1: ◆wQQcI0pNtAGr 2016/04/12(火) 23:27:54.16 ID:S1ZDrv3go

みぽりんが誰かと結託して誰かをオトしていく
何番煎じかもしれない
安価・コンマで進行




2: 2016/04/12(火) 23:28:33.01 ID:S1ZDrv3go

・・・・・・

~十年前・西住家~


しほ「いい? 2人とも。私達西住の血は決して絶やしてはならないの」

まほ「はい(ち? たやす?)」

みほ「?」

しほ「だからあなた達2人には、今の内からそういった術を会得してもらおうかと思います」

まほ「はい(じゅつ?)」

みほ「?」

しほ「…………どうやら分かっていないようね。これから教えるから、覚えなさい」

まほ「おかあさま」

しほ「なに?」

まほ「これもせんしゃどうですか?」

しほ「………………そうよ」

まほ「! がんばります!」

みほ「がんばえー」

まほ「みほもがんばるの!」

3: 2016/04/12(火) 23:29:01.64 ID:S1ZDrv3go

しほ「さて、まずは相手を骨抜きにする接吻術を教えたけれど……どうかしら」

まほ「よくわかりません……」

みほ「みほじょうずにできるよ!」

しほ「ほう? ではみほ、まほにやってみなさい」

みほ「うん! お姉ちゃん、いい?」

まほ「よし、こい!」

みほ「じゃあいくよー」チュッ

4: 2016/04/12(火) 23:29:33.54 ID:S1ZDrv3go

まほ「み、みほぉ……も、もういい……もういいからぁ…………」トロン

みほ「えー? まだまだなのに……もっとチューする!」

まほ「んぅぅ……ぁぁぁ…………」

しほ「(こ、ここまで……! やり方を教えただけでここまでというの!?)」

しほ「(みほ……恐ろしい子ッ!)」


みほ「おかあさん、どう?」

しほ「え、ええ……とてもよくできていたわ」

みほ「やったー! おかあさんにほめられたー!」

しほ「(こ、これは危険だわ……まほはまだいいとして、みほのこの才能……ッ、戦車道のみならず……ッ!)」

しほ「(みほに夜の西住流を教えるのは、もっと大人になってから……せめて成人してからにしましょう)」

5: 2016/04/12(火) 23:30:10.08 ID:S1ZDrv3go

・・・・・・

~現在・大洗学園艦・みほの部屋~


みほ「…………んー」

みほ「もうグッタリしちゃった」

優花里「…………」ゼェゼェ

みほ「ゆ、優花里さん大丈夫?」

優花里「に、にひずみろのぉ……こりぇ、なんれす……」

みほ「(ッ……)」ゾクゾクッ

みほ「やだなぁ優花里さんが教えてほしいって言ってた西住流だよ。昔お母さんに教えてもらった西住流接吻術」

優花里「これ、もう……」ガクッ

みほ「ついに気絶した……優花里さんってチョロいなぁ可愛いなぁ」ナデナデ

6: 2016/04/12(火) 23:33:13.55 ID:S1ZDrv3go

みほ「(間違えて中学生の頃友達に使っちゃった接吻術で、私はこれが夜の西住流なのだと知った……)」

みほ「(そこから私は女の子が落ちるのを見るのが好きになった)」

みほ「(けど、私が知る西住流はこれだけ……お母さんはこれ以外に何も教えてくれなかった)」

みほ「(でも私はこの接吻術でどこまでいけるのか――どれだけ女の子を今の優花里さんみたいにできるのか見てみたい……)」

みほ「(それに――)」

みほ「皆って結構チョロいと思うの」

7: 2016/04/12(火) 23:33:49.51 ID:S1ZDrv3go

 時系列は劇場版後(2学期に入ってから)
 リボン・マジノ・リトアミは未読につき  済 ま ぬ


・・・・・・

~通学路~


みほ「(もう廃校の心配はないし、そろそろ誰かしら落としてもいいよね)」

みほ「(でもその為には、1人じゃ色々と不便があるなぁ……誰か私のモテ道を手伝ってくれる人)」

みほ「(そうだなぁ、あんこうチームの>>9さんなら快く手伝ってくれるかも)」

12: 2016/04/12(火) 23:38:36.85 ID:S1ZDrv3go

みほ「(沙織さんなら、きっと力になってくれるハズ……!)」

みほ「(なんてったって私の最初の友達(華さん含む)で、モテるために努力を欠かさない恋愛の傑物だから!)」

みほ「そうと決まれば!」ダッ


・・・・・・

~教室~


みほ「沙織さん、ちょっといい?」

沙織「どしたのみぽりん? 真剣な顔して」

みほ「ここではちょっと……」

沙織「?」

13: 2016/04/12(火) 23:40:46.39 ID:S1ZDrv3go

・・・・・・

~廊下~


沙織「ええっ、お、女の子を落とすぅ!?」

みほ「シーッ!」

沙織「いやシーッじゃなくて! みぽりん正気? 度重なる廃校危機で何か外れた?」

みほ「実は――」

みほ「(私は沙織さんに理由を説明した)」

沙織「………………」ポカーン

みほ「――というわけで、私はこの夜の西住流で女の子を」

沙織「待って」

14: 2016/04/12(火) 23:45:30.53 ID:S1ZDrv3go

沙織「みぽりんのやりたいことは分かった。私には到底理解できないけど……」

みほ「理解してくれなくても、手伝ってくれればいいよ」

沙織「だからってなんでみぽりんが女の子を落とす手伝いを私がしなくちゃいけないの!?」

みほ「だって、沙織さんは常にモテる努力をしてるし……恋愛事なら沙織さんに頼ろうって決めてて」

沙織「男性との恋愛事ならいくらでも付き合うよ! でも女の子にモテても……」

みほ「そんなこと言って沙織さん、ウサギさんチームの子達とか女の子にもモテてるじゃない」

沙織「いやそれは……向こうが……」

みほ「それに……これは沙織さんにも益のある話だよ」

みほ「私が女の子を落とすのを見て……沙織さんの恋愛術もさらにレベルアップする!」

沙織「えぇぇぇ……」

みほ「ね、手伝ってくれるよね? 沙織さん」

みほ「手伝ってくれないと>>16」

16: 2016/04/12(火) 23:48:51.30 ID:M1EgrDUZo
74式をG型に改良する

18: 2016/04/12(火) 23:55:12.01 ID:S1ZDrv3go

みほ「74式をGにするよ!」

沙織「…………????」

みほ「あ、74式戦車(ななよんしきせんしゃ)は、陸上自衛隊が61式戦車の後継として開発、配備された国産二代目の主力戦車(Wiki)で、これがそのプラモデル」

沙織「なんでここに!?」

みほ「これはその発展途上のD型なんだけど、私レベルになればこれをG型に改造することも可能……」

沙織「へー……って、すればいいじゃん」

みほ「ちなみにこれは優花里さんの部屋にあった物……」

沙織「え゛!?」

みほ「優花里さん、勝手にプラモいじられて怒るだろうなぁ……泣いちゃうだろうなぁ……モデラーのこだわりはとてつもないから、最悪私が優花里さんに絶交されちゃうかも……」チラ

沙織「いやそこまでは……」

みほ「優花里さんのお母さんが勝手に部屋を掃除した時に砲身を折っちゃって、1ヶ月口を聞いてもらえなかったって話してたし……」

沙織「(うわぁ……)」

みほ「あああああ……改造したい……」

沙織「分かった分かった! 手伝うからもー!」

みほ「ありがと優花里さん!」

19: 2016/04/12(火) 23:57:03.71 ID:S1ZDrv3go

みほ「はい、これ報酬前払いね!」ドサッ

沙織「なにこの大きなダンボール!」

みほ「中には納豆が沢山入ってるから、沢山食べて!」

沙織「こんなに無理だよ! 知ってる!? 納豆って意外と足速いんだよ!!?」

みほ「華さんと一緒ならきっと大丈夫だよ!」

沙織「私への報酬じゃないの!?」

21: 2016/04/12(火) 23:59:38.29 ID:S1ZDrv3go

・・・・・・

~放課後~


みほ「さて、今日は戦車道の練習も無いし……誰から狙おうかな~」

沙織「えー帰って雑誌読みたいよー」

みほ「駄目だよ! 思い立ったが吉日!」

みほ「戦車道取ってる人で誰か…………あっ、あそこに>>23さんが!」

23: 2016/04/13(水) 00:00:42.02 ID:vqHTN8Qs0
丸山ちゃん

26: 2016/04/13(水) 00:06:34.26 ID:jNNT1K/ao

みほ「ウサギさんチームの丸山沙希さん……その声は私も聞いたことが無い」

沙織「試合中たまに何か言ってるらしいけどね………………って、みぽりん、まさか……」

みほ「寡黙な後輩…………そういうゲームに居そうなキャラじゃない?」

沙織「いや、そうだけど……後輩だよ? 年下だよ?」

みほ「それが?」

沙織「…………」

みほ「それに話したことあんまりなかったし、純粋に仲良くなりたいよ」

沙織「その実キスしてメロメロ~とか考えてるくせに……」

みほ「とりあえずファーストコンタクトしてみるから、沙織さんは見てて」

沙織「私いらなくない?」

みほ「後で色々相談するから!」

27: 2016/04/13(水) 00:10:47.48 ID:jNNT1K/ao

沙希「……」ボー

みほ「丸山さーん!」タッタッタ

沙希「……」

沙織「みぽりんに気付いた」

沙希「……」コクッ

みほ「うん、私も今帰るところ」

沙希「……?」

みほ「あっ、ごめんね急に呼び止めて。今日はウサギさんチームの皆は?」

沙希「……」ユビサシ

みほ「補習!? あー……1学期と夏休み色々あったし宿題出してなかったんだ……丸山さんは出したんだね」

沙希「……」コク

みほ「澤さんもちゃんと出してて、家の用事で先に帰っちゃったんだ。それに補習も伸びそうだし今日は帰ろうと……というわけだね」

沙希「……」コク


沙織「(え、みぽりんなんで分かるの!?)」

28: 2016/04/13(水) 00:15:11.77 ID:jNNT1K/ao

みほ「そっかそっか、あ、長々とごめんね。それじゃまた明日戦車道の練習で会おうね!」

沙希「……」コクッ


みほ「――と、いうわけで」

沙織「待って」

みほ「なに?」

沙織「なんで沙希ちゃんとあんなにスムーズに意思疎通できてたの!?」

みほ「生き物にはね、たとえ言葉が無くても通じる思いというのがあるの。仕草、目線、挙動、表情、纏う空気……それらで何を言いたいかは大体分かるよ」

沙織「えぇ…………」

みほ「さて、沙織さん! なにか助言ある?」

沙織「いや急に助言出せって言われても困るよ! 知らない料理のレシピを聞かれてるようなもんだよ!!」

29: 2016/04/13(水) 00:19:39.74 ID:jNNT1K/ao

沙織「それに女の子を落としたいならその自慢のキスでズキュウウゥゥンすればいいだけじゃないの?」

みほ「……………………ふっ」

沙織「今嘲笑ったでしょ!」

みほ「沙織さん……それでもアンツィオで恋愛マエストロと言われた人なの?」

みほ「キスして女の子が即落ちするなら苦労は無いんだよ」

沙織「な、なんかすっごくバカにされてる気がする!!」

みほ「物事には順序があるの。キスはあくまで体を落とすためのもの……心を落とすにはそれなりにステップを踏まないと」

沙織「つまり……みぽりんは沙希ちゃんと恋仲になりたいの?」

みほ「恋仲になってもいいしならなくてもいい……丸山さんが私にベタ惚れになればそれでいいよ」

沙織「一体それをして何をなそうと言うの……」

みほ「言ったでしょ、私は西住流でどこまでやれるか試したいって。お母さんがその真髄を教えてくれないのなら、私は自分でソコにたどり着く……!」

沙織「(こ、このすっごくどうでもいいことを真面目にやってる空気……)」

30: 2016/04/13(水) 00:22:11.93 ID:jNNT1K/ao

みほ「それで、丸山さんに好かれるようになるにはどうしたらいいかな? 私、あんまり恋愛事に詳しくないから……」

沙織「うーん……そうだねぇ」

沙織「ここは>>32してみるとか?」


 1.デートに誘う
 2.好きなものをプレゼントする

32: 2016/04/13(水) 00:23:41.92 ID:mXfHXOTQ0
2

33: 2016/04/13(水) 00:31:31.70 ID:jNNT1K/ao

沙織「好きな物をプレゼントされればさ、結構その人の事気になったりするんじゃないかな?」

みほ「プレゼント……なるほど。確かにシミュレーションゲームとかでも他の勢力に贈り物をすると信頼度が上がったりした……ナイスだよ沙織さん!」

沙織「う、うん……何言ってるのかちょっと分からないけど、そうじゃない?」

みほ「なるほど……じゃあ、何をあげようかな…………好きな物……なんだろ」

沙織「誰かに聞いてみたら?」

みほ「分かった!」

みほ「……じゃあ」ポチポチ


 >>35
 1.梓に聞く
 2.桂利奈に聞く
 3.逸見に聞く

35: 2016/04/13(水) 00:39:09.46 ID:voKW514eO
3

37: 2016/04/13(水) 00:41:29.89 ID:jNNT1K/ao

みほ「逸見さんに聞いてみようっと」

沙織「え?」


 みほ:逸見さん

 えりか:なに?


みほ「一瞬で既読ついた……」


 みほ:プレゼントしたいんだけど何が良いと思う?

 
みほ「…………あれ、既読ついたのに全然帰ってこない」

38: 2016/04/13(水) 00:43:25.48 ID:jNNT1K/ao

沙織「みぽりん、あの――」

みほ「あ、帰って来た」


 えりか:それ本人に聞く!?


みほ「何言ってんだろ」


 みほ:とにかく、プレゼント何が良いと思う?

 えりか:じゃ、じゃあ……>>40とか、いいんじゃない

40: 2016/04/13(水) 00:55:38.99 ID:sKtlLbZkO
ボコグッズ

41: 2016/04/13(水) 01:00:15.03 ID:jNNT1K/ao

みほ「ボコグッズ?」

沙織「ええぇ……あの悪趣m――」

みほ「……」

沙織「あ、うん! いいんじゃない? 自分の好きな物だからプレゼントしようと思ったって言えばきっと受け取ってくれるよ!」

みほ「だよね!」


 みほ:ありがとう!

 えりか:別に……まぁ一応楽しみにしておくわ


みほ「楽しみ……?」

42: 2016/04/13(水) 01:04:17.55 ID:jNNT1K/ao

みほ「じゃあ何にしようかなぁ……キーホルダーか文房具か……あ、ぬいぐるみもいいなぁ」

沙織「みぽりん、目的忘れてないよね……?」

みほ「大丈夫大丈夫! それじゃ、明日渡そうっと!!」

沙織「(仮に私がみぽりんに口説かれるとして、ボコグッズを渡されて喜ぶかなぁ……?)」


エリカ「(い、いきなり副隊長からプレゼントをくれる……だなんて……)」

エリカ「(咄嗟にボコグッズなんて言ってしまったけど……)」

エリカ「(ま、まぁ悪くないわね!)」

43: 2016/04/13(水) 01:06:48.12 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~翌日~


桃「よーし、今日の練習はここまでだな!」

「「「「「お疲れ様でしたー!」」」」」


みほ「丸山さーん」

沙希「?」

みほ「昨日は急に呼び止めちゃってごめんね。あ、今日もだけど」

沙希「……」フルフル

みほ「そんなことないって? ふふっ、ありがとう」

44: 2016/04/13(水) 01:13:09.61 ID:jNNT1K/ao

みほ「それでね、今日は丸山さんにあげたいものがあって」ガサゴソ

沙希「?」

みほ「これ、ボコの携帯ストラップなの! よかったら受け取ってほしいなぁ」

沙希「…………」


 沙希の反応は……直下コンマ一桁

 奇数→喜んで受け取った
 偶数→微妙な顔をして受け取った

47: 2016/04/13(水) 01:20:49.50 ID:jNNT1K/ao

沙希「…………」オズオズ

みほ「(……あれ?)」

沙希「……」コク

沙希「……」タッタッタ

みほ「」


沙織「あ、みぽりんどうだったー?」

みほ「…………」トボトボ

沙織「み、みぽりん……?」

みほ「……微妙な顔してた……」

沙織「(やっぱり……)」

みほ「取り繕ったような会釈をして去っていったよ……」

48: 2016/04/13(水) 01:22:28.22 ID:jNNT1K/ao

エリカ「ん? 通知……あら、副隊長から……」

エリカ「もしかして今度プレゼント送る……とか?」

エリカ「プレゼントあげたいから会いたいとか?」


 みほ:覚えてろテメェ


エリカ「!?」

49: 2016/04/13(水) 01:25:45.87 ID:jNNT1K/ao

みほ「うーん、アプローチ失敗かぁ……」

沙織「(まぁあげるものがあげるもの……って言うのは避けよう)」

みほ「沙織さぁん……」

沙織「あーもうよしよし!」ナデナデ

みほ「どうやったら心を開いてくれるかなぁ」

沙織「うーーーん……」

沙織「じゃあさ、つり橋効果とか!」

みほ「つり橋?」

沙織「2人で怖い状況にいると、お互いにドキドキしちゃうっていう胸キュンシチュだよ!」

みほ「なるほど……じゃあ早速つり橋に――」

沙織「別に本当につり橋に行かなくていいんだよ!」

51: 2016/04/13(水) 01:29:35.19 ID:jNNT1K/ao

みほ「じゃあどういうシチュエーションがいいのかな?」

沙織「そうだなぁ……まず沙希ちゃんと2人きりになるというシチュが難しいよね……いつもウサギさんチームと一緒にいるし」

みほ「うーん……」

沙織「………………あっ、いいこと思いついた!」

みほ「なに?」

沙織「体育倉庫だよ!」

みほ「……?」

52: 2016/04/13(水) 01:43:50.14 ID:jNNT1K/ao

沙織「恋愛モノでよく体育倉庫に閉じ込められる男女ってあるじゃない!」

みほ「へぇー」

沙織「今は女子同士だけど、うまく沙希ちゃんを体育倉庫に誘導して、みぽりんと2人きりにしたところで外からドアをガシャーン!」

みほ「おおー! 結構乗り気だね沙織さん!」

沙織「うるさい! 協力しろって言ったから協力してるだけだし!」

みほ「じゃあ早速明日の放課後に!」

沙織「うん。まぁ沙希ちゃんを誘導するのは任せてよ」

みほ「流石沙織さん! 頼りにしてるからね!」

53: 2016/04/13(水) 01:48:35.24 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~翌日・空き教室~


沙織「ウサギさんチームの皆~今日も恋愛講座やるよー!」

優季「は~い!」

梓「今日も役に立ちそうで立たない恋愛講座が始るんですね!」

沙織「本人を前にそれ言えるの梓ちゃん凄くポイント高いよー!」ピキピキ

沙織「まぁ気を取り直して今日は……あっ、そうだ。持ってくるものがあったんだった……」

桂里奈「何か使うんですか?」

沙織「バスケットボールを使って試したいことがあったんだけど……うーん……ねえ沙希ちゃん、ちょっと体育倉庫から持ってきてもらってもいいかな?」

沙希「……」コクッ

あゆみ「じゃあ私も一緒に行こうか?」

沙希「……」フルフル

梓「『たかがボール1つに助けはいらないぜベイベー』……か、沙希いってらっしゃい!」

沙織「(本当にこれどうやって解読してるの……)」

54: 2016/04/13(水) 01:52:20.98 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~体育倉庫~


みほ「そろそろ丸山さんが来る頃合いだね……じゃあ何かを探してるフリをして……」

沙希「……」テクテク

みほ「あれーどこだろー」ガサゴソ

沙希「……」

みほ「ん? あ、丸山さん。そっちも探し物?」

沙希「……」コクコク

みほ「バスケットボールかぁ。確かその辺にあったと思うけど」

沙希「……」キョロキョロ

みほ「(よし、丸山さんが奥に入っていった……! そしてこの時間帯は……)」

55: 2016/04/13(水) 01:55:36.76 ID:jNNT1K/ao

 ガラガラガラガラ! ピシャン


沙希「!?」

みほ「(計画通り)」


そど子「もう! 誰よ体育倉庫を開けっ放しにしてるのは! 使ったら鍵をしろって決まりなのに!」ガチャッ

ゴモヨ「そど子、次のポイントに行こう」


みほ「(時間ピッタリ……この時間に風紀委員の見回りが体育倉庫周辺をチェックする時間!)」

みほ「(バスケットボールのカゴは奥に移動させてあったし、私も外からは見えない位置にいる……)」

みほ「(誰も中に居ないと判断した風紀委員が体育倉庫を閉めるのは当然!!)」

56: 2016/04/13(水) 01:58:02.19 ID:jNNT1K/ao

みほ「(ごめんね丸山さん、本当はお互い好き合ってる人同士がするものだけど……私の道はここで終われないから)」


みほ「あれ、もしかして閉められた!?」

沙希「……」

みほ「開かないね……どうしようか……一応助けを呼んでみるね」

みほ「…………って、あれ……圏外になってる!」

沙希「……!」

みほ「丸山さんの携帯も!?」


みほ「(まぁ、これは優花里さんに頼んで貸してもらった電波妨害装置をこの体育倉庫内に置いたからなんだけど)」

57: 2016/04/13(水) 01:59:19.88 ID:jNNT1K/ao

沙希「……」

みほ「うぅ…………」

沙希「……」

みほ「どうしようか……」

沙希「……」

みほ「他の皆が気付いてくれるのを待つって?」

沙希「……」コク

みほ「そうだね……気付いてくれるといいけど……」

58: 2016/04/13(水) 02:01:19.89 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・


優季「ねぇ、沙希ちゃん遅くない?」

あや「確かに。様子見てこよっか」

沙織「バスケットボール見つからなくて探してるんじゃない? それよりね! 男っていうのは――」

梓「あはは……(でも確かに遅いかも)」

あゆみ「まぁもっとかかるようだったら探しに行こうか」

59: 2016/04/13(水) 02:04:06.74 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・


みほ「…………」

沙希「…………」

みほ「近くに誰もいないね……下校時刻とっくに過ぎてるからかなぁ」

沙希「……」

みほ「それにだんだん外も暗くなってきたし……」

みほ「(相変わらずクール……? さて、ここからどうしようかな)」


 >>

 1.大丈夫だと先輩らしく振る舞う
 2.怖い……と沙希に甘える

61: 2016/04/13(水) 02:05:44.74 ID:mXfHXOTQ0
2

62: 2016/04/13(水) 02:10:34.84 ID:jNNT1K/ao

みほ「日も沈んじゃった……暗い……」

みほ「しかもこの倉庫、電気が切れてるし……」

沙希「……」

みほ「うぅ……私、暗いの苦手で…………丸山さん、ちょっと……いい?」

沙希「……?」

みほ「少し、触れててもらっていいかな……?」

沙希「……」コク

みほ「え、どうなの……? 暗くてよくわからない……」

沙希「ぁ…………」

沙希「……いいよ……」

みほ「(喋ったああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)」

みほ「ありがとう……」ピト

63: 2016/04/13(水) 02:12:55.70 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~校門前~


