みほ「オレンジペコさんって責任感が強そうで……」
オレンジペコ「そんな、人並み……です……」
みほ「チャーチルの装填手を務める強さを持っていて……」
オレンジペコ「西住さんだって隊長で強いじゃないですか!」
みほ「あと、なんか一途みたいで……」
オレンジペコ「一途って……」アセアセ
みほ「そして常にダージリンさんに半歩後ろについていて……なんというか、控えめで女性らしくて淑女のお手本のような人で……そんなオレンジペコさんがいつのまにか好きになっていたんです」
512: 2016/06/08(水) 00:20:06.85 ID:KdlbHa3Io
オレンジペコ「そんな……私は西住さんがそこまで褒めるような人では、ないですよ……」
みほ「いいえ。ずっとオレンジペコさんを見てきた私だから分かります!」
オレンジペコ「えっ!?」
みほ「聖グロは私達の試合のときは必ず見に来てくれたり、大学選抜での試合に駆けつけてくれたり……」
オレンジペコ「それはダージリン様が……」
みほ「オレンジペコさんも来てくれたじゃないですか。全国大会のときも毎回」
オレンジペコ「ま、まぁ大洗を応援したいって気持ちはありましたけど……そんな、みほさんにそう思われるようにと思って行動したわけじゃ」
みほ「いいんです!」
オレンジペコ「ううっ……」
513: 2016/06/08(水) 00:20:33.05 ID:KdlbHa3Io
オレンジペコ「(どうしよう……西住さんが私に告白してきたってだけでもう頭がパンクしそうなのに……)」
オレンジペコ「(いきなりそんなに褒めてくるなんて……)」
オレンジペコ「ハッ! 分かりました!!」
みほ「?」
オレンジペコ「これはダージリン様のしかけたドッキリですね!」
みほ「…………」
オレンジペコ「どうせどこかその資料の山の影にダージリン様やアッサム様がいるんです! そうですよね西住さん?」
みほ「違うんですよ」スッ
オレンジペコ「――え……?」ドンッ
みほ「ドッキリじゃなくて……私は本当にオレンジペコさんのことが好きなんです」
オレンジペコ「(なっ、こ、これは……か、壁ドン……!)」
514: 2016/06/08(水) 00:28:37.47 ID:KdlbHa3Io
優花里「私もやられたことくらいありますし!」ムキー
沙織「ゆかりん静かに!!」
みほ「どうしたら信じてくれますか?」
オレンジペコ「どうしたらって……」
みほ「私は本気です。オレンジペコさんがそれを信じてくれるには……どうすればいいですか?」
オレンジペコ「そ、それは…………>>516」
516: 2016/06/08(水) 00:35:30.95 ID:bzyC9vkxo
ダージリン様と決闘して勝ったら
518: 2016/06/08(水) 00:40:39.76 ID:KdlbHa3Io
オレンジペコ「そ、そもそも、私はみほさんとお付き合いするわけにはいきません……」アセアセ
みほ「えっ!?」
オレンジペコ「グ口リアーナには決闘法があって、誰かのものを奪うには決闘によって勝たなければならないという校則があるんです!」
沙織「そんなのあるの!? 剣と魔法の学園ラノベみたいだよ!?」
優花里「おかしいですね……生徒手帳にそのようなことは書いてないですが……まさオレンジペコ殿、口からでまかせを?」
オレンジペコ「(と、咄嗟に嘘ついちゃったけど、これで……諦めてくれるかな?)」
みほ「……なるほど、分かりました」
みほ「ダージリンさんと決闘してきます!!」
オレンジペコ「へっ!?」
520: 2016/06/08(水) 00:44:02.48 ID:KdlbHa3Io
みほ「今の私が着ているのはグ口リアーナの制服……ならば郷に従うのは道理」
みほ「それにその物言いならオレンジペコさんは既にダージリンさんのものということですね!!」
オレンジペコ「そっ、そんな関係じゃありません!」
みほ「でも誰かのものを奪うと言いました。すなわちオレンジペコさんは誰かのもの――つまりダージリンさん!!」
オレンジペコ「(し、しまった……よく考えずに言ったからダージリン様が巻き込まれてるー!)」
みほ「オレンジペコさんはここで待っていてください。ダージリンさんと決闘してきますから!」ダッ
オレンジペコ「ちょ、西住さん!?」
521: 2016/06/08(水) 00:45:37.70 ID:KdlbHa3Io
沙織「みぽりん!?」
優花里「ちょっと見に行ってくるであります。武部殿はオレンジペコ殿を見張っていてください!」
沙織「わかった!」
優花里「これ通信機なんで、耳につけてくださいね」
沙織「おっけ。気を付けてね」
優花里「武部殿こそ!」
沙織「(というか、ここに来てるのがバレちゃダメなんじゃ……)」
沙織「(オレンジペコさんを落としに来てるっていうのがバレなければいいのかなぁ……?)」
522: 2016/06/08(水) 00:47:06.90 ID:KdlbHa3Io
・・・・・・
みほ「ダージリンさん!!」ダダダダ
アッサム「あら? あれは……」
ダージリン「みほさん? どうしてそんな服を着てこんなところに?」
みほ「理由は言えません。しかし、ダージリンさんにひとつだけ用があります」
ダージリン「なにかしら?」
みほ「決闘を申し込みます!!」バンッ
アッサム「はぁぁ??」
ダージリン「みほさん、そんな奔放なキャラだったかしら?」
アッサム「(あのダージリンが困惑してる!)」
523: 2016/06/08(水) 00:49:51.32 ID:KdlbHa3Io
みほ「理由は聞かないでください。ただ決闘を受けてほしいんです」
ダージリン「…………構わないわよ」
アッサム「乗るんですか!? ワケのわからない人がワケのわからない登場してきてワケのわからないことをのたまっているのに!?」
ダージリン「なんか面白そうじゃない。それに人生は行き当ったものを楽しむものよ」
みほ「受けてくれるんですね?」
ダージリン「ええ。そろそろティータイムも終わってしまうから、短く済むのであれば」
みほ「方法はお任せします」
ダージリン「受けた側が内容を決めるのは道理ね。では>>525で勝負しましょうか」
525: 2016/06/08(水) 00:54:01.99 ID:BHPUtHxY0
利き紅茶
526: 2016/06/08(水) 00:56:28.00 ID:KdlbHa3Io
ダージリン「ここは利き紅茶というのはいかがかしら?」
みほ「いいでしょう」
優花里「なっ、それはあまりに無謀です西住殿!」
ダージリン「あら、装填手さんもいたのね」
アッサム「フッ……ダージリンが利き紅茶で負けるはずがありませんわ。この勝負いただきですわね」
ダージリン「私に勝負内容をを委ねたのが運の尽きよ。みほさん」フフッ
みほ「大丈夫ですよ。私も一応そういう教育は受けてますから……紅茶は嗜んだことがあります」
527: 2016/06/08(水) 00:59:47.20 ID:KdlbHa3Io
みほ「それに紅茶は種類によってかなり風味が違います。特徴さえ分かれば……」
ダージリン「ふふっ、だといいわね」
アッサム「では両者目隠しをして鼻をつまんでください。今から違う銘柄のものを淹れますから」
ダージリン「ええ。いいわよ」
みほ「はい」
優花里「(アッサム殿が淹れてる紅茶は……)」
アッサム「秋山さんでしたね。西住さんに教える真似はしないでくださいよ?」
優花里「分かっています……」
528: 2016/06/08(水) 01:04:41.99 ID:KdlbHa3Io
ちなみに紅茶には詳しくない。簡易的な表現を許せ 済まぬ
アッサム「今回は分かりやすいようにどちらもストレートで淹れますわね」
優花里「(ダージリン殿の方には……アッサムティーですね。西住殿の方には……ダージリンティー)」
アッサム「(こんなすぐ決着がつくような勝負、特に変わった葉っぱを使うまでもありませんわ)」
アッサム「(それにダージリンならどんな葉を使っても分かってしまうでしょうし)」
アッサム「淹れましたわ。お2人とも、目隠しをしたまま飲んでください」
ダージリン「では……」コクッ
みほ「……」コクッ
優花里「(両者が同時に飲みました!)」
ダージリンは……直下
コンマ一桁奇数→当てた
コンマ一桁偶数→外した
みほは……↓2
コンマ一桁奇数→当てた
コンマ一桁偶数→外した
529: 2016/06/08(水) 01:05:15.79 ID:iZWO0qYNo
はい
530: 2016/06/08(水) 01:05:20.99 ID:DtJTrbCoo
そりゃ
531: 2016/06/08(水) 01:09:26.05 ID:KdlbHa3Io
ダージリン「この渋み……ミルクティーでいただきたいところでしたわね。アッサムよ」
みほ「この正統でストレートが美味しい味はダージリンティーですね」
アッサム「せ、正解です」
ダージリン「みほさんなかなかやるようね」
みほ「まさか決着がつかないなんて……」
優花里「どうしますか西住殿?」
みほ「決着は付けます! ダージリンさん、今度は>>直下で勝負です!」
↓2
コンマ一桁奇数→ダージリンの勝利
コンマ一桁偶数→みほの勝利
ゾロ目→引き分け
533: 2016/06/08(水) 01:10:31.56 ID:iZWO0qYNo
なんかすごいドラマチックな展開に
534: 2016/06/08(水) 01:11:37.13 ID:KdlbHa3Io
みほが勝利する勝負を直下で決めてください
535: 2016/06/08(水) 01:13:29.70 ID:iZWO0qYNo
ポッキーゲーム
538: 2016/06/08(水) 01:16:46.01 ID:KdlbHa3Io
みほ「ポッキーゲームで決着をつけましょう!」
ダージリン「ッ!?」
アッサム「ポッキーならここにあります。お茶菓子が足りなかったとき用ですが」
ダージリン「……みほさん、違う勝負にしません?」
みほ「どうしてですか?」
ダージリン「………………ポッキーゲームとはなんだったかしら?」
アッサム「お互い1本のポッキーを咥え合って食べていき、先に口を離した方が負けというゲームです。知ってましたよね?」
ダージリン「あ、ああ知ってたわよ! もちろん」
アッサム「ではどうぞ」
みほ「はい」
ダージリン「………………」ダラダラ
540: 2016/06/08(水) 01:18:33.53 ID:KdlbHa3Io
おうっでは安価下にします
ダージリン「んがあぁぁぁぁぁぁ!!!」ガシッ
アッサム「ちょ、ダージリンなにを!!?」
ダージリン「あむっ!!」ムシャムシャ
優花里「だ、ダージリン殿がポッキーをまるごと!!」
ダージリン「し、失礼……急にポッキーを大量に食べたくなってしまったわ……」
みほ「……まさかダージリンさん、ポッキーゲームがはずかし――」
ダージリン「そのような遊戯は淑女たるグ口リアーナ生徒に相応しくありませんわ! ここはツイスターゲームで勝負よ!」
542: 2016/06/08(水) 01:21:10.79 ID:KdlbHa3Io
アッサム「で、ではこちらがツイスターゲームのシートです」
みほ「ダージリンさん、もしかして紅茶を持ったままやる気ですか……?」
ダージリン「我が校の生徒はどのような体勢をとっても紅茶は零しませんの」
みほ「……かけないでくださいよ?」
ダージリン「愚問ですわ」
アッサム「では、ルーレットを回します」
優花里「ダージリン殿右手を赤に。西住殿は左足を黄色に」
みほ「はいっ」
ダージリン「ちょ、その足の入れ方は……!」プルプル
アッサム「次」
ダージリン「ええっ!?」プルプル
優花里「ダージリン殿は――」
ダージリン「………………ぐふっ」パッ
みほ「あっつぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
544: 2016/06/08(水) 01:24:14.51 ID:KdlbHa3Io
アッサム「しょ、勝者……西住さん」
みほ「か、勝った……!」
優花里「やりましたね西住殿!」
ダージリン「クッ……紅茶を持っていなければ……」
アッサム「もう言ってることがメチャクチャですよダージリン!!」
みほ「では、ダージリンさんの大切なものはいただいていきます!」
優花里「ではここに『私は西住みほとの決闘に負けました』と書いてください」
ダージリン「やはりみほさん……おやりになるわね」カキカキ
みほ「では!」
優花里「では!」
アッサム「なんだったのでしょうか……一体……」
ダージリン「……アッサム、服が汚れてしまったわ」
アッサム「自分でなんとかしてください」
ダージリン「…………はい」
545: 2016/06/08(水) 01:27:28.24 ID:KdlbHa3Io
・・・・・・
みほ「オレンジペコさん!」ガラララ
オレンジペコ「きゃっ、は、早かったんですね……って、西住さんなんでそんなに濡れているんですか? なにやら紅茶のにおいもしますし……」
みほ「ちゃんとダージリンさんと決闘して勝ちましたよ! これ証明書!」
オレンジペコ「ええっ!!?」
みほ「(まぁ、聖グロにそんな校則が無いのは知ってたけど……これでオレンジペコさんの逃げ道を無くせたからヨシとしよっと)」
みほ「というわけで、オレンジペコさんは私のものですね」
オレンジペコ「きゃっ、ちょ……服濡れてますよ!」
みほ「あ、ごめんなさい……じゃあ脱ぎますね」
オレンジペコ「ここで脱がなくてもいいじゃないですか! なんでシャツまで脱ぐんですか!?」
みほ「女同士ですし、大丈夫ですよ」
オレンジペコ「うううう……」
547: 2016/06/08(水) 01:40:40.09 ID:KdlbHa3Io
みほ「……やっぱり、駄目ですか?」
オレンジペコ「え?」
みほ「駄目なら駄目でいいんです……でも、せめてオレンジペコさんの本当のことを教えてほしいんです」
オレンジペコ「だ、駄目っていうのは……違うんです」
オレンジペコ「本当は……恋なんかしたことなくて、急に告白されても、どうしていいか分からなくて……」
みほ「……」
オレンジペコ「そもそも、女同士ですし……それに、恋人が出来て、何が変わるのかも分からないから……ちょっと、不安なんです」
みほ「変わりますよ」ダキッ
オレンジペコ「ひゃっ!?」
548: 2016/06/08(水) 01:45:20.43 ID:KdlbHa3Io
オレンジペコ「(い、いつのまに上着を脱がされて!?)」
みほ「こんな風に……温かいです」
オレンジペコ「あたた、かい……?」
みほ「肌と肌で触れあう……恋人にしかできないことですよ?」
みほ「それに……」チュッ
オレンジペコ「ッ!?」
みほ「こうしてキスすることも、恋人同士でしかできません」
オレンジペコ「な、や、き、きす、キス……!!」
みほ「あ、恋人じゃないんでした」
549: 2016/06/08(水) 01:49:26.88 ID:KdlbHa3Io
みほ「恋人を作るっていうのは、温かいものを作るということです」
みほ「ダージリンさんと、こんな風にできますか?」
オレンジペコ「で、できるわけありません……」
みほ「なら、私ならできるようにしてください」ギュウウ
みほ「私の体温は……嫌ですか?」
オレンジペコ「…………い、嫌じゃ、ないです………………」
みほ「嬉しいです」ニコッ
550: 2016/06/08(水) 01:52:15.28 ID:KdlbHa3Io
みほ「オレンジペコさん、好きです。改めて、私の気持ちを……受け取ってくれますか?」
オレンジペコ「……私は西住さんが言ってくれたように、できた人間ではありません。西住さんを失望させちゃいます」
みほ「大丈夫です。もしオレンジペコさんがドジっ子だったりポンコツでもそれも全部愛します」
オレンジペコ「う……そうやってストレートに言うのは……やめてください」
みほ「どうしてですか?」
オレンジペコ「ウチは……あまり気持ちを直接言うような言い方をする人は少ないですから」
みほ「……なら、沢山ストレートに言わなきゃ」
みほ「愛してます。オレンジペコさん」
オレンジペコ「ッ……」
551: 2016/06/08(水) 01:54:26.57 ID:KdlbHa3Io
みほ「私と……お付き合いしてください」
オレンジペコ「…………」
みほ「私と、恋人になって欲しいです」
オレンジペコ「ぅ………………は、はい……」
みほ「ありがとうございますっ!」チュッ
オレンジペコ「ッ、う……」
みほ「恋人なら、これくらいしちゃうんです」
オレンジペコ「恋人なら…………な、なら…………いい、ですよ……」
553: 2016/06/08(水) 01:57:37.00 ID:KdlbHa3Io
・・・・・・
~夕方~
オレンジペコ「…………」ポー
ダージリン「あら、ペコ。どこに行っていたの? 午後の授業とお茶会をサボるなんてあなたらしくないわね」
オレンジペコ「へ? あ、ダージリン様……すみません」
アッサム「どうやら熱っぽいわね……風邪でもひいたのかしら?」
オレンジペコ「風邪…………そうですね……風邪、かもしれません」
ダージリン「風邪には気を付けなさい。特に紅茶をこぼしてしまったらすぐに拭かないと私のように……ふ、ふぇっくしょん!」
アッサム「ダージリンも風邪ですか? もう……しょうがないですね2人とも」
ダージリン「あなたがすぐタオルをくれればこうはならなかったのよアッサム……」
アッサム「はて、なんの話でしょうか」
オレンジペコ「…………………………そう……風邪……みたいなもの……ですよね……この気持ちも」
オレンジペコ「(いつかは冷めてしまうのかもしれない…………でも、嫌……です……)」
オレンジペコ「(ずっとかかっていたい病気も……あるんですね)」
554: 2016/06/08(水) 02:01:30.76 ID:KdlbHa3Io
・・・・・・
沙織「す、すごかったね……キスしかしてないのに……お、オレンジペコさんの声とか……」
優花里「すごい責めでした」
みほ「可愛かったなぁペコさん」
優花里「むう……呼び方も馴れ馴れしくなっていますね……」
運転手「無駄口を叩くな。損をするぞ」
沙織「す、すみません」
みほ「それじゃあ大洗女子学園までお願いします」
運転手「いいだろう。君らくらいのルックスならヒロイン微妙とか言われないだろうしな」
優花里「何の話ですか?」
555: 2016/06/08(水) 02:02:52.21 ID:KdlbHa3Io
・・・・・・
~夜・大洗学園艦~
沙織「いや~帰って来たね! まさか日帰りでグ口リアーナに行けるなんて思わなかったよー」
優花里「コンビニ船より効率がいいですねぇ」
みほ「優花里さんも使う? ちょっと高いけど」
優花里「どれくらいですか?」
みほ「これくらい」
優花里「!!? や、やめときます……」
560: 2016/06/13(月) 22:24:02.75 ID:aIj3jNdpo
・・・・・・
~翌日・夕方~
みほ「ん~~よく寝た。今日も学校学校~」
みほ「………………ん?」
みほ「空がオレンジ……朝焼けかなぁ?」
みほ「あれ、西側に太陽があるなぁ…………」
みほ「………………………………」ピッ
沙織『あ、みぽりん? おはよ~いい朝だね~』
みほ「沙織さんも?」
沙織『え? ………………あ!!!!!!!!!!!!!』
561: 2016/06/13(月) 22:24:46.37 ID:aIj3jNdpo
沙織『1日中寝てズル休みしちゃった……』
みほ「まあ慣れない遠出だったし疲れてたのかもね……」
沙織『明日学校行くの怖いなぁ』
みほ「そんな小学生じゃあるまいし」
沙織『それに今日戦車道の練習じゃなかった?』
みほ「あ、本当だ!」
沙織『今から学校に行けば練習には間に合うよ! どうする?』
みほ「うーん……>>直下」
562: 2016/06/13(月) 22:42:00.13 ID:FtqS5zf6O
行く
563: 2016/06/13(月) 22:44:34.34 ID:aIj3jNdpo
みほ「一応隊長だし、練習だけでも出ておかないといけないかな」
沙織「みぽりんが行くなら私も行くね!」
みほ「同じクラスの華さんとかには説明しないとだね」
沙織「なんか『不良行動ですか!?』って目を輝かせそうで怖いけどね……」
みほ「優花里さんはどうだったんだろう」
沙織「ゆかりんはスパイ行動とかで慣れてるんじゃない?」
564: 2016/06/13(月) 22:48:49.75 ID:aIj3jNdpo
・・・・・・
~学校・ガレージ~
華「あら、みほさんに沙織さん。今日はどうしたんですか? 授業に出ていませんでしたけど……」
みほ「あはは、寝坊しちゃった」
沙織「1日中寝てたよ~!」
優花里「武部殿はともかく、西住殿にもそういう日があるんですね」
みほ「(優花里さんにはさっきメールしたから信じてくれてるね)」
565: 2016/06/13(月) 22:50:28.39 ID:aIj3jNdpo
華「そうなんですか!? てっきり2人で1日中逢引をしていたのかと思いました」
沙織「逢引って、学校休んでまでする?」
みほ「(昨日他校の生徒としたんだけどね……)」
華「みほさんと沙織さんが1日中部屋でねっとりしっぽり……」
沙織「ちょ、そんなんじゃないって! 誰かに聞かれて誤解されたらどうするの!」
誰かの耳に……>>直下
コンマ01→紗希に聞かれた
コンマ03→桂利奈に聞かれた
コンマ05→典子に聞かれた
それ以外→誰にも聞かれていない
566: 2016/06/13(月) 22:51:17.12 ID:KZNFkqe0o
あ
567: 2016/06/13(月) 22:56:17.33 ID:aIj3jNdpo
