ピンポーン
華「ごめんくださいー」
優花里「武部殿ーいらっしゃいますかー」
麻子「沙織、来てやったぞ」
みほ「(皆…………!! みんなあああぁぁぁぁぁ!!)」
梓「あんこうチームの人達が来たみたい」
あゆみ「流石にこれ以上人が居たら狭いね……」
桂利奈「はいこれ! メロンです!」
552: 2016/09/20(火) 21:31:10.96 ID:IAdiWbyQo
梓「それじゃあお見舞いも済ませたことだし、先輩達の邪魔はできないから私達は帰りますね」
あや「紗希が言ってたクローゼットの中身が気になりまくりですけど……」
沙織「皆ありがとうね! 気をつけて帰って」
桂利奈「それでは!」
優季「ではでは~」サワサワ
みほ「ひうっ!?(ま、またお尻を……うっ、ま、股にまで……)」
紗希「……」チョップ
優季「あいたっ……むぅ、分かったよ~」
みほ「ありがとう紗希ちゃん」
紗希「……」チュッ
みほ「んっ……ふふっ」チュッ
紗希「……また」エヘヘ
553: 2016/09/20(火) 21:34:00.03 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
優花里「お邪魔します」
華「ウサギさんチームも来てたんですね」
麻子「沙織は人気者だ」
華「それよりみほさん、今日午後どうしたんですか?」
みほ「沙織さんが風邪で苦しんでると思ったら居ても立っても居られなくなって、休み時間に抜け出したの」
沙織「あはは……みぽりんはほどほどにしてほしいかな」
優花里「(部屋にしかけた盗聴器で大体の状況は掴んでいますが、今もノンナ殿はクローゼットの中で……)」チラッ
ノンナ「(ふぅ……なんとかバレずに済みそうですね)」
555: 2016/09/20(火) 21:39:31.46 ID:IAdiWbyQo
みほ「(この状況ならノンナさんのことがバレてもいくらでも言い訳はできるから、一安心だね)」
麻子「沙織、お前の好きなショコラフレンチのドーナツだ」
沙織「え、ホント!? やったー!」
華「あれ沙織さんへのお見舞い品だったのですか? てっきりただのおやつかと思って……」
沙織「え」
華「冗談です。半分とってあります♪」
沙織「半分は食べたんだ!?」
麻子「道理で妙に袋が軽かった……!」
優花里「五十鈴殿、そのスリ能力はいったいどこで……」
華「花道をやっていると、手先が器用になるんですよ」
ノンナは……>>直下
1.結局バレなかった
2.バレた
556: 2016/09/20(火) 21:41:43.04 ID:qF8+nPrko
2
557: 2016/09/20(火) 21:45:51.36 ID:IAdiWbyQo
沙織「ねぇねぇ、私メロン食べたい! 麻子切ってよ」
麻子「私が切れると思うのか?」
沙織「えー……じゃあ私が切る」
優花里「いや病人を台所に立たせるわけにはいきません! ここは不肖、秋山優花里がメロン分解任務を請け負おうと思います!」
華「せっかくだし私がやりましょうか?」
みほ「じゃあ私が」
優花里・華「どうぞどうぞ」
みほ「え、そういう?」
誰にどうやってバレたか……>>直下
558: 2016/09/20(火) 21:48:04.50 ID:4QHrAAcXo
華にみほとリンゴの混ざった匂いが押し入れからすると言って押し入れ開けられる
561: 2016/09/20(火) 21:53:53.08 ID:IAdiWbyQo
みほ「よし、じゃあ切るよ! 優花里さん、鉈」
優花里「はい!」スッ
みほ「ヘッヘッヘッ」ブォン!
麻子「そうか。もう熱はだいぶ引いたのか」
沙織「うん。みぽりんのおかげ、かな……」
麻子「西住さんの?」
沙織「なんだかんだ、みぽりんって優しいから」
麻子「? 西住さんは皆に優しいじゃないか」
沙織「ああそういう意味じゃなくて……うーん…………」
華「………………ん?」スンスン
沙織「どうしたの華」
華「…………間違いありません。沙織さんのクローゼットから、リンゴの香りがします。あとみほさんの香りも……」
ノンナ「(!!?!?!?)」
562: 2016/09/20(火) 21:57:24.68 ID:IAdiWbyQo
沙織「き、気のせいじゃない? ほら、オバケじゃないかな。最近のモテ女子の部屋にはオバケの1匹や2匹居るもんなんだって」
麻子「やめてくれ沙織、その攻撃は私に効く。やめてくれ」
華「でも気になります! 沙織さん、ちょっと開けますね」
麻子「五十鈴さん、やめよう!」
華「御開帳~」ガチャ
ノンナ「………………………………」
華「……………………?」
麻子「………………」ドサッ
沙織「あああああ……」
華「えーっと…………ノンナ、さん?」
ノンナ「(手は上げたくなかったのですが、最早やむをえません。一瞬で気絶させて幻覚だったことに!)」シュッ
華「?」パシッ
ノンナ「ッ!?」
563: 2016/09/20(火) 22:00:22.90 ID:IAdiWbyQo
沙織「あ、えーっと、華! 実はノンナさんもたまたま大洗に来てたってことで、私が風邪を引いてるってみぽりんに聞いたみたいで!」
華「まぁ、そうだったんですか!」
沙織「(信じるの!?)」
ノンナ「(ま、まさか私の手刀が掴まれるなんて……!)」
華「驚きました。もしかして、私達の邪魔をしないようにと気を遣ってくれていたのですか?」
ノンナ「え? あ、ええ。そうです……」
沙織「(なんかすごく良い解釈をしてくれた……)」
麻子「うう……っ、大女が…………幽霊が……」
沙織「こっちはこっちで気絶してうなされてるし……」
564: 2016/09/20(火) 22:03:19.58 ID:IAdiWbyQo
みほ「皆~メロン切れたよ……って、ノンナさん!? なんで!?」
ノンナ「……」
華「みほさん、水臭いじゃないですか。ノンナさんも私達のお友達ですから、私達も一緒に過ごしたいですよ」
みほ「え、うんごめん……」
ノンナ「こちらもすみません。皆さんの時間を邪魔するまいと思っていたのですが……」
優花里「それよりメロン食べましょうメロン!!」
沙織「そうだね! ノンナさんも食べて!」
ノンナ「よいのですか? なら、ひとつ……食べたら帰りますので」
華「もっと居てくださってもよろしいのに」
ノンナ「そろそろカチューシャがお昼寝から覚めますから、私が居ないと泣いてしまうでしょうし」
566: 2016/09/20(火) 22:04:27.51 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
ノンナ「それでは、失礼します」ペコッ
沙織「ありがとうございます!」
華「またお話しましょう」
優花里「それでは!」
麻子「うう…………雪女が……やめてくれぇ……」
みほ「私、送っていくね」
ノンナ「っ……よろしくお願いします」
567: 2016/09/20(火) 22:11:14.50 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
みほ「今日は楽しかったですね」
ノンナ「………………私には、あなたという人が分かりません。私にあんなことをしておきながら、それでいて、優しくて……」
みほ「私はノンナさんに言った通りのことしか考えてませんよ」
ノンナ「……カチューシャに…………」
みほ「?」
ノンナ「カチューシャにする時には、言ってください」
みほ「…………こっち見て言ってくださいよ」グイッ
ノンナ「っ……」
みほ「カチューシャさんと一緒に、気持ちよくしてください。って、言ってくださいよ」
ノンナ「……………………カチューシャと、一緒に…………気持ちよく、してくだ、さい…………」
みほ「はいっ! 素直でよろしい」ナデナデ
ノンナ「っ、もう、帰ります!」
みほ「帰りもタクシー頼んでありますから。それを使ってくださいね」
ノンナ「…………」
ノンナ「(…………私は、もう……駄目かもしれない…………溺れてしまった…………それに……この人にカチューシャが汚されるのを想像して…………こんなに……)」
ノンナの依存度が2→3になりました
女の子を弄ぶみほ自体にはあまりいい顔をしませんが、カチューシャを落とす時には嬉々として協力してくれます
他の事にも好意的になるでしょう
570: 2016/09/20(火) 22:14:42.37 ID:IAdiWbyQo
みほ「ふぅ。さて、沙織さんの所に戻ろうっと。メロン残ってるかな…………まぁ残ってるわけないか」
みほ「コンビニに寄って適当にお菓子と飲み物を買っていこうかな」
イラッシャイマセー
みほ「ポップコーンもいいけどポテチも……ポッキーも……いいなぁ」
みほ「あ、この雑誌今日発売日だった。買っておこう」
>>直下「あれ?」
コンビニでの遭遇イベント……直下
今まで落とした子(ノンナ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
571: 2016/09/20(火) 22:15:01.86 ID:T1tlhluGo
優季
573: 2016/09/20(火) 22:20:07.67 ID:IAdiWbyQo
「あの、西住みほさん……ですよね?」
みほ「大洗の制服……1年生?」
「はいっ! あの、試合、見て……ええっと……かっこよかったです! 応援してます!」タッタッタ
みほ「あっ……」
みほ「そうだった。私ここでは有名人なんだった」
みほ「…………今の子、可愛かったなぁ。背丈なんか、アレ150無いよね……」ゴクリ
みほ「ハッ! いけないいけない。早く戻ろう」
みほ「(その後、沙織さんの調子が良くなりあんこうチームでちょっとしたお菓子パーティーをした。楽しかった)」
576: 2016/09/20(火) 22:25:01.22 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~翌朝~
『次のニュースです。聖グ口リアーナ女学院の生徒全員にタイツを履かせるデニール条約が締結されました』
みほ「聖グロに転校しようかな」
みほ「あ、こんな時間。久々にちゃんと学生生活送ろうっと」
578: 2016/09/20(火) 22:28:42.70 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~学校~
みほ「おはようー」
沙織「おはようみぽりん。もう教室に居るなんて早いね」
みほ「早起きしちゃって」
華「おはようございます……ふわぁ」
沙織「あれ、華寝不足ー?」
華「はい……少し、お花の本を見ていたらつい」
579: 2016/09/20(火) 22:33:00.76 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~放課後・練習~
桃「今日は基礎訓練だ!」
桂利奈「またー?」
桃「何を言っている! 基礎がなっていなければ何を得ようと付け焼刃でしかない!」
あゆみ「先輩は砲撃の基礎を学んだ方がいいと思いまーす」
桃「なぁにぃーーー!!? よくもほざいたなぁぁぁぁ!!」
みほ「…………」
沙織「みぽりん?」
みほ「沙織さん、明日空いてる?」
沙織「え? まぁ土曜だし学校も無いから空いてるけど……」
みほ「じゃあ明日、>>するから」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
582: 2016/09/20(火) 22:33:36.22 ID:DIpiSAPW0
1
588: 2016/09/20(火) 22:39:34.00 ID:IAdiWbyQo
すみません1を取らせていただきます
かちうしゃ隊長についてはみぽりん的にメインディッシュということでしばし耐えてくれ!ここを耐えれば援軍が来てくれる!!ブラボー聞こえるか!?