沙織「締め出されちゃったね……」

あや「もー! 下校時刻がなんだってのよー!」

梓「それにしても、沙希どうしちゃったんだろう……携帯もつながらないし」

優季「もしかして、神隠し……?」

桂里奈「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

沙織「大丈夫だって! もしかしたら下校時刻だからって私達みたいに帰されたのかもしれないし、携帯も充電切れただけかも」

あゆみ「で、ですよね?」

沙織「明日また会えるから大丈夫だよ。私達はもう帰ろう、もう9月なんだし夜は肌寒いよー」

64: 2016/04/13(水) 02:15:47.15 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・


みほ「……ちょっと、冷たいね、床」

沙希「……」チョイチョイ

みほ「あ、マットだ。確かにこれならちょっとはくつろげそう」

沙希「……」シュン

みほ「あっ……ごめんね。本当は私がしっかりしていなきゃいけないのに、怖がりで……頼りないよね……」

沙希「……」

みほ「私って戦車道くらいしか取り柄がなくて、いつもはドジでおっちょこちょいだから……」

みほ「こんな隊長でごめんね」

沙希「……!」ブンブンブン

みほ「あはは、目も慣れてきたし首を横に振ってるのが分かるよ」

65: 2016/04/13(水) 02:18:01.61 ID:jNNT1K/ao

みほ「ねぇ丸山さん……ぎゅってしても……いい?」

沙希「……?」

みほ「ちょっと肌寒くて……いいかな?」

沙希「……」コクッ

みほ「えへへ、ありがとう……」ギュッ

みほ「(ククク、順調順調……これで肉体的にも精神的にも近づいて……)」


 みほが沙希に抱き着くと……>>67

 1.沙希が抱き返してきた
 2.沙希のポケットに何か入っていた

67: 2016/04/13(水) 02:23:08.22 ID:sKtlLbZkO
2

68: 2016/04/13(水) 02:30:38.29 ID:jNNT1K/ao

 ゴソッ


みほ「(ん……? この丸山さんのスカートのポケットの中の感触は……)」

沙希「……」ガサゴソ

みほ「それ、携帯……丸山さんスカートのポケットに入れてるんだ……って、それ……」

沙希「……」ブラブラ

みほ「私があげた……」

沙希「……」テレ

沙希「もらった、やつだから……大切に」

みほ「……!」

みほ「(クッ、まさか私が心を撃たれるなんて!!)」

69: 2016/04/13(水) 02:32:42.25 ID:jNNT1K/ao

みほ「(もしかして、昨日あげた時丸山さんがしていた顔って、微妙そうなのじゃなくて……)」

みほ「照れて、くれてたの?」

沙希「……」カァァ

沙希「皆以外の誰かに、物をもらったの……初めてだった」

みほ「丸山さん……」ギュウウ

沙希「……」

みほ「(こ、これはこの上ないチャンスッッ!!)」

みほ「(いざッッ!!)」

70: 2016/04/13(水) 02:39:23.86 ID:jNNT1K/ao

みほ「丸山さん……」スッ

沙希「? ……!?」

みほ「……」チュゥウ

沙希「!?」

みほ「(西住流接吻術……それはキスだけで相手をトロトロにメロメロに……)」チュッ、

沙希「……っ、っ」

みほ「(ふふ、初めてなのかな? 急にされたということを差し引いてもすごく初々しい)」

沙希「…………っ!」ピクッ

みほ「(そろそろ……)」プハッ

沙希「っ――…………」ビクッ

みほ「…………」

71: 2016/04/13(水) 02:41:24.65 ID:jNNT1K/ao

みほ「あっ……ご、ごめん! つい丸山さんが……愛おしくなって……」

沙希「っ……」ゼェゼェ

みほ「それにしても、丸山さんの唇、とても柔らかかった……」

沙希「…………」ジトッ

みほ「……もう1回」

沙希「っ!」ビクッ

みほ「いいでしょ……?」

沙希「……」フルフル

みほ「んっ……ちゅっ」

沙希「っ、っ……」

72: 2016/04/13(水) 02:43:09.07 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~数時間後~


みほ「ぷはっ……ふぅ……ごちそうさま」ニヤッ

沙希「っ…………」ピクピク

みほ「丸山さんもこの接吻術の前にはただの女の子だったね」

みほ「でも丸山さんが愛おしいって感じたのは本当だよ」ナデナデ

沙希「っ」ガシッ

みほ「?」

沙希「もっ……と……」

みほ「ふふふっ……いいよ」チュッ

73: 2016/04/13(水) 02:45:51.61 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~翌日~


みほ「いやぁー心配かけてごめんね皆」

沙希「……」

沙織「まさかみぽりんと沙希ちゃんが体育倉庫に閉じ込められてたなんて知らなかったよ!(棒)」

梓「沙希、大丈夫だった?」

沙希「……」

みほ「大丈夫だったよね!」

沙希「っ……」コク

そど子「西住さん、丸山さん、ごめんなさい……私達がちゃんと中まで確認していれば……」

ゴモヨ・パゾ美「ごめんなさい……」

みほ「いいですよ。それに貴重な体験もできましたし。ね、沙希ちゃん?」

沙希「……っ」コクッ

74: 2016/04/13(水) 02:50:05.44 ID:jNNT1K/ao

みほ「あ、1時間目が始まっちゃうね。それじゃ皆、また放課後の練習でね」

沙織「じゃねー」


みほ「ありがとう沙織さん、おかげでうまく行ったよ」

沙織「え、じゃあ本当に沙希ちゃんを……」

みほ「うん」ツヤツヤ

沙織「えぇぇぇぇ……!」

みほ「あ、途中から動画撮ったんだけど……見る?」

沙織「いいよそんなの!」

みほ「でも恋愛マエストロならキスシーンくらい……」

沙織「うっ……うぅぅぅぅ……」グヌヌ

沙織「あ、後でね! 後で!」


 今日はここまで
 こんな感じでみぽりんが女の子を……というものです

77: 2016/04/13(水) 21:22:04.21 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~数日後~


みほ「ねぇ沙織さん」

沙織「なぁに?」

みほ「例の、やろっか」

沙織「え、また!?」

みほ「まだたかが1人だけだよ? もっと落とさないと!!」

沙織「でも沙希ちゃんは……」

みほ「沙希ちゃん? うん、そのまま」

沙織「いいの!? 向こうはみぽりんのこと……」

みほ「大丈夫大丈夫」

沙織「それ、女子的になんて言うか分かるでしょ?」

みほ「クズだよね。それが?」

沙織「…………」

78: 2016/04/13(水) 21:25:48.03 ID:jNNT1K/ao

みほ「また戦車道の人達でもいいけど……次は学外がいいなぁ」

沙織「でも艦同士だしそうホイホイ行けるようなもんじゃないよ?」

みほ「そこなんだよね……」

杏「あ、いたいた西住ちゃーん」

みほ「会長、どうしたんですか?」

杏「今度の週末、他校と練習試合をすることになったから」

みほ「!」

みほ「会長、その話詳しく」

79: 2016/04/13(水) 21:27:17.43 ID:jNNT1K/ao

沙織「みぽりん、どうだった?」

みほ「ククク……」

沙織「なにその黒い笑い!?」

みほ「次のターゲットが決まったよ、沙織さん」

沙織「つまりそのターゲットがいる学園が次の練習試合の……」

みほ「次のターゲットは、>>81」

81: 2016/04/13(水) 21:28:25.62 ID:AWJ2oZ+So
アリサ

85: 2016/04/13(水) 21:34:06.40 ID:jNNT1K/ao

 キャラ安価でち分かりにくかったな次からは分かりやすく表記しよう  済 ま ぬ
 他作品は  済 ま ぬ


みほ「サンダース大付属のアリサさんだよ!」

沙織「アリサさん? って、あの盗聴タカシのアリサ?」

みほ「そうそう。またの名をノンプライバシーアリサ」

沙織「……これ以上はやめよう、本人に怒られる」

みほ「ウサギさんチームの皆は散々言ってるけど」

87: 2016/04/13(水) 21:39:50.90 ID:jNNT1K/ao

沙織「でもアリサさんって自他共に認めるタカシ好きじゃんノンケじゃん」

みほ「いや、分からないよ……この世界には『本当に存在するのか分からない人間』がいるから」

沙織「?」

みほ「例えば私のお父さん、宇津木さんの元カレ、大野さんの男友達、沙織さんの家族……そしてタカシ」

沙織「いや流石にみぽりんのお父さんやウチの家族は存在するでしょ!」

みほ「本当に? 本当に存在してる?」

沙織「いるよ!!」

みほ「まぁ何が言いたいかって、本当にアリサさんはタカシという男の人の事が好きなのかということだよ」

沙織「まさか……」

みほ「同性愛の隠れ蓑に異性と付き合ったり結婚したりとかはあるでしょ」

沙織「敢えてのノンケアピだった、と?」

みほ「YEAH」

沙織「(そもそも同性愛者じゃないんじゃ……)」

90: 2016/04/13(水) 21:46:23.27 ID:jNNT1K/ao

みほ「そのために、サンダースに協力者を見つけようと思うの」

沙織「また共犯者を増やすの!?」

みほ「きょーりょくしゃ!」

沙織「同じだよ!」

みほ「とりあえず隊長のケイさんと副隊長のナオミさんのどちらかにしようと思うけど、どっちがいいと思う?」

沙織「えぇー……」

みほ「どっち!」

沙織「じゃあ……>>91」


 1.ケイ
 2.ナオミ

91: 2016/04/13(水) 21:46:59.27 ID:4VhluSnh0
ご両人

93: 2016/04/13(水) 21:50:03.71 ID:jNNT1K/ao

沙織「どっちもとか」

みほ「どっちも……だと?」

沙織「みぽりん……こんな格言を知ってる?」

みほ「格言……だと……!」

沙織「イギリス人は恋愛と戦争には手段を選ばない」

みほ「手段を選ばない…………だと……!?」

沙織「みぽりんが本気でアリサさんを落とそうと思ってるなら、なりふりかまっているべきじゃないんじゃない?」

みほ「なん……だと……」

沙織「相手に精一杯の敬意を払う! それは全力で相手にぶつかること!! 戦車道も恋愛もそういうものでしょ!!」

みほ「………………」

95: 2016/04/13(水) 22:00:47.60 ID:jNNT1K/ao

みほ「それを言ったら、私の沙希ちゃんへのアタックは……手抜きだと」

沙織「ううん、みぽりんは気付いていなかっただけ。恋愛は当たり前なことが見えないものだから」

みほ「流石だよ沙織さん、沙織さんを仲間にして正解だった……」

沙織「……ッ、ハッ! そういえばみぽりんに助言すればするほど誰かが魔の手にぃぃぃ!!」

みほ「いいんだよ沙織さん、恋愛を語ってるときの沙織さんはすごくイキイキしてたから!」

沙織「うぅ……複雑……」

みほ「というわけで2人にコンタクトをとってみるね!」

96: 2016/04/13(水) 22:09:16.98 ID:jNNT1K/ao

みほ「よーし」ピポパ


 プルルルルル……ガチャ


みほ「もしもし」

エリカ『え、副隊長!? 何の用な――』ブチッ

みほ「間違えた」ピポパ

ケイ『Oh、ミホじゃないどうしたの?』

みほ「こんにちはケイさん。ナオミさんもいますか?」

ケイ『ナオミ? ええいるわよ』

みほ「ちょっとお2人に話したいことがあって……」


 >>98

 1.ありのままの魂胆を伝える
 2.あくまでアリサのことを純粋に好きだと伝える

98: 2016/04/13(水) 22:12:17.14 ID:UkaHSWBXo
2

99: 2016/04/13(水) 22:19:37.75 ID:jNNT1K/ao

みほ「――実は私……アリサさんのことが……」

ケイ『What!?』

ナオミ『意外ね……』

みほ「だから、2人に私がアリサさんにアプローチしやすいように協力してほしいんです」

ケイ『なるほどね……でもアリサにはタカシが――』

みほ「だからなんですか!? たとえタカシとかいうのが実在してても私の恋心は止まらないんです!」

ケイ『み、ミホ頭打った?』

ナオミ『……分かったわ』

ケイ『ナオミ?』

ナオミ『あなたに協力してあげるわ。西住みほさん』

みほ「本当ですか!?」

ナオミ『ええ。それにあなたもコッチ側だと知れて嬉しいしね』

みほ「(参った……同種だ……)」

ケイ『Hum……まぁ分かったわ! どうせタカシに振り向いてもらえるかどうかの確証もないし、なんならミホがアリサをもらってあげるとかも面白いかもね!』

みほ「ありがとうございます!」


みほ「イェイ」

沙織「本当に説得しちゃったよ……」

100: 2016/04/13(水) 22:41:47.72 ID:jNNT1K/ao

 プルルルルル


みほ「もしもし?」

エリカ『ちょっと、急にかけてきたくせに急に切るなん――』

みほ「お呼びじゃねぇ」ブチッ

沙織「どしたの?」

みほ「ううん。さ、アリサさんをどう落とすか考えよっ!」

101: 2016/04/13(水) 22:47:49.00 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~週末・大洗~


ケイ「今回もExcitingな試合だったわね!」

ナオミ「まさか今回も負けちゃうとは思わなかったわ。腕を上げたわね」

杏「そっちこそまさかまた盗聴してるなんて思わなかったよー!」

ケイ「そうね……まさかアリサがまた卑怯な手を使っただなんて……」

アリサ(縛)「ンムーーーッ!! ンーーーーーーッ!!!!」ジタバタ

ケイ「まーた反省会が必要なようねぇ」

アリサ(縛)「(私じゃない!! 私じゃないのにーーー!!)」ジタバタ

102: 2016/04/13(水) 22:55:18.54 ID:jNNT1K/ao

・・・・・・

~大洗学園艦用港・とある倉庫の裏~


ケイ「言われた通りアリサが盗聴をしたように仕向けたけど……これでいいいのよね?」

みほ「はい! この倉庫にアリサさんを閉じ込めているんですよね?」

ナオミ「縛ってね。煮るなり焼くなり好きにすればいいわ」

みほ「何から何までありがとうございます」

ケイ「…………ねぇミホ、本当にアリサの事を好きなのよね?」

みほ「はい。そうですよ」

ケイ「私は同性愛を否定する気も無いけれど、かといってよしとも思っていないわ。それでもミホはアリサの事が好きだからと私達に協力を要請してきた。部下としてアリサのことも大切に思っている」

みほ「……?」

ケイ「もしミホが本気じゃなかったり、遊びでアリサを傷つけるようなら……>>104」

103: 2016/04/13(水) 22:58:53.13 ID:5nhbSeR9o
ファイヤフライの砲身に詰め込んで発射するから

105: 2016/04/13(水) 23:05:55.73 ID:jNNT1K/ao

ケイ「ファイアフライの砲身に詰め込んで発射するから」ジロッ

みほ「え、ファイアフライの砲身は……」

ケイ「もちろん、砲身に入るサイズにした上でね」

みほ「(ひえっ)」

ケイ「…………でも」ニッ

ケイ「ミホならそんな心配ないかー!」ハハハ

みほ「そ、そうですよ~」

ケイ「ゴメンゴメン! It's ジョークよ!」

みほ「(いや、あれは本気の目だった……多分バレたら確実にやられる)」

みほ「(相談を持ち掛けた時に事実を言わないでよかったかも。そういえばケイさんって義理堅いもんなぁ)」

107: 2016/04/13(水) 23:10:33.76 ID:jNNT1K/ao

ナオミ「ま、そういう話は後にしてさ。今はアリサでしょ?」

ナオミ「私も手伝おうか?」

みほ「ううん。2人きりになれるのならそれで」

ケイ「それじゃ、ナオミを見張りに残しておくから後は頑張ってね~」

ナオミ「Good luck」

みほ「はいっ!」

みほ「(さーて、どんな感じに落とそうかなぁ~)」

108: 2016/04/13(水) 23:12:24.21 ID:jNNT1K/ao
今日はここまで
コンマ要素ですが、落とした人数が増えると時折今までのターゲットと遭遇する可能性があります

 例:落としたアリサとデートをしていたら丸山ちゃんと遭遇

遭遇した時のリアクションは人によって様々ですが益か損かはわかりません

111: 2016/04/13(水) 23:33:10.32 ID:jNNT1K/ao
×沙希 ○紗希
ひぎぃ、指摘ありがとうございます

オッドボールさんはみぽりんの技を知っているのでターゲットになった場合少し勝手が違います。とはいえ彼女が拒否する図は浮かびませんが
そしてターゲットに選ばれた子が他の誰かに慕われている場合、慕っている子が邪魔をしてくる可能性もあります(ここはコンマで色々)

115: 2016/04/18(月) 23:47:24.59 ID:8cUPz1Ino

・・・・・・

~倉庫内~

 ガラララララ……


アリサ(縛)「ちょっと! どういうつもりよこんなところに閉じ込めて!!」ジタバタ

ナオミ「それじゃ、後は」

みほ「はいっ」

アリサ(縛)「ナオミ! 助けてよナオミー!!」

ナオミ「駄目よ。これは反省会だから……クスッ」

アリサ(縛)「いや、あれは私じゃないから! 何かの陰謀だからーーー!!」


 ガラララララ、ピシャン

116: 2016/04/18(月) 23:47:53.12 ID:8cUPz1Ino

みほ「ふふっ、2人きりですね」

アリサ(縛)「あ、アンタ……なんでここに?」

みほ「それは勿論、アリサさんとお話がしたくて」

アリサ(縛)「話ィ?」

みほ「(どんな話題にしようかな……>>118)」

118: 2016/04/18(月) 23:57:23.21 ID:oG8gIlsUO
タカシについて

119: 2016/04/19(火) 00:00:35.15 ID:9MfZvXeHo

みほ「そういえばアリサさん、言ってた男の人とはうまくいっているんですか?」

アリサ(縛)「ハァ!? 関係ないでしょ!」

みほ「(うまくいってないんだ)」

アリサ(縛)「それよりこの縄、解いてくれない? 動けないんだけど……」

みほ「縄ですか?」

みほ「(うーん……解いたらいざというとき抵抗されるかも……でも体術で私が遅れをとるわけないし、逆に解いた方が安心させられるかなぁ……?)」


 縄を……>>直下

 1.解く
 2.解かない

120: 2016/04/19(火) 00:02:17.50 ID:yctGkAOkO
1

121: 2016/04/19(火) 00:11:50.74 ID:9MfZvXeHo

みほ「(ここは警戒心を払うためにも解いてあげようかな)」

みほ「分かりました。でも一応反省会なんだから逃げだしたりはできませんよ」スルスル

アリサ「分かってるわよ。ん~やっと自由だわ」

みほ「…………」ジー

アリサ「なによ。ジロジロ見て」

みほ「あ、いえ別に」

みほ「(どういただこうか考えてたとか言えない)」

アリサ「前々から思ってたけど、アンタってとてもじゃないけど優勝校の隊長に見えないわね」

みほ「えっ?」

アリサ「なんかオドオドしてるというか、優しすぎるというか……あのプラウダや黒森峰を下し、さらには大学選抜まで倒した大洗の名車長とは思えないって言ってるのよ」

みほ「それはまぁ……私はダメダメだから、皆さんに支えてもらっているだけです」

122: 2016/04/19(火) 00:15:08.80 ID:9MfZvXeHo

みほ「それと、この前はありがとうございました」

アリサ「へ?」

みほ「あの試合の後、ちゃんとしたお礼を言えてなかったから……私達のために飛行機を出してくれたり、助けに駆けつけてきてくれたり」

アリサ「そっそれは隊長が言い出したことだから! 私は関係ないから!!」

みほ「でもアリサさん、戦車を届けてくれたときに色々言ってくれて……」

アリサ「あれはちょっと飛行機に乗ってテンション上がってただけだから!!」

みほ「それでも私達にはすっごく励みになったんですよ!」ギュッ

アリサ「ひっ!?」

みほ「あ……(いけない、気持ちが逸って……)」

アリサ「ちょ、手ぇ握るとかどういうつもり!? 気安く触らないでよ!」

みほ「ご、ごめんなさい……」

123: 2016/04/19(火) 00:18:29.94 ID:9MfZvXeHo

アリサ「そう言いながらまだ握ってるじゃない……」

みほ「あ、えーっとこれはー……」

アリサ「というか反省会って言うから前みたいなエグいのを想像してたけど……今日のは全然ね。ただアンタとお喋りしてるだけみたいだし」

みほ「(いつもどんな反省会を…………)」


みほ「(っと、いけない……真の目的を忘れてた)」

みほ「(今手を握り続けてて、口ではああ言われたけど放したりしないってことはまぁ拒否はされてないんだよね……?)」

みほ「(ここからどうやって攻めようかなぁ)」


 ……>>125

 1.もっと突っ込んだ話をして油断を誘う
 2.このまま押し倒す

125: 2016/04/19(火) 00:25:06.19 ID:C+UDJgo0o

127: 2016/04/19(火) 00:29:50.84 ID:9MfZvXeHo

みほ「(いや、今押し倒しても全力で抵抗されたら落とすどころじゃないかもしれない……)」

みほ「(大洗の戦車道を取ってる仲間の皆なら、今まで培ってきた好感度があるけど、アリサさんは他校の生徒……絶対的に共有した時間が少ないし急にそういう仲になろうというのがまず……)」

