と言うか……」

ルビィ「マルちゃん何言ってるの?」

9: 2017/10/09(月) 16:09:31.69 ID:tNLg7Ks+.net
ルビィ「えっと」

ルビィ「ルビィとマルちゃんもスクールアイドル部に入れて下さい!」

四人「えぇ~~!!」

ルビィ・花丸「?」

千歌「本当に!?」

ルビィ「う、うん……もし良かったら……」

千歌「大歓迎だよ~! 今日だけで一気に三人も増えるなんて奇跡!!」

花丸「マルはまだ決めたわけじゃ……」

ルビィ「マルちゃん」

ルビィ「一緒に頑張ろ?」ニコッ

花丸「ずるいずら……」

11: 2017/10/09(月) 16:11:45.19 ID:tNLg7Ks+.net
千歌「これで六人!」

千歌「六人もいればダイヤちゃんも正式な部として認めてくれるはず!」

千歌「早速生徒会室へ! レッツゴー!」

タッタッタ

果南「あはは、元気だねぇ」

花丸「マル、運動苦手なのに……」

曜「大丈夫っ!」ズイッ

花丸「ひゃっ!」

曜「運動なら私にお任せ! しっかりサポートするからね!」

花丸「ふ、ふふ不束者ですがよろしくお願いします……」

梨子「曜ちゃん私もお願い~」

ルビィ「……」

12: 2017/10/09(月) 16:13:38.17 ID:tNLg7Ks+.net
ルビィ「曜ちゃん」

曜「ん?」

ルビィ「ルビィ、負けないから!」

曜「へ? んー……」

ピコン!

曜「私だってやるからには全力! (アイドル活動だって)負けないよ!」

果南「なんか燃えてるね~」

梨子「一気に賑やかになりましたね」

果南「まさかこんなに集まるとは……最初は私と千歌だけだったのに」

<オーイハヤクハヤクー

果南「さて、言い出しっぺが呼んでるからみんな行くよー」

13: 2017/10/09(月) 16:15:31.42 ID:tNLg7Ks+.net
生徒会室

千歌「ダイヤちゃん! スクールアイドル部の承認お願いします!」

千歌「メンバーはここにいる六人で――」

ダイヤ「はぁ……ルビィもいるのね」

ルビィ「う、うん……ダメかな?」

ダイヤ「別にダメじゃないわよ」

ダイヤ「ただルビィにアイドルなんて務まるのかと少し不安でね」フフッ

ルビィ「む」

千歌「! それじゃぁ!」

ダイヤ「ええ。正式な部として認めます」

千歌「やったー!!」

果南「随分あっさりだね」

ダイヤ「既に廃校が決まってるしね。生徒がやりたいことを邪魔したりしないわ」

14: 2017/10/09(月) 16:17:24.68 ID:tNLg7Ks+.net
千歌「よーし!」

千歌「これで準備万端! ファーストライブに向けて気合入れて行くぞー!」

曜梨子ルビ丸「おー!!」

千歌「練習だ練習!」

千歌「あ、ダイヤちゃんありがとう!」

ダイヤ「ん。スクールアイドル?頑張ってね」

千歌「うん!」

ガラッ

千歌「あれ、果南ちゃんは?」

果南「私はちょっとダイヤと話すことあるから先行ってて」

千歌「わかったー」

15: 2017/10/09(月) 16:19:35.51 ID:tNLg7Ks+.net
スタスタ

千歌「話ってなんだろ?」

曜「さぁ? この前の体育祭のことじゃない?」

千歌「あー」


ルビィ「絶対お姉ちゃん見返してやる!」

花丸「ダイヤちゃん別に馬鹿にしてたわけじゃないと思うけどなぁ」

ルビィ「いや! あの顔はしてたよ!」

花丸「そうかなぁ」


梨子「正式な部になったわけだし部室もやっと手に入るね」

千歌「あ!」

曜「い?」

千歌「そうだよ部室!」

千歌「ダイヤちゃーん!!」

ダダダダ

曜「今日は走ってばっかだねぇ」

梨子「あはは……」

16: 2017/10/09(月) 16:22:54.44 ID:tNLg7Ks+.net
ガラッ

千歌「ダイヤちゃん! 部室のことなんだけど――」


果南「ねぇダイヤぁ~お願い~一緒にやろうよ~」

ダイヤ「だから私は興味ないとさっきから……」

果南「三年生私一人だけなんて寂しいよ~」

果南「ね? 一生のお願いだから♡」

ダイヤ「そんな可愛い子ぶられてもねぇ……」

ダイヤ「ほら、千歌ちゃんもドン引きしてるわよ」

果南「え゛っ゛」

千歌「あ、あはは……果南ちゃんも『そんな声』出すんだね……」

果南「ち、違うの! 今のはダイヤを誘うために仕方なく――」

千歌「大丈夫だよ、わかってる。果南ちゃんも女の子だもんね」

果南「全然わかってないからそれー!!」





|c||^.- ^||終わりですわ

17: 2017/10/09(月) 16:24:50.84 ID:tNLg7Ks+.net
漫画の続き妄想するの楽しいよねって話
もちろんアニメも好き
千歌がノーパンで逆上がりしてたって話書きたい

19: 2017/10/09(月) 16:28:39.97 ID:PKnkH2Vx.net
|c||^.- ^||始まりですか?

引用: ルビィ「マルちゃんって曜ちゃんのこと好きなの?」