・・・・・・
~夜~
みほ「(アッサムさんはあの後すぐに帰っちゃった……結構夜遅いけど便あったっけ? それとも別の手段かな?)」
みほ「まぁいいや。木曜洋画劇場(録画)見て寝よう」カチャカチャ
みほ「今日はノックオフにしようかな」
アッサムの依存度が1→2になりました
ちなみにアッサムの依存度が高ければとある人を落とすときに非常に有利になります
522: 2016/11/15(火) 21:57:59.31 ID:zdqNw/2no
みほ「おおおおお!!」
みほ「全身の毛穴で受け止める!!」
ピンポーン
みほ「…………」
みほ「最近夜にも来る人多くて嫌になってくる……」スタスタ
みほ「はーい」ガチャ
夜の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(セイロンさん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
523: 2016/11/15(火) 21:59:10.08 ID:Hx31lF33o
ペコ
524: 2016/11/15(火) 22:02:48.21 ID:zdqNw/2no
「あっ、西住みほ! 本物だ本物だ!」
「やっぱこの住所じゃん! はは本当にJKだ」
「あ、僕らファンでーす! ぬへへ」
みほ「………………」
「ねぇねぇサインしてよ」
「あれ言ってあれ! 〇〇作戦です~って」
「家上がっていい?」
みほ「ヴァンダボー!!」ドカバキボコ
みほ「すいません警察ですか? 今家に男の人達が襲撃してきて……はい。多分変態だと思うんですけど」
みほ「さて、続き見ようっと」バタン
525: 2016/11/15(火) 22:06:45.70 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
~数日後・冬休み・クリスマスイブ~
みほ「ついにこの日が……」
みほ「クリスマスはいつも家にいたから、友達と過ごすのは初めてだなぁ」
みほ「学園艦が大洗に寄港してあんこうチームの皆は帰省しちゃったし、沙織さんと優花里さんのサポートは受けられないけど、今日は優季ちゃんと過ごすだけだしいらないよね……?」
みほ「優季ちゃんとは夜に>>527で待ち合わせだったかな」
527: 2016/11/15(火) 22:10:31.45 ID:BMx9Q6VI0
駅前(カップル多め)
529: 2016/11/15(火) 22:14:03.56 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
~夜・大洗駅前~
みほ「優季ちゃーん!」フリフリ
優季「……どうも~」
みほ「今日はお誘い受けてくれてありがとうね!」
優季「いえ。大丈夫です」
みほ「(壁を感じる)」
530: 2016/11/15(火) 22:16:06.12 ID:zdqNw/2no
優季「ホント、なんで梓ちゃん誘わなかったんですか~?」
みほ「梓ちゃんとはまた別の機会にってことにしたから」
優季「ふーん」
みほ「あっ、あんこうチームのパネルある。優季ちゃん穴から顔出してよ、撮るから」
優季「結構です」
みほ「そ、そう?」
「ねぇ、この後どこ行く?」
「いいとこ予約してあるんだ」
「見て、イルミネーション綺麗よ!」
「間違ってクリスマスパーティーに呼ばれてね……このザマだ」
みほ「……周り、カップル多いね」
優季「そりゃそうでしょうね~」
531: 2016/11/15(火) 22:20:48.62 ID:zdqNw/2no
優季「こんなところに女子2人でいたら、誰かにナンパされちゃうかも~」
みほ「ええーされないって。あ、優季ちゃんは可愛いからされちゃうかもね」
優季「はいはいありがとうございます」
みほ「自分から振ったくせに」
優季「言ってみただけですよ」
みほ「まぁいいや! ご飯食べに行こう!」
優季「どこに行きます?」
みほ「>>直下とかどうかなって思うんだけど、どうかな」
532: 2016/11/15(火) 22:21:53.04 ID:BsLKBu1I0
大人なバー
533: 2016/11/15(火) 22:25:47.69 ID:zdqNw/2no
みほ「St.George's Tavernっていうバーなんだけど……結構大人な感じらしいよ」
優季「バーですかぁ? ご飯食べに行くんじゃ……というか私達未成年ですよ?」
みほ「ふっふっふ、そこは安心して」
優季「……? まぁ隊長が行きたいなら」
みほ「あっ」
優季「?」
みほ「その隊長っていうの、今日はやめてほしいかな……せっかくクリスマスに一緒なんだし」
優季「……分かりました。なんて呼べばいいですか?」
みほ「名前で」
優季「みほさん?」
みほ「うんうん」コクコク
534: 2016/11/15(火) 22:30:22.83 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
~バー『St.George's Tavern』~
優季「」
みほ「あんこう鍋美味しいねー!」
優季「って、なんでバーにあんこう鍋が!?」
みほ「え、注文したから……」
優季「バーに! あんこう鍋!! Why!?」
みほ「そりゃあるから……」
優季「むむむ……」
みほ「ほら優季ちゃんも食べて食べて!」
優季ちゃんは……直下
コンマ一桁奇数→たいへんお気に召した
コンマ一桁偶数→あんこうをあまり好きじゃなかった
535: 2016/11/15(火) 22:32:20.10 ID:+F2k4yxsO
へい
536: 2016/11/15(火) 22:36:28.43 ID:zdqNw/2no
優季「……私、あんこう苦手なんですけど」
みほ「えっ」
優季「…………」
みほ「お、大洗の人間は全員あんこう好きなんじゃ……」
優季「偏見ですよ」
みほ「…………」
優季「…………」
「はい、カルボナーラ」コトッ
みほ「え!?」
優季「わ、私の大好物……なんで……」
「……」フッ
優季「マスターかっこいい……」キラキラ
みほ「(野郎……!!)」
537: 2016/11/15(火) 22:43:54.53 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
みほ「(バーではマスターにいいところ横取りされて2人の時間を楽しむことができなかった……あとあんこう鍋1人じゃ多すぎてお腹いっぱいになった)」
優季「みほさん、次はどこに行くんですかぁ?」
みほ「…………(まぁ優季ちゃんの機嫌が少し良くなったからいいけど、なんか悔しい!)」
みほ「(これは私の勘だけど、優季ちゃんにもっとアピールしないと夜にムフフできない気がする)」
みほ「(つまり、次のイベントでいい感じにならないと私への調教が無い!!!!)」
みほ「(非常にまずい!!)」
538: 2016/11/15(火) 22:47:25.02 ID:zdqNw/2no
みほ「ねぇ優季ちゃん、次はあそこ行こうか」
優季「?」
みほ「カップル結構多いところなんだけど、私達もカップルみたいなものだし……」
優季「全然違いますよ」
みほ「ぐぬぬ」
優季「はぁ……まぁ行きたいなら付き合いますよ。せっかく誘ってくれたんですし」
みほ「やった! じゃあ行こう!」
優季「それで、どこなんですか?」
みほ「>>540」
540: 2016/11/15(火) 22:55:17.88 ID:KbZBRrlu0
プリクラ
543: 2016/11/15(火) 22:58:21.56 ID:zdqNw/2no
みほ「ゲーセンの」
優季「ゲー、セン?」
みほ「(今江原ボイスだったような……)」
みほ「おなじみプリクラなんだけど、今回は駅前に特別に結構出てるらしくて」
優季「へぇ~」
みほ「というわけで、行ってみよう!」
優季「いいですよ~」
544: 2016/11/15(火) 23:03:02.76 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
みほ「結構並んでるね」
優季「カップルに交じって女性も多いですねぇ」
みほ「私達みたいな感じかも」
優季「友達同士でしょうねぇ」
みほ「かもね……」
優季「あの台だけ並んでないけど、準備中とか……?」
みほ「ッッ!! あそこで撮ろう!!」
オウ、ヨクキタナオマエラ! シャシンヲトリヤガレー!
みほ「…………!!」キラキラ
優季「どこかで見たことあるようなないようなクマ……というかただ単に不人気だっただけ」
みほ「よーし、じゃあピースかな!!」
パシャッ
545: 2016/11/15(火) 23:05:38.02 ID:zdqNw/2no
みほ「優季ちゃん、終始無表情はやめようよ……」
優季「えー……だって好きでもない人とプリクラですよ」
みほ「好きでもない人でもせっかくのプリクラなんだし、もっと楽しそうに!」
優季「うーんどうしようかなぁ~」
みほ「(あ、なんかドSな目)」
優季「…………」
みほ「あ、もう最後のやつ!」
パシャッ
優季ちゃんは……直下
コンマ一桁奇数→ニッコリ笑ってくれた
コンマ一桁偶数→やっぱり無表情だった
546: 2016/11/15(火) 23:06:05.70 ID:f23M6+jWo
はい
547: 2016/11/15(火) 23:08:17.99 ID:zdqNw/2no
みほ「優季ちゃぁぁぁぁん…………」
優季「……」プイッ
みほ「うううう……」
優季「…………ふっ」
みほ「?」
優季「なんでも。さ、帰りましょうか」
みほ「えっ!!?」
優季「なんですかぁ?」
みほ「え、いや、今人がいっぱいいるし、物陰に連れ込んでアレなことして『ほら、見られちゃいますよ~』とかしてくれるんじゃ……」
優季「しませんよ」
みほ「そんな!!!!」
549: 2016/11/15(火) 23:12:13.49 ID:zdqNw/2no
みほ「人に見られているかもしれないという背徳感で私に酷いことして、『人前でこんなになっちゃうんですかぁ~?』とか!」
みほ「いつもよりなんかアハンな感じの私に『この変態♪』とか!!」
みほ「色々済んで息も絶え絶えな私に『また表でしましょうね』とか!!!!」
みほ「やることは色々あるでしょう!?」
優季「ないです」
みほ「んなっ……!!」
優季「逆に、私にそういうことをしてほしいならもっとやり方があるでしょう」
みほ「どんな?」
優季「教えません」
みほ「えー……優季ちゃん、これからは呼んだらすぐ来いとかそんなこと言ってたくせにぃ」
優季「今はそんな気分じゃない。ただそれだけです~」
550: 2016/11/15(火) 23:15:22.75 ID:zdqNw/2no
みほ「うううう……」
優季「ほら、もう学園艦ですよ」
みほ「うん……」
優季「…………ふっ」
みほ「?」
優季「いえ。それじゃ、私は帰るので~」
みほ「う、うん。またね。次は来年かな?」
優季「かもしれませんね。では~」
みほ「…………まぁ、最後に笑顔で手を振ってくれたからいっか」
優季「…………」スタスタスタ
優季「……」チラッ
【2人が写っているプリクラ】
優季「…………ふふっ、可愛かった」
552: 2016/11/15(火) 23:18:07.99 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
~数分後~
みほ「まさかの例の6時間をソロで過ごすなんて……」
みほ「予想外すぎるよぉ……」
みほ「ああ……家に着いちゃう」
みほ「家に着いてお風呂入ってテレビ見たら、きっとクリスマスがどーたらで、カップルがどーたらな感じの内容なんだろうなぁ」
みほ「落とした子はいっぱいいても、こういう時に1人っていうのがある意味私の現状なのかな」
例の6時間の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(誰でも)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
553: 2016/11/15(火) 23:18:51.62 ID:BsLKBu1I0
麻子
555: 2016/11/15(火) 23:23:17.18 ID:zdqNw/2no
みほ「例えば、私が帰ったら誰かが待ってた~とか!」ガチャッ
シーン……
みほ「無いか」
みほ「ぐぬぬ……この屈辱……!! 一生忘れない!!」
みほ「来年のクリスマスは絶対例の6時間に10人くらい侍らせてやる……!!」ゴゴゴゴゴ
みほ「そのために、来年は落としまくる!!」
みほ「そのために……」
みほ「寝る!」
557: 2016/11/15(火) 23:26:41.22 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
~熊本~
まほ「メリークリスマス、ですね」
しほ「そうね。今年はお父さんどころかついにみほまで帰ってないけれど」
まほ「みほなら今頃友達と一緒にケーキをつついているのでは」
しほ「でしょうね」
まほ「もしくは戦車道の面子でパーティーとか」
しほ「ありえるわね……黒森峰もそうしたらどうかしら」
まほ「うーん……」
559: 2016/11/15(火) 23:29:51.85 ID:zdqNw/2no
・・・・・・
~翌日~
みほ「…………寒い」
みほ「寒い時代だよ……」
みほ「あ、沙織さんからメール」
from:沙織さん
件名:メリークリスマス!
