解散式後 夜


エレン「…おい!!いい加減離せよミカサ!!もういいって!」

ミカサ「熱くなるとすぐ衝動的に行動する……クンカクンカ」

エレン「ギャアアア お前どこの匂い嗅いでんだ!!ちょっ離せ馬鹿!」

ミカサ「はー…お日様と石鹸の香りがする……エレンの服で枕カバーを作りたい…」フンフン

エレン「お前いい加減にしろよ!?」



エレン「はあ……疲れた。さっきジャンが調査兵団にお前を俺が巻きこむだのなんだの喚いてたが、お前配属兵科の希望は?」

ミカサ「エレンがいるから調査兵団に行く」

エレン「お前首席だろ…憲兵団に行けよ」

ミカサ「いや。エレンは私がいないと早氏にする…それにエレンの間近でいろいろ絡みを見たいし」

エレン「お前後半が本音だろ…くそ、腐女子め…」
進撃!巨人中学校(1) (週刊少年マガジンコミックス)
140: 2013/05/22(水) 19:28:36 ID:QSkb9p5A
アルミン「二人ともー もう教はお開きだって。寮に戻ろう」

エレン「アルミン…お前の配属兵科の希望はどこだ?」

アルミン「……。ぼ、僕は…調査兵団にする」

エレン「!? お前は座学トップだろうが!長所を生かせよ!!」

アルミン「分かってる…僕は体力もないし、調査兵団向きじゃないって。
     でも、ひとつやってみたいことがあるんだ」


アルミン「僕は…百合でこの世界を救いたい」

エレン ミカサ「!?」

アルミン「巨人は男形が多く、女形が少ないというのは二人とも知ってるよね?」

ミカサ「座学で習った」

アルミン「そう……それはチャンスではないかと思うんだ…」

アルミン「もしかしたら僕の描いた百合で、人類は勝利できるかもしれない」

142: 2013/05/22(水) 19:38:18 ID:QSkb9p5A
アルミン「そのためにはまず巨人の間近で彼らのニーズを探らなくてはならないからね…調査兵団にするよ。大丈夫、氏んでも足は引っ張らない」

エレン「正気かアルミン…」

アルミン「うん、おおマジだよ」


ハンネス「おっ、お前ら!久しぶりだな、大きくなりやがって」

エレン「ハンネスさん…」バッ

ハンネス「堅苦しいのはお前ら相手だと慣れねぇな。そういやアルミン、お前の新刊読んだぞ、相変わらず素晴らしいな」

アルミン「ありがとうございます!」

ハンネス「…エレン、お前の母ちゃん救えなくて悪かったな…」

エレン「同人誌話題の次に言われても… もういいって、仕方なかったんだから」

ハンネス「イェーガー先生の行方は俺も探してるんだが、まだわかんねぇんだ。エレン、お前思いだせねえか?」


エレン「…ッ!!」ズキン

エレン「うぐ…!あ、頭が…また…!」

143: 2013/05/22(水) 19:43:24 ID:QSkb9p5A
「…父さん…父さん!一体、なにをしようとしているの…!」

「エレン……腕をだしなさい…!!」

「いやだ!やめてよ! 父さんは母さんが氏んでおかしくなったんだ!」

「母さん…か。エレン………お前は…ほんとうに母さんに瓜二つだな…」ハァハァ

「えっ ちょ なんすか」

「エレン…腕を出すのはあとでいいから、ちょっとこっちに…」ハァハァ

「あの ほんとにやめて」

144: 2013/05/22(水) 19:55:43 ID:QSkb9p5A
「エレン!!」

エレン「!?」

アルミン「大丈夫?あのあと急に倒れたんだ。すごく魘されてた…」

エレン「何の夢を見てたんだっけ……でもとてつもなく悪夢だったから思い出すのはやめとく」


壁の上


エレン「っはぁ!?お前らみんな調査兵団にするって!? な、なに言ってんだよ!」

トーマス「昨日のエレンの演説が効いたんだよ。あ、エレン革命のときの演説じゃなくてね?」

エレン「それはもう忘れてくれよ」

コニー「べっ別に俺はエレンが言ったから調査兵団にするわけじゃないからねっ 勘違いしないでよねっ」



サシャ「あのぅみなさん……ふへへ…」

146: 2013/05/22(水) 20:19:23 ID:QSkb9p5A
サシャ「上官の食料庫からお肉盗ってきました」ムシャムシャ

「「「……!」」」

サシャ「でも今全部食べちゃいました」ゴクン

「「「……!」」」

サシャ「あとキース教官のベッドの下から秘蔵の同人誌盗ってきました」

「「「……!?」」」


コニー「サシャお前…バカってほんとこええな」

エレン「つか教官ベッドの下って…安直だなぁ」

ミーナ「戻してきなよ…。それコピー機の無かった時代の同人誌だよ?すっごく貴重なんだから…」

148: 2013/05/22(水) 20:27:00 ID:QSkb9p5A
サシャ「…大丈夫ですよ。土地が奪還できて…私たちがBLとGLを広めれば、ホ〇も百合も増えますから」

エレン「ウワー」

トーマス「なるほどな。ウォールマリア奪還の前祝いか。読んだからにゃ腹くくるしかないもんな!」

エレン「ウワー」

老け顔の人「……俺もその本読むっ!!」

ミーナ「…私も読むんだから汚さないでよ!!」

コニー「老け顔…ミーナ。お前ら…」

エレン「ウワー」



キース教官「あれぇ……ないな。どこいったんだ……」オロオロ

149: 2013/05/22(水) 20:34:28 ID:QSkb9p5A
教官が自室で這いつくばってベッドの下をまさぐっている時…
壁の上でエレンが遠い目をしている時…
人類の一瞬の隙をついて、それは彼の背後に現れた


エレン「はぁー まじ百合豚腐女子駆逐……って、あれっ」

超大型巨人「」

エレン「」

ブッシュウウウウウ


エレン「あつっ!!」

「うわあああああああああああああっ」
「な 何が!?」

150: 2013/05/22(水) 20:43:45 ID:QSkb9p5A
エレン「!老け顔っあぶねえ!」

サシャ「老け顔は私にまかせてください!!」バシュ

コニー「くそ…!まじかよこれ…か、壁が…壊された!」

エレン「巨人…また……あいつか」


エレン「…………よお…五年ぶりだな………!!」

超大型巨人「…」

エレン(……?こころなしか教官の同人誌を見つめてるような…)

エレン(いや気のせいか)


――――――・・・

151: 2013/05/22(水) 20:57:55 ID:QSkb9p5A
――――――・・・


カンカンカンカンカン
落ち着いて避難してくださーい! 荷物は最低限だけもって!


エレン(さっきの超大型巨人、なんでいきなり消えちまったんだ?)

エレン(消えたのは巨人だけじゃねえ、なぜか教官の同人誌もなくなっていた……これは偶然か?)