麻子「他のチームは全員戦車で練習に向かったんだから誰かが聞いてるなんてあるわけないだろ」
華「そういえばこのガレージに私達以外いませんね」
優花里「早く行かないと重役出勤だなんだとイジられますよ?」
沙織「桃ちゃん先輩とか言いそうだね」
みほ「じゃあ向かいましょうか」
麻子「出すぞー」ガチャ
568: 2016/06/13(月) 22:59:01.83 ID:aIj3jNdpo
みほ「沙織さん」コソコソ
沙織「なに? 準備はできてるよ」
みほ「そうじゃなくて、女の子を」
沙織「え、今する話? それ」
優花里「西住殿、今する話じゃありません!」コソコソ
みほ「えー……」コソコソ
沙織「終わったら! ね?」
みほ「うん……」
みほ「(じゃあ取りあえず大まかに決めておこっと)」
>>570
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
570: 2016/06/13(月) 23:07:20.64 ID:WKIsez0uo
1
571: 2016/06/13(月) 23:18:28.55 ID:aIj3jNdpo
沙織「今日の練習は2チームに別れた模擬戦だったよね」
みほ「よし!」
華「みほさん、今日の練習は気合が入ってますね」
みほ「うん。とりあえず狙う子を決めるから!」
沙織「み、みぽりん……戦車の話だよね?」
みほ「あ、うんそうだよ」ハハ
みほ「(新しく落とすとして……>>直下の子にしよう)」
1.学内(戦車道受講者)
2.学外
572: 2016/06/13(月) 23:18:50.86 ID:/CSp0w9Vo
1
573: 2016/06/13(月) 23:27:16.19 ID:aIj3jNdpo
みほ「学内の子を狙う!!」
麻子「むしろ学内の戦車しかいないぞ」
沙織「み、みぽりん! どうしたの!? 寝すぎて頭が回らないの!?」アセアセ
華「戦車を『子』だなんて優花里さんみたいですね」
優花里「私そんなに戦車をこの子呼ばわりしてましたっけ?」
みほ「前進前進! パンツァーフォー!」
麻子「お、おう」
574: 2016/06/13(月) 23:29:26.68 ID:aIj3jNdpo
みほ「目に付いたのから狙います」
華「サーチアンドデストロイですね。ワクワクします」
沙織「あんこうよりチームへ、こちらは先行して見敵必頃します!」
みほ「さーて、どの人にしようか……」キョロキョロ
みほ「っ、戦車発見! 華さん砲塔2時!」
みほ「あれは…………つまり>>576(キャラ名で)さん」
576: 2016/06/13(月) 23:29:49.21 ID:WKIsez0uo
柚
578: 2016/06/13(月) 23:40:35.42 ID:aIj3jNdpo
みほ「カメさんチームを発見。狙います!」
華「了解です」
沙織「(生徒会の誰なんだろう……)」
優花里「(生徒会……会長でしょうか? 見た目的に)」
華「敵戦車~撃破です」
優花里「ぉお見事です!」
579: 2016/06/13(月) 23:42:09.10 ID:aIj3jNdpo
・・・・・・
~練習後~
桃「えー……開始早々我らはやられたが……今日はここまで!」
「「「「「お疲れ様でしたー!」」」」」
沙織「それで、誰にするの?」
みほ「副会長の小山先輩」
沙織・優花里「ええっ!!?」
みほ「えっ?」
580: 2016/06/13(月) 23:46:07.07 ID:aIj3jNdpo
沙織「そ、そんな! 仮に生徒会としても会長でしょ!? 見た目的に!」
優花里「そうですよ! 見た目的に西住殿はウサギさんチームか冷泉殿、会長がお気に入りのハズです!」
みほ「2人が私のことをどう思っているのかよく分かったよ」
みほ「そういえば練習後って生徒会は何をしてたっけ?」
沙織「決勝戦前とかだとご飯食べに行ってたみたいだけど、今の時期はどうなんだろ」
優花里「生徒会室にでもいるんじゃないですか?」
みほ「優花里さん、調査」
優花里「はーい……」ピッピッ
優花里「どうやら>>582にいるようです」
582: 2016/06/13(月) 23:51:34.02 ID:eiCRJwYno
風呂
583: 2016/06/13(月) 23:54:55.22 ID:aIj3jNdpo
優花里「どうやらお風呂にいるみたいですね」
沙織「それって私達もよく皆で利用した大浴場?」
優花里「そうですそうです。練習の汗を流しているようですよ」
みほ「お風呂……1人かなぁ?」
優花里「あくまで小山殿にしかけた発信機なので……分かりません」
沙織「ゆ、ゆかりん。発信機って皆につけてるの?」
優花里「西住殿の命令で」
沙織「プライバシーの侵害だよみぽりん!」
みほ「別にいつも場所をチェックしてるわけじゃないし。あくまで必要な時に分かればいいから普段は切ってるよ」
沙織「そういう問題じゃないよ!」
優花里「まぁまぁ。これで以前の武部殿とウサギさんチームのように行方不明になるということはないですよ」
584: 2016/06/14(火) 00:16:01.41 ID:RLP4A1quo
みほ「じゃあ会長と河嶋先輩もどこにいるか見てください。もしかしたら一緒にいるかもしれないし……」
沙織「まさかお風呂で勝負する気なの?」
みほ「勿論。お互い生まれたままの姿で距離が縮まるお風呂はきっとシチュ効果アリじゃない?」
沙織「まぁ確かに……って、それ私の雑誌の一文じゃん!」
みほ「この前の昼休みに読んでた時に覚えちゃった」
沙織「私の出番無くなるからアドバイスさせてよ~」
みほ「あはは、また今度ね」
優花里「どうやら他の2人は>>直下」
コンマ一桁奇数→一緒に入ってる
コンマ一桁偶数→いない
586: 2016/06/14(火) 00:23:21.54 ID:RLP4A1quo
優花里「一緒に入っているみたいですよ」
沙織「どうする? 私達3人で行けば数は合うよ」
優花里「チーム戦じゃないんですから……」
みほ「うーん……よし、行こうか!」
沙織「行くの!?」
みほ「2人もついてきて。これは小山さんに私が行って2人は他の人をブロック。これしかないよ!」
優花里「お、同じ空間内でコトに及ぶんですか!?」
みほ「きっとバレないようにするから大丈夫!」
沙織「お風呂は好きだからいいけど……気が重いよ……」
587: 2016/06/14(火) 00:30:22.98 ID:RLP4A1quo
・・・・・・
~浴場~
杏「誰もいないね~当たり前だけど」
柚子「この時間に学校に残ってる生徒はそんなにいませんからね」
桃「30、31、32……」
ガララララ
沙織「いやー疲れたねみぽりん」
優花里「お風呂にでも入りましょー!」
杏「おや? 西住ちゃん達も汗流しに来たのー?」
みほ「はい。今日は汗をかいたんで」
588: 2016/06/14(火) 00:33:10.46 ID:RLP4A1quo
みほ「沙織さん優花里さん、各々気をひいてね!」
沙織「ラジャ!」
優花里「了解であります!」
杏「どしたの?」
みほ「いえ! それじゃ、お風呂入りましょうか」
沙織「は、はーい……ゆかりん、私は会長行くね」ヒソヒソ
優花里「分かりました!」ヒソヒソ
沙織「あの、会長!」
杏「ん?」
優花里「河嶋殿!」
桃「あああああ!! 貴様急に話しかけるな! 今どこまで数えたか忘れたじゃないかああああまた1から100まで数え直しだあああ!!」
2人はそれぞれどうやって気を引く?
↓2まで
590: 2016/06/14(火) 00:39:49.05 ID:6NfcXIjko
得意料理談義
592: 2016/06/14(火) 00:50:19.38 ID:RLP4A1quo
沙織「そういえば会長って料理うまいですよね!」
杏「んーまぁそれなりにね」
沙織「またまたー! アンツィオの前の食事会だってすごく美味しかったし、みぽりんもあんこう鍋美味しかったって言ってましたよ!」
杏「まあ趣味も入ってるし……そういう武部ちゃんは料理するの?」
沙織「沙織でいいですよ会長! 私はやっぱり男を捕まえるならまず胃袋からってことで――」
優花里「それにしても今日の練習は驚きましたね」
桃「ああ……まさかあんなにすぐやられるとは……」
優花里「駆逐戦車であるヘッツァーがあんなに前に出て、しかもあの射撃……砲手は河嶋殿でしたね?」
桃「ムッ……何が言いたい!」
優花里「いえいえ。そのおかげもあってか今日は勝てたな~と」
桃「き、貴様ァ! 挑発するか!! いいだろう!!」
593: 2016/06/14(火) 00:55:01.29 ID:RLP4A1quo
柚子「(なんか今日は2人とも……)」
柚子「(会長はともかく、桃ちゃんも後輩に慕われててよかったぁ。あれを慕っているのかと言われたら自信ないけど)」
みほ「小山先輩、隣いいですか?」
柚子「いいよ。どうぞ」
みほ「では……」
みほ「こんなに広いのに何で近くに来るんだろうとか思ってます?」
柚子「まさか。逆に距離を置かれないかちょっと心配だったくらい。生徒会の副会長ともなると構える人も多いから……そうされるの、ちょっと嫌で」
みほ「ここで戦車道を始めた時はそうでしたけど……今は仲間ですから、近付いても全然気にしません。それは小山先輩も同じです」
柚子「あ、ありがとう……嬉しいな」
594: 2016/06/14(火) 00:57:11.80 ID:RLP4A1quo
みほ「むしろ、せっかくですし……小山先輩のこともっと知りたいなぁって思って」ズッ
柚子「えっ?」サッ
みほ「(分かりやすいように距離を詰めると、離れていく……まだそういう関係)」
みほ「(まずは話題を作ろう)」
みほ「(何の話をしようかな>>596)」
596: 2016/06/14(火) 01:00:49.38 ID:RrKIUmdT0
みほにもお姉ちゃんいるし柚子の妹や弟の話
597: 2016/06/14(火) 01:06:18.89 ID:RLP4A1quo
みほ「そういえば小山先輩って兄弟とかいるんですか?」
柚子「うんいるよ。弟と、妹が4人」
みほ「えっ、6人兄弟なんですか!?」
柚子「あはは、そうなの。大家族」
みほ「そっか……だからなんか、小山さんといるとお姉ちゃんといる気分になるんですね」
柚子「そういえば西住さんは妹だったね」
みほ「うん……昔から母が厳しかったので、いつもお姉ちゃんに甘えてました」
柚子「やっぱり西住流って厳しいんだ……」
みほ「今もたまに……甘えたくなります。けど、お姉ちゃんは学校が違うし」
598: 2016/06/14(火) 01:11:12.78 ID:RLP4A1quo
柚子「ウチもよく妹が甘えてくるけど……やっぱり甘えたいものなの?」
みほ「私にとってはたった1人のお姉ちゃんですし……小山先輩の弟さんや妹さんにとってもそのハズです」
柚子「そっか……やっぱそうなのかな」
みほ「それに、小山先輩は甘えやすいんじゃないですかね?」
柚子「それ、会長にも言われたことあるよ……」
みほ「ふふっ、やっぱり」
599: 2016/06/14(火) 01:14:31.16 ID:RLP4A1quo
沙織「そうなんですか!? やっぱりそれもちゃんと仕込みを?」
杏「そうそう。コツは刻むんじゃなくてすり潰すこと!」
優花里「そもそも河嶋殿は射撃がド下手なんですよ」
桃「うるさい!! この前当てたろうが!!!! あァン!?」
みほ「(2人ともいい具合に気を引いてくれて、完全に小山先輩は意識の外! そろそろ……)」チラッ
沙織「(ッ、みぽりん……!)」コクッ
優花里「(仕掛けるんですね……見届けます!)」コクッ
みほ「(さぁて……キスをする糸口は見えた)」
みほ「(私は妹キャラで先輩は姉キャラ……つまり、お姉ちゃんに甘える体ですりより、奪う……!)」
みほ「(しかしいきなりそんなことをするのは怪しい…………よし、ここは……>>直下)」
1.寝たふり→寝ぼけたふりからのキス
2.急に泣き出し甘えたいと言いキス
600: 2016/06/14(火) 01:15:24.80 ID:3YzH0Ytlo
2
609: 2016/06/16(木) 00:39:07.06 ID:ONAqLo7Ro
みほ「(小山先輩は押しに弱い……多分。なら、ここは……)」
みほ「お姉ちゃん…………会いたいよぉ……」グスッ
柚子「西住さん?」
みほ「あ、ごめんなさい……なんか、小山先輩といると……お姉ちゃんのことを思い出して……」
みほ「たまに……恋しくなって、甘えたくなるんです……」
柚子「ッ!(西住さん……戦車に乗っているときはあんなに頼もしいのに……今では……ホントに弱弱しい……)」キュン
みほ「ダメですよね……こんなんじゃ……こんな情けない姿、皆には見せないようにって、頑張ってたんですけど……」
柚子「に、西住さん」
みほ「はい……?」
柚子「……私じゃ、駄目かな?」
みほ「へっ……?」ニタァ
610: 2016/06/16(木) 00:40:24.15 ID:ONAqLo7Ro
柚子「私は西住さんのお姉ちゃんじゃないけど……その、代わりになったり……」
みほ「で、でも小山先輩に甘えるなんて……」
柚子「私はいいよ。それで西住さんの気が落ち着くなら」
みほ「………………」
柚子「それとも、やっぱり私じゃお姉ちゃん不足かな?」
みほ「(な、なんていい人……! これなら非常にやりやすい)」
611: 2016/06/16(木) 00:41:04.39 ID:ONAqLo7Ro
みほ「そんなことないです! 小山先輩は優しくて、頼りがいのあるお姉ちゃんです!」
柚子「ふふっ、ありがとう……じゃあ、おいで」
みほ「はい……」ダキッ
ぽよんっ
柚子「いい子いい子」ナデナデ
みほ「(ふぉおおおおおお……………………!! おぉホントにでけぇな! おぉぉぉホントにでけぇな!!)」
柚子「これでいい?」ナデナデ
みほ「はい…………すっごく……落ち着きます」
みほ「(ッ、いけない……あまりの包容力に目的を忘れかけた!)」
柚子「湯船の中で抱き着くって、なんか不思議だね」
みほ「小山先輩、あったかいです」
柚子「のぼせないようにね」
みほ「はぁい……」
612: 2016/06/16(木) 00:41:37.69 ID:ONAqLo7Ro
みほ「(よし、ここからキス……!)」
みほ「あの、小山先輩」
柚子「なぁに?」
みほ「えっと……こういうことを頼むのは、すごく……アレなんですけど…………いつも、お姉ちゃんに甘えるときにしてることがあるんです」
柚子「そうなんだ。いいよ、なんでもして」
みほ「本当ですか!?」
柚子「うん」
みほ「じゃあ…………失礼して」チュッ
柚子「うん? んっ、ん!?」
613: 2016/06/16(木) 00:42:07.63 ID:ONAqLo7Ro
みほ「………お姉ちゃん…………チュッ」
柚子「ッ………!?」
柚子「(き、キス……キス!? なんで、キス!? 駄目……やめっ)」
みほ「…………」ニヤッ
柚子「(ッ、手足がしっかり抱き着いてて……離れられない!)」ジタバタ
みほ「…………プハッ………………小山先輩……」
柚子「ハァッ……ハァッ……な、なんで……今の……」
みほ「家はいつもお姉ちゃんに甘えるときはこうしてるんです」
柚子「お、おかしいよ……姉妹でそんな……」
みほ「でも小山先輩、なんでもしていいって言いましたよね?」
柚子「言ったけど、そんな…………」
614: 2016/06/16(木) 00:42:36.47 ID:ONAqLo7Ro
みほ「っ、ごめんなさい…………私、小山先輩を本当のお姉ちゃんみたいに……」グスッ
柚子「あ、で、でも……その…………違うの! 怒ってるんじゃなくて……突然のことでビックリして……」
みほ「…………」ウルウル
柚子「ぅ…………あ、ええっと…………だから………………も、もう少しだけなら、していいから……」
みほ「……いいんですか?」
柚子「………………うん……」
みほ「…………じゃあ……」チュッ
柚子「うっ、ン…………チュッ……」
615: 2016/06/16(木) 00:43:08.88 ID:ONAqLo7Ro
柚子「(うぅ……私、初めてなのに…………)」
みほ「小山先輩の唇、すっごく柔らかくて……とろけそう……」
柚子「やぁ……そんなこと、恥ずかしい……」
みほ「ずっと……こうしてたいなぁ」
柚子「(なんか、すごく…………気持ちよく…………)」
みほ「(抵抗が薄まってきた。あと一押し……)」グリッ
柚子「ッ!?(なっ、舌……入って……!)」
柚子「っっ~~!!」ビクッ
みほ「(落ちた……)」ニヤッ
616: 2016/06/16(木) 00:43:37.12 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
柚子「う……はぁっ、はぁっ……」
みほ「……まずい……夢中になりすぎて……のぼせ……」フラフラ
柚子「私も……」
みほ「小山先輩…………また、お願いしていいですか?」
柚子「………………………………うん」
柚子「(って、こんなことを会長と桃ちゃんの前で!)」バッ
617: 2016/06/16(木) 00:44:03.64 ID:ONAqLo7Ro
沙織「会長はそんなに料理できるのに男を狙わないなんてもったいないです!」
杏「だから料理は趣味でそういう目的でやってるわけじゃないからね!?」
優花里「はい、もう1回言ってください!」
桃「ヒッグ、私は……砲撃がド下手なのに……うっ、調子に乗る最低な人間です……グスッ」
みほ「見られてなかったみたいですね」
柚子「うん……よか、った……」
みほ「あ、小山先輩!」
柚子「もう……次からは、その……違う場所で……」
みほ「はい! 2人きりの時に!」
618: 2016/06/16(木) 00:44:34.45 ID:ONAqLo7Ro
みほ「もう出ますね。生徒会の人達は……」
杏「ん? ああ結構話し込んでたなぁ……って小山大丈夫か?」
柚子「のぼせちゃいました~……」
優花里「次の練習までに戦車倶楽部で1000回砲撃シミュレーションをしてきてください」
桃「はいっ……っ、ご指導、えっぐ……ありがとうございました……」
沙織「行こうかみぽりん」
杏「またね~」
619: 2016/06/16(木) 00:45:03.40 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
~帰り道~
沙織「すっかり夜になっちゃったね」
みほ「夜風が冷たくて気持ちいい……」
優花里「西住殿は大きな胸がお好きなんですか?」
みほ「えっ、なんで?」
沙織「確かに先輩の胸に埋もれた時凄くだらしない顔してたね」
みほ「ええっ!? そうなんだ……」
優花里「むむむ……」
620: 2016/06/16(木) 00:49:43.07 ID:ONAqLo7Ro
沙織「それでみぽりん、肝心の落とすところはどうだった?」
みほ「OKだよ。今回は私に夢中にさせるんじゃなくて、私が夢中になっているっていう体で小山先輩をゲットしたから」
優花里「それは落としたといえるんですか?」
みほ「これから次第だよ。さーて次の獲物は~」
沙織「え、もう!?」
優花里「アグレッシブですね」
みほ「ッ、この気は……」
沙織「みぽりんどうしたの?」
遭遇イベント
落とした子が多くなってきたため、行動後に遭遇するかどうかを決めます(偶然バッタリ会ったか、みほを探して会いに来たということになります)
今まで落とした子を指定してください(学内外問わず)
しかしコンマにより遭遇しなければ空振りです
>>622
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
622: 2016/06/16(木) 00:52:48.22 ID:73lsGEH4O
ペコ
623: 2016/06/16(木) 00:58:58.74 ID:ONAqLo7Ro
プルルルルル
みほ「あ、ごめんちょっと出るね」ピッ
オレンジペコ『もしもし、西住さんですか?』
みほ「オレンジペコさん! 何故オレンジペコさんがこの電話に……調べたの? 自力で番号を? オレンジペコさん!」
オレンジペコ『えっと、ダージリン様に聞きました』
みほ「あーなるほど」
オレンジペコ『その…………勝手に番号を知ってかけたのはごめんなさい……でも、その……話がしたくて』
みほ「話?」
沙織「恋人同士は夜電話で話すんだよ!」
みほ「(なるほど……)」
みほ「そっか。今帰り道で、帰ったらかけ直しますね」
オレンジペコ『あっ、そうだったんですか。じゃあまた後で』
みほ「はーい」ピッ
624: 2016/06/16(木) 01:00:20.87 ID:ONAqLo7Ro
みほ「なんかこっちに誰か近付いている気がしたけど違ってたみたい。鈍ったなぁ」
沙織「それで次の獲物の話じゃないの?」
みほ「あ、そうだったそうだった」
優花里「今回はどうするんですか?」
みほ「>>」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
626: 2016/06/16(木) 01:05:45.58 ID:3szLTrMQ0
1
627: 2016/06/16(木) 01:13:52.98 ID:ONAqLo7Ro
みほ「私三国志の孫策が好きで、シミュレーションゲームとかでも領土をとにかく広げるタイプなの」
優花里「急に何言ってるんですか」
みほ「つまりね、新しくとりましょう」
沙織「新しく落とすって言いたいんだね……それで、どうするの?」
みほ「誰も三国志ネタに乗ってくれない……」
沙織「知ってるよ! イケメンが出てきて敵をバッタバッタと薙ぎ倒していくゲームでしょ?」
優花里「それは三国志でもかなり異色な方です。いやゲーム業界的にはアレがスタンダードになりましたけど……」