みほ「(いいや……それでも私はここで落とす! 西住流に不可能は無いッッ!)」


みほ「そうそうアリサさん」

アリサ「何?」

みほ「結局タカシさんに告白したんですか?」

アリサ「ブッ、別に関係ないって言ってるでしょ!」

みほ「でも気になるし……」

アリサ「アンタに答える義理ぁ無いわよ!」

みほ「………………」

アリサ「な、なによ」

128: 2016/04/19(火) 00:32:35.65 ID:9MfZvXeHo

みほ「アリサさん、忘れていませんか? これは反省会なんですよ」

みほ「反省会で、何故私がここにいるのか……その意味をよく考えてみてください」

アリサ「ぐっ……」

みほ「私の質問に答えなかったらどうなるか……分からないアリサさんじゃないですよね?」

アリサ「な、なによ脅す気!?」

みほ「ささ、喋ってください」

アリサ「ぐ、うううううう…………!!」

みほ「…………」ニコニコ

アリサ「…………こ、告白は……できてないわよ……恥ずかしくて」

みほ「あれ、まだなんですか」

アリサ「しっ、仕方ないでしょ!」

129: 2016/04/19(火) 00:35:40.17 ID:9MfZvXeHo

みほ「じゃあ次の質問。犬と猫どっちが好きですか?」

アリサ「なにその質問」

みほ「答えて」

アリサ「…………犬」

みほ「次、イカとタコどっちが好きですか?」

アリサ「うーん………………イカ、かしら」

みほ「次の質問。前と後ろどっちが好きですか?」

アリサ「ホントになにその質問…………前」

みほ「なるほど~~~」

アリサ「なによ!!」

130: 2016/04/19(火) 00:37:45.21 ID:9MfZvXeHo

みほ「(そろそろ深いことを聞いてみよう……そしてあわよくばその流れで……)」

みほ「じゃあこれが最後の質問です」

アリサ「やっと終わるのね」

みほ「>>直下」


 1.性的な質問
 2.私への感情の質問
 3.タカシについての質問

131: 2016/04/19(火) 00:38:32.29 ID:evtnI4Bpo

132: 2016/04/19(火) 00:41:31.64 ID:9MfZvXeHo

みほ「アリサさんは……」ズイッ

アリサ「ッ(なんか、近づいて……)」

みほ「(耳元で囁くように……)」

みほ「週に何回そういうことをしてるんですか?」

アリサ「は? ……………………はぁぁぁ!?」

アリサ「どどどどういう意味よ!!」

みほ「そのままですよ。例えば自分でそういうことを……」

アリサ「そういうこと? ああゲームね! ゲーム大好きよ!! オンゲならいくらでも――」

みほ「自慰行為の話ですよ」

アリサ「やっぱり……」

133: 2016/04/19(火) 00:46:03.72 ID:9MfZvXeHo

みほ「さぁ、答えてください」

アリサ「いやよ! なんでアンタなんかにそんな……」

みほ「答えなきゃ、ケイさんからキツーーーーーーーいお仕置きが待っていますよ?」

アリサ「ッ……! ひ、卑怯よ!」

みほ「盗聴してたくせに何言ってるんですか」

アリサ「ぐぅ……だから今回は私じゃないのに……」

みほ「ささ、ここは勢いよく答えてください」

アリサ「うぅぅぅぅぅ……っ」

みほ「さぁ、さぁ、さぁ」

ありさ「……………………わ、私は……」


 回数……直下(コンマ一桁)

134: 2016/04/19(火) 00:47:11.72 ID:EvXFKRo5o
うい

135: 2016/04/19(火) 00:50:53.87 ID:9MfZvXeHo

アリサ「週に……2回くらい……」

みほ「ほほう……意外としていないんですね」

アリサ「な、何よ!」

みほ「いいえ。するときは何を想像しながら?」

アリサ「…………た、タカシに……されてるのを……」

みほ「へぇ……まぁそうですよね」スッ

アリサ「ッ!?(ほ、頬に触れられ……)」

みほ「こういう風に……キスされたりするのを想像しながらしてたんですね」チュッ

アリサ「ンムッ……!?」

136: 2016/04/19(火) 00:55:47.69 ID:9MfZvXeHo

アリサ「(な、なになになにぃぃいい!?)」

アリサ「(急にキスされて……し、舌が……!)」

みほ「フフッ……チュッ、…」

アリサ「ムグッ、チュッ…………」

アリサ「(なに、このキス…………キスって、こんなに…………)」

みほ「(アリサさんがすぐにトロンとなった……)」

みほ「(キスしたことないのかなぁ、すっごく反応がたどたどしい……この前の紗希ちゃんみたい)」

アリサ「なに、これぇ……」

みほ「これがキスですよ。こういうのを想像しながら自分でしていたんでしょう?」

アリサ「ちが、う……こんなの、想像してない……やめて……!」


 アリサは抵抗を……直下

 コンマ一桁奇数→思い切り突き飛ばされた
 コンマ一桁偶数→されるがままだった

137: 2016/04/19(火) 00:58:11.02 ID:OjMUe40i0
ほい

139: 2016/04/19(火) 01:06:52.43 ID:9MfZvXeHo

みほ「ふふふっ…………」

アリサ「(腕、掴まれて……!)」

みほ「こういう風に押し倒されるのを想像して……」

アリサ「ちが……!」

みほ「こういう風にキスされて…………」チュッ

アリサ「ン……チュッ…………や、やぁ……」

みほ「頭トロトロになるまでされるのを想像してましたよね?」

アリサ「そんな、ことぉ……」

みほ「じゃあなんで抵抗しないんですか?」

アリサ「それは、アンタが……腕、掴んで……」

みほ「掴んではいても力は全然入れてないですよ」

アリサ「じゃあ…………じゃあ……アンタが……」

みほ「認めてくださいよアリサさん」

みほ「本当はこういうことをされるのは誰でもいいんでしょう?」」

アリサ「ッ、違う!」

141: 2016/04/19(火) 01:11:25.48 ID:9MfZvXeHo

みほ「タカシなんて存在してるかどうかわからないような男でも、あんまり話したことがない私でも、結局は同じなんですよ」

みほ「アリサさんはこうしてくれる相手がいれば、それで……」

アリサ「そんなことない! 私は、私は……!」

みほ「じゃあ早く私を突き飛ばして出て行けばいいじゃないですか。私は勿論ケイさんやナオミさんも咎めませんよ」

アリサ「言われなくても……!」

みほ「でもその代わり、キスはできなくなります。こうしてキスすることは……」

アリサ「ングッ、あっ、な、なに……飲ませ……」

みほ「ただの唾液ですよ。私の……」

みほ「あなたの心の隙間をこうして埋められます。別にタカシさんとやらと結ばれたら切ればいいですけど、それまで私で代用しませんか?」

アリサ「だい、よう……?」

みほ「こうして、アリサさんを満たしてあげる役割を……」

アリサ「……………………」

142: 2016/04/19(火) 01:13:51.07 ID:9MfZvXeHo

・・・・・・

~数十分後~


みほ「ふぅ」スッキリ

アリサ「あ…………ぅ…………」ピクピク

みほ「つい張りきっちゃった。でもよかったでしょう?」

アリサ「た……か、し……ぃ…………」

みほ「………………大丈夫ですよアリサさん」

みほ「その名前、すぐ忘れられますから」

143: 2016/04/19(火) 01:16:05.72 ID:9MfZvXeHo

 ガララララララ


ケイ「ミホー、そろそろ私達帰るけど……って、随分ハッスルしたの?」

みほ「アリサさん、OKしてくれましたし」

ケイ「そう……まぁ2人がいいならいいんじゃない? ナオミ、アリサ背負って」

ナオミ「世話が焼ける……」ヨイショ

みほ「それじゃケイさんナオミさん、また今度会いましょう」

ケイ「そうね!」

ナオミ「次も試合かしらね。負けないから」

144: 2016/04/19(火) 01:18:07.96 ID:9MfZvXeHo

・・・・・・

~港~


優花里「あ、西住殿ー! やっと帰ってきたであります」

麻子「随分遅かったな」

みほ「皆ごめんね。用事に少し時間かかっちゃって」

華「沙織さんの言う通りでしたね」

沙織「だから言ったじゃん。みぽりんは野暮用だよ~って」

みほ「(沙織さん、うまく皆に言ってくれたみたい。よかったぁ)」

145: 2016/04/19(火) 01:29:10.05 ID:9MfZvXeHo

 学内学外1人ずつ落ちたところでここから少しコマンド方式にしようと思います
 流れは

 ・新しく落とす場合
 学内か学外かを選ぶ
 ↓
 ターゲットを選ぶ
 ↓
 学外の場合、臨時協力者を引き入れるか選ぶ
 ↓
 アプローチ

 ・既に落とした子と過ごす場合
 誰と過ごすかを選ぶ
 ↓
 イベント
 ↓
 平和に終わるか誰かと遭遇するかコンマであれこれ
 ↓
 相手のみほへの依存度上昇

 依存度には3段階あり、1段階目(落としたとき)、2段階目(落とした後に選ぶ)、3段階目(2段階目の後に選ぶ)となります
 依存度が高いほどみほが他の子とも同じことをしているのを目撃しても許してくれますし、協力を請われたら助けてくれます

 沙織さんはパートナーなので、誰よりみほの近くにいますが、そういうことはできません

146: 2016/04/19(火) 01:36:20.96 ID:9MfZvXeHo

・・・・・・


みほ「ん……ここは、夢?」

???「夢の世界に来たか、西住みほ」

みほ「ッ、誰!?」

???「私の名はホーマー・ウエストライブ。ひとつ助言をしてやろう」

ホーマー「臨時協力者に選ばれたキャラはその後ターゲットにしにくくなるぞ。それでもターゲットにした場合、葛藤やらで多少ドロドロすることだろう」

ホーマー「そして中には、ターゲットにすると厄介なキャラもいる。気を付けて選ぶことだ」

みほ「ひとつじゃないじゃん。ふたつじゃん」

ホーマー「黙らっしゃい!!」

ホーマー「ではな」

147: 2016/04/19(火) 01:40:13.08 ID:9MfZvXeHo

・・・・・・

~数日後~


みほ「はい沙織さん、アリサさんを落とした時の動画撮っておいたよ」

沙織「うわぁ……エグ」

みほ「やっぱり心を攻めるのは楽しいね♪」

沙織「でもこれで落ちたと言えるの?」

みほ「大丈夫。メアドも交換したしそれなりにやりとりしてるから」

沙織「でもみぽりんの目的や紗希ちゃんもいることは知らないんでしょ……ってそれは紗希ちゃんも同様か」

みほ「まぁどうするかは後で考えようかな」

沙織「それで……まだ終わらないんでしょ?」

みほ「うん。次の行動に出るよ!」


 どうする?……>>149

 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

149: 2016/04/19(火) 01:41:52.56 ID:BTcu7yFMo
1

150: 2016/04/19(火) 01:45:36.35 ID:9MfZvXeHo

みほ「やっぱりもっと増やしたいなぁ……」

沙織「また毒牙に……」

みほ「もう、沙織さんも共犯なんだよ?」

沙織「脅されて協力しているにすぎないから!」


沙織「それで、相手はこの学校の生徒? それとも他校?」

みほ「そうだなぁ……じゃあ>>直下」


 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外

151: 2016/04/19(火) 01:45:55.30 ID:evtnI4Bpo

152: 2016/04/19(火) 01:50:36.82 ID:9MfZvXeHo

みほ「近くに学外の生徒と交流する予定も無いし、ここは手堅く戦車道の仲間を」

沙織「仲間と書いてターゲットと書くんだね……」

みほ「誰にしようかなぁ……あんこうチームの誰かでもいいし、他の人達も……」ウヘヘ

沙織「みぽりん、まるでボコショップでボコを選ぶときの顔だよそれ!」

みほ「決めた! 次のターゲットは>>154さん!」

154: 2016/04/19(火) 01:51:29.84 ID:Di12+HLSO
秋山殿

162: 2016/04/19(火) 23:30:37.60 ID:9MfZvXeHo

みほ「優花里さん♪」

沙織「ゆ、ゆかりん?」

みほ「うん。私がこういうことをしている以上、いつかは何も知らない周りの皆が違和感に気付くじゃない?」

みほ「特に優花里さんには私の技を見られてるから、変に勘繰られる前にこちら側にひきずりこんでおこうかなって」

沙織「なるほど……それにゆかりんはみぽりんのこと大好きだから簡単に落ちるね」

みほ「でしょ。ここはひとつ肩慣らしだよ」

沙織「(肩慣らし扱いされるゆかりん……)」

163: 2016/04/19(火) 23:34:23.29 ID:9MfZvXeHo

みほ「じゃあ沙織さん、早速優花里さんがどこにいるか聞いてみて」

沙織「え、みぽりんが聞けばいいじゃん」

みほ「えー……面倒」

沙織「みぽりんがやりたいことでしょ!? 自分でやりなよ!!」

みほ「嫌だ! お願い沙織さん、聞いて?」

沙織「むぅぅぅー……仕方ないなぁ」ポチポチ

みほ「私が探してるって言えばきっと答えてくれるはずだよ」

沙織「ますますみぽりんが聞いた方が速いよ!」


沙織「ん、ゆかりん今>>165にいるって」

165: 2016/04/19(火) 23:35:29.67 ID:a6gKuDlqo
北極海

166: 2016/04/19(火) 23:43:14.25 ID:9MfZvXeHo

沙織「北極海だって」

みほ「北極海って、最近出来た喫茶店?」

沙織「そうそう。プラウダから出店してきた、鳥のミルクケーキがウリの」

みほ「前に麻子さんがプラウダで行ってきたお店の大洗学園艦支店ってことかぁ」

沙織「なのに店名がオホーツク海とかじゃなくて北極海っていうのがちょっと背伸び感あるよね」

みほ「喫茶店ってことは今誰かと一緒にいるの?」

沙織「どうだろ。聞いてみるね」


 優花里は……>>168

 1.1人で喫茶店にいた
 2.誰かと2人で来ていた(大洗の生徒誰か1人記載)

168: 2016/04/19(火) 23:44:14.83 ID:3nQe7f0AO
典子

169: 2016/04/19(火) 23:48:45.13 ID:9MfZvXeHo

沙織「キャプテン殿と一緒にいるんだって…………キャプテン?」

みほ「ああ、磯辺さんのことじゃない?」

沙織「ああー! って、随分意外な組み合わせ」

みほ「じゃあ行ってみようよ!」

沙織「うん。私もあのお店ちょっと気になってたし楽しみ~」

171: 2016/04/19(火) 23:52:27.83 ID:9MfZvXeHo

・・・・・・

~喫茶『北極海』~


優花里「いきなり誘ってすみません」

典子「別にいいけど、秋山さんが誘ってくれるなんて珍しいね。あ、こっち鳥のミルクケーキとオレンジジュースで!」

優花里「実はキャプテン殿に折り入って相談がありまして……」

典子「相談? バレーのことくらいしか答えられないけど……」

 
 優花里の相談内容……>>172

172: 2016/04/19(火) 23:53:52.34 ID:u0+iV+aqo
西住殿のキスが忘れられない

173: 2016/04/19(火) 23:59:47.24 ID:9MfZvXeHo

優花里「西住殿の……キスが、忘れられなくて」

典子「ブッ、き、キス?」

優花里「はい……」

典子「バレーのことではないにしろ、てっきり戦車道のことだと思ってたけど……」

優花里「…………」モジ

典子「(うーん……)」

174: 2016/04/20(水) 00:02:39.14 ID:yrAwkeduo

・・・・・・

みほ「ッ……」キュピーン

沙織「どかした?」

みほ「ううん……」

沙織「あと5分くらいで北極海に着くね。どんな味なのかな~……デートとかで行ったらポイント高そうじゃない?」

みほ「あはは、沙織さんはブレないね」

みほ「(そうか、関係をキープするならたまにデートとかに連れてってあげた方がいいよね……今度落とした人と行ってみようかな)」

175: 2016/04/20(水) 00:06:43.70 ID:yrAwkeduo

・・・・・・


「お待たせしました。こちら鳥のミルクケーキとオレンジジュースでございます」

典子「おお、これが……」

「こちらアイスコーヒーでございます」

優花里「どうもであります」

「ごゆっくりどうぞ」

優花里「そ、それで……この気持ちはどういうことなのか、キャプテン殿なら……」

典子「だから、なんで私……」

優花里「だってキャプテン殿、バレー部でハーレムを作っているとの噂が」

典子「ッ!?」


 典子は……>>177

 1.バレー部でハーレムを作っており、やり手
 2.純真なショタ……もとい女の子

177: 2016/04/20(水) 00:08:05.50 ID:aiFaN6OzO
2

178: 2016/04/20(水) 00:11:52.85 ID:yrAwkeduo

典子「そっ、そんなわけないって!」

優花里「えっ!? でも佐々木殿や近藤殿が、『いつも激しいキャプテンにこの前優しくされた』とか言ってましたけど」

典子「それ多分練習! 秋に入ったとはいえまだ熱中症が気になるからメニューを優しくしただけ!!」

優花里「なっ!? で、ではキャプテン殿はバレー部の後輩を喰い散らかしているわけではなく……」

典子「その噂、どこで広まってるの……」

優花里「私の勝手な解釈であります!」

典子「絶対誰かに言うなよ!?」

179: 2016/04/20(水) 00:13:46.88 ID:yrAwkeduo

 ガチャ、カランカラン


「いらっしゃいませー」

沙織「おおーここが……」

みほ「オシャレな喫茶店だね」


典子「ん? あれ、件の西住隊長じゃ……」

優花里「ッッ!?」

優花里「(ま、まさか西住殿が探してるって……本当に!?)」

典子「偶然だなぁ。呼ぼうか」

優花里「わっ、私ちょっとお手洗いに行ってきます!!」

180: 2016/04/20(水) 00:16:38.10 ID:yrAwkeduo

沙織「ここにゆかりんが……」

典子「おーい、西住隊長ー」

みほ「あ、磯辺さん」

「あちらのお客様と同じお席でよろしいですか?」

沙織「はいー。あっ、私鳥のミルクケーキとアイスティーで」

みほ「私も」

「かしこまりました」

181: 2016/04/20(水) 00:20:09.04 ID:yrAwkeduo

典子「(うっ、そういえば西住隊長は秋山さんにキスを…………そう思うと顔をまともに見れない……!)」

沙織「磯辺さん顔妙に赤いけど大丈夫? 熱中症?」

典子「いや、最近は練習メニューを緩めてるからそんなことは……」

みほ「磯辺さん、このコーヒー……誰かと一緒に居たの?」

典子「え? あ、そうそう。秋山さんと」

みほ「ふーん……」

みほ「優花里さんと磯辺さんってそんなに絡んでる印象無かったけど、一緒に喫茶店に来る仲だったんだ」

典子「ッ……?」ゾクッ

みほ「それとも何かオハナシしてたのかな?」

典子「え…………あ……」

典子「(ど、どうしよう……秋山さんの相談してきたことを言う……? いや、流石に秋山さんのいないところで本人に言うのは……)」


 >>183

 1.言う
 2.ごまかす

183: 2016/04/20(水) 00:24:56.93 ID:tCAXLbVPO
2

184: 2016/04/20(水) 00:29:34.81 ID:yrAwkeduo

典子「いや、秋山さんがここに行きたいってことで、たまたま近くにいたから誘われただけで」アセアセ

沙織「ゆかりん……! ついにコミュ力を鍛えたんだね!!」

みほ「それで、その優花里さんは?」

典子「今ちょっとトイレに行ってるけど……」

みほ「そうなんだぁ」

沙織「じゃあ私達はここで待とっか。ケーキでも食べながら!」

典子「あ、じゃあちょうどここ4人掛けのソファ席だし、秋山さんのをこっちに寄せて……2人は並んで座って」

みほ「ありがとう」

185: 2016/04/20(水) 00:33:32.76 ID:yrAwkeduo

「お待たせしました。鳥のミルクケーキがおふたつと、アイスティーおふたつでございます」

みほ「どうも」

沙織「おほーこれが! 麻子に自慢してやろーっと!」パシャッ

みほ「それにしても優花里さん戻ってくるの遅いなぁ」


優花里「い、急いでトイレに逃げたはいいものの……西住殿と武部殿が同じ席に……!」コソコソ

優花里「これじゃ戻れないであります……!」

優花里「(…………はて、そもそもなんで戻れないんでしょう?)」

優花里「(西住殿がいるから……? 西住殿がいるのに戻れない……?)」

優花里「(私は今、西住殿に会いたくないのでしょうか!?)」

優花里「(で、でも西住殿から目が離せない……なのに、会うのが……恥ずかしいであります)」

187: 2016/04/20(水) 00:35:45.84 ID:yrAwkeduo

沙織「んまー!! んまい!!」

典子「ね!」

みほ「確かに美味しい……プラウダは前からこんなに美味しいのがあったんだ」

沙織「でもプラウダでも流行ったのは最近で、出来た頃は結構知られてなかったらしいよ?」

典子「へー」


みほ「(……遅すぎる…………)」

みほ「(もしかして、避けられてる? 私が? 優花里さんに……?)」

みほ「(………………いっそ攻めるか)」


 トイレに……>>188

 1.行く
 2.行かない

188: 2016/04/20(水) 00:37:42.44 ID:hdbn28KMo
2 見せつけたろう

190: 2016/04/20(水) 00:43:30.73 ID:yrAwkeduo

みほ「(いや、喫茶店のトイレだし誰が使うか分からない……ましてやそれなりに客が入っているこの時間、トイレで事に及ぶには……)」

みほ「ん……?」

沙織「どしたのみぽりん」

みほ「ううん、なんでもない」ニィィィ

みほ「(なんだ、こっち見てるじゃない……優花里さん)」


優花里「ッッ!!?」ビクッ

優花里「(今西住殿と目が合った……!?)」

優花里「(い、いや……数々のスニーキングミッションで鍛えたステルス力、いくら西住殿でも見破れるはずが……!)」

トイレに入る客「(この人なんでこんなところでコソコソしてるんだろう……)」

192: 2016/04/20(水) 00:50:55.80 ID:yrAwkeduo

みほ「(なるほど……どんな理由か知らないけど、私と顔を合わせたくないわけ)」

みほ「(それならそれで、遊び甲斐があるんだよ。優花里さん)」ピポパ


 プルルルルルル


優花里「ッ!?」

優花里「に、西住殿から着信!?」

優花里「一体…………と、とりあえず出てみましょう」


みほ「(周りのお客さんに聞こえたらアレな話だし、優花里さんに確実に聞かせてあげなきゃ)」

みほ「そうそう磯辺さん」

典子「?」

みほ「(優花里さんを動揺させられるような話……何にしようかなぁ…………>>194でいいかな)」

194: 2016/04/20(水) 00:54:18.67 ID:UyoN4zeXo
制服から下着が透けて見えてますよ

195: 2016/04/20(水) 00:59:15.23 ID:yrAwkeduo

みほ「制服が透けて下着が見えてますよ」

沙織・典子「えっ!?」


優花里「えっ!?」


典子「――って、制服じゃなくて体操着だし! しかも透けてない!」

沙織「ビックリしたー……みぽりん急にどうしたの」

みほ「えへへ、磯辺さんとはあんまりこうして一緒にいる機会とか無かったし、ちょっとからかいたくなって」

典子「そういうのは他の人にしてください……」

みほ「えーでも磯辺さんの今の反応、すごくかわいかったですよ」

典子「か、かわ!?」

196: 2016/04/20(水) 01:03:25.84 ID:yrAwkeduo

典子「に、西住隊長ってこういう冗談も言うんですねー」ハハハ

みほ「本当のことなんだけどなぁ」

典子「そ、そんなことないですって!!」アセアセ

沙織「(みぽりん……急に何を? ………………ハッ!)」

沙織「(席の下でみぽりんの携帯が光っている……しかもゆかりんと通話中!!)」

沙織「(まさかみぽりん、ここにいないゆかりんに揺さぶりを!?)」


優花里「(西住殿、なんで私にこんな会話を聞かせて……)」

優花里「(それに……キャプテン殿にもあんなこと言って……)」

197: 2016/04/20(水) 01:07:13.73 ID:yrAwkeduo

沙織「(間違いない……みぽりんは見せつけている……! 見せつけ、責めている!!)」

みほ「それにバレー部の皆さんを引っ張って八九式であんなに活躍して……磯辺さんは大洗に欠かせない存在ですね」

典子「それは根性でなんとか……」

みほ「アヒルさんチームがいてくれてよかったって思う瞬間なんて数え切れませんよ」

典子「そ、それ以上は照れるからナシで!」

みほ「えー」アハハ

みほ「私、もっと磯辺さんと仲良くなりたいなぁ」ニコッ


優花里「うぅ……」モジモジ

優花里「(西住殿……もしかしてキャプテン殿を……?)」

優花里「(そうじゃなきゃ、こんな会話を私に聞かせるわけ……)」

優花里「(じゃああのキスは……ただの……遊び、でありますか……?)」

198: 2016/04/20(水) 01:09:13.09 ID:yrAwkeduo

みほ「(優花里さんが私に会いたくないなら、会いたくなるようにしてあげる。それがどんな手段でも)」

沙織「(間違いない……みぽりんの作戦は……)」

みほ「(やきもち作戦……なんてね)」

沙織「(ゆかりんに発破をかけているッッ!)」

沙織「(このままいけばみぽりんは磯辺さんに対して……)」

みほ「(磯辺さんに意味深なこと言えば、きっと……)」


みほ「>>200」

200: 2016/04/20(水) 01:17:19.72 ID:awRRGmbn0
今、好きな人とかいますか?