ミカサ「! エレ」

エレン「! 大丈夫かアルミン」

カチャカチャ カチャカチャ

アルミン「だ、大丈夫d問題ない。でもまzいぞ、現代にょ技術じぇ壁の穴をふさぐktができnいうぉーるろーぜがとっpされるnも時間のもんdいだ」カチャカチャ

エレン「え!?なんて!?」

ミカサ「アルミン…落ち着いて」

アルミン「はぁはぁ…ごめん…」

152: 2013/05/22(水) 21:14:44 ID:QSkb9p5A
エレン「……アルミン、お前、百合で人類を救うんだろ!?」

アルミン「…!!!!!」

エレン「俺は正直な、百合豚も腐女子も嫌いだ。でも、今のこの状況じゃそんなどうでもいい」

エレン「今日生き残れない奴が、どうやって調査兵団になって百合で巨人に勝つってんだ?」

アルミン「……っ」

ミカサ「……アルミン。あなたの今イチオシのCPを3つ挙げてみて」

アルミン「…サシャアニ……アニ♂クリ……ジャン♀コニ♀…だ!!!」ポロポロ

エレン「相変わらず節操ねーなオイ」

ミカサ「私は、アルミンなら夢を叶えられると思う」

エレン「まあ、俺も…そう思うよ。だから生き残ろう、俺たちみんな!!」

アルミン「……うん!!!」

153: 2013/05/22(水) 21:32:50 ID:QSkb9p5A

ビュウウウウウウ

エレン「…アルミン。こりゃあいい機会だと思わねえか?初陣で活躍しとけば俺たちはスピード昇格間違いなしだ!」

アルミン「…! ……あぁ…間違いない」

ミーナ「言っとくけど二人とも、今期の調査兵団志願者はいっぱいいるんだからね!!」

トーマス「さっきは遅れをとったが、次はそうはいかねえぜ!」

エレン「ははっ…言ったな!?」

ミーナ「私…私、まだ生のライベル見てないもの!まだ氏ねるもんですか!!」

トーマス「…ああ、そうさ、俺だってまだ生のミカサシャ見てねえ!!!そんなんで巨人に食われてたまるか!!」


エレン「……。……ええっと、34班前進!!」

155: 2013/05/22(水) 21:43:14 ID:QSkb9p5A
ビュンビュン

エレン「巨人がもうこんなに…」

トーマス「まだ殆ど時間がたってないのに、前衛部隊が総崩れじゃないか…」

エレン「…。!!? 奇行種だ!!避けろッッ!!」

ドガァンッ


ミーナ「うくっ……。……ぁ」

エレン「そ、……そんな」

エレンたちの目に飛び込んできたのは、
巨人の口にくわえられたトーマスの上半身だった。

トーマス「…うっ!?……うっ…
     うわぁ…くそ………」


トーマス「ぁ……助け……」モゾ


ミーナ「イヤアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

156: 2013/05/22(水) 21:51:33 ID:QSkb9p5A
――――――・・・

ハンナ「フランツ!!!!フランツゥゥ!!!フランツが食べられちゃうよぉぉぉぉ!!!」

「だめ!!今下に降りたらあなたまで…!!」

ハンナ「いやあああああああああ、離してっ フランツがぁ!!!」



フランツ「あ……」

フランツの目の前には3m級の巨人が一匹、にたにた笑いながら佇んでいた
建物に登ろうにもガスがない。初めて見る巨人に気が動転して、ガスを吹かしすぎてしまったのだ

フランツ「ぁ……あ……嫌だ…まだ………しにたく、ないよ…」

157: 2013/05/22(水) 22:00:37 ID:QSkb9p5A
氏にたくない。氏にたくない。氏にたくない。氏にたくない。
しにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくない

怖い怖い怖い怖い怖い怖い
誰か誰か誰か誰か誰か、下に降りてきてくれ。降りて俺を助けてくれよ


ハンナ「うぅ……こんなのイヤァ……フランツ………嫌だよ……」

フランツ「は……ハンナ……」

ハンナが。俺の恋人が。
建物の上から、顔をくしゃくしゃにして、俺の名を呼んでいる
……しにたくない。俺はこんな巨人に食われて氏にたくない。


フランツ「……ハンナ……俺が……食われて、いるうちに……遠くへ逃げるんだ……」


しにたくない。ひとりにしてほしくない。
けれど、ハンナが巨人に食われて氏ぬ方が―――何倍も嫌だ


フランツ「―――ハンナ、生きてくれ」

160: 2013/05/22(水) 22:11:52 ID:QSkb9p5A
ハンナ「!? ふ、フランツを置いてけるわけないじゃない…!!!」

「……くっ、もうこれ以上は危険すぎる。ハンナ、ちょっと手荒だけど許してくれ」

ハンナ「なにするのよぉおおッ フランツがまだッ!!ぅあああああああ!!」


巨人の手が、フランツの体を掴み、口の高さに持ち上げる
生えそろった血まみれの歯が、目前に迫っていた


フランツ「うぅ…っ!!…ハンナ…!…最期に、ひとつだけ聞いてくれ…ッ」

フランツ「俺は……君と、百合を永遠に愛してる……!!!」

162: 2013/05/22(水) 22:16:22 ID:QSkb9p5A
ハンナ「うぁああああああああああああああああああああ…」

フランツ「………うぐっ………くぅ……くそぉ……!!」

フランツ「………」

フランツ「……ん?(巨人が動きを…止めている?)」




巨人「………ユ………イ………」


フランツ「!?」

164: 2013/05/22(水) 22:22:50 ID:QSkb9p5A
ハンナ「………え…?」

フランツ「……!? 聞き間違え…か!?」

巨人「ユ…イ」

フランツ「ユイ…? 百合の………ことか!?」

フランツ(し、しかし巨人が人の言葉を話すなんて、聞いたことがないぞ!?)

フランツ(奇行種………なのか?でも、もしかしたら…時間を稼げるかもしれない。これはチャンスだ…!!)

165: 2013/05/22(水) 22:23:27 ID:QSkb9p5A
巨人「ユ………イィ……」

フランツ「……ユ、……ユリ・イズ・ユア・プレジャー?」

巨人「…ユ………ユイ……」






巨人「Yuri is my treasure.」

フランツ「!?!?」

167: 2013/05/22(水) 22:33:13 ID:QSkb9p5A
ハンナ「!?」

フランツ「……!?………!?!?」

巨人「 I can not live without girls love. 」

フランツ「………!?」

巨人「 Yuri is marvelous. Oh, yes!! You will also think so?」

フランツ「」

巨人「 I wanna see Yuri, please.....please give me......」

フランツ「」



ハンナ「何が起こってるの…」

ジャン「フランツ!!!今助ける!!!!」

フランツ「あ、ちょっ…」

巨人「 Noooooooooooooooooooooooo」ズバァ!!


ジャン「はぁ…はあ。巨人が動きを止めてたから助けられたぜ。大丈夫か!?」

168: 2013/05/22(水) 22:47:14 ID:QSkb9p5A
フランツ「あ…うん。大丈夫。それより、今信じられないことが起きたんだ」

ジャン「なんだよ?」

フランツ「巨人が…僕が百合と言ったらその言葉に反応して…よくわからないんだけど……」

ジャン「お前頭打ったか?」

フランツ「ほんとなんだよ!あいつだけ奇行種なのかもしれないけれど、もしかしたら………巨人全部百合豚かもしれない!!!」

ジャン「(かわいそうなものを見る目)」


ハンナ「フランツーーー!!!うわああああん、よかったよおおおおおお」ギュッ

フランツ「ハンナ……ごめん、ほんとに…!!!ううぅ…」ギュ

ジャン「リア充爆発」

170: 2013/05/22(水) 22:58:22 ID:QSkb9p5A
―――――――・・・

エレン「トーマスーーーーーーーッ!!!待ってろ、今たすけ…!!!」

「待てエレン!!!」ヒュウウウウ

エレン「!?」

ジャン「百合ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

エレン「!?!?」



巨人「」ピタッ

クリスタ「ミーナ、ちょっと!!こっちに!!」ヒュウウウ ダンッ

ミーナ「えっ?えっ?なんでクリスタ??」

ミーナ「きゃあああ、なんで抱きつくの!?///」


巨人「……モット……クダサイ…」モゴモゴ

トーマス「」

174: 2013/05/22(水) 23:11:02 ID:QSkb9p5A
ジャン「クリスタ!!」

クリスタ「うん! ミーナ、初めてじゃないよね? ごめん!」スッ

ミーナ「え?え?え?…んむ!?!?」チュー


巨人1「OH......nice...」
巨人2「……ワルクナイ ///」
巨人3「………フゥ」


ジャン「エレン!今のうちだ!うなじを狙うぞ!!!」

エレン「え?…ぇ?」


エレン「なにこれ?」

175: 2013/05/22(水) 23:21:48 ID:QSkb9p5A
エレン「はぁはぁ……とりあえずなんとか巨人は倒せたが、どういう状況なんだ、説明してくれ」