みほ「とにかく! 今回は>>直下でいこうかなと思う」
1.学内(戦車道受講者)
2.学外
628: 2016/06/16(木) 01:17:22.19 ID:GOPXB0iHo
2
629: 2016/06/16(木) 01:26:21.39 ID:ONAqLo7Ro
みほ「学外の人を落とすよ!」
優花里「まさかまたアレに乗るんですか!?」
みほ「大丈夫大丈夫。今週末の学園間便で行くから」
沙織「みぽりんにしては大人しいね」
みほ「流石にテスト前に自主3連休は私も嫌だから……」
優花里「あっ! そういえば来週テストでした!」
沙織「あああああ!! 忘れてた!! 今日もテスト前の最後の授業で要点教えてくれてたかもしれないのに!!」
みほ「大丈夫大丈夫。確かどっかの頭いい人も受験じゃなければ定期テストくらいは一夜漬けでいいって言ってたし」
沙織「そういうのは頭がいいから言えるんだよ!!」
みほ「とにかく、今回は>>631さんを落とすからね」
(学外は学園ではなく、直接キャラを選んでください)
631: 2016/06/16(木) 01:28:49.63 ID:O7BCFG5P0
カチューシャ
632: 2016/06/16(木) 01:31:54.14 ID:ONAqLo7Ro
みほ「カチューシャさんを落とすよ!」
沙織「やっぱり……」
優花里「やっぱり……」
みほ「何でそんな目で見るの?」
優花里「いーえー」
沙織「なんでもー」
みほ「?? まぁいいや。今週末はプラウダに乗り込むからね!」
634: 2016/06/16(木) 01:35:19.57 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
~プラウダ高校学園艦~
みほ「さむっ」
沙織「ちょっと、まだ秋でしょ!? 雪降ってるんだけど!!」
優花里「さすが北緯の高い海域を航行しているだけありますね……」
みほ「と、とりあえずどこかのお店に入ろう……流石に寒い……」
沙織「それなら前に麻子が行った鳥のミルクケーキを出すお店に行こうよ!」
優花里「喫茶『北極海』の本店ですね」
みほ「じゃあそこへ! ハリアップ!」
635: 2016/06/16(木) 01:38:08.02 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
~喫茶『北極海』プラウダ本店~
「いらっしゃいませ」
みほ「よかった……店内は暖かいや」
沙織「すみませーん鳥のミルクケーキ3つとアイスコーヒーと……2人は?」
優花里「じゃあミルクティーをお願いします」
みほ「ノンアルコールウォッカで」
「かしこまりました」
沙織「ねぇねぇ今の店員さんすっごくイケメンだったね!」
優花里「そうでしたか? 顔をよく見てませんでした……」
みほ「野郎は今はノーサンキューだし」
636: 2016/06/16(木) 01:42:54.01 ID:ONAqLo7Ro
みほ「さて、それじゃあ作戦を決めようか」
みほ「今日は土曜日。つまり学校は休み……戦車道の訓練はしてるかもしれないけど訪ねればきっとカチューシャさんは出てくると思うの」
沙織「流石に他校の生徒には発信機付けてないよね?」
優花里「あいにくと物理的接触が無いには付けようが……」
みほ「カチューシャさんが今どこにいるか。そしてどう落とすか……それは協力者によって変わって来ると思うの」
優花里「サンダースの時と聖グロの時もそれでうまくいきましたもんね」
みほ「うん。だからノンナさんにロシア人、あとは……」
優花里「そうそう、KV-2の乗員とも私面識ありますよ。確か名前はニーナ殿とアリーナ殿だったような……」
みほ「じゃあこの4人の中からだね。勿論協力者がいなくてもコトは運べるからナシでもいいし」
沙織「どうするのみぽりん?」
みほ「うーん……>>直下」
※青森の訛りがわからないため、ニーナかアリーナが選ばれた場合、キャラが結構違うことになるのでご容赦ください
637: 2016/06/16(木) 01:43:47.22 ID:8cxiRwqso
クラーラ
638: 2016/06/16(木) 01:53:23.34 ID:ONAqLo7Ro
みほ「あのT-34/85に乗ってたロシア人の……あの…………」
優花里「クラーラ殿でありますね。この前のエキシビションで初めて見ましたが」
みほ「そうそう! クラーラさん!」
沙織「何でクラーラさん?」
みほ「どこかの資料で聞いたんだけどね、プラウダにはロシアから送られた政治将校がいるとかなんとか」
みほ「そんな凄い人がいるならきっとカチューシャさんの居場所だって分かるだろうし、いざという時に邪魔になりそうなノンナさんに対抗できる存在になる可能性が」
沙織「なるほど……」
優花里「KV-2の人達は上からの圧力に弱そうですもんね……」
639: 2016/06/16(木) 01:56:16.32 ID:ONAqLo7Ro
沙織「でもどうやってクラーラさんに協力をお願いするの? ローズヒップさんみたいにご飯じゃ釣れないだろうし……」
優花里「サンダースの時は純粋にアリサさんが好きだから協力してほしい~って感じで協力してもらったんですよね? 今回もそうしては?」
みほ「プラウダに限って、その手は通じないと思う……ノンナさんは確実に口リコンだし、ちょっとしか会ったことなかったけどクラーラさんからも同じにおいがしたの……」
優花里「ということは、クラーラ殿もカチューシャ殿のことが……?」
みほ「否定しきれない……不確定要素かも」
沙織「ということは上手いこと言わないと……」
優花里「……>>641と言って協力してもらうのはどうでしょう?」
沙織「それいいかもね!
みほ「ナイス優花里さん! じゃあその理由でクラーラさんを探してきてください」
優花里「了解であります!」
641: 2016/06/16(木) 02:09:25.73 ID:ned10dRTO
カチューシャに戦術を教えてもらいに来た
642: 2016/06/16(木) 02:12:56.60 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
~数十分後~
みほ「優花里さん遅いね」
沙織「仕方ないよクラーラさんの居場所も分からないんだし」
みほ「考えてみたんだけど居場所が分からないのが同じならカチューシャさんを探した方が早かったんじゃ?」
沙織「それは言っちゃいけないよ! それにカチューシャさんに首尾よく近づくために必要だって言ってたじゃない!」
みほ「あ、そうだっけ……」
優花里「連れてきましたー!」
クラーラ「まぁ、大洗の隊長さん」(ロシア語)
みほ「こんにちはクラーラさん」
クラーラ「あ、こんにちは……そうでした。他校の皆様にはこちらの方が分かりやすかったんでした」
沙織「き、聞き取れる……やっぱ母国語は安心するね~」
643: 2016/06/16(木) 02:16:57.28 ID:ONAqLo7Ro
クラーラ「しかし、大洗の隊長さんが何故このようなところに?」
みほ「実は、アポ無しで凄く申し訳ないんですけど……今日はカチューシャさんに戦車道の戦術について教えてもらおうと思って来たんです」
クラーラ「なるほど……そうして我が校の戦術を盗み、恩を仇で返すおつもりが?」キッ
優花里「ひうっ!?」バタッ
沙織「きゃーーーー!!!! ゆかりんが氏んだーーーーー!!」
優花里「氏んでません。ちょっと凄い殺気を感じて……」
みほ「そんなことはしません。でもやっぱりカチューシャさんはあんなに強いわけですから……ちょっとは盗んでやろうかなとは思ってますけど」テヘッ
クラーラ「………………ふふっ、分かりました。それに大洗は以前共に戦った同志。同志は助け合うのがプラウダです」
みほ「ありがとうございます。じゃあ早速カチューシャさんと会わせてもらえますか?」
クラーラ「分かりました。では現在カチューシャ様は>>直下にいらっしゃいますので、案内します」
644: 2016/06/16(木) 02:20:31.53 ID:lwyTXqs00
ロシアレストラン
645: 2016/06/16(木) 02:24:09.67 ID:ONAqLo7Ro
みほ「ロシア料理のレストランですか?」
クラーラ「はい。プラウダでも1、2を争うお店で、カチューシャ様はそこの常連なのです」
みほ「食事中にお邪魔するのは……」
クラーラ「食後にお邪魔すればいいのでは?」
みほ「あ、あとそういう話は私、教えてくれる人と2人きりの時にしかあまり学習効率が上がらなくて……」
クラーラ「個室席もありますから大丈夫です。それにカチューシャ様はいつも個室席でお食べになりますよ」
沙織「ブルジョワ……?」
クラーラ「予約者のみのサービスだそうです」
みほ「じゃあそこに行って、カチューシャさんとお話しできるよう繋いでもらっていいですか?」
クラーラ「分かりました」
646: 2016/06/16(木) 02:27:14.62 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
~ロシアレストラン『サイズリヤ』~
クラーラ「こちらです」
沙織「すごーい! ロシア料理がいっぱい!」
優花里「そういえばクラーラ殿、ノンナ殿は今カチューシャ殿と一緒に?」
クラーラ「確か>>直下」
コンマ一桁奇数→いる
コンマ一桁偶数→いない
647: 2016/06/16(木) 02:30:52.54 ID:ned10dRTO
あ
649: 2016/06/16(木) 02:36:08.68 ID:ONAqLo7Ro
クラーラ「ノンナ様は、今は買い出しの途中だそうです。携帯へのメッセージでカチューシャ様とご飯を共にできない悲しみを3000字で送ってきました」
沙織「迷惑メールだよねそれ!?」
みほ「ということは今カチューシャさんは……ボッチ飯……?」
優花里「ま、まぁ牛丼屋さんにはむしろ1人で入るべきとも言われていますし」
沙織「ここレストランだよ」
クラーラ「確かニーナがお相手をしていたはずです」
優花里「おや、KV-2の装填手さんですね」
650: 2016/06/16(木) 02:43:00.79 ID:ONAqLo7Ro
・・・・・・
~個室~
カチューシャ「やっぱりこのお店の料理は最高ね!」
ニーナ「はい! 母なる大地より獲れし作物から作られる同志の料理は最高です!!」
カチューシャ「アンタも沢山食べて私みたいに大きくなりなさいよ!」
ニーナ「はい! プラウダでは食べ物が私を大きくします!!」
コンコンコン
クラーラ「カチューシャ様、お客様です」
カチューシャ「クラーラ? お客って?」
クラーラ「大洗の隊長の……」
カチューシャ「ミホーシャ!?」
クラーラ「食後にでも2人きりで、カチューシャ様に戦車道の戦術について学びたいと仰っていますが」
カチューシャ「あの西住流が私に? 分かったわ、もうすぐ食べ終わるしここで話せばいいわね。ニーナ、悪いけど今日は食べ終わったらそのまま帰ってもらっていい?」
ニーナ「はい! プラウダ高校万歳!! 同志書記長万歳!! 同志指導者カチューシャ万歳!! Ураааааааааааааа!!」
665: 2016/06/21(火) 23:20:39.34 ID:HxGzeDByo
クラーラ「では西住さん、こちらにお入りください」
沙織「私達はどうしよっか」
クラーラ「もしまだなら、ここで食べていかれますか? 混んでいるせいで離れた席になりますが……」
優花里「あ、私達そういえばまだでしたね。ここで食べていきましょうよ」
沙織「だね~ロシア料理も覚えて女子力アップだよ!」
みほ「(よし、うまい具合に邪魔者は消えた……)」
沙織「そういえばみぽりんは食べるの? カチューシャさんは食べ終わっちゃってるみたいだけど」
みほ「大丈夫。ちゃんと『食べて』くるから」
クラーラ「ではお2人とも、こちらです」
666: 2016/06/21(火) 23:21:23.05 ID:HxGzeDByo
・・・・・・
みほ「こんにちはカチューシャさん」
カチューシャ「よく来たわねミホーシャ。にしても結構突然ね、そろそろそっちも中間試験じゃないの?」
みほ「思い立ったが吉日というのが私の信条なので」
カチューシャ「ふぅん。それで、私に戦術を教わりに来たというのは本当?」
みほ「はい。カチューシャさん率いるプラウダにはいつも苦戦してましたから、その一端でも分かればなぁと」
カチューシャ「このカチューシャに敵に塩を送れと?」
みほ「うっ……駄目、でした?」
カチューシャ「……べ、ベつにダメってワケじゃないわよ。それにミホーシャがそんなこと言ってくるのは初めてだし……」
667: 2016/06/21(火) 23:21:50.11 ID:HxGzeDByo
みほ「プラウダには大洗や黒森峰に無い独特な強みがあります。カチューシャさん、どうか教えてください!」
カチューシャ「わ、分かったわよ! 分かったから頭上げなさい!」
みほ「カチューシャさん、人に頭下げさせるのが好きだったんじゃないですか?」
カチューシャ「まぁ、ミホーシャの気持ちは分かったけど……プラウダは全国大会上位常連。その戦術をただ知りたいからはい教えますってにはいけないわ」
みほ「というと?」
カチューシャ「そうね、教える代わりに>>669」
671: 2016/06/21(火) 23:30:00.58 ID:HxGzeDByo
カチューシャ「私のお昼寝の付き添いをしてもらうわ!」
みほ「付き添い?」
カチューシャ「私はお昼ご飯を食べた後、ちゃーんとお昼寝をして成長……じゃない健康を維持しているのよ!」
みほ「(そんなんだからそんななんじゃ……)」
カチューシャ「なにか変な事考えた?」
みほ「いえなにも」
カチューシャ「今日はノンナが買い物に行ってて、ノンナが居ないとき付き添いをしてくれるクラーラもアンタの連れとご飯でしょ」
みほ「はぁ……?」
カチューシャ「というわけで、ちょっとここでお昼寝していくから」
みほ「え、でも流石にお店に迷惑が……」
カチューシャ「誰がこのプラウダのトップだと思っているの? たとえ前代未聞の混雑時だったとしても私の一声でここの店主は首を縦に振るわ」
みほ「(さ、流石暴君と言われているだけあるかも)」
672: 2016/06/21(火) 23:32:45.22 ID:HxGzeDByo
みほ「それで、付き添いといっても何をすれば?」
カチューシャ「簡単よ。一緒に寝て子守歌を歌ってくれるだけでいいわ」
みほ「………………」
カチューシャ「なによ?」
みほ「いえ」ジュルリ
カチューシャ「ミホーシャ、よだれ出てるわよ? お腹空いてるの?」
みほ「え? ああいえいえいえいえ」
「失礼します。食器を下げさせていただきます」
カチューシャ「よろしく」
みほ「あ、どうも」
「………………」
みほ「?」
「獲物を前に舌なめずり……三流のすることだな」
みほ「ッ!」
673: 2016/06/21(火) 23:37:12.36 ID:HxGzeDByo
カチューシャ「あ、テーブルも持って行って。ここでお昼寝するからベッドも置いて」
「かしこまりました」ヒョイッ、スタスタスタ
みほ「カチューシャさん、あの店員さん無礼すぎますよ。粛清した方がいいんじゃないですか?」
カチューシャ「え? 普通に食器下げただけじゃない」
みほ「(カチューシャさんに聞こえないように言った……?)」
カチューシャ「それより、テーブルも片付いたところでベッドが来たらさっそく寝るわよ」
みほ「なんか妙に手馴れてません? カチューシャさんもお店側も」
カチューシャ「ここではよく食後にお昼寝するから」
みほ「……」
674: 2016/06/21(火) 23:40:15.33 ID:HxGzeDByo
・・・・・・
クラーラ「お呼びですかカチューシャ様」
カチューシャ「クラーラ、私はこれからミホーシャとお昼寝するから、食べ終わったらさっきの2人を連れてプラウダを案内してあげて」
クラーラ「ッ、カチューシャ様とお昼寝……!」キッ
みほ「え、なんで睨むんですか?」
クラーラ「いえ……てっきり話をしてすぐお帰りになるものだと思っていましたので」
みほ「失礼な人ですね。カチューシャさん粛清した方がいいですよ」
クラーラ「それではカチューシャ様、まだ慣れていない身ですがお2人を案内してきます」
カチューシャ「どうミホーシャ? 私は来客に気を遣えるのよ!」
みほ「スゴイデスネー……」
675: 2016/06/21(火) 23:42:12.73 ID:HxGzeDByo
カチューシャ「それじゃ、入るわよ」
みほ「2人で1つのベッドに入りますね」
カチューシャ「そうね」
みほ「ベッドインですね」
カチューシャ「どうしたの?」
みほ「いえ……(カチューシャさん、そういうことに疎い?)」
カチューシャ「ふわぁぁ……さ、寝るわよ! なにか歌って」
みほ「は、はい」
676: 2016/06/21(火) 23:44:56.02 ID:HxGzeDByo
みほ「こぉーごぉーえ! そぉーな! きせぇーつぅぅー! に! きぃいぃーーみは!! あーいーをどーこーーお! いーーーうの!!」
カチューシャ「うるさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みほ「ごめんなさい」
カチューシャ「普通になんか寝れそうな歌にしなさいよ!! 耳元で大声出すんじゃないわよ!!」
みほ「いやぁつい」ハハハ
カチューシャ「今度ふざけた真似をしたら口を縫い合わすわよ」
みほ「ロシア民謡はあまり知らないですけど、一週間なら分かります」
カチューシャ「じゃあそれでお願いね」
みほ「はーい。フフフーンフフフーン」~♪
お昼寝中のイベント……>>678
677: 2016/06/21(火) 23:47:34.13 ID:mHG7rt9yo
うとうとしたカチューシャがみほに抱きついてくる
680: 2016/06/21(火) 23:56:23.63 ID:HxGzeDByo
みほ「~♪ ん?」
カチューシャ「んんん…………」ムニャムニャ
みほ「ふふっ……」ナデナデ
カチューシャ「ん、のん……な……」ギュッ
みほ「……」ピクッ
カチューシャ「ノンナぁ……」ムギュウウ
みほ「ノンナさん、いつもカチューシャさんにお昼寝時に自分に抱き着いてくるよう差し向けていたんですか……口リコンですね。まったくもって信じられない性癖ですよ」
みほ「カチューシャさん温かいですね……4歳児の体温は高めだと聞きましたが、カチューシャさん本当に……いや、まさか」
みほ「確かめないと」
682: 2016/06/22(水) 00:01:17.07 ID:KJ+sKrC5o
みほ「…………」ムギュッ
カチューシャ「ん……すぅ……」
みほ「……やっぱり私より体温高い」
カチューシャ「いい、におい……」Zzz
みほ「きゃっ、胸に顔をうずめてくるなんて……やりますね……」
カチューシャは……直下
コンマ一桁奇数→眠りが浅くすぐ目を覚ますタイプ
コンマ一桁偶数→眠りが深く何されても起きないタイプ
683: 2016/06/22(水) 00:01:54.12 ID:FYqvhS+ro
ん
686: 2016/06/22(水) 00:07:36.03 ID:KJ+sKrC5o
みほ「やりかえしちゃいますよー」スルスル
みほ「えいっ」ポスッ
みほ「………………」スリスリ
みほ「…………愛里寿ちゃんより無いんじゃ……あっちは目算だけど」
カチューシャ「んっ……」Zzz
みほ「ほっぺつんつん」
カチューシャ「…………」Zzz
みほ「起きない…………ひらめいた」
687: 2016/06/22(水) 00:18:00.25 ID:KJ+sKrC5o
みほ「カチューシャさん、起きないとキスしちゃいますよー」
カチューシャ「んん……のんなぁ、ろりーたってなぁに……」Zzz
みほ「………………よし、起きない。じゃあ仕方ありませんね」チュッ
カチューシャ「んっ…………ん……」Zzz
みほ「ふふっ、カチューシャさんの唇ぷにぷにして、クセになりそう」
みほ「別に私は小さい子だけが好きなわけじゃなくて、小さい子には小さい子にしかないものを持っているというか、たまたま私の周りに小さい子しかいないというか」
みほ「はあ…………カチューシャさんの唇おいしい」チュウウ
カチューシャ「んっ、ふぅっ……」
みほ「ん? カチューシャさん、息が荒い……暑いのかな? ちょっと毛布どけよう」
688: 2016/06/22(水) 00:20:45.75 ID:KJ+sKrC5o
みほ「(カチューシャさんの口が開いた……今なら……)」
カチューシャ「ん、ん…………」
みほ「…」
みほ「(よく寝ているときの人の口内は唾液まみれでちょっとアレというけど、カチューシャさんのはそんなことが一切ない……)」
みほ「(甘い? のかな……?)」
みほ「(私の舌でカチューシャさんの口の中がいっぱいになってる)」
カチューシャ「んっ、くっ……」ピクッ
みほ「! ………………」
カチューシャ「すぅ……」Zzz
みほ「ふぅ……寝ている人にするのって、なんというか……背徳感と罪悪感に苛まれて……クセになりそう」
689: 2016/06/22(水) 00:23:53.95 ID:KJ+sKrC5o
みほ「じゃあ、カチューシャさんが起きるまで……しっかり『添い寝』してあげましょう」
カチューシャ「ん、みほー……しゃ……」
みほ「私の夢を見てくれているんですか? 嬉しいです」ナデナデ
カチューシャ「ん、ふふっ…………みほーしゃ……」Zzz
みほ「夢に私しか出てこないよう、ちゃーんと刷り込んであげますからね」チュッ
みほ「できれば私のこと、好きになってくださいね。カチューシャさん」
カチューシャ「みほーしゃぁ……す……………………き…………?」Zzz