201: 2016/04/20(水) 01:20:17.75 ID:yrAwkeduo

みほ「磯辺さんは今好きな人とかいるんですか?」

沙織「ッッ~~~~~!!」

典子「え、ええぇぇっ!?」


優花里「…………」ワナワナ


みほ「どうなんですか?」

典子「え、え……なんでそんな話……」

みほ「え、女子が仲良くなるにはコイバナじゃないですか」

沙織「(で、出た~~~~!! みぽりん特有のちょっとズレた女子高生感!!)」

202: 2016/04/20(水) 01:22:14.65 ID:yrAwkeduo

みほ「それで、どうです?」

沙織「み、みぽりん!」

みほ「ほえ?」

沙織「そういうのってさ! まず自分から言うべきじゃない!?」

みほ「えーそういうもの?」

沙織「そういうものだって! ね!?」

典子「え、あ、うん!」

みほ「そっかぁ」

沙織「(ふぅーーーー……)」

みほ「私はいますよ」ニコッ

典子「えっ」


優花里「えっ」

203: 2016/04/20(水) 01:26:24.26 ID:yrAwkeduo

沙織「へ、へぇ~みぽりん好きな人いるんだ!」

みほ「うん。それで磯辺さんは?」

典子「いや、私は……」

みほ「私も言ったんだから、せめているいないとか。もしいたとしても、言いにくいならどんな人か~でいいですからね」

典子「えぇぇ……」

みほ「さ、どうですか?」

典子「う……>>205」

205: 2016/04/20(水) 01:41:48.14 ID:wG/dlobcO
今はいない

206: 2016/04/20(水) 01:44:44.41 ID:yrAwkeduo

典子「今はいない……けど」

みほ「本当ですか?」

典子「うん……」

みほ「そうですかぁ」

沙織「いないならいないでいいんじゃない? というかみぽりんの好きな人って誰?」

みほ「ふふん誰だと思うー?」

沙織「さぁ~」

みほ「ふふふっ」チラッ

典子「な、なんでこっちを……」

みほ「いえいえ」

207: 2016/04/20(水) 01:52:03.91 ID:yrAwkeduo

優花里「(もしかして西住殿……キャプテン殿、が……?)」

優花里「(じゃあやっぱり私にしたのは……)」ポロッ

「お客様。携帯落としましたよ」

優花里「あ、すみません……」


典子「(というか、隊長は秋山さんにキスを……なら好きな人ってのも秋山さん?)」

みほ「――あれ、もうこんな時間。そろそろ帰らなきゃ」

沙織「ホントだ。外ももうちょっと暗いねー」

典子「じゃあこっちは秋山さんを待ってるから……」

みほ「うん。じゃあね磯辺さん」

沙織「また練習の時に!」

典子「また……」

208: 2016/04/20(水) 01:55:36.35 ID:yrAwkeduo

典子「はぁ~……なんか今日の西住隊長、怖かったというか、なんだろ……人の気持ちの中に入って来る感じ……?」

優花里「…………」スタスタ

典子「秋山さん! 西住隊長達帰っちゃったけど……」

優花里「はい……私もそろそろ帰ろうかと思います。せっかく付き合ってもらったので、お代は払いますね」

典子「え!? いやいいって!」

優花里「大丈夫ですから。それじゃあお先に失礼、しますっ」

典子「っ…………秋山さん、泣いてた……?」

209: 2016/04/20(水) 01:56:54.68 ID:yrAwkeduo

・・・・・・

~帰り道~


沙織「それにしても、ゆかりんと話しできなかったねー」

みほ「ううん、今日はいい収穫があったよ」

沙織「そうなの?」

みほ「うん。じゃ、また明日ね」

沙織「うんまた明日~」

210: 2016/04/20(水) 01:58:34.47 ID:yrAwkeduo

みほ「さて、と……それじゃあ私も家に帰ろうかなぁ~」


 タッタッタ……


優花里「西住殿!!」


みほ「…………なぁに?」ニヤッ

217: 2016/05/07(土) 23:34:38.79 ID:0Gu59VQuo

みほ「優花里さんじゃない。さっき喫茶店に行ったんだけど……すれ違っちゃったね」

優花里「そうですね……キャプテン殿とはさっき別れました。私は――」

みほ「どうしたの? まるで私を追いかけてきたみたいな言い方」

優花里「っ、西住殿!」

みほ「…………」

優花里「ひ、ひと、ひとつ……ひとつお聞きしたいことが!」

みほ「何?」

優花里「……西住殿は、この前私に……」

みほ「ストップ」

218: 2016/05/07(土) 23:35:12.83 ID:0Gu59VQuo

みほ「(優花里さんはこの前キスされたことに対して色々言うつもりだね……それに対してどう返すか、それで優花里さんを落とすことに少し違いが出てくる)」

みほ「(潜入術とか情報収集に秀でた優花里さんなら、私に都合のいいように使えばきっとこれからの助けになる……けど、別にそんなことをしなくても私はなんでもできる)」

みほ「(甘い言葉で騙すか、それとも突き放して依存させるか……)」

みほ「(>>220でいこう)」


 1.優しく接する
 2.冷たく接する

220: 2016/05/07(土) 23:40:23.18 ID:BXeP2+cRo
2

221: 2016/05/07(土) 23:49:18.42 ID:0Gu59VQuo

みほ「ああ、うん。この前のね。優花里さんの言いたい事ってこの前のでしょ?」

優花里「ええ……あの、私に……せ、接吻……を……」

みほ「それね。分かる分かる」

みほ「それで『何故自分とあんなキスをしたのに磯辺さんと仲良くしてたのか』とか聞きに来たのかな?」

優花里「っ、そ、それは……」

222: 2016/05/07(土) 23:54:54.24 ID:0Gu59VQuo

優花里「そ、そりゃあ私達、女性同士で、別に付き合ってもいないですが……」

みほ「ふふっ、優花里さんは可愛いなぁ」

優花里「えっ?」

みほ「だから遊び甲斐があるんだよね。優花里さんは」

優花里「あ、遊び……ですか?」

みほ「うん。遊び」

みほ「この前のキスもただの遊びだよ」

優花里「ッ、そ、そんな!」

優花里「私っ、あの時……初めてで……初めてのキスで……!」

みほ「あれ、そうだったの? ごめんね初めて取っちゃって」

みほ「返せるなら返したいよ~」

223: 2016/05/07(土) 23:59:15.99 ID:0Gu59VQuo

優花里「に、西住殿……嘘でありますよね? 西住殿はそんな、無責任な事……」

みほ「…………」


 プルルルルル、プルルルルル


みほ「(電話……? 面白いタイミングだなぁ)」

みほ「(アリサさんからだ。うーん……)」

みほ「(ここで出たら優花里さんに『他にも遊んでいる女の子がいる』って思わせることができる……優花里さんがそれを知ったらどう思うか興味があるなぁ)」

みほ「(出なくてもアリサさんにはいくらでも言い訳できるし、優花里さんが怪しむことは無い)」

みほ「(電話に出て優花里さんに私が色んな女の子とそういうことをしているって教える?)」


 電話に……>>225

 1.出る
 2.出ない

225: 2016/05/08(日) 00:01:36.87 ID:VwEWjSgfo
1

226: 2016/05/08(日) 00:08:07.81 ID:LN3hUZmmo

みほ「……」ピッ

みほ「もしもしアリサさん?」

優花里「(アリサって、サンダースのアリサ殿……?)」

みほ「うん。今帰ってるとこ。え、今度いつ会えるか?」

優花里「!?」

みほ「うーん……練習試合とか組めばすぐ会えるんだけど、いかんせん学園艦同士だもんねぇ……」

優花里「(こっ、この会話内容……まさか……西住殿は……!)」

みほ「うん。大丈夫。近いうちに会えるから……そしたらまたキスしてあげるね」ニヤッ

優花里「ッ!!」

みほ「じゃあね」ピッ

227: 2016/05/08(日) 00:10:29.13 ID:LN3hUZmmo

優花里「に、西住殿……」

みほ「私ね、他にも遊び相手いるんだ」

優花里「他の人にもあのようなことを……!?」

みほ「うん。この学園だったら紗希ちゃんとか」

優花里「ウサギさんチームの!? 後輩にまで手を出すって、どういうことですか!」

みほ「…………」ズイッ

優花里「っ、なんですか!?」

みほ「優花里さんさ、そんなこと言ってるけど……」ジリジリ

優花里「(なっ……壁に追いやられて……狭い路地に……!)」

228: 2016/05/08(日) 00:16:11.85 ID:LN3hUZmmo

みほ「(ここなら通りかかった人にも見られないね)」

みほ「本当はまた欲しいだけなんでしょ?」スッ

優花里「ッッ! な、なにを!」

みほ「(そういえばこの体勢壁ドンって言うんだっけ)」

みほ「ほら、してあげるよ」チュッ

優花里「ンッ、ンムッ……!」

みほ「チュッ……」

優花里「に、にひふみ……ろのぉ……」トロン

みほ「優花里さんにするのは2回目だもんね……このキスは回を重ねれば重ねる程気持ちよくなれるらしいから、前よりも良いんじゃない?」

優花里「な、なぜ……」

みほ「何故って、優花里さんにこうするの楽しいから♪」

231: 2016/05/08(日) 00:20:13.07 ID:LN3hUZmmo

みほ「でも、優花里さんはきっとこう思ってる。『遊びでキスをして女の子をとっかえひっかえ。さらに自分のファーストキスも奪われた……許せない』って」チュルッ

優花里「んっ、……くっ、ふぅ……!」

みほ「仕方ないね、私は優花里さんに嫌われてしかるべきことをしちゃってるわけだから」チュッ

優花里「そんな、ことぉ……」

みほ「だから、これっきりにするね。初めてを取っちゃったことは謝るし、明日からも普通の友達として接してくれるといいな」

優花里「これ、っきり……?」

みほ「うん。だって……優花里さんは私とこうするのが嫌なんでしょ?」

優花里「い、いやじゃ……!」

みほ「それに私には他にもこうする相手がいるし……優花里さんがいなくてもいいわけだし」

優花里「ッ! い、嫌であります!」

みほ「……」ニタァ

233: 2016/05/08(日) 00:22:16.82 ID:LN3hUZmmo

みほ「何が嫌なの?」

優花里「え、あ……そ、それは……」

みほ「私とこうすること? ああ……ごめんね……すぐやめるから」

優花里「そっ、そうではなく!」

みほ「ん?」

優花里「嫌であります……西住殿に、捨てられるの……は……」グスッ

みほ「別に捨てるとかじゃないよ。ただこうしてキスをする相手は他にもいるから、優花里さんが嫌なら別にってだけで――」

優花里「っ……! わ、私は…………!」

みほ「…………私は?」

234: 2016/05/08(日) 00:27:14.99 ID:LN3hUZmmo

優花里「わた、しは……」

みほ「こうしてほしいの?」チュッ

優花里「っ、ひっ……んっ……!」

みほ「どうなの?」

優花里「……………………は、い……」

みほ「私は優花里さん以外にこういうことをする最低な人間だけど?」

優花里「いい、です……っ」

みほ「優花里さんは付き合ってもいない女同士でキスをするのが良いってこと?」

優花里「そうですっ、西住殿のキスが……っ、あの時から……! ずっと……! 忘れられっ、なく、て!」

みほ「ふぅーん……じゃあやっぱり優花里さんとこういうことをするのをやめるって言ったら――」

優花里「嫌ですっ! お願いであります西住殿! 私、捨てないで……っ!」ポロポロ

みほ「他の子ともこういうことするよ? 私達は付き合ってるわけでもない、優花里さんはただの私のオモチャだよ?」

優花里「それでもいいですからっ! これをやめないでください……ぃっ!」

みほ「………………いいよ♪」


みほ「(その後、私が優花里さんと分かれたのは陽がすっかり沈んだ後だった)」

235: 2016/05/08(日) 00:30:57.21 ID:LN3hUZmmo

・・・・・・

~夜・みほの部屋~


みほ「というわけで優花里さん落としたから」

沙織『早くない!? 私達さっきバイバイって分かれたばかりだよね!?』

みほ「今回は沙織さんが前に教えてくれた壁ドンっていうのをやってみたの。明日辺りに隠し撮りした動画見せてあげるね」

沙織『壁ドン!? みぽりんいつの間にそんな上級テクを……!?』

みほ「優花里さんの葛藤に悩む顔はとってもよかったよ……」ホッコリ

沙織『うぅ……同じあんこうチームに犠牲者が出ちゃうなんて……明日からどう接していいのか分からないよ……』

みほ「普通に接すればいいじゃないかな?」

沙織『それが難しいんだって!』

みほ「あはは。あっ、そろそろ笑ってボコってが始まるから切るね。じゃあねー」ピッ

236: 2016/05/08(日) 00:33:10.20 ID:LN3hUZmmo

・・・・・・

~翌日・朝~


みほ「うーん、いい天気!」

みほ「色んな子とできてお肌もなんだかツヤツヤしてきたかも」

みほ「今日はどうしようかなぁ……>>238」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

238: 2016/05/08(日) 00:36:25.89 ID:7tyaGVORO
1

239: 2016/05/08(日) 00:43:35.71 ID:LN3hUZmmo

みほ「落とした子とも色々したいところもあるけど……ただでさえ私が知ってる戦車道の人達は沢山いるんだから……」

みほ「ここは西住流として、より多くの人を落とすべきだよね!」

みほ「さて、この学園の人にしようかな……それとも学外の……」

 >>241

 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外

241: 2016/05/08(日) 00:45:36.40 ID:s2X60ibXo

242: 2016/05/08(日) 00:50:04.64 ID:LN3hUZmmo

みほ「……って、考えるまでもないかな……今日平日だし、学外に出る暇がないや」

みほ「まぁ地盤を固めるのはいいことだよね。いっそ戦車道受講者全員……」ヒヒ

みほ「といっても1度に落とせるのは1人……誰を落とそうかなぁ」


みほ「………………うーん、迷う……!」

みほ「こんなときは……」プルルル

沙織『みぽりんおはよー。どしたのこんな朝に』

みほ「沙織さん、今日は誰と最初に会う気がしますか?」

沙織『えっ!? 通学路で? うーん…………>>244じゃないかなぁ』

244: 2016/05/08(日) 00:51:05.11 ID:IswUMoLgo
桂利奈

245: 2016/05/08(日) 00:56:03.97 ID:LN3hUZmmo

沙織『最近ウサギさんチームの桂里奈ちゃんが1人で歩いてるのを見るよ。多分登校の待ち合わせ場所に行くまでに私のルートと被るみたい』

みほ「へぇ……」

沙織『…………って、みぽりんまさか――』

みほ「ありがとう沙織さん。また学校でね」ピッ

みほ「阪口桂利奈ちゃんかぁ。ウサギさんチームの操縦手で純真な子…………ふふっ」

249: 2016/05/11(水) 00:00:29.92 ID:BJSpOynmo

・・・・・・

~教室~


みほ「おはよう沙織さん、ありがとうね! 決まったよ」

沙織「お礼を言わないで!! なんとなく察したから!!」

みほ「流石沙織さん。パートナーだね」

沙織「うぅぅぅ……というか、またウサギさんチーム?」

みほ「うん。後輩なら色々御しやすいでしょ」

沙織「意外と小物だねみぽりん!」

250: 2016/05/11(水) 00:04:33.66 ID:BJSpOynmo

沙織「それで、桂里奈ちゃんをどうするの?」

みほ「勿論落とすよ」

沙織「どうやって?」

みほ「そこはほら、いつもみたいにテクニックで」

沙織「どうやってその状態に持って行くかって聞いてるの!」

みほ「そこだねぇ……どう誘おうか…………沙織さん何かいい考えある?」

沙織「えぇ……? そうだなぁ、桂里奈ちゃんみたいな無垢なのは……>>252で釣るとか?」

252: 2016/05/11(水) 00:09:29.69 ID:dThFK1ONO
戦隊物のコスチューム

253: 2016/05/11(水) 00:22:23.60 ID:BJSpOynmo

沙織「確かアニメも好きだったけど特撮も好きだったよね?」

みほ「うんそういえば」

沙織「だったらその衣装で釣るとか……?」

みほ「特撮衣装……確かに釣れそうだけど」

沙織「ほら、私達だって持ってるじゃん」

みほ「あっ、あんこうファイブ! なるほど!」

沙織「(まさかみぽりんだって戦隊ヒーローの姿で大人なことはしないはず……)」

254: 2016/05/11(水) 00:23:58.56 ID:BJSpOynmo

・・・・・・

~昼休み~


みほ「あっ、いたいた!」

沙織「桂利奈ちゃーん」

桂里奈「あい?」

みほ「(むっ、やはりウサギさんチーム……やっぱり1人でいるわけないか)」


 桂利奈と一緒に居たのは(ウサギさん限定)……>>256

256: 2016/05/11(水) 00:27:32.82 ID:0tFrTL/so
紗希

257: 2016/05/11(水) 00:35:51.63 ID:BJSpOynmo

紗希「……」ジー

みほ「(沙希ちゃんも一緒とは……これは僥倖かそれとも……)」

沙織「沙希ちゃんも一緒にいたんだ」

みほ「これからご飯?」

桂里奈「あい! 今日は麻婆炒飯にする予定です!」

みほ「ふむふむ……ところで、阪口さん」

桂里奈「?」

みほ「戦隊ヒーローになりたくない?」

桂里奈「!!」

みほ「(食いついた!)」

258: 2016/05/11(水) 00:39:12.58 ID:BJSpOynmo

桂里奈「なれるんですか!?」

みほ「うん。実はあんこうファイブのメンバーになってほしくて……」

桂里奈「あのあんこうファイブの!?」

沙織「(この子の中のあんこうファイブってどういう……)」

桂里奈「あ、あのあの! 私もあんこうファイブってことは、悪と戦っていくんですよね!?」

みほ「そうだよ。でも今あんこうファイブは諸事情で私と沙織さんしかいないの……」

桂里奈「へ? 他の人は……」

みほ「実は、>>260で……」

260: 2016/05/11(水) 00:46:12.84 ID:35q74D1Ro
みんな悪によって再起不能になってしまい、桂里奈だけが頼り

261: 2016/05/11(水) 00:53:46.89 ID:BJSpOynmo

みほ「皆悪い人にやられちゃって……もうあれじゃ二度と立ち上がれないの……」

桂里奈「えっ!!? ま、まさか極悪生徒会のあんこう怪人に……!?」

みほ「……」コクッ

みほ「だから、正義の心を持った阪口さんだけが頼りなの! お願い、力を貸して!!」

桂里奈「……分かりました! やってみます!!」

みほ「ありがとう!!」ガシッ

262: 2016/05/11(水) 00:56:18.08 ID:BJSpOynmo

みほ「じゃあ早速一緒に来て!」

桂里奈「あっ、でもお昼……」

みほ「代わりに沙織さん置いていくから!」

沙織「えっ!?」

みほ「沙織さん、沙希ちゃんと一緒にいてね」

みほ「ここで沙希ちゃんに乱入されて変にこじれるのは面倒だし」ヒソヒソ

沙織「うぅ……私またその場に居られないんだ」ヒソヒソ


みほ「さぁ行こう!」

桂里奈「あ、あいー!」

263: 2016/05/11(水) 00:57:16.79 ID:BJSpOynmo

沙織「えーっと……じゃあ行こうか」

紗希「…………」ジー

沙織「(みぽりん達が走っていった方向をずっと見てる……)」

紗希「…………」シュン

沙織「(なんか心なしか寂しそうだ!)」

264: 2016/05/11(水) 00:59:25.81 ID:BJSpOynmo

・・・・・・

~空き教室~


みほ「阪口さんはまだ力に目覚めてないから、ここでその儀式をしようか」

桂里奈「儀式……ですか!?」

みほ「うん。あんこうファイブには極悪生徒会に立ち向かうために必要な力があるの……それを解き放つためにね」

桂里奈「おおおぉ……! それっぽい!!」キラキラ

みほ「じゃあまず>>をするよ」

266: 2016/05/11(水) 01:01:12.54 ID:D1coC34PO
あんこうファイブの人間からのキス

267: 2016/05/11(水) 01:10:18.81 ID:BJSpOynmo

みほ「キスをするよ!」

桂里奈「あい!!!!! …………………………あい?」

みほ「じゃあ早速……」

桂里奈「まっ、ままま待ってください!!」

みほ「なんで?」

桂里奈「いやなんでって、なんでキス!?」

みほ「あんこうファイブの特別な力は、既にあんこうファイブである人間からのキスによって譲渡されるの」

みほ「それが阪口さんの体内エネルギーと混ざり、新生あんこうファイブのメンバーとして相応しいエネルギーになるんだよ!」

桂里奈「き、キスでエネルギー……????」

みほ「そう!!」

みほ「だから阪口さんも、ね?」

268: 2016/05/11(水) 01:13:01.50 ID:BJSpOynmo

桂里奈「えっ、いや別に今じゃなくても……そ、そうだ! あんこうファイブの人なら他にも……」

みほ「私と沙織さん以外のメンバーはその力をもう失っているの……だから、阪口さんに力を渡せるのは今はもう私1人だけ……」

桂里奈「う、うぅぅぅ……そんなぁ……」

みほ「それとも私とのキスは……嫌、かな……?」

桂里奈「嫌とかそういうのじゃなくて……わ、私キスとかしたことなくて……」

みほ「阪口さんに私達と一緒に正義の味方として戦ってほしいっていうのは、やっぱり諦めた方がいいのかな……」

桂里奈「っっ! ぅぅぅぅ~~~~~…………」カァァ

みほ「(顔真っ赤にしてる……かわいい……)」

269: 2016/05/11(水) 01:15:37.19 ID:BJSpOynmo

桂里奈「わ………………分かり、ましたぁ……」

みほ「ありがとう、桂里奈ちゃん……大丈夫だよ」

桂里奈「何がですか?」

みほ「きっと後悔はさせないから……」チュッ

桂里奈「ッッ~~~~~~!!」

みほ「チュッ…………チュルッ……」

桂里奈「ふぇっ、んっ、やぁ……」

みほ「力を抜いて……大丈夫。私に任せて」

桂里奈「は、はいぃ……」

271: 2016/05/11(水) 01:20:48.97 ID:BJSpOynmo

みほ「(桂里奈ちゃんの口の中……甘い……)」

みほ「(さっきジュース飲んでたのかな? 桂里奈ちゃんの唾液おいしい……)」チュルルルッ

桂里奈「ッ、や、吸っちゃやぁ……」

みほ「おいしいよ……桂里奈ちゃん」

桂里奈「ひっ、ンッ……くふぅ……」

みほ「(くりくりした目が潤んで涙目に……)」

みほ「じゃあ、お返し……あげるね」クイッ

桂里奈「ふぇっ……? んぐ……っ!」

桂里奈「(えっ、これ……つば……?)」

桂里奈「(唾が口の中に……)」

みほ「それが力の源だから、ちゃんと飲んでね」

桂里奈「の、むぅ……」

272: 2016/05/11(水) 01:23:14.08 ID:BJSpOynmo

桂里奈「ん、ンク…………プハッ……」

みほ「よくできました」ナデナデ

桂里奈「これ、変な、かんじ……」トローン

みほ「もうすぐ桂里奈ちゃんもあんこうファイブの一員だよ。だから、もう少し……」

桂里奈「ンッ、ッ」

みほ「チュッ、桂里奈ちゃんの方からすごく欲しがって……」

桂里奈「ら、らって……ちからの、みなもと……」

みほ「そんなに欲しいならもっともっと……」

桂里奈「んっ、つば、飲む……」ンクンク

みほ「桂里奈ちゃんのも頂戴」

桂里奈「ふぁい……」

273: 2016/05/11(水) 01:25:50.34 ID:BJSpOynmo

 キーンコーンカーンコーン


みほ「あっ、昼休み終わっちゃった……」

桂里奈「ぁ…………ぃ……」ピクピク

みほ「桂里奈ちゃんの口元、ビチャビチャにしちゃったね」

桂里奈「授業……行かなきゃ……」

みほ「その状態で受けられるの?」

桂里奈「だ、だって……」

みほ「ふふっ…………」スッ


みほ「保健室に行けば、もっとできるよ?」ヒソッ

桂里奈「っ……!」

274: 2016/05/11(水) 01:29:40.70 ID:BJSpOynmo

桂里奈「だ、駄目……授業、サボれない……から」

みほ「先生には後で私から言ってあげるから」

桂里奈「でもぉ……」

みほ「…………そっか。そうだね……授業は大事だね」

桂里奈「ぅ……」

みほ「保健室に行けばもっと力をあげられたけど、仕方ないね」

桂里奈「もっと……?」

みほ「うん。今みたいに沢山唾を交換するの」

桂里奈「っ」

みほ「でも桂里奈ちゃんは授業出なきゃ。それじゃ、また練習で――」


 ギュッ


みほ「……?」

桂里奈「……………………も、もっと……お願い、します……」

みほ「…………うん、いいよ」ニヤッ

275: 2016/05/11(水) 01:38:13.31 ID:BJSpOynmo

・・・・・・

~放課後~


沙織「もーみぽりんどこ行ってたの!? 心配したんだから!」

みほ「あはは、ちょっと保健室にね」

沙織「保健室? って、まさか!」

みほ「大丈夫。キスしかしてないから」

沙織「そういう問題じゃなくて! 桂里奈ちゃんは!?」

みほ「途中で気を失っちゃったから適当に澤さん呼んで任せてきたよ。『阪口さんが急に具合悪くしたみたいだからずっと看病してた』って言っておいたから怪しまれることは無いし、今日は午後から保険の先生いなかったしね」

沙織「うわぁ……みぽりんってこういうことに凄く頭回るんだね」

みほ「うん♪」

276: 2016/05/11(水) 01:40:38.18 ID:BJSpOynmo

みほ「そういえば沙織さん、沙希ちゃんは大丈夫だった?」

沙織「うん。途中でトイレに行ってたみたいだけどすぐ戻って来たしずっとウサギさんチームの皆と一緒だったよ」

みほ「そっか」

沙織「(トイレにしちゃ長かったような気がしたけど……いいかな?)」


 沙希は……直下

 コンマ一桁奇数→たまたま空き教室の前を通りかかっていた
 コンマ一桁偶数→今日は少しお通じがよくなかった

277: 2016/05/11(水) 01:50:47.62 ID:IOXgnO4pO
ほい

278: 2016/05/11(水) 01:55:23.01 ID:BJSpOynmo

みほ「(まぁ空き教室の前とかに人の気配はしなかったし、誰にも見られてないね)」

みほ「それじゃ沙織さん、これ」

沙織「フラッシュメモリ?」

みほ「今回は録音しかしてないけど、これが今回の分だからね」

沙織「パソコンで聞けと!?」

みほ「レコーダーで録ったやつをすぐに移したから出来立てほやほやだよ!」

沙織「うぅ……分かったよ……聞くよ……」

みほ「でも沙織さん、もうそれなりに録画とかも見てるわけだしそろそろ慣れてきたでしょ?」

沙織「はぁ……ちゃんと毎回見てるけどさぁ、これを彼氏にやれっていうのが……」

みほ「いないのにできないじゃない」

沙織「うるさいよ! そういうツッコミは華だけでいいから!」

みほ「でもいつか本当に披露するときは録画してね。私も見たいから」

沙織「恋人の時間に干渉する気!?」

282: 2016/05/12(木) 23:11:55.13 ID:yq/ZX7Nlo
桂利奈ちゃんの漢字を間違えたのは私の責任だ
だが私は謝らない

283: 2016/05/12(木) 23:15:38.61 ID:yq/ZX7Nlo

・・・・・・

~みほの部屋~


みほ「はぁ~今日は満足した~」

みほ「さぁて、今度は誰を落とそうかな」


 プルルルルルル


みほ「ん? 電話だ。誰だろう?」ピッ

>>285「もしもし」

285: 2016/05/12(木) 23:16:48.57 ID:iaGHNjGSo
エリカ

287: 2016/05/12(木) 23:20:33.47 ID:yq/ZX7Nlo

エリカ「もしもし、副隊長?」

みほ「あれ、逸見さん。何の用? もう夜だけど寝なくていいの?」

エリカ「何の用じゃないわよ!! アンタこの前私に変なメッセ送ったり電話ブチったり!!」

みほ「………………?」

みほ「(な、何かしたっけ……?)」

288: 2016/05/12(木) 23:22:29.63 ID:yq/ZX7Nlo

みほ「あああれね……まぁ色々と」

エリカ「私はね、いわれのない差別は受け入れられないタチなの。きちんとした説明を要求するわ!」

みほ「(何したっけなぁ……)」

みほ「(まぁいっか。適当に……>>290)」


 1.申し訳なさそうにする
 2.怒る
 3.マイク近くで大音量のパンツァーリートを流す

290: 2016/05/12(木) 23:24:44.45 ID:A8i1F79ho
2

291: 2016/05/12(木) 23:33:27.97 ID:yq/ZX7Nlo

エリカ「大体アンタは最近調子に乗りすぎなのよ! なによ優勝して大学選抜にも勝ったからって天狗になって!」

みほ「……」ムカッ

エリカ「そもそもあの戦いは私達が来なきゃ今頃アンタは黒森峰に戻って一生私のパシリで――」

みほ「うるさいよグリューワインとアイスバイン」

エリカ「ッ!?」

みほ「ボニーとクライドじゃあるまいし、そもそも逸見さん未成年でしょ?」

エリカ「う、うるさいわね! あそこは食べ物な感じの作戦名出す感じだったでしょ!!」

みほ「そもそも逸見さんの好きな食べ物はハンバーグでしょ。知ってるよ? 戦車道連盟に登録するプロフィールの備考欄に何故か『好きな食べ物:ハンバーグ』とか書いてるの」

みほ「アイスバインは豚肉の煮込みだよ? ハンバーグはミンチ肉でしょうが」

エリカ「ちょ」

293: 2016/05/12(木) 23:36:26.80 ID:yq/ZX7Nlo

みほ「私が何したか知らないけど、一方的に怒るのはどうかと思うよ。しかもこんな夜に」

エリカ「えーっと……」

みほ「分かったらごめんなさいは?」

エリカ「はぁ!? なんでアンタに謝るのよ! 逆でしょ逆!!」

エリカ「アンタがしてきた仕打ちの数々に加え、ここで私に理由なき謝罪を求めるというの!?」

みほ「理由はあるよ。私にこんな時間に電話してきた」

エリカ「うっ……そりゃ、寝る前だったら悪いけど……」

みほ「寝る前だったよ」

エリカ「………………分かったわよ、悪かったわよ」

みほ「よろしい。それじゃあ要件はそれだけ? 明日も早いし切るね」

エリカ「ちょ、まだ話は――」プツッ

みほ「ふぅ…………あっ、思い出した……この前手酷くあしらったことを怒ってたのかな」

みほ「ま、いいかな。今度会ったら謝れば」スヤァ

294: 2016/05/12(木) 23:38:31.48 ID:yq/ZX7Nlo

・・・・・・

~翌朝~


みほ「ん~~~~~、いい目覚め……」

みほ「きっと神様が私に今日も女の子を落とせって言ってるんだね」

みほ「さて、今度は誰にしようかな……」


 プルルルルル


みほ「……最近よく鳴るなぁ」ピッ

沙織『みぽりん!!』

みほ「沙織さん、どうしたの?」

沙織『次のターゲットは!?』

みほ「えっ?」

295: 2016/05/12(木) 23:40:00.98 ID:yq/ZX7Nlo

沙織『次はどうするのって!』

みほ「沙織さん……ついに分かってくれたんだ!」

沙織『ああそういうのは後で! それで、今度はどうするの!?』

みほ「うん、じゃあ>>直下にしようと思うの」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

296: 2016/05/12(木) 23:40:17.59 ID:24xtjoNbO
1

297: 2016/05/12(木) 23:47:18.03 ID:yq/ZX7Nlo

みほ「せっかく沙織さんがやる気になってくれたんだし、新しくターゲットを決めて落とそうかと思うんだけど」

沙織『分かった! それで誰を!?』

みほ「せっかちだなぁ沙織さんは。それじゃあサンクス前で落ち合わせてから色々決めようか」

沙織『サンクスね! 分かった!!』ピッ

みほ「本当にどうしたんだろう沙織さん」

298: 2016/05/12(木) 23:50:25.93 ID:yq/ZX7Nlo

・・・・・・

~サンクス前~


みほ「このコンビニともそろそろお別れ……もうすぐ皆ファミマになっちゃう……」

みほ「こんなの廃校になるより辛いよ……」グスッ

沙織「みぽりん、それ私以外の他の人の前で言わないでね……」

みほ「あっ、沙織さんおはよう」

沙織「おはようみぽりん」

みほ「それで、なんで今日はあんなに誰かを落とすことを迫ったの?」

沙織「それはね……これっ!」バッ

みほ「これ……インターネット恋愛占い?」

299: 2016/05/12(木) 23:54:05.12 ID:yq/ZX7Nlo

沙織「これにね、今月のあなたは他の人の恋愛から様々なことを吸収するでしょう。積極的にって!!!!」

みほ「沙織さん、もっと自分を持って……」

沙織「みぽりんがそれ言う!?」

みほ「いや、だって……メディアに踊らされてる沙織さんを見ると、なんだか涙が……」

沙織「泣くほど!? ああもうとにかく、そもそも私がみぽりんに協力してるのはみぽりんのそういう……まぁ、実戦的な恋愛テク? を学ぶためだし」

沙織「私も色々考えて、少し結論付いたの。どうせ私が協力しなくてもみぽりんは手段を問わず女の子を落とすって。だったら、せめてみぽりんが暴走しないように私がいないと!」