みほ「新しく落とすから」
沙織「あ、そ、そう」
みほ「もう驚かないんだね……」
沙織「こんだけ付き合えばね……それで、どの子を?」
みほ「>>直下」
1.学内(戦車道受講者)
2.学外
589: 2016/09/20(火) 22:39:50.44 ID:k9AlZATN0
1
591: 2016/09/20(火) 22:44:11.03 ID:IAdiWbyQo
みほ「学内の…………ふふふ」
沙織「みぽりん?」
みほ「明日のお楽しみね! 明日は通学路のいつものサンクスで10時に待ち合わせね」
沙織「分かったよ。ゆかりんー」
優花里「委細承知であります」
沙織「さすが」
みほ「じゃあ練習に打ち込もうか。来年も優勝目指そう!」
沙織「みぽりんが真面目に戦車道やってると違和感が……」
593: 2016/09/20(火) 22:45:40.54 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~翌日~
みほ「おはよう沙織さん」
沙織「おはようみぽりん」
優花里「おはようございます!」
みほ「優花里さんもおはよう。それじゃあ校門前まで行こうか」
沙織「え、そのターゲットは校門に居るの?」
みほ「うん。今日空いてるかって聞いたらOK貰ったから、一緒にどこかに行こうかなって」
優花里「それは誰なんですか?」
みほ「着けば分かるよ」
594: 2016/09/20(火) 22:47:55.94 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~校門前~
みほ「よし、じゃあ今回は2人も一緒にお出かけだから。隠れる必要は無いよ」
沙織「そうなんだ」
みほ「そりゃいきなり2人きりでってなると相手の心の壁もあるからね……手っ取り早く結ばれるために集団デートっていう手法もあるって沙織さん言ってたじゃない」
沙織「ああうん、言った言った」
優花里「武部殿、生返事ですよ」
沙織「だってみぽりん覚えてるとは思わなくて……華なら絶対忘れてたよ」
みほ「あ、もういるみたい。おーい>>596さーん!」
596: 2016/09/20(火) 22:48:07.51 ID:DIpiSAPW0
梓
599: 2016/09/20(火) 22:51:58.92 ID:IAdiWbyQo
みほ「澤さーん」
梓「西住隊長! おはようございます! 沙織先輩に秋山先輩も!」
優花里「あーはいはいはいはいはい」
沙織「はいはいはいはいはい」
みほ「どうしたの?」
優花里「いえ別に」
沙織「みぽりんってブレないよねぇ」
みほ「今失礼な事考えてるでしょ。違うからね」
602: 2016/09/20(火) 22:58:37.56 ID:IAdiWbyQo
みほ「今日は澤さんから誘ってもらったの」
沙織「えっ、そうなの?」
梓「この前雑誌の懸賞で大洗の施設の無料券を4枚当てて……それが今日までだったんです。でもウサギチームの皆は今日忙しいらしくて」
優花里「なるほど……今日は丁度大洗に寄港してますし、大洗に行くには絶好のチャンスですね」
沙織「そうだったんだ! じゃあ早く遊びに行こう!」
みほ「ところで、施設って?」
梓「あ、はい。えーっと……色々あるんですけど、この中で遊びに行けるとしたら遊園地か水族館、あと映画館くらいですね。どっちに行きます?」
みほ「私が決めていいの?」
梓「西住隊長は隊長ですから!」
みほ「う、うん?(なにその理屈)」
みほ「じゃあ>>604に行こうか」
1.遊園地
2.水族館
3.映画館
604: 2016/09/20(火) 22:59:57.69 ID:k9AlZATN0
3
606: 2016/09/20(火) 23:04:11.06 ID:IAdiWbyQo
みほ「映画館に行こうか」
沙織「うん! いいね!」
優花里「普段戦争モノしか見ないのですが、他の映画も気になります!」
梓「最近はなんかすごくヒットしてるアニメ映画があるみたいですよ。あと例の戦車道の映画も再上映してるとか」
みほ「あー戦車道の映画は何回も見たなぁ……」
沙織「私も」
優花里「アレいつまでやってるんですかね」
梓「なんか11月まで上映して1周年にすると言ってる映画館が東京にあるみたいです」
みほ「すっげぇ」
みほ「(映画館……カップルが行くコースの定番…………あれだよね。暗いから後ろの席でナニしてもバレないっていう)」
607: 2016/09/20(火) 23:07:39.73 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~大洗・映画館~
優花里「着きましたね!」
沙織「ふぅ~着いた着いた。で、何見る?」
みほ「それは澤さんに任せるよ」
梓「えっ、でも」
みほ「誘ってくれたのは澤さんだから」ニコッ
梓「じゃ、じゃあ……>>609」
1.戦車道の映画
2.年齢指定のある恋愛モノ
3.最近話題のアニメ映画
609: 2016/09/20(火) 23:08:35.36 ID:k9AlZATN0
2
613: 2016/09/20(火) 23:12:47.58 ID:IAdiWbyQo
梓「さ、さささ最近公開したっていう、これで……!」
沙織「あ、これ話題になってるよね。年齢指定あるけど……」
みほ「これが見たいんだ……よし、じゃあここは私がなんとかしましょう」
優花里「どうするんですか?」
みほ「映画館の人と私がお話すれば見れないものも見れるってもんだよ」
優花里「はぁ……」
梓「………………」カァァ
616: 2016/09/20(火) 23:16:36.34 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~2日前・帰り道~
あや「先輩の風邪、大丈夫そうでよかったね」
梓「うん。あ、そうだ……このチケット……」
あゆみ「あっゴメン! 土曜はどうしても……」
桂利奈「私も……映画感無料なら君の縄見たかったんだけど……」
優季「私も~……あ、そうだ。西住隊長を誘えばいいんじゃない~?」
梓「えっ、えええっ!?」
あや「お、それでいいじゃん! 前から仲良くなりたいって言ってたんだし」
梓「で、ででででも……」
紗希「グッドラック」グッ
梓「紗希がなんか今とてつもない優しい顔に!」
優季「もし映画館に行くことになったら、この映画を選ぶといいよぉ。すっごくいい雰囲気になれるかも~」
梓「え、でもこれえOちな……」
優季「そういう描写は少ないってきっと!」
梓「うう…………が、頑張ってみる」
617: 2016/09/20(火) 23:19:14.84 ID:IAdiWbyQo
・・・・・・
~スクリーン~
みほ「よかったね見れることになって。しかも人数分のポップコーンとホットドッグとジュースまでくれちゃったし」
優花里「やっぱ大洗での西住殿の名声は天をも貫いてますねぇ」
沙織「やだ、ドキドキしてきた」
席(ほぼ最後列) 【みほ】【梓】【沙織】【優花里】
スクリーン
梓「…………」ドキドキ
631: 2016/09/23(金) 05:57:01.17 ID:xuwcL+1go
優花里「我々の近くにはお客さんあまりいませんね」
沙織「前の方とか真ん中にはちらほらいるけどね。あ、始まるよ!」
優花里「私、映画の前の宣伝映像とか結構好きなんですよ」ワクワク
『はじけろ筋肉! 飛び散れ汗! 車に轢かれても、飛行機から落ちてもビクともしねぇ! 鉄骨州知事はタフネス設計! 全員まとめてかかってこんかい!!』
『男の価値は髪の毛で決まるんじゃない、ハートで決まるんだ!!』
『全身の毛穴で受け止めろ!!』
『力こぶれ! 肉密度1000%ォ!!』
優花里「おお……!」
沙織「?」
632: 2016/09/23(金) 05:58:28.16 ID:xuwcL+1go
http://www.youtube.com/watch?v=HLH0sQl-FYQ
女『こんな格言を知ってる?』
男『どうしたんだいハニー、寝起きから』
女『朝の紅茶の匂いは格別だ』
女『昔とある勝負をしているときに紅茶を沢山飲んだの。実感したわ。勝利を』
みほ「(あの女優どこかで見た気がするんだけど思い出せない……誰だっけ……)」
梓「(わわ、お互い裸で寝てたの……!?)」カァァ
沙織「(大人って感じ!)」ドキドキ
633: 2016/09/23(金) 05:59:23.74 ID:xuwcL+1go
≪優季『こういう恋愛映画なら、勢い余って席でそのままキスしちゃうカップルとかいるんだって~』≫
梓「…………」チラッ
みほ「……(なんだかんだ恋愛映画って初めて見るなぁ)」
梓「(………………いやいや! そもそもカップルじゃないし女同士だし! それに西住隊長だって、私に気があるわけでもないし……勝手に私が憧れてるだけだし)」
梓「(……で、でも……もし、に、西住隊長がドキドキして…………)」ホワホワ
梓「(私が肘置きに置いてる手に、西住隊長の手が被さって、お互い申し訳なさそうに手を引いて、やっぱり被せて……)」
梓「(『澤さん、ドキドキするね』って西住隊長が苦笑いしながら私に近付いてきて……)」
梓「(勢い余って………………)」
梓「(キャーーーーーー!!)」ドンドン!!
沙織「ちょ、ちょっと! いくら人が居ないからって前の席は蹴らないってルールだよ!?」ヒソヒソ
梓「あっ、す、すみません……」ヒソヒソ
梓「(うう……映画ちゃんと見よう)」
634: 2016/09/23(金) 05:59:56.52 ID:xuwcL+1go
男『まず君のブラウスのボタンを一個ずつ引きちぎる。首筋を這う僕の舌は、やがてはちきれんばかりのバストへ……』
女『挟まれた方が良い味出すのよ』
梓「(開始してから15分、濡れ場しかない!!)」
沙織「(これ、もしかしてポルノ映画なんじゃ……)」
優花里「(恋愛要素って……)」
梓「(うう……なんか喉乾く……)」ゴクゴク
みほ「…………」ニヤッ
みほ「(駄目だよ澤さん、人が持って来た飲み物は疑わなくちゃ)」
みほ「(澤さんのレモンソーダには、この前無人島から持って帰ってきた木の実から作った即効性媚薬を入れた。少ししたら無性に体が熱くなってくるハズ)」
635: 2016/09/23(金) 06:00:32.39 ID:xuwcL+1go
・・・・・・
~映画中盤~
男『僕は彼女の気持ちも考えず……自分の気持ちばかり押し付けていた……』
女『私は彼の気持ちも考えず……自分の好きな紅茶ばかり押し付けていた……』
沙織「(やっぱ恋愛と言えばすれ違いだよね……!)」キラキラ
優花里「(やっと恋愛要素が)」
梓「………………(なんだろう、妙に体が熱い…………)」モジ
みほ「(そろそろかな。ここで……)」スッ
梓「っ……!?」ビクッ
みほ「(澤さんが肘置きに置いていた手に触れただけで驚いちゃってる)」
636: 2016/09/23(金) 06:01:00.07 ID:xuwcL+1go
梓「(わわわわわわ……)」アタフタ
みほ「……」スッ
梓「っ!?(ま、また私の手に被せて……)」
みほ「澤さん、ドキドキするね……」
梓「そっ、そそそそうですね……」
梓「(なっなにこれ……2人だけにしか聞こえないヒソヒソ声でこんな会話……ま、まる、まるで……まるで……)」
梓「(しかも西住隊長の握り方……すごく……ねちっこいというか、私の手を隊長の手が求めてるというか……)」
637: 2016/09/23(金) 06:01:33.80 ID:xuwcL+1go
みほ「………………澤さん」
梓「はい――――ンッ……!?」
みほ「…………」チュゥウウ
みほ「……………………ごめん、澤さんが可愛くて……つい」
梓「」プシュー
みほ「ごめんね……」
梓「あっ、あ、謝らないでください……その…………」
みほ「…………ねぇ、もう1回してもいい?」
梓「はいっ!?」
みほ「この雰囲気で、可愛い澤さんがこんなに近くにいて…………ガマン、できない」
梓「で、でも私達……女同士で……」
みほ「……だよね」
梓「(ああああバカバカバカ私のバカ! 違うでしょ! それに西住隊長にこんな悲しそうな顔させてどうするの!!)」
638: 2016/09/23(金) 06:02:02.63 ID:xuwcL+1go
梓「…………で、でも………………私も、なんだか……すごく……」
みほ「……?」
梓「………………今の、初めてので……」
みほ「ッ、ごめ………………いや」
梓「?」
みほ「やった……澤さんの初めてのキス……もらっちゃった」ニコッ
梓「ッッ……! そ、そそそそれって……」
みほ「………………」カァァ
梓「ッ!」ドクン
639: 2016/09/23(金) 06:02:34.20 ID:xuwcL+1go
梓「(や、やだっ! 私、今、体……すごく熱い…………西住隊長の顔見てたら、もっと…………心臓と…………もっと下のところが、熱いぃ……)」
梓「たい、ちょう……」
みほ「?」
梓「……も、う……一回…………」
みほ「もう一回?」
梓「今の……を……」
みほ「…………でも」
梓「嫌じゃないですから……お願い、します……」
みほ「…………うん」チュッ
梓「(んっ、隊長とのキス……熱いのが、もっと熱く…………ダメ、これ以上は……)」
梓「(私、はしたない子だ……隣に沙織先輩いるのに……自分から)」
みほ「んっ、」
梓「んぅぅっ……!)」
640: 2016/09/23(金) 06:03:40.02 ID:xuwcL+1go
梓「(舌、なの? 分からない……口に、あったかい、柔らかいものが入って来て、私の口、いっぱいかき回してる……)」
梓「(もっと……もっと、かき回してほしい……もっと……私の舌も、吸って、つばも吸って……)」
梓「(全部、私の口の中の全部を……隊長にあげたい…………)」
みほ「(澤さん、自分から舌も唾液も差し出して……可愛い。でも)」スッ
梓「あっ……」
みほ「映画、終盤じゃないかな」
梓「は、い……」シュン
641: 2016/09/23(金) 06:04:11.73 ID:xuwcL+1go
男『話がしたい』
女『奇遇ね、私もよ』
男『……………………僕は、君を恋人にするために、すべてを犠牲にした。友人も家族も』
女『あらまた奇遇ね。私も……あなたが欲しくて、全部捨てたわ』
男『えっ?』
女『こんな格言を知ってる? イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない』チュッ
男『君はイギリス人じゃないだろう』
女『いいじゃないそんなの。それほどまでに私は、あなたを愛しているのよ』
男『……その理屈で言ったら、僕もイギリス人みたいだ』チュッ
沙織「(ほああぁぁぁ~~~~)」キラキラ
優花里「(心にジーンと来ました……これが恋愛映画なんですねぇ……)」ジーン
みほ「(なるほど。濡れ場を前半に持って来たのはクライマックスを綺麗にシメるためだったんだ)」
みほ「(流石にこんな良いシーンの後にベッドインは余韻が台無しだもんね……って、じゃあ最初から濡れ場作らなきゃいいじゃん)」
梓「……」ポケー
642: 2016/09/23(金) 06:05:18.73 ID:xuwcL+1go
・・・・・・
沙織「いや~よかった! 最初はどうなることかと思ったけど」
優花里「たまにはこういうのも良いですね」
みほ「うん。映画館っていいね」
沙織「なんで映画館?」
みほ「あれ、隣にいたのに気付かなかったの? 私と澤さんがキスしてたの。映画館の席だからできたことだよ」
沙織「ええええぇ!? 映画に夢中で気付かなかったよ……」
みほ「ところで澤さんは?」
優花里「映画が終わったら急いでトイレに」
みほ「ふーん……2人はここで待っててね」
沙織「み、みぽりん……いくらあの映画の後だからってトイレでコトに及ぶのは……」
みほ「大丈夫しないしない!」
643: 2016/09/23(金) 06:06:05.71 ID:xuwcL+1go
・・・・・・
~女子トイレ~
梓「周りに使われてる個室は無いよね……」ガチャ、バタン
梓「うっ、ぐしょぐしょ……」
梓「なんで私、さっき……西住隊長に……というか、隊長から……ってことは隊長、私の事……い、いやいやないない……あれは雰囲気にあてられただけ。私だって、あんなシーン見て、あてられて体が熱くなっちゃっただけ……」
梓「んっ……う……早く、戻らないと」サワッ
ガチャッ
梓「ッ!」
スタ、スタ、スタ
梓「(うう……よりによってこんな時に……早く済ませてどっかに行って……!)」ドキドキ
644: 2016/09/23(金) 06:06:40.04 ID:xuwcL+1go
スタ、スタ………………
梓「(足音が……でも個室のドアの音は……)」
コンコン
梓「ッッッッ!!?」
みほ「澤さん?」
梓「に、西住隊長?」
みほ「よかった。急いでトイレに行ったって聞いたからどうしたのかと思ったけど、我慢してただけだったんだね。じゃあ私達券売カウンターの前で待ってるから――」
ガチャ、キィィ
梓「あっ、あ、あの!」
みほ「んん?」ニヤッ
645: 2016/09/23(金) 06:07:39.52 ID:xuwcL+1go
梓「あの、その…………さっきの………………」
みほ「ああ、うん……さっきのは…………」
梓「(私、何してるの!? ドア開けて呼び止めたりして、まるで西住隊長が行ってほしくないみたいで……)」
梓「(うっ、さっきの思い出して……また体が……)」