691: 2016/06/22(水) 00:25:51.89 ID:KJ+sKrC5o
・・・・・・
~数時間後~
みほ「ピチャッ、チュルッ……」
カチューシャ「ん……?」
みほ「(あ、起きそう。名残惜しいけど……)」
みほ「カチューシャさん」
カチューシャ「ミホーシャ……? あ、そっか……」
みほ「おはようございます」
カチューシャ「おはようミホーシャ……今何時?」
みほ「もう少しで夕方じゃないですかね」
カチューシャ「そっか……結構寝ちゃったわね」ボー
693: 2016/06/22(水) 00:30:13.88 ID:KJ+sKrC5o
みほ「(ククク……もうカチューシャさんの体は私の物!!)」
みほ「(西住流接吻術ならば、寝ている相手の体にもその快楽を刻むことができる)」
みほ「(今カチューシャさんが私にキスされれば、一瞬でとろけてしまうでしょうね)」ニタァ
カチューシャ「どうしたのミホーシャ、だらしない顔して。寝起きだからってシャキッとしなきゃだめよ」
みほ「あ、すみません」
カチューシャ「…………んー……なんか寝たのに疲れた感じ……」
みほ「もしかして私の添い寝がまずかったですかね……?」
カチューシャ「あ、いやそんなことないわよ! ミホーシャと一緒に寝れて、嬉しかったし……」
みほ「本当ですか?」
カチューシャ「そうよ! あーなんかやっぱり疲れは取れてたわ!」
みほ「(カチューシャさんって前から思ってたけど結構優しいよね。って口に出したら怒られそうだからやめておこう)」フフッ
694: 2016/06/22(水) 00:32:43.69 ID:KJ+sKrC5o
カチューシャ「あ、そういえば戦術について聞きたいんだったわね」
みほ「あ、はいそうです(忘れてた)」
カチューシャ「ならプラウダの偉大なるカチューシャ戦術の一部を教えてあげるわ」
みほ「一部ですか?」
カチューシャ「なに? たった1回一緒に寝たくらいで全部教えてもらえると思った?」ニヤニヤ
みほ「悪い顔してますよ(あと誤解を生む言い方をしてます)」
カチューシャ「そうね、全部教えてほしければ……ミホーシャが転校してきてくれれば手っ取り早いけど?」
みほ「流石にそれはできませんよ」アハハ
カチューシャ「なら一部ね」
みほ「転校以外にどうすればもっと教えてくれますか?」
カチューシャ「そうねぇ……ま、まぁいつかまた、一緒に寝てくれれば……ね」
みほ「じゃあまた来ますね!」
カチューシャ「決断速すぎない!?」
695: 2016/06/22(水) 00:34:37.56 ID:KJ+sKrC5o
カチューシャ「じゃあ教えるわね。まずプラウダの基本ドクトリンは包囲殲滅よ。これは知ってるわよね?」
みほ「はい」
カチューシャ「この前の準決勝でもやったけど、相手を包囲に引き込むにはまず調子に乗らせて――」
みほ「(………………)」
みほ「(カチューシャさん、寝癖ついてる)」
みほ「(い、いけない……つい手を出してしまいたく……!)」
>>697
1.つい手が出た
2.踏みとどまった
697: 2016/06/22(水) 00:35:06.96 ID:gnLzH0+Oo
2
699: 2016/06/22(水) 00:37:23.97 ID:KJ+sKrC5o
みほ「(い、いけないいけない!)」
みほ「(カチューシャさんを落としたのは意識よりももっと奥。無意識の深層)」
みほ「(ここですぐ落とすのもいいけど、ククククク……)」
みほ「(また会った時が楽しみですね、カチューシャさん)」
カチューシャ「ミホーシャ、聞いてる?」
みほ「え? あ、はい聞いてますよ。ほーいせんめつですよね」
カチューシャ「そうよ。特に私達プラウダは二重包囲が得意で――」
700: 2016/06/22(水) 00:40:59.85 ID:KJ+sKrC5o
・・・・・・
~お店の前~
みほ「この度はありがとうございました。すごく勉強になりました!」
カチューシャ「ミホーシャは特別だからね! 他の奴ならそうはいかないわ」
みほ「あはは、じゃあまた来ますね」
カチューシャ「ええ。また私に教わりに来なさい」
クラーラ「…………」
カチューシャ「どうしたの?」
クラーラ「いえ(どうやらなにもされていない……私の杞憂?)」
みほ「(一思いに落とさずによかったのは、ノンナさんやクラーラさんにこのことがバレないからだね。もしカチューシャさんの態度が見るからに変わってたら私達はプラウダから帰れなかったかも……)」
701: 2016/06/22(水) 00:45:29.75 ID:KJ+sKrC5o
みほ「それでは私達は帰りますね」
沙織「クラーラさん、色々案内してくれてありがとうございます!」
優花里「楽しかったです!」
クラーラ「とんでもありません。お2人が満足していただけたのなら私も嬉しいです」ニコッ
沙織「みぽりん、結局どうだったの?」
優花里「今までのターゲットは大体私達が見たら分かりましたが、カチューシャ殿はそんな感じしませんでしたけど」
みほ「大丈夫、ちゃんと落としたよ」
沙織「本当に~?」
みほ「今回は爆弾みたいなもの。もしカチューシャさんと次に会いまみえたら……ふふふ」
優花里「お昼寝の付き添いと聞きましたが……まさか寝ている相手に?」
みほ「察しがいいね優花里さん」
優花里「酷いでありますよ! 相手の意識が無いのをいいことに好き勝手とは!」
みほ「優花里さんは意識があっても好き勝手させてくれるもんね」
優花里「そ、そういうことを言ってるんじゃありませんよ!」
702: 2016/06/22(水) 00:48:21.10 ID:KJ+sKrC5o
・・・・・・
~翌週月曜日~
沙織「………………」ズーン
みほ「どうしたの沙織さん」
沙織「みぽりん…………一夜漬け、やっぱり意味なかったかも……」
みほ「昨日麻子さんと一緒に勉強してたんじゃないの?」
沙織「うん……でも自信が……」
みほ「大丈夫だよ。アマチュア無線2級取れたんだから、普通の授業くらい沙織さんならちょちょいのちょいだって!」
沙織「そうかなぁ……?」
みほ「じゃあテスト頑張ろうね! テスト週間は戦車道の練習も無いから、テストが終わる水曜日に優花里さんと集合するよ!」
沙織「はーい」
703: 2016/06/22(水) 00:51:56.28 ID:KJ+sKrC5o
・・・・・・
~テスト中~
みほ「……………………」ダラダラ
みほ「…………………………………………」ダラダラ
「西住さんすごい汗だけど大丈夫? 体調悪いなら保健室に……」
みほ「だ、大丈夫です……」
沙織「(みぽりんまさか……)」
華「(もしかしてみほさん、勉強を……)」
みほ「大丈夫大丈夫……!」カキカキ
テスト結果……
↓1(沙織)
コンマ一桁奇数→赤点で補習
コンマ一桁偶数→なかなかよかった
↓2(優花里)
コンマ一桁奇数→赤点で補習
コンマ一桁偶数→なかなかよかった
704: 2016/06/22(水) 00:52:21.06 ID:FYqvhS+ro
ん
705: 2016/06/22(水) 00:52:34.77 ID:55tQjKV3o
それ
707: 2016/06/22(水) 00:54:38.85 ID:KJ+sKrC5o
・・・・・・
~テスト終了・木曜日昼~
みほ「ふぅ……なんとかなったかも」
沙織「私も思ったより解けたよ!」
華「お2人とも、勉強もちゃんとしなくてはいけませんよ」
沙織「華はいいよねぇいつも成績がよくて」
みほ「(万が一補習なんか受けたら次の行動に支障が出るもんね)」
みほ「さぁ沙織さん、優花里さんのところに行こうか」
沙織「ゆかりんどうだろうねぇ」
708: 2016/06/22(水) 00:57:12.36 ID:KJ+sKrC5o
優花里「………………」ズーン
沙織「ゆ、ゆかりんどうしたの!?」
みほ「まさか……」
優花里「お、思いのほか難しかったであります……」
沙織「ゆかりん補習コースかぁ……」
優花里「い、いやまだ可能性が……ないかもしれません」
みほ「……ごめんね優花里さん……ここ最近ずっと引っ張り回してて……」
沙織「(みぽりんがまともなこと言ってる!!)」
優花里「いえいえ! 西住殿のお役に立てるなら赤点のひとつやふたつ!」
みほ「お詫びに……今度、どこかに一緒に行こうね」
優花里「!! はい!!」
沙織「(アフターケアもばっちりだ!!)」
709: 2016/06/22(水) 01:00:07.42 ID:KJ+sKrC5o
優花里「でもすみません……補習に向けて勉強しないとちょっとマズいかもしれないです」
沙織「いいよいいよ! ゆかりんは頑張って勉強して! なんなら麻子に教えてもらうといいよ!」
優花里「そうします……冷泉殿にちょっと連絡してきますね」
沙織「頑張ってね!」
みほ「優花里さん、頑張って!」
みほ「というわけで沙織さん、今回は2人で行こうか」
沙織「え、結局するの!?」
みほ「テストも終わって開放的な気分になる今なら皆チョロさが増してるハズだよ!」
沙織「まぁいいけど……今日は午前だけだし」
みほ「早速決めよう!」
>>直下
1.学内(戦車道受講者)
2.学外
711: 2016/06/22(水) 01:00:34.31 ID:KJ+sKrC5o
あ、順序ミス
直下
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす
直下
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす
712: 2016/06/22(水) 01:00:45.16 ID:FYqvhS+ro
2
713: 2016/06/22(水) 01:03:17.39 ID:KJ+sKrC5o
みほ「今回は落とした子と過ごすよ!」
沙織「はいはいっと」
みほ「ちなみに言い忘れてたけど、2回連続同じ人は選べないから、落としたばかりのカチューシャさんはちょっとね……」
沙織「うん分かったよ。紗希ちゃん、アリサさん、桂利奈ちゃん、磯辺さん、、オレンジペコさん、小山先輩だったよね」
みほ「そうそう。その中から選ぶとして……>>715さんにしようと思う」
715: 2016/06/22(水) 01:04:01.77 ID:55tQjKV3o
柚子
717: 2016/06/22(水) 01:08:21.34 ID:KJ+sKrC5o
みほ「小山先輩にしようと思うの」
沙織「みぽりん、本当のこと言っていいんだよ」
みほ「ハァ?」
沙織「無理におっOいの大きな人を選ばなくていいんだよ!!」
みほ「沙織さんも補習受けてきた方がいいかもね」
沙織「冗談だって!!」
みほ「戦車道にまぐれ無し、落とした子に貴賤無しッッ!!」
みほ「それに小山先輩なら赤点で補習なんてこともないだろうし」
沙織「あ、そうか。ウサギさんチームの皆や磯辺さんは……」
みほ「それにサンダースのテスト週間を把握するのを忘れてたから、テスト中にアリサさんのところに行って優花里さんみたいに赤点取らせちゃったら申し訳ないし……」
718: 2016/06/22(水) 01:11:13.20 ID:KJ+sKrC5o
みほ「同じ理由でオレンジペコさんもちょっとね」
沙織「今度からはちゃんと聞いて把握した方がいいね」
みほ「うん。そうする」
沙織「そういえばプラウダから帰ってきたときに遭遇イベント判定出し忘れてたね」
みほ「あ」
沙織「どうするの?」
みほ「人は失敗する生き物だから。大事なのはそこから何かを学ぶことだから。次は忘れないから」
725: 2016/06/30(木) 23:47:37.35 ID:/WurBIGto
みほ「それじゃあ小山先輩に会いに行こうっと」
沙織「どこで会うの?」
みほ「確か小山先輩って下に兄弟が沢山いた気がするから先輩の家は無理だね……」
沙織「じゃあ……」
みほ「学校で仕掛けるよ。まだいるだろうし」
沙織「うーん……わ、分かったよ」
726: 2016/06/30(木) 23:48:06.81 ID:/WurBIGto
・・・・・・
~生徒会室~
杏「いやーまさかテスト期間にも関わらず早急に解決しなきゃいけない議題が持ち上がるなんてね~……さっさと片付けて皆が勉強する時間を取らなきゃね」
桃「会長、生徒会全員揃いました」
杏「皆ごめんねー! すぐ終わるから!」
柚子「それじゃあ、これが資料です」
コンコンコン
杏「ん? 誰か出てー」
「はーい」
727: 2016/06/30(木) 23:48:33.46 ID:/WurBIGto
ガチャッ
「はい?」
みほ「あ、すみません。小山副会長に用があるんですけど……」
杏「おや西住ちゃんどしたの?」
みほ「会長、ちょっと小山先輩をお借りしたくて……」
柚子「私!?」
杏「小山はいつでもレンタルOKだけど今はちょっと会議中でねぇ……まぁ要件によっちゃあ貸せないこともないけど」
桃「そうだ! 柚子を連れて行くならよっぽど重要な用事なんだろうな!」
みほ「えーっと……(なんでテスト日に生徒会やってんの)」
みほ「それが、>>729」
729: 2016/06/30(木) 23:53:19.15 ID:KsH4X+ai0
勉強を教えて欲しい
730: 2016/07/01(金) 00:02:33.90 ID:EMPLSy/Zo
みほ「実は明日の教科で苦手なものがあって……小山先輩に教えてもらおうと思っていたんですけど」
桃「ハァ!? そんな用事じゃ認められん!」
杏「まぁまぁ。でもこっちもちょっと厄介な案件抱えててね~……小山が行きたいってんなら別だけど」
柚子「へっ?」
桃「か、会長!?」
杏「もし西住ちゃんが赤点なんか取ったらせっかく追い風が来てる戦車道は『テスト勉強ができないほど時間を取られる』ってマイナスイメージが付いちゃうからね……」
みほ「(もうそこに居る片眼鏡とか1年生とか赤点取りまくりな気がするんだけど……隊長だからそういうのを気にされるのかな?」
杏「でも肝心の小山の意見も必要でしょ」
柚子「え、あ……」チラッ
みほ「…………」ウルッ
柚子「うっ……」キュン
柚子「分かりました……資料は配り終わってますし、後はこの用紙通りに進めればいいから、桃ちゃんでもできるよ」
桃「って行くのか!?」
柚子「これも戦車道のためだから」
732: 2016/07/01(金) 00:06:18.98 ID:EMPLSy/Zo
みほ「ありがとうございます」ペコッ
杏「ウチの優秀な副会長を連れてくんだから、しっかり100点取ってね!」
柚子「それじゃあ行きましょう西住さん」
みほ「はい」
杏「それじゃ河嶋、進行よろしくぅ」
桃「はい。まずこの学園艦の食べ放題飲食店が1人の女生徒に食いつくされるという案件が――」
733: 2016/07/01(金) 00:08:43.07 ID:EMPLSy/Zo
・・・・・・
~空き教室~
みほ「すみません、急に勉強を見てほしいだなんて押しかけて」
柚子「いいのいいの。でも西住さんが私に泣きついてくるなんて珍しい」
みほ「……そ、その…………この前の……」
柚子「うっ、い、言わないで!」カァァ
みほ「…………実は、勉強を見てほしいっていうのは口実で………………本当は……」モジ
柚子「えっ……?」
空き教室でのイベント……>>735
ちょい1時間ほど空けます
734: 2016/07/01(金) 00:13:50.35 ID:i2BY94dPo
ひたすら甘えるふりしてキスしながら胸もこっそり堪能する
737: 2016/07/01(金) 01:06:47.06 ID:EMPLSy/Zo
柚子「もしかして、また……?」
みほ「…………」コクッ
柚子「う………………」
みほ「先輩、言いましたよね? 次は違う場所でって……つまり、次があるって」
柚子「そ、それは……!」
みほ「私も2人きりの時にって言いましたし…………今、いいですよね?」
柚子「でも誰か来ちゃったら……」
みほ「テスト期間ですし、生徒会の皆さん以外はほとんど帰っちゃいましたよ多分」
みほ「それに、この前の小山先輩……本当のお姉ちゃんみたいだったし……」
738: 2016/07/01(金) 01:09:30.29 ID:EMPLSy/Zo
柚子「はうっ!」
柚子「(うううう……か、可愛い……)」
みほ「…………」ジー
柚子「……少しだけよ?」
みほ「本当ですか!?」
柚子「うん……」コクッ
みほ「じゃあ……今だけでも、小山先輩のこと、お姉ちゃんって呼んでいいですか?」
柚子「うん。好きに呼んで」
みほ「じゃあ…………お姉ちゃん」ダキッ
739: 2016/07/01(金) 01:09:56.45 ID:EMPLSy/Zo
柚子「…………」ナデナデ
みほ「お姉ちゃんの腕の中、やっぱりすごく気持ちいい」
柚子「そうかな? ちょっと嬉しい」フフッ
みほ「お姉ちゃんの口も、気持ちいいし」チュッ
柚子「っ、またぁ……っ」
みほ「いい、よね……?」
柚子「う、ん……っ、ひっ……!」
柚子「(なんだろう……弟や妹とは違う可愛さ……それに、このキス……っ)」
741: 2016/07/01(金) 01:22:09.52 ID:EMPLSy/Zo
柚子「(なんで、っ……、この前よりっ!)」ビクッ
みほ「(この反応……小山先輩、前より気持ちいいキスに驚いてるのかな? じゃあもっと気持ちよくして……)」
柚子「んんっ!?」
みほ「柚子お姉ちゃん……っ!」チュウウ
柚子「だ、だめぇぇっ!」ビクビクッ
みほ「わっ!?」
みほ「(た、倒れこんで!?)」
柚子「うっ……」ドサッ
みほ「ンムーーーー!?」
742: 2016/07/01(金) 01:27:08.26 ID:EMPLSy/Zo
みほ「(な、何が起きた!? What's the matter!?)」
みほ「(脱力した小山先輩が私を押し倒す形で倒れこんで、2人とも床に!?)」
みほ「(い、息が……! 柔らかい2つのモノに顔が……!)」
柚子「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ…………苦しい……っ」プチッ
みほ「へ?」
みほ「(なんか制服越しの感触がさらに柔らかく…………!?)」
みほ「(ま、まさか外したの!?)」
743: 2016/07/01(金) 01:36:26.15 ID:EMPLSy/Zo
柚子「西住、さん…………駄目、だよ……姉妹で、こんなことしちゃ……」ゼェゼェ
みほ「私は小山先輩が好きですよ」
柚子「…………へっ……?」
みほ「優しくてお姉ちゃんみたいな小山先輩……私は先輩が好きです……」チュッ
柚子「ンッ、む……っ、でもそれっはっ、違うよ……っ、西住さんはお姉さんに甘えたかっただけで……」
みほ「……>>直下」
744: 2016/07/01(金) 01:38:38.90 ID:PvVRN8eJo
最初はそのつもりでした…でも今は
745: 2016/07/01(金) 01:44:34.52 ID:EMPLSy/Zo
みほ「……最初はそうでした。お姉ちゃんに甘えたくて、小山先輩が代わりにって言ってくれて……」
みほ「でも、今は違うんです」
みほ「この前のことを思い出すと……胸がドキドキして、小山先輩のことしか考えられなくなって」
柚子「…………」
みほ「こんな形になっちゃいましたけど……本当は、今日は…………小山先輩に告白するつもりで」
柚子「……」チュッ
みほ「ンムッ……!?」
柚子「………………ずるいなぁ西住さんは……」
746: 2016/07/01(金) 01:47:50.85 ID:EMPLSy/Zo
柚子「可愛い上に、そんなこと言ってくれるなんて」
みほ「…………せん、ぱい……?」
柚子「……また、お姉ちゃんって言ってくれる?」
みほ「え?」
柚子「…………」
みほ「ゆ、柚子お姉ちゃん……?」
柚子「うん」ギューッ
みほ「わぷっ!?」
みほ「(陥没か……)」
747: 2016/07/01(金) 01:50:20.00 ID:EMPLSy/Zo
みほ「柚子お姉ちゃん、また、甘えていい?」
柚子「うん。またこうしてむぎゅむぎゅして……」
みほ「お返しに、またキスする、ね」チュッ
柚子「んっ、っ……これ、すっごく……クセになりそう」
みほ「ふふっ」
直下コンマ一桁奇数→このまま何事もなく2人は幸せなキス
直下コンマ一桁偶数→みぽりん口を滑らせる
748: 2016/07/01(金) 01:51:15.42 ID:wHK+OoH/o
へい
750: 2016/07/01(金) 01:55:16.37 ID:EMPLSy/Zo
みほ「でも他の人にバレるのは恥ずかしいから、2人きり以外の時は、今まで通り……」
柚子「分かった。でも2人の時は……みほって呼んでいい?」
みほ「うん! 柚子お姉ちゃん」
柚子「みほ…………ふふっ、呼んでみちゃった」
みほ「あははっ」
柚子「ふふっ」
751: 2016/07/01(金) 01:56:17.23 ID:EMPLSy/Zo
みほ「やっぱり他と違って柚子お姉ちゃんは優しくて――」
柚子「ん?」ピクッ
みほ「ん?」
柚子「『他と』?」
みほ「…………………………あ」
柚子「…………」
みほ「ゆ、柚子お姉ちゃん」
柚子「西住さん、明日も試験頑張ってね」
みほ「ち、違うの!! 今のは違うの!!!!!!!!!!!」
752: 2016/07/01(金) 01:58:06.73 ID:EMPLSy/Zo
柚子「なにかな? 私生徒会の仕事があるから早く戻らないと」
みほ「え、えとえと……!」
柚子「西住さんは他の人と付き合ってるのに私にも手を出そうとした。違う?」
みほ「違う!(違わないけど)」
柚子「ふぅん」
みほ「(ご、ごまかさないと! それかいい感じに嘘を!)」
みほ「>>754」
754: 2016/07/01(金) 02:04:03.59 ID:Jqq1AnRR0
気持ちよかったですよね?