クリスタ「簡潔に言うとね、巨人は百合豚だったの」

ミーナ「……………」

ジャン「だからな、ひとまずの作戦はこうだ。まず女子二人がいちゃいちゃする、巨人がそれに見入ってる間に男が巨人を狩る」

トーマス「………」

ジャン「まあ信じられないのも無理はないと思うが…とにかく急いでこの情報を広めるんだ。行くぞ!!!」

エレン「…………お、おう」



ミーナ「意味わかんない…。ッ、きゃあ!?」

エレン「ミーナ!? ああっ、なんかやたらと目のつぶらな巨人がミーナを!!」

トーマス「えっと、百合!!!百合―――!!!」

巨人「……」アーン

エレン「おいあいつ百合に反応しねーじゃねーかよ!!!」

176: 2013/05/22(水) 23:29:20 ID:QSkb9p5A
クリスタ「えぇ…!なんで!?奇行種!?」

ミーナ「きゃああああああああああああああっ」

エレン「おいヤバイぞ!……ハッ!!まさか」

エレン「ホ〇」


巨人「…」ピタ
巨人「…」チラチラ


エレン「ビンゴだ!!トーマス、ジャン、ちょっとこっち来い」グイグイッ

トーマス「!? ちょエレンなにしてあbbbbbbbbbbb」

ジャン「!?おいクソ野郎てめなにして」


ブッチュウウウウウウ


巨人「………ホモォ…」
ミーナ「…オゥ……///」
クリスタ「……トマジャン?ジャントマ?」


エレン「よっしゃ!おらァアアアアアアア氏ねクソ腐巨人がぁあああああああ」ズバアアアア

182: 2013/05/22(水) 23:40:01 ID:QSkb9p5A
エレン「…ッはーーーーーーー 最っっ高の気分だぜぇぇぇーーー」

エレン「よし、どんどん行こうぜ!!!!!!」

ジャン「てめェ……なにしてくれんだオイコラ おえええ」

エレン「は?馬鹿かジャン?巨人と討伐するためなんだから仕方ねーだろ??」

ジャン「ぐっ」

トーマス「初めてだったのに……初めてだったのに…」シクシク

クリスタ「うまうま」

ミーナ「どんまい」


エレン「前からまた来るぞ!おいミーナクリスタ頼む!!」

エレン「ゴルァァァアアアアアアア5回氏にくされ百合豚どもがぁぁあぁあああああああああ」バッシュウウウ

184: 2013/05/22(水) 23:45:33 ID:QSkb9p5A
ジャン「ていうかアルミンどこいった!?お前らの班だろ!」

アルミン「ここにいるよ!別に存在忘れられてたんじゃなくて、ただしゃべらなかっただけだよ!」

エレン「なんだそっか!じゃあガンガン行くぞ!!」

185: 2013/05/23(木) 00:02:17 ID:6pzMEAAo
エレン「ふははははははははは!!!あー愉快愉快ィ!!!駆逐たっっのしーーー!!! あ やべ なんかガス切れそう」

クリスタ「一旦補給しに行こうか……」


ジャン「!?おいなんでここに皆集まってんだ!?何があった!」

ライナー「ああ…お前らか」

アニ「どうやらガス補給隊が任務放棄したらしい……本部に籠城中だよ」

マルコ「あんなに巨人が群がっちゃってる。もう…僕たちはここで氏を待つしか、ない……」

アルミン「GLもBLも試したの?」

サシャ「とっくにやってます。でもここからじゃ遠すぎるみたいで、反応がないんですよ」

エレン「となると……」

アルミン「命をかけて本部付近まで近づくか、ここで待ち続けるか、だね」

ライナー「しかし本部に向かう方を選んだ場合、今まで通りいちいち百合薔薇を見せつけて確実に仕留めている時間はないぞ、ガスがみんな残り少ないんだ」

186: 2013/05/23(木) 00:16:19 ID:6pzMEAAo
カンカンカン

エレン「! 一時撤退の鐘だ」

アニ「今の私たちにとっちゃ意味のないものだね…ガスがなくちゃ壁を上れない」

ライナー「本部へ行くなら犠牲を覚悟しなくちゃならねぇな」

コニー「行くしかねぇだろ!?機動力を失っちゃry」



ミカサ「エレン!アルミン!みんな…無事だったんだ。よかった」トサッ

エレン「ミカサ!お前も無事で安心した」

ミカサ「…鐘の音は聴いた?」

アルミン「実はかくかくしかじか…なんだ」

ミカサ「そう…………」


ミカサ「私は、本部に向かうべきだと思う」

「「「!」」」

187: 2013/05/23(木) 00:33:50 ID:6pzMEAAo
ざわ・・・ 
   ざわ・・・

「ミカサ、何言って…」「そんなの無理だ!」「ここで氏ぬんだ…」

ミカサ「勝てば生きる。負ければ氏ぬ!」

ミカサ「勝たなければ…ここで震えて氏を待ってるだけでは」

ミカサ「もうホ〇も見れない!!!」


女子「…!」


ミカサ「もう、ミカエレもアルエレもライエレもベルエレも、マルエレもジャンエレもコニエレもキーエレも…女体化も!!!」

ミカサ「ショタエレンも口リエレンも猫耳エレンも女装エレンも!!!」

ミカサ「何も見れない。何も妄想できない。そんなのは嫌だ!私は……戦う!!!!!」


女子「………」

サシャ「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
アニ「言うね、あんた」
ミーナ「腐女子の底力みせたらんかいいいいいいいい!!!」
「ホ〇ーーーーー!!!」

192: 2013/05/23(木) 00:43:15 ID:6pzMEAAo
アルミン「………だってさ、百合豚諸君」

アルミン「腐女子たちに負けっぱなしでいいのかい?」

男子「……」

アルミン「言葉の通り豚でいいのかい?君たちは、臆病でブヒブヒ汚い声で泣くだけの家畜で満足なのか?」

アルミン「違うだろ!?僕たちは、百合・豚だ!!!百合を愛し、百合を崇め、百合のためなら命を賭けることもできる、」

アルミン「勇ましい豚じゃないのか!?」


男子「……そうだ」
男子「百合…!おにゃのこ…!」


アルミン「声が小せえ豚ども!!!!!!!!」


ライナー「オオオオオオオオオオ!!!百合サイコー!!!!」
ベルトルト「その通りだアルミン大佐ぁぁぁぁぁぁぁ」
コニー「やったんぜオイイイイイイイ!!!」
マルコ「全巨人ぶち頃してやんよ!!!」
ジャン「百合のためなら何でもできるぜえええええ!!!」