昨日はお楽しみでしたねぇ
みほ「…………」イラッ
みほ「優季ちゃんの中指立て写真送ってやろ」
560: 2016/11/15(火) 23:32:20.67 ID:zdqNw/2no
みほ「さーて、今日はどうしようかなぁ……昨日不完全燃焼だったから、今日はそのエネルギーが有り余ってるよ」
みほ「誰か新しく落とすにせよ、落としたこと過ごすにせよ、帰省してない人を狙おう」
みほ「例えば、私みたいに女子寮でボッチとか…………」
みほ「………………寝よう」ゴロン
みほ「……」Zzz
みほ「……」Zzz
みほ「……」Zzz
みほ「……ムニャ、>>562」Zzz
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
562: 2016/11/15(火) 23:33:16.60 ID:Hx31lF33o
1
563: 2016/11/15(火) 23:36:24.79 ID:zdqNw/2no
みほ「…………ん、あれ、本当に寝てた……」ムクッ
みほ「ふわぁ……寒いと布団から出たくないから二度寝シーズンだね……」
みほ「でも私、なんか今無性に新しく誰かを落としたい気分……」
みほ「誰にしようかなぁ……布団の中で考えよう」ゴロン
みほ「……」Zzz
みほ「……」Zzz
みほ「……ムニャ、>>565」
1.学内(戦車道受講者)
2.学外
566: 2016/11/15(火) 23:40:18.72 ID:zdqNw/2no
みほ「…………ん」ムクッ
みほ「って、また寝てた!?」
みほ「もう夕方だ!!!!」
みほ「クリスマスなのに!! 寝て!! 夕方!!」
みほ「最悪だよこれ……」
みほ「あーあ、貴重な冬休みの1日が……」ゴロン
みほ「うーん、なんか学外の人を落としたい気分……誰にしよう」
みほ「あの高校の……いや、高校じゃなくてもいいけど……」
みほ「……」Zzz
みほ「ムニャ、>>569」Zzz
569: 2016/11/15(火) 23:42:01.25 ID:Hx31lF33o
エリなんとかさん
574: 2016/11/15(火) 23:45:08.33 ID:zdqNw/2no
みほ「………………嫌な夢を見た」
みほ「私が黒森峰に遊びに行ったらワニに食べられる夢」
みほ「そして何故か逸見さんも一緒に食べられてた」
みほ「……逸見さん……逸見さん」
みほ「逸見さん」
みほ「よし、逸見某さんにしよう」
599: 2016/11/21(月) 22:33:11.63 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
~喫茶北極海~
みほ「というわけで黒森峰に行ってあそこの副隊長を犯すよ」
沙織「みぽりん! 字! 字!!」
みほ「ああっ! 落とすよ!!」
優花里「逸見エリカ、2年。アグレッシブキングタイガー……性格は冷静沈着で他人に流されない。少し神経質な面もあるが、常に前向きで、虎視眈々と正レギュラーの座を狙っていたようです。誕生日は3月6日、血液型はAB型。好きな言葉は……」
みほ「下剋上だ!」
沙織「あれ、急に風通し良くなったけど窓開けたのかな」
「にゃー」
沙織「あ、ネコ! かわいい」
600: 2016/11/21(月) 22:33:42.50 ID:7Rm2ab24o
みほ「ということで黒森峰に行くには……」
優花里「普通に行けばいいじゃないですか。前にもあんこうチームが各校を訪問したときに行ったんですよね?」
みほ「うん。あの時はお姉ちゃんとエリカさんに会うだけだったから……でも、他の生徒は……」
優花里「大丈夫ですよ! きっと西住殿のことを悪く言う人なんていませんって!」
沙織「そんなに誰かに会うのが嫌ならいつもみたいに潜入でもいいしね」
みほ「うん……」
沙織・優花里「…………」
沙織「みぽりん、そんなに黒森峰に行きたくない?」
みほ「……2人には私が黒森峰から出て行ったときの事、話してもいいかな」
優花里「転校するときのことですね」
みほ「うん……あれは――」
601: 2016/11/21(月) 22:34:22.41 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
~みほが転校する少し前~
みほ「ここまでくれば……」ゼェゼェ
小梅「みほさん……」
みほ「大丈夫。あとは学園艦の海域を脱出して――」
まほ「……」バァン!
小梅「きゃあぁ!」
みほ「クソッ、お姉ちゃんか!」
エリカ「ッ!」バァン!
みほ「エリカさん!」
エリカ「なんでこんなことになるのよ……なんでアンタは!」
602: 2016/11/21(月) 22:35:00.53 ID:7Rm2ab24o
みほ「エリカさんやめて! 踊らされている! あなたも!」
エリカ「えっ……?」
まほ「そんな手は通じない。見苦しいぞみほ」
みほ「お姉ちゃん……!」
エリカ「逃げるんじゃないわよ、降伏しなさい!」バァン!
エリカ「裏切るな! 学校へ戻れ!」
みほ「やめてよ! 私はこのまま殺されるつもりはない!」
エリカ「な……?」
みほ「聞いてエリカさん! お母さんやお姉ちゃんのいう言葉は、確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない」
まほ「みほ!!」バァン!
みほ「くっ……だが彼女達の言葉は、やがて世界のすべてを頃す!!」
エリカ「は?」
小梅「は?」
603: 2016/11/21(月) 22:35:45.27 ID:7Rm2ab24o
みほ「私はそれを……」
まほ「エリカ聞くな! みほ既に少し錯乱している!」
みほ「ふざけないで!」
まほ「惑わされるなエリカ!」
みほ「エリカさん! どうしても討つというなら、小梅さんだけでも降ろさせて! 彼女は――」
まほ「小梅は既にお前と同罪だ。その存在に意味は無い」
小梅「ええっ!?」
まほ「敵なんだみほは……2人は!」
エリカ「!!」
まほ「お母さまを裏切り、我らを裏切り、その思いを踏みにじろうとする……それを許すのか!」
エリカ「…………!」
まほ「お前は言ったろう、そのためならどんな敵とだって戦うと!」
みほ「エリカさん!」
エリカ「ハァッ……ハァッ……ハァッ…………!!」
『家元師範の言葉を聞いて、私凄く感動しました。だったら私は、どんな敵とだって戦ってやるわ』『この大会が終わったら私は、是非ともそんな世界を』
エリカ「ハァッ、ハァッ、ハァッ……ハァッ……!!!!」
604: 2016/11/21(月) 22:36:19.51 ID:7Rm2ab24o
エリカ「くそおおおおおおぉぉぉぉぉーーーーっっ!!」キラキラバシューン
みほ「エリカさん……!」
『なんでこんなこと……また戦車道がしたいのか!』『は~い、みほで~す』『エリカさん……』『よってそれを阻害せんとする者』
エリカ「アンタが悪いんだ…………アンタが……アンタが裏切るからぁぁぁ!!」ズバッ
みほ「うぐっ……!」
エリカ「私は……私は…………私はもう絶対に……!!」
みほ「エリカさん!!」
小梅「っ!」
エリカ「あああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」グサーッ
みほ「う、ぐふっ……」ガクッ
エリカ「………………」
まほ「よくやったエリカ。帰投するぞ」
エリカ「み、ほ…………こ、うめ…………」ワナワナ
605: 2016/11/21(月) 22:38:08.60 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
みほ「ということがあって」
優花里「いやいや手からビームだの光の翼だのアロンダイトだの意味が分かりませんよ」
沙織「嘘だよね?」
みほ「………………半分……」
沙織「半分!? どこまで!?」
みほ「というわけで黒森峰に行こう!!」
優花里「学園艦間の便がもうすぐ出発しますが」
みほ「急ごう! ほら早くチャーハンかきこんで!」
沙織「いや一気には!」
606: 2016/11/21(月) 22:40:50.96 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
~黒森峰学園艦~
沙織「ほーここが黒森峰……なんか建物がドイツみたいだね。FURYで見たようなのばっか」
優花里「黒森峰はガチガチのドイツですからねぇ……ほらあそことか」
沙織「……なにあれ。人が吊るされてるんだけど……」
優花里「あの人の首から下がってる札を見てください」
沙織「なになに……『私は掃除当番をさぼりました』…………罰なの!?」
優花里「ああいう感じなんですねぇ」
みほ「懐かしいなぁ……」
沙織「と、とりあえず降ろしてあげようよ!」
607: 2016/11/21(月) 22:43:11.20 ID:7Rm2ab24o
「うう……助かりました」
沙織「大丈夫!?」
「くっ、まさかバレるなんて」
優花里「(あっ、反省してない)」
みほ「ねぇ、あなた戦車道取ってたよね?」
優花里「知ってるんですか?」
みほ「同じ学年だったと思う」
「えっ……えっ!? に、西住副隊長!? 殺されたんじゃ……」
みほ「残念だったね……トリックだし元だよ元。それでさ、聞きたいんだけど、現副隊長は今どこにいるか分かる?」
「逸見さんですか?」
みほ「うん。ちょっと用があって来たんだけど」
「そうですね……あの人まだ帰省してないから、もしかしたら>>609にいるんじゃないかと」
609: 2016/11/21(月) 22:46:46.40 ID:1WQmwnpr0
ハンバーグ屋さん
610: 2016/11/21(月) 22:52:21.71 ID:7Rm2ab24o
みほ「ああハンバーグのお店ね……この学園艦多いもんね」
優花里「そんなに多いんですか?」
みほ「1軒のハンバーグ店からもう1軒くらいは見えるくらいには密度があるよ。さわやかもびっくりもあるよ」
沙織「なんでそんなに!?」
みほ「ブロンコビリーもあるよ」
優花里「あそこ高いんでちょっと……」
「今日はビッグボーイに行くぜとか言ってました」
みほ「じゃあそこに行こうか! ありがとうね」ヨイショ
「え、ちょ、なにするんですか」
みほ「え? そりゃ今罰の最中なんだし戻さないと」
「え!!? いや、助けてくれたんじゃ!? おい! 放せ! 私は名護だぞ!」
611: 2016/11/21(月) 22:56:32.36 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
~ハンバーグ店~
エリカ「………………」
みほ「いたいた」
沙織「難しい顔してるね」
優花里「あ、運ばれてきましたよ」
エリカ「………………」
エリカ「…………」ニヘラ
613: 2016/11/21(月) 22:57:51.35 ID:7Rm2ab24o
沙織「うう……お腹空いてきたね……」
みほ「邪魔しちゃ悪いし、食べ終わってから話しかけようかな」
優花里「プランは?」
みほ「何もない」
沙織「おいおい待って待って、作戦も無し!?」
みほ「じゃあ沙織さん何かあるかな?」
沙織「えー……>>615とか?」
615: 2016/11/21(月) 23:04:31.81 ID:1WQmwnpr0
ヘイ彼女、一緒にお昼どぉ?
616: 2016/11/21(月) 23:10:29.90 ID:7Rm2ab24o
沙織「ヘイ彼女! 一緒にお昼どぉ? とか」
みほ「私の大切な思い出を汚さないで……」
沙織「いや結局私の言葉だしセルフ名言汚しだから」
優花里「汚してるというのは認めるんですか……」
みほ「というか、お昼今食べてる最中じゃん」
沙織「そこはノリでさ」
みほ「ノリで食後の人間を食事に誘うの!?」
優花里「あ、それか今突撃するとか!」
みほ「…………優花里さん、何も分かってない。分かってないよ」
優花里「?」
みほ「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで」
618: 2016/11/21(月) 23:14:55.47 ID:7Rm2ab24o
沙織「でも突撃するなら今しかないよ?」
みほ「確かに…………うーん……」
優花里「どうしますか?」
みほ「(この機を狙うか出てきたところを狙うか)」
プランは……>>619
1.みほ1人で今突撃する
2.3人で今突撃する
3.みほ1人で食後に突撃する
4.3人で食後に突撃する
619: 2016/11/21(月) 23:15:42.86 ID:/cBnBGlbO
3
621: 2016/11/21(月) 23:19:23.13 ID:7Rm2ab24o
みほ「いや、エリカさんは今ハンバーグと対話してるんだよ」
沙織「そ、そう? なら食後にしようか……」
優花里「西住殿への食べ物への思いが強い……」
みほ「育ちざかりなので、食には関心があります」
エリカ「…………」モグモグ
エリカ「…………」ニヘラ
エリカ「…………」モグモグ
エリカ「…………」ニヘラ
沙織「お腹空いたよ!! お店に入って何か頼もう!!」
優花里「それはあまりにリスクが大きいですよ!!」
沙織「じゃああの人がお店から出たら、私達2人でハンバーグ食べよう!!」
みほ「え、私1人? まぁいいけど……」
622: 2016/11/21(月) 23:22:50.83 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
「ありがとうございましたー」
エリカ「ふぅ……今日も勝ったわ」
みほ「こんにちは、エリカさん」
エリカ「ええこんにちは……………………ええっ!!?」
みほ「あは、来ちゃった」
エリカ「ええっ、あ、え……ええっ!?」
みほ「そんな驚くこともないでしょ?」
エリカ「…………そうね。一応元母校だものね。冬休みに遊びに来てもおかしくないわ」
みほ「そうそう! それでね、偶然エリカさんが見えたから声かけちゃった」
エリカ「そう……」
みほ「久しぶり。いつ以来かな? 大学選抜と戦ったとき以来?」
エリカ「そうね。あの時は夏だったわね」
623: 2016/11/21(月) 23:27:08.52 ID:7Rm2ab24o
沙織「どうやら2人ともうまく話せてるみたいだね」
優花里「前に訪問したときに和解でもしてたんでしょうか」
沙織「ああそうじゃない? あの時帰って来た後のみぽりんちょっと嬉しそうだったから」
みほ「というわけでエリカさん、一緒にお昼でもどう?」
エリカ「………………?」
みほ「こっちに来たのはいいけどお昼まだで」
エリカ「…………>>直下」
1.いや、私今食べたんだけど
2.いいわよ。何が食べたい?