757: 2016/07/01(金) 02:15:24.05 ID:EMPLSy/Zo
柚子「ええ……あなたとキスすると…………すごく気持ちよく、幸せになる」
柚子「けど、それを利用して色んな人に手を出して……!」
みほ「違うの! 聞いてお姉ちゃん…………逆なの……」
柚子「逆……?」
みほ「他の人が……私を…………」
柚子「ッ!」
みほ「だから、優しくしてくれる柚子お姉ちゃんだけが……私の…………」
柚子「……………………ごめんなさい。勘違いしていたみたい」
みほ「お姉ちゃん……?」
758: 2016/07/01(金) 02:20:18.99 ID:EMPLSy/Zo
柚子「西住さんとキスすると、すごく気持ちよくなる……それは、体質ってこと?」
みほ「……(そういうことにしておこう)」コクッ
みほ「だから、黒森峰では…………その……皆に……無理やり……」
柚子「ッッ!!」
みほ「大洗に来て、一番嬉しかったのは、こうして……優しい人に出会えたこと、だったり……」
柚子「酷い……! 黒森峰でそんなイジメが……!」
みほ「…………お姉ちゃん………………」
柚子「大丈夫。ここは大洗……私が、みほのことを守ってあげるからね」
みほ「本当……?」
柚子「うん……だから、安心していいんだよ」ギュッ
759: 2016/07/01(金) 02:23:46.56 ID:EMPLSy/Zo
みほ「ありがとう……柚子お姉ちゃん」
柚子「いいの……みほは、私が……」
柚子ちゃんが黒森峰の生徒を憎むようになりました
柚子ちゃんの依存度が1→2になりました
帰り道の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(柚子ちゃん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
760: 2016/07/01(金) 02:24:44.71 ID:Jqq1AnRR0
どうだろ
762: 2016/07/01(金) 02:29:30.63 ID:soTg/CWKo
かりなちゃん
764: 2016/07/01(金) 02:35:39.53 ID:EMPLSy/Zo
・・・・・・
~校門前~
沙織「そして小山先輩は生徒会室に戻り、みぽりんと先輩の愛情は深まるのでしたとさ」
みほ「いやーまさかあそこで口を滑らせちゃうなんてウッカリだったよ」
沙織「ホントだよ! 見ててハラハラしたんだから……」
みほ「沙織さんそういえばあの教室のどこにいたの?」
沙織「掃除用具入れ!」
みほ「入るの?」
沙織「中のものを全部外に出せばね!」
765: 2016/07/01(金) 02:38:30.54 ID:EMPLSy/Zo
沙織「そういえば黒森峰で皆の慰み者にされてたっていうのは……」
みほ「いや流石に嘘だよ」
沙織「だよね……先輩ってばよくあんな話信じたね~」
みほ「元々私の技で思考は乱れまくってたからね。少しでももっともらしければ信じちゃうんだと思う」
沙織「ほえ~……って、あそこに居るの桂利奈ちゃんじゃない?」
みほ「え? あ、本当だ」
沙織「こっちに走って来るよ」
766: 2016/07/01(金) 02:42:10.04 ID:EMPLSy/Zo
桂利奈「西住隊長に沙織先輩! これからアンコウファイブの活動ですか!?」
沙織「へ?」
みほ「(あ、そういえば桂利奈ちゃんにはそう言ってたんだ……)」
みほ「う、うん。テスト期間とはいえ悪い人はいるわけで、2人で今から調査しに行こうかって話をしていたの」
桂利奈「おお……! 私もアンコウファイブの一員になったわけだし、一緒に行っていいですか!?」
沙織「テストは!?」
桂利奈「あい?」
沙織「あっ」
767: 2016/07/01(金) 02:44:30.36 ID:EMPLSy/Zo
みほ「……そうだね。じゃあ沙織さんはあっちの方を探してね。私と桂利奈ちゃんでこっちの方向に行くから」
沙織「みぽりん?」
みほ「イヤホンで状況を聞いてくれればいいよ。ちょっと桂利奈ちゃんと『遊んでくるから』」ヒソヒソ
沙織「わかった……」
みほ「じゃあ行こうか、桂利奈ちゃん」ニタァ
桂利奈「あい!」
沙織「(みぽりん、桂利奈ちゃん『と』遊ぶんじゃなくて桂利奈ちゃん『で』遊ぶの間違いじゃ……ないよね?)」
773: 2016/07/04(月) 22:00:16.52 ID:jwDushMPo
桂利奈「隊長、あのスーツには着替えないんですか!?」
みほ「町中をあの恰好で歩くのは流石に捕まるからね。制服のままだよ」
桂利奈「そうですか……ちょっと着てみたかったんですけど……」
みほ「また今度ね。それより夜遅くなるといけないから、少ししたら終わりにするよ」
桂利奈「あい!」
774: 2016/07/04(月) 22:00:48.85 ID:jwDushMPo
桂利奈「それでですね! この前――」スタスタ
みほ「うんうん」スタスタ
みほ「(夜道にこんなかわいい子が歩いてたら絶対持ち帰っちゃうよ)」
みほ「あ、なにか悪そうなもの見つかったかな?」
桂利奈「うーん……あ! あそこに>>直下が!!」
776: 2016/07/04(月) 22:19:17.41 ID:jwDushMPo
桂利奈「磯辺先輩ー!」
みほ「えっ」
典子「ん? あ、阪口さんに……みほ?」
みほ「こ、こんばんは」
みほ「(むむむ……典子さんと出会ってしまったか……上手いこと言いこんで桂利奈ちゃんにキスしてやろうと思ってたけどこれじゃできないなぁ)」
典子「2人で何を?」
桂利奈「私達はパンツァーファイブとして、学園艦の平和を守っているんです!」ドヤァ
典子「ぱ、パンツァーファイブ? それって宴会の時の?」
みほ「そうそう。今他の皆はちょっと忙しいから、桂利奈ちゃんが一緒にやってくれるって」
典子「へぇ~」
777: 2016/07/04(月) 22:22:19.69 ID:jwDushMPo
>>776 ×パンツァーファイブ ○あんこうファイブ
みほ「そういうことだから、パトロールに戻らなくちゃ」
みほ「(早く桂利奈ちゃんを路地裏で凌じょ……いやいや、力を分け与えなきゃ)」
桂利奈「あ、そうだ! 磯辺先輩も一緒にどうですか?」
みほ・典子「えっ?」
桂利奈「先輩も正義の心を持っていれば、西住隊長に力を分けてもらってあんこうファイブになれますよ!」
典子「直下」
コンマ一桁奇数→「力を分けて……?」
コンマ一桁偶数→「いや、部活で忙しいから……」
778: 2016/07/04(月) 22:24:28.59 ID:0+XUFpvd0
ほいっ
779: 2016/07/04(月) 22:26:46.17 ID:jwDushMPo
典子「力を分けて……?」
桂利奈「そうなんです。ちょっと恥ずかしいけど……でも気持ちいいし、それを乗り切れば磯辺先輩も!」
典子「ちょっと恥ずかしいけど、気持ちいい?」
みほ「か、桂利奈ちゃん! 今は分け与えるだけの力が!」
典子「みほ」
みほ「っ……な、なにかな?」
典子「今は桂利奈ちゃんに話を聞きたいなぁ」
みほ「いやいやいやあんこうファイブのリーダーは私だから加入申請はまず受付に行ってもらって」
典子「…………」
みほ「桂利奈ちゃんどうぞ」
780: 2016/07/04(月) 22:30:11.22 ID:jwDushMPo
桂利奈「そういえばお互い名前呼びでしたっけ?」
典子「色々あってね。それよりその方法って何かな?」
桂利奈「えっ、言わなきゃ……ダメです?」
典子「……」コクッ
桂利奈「うう……自分で言いだしておいて恥ずかしい……」
みほ「(の、典子さんからオーラ的なものが……)」ダラダラ
桂利奈「えっと…………」モジ
桂利奈「その、西住隊長から、キス……してもらって…………」
典子「……」ピクッ
桂利奈「そのあと、隊長のつば……を……」
典子「へぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
781: 2016/07/04(月) 22:35:56.99 ID:jwDushMPo
典子「みほ……阪口さんともそういうことしてたんだ」
みほ「えっと、あのこれはですね」
桂利奈「?」
典子「よく見ればさっき手を繋いでたし……もしかして……」
みほ「そんなことはないよ!」
桂利奈「え、どうしたんですか?」
典子「坂口さん、ちょっとみほを借りてくね」ガシッ
みほ「うわっ」
みほ「(浮気を疑われてる……!? いや待て西住みほ! 桂里奈ちゃんとはただ力を分けるという名目でキスしただけで恋人でもなんでもない!! 桂里奈ちゃん自信私に恋愛感情も無い!)」
みほ「(そこを利用しなんとか切り抜けろ……! 掴め! 勝利を!!)」
782: 2016/07/04(月) 22:38:46.86 ID:jwDushMPo
・・・・・・
~路地裏~
典子「…………」
みほ「の、典子さん」
典子「…………本当?」
みほ「え?」
典子「さっき、阪口さんが言ってたこと……」
みほ「え、あーいやーそれはねー実はあんこうファイブは」
典子「それは聞いた。けどそんなごっこあそびにキスなんて必要ないよね?」
みほ「(うぐっ、脳筋典子さんなら信じてくれると思ったのに!)」
典子「……………………」
直下コンマ一桁奇数→典子は泣きついてきた
直下コンマ一桁偶数→激しい怒りをぶつけてきた
784: 2016/07/04(月) 22:49:41.41 ID:jwDushMPo
典子「…………ひとつ、聞いていい……?」
みほ「うん」
典子「坂口さんとは、そういう、恋人とか……じゃない、よね?」
みほ「……うん。そうだよ」
典子「…………前に言ってくれたこと、忘れてないと思うけど……」
みほ「典子さんだけを見てる。それは嘘じゃないよ」
典子「じゃあなんで……!」グスッ
みほ「…………(本当のことを言ったら泣くどころか刺し殺されそう)」
785: 2016/07/04(月) 22:52:53.88 ID:jwDushMPo
典子「足りない……の?」
みほ「えっ?」
典子「私がみほを満足させてないから、みほは……他のっ、ヒグッ、子、に……っ!」
みほ「そ、そんなこと……」
典子「うううぅぅ……!」ダキッ
みほ「わっ」
典子「いや、だぁ……! みほが、他の人のところに行っちゃぁ……!」ポロポロ
典子「みほは私の……私だけを見てくれるって言った!」
みほ「だ、大丈夫だよ! 私は典子さんだけ見てる」
典子「そう言って、坂口さんに……やっぱり足りないんだ!」ガバッ
みほ「えっ? うわっ!?」
787: 2016/07/04(月) 22:55:23.62 ID:jwDushMPo
・・・・・・
桂利奈「あ、やっと戻ってきたー」
典子「…………」
みほ「ごめんね桂利奈ちゃん。遅くなって」
桂利奈「まったくですよ! って磯辺先輩目赤いですけど大丈夫ですか!?」
典子「えっ? ああああ大丈夫! それじゃ私はもう帰るから」
みほ「またね典子さん」
典子「ッ、うん……また……」ダッ
桂利奈「また練習でー!」
788: 2016/07/04(月) 23:00:10.70 ID:jwDushMPo
桂利奈「そういえばどうでした? 勧誘」
みほ「うーん、断られちゃった。やっぱり部活で忙しいみたい」
桂利奈「そっかぁ……」
みほ「(……さっき典子さんにされるがままだったから、自分からしたい……)」ウズウズ
桂利奈「どうします?」
みほ「もう夜遅くなっちゃうしパトロールはここまでかなぁ」
桂利奈「そうですかぁ」
みほ「あ、そうだ。今日泊まりに来ない?」
桂利奈「えっ!? 今日ですか!?」
みほ「どうかな? 沙織さんも交えて作戦会議でも」
桂利奈「おお……! じゃあ行きます!」
789: 2016/07/04(月) 23:04:14.54 ID:jwDushMPo
・・・・・・
~みほの部屋~
みほ「んっ、チュ」
桂利奈「や、たいちょ、んっ……! み、見られっ!」
沙織「(急にみぽりんが家に泊まりに来てほしいとか言うから来てみたら……目の前でいきなりキスしはじめたよ!!)」ドキドキ
みほ「大丈夫だよ。沙織さんもこうして力を得たんだから」
沙織「うぅ……(まだファーストキスもしてないよ!)」カァァ
桂利奈「だからって、いき、なり……こういうぅ、んっ、ああっ……!」
みほ「これも桂利奈ちゃんを強くするためだから。はい、飲んで、ね……!」
桂利奈「んぅっ!?」
みほ「あーあ、こぼしちゃったね」
桂利奈「ご、ごめんなさ……」
みほ「大丈夫。いくらでもあげるから」チュッ
桂利奈「んぁっ……!」
沙織「(結局みぽりんの気の済むまでキスしまくり、終わるころには桂利奈ちゃんは失神していたよ……)」
790: 2016/07/04(月) 23:05:36.95 ID:jwDushMPo
・・・・・・
~翌日・朝~
みほ「ふぅ」ツヤツヤ
桂利奈「ぁ……ぃ……」ピクピク
沙織「ん……おはようみぽりん……って起きてからまたしたの!?」
みほ「朝からってのもいいかなって」
沙織「うわあ……って、このベチャっとした白い布は……」
みほ「私のじゃないよ?」
791: 2016/07/04(月) 23:07:02.82 ID:jwDushMPo
・・・・・・
~登校中~
みほ「桂利奈ちゃんは一旦家に帰って着替えてから学校に行くんだって」
沙織「だから早く出てったんだね」
みほ「それにしても無知シチュっていいね!」
沙織「ウン、ソウダネ……」
みほ「沙織さんも勉強になった?」
沙織「うーん……多少?」
みほ「やっぱ実践しようか?」
沙織「いやいやいや遠慮しとくよ」
792: 2016/07/04(月) 23:08:30.12 ID:jwDushMPo
優花里「おはようございます!」
沙織「あ、ゆかりんおはよー!」
みほ「おはよう優花里さん」
優花里「ん?」スンスン
優花里「もしかして西住殿、昨日……」
みほ「ああ昨日はあの後小山先輩と桂利奈ちゃんとしたの」
優花里「1日に2人も!?」
みほ「珍しいことじゃないよ?」
優花里「そ、そうですか……」
793: 2016/07/04(月) 23:11:31.06 ID:jwDushMPo
みほ「それじゃ今日も頑張ろう!」
沙織「おー!」
優花里「お、おー……」
みほ「というわけで>>795」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
遭遇イベントでの依存度変動はありませんが、関係性が変わることがあります
今回みたいな感じならコンマ次第で誰かが病んだり……とか
795: 2016/07/04(月) 23:14:36.92 ID:2AM0FbPXo
1
796: 2016/07/04(月) 23:17:44.66 ID:jwDushMPo
みほ「昨日の典子さんにはたまげたんだ」
沙織「言ってたね。路地裏に連れ込まれてキスされたって」
優花里「なんと羨ましい……私もしたいであります」
沙織「すればいいじゃない」
優花里「いや、確実に返り討ちにあいます……」
みほ「そうだね。優花里さんなら何しても喜んでくれそうだし」
優花里「はい! していいですよ?」
みほ「また今度ね」
優花里「むむむ」
沙織「じゃあしばらく自重するの?」
みほ「自重したら私じゃなくなっちゃうから、逆に新しく落とそうと思うの。>>直下で」
1.学内(戦車道受講者)
2.学外
797: 2016/07/04(月) 23:19:50.34 ID:XtaYggSIo
1
798: 2016/07/04(月) 23:24:08.72 ID:jwDushMPo
みほ「学内で攻めていこうかな」
沙織「オッケ、それじゃあ誰にしようかぁ」
優花里「学内の人もそれなりに落としてますから、下手にいくと関係がこじれそうな人もいますよね」
沙織「紗希ちゃんと桂利奈ちゃんとかたまに見ててヒヤヒヤするもんね……」
優花里「狙ってる人はいるんですか?」
みほ「うん」ニヤッ
みほ「>>800さんだよ」
800: 2016/07/04(月) 23:26:19.06 ID:2AM0FbPX0
パゾ美
804: 2016/07/04(月) 23:32:06.95 ID:jwDushMPo
みほ「金春希美さんこと、パゾ美さんだよ!!」
沙織「(誰だっけ)」
優花里「風紀委員の人ですよね。えっと、オカッパが短い人です」
沙織「なるほど!」
みほ「沙織さん絶対誰だっけって思ってたでしょ」
沙織「うぐっ」
みほ「いい? パゾ美さんは地味に見えるけどちゃんと活躍してるんだよ! ルノーの主砲の砲手と装填手をしてて、ちょっと気を抜くと眉毛がつながりそうになって、きゅうりを折って短い方をそど子さんに渡すくらい活躍してるんだよ!! あとアンツィオの生徒と仲がいい!」
沙織「わかった! わかったから!!」
805: 2016/07/04(月) 23:34:20.77 ID:jwDushMPo
みほ「そど子さんが規則は破るためにあるのよと言った時はおおーと言ってたり校門の看板を持って行く提案をしたりして和みポイントになってるんだから!」
沙織「み、みぽりん随分お熱だね」
みほ「あと風紀委員全員に言えるんだけど、小柄でかわいらしい。あ、これはあくまで客観的なね。別に小柄な人が好きってワケじゃなくて、たまたまパゾ美さんが小さかっただけだから」
優花里「はいはい」
みほ「それじゃあ今頃遅刻チェックをしてる校門へ!」
807: 2016/07/04(月) 23:38:46.52 ID:jwDushMPo
みほ「もう沙織さんは駄目だね。いい? 風紀委員のそど子さんじゃないのは、長い弱気なのがゴモヨさんで短い半目がパゾ美さんって覚えなね!!」
沙織「分かったから!! それにもう校門近いよ」
そど子「おはよう西住さん。どうやら冷泉さんはいないようね……」
優花里「また遅刻ですか……」ハハ
みほ「おはようございます」
ゴモヨ「おはようございまーす」
みほ「あれ、パゾ美さんは?」
そど子「あらよく覚えているわね」
みほ「チームメイトですから」
沙織「(私を見ないでよ!)」
そど子「今は他の仕事をしてもらいに>>809に行ってもらってるの」
809: 2016/07/04(月) 23:42:23.79 ID:XtaYggSIo
裏門
810: 2016/07/04(月) 23:48:50.03 ID:jwDushMPo
みほ「裏門ですか?」
そど子「ごくまれに裏門から入って遅刻をごまかそうとする人がいるのよ。まぁそんなに来ることはないんだけど念のためね。だから1人だけでも置かないと」
みほ「ということは、今は裏門を1人で?」
そど子「ええそうなの。あ、ちょっとそこ! なにその髪型! 校則違反よ!!」
沙織「あ、行っちゃった」
みほ「私達も行こうか。裏門」
優花里「西住殿、その笑い顔は隠した方がいいですよ」
811: 2016/07/04(月) 23:50:53.69 ID:jwDushMPo
・・・・・・
~裏門~
パゾ美「ふわぁぁ……」
パゾ美「だーれも来ない。当たり前だけど」
みほ「あ、いたいた」
パゾ美「西住隊長?」
みほ「えっと、金春さん」
パゾ美「パゾ美でいいよ。それよりどうしたの? この辺で何か落としたとか?」
みほ「いえ、ちょっとパゾ美さんに用があって」
パゾ美「用? わざわざ私に?」
813: 2016/07/05(火) 00:00:16.34 ID:ltEQWLxpo
沙織「さて私達はすぐそばの茂みで」
優花里「仮に誰か来たとしてもブロックしてみせましょう」