梓「(だめ……はしたない顔、隊長に見せられない……!)」
みほ「…………ねぇ、個室のドア半開きだと、私、入ろうと思ったら入れちゃうよ?」
梓「えっ……あ…………」
みほ「それとも、いいのかな?」
梓「………………………………………………は、い……」
梓「(って、口が勝手に! 何言ってるの! こんな姿西住隊長に……!)」
646: 2016/09/23(金) 06:08:06.50 ID:xuwcL+1go
みほ「ふぅん、じゃあ……」キィィ
梓「(見せ、られ…………)」
みほ「……」
梓「ぁ…………ぁ………………」
みほ「隠さないの?」
梓「わ、たし………………み………………」
みほ「ん?」
梓「見て…………くら、さい…………私の、だらしない……の……」
647: 2016/09/23(金) 06:09:07.37 ID:xuwcL+1go
みほ「(媚薬の効果が続いてるのか、さっきのキスのせいか……あるいはどちらもか。澤さんはすごくだらしない顔で私に微笑んだ)」
みほ「見られるだけでいいの?」
梓「…………ふ…………て……」
みほ「なぁに? 聞こえないよ」
梓「触れ、て……さっきみたいに、して……かき回してください…………ガマン、できないんです…………」
みほ「……でも」
梓「私っ……隊長の事…………その……だから、さっきも、嫌じゃなくて……」
みほ「…………そっか。私も澤さんの事、好きだよ」チュッ
梓「んんっ、んぅっ…」レ
梓「体が、熱いんれす………っ!」
みほ「うん。じゃあ…………いっぱいかき回してあげるから」
みほ「(2人に外は見張らせてるし、この映画館、今人あんまり居ないし大丈夫だね)」
648: 2016/09/23(金) 06:09:33.94 ID:xuwcL+1go
・・・・・・
~帰りの連絡船~
沙織「はーっ、楽しかった! また一緒に映画見に行こうね!」
梓「は、はいっ」
優花里「今度はオススメの映画紹介しますよ!」
沙織「えーゆかりんの映画、戦争モノばかりじゃない?」
優花里「失敬な! ちゃんと一般受けするものも知ってるんですよ!」
649: 2016/09/23(金) 06:10:09.28 ID:xuwcL+1go
みほ「ねぇ」
梓「っ、はい?」
みほ「2人きりの時だけ、名前で呼んでもいいかな?」
梓「…………はい。私も……」
みほ「うん。恋人同士の時間だけね」
梓「……なんで皆には言わないんですか?」
みほ「変な波風立たないように、だよ。賢い梓ちゃんなら分かるよね?」
梓「はい……我慢します。でも……」
みほ「でも?」
梓「別のがガマンできなくなったら……また……」
みほ「うん。いつでも、さっきみたいに全部見てあげる」
梓「……」カァァ
660: 2016/09/26(月) 23:30:17.59 ID:YjCF0yH5o
みほ「あ、そうだ。夜ご飯どうする?」
沙織「どうしよっか」
優花里「なんでもいいですよ」
梓「私も先輩たちに任せます」
沙織「出た出た! この世になんでもいいって食べ物は無いんだよー!」
みほ「じゃあ――」
みほ「あ、ごめん電話」ピッ
みほ「もしもし?」
学園艦道端での遭遇イベント……直下
今まで落とした子(梓以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
663: 2016/09/26(月) 23:35:38.45 ID:YjCF0yH5o
ゆうきちゃんだと信じてる
優季『もしもし~?』
みほ「(優季ちゃん?)」
みほ「どうしたの?」
優季『あの、ちょっといいですかぁ?』
みほ「………………」
みほ「ごめん、ちょっと電話長くなりそうだから先に帰るね」
沙織「え? いいけど……」
みほ「ごめんね! 今度ご飯行こう!」
梓「いえいえ! 今日はありがとうございました!」
優花里「じゃあ3人で行きますか」
沙織「そうだね!」
664: 2016/09/26(月) 23:41:04.79 ID:YjCF0yH5o
・・・・・・
~路地裏~
優季『じゃあその角を右に曲がってくださいねぇ』
みほ「言われた通り来たけど……宇津木さん?」
優季「はい~?」
みほ「うわっ! ビックリした!!」
優季「ふふふふ」
みほ「(ここは……多分、人に見られない路地裏ってやつ…………考えられるとしたら、私に……)」
優季「今日は楽しかったですか~?」
みほ「え?」
優季「梓ちゃんに誘われたでしょ?」
みほ「あ、うん。沙織さんと優花里さんと一緒に4人で映画見に行ったけど」
優季「面白かったですかぁ?」
みほ「面白かったよ。ちょっとアレなシーンもあったけどね……」
優季「(そっかぁ。ちゃんとあの映画見たんだぁ)」フフッ
みほ「宇津木さん?」
665: 2016/09/26(月) 23:44:30.79 ID:YjCF0yH5o
優季「それで、どうでした?」
みほ「どうでしたって……別に、映画見て終わったけど……」
優季「え~? ホントかなぁ~?」
みほ「……何が言いたいの…………?」
優季「あの映画の雰囲気にあてられて、梓ちゃんが西住隊長にアタックしなかったのかな~って」
みほ「アタックって、なにそれ」ハハ
優季「本当のところは?」ズイッ
みほ「ひっ!?」
優季「梓ちゃんと何かあったりとかは、無かったんですかぁ?」
みほ「(耳元でささやかれて……! まるで喉元にナイフを突きつけられたような……)」
>>667
1.自分から迫りまくったことは隠しつつキスしたと言う
2.何もなかったと言う
667: 2016/09/26(月) 23:46:07.51 ID:z3zaBAqRo
2で隠そうとして優季ちゃんに白状させられたい
669: 2016/09/26(月) 23:50:44.22 ID:YjCF0yH5o
みほ「な、何もなかったよ……」
優季「ふぅん…………」レロッ
みほ「ひうっ!? み、耳舐め……」
優季「本当に? ほんとぉ~~~~~~~~~~に?」
みほ「だからっ、なにも……」
優季「…………反抗的」
みほ「えっ?」
優季「……」ドンッ
みほ「ひゃっ(え、今……どういう体勢に……)」
みほ「(壁ドンされてたのに、いつの間にか壁際に座らされてる!)」
優季「西住隊長は誰のものなんでしたっけ?」
みほ「う、それは…………宇津木さんの……」ゴニョゴニョ
優季「宇津木、じゃなくて?」
みほ「え?」
優季「覚えが悪い犬ですかぁ?」ペロッ
みほ「ひっ! あ、ゆ、優季ちゃんの……」
優季「うん、正解~」
671: 2016/09/26(月) 23:55:12.86 ID:YjCF0yH5o
優季「私、梓ちゃんの事も友達として大切に思ってるから、あの子の気持ちも尊重してあげたいけど~……」
みほ「(……まさか、梓ちゃんが今日誘ってきたのは……けしかけられたから……?)」
優季「なんにもなかったんなら、別に私だけの西住隊長でいいですよねぇ」
優季「――本当に何もなかったのなら」
みほ「(うっ)」ビクッ
優季「西住隊長は私に嘘なんか言いませんもんね」ニコニコ
みほ「う、うん…………言わないよ」
優季「まぁ本当に何かあったのなら、梓ちゃんに聞けばすぐ分かるし」
みほ「っ……」
優季「………………ふぅん」
みほ「なに、かな?」
優季「じゃあこうしましょうかぁ。月曜日に梓ちゃんに色々聞くから、もし西住隊長と梓ちゃんの間に何かあったら…………お仕置きとか」
みほ「(お仕置き!? 気になる!!)」
673: 2016/09/27(火) 00:12:02.66 ID:oNK55c+Po
優季「今日はもう遅いですしこの辺でいいですけど~……」ニヤニヤ
みほ「…………」
優季「どうして目をそらすんですかぁ?」グイッ
みほ「うっ……」
優季「………………」チュッ
みほ「ン、ムッ……」
優季「……ん、っ…………梓ちゃんの味がする~」
みほ「えっ!?」
優季「なーんて、ふふふふ」
みほ「う……」
優季「月曜日が楽しみですねぇ」ニタァ
みほ「(これは確信した顔だ……自分の勝利を…………私もよくこの顔をするんだと思う)」
みほ「(手弱女を気取っていれば優季ちゃんに責められるという私の予想は大当たり! しかもお仕置きの予定も入った!!)」
みほ「(FOOOO!!)」
675: 2016/09/27(火) 00:18:12.09 ID:oNK55c+Po
・・・・・・
~翌日(日曜日)~
みほ「ん…………もうお昼かぁ」ムクッ
みほ「やっぱ休みの日は沢山寝られていいなぁ」
みほ「黒森峰の時は日曜でも練習の日とかあったし……ん~~~転校してよかった、かも?」
みほ「今日は起きるの遅かったし、誰かと過ごすのはやめておこうかな」
みほ「沙織さんと次のターゲットについて話すかぁ」ポチポチ
みほ:沙織さん
さおり:なーにー?
みほ:次どうしよっか
さおり:つぎ?
みほ:次の雌だよ次の雌
さおり:みぽりん、それ絶対声に出さないでね
676: 2016/09/27(火) 00:21:14.64 ID:oNK55c+Po
みほ:次は沙織さんに任せるよ
さおり:ええっ!?
みほ:あ、そうだ
さおり:ん?
みほ:沙織さんも落としてみる?
さおり:むりむりむりむり。みぽりんみたいな超絶キステクなんて持ってないし
みほ:えー、そこは沙織さんの恋愛テク(笑)で補おうよ
さおり:次に(笑)とか付けたらケータイ縫い合わすよ
みほ:ほら、決めて決めて
さおり:えー……>>678とか
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
678: 2016/09/27(火) 00:22:44.59 ID:0QgvUfP9o
2 優季
681: 2016/09/27(火) 00:26:44.84 ID:oNK55c+Po
さおり:優季ちゃんとか
みほ:えっ
さおり:どうしたの?
みほ「(……………………ここで優季ちゃんを選ぶあたり、沙織さんは持ってるね)」
みほ:ううん、なんでもない。でも優季ちゃんって……沙織さん、なんで?
さおり:みぽりんが色々される醜態を見たくて
みほ:ええええ
さおり:というわけで、明日ね!
みほ:はーい
682: 2016/09/27(火) 00:32:03.52 ID:oNK55c+Po
・・・・・・
~翌日・学校~
沙織「でね、その映画のヒロインがね!」
華「まぁ、では沙織さんもイギリス人になるんですか?」
沙織「なりたい~!」
華「相手もいないのに?」
みほ「…………」ソワソワ
華「……みほさん、今日は随分落ち着きがないですね」
みほ「えっ? そうかな?」
華「はい。まるでバレンタインデーにチョコを待つ男子のような」
みほ「(まぁ似たようなものだけど……)」
683: 2016/09/27(火) 00:34:27.36 ID:oNK55c+Po
・・・・・・
~放課後~
桃「よーし! 今日の練習はここまで!! 申し訳程度の戦車道要素でも出しておかないとな!!」
あや「なんの話?」
桂利奈「さぁ?」
麻子「あー疲れた……が、血行のためだ」
優花里「青春って感じしますねぇ」
梓「あ、あの! 西住隊長!」
みほ「なに?」
梓「えと……あの…………す、すみません!」ペコッ
みほ「えっ?」
梓「それでは!」タッタッタ
みほ「……………………(これは……白状しちゃったんだ……)」フヒ
684: 2016/09/27(火) 00:38:28.73 ID:oNK55c+Po
ユーガッタメール
みほ「……」ピッ
From:優季ちゃん
件名:あとで
私の家に来てくださいね。
みほ「(よし、あとは普通に1人で家に帰るふりをして……)」
みほ「それじゃあ皆、私、今日実家から荷物が届くから先に帰るね!」
華「はい。また明日」
麻子「さらばだ」
沙織・優花里「…………」コクッ
686: 2016/09/27(火) 00:42:09.73 ID:oNK55c+Po
>>435で優季ちゃんがまるで実家住まいみたいな話をしてますが、これはあくまで彼女の妄想です。本当は優季ちゃんは寮住まいです。彼氏がいる妄想と同じようなものです
・・・・・・
~優季の部屋~
ピン↑ポォ~ン
優季「はい~」ガチャッ
みほ「こんばんは」
優季「待ってましたよ~」
みほ「(前来た時と変わってない、女の子らしい寮の部屋)」
みほ「(あのベッドで…………)」ゴクリ
・・・・・・
~優季の部屋~
ピン↑ポォ~ン
優季「はい~」ガチャッ
みほ「こんばんは」
優季「待ってましたよ~」
みほ「(前来た時と変わってない、女の子らしい寮の部屋)」
みほ「(あのベッドで…………)」ゴクリ
687: 2016/09/27(火) 00:48:43.26 ID:oNK55c+Po
優季「何か飲み物でもいりますかぁ?」
みほ「……いや、やめておこうかな……」
優季「また盛るって思ってます?」
みほ「うん」
優季「ふぅん、どうして?」
みほ「………………」
優季「……梓ちゃんだけど…………」
みほ「っ……」
優季「隠すつもりがあったのなら、ちゃんと釘を刺しておくべきでしたねぇ~」
みほ「ッッ!!(ひ、久々に……人に恐怖を覚える……!! 思わず体がドアに向かいかけるほどに!)」
優季「おっと、だーめですよ」ヒュッ
みほ「きゃっ」ドサッ
みほ「(足掛け……まさか、こんな小さい子が……何故、ここまで……!)」
みほ「(しかも床に突っ伏したところで優季ちゃんにマウントをとられて……動けない!)」
688: 2016/09/27(火) 00:51:34.83 ID:oNK55c+Po
優季「よいしょ、っと……さて~質問タイムですよぉ」
みほ「しつ、もん……」
優季「まずは目隠しですね」シュルッ
みほ「んあっ、やめ――」
優季「やめ? やめてほしいんですか? 犬のくせに?」バシッ
みほ「きゃっ! い、いた……(お尻叩かれた! 今お尻叩かれた!! 幼女にお尻ぺんぺんされた!!)」
優季「痛いのが嫌だったら、ちゃんと答えてくださいねぇ……そうすれば気持ちよくしてあげますから」
みほ「んぅっ」
みほ「(やっぱり……耳元でささやかれるのは慣れない……)」
689: 2016/09/27(火) 00:54:26.30 ID:oNK55c+Po
優季「西住隊長がうつ伏せだからキスはできないけどぉ、こうして色々触ってあげられるから、ちゃんと答えてくださいねぇ」
みほ「……」コクコク
優季「よろしい♪ じゃあひとつめはぁ…………梓ちゃんとキスしましたよね?」
みほ「………………」
優季「隠しても無駄ですよぉ?」
みほ「…………しま、した……」
優季「どうして?」
みほ「……映画の、雰囲気で……その、勢いで…………ドキドキして……」
優季「………………」
みほ「優季ちゃん?」
優季「……」グリッ
みほ「いたっ、いたたっ! 優季ちゃん、痛い! 答えたのに!」
優季「…………別に、怒ってませんよぉ」
690: 2016/09/27(火) 00:58:11.23 ID:oNK55c+Po
みほ「(別に梓ちゃんとキスしたことで責められるならいい……けど、そのあとのトイレの事まで知ってるのか……それが重要になる)」
優季「勝手に他の人に手を出しちゃう犬に、躾をするだけですからっ!」グリッ
みほ「い、いたいっ! お願いやめて! 痛いの!」
優季「…………じゃあ次の質問」
みほ「はぁっ……はぁっ……!」
優季「梓ちゃんのこと、どう思ってるんですか?」
みほ「えっ……?」
優季「答えてください」
みほ「………………(ここは、どう答えるのが正解なんだろう……)」
みほ「>>692」
691: 2016/09/27(火) 01:00:19.27 ID:0QgvUfP9o
素直で可愛い後輩
692: 2016/09/27(火) 01:01:02.13 ID:LLqao3N3o
↑+次期隊長第一候補
694: 2016/09/27(火) 01:06:02.70 ID:oNK55c+Po
みほ「澤さんは……っ、素直で可愛い後輩で……」
優季「うんうん」
みほ「今はまだ成長中だけど、私がいなくなった後、隊長を任せられるくらいに、どんどん吸収してる良い子で……」
優季「ふぅん…………そんな子に手を出しちゃうんですか? 先輩は」
みほ「それは……っ」
優季「…………」
695: 2016/09/27(火) 01:10:02.18 ID:oNK55c+Po
・・・・・・
~回想~
優季「ねぇ梓ちゃん、土曜日はどうだった?」
梓「えっ? あ、うん。楽しかったよ」
優季「それでそれで、隊長とは上手くいった~?」
梓「ええっ!? そ、そりゃ……えっと、うん、楽しく過ごせて」
優季「ふぅん……じゃあキスとかはできなかったの?」
梓「き、キス!? し、してないしてない!」ブンブンブンブン
優季「本当に? 梓ちゃん分かりやすいから嘘ついてもなぁ」
梓「えっ!? 結構隠せてるつもりだったのに………………あ」
優季「もう~私以外にそんな分かりやすい態度取っちゃだめだよ?」
梓「ごめん……」
優季「それでそれで? キスした? 誰にも言わないから~私だけに!」
梓「(隊長に皆には秘密にって言われてるのにバレちゃった……駄目な私……でも、優季ちゃんは誰にも言わないって言ってるし……キスしただけって言えば大丈夫かな……それとも、そのあとのことも話した方が……)」
優季「別に梓ちゃんが隊長とどうなってても、私は応援するからぁ、ね?」
梓「うう…………>>直下」
コンマ一桁奇数→キスしただけ
コンマ一桁偶数→キスして、それから……
696: 2016/09/27(火) 01:10:29.28 ID:hYU5Z2fL0
そぉい!