624: 2016/11/21(月) 23:27:41.28 ID:5GULAx+Jo
2
625: 2016/11/21(月) 23:30:35.37 ID:7Rm2ab24o
エリカ「いいわよ。何が食べたいの?」
みほ「(えっ!?)」
エリカ「……どうしたの?」
みほ「え、あ、いや……そ、そうだなーハンバーグとか食べたいなー」
エリカ「ハンバーグね。この辺に美味しいところあった気がするからそこに案内するわ」
みほ「(マジ……?)」
エリカ「なによ、ついてこないの?」
みほ「いえ……行きます……」
626: 2016/11/21(月) 23:32:12.28 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
~別のハンバーグ店~
エリカ「Aセットひとつ」
みほ「(マジでガッツリだ!!)じゃあ、同じものを」
「かしこまりました」
エリカ「まさかあなたとこうしてまたご飯を食べるとはね……」
みほ「そ、そうだね……(もしかして、私に気を遣ってくれたのかな?)」
エリカ「まぁこのお店には前から来たいと思ってたから丁度良かったんだけど」
みほ「(違う! 最初からはしごするつもりだったんだこの人!!)」
627: 2016/11/21(月) 23:34:31.10 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
「ありがとうございましたー」
エリカ「ふぅ……お腹いっぱいだわ」
みほ「(そりゃガッツリ食べた後にまたガッツリ食べりゃね……)」
エリカ「あ! そういえばアンタ!!」
みほ「?」
エリカ「この前私に送って来た意味不明なプレゼントがどうとか! 電話かけたら急に切るとかいう狼藉!!」
みほ「………………あ」
みほ「(そんなこともあったなぁ……1スレ目じゃんそれ……覚えてないよ)」
エリカ「アレどういうことよ!」
みほ「あ、えーっと……>>直下」
628: 2016/11/21(月) 23:36:16.74 ID:/GTM1PF3o
プレゼントしたい相手に質問しちゃダメかなって思い直した
629: 2016/11/21(月) 23:41:30.72 ID:7Rm2ab24o
みほ「プレゼントしたい相手に質問するのはダメかなって……思い直して」
エリカ「え?」
みほ「遅れちゃったけど……エリカさんの言ってくれたボコグッズ、これを」スッ
エリカ「え、あ……あ、ありがとう……」
みほ「(一流のボコラーなら布教用ボコグッズを持ち歩くのは当然である)」
エリカ「ふーん、ストラップね……まぁ気が向いたら使ってあげるわ」
みほ「是非ね!!」
みほ「(ふぅ、なんとかごまかせた)」
630: 2016/11/21(月) 23:43:19.81 ID:7Rm2ab24o
・・・・・・
~夕方・学園艦のとあるテラス~
みほ「ごめんね今日は付き合わせちゃって」
エリカ「久々に見て回りたいって言うから付き合ってるだけよ。今日暇だったし」
みほ「そうなんだ……あ、ここ……」
エリカ「ここがどうかしたの?」
みほ「ここ、夕日がよく見えて好きなところだったんだ」
エリカ「へぇ」
みほ「ちょっとここでゆっくりしていってもいいかな?」
エリカ「好きにすれば」
みほ「うん。じゃああそこのベンチに座ろう」
631: 2016/11/21(月) 23:46:07.06 ID:7Rm2ab24o
みほ「…………」ニコニコ
エリカ「どうしたのよ」
みほ「ううん。久しぶりだったから……はしゃぎすぎちゃった」
エリカ「そう……そういえばアンタ、実家に帰らないの? 隊長はもう帰省してるみたいだけど」
みほ「今年はいいかなって。家には悪いけど」
エリカ「ふぅん。まぁ大洗に行ってオトモダチも増えたことだろうしね」
みほ「……エリカさんも友達だよ」
エリカ「…………そう、ね」カァァ
みほ「(あれ? これってもしかして、チョロい?)」
みほ「(あ、そういえば皆チョロいだろうからこうして落として回ってるんだった忘れてた)」
632: 2016/11/21(月) 23:48:52.15 ID:7Rm2ab24o
みほ「…………でも、友達じゃ嫌だな」
エリカ「え?」
みほ「えいっ」ガバッ
エリカ「きゃっ!?」
エリカ「(え、今……なに? ベンチで押し倒された?)」
みほ「歩いてて思ったけど、やっぱり皆帰省してて学園艦に人が少ないよね」
みほ「こんなところに誰も来ないくらい」
エリカ「アンタ……何して……」
みほ「もう……名前で呼んでほしいなぁ。エリカさん」
633: 2016/11/21(月) 23:53:37.64 ID:7Rm2ab24o
みほ「私ね、エリカさんのことずっと好きだったの。ここにいた時から……ずっと」
エリカ「ちょ、ちょ、待ちなさいよ!」
みほ「本当はエリカさんを置いて転校なんてしたくなかったんだよ? あの時だって……」
エリカ「っ……」
みほ「勝手にいなくなったのに、今更こうして気持ちを伝えるのは駄目だって分かってるけど……今しか言う機会なんて」
エリカ「…………」
みほ「エリカさんは……私の事…………どう思ってるの?」
エリカ「>>直下」
634: 2016/11/21(月) 23:55:15.44 ID:2U+FUUT1O
一生の……ライバルよ
635: 2016/11/22(火) 00:09:17.62 ID:h3BYujY+o
エリカ「一生の…………ライバルよ……」カァァ
みほ「……それって、エリカさんは私をあくまで好敵手としか見てくれないってことなのかな?」
エリカ「…………」
みほ「ねぇ……」
エリカ「……私は……っ、アンタを目標にしてるのよ!!」
みほ「っ……!」
エリカ「私には無い物を持っているアンタを……私なんかより隊長を支えるに相応しいアンタを、私はずっと羨ましく思ってた! 妬ましかった!!」
みほ「そんなこと……」
エリカ「だから私は……アンタに距離を置いた。この前アンタが黒森峰にやって来た時も、置いていたつもりだった……」
エリカ「それなのに、なんでアンタはそうやって、私にすり寄ってくるのよ!!」
みほ「…………」
636: 2016/11/22(火) 00:16:51.03 ID:h3BYujY+o
みほ「(…………まさかシリアスとは……)」
みほ「(少なくともエリカさんって水銀燈みたいなビジュアルなのに声は蒼星石みたいなツラのお姉ちゃんの方が似てるよねとか言ってからかえる状況ではない……)」
みほ「(だけど、今はチャンス)」
みほ「(恐らくエリカさんは、ずっと目指していた私にこうして迫られて困惑している)」
みほ「(浸けこむ隙はいくらでもある!)」
みほ「エリカさん、私に失望した?」
エリカ「……」
みほ「私ね、エリカさんが言うほどすごくないんだよ。本当は弱くて、脆くて……エリカさんを好きなただの……」
エリカ「…………私は……」
エリカは……>>直下
コンマ一桁奇数→抵抗しなかった
コンマ一桁偶数→言葉を続けようとしてみほに唇を塞がれた
637: 2016/11/22(火) 00:17:33.57 ID:RvM5nYC50
そい
639: 2016/11/22(火) 00:24:51.92 ID:h3BYujY+o
エリカ「私はアンタを――ンッ!?」
みほ「…………」
エリカ「(え、え、え、……これ、キス……!?)」
みほ「お願い、言わないで。言ったら私、泣いちゃうかもしれないから」
エリカ「ンッ……プハッ……あ、アンタ……」
みほ「ごめんなさい……ガマン、できないの……」
エリカ「ちょ、待――」
みほ「、チュッ……」
エリカ「く……ふぁ……」
みほ「ふふっ、エリカさん……キスだけでこんなになるなんて」
エリカ「なに、これ……ぇ……」
みほ「エリカさんにとってはただ、私が強引に迫って来ただけだけど、好きなの……私のものになってよ、エリカさん」
640: 2016/11/22(火) 00:32:31.71 ID:h3BYujY+o
エリカ「もの……っ、ぁ……!」
みほ「嫌なら突き飛ばして、罵倒してよ。エリカさん……」
エリカ「やめ……ひっ、んうう……!」
みほ「ここがいいのかな? エリカさんの身体、すごく跳ねてるけど」
エリカ「(なん、で……私ぃ……こんな……)」
みほ「(困惑の中で快楽に塗りつぶされそうになってるエリカさん……可愛いなぁ)」
みほ「(大体の人はここで落ちちゃうんだけど……そこは精神力なのかな? まだ抵抗がある)」
エリカ「っ、はぁっ、はぁっ……」
みほ「………………うっ……」グスッ
みほ「ごめんなさい…………ごめんなさい………………」ポロポロ
みほ「私……最低…………だね……これっきりにするから……私……」
エリカ「ッ、みほ!」
みほ「えっ……?」
641: 2016/11/22(火) 00:40:22.26 ID:h3BYujY+o
みほ「名前……」
エリカ「………………」
みほ「……ありがとう……エリカさん。もう、こんなこと……しない、から……」
エリカ「待ちな、さいよ……」
みほ「えっ?」
エリカ「……アンタ、やり逃げする気?」
みほ「やり逃げって……まぁそうなるのかな……」
エリカ「このまま帰って、2度と私に会わない気?」
みほ「…………」
エリカ「……私は、せっかくアンタと仲直りできたのに……こんな、ことで……また、友達をなくしたくないのよ……」
みほ「エリカさん……」
エリカ「一生のライバルだって言ったのに、もう関わり合いにならないのは嫌……だから……行かないで」
642: 2016/11/22(火) 00:44:24.23 ID:h3BYujY+o
みほ「じゃあ、恋人に……」
エリカ「……それは、気持ちの整理をさせて…………」
みほ「う……」ジワッ
エリカ「っ、ならないとは言ってないでしょ! でも……私にとって、アンタは……みほは……」
みほ「…………本当に、ごめんね……でも、ありがとう。エリカさん……こんな私を……」
エリカ「…………仕方ないわね。あと、早く降りて」
みほ「あ、ごめん……」
エリカ「…………」
みほ「…………」
エリカ「(…………なんでこんなドキドキするの!?)」
エリカ「(キスされたから? いやいやいや……でもキスよりもっとすごいことされてたような……)」
エリカ「(なんか自分の息が荒いの分かるし……)」
643: 2016/11/22(火) 00:47:10.05 ID:h3BYujY+o
エリカ「(でも…………コイツの……みほの……弱い部分を知った気がする)」
エリカ「(…………!!)」ブンブン
エリカ「(意識し過ぎよ! いくらみほが恋人になりたいとか言ってきたからって……)」
エリカ「(恋人…………考えたこともなかった)」
みほ「(クックック、即落ちんほおおにならなかったのは意外だったけど、エリカさんは少なくとも拒絶はしなかった)」
みほ「(弱みを見せることで相手の警戒心を無くし、浸け入りやすくする……駆け引きの基本だね)」
みほ「(まぁ黒森峰から逃げるとき胸ブッ刺されたのはこれでチャラにしてあげようかな)」
644: 2016/11/22(火) 00:51:10.81 ID:h3BYujY+o
・・・・・・・
~夜・大洗学園艦~
沙織「へぇ~それでそんなことに」
優花里「ハンバーグはしごとか何考えてるんですかねあの人……」
沙織「でも意外! ああいう気の強い嫌味キャラはそういう場で雌堕ちするんじゃないの!?」
みほ「まぁまぁ、んほおはまた今度ということで」
沙織「でもよく悲恋にならなかったね」
みほ「いや悲恋にするつもり毛頭無かったし」
夜道の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(シン以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
645: 2016/11/22(火) 00:51:34.48 ID:RvM5nYC50
麻子
649: 2016/11/22(火) 00:54:31.90 ID:h3BYujY+o
みほ「怒涛の3連偶数だよ」
沙織「何の話?」
みほ「いやこっちの話! あ、そういえば沙織さんは明日帰省だっけ?」
沙織「うん。だからその間一緒には行動できないけど……もし何かするなら頑張ってね!」
みほ「ありがとう沙織さん。よいお年を」
優花里「よいお年をです!」
沙織「うん!」
みほ「優花里さんは学園艦に実家があるから帰省は無しだね」
優花里「はい。ですが年末となるとさっぱりして新年を迎えたいのかお客さんが多いので、家の手伝いに……」
みほ「大丈夫だよ。優花里さんもよいお年を!」
優花里「はいっ! また!」
650: 2016/11/22(火) 00:58:37.47 ID:h3BYujY+o
・・・・・・
~12月30日~
『次のニュースです。毎年恒例のコミックマーケットですが、今回もまた来場者数を更新したとのことで』
『こちら有明です! もう凄い人人人! あ、あそこの人に聞いてみましょう!』
『人ごみは筋肉でなんとかしました』『今年も劉鳳本がゲットできたぞなもし!』『寒さも何とかなるっちゃ』
『いやーすごいですね……』
みほ「もう年末だぁ……今年は家でゆっくりではなく、誰かとのゆっくり」
みほ「明日の年越し、誰と過ごそうかなぁ……>>653かなぁ」
年越しイベント安価で選ばれると、依存度が1上がります
依存度MAXの子が選ばれた場合、その子と年越しを過ごします
653: 2016/11/22(火) 00:59:43.52 ID:Tx8JPDySo
ノンナさん
655: 2016/11/22(火) 01:02:31.58 ID:h3BYujY+o
みほ「プラウダで過ごしてみようかな」
みほ「ノンナさんに言ってみよう」ポチポチ
みほ:ノンナさんって年越しどこで過ごしますか?
のんな:今年は帰省せずプラウダで過ごします
みほ:なるほど。じゃあそっちに行ってもいいですか?
のんな:年越しをこちらで?
みほ:はい。大好きなノンナさんと一緒に過ごしたいなぁって思って
みほ「返信が無い……」
656: 2016/11/22(火) 01:04:14.04 ID:h3BYujY+o
みほ「あ、来た。5分くらい待ったなぁ」
のんな:問題ありません
みほ:ありがとうございます!