193: 2013/05/23(木) 00:52:13 ID:6pzMEAAo
エレン「演説はクッソ気持ち悪かったが、ありがとなミカサ!アルミン!」

エレン「これでみんなの気持ちがひとつになった!」


エレン「よし、皆で一斉に本部へ向かう。その際雑魚に構ってる暇はないからできるだけ巨人との接触を避けるんだ」

エレン「んでガス補給室に行く。そん中には恐らく3、4m級の巨人が侵入してるだろうから、そこで二手に分かれよう」

ライナー「百合薔薇で巨人を引きつけるチームと、その隙にうなじを削ぐチームだな」

エレン「ああ。とりあえずこんな感じで行こう」

エレン「みんな絶対氏ぬなよ!よっしじゃあ突撃だ!!!」バシュッ

「「「「「うおおおおおおおおおおお」」」」」バシュバシュ

196: 2013/05/23(木) 01:04:14 ID:6pzMEAAo
バリーーーーン

ジャン「Foooooooooooo!!!あっぶねえええ!!でも辿りついたぜ!」

マルコ「全員無事!?」

ミカサ「奇跡的にみんな無事」ハァハァ

コニー「うおお、ガス空になっちまった、あぶねえ!」


巨人「…」チラチラ


エレン「なあ、そこの補給班のモブ男!モブ太郎!」

エレン「お前ら籠城してたから知らないかもしれないけど、巨人は百合見せときゃおとなしいんだ」

エレン「ここには女子が二人いないから、女子のフリしてちょっと絡んでてくれ」

モブ男「…!?」
モブ太郎「ええ!?」

ジャン「まさかできないなんて言いませんよねぇ~~~~~~??」

アルミン「大丈夫、くねくねして声高くしてみたら分かんないから」

エレン「この漫画性別不詳の人多いしな。じゃあグッドラック!!」ダダダ

198: 2013/05/23(木) 01:22:36 ID:6pzMEAAo
補給室

ライナー「巨人は3~4m級が7体か」

コニー「ちょうどいいリフトがあるな。この上に引きつけ班が乗ればいいんじゃね?」

アニ「問題はチーム分けか」

アルミン「戦闘能力の高い人が巨人一体に対し2人つこう。立体機動が使えないここだと失敗する可能性が高いから…」

アルミン「僕含めほか人たちは、リフトの上で百合もしくはホ〇を演じてほしい」

エレン「完璧な作戦だな。さすがアルミン。よし、決行だ」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

巨人「…?ユリ?」
巨人「 How fantastic!!! 」
巨人「ホモ? セヤカテ クドウ」


エレン「いいぞ!巨人がうまく食いついてる!おっしゃァアアアアアア狩りの時間じゃぼけェエエエエェエエ」ザシュ!

サシャ「!? な、なんか一体全然関心を示さない奴がいますよ!!」

ミカサ「!?」

199: 2013/05/23(木) 01:32:14 ID:6pzMEAAo
アルミン「う、うわああああッ なんだこいつ!?ホ〇にも百合にも反応しない!!」

巨人「……」ドシン…ドシン…


ベルトルト「やばいっ、リフトの人たちが…」

ライナー「百合豚でも腐女子でもないなら、一体なんなんだ!?」

エレン「んなのひとつしかねえ!!ミカサ、こっち来い!」グイ

ミカサ「エレン!?」


コニー「……エレンの奴、ミカサ連れて巨人の前に回り込んだ!?何するつもりだよ…!!」


エレン「おい、巨人。お前は巨人界の俺かもな」

巨人「……」チラ


エレン「ミカサ、少しだけ我慢してくれ」

ミカサ「…!? エエエエエエエ、エレン!?」

204: 2013/05/23(木) 01:43:54 ID:6pzMEAAo
エレン「……」チュー

ミカサ「はわーーーー!?/////」プシュゥ



ジャン「なん…だと…!?」(涙目)

コニー「涙ふけよ」ポン

ライナー「まさかあの巨人がノマカプ信者だとは…たまげたなぁ」

アニ「ごちゃごちゃ言ってないで今のうちに、梁の上に移動するよ。あいつを上から仕留めないと」

サシャ「あの、でも!あの巨人、動きは止まりましたがなんか様子おかしくないですか!?」


エレン「悪いなミカサ。一応唇の近く、ぎりぎり頬にしといたから大丈夫だぞ」

ミカサ「(口でもいいのに…)///」

巨人「……チガウ……ギャクガイイ」

エレン「!?」

207: 2013/05/23(木) 01:55:31 ID:6pzMEAAo
巨人「ギャク……」

エレン「ぎゃ、逆ってなんだよ!?」

ミカサ「……エレン////」ガシィ

エレン「えっ」

ミカサ「大丈夫、私にまかせてくれれば……/// んっ……」

エレン「ちょ!?むぐっ」


ちゅーーーーーべろべろべろべろ
ぴちゃぴちゃちゅっちゅべろべろべろ


巨人「イイヨイイヨー!!! ハァァァサイッコウ!! イキテテヨカッターーー//////」

アニ「はぁッ!!」ズバアア

巨人「ワガジンセイニ イッペンノクイナシ!!」バターン



ジャン「…………」

サシャ「ジャ、ジャンが再起不能ですね…」

ライナー「生きてるか?」

208: 2013/05/23(木) 02:16:18 ID:6pzMEAAo
ライナー「とにかく、これで巨人全部倒せたな!リフト組!もう安全だ!!ガス補給開始してくれー!」

ウワー! ヤッター! コレデイキノコレル!!

マルコ「………僕たち、できた……本当に、できたんだね……」

コニー「ああ!!俺たちは勝った!!」

ミカサ「本当によかった…」

エレン「」

ベルトルト「………エレンは大丈夫?」

ミカサ「うん」


サシャ「うううう、怖かったですようううう、うううう」

ジャン「アアアアアアアアアアアアアアくっそおおおおさっさとガス補給して早いとこ出んぞこんなとこおおおお」

アニ「不気味だから泣きじゃくりながら喚かないでよ…」

ライナー「よし、みんな終わったか?脱出だ!」

220: 2013/05/23(木) 23:22:58 ID:6pzMEAAo
――――――・・・

「訓練兵!装備を万全にして次の指令まで班編成で待機だ!!」


コニー「………そんで、一体だけ反応がなかったんだが、エレンとミカサのおかげでそいつも倒せた。巨人の中には百合豚や腐女子だけじゃなくて、ノマカプ信者もいるみてぇだ」

ユミル「そんなことがあったのか…」

クリスタ「で、でも!104期は初陣なのに、ほぼ氏者がいないなんて異例だって先輩が言ってたよ。本当に、よかった……!」

ジャン「それもフランツが遺言として百合というキーワードを巨人の前で発してくれたおかげだな」

フランツ「よせって…/// 照れる…///」

エレン「ああ。巨人どもの大半が百合豚もしくは腐であるという事実は、世紀の発見といってもいいだろうな」

アルミン「それにしたって問題は山積みだけどね……まずは壁の穴の問題だ」

アニ「壁の穴が塞げなければ、どのみち訓練兵の大半が開拓地送りだろうね」

アルミン「そうなんだ。このままではまた、奪還作戦と称して口減らしのために多くの人の命が消えることになる……(僕の祖父のように…)」

ミカサ「………これから、どうなるんだろうか…」

221: 2013/05/23(木) 23:37:32 ID:6pzMEAAo
ライナー「わかんねえ……。現時点じゃあ、縦8mもの穴を塞ぐ技術はねぇんだろ?」

アルミン「ちょうど穴を塞げるサイズの岩が付近にはあるけど、大きすぎて人類には運べない。こればっかりは、どうしようもないことだ……」

エレン「……」

エレン(壁の穴…。百合豚腐女子の巨人…。巨大な岩…)

エレン(くそっ……。本当にどうしようもないことなのか?俺たちは…人類は、また!巨人に屈するのか!?)