699: 2016/09/27(火) 01:14:44.22 ID:oNK55c+Po
梓「き、キスしてね……」
優季「キャー! だいたーん!」
梓「も、もう! からかうならその先言わない!」
優季「その先?」
梓「………………そのあと、映画が終わった後に……その、トイレに行って……そしたら西住隊長も来て…………それから……」
優季「……………………ふぅん、そうなんだ~」
梓「だっ、誰にも言わないでね! 優季ちゃんにだって話すのすごく恥ずかしいんだから!」
優季「大丈夫。誰にも言わないから~」ニコニコ
梓「あと……私と西住隊長が付き合ってることは皆には秘密にしてるから、絶対他には……」
優季「信用無いなぁ~大丈夫だよ。私は梓ちゃんの味方」ニコニコ
梓「う、うん……」
701: 2016/09/27(火) 01:19:05.47 ID:oNK55c+Po
・・・・・・
優季「将来有望と言っちゃうくらいなのに、簡単に付き合ったりして……それでも隊長ですかぁ?」
みほ「(ッ、そこまで喋っていたんだ……でも仕方ない。梓ちゃんみたいな素直な子はこういうのと相性が悪いだろうし)」
優季「…………じゃあ最後の質問」
みほ「…………」ゴクリ
優季「もし私と梓ちゃん、どちらか1人って言われたら……どうしますかぁ?」
みほ「……………………それは……」
優季「どっちも、とかはナシで」
みほ「駄目、なの?」
優季「…………逆に、どうしてどっちも取りたいんですか?」
みほ「……2人とも、大切なの。梓ちゃんは、大切な後輩で……優季ちゃんは………………」
優季「私は?」
みほ「大切な…………ご主人様」
優季「………………ふふっ、ふふふふっ」ナデナデ
みほ「…………」
703: 2016/09/27(火) 01:21:52.05 ID:oNK55c+Po
優季「正直に言ったご褒美に、いっぱい気持ちよくしてあげますねぇ~」サワッ
みほ「ひうっ……」
優季「あれ、なんで先端がちょっと固いんですかぁ? こりこり~ってつまめますよ?」
みほ「そっ……それは…………」
優季「ここに来た時点で期待してたとか?」
みほ「…………っ、あっ……」
優季「どうなんですか?」
みほ「そう…………で、すっ……」
みほ「(ヤッベェチョー気持ちいい)」
優季「胸だけでこんなになるなんて、西住隊長は変態ですねぇ」
優季「こっちもすごいことになってそうですけど……」
みほ「や、やぁ……スカート越しなんて……」
優季「せつないですかぁ?」
みほ「…………」コクッ
705: 2016/09/27(火) 01:28:02.44 ID:oNK55c+Po
優季「まぁ西住隊長のことだから、どちらか1人と言われてもどっちもと言う……そんなことは分かってましたけど」
みほ「えっ……っ、んっ……やっ……」
優季「だって、前の決勝戦の時……川で動けなくなった私達を、西住隊長は助けてくれたじゃないですか。あの時から私、西住隊長のこと好きだったんですよぉ」
優季「どちらかを切り捨てる真似はしない。そんな器の大きな西住隊長……だけど私は不器用だからぁ、こういう愛し方しかできなくて」
みほ「優季、ちゃん…………?」
優季「私、独占欲強いんですよぉ…………ふふふふふ」
優季「>>直下」
コンマ一桁奇数→けど、梓ちゃんの応援をしたいっていうのは本音だから……
コンマ一桁偶数→だから、梓ちゃんは邪魔ですよねぇ~♪
706: 2016/09/27(火) 01:28:47.62 ID:0QgvUfP9o
ん
709: 2016/09/27(火) 01:35:10.53 ID:oNK55c+Po
優季「だからぁ~…………」
優季「梓ちゃんは、邪 魔 ですよねぇ~♪」
みほ「ッ、梓ちゃんに何かする――ぅがっ!!」
優季「まぁ最後まで話を聞いてくださいよぉ」
みほ「か……はっ……(く、首しまってる! 首! 首!)」
優季「なにも梓ちゃんを刺しちゃおぉ~なんて酷いことはしませんよぉ。親友ですからぁ」
優季「ただ、私達2人の世界に、他の誰も要らない…………それだけですからぁ」
みほ「な、にを……する……気………………」
優季「簡単ですよぉ。私とこうしてるところを、梓ちゃんに見せちゃえばいい」
みほ「や、め……」
優季「あ、首しまったままでしたねぇ」パッ
みほ「ゲホッ、ゲホッ!」
710: 2016/09/27(火) 01:40:26.83 ID:oNK55c+Po
優季「けど西住隊長の心が折れない限り、すぐ梓ちゃんに戻っちゃうからぁ……これからはちゃぁんと私だけを見られるようにしちゃいましょうねぇ~」
みほ「くっ……!」
みほ「(な、なんでこうなったの…………私はただ、幼女に調教されたかっただけなのに……!)」
みほ「(ピザのトッピングにカナディアンベーコン頼んだらジャーマンソーセージ乗っけてきたようなもんさ詐欺だよ詐欺!)」
優季「というわけで、今日のお仕置きはキツいですよぉ~」
みほ「え、今日は終わったんじゃ……」
優季「誰もそんなこと言ってませんよぉ? これから梓ちゃんのことを忘れて、私だけの色にするんですから」
みほ「い、いや……やめ……」
優季「やめ? またですか……躾が足りませんよねぇ」ベシン
みほ「痛い! やめてぇ!」
優季「あなたのご主人様は?」バシンバシン
みほ「優季ちゃん! 優季ちゃんだからぁっ!」
優季「ふふふふっ、可愛い……西住隊長…………すっごく可愛いですよぉ」
みほ「ひっぐ……うっ……」
優季「その可愛いところは、私だけのものですもんねぇ……これから、ゆっくり塗り替えていきましょうねぇ……」
712: 2016/09/27(火) 01:44:58.91 ID:oNK55c+Po
みほ「(まさか私がNTRれるなんて、そんなシナリオ書いたライターは燃やしてやる……!!)」
みほ「(いや、まだそうと決まったわけじゃない……優季ちゃんが梓ちゃんに何かする前に、私が梓ちゃんを……)」
みほ「(梓ちゃんが、私に完全に依存すれば……勝てる…………)」
みほ「(むしろ、事が思い通りに運ばなかったときの優季ちゃんを見られる…………ひひひひひ、ぐふふふふふ……)」ニタニタ
みほ「(ちょっとオイタが過ぎたよ優季ちゃん……私を本気にさせたんだから!)」
優季「ほら、私はあなたのなぁに?」
みほ「ご主人様! 優季ちゃん、好き!」
優季「ふふふっ、あらら~? 梓ちゃんは~?」
みほ「ご主人様だけ! わんわんっ!!」
優季「なんか犬っぽくないなぁ」
みほ「ハッハッハッ! ワフ!」
優季「リアリティ増した!?」ナデナデ
みほ「クゥーン……」
713: 2016/09/27(火) 01:52:02.35 ID:oNK55c+Po
優季「今日は泊まっていきましょうねぇ~」
みほ「えっ?」
優季「私の飼い犬が他にどこに帰るっていうの~?」
みほ「うう……きょ、今日だけ……だよ?」
優季「うん。今日だけでもいいからぁ~一緒に寝ましょ~」
優季ちゃんの依存度が1→2になりました
次に優季ちゃんを選ぶ前に梓ちゃんに色々しておかないと、ドロドロします
(なお、梓ちゃんの依存度によって、梓ちゃんの優季ちゃんへの対応が変わります)
714: 2016/09/27(火) 01:52:28.82 ID:oNK55c+Po
・・・・・・
~部屋の前の廊下~
優花里「西住殿ぉぉ!!びびぶびぼぼーーー!!」
沙織「大きな声出さないの! にしても、えっぐい……」
優花里「あんまりです! というかドロドロすぎます!!」
沙織「でも前スレのどっかでコンマ次第でこうなるって一応注意書きはしたハズだし」
優花里「西住殿が遠くへぇぇぇ……!!」
沙織「大丈夫大丈夫! 明日からまたあの能天気なみぽりんだから! それにみぽりんならどんなピンチだって切り抜けてきたんだし、今回も大丈夫だよ」
優花里「武部殿、西住殿の楽観が移りすぎです!」
沙織「違うよ。信じてるだけ…………みぽりんなら、きっと野望を成し遂げるって」
優花里「武部殿?」
沙織「ささ、帰ろっか!」
738: 2016/09/29(木) 00:20:34.42 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~翌日・学校~
みほ「…………」ボケー
沙織「(み、みぽりんがTV第1話の時のような目に……!)」
みほ「(昨日の……すごかった。言葉にできないくらいに)」
みほ「(恐ろしく速い調教……私でなきゃ屈服しちゃうね)」
みほ「(…………とはいえ、私も屈服しかけた…………この、私が………………私が……!!)」ギリッ
みほ「すみません、先生……」
「あら、調子が悪いの? 保健室に――」
沙織「あ、じゃあ私が!」
739: 2016/09/29(木) 00:21:38.93 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~保健室~
「特に異常は無いわね。私はこれから出かけちゃうけど……調子が良くなるまで横になっていた方がいいわ」
沙織「ありがとうございます」
みほ「…………」
沙織「みぽりん、大丈夫? 昨日何があったの?」
みほ「……貞操は守られてる。けどとても言えない」
沙織「え、そんなに?」
みほ「………………」プルプル
沙織「(みぽりん、こんなに震えて……どんな怖い目に――)」
みほ「うがああああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!」ドゴォ!