のんな:ですが泊まる場所は……
みほ:それは用意しておいてください
のんな:勝手ですね。分かりました
みほ:ちなみにカチューシャさんは……
のんな:>>直下
1.無論、居ます(カチューシャの依存度は上がりません)
2.カチューシャは帰省しています
657: 2016/11/22(火) 01:04:55.03 ID:5PI8+EC3O
2
659: 2016/11/22(火) 01:08:32.24 ID:h3BYujY+o
のんな:残念ながらカチューシャは帰省しています……
みほ:残念ですね……
のんな:残念です……
みほ:その分ノンナさんを堪能するからいいんですが
みほ「……また返信が無い……」
のんな:ふざけたこと言ってないで寝てください
みほ「また5分くらいしてから来た」
みほ:はーい
661: 2016/11/22(火) 01:11:20.64 ID:h3BYujY+o
・・・・・・
~プラウダ高校学園艦~
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
みほ「寒すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みほ「完全防寒で来たのにこんなクソ寒いところに寄港してるプラウダは馬鹿だ!!!!! プラウダは馬鹿だ!!!!!!!!!!」
みほ「青森寒いよおおお!!!!!」
ノンナ「何言ってるんですか……」
みほ「あっノンナさん!」
ノンナ「こちらです」
みほ「思えばプラウダ来すぎて道覚えましたよ」
662: 2016/11/22(火) 01:14:36.21 ID:h3BYujY+o
ノンナ「今日は特別に、カチューシャの部屋を使ってください」
みほ「ほえーいいんですか? プラウダの隊長の部屋なんか使っちゃって」
ノンナ「特別です」
みほ「はぁ……?」
ニーナ「ようこそおいでくださいました!!!!」
みほ「あ、えーっとKV-2の」
ニーナ「はい!! これから母なる大地青森が私を帰らせます!!」
みほ「あ、今から帰省なんですね。よいお年を」
ニーナ「はい!! プラウダでは新年が私を迎えます!!」
ノンナ「片付けご苦労様です。行っていいですよ」
ニーナ「はい!! プラウダ高校万歳!! Урааааааааааааааааааааааааааааа!!!!」
663: 2016/11/22(火) 01:17:40.43 ID:h3BYujY+o
みほ「そういえばクラーラさんは?」
ノンナ「クラーラは一般の男性と結婚して懐妊しました」
みほ「ええ!!?!???」
ノンナ「冗談です。ロシアに帰省中です」
みほ「ほっ」
ノンナ「では、どうしますか?」
みほ「えっ?」
ノンナ「まだ昼です…………私と、過ごすと……」
みほ「ああそうですね。じゃあ……>>665して過ごしましょうか」
665: 2016/11/22(火) 01:21:47.61 ID:RvM5nYC50
こたつでぐーたら
674: 2016/11/26(土) 00:13:35.26 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
みほ「………………温かい……」
ノンナ「そんなに感動しますか」
みほ「そりゃそうですよ! ノンナさんだってぬくぬくとしてるじゃないですか」
ノンナ「では、これがカチューシャの4歳の時の写真です」
みほ「あ、ごまかした」
ノンナ「見せませんよ?」
みほ「すみませんすみません…………って、これが4歳? 今と変わらないじゃないですか」
ノンナ「よく見てください。まだ目の中にあどけなさが残っています」
みほ「はぁ……? って、なんでノンナさんのタブレットの中にカチューシャさんの昔の写真が!?」
ノンナ「ある筋からカチューシャの子供の頃の写真を大量に仕入れています」
みほ「(どの筋だろう……)」
675: 2016/11/26(土) 00:14:02.41 ID:cJLuu1FFo
ノンナ「そしてこれが私とカチューシャの初めて会った日の写真です」
みほ「初対面で写真に収めてるんですか……」
ノンナ「一目惚れに近いのかもしれません。カチューシャを見た瞬間、私の頭の中に迸るものがありました」
みほ「あとはもう高校時代の写真ですね……あ、ノンナさん。みかんが残り1個です」
ノンナ「部屋を出て右に行き突き当りを左に行って4番目の部屋が果物の貯蔵庫です」
みほ「なんですかその自分で取ってこいみたいな」
ノンナ「ハッキリと言わなければ分かりませんか?」
みほ「…………じゃん!」
ノンナ「けん!」
みほ・ノンナ「PONとくれたぜ」
直下コンマ一桁奇数→みほの勝ち
直下コンマ一桁偶数→ノンナの勝ち
678: 2016/11/26(土) 00:19:01.11 ID:cJLuu1FFo
みほ「やった!!」
ノンナ「くっ……」
みほ「じゃあ取ってきてください。10万個くらい。あっはっはっはっははははは」
ノンナ「覚えていてください……うう寒い」ブルッ
みほ「プラウダの人は寒さに慣れてるでしょう? ほらほら」
ノンナ「ぐぐぐぐ……!」ガチャ、バタン
みほ「………………行ったね」
みほ「よし、こたつの中に隠れて……」ゴソゴソ
みほ「ノンナさんが帰ってきたら驚かしてあげよう」
679: 2016/11/26(土) 00:21:43.50 ID:cJLuu1FFo
みほ「う……こたつの中やっぱり暑いなぁ」
みほ「でもノンナさん、絶対ビックリするよ」
みほ「可愛い声も聞けるかも」
ガチャ
みほ「(来た……!)」
ノンナ「……? みほさん?」
みほ「………………(息を頃して……)」
ノンナ「…………トイレでしょうか。うう寒い、温まりましょう」ゴソ
みほ「(今だ!! イヤアアァァ!!)」
みほのドッキリは……直下
コンマ一桁奇数→成功
コンマ一桁偶数→失敗
ゾロ目→みぽりん気絶
680: 2016/11/26(土) 00:22:50.87 ID:c++Rzx3fo
へい
683: 2016/11/26(土) 00:27:03.68 ID:cJLuu1FFo
ノンナ「ふぅ……」
みほ「(ノンナさんの太ももが目の前に! もらったッッ!!)」
みほ「イエエエアアァァッ!!」ガシッ
ノンナ「ひゃあああああああああぁぁぁぁ!!」
みほ「うへへへへへへへへ」
ノンナ「ぁぁぁぁ!! ――? み、みほさん?」
みほ「…………てへっ」
ノンナ「…………………………」
みほ「ノンナさんが無防備なところに腿をガシッと掴まれてすごい声を上げてるのすっごくすっごく可愛かったで――」
684: 2016/11/26(土) 00:29:50.49 ID:cJLuu1FFo
みほ「前が見えねェ……」
ノンナ「今度余計なことをしたら手を切り落としますよ」ゴゴゴゴゴ
みほ「え、えははは……」
ノンナ「もう……!」
みほ「ノンナさん! お腹空きません!? 年越しそば食べたいです!!」
ノンナ「ごまかさないでください。まだ昼――」
みほ「…………もう夜ですよ?」
ノンナ「なっ……!!」
みほ「こたつにいると時間を忘れますねぇ」
685: 2016/11/26(土) 00:34:00.60 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
『デデーン、役人、殺人スパイク~』
『おいやめろ! 私は役人だぞ!? 文科省の役人だぞ!!』
『そーれっ!!』
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!』
『プッククク……』
『デデーン、家元の若く見える方、アウトー』
『あ、ちょっ……ああああ!!』
みほ「あははははは!!」
ノンナ「ぷっくく……」
みほ「このそばノンナさんが作ったんですか?」
ノンナ「ええ。調理室を使って…………お口に合いましたか?」
みほ「そりゃもう! なんかつゆの味とか全然違って新鮮です」
686: 2016/11/26(土) 00:37:28.76 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
『さぁ、今年もあと1時間となりました!! 今年もこの神宮には頭の病院から抜け出してきたような人達であふれかえっております!!』
みほ「今年もあと1時間ですかぁ……」
ノンナ「そうですね……思えば全国大会で会ってから……まだ半年とすこしくらいしか経っていないのですね」
みほ「誰と誰がですか?」
ノンナ「大洗とプラウダです」
みほ「誰と、誰が、ですか?」
ノンナ「………………私と、あなた……が……」
みほ「ですねぇ」ニコニコ
ノンナ「そのにやついた顔、気に入りません」
みほ「えぇ~酷いですねぇ~」ニコニコ
687: 2016/11/26(土) 00:40:43.98 ID:cJLuu1FFo
みほ「ところで、今年やり残したことがあると思いません?」
ノンナ「やり残したこと……? 大掃除は終わり、そばも食べ……あとは…………」
みほ「ヒント、あと1時間でできることです」
ノンナ「1時間でできるやり残したこと……? ………………分かりません」
みほ「えー本当に?」
ノンナ「はい……」
みほ「じゃぁあぁ……ていっ」ボスッ
ノンナ「っ……急に抱き着いてこないでください」
みほ「でもノンナさん、拒まないですね」
ノンナ「それは…………そうですよ」
みほ「ふふっ、そろそろ分かりました? まだやっていないこと」
ノンナ「……はい…………んっ」チュッ
みほ「ッ!」
ノンナ「ふふっ、あなたでも不意にされるとそんな顔をするのですね」
688: 2016/11/26(土) 00:45:52.05 ID:cJLuu1FFo
みほ「ぐ……」
ノンナ「私のやり残したこと……それは今年中にあなたのそんな顔を見ることでした」フッ
みほ「生意気なノンナさんですね……」
ノンナ「今まで散々私に酷いことをしてきたんですからこれくらい、いいでしょう? それに、あなたは私に先を越されたのが悔しくてたまらないのですか?」
みほ「……」グイッ
ノンナ「っ……私を押し倒すほど怒っているのですか?」
みほ「そんなことはありません。ノンナさんにもそうしたことができるくらいには私に対して余裕が出来たんだなとポジティブに考えています」
ノンナ「ではどうすると?」
みほ「ただオイタをした躾をするだけです」ニッコリ
689: 2016/11/26(土) 00:49:42.87 ID:cJLuu1FFo
ノンナ「……そうですか」
みほ「あれ、またまた拒まない」
ノンナ「そんな躾をせずとも、分かってます……自分が、誰のなのか、くらい……」
みほ「……今日のノンナさんは随分と素直ですね」
ノンナ「今はあなたと私だけなのだから、これくらいはいいでしょう?」
みほ「ふふっ、じゃあ躾はやめて、優しく可愛がってあげます」チュッ
ノンナ「んっ……」
みほ「ノンナさんの口の中、すごく熱い……息も……」
ノンナ「こたつの、んっ……! せい、です……っ」
みほ「そうなんですか?」
ノンナ「そうです……ひあっ……!」
みほ「じゃあこのままだと暑いですし、ちょっと移動しましょうか」ヨイショ
690: 2016/11/26(土) 00:52:33.32 ID:cJLuu1FFo
ノンナ「どこへ……?」
みほ「丁度そこにベッドがあるじゃないですか」
ノンナ「ッ、それはカチューシャの……」
みほ「ええ。カチューシャさんのベッドでしましょう」
ノンナ「…………はい……」
みほ「じゃあ……うう寒い…………っと」
ノンナ「あっ……(これは、俗に言うお姫様――」
みほ「ノンナさんはこうして運びましょうね~」
ノンナ「私は重いです。結構です……」
みほ「重くないですよ。よっと」
ノンナ「ん……」ボフッ
みほ「それじゃあ、続きしましょうか」
ノンナ「は、い……っ、く、あっ……!」
691: 2016/11/26(土) 00:56:35.23 ID:cJLuu1FFo
みほ「冷たいベッドの上でもノンナさんの体だけはとても熱い……これもこたつ効果なんですかね」
ノンナ「っくぅ……!」
みほ「あれ、いつもより声が出てません?」
ノンナ「…………気のせい、で、あっ……ひあっ!」
みほ「まだ服の上から揉んだだけなのに」
ノンナ「………………」
みほ「声出てますよね~」
ノンナ「は、い……」カァァ
みほ「何でですか?」
ノンナ「それは……」
みほ「それにこの熱さ、こたつだけじゃないのでは?」
ノンナ「………………」
692: 2016/11/26(土) 01:00:11.63 ID:cJLuu1FFo
みほ「ノンナさん?」
ノンナ「そう……です…………本当は……」
みほ「本当は?」
ノンナ「…………」
みほ「…………」カリッ
ノンナ「っっ、い、ああっ……!!」
みほ「言わないともうキスしませんよ」
ノンナ「言いま、すぅ! 本当はっ、ずっと……! こうしたくてっ、我慢してましたからぁ!」
ノンナ「いつあなたが、襲ってくるか、考え……っ、た、だけでっ、体が、熱く!」
みほ「……そうなんですね。じゃあ私にも責任がありますね」
ノンナ「そうっ、です! だから、もっと……!」
みほ「ええ、もっと」
ノンナ「もっと、メチャクチャに……!」
みほ「よく言えました」ナデナデ
694: 2016/11/26(土) 01:09:37.34 ID:cJLuu1FFo
みほ「じゃあ今度またカチューシャさんを起きてるときに、こういうことしましょうね」
ノンナ「……っ、っっ!」コクコク
みほ「でも今はノンナさんに、んっ……チュッ」
ノンナ「もっと、溶けるくらいぃっ!」
みほ「ほら、カチューシャさんのだけじゃなくて、私のにおいも感じてください」ムギュ
ノンナ「みほさんの、におい……もっと……」ギュウウ
みほ「わっぷ……う、埋もれる……2つのに埋もれる!」
695: 2016/11/26(土) 01:12:16.37 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
みほ「あ、ノンナさん。年が明けますよ」
ノンナ「……ぁ」コクッ
『さぁいよいよ新年です! 3、2、1! あけましておめでとうございま~~~~~す!!』
ノンナ「もう……こんな時間……」
みほ「1時間って早いですね」ナデナデ
ノンナ「ん……はい」
みほ「あけましておめでとうございます。ノンナさん」
ノンナ「はい。あけましておめでとうございます……今年も……」
みほ「今年も可愛がってあげますよ」
ノンナ「はいっ……」スリスリ
みほ「じゃあ今年の最初にやらなきゃいけないことをしましょうか」
ノンナ「……?」
みほ「ノンナさんと、またすることです」チュッ
ノンナ「……! はいっ!」
696: 2016/11/26(土) 01:15:24.26 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
~翌朝~
みほ「あ、おはようございますノンナさん。結局カチューシャさんのベッドで寝ちゃいましたね」
ノンナ「そうですね……ふわぁ……」
みほ「もしかしてプラウダにはお餅とかおせちとか……」
ノンナ「ありますよ。昨日、あなたが来る前に作っておきましたから」
みほ「おおっ!」
ノンナ「色気か食い気か、どっちなんですか?」
みほ「どっちもですよ。食べたらまた……ふふ」
ノンナ「新年早々やめてください」
みほ「もう、すっかり通常モードですか……ゆうべはあんなに――」
ノンナ「…………」
みほ「前が見えねェ……」
697: 2016/11/26(土) 01:18:27.06 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
ノンナ「それでは、見送りはここまでです」
みほ「はい。また今度会いましょう」
ノンナ「早く行ってください。船が出てしまいますよ」
みほ「はーい」ニコニコ
ノンナ「…………あ」
みほ「?」
ノンナ「そういえば、あなたの不意にされた時の顔を見たのは、昨日で2度目でしたね」
みほ「…………」
ノンナ「私としたことが、喫茶店でしたのを忘れていました。ふふ」
みほ「……」チュッ
ノンナ「ん……」
みほ「なんで驚かないんですか」
ノンナ「あなたになら、どこで何をされようが驚きませんよ」
みほ「むう……もう行きますね!」
ノンナ「はい。では」
698: 2016/11/26(土) 01:20:54.98 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
~学園艦間便~