沙織「ところでなんでみぽりんって口Oコンになったんだと思う?」
優花里「何ででしょうね。皆目見当もつきません」
沙織「この前なんかニュース番組で21歳の人を紹介するテロップの(21)に反応してたし」
優花里「重症ですよ……」
814: 2016/07/05(火) 00:12:45.34 ID:ltEQWLxpo
みほ「裏門で1人で遅刻者を取り締まってるって聞きました」
パゾ美「ああそど子から聞いたの? そりゃ今日は私がここの当番だったからね。まぁちょっと楽できていいかなーとは思うけど」
みほ「(なるほどパゾ美さんはそういう人か)」
みほ「まぁいつも目を光らせてたら肩こっちゃいますよね」
パゾ美「そうだねーそど子も最近はそれを分かってきたのかちょっと丸くなってきたけど」
みほ「(さて、どう落とすか)」
みほ「(1対1というこの状況を利用しない手は無い。普通に告白……? いや、甘い……なにせあまり……いや、多分普通に話したこと無い人だし)」
みほ「(え、なんでそんな人を選んだかって? さっき言ったじゃないですか)」
みほ「(って余計なことを考えている暇はない……どうやってキスに持って行って落とすか。それが重要)」
みほ「(いっそ問答無用で押し倒す……?)」
みほ「(>>816)」
815: 2016/07/05(火) 00:17:44.07 ID:Ih7LFiv5o
kefq流の早業か秋山の力でなんかテキトーにパゾ美が校則違反してる事にしてその罰もしくは他の風紀委員に黙っておくからみたいな感じでキスする
824: 2016/07/06(水) 22:25:17.79 ID:fWNL6yc5o
みほ「(よし、ここは……)」チラッ
沙織「ゆかりん、みぽりんこっち見てるよ」
優花里「なんでしょうか?」
沙織「すっごい見開いて、瞬きもなんか激しいけど」
優花里「ハッ! あれはモールス信号!」
沙織「なにそれ」
優花里「暗号の一種です。あの瞬きの感覚からメッセージを読み取るのであります!」
沙織「なにそれ!?」
優花里「西住殿は我々に何を伝えようとしているんでしょうか……」
みほ「(優花里さん、パゾ美さんのカバンに……)」パチパチ
優花里「……どうやら西住殿はパゾ美殿のカバンに、なにか校則違反になるような物を入れろと言っています」
沙織「校則違反になるような物ぉ?」
825: 2016/07/06(水) 22:25:46.20 ID:fWNL6yc5o
優花里「一応私のカバンの中には使い方を間違えたらまずいものも入ってますが……」
沙織「そんなの入れていつも学校に来てたの!?」
優花里「分かりやすい物でいったら……あ、このタバコの箱などいかがでしょうか。未開封ですがこれなら」
沙織「もしかしてゆかりん喫煙者?」
優花里「いえ。これは昔旅をしていた時にヒッチハイクで乗せてくれたドライバーのおじさんがくれたものです。吸わないと言ってもせっかくだから貰ってほしいと」
沙織「へ、へー……」
優花里「それに喫煙をしていたら戦車道に使う体力がつかなくなってしまいますので、NOです。ただでさえ未成年ですし」
826: 2016/07/06(水) 22:28:37.17 ID:fWNL6yc5o
優花里「これをパゾ美殿のカバンに入れればいいのですね……」
沙織「今パゾ美さんは丁度手にカバンを持ってるから、すれ違いざまに入れるとかできたらいいね」
優花里「それでは行ってきます!」
優花里「おや、西住殿にパゾ美殿ではありませんか」
みほ「優花里さんおはよう。どうしたのこんなところに」
優花里「いやー昨日どうやらこの辺に落とし物をしたのですが、夕方だったので……」
パゾ美「大丈夫?」
優花里「お気遣いありがとうございます。でもさっき見つけたので大丈夫です。それでは、遅刻しない内に教室に行きますねー」サッ
みほ「(優花里さんナイス!)」
優花里「ではでは~」
沙織「凄いねゆかりん……一瞬でカバンの中にタバコの箱を放り込むなんて」
優花里「このくらい朝飯前です! もう朝飯は食べた後ですが」
827: 2016/07/06(水) 22:36:15.44 ID:fWNL6yc5o
パゾ美「うーん、今日もここには誰も来なかった。と……そういえば私への用って?」
みほ「ああそれはですね」ズルッ
みほ「あーれー! なんにもないところでころんだー!」
パゾ美「えっ、ちょ!」
どさっ!
みほ「いっつつ……ごめんなさい…………押し倒す形になって……」
パゾ美「大丈夫……あ、カバンの中が」
みほ「私拾います」
パゾ美「西住さんのカバンは大丈夫?」
みほ「私は先に教室に置いてきましたから」
優花里「ちなみに西住殿のカバンはこちらに」
828: 2016/07/06(水) 22:36:46.17 ID:fWNL6yc5o
みほ「………………ん? パゾ美さん、これ……なんですか?」
パゾ美「え?」
みほ「これ。タバコ……ですよね?」
パゾ美「えっ!? なにそれ……」
みほ「なにそれって、パゾ美さんのカバンの中から出てきたんですよ」
パゾ美「私そんなの知らないよ……!?」
みほ「もしかしてパゾ美さん、隠れて……」
パゾ美「そんなことしてないって!」
みほ「でも風紀委員の人達って、一時期荒れてましたよね」
パゾ美「うっ、それは事実だけど……でも私達その時期もタバコもお酒もなにもしてないし」
みほ「でもこれをそど子さんのところに持って行ったらどうなりますかねぇ……」ニヤッ
829: 2016/07/06(水) 22:37:14.53 ID:fWNL6yc5o
パゾ美「ッ……そど子はきっと私の言うことを信じてくれる」
みほ「それでも証拠がありますからねぇ……」
パゾ美「あなた……本当に西住さん? いつもと違う……」
みほ「いつもの私が分かるほど、私とパゾ美さんって話してましたっけ?」
パゾ美「クッ……」
みほ「……でも、パゾ美さんは大事な戦車道の仲間です。私も仲間が喫煙なんてしている……なんて信じたくはありません」
みほ「そこで、確認をします」
パゾ美「確認?」
830: 2016/07/06(水) 22:37:58.08 ID:fWNL6yc5o
みほ「タバコを常習的に吸っている人間なら、その口臭は本人が気付かないまでも確実に変わっているんです」
パゾ美「口臭……? で、でも吸ってないから変わってるもなにも」
みほ「だからその確認ですよ」ズイッ
パゾ美「っ、なに、を……!」
パゾ美「(なっ、しまった……今の体勢は私が西住さんに押し倒されている形……所謂マウント!)」
みほ「大丈夫ですよ。もし本当に吸っていたとしても他の人には黙っててあげますから」
パゾ美「やめっ、西住さ……っ!」
みほ「ムチュー」
パゾ美「ンンンンー!」
みほ「ほら、口臭は口の中の臭いなんですから、口開けて、受け入れてください」
パゾ美「んぁっ、や、入って……」
831: 2016/07/06(水) 22:38:29.72 ID:fWNL6yc5o
優花里「…………」
沙織「…………」ドキドキ
優花里「ふわぁぁ……あ、そろそろ予鈴が鳴ってしまいます」
沙織「どうする?このままじゃ私達も遅刻だよ」
優花里「しかし西住殿達を置いていくのは……」
沙織「だよねぇ……」
キーンコーンカーンコーン
沙織「あ、鳴った」
優花里「遅刻確定であります」
832: 2016/07/06(水) 22:38:57.30 ID:fWNL6yc5o
みほ「(んふふふふ…………今日のご飯はパンケーキだったのかなぁ)」
みほ「あ、唾も確認しないと」チュルルル
パゾ美「んっ、す、吸わっ……!?」
みほ「どうやらタバコを吸っているようなにおいはしませんね……」
パゾ美「わ、分かったでしょ……! もう、放し、てっ……」
みほ「でもやっぱりにおいを隠してるかもしれません」
パゾ美「隠してるってどういう!?」
みほ「あと1時間はこうしていたいですね~」ジュルル
パゾ美「ふわぁぁぁぁっ!?」
833: 2016/07/06(水) 22:40:12.16 ID:fWNL6yc5o
優花里「そういえば武部殿」
沙織「なにー?」
優花里「武部殿は何で西住殿に協力しているんでしたっけ?」
沙織「そりゃみぽりんの女の子を落とすテクから恋愛に何か利用できないかなって」
優花里「でもそれじゃあ女性を口説く技ばかり見ることになって男性への恋愛術にはならないんじゃ」
沙織「そんなことないって! きっと何かに役に立つはずだから!!」
優花里「武部殿、現実から目を背けてはいけません!」
沙織「で、でもみぽりんの役に立ちたいし!」
みほ「2人ともーそろそろ行くよー」
沙織「え?」
834: 2016/07/06(水) 22:40:40.41 ID:fWNL6yc5o
みほ「パゾ美さんは白!」
沙織「いや当たり前だよ!」
みほ「というのは置いておいて、なんか寝ちゃったから保健室に連れて行こうと思って」
優花里「おお! それを理由に遅刻を回避できるかもしれませんね!」
沙織「ゆかりんナイスアイディア!」
みほ「それじゃ、またいつか……ククク、パゾ美さん気持ちよかったですよ」
パゾ美「う、やめぇ……」Zzz
835: 2016/07/06(水) 22:41:51.28 ID:fWNL6yc5o
・・・・・・
~昼休み~
みほ「さぁ次いこう次!」
沙織「流石みぽりん。アグレッシブだね」
優花里「し、しかし朝遅れて行ったのは許されましたが、午後をふけるのは……ただでさえ私達先生にマークされそうなんですよ」
沙織「確かに最近無断欠席が増えたような……」
みほ「ぐっ……仕方ない。行動は放課後に……」
昼休みの遭遇キャライベント……直下
今まで落とした子の内誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
836: 2016/07/06(水) 22:42:31.09 ID:KDP2xSMAo
紗希
838: 2016/07/06(水) 22:53:04.92 ID:fWNL6yc5o
優花里「それでは五十鈴殿と冷泉殿と合流して昼食に行きましょうか」
沙織「そだねーお腹ペコペコオレンジペコ」
みほ「え? 今なんて? ねぇもう一回言ってよ聞いてなかった。ねぇ沙織さんもう一回言って」
チョンチョン
みほ「ん?」
紗希「…………」
みほ「あれ、紗希ちゃん」
紗希「…………お弁当、作ってきたの」
みほ「私に?」
紗希「……」コクッ
839: 2016/07/06(水) 22:55:42.02 ID:fWNL6yc5o
沙織「紗希ちゃんやっほ。みぽりんを連れ攫いにきたのかなー?」
紗希「……」コクッ
沙織「じゃあみぽりん行ってきなよ」
みほ「いいの?」
優花里「せっかく作って来てくれたのですから、同席しないのは失礼ですよ! 私達のことは気にせず」
みほ「ありがとう。じゃあ行ってくるね」
紗希「……」パァァ
みほ「じゃあどこで食べようか」
紗希「>>直下(学内)」
840: 2016/07/06(水) 23:00:43.01 ID:yM7kP+7Xo
空き教室
841: 2016/07/06(水) 23:08:32.34 ID:fWNL6yc5o
紗希「……」ユビサシ
みほ「あそこの教室? いいよ」
紗希「……」ガラララ
みほ「空き教室なんだ。2人きりだね」
紗希「…………」カァァ
みほ「ふふっ、じゃあ食べようか」
紗希「……」コクッ
842: 2016/07/06(水) 23:11:14.84 ID:fWNL6yc5o
みほ「私の分はこっちなんだねっと……わぁ! 美味しそう……」
紗希「…………」スッ
みほ「えっ?」
紗希「…………………………あーん」
みほ「あ、うん! はむっ」モグモグ
紗希「…………」ドキドキ
みほ「うん! 美味しい!」
紗希「……」ホッ
みほ「じゃあ私の分からも……はい、あーん!」
紗希「……」パクッ
みほ「ふふっ、恋人みたいだね」
紗希「……!」カァァ
その時廊下に>>844(キャラ名)が……
コンマ一桁奇数→偶然通りかかった
コンマ一桁偶数→通るわけがない。食堂にいる
844: 2016/07/06(水) 23:14:23.92 ID:8EgVUMc5o
かりな
846: 2016/07/06(水) 23:20:09.59 ID:fWNL6yc5o
桂利奈「あれ、紗希ちゃーん!」ガラララ
みほ「桂利奈ちゃん?」
紗希「……?」
桂利奈「あ、西住隊長も! 2人でお弁当ですかー?」
みほ「うん。えへへ」
紗希「……」ムスー
みほ「(紗希ちゃんが2人の時間を邪魔されて怒っている……)」
桂利奈「>>直下」
コンマ一桁奇数→私も今日お弁当なので一緒にいい!?
コンマ一桁偶数→じゃあ私食堂で食べるから、それじゃ!
847: 2016/07/06(水) 23:20:37.79 ID:KNqAjKPqo
あ
848: 2016/07/06(水) 23:21:50.47 ID:8EgVUMc5o
コンマ偶数じゃないか?
850: 2016/07/06(水) 23:28:18.90 ID:fWNL6yc5o
>>848そこに気付くとはやはり天才か(間違えましたすみません)
桂利奈「え、じゃあ私も今日お弁当――」
「急げ急げ! 食堂の幻セット売り切れちゃう!」
「「「「「おおー!!」」」」」
桂利奈「ちょ、ま、え、あいいーーーーーーーーーーーー!?」
みほ「と、突如現れた女生徒の大群に桂利奈ちゃんが連れていかれた……」
紗希「……よかった」
みほ「え?」
紗希「……」フルフル
桂利奈「え、じゃあ私も今日お弁当――」
「急げ急げ! 食堂の幻セット売り切れちゃう!」
「「「「「おおー!!」」」」」
桂利奈「ちょ、ま、え、あいいーーーーーーーーーーーー!?」
みほ「と、突如現れた女生徒の大群に桂利奈ちゃんが連れていかれた……」
紗希「……よかった」
みほ「え?」
紗希「……」フルフル
851: 2016/07/06(水) 23:32:30.07 ID:fWNL6yc5o
紗希「…………あーん」
みほ「うん。はむっ」
紗希「……」ニコニコ
みほ「ふふっ」ニコニコ
みほ「(その後は何事もなく紗希ちゃんとお昼を楽しんだ)」
みほ「(まったく桂利奈ちゃんは典子さんの時と言い何か持ってるね)」
852: 2016/07/06(水) 23:36:45.57 ID:fWNL6yc5o
・・・・・・
~放課後~
優花里「お昼は大丈夫でしたか?」
みほ「うん。コンマの神が優しいとね、平和に終わるんだよ」
沙織「なにその神様……」
みほ「さ、行動行動! 紗希ちゃんのお弁当でエネルギー補給できたし、張り切っていこう!」
>>直下
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす
853: 2016/07/06(水) 23:37:52.94 ID:8EgVUMc5o
2
854: 2016/07/06(水) 23:42:20.42 ID:fWNL6yc5o
みほ「落とした子と夜を過ごそうかな」
沙織「なんかすごくアダルティな物言い……!」
優花里「で、誰と過ごすんですか?」
沙織「ゆかりんすっごくドライじゃない?」
優花里「なんで私が3なんですか?」
沙織「サバサバって意味!」
優花里「ああー!」
みほ「>>856と過ごすよ!」
今まで落としたリスト
紗希、アリサ、桂利奈、典子、オレンジペコ、柚子、Катюша
(パゾ美は落としたばかりなので今回のみ除外)
856: 2016/07/06(水) 23:45:37.33 ID:lkCldALbo
疑惑を払拭したい 柚子
859: 2016/07/06(水) 23:56:58.56 ID:fWNL6yc5o
みほ「小山先輩を完全に落とす」
沙織「…………?」
優花里「どうしました?」
沙織「いや、みぽりんは本当は口Oコンじゃないんじゃないかって…………」
優花里「そんなはずはありません。西住殿は正真正銘であります」
みほ「優花里さん、ちょっと泳いだ方がいいじゃない?」ピキピキ
優花里「じょ、冗談ですって! 冗談です!!」
沙織「みぽりんは口Oコンじゃないの?」
みほ「ノーマルだよ」
優花里「ノーマルは男の人を好きな女性のことを言うんです」
みほ「じゃあ女の子の趣味がノーマルだよ。というかさ? 趣味にノーマルだのアブノーマルだのメジャーだのマイナーだのあっていいの? 趣味ってさぁ、十人十色なわけじゃない? 年のいった人が好きな人もいれば口Oが好きな人だっている。あ、私じゃないけど。巫女が好きな人がいればシスターが好きな人がいる。ただそれが自分に合わないからってあれは異端だ異常だと騒ぎ立てるのはさぁ? イデアは人の数だけ存在するのであってさ、否定するってことはその人の神を否定するのと同じなんだよ? いいの? 宗教戦争が起こっても文句言えないよ?」
沙織「わ、分かったよ! 分かったから!! ほらみぽりん、小山先輩のところに行こう!」
860: 2016/07/07(木) 00:04:02.46 ID:7+3QYxANo
みほ「それじゃあ先輩の所に行くとして、もう夜なわけだし……そして先輩の家は確か大家族」
沙織「どうするの?」
みほ「そりゃもう私の部屋に連れ込むしかないよね」
優花里「しかし夜分に娘を連れだされるのは……小山殿の両親がよく思わないのでは?」
みほ「そこはほら、なにかしら理由をつけて」
沙織「どんな?」
みほ「…………うーん」
優花里「流石に年頃の娘を連れ出す理由は考えられませんか」
沙織「ふっふっふ、みぽりんお困りだねぇ。私にいい考えがないこともないよ?」
みほ「本当!?」
沙織「うむ。頼ってくれたまえ」
優花里「それで、どのような?」
沙織「>>862」
862: 2016/07/07(木) 00:07:20.08 ID:FYB8WGnD0
お姉ちゃん助けて
863: 2016/07/07(木) 00:11:05.99 ID:7+3QYxANo
沙織「お姉ちゃん助けて~! って泣きつけば先輩なら一発だよ!」
みほ「助けてほしい内容は?」
沙織「そりゃ…………なんだろ。確か不幸な行き違いがあって先輩は黒森峰が嫌いなんだっけ?」
みほ「うん」
沙織「じゃあ黒森峰の生徒からなにかされたことにすればいいんじゃない?」
みほ「なるほど……」
優花里「あと、西住殿……大変申し上げにくいのですが……」
みほ「?」
優花里「小山殿は実家ではなく女子寮住まいです(公式プロフィールより)」
みほ「………………」
みほ「分かってたよ。ははははは、分かってた分かってた。別に指摘されて急いで調べたとかそんなんじゃなくて、全然最初から知ってたし」
沙織「みぽりん顔真っ赤だよ」
865: 2016/07/07(木) 00:26:15.75 ID:7+3QYxANo
・・・・・・
~柚子の部屋~
優花里「ここがそうですね」
沙織「普通にみぽりんの部屋から歩いてこれるね……」
みほ「……じゃあ、行ってくるよ。2人はどうする?」
沙織「見守ってるよ。私達、仲間でしょ」
優花里「そうですよ西住殿。水臭いであります」
みほ「……っ」
沙織「みぽりん、泣いてるの?」
みほ「私は……幸せ者だって、思って…………こんな、こんなに大切な仲間に……」
沙織「もうみぽりん! 泣くのは野望を成し遂げてから、でしょ!」
みほ「そうだね。よーし涙の跡も残せたし行ってくるね」
沙織「台無しだよ!!」
866: 2016/07/07(木) 00:30:57.88 ID:7+3QYxANo
みほ「よし、ドアを叩いてみようと思うの。2人はこの隠しマイクの音声をイヤホンで聞いててね」
沙織「うん!」
みほ「……!」
ダンダンダン!