沙織「ひいいいいいい!?!?(ベッドが割れた!!?)」
みほ「ゼー……ゼー……!」
沙織「みぽりん! どーどー!」
みほ「ガルルルル……!」
740: 2016/09/29(木) 00:23:38.45 ID:WXrStfa4o
みほ「私は怒ってるの。心の底から優季ちゃんに屈服しかけた私自身に!!」
沙織「ええええ……」
みほ「…………ふぅ。なんか発散できた」
沙織「みぽりん、物に当たるのはよくないよ」
みほ「うん、反省」
沙織「それでみぽりん、どうするの?」
みほ「…………やめようかな、って……」
沙織「へ?」
みほ「今朝から心の中で何かがずっと囁いてるの。触らぬ神に祟りなしだったのかもしれない……もうこんなことはやめて平和に過ごせって……」
沙織「みぽりん、なに言って……いつものみぽりんは? ねぇ……」
みほ「その声が、どんどん大きくなってきて……もう、こんなこと、やめてやるって――!」
沙織「ッ!」パンッ
みほ「…………あ」ジンジン
741: 2016/09/29(木) 00:25:24.12 ID:WXrStfa4o
沙織「なに言ってるの!? みぽりんがここで諦めちゃったら……諦めちゃったら……!!」
みほ「……」
沙織「ゆかりんだって、みぽりんのために昨日は憤氏しそうになってでも私と一緒に居たし、仲間になってからは色々尽力してくれた……それを無駄にする気なの!?」
みほ「だって……もう…………」
沙織「じゃあ私は、私はこれからどうすればいいの!?」
みほ「えっ……?」
沙織「私はみぽりんが、夢に向かって突き進むその姿が大好きなの! 私の気持ちはどうなるの!?」
みほ「でも、沙織さん……誘ったときは、私が半ば脅して……」
沙織「半ばじゃなくて完全に脅しだったけどね! ゆかりんのプラモを壊すだの改造するだの!」
みほ「それに、この先恋人ができた時のためって」
沙織「確かにそうだよ……そう言ってきたよ。そうだったよ。でも、今は違うの! 私はみぽりんが野望を成すところを見たい……っ、みぽりんを支えたいの! 仲間として、親友として!!」グスッ
沙織「私を巻き込んだんだったら、ちゃんと私を満足させてよ! 皆がみぽりんにひれ伏す姿を、私に見せてよ!!」ポロポロ
みほ「沙織さん………………」
742: 2016/09/29(木) 00:26:01.73 ID:WXrStfa4o
みほ「…………ゴメン……私、どうかしてたみたい」
沙織「そうだよ……いつもの楽観的で下衆で人間性最悪でペテン師なみぽりんが、私にとっての西住みほなんだよ……」
みほ「そうだよね……人を手玉にとって依存させて挙句ホイホイ次にも手を出す悪党の私が、沙織さんにとっての私なんだよね……」
沙織「だからみぽりん、立ち止まらないで。私はついていくから……どこへだって」
みほ「うん。背中ばっかり見せちゃうよ」
沙織「それがいいの。走ってるみぽりんの背中を押して、もっともっと速く走らせるのが、私のできることだから」
みほ「ありがとう、沙織さん。今ほど友情を感じたことは無いよ」ガシッ
沙織「戦友ってのはいいもんだよね」ガシッ
743: 2016/09/29(木) 00:27:03.55 ID:WXrStfa4o
みほ「よし! 切り替え切り替え! 早速次の手を考える!」
沙織「待ってました!」
みほ「とりあえず次は――」
「うーゴホゴホ、すみません保健室の先生は――」ガララ
保健室での遭遇イベント……直下
今まで落とした子(優季ちゃん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
750: 2016/09/29(木) 00:30:29.59 ID:WXrStfa4o
「あれ、戦車道の西住さん?」
みほ「あ、どーも」
沙織「保健室の先生は今出かけちゃってて……」
「そうなんだ……じゃあ適当に横になる………………って、うわぁ!? あっちのベッドが壊れてる!!」
みほ「あ、えと……脆くなってたみたいで、先生が帰ってきたら言っておいてください」
沙織「それじゃあ教室に戻ろうか」
みほ「うん」
751: 2016/09/29(木) 00:34:25.70 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~放課後~
沙織「今日は戦車道の練習はお休みなんだってね」
みほ「また明日から練習頑張ればいいよ!」ニコニコ
華「みほさん、朝の時は大違いですね。活力に満ちています」
みほ「うん。朝はちょっと色々悩んでたんだけど、吹っ飛んじゃって!」
沙織「(ついでにベッドも吹っ飛んだ)」
華「布団が吹っ飛んだんですか? ふふ」
沙織「華、帰るよ」
753: 2016/09/29(木) 00:37:12.06 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~翌日・昼休み~
みほ「さぁて、次の行動を決めようか」
沙織「いえーい!」ドンドンパフパフ
優花里「…………」
みほ「どうしたの優花里さん、唖然としちゃって」
優花里「いえ、その……武部殿がいつになく乗り気だなーと」
沙織「私はいつだって乗り気だよ! さぁみぽりん、次はどうするの? 新しい子を落とすの? 今落としてる子をもっとドロドロヌチャヌチャにするの!?」
優花里「武部殿、おかしいですよ!!」
みほ「>>直下」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
754: 2016/09/29(木) 00:37:22.39 ID:Z8QS1+qu0
ノンナさん!(依存度3だけど)
もしダメなら優季ちゃん!
もしダメなら優季ちゃん!
761: 2016/09/29(木) 00:44:53.45 ID:WXrStfa4o
依存度MAXの子についてですが、「今まで可愛がったよね」と「もう出番ないなんて」が自分の中でせめぎあっています
だけどエンディングも考えているので、「落とした子と過ごす」からは依存度MAXの子は外します
なお、遭遇イベントには登場可能です
大丈夫へーきへーき、みぽりんならきっと地獄くらい乗り切るからへーきへーきはははは
768: 2016/09/29(木) 00:54:10.25 ID:WXrStfa4o
あと前スレのどこかで記載した覚えがあるような気がするような無いような感じのするルールとして
「1.新しく落とす」で落とした子を直後の「2.落とした子と過ごす」で選ぶことはできない
「2.落とした子と過ごす」で過ごした子を直後の「2.落とした子と過ごす」で選ぶことはできない
というのを改めて設けます 今までモヤモヤしていた方は申し訳ありません
>>754せっかく安価とってくれたのにごめんな許してクルセイダー
仮に次に新しく誰かを落とした後、優季ちゃんを選んで怒りのデスロードを進むこともできます
エンディング条件はただ依存度MAXにするだけ それぞれ別世界線的な簡単な個別エンドです
というわけで再安価>>直下
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
769: 2016/09/29(木) 00:55:04.56 ID:gMhMInuTO
2
あずさ
あずさ
772: 2016/09/29(木) 00:58:29.81 ID:WXrStfa4o
みほ「流石に梓ちゃんに何かしらの釘を打たないと、このままだと……」
優花里「このままだと?」
みほ「優季ちゃんが私を調教するという、私的にありがたい光景を見せられた梓ちゃんが絶望して、ひきこもる」
沙織「えーまさか。芯は強い子だと思うよ?」
みほ「うん、まぁ……気にしないで。フラッシュバックみたいにその光景が浮かんだだけだから」
優花里「その症状は気にしますよ……」
775: 2016/09/29(木) 01:01:26.42 ID:WXrStfa4o
みほ「というわけで、梓ちゃんがそんな優季ちゃんの策略にハマらないようにします!」
沙織「具体的にはどうやるの?」
みほ「梓ちゃんが私の事を好き好きってなればいいんだよ。恋は盲目とはよく言ったものでね、梓ちゃんが私に完全に依存すれば、優季ちゃんがたとえひどい見せつけプレイをしてもなんともないと思うの」
優花里「そう上手くいくでしょうか……」
みほ「上手くいかせる。分かった?」
優花里「は、はい! なんか今日の西住殿は威圧感というか、オーラが違いますね!」
みほ「下手したら刺されるから」
優花里「ははは、そんなの誰にだって言えることじゃないですか~」
沙織「ゆかりんもなかなかに思考が毒されてるよ!!?」
780: 2016/09/29(木) 01:05:56.99 ID:WXrStfa4o
みほ「まぁ普通に、ふつ~~~~に梓ちゃんと過ごせばいいよ。向こうは何も知らない、ただ皆に隠れて付き合ってるだけって認識なんだから」
優花里「はい西住殿」
みほ「なに?」
優花里「あの、仮にその西住殿の手回しが間に合わなかったとして、見せつけプレイの中で西住殿が抵抗すればいい話じゃないですか?」
みほ「…………無理」
優花里「え?」
みほ「いやいや無理だよ。優季ちゃんはまず相手を自分の時空的なものに引き込んでから色々やるから、始まってからじゃ遅いんだよ」
沙織「単に抵抗できませんってそれ敗北宣言と同じだよ……」
みほ「まぁいつも勝ってるし多少は」
優花里「多少は負けてもいいんですか!?」
781: 2016/09/29(木) 01:07:47.74 ID:WXrStfa4o
沙織「はいはい! じゃあ私が梓ちゃんとのプラン考える!」
みほ「いいねぇ沙織さん」
優花里「武部殿もずっとこの調子……いったい昨日何が起こったというんですか!?」
みほ「まぁまぁ、沙織さんも完全にやる気になってくれたんだし、いいじゃない」
優花里「ううむ……まぁ良いんでしょうか」
沙織「梓ちゃんと休日を過ごすプランでいい?」
みほ「そうだね。じゃあまた土曜まで持ち越しだけど……なにかあるの?」
沙織「うん! >>783」
783: 2016/09/29(木) 01:09:12.23 ID:Z8QS1+qu0
遊園地でデート
785: 2016/09/29(木) 01:11:50.06 ID:WXrStfa4o
沙織「ここはデートの定番、遊園地でしょ!」
みほ「遊園地かぁ……子供の時以来だなぁ」
優花里「私もです」
みほ「あれ、待って。梓ちゃんの持ってる懸賞は……」
沙織「みぽりん、いつもワケの分からないハゲのタクシーなんかに払うより、まっとうなものにお金を使おう」
みほ「次からタクシー呼ぶときは沙織さんの専用席付けてあげる。外に」
787: 2016/09/29(木) 01:15:40.09 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~大洗のどこかの遊園地~
梓「まさか付き合ってたった一週間でこんなところに連れて来てくれるなんて……」テレテレ
みほ「時間は長さよりも中身の濃さだよ。私は梓ちゃんと早くもっと仲良くなりたいな。恋人として」ギュッ
梓「あ、手……」
みほ「こういう繋ぎ方が良いんだって。それじゃあ行こうか!」
梓「はいっ!」
優花里「こちらウルフ02、遊園地に潜入成功」
沙織「いやいやゆかりん、普通にチケット買って正面から入ったじゃん」
優花里「ウルフ03、コードネームで呼ばんか!」
沙織「ええぇぇ……」
優花里「これは一応尾行なのですから、バレないようにお願いしますよ」
沙織「バレないようにって……まぁ梓ちゃんにバレたらきっと顔真っ赤にして逃げちゃうもんね。それに今は2人の時間だし」
788: 2016/09/29(木) 01:19:18.12 ID:WXrStfa4o
みほ「ねぇ、何に乗りたい?」
梓「いっぱいあって目移りしちゃいます……」
みほ「じゃあ近くのから片っ端にってどうかな」
梓「はい! それがいいかと!」
みほ「じゃあまずあのジェットコースターだね!」
梓「う……」
みほ「苦手?」
梓「い、いえ……久しぶりだから、大丈夫かなって」
みほ「私も遊園地自体久しぶりだし、チャレンジだよ!」
みほは……直下
コンマ一桁奇数→ジェットコースターを存分に楽しんだ
コンマ一桁偶数→吐きそうになった
梓は……↓2
コンマ一桁奇数→ジェットコースターを存分に楽しんだ
コンマ一桁偶数→吐きそうになった
ぞろ目→吐いた
789: 2016/09/29(木) 01:19:39.35 ID:9N01eomHo
あ
790: 2016/09/29(木) 01:19:48.85 ID:uBhUDMnE0
いけ!
796: 2016/09/29(木) 01:23:27.61 ID:WXrStfa4o
ゴオオオオオオオオオオオオオ!!
ワー!キャー!
みほ「あはははは!!」
梓「あはははは!!」
みほ「(ジェットコースターって楽しいなぁ! 確か今度アンツィオ高校がCV33ジェットコースターっていうのを作るらしいし行ってみよう!)」
梓「(よかったー! すっごく楽しい!!)」
シュウウウウウ……お疲れ様でしたー!
みほ「なんか、興奮したね!」
梓「はい! 私、こんなに速くなれるんだって!」
沙織「………………」ゲッソリ
優花里「………………」ゲッソリ
797: 2016/09/29(木) 01:26:20.87 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~コーヒーカップ~
みほ「あはははは!!」グルグルグル
梓「あはははは!!」グルグルグル
沙織「あ、もう……」
優花里「ウルフ03!? メディック! メディーック!!」
・・・・・・
~お化け屋敷~
梓「せ、先輩…………」
みほ「大丈夫。私が守るよ」キラッ
梓「…………」トゥンク
沙織「ァ…………ァ……」
優花里「………………」
「ひいいいい!? オバケぇぇぇ!! 本物だー!!」
800: 2016/09/29(木) 01:29:03.55 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~広場~
みほ「はい、クレープお待たせ」
梓「ありがとうございます! ……美味しそう」
みほ「はむっ、美味しいよ!」
梓「あ、あのっ……みほ、さん」
みほ「なぁに?」
梓「これ、みほさんのと中身違いますし……食べたくありませんか?」
みほ「……じゃあ、梓ちゃんもこっちの食べたいでしょ」
梓「……はいっ!」
優花里「なんか、綺麗な光景すぎて当初の目的を忘れそうですね。もうあの2人くっついちゃえばいいんじゃ……あ、くっついてました」
沙織「ゆかりんゆかりん、ゆかりんは元々みぽりんを狙って仲間に入ったんじゃ……」
802: 2016/09/29(木) 01:34:17.60 ID:WXrStfa4o
梓「でもよかったんですか? 遊園地代、全部みほさんの奢りなんて……」
みほ「また猛反対する? そしたらさっきみたいに口を口で塞いじゃうけど」
梓「っ、し、しません! こんなところで、なんて……」カァァ
みほ「残念だなぁ」ニッ
梓「もう、みほさんってば……」
優花里「我々の目的を忘れていませんね? ウルフ03」
沙織「勿論! 尾行しつつ、もし2人に知り合いが近付きそうだったら追い払う! 休日の遊園地だし、知った顔が現れてもおかしくないもんね」
優花里「その通りです! ましてや今は広場……辺りを注意深く観察して…………ッ、見つけました!」
沙織「ええっ、どこどこ!?」
たまたま遊園地に来ていたのは……>>804
そのレスのコンマ一桁奇数→本人だった
そのレスのコンマ一桁偶数→ちょっと似てるけど別人だった
804: 2016/09/29(木) 01:36:04.48 ID:go7y7ue70
あっお久しぶりです...