ダズ「お……俺はもう巨人とは戦えない!!!」

「「「!」」」

ダズ「あんな化け物と戦うなんて、無理だったんだよぉ!!人間は巨人には勝てない!!! 俺はもう、いち抜けぴーだ!!!」

コニー「ダズ!!!お前…!!!」


エレン「…………」

223: 2013/05/23(木) 23:56:22 ID:6pzMEAAo
ダズ「巨人に食い殺されるくらいなら……いっそ…!!!」ジャキッ

マルコ「!? ダズやめろって!!!」



エレン「……ッ」

エレン「才能も無く、努力もせず、そのくせ与えられるものに不平を言って、努力する人間の足しか引っ張れないような奴は、目を瞑ってどっか隅っこに狭まって、口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きてろ」


ダズ「!?」

サシャ「エ、エレン…?」

エレン「……兵士としての覚悟がない奴は、すっ込んでろ!!!
    うまくいく保障はどこにもない…。が!!!俺は今!!!ウォール・ローゼの穴を塞ぐ方法を思いついたっ!!!」

エレン「アルミン。座学で非凡な才能を見せつけたお前なら。俺の考えてること、分かるんじゃないのか…?」

アルミン「……エレン」

エレン「百合で、人類を救うと言ったよな?あながち、見当外れでもないかもしれねぇぜ」

アルミン「……!!!」

人では塞げないほどの大きな穴。うじゃうじゃ穴から侵入してくる百合豚腐巨人ども。そして巨大な岩……―――。

224: 2013/05/24(金) 00:21:11 ID:krMumNsk
アルミン「……まさか!!!本気かいエレン!?こんなの…成功する可能性なんてないに等しいよ……ッ!!」

ミカサ「……どういう、こと…?」

エレン「でも、可能性はゼロじゃない。僅かでも……成功する可能性があるのなら、実行すべきじゃないのか?」

アルミン「…っ、エレン…!!」

エレン「ああ、分かってる。俺が全責任を負うから安心しとけ。
    おい!!!百合豚・腐女子ども!!!てめーらの中にシリーズものの同人誌を書いてる奴はどれくらいいる!?」


「「「!?」」」

ザワザワ ザワザワ

ライナー「エレン、何をするつもりだ!?」

エレン「同人誌で巨人どもを釣る」

ライナー「ええ!?」

228: 2013/05/24(金) 00:35:03 ID:krMumNsk
エレン「怖気づく奴は俺の問いに答えなくていい。が、兵士として、ウォール・ローゼ奪還のために俺の力になってくれる奴だけ、発言してくれ…」

エレン「シリーズものの、同人誌を描いてる奴は、この中にいるか?」


シーーーン

ミカサ「……。私が描いている。ジャンエレとライエレを」

アルミン「…僕だって描いてるさ!入団時からずっと、ユミクリをね!!」

ユミル「…何かっこつけてんだ?お前に味方するわけじゃんねえが、私だってシリーズものくらい描いてるぞ?」

「お、俺もだー!」「私だって!!」「もったいぶんじゃねーよエレン!!」


オレカイテル!! ワタシモシリーズモノクライ!!ワーワー!!

「「「エレン、お前の作戦に協力するぜ!!」」
「「さっさと趣旨を話さないよ!!ウォール・ローゼ奪還のために!!!」」


エレン「……!!!お前ら、真性の馬鹿野郎だぜ……!!」

231: 2013/05/24(金) 00:48:34 ID:krMumNsk
エレン「じゃあシリーズものを書いてる奴は、いますぐ立体機動で寮に戻ってそのシリーズの第一巻だけコピー機で大量印刷してきてくれ!!!」

エレン「詳しい事情を話してる暇は残念ながら、ない!……すまないが……」


トーマス「何言ってんだよ!!俺たちはエレンを信じる!!!」

コニー「俺は馬鹿だから、お前とアルミンが何を企んでるかわかんねえけど!!!協力するぜ!!!」

サシャ「んなのあったり前じゃないですかー!!!私たち、仲間でしょう?」

ミカサ「……エレンとアルミンを、信じる!」

アルミン「……!」グスッ

エレン「…ッ、ありがとなお前ら!!!じゃあ、寮へ急ぐぞ!!」

「「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」シュバッ



「………何をしている、訓練兵!?」

エレン「げっ……先輩!?くそ、俺が引き受けるから、ミカサたちは先に寮へ!!!アルミン、お前は口が立つから俺の援護を頼む!!」

アルミン「了解!」

ミカサ「エレン……!あっちで待ってるからね!!早く来て!!」

エレン「ああ!!!」

232: 2013/05/24(金) 01:01:05 ID:krMumNsk
ミス
話さないよ→話しなさいよ
ほんとごめんなさい


アルミン(く…!まずいな。僕たちの行動は間違いなく命令違反だ……待機命令を無視して寮へ移動しているわけだから……)


「ホッホ……104期の訓練兵は随分血気盛んに見える……」


アルミン「!! (このツルッパゲは……!)」

エレン「? (アルミン、知ってるのか…?)」

アルミン(こいつは……ドット・ピクルス。トロスト区を含む南側領土を束ねる最高責任者であり、人類の最重要区防衛の前衛を託された人物だよ、エレン)

エレン(まじで!?)


ピクシス「………上官の命令を無視して、何をするつもりかな?若人たちよ……」ゴゴゴゴゴゴ

235: 2013/05/24(金) 01:15:35 ID:krMumNsk
エレン「……ッ、ピクルス司令!申し訳ありません!しかしこの命令違反はウォール・ローゼ奪還のための行動であります!!どうかお許しを!」

ピクシス「いや、わしの名前ピクシスね」

上官「貴様らァァ!ふざけるな!!今すぐ飛び去った104期を呼びもどしてこい!!」

アルミン「しかし、その前に僕たちの話を聞いてください酢漬け司令…!!どうか、お願いです!!」

ピクシス「いや、だから酢漬けじゃなくてピクシスね」


エレン「巨人たちがいずれも百合豚・腐女子であることはもうご存じだと思います、ピクシブ司令」

ピクシス「ピ・ク・シ・ス」

アルミン「それを利用して、僕たちはこのような作戦を立てました!!イラスト・コミュニケーションサービス司令!!!」

ピクシス「だから、pikivじゃないって~」

236: 2013/05/24(金) 01:33:42 ID:krMumNsk
アルミン「104期訓練兵の同人誌は歴代最高のクオリティと噂されています!」

ピクシス「…それは儂も知っておるよ」

エレン「それを利用して、百合豚もしくは腐女子の巨人を釣るんです。そしてあいつらを利用して壁の穴を塞がせる!」

エレン「これが、俺たちが考えた作戦です!!!色情報の最小単位司令であろうと、絶対に邪魔させません…!!!」

ピクシス「だから、ピクセルじゃなくて、ぴーくーしーす、司令ね」



先輩「貴様ら新兵が、さっきから何を生意気なことを口走ってるかァァァ!!!」

エレン「うっせええええモブは黙ってろ!!!!!」ゴキャン!!