みほ「ああ楽しかった!!」
みほ「そういえば初詣だけまだやってないなぁ。よし、誰かと今度行こう」
みほ「そろそろ大洗だね……下船の準備をしとこう」
帰りの船での遭遇イベント……直下
今まで落とした子(ノンナ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
699: 2016/11/26(土) 01:21:15.89 ID:c++Rzx3fo
アッサム
701: 2016/11/26(土) 01:31:16.18 ID:cJLuu1FFo
みほ「あっ、ちょ、鞄から携帯がポ口リ!」
グラグラグラ
みほ「おっと!?」
『ただ今、強い波を横から受けました。また受ける可能性があるのでお客様は何かに掴まるなどして――』
みほ「海は気まぐれってやつかな……って、携帯が滑ってあっちの方に……」
グラグラグラ
みほ「きゃっ! 携帯が!(あのままじゃ手すりの隙間から海に落ちる!)」
アッサム「……」パシッ
みほ「え?」
アッサム「はい、これ」
みほ「え?」
702: 2016/11/26(土) 01:34:47.88 ID:cJLuu1FFo
みほ「あ、アッサムさん……なんでここに!?」
アッサム「たまたま同じ船に乗っていて悪い?」
みほ「いや、だってこれ、プラウダと大洗の……しかも中継点は無いし……」
アッサム「…………私がプラウダに敵情視察に行き、その帰りに大洗に寄って視察とかは考えませんの?」
みほ「冬休みでしかもこんな元旦の夜に敵情視察?」
アッサム「あっ」
みほ「…………もしかして、昨日と今日ずっと――」
アッサム「フンッ!」ブォン
みほ「おあっ!? 危ないじゃないですか! 首を狙って蹴るなんて!」
アッサム「すべてを知られたからには、生かしてはおけない!」
みほ「落ち着いてください!!」
703: 2016/11/26(土) 01:44:00.11 ID:cJLuu1FFo
アッサム「別に、あなたが年末年始空いてないかと周りを調べたり、プラウダで何をしているのか気になったり、あろうことかプラウダの副隊長とあんなことやこんなことをしているのを見ていたりとかは……ありませんわ!!」
みほ「うわぁ……」
アッサム「ぜぇぜぇ……」
みほ「まさかずっと見られてたなんて……まったく気付きませんでした」
アッサム「そこは聖グ口リアーナが誇るGI6構成員としての技術で――」
みほ「(認めてるし)」
アッサム「それにしてもあなた、ペコがいるというのに……あの副隊長と…………あ、あんな……」
みほ「(ノンナさんには見られてたの黙っておこう……多分血を見ることになる)」
アッサム「一体どういうつもりなの!?」
みほ「どういうって、見たまんまですよ。ノンナさんが犬みたいによだれを垂らしてすり寄って来て、私を求めていただけです」
アッサム「んなっ……! 最低最低……不潔不潔……!」
みほ「最低って……アッサムさんだってこの前はあんなに――」
アッサム「……!!」ギロッ
みほ「はいはい」
705: 2016/11/26(土) 01:47:31.96 ID:cJLuu1FFo
みほ「にしてもアッサムさんも暇ですねぇ。せっかくの年末年始をストーカーで終わらせるなんて……他にやること無いんですか?」
アッサム「うぐっ……!」グサッ
みほ「あっ……気にしてました?」
アッサム「いいえ……私だってなんでこんなことしてるのか分からないもの……」
みほ「そんなに私の事が好きなんですね!」
アッサム「違う! ちが、う……」
みほ「はいはい、強情ですね。でも今はその顔を可愛く歪ませることができません。今日はノンナさんと沢山して疲れているので」
アッサム「っ……!」
みほ「また今度、会いに行きますよ。いや……あなたが私を見張っているところを私が呼び出すのかな?」
アッサム「この……っ、好き勝手言って!」
みほ「アッサムさん」
アッサム「……?」
みほ「もう着いたみたいなので」
アッサム「…………」
みほ「それとも私の家に泊まっていきます?」
アッサム「…………>>直下」
コンマ一桁奇数→はい
コンマ一桁偶数→いいえ
706: 2016/11/26(土) 01:48:23.01 ID:QD8bn40Zo
あ
708: 2016/11/26(土) 01:51:17.67 ID:cJLuu1FFo
アッサム「…………はい」
みほ「あれ素直」
アッサム「……もう聖グ口リアーナへの便は出ていないし、私独自の移動手段も……年末年始休みで……」
みほ「泊まるところが無かったんですか。それならもっと早くに言ってくれればよかったのに」
アッサム「………………くっ、敵に情けをかけられるとは……」
みほ「誰が敵ですか。ご主人様、でしょう」
アッサム「誰が!」
みほ「……」ピッ
アッサム『ザザッ……ご、ご……ザッご主人様……ザッ…………』
みほ「これは幻聴だったのでしょうか」
アッサム「な……ぁ…………!!」カァァ
709: 2016/11/26(土) 01:52:58.90 ID:cJLuu1FFo
みほ「さぁアッサムさん、ご主人様とおうちに帰りましょうね~」ナデナデ
アッサム「ぐぬぬ……!!」
みほ「(この後アッサムさんが家に泊まった)」
みほ「(少しいたずらでそういうことをしようとすると、なんか避けられた)」
みほ「(ノンナさんとのあれこれを見て、ガードが固くなってしまったみたい)」
みほ「(まぁ、また今度落とせばいいかな。家にいる間ずっとチラチラとこっち見てたし)」
710: 2016/11/26(土) 01:54:27.28 ID:cJLuu1FFo
・・・・・・
~翌日~
みほ「それじゃあアッサムさん、また」
アッサム「……ええ」
みほ「昨日はノンナさんに見送られ、今日はアッサムさんを見送る……なんか不思議ですね」
アッサム「…………」
みほ「アッサムさん?」
アッサム「……その、昨日は、泊めていただき、ありがとうございますわ」ペコリ
みほ「いえいえ。いいんですよ」
アッサム「……それじゃ…………」
みほ「また今度~」
712: 2016/11/26(土) 01:57:11.18 ID:cJLuu1FFo
みほ「ふぅ、さーて家に帰ってお正月特番の録画を見ながら数の子をボリボリしよーっと!!」
みほ「たまには1人でのんびりもいいよね。誰かと過ごすのはまた明日にしよう」
みほ「…………でもまぁ、標的を決めてもいいよね」
みほ「うーん、新年だし……何で決めようかなぁ」
みほ「そうだ、>>714しよう」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
714: 2016/11/26(土) 01:58:39.37 ID:nk6H51cq0
2.麻子
734: 2016/12/06(火) 04:33:55.60 ID:haGgpYRno
みほ「麻子さんと過ごそう。多分今はおばあさんのところかな」ピッ
プルルルルル……プルルルルル……ガチャ
麻子「もしもし」
みほ「あ、麻子さん。あけましておめでとうございます」
麻子「あけおめ。といってもらいんのあんこうグループでも言ってたが」
みほ「口にして言うのは初めてだから大丈夫。今麻子さんって大洗のおばあさんのところ?」
麻子「ああ。おばあといる。明日には学園艦に戻るが」
みほ「なら明日さ、どこかに行かない?」
麻子「寝正月という言葉を知っているか?」
みほ「(どうせ年明けてからずっと寝てたでしょ……とは言わないでおこう)」
735: 2016/12/06(火) 04:35:41.64 ID:haGgpYRno
みほ「どうせなら冬休みのうちに特別なところに行こうよ!」
麻子「特別?」
みほ「そうそう。麻子さんは初詣行った?」
麻子「いや……人ごみ嫌だしそんなところにおばあを行かせられない」
みほ「ああそうか……じゃあ一緒に行くとか」
麻子「ううむ……まぁ、西住さんがどうしてもと言うのなら」
みほ「(ちなみに私は敢えて名前で呼ばないのを指摘しない。麻子さんに『西住さん』って言われるのってなんかいい感じだから)」
みほ「あ、人ごみがアレだったら他のところがあるよ。戦車道の試合の観戦とか」
麻子「試合なんてあるのか?」
みほ「あれ、知らなかった? 高校戦車道の年明けエキシビションがあるの」
麻子「そんなものが……何で私は知らなかったんだそれ」
みほ「どうする? 麻子さん決めていいよ」
麻子「うーん………………じゃあ、>>直下で」
1.初詣
2.試合観戦
時間が時間なので安価だけ出して続きはまた
736: 2016/12/06(火) 04:46:16.64 ID:o3HhhtRw0
2
740: 2016/12/06(火) 21:42:00.42 ID:haGgpYRno
麻子「初詣は毎年できるが、戦車道の試合はどれも違うものだからな。試合観戦に行こう」
みほ「うん! じゃあ明日朝に迎えに行くね! お昼に富士演習場でするらしいから」
麻子「!? やめる。初詣に行こう」
みほ「もう学園艦発の便とっちゃった~」
麻子「そんな!」
みほ「それじゃあ早く寝て明日に備えてね~」
麻子「ぐぬぬ……! お、起こしに来てくれ!」
みほ「分かってるよ」
741: 2016/12/06(火) 21:43:53.70 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~翌朝・麻子の家~
みほ「麻子さん、おはよう! 鍵開いてたから入ってきちゃったけど……」
麻子「Zzz」
みほ「やっぱり寝てる……麻子さーん」ペチペチ
麻子「Zzz」
みほ「うーん……沙織さんなら上手く起こせるんだろうけど……」
みほ「あ、沙織さんでも手こずってるの忘れてた」
みほ「麻子さーん!!」
麻子「ううん……あと、5時間……」Zzz
みほ「そんなに待ったら試合が始まっちゃうよ!」
742: 2016/12/06(火) 21:46:18.75 ID:haGgpYRno
みほ「ううー……どうすれば起きてくれるんだろう………………………………あ」
麻子「Zzz」
みほ「………………ぬへへ」
・・・・・・
麻子「………………ん、ん?」パチッ
みほ「あ、起きた?」
麻子「西住、さん……? えっと……」ポケー
みほ「ほら起きて起きて! まだ時間あるからシャワーでも浴びて目を覚ましてきなよ!」
麻子「うん…………ふわぁぁ……」Zzz
みほ「ほらほら!」
743: 2016/12/06(火) 21:49:35.92 ID:haGgpYRno
みほ「麻子さんはシャワーの最中……聞き耳を立ててみよう」コロンコロン
みほ:(聞き耳)99 - 17 成功!
麻子「うう……なんか、体中ヌルヌルしてる……んっ!?」ビクンッ
麻子「あっ……なんで、こここんなに濡れて……変な夢でも見てたのか……」
麻子「いつもより……変だ…………早く流そう」
みほ「………………」ニタァ
744: 2016/12/06(火) 21:54:26.59 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~お昼・富士演習場~
麻子「人が沢山だ……初詣に行ってもあんまり変わらなかったかな」
みほ「観客席はあっちだね。はぐれないように手を繋ごっか」ニギッ
麻子「ん…………うん」
みほ「なんで目を反らすの?」
麻子「なんでもない……そういえば今日はどことどこが戦うんだ?」
みほ「えーっと……>>745と>>746だったよ」
アニメに出ていない高校と継続高校は学園艦で核弾頭が発見されたり隊長が不在により不可
745: 2016/12/06(火) 21:55:40.25 ID:2tNJmzaH0
ちはたん
746: 2016/12/06(火) 21:56:05.27 ID:olkLPHBA0
アンツィオ
748: 2016/12/06(火) 22:05:42.69 ID:haGgpYRno
みほ「知波単とアンツィオみたいだね」
麻子「富士演習場でやる必要ある試合かこれ?」
みほ「言わないの!! もうP40が直ってるからアンツィオに分があるんじゃないかな。知波単はチハしか無いし」
麻子「プライド捨ててオイとか持ってきてくれれば面白いのだが……」
みほ「あ、でも知波単の方にはスペシャルゲストがいるんだって。誰なんだろう?」
麻子「芸能人とかじゃないか?」
『みなさんお待たせいたしました! 各校のチーム編成は以下のとおりであります!』
アンツィオ――P40(1輌)・CV33(5輌)・セモベンテ(4輌)
知波単――チハ新(4輌)・チハ旧(4輌)・九五式(1輌)・???(1輌)
749: 2016/12/06(火) 22:09:28.77 ID:haGgpYRno
・・・・・・
みほ「あ、始まる前の挨拶してるみたい」
アンチョビ「今日はよろしく頼むぞ! 正々堂々戦おうな!」
西「大学選抜と共に戦った仲間ではありますが、今日は敵として、向かわせていただきます!」
アンチョビ「そういえばスペシャルゲストって誰だ? ひょっとして、最近話題のあのグループのとか!?」
西「ああ、彼女の紹介をしましょう! おーい福田! 連れて来てくれ!」
みほ「誰だろう」
麻子「まぁアイドルじゃないか? 鉄板だし」
愛里寿「よろしく」
アンチョビ「」
750: 2016/12/06(火) 22:11:24.25 ID:haGgpYRno
アンチョビ「なんでだよ!!!!」
西「それが連盟から是非にと言われたので」
アンチョビ「島田愛里寿は大学生だろうが!!」
愛里寿「知波単学園島田愛里寿。短期転校の手続きは済ませてきた」
アンチョビ「うるさい!!!!!!」
麻子「決まったな」
みほ「うわぁ……」
751: 2016/12/06(火) 22:15:59.95 ID:haGgpYRno
みほ「で、でも……愛里寿ちゃん以外の知波単メンバーが突撃してP40とセモベンテの餌食になって、数で攻めればなんとか……」
麻子「なると思うか? あのセンチュリオンで」
みほ「ああ……」
アンチョビ「ついにプライドを捨てたか知波単! イギリス戦車の力を借りるなんて!!」
西「いえいえ、流石にセンチュリオンは持ってこられなかったようで……今回は日本戦車に乗ってもらいます」
愛里寿「残念だけどまぁ大丈夫」
アンチョビ「おお……チハに乗るのか……ならまだ勝ち目が……」
ねこにゃー「知波単学園ねこにゃー!」
ももがー「短期転校の手続きは!」
ぴよたん「済ませてきたっちゃ!」
アンチョビ「チヌかよ!!!!!!!!!!!!」
752: 2016/12/06(火) 22:17:51.41 ID:haGgpYRno
みほ「なにやってるの……」
麻子「まさか大洗からもとは……」
みほ「お正月といえばガチャSSR確率2倍でしょ!? 戦車やってる暇あるの!?」
麻子「おい戦車乗り」
『さぁではまもなく試合開始です! 見どころ沢山のこの試合、果たしてどうなるでしょうか!!』
試合の結果――直下
コンマ一桁奇数→知波単の勝ち
コンマ一桁偶数→アンツィオの勝ち
753: 2016/12/06(火) 22:18:06.52 ID:fYcKZ1a3o
へい
755: 2016/12/06(火) 22:24:18.04 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~試合ダイジェスト~
アンチョビ「我々はCV33で攪乱し囮にしつつこのポイントに連中を誘い込んでセモベンテとP40で撃ちまくって殲滅だ!」
愛里寿「とか考えてそうだからここは――」
西「よし、吶喊!」
愛里寿「えっ」
アンチョビ「な、なんか突っ込んできたぞ! 撃ちまくれ!」
ペパロニ「イヤーッ!!」
福田「グワーッ!」
カルパッチョ「イヤーッ!」
細身「グワーッ!」
アンチョビ「イヤーッ!」
玉田「グワーッ!」
756: 2016/12/06(火) 22:28:11.51 ID:haGgpYRno
みほ「まるで成長していない……」
麻子「おいおい!」
西「ああっ! 突撃したと見せかけて退くという作戦がやる前に終わってしまった!」
愛里寿「そういう作戦だったの!?」
西「窮地です! どうしますか島田殿!」
愛里寿「こうなったら1輌1輌潰すしかない……いける?」
ねこにゃー「b」
西「よし、吶喊!」
757: 2016/12/06(火) 22:32:26.21 ID:haGgpYRno
麻子「アリクイが頑張ってるな」
みほ「あっという間に5輌も倒しちゃってる」
愛里寿「次、2時のセモベンテ2輌」
ペパロニ「手当たり次第かよ! この野郎生意気なぁ!!」ダァン!