810: 2016/09/29(木) 01:39:25.64 ID:WXrStfa4o
優花里「あ、あああああれは…………渦中の……というか、元凶の……」
沙織「ええっ、優季ちゃん!? 何故ここに!? 入園したの……!? 自腹でチケットを!? 優季ちゃん!」
「はい?」
優花里・沙織「あ(別人だった……)」
「えっと……」オロオロ
沙織「あ、えー、えっと、写真撮ってもらえますか!?」
「あ、そういう……いいですよ」
沙織「やったねゆかりん! じゃああのオブジェの前に並ぼう!」
優花里「(武部殿のこの機転は流石ですねぇ)」
813: 2016/09/29(木) 01:43:25.72 ID:WXrStfa4o
みほ「(沙織さん達もうまくやってくれてるみたいで、なによりなにより)」
みほ「ねぇ梓ちゃん、私の事好き?」
梓「ぷぇぅっ!?」ベチャ
みほ「ああクリームが! 頬に!」フキフキ
梓「す、すみません……唐突すぎて……………………その、好きですよ」
みほ「どれくらい?」
梓「沢山です!」
みほ「具体的にー」ズイッ
梓「う……具体的って……」
みほ「……じゃあ仮に、私が誰かに攫われちゃったらどうする?」
梓「みほさんが攫われる図があまり浮かばないというか……」
みほ「たとえ話だよ!」
梓「うーん……>>直下」
コンマ一桁奇数→何をしてでも助けにいきます
コンマ一桁偶数→泣きます
814: 2016/09/29(木) 01:43:44.73 ID:jqiSmHnLo
へい
818: 2016/09/29(木) 01:47:40.76 ID:WXrStfa4o
梓「………………多分」
みほ「うん」
梓「なにがなんでも助けに行きます」
みほ「そっか、嬉しいな」
梓「それで」
みほ「ん?」
梓「攫った奴をもう2度とそんなことができないようにして……その行いを後悔させて……」
みほ「ああ、うん。お仕置きは大事だね」
梓「みほさんは私のものなんだって、ソイツに言うんです」
みほ「ああ、うん。言っておくのは大事だね」
梓「それでもみほさんを狙うようなら……」
みほ「ああ、うん。無力化は大事だね」
梓「――って、やだ、みほさんを私のものって……い、今のは違うんですよ! 言葉のあやというか、助けに行くお決まりの決め台詞というか!」アタフタ
みほ「ああ、うん。決め台詞は大事だね」
822: 2016/09/29(木) 01:51:02.41 ID:WXrStfa4o
梓「……でも、私信じてますから」
みほ「何を?」
梓「みほさんはどこにも行かないって。私が置いていかれそうになったら、みほさんはまたあの時みたいに、ロープを持って助けに来てくれるって」ニコッ
みほ「あぁ、うん。ロープは大事だね」
梓「……そろそろ、閉園なんですかね」
みほ「まぁ大体の遊園地って夜やってないし。イルミシーズンなら別だけど」
梓「…………あ、あのっ……私…………まだ……」
みほ「…………梓ちゃん」
梓「はい……?」
みほ「私、まだ帰りたくないなぁ」
梓「……………………私も、です」
826: 2016/09/29(木) 01:53:53.06 ID:WXrStfa4o
・・・・・・
~日曜日・喫茶店『北極海』~
みほ「そこから、学園艦に戻った私と梓ちゃんは典子さんと行ったあのホテルで典子さんと泊まったまったく同じ部屋をとったのでした。まる」
沙織「ちょっと待って、それ私知らない」
みほ「あっ、そういえばあの時2人はいなかったね……典子さんとご飯食べて、それからお持ち帰りしたの」
沙織「なんで教えてくれなかったの!?」
みほ「聞かれなかったから~」
優花里「私は知ってましたよ」
沙織「いいよねゆかりんは!」プンスカ
829: 2016/09/29(木) 01:56:32.33 ID:WXrStfa4o
みほ「にしてもここ、すんごく居心地いいねぇ……頼んだらなんでも出てくるし」
沙織「いやお金払ってるんだからメニューのが出てくるのは当たり前でしょ」
みほ「ふっふっふ、甘いね沙織さん。今優花里さんが食べてる鳥のミルクケーキ並みに甘い!」
沙織「な、なによ」
みほ「すみません、朝ごはん定食ください」
沙織「何言ってるの!?」
みほ「ありますよねー?」
「あるよ」
みほ「ほら」
沙織「ええええぇぇ…………じゃ、じゃあ……納豆、とか…………」
「………………」
沙織「ま、そんなの……」
「あるよ」
832: 2016/09/29(木) 02:00:41.71 ID:WXrStfa4o
沙織「なんでメニューに無いものまで出てくるのここ……プラウダのチェーン店じゃないの……」マゼマゼ
みほ「店長が変わってから何でも出るようになったの。知ってる人は少ないんだけどね」
カランコローン
「いらっしゃい」
「こってりジューシーチゲラーメンあります?」
「あるよ」
みほ「(ん? この声……)」チラッ
休日の朝の喫茶店での遭遇イベント……直下
今まで落とした子(梓ちゃん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
836: 2016/09/29(木) 02:05:08.10 ID:WXrStfa4o
ノンナ「ではそれをひとつ。あと………………まさか、お好み焼きとか……」
「あるよ」
ノンナ「ではそれもひとつ」
みほ「ノンナさん!?」
ノンナ「…………おや」
沙織「おや、じゃないですよ! ここをどこだと思ってるんですか!? 大洗ですよ大洗! あと朝から重すぎ!!」
ノンナ「知っていますよ。カチューシャから、北極海のチェーン店の状況をこの目で見てこいと言われたので」
優花里「珍しいですね。カチューシャ殿ならノンナ殿と一緒に回りそうですが」
ノンナ「偉大なる同志カチューシャは多忙故、今日は再教育を施したニーナと共に執務に追われています」
837: 2016/09/29(木) 02:09:35.07 ID:WXrStfa4o
ノンナ「新しく店長になった方がお客様になんでも出すと噂を聞いて来てみれば……あなた方3人と会うとは……驚きです」
みほ「私達もですよ。ささ、座って」
ノンナ「ではお言葉に甘えて」
沙織「あれ、素直」
ノンナ「私はいつでも素直ですよ」
優花里「西住殿に溶かされてしまいましたからね。心の氷を」ドヤァ
ノンナ「…………すみません、この人の口を塞ぐ道具なんて……ありませんよね」
「あるよ」
ノンナ「ありがとうございます」
優花里「ごめんなさいごめんなさい! 猿轡は勘弁してください!」
838: 2016/09/29(木) 02:12:37.32 ID:WXrStfa4o
みほ「じゃあノンナさん、せっかく会えたことですしぃ……運命に乾杯の口づけとかぁ」
ノンナ「今日はプラウダの使命を帯びて来ていますから」プイッ
みほ「むー……使命って言ってもラーメンとお好み焼き食べるだけじゃないですか」
ノンナ「………………まぁ」
みほ「ん?」
ノンナ「後で、ということなら……」フッ
みほ「えっ」
沙織「聞いた聞いた? みぽりん、驚いた顔してる」
優花里「最近はあのような間の抜けた顔をする機会も減ってましたし、貴重ですね」
みほ「ううううるさいな!!」
840: 2016/09/29(木) 02:17:21.82 ID:WXrStfa4o
優花里「まぁ、ここ数日西住殿は地獄のような思いをしていたわけですから……こうした癒しも必要ですね」
ノンナ「地獄のような日々? ベトナムの川をさかのぼって裏切り者の暗殺に向かったんですか?」
みほ「別にヘリに乗ってサーフィンしになんか言ってませんよ。ただまぁ色々と、落とそうと思っていた女の子に振り回されて」
ノンナ「はぁ…………あなたはまだそんなことを」
みほ「生きがいですから」
ノンナ「呆れますよ。そして侮蔑の目を向けます」
みほ「そんな言わなくてもいいじゃないですか~」
ノンナ「ん、失礼」ピッ
ノンナ「…………申し訳ありません。至急プラウダに帰れとの命令が」
沙織「え、料理は?」
ノンナ「持ち帰りできますか? 帰りに食べたいのですが」
「できるよ」
ノンナ「ありがとうございます。あと…………」チュッ
みほ「ンッ!? ん…………ふふ、したかったんですか?」
ノンナ「そういうわけでは………………待ってますよ」
みほ「ええ、せいぜいまだ純真無垢なカチューシャさんでも写真に撮っていてください」ニヤッ
843: 2016/09/29(木) 02:21:56.10 ID:WXrStfa4o
沙織「の、ノンナさん……大胆だったね」
優花里「氷は溶け、その水が川になるがごとく……」
沙織「感情という流れに身を任せ、時に清流、時に濁流」
優花里「一度流れたら、もう誰にも止めることはできない」
みほ「(なんで2人ともポエムを……)そうだよ、本来こうあるべきなんだよ!!」
みほ「ドロドロなんていらない! 皆仲良く私とキスができればそれでいいはずじゃない!? ねぇ!!」
優花里「西住殿、現実から目をそむけてはいけません」
沙織「さ、次の一手を考えるよ」
みほ「君は知るだろう。本当の悲劇は絶望によって生まれるのではないことを……運命に抗うことで見出される希望。それが私達を、犠牲へと駆り立てた」
853: 2016/09/29(木) 02:40:43.57 ID:WXrStfa4o
結構情勢も変化してきたので改めて今まで落とした子
・依存度1
アリサ、阪口桂利奈、オレンジペコ、カチューシャ、アキ
・依存度2
金春希美(パゾ美)、宇津木優季、澤梓
・依存度3(MAX)
丸山紗希、秋山優花里、小山柚子、ノンナ
もしかして、漏れとか……って、無いですよね……
877: 2016/10/02(日) 21:56:31.52 ID:AsWI3aJ2o
みほ「私達は可能性に賭けた。それは確かに希望だったが、平和への道ではなかった……」
みほ「最初の犠牲者を決めた時、私達もまた、希望と危機を迎えていた」
沙織「みぽりんいつまで自分の世界に入り浸ってるの?」
優花里「あんまりポエムばかり言ってると体が珪素まみれになっちゃいますよ」
みほ「……だよね。痛い成分はダージリンさんが、ポエム成分はミカさんが担当すべきだよね」
優花里「そうですよ~何事も分担が重要です」
878: 2016/10/02(日) 21:57:15.38 ID:AsWI3aJ2o
優花里「それで、どうしますか?」
みほ「え?」
優花里「次ですよ次! 次の行動はどうするんですか?」
沙織「そうだね! 次はどんなトロアヘ顔見る!?」
みほ「う、うん」
優花里「たまには息抜きなどをしてもいいんですよ西住殿。なにも心をすり減らし続ける必要はありません」
沙織「でももっとドロドロ見たいよね~! 昼ドラ的な!」
みほ「うーん、じゃあ>>880」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
880: 2016/10/02(日) 21:59:33.58 ID:M5bLEtISo
2アリサ
882: 2016/10/02(日) 22:03:44.28 ID:AsWI3aJ2o
みほ「そろそろ埃を被っている蔵を開ける時が来たかな」
沙織「というと?」
みほ「アリサさん」
優花里「おお…………アリサ殿を落とした時は私はまだいませんでしたね。どうだったんですか?」
みほ「んーとね、愛情じゃなくて肉欲的な、彼氏ができるまでの練習台的な感じで、商業工口漫画的な関係というかなんというか」
沙織「みぽりんが強引に押し倒した形になったけど、アリサさんもまんざらじゃなかったから『あ、アンタなんか練習台よ練習台!』っていう商業工口漫画だね」
優花里「なるほど。結果的にNTRにならない程度になる商業工口漫画的な関係ですか」
883: 2016/10/02(日) 22:08:34.52 ID:AsWI3aJ2o
みほ「この前腰痛めたときにも結構電話してきてて、最近沢山恋人が出来たからアリサさんのことも恋人だと勘違いしてたけどそういやそういう関係じゃなかったんだ」
優花里「けど向こうはファーストネーム呼びなんですよね?」
みほ「うん。多分私に対して遠慮が無くなったんだと思う」
みほ「というわけで電話してみるね」ピッ
プルルルル、プルルルル、ガチャッ
アリサ『え、みほ?』
みほ「アリサさん、今いいかな?」
アリサ『ええ。でも今――』
ケイ『ドッカーン!』
アリサ『グエエェッ!?』
ケイ『アリサ~かくれんぼ中に電話なんて余裕ね~! って、ミホからじゃない。ミホー久しぶりー!』
884: 2016/10/02(日) 22:11:22.44 ID:AsWI3aJ2o
みほ「お久しぶりです。ケイさん、アリサさんを今日お借りしたいんですけど……」
ケイ『アリサを?』
みほ「その、まぁ」
ケイ『ハッハーン、なるほどね。OK! じゃあすぐ届けるわ!』
アリサ『え、隊長?』
ケイ『ナオミー!』
ナオミ『なにー?』
ケイ『ちょっと大洗までハリアー飛ばすわよ!』
ナオミ『本物の戦闘機なんてもう1年も扱っていないじゃない。操縦できるの?』
ケイ『もしぶっ壊したら経費から落としといて。さぁ行くわよアリサ!』
アリサ『ちょ、ま、今日見たいテレビが……隊長ーー!!』
みほ「アリサさんこっちに来てくれるって!」
沙織・優花里「へ、へぇー……」
885: 2016/10/02(日) 22:15:06.23 ID:AsWI3aJ2o
優花里「というか、ハリアー操縦できるんですね……ナオミ殿がスーパーギャラクシーを操縦してる時点であそこの生徒はおかしいと思っていましたが」
みほ「サンダースには空軍用機の必修科目でもあるのかな」
沙織「にしてもサンダースって陽気でオープンな感じだよね」
優花里「何をいまさら」
沙織「そんな人達がさ、オーイエーみたいなじゃなくて、凌辱されてるのを考えるとね……」
優花里「本当にどうしてしまったんですか武部殿……」
みほ「とりあえずハリアーが着陸できそうなところは……」
優花里「学園の駐車場辺りはどうでしょうか」
みほ「じゃあ行こうか。何時間くらいで着くのかな」
優花里「さぁ……1時間か2時間では?」
886: 2016/10/02(日) 22:17:43.15 ID:AsWI3aJ2o
・・・・・・
~昼前・学園駐車場~
みほ「今日は休みだから車も全然無いね。これなら着陸できるかも!」
優花里「無線でケイ殿に駐車場に着陸するよう言っておきました。あと数分で着くそうです!」
沙織「というか、アレじゃない?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
みほ「あっつ! 退避ー! 退避ー!!」
沙織「燃える燃える!! 髪が燃える!」
優花里「あ、なんか赤い車が……見なかったことにしましょう」
887: 2016/10/02(日) 22:22:19.35 ID:AsWI3aJ2o
ケイ「おまたせ!」
アリサ「うえ……」ヨロヨロ
みほ「ケイさん、ありがとうございます!」
ケイ「いいのよ! あっ、お土産忘れてた……」
みほ「いいんですよ。むしろこちらがお礼を――」
ケイ「ああ大丈夫! 久々に操縦できたし楽しかったから!」
みほ「アリサさんの帰りはどうします?」
ケイ「流石にまた帰って戻ってくるのは面倒だから、しばらく学園艦で時間をつぶさせてもらうわ」
みほ「じゃあ沙織さんと優花里さんを案内役に」
ケイ「2人はミホとアリサのこと知ってるの?」
みほ「応援してくれてます」ニコッ
ケイ「そっか! じゃあサオリ、オッドボール! 案内よろしく!」
沙織「いいの?」
みほ「うん。今はアリサさんと2人で、ね」
888: 2016/10/02(日) 22:25:00.21 ID:AsWI3aJ2o
みほ「というわけで、行きましょうアリサさん」ギュッ
アリサ「か、勝手に手なんか握らないでよ!」
みほ「ええぇ……付き合ってるのに?」
アリサ「付き合ってない! アンタが勝手に……」
みほ「ちぇっ、しばらく会ってないからなぁなぁでそういうことにしようと思ったんですけど」
アリサ「無駄よ。私はタカシ一筋なんだから」
みほ「じゃあ前回私と会ったときからその人と話した回数は?」
アリサ「…………………………にかぃ……」
みほ「………………」
アリサ「なによ!! 悪い!?」
みほ「じゃあせっかくこっちに来たんですし、恋人らしいことして過ごしましょうか。>>890とかして」
891: 2016/10/02(日) 22:34:01.06 ID:AsWI3aJ2o
みほ「恋人と言えば、景色ですよ」
アリサ「どういうこと? というか恋人じゃないし」
みほ「まぁまぁ練習ですよ練習。ここでノウハウを掴んでれば本番でリードできますよ」
アリサ「そういう自分はさもリードできますって言い方ね……」
みほ「ええ」ドヤ
アリサ「……まぁいいわ。じゃあその景色のいいところとやらに連れて行って」
みほ「じゃあ途中で美味しいものでも食べて……お昼まだですよね?」
アリサ「ええ。その辺も任せるわ」
みほ「じゃあ早速行きましょう」
892: 2016/10/02(日) 22:38:37.77 ID:AsWI3aJ2o
みほ「このお店なんてどうでしょうか! 美味しいトンカツ屋さんですよ」
アリサ「トンカツねぇ……最近食べてなかったし、いいわね」
いらっしゃいませー!