先輩「」

アルミン「僕たちの考えた作戦はこうです…。同人誌で巨人たちを釣る。そして巨人たちに壁を塞がせる!」

エレン「成功率はごくわずかでしょうが、俺たちはそれに命を賭けるつもりです!!!ピクシー司令!!」

ピクシス「だーかーら、ピクシーじゃなくてピークーセール!!怒るよ?」

238: 2013/05/24(金) 01:48:04 ID:krMumNsk
ピクシス「あああー!!!君たちが変なこと言うから間違えたじゃないか、儂の名前はピ・ク・シ・ス・司・令!!!ほんと誤字すまんの!!!」

エレン「だ、誰に謝ってるんですか!?司令」アワアワ

アルミン「つるっぱげの戯言なんかほっとけエレン!」

アルミン「とにかく、くわしく僕たちの考えた作戦を話すと、こんな感じです、禿司令…――――――」



ピクシス「…ふむ。なるほどな……それなら実行する価値があるかもしれん。しかしその前に訊いておこう」

ピクシス「エレン訓練兵よ………、本当に、穴を塞ぐことができるのか?」


エレン「………」
エレン「……塞いでみせます!!!何が、あっても…!!!」

239: 2013/05/24(金) 02:05:46 ID:krMumNsk
ピクシス「……。よう言ったの!主は百合豚及び腐女子の頂点に立つ男じゃ!!」

エレン「あ、そういうの全然嬉しくないんで…」

ピクシス「参謀を呼べ!詳しい作戦を彼らを加えて立てるとしよう。活躍してもらうぞ、若き兵士たちよ!!」

アルミン「バッチコイ!」


――――――・・・

ピピーー ガガガガ……

ジャン「ふう、なんとかシリーズものの同人誌第1巻、あらかた印刷し終えたか?」ハァハァ

クリスタ「そうだね……大体これくらいでいいかな?」

ライナー「急いで待機所へ戻るぞ!同人誌を落とさないよう気をつけろ!!」

ミカサ「エレンとアルミンが今も頑張ってるはず…!待ってて二人とも!今帰るからッ」

240: 2013/05/24(金) 02:22:21 ID:krMumNsk
ザワザワ ザワザワ

「トロスト区奪還作戦だと…!?」「そんなの無理に決まってるじゃねえか!」
「扉に開いた穴を塞ぐ手段なんか、ないってのに」「まだ私生きてホ〇みたいよおお」「オレだって百合みてえよおお」


ピクシス「注!!!!!!!!!!!!!」

ピクシス「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおく!!!!!!!!!」


「いやだ…氏にたくない…」「娘に会いにいくんだよっ……!このまま氏んでたまるか!」「どうせ人類は巨人に勝てない……」シクシク


ピクシス「………、司令の命令だぞ!!!一回で注目せんかぁぁぁぁい!!全員巨人の餌にすっぞクソどもがぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「「「!?」」」


エレン「…(威厳ねーな…)」
アルミン「…(大丈夫かこいつ…)」

241: 2013/05/24(金) 02:37:59 ID:krMumNsk
バシュッ バシュッ スタッ

ミカサ「エレン、アルミン!同人誌コピーしてきた!」

エレン「! ミカサたち…ありがとう!」


ピクシス「儂達がたてた作戦はこうじゃ…。まず、壁の一角に巨人を集める。同人誌のシリーズものの、第一巻だけ巨人にばらまく」

ピクシス「続きが読みたいというだろう巨人たちに、交換条件としてあの大岩を壁の穴付近まで運んでもらうのじゃ!!!」DOYA



エレン「……」ゴクリ



モブ「…!?」「はぁ!?」「そんなの…うまくいくのか!?」「馬鹿じゃないのか?」「巨人たちが文字を読めるという確証さえないのに!」

ザワザワ

242: 2013/05/24(金) 02:53:41 ID:krMumNsk
アルミン(まずいな…。ただでさえ成功率の低い作戦の上に、モブ兵士たちの不安定な精神状態が拍車をかけてる)

ミカサ(巨人たちを一角に集めるには大多数の協力が必要なのに…!)

ピクシス「」オロオロ


エレン「…ハァーーーーーーー。てめーらそれでも百合豚か!?腐女子か!?」

エレン「根性ねーなオイ!!!うまくいくかいかないかじゃねェェエ!!!やるかやらないかなんだよォ!!!」

エレン「巨人が人間の文字が読めるか!? なめんなよ!!!俺の同期が描いた同人誌だぞ!?!?」

エレン「言語の壁なんか乗り越えて萌えを伝えるに決まってんだろォォォォォォォがよーーーーーーー!!!!!!!!」

エレン「俺を信じなくていい!!!てめえらの信じる百合とホ〇を信じろクズどもォ――――――――――!!!!!」


ミカサ「…エレン…」
アルミン「…!」
104期「………っ」


モブ「……!!」ググッ

248: 2013/05/24(金) 18:20:20 ID:krMumNsk
エレン「はぁ、はぁ(酸欠)」クラクラ


広場は水を打ったかのような静けさに包まれた。
エレンの呼吸音だけがひたすらこだまし続ける。


ひげ面「……俺の、信じる百合…」

彼は、先ほど娘に会いに行くと駄々をこねていたひげ面である。
静寂の中でひげ面がふと思い浮かべたのは、妻と娘と出かけたピクシス…ではなくピクニックの風景だった。


―――――・・・

ひげ面娘「あははは!見て見て、きれいな花冠つくれたよ!」ニコニコ

ひげ面「ははは……こら、そんなに走って転んだらどうするんだ?」

ひげ面妻「家族3人で出かけるの久しぶりですから、あの子もはしゃいでるんですよ。うふふ」

ひげ面「いつもすまないな…」

ひげ面妻「ひげ面さんは兵士なんですから、ひげ面さんが謝ることはないですよ。
     まあ!それより見てひげ面さん。あそこの二人組…」ニコニコ

249: 2013/05/24(金) 18:27:36 ID:krMumNsk
ひげ面「ん?」

少女1「も~ なにすんのよ」
少女2「ごめんごめん!」


ひげ面「オーォウ…グッド」

ひげ面妻「かわいらしいですねぇ…。やっぱりツンデレ少女受けほど素晴らしいものはないと思うんですよ、私」

ひげ面「さらにツインテールだとなお良し」

ひげ面妻「異論なし」

ひげ面娘「ねえママぁ、ひげ面ぁ! 何を見てるのー?」タタタ

ひげ面「ははは。娘にはまだ早いかな。いづれ自然と目覚めるさ」

ひげ面妻「この子はタチネコどっちかしらねぇ。ふふ」

ひげ面娘「むーーっ!! 教えてよぉ!!」

ハハハ………アハハ・・・

250: 2013/05/24(金) 18:38:13 ID:krMumNsk
――――・・・

ひげ面「……」

ひげ面(そうだ。私の百合のそばにはいつも妻と娘がいた)

ひげ面(俺は、俺は……俺たちの百合と、家族を信じる…!!!それが俺たちの最後の希望なのだから…!)