愛里寿「……撃て」
カルパッチョ「ペパロニ避けて!」
ペパロニ「あっぶねぇ! 豆戦車とは違うんだよ、豆戦車とはぁ!」
カルパッチョ「私がおびき寄せるから、背後から撃って倒して!」
ペパロニ「おいさ!」
愛里寿「1輌どこかへ行った……? とりあえず目の前のを――」
ペパロニ「よっしゃ! 後ろに回りこめた! このまま――」
西「邪魔だあああぁぁぁぁぁ!!」
ペパロニ「え? ぐわああああぁぁぁ!!」
カルパッチョ「ペパロニェーーーーーーーー!!」
758: 2016/12/06(火) 22:34:34.10 ID:haGgpYRno
西「やった! 旧砲塔とはいえセモンベンテの後部なら!」
アンチョビ「よくもー!」
西「グワーッ!」
愛里寿「くっ……!」
アンチョビ「全車、チヌに一斉砲撃!」
『な、なななんと! アンツィオ高校の勝利です!!』
\ワーーーーーーーーーー!!/
みほ「…………」
麻子「…………」
759: 2016/12/06(火) 22:38:46.68 ID:haGgpYRno
みほ「あの愛里寿ちゃんでも数の暴力には勝てないんだね……」
麻子「この前戦ったときは圧倒していたと思っていたが……乗員の練度と戦車の性能ありきでもあったんだな。とはいえ1輌で試合をひっくり返しかけたから凄いといえば凄い」
西「ぐぬぬ……しかし、いい試合でした! また共に戦いましょう!」
愛里寿「次はチトかチリ用意しておいて」
アンチョビ「いやぁあの天才少女を倒せるなんてやっぱりアンツィオは強いんだなぁ!」
愛里寿「……」イラッ
みほ「試合も見れたし帰ろうか。あ、この辺の美味しいの食べていこう!」
麻子「賛成だ」
帰ろうとしていたみぽりん達を……>>直下
コンマ一桁奇数→記者がたまたま見つけて騒ぎになる
コンマ一桁偶数→遮るものはなにもない
760: 2016/12/06(火) 22:39:06.81 ID:6OK78QrNo
ん
761: 2016/12/06(火) 22:43:00.88 ID:haGgpYRno
「あれ、ねぇアレ西住みほじゃない?」
「あ、本当だ!」
「キャー! 西住みほよー!」
みほ「げ……」
麻子「……」
記者「西住みほさんですよね!? 今回はこの試合を見に来たんですか!?」
記者「どうでしたか! 是非コメントを!」
みほ「え、あーえーっと……よかったです」
記者「そちらの方はお友達で?」
記者「あ、冷泉麻子さんですね! 西住さんと同じⅣ号戦車の操縦手の!」
麻子「ああ……」
762: 2016/12/06(火) 22:47:04.53 ID:haGgpYRno
アンチョビ「ん? なんかあっちが騒がしいな」
愛里寿「あ、みほさん」
西「なんと! 見に来てくださったとは!」
記者「来年への意気込みは――」
記者「大学選抜との戦いで――」
記者「立川が上映終了って言ったのに舌の根の乾かぬ内にリバイバルしましたが――」
記者「アッチの方は――」
みほ「あ、え、あっ」アセアセ
麻子「……」ガシッ
みほ「麻子さん?」
麻子「行こう」ズンズン
記者「あ、ちょっと待ってくださいよー!」
記者「アンツィオと知波単の人達が来たぞ! あっちの取材だ!」
763: 2016/12/06(火) 22:49:44.23 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~帰り道~
麻子「……」
みほ「麻子さん?」
麻子「…………」
みほ「麻子さーん」
麻子「…………」
みほ「お、怒ってるの?」
麻子「別に」
みほ「じゃあなんでそんなに仏頂面でいるの?」
麻子「…………」
764: 2016/12/06(火) 22:53:22.53 ID:haGgpYRno
麻子「…………」
みほ「言わないと分からないかな……って」アハハ
麻子「………………これなら、寝正月の方がよかった」
みほ「っ…………」
みほ「(しまった……人ごみが嫌だからってこと言ってたのに……結局人に囲まれて嫌な気分にさせちゃったかな)」
みほ「……ごめんね」
麻子「……………………違う」
みほ「えっ?」
麻子「……西住さんとどこかに遊びに行けたのは、良かった……」
みほ「そ、そう? それはよかったけど……」
麻子「だが……まぁ…………西住さんと、なんで2人きりで来ていたのか、聞かれなかっただろ」
みほ「そりゃ同じ戦車に乗ってるんだし付き添いとか――」
麻子「『2人きりなんてデートですか?』くらい聞いてもいいだろう!」
みほ「え」
麻子「あ」
765: 2016/12/06(火) 22:57:14.16 ID:haGgpYRno
麻子「………………忘れてくれ」カァァ
みほ「い、いや忘れられないよ!」
麻子「言い間違いだぁ……」
みほ「間違いじゃないでしょ。麻子さんそんな風に思っててくれたんだね」
麻子「そんな風って?」
みほ「デート」
麻子「そ、そりゃそうだろ……どこかに2人きりでなんて……西住さんはそうとは思わなかったのか?」
みほ「ううん。麻子さんとのデート楽しかったよ」
麻子「そ、そうか……」
みほ「それに記者の人とかに変に恋人だのなんだの騒がれるより、こうして静かに2人でいる方がいいとは思わない?」
麻子「そうだが……あんなに注目されると誰かに言いたくなるだろう」
みほ「なんて?」
麻子「西住さんは、こんなにすごい西住さんは私の恋人なんだぞ。って、自慢……したくなる」
みほ「あはは……自慢できる時がきたら、思い切り自慢してくれていいよ。私が自慢できるような恋人かどうかは別として」
麻子「そんなことない。西住さんは自慢の……」カァァ
766: 2016/12/06(火) 22:59:47.98 ID:haGgpYRno
みほ「じゃあ恋人らしく、キスとか」
麻子「……こんなところでか? 誰かに見られたら……」
みほ「今は誰も通ってないから見られてないよ」チュッ
麻子「ん………………」
みほ「私は麻子さんが好き」
麻子「知ってる……私も、西住さんが……」
みほ「うん」
麻子「んっ、もっと……」
みほ「これ以上は誰かに見られたらまずいじゃないかな」
麻子「今は誰もいないんだろ……もっとして……ほしい」
みほ「……ふふっ、分かったよ」
767: 2016/12/06(火) 23:02:05.06 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~夜~
麻子「それじゃあ、また……休み明けかな」
みほ「かもね」
麻子「送ってくれてありがとう」
みほ「いいのいいの! それじゃあね、麻子さん!」
麻子「ああ」
みほ「ふう……プラトニックって素晴らしい」
みほ「帰って純愛モノの映画でも見て勉強しようかな」
麻子を送った後の遭遇イベント……直下
今まで落とした子(桃ちゃそ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
コンマ一桁奇数→遭遇
コンマ一桁偶数→遭遇せず
768: 2016/12/06(火) 23:03:00.04 ID:2tNJmzaH0
桃ちゃん
770: 2016/12/06(火) 23:07:02.07 ID:haGgpYRno
「あ、西住さんこんばんは」
みほ「近所のおばさん。こんばんは」
「テレビ見たわよ、有名人ねぇ!」
みほ「え?」
「あら? 今日富士まで行ってたんじゃないの? 冷泉さんと一緒にインタビュー受けてたじゃない!」
みほ「ああー……はい。あれテレビ放送されてたんですね」
「大洗の子があんなにビッグになってくれるなんて、おばさんも鼻が高いわ! はいアメちゃんあげる!」
みほ「どうもー!」
771: 2016/12/06(火) 23:09:11.79 ID:haGgpYRno
みほ「(ん? テレビ放送されてたってことは……麻子さんと2人で見に行ったのが全国ネットで知れてるってことだよね?)」
みほ「(落とした子が見てたら疑うかな……?)」
みほ「(…………まいっか。誰が見てもチームメイトだし)」
みほ「ふわぁぁ……遠出して眠いや。今日は早いとこ寝ちゃおうっと」
772: 2016/12/06(火) 23:12:21.95 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~数日後・学校~
沙織「皆あけおめー!」
華「あけましておめでとうございます」
優花里「今年もよろしくお願いします!」
麻子「ことよろ」
沙織「皆お正月何してたー?」
麻子「寝てた」
華「またまた~みほさんと戦車道の試合見に行ってたじゃないですか」
麻子「うっ……やっぱりインタビューからさっさと逃げればよかった」
みほ「でもそこからは私もずっと寝正月だったかな」
優花里「ご実家に帰らなくてよかったんですか?」
みほ「いいのいいの1年くらい」
774: 2016/12/06(火) 23:16:27.45 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~始業式~
「~で、あるからして」
麻子「…………」ウトウト
沙織「先生の話なが~い……」
華「恒例行事ですよ」
みほ「(うーん、次はどうしようかな。次はどの子を……)」
「皆さん、今年はですね、>>776」
1.新しいことにチャレンジしましょう!
2.今挑戦していることを続けましょう!
776: 2016/12/06(火) 23:16:53.69 ID:6OK78QrNo
2
777: 2016/12/06(火) 23:18:28.03 ID:haGgpYRno
「今挑戦していることを続けましょう!」
みほ「ッ!」ハッ
沙織「やっぱり女子力磨きは続けないと……!」
みほ「(よし、落とした子と過ごそう!!)」
優花里「(西住殿がまたいけない顔をしていらっしゃる)」
みほ「(誰にしようかなー……>>780さんにしよう)」
780: 2016/12/06(火) 23:19:19.51 ID:+f74tsD30
アキ
782: 2016/12/06(火) 23:22:31.90 ID:haGgpYRno
みほ「(アキちゃんに会いに行こう! この前会ったのは……うーん、えっと……いつだっけ)」
みほ「(それくらいほったらかしにしちゃってたなぁ……流石にもう無人島から脱出したのかな)」
みほ「(とりあえず今日は午前授業だから、お昼に沙織さんと優花里さんを誘って……)」
みほ「(ラディカルグッドスピードさんの車は4人乗りじゃないからいつものハゲで移動するかな)」ピポパ
沙織「みぽりん、流石に携帯いじるのは怒られるよ……」
みほ「大丈夫、見られないようにいじってるから。それよりお昼からちょっとバカンスに行こうよ」
沙織「今冬だよ!?」
783: 2016/12/06(火) 23:25:45.35 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~昼~
麻子「午前しか学校無いなら来る必要ないんじゃないのか……起き損というやつだ」
華「まぁまぁ。戦車道の練習は来週からですし、今日はこのまま帰りましょうか」
みほ「じゃあ私、ちょっと用事あるから。それじゃあまた明日ね!」タッタッタ
沙織「私も彼と約束あるから!」
優花里「私もお店の手伝いがあるので……ここで失礼します!」
麻子「おう、お疲れ~」
華「沙織さんのは与太として、皆さん忙しいんですねぇ」
麻子「私達でどこかに行くか?」
華「それはいいですね! どこかに食べに行きましょうか」
784: 2016/12/06(火) 23:28:49.40 ID:haGgpYRno
・・・・・・
~無人島~
「帰りもボートでいいか?」
みほ「はい。ありがとうございます」
「貰えるものがあればいい。お得意様だからな」
沙織「ほえー……みぽりん私達に内緒でこんなところに来てたなんて!」
みほ「あの時は皆学校あったし」
優花里「すごいです! 食べられる野草がこんなに! あ、あそこには家の素材にできそうな木が!」
沙織「……にしても、こんなところでよく生活してるね継続の人達」
みほ「ウサギさんチームの皆だってできるよきっと」
優花里「波打ち際には網が仕掛けてありますね。魚も獲ってるようです」
785: 2016/12/06(火) 23:31:42.85 ID:haGgpYRno
ミカ「やぁ、君達か」
みほ「あ、ミカさんこんにちは」
沙織「本当に居た……」
優花里「なんで学校に戻ってないんですか……」
ミカ「年末に捜索隊を出すという噂があったんだけど、見つけられなかったみたいだ。なんてったって電波を発する物を持ってないからね」
沙織「寒くないんですか?」
ミカ「大丈夫だよ。火はいつでもおこせるし、簡易ながらも家を作ったしね」
みほ「すげぇよ」
787: 2016/12/06(火) 23:34:11.33 ID:haGgpYRno
・・・・・・
ミカ「アキ、ミッコ。お客さんだよ」
アキ「あっ、いらっしゃい! 西住さんはお久しぶりかな」
ミッコ「なんだよ来るなら言ってくれよ~……おもてなしできたのに」
沙織「うわぁ、家だ」
優花里「木の上に家があります」
ミカ「この島に住む動物は皆友達だけど、中には夜に凶暴になるのもいるからね」
沙織「すごい……」
優花里「ご飯とかは……木の実とか魚ですか?」
ミカ「ああ。あとは動物からのおひねりかな」
優花里「おひねり?」
みほ「(あ、アレか)」
788: 2016/12/06(火) 23:37:26.36 ID:haGgpYRno
ミカ「ああ。よかったら君達も聞いていくかい? 可愛いお客さんの音楽会だ」ポロロン
沙織「是非是非!」
ミカ「よーし…………ブンツビヅッビ、ブツビヅッビ、ベボベボベボ、ハッハッハッ!」
沙織・優花里「」
みほ「ん? こっちから甘いにおいが……」
アキ「ああそっちは危険だからあんまり行っちゃダメだよ」
みほ「なんで?」
アキ「色々栽培してるから」
みほ「なにかにおうけど……」
アキ「金のにおいだよ金の」
789: 2016/12/06(火) 23:39:59.27 ID:haGgpYRno
ミッコ「そっちはシロイコナの栽培地域だから部外者はNGね」
みほ「し、シロイコナ?」
ミッコ「これを大量に栽培して、学園艦に戻ったら売りさばくんだ」
みほ「」
アキ「ミッコ! 言っちゃダメだよー!」
ミッコ「あっ……でもこの人ならきっと黙っててくれるって」
みほ「い、一応そのシロイコナっていうのの効能は……」
ミッコ「吸うとハイになれるんだ」
みほ「」
790: 2016/12/06(火) 23:43:18.96 ID:haGgpYRno
ミッコ「シロイコナの他にも、あっちにはピンクの花と青い花が栽培してあるよ」
みほ「そっちの効能は……」
ミッコ「ピンクの花をお茶に入れて飲むと体が熱くなるし、青い花をお茶に入れて飲むと体の熱いのが取れる。お医者さんによく売れるらしいからこうして栽培してるんだ」
みほ「へぇー……」チラッ
みほ「(ピンクの花の近くの木……例のあの木の実がなる木だ)」
ミッコ「持って帰っちゃダメだぞ」
みほ「しませんよ!」
アキ「それじゃあミカのところに戻ろうよ。ご飯作ってあげる!」
791: 2016/12/06(火) 23:45:49.78 ID:haGgpYRno
ミカ「センキュー!」
沙織「センキューじゃないよ! 10回も同じラップして!」
ミカ「動物の皆にはこれが人気なんだ」
優花里「なんというか、何度も聞いてると逆に素晴らしいような……そんな感じがしてきました」
沙織「ゆかりん動物に退化し始めちゃってるよ! 目を覚まして!」
アキ「そろそろご飯作るから皆手伝って」
沙織「あ、私も手伝う!」
優花里「私もなにかできることがあれば手伝います!」
ミカ「よかった。今日は手伝わなくてよさそうだ」
ミッコ「あたしは魚獲って来る!」
804: 2016/12/14(水) 22:30:10.19 ID:xVFlc6Vwo
アキ「ミカはまた動物に果物分けてもらってきて!」
ミカ「ええぇ……このラップは安売りしない主義なんだけどなぁ」
沙織「私達に押し売りしてましたよ!!」
アキ「つべこべ言わない!」
ミカ「分かったよ」
みほ「私はどうしたらいいかな?」
アキ「西住さんはー……>>804してもらおうかな」
1.アキ(with沙織)と料理
2.ミッコ(with優花里)と魚獲り
3.ミカとラテン農民のラップ
806: 2016/12/14(水) 22:34:26.89 ID:aDOvOeYNo
2
807: 2016/12/14(水) 22:40:52.93 ID:xVFlc6Vwo
・・・・・・
~浜辺~
ミッコ「こっちこっち。網を設置してあるから引いて」
優花里「分かりました!」グイッ
みほ「意外と重い……!」グイッ
ミッコ「じゃああたしはあっちの岩場で獲って来るから」ヌギヌギ
優花里「それよりも西住殿」
みほ「なに?」
優花里「ここはあの人について行って、ターゲットの好みとかを聞いてみてはどうでしょう」
みほ「優花里さん冴えてるね! じゃあ行ってくるよ!」
優花里「ご武運を~」
808: 2016/12/14(水) 22:46:34.04 ID:xVFlc6Vwo
みほ「ミッコさーん、私もご一緒しますよ」
ミッコ「えっ? いいけどやったことあるの?」
みほ「これでも私は素潜りの世界大会で優勝したことがあるんです。2位はあのジャック・マイヨールでして、いやぁアレは激しい戦いだった」
ミッコ「そ、そう……? じゃあ予備の銛を貸してあげるよ」
みほ「(よし、まず共に漁をすることで質問しやすい空気を作るぞ……!)」
みほ「行きます!」ドッポーン!