みほ「沙織さん……!」

沙織「そういうわけで、ほどほどにね」

みほ「うん……ありがとう……」

300: 2016/05/12(木) 23:55:40.92 ID:yq/ZX7Nlo

沙織「というわけで、誰を落とすの?」

みほ「じゃあ……まず>>直下で――」


 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外


302: 2016/05/12(木) 23:56:16.72 ID:o2l57/OAO
1

303: 2016/05/12(木) 23:59:20.16 ID:yq/ZX7Nlo

 スマネェ学内か学外かの安価なんだ……人物は次なんだ……


みほ「まずは学内の人でしょ?」

沙織「うん――って、みぽりん、ずっと学内だけど……チームメイト大好きだね」

みほ「うん。皆私の大事なナカマだから♪」

沙織「(仲間のニュアンスがおかしかったのは突っ込まないでおこう……)」

304: 2016/05/13(金) 00:03:15.13 ID:pT3rAOCIo

沙織「それで、誰にするの?」

みほ「うーん……じゃあ………………すいませーん店員さーん」

沙織「コンビニの中に入っていった!?」


「うわっ! 西住みほさんですよね!? わ、私大ファンなんです!」

みほ「ありがとうございます! あの、ひとつ質問いいですか……?」

「はい! なんでしょう?」

みほ「大洗の戦車道チームの中で、一番好きな人を挙げてください」

「えっ、それは勿論西住さんです!」

みほ「ふふっ、ありがとうございます。でも、私以外で挙げてほしいんです。あっ、武部沙織さん、秋山優花里さん、丸山紗希さん、阪口桂利奈さん以外でです」

「うーん難しい…………>>306さんで!」

306: 2016/05/13(金) 00:03:41.10 ID:3DVQtpx6o
磯辺さん

308: 2016/05/13(金) 00:11:29.91 ID:pT3rAOCIo

「やっぱりアヒルさんチームの磯辺典子さんですね! ちっちゃい体であのパワフル感!」

みほ「なるほどなるほど、ありがとうございます! じゃあ肉まんひとつください」

「ありがとうございましたー」


みほ「沙織さん、磯辺さんに決定したよ」

沙織「え、マジー……?」

みほ「どうしたの?」

沙織「いや、だって……この前思い切り意識させちゃったし、警戒されてるんじゃない?」

みほ「沙織さん……西住流はね、警戒したからどうとかそういうのじゃないの。さ、行こうか!」

沙織「うへぇ……」

309: 2016/05/13(金) 00:24:05.50 ID:pT3rAOCIo

・・・・・・

~昼休み~

 キーンコーン


みほ「さて、まず磯辺さんの私への印象は……」

沙織「この前の喫茶店で色々あったけど、そんなに変わってないんじゃないかな?」

みほ「優花里さんから聞いたんだけど、私が優花里さんにキスしたことは喋っちゃったみたい」

沙織「そうなの?」

みほ「うん……」

沙織「うーん……じゃあ完全にみぽりんとゆかりんが恋仲だって思ってるんじゃないかな……」

310: 2016/05/13(金) 00:26:09.27 ID:pT3rAOCIo

みほ「もしかしたら、真面目な磯辺さんだから優花里さんを気にして……って感じで完全に落としきれない。とか思ってる?」

沙織「そりゃ、良い寄って来る男が彼女持ちだったら誰だってそうなるよ。むしろその行動で『この人は彼女いるのに他の女に手を出すクズか』って嫌われちゃうよ」

みほ「………………ぷっ、くひっひひひ……」

沙織「みぽりん?」

みほ「沙織さん、恋愛マエストロには遠いんじゃない?」

沙織「なっ!? 何を言ってるのみぽりん! 聞き捨てならないよ!!」

みほ「だって、それは相手がその男の人を好きじゃないときのでしょ?」

沙織「そりゃね」

みほ「もし言い寄って来る男が自分の好きな人だったら……?」

沙織「……まぁ、昼ドラかなぁ……」

みほ「でしょ?」

311: 2016/05/13(金) 00:30:25.48 ID:pT3rAOCIo

みほ「というわけで、この時間はバレーやってそうだしバレー部を探してみようか」

沙織「うん」

みほ「(さて、磯辺さんはどう来るか……)」


 今日は漢字ミス無かったな!!!!!!!!!!!!
 ここまでです

314: 2016/05/16(月) 23:32:06.52 ID:TDMEutFxo

・・・・・・

~グラウンドの隅~


典子「もう暑くはないけど水分はちゃんととれよー!」

バレー部「はーい!」

典子「近藤、そんなんじゃ西側の出来損ないティーガーの砲弾は防げないぞ! ファシスト共から我らの同志を守るのはお前のレシーブと知れ!」

妙子「Ураааааааа!」

典子「河西、いいスパイクだ! きっと貴様の祖先はベルリンまで突撃したに違いない!」

忍「Ураааааааа!」

典子「佐々木! もっと高く跳んでブロックの鬼になれ! たとえ顔面にボールを受けても我らが同志はその雄姿を忘れん!」

あけび「Ураааааааа!」

315: 2016/05/16(月) 23:35:33.49 ID:TDMEutFxo

沙織「やだ……すっごく赤い……」

みほ「共産主義者め……」

みほ「って、ふざけてる場合じゃない。とりあえず練習が終わったら声かけようかな」

沙織「バレー部は大体昼休みが終わる20分前には練習を終えてネットとかボールを片付けに向かうみたい」

みほ「流石、次の授業のことも考えて早めに動いてるね……」


典子「よし、昼の練習はここまで! 皆片付けるぞ!」

バレー部「はい!」

みほ「あ、すいませーん」

妙子「ん?」

忍「西住隊長」

あけび「どうしたんですか?」

316: 2016/05/16(月) 23:39:51.42 ID:TDMEutFxo

典子「っ」ビクッ

みほ「(……どうやら前の事を引きずってるみたい……そりゃそうだよね……)」

みほ「(でも、逃がさない)」

みほ「そのー、今度の練習試合のことで、各チームの車長に相談事をして回ってるんですけど……今、磯辺さん大丈夫ですか?」

典子「え、あ、まぁ……(な、なんか西住隊長と一緒になるの……すごく怖いんだけど)」

妙子「いいですよ。片付けくらいなら私達だけでもできますし」

典子「えっ!?」

あけび「大事な話みたいですしー」

忍「キャプテン、いってらっしゃい」

典子「え、えぇ……分かった……」

317: 2016/05/16(月) 23:47:58.94 ID:TDMEutFxo

みほ「昼休み中には終わるハズですから、適当にその辺で話しましょう」

沙織「校舎裏?」

みほ「うん。ここなら誰も来ないだろうし」ヒソヒソ

典子「分かりました!」

沙織「じゃあ私、ちょっとお花を摘みに……(打ち合わせ通り、私はちょっと離れたところで人払いっと)」

みほ「そうなの? じゃあまた後でね、沙織さん」

典子「えっ!?」

みほ「どうしました?」

典子「い、いえっ……!」

みほ「(とりあえず沙織さんは人払いに行ってもらったし、ここからどう仕掛けようかな)」

みほ「(どうやら磯辺さんは私の事怖がってるみたいだし……ここは>>319)」


 1.懐に踏み込む
 2.外堀から埋める

319: 2016/05/16(月) 23:49:12.01 ID:FnT7RtGNO
1

321: 2016/05/16(月) 23:55:35.31 ID:TDMEutFxo

みほ「(さっきから気付かれないように距離を詰めると、無意識に磯辺さんが後ずさってる……つまり、私に近付いてほしくないんだ)」

みほ「(嫌われてる? ってことは……まぁ、ないよね……?)」

みほ「(それに磯辺さんってきっとウブだろうから優花里さんのことを知ってて……)」

みほ「(昼休みが終わるまであと15分……ここは、敢えて磯辺さんの懐に飛び込み、混乱させて正常な思考を奪う……!)」


みほ「それで、今度の作戦なんですけど……」

典子「はい! どんな作戦でも根性で乗り切ってみせます!」

みほ「ん? ほんとですか?」

典子「はい!!」

322: 2016/05/16(月) 23:58:07.10 ID:TDMEutFxo

みほ「じゃあ…………」スッ

典子「ッ!?(え、近づい――)」

みほ「こういう作戦でいきましょう」ダキッ

典子「んなっがうぇいるくすりえぇきぇ!?!?!?????」


典子「あっ、ぐ、な、なにを!?」

みほ「私が磯辺さんに告白する作戦ですよ」

典子「い、意味が分かりません!」

323: 2016/05/17(火) 00:01:25.91 ID:Qs4k2hPwo

典子「(っ、やっと分かった……なんで西住隊長といると一緒に怖いのか……!)」

みほ「ふぅん……怖かったんですか、私が」

典子「ッ!?」

みほ「あれ、カマをかけたつもりでしたけど、当たっちゃいました?」

典子「だっ、誰……」

みほ「やだなぁ磯辺さん、私は西住みほですよ」

典子「だ、だって西住隊長は……いきなりこんなことしてくる人じゃ……!」

みほ「ないって? それは磯辺さんが私の事をちゃんと知らなかったからそう思い込んでるだけです」

典子「(な、なんでこんなに力が強い……!? 全然剥がせない!)」ジタバタ

みほ「無駄ですよ。磯辺さん」

324: 2016/05/17(火) 00:03:46.91 ID:Qs4k2hPwo

みほ「それで、なんで私を怖がっていたんですか?」

典子「…………」

みほ「はむっ」

典子「ッッ!!?!?!??!?」

みほ「ふふっ、磯辺さんの耳、おいしいですね」

みほ「練習後だからか、少し首筋に汗もありますけど……」

典子「や、やめぇっ、やめっ!」

みほ「答えてくれますか?」

典子「んっ、ひゃうっ!」

みほ「…………」ペロペロ

典子「わ、わかったから! 答えるから!」

325: 2016/05/17(火) 00:09:15.81 ID:Qs4k2hPwo

典子「に、っ、……西住隊長、は……」

典子「秋山さんに……き、キス……したって」

みほ「そうなの?」

典子「そうじゃないんですか……っ!」

みほ「(まぁ磯辺さんがそれを知ってるっていうのは優花里さんから聞いてたけど……)」

みほ「(今ならどうとでも言えるし、どうしようかなぁ)」

みほ「>>327」

327: 2016/05/17(火) 00:12:05.13 ID:BiOIjV8rO
あれは優花里さんの思い込みなの

329: 2016/05/17(火) 00:22:29.69 ID:Qs4k2hPwo

みほ「磯辺さん、あれは優花里さんの思い込みなんです」

典子「お、思い込み……?」

みほ「前Ⅳ号が思い切り敵の砲撃に晒されたときにね、戦車の中がシェイクされちゃって」

みほ「その時に偶然優花里さんと唇が…………ってこと」

典子「そ、そうなん……ですか?」

みほ「はい。それに優花里さんも今は普通に接してくれてますし」

典子「そう……なんだ…………」

みほ「だから、いいですよね?」

典子「何が……ですか…………?」

みほ「磯辺さんに、自分の気持ちを伝えても」

330: 2016/05/17(火) 00:30:07.46 ID:Qs4k2hPwo

典子「ッ、それって……」

みほ「そう…………前に喫茶店でも言いましたよね」

みほ「好きな人がいる……って」

みほ「それが、磯辺さんなんです」

典子「だ、駄目っ!」

みほ「何故?」

典子「…………さっき西住隊長が言ってた、『怖い』っていうの……あれは本当なんです」

典子「西住隊長といると、心の隙間に入って来る……そんな感じがして、怖い……」

典子「全部を見透かされて、全部取られちゃう……感じが……」

331: 2016/05/17(火) 00:34:01.12 ID:Qs4k2hPwo

みほ「………………」

みほ「(やっぱり、鋭いなぁ、この人)」

みほ「………………磯辺さん」

典子「……?」

みほ「怖いから、駄目なんですか?」

典子「…………」コクッ

みほ「……なら、怖くなくしてしまえばいいんですよ」

典子「へっ? ッ、なっ……!」

332: 2016/05/17(火) 00:35:29.51 ID:Qs4k2hPwo

・・・・・・


沙織「うーん、あと10分くらいで昼休み終わっちゃうけど……みぽりん大丈夫かな?」

沙織「ちょっと見てみようかな?」


 >>直下

 1.見てみる
 2.やめとく

333: 2016/05/17(火) 00:35:59.88 ID:+Gmu8HgWo
2

335: 2016/05/17(火) 00:42:55.54 ID:Qs4k2hPwo

沙織「いや……やめとこう。ちゃんと誰も行かないように見張ってないと!」

あけび「あのー、武部先輩。キャプテンはまだ西住隊長と?」

沙織「(危ない危ない……)」

沙織「うーん……そうみたい。結構重要な話みたいだから昼休みいっぱいかかっちゃうかも。先に教室に行っててもらっていいよ」

妙子「そうですかぁ……分かりました」

忍「じゃあ行こうか」


沙織「ふぅ、行ったみたい……」

沙織「これで仕事は完了だね!」

336: 2016/05/17(火) 00:45:47.08 ID:Qs4k2hPwo

・・・・・・


みほ「んっ……まだ、怖いですか?」チュッ

典子「っ、うっ……こ、わい……」

みほ「…………(しぶといなぁ……)」

みほ「(キスを始めてからもまだ心が折れないなんて……)」

みほ「(でも、体はすっかり出来上がっちゃってるみたいだから今更抵抗もできないだろうし)」

みほ「(また放課後コースかな?)」

337: 2016/05/17(火) 00:54:46.56 ID:Qs4k2hPwo

典子「ひっぐ……っ、う、っ……」ポロポロ

典子「も、う……ゆるひ……」

典子「いやぁ……や、めぇ……」グスッ


みほ「(そんな……まだ心が落ちていない!?)

みほ「(まさか、そんなに私のことを怖がって……!?)」

みほ「(馬鹿な……馬鹿な……!)」

みほ「(私のこの技で落ちなかった人なんて、いないのに……!)」

338: 2016/05/17(火) 00:56:21.47 ID:ROl1oUyrO
みぽりん敗れたり!

339: 2016/05/17(火) 00:58:22.09 ID:Qs4k2hPwo

みほ「(この感じなら、キスだけで何度も達しているハズ……なのに、何故……)」

みほ「……磯辺さん、なんでそんなに私を拒むんですか? そんなに怖い? 怖い? 私が?」

典子「ら、らって……みて、ない……」

みほ「なんて……?」

典子「にひふみ、たいちょ……わらひを…………見て、なひ……」ゼェゼェ

みほ「ッッ!?」

典子「もっと、違うもの……見てる……から……」

みほ「……………………」


みほ「……そっか」

みほ「鋭い鋭いとは思ってたけど……磯辺さん、本当に鋭いんだ」

典子「……?」

340: 2016/05/17(火) 01:00:54.60 ID:Qs4k2hPwo

みほ「(私はあくまで、西住流のこの技でどれだけの女の子を落とすかを目指している)」

みほ「(だから、磯辺さんの言う通り……私は、磯辺さんを見ていない)」

みほ「…………だったら、見ればいいんでしょ」

典子「ふぇっ……?」

みほ「磯辺さんがそんなに自分の事を見てほしいなら、見てあげるから……」

みほ「全部見せてね……典子さん」ガバッ

典子「えっ、ちょ!」

341: 2016/05/17(火) 01:04:55.37 ID:Qs4k2hPwo

みほ「っ……!」

典子「ッ、ンン……!」

典子「(い、今までで……一番……舌、入れてきたぁ……っ!)」

典子「(舌、吸われっ……)」

みほ「プハッ、典子さん……!」チュッ

典子「(っ、西住隊長……必氏に……?)」

典子「(…………)」

 
 典子は……>>直下

 コンマ一桁0~4→心までは落ちなかった
 コンマ一桁5~9→心身共に落ちた

342: 2016/05/17(火) 01:07:11.68 ID:ro7nlXRAo
落ちて

344: 2016/05/17(火) 01:16:35.01 ID:Qs4k2hPwo

典子「(…………なんだろう……)」

典子「(ずっと表情を崩さなかった西住さんが必氏になって……)」

典子「(…………可愛い、のかな)」


典子「っっ、ひぐっっ!」ビクビクッ

みほ「…………また、ですか?」

典子「はぁっ……はぁっ…………はぁっ……」

みほ「どうですか、まだ怖いですか?」

典子「はぁっ…………はぁっ…………………………」フルフル

みほ「……!」

典子「こわく……ない…………」

345: 2016/05/17(火) 01:18:16.66 ID:Qs4k2hPwo

みほ「はぁっ…………はぁっ……」

みほ「(勝った…………ッ!)」

みほ「(やはり、西住流に落とせない人間は――)」

典子「…………だから」ギュッ

みほ「えっ?」

典子「もう少し…………だけ……」

みほ「まだしてほしい?」

典子「違う…………ただこうして抱き合ってるだけでいいから……」

みほ「……そっか」

346: 2016/05/17(火) 01:21:30.82 ID:Qs4k2hPwo

・・・・・・


沙織「(も~~~~~!! みぽりんいつまでかかってるの!? もう次の授業が始まるどころか終わりそうなんだけど!!)」

沙織「さすがに授業サボるのはマズいよ~……」

沙織「かといってここを離れて2人が見つかるのはもっとマズいし……」

「なにがまずいんだ?」

沙織「へっ? あっ、た、体育の先生!」

「確か2年の…………武部、だったよな? こんなところでなにしてる」

沙織「えっ、えーっと……あー!! そうそう!! 実は理科の先生に言われてこの辺に生えてる草を取りに!!!!!!!!!!」

「声がでかい!!」

347: 2016/05/17(火) 01:23:35.32 ID:Qs4k2hPwo

みほ「ッ(沙織さんの声……ということは……)」

みほ「典子さん、時間……」

典子「………………授業をサボるなんて、初めてだった……」

みほ「でしょうね。誰かに見つかる前に戻ろう」

典子「…………」ギュッ

みほ「大丈夫」

典子「……実は、今も少し怖い」

みほ「えっ?」

典子「でも、またさっきみたいにしてくれれば……怖くない、から……その……」

みほ「……うん、分かった」チュッ

348: 2016/05/17(火) 01:25:13.02 ID:Qs4k2hPwo

・・・・・・

~放課後~


沙織「もう! みぽりんのせいでとんだ迷惑だよ!」

みほ「今に始まったことじゃないでしょ」

沙織「まぁそりゃそうだけど……いやに時間がかかったね」

みほ「ちょっと苦戦してね……でも結果オーライだよ沙織さん」

みほ「はい、これ。その時の動画」

沙織「これはどういう教訓が?」

みほ「嫌がる相手を自分のモノにするために必要なことが詰まってる……んじゃない?」

沙織「そういうのってダメなんだよみぽりん!?」

349: 2016/05/17(火) 01:28:05.27 ID:Qs4k2hPwo

落ちた子


 学内

・丸山紗希(1段階)
・秋山優花里(2段階) (既に落ちていたため、グデーリアンのみ2段階目)
・阪口桂利奈(1段階)
・磯辺典子(1段階)


 学外

・アリサ(1段階)


 今日はここまでです

352: 2016/05/18(水) 23:30:53.72 ID:PWYHn+Djo

・・・・・・

~1週間後~


みほ「ふぅ……今日も練習頑張ったっと」

みほ「とりあえず典子さんを落としてから1週間……何もしなかったけど、そろそろ動くべきかな?」

みほ「新しい子か今までの子か……あんまり放置しすぎるのもアレだしねぇ……」


 >>直下

 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

353: 2016/05/18(水) 23:31:12.43 ID:RBkcGpjXo
2 紗希

354: 2016/05/18(水) 23:36:03.61 ID:PWYHn+Djo

みほ「うん、明日は紗希ちゃんと過ごそうっと」

みほ「最初に落とした子だし、ブランクも長かったからなぁ」

みほ「明日は土曜日だし、どこかにデートでもいいけど、紗希ちゃん的にお家デートってやつかな?」

みほ「とりあえず沙織さんに聞いてみよう」ピッ


沙織『はいもしもし』

みほ「沙織さん、週末のデートってどうすればいいと思う?」

沙織『みぽりんついに男ができたの!?』

みほ「んなわけないでしょ。そろそろアフターケアの時期かなって思って紗希ちゃんをデートに連れて行こうと思って」

沙織『ああ、そう……』

355: 2016/05/18(水) 23:37:48.94 ID:PWYHn+Djo

みほ「それでさ、紗希ちゃんと週末を過ごすのはどうしたらいいと思う?」

沙織『うーん……ああいうタイプは分かりにくいね……』

みほ「私もそう思って沙織さんに電話したの」

沙織『まぁみぽりんが頼ってくれてるんだし、私も頑張るよ!』


沙織『それなら、>>357がいいんじゃないかな』

357: 2016/05/18(水) 23:48:51.12 ID:DW+F7+a3O
紗希宅訪問

358: 2016/05/18(水) 23:55:50.65 ID:PWYHn+Djo

沙織『まぁあくまで勝手なイメージだけどさ、紗希ちゃんはインドア派じゃないかな?』

みほ「うんうん」

沙織『だからさ、どこかに出かけるんじゃなくてお家デートでいいんじゃないかな』

みほ「なるほどなるほど……じゃあ私の部屋に――」

沙織『待った!』

みほ「え?」

沙織『みぽりんの部屋でもいいけど、ここは紗希ちゃんの家に行ってみるのもいいんじゃない?』

みほ「どうして?」

沙織『恋愛マニュアルでね、相手の家に行くより自分の家に招待する方が心を許しやすいっていう豆知識があったの!』

みほ「もう紗希ちゃんは十分心を許してると思うけど……」

沙織『でも結構ほったらかしだったんだから、ちょっと心配してるかもよ?』

みほ「あの紗希ちゃんが?」

沙織『紗希ちゃんだって女の子なんだし、ここはみぽりんが誠意を見せると思って』

みほ「うーん、分かった。行ってみるね。ありがと沙織さん」

359: 2016/05/18(水) 23:58:51.32 ID:PWYHn+Djo

・・・・・・

~翌日・紗希宅~


みほ「突然紗希ちゃんの家に行ってみたいなんて言ってごめんね。迷惑だったかな……?」

紗希「……」フルフル

みほ「本当? よかったぁ」ホッ

紗希「……」コッチコッチ

みほ「へぇ、今日は家族で出かけてるんだぁ。紗希ちゃんは行かなくてよかったの?」

紗希「……」

みほ「私を優先したって……そんな、なんだか照れくさいね」

紗希「…………」テレッ

360: 2016/05/19(木) 00:01:14.12 ID:KnkYrzfRo

・・・・・・

~リビング~


紗希「……」コトッ

みほ「ありがとう」ゴクゴク

紗希「……?」

みほ「あ、そうだね……別に何かをするために来たってわけじゃないんだけど……ただ紗希ちゃんの家に1度来てみたくて」

みほ「(綺麗に片付いてて……意外と普通の家だった)」


 沙希宅でのイベント……>>362

362: 2016/05/19(木) 00:08:56.93 ID:rHCqw8d6o
二人で料理

363: 2016/05/19(木) 00:14:56.28 ID:KnkYrzfRo

・・・・・・

~夕方~


みほ「紗希ちゃん結構ゲームとかするんだね。しかも懐かしいやつ!」

紗希「……」

みほ「へぇ、桂利奈ちゃんが色々教えてくれてるんだ。仲いいんだねぇ」

紗希「……」コクッ


紗希「………………楽し、かった……?」

みほ「うん! とっても!!」

紗希「……」ホッ

364: 2016/05/19(木) 00:17:24.47 ID:KnkYrzfRo

みほ「あっ、もう日も暮れ始めてる……楽しい時間はすぐ過ぎちゃうね」

紗希「……」スクッ

みほ「どうしたの?」

紗希「…………」トテトテ

みほ「えっ、晩御飯作るって……他の人達は……」

紗希「……」フルフル

みほ「あー食べてくるんだ」

紗希「……」

みほ「ええっ!? 私、ご馳走になっちゃっていいの!?」

紗希「……」コクッ

みほ「ありがとう……! こうして誰かに料理作ってもらうのって家族とか外食以外だと初めてだから、なんかドキドキしちゃうね」

365: 2016/05/19(木) 00:18:26.91 ID:KnkYrzfRo

紗希「……」テキパキ

みほ「手際がいいね……」

紗希「……」コクッ

みほ「あ、そうだ。私も手伝っていいかな?」

紗希「……」フルフル

みほ「えー、2人で作った方が楽しいよ。ね?」

紗希「………………」コクッ

みほ「えへへ、ありがと」

紗希「……」テレッ

366: 2016/05/19(木) 00:24:12.10 ID:KnkYrzfRo

みほ「それじゃ、何を作るの?」

紗希「……」

みほ「仔牛の煮込みかぁ。うん、楽しみ!」

紗希「…………」~♪

みほ「(普段はボーッとしてるけど、料理するときは結構集中というか、楽しそう?)」

みほ「(まぁ、料理するときにもボーッとしてたら危ないんだけど)」


 ピ口リンピ口リン


みほ「(テーブルの上でケータイ鳴ってるけど……まぁいっか)」

紗希「……?」

367: 2016/05/19(木) 00:26:49.25 ID:KnkYrzfRo


 グツグツ……


みほ「うん、あとは焦げないように……」

みほ「なんだか私も作るの楽しくなってきちゃった」

紗希「……」ニコッ


紗希「……」トテトテ

みほ「あっ、お皿出してくれるの? ありがとう」

紗希「…………?」チラッ


 沙希は……直下

 コンマ一桁奇数→みほのケータイを見た
 コンマ一桁偶数→特に気にならなかった

368: 2016/05/19(木) 00:28:40.27 ID:rHCqw8d6o
はい

369: 2016/05/19(木) 00:35:09.42 ID:KnkYrzfRo

紗希「……」ピッ


 From:沙織さん
 件名:うまくいってる?

 今頃紗希ちゃんの家かな?
 紗希ちゃんもいいけど、たまには他の落とした子達のケアもしないといつか刺されちゃうよ~(^◇^)
 まぁみぽりんに限ってそんなことは無いと思うけどね!
 じゃ、また他の子を落とす時や他の子と過ごす時は言ってね(@^^)/~~~