アリサ「元気のいい店員ね……」
みほ「すみませーん、タルタルと粒マスタードのロースかつ定食ください」
アリサ「あっ、私はええっと……このネギ味噌ロースかつ定食を」
893: 2016/10/02(日) 22:44:39.84 ID:AsWI3aJ2o
お待たせしましたー!
みほ「来た来た。それじゃあいただきます!」
アリサ「いただきます」
みほ「(厚いカツだなぁ。上に乗ってるタルタルマスタードも相まって、まるで辞書だ。カツ辞書、活字書……ふふ)」
みほ「(見た目からして重戦車の装甲のような頼もしさから、香る油のにおい。これぞカツだ)」
みほ「(ッ、美味しい…………タルタルの甘さにマスタードの控えめなピリッと効いた辛みが後をひく……)」モグモグ
みほ「(いいぞぉ……一見反する属性のものがマッチング。相性の悪い2人がコンビを組んで最終的に仲良しになるような、そういったストーリー性がこのカツにはある)」
みほ「(それでいて存在感を失わないこのロース肉だ。肉肉しい触感とジュワッと広がる旨み。タルタルとマスタードと肉、三国志だ)」
みほ「(今日のカツ腹にピッタリだ。これは今日はアリサさんに勝ちそうだぞぉ)」
アリサ「うわっ、これすごくおいしいわね!」
894: 2016/10/02(日) 22:46:32.65 ID:AsWI3aJ2o
みほ「そっちのも美味しそうですね……」
アリサ「そういうみほのもね」
みほ「………………よし、はい!」
アリサ「え?」
みほ「一切れずつ交換しましょう! はい、アーン」
アリサ「ええええぇぇ!? あ、あーんって……」
みほ「恋人ができたらこれくらい普通ですよ?」
アリサ「むむむ……そうよね。これくらい…………あーん…………むぐむぐ。こっちもすばら」
みほ「あーん」
アリサ「……私もやるのね」
みほ「あーーーーん」
アリサ「はいはい! ほら」
みほ「うん、おいしい!」
895: 2016/10/02(日) 22:49:15.41 ID:AsWI3aJ2o
・・・・・・
~その辺の道~
みほ「美味しかったですねぇ……」
アリサ「ええ。でもサンダースならあの値段で多分3倍の量は出てたわよ」
みほ「それはちょっと……胃もたれしそう……」
アリサ「おかげで体系の維持は大変よ」
みほ「言うほど太ってないですよ?」フニ
アリサ「ひゃあああああああああぁぁぁっ!!?」
みほ「ほら、太ってるなんてそんなそんな」
アリサ「ひ、人の脇腹を急につつくんじゃないわよ!!」
みほ「へへへへへへへへへ、恋人だったらボディタッチも日常茶飯事ですよぉ」
みほ「想像してみてください。タカシとやらにされるのを」
アリサ「………………まぁ悪くないわね」
みほ「でしょう?」
898: 2016/10/02(日) 22:53:59.03 ID:AsWI3aJ2o
みほ「(ここまでで学校の誰にも会ってない。休日だからかもしれないけど、まぁもしバッタリ遭遇しても大丈夫なんだよねぇ)」
みほ「(なんてったって恋人じゃないんだから。もし会ってマズい人が居ても『案内してた~』で済むしアリサさんもそういう関係じゃないって言ってくれるし)」ヒヒヒ
アリサ「なに笑ってんのよ」
みほ「アリサさんと一緒に歩くの楽しいなって」
アリサ「そ、ありがと」
みほ「ドライですねぇ……」
アリサ「アンタには何を言われても動じないことにしたから」
みほ「でもこの前電話を何回も――」
アリサ「あれはたまたまよ!」
みほ「たまたまで何回もしますかね……それにいつ会えるのだの声が聞きたかっただの」
アリサ「あーれーは! あれよ! あれ!! 早く会ってとっとと秘訣を教えてほしくて! 声が聞きたいっていうのは、あれよ! 声の出し方で媚びるっていうのもあるじゃない!?」
みほ「どういう理屈ですか……」
アリサ「いいからとっとと絶景に連れて行きなさい!!」
899: 2016/10/02(日) 22:57:18.36 ID:AsWI3aJ2o
・・・・・・
~展望デッキ(露天風呂)~
アリサ「なにこれ……」
みほ「ウチの隠れた名所です」
アリサ「展望デッキにはウチにもあるからこの景色は見慣れてるけど、風呂って」
みほ「凄いですよね。私も学園艦内を探検して見つけたところですし。というわけで」ヌギッ
アリサ「なに脱いでるの!?」
みほ「入るんですよ。ここを使う人なんてほとんどいないから周りには誰もいませんし」
アリサ「私は入らないわよ。替えの下着とか無いし」
みほ「それはお忘れなく。手ぶらで来られるようにタオル類はありますし下着も上下全サイズあります。デザインは簡素ですけど」
アリサ「なんであるの!?」
みほ「しかも持ち帰っていいんですよ。無くなったら補充されるみたいですから」
アリサ「ちょっと太っ腹過ぎない!?」
みほ「というわけで入りましょうよ~」
アリサ「ちょちょちょ、自分で脱ぐわよ!」
900: 2016/10/02(日) 23:00:19.81 ID:AsWI3aJ2o
チャプン……
みほ「あ゛ぁ゛~」
アリサ「はふ……ぅ」
みほ「どうですか?」
アリサ「悪くないわね……」
みほ「………………………………」ジロジロ
アリサ「……なによ」
みほ「いえいえ。やっぱアリサさんの体は私の見立て通り少し幼めというか、むしろ理想というか」
アリサ「ぶっ飛ばすわよ!!」
みほ「褒めてるんですよ!! こう、若干幼児体系気味なところとか。胸がもう少しぺったんこだったらもっとよかったですよ。あ、別に幼女が好きなんじゃなくて、スレンダーな体系が好みというだけで。あ、でも幼女特有のプニった手足とかイカ腹とかたまらない――」
アリサ「ここで息の根を止める!」
みほ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
バシャバシャ
901: 2016/10/02(日) 23:02:43.05 ID:AsWI3aJ2o
アリサ「凶器も必要無いわ……へっへへ、誰がアンタなんか! アンタなんかこわくないわ!」
みほ「(よし、この混乱に乗じてアリサさんの体に巻いてあるタオルをキャストオフ!!)」バッ
アリサ「へ?」
みほ「フッ」
アリサ「野郎ぶっ頃してやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
みほ「おっと」モニュッ
アリサ「ひいあああぁぁぁ!!!?」
みほ「へっへっへ、隙だらけですよ」
アリサ「と、とめてとめて!!」
みほ「え~仮に私がアリサさんの恋人だったとして、この状況で止めるわけないじゃないですか」
904: 2016/10/02(日) 23:07:30.88 ID:AsWI3aJ2o
みほ「じゃあそろそろメインディッシュを」ジュルリ
アリサ「か、カツはさっき食べたでしょ!」
みほ「ここでボケるなんて恥ずかしがり屋さんですね~」
アリサ「っ、最初からそれが目的ね! まぁ知ってたけど……」
みほ「知ってたんですか?」
アリサ「アンタが私にしたことを思えばね……」
みほ「じゃあ話は早いですねっと!」
アリサ「ま、待って!」
みほ「……?」
アリサ「………………その、最初アンタが迫ってきたときは、色々されて、私も前後不覚になってたわ。だけど、よく考えたらやっぱり、いけないと思うのよ」
みほ「私は忘れませんよ。声が聞きたかった。いつ会えるの? って」
アリサ「それはだから、気の迷いよ!」
みほ「(本能と理性ってやつかな……理性の部分でやっぱり私を拒否してる)」
905: 2016/10/02(日) 23:09:58.90 ID:AsWI3aJ2o
みほ「(まぁここは口先でどうとでも言えるんだけど……アリサさんを本能のままに貪るか、いい顔を見せてあげるかってところだね)」
アリサ「それでね、確かにみほのキスはその、すごくよかったわけよ……でも…………」
みほ「アリサさん」
アリサ「?」
みほ「>>直下」
1.四の五の言わず流れに任せちゃえばいいんですよ
2.分かりました。アリサさんの恋が成就するように私も協力します
906: 2016/10/02(日) 23:10:17.54 ID:edPkpmkZo
2
908: 2016/10/02(日) 23:14:35.39 ID:AsWI3aJ2o
みほ「分かりました」
アリサ「えっ?」
みほ「叶わないものだとは知っていましたから……」
アリサ「いや、そう言われると申し訳ないんだけど……」
みほ「いえいえ! 私、アリサさんの恋が成就するように全面的に協力しますよ!」
アリサ「協力……?」
みほ「はいっ! 元々そういうことで私達の関係は始まった。だから私をいつでも練習台にしてください。それで、タカシさんを落としてあげてください」
アリサ「でも、いいの……?」
みほ「アリサさんの幸せは、私の幸せですから。むしろ、この前と今日で、思い出にします。最初は無理やり迫ってしまって、ごめんなさい」
アリサ「っ……で、でもっ」
アリサ「………………私、嫌じゃ、無いから…………」
911: 2016/10/02(日) 23:19:02.17 ID:AsWI3aJ2o
みほ「ありがとうございます。大好きなアリサさんにそう言われただけでも、私は幸せです」
アリサ「…………」
みほ「……後ろめたいとか、思ってます?」
アリサ「…………多少はね。形はどうあれ、アンタは私を好きだと言ってくれた。これで私がアンタを嫌いだったなら、もっと話は簡単だったのに……こんなに嬉しいんだもん」
みほ「そう言ってくれるだけでもいいんですよ。告白成功したら教えてくださいね。私、お赤飯炊きます!」
アリサ「プッ、ふふふ……なによそれ」
みほ「……だから、今だけ、いいですか?」
アリサ「仕方ないわね。これも練習よ」
みほ「じゃあ……」チュッ
アリサ「ん………………」
みほ「……」スッ
アリサ「これだけ?」
みほ「不満ですか?」
アリサ「い、いや……その」
みほ「これが告白に成功したときにするキスです。そして次のこれが……」チュ
アリサ「ンッ、んっ……うん……っ!」
みほ「恋人になって、好き好きを伝えるキスですよ」
912: 2016/10/02(日) 23:22:14.76 ID:AsWI3aJ2o
アリサ「(最初は無理やりだった……でも、その無理やりのキスを思い出す度に、そのキスがしばらく頭を離れなかった……)」
アリサ「(でも私は、みほのことを好きなんじゃない……私が好きなのは………………)」
アリサ「(なのに、なんでこんなことしてるんだろう、私……)」
アリサ「(練習? 違う……もっと、なにか…………でも、私達は恋人じゃない)」
アリサ「(………………まぁいいわ。みほのキス、これを覚えて…………覚えて……)」
みほ「………………」
アリサ「プハッ……」
みほ「…………のぼせちゃいますね。出ましょうか」
アリサ「ええ……みほ」
みほ「なんですか?」
アリサ「…………その、ありがとう」
みほ「私こそ」ニコッ
みほ「(ヒッヒッヒッヒ…………)」ニタァ
913: 2016/10/02(日) 23:23:33.79 ID:AsWI3aJ2o
・・・・・・
~夕方・駐車場~
ケイ「じゃあねー!!」
アリサ「じゃあ、ね」
みほ「また!」
沙織「今度は私にもサンダース案内してくださいねー!」
ゴオオオオオオオオオオオオオ!!
優花里「行っちゃいましたね。西住殿、首尾はどうでした?」
みほ「バッチリ」
914: 2016/10/02(日) 23:25:58.69 ID:AsWI3aJ2o
みほ「かくかくしかじか」
沙織「ええっ!? なにそのいい話!! そこは『もうそんな思いなんて忘れて私に溺れようぜ』じゃないの!?」
優花里「確かに西住殿らしからぬ……身を引くんですか?」
みほ「うん。引くよ」
沙織「みぽりん、どうしちゃったの!!」
みほ「まぁまぁ沙織さん。さっきも言ったでしょ。これは商業工口漫画的な関係だって」
沙織「……?」
みほ「ひひひひひひひひひひ」
優花里「あっ」
アリサの依存度が1→2になりました
915: 2016/10/02(日) 23:28:16.21 ID:AsWI3aJ2o
みほ「2人はどうだった?」
優花里「ケイ殿にここを色々案内してましたよ。戦車のガレージとか」
沙織「2人とも急によく分からない映画ネタで盛り上がるからついていけなかったよ~」
優花里「こういうこともあるから映画は見ておくに限るんですよ!」
沙織「いやいやいや絶対ゆかりんとケイさんにしか通じないから!」
みほ「あはは……ん? 誰かこっちに来る……?」
駐車場の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(アリサ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
916: 2016/10/02(日) 23:28:49.30 ID:Ab1JRhtr0
ペコ
918: 2016/10/02(日) 23:33:16.48 ID:AsWI3aJ2o
「あれ、確かに飛行機あったのにー」
「えー嘘だったのー?」
沙織「小さい子だ。見に来たのにもう行っちゃったもんね……」
みほ「………………」ハァハァ
優花里「西住殿、流石にあれに手を出したらブタ箱行きですよ」
みほ「大丈夫…………お話しするだけ……あの右の子、ちょっとペコさんに似てるかも……」
沙織「私があの子達にもう居ないって言っておくから!! ゆかりんカバー!」
優花里「はい! さぁ西住殿、ここを通りたければ私にカバディで勝ってからです!」
みほ「カバディカバディカバディカバディカバディカバディ」
920: 2016/10/02(日) 23:37:26.88 ID:AsWI3aJ2o
・・・・・・
~翌日・通学路~
みほ「それでね、あの時の典子さんはまるで犬みたいによだれ垂らして私の指を舐めてきてね」
沙織「へっへっへ、まさにメス犬って? はははは!」
優花里「おはようございます。何の話を?」
みほ「この前典子さんをホテルに連れて行ったときの話」
優花里「通学路でする話じゃないですよ!!」
みほ「大丈夫。誰か近くに居たら声を小さくするから」
優花里「そういうことじゃないんです! ああもうどうして私が常識人枠なんですかー!!」
沙織「私も常識人だよ?」
優花里「もうすっかり狂人ですよ!!」
921: 2016/10/02(日) 23:40:54.45 ID:AsWI3aJ2o
沙織「じゃあゆかりんも来たことだし、次の行動を決めようか」
みほ「それじゃあ優花里さんよろしく」
優花里「ええええっ!?」
みほ「なんか昨日のアリサさんのでここ数日荒んでた心が浄化された気分なんだ。というわけで次は優花里さんが決めて!」
優花里「あの西住殿、私一応西住殿に落とされた内の1人なんですが……」
みほ「それで?」
優花里「色々付き合ってはいますが、西住殿を思う気持ちは変わらないわけで」
みほ「それで?」
優花里「そんな私に選ばせるのって今更ながら拷問なのではないかと思いまして」
みほ「それで?」
優花里「あ、もういいです。じゃあ>>923で」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
923: 2016/10/02(日) 23:42:59.25 ID:p+af6MLro
2 ゆかりん!