ミッコ「おっ威勢がいいねぇ! じゃああたしも!」ザブン
みほ「(どらぁあぁぁぁ!!)」グサーッ
ミッコ「(なっ、3匹を1度に串刺しに!? やる……!)」
みほ「(出てこなければ、やられなかったのに!)」グサーッ
ミッコ「(負けられない! 多く魚を獲るのはあたしだーっ!!)」グサーッ
809: 2016/12/14(水) 22:51:50.66 ID:xVFlc6Vwo
みほ「ハァッ……ハァッ……」ゼェゼェ
ミッコ「ハァッ…………ハァッ……やるじゃん」ゼェゼェ
みほ「いえ、それほどでも……」
ミッコ「この島に来て一番の大量だよ。こりゃ皆喜ぶぞ」
みほ「そうだ、継続の皆さんは普段――」
ミッコ「ん? そうだなぁ、普段は――」
みほ「へぇー……じゃあ――」
みほ「(よし、この調子で自然に自然にアキちゃんの好みと……ついでに苦手な物も聞いちゃおう。食べ物とかじゃなくて、あの、アレで)」
ミッコ「ミカはまぁいつものらりくらりだねぇ……あ、アキはね――」
みほ「(ミッコさんと結構お喋りをして、得た情報は……)」
アキの……
好きな物>>下1
苦手な物>>下2
810: 2016/12/14(水) 22:56:07.51 ID:uKrr1DfiO
女の子の下着
811: 2016/12/14(水) 22:56:19.54 ID:6UFQGHLZ0
ミカ
813: 2016/12/14(水) 23:01:51.63 ID:xVFlc6Vwo
みほ「(好きな物は女の子の下着……所謂ランジェリー。変態的な意味じゃなくて、可愛い下着とか装飾が凝ったやつとかが好きみたい)」
みほ「(そして苦手なものは……ミカさん。Why? あれかな、苦手なものほど近付きたい的な……興味的な。うん)」
みほ「(本当に嫌いだったら一緒に居ないしね)」
みほ「(ここからアキさんを攻略する材料は…………うん、今は無理でも3人がこの島から脱出したらアリ)」
ミッコ「でね――あっ、結構喋りこんじゃったかな。日が傾いて来てる」
みほ「そうですね。でも皆さんのこと沢山知れて楽しかったですよ」
ミッコ「ヘヘッ、なんなら1度遊びに来なよ。貧乏だけどいいとこだよ」
みほ「はい。是非行かせてもらいますね(誰かを落とすときにね)」
814: 2016/12/14(水) 23:04:21.13 ID:xVFlc6Vwo
・・・・・・
みほ「にしてもアキさんがミカさんのこと苦手なんて不思議ですよ。あんなに一緒なのに」
ミッコ「……うん、まぁ、ね……」
みほ「(? 言葉を濁した?)」
みほ「(…………あんまり触れちゃいけないのかな)」
優花里「あっおかえりなさい西住殿」
アキ「ミッコ遅いよー!」
沙織「遭難したのかと思ったよ~」
ミッコ「ごめんごめん。でも今日は大量だ!!」
アキ「うわっ! こんなに!?」
ミカ「その魚の量……イエスだね」
815: 2016/12/14(水) 23:10:19.58 ID:xVFlc6Vwo
アキ「じゃあ魚とか貝は焼いてこっか。武部さんと作ったスープも召し上がれ!」
沙織「岩塩とかコショウとかあってビックリしたよ」
アキ「そういうのが獲れる島に流れ着いてよかったってことかな」
ミカ「あのー……私も果物持って帰って来たんだけど」
アキ「はいはい偉い偉い」
ミカ「ふっ、なんの」
優花里「(分かりやすいような分かりにくいような……)」
みほ「………………」
みほ「(さて、シチュエーションは前と一緒。夜ご飯)」
みほ「(だけど前と同じ手は使えないね……火傷しても沙織さんの女子力のことだから絆創膏とか軟膏とか常備してそうだし、優花里さんも緊急キット持ってるし)」
みほ「(となるとどうにか2人にするには……うーん…………私とアキちゃんが2人になるようなイベントは……>>817)」
817: 2016/12/14(水) 23:17:37.15 ID:MdoOvV5t0
連れション
818: 2016/12/14(水) 23:23:29.23 ID:xVFlc6Vwo
みほ「(ここはもう定番中の定番、一緒にトイレに行くという荒業を……!!)」
みほ「(とりあえずアキちゃんがトイレに行く素振りを見せたら速攻で共に……)」
優花里「おおっ……少ない食材でここまで…………野営時の勉強になります!」
アキ「武部さんホントに料理上手なんだね!」
沙織「そりゃね! いつお嫁に行けてもいいようにね!」
みほ「いつ行くの?」
沙織「うるせぇ」
みほ「……優花里さん、尿意を増幅させる薬とか持ってない?」ヒソヒソ
優花里「いや流石にそんなのは……」
みほ「くっ……こうなったら…………」
沙織「うっ……さっきお水飲みすぎちゃったかな……」
アキ「大丈夫? トイレとかあっちの方に作ったけど」
みほ「(ッ! 沙織さんナイス!)」
みほ「(一緒に作業してたから沙織さんの担当? のようなものがアキちゃんになってるなら、当然案内もアキちゃんがするハズ!!)」
819: 2016/12/14(水) 23:28:28.73 ID:xVFlc6Vwo
アキ「案内するよ。ついてきて」
みほ「あ、あのー私も……」
アキ「じゃあ2人ともこっちに」
沙織「(流石はみぽりん。チャンスへの嗅覚)」
アキ「家の裏のちょっと歩いたところにあるから。足元気を付けてね」
みほ「そんな場所にあると皆が食べてるところから見れないね」
アキ「流石にものを食べてるすぐそばでできないから……」
みほ「じゃあ皆からトイレの様子は完全に分からないようにしてあると…………」ニヤッ
みほ「(あっ、この木……やっぱりどこにでも生えてる)」
みほ「(丁度いいというかなんというか、どこに何があってもいいように塩はくすねてきたけど、今回も使おうかな? あの媚薬)」
媚薬を……>>820
1.使う
2.使わない
820: 2016/12/14(水) 23:28:44.36 ID:EfQQfvFTo
1
823: 2016/12/14(水) 23:33:09.84 ID:xVFlc6Vwo
みほ「(よし、使おう。これでキメセ…………おっと)」
アキ「ここだよ」
沙織「ちゃんと小屋になってる……!!」
アキ「女子としてね!」
みほ「じゃあ、失礼して……おお……中も3つちゃんと小部屋がある」
アキ「私は表で待ってるから」
沙織「うートイレトイレ!」
824: 2016/12/14(水) 23:36:26.56 ID:xVFlc6Vwo
・・・・・・
みほ「…………沙織さん」
沙織「なーにー?」
みほ「5分くらい中にいてね」
沙織「……分かったよ。覗いてもいいよね?」
みほ「そりゃもう」
みほ「(木の実を潰して……中の汁と塩を混ぜる…………)」
みほ「(う、肝心の容器を忘れた! お皿とか……無いよね流石に)」
みほ「(仕方ない。口の中で混ぜよう)」
みほ「(木の実は手で潰せるから……舌の上に塩を乗せて、と……)」グシャッ
みほ「(ん……うまく垂れてきてね)」
825: 2016/12/14(水) 23:39:33.66 ID:xVFlc6Vwo
・・・・・・
みほ「(よし、これで外に出よう)」ヨイショ
みほ「(ッ、ヤバ! ちょっと飲んじゃった! 大丈夫、だよね? 全部無くなってはないハズ……)」ガチャ
アキ「おかえりなさい。武部さんはまだかな?」
みほ「………………」
アキ「……? 西住さ――」
みほ「ッ!」チューッ
アキ「ムグォ!?」
みほ「(アキちゃんの鼻をつまんで……)」グイッ
アキ「(ッ!? い、息が……!)」
みほ「(一気に流し込む!!)」
アキ「ンーーー! ンーーーー!」ゴクッ
みほ「(決まった……!)」
827: 2016/12/14(水) 23:46:27.84 ID:xVFlc6Vwo
アキ「プハッ! に、西住さん……なに、を…………ッッ!!?」ビクンッ
みほ「わ、たしにも……効いてきちゃった」トロン
アキ「なんで、これ、身体が……っ、あつい……っ!」
みほ「うへへへへ、アキちゃーん」ガバッ
アキ「きゃっ!! や、やめて……変……」
みほ「私……全部好きなの」チュッ
アキ「んっ!? ん、あっ……」
みほ「ひひひ、アキちゃんの口の中凄く熱くて……」
アキ「(西住さんの舌、熱いのが、私の口の中……!)」
みほ「分かるよね……身体が熱いの。こんなもの、取らないと……熱くて氏んじゃいそう」
アキ「っ、ぷはっ! だめ、西住さん! いやっ、脱がさないで――んううぅっ!」
みほ「服の上から触っても体が跳ねちゃうくらいに強いから、この薬本当に使い勝手いいよぉ!」
832: 2016/12/15(木) 00:06:30.47 ID:TdmBlAW4o
・・・・・・
~翌朝~
アキ「…………ん」パチッ
ミカ「おや、目が覚めたようだね」
アキ「あれぇ……ミカ? あれぇー……」
ミッコ「まだ起きない方がいいって。昨日トイレに行ったときに西住さんとアキったら急に倒れちゃったらしいんだから」
アキ「倒れ……?」
ミカ「眠らせる毒を持つ虫か植物でもいるのかね……注意しないと」
アキ「西住さん達はぁ?」
ミッコ「西住さんは随分前に目を覚まして日も登らない内に帰っちゃったよ」
アキ「そっかぁ……ふわぁぁ…………」
833: 2016/12/15(木) 00:09:30.55 ID:TdmBlAW4o
アキ「んぅぅ……なんかトイレで何かあったような……思い出せない……」
ミカ「倒れた2人を武部さんが背負ってきたんだ。今度会ったらなにかお礼をしないと……やっぱり、音楽かな」
ミッコ「ミカのは音楽じゃなくて能書きだよ」
ミカ「ははは、酷いなぁ。まぁいいさ。芸術というのは万人に分かってもらえるようなものじゃないからね」
アキ「………………ん? トイレ……西住さん……」
アキ「ッッ!!」ビクッ
ミッコ「だ、大丈夫か!?」
ミカ「まだ寝ていた方がいいね」
アキ「ぁ……ぁ……」
アキ「(おぼろげにしか思い出せないけど、私、確かに……西住さんに…………!)」
アキ「(キモチイイコト……サレ……タ)」
834: 2016/12/15(木) 00:12:10.80 ID:TdmBlAW4o
・・・・・・
~大洗学園艦~
沙織「もう! 自分が倒れてりゃ世話ないよ!!」
みほ「ごめんね……私自身あんまり覚えてないというか、薬飲みすぎちゃって副作用が効いちゃったみたいで」
優花里「でも手は出したんですよね?」
みほ「うん。なんか裸のアキちゃんは思い出せる」
沙織「すごかったよ。なんか、もうすごかった」
みほ「それじゃ分からないよ。動画とか撮ってないの?」
沙織「すごすぎて忘れてた……しかも暗くてどうせ撮れなかったし」
みほ「そっかぁ……あああああもったいないことした!!」
みほ「(……もしかして、アキちゃんも昨日の事覚えてたり…………いやまさかね。私より飲んだ量は多いハズだから)」
アキの依存度が1→2になりました!