紗希「…………」

371: 2016/05/19(木) 00:37:27.21 ID:KnkYrzfRo

みほ「よーっし、できたみたい!」

みほ「紗希ちゃーん、お皿用意お願い」

紗希「……」コクッ

みほ「?」

紗希「……」テキパキ

みほ「(どうしたのかな? 見るからに機嫌がさっきよりも落ちてる)」

373: 2016/05/19(木) 00:39:05.90 ID:KnkYrzfRo

みほ「それじゃ、いただきます」モグッ

紗希「……」モグッ

みほ「ん! おいしい!」

みほ「って、私は付け合わせ作ったり煮込み具合見るくらいしかやってないけど……」アハハ

紗希「……」モグモグ

みほ「こんなに柔らかくて味も染みてる煮込みは滅多にないよ!」

紗希「……」モグモグ

みほ「………………あのー」

紗希「……」モグモグ

374: 2016/05/19(木) 00:40:26.59 ID:KnkYrzfRo

みほ「紗希、ちゃん?」

紗希「……」モグモグ

みほ「…………」モグモグ

みほ「(これは……所謂、冷えた食卓……!)」


みほ「どうしたのかな? もしかして私が作った付け合わせの味が悪かったとか……?」

紗希「……」モグモグ

みほ「あ、そんなことはないんだ……」

375: 2016/05/19(木) 00:42:54.36 ID:KnkYrzfRo

みほ「……ご馳走様。すっごく美味しかったよ!」

紗希「……」スクッ

みほ「あの……」

紗希「……」カチャカチャ

みほ「(黙って食器下げちゃった……)」

みほ「(うーん……何か機嫌を損ねた……? いや、完璧だったはず)」

みほ「(こうなったら沙織さんに相談…………って、あれ、ケータイどこにやったっけ)」

みほ「(さっきテーブルに置いてて………………ッ、まさか……!)」

376: 2016/05/19(木) 00:46:24.69 ID:KnkYrzfRo

みほ「(まさか、これは前に沙織さんが言ってた……ケータイの中身を見られた彼女!?)」

みほ「(い、いや……はは、まさか)」

みほ「(まさかまさか、ははははは)」


紗希「……」ジャー

みほ「(お皿を洗ってる……いや、水に浸けてるのかな)」

みほ「(……なら、問うは今……!)」

377: 2016/05/19(木) 00:48:44.05 ID:KnkYrzfRo

みほ「紗希ちゃーん」スタスタ

紗希「…………」

みほ「(いつものようにそっぽを向いている……)」

みほ「紗希ちゃん、手伝うよ」

紗希「……」バッ

みほ「ッ!? (なっ……! 手でブロックされた!)」

みほ「…………紗希ちゃん、私のケータイしらない?」

紗希「……」ピクッ

みほ「さっきテーブルに置いておいたハズなんだけど、どこかにいっちゃったみたいで」

みほ「もしかしたら紗希ちゃんしらないかなぁって」

378: 2016/05/19(木) 00:50:57.47 ID:KnkYrzfRo

紗希「…………」スッ

みほ「(やはり持ってた……人のケータイを隠し持つなんてよくないなぁ)」

みほ「あ、持ってたんだ。じゃあ返し――」

紗希「……」ダッ

みほ「えっ?」


 ギュウウウウゥゥウウウ


みほ「(えっ、えっ? だ、抱き着かれた?)」

紗希「…………」ギュウゥゥウ


 紗希は……直下

 コンマ一桁奇数→震えていた
 コンマ一桁偶数→痛いほどに抱きしめてきた

379: 2016/05/19(木) 00:51:55.61 ID:MsQOIc0Bo

380: 2016/05/19(木) 00:58:14.38 ID:KnkYrzfRo

紗希「…………っ、……」

みほ「(最初は強く抱きしめてきたけど、徐々に力が弱まって……)」

紗希「…………」ポロポロ

みほ「!?」

みほ「えっ、なんで!? えっ?」

紗希「っ、…………捨てる?」

みほ「ええっ!?」

紗希「……メール…………」スッ

みほ「メール? あっ……!」

みほ「(さっき鳴ってたのは沙織さんからだった!! この内容はまぁそうなるね……)」

みほ「(そうか……他にも落とした子がいるっていうのはバレちゃったみたいだね)」

381: 2016/05/19(木) 01:01:08.37 ID:KnkYrzfRo

紗希「遊び…………?」

みほ「違うよ! 紗希ちゃんとはちゃんと……ちゃんと…………」

みほ「(ちゃんと……?)」

紗希「………………」ジー

みほ「(なんて言うべきなんだろう……ここでどう言ったかによって今後の紗希ちゃんの感じが変わって来る気がする……)」

紗希「今はいいけど…………用、なくなったら……」グスッ

みほ「うっ」

みほ「そんなことないよ!!」

紗希「じゃあ………………なに…………?」

みほ「(うぅ…………)」

みほ「>>384」

384: 2016/05/19(木) 01:05:07.90 ID:rHCqw8d6o
本当に好きなのは紗希ちゃんだけ

385: 2016/05/19(木) 01:14:22.65 ID:KnkYrzfRo

みほ「私が本当に好きなのは紗希ちゃんだけだよ」ナデナデ

紗希「…………」グスッ

みほ「本当だよ。あのメールは沙織さんのお遊びみたいなもので、他に――」チュッ

紗希「っ……!」ビクッ

みほ「こんなことしてる人なんていないから」

紗希「…………っ、ほんっ、と……?」

みほ「本当。証明してあげようか?」

紗希「………………」コクッ

みほ「じゃあ、お皿は後で洗えばいいし……ソファに行こうか」

紗希「……………………………………」コクッ

386: 2016/05/19(木) 01:16:26.92 ID:KnkYrzfRo

みほ「んっ……」チュッ

紗希「っ、んっ……ん」

みほ「今日の紗希ちゃんは積極的だね。自分から舌を……」

紗希「………………捨て、ないで」

みほ「捨てないよ。大丈夫。紗希ちゃんだけだから」

紗希「………………」ニコッ

みほ「(我ながら危ない橋を渡っている気がしないでもないんだけど……まぁいっか)」

388: 2016/05/19(木) 01:19:33.09 ID:KnkYrzfRo

・・・・・・

~帰り道~


みほ「あっ、沙織さん? あのタイミングであのメールはちょっとマズかったよ」

沙織『えっ、修羅場!? 修羅場!?』

みほ「なんとかしたけどね。でも紗希ちゃんにはますますバレるわけにはいかない……かも」

沙織『あぅー……ごめんねみぽりん』

みほ「過ぎたことは仕方ないし、それに紗希ちゃんも私の事信用しきってるから大丈夫」

沙織『だからバレたらヤバイって話じゃないの……』


 紗希の依存度が1→2になりました。
 このように落とした子とはコンマで色々あります今日はここまで

394: 2016/05/23(月) 23:22:39.38 ID:oPwXHg5Wo

・・・・・・

~翌週~


沙織「そろそろ中間試験か~夏休み開けたばっかだと思ってたら早いよ~……」

みほ「そんなに心配することなの?」

沙織「みぽりんは勉強できるからいいけどさ、私はねぇ……」

みほ「そっか。じゃあ今から勉強しても間に合わないね!」

沙織「え?」

みほ「というわけで、中間試験は気にせず女の子を落とそう!」

沙織「みぽりんちょっと酷すぎない!!?」

395: 2016/05/23(月) 23:26:25.76 ID:oPwXHg5Wo

みほ「今度は誰を落とそうかな~」

沙織「それとも誰かスネてるかもよ」

みほ「それもそうだね。だけど新しく落としたいし~」

沙織「この前みたいにピンチになっても知らないよ?」

みほ「う、でもあの時はそもそも沙織さんが変なタイミングでメールしてくるのが悪い!!」

沙織「私のせい!?」

みほ「じゃあとにかく、>>直下で行こう!」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

399: 2016/05/23(月) 23:32:10.69 ID:oPwXHg5Wo

みほ「優花里さんを完全に落としておきたいな。全部さらけ出してラブベタ日和かどうかはまだわかんないけど」

沙織「ゆかりん? でもこの前落としたじゃない」

みほ「確かに落としたよ? でも、例えば沙織さんは恋人に氏ねって言われたら氏ねる?」

沙織「ええっ!? うーん……さ、流石に」

みほ「でしょ?」

沙織「でも自分がすっごく好きな相手だったらー……うーーーーん…………」

みほ「いや、どんなに好きな相手でも氏ねと言われて氏ぬ人はいないでしょ」

沙織「わかんないじゃん! 恋の力はすごいって言うし!」

401: 2016/05/23(月) 23:38:14.52 ID:oPwXHg5Wo

みほ「私が思うに、氏ねと言われて氏ねるのは恋心ではなく忠誠心だと思うの」

沙織「へぇー」

みほ「それで、優花里さんはなんか知らないけど私に凄い忠誠心を見せてきてる」

沙織「み、みぽりんもしかしてゆかりんに氏ねって言うの……?」

みほ「いやいやそんなことはしないよ。例え話例え話」

沙織「よかったぁー」

みほ「でも優花里さんは今、私への忠誠心と同じくらいに恋心を抱いている」

沙織「だよね」

みほ「しかも優花里さんは自分は数ある遊び相手の内の一人でいいとまで言った」

沙織「みぽりんホント酷いよね」

みほ「…………でしょ? 普通はそう思うものだよ」

みほ「だからさ、優花里さんは今でもそう思っているのかなって……ちょっと疑問を抱いちゃうの」

沙織「なお疑うんだ!?」

402: 2016/05/23(月) 23:43:26.17 ID:oPwXHg5Wo

みほ「だから、それの再確認と釘打ち」

沙織「へ、へぇぇぇぇ~……」

みほ「というわけで、どうしたら優花里さんの本当の気持ちを聞けるか考えてみたの」

沙織「ふんふん」

みほ「それが沙織さんの仕事」

沙織「ふんふ……ん?」

みほ「沙織さんが優花里さんに私のことを色々聞いてね」

沙織「ええーっ!?」

みほ「例えば私の部屋に呼んでくんずほぐれずな時に『本当にただの遊び相手でいいのか。他の子と沢山遊んでていいのか』とか聞いてもさ、どうせその時の優花里さんの頭はキスのことでいっぱいになってまともな思考になれない」

沙織「まぁ、そうだよね。そもそもみぽりんのその技は相手をまともな思考にさせないための手段だし」

みほ「うん。だけど優花里さんの情報収集能力は今後の私の野望に必要な物……だから他の子とは違う、確固たる信頼が必要なの」

403: 2016/05/23(月) 23:45:13.81 ID:oPwXHg5Wo

みほ「というわけでよろしくね」

沙織「…………みぽりん」

みほ「なぁに?」

沙織「そんなこと言って、本当はみぽりんが聞くの恥ずかしいだけじゃないの?」

みほ「そんなわくぇないじゃん」

沙織「今噛んだよね!?」

みほ「沙織さん、うるさいよ!」

沙織「なんで落とすときは散々恥ずかしいことしまくって今更恥じらうの!? ねぇ聞いてる!?」

みほ「とっとと聞いてきて!!」

404: 2016/05/23(月) 23:49:26.82 ID:oPwXHg5Wo

・・・・・・

~放課後・みほの部屋~


みほ「いらっしゃい沙織さん、優花里さん」

沙織「おじゃましまーす」

優花里「お、おじゃまします……」ソワソワ

みほ「どうしたの優花里さん?」サワッ

優花里「ヒウッ、な、なんでもないです! それよりどうしたんですか? 我々2人だけを呼び出すなんて。あんこうチームについてなら五十鈴殿と冷泉殿も呼ぶ必要があるのでは」