ひげ面「……やるぞ!!!俺は!!!」

「っ俺もだ!」「私も…怖いけど…やるわ!!!」「家族のために、ホ〇のために!」


アルミン「……みんな、ありがとう…」

ピクミン「よし!ここに残った者皆に感謝する!ではまず同人誌を配るために巨人をひとところに集めたい!!!」

ピクチャ「皆壁の上の××に集合してくれ!そこに巨人を集める!!!」

251: 2013/05/24(金) 19:02:16 ID:krMumNsk
巨人「アー」ウジャウジャ

アルミン「うわあキモイ」

ベルトルト「……うまくいくかな」

エレン「……。そろそろ大体集まったか。一斉に配るぞ。俺も配るから渡してくれ」

ミカサ「はい、エレン」

エレン「ああ、ありが……ぅおえ!! ひょ、表紙は見せないでくれ」

エレン「よし、ばらまくぞ!!!」


ドサドサ バサ

巨人「…?」
巨人「…コレハ…」
巨人「ホウ、キョウミブカイ」
巨人「interesting」
巨人「ベ、ベツニ オモシロイトカ オモッテ ナインダカラネ」


アルミン「やった!食いついてるよ!」

ジャン「ハッ、だれの同人誌だと思ってやがる!」ホッ

巨人「ツヅキ ハヨ」
巨人「ツヅキ ドコヤネン」

252: 2013/05/24(金) 19:12:46 ID:krMumNsk

エレン「お前らがあそこの岩で壁の穴を塞いでくれたら、続きをよませてやるよ!」

巨人「…ソレハ サスガニ マズクネ?」
巨人「ウン ソレハ チョット」

エレン「まあ別に、お前らがホ〇百合の続きをそんなに読みたくないってんなら、別にいいけどな…?」

エレン「ライナー、この本の続きちょっとこいつらの前で読んでみろよ」

ライナー「うおおおおおおおおおお!!!この展開はさすがに予想できなかったぜえええええええ!!ここにきて恋敵登場だとおおおお」パラパラ

ユミル「やっぱ童顔×クールマッチョのホ〇は最高だなぁ~~~~」パラパラ


巨人「「「…」」」(悲しそうな目)

巨人1「…………オレ、ヤロウカナ…」
巨人2「ハァ!?」
巨人3「ボクモ……ゴメン…」

ぞろぞろ ぞろぞろ


ミカサ「巨人たちが…だんだん岩の方に」

サシャ「ちょれー!」

255: 2013/05/24(金) 19:29:26 ID:krMumNsk
ピクチャレスク「第一関門は突破できたが、第二関門はどうじゃろうか」

ジャン「巨人たちが、あの岩を動かせるかどうかということですね」

コニー「あの岩でっけぇしな」

巨人「very heavy...」
巨人「チョ カタ ハズレルハズレル」
巨人「デモォ……ユリノ ツヅキ ミタイィィ…!」 ググググッ
「ウオオオオオオオオオオオオオオ」

エレン「! 動いた!これはいけんじゃねえのか!?」


ぐぐぐ・・・ぐぐぐ・・・


ミカサ「扉まであと半分のところまできた…!!」

マルコ「いけぇえええええええええええ!!!」



穴から入ってきた巨人「ファ!? オマエラ ナニヤッテンネン!?」
穴から入ってきた巨人「キデモ クルッタカ」


ピクトブリッジ「! まずい、第三関門…」

ピグマリオン「穴から新たにきた巨人の問題がまだあったな」

258: 2013/05/24(金) 20:05:54 ID:krMumNsk
穴巨人「チョ ヤメロッテ」 ガシ
巨人「Because there are GL」
巨人「ユリユリユリユリユリユリ」

ライナー「や、やべえ。巨人通しで喧嘩が始まっちまったぞ」

ピグミー「いかん!!すぐ同人誌を穴巨人に!!!」

アルミン「印刷してきたのは全部もう渡してしまいました…!下でぐしゃぐしゃになってます」

クリスタ「じゃ、じゃあ穴巨人の前まで行って百合を見せるのは!?」

エレン「それしかないか……ん!?あれは!?」


巨人「ハアハア…ツカレタ…」
巨人「モウ ウゴケナイ」


サシャ「岩を押してた巨人が、だんだんバテてきてます!」

エレン「くそ! こうしてる間にもどんどん巨人は穴から入ってきてるってのに」

ガリガリガリガリ

ミカサ「? なんの、音…?」

259: 2013/05/24(金) 20:18:23 ID:krMumNsk

ひげ面「ウアアアアアアアアアアアア」ガリガリガリガリ

エレン「ひげ面さん!?ひげ面さんがノートに何かを一心不乱に描いてる!」

モブ「ウオオオオオオオオオオ!!!!104期に負けてられっかよ!!!」ガリガリ
モブ「俺たちだって、同人誌くらい描いてたんだぜッッ!!」ガリガリ


アルミン「す、すごいスピードで描きあげてる!!どんなに追い込まれた状況でも、僕だってあんな速さで描けたことはない!!」

ミカサ「しかもすごく絵は綺麗…!?何者なの…」

エレン「ウワァ」

ライナー「人とは思えねえ……手と口と目と耳から、血が噴き出してる…!!」


アルミン「……先輩たちが描き上げてくれてる新たな同人誌があれば、岩を運ぶ巨人数が増える!!!」

アルミン「そうすればまた岩も動かせるはずだッ!!!」

ピクリン酸「……さすが、儂の部下よ!!!」

260: 2013/05/24(金) 20:28:36 ID:krMumNsk
ジャン「先輩達…すげえ…!!!このスピードなら、穴から巨人が入ってくるスピードに対応できる!!」

マルコ「およそ10秒で1冊仕上げるなんて!?」

エレン「俺たちは仕上げられた本をその都度届けに行くぞ!」



「ウオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアア」
 
戦え!
       戦え!

「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

腕が折れても 体中の穴から血が噴き出ても 関係ない


「jふぇおあ@pfきrぺおあ:ふぇあいえおgふぁ」

戦え!!
――――同人誌を 描き続けろ!!!
――――百合を、ホ〇を 描き続けろ!!!!!!!!!!!

261: 2013/05/24(金) 20:35:07 ID:krMumNsk
巨人「モウ ゲンカイ」
穴巨人「アキラメンナヨ! オレモ テツダウカラ!」
穴巨人「ユリノ ツヅキ ミタインダロ!?」
巨人「オマエラ…」

ずずず・・・ずずず・・・・・・


コニー「い、岩が…また!!動き出したああああああああああ」

ユミル「あともうちょっとだ…もうちょいで穴が塞げる!!」


「いけえぇぇぇぇぇええええええええ!!!!!」


・・・ずず ず・・・ずず・・・

・・・・・・ドゴォォンッ・・・・・・!!!


「「「……!!!」」」

262: 2013/05/24(金) 20:44:05 ID:krMumNsk
エレン「………………トロスト区………奪還、成功……」

アルミン「百合で………ほんとうに、人類を………」

ミカサ「…救えた」


人類が…初めて、巨人から何かを取り戻した瞬間であった。


「「「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」


巨人「テカ オレラ コレ カエレナクネ?」
巨人「マアイーヤ トリアエズ ユリノ ツヅキ」



エレン「おーし巨人ども!御苦労さま!!この壁際に集まってくれ!!そう、この砲撃台の下な!!!」

264: 2013/05/24(金) 20:52:58 ID:krMumNsk
わらわら わらわら

ピカドール(しかし…どうするんじゃ?同人誌は続きなぞ印刷してこなかったのじゃろ?)


エレン「集まったかな」

巨人「ツヅキ ツヅキ」
巨人「ユリクレー」

エレン「え 俺そんなこと言ったっけ?」

巨人「!?」
巨人「…!?」

266: 2013/05/24(金) 21:17:30 ID:krMumNsk
エレン「アメピグ司令、大砲オネシャース」

ピクシス「え…いいの?」

エレン「おっけーっす」ガチャガチャ

ドカン ドゴンッ


巨人「チョ イテテ」
巨人「ナニスンネン クウゾハゲ」
巨人「ヤベ ニゲルベ」 ダダッ


エレン「なに逃げてんだよ…さんざん俺の母さんや人類食っといて」ジャキッ




エレン「いいねいいねェ、最ッ高だねェ!!!愉快にケツ振りやがって誘ってンのかァ!?駆逐駆逐、巨人を駆逐ゥ!!!!!」


ミカサ「……エ、エレンにどっかの第一位が乗り移ってる気がするってミカサはミカサは困惑してみたり」

コニー「首席はお前だろってコニーもコニーも便乗してみたり」

267: 2013/05/24(金) 21:30:03 ID:krMumNsk
ドゴーーン
   ズバーーン ウッドワーッ!!