…………タッタッタ
柚子「だ、誰!?」ガチャッ
みほ「う、ぅ、ううっ……!」
柚子「み……西住さん?」
みほ「おっ、お姉ちゃぁぁぁん!」ダキッ
867: 2016/07/07(木) 00:37:48.13 ID:7+3QYxANo
柚子「どうしたの!?」
みほ「ううっ……! うううう……!!」
柚子「泣いてる……? と、とりあえず上がって」
みほ「うん……」
ガチャン
沙織「みぽりんグッドラック!」
優花里「これでますます黒森峰へのヘイトが高まると思うと……なんだかとても申し訳ないような」
沙織「大丈夫でしょ。先輩が黒森峰の生徒と会う機会なんてそうそう無いだろうし」
優花里「武部殿も西住殿の楽観思考に汚染されてきますよ」
沙織「そうかな?」
869: 2016/07/07(木) 00:41:30.56 ID:7+3QYxANo
・・・・・・
~柚子の部屋~
みほ「………………」
柚子「はいコーヒー」
みほ「ありがとう…………」
柚子「それで、どうしたの?」
みほ「………………実は……」
みほ「(…………ん? なんて言おう)」
みほ「(黒森峰の生徒に何をされた……って、何をされたことにしようかな……なるべく聞いて怒り出すような……)」
みほ「(とはいえ実際に黒森峰の生徒が私に接触できるわけないし、電話で何か言ってきたとか……遠くにいる人への嫌がらせにしておこう)」
みほ「実は、>>870されて……」
(黒森峰生徒の)誰に何をされた?
870: 2016/07/07(木) 00:42:35.16 ID:0Ft/rpwjO
小梅にあのことでイジメ
875: 2016/07/07(木) 00:48:51.06 ID:7+3QYxANo
みほ「実は、前に話した、体質って覚えてますよね?」
柚子「ええ。みほとキスすると、その……とても…………まぁ、そういう体質よね」
みほ「それが理由で黒森峰で散々、っていうのも」
柚子「覚えているわ……まさか、それをまた?」
みほ「……」コクッ
みほ「前に私が助けた、赤星小梅って人がいるんだけど」
柚子「助けた……? 去年の決勝戦のこと?」
みほ「うん……その人が、また…………」
876: 2016/07/07(木) 00:55:15.61 ID:7+3QYxANo
みほ「黒森峰に居たとき、皆に……その、されていた時の写真をバラ撒かれたくなかったら、私のところに来いって……」
柚子「っ、なんて……! なんて酷い……!!」
みほ「(ゴメン小梅さん! エリカさんだといかにもって感じで、人畜無害な小梅さんがやってるとリアル感出るかなって思ったの! ごめんね!!)」
みほ「挙句その写真を送りつけてきたり、なんか銀髪の人が街灯に逆さ吊りにされてる写真が送られてきたり、今日はこんなことがあったのって野良猫と戯れてる写真とか送られてきて……もう、耐えられない!!」
柚子「…………!」プルプル
みほ「(さて、あとはやいのやいのしてキスして完全に落として終了――)」
柚子「許せない…………私のみほに……」
みほ「え?」
878: 2016/07/07(木) 00:58:43.47 ID:7+3QYxANo
柚子「みほ、すぐその人に電話して」
みほ「え、いやいいよ……ただお姉ちゃんに甘えたくて来ただけだし……」
柚子「駄目! みほが辛い目に合っているのに、放ってなんかおけないもの!」
柚子「早く電話して!」
みほ「いやもう寝てるかもしれないし」
柚子「早く!」
みほ「はい!」ピッ
プルルルル……
みほ「(ああああ面倒なことになる……出るな出るな出るな出るな)」
小梅『もしもし? みほさん?』
みほ「(ああああああ……)」
880: 2016/07/07(木) 01:00:56.59 ID:7+3QYxANo
柚子「貸して」
みほ「いやまず私が」
柚子「……分かった」
みほ「もしもし小梅さん? 元気?」
小梅『うん。みほさんからかけてくるなんて珍しいね』
みほ「ちょっと……ね…………」チラッ
柚子「……」ゴゴゴゴゴ
みほ「声が聞きたくて」
小梅『えっ……そ、そうなの? 嬉しいなぁ。私もみほさんの声好きだからいつでも聞きたい、かな』
みほ「そ、そそそそうななんだな~」
882: 2016/07/07(木) 01:05:20.09 ID:7+3QYxANo
みほ「そそそれでででね、あの写真のことなんだけど~」
小梅『写真? あああの猫ちゃん、捨て猫だったみたいで、しばらく家で保護してるの。ねー?』
『にゃー』
みほ「へぇぇぇぇぇぇへへへへぇぇっっ」
柚子「…………っ、やっぱり貸して!」
みほ「あ、ちょ待――」
柚子「もしもし」
小梅『? もしもし……?』
柚子「私はみほの……友人の小山と言います」
小梅『小山さん? どうも、赤星です。よかったぁ……みほさん、お友達いっぱい作れたんだ……』
884: 2016/07/07(木) 01:08:20.33 ID:7+3QYxANo
柚子「あの、その写真のことですけど」
小梅『(猫のかな?)ああはい。とてもかわいく撮れたと思います』
柚子「可愛くぅぅぅぅ!?」
小梅『へっ? は、はい。指を咥えてきて、とっても可愛かったんですよ。雌だから生理とか大変ですけど、頑張って飼ってます』
柚子「指を咥えさせた!? メス呼ばわり!? 飼ってる!?」
みほ「(なんかとってもヤバい勘違いをしてそう)」
886: 2016/07/07(木) 01:11:17.14 ID:7+3QYxANo
柚子「………………」プルプル
小梅『あの、もしもし?』
柚子「こ、この人でなし!!」
小梅『はい?』
みほ「(小梅さんにはあとでフォロー入れとこう……)」
柚子「酷いわ! 飼うだなんて……そもそも…………」
柚子「そう、>>直下」
コンマ一桁奇数→みほは私が飼っているの!
コンマ一桁偶数→あなた達にもうみほは近付けさせない!
887: 2016/07/07(木) 01:12:33.34 ID:JqnFtIo1o
へい
888: 2016/07/07(木) 01:18:46.12 ID:7+3QYxANo
柚子「あなた達に、もう……みほは近付けさせないから!」プツッ
みほ「………………」ポケー
柚子「……大丈夫よ。みほ……」ダキッ
みほ「ヘイッ!?」
柚子「私が守るからね」
みほ「う、うん…………お姉ちゃん」
みほ「(は、ハイライトってなんだっけ)」
柚子「みほを傷付ける全部から私が守るから、みほは安心して、一緒にいよう。ずっと」
みほ「うん………………ずっと?」
889: 2016/07/07(木) 01:25:15.11 ID:7+3QYxANo
柚子「じゃあまず一緒に住もうか」
みほ「ま、待ってお姉ちゃん!」
柚子「どうしたの? 一緒に住んだ方が私が沢山守ってあげられるでしょ?」
みほ「そう、だけどね……お姉ちゃん、私、もっといろんな人と仲良くなりたいなぁって」
柚子「仲良く?」
みほ「うん……戦車道をやってる人…………大洗の仲間や、他校の人達……」
柚子「他校の……」ピクッ
みほ「も、もちろん黒森峰の人達は……アレだけど」
みほ「だから私、それができるまでは……その、お姉ちゃんと一緒には住めないなぁって」
柚子「大丈夫だよ。住んでても仲良くすれば」
みほ「えっと、仲良くなるにはお泊りとか……もなーって」
柚子「あ、そっか」
890: 2016/07/07(木) 01:27:43.14 ID:7+3QYxANo
柚子「…………分かった。じゃあみほのやりたいこと、お姉ちゃん応援するね!」
みほ「(ホッ……)ありがとうお姉ちゃん……大好き」ムギュッ
柚子「ふふっ……困ったことがあったら何でも言ってね。私はみほの味方だから」
みほ「うん、ありがとう……」
柚子「じゃあ一緒に住むのはだめでも、今日は泊まっていって」
みほ「そうするね……ねえ、また、していい?」
柚子「う…………う、うん……いい、よ……」カァァ
みほ「お姉ちゃん……」チュッ
柚子「みほ……」チュルッ
892: 2016/07/07(木) 01:30:21.83 ID:7+3QYxANo
・・・・・・
~寮廊下~
優花里「どうやら今回我々の手助けは不要だったようですね」
沙織「おお…………チュパ音……」
優花里「武部殿、夜も遅くなってきましたし、我々も帰りましょうか」
沙織「ハッ! あ、そ、そうだね!」
優花里「どうしました?」
沙織「も、もうちょっと聞いてから……」
優花里「はぁ……」
柚子ちゃんの依存度が2→3になりました
黒森峰の生徒以外なら、頼めば協力してくれるようになりました
ちなみに、個別エンディングを迎える場合には依存度を3にしておく必要があります(一応3になった人の個別エンディングは全部用意するつもりです)
897: 2016/07/07(木) 01:39:00.64 ID:7+3QYxANo
西住流は獲物を離さないので、依存度は下がりません(下がったらまた上げる手間が的な)
仮に愛想をつかすような展開(浮気現場とか)になっても、修羅場になる程度です
このスレもそろそろ終わりが見えてきたので、次建てて続けるか畳んで違う安価スレか考え中
仮に愛想をつかすような展開(浮気現場とか)になっても、修羅場になる程度です
このスレもそろそろ終わりが見えてきたので、次建てて続けるか畳んで違う安価スレか考え中
911: 2016/07/11(月) 21:49:27.35 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~翌朝~
みほ「ん…………」パチッ
柚子「すぅ……」
みほ「あ、そっか…………」
みほ「まだ登校するまでに時間あるし、顔洗いに行こう」
ジャーッ
みほ「……げ、痕が」
みほ「これは制服着てもばれちゃう位置だし……寝違えたことにして包帯巻いていこう」
912: 2016/07/11(月) 21:51:46.58 ID:vwHMTrPOo
柚子「おはよう」ギュッ
みほ「起きてたの?」
柚子「私って眠りが浅いから。それと、包帯なんて家には無いよ?」
みほ「私の部屋にボコ用の包帯があるので、それを首とか手首とかに巻いて登校するね」
柚子「もう……別にいいのに」
みほ「また学校でね。お姉ちゃん」
柚子「うん」
913: 2016/07/11(月) 21:53:54.96 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~みほの部屋~
みほ「ただいまーと」バタン
ゴーウィゴーウィ
みほ「電話? 誰からだろう」
昼休みの遭遇キャライベント……直下
今まで落とした子の内誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
914: 2016/07/11(月) 21:56:34.29 ID:Wuz/Vqqao
パゾ美
916: 2016/07/11(月) 22:01:32.19 ID:vwHMTrPOo
みほ「もしもし」
パゾ美『あ、西住……さん』
みほ「その声、パゾ美さん?」
パゾ美『よく分かったね。よくそど子とかと間違えられるのに』
みほ「当然じゃないですか。それで、どうしたんですか?」
パゾ美『……どうした、って…………忘れたとは言わせない』
みほ「もしかして昨日のことですか?」
パゾ美『そ、そう……! 話があるから、朝から悪いけど……』
みほ「いいですよ。どこで話しますか?」
パゾ美『また、裏門で』
みほ「はいはーい」ピッ
みほ「………………へへっ」ピッピッ
みほ「あ、沙織さん?」
917: 2016/07/11(月) 22:10:49.24 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~裏門~
みほ「おはようございまーす」
パゾ美「…………おはよう」
みほ「どうしたんですかこんなところに呼び出して。いくら人が来ないとはいえ、これじゃ校舎裏に呼び出しみたいなものですよ」
パゾ美「昨日のことについて、問いただしたい」
みほ「問いただすと言ってもパゾ美さんがタバコを持っていたというのは事実じゃないですか」
パゾ美「事実じゃない!」
みほ「確かに口臭等に問題が無いことは私がちゃんとチェックしたので吸ってはいないでしょうが……」
みほ「その時初めてタバコを吸おうとしていたと言われれば、パゾ美さんはどう反論しますか?」
パゾ美「っ……」
918: 2016/07/11(月) 22:16:51.56 ID:vwHMTrPOo
みほ「なんならあの後本当に吸っていないかどうか、今ここで確かめてもいいですよ」
パゾ美「吸ってない! だから、キスは…………っ、それに不純! 校則違反!」
みほ「キスじゃないですよ~チェックですチェック」
パゾ美「それにあのタバコ、隙を見計らってあなたがしかけた可能性もある。恐喝行為に、むりやり奪う強姦行為……校則違反どころか、犯罪!」
みほ「あの時私は手ぶらでしたし、無理ですよ」
パゾ美「じゃあなんで、私の初めてを……!」
直下コンマ一桁奇数→沙織が裏門から到着
直下コンマ一桁偶数→その日、裏門を通ろうとする生徒がいた
919: 2016/07/11(月) 22:18:06.77 ID:Wuz/Vqqao
せーふ
920: 2016/07/11(月) 22:22:44.23 ID:vwHMTrPOo
沙織「うぅ~~トイレトイレ」
沙織「今、学校のトイレを求めて全力疾走している私は女子高に通うごく一般的な女の子」
沙織「強いて違うところをあげるとすれば、恋愛に興味があるってとこかナー名前は武部沙織」
沙織「そんなわけでショートカットをするために裏門にやって来たのだ」
沙織「ん?」
沙織「ふと見ると、裏門で2人の女生徒が言い争っていた」
沙織「ウホッ、みぽりんに風紀委員のパゾ美さん」
みほ「(沙織さん、自己主張が激しい!)」
パゾ美「(っ、生徒?)」
みほ「いい加減認めてくださいよ。パゾ美さんがタバコを持ってたって」
パゾ美「ばっ、やめ!」
沙織「ええー! ぱ、パゾ美さんタバコを!? 風紀委員なのに!?」
パゾ美「ちがっ!」
921: 2016/07/11(月) 22:27:22.45 ID:vwHMTrPOo
みほ「(フッ、共犯者の沙織さんがさも第三者を装いパゾ美さんに圧力をかける)」
沙織「スクープだー! 王大河ちゃんに教えなきゃー!」
パゾ美「あ、ああ……」オロオロ
みほ「パゾ美さん、本当に自分が白だと言いたいなら……協力してあげてもいいですよ」ヒソヒソ
パゾ美「えっ……?」
みほ「沙織さんには私から勘違いだって言っておきます。その代わり……貸しですけど」
パゾ美「っ、またそうやって……私の……!」
みほ「さもないとパゾ美さん、最悪風紀委員じゃいられなくなりますよ?」
パゾ美「ぐ、ぐぐぐ……」
みほ「どうします?」
パゾ美「……………………お願い、します…………」
みほ「よく言えました」ニッコリ
923: 2016/07/11(月) 22:31:18.98 ID:vwHMTrPOo
みほ「それじゃ、今度は私から呼び出しますから……ちゃんと来てくださいね」ポン
パゾ美「くっ……!」
みほ「沙織さん、違うよ。勘違い勘違い」
沙織「なーんだ勘違いかー」
パゾ美「(なにこの予定調和感…………っ、まさか!)」
パゾ美「(グル……!?)」
みほ「さーて、早く学校に行かないと遅刻しちゃう~パゾ美さんまた今度」
沙織「また今度!」
パゾ美「…………また今度」
924: 2016/07/11(月) 22:34:24.36 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~授業中~
沙織「先生の体調不良で自習って」
華「たまにはこういうのもいいですね」
みほ「うん。皆自習なんてせずに喋ってるしね」
華「イマドキ女子って感じです」
みほ「そうそれ! こういうの憧れてたんだぁ」
沙織「(申し訳程度の最初の設定だ……)」
みほ「あ、そうだ華さん」
華「はい?」
925: 2016/07/11(月) 22:37:56.62 ID:vwHMTrPOo
みほ「華さんって、お花をいけるのが終わったらその作品をいったん置いて新しい方にいく? それともその作品をもっと深く掘り下げる?」
華「どうしたんですか? 急に」
みほ「花道ってどういうのかなぁってちょっと興味があって」
華「そうですねぇ……」
沙織「(みぽりんまさか……)」
みほ「(次の獲物は華さんの回答次第で決めようっと)」
華「私は>>直下」
1.次の作品にとりかかります
2.その作品をもっと良くします
926: 2016/07/11(月) 22:40:07.16 ID:Wuz/Vqqao
1
927: 2016/07/11(月) 22:43:22.73 ID:vwHMTrPOo
華「私は次の作品にとりかかりますね」
みほ「なるほどなるほど」
華「下手にいじるとせっかく完成したものを壊してしまう場合もありますからね」
沙織「ほえー」
みほ「そういえば最近は花道でも海外の花とか使うんだっけ?」
華「それは昔からですよ。私は>>直下」
1.日本の花が好きですから国内の花を使いますけど
2.海外の花もよく使います
928: 2016/07/11(月) 22:44:00.08 ID:7dYJAOvuo
2
929: 2016/07/11(月) 22:47:09.40 ID:vwHMTrPOo
華「海外の花もよく使いますよ」
みほ「なるほど~~~~~~」
沙織「(ああ、末路が決まった気がする……)」
華「それよりお腹が空きましたね。お菓子食べます?」
沙織「授業中にお菓子はちょっと不良すぎない!?」
華「そうでしょうか? 1度やってみたかったのですが」
沙織「休み時間にしよーよ。他の先生が見に来ないとも限らないんだし」
930: 2016/07/11(月) 22:49:45.19 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~昼休み・食堂~
麻子「おはよう皆の衆」
沙織「麻子また遅刻ー!」
麻子「いや、違うんだ。今日は朝までゲームして過ごしていればそのまま起きて登校して遅刻を回避と言う手段を選んだんだ。ただ気付いたら意識を手放していただけなんだ」
沙織「言い訳しない! もー……留年になっちゃうよー?」
麻子「うぐっ」
優花里「おまたせしましたー」
華「久々にあんこうチーム全員での昼食って感じですね」
みほ「そうかな?」
931: 2016/07/11(月) 22:51:31.31 ID:vwHMTrPOo
みほ「あ、沙織さん優花里さん」
優花里「私達2人を呼ぶということは……」
みほ「今日は学園艦を飛び出すよ!」
沙織「やっぱり……」
優花里「それで、飛び出すのはいいですがターゲットは?」
みほ「>>933」
(学外の場合、学園は選ばず直接キャラを選んでください)
933: 2016/07/11(月) 22:52:15.21 ID:WTEOR26/0
ノンナ
934: 2016/07/11(月) 22:56:45.89 ID:vwHMTrPOo
みほ「ПравдаのНоннаさん」
沙織「何故そこだけ流暢な発音を……」
優花里「またあの寒い思いをするんですね……」
沙織「でもカチューシャさんは……」
みほ「カチューシャさんとはただ『添い寝』をしただけで、別に特別な意識をされてるわけでもないから大丈夫だよ」
沙織「そうだっけ」
みほ「というわけで、放課後は運び屋のおじさんを呼ぶからね」
沙織「またー!?」
935: 2016/07/11(月) 23:01:28.45 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~夕方・プラウダ高校学園艦~
沙織「寒い」ガタガタ
優花里「寒いであります」ガタガタ
みほ「じゃあ報酬は帰りに払いますね」
「分かった。せいぜい気を付けろ」
沙織「みぽりん帰ろう。ふぶいてる」
優花里「ビュオオオオオオオオオオオオオオオオ!! ビュオオオオオオオオオオオオオ!!」
みほ「気の持ちようだよ! へいきへっちゃら!」
沙織「それ違うデース」
936: 2016/07/11(月) 23:04:19.42 ID:vwHMTrPOo
優花里「こんな吹雪じゃ周りに誰も歩いていないですね」
沙織「最悪の場合、私達ここで……」
みほ「ねぇあれ、あのもっこりしてるところ」
沙織「どこ?」
みほ「あれあれ」
優花里「たしかに不自然に雪が積もっているところが歩道に……もしかして人では!?」
プラウダの誰かが埋もれていた?……>>938(ノンナ以外・勘違いだったでも可)
938: 2016/07/11(月) 23:05:08.27 ID:7dYJAOvuo
クラーラ
939: 2016/07/11(月) 23:08:14.63 ID:vwHMTrPOo
みほ「とりあえず掘ってみよう!」
沙織「道端で雪を掘り返すなんて……相当変人だよ私達」
優花里「こんな吹雪じゃ誰も見てませんって」
ジャッジャッジャッ
みほ「ん? 今なんか雪と違う感触が」
優花里「大変です西住殿! 本当に人が埋まってました!」
沙織「は、早く助けよう!!」
クラーラ「」
沙織「ってクラーラさん!?」
940: 2016/07/11(月) 23:10:37.49 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~喫茶「北極海」プラウダ本店~
クラーラ「ありがとうございます! ありがとうございます!!」
みほ「無事でよかったです」
クラーラ「吹雪には母国で慣れていたハズでしたが、迂闊でした……」
沙織「クラーラさん、なんであんなことに?」
クラーラ「はい……ふぶいてきたので早く帰ろうと思い走り出したら地面が凍っていて、滑って気絶してしまっていました」
優花里「以外におちゃめなんですね」
クラーラ「この御恩は一生忘れません!」
みほ「ん? 今なんでもするって言いましたよね?」
沙織「言ってないよ」
941: 2016/07/11(月) 23:16:33.50 ID:vwHMTrPOo
みほ「(しかしこれはチャンス……カチューシャさんの時と同じようにクラーラさんに手引きしてもらおう)」
みほ「そうだクラーラさん、今日はノンナさんに用があって来たんですけど……」
クラーラ「ノンナ様に?」
みほ「この前のことでカチューシャさんにお礼を渡したくて……でもカチューシャさん、照れ屋さんじゃないですか」
クラーラ「なるほど。そこでノンナ様に代わりに渡してもらおうということですね」
みほ「そうですそうです」
クラーラ「分かりました。ではノンナ様のところに案内しますね」
優花里「ノンナ殿は今どこに?」
クラーラ「聞いてみます」ピッ
942: 2016/07/11(月) 23:20:53.09 ID:vwHMTrPOo
クラーラ「もしもしノンナ様」(ロシア語)
沙織「急にロシア語になった! ゆかりん分かったりする?」
優花里「すみませんロシア語はさっぱりなんです。戦車用語ならまだしも」
クラーラ「はい。そこでカチューシャ様へのお礼をノンナ様から渡してほしいと……はい? あ、待ってください」(ロシア語)
クラーラ「西住さん、ノンナ様が『カチューシャ様のためにも西住さんから直接』と言っていますが……」
みほ「(チッ、母性出しおって……これだから巨Oは)」
みほ「いえいえ。私も恥ずかしいので、是非ノンナさんに」
クラーラ「分かりました。私から言っておきます」
クラーラ「ノンナ様、どうしてもノンナ様からと…………はい。はい。分かりました」(ロシア語)
クラーラ「ノンナ様は>>944にいらっしゃるようなので、申し訳ないですけど、そこまで来てほしいと」
みほ「分かりました!」
943: 2016/07/11(月) 23:23:32.95 ID:SMAPZqomo
カチューシャの自室
945: 2016/07/11(月) 23:31:59.11 ID:vwHMTrPOo
みほ「なんでカチューシャさんの部屋に……」
クラーラ「ノンナ様は1日の半分はカチューシャ様の部屋にいますから当然と言えば当然ですね」
沙織「おかしくない!?」
クラーラ「お陰で私がカチューシャ様と過ごせません……」(ロシア語)
優花里「なんて?」
クラーラ「いえいえなんでもありません。それでは案内します」
沙織「で、でも外……」
クラーラ「ここから寮までならそう遠くありませんから、あなた方なら大丈夫です」
沙織「いやみぽりんとゆかりんならいいけど私一般人!」
クラーラ「武部さんは私がお守りします」
優花里「王子様みたいなこと言われてますよ武部殿。惚れます?」
沙織「惚れんわ!」
946: 2016/07/11(月) 23:35:02.61 ID:vwHMTrPOo
・・・・・・
~カチューシャの部屋~
クラーラ「西住さん達をお連れしました」
カチューシャ「ミホーシャまた来たの~?」
みほ「こんにちは。いやもう夜になりますしこんばんはですね」
沙織「もう夜だったんだ」
優花里「外は雪で明るいからまだ日があると思っちゃいますよね」
ノンナ「こんばんは。西住さん武部さん秋山さん」
沙織「私達の名前まで?」
ノンナ「大切なお客様ですし、1度は共に戦った同志ですから」
947: 2016/07/11(月) 23:36:47.55 ID:vwHMTrPOo
ノンナ「さて、西住さんのご用事ですが…………」チラッ
みほ「(ああ……カチューシャさんがいるから言いだしづらいよね)」
クラーラ「カチューシャ様」
カチューシャ「なぁに?」
クラーラ「>>直下」
1.ここはカチューシャ様と私で校舎内を案内しませんか?