927: 2016/10/02(日) 23:49:27.29 ID:AsWI3aJ2o
優花里「ここは心機一転、新しい子を」
みほ「うん、それがいいかもね。流石優花里さん、私の事を思ってるね!」
優花里「そりゃあもう! って違います!」
みほ「可愛い子にこんなに思われて私は幸せだよ~」
優花里「なんか胡散臭すぎて信用できないんですけど……」
みほ「好きな人を信用できないの!?」
沙織「はいはい漫才はそのへんで。それで、新しく落とすのはどうするの?」
みほ「うん、じゃあせっかく優花里さんが決めてくれたんだから、>>直下かな」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
928: 2016/10/02(日) 23:49:44.18 ID:7VRCQOgU0
杏
933: 2016/10/02(日) 23:53:06.23 ID:AsWI3aJ2o
非常に申し訳ない謎の同じ安価連チャンしていました
安価下で学内の子を落とすことにします
こちらの落ち度ですので、このスレの終わりに会長のなにかしらのワンシーンを入れます
学内で落とす子 >>936
安価下で学内の子を落とすことにします
こちらの落ち度ですので、このスレの終わりに会長のなにかしらのワンシーンを入れます
学内で落とす子 >>936
936: 2016/10/02(日) 23:54:47.27 ID:r3m6d8Em0
生徒会の副会長っぽい見た目の人
944: 2016/10/03(月) 00:01:23.36 ID:4JxqyjXjo
みほ「あの、生徒会の、あの、なんか、第1話で、絶対この人参謀だろうな~副会長なんだろうな~って思った、あの片眼鏡の、あの」
沙織「あっ」
優花里「……」
みほ「絶対頭いいクールな冷徹キャラなんだろうな~って思って、絶対片眼鏡越しに標的も打ち抜くんだろうな~って、絶対優秀なんだろうな~って思ってたあの人」
みほ「蓋を開けてみれば作戦と砲撃がひっでぇ出来だったあの人」
沙織「みぽりん、もういいよ……」
みほ「いや私はあの人好きだよ?」
みほ「あの人ね、からかうと面白いしなんだかんだ乙女だし愛嬌あるしで、私にした非礼の数々からしてもお釣りがくるくらいだよ」
優花里「ほ、ホントですよね?」
みほ「本当だよ!!!!!」
947: 2016/10/03(月) 00:05:03.70 ID:4JxqyjXjo
みほ「なんかね、よしよししたくなるんだよ」
優花里「……にしても不思議です」
みほ「なにが?」
優花里「西住殿はこれまで私を除けば口リか豊乳の人しか選ばない両極端な性的嗜好だったはずですが……河島殿はどっちともつかず普通な気が……」
沙織「ふっふっふ、甘いねゆかりん」
優花里「なにがですか?」
沙織「桃ちゃん先輩はねぇ、けっこういいモノ持ってるんだよ!!」
優花里「そうでしたっけ?」
沙織「見よこの水着!」
優花里「んなっ!? ああこんなでした! この痴女みたいな水着でした!!」
沙織「これみるとかなーり隠れ巨Oだったというか、結構いいよね」
優花里「なるほど……この秋山優花里、まだまだ精進が足りませんでした!」
949: 2016/10/03(月) 00:09:36.30 ID:4JxqyjXjo
優花里「つまり口リコンおっOい星人の西住殿のストライクゾーンにはバッチリ入っていたと!」
沙織「そういうこと!」
みほ「そろそろ学校に着くよ」
沙織「人間って不思議だよね~ほぼ正反対のものを同時に持ち合わせることができるんだから」
優花里「ですね。ペッタンコイカ腹な幼女を愛でるときもあれば大きな胸に埋もれたい……そんな矛盾を孕みながら生きる西住殿はまさに人間の象徴といいますか」
沙織「だって小山先輩とかノンナさんとかに甘えるんだもんね!!」
みほ「沙織いいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
優花里「リアル幼女にも反応しちゃう時点で異常なのに欲張りですよねぇ」
みほ「黙れええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「ひっ!?」
「な、なに?」
950: 2016/10/03(月) 00:11:05.82 ID:4JxqyjXjo
・・・・・・
~教室~
沙織「おっはよ!」
みほ「おはよう……」
華「おはようございます。あら? みほさん疲れてます?」
みほ「ああうん、朝から大声出してね……」
華「ああ、だからさっき教室の窓がビリビリ揺れていたんですね」
952: 2016/10/03(月) 00:12:32.13 ID:4JxqyjXjo
・・・・・・
~休み時間~
ピンポンパンポーン
『普通2年西住みほ。普通2年西住みほ。ただちに生徒会室へ出頭するように』
みほ「?」
華「あら?」
沙織「なんでみぽりん呼ばれてるんだろ」
みほ「さぁ…………でも」
沙織「でも?」
みほ「運命って神様は私の味方みたい」ニヤッ
954: 2016/10/03(月) 00:14:47.42 ID:4JxqyjXjo
・・・・・・
~生徒会室~
杏「やぁやぁ西住ちゃん」
みほ「会長、どうしたんですか?」
桃「いや、どうしたということではないんだが……」
柚子「あのね、み……西住さんのことで、生徒会に手紙が届いていたの」
みほ「手紙? どういう?」
杏「ああまぁ……」
桃「ゴホン、>>957という内容で来たんだが……」
957: 2016/10/03(月) 00:20:47.42 ID:ggZJh2bGO
信じてたのに…
オレンジペコ
オレンジペコ
959: 2016/10/03(月) 00:25:05.02 ID:4JxqyjXjo
【みほさん…………信じてたのに……………… byオレンジペコ】
みほ「………………………………???????????」
みほ「!?!????!??!??????」
桃「その反応だと、心当たりは無いようだな」
みほ「え、ええ……というか、何故あの人から私に?」
杏「なにかやらかしたとかー?」
柚子「でも、西住さんはそんな恨みを買うようなことをする人じゃないよね!」
みほ「(売るほど買ってます……)」
960: 2016/10/03(月) 00:28:45.40 ID:4JxqyjXjo
みほ「(何故急にそんな手紙を……しかも生徒会に…………? ペコさんの真意が分からない……)」
みほ「(いくらあのグ口リアーナ育ちだからって、ペコさんがこんな陰湿で下手したら他人を巻き込みかねない血文字の手紙は送ってこない……)」
みほ「(あのグ口リアーナだからって、ペコさんにはなにか考えがあるはず……)」
杏「まぁそう難しい顔するこたないって! もしかしたら名前を騙ったまったくの別人からのいたずらかもしれないしね!」
みほ「(いや、いたずらではない……いたずらなら、『みほさん』なんて書けない)」
みほ「(やはり本人……)」
柚子「ほらほら、元気出して! ごめんね? あの子いい人だったのに、こんな……」
柚子「みほの恋人だからって、もし私のみほを傷つけるようなら……」ボソッ
みほ「えっ?」
柚子「ううん!」
961: 2016/10/03(月) 00:30:52.74 ID:4JxqyjXjo
桃「時間を取らせてすまなかったな。戻っていいぞ」
みほ「はい……あ」
柚子「どうしたの?」
みほ「(そうだ、小山先輩なら河島先輩を落とす手伝いをしてくれるかも)」
みほ「(仲良くなりたいって言えば一発だもんね)」
みほ「(小山先輩は真面目だから、理由考えておかなきゃなー)」
柚子ちゃんに手伝いを……>>963
1.お願いする
2.やめとく
963: 2016/10/03(月) 00:34:21.06 ID:FF7Dz1cdo
1
964: 2016/10/03(月) 00:36:20.98 ID:4JxqyjXjo
みほ「(よし)」
みほ「小山先輩、ちょっといいですか?」
柚子「え? うんいいけど」
みほ「じゃあちょっと……」
柚子「うん。すみません少し」
桃「分かった」
杏「ういー」
965: 2016/10/03(月) 00:38:00.86 ID:4JxqyjXjo
柚子「どうかしたの?」
みほ「……えへへ」ボスッ
柚子「きゃっ、もう……甘えたさんね」ナデナデ
みほ「(ああ……包まれる………………やっぱ日常に癒しは必要なんだ……)」
みほ「(って、いけない)」
みほ「あのね、お姉ちゃん」
柚子「なぁに?」
みほ「……手伝ってほしいことがあるんだけど」
柚子「いいよ」
みほ「いいの?」
柚子「うん。みほのしたいことは手伝うよ」
みほ「本当!? なら――」
966: 2016/10/03(月) 00:41:05.58 ID:4JxqyjXjo
柚子「桃ちゃんと仲良くなりたいんだ」
みほ「うん」
柚子「仲良くなるのはいいことだね!」
みほ「ありがとうお姉ちゃん!」
柚子「でも何で今?」
みほ「え、あー……一応隊長と副隊長だし。一応。一応」
みほ「でもそれじゃあダメかなって」
柚子「そうなんだ。ひとつ、聞いていい?」
みほ「なに?」
柚子「みほは桃ちゃんと友達として仲良くなりたいの? それとももっと深く?」
みほ「っ………………深くじゃ、だめ、かな……」
柚子「ううん、いいと思う」
みほ「でも、ペコさんいるし……(実を言うともっといるし)」
柚子「私はみほがしたいことを手伝うだけ。それにみほは欲張りさんだって、なんとなくそう感じるから」
みほ「女神や……」
968: 2016/10/03(月) 00:49:32.86 ID:4JxqyjXjo
みほ「お姉ちゃん…………!!」
柚子「任せて。私はみほのお姉ちゃんだから!」
みほ「(沙織さんの声で『お姉ちゃんにおまかせ!』って聞こえたような……)」
みほ「(まぁいいや)」
柚子「じゃあどうする? 桃ちゃんを1人にすることは簡単にできるけど」
みほ「どうしましょう……(ん? そういえばこれってやり方次第でカチューシャさんの予行演習になるかな)」
みほ「(でも河島先輩もオンリーワンだし)」
みほ「河島先輩は簡単に心を開いてくれるかな」
柚子「うーん……どうだろう。みほのことを信頼はしてるみたいだけどそういう目では……」
みほ「じゃあじっくり攻めるね」
柚子「じっくり?」
みほ「うん。>>970して仲良くなろうと思う」
970: 2016/10/03(月) 00:53:52.39 ID:wLpZPQY/o
柚子お姉ちゃんとの仲の良さをこっそり徹底的に見せつけて
972: 2016/10/03(月) 00:57:54.28 ID:4JxqyjXjo
みほ「ここはお姉ちゃんと私で仲がいいところを沢山見せつけて、まず私を見てもらうの」
柚子「ふんふん」
みほ「それでね、気になって罠に近付いてきたところを私とお姉ちゃんで挟み込んでハンバーガー」
柚子「それでいいの?」
みほ「うん。あの人、押しに弱いよね?」
柚子「相当」
みほ「なら大丈夫だよ。絶対上手くいく」
柚子「ならみほの言う通りにするね」
みほ「お願い」
973: 2016/10/03(月) 01:00:20.34 ID:4JxqyjXjo
・・・・・・
柚子「戻りました~」
みほ「では先輩をお借りしました」
みほ「(ここはまず退散。そして……ひひ)」
杏「もう休み時間終わっちゃうから早く戻りなねー」
みほ「はい」パッ
柚子「じゃあね」
桃「…………ん?(今2人は手をつないでいたような……見間違いじゃないよな?)」
杏「…………うん。それじゃまた練習でね」
975: 2016/10/03(月) 01:03:38.68 ID:4JxqyjXjo
みほ「(まず河島先輩に私達がいつもと違うと意識させる。会長に見られてもまぁ、問題は無いでしょ)」
みほ「では」ガチャッ、バタン
桃「会長、とりあえず書類は片付きました」
杏「そっか。じゃあちょっとジュース買ってくるわ」
桃「私も……」
杏「いいよいいよ。何か飲みたいのある?」
桃「では、サイダーを」
杏「あいよ」ガチャッ、バタン
976: 2016/10/03(月) 01:07:44.71 ID:4JxqyjXjo
桃「ふぅ……さて、お茶菓子でも出して……ん? あ! また私の名簿が『河島』になってる! 私の苗字は『河嶋』だというに!!」
桃「先生にはちゃんと言っておかねば……」
・・・・・・
~廊下~
スタスタスタ……
杏「(小山の西住ちゃんへの態度。それに戻ってきたときの2人の繋いだ手……)」
杏「(西住ちゃんの河嶋への視線、距離、表情……瞳孔の開き具合、皮膚の温度、筋肉の動き……示し合わせたような2人)」
杏「(それにグ口リアーナの子から送られてきた変な手紙)」
杏「……」ピッ
杏「あ、もしもしダージリン?」
991: 2016/10/03(月) 01:45:11.52 ID:4JxqyjXjo
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【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロすぎない?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475426675/
こっちは埋めてくださいな
992: 2016/10/03(月) 01:46:21.76 ID:wLpZPQY/o
うめ
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