エルヴィン「なんだこの砲撃の音は…!!!一体壁の中で何が!」

リヴァイ「壁を登るぞエルヴィン!」ヒュッ





リヴァイ「……」

「やった!!やった!!人類が勝ったぁぁああああ!!!」
「百合で世界が救われたーーーーーー!!!!百合すんげええええええええ」

マルコ「ハハ……すごいや!!!!ヒィーーーーハァーーーー!!!!」

ミカサ「駆逐するエレン輝いてる…かわいい。今日帰ったら猫耳つけてもらいたいな…」

ライナー「やったぜオイ!!!!!!なあベルトルト!!!!」ダキッ

ベルトルト「ああ……!!!クリユミは世界を救う!!!」ダキッ

クリスタ(キャーどさくさにまぎれてライナーたち抱き合ってる!!!メモメモ)

エレン「巨ォォォ人くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!」ズバッ ズバッ

リヴァイ「オイ…これは…どういう状況だ?」

268: 2013/05/24(金) 23:55:48 ID:krMumNsk
――――――・・・・

エレン「後日談だ」

エレン「あれから…トロスト区奪還成功からしばらくたった」

エレン「巨人が人間と意思疎通ができたり、あいつらが百合豚や腐だったりと色々規定外の事実が発見されたことから
    もうそりゃああの後大変だった」

エレン「調査兵団では百合ホ〇を中心とした兵法が急きょ考えられたり」

エレン「訓練兵団ではこれからの訓練兵に教える内容を、一からまた考えなくちゃならないらしくてんやわんやだ」

エレン「俺もくわしくは知らないが、ウォール・シーナの貴族たちや王族もけっこう衝撃をうけたみたいで、どたばたしてるらしいな」

エレン「俺たち104期は、本来なら解散式のすぐ後に兵科が決まるはずだったけれど、あの大騒動があったからそんなことしてる余裕がなくなっちまった」

エレン「まあそれもつい最近までの話で、今日昨日で結構もろもろ落ち着いてきた。明日、俺たちの兵科が決定される」

269: 2013/05/25(土) 00:06:02 ID:FLHykggY
エレン「………俺たち負けっぱなしだった人類は、ようやく小さな勝利を収めることができた」

エレン「犠牲が全くでなかったわけじゃない。でも俺が初めて巨人を見た、あのウォール・マリア陥落のときに比べれば奇跡的な少なさだった」

エレン「何故だかマルコが半身食われて氏にそうな予感があったけど、今もあいつはピンピンしてるしな!」

エレン「ああ、それから重要な出来事がもうひとつあった」

エレン「これまで兵団は憲兵団、駐屯兵団、調査兵団の3つにわかれていたけど、今度から新しく百合兵団と薔薇兵団が作られることになったんだ」

エレン「頭おかしいよな。大丈夫俺もそう思ってる。正直最近体重が減り続けてるよ」

エレン「百合・薔薇兵団は主に対巨人の百合とホ〇を研究する施設らしい」ペッ

エレン「アルミンとミカサは俺と調査兵団に入るつもりだとか言ってたけど、ぶっちゃけあっちの兵団の方が向いてる気がするよな……」

270: 2013/05/25(土) 00:10:50 ID:4FC6AJBE
残酷な世界…

271: 2013/05/25(土) 00:19:02 ID:FLHykggY
エレン「あいつら……ああ、あいつらは勿論元気だよ。もう大ハッスルだな。こわいくらいだ…」


ミカサ「……エレン、空を見つめて何を考えてるの?アルミンのこと?それともライナー?ベルトルト?ジャン?大穴であのチ……リヴァイ?」

ミカサ「エレン→ベルトルトなの?女体化なの?それともエレンがある日目が覚めたら猫耳が生えてたりしちゃうの?どうなの?」

エレン「いやちげぇよ!矢印もないし俺は男だし耳も2つのままだよ!」

ミカサ「なるほど。よいしょっと」ガバッ

エレン「!? お、おい。何を納得して俺を肩にかついだ!」


ミカサ「アルミン、はい」ドサッ

アルミン「え、何ミカsごふぇ!!」

エレン「いってえ!!なにすんだよミカサ…」

ミカサ「……」スタスタ



ミカサ「アルエレ」ヒソ
サシャ「エレアル」ヒソ

エレン「………」

272: 2013/05/25(土) 00:31:12 ID:FLHykggY
エレン「………俺は何一つ悪くなかったが、アルミンごめんな。ぶつかって」

アルミン「い、いやいいさ……それよりちょっとペン貸してくれるかい」

エレン「ペン?ほら。 なにすんだ?」

アルミン「うん。ミカサシャ観察しないとね。描けるときにネタを描いとかないと!!」ハアハア

アルミン「やっぱりミカサシャいいな~!!/// 彼女らには無限の可能性を感じるよ!…いやサシャミカかな?」シャッシャッ

エレン「……」

アルミン「ねえ!ミカサ、サシャ!!もうちょっと寄り添ってくれるかい?うん、ミカサが肩にそう!手をおいて!Ok!」シャッシャッ

ミカサ「いいけど、その代わりアルミンとエレンにも聞いてほしいことがある」

サシャ「アルミンもっとエレンの方へ近づいて、エレンの頬に両手を……ふぉお!そんな感じです!!!滾ってきた!!」

アルミン「うん全然いいよ!ミカサシャのためなら。エレン、失礼するよ…」


エレン「ウガアアアアアアアアアアアアアアアアアア」バシッ

273: 2013/05/25(土) 00:52:39 ID:FLHykggY
エレン「俺はやらねえ!!!」ダッ

サシャ「ああ!エレン待ってくださいよー! ミカサ、ゴーです!」

ミカサ「合点」ヒュッ

エレン「立体機動は卑怯だろ!」ダダダ


エレン(そう……厄介なのは百合豚と腐女子が協力関係を結んじまったこと…)

エレン(巨人襲来で両者の結託が固くなり、お互いに利害関係が一致したあいつらは……)

エレン(もう形振りかまわなくなっちまってる)

エレン(俺にとっちゃ絶望的な状況だ)

275: 2013/05/25(土) 01:00:39 ID:FLHykggY
ミカサ「エレン…待って」ビュン
エレン「だれが! つかいつの間に手に猫耳を…!ミカサてめえ!!」

ライナー「またあいつら立体機動で追いかけっこしてんな…」

アニ「飽きないね」


エレン(もうこの世に、正常なのは俺一人だけなのかもしれない…)

エレン(でも、俺は絶対に諦めねえ。絶対にあいつらには屈しない!)


エレン「百合豚?腐女子?なんだそりゃ……上等だ!!!」

エレン「俺が、巨人ともども絶対に、この世から消してやる」

エレン「一匹残らず!!」ガシッ


エレン「…え」



ミカサ「エレン、確保完了…」

エレン「あ、ちょっと待っ」


お☆わ☆り

276: 2013/05/25(土) 01:06:00 ID:FLHykggY
読んでくれた方、レスしてくれた方、どうも有難うございました。

ちなみに自分はノマカプが一番好き

278: 2013/05/25(土) 01:18:21 ID:LovU9Nj6

280: 2013/05/25(土) 01:24:37 ID:FLHykggY
兵長は口リ専門の百合豚にしようと思ってた

引用: エレン「百合豚?腐女子?なにそれ」