みほ「ああ、今日はそういうのじゃないから。ただいつも特にお世話になってる2人にお礼がしたくて、料理でも振る舞おうかなって思ってね」

沙織「そうなの? ありがとみぽりん!」

優花里「特にお世話にだなんて……なんだか照れくさいであります」


みほ「(という作戦。私が食材を買い忘れたふりをして出かけ、沙織さんに色々聞いてもらう!)」

みほ「(この部屋にはカメラと盗聴器を仕掛けておいたから、外からでも様子は確認できる)」

沙織「(それで、みぽりんからの指示はバレないよう小型イヤホンで聞く……)」

みほ「(完璧な作戦ッ)」

405: 2016/05/23(月) 23:50:38.02 ID:oPwXHg5Wo

みほ「あれっ、お味噌買い忘れちゃったみたい……ごめん2人とも、すぐ買ってくるから待ってて!」

優花里「一緒に行きましょうか?」

みほ「大丈夫。そんな距離でもないから!」ガチャッ、バタン

沙織「行っちゃったね」

優花里「そうですね……待ちましょう」


みほ『沙織さん、よろしく』

沙織「(まかされよ)」

406: 2016/05/23(月) 23:52:36.85 ID:oPwXHg5Wo

沙織「ところでゆかりん、最近みぽりんとすごく仲がいいみたいだけど……何かあったの?」

優花里「えっ!? そ、そそそんなに仲が良く見えますか?」

沙織「うん。前より距離が縮まったというかなんというか」

優花里「そ、そうでありますか~」アハハ

沙織「(うーん普通に聞いても答えてくれないかなぁ)」

沙織「(ここはズバリ直球で聞いてみよう!)」


沙織「…………まぁ、全部知ってるんだけどね」

優花里「え?」

沙織「ゆかりんとみぽりんが、あーんなことやこーんなことをしてるってことは、私もちゃんと知ってるよ」

優花里「あ、あんなことや……!!?」

407: 2016/05/23(月) 23:55:36.36 ID:oPwXHg5Wo

みほ『沙織さんが私の仲間だってことは言ってないから、まずそれを言ってから聞いてください。その方が本心を聞きやすいかもしれません』

沙織「(まぁ、やってみますか……)」


沙織「何を隠そう――」

優花里「ま、まさか――」


 直下コンマ一桁奇数→沙織の言葉が早かった
 直下コンマ一桁偶数→優花里の言葉が早かった

409: 2016/05/23(月) 23:59:52.24 ID:oPwXHg5Wo

沙織「私はみぽりんの野望を陰から助けるパートナーだからね!」

優花里「武部殿も西住殿のカキタ……って、そうなのでありますか」

沙織「今なんて言いかけたの?」

優花里「いえいえ! 別になにも!! あ、それより武部殿は西住殿のお仲間でしたかー!!」

優花里「(い、一瞬とんでもない勘違いをするところでした)」

優花里「(ということは……西住殿はあんこうチームでは私しか……?)」

沙織「まぁとにかく、そういうことだから私にはみぽりんとのそういうことは隠さなくていいからね」

優花里「はぁ……?」

410: 2016/05/24(火) 00:03:09.91 ID:sKqKPBdso

沙織「そこでゆかりんにさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

優花里「はい、なんですか?」

沙織「ゆかりんはみぽりんとさ、よくキスしてるじゃない?」

優花里「ッ、ま、まぁ……そうです、ね……」

沙織「でもみぽりんって他にも色んな女の子と同じことしてるけど」

優花里「それは承知の上です! それでも私は西住殿が……!」

沙織「えーそう? 私だったら大好きな彼が他の子とイチャイチャしてるなんて耐えられないよ!」

優花里「それは、まぁ……そうでしょうが」


411: 2016/05/24(火) 00:06:59.16 ID:sKqKPBdso

沙織「ぶっちゃけさ、今のままでいいの? ゆかりんは」

優花里「今のまま、とは……?」

沙織「他の子と同じように扱われるただのオモチャ。自分だけにみぽりんの気持ちが向くことは無い……それでもいいの?」

優花里「それは……」

沙織「今ならみぽりん居ないし、ホントの事言っていいんだよ? 私はゆかりんを応援するなぁ」

優花里「…………」

優花里「私は、>>直下」


 コンマ一桁奇数→それでも構わない
 コンマ一桁偶数→本当は嫌だ

413: 2016/05/24(火) 00:15:09.39 ID:sKqKPBdso

優花里「本当は……嫌であります」

沙織「……そっか。だよね」

みほ『………………ふぅん』


沙織「でもゆかりんはみぽりんと付き合ってるわけでもないし、みぽりんは他の子とイチャコラ。それはもうそれでいいって認めちゃったんでしょ?」

優花里「はい。しかし、かといってチャンスが完全に無くなったわけではありません!」

沙織「へっ?」

みほ『へっ?』

優花里「西住殿は確かにとっかえひっかえですが、隣に誰か固定の人を置いているわけではない……ですから、下剋上を果たすのであります!」

沙織「げ、下剋上?」

優花里「はい! すなわち、逆に西住殿を私に惚れさせるんです!」

沙織「す、すごい目標だ……」

414: 2016/05/24(火) 00:17:41.46 ID:sKqKPBdso

みほ『……ふふっ、なんかすごく優花里さんらしいなぁ』

沙織「(みぽりん……?)」

みほ『沙織さん、じゃあ――』


沙織「ふんふん」

優花里「ですがあの西住殿を惚れさせるとなると……かなりの鬼門であることは百も承知……ですから本当にできるのかは……」

沙織「ゆかりん!」ガシッ

優花里「は、はいぃ?」

沙織「それならいい考えがあるよ!」

優花里「なんでしょうか?」

沙織「私みたいに、みぽりんを手助けするんだよ!」

415: 2016/05/24(火) 00:28:10.87 ID:sKqKPBdso
 誤爆辛いしにたい


優花里「手助けって西住殿のナンパを手伝えって言うんですか!?」

沙織「うん。でもねゆかりん、それは恋敵を増やすことには繋がらないよ!」

沙織「むしろみぽりんがゆかりんに手伝ってくれたことを感謝しまくって、その流れでみぽりんがゆかりんのことを本当に大好きになってしまうかも!」

優花里「う、ううむ……」

沙織「他の落とされた子はゆかりんみたいにこうした内情なんて知らないんだし、ある意味ゆかりんは他の子達より何倍もみぽりんに近いんだよ」

沙織「つまり、みぽりんを惚れさせるなら絶好の場所というわけだよ!」

優花里「な、なるほど……! 恋愛について一家言持つ武部殿がそう言うのであれば……」

沙織「よかったぁ! 多分ゆかりんがやるのは主に情報収集になるけどいい?」

優花里「分かりました!」

416: 2016/05/24(火) 00:30:21.98 ID:sKqKPBdso

みほ『言われた通りに説得してくれてありがとう、沙織さん。それじゃ戻るね』

沙織「ふぅ……」


みほ「ごめん、お待たせー!」ガチャ

沙織「おかえりみぽりん」

優花里「おかえりなさいませ西住殿!」

みほ「すぐに作るから、待ってて!」

優花里「あ、あの西住殿……ひとつよろしいでしょうか?」

みほ「ん?」

417: 2016/05/24(火) 00:35:44.74 ID:sKqKPBdso

沙織「(ゆかりんはみぽりんの配下になった)」

沙織「(私達はみぽりんの手料理を食べて、そして私だけ帰った)」

沙織「(翌日、通学路には仲良く一緒に登校する2人の姿)」

沙織「(ゆかりんは寝違えたのかな? 首に包帯が巻いてあった)」


 秋山殿の依存度が2→3になりました。秋山殿はみほを裏切ることなく協力してくれるでしょう

418: 2016/05/24(火) 00:40:21.37 ID:sKqKPBdso

・・・・・・

~数日後~


沙織「ああああ……もうすぐ中間……あああああああ……」

みほ「沙織さんこの前も同じこと言ってたよね」

沙織「最悪麻子に教わって……」

みほ「大丈夫大丈夫。一夜漬けでもなんとかなるし、アマチュア無線合格した沙織さんなら全然余裕だよ!」

沙織「そうかなぁ……?」

みほ「というわけで勉強なんて無駄なことに裂く時間は無いよ。次行くよ次」

沙織「み、みぽりん!?」

419: 2016/05/24(火) 00:43:55.81 ID:sKqKPBdso

みほ「というわけで、どうしよっか」

沙織「ゆかりんは呼ばなくていいの?」

みほ「優花里さんは情報収集を手伝ってもらうだけだし」

沙織「ええー、なんかこういう時集まってた方が『仲間!』って感じしない?」

みほ「……沙織さん、気にしない気にしない」

沙織「みぽりんそこ冷たいよね……」

みほ「それで沙織さん、今回はどうすればいいと思う?」

沙織「そだねー>>421でいいんじゃない?」

 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

421: 2016/05/24(火) 00:44:52.65 ID:2XPKXA+cO
キャプテン

422: 2016/05/24(火) 00:49:32.54 ID:sKqKPBdso

沙織「磯辺さんと過ごしたら?」

みほ「なんで?」

沙織「試験前だし新しく落とすのは時間がかかりそうで……」

沙織「それに紗希ちゃんとゆかりんはこの前一緒に過ごしたし、桂利奈ちゃんはウサギさんチームだから、紗希ちゃんのすぐ後に一緒にいたらなんか心が痛むでしょ?」

みほ「別に痛まないけど?」

沙織「私が痛むの! それに学園艦の外に行く時間もないし、同じ学園なら磯辺さんがいいんじゃないかってこと!」

みほ「なるほど~じゃあその案を採用します」

423: 2016/05/24(火) 00:51:14.53 ID:sKqKPBdso

みほ「これなら優花里さんの出番は無いかな」

沙織「そだね。ただ一緒に過ごすだけだし、私の出番も無いかも」

みほ「まぁ2人には新しく落とすときに役立ってもらうから」

沙織「はいはい」

みほ「あっ、でも沙織さんには出番があるよ」

沙織「え?」

みほ「磯辺さんと何をするか」

沙織「ああー……」

みほ「どうしよ。紗希ちゃんみたいにお宅訪問……?」

沙織「じゃあ>>425は?」

425: 2016/05/24(火) 00:52:41.74 ID:ZM3qPxBJO
一緒に勉強

426: 2016/05/24(火) 00:55:38.22 ID:sKqKPBdso

沙織「一緒に勉強してあげたら?」

みほ「えっ、勉強?」

沙織「そうそう。磯辺さんは同学年なんだし出る問題は一緒じゃん? それにクイズ大会の時と言いアヒルさんは脳筋揃いだし……」

沙織「それに一緒に勉強とか学園ラブコメによくあるお近づきシチュじゃん!」ヤーン

みほ「へぇー女子高生っぽいかな?」

沙織「ぽいぽい」

みほ「ならやるね!」

432: 2016/05/30(月) 22:45:37.06 ID:DJxdtE0do

みほ「それで、一緒に勉強ってどうすれば……?」

沙織「とりあえずテスト範囲を一緒にやってって、分からないところをみぽりんが教えたりすればいいじゃないかな」

みほ「逆は?」

沙織「あると思う?」

みほ「いや……」

みほ「じゃあどこでやろうかな」


 >>直下

 1.みほの家
 2.典子の家
 3.図書館

433: 2016/05/30(月) 22:49:16.89 ID:5YPGRgJlo

434: 2016/05/30(月) 22:59:23.75 ID:DJxdtE0do

みほ「それじゃあ、典子さんの家で勉強しようかな」

沙織「お宅訪問だね」

みほ「また変なタイミングで変なメールはやめてよね」

沙織「分かってる分かってる!」

みほ「じゃあ勉強会の模様は隠しカメラで撮っておくからね」

沙織「オッケー」

435: 2016/05/30(月) 23:03:07.79 ID:DJxdtE0do

・・・・・・

~放課後~


みほ「典子さーん」

典子「ッ、あ、西住隊長?」

妙子「こんにちはー」

みほ「あれ、今日はテスト前で放課後は戦車道の練習無いけど……バレー部も?」

忍「はい。テスト前は部活動も禁止で……」

あけび「バレー部も部活動ですから」

みほ「(無い部なのに禁止ってこれもうどういうことだろう)」

436: 2016/05/30(月) 23:05:52.52 ID:DJxdtE0do

典子「それで、何か?」

みほ「あ、そうそう。実は会長に言われて、中間テストで赤点を取った人は期末まで部活動禁止って」

典子「な、何ィィィィ!?」

あけび「わ、私達のバレー部が期末まで禁止!?」

忍「終わった……」

妙子「FUUUUUUUUUUCK」

みほ「それで、私が典子さんの勉強を見ることになったんです。3人は1年生ですから、私は見れないけど……」

あけび「3人で頑張れってこと!?」

忍「キャプテン抜きで勉強できるかなぁ……」

妙子「OMG」

みほ「そういうわけで、今日は典子さん借りていきますね」

437: 2016/05/30(月) 23:07:23.08 ID:DJxdtE0do

みほ「じゃあ行こうか」ギュッ

典子「あ、う、うん……(手、握ってきた!?)」ドキッ

みほ「それでは~」

忍「はーい。また」


妙子「あれ、西住隊長ってキャプテンのこと名前呼びだったっけ?」

忍「あれ?」

あけび「そういえば手も繋いでたね」

忍「仲良くなったんじゃないの?」

妙子「なるほど~」

438: 2016/05/30(月) 23:09:17.96 ID:DJxdtE0do

・・・・・・

~典子の家~


典子「ただいまー」

みほ「お邪魔します」

「あらおかえり。ん? いつものバレーちゃんたちは?」

典子「あ、お母さん。今日は戦車道の隊長に勉強を見てもらおうと思って。西住さんだよ」

「勉強を!? アンタ勉強できるのかい!?」

典子「失礼過ぎない!?」

「冗談だよ冗談! それじゃあ、西住さん。おバカな娘だけどお願いしますよ」

みほ「はい」

439: 2016/05/30(月) 23:11:34.45 ID:DJxdtE0do

・・・・・・

~典子の部屋~


みほ「へぇー典子さんの部屋、バレー一色だね」

典子「まぁ、バレーは私の誇りでもあるから」

みほ「(さて、この辺にカメラを仕込んで……と。これなら部屋全体を見渡せるね。帰りに忘れずに回収しとこう)」

典子「じゃあ早速教えてください! 私達バレー部が禁止にならないように!」

みほ「あはは……(まぁ会長に言われたってのも嘘なんだけど)」


 勉強中にあるイベント……>>441

441: 2016/05/30(月) 23:20:17.50 ID:c6jpfcWPo
秋山殿からメール

442: 2016/05/30(月) 23:26:02.86 ID:DJxdtE0do

みほ「じゃあ始めようか。まず数学から……二次関数だね」

典子「はい! 西住隊長!」

みほ「?」

典子「xって数字じゃないのに何で式に入ってるんですか?」

みほ「……………………」


みほ「次は国語を。太宰治はこの文にこういう意味を――」

典子「西住隊長、昔の人は絶対ここまで考えてないと思います!」

みほ「次は社会。カトリックは――」

典子「それ知ってます! アーメンですよね!?」

みほ「理科。まず元素記号から――」

典子「スイヘーリーベーバレーボール」

443: 2016/05/30(月) 23:29:46.53 ID:DJxdtE0do

みほ「(だ、駄目だ……! 典子さんの学力もそうだけどこのままでは本当に普通の勉強会になる!! それはまずい!!)」

典子「液体が蒸発したら気体になって、凍ったら氷になるんですよね」

みほ「…………典子さん」

典子「なんでしょう、西住隊長!」

みほ「ちょっと喉乾いてきません?」

典子「ああそういえば……勉強してただけなのに喉カラカラ……ちょっと何か飲み物取ってきますね!」

みほ「その前に……」グイッ

典子「……ッ!?」

444: 2016/05/30(月) 23:31:27.23 ID:DJxdtE0do

みほ「2人きりの時まで隊長っていうのは変じゃない?」

典子「う……」

みほ「まだ照れくさいかな?」

典子「…………うん」

みほ「じゃあその照れくささを無くしちゃおう。典子さん」

典子「え、どういうこと?」

みほ「私のこと、名前で呼んでみて」

典子「えっ!?」

みほ「簡単でしょ?」

典子「うぅぅ…………」カァァ

みほ「ほら」

典子「…………み、みほ?」

みほ「うん!」

445: 2016/05/30(月) 23:33:40.44 ID:DJxdtE0do

典子「っっ、やっぱり恥ずかしい! 西住隊長は西住隊長で……」

みほ「駄目だよ典子さん。なんか他人みたい……」スッ

みほ「私達もう他人じゃないのに」

典子「う、みほ…………」

みほ「そうそう」

典子「みほ……今日怖いよ……」

みほ「もう怖くないんじゃないの? それに私はずーっと典子さんだけを見てるよ」

典子「そうだけど……また、されそうで」

みほ「してほしいの?」

典子「そ、そんなんじゃなくて! ああもうとにかく飲み物取って来る!」

446: 2016/05/30(月) 23:36:19.83 ID:DJxdtE0do

みほ「かわいいなぁ典子さん」フフッ

みほ「…………ふわぁ、なんだか眠くなってきちゃった」ウトウト

みほ「いけないいけない。これからが本番なのに」

みほ「……典子さんが戻ってきたら目を開けよう。ちょっと目を閉じるだけ」


 ピ口リンピ口リン


みほ「ん? メール……また沙織さんからかな?」

みほ「違った。優花里さんからだ……ふわぁぁぁ……」

みほ「急用じゃないだろうし、帰りに確認しよ……」Zzz

447: 2016/05/30(月) 23:38:37.88 ID:DJxdtE0do

典子「み、みほ……おまたせ」

典子「あれ? 寝てる……せっかく言ったのに」コトッ

典子「…………」ジー

典子「(やっぱり、かわいい……いつも戦車道の顔しか知らないから、こういうときにマジマジ見ると……隙だらけで……)」

典子「(つい、私から……キス、したくなる……)」

典子「(……ん? みほ携帯開きっぱなしだ)」


 典子は携帯を……>>直下

 コンマ一桁奇数→見る
 コンマ一桁偶数→見ない

448: 2016/05/30(月) 23:43:06.18 ID:vuPptT9M0
とう

449: 2016/05/30(月) 23:47:41.92 ID:DJxdtE0do

典子「(不用心だなあ。閉じておこう)」

典子「…………」ジー

みほ「…………ん、すぅ……」

典子「(机に突っ伏してるけど、顔は横を向いている……やるなら、今……)」

典子「………………」

典子「……………………………………」チュッ

典子「…………」カァァァ

典子「(うわああああ! な、なんか恥ずかしい!)」

典子「(寝ている人にキスだなんて……はしたなすぎないか……うぅぅぅ)」

450: 2016/05/30(月) 23:49:19.05 ID:DJxdtE0do

みほ「…………んにゅ、あれ……?」パチッ

典子「お、おおおおおはよう!!」

みほ「寝ちゃってた……? ごめんね典子さん」

典子「大丈夫大丈夫! それより飲み物持って来たから!!」

みほ「ありがとう」ゴクゴク

みほ「プハッ、ふぅ……スッキリ」

典子「そう、だね……」ゴクゴク

みほ「ん? 私の顔に何かついてる?」

典子「何もついてない!」

451: 2016/05/30(月) 23:51:06.55 ID:DJxdtE0do

みほ「それじゃあ勉強の続きしよっか」

典子「う……やっぱり?」

みほ「いや?」

典子「勉強、苦手……バレーの勉強なら得意なんだけど」

みほ「ふふっ、じゃあ違うことしよっか」

典子「違うこと? ゲームとか? 昔のしかないけど……まだ家にあったかなぁ」

みほ「違う違う。えいっ」ポンッ

典子「うわっ」ドサッ

みほ「ベッドに押し倒し~」

452: 2016/05/30(月) 23:53:13.05 ID:DJxdtE0do

みほ「典子さん、今日は私のこと怖いって言ってたよね」

典子「い、今も現在進行形で……」