2.ノンナ様がさっきからトイレに行きたがっています
948: 2016/07/11(月) 23:37:53.50 ID:61bFJisfo
1
949: 2016/07/11(月) 23:43:03.34 ID:vwHMTrPOo
クラーラ「この前は私が学園艦内を案内しましたが、校舎まではできなかったので……ここは私とカチューシャ様とで武部さんと秋山さんを案内しませんか?」
カチューシャ「ミホーシャは?」
クラーラ「ノンナ様とお話があるそうです」
カチューシャ「え、カチューシャに会いに来たんじゃないの……?」
みほ「(かわいい……)」ニヘラ
みほ「ごめんなさいカチューシャさん。今日はちょっと……でもまた今度絶対会いに来ます!」
ノンナ「……」ピクッ
クラーラ「むっ」
カチューシャ「そ、そう? なら仕方ないわね! 来なさい!」
沙織「みぽりん頑張って」
優花里「何かあったらすぐに飛んできます」
みほ「うん。ありがとう」
950: 2016/07/11(月) 23:45:15.64 ID:vwHMTrPOo
クラーラ「そういえば夜の校舎には今まで粛清された生徒たちの恨みが宿っているとか……」
沙織「なにそれやっぱり残る!!」
カチューシャ「ヒィィィ!! く、クラーラ! 校舎の電気をすべてつけておきなさい!!」
ガチャ、バタン
みほ「さて、と……」
ノンナ「解せませんね」
みほ「え?」
951: 2016/07/11(月) 23:47:35.55 ID:vwHMTrPOo
ノンナ「あなたの本当の狙いはカチューシャのハズですが」
みほ「っ」ビクッ
みほ「え、まさかそんな。そんなことありませんよ狙いってハハハ、今日はただこの前のお礼を代わりにノンナさんに受け取ってほしいだけで」
ノンナ「隠さなくても結構ですよ。西住さん…………いえ、同志ミホーシャ」
みほ「な、なにを……」
ノンナ「私には分かるんですよ。人の身の内に潜む口Oコンが」
965: 2016/07/18(月) 22:03:58.56 ID:nTwQl5quo
1週間たっていたのかスマネェ
966: 2016/07/18(月) 22:04:38.72 ID:nTwQl5quo
みほ「わ、私が口Oコン? はははは、何を証拠に! 名誉毀損もいいところですよ!! 次は法廷で会いましょう!!」
ノンナ「証拠ならありますよ」
みほ「へ?」
ノンナ「これが動かぬ証拠です」ピッ
みほ『カチューシャさん、起きないとキスしちゃいますよー』
みほ『………………よし、起きない。じゃあ仕方ありませんね』チュッ
みほ『ふふっ、カチューシャさんの唇ぷにぷにして、クセになりそう』
みほ『はあ…………カチューシャさんの唇おいしい』チュウウ
みほ『ふぅ……寝ている人にするのって、なんというか……背徳感と罪悪感に苛まれて……クセになりそう』
みほ「」
ノンナ「このド変態が」
967: 2016/07/18(月) 22:05:30.26 ID:nTwQl5quo
ノンナ「さて、弁解の余地を与えましょうか」
みほ「いいいいいいやこれは違うんです違うんですかちうささんの唇柔らかくてそれがいけないんですいけないんです」
ノンナ「しかも2回も『クセになりそう』って言っているじゃないですか。どんだけクセになってるんですか」
みほ「それは私の語彙力の無さです……」
ノンナ「よって西住みほさん……いえ、ド変態ミホーシャ。あなたは有罪です」
みほ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! そもそもなんで盗聴なんてしているんですか!!」
ノンナ「同志カチューシャは我らプラウダの偉大なる指導者です。その身に異変が起きないよう盗ちょ……安全確認は怠りません」
みほ「今自分で盗聴って言おうとしましたよね」
968: 2016/07/18(月) 22:05:59.45 ID:nTwQl5quo
ノンナ「なにはともあれ、あなたをこれ以上カチューシャに会わせる訳にはいきません。ここで私が大洗に送り返してあげましょう」スッ
みほ「ッ!(あれは、ロシアの武術『システマ』の構え!)」
みほ「(なんでノンナさんを落としに来てこんな目に……!)」
>>970
1.戦う
2.説得する
970: 2016/07/18(月) 22:11:58.80 ID:EjeXRvLFo
2 逆に盗聴してることを盾に脅し返せ
971: 2016/07/18(月) 22:22:47.31 ID:nTwQl5quo
みほ「(クッ、あのノンナさんと闘ってしまったら手加減できない……対人西住流を使うことになってしまう……それだけは……!)」
みほ「(いいや落ち着いて……私は統率武力知力政治すべて95……! この窮地も切り抜けられる!)」
みほ「待ってくださいよノンナさん」
ノンナ「どうしました。構えなさい」
みほ「あなたがカチューシャさんを盗聴していること、カチューシャさんは知っているんですか?」
ノンナ「カチューシャは植木鉢に咲く可憐な一輪。花は誰かに水を与えられているとも知らず伸び伸びと育つのが相応しいのです」
みほ「つまり知らないんですね。へぇぇえええへへぇぇぇぇぇぇえ~~~~~~~~~~」
ノンナ「……何が言いたいんですか?」
みほ「いやいや、もし私がここでカチューシャさんに盗聴のことをバラすぞと言えば……ノンナさんはどうするかと思いまして」
ノンナ「フッ……何を言うかと思えば、そのようなことですか」
みほ「(一笑に付された……だと……?)」
972: 2016/07/18(月) 22:27:34.90 ID:nTwQl5quo
ノンナ「どうぞお好きになさってください」
みほ「どういうことですか?」
ノンナ「そのままの意味です。カチューシャに密告しようとプラウダの放送室を乗っ取って学園全体に広めようと……私は構いません」
みほ「なっ、自分がどんな目線に晒されてもいいと!?」
ノンナ「いいえ。私にも羞恥心はあります。ただ、このプラウダであなたの世迷言を信じる人間がいない……ただそれだけのことです」
みほ「……?」
ノンナ「我々が絶対的な支配体制を敷いているプラウダで、他校の一生徒であるあなたの言葉がどれだけ通ると?」
みほ「(なるほど……後からごまかしたりもみ消したり……か……)」
ノンナ「判断を誤りましたね。あなたは私に出会うべきではなかった」
みほ「ッ、そんなことはありません! 私はあなたにキスをするまで止まれない!!」
ノンナ「………………………………は?」
973: 2016/07/18(月) 22:32:06.34 ID:nTwQl5quo
みほ「ええ、そうですよ……もう何もかもを言いましょう!」
みほ「私がプラウダに来たのは、あなたに告白するため!!」
みほ「ノンナさんが好きで好きでたまらないから告白してあわよくばキスをしようと! そのためにです!!」
ノンナ「……………………????????」
みほ「(戸惑いの表情……まぁそりゃ当然だよね)」
ノンナ「あ、あの……言っている意味がよく分からないんですが……」
みほ「今分からせてあげます!」ダッ
直下コンマ一桁奇数→ノンナをカチューシャのベッドに押し倒す
直下コンマ一桁偶数→武力95(笑)は返り討ちにあう
974: 2016/07/18(月) 22:33:45.03 ID:jytd3QRm0
こい
977: 2016/07/18(月) 22:41:53.00 ID:nTwQl5quo
ノンナ「(しまった――懐に……!)」
みほ「ニィ」ヴァッ
ドサッ
みほ「油断しましたね」
ノンナ「……放してください」
みほ「嫌ですよぉ、せっかくのチャンスですから」
ノンナ「西住さん……あなたは、何を……ンッ……!?」
みほ「………………」チュゥウ
980: 2016/07/18(月) 22:48:03.60 ID:nTwQl5quo
みほ「……………………ぷはぁ……」
ノンナ「な、な……!」
みほ「なにを動揺しているんですか?」
ノンナ「な、ぜ……」
みほ「何故? さっきも言ったじゃないですか。まぁ突然キスをされたら事前に言っていても同じことを言う人はいるみたいですけど」
ノンナ「わ、私の…………>>直下」
1.カチューシャのためにとっておいた初めてが……
2.カチューシャの初めてのキスを奪った人が……
981: 2016/07/18(月) 22:50:51.40 ID:mc//S2f4o
2
983: 2016/07/18(月) 22:55:10.07 ID:nTwQl5quo
ノンナ「私の……私のカチューシャの初めてを奪った人が……何故私まで……!」
みほ「え? カチューシャさんの初めてって…………もしかしてノンナさん」
ノンナ「なんですか……」
みほ「あんなにカチューシャさん好き好きってなってたのにキスもしてなかったんですかぁぁぁぁ~~~~?↑↑」
ノンナ「」ブチッ
ノンナ「悪いですか!!」
みほ「いえ。そもそも女性同士というもの自体稀ですからね。恋愛でもない限り好き好きと言っていても友達としてじゃないですか」
みほ「しかし恋愛というか、性的に見ていて初めてを奪われるなんて……どんな気持ちかまったく想像もできないですねぇ」
985: 2016/07/18(月) 23:02:00.41 ID:nTwQl5quo
みほ「ほーら、カチューシャさんとキスした唇ですよー」
ノンナ「ムグッ……ンッ、ン……!」
みほ「その目いいですねぇ。どんな気持ちですか? ノンナさん今どんな気持ちですか?」
ノンナ「最低っ、です……!」
みほ「でも安心してください。そろそろ頭もボーっとして、何もかもどうでもよくなりますから」
ノンナ「どういう……ッ、まさか盛って……!?」
みほ「そんなことしません。全て正々堂々です」チュルッ
ノンナ「ん、ふっ……!?」
ノンナ「(い、今のは……!?)」
みほ「どうですか? カチューシャさんの味も若干しますか? ってするわけないか。あれから結構経ってますし」
986: 2016/07/18(月) 23:08:01.37 ID:nTwQl5quo
みほ「(それにしても……)」チラッ
ノンナ「くっ、うっ……んっ……!」ビクッ
みほ「(この制服越しにも分かる双丘のファフナーは……)」サワッ
ノンナ「あっ……」
みほ「ちょっと手を入れますねー」ゴソゴソ
みほ「(ふむ……小山先輩とはまた違う……)」
みほ「(小山先輩のはまるでマシュマロだった。押せば押すほど沈む低反発の頂点にこれまた柔らかいアレがちょこんとあった)」
みほ「(ノンナさんのは……弾力に富み、押せば返し、ハリがあって頂点のアレの主張もそこそこにフワフワ感を失わない)」
みほ「(小山先輩のがフワフワ特化ならノンナさんのはバランス正統型ってところかな)」
ノンナ「うぅ……カチューシャ……」ボー
みほ「大丈夫ですよノンナさん」
みほ「そのうちカチューシャさんと一緒に可愛がってあげますから」
987: 2016/07/18(月) 23:13:00.64 ID:nTwQl5quo
・・・・・・
~1時間後~
ノンナ「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
みほ「しぶといですね。ここまで責めて失神しないとは」
ノンナ「ど、んな……っ、ことを……され、ようと……! 私は、あなたには……っ」
みほ「ふぅん、でもノンナさん。そんな顔で言われても説得力が無いですよ」
ノンナ「えっ……?」
みほ「嬉しそうによだれをたらして、ハートが浮かんでいるような目をされても……ね」
ノンナ「嘘……私は……そんな、顔、を……」
みほ「まぁ私のキスを受けちゃったら仕方のないことですから、気にしないでください」
ノンナ「西住、さん…………は……っ、何が、目的……っ、です、か……!」
みほ「私の目的? うーん」
みほ「カチューシャさんもノンナさんも、一緒に幸せになることですよ」ニコッ
989: 2016/07/18(月) 23:17:28.18 ID:nTwQl5quo
クラーラ「ただいま戻りました」
カチューシャ「ふ、ふん! 夜の校舎といっても全然怖くなかったわね!」
沙織「いや電気点いてたし……」
優花里「あれ、ノンナ殿どこへ?」
ノンナ「ちょっと……お花を……」
カチューシャ「こんな時間に花がどうしたのよ?」
沙織「カチューシャさん! それ聞くの!?」
ノンナ「すみません……急いでいるの、でっ……」スタスタ
クラーラ「(ノンナ様、どうして顔を隠して……?)」
カチューシャ「それで、ノンナへの用事ってのは終わったの?」
みほ「はい。ちゃんと終わりました」
カチューシャ「そう。じゃあ今度は私とね!」
みほ「えっ? あ、そうですね……そうしたいのは山々なんですけど……帰りの時間が……」
カチューシャ「ええー! せっかく来たんだからちょっとくらいいいでしょ!」
みほ「えーっと……」
優花里「私達は大丈夫ですよ」
沙織「そうそう。ちょっとくらい帰りが遅くなっても大丈夫だって」
みほ「そう? じゃあ、少しだけ」
カチューシャ「決まりね! クラーラ、お茶とお茶菓子を持って来なさい!」
クラーラ「分かりました」
990: 2016/07/18(月) 23:19:22.29 ID:nTwQl5quo
・・・・・・
~トイレ~
水道「」ジャーッ
ノンナ「………………」
ノンナ「違う……こんなの、私ではない……!」
ノンナ「こんな、だらしない、顔を……して……ここを、こんなに……っ」
ノンナ「(でも、流されてしまった)」
ノンナ「っ!」ブンブン
ノンナ「……カチューシャ…………」
991: 2016/07/18(月) 23:21:01.83 ID:nTwQl5quo
・・・・・・
~大洗女子学園~
キキーッ!!
「着いたぞ」
みほ「はい報酬」
「6、7、8、9……よし」
優花里「あぁぁぁぁ……帰りも疲れました……」
沙織「でも日は跨いでないから、やっぱりこの人すごいタクシーだね」
みほ「腕は一流の運び屋さんだからね」
994: 2016/07/18(月) 23:26:32.37 ID:nTwQl5quo
みほ「それにしても……ごめんね2人とも」
沙織「えっ?」
優花里「はい?」
みほ「私の勝手で、2人を連れ回して、今日もこんな時間まで付き合わせちゃった」
沙織「なにを今さら言ってるの! みぽりんがやりたいことなら、私は付き合うって!」
優花里「そうです! ちょっと悔しいですけど最近NTRというものがあるというのを知って少しポジティブになれましたし!」
沙織「私達のことはいいけど、ターゲットにした女の子達……」
みほ「大丈夫」
優花里「いや、西住殿の目的のために踏み台にされる人達のことが大丈夫って……」
みほ「踏み台?」
沙織「違うの?」
みほ「違うよ!」
優花里「ええっ!?」
みほ「私は皆が大好きだよ。友達としてライバルとして切磋琢磨したし、大学選抜との戦いでは助けに来てくれた優しい人達」
みほ「誰一人として私は皆を踏み台だとか思ったことは無いから」
優花里「(意外です)」
みほ「ちゃんと責任はとるし、捨てたりなんかしない。私は皆の事が大好きだから!」
沙織「最後の一言だけ取ったらいい話なのにね……」
995: 2016/07/18(月) 23:31:50.40 ID:nTwQl5quo
次スレ
【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロいよね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468852120/
みほ「ささ、いい終わり方したところで今日はおしまい! 帰ろうか」
プルルルルル
みほ「ん? こんな時間に電話だ」
沙織「よくかかってくるねー」
帰り道の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(ノンナ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
996: 2016/07/18(月) 23:33:02.42 ID:EjeXRvLFo
さき
997: 2016/07/18(月) 23:33:32.29 ID:mc//S2f4o
新スレたて乙
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