みほ「じゃあまた怖くなくしちゃおっか」チュッ

典子「んっ、ぁ……」

みほ「ふふ……」

典子「だ、駄目……お母さんとか来たら……」

みほ「じゃあ来る前に怖くなくなればいいね」

453: 2016/05/30(月) 23:56:50.93 ID:DJxdtE0do

みほ「チュッ…」

典子「ん、ふぅ……」チュッ

みほ「大丈夫。典子さんだけ見てるから」

典子「こ、こっちも……みほだけ、見てる……」

みほ「典子さん、前に全部見透かされるのが怖いって言ってたよね」

典子「っ、……ッ、んっ……!」コクコク

みほ「でもね、それは本当は怖くないんだよ」

みほ「私も全部見せるから、典子さんも全部見せて?」

典子「……」

みほ「怖い?」

典子「怖い…………けど、やってみる………………」

みほ「うん♪」

454: 2016/05/30(月) 23:58:33.59 ID:DJxdtE0do

・・・・・・

~数十分後~


典子「はぁっ……はぁっ…………」

みほ「ふぅ…………」

みほ「もう怖くないでしょ?」

典子「うん…………みほ、好きぃ…………」

みほ「私も典子さんのことが大好きだよ」

典子「ずっと、私だけ……見てて……」

みほ「もちろんだよ。ずっと典子さんだけを見てる。典子さんも私だけを見てね」

典子「うんっ……」

455: 2016/05/31(火) 00:00:29.97 ID:kcPOBwxAo

・・・・・・


典子「じゃあ……ね」

みほ「また来るね。勉強を教えに」

典子「……」

みほ「典子さんに会いに」

典子「っ、うん」ニコッ


みほ「あ、そういえば優花里さんからメールが来てたんだった」ピッ


 メールの内容……直下

 コンマ一桁奇数→他人に見られたらヤバイ
 コンマ一桁偶数→普通のメール

457: 2016/05/31(火) 00:10:03.10 ID:kcPOBwxAo

 From:優花里さん
 件名:思ったんですけど

 なんでオープントップって今まで駄目だったんでしょうね


みほ「なんでだろ。やっぱり人がむき出しだと弾が直撃するからじゃないかな……っと」ピッ

みほ「よかった普通のメールで。この前の沙織さんの時みたいになったら再教育だったよ」

458: 2016/05/31(火) 00:12:05.61 ID:kcPOBwxAo

・・・・・・

~次の日~


みほ「おはよう沙織さん。はいこれ、素人隠し撮り」

沙織「なんかいかがわしいビデオのやり取りみたいに聞こえるからやめて!」

みほ「実際いかがわしくないの?」

沙織「キスまでならいかがわしくないもん!」

みほ「今回は何の問題も無く愛を深めたよ!」

沙織「一番まとも?」

みほ「かも」

459: 2016/05/31(火) 00:14:51.38 ID:kcPOBwxAo

沙織「それで次はどうするの?」

みほ「そうだね……優花里さんに聞いてみよっか。連絡してみるね」

優花里「お待たせしました!」

沙織「速ッ! 井上脚本だっけこれ?」

優花里「それで、なんですか?」

みほ「うん。次に新しく女の子を落とすか、それとも落とした子と愛を深めるかを決めたいんだけど」

優花里「……」

沙織「ゆかりんが露骨に嫌な顔になった!」

優花里「あーそうですか……まぁいいんですけどね! だったら>>461でいいじゃないですか」


 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外

461: 2016/05/31(火) 00:19:27.18 ID:0lPn3mpuo
2

462: 2016/05/31(火) 00:26:13.61 ID:kcPOBwxAo

優花里「学外に目を向けてみては?」

みほ「学外かぁ」

沙織「久々だね! 聖グロ、サンダース、アンツィオ、プラウダ、黒森峰、知波単、継続……あと、大学選抜……とか?」

優花里「流石に大学生は無理じゃないでしょうか……」

沙織「みぽりん、どうするの?」

みほ「うーん……じゃあ>>464(キャラ名)にしようかな」


 (学外は学園は選ばず、直接キャラを選んでください)

464: 2016/05/31(火) 00:28:49.39 ID:xDUxEBVIo
ペコ

467: 2016/05/31(火) 00:38:42.90 ID:kcPOBwxAo

みほ「オレンジペコさんとかどうかな」

優花里「ええっ!?」

みほ「どうしたの?」

優花里「いや、意外だなーと。西住殿ならもっと大物を狙うかと思いました」

みほ「優花里さん、女の子に大物も小物も無いんだよ」

優花里「うぐ……ごもっともであります」

みほ「それにあのダージリンさんにくっついてる感じ……小動物っぽくていいじゃない」

沙織「さしずめそれを食べる肉食獣ってわけ?」

みほ「うん。うまくいけば……ククク」

優花里「西住殿?」

みほ「なんでもないよ」

468: 2016/05/31(火) 00:44:14.91 ID:kcPOBwxAo

みほ「それじゃあ沙織さん優花里さん、グ口リアーナに行くよ!」

沙織「え、今から!? 授業は……」

みほ「授業で得られる知識や経験……それは何事にも代えがたい青春の1ページだね。でもね、それと同等かそれ以上の青春が待っているとしたら、私はそっちを取りたいな」

沙織「なに良いこと言った感出してるの!?」

優花里「しかし今からグ口リアーナに行くとなると時間がかかりますよ……? 学園艦間の便もあまり無いですし……」

みほ「大丈夫。風邪ひいて寝込んだってことにすれば数日休んでも平気平気」

沙織「平気じゃないよ~~!!」

みほ「それにタクシーもあるしね」

優花里「タクシー?」

469: 2016/05/31(火) 00:46:56.44 ID:kcPOBwxAo

・・・・・・

~聖グ口リアーナ学園艦~


みほ「とうちゃーく」

優花里「な、なんか……あっという間でしたね……」

沙織「スーツ着たハゲのオジサンがアウディやらヘリやらで送ってくれたけど……誰アレ何アレ」

みほ「運び屋さん。お金さえ積めば何でもどこでも運んでくれるの。しかも時間も正確で速い」

沙織「なんでそんな人が知り合いにいるの!?」

みほ「それはほら、ウチ一応家元だから、仕送りのお金も余るわけで」

優花里「かつてない無駄遣いを見た気がします……」

みほ「帰りもそれで帰るよ」

470: 2016/05/31(火) 00:50:12.68 ID:kcPOBwxAo

みほ「とりあえず優花里さん、まずオレンジペコさんの居場所と情報……あと、もし協力者になりそうな人がいたら引っ張って来て」

優花里「了解であります!」

沙織「協力者って前みたいな感じだよね。」

みほ「アリサさんの時のケイさんとナオミさんみたいな人だね。この学校だとオレンジペコさんの他に知ってる顔は……ダージリンさん、アッサムさん、ルクリリさん、ローズヒップさんかな」

沙織「ゆかりん誰連れてくるだろうね」

みほ「まぁ誰か1人でも連れてきたらすごいよ」


 優花里は……>>472

 1.誰も連れてこなかった
 2.(キャラ名記載)を連れてきた

472: 2016/05/31(火) 00:54:10.89 ID:ORrRcG/Fo
2 ローズヒップさん

473: 2016/05/31(火) 00:58:27.58 ID:kcPOBwxAo

・・・・・・

~昼~


沙織「みぽりんお腹空いたよー」

みほ「そうだね……朝学校を抜け出してきてからご飯食べてきてないし……そろそろお昼時だし」

沙織「サンクス寄ろう?」

みほ「でもここで優花里さんを待たないと」

優花里「西住殿ー!!」タッタッタ

沙織「あ、ゆかりん!」

優花里「ただいま戻りました!」

ローズヒップ「こんにちはでございますわ!」

沙織「連れてきた!?」

みほ「クルセイダーのローズヒップさん!」

474: 2016/05/31(火) 01:01:55.25 ID:kcPOBwxAo

優花里「なんか食べ物あげたら懐かれました」

ローズヒップ「この人すっごいいい人ですわ! すっごいいい人!」

ローズヒップ「あ! あなたは大洗の西住さん! お会いできて光栄ですわぁ!」ガシッ、ブンブン

みほ「う、うん」

沙織「……みぽりん、なんか本当にこの人でよかったのか不安だよ」

みほ「大丈夫……きっと役に立ってくれるハズ」

ローズヒップ「それで、一宿一飯……宿はもらってませんけれど、恩義は返しますわ! なんか私に頼みたいことがあったんですわよね?」

みほ「はい。じゃあまず、学園にパンツァーフォー!」

480: 2016/06/05(日) 23:12:28.27 ID:xMaEI/FPo

優花里「オレンジペコ殿は今学校に居るそうです。当たり前と言えば当たり前ですが」

沙織「逆に今の私達の方が異常だからね!」

優花里「学校抜け出して他校にナンパしに行くなんて……両親が知ったら卒倒しそうです」

沙織「私もそう思う……」

みほ「とりあえずローズヒップさんに質問なんですけど」

ローズヒップ「なんですの?」

481: 2016/06/05(日) 23:15:12.26 ID:xMaEI/FPo

みほ「私達、オレンジペコさんと仲良くなりに来たんです」

ローズヒップ「オレンジペコさんと?」

みほ「あ、もちろんローズヒップさんとも」

ローズヒップ「照れますわ」

みほ「そこで、ダージリンさんとオレンジペコさんの関係を教えてほしいんです」

ローズヒップ「関係、ですの? 仲良くなりに来たのに何故関係をお聞きに?」

沙織「仲良くなるにはその人のことを知らなきゃいけないじゃん!? 人間関係とか!」

ローズヒップ「なるほど!!」

沙織「(ちょ、チョロい……)」

482: 2016/06/05(日) 23:17:34.22 ID:xMaEI/FPo

みほ「(オレンジペコさんはダージリンさんと常に一緒にいる……ということは、何かしらの関係があるかもしれない……ただの先輩後輩にしては近すぎる気がしたし)」

みほ「それで、2人はどういう関係なんですか?」

ローズヒップ「私とオレンジペコさんは友達ですわ!」

沙織「(そっちじゃない!)」

みほ「よかったですね。それで、ダージリンさんとオレンジペコさんは?」

ローズヒップ「ああそうでしたわね! んーーーー…………特に変わったことは無いと思うんですけど……強いて言うなら>>484ですわね」

484: 2016/06/05(日) 23:20:08.73 ID:VF7EpEDWO
姉妹のような関係

485: 2016/06/05(日) 23:30:29.52 ID:xMaEI/FPo

ローズヒップ「姉妹のような関係ですわね!」

みほ「姉妹ですか」

ローズヒップ「そうですわ! 勿論ダージリン様がお姉様で、オレンジペコさんが妹ですわ!」

沙織「ああー……なんとなく言われたら分かるかも」

優花里「髪型一緒にしてたりしますもんね」

みほ「なるほど……ありがとうございます」

ローズヒップ「お安い御用ですわ!」

みほ「(どうやらインモラルな関係じゃないみたい……よかった。寝取りは好きだけどダージリンさんに悪いもんね)」

486: 2016/06/05(日) 23:34:08.96 ID:xMaEI/FPo

ローズヒップ「あ、今の時間だとお茶会ですわ! 早く学校に戻ってスコーンを食べないと他の方がお食べになってしまいますわ!」

みほ「お茶会……! ローズヒップさん、そのお茶会はオレンジペコさんは?」

ローズヒップ「そりゃいますわよ。聖グロには1日に何度もお茶会を皆がするんですわ」

沙織「えぇ……」

ローズヒップ「それよりスコーンが!」

優花里「西住殿、ここはローズヒップ殿にオレンジペコ殿を連れてきてもらいますか?」

みほ「そうですね。とりあえずオレンジペコさんを1人にしましょう」

487: 2016/06/05(日) 23:39:57.91 ID:xMaEI/FPo

みほ「ではローズヒップさん、オレンジペコさんをこの場所に連れてきてくれますか? 2人きりで話をしたいんです」

ローズヒップ「いいですわよ。仲良くなるにはお喋りが必要でございますわね」

みほ「ただし、私達のことは秘密でお願いします」

ローズヒップ「え? なんでですの?」

みほ「今日はオレンジペコさんに会いに来たので……他の人はまた今度にしたいんです」

ローズヒップ「なるほどなるほど。多分分かりましたわ! それじゃあ行ってきますわ!!」タッタッタ

488: 2016/06/05(日) 23:40:27.89 ID:xMaEI/FPo

優花里「……本当に連れてきてくれますかね?」

沙織「それ私も思ってた。なんか理由聞かれてしどろもどろになって結局バレそう……」

みほ「とりあえずローズヒップさんに付けた盗聴器で状況を聞いてみましょう」

優花里「私が持って来たんですけどね」

みほ「バレないように付けたのは私だよ?」

沙織「と、とにかく聞こうよ!」

489: 2016/06/05(日) 23:46:32.75 ID:xMaEI/FPo

ローズヒップ『オレンジペコさーん!!』タッタッタ

オレンジペコ『ローズヒップさん?』

ダージリン『今日はいつにも増して元気ね』

アッサム『もう! お茶会くらい静かにしなさい!』

ローズヒップ『あ、これは失礼しましたわ』

オレンジペコ『はいローズヒップさん、スコーン取っておきましたよ』

ローズヒップ『本当ですの!!? わーいですわ!!』モグモグ

490: 2016/06/05(日) 23:49:54.20 ID:xMaEI/FPo

ダージリン『それで、どうやらペコに用があるようだけれど?』

ローズヒップ『あ、そうでしたわ! えーっと……オレンジペコさん、ちょっと一緒に来てほしいのですわ!』

オレンジペコ『どうしてですか?』

ローズヒップ『それはみ――』

沙織「あ、やば」

みほ「(ローズヒップウウウウゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!)」

ローズヒップ『ッッ!!?』ゾクゾクッ

オレンジペコ『み……?』

ローズヒップ『み、ミカンが食べたいですわね!!』

アッサム『はぁ?』

491: 2016/06/05(日) 23:52:57.01 ID:xMaEI/FPo

優花里「不安になってきました……」

沙織「まずいよまずいよ……」

みほ「なんとかうまく連れてきてくれれば……!」


ダージリン『はいローズヒップ、ミカンよ』

ローズヒップ『ありがとうございますわ!』モグモグ

オレンジペコ『それで、どういう用事なんですか?』

ローズヒップ『(うまく言わないといけませんわ……次下手打ったらなんかヤバそうですわ)』

ローズヒップ『>>493』

493: 2016/06/05(日) 23:57:21.57 ID:4u9dipyxo
ペコに告白したいという人が待っている

494: 2016/06/06(月) 00:05:05.26 ID:odm4PnkJo

ローズヒップ『じ、実はオレンジペコさんに告白したいという人がいて、恥ずかしいから私に連れてきてほしいって言ってきたのですわ!!』

沙織・優花里「ちょ、直球だーーーーーーーッッ!!」


オレンジペコ『え、ええっ!?』

アッサム『ブッ、ぺ、ペコに告白!?』

ダージリン『あらあらまあまあ』

ローズヒップ『というわけでございますから、さっさと来てほしいんですわ!』

オレンジペコ『あう……だ、ダージリン様……どうすれば……』

ダージリン『私に聞くの?』

オレンジペコ『だって……』

ダージリン『何事も経験よ。青春ね、アッサム』

アッサム『ダージリン、楽しんでませんか?』

495: 2016/06/06(月) 00:07:24.37 ID:odm4PnkJo

ダージリン『人聞きの悪い。私は青春を謳歌せんとする後輩を暖かく見守っているだけでしてよ?』

アッサム『悪いのは趣味の方ですわね……』

ダージリン『というわけで行ってきなさい、ペコ』

オレンジペコ『えええ……』

ダージリン『受けるも断るも、あなたの自由よ』

オレンジペコ『は、はい……こういうの初めてですから、ど、ドキドキします……』

ローズヒップ『さぁさぁ! こっちですわ!』

オレンジペコ『腹をくくります……!』

496: 2016/06/06(月) 00:12:18.27 ID:odm4PnkJo

・・・・・・

~聖グロ校舎・資料室~


優花里「私のリサーチによると、ここならあまり人が来ないですね」

沙織「しかもゆかりん、よくこの制服私達の分揃えたねー」

優花里「人が来ないとはいえ、流石に大洗の制服は目立ちますからね……遠目でも怪しいですよ」

沙織「これ1度着てみたかったんだー! ん? なんか裏地に名前が……筆記体でよく読めないなぁ……る、ルク……?」

優花里「あ、ローズヒップさんが来ましたよ!」

みほ「それじゃあ、出番かな」

497: 2016/06/06(月) 00:17:22.59 ID:odm4PnkJo

ローズヒップ「(確か資料室に連れてこいって言ってましたわね……こっちで合っていたでございますかしら?)」

オレンジペコ「ローズヒップさん、この先は資料室ですけど……そこにいるんですか?」

ローズヒップ「え、この先は資料室ですの!? やりましたわ!! 任務成功ですわ!!」

オレンジペコ「はいぃ?」

ローズヒップ「資料室で待ってるらしいですから、あとはおひとりでお願いしますわ! それじゃ!!」タッタッタ

オレンジペコ「あ、ちょっと!」

オレンジペコ「わ、私に告白だなんて……誰なんだろう…………」

オレンジペコ「というか、この学校って女子高のはずじゃ……」ガララララ

498: 2016/06/06(月) 00:22:48.31 ID:odm4PnkJo

みほ「こんにちは」

オレンジペコ「え、に、西住さん!?」

みほ「待ってました」

オレンジペコ「な、なんで西住さんがここに!? しかもウチの制服着て! 平日なのに学校は!?」

みほ「あはは、まっさきに学校のことを聞くのは流石真面目なオレンジペコさんですね」スタスタ

みほ「ローズヒップさんから聞きましたよね? 私はあなたに告白しに来たんです」

オレンジペコ「ええっ!? な、何故私に……」

みほ「(この反応も可愛いなぁ……どう攻めようかなぁ)」


 >>500

 1.有無を言わさず
 2.言葉を尽くす

500: 2016/06/06(月) 00:26:59.68 ID:J/wBOwsYO
2

501: 2016/06/06(月) 00:35:41.69 ID:odm4PnkJo

みほ「(最近結構無理やりが多かったしたまには正統な感じでいってみようかな)」

みほ「実は、ずっとオレンジペコさんのことが好きで……」

オレンジペコ「え、あの……私、西住さんに好かれるような要素は……」

みほ「沢山あります!!」


沙織「……ねぇゆかりん」コソコソ

優花里「なんですか?」コソコソ

沙織「何でみぽりんがオレンジペコさんを狙ったのか分かるような気がする」

優花里「え、ホントですか?」

沙織「考えてもみなよ、今まで落としたのはゆかりんを除けば紗希ちゃんアリサさん桂利奈ちゃん磯辺さん……そして今はオレンジペコさん」

優花里「あっ」

502: 2016/06/06(月) 00:38:46.63 ID:odm4PnkJo

みほ「オレンジペコさんって小柄でかわいらしくて」

オレンジペコ「こ、小柄……気にしてるんですけど……」


沙織「やっぱり!」

優花里「いやぁまさかそういう」


みほ「>>↓2まで口説き文句」

504: 2016/06/06(月) 00:46:55.60 ID:5pBx1ZDXO
控えめで女らしく淑女のお手本のような人

505: 2016/06/06(月) 00:51:23.65 ID:odm4PnkJo
いかん眠気だ・・・今日はここまで済まぬ
秋山殿誕生日おめでとうであります

506: 2016/06/06(月) 01:05:24.86 ID:J/wBOwsYO
【ガルパン】みほ「皆って結構チョロいと思うの」【後編】へ続く


引用: 【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロいと思うの」