838: 2016/12/15(木) 00:19:27.55 ID:TdmBlAW4o
沙織「あっ、川崎のおじいちゃん!」
「おお沙織ちゃん今日もきれいだねぇ」
沙織「やだもー! そうやって口説く気なんでしょ!」
「はっはっは、それで、何が生え揃ってないんだい?」
沙織「え、あー……それは……あれだよ! おじいちゃんの歯! 早く入れ歯入れなって!」
「考えてるんだけどねぇ……」
みほ「(ホッ……沙織さんの顔見知りでよかった)」
優花里「(本当に武部殿のアドリブ能力はすごいですねぇ)」
839: 2016/12/15(木) 00:20:51.80 ID:TdmBlAW4o
みほ「それじゃあまた学校でね」
沙織「あ、うんみぽりん。ゆかりんもまたね!」
優花里「では!」
みほ「(まぁ今のを誰かに聞かれてたら下手したらマズいことになってたかもしれないし……もしかして、天は私にこのまま駆け抜けろと言っているのかな?)」
みほ「(もうすぐ4スレ目いきそうだし)」
841: 2016/12/15(木) 00:25:52.14 ID:TdmBlAW4o
・・・・・・
~放課後~
華「そうそう、昨日は麻子さんとお出かけしたんです」
沙織「そうだったの? ふわぁ……」
麻子「なんだ授業中も居眠りしてたのか? 寝るなんて情けない奴だ」
沙織「鏡持ってこようか?」
優花里「私も寝ていて、怒られちゃいましたぁ……」
みほ「ご、ごめんね……」
麻子「なんで西住さんが謝ってるんだ」
みほ「えっ? あー……なんとなく?」アセアセ
842: 2016/12/15(木) 00:29:06.58 ID:TdmBlAW4o
みほ「(優花里さんの学業に支障が出るとなんかすごく申し訳ない……引っ張りまわしてるのは私だけども……)」
みほ「(今日は流石にやめておこう。午前授業は明日までだし、明日頑張ろう)」
みほ「(明日のターゲットでも決めて今日は素直にあんこうチームの西住みほになろう)」
みほ「(明日は~…………>>845)」
1.新しく落とす
2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)
845: 2016/12/15(木) 00:32:33.80 ID:Yz2D27TPo
2 アッサム
846: 2016/12/15(木) 00:39:17.40 ID:TdmBlAW4o
みほ「(アッサムさんかなぁ。やっぱり小ぶりな胸っていうのは心が現れるんだよねぇ)」
みほ「(すぐ近くにもいるけど)」
麻子「?」
みほ「……」フフッ
麻子「……」ススッ
みほ「(微笑んだら近寄って来た。麻子さんは猫みたいだと思ってたけどこうなると犬みたい)」
848: 2016/12/15(木) 00:41:18.46 ID:TdmBlAW4o
・・・・・・
~同時刻・聖グ口リアーナ女学院~
アッサム「ッ!?」ゾゾゾッ
ダージリン「どうしたの?」
アッサム「い、いえ……ちょっと悪寒が」
ダージリン「あら、そんなことではローズヒップに魚を食べさせよう作戦が失敗してしまうわ」
ローズヒップ「嫌ですわ!! 私はお魚が大の苦手なのですわ!!」ジタバタ
ダージリン「はい、カレイの煮付け~」
ローズヒップ「に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!」
849: 2016/12/15(木) 00:47:15.81 ID:TdmBlAW4o
アッサム「…………」
アッサム「(あれから方々に手を尽くし、知りえた情報……西住みほの、毒牙にかかってしまった人達)」
アッサム「(大洗の生徒会、副会長と広報……M3リー搭乗者大半、八九式車長、同じⅣ号内の人……風紀委員にも)」
アッサム「(その手は学外にも及び、サンダースや継続……黒森峰の副隊長……プラウダなんか隊長副隊長どちらも……)」
アッサム「(そして、聖グ口リアーナのオレンジペコと…………私……………………)」
アッサム「………………………………無さすぎる……節操が」
アッサム「(伝えなくては……この恐ろしい事実を、ダージリンに……)」
アッサム「(ダージリンに伝えれば、大洗の生徒会長にも伝わり、遠からず西住みほは破滅するハズ……)」
850: 2016/12/15(木) 00:49:38.52 ID:TdmBlAW4o
ダージリン「はいハンバーグ」
ローズヒップ「おいしゅうございますわ~!」
ダージリン「はい大トロ握り」
ローズヒップ「に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!」
アッサム「あの、ダージリン……」
ダージリン「なぁに?」
アッサム「………………いえ、なんでも、ありません……」
ダージリン「そう? あなたが言いよどむなんて珍しい」
アッサム「……ローズヒップがかわいそうですよ」
ローズヒップ「助けてくださいまし!」
アッサム「………………」
863: 2016/12/21(水) 22:06:01.61 ID:N80T1PIjo
ダージリン「ああそうそう、アッサムは私に報告があるから来たのではなくて?」
アッサム「えっ? あっ……はい…………あの……」
ピロピロピロピロ
アッサム「あ……」
ダージリン「出ていいわよ。その間に私はローズヒップに…………そうねぇ、この美味しそうなサバ味噌とか」
ローズヒップ「わ、私! サバ味噌より辛味噌の方が好きなのですわ! 新しい強さで蘇る思いがあると思うのですわ!」
アッサム「……はい」ピッ
みほ『アッサムさんですか?』
アッサム「ッッ!!?」
864: 2016/12/21(水) 22:07:59.54 ID:N80T1PIjo
アッサム「(なんで、このタイミング……!)」ギリッ
みほ『明日のお昼、私の部屋に来られます? できますよね?』
アッサム「明日のお昼に?」
ダージリン「あら、誰かと約束事? もしかして、アッサムにもついに……ええそうね、ペコは女性同士という道を選んだけれどアッサムはノーマルかも」
アッサム「そういうのではありません!」
みほ『なにがですか?』
アッサム「とっ、とにかく! 行きますから、分かりましたから!」ピッ
865: 2016/12/21(水) 22:08:30.96 ID:N80T1PIjo
ダージリン「あら、よかったの? ボーイフレンド」
アッサム「だからそういうのではありませんって」
ダージリン「というと……先生からかしら?」
アッサム「……まぁ、そんなところです」
ダージリン「そう。さて、ローズヒップも逃げたことだし……聞かせてもらえる? この時期の報告、彼女のことのハズよ」
アッサム「………………>>直下」
コンマ一桁奇数→実は……
コンマ一桁偶数→特にありません
866: 2016/12/21(水) 22:10:44.75 ID:jWhaEYWM0
ほい
867: 2016/12/21(水) 22:19:02.76 ID:N80T1PIjo
アッサム「(いいや、これが当たり前にして最善の選択のハズ……報告は義務)」
アッサム「実は、調べたところかなりの人数が――」
アッサム「(私は洗いざらいすべてを話した。ただひとつ話さなかったことと言えば……私のことくらい)」
アッサム「(挙げた人物の中に私を入れなかったのは虚偽報告だ。しかし、何故か……私の中の何かが……)」
アッサム「(西住みほを庇おうとしている……? まさか、冗談だろう)」
アッサム「(いや、この感情は……『申し訳なさ』…………報告を一文字読むたびに胸がズキンと……)」
869: 2016/12/21(水) 22:20:05.37 ID:N80T1PIjo
アッサム「――以上です」
ダージリン「ふぅん……そう」フフッ
アッサム「はい」
ダージリン「ところで」
アッサム「はい?」
ダージリン「聞く限りみほさんはかなり周到なようだけど、あなたのことは知られてないのね?」
アッサム「はい。私の存在は向こうには知られていません」
ダージリン「そう……ならいいの」
アッサム「(本当は深くまで知られてしまったけれど、嘘をつくと『報告に虚偽を混ぜた』という後ろめたさより、もっと、頭を覆う違う、ホッとしたものがある)」
ダージリン「報告ありがとう。下がっていいわよ」ニコッ
アッサム「それでは失礼します。ダージリン」
ダージリン「ええ」
870: 2016/12/21(水) 22:30:23.91 ID:N80T1PIjo
・・・・・・
~翌日昼・みほの部屋~
みほ「へぇ~それで全部喋っちゃったんですか」
アッサム「は、いっ……んっ、あ……っ」
みほ「アッサムさん、なかなかとんでもないことをしてくれましたねぇ」
アッサム「ひっ……! ご、ごめんなさ……っ」
みほ「でもまぁ、全部白状してお仕置きを自ら受けるその姿勢はとても良いと思います」クリュ
アッサム「っっあっ! ありがと、っ、ごじゃ……」ビクビクッ
みほ「(そっか……ダージリンさんに全部知られちゃったか……というかそもそもそういう目的でアッサムさんは私を探ってたんだ)」
みほ「(どこでバレたんだろう? しかもあのダージリンさんに……アッサムさんが私に探りを入れ始めて来たタイミング的に、思い当たる節は……)」
みほ「(そういえば、会長が変な物を私に見せてきたような……)」
みほ「(……知られたところで所詮は他校の人間。そこから何をしてくるかは分からないし、何に気を付けてどれに警戒すればいいかもまだ不明……まいっか)」
871: 2016/12/21(水) 22:34:53.89 ID:N80T1PIjo
アッサム「んっ……止め、ない、で……」クネクネ
みほ「止めないでほしいですか?」
アッサム「……」コクリ
みほ「(ああ、耽るのに夢中で今この状況を忘れてた。アバウトに言うと全裸のアッサムさんが私になんかされてる)」
みほ「そうですかぁ続けてほしいですかぁ……でもなぁ、私の事をまるで犯罪者みたいに報告したんでしょう?」
アッサム「っ……それは……」
みほ「でも聞くところによると、アッサムさん自身のことはダージリンさんには何も言ってないんですね」
アッサム「…………恥ずかし、くて……」
みほ「アッサムさんは公私混同しない人だと思っていましたが……まぁ結果的にいい方向に進みそうなのでよしとしましょう」ヌプッ
アッサム「っっ! ぁ…………ひ……」
みほ「舌を出して」
アッサム「はひっ、ありがっ、とっ、ごじゃ……ま、しゅ」
872: 2016/12/21(水) 22:40:22.96 ID:N80T1PIjo
みほ「今まで私の事を知りたがってましたよね? じゃあ教えてあげますよ」チュッ
アッサム「んぅっ、した、吸われるの、すきぃ……」
みほ「私のキス、気持ちいいでしょう? 感覚器官同士の接触でしかないのに、脳の奥まで溶けてしまいそうなほどに甘いでしょう?」
アッサム「っ、……ッ」コクコク
みほ「これは全部私の家に伝わるものなんですよ。それは回数を重ねれば重ねるほどに依存性と快楽を累乗させていき、最後には私抜きではいられなくなってしまうんです」
みほ「アッサムさんとは、これが何回目のキスでしたっけ?」ニタァ
アッサム「(ああ、だから……なのね)」
アッサム「(はじめ、あんなに酷いことを、されたのに……今じゃ、もう…………なの、は……)」
みほ「これから先、私に利の無いことをしないですね?」
アッサム「はぃ……」
みほ「これから先、ちょっと手伝ってもらうかもしれませんが、その時はよろしくお願いしますね。まぁ、それはたったの1回ですが」
アッサム「分かりましら……らから、もっ、ろ……」
みほ「いいですよ」ニコッ
874: 2016/12/21(水) 22:48:45.95 ID:N80T1PIjo
・・・・・・
~夜・聖グ口リアーナ女学院~
アッサム「…………(まだ、身体が火照ってる……)」ドキドキ
アッサム「(私、あの人のものになっちゃったぁ……)」トロォ
ダージリン「あらアッサム、帰っていたの?」
アッサム「ッ、ダージリン」
アッサム「(いけない、あの人の為に……ダージリンの前では普通に振舞わないと)」
ダージリン「アッサムが教えてくれたみほさんの報告……改めて読んだけれどとても良い報告書だったわ」
アッサム「ど、どうも……?」
ダージリン「少しは暇潰しができそうだもの」ニタァ
アッサムの依存度が2→3になりました!
とある人の奸計から守ってくれるような予感がします!
978: 2016/10/03(月) 01:16:26.55 ID:4JxqyjXjo
みほ「さーて教室に戻って次の授業………………ん、あれ……」フラッ
みほ「なんか……眠く………………」ドサッ
次スレに移行するため、嘘BADENDをスレの最後に(会長のは今の伏線で許してクビンカ)
嘘ENDキャラ(落とした子限定・依存度関係無し)……>>981
985: 2016/10/03(月) 01:23:06.90 ID:4JxqyjXjo
【嘘BADEND ノンナ・監禁】
・・・・・・
~プラウダのどこかの部屋~
みほ「…………ん……」
みほ「(………………ここは……確か、私……生徒会室から戻る途中に……)」
みほ「…………ベッド……?」ギシッ
みほ「動けない…………手足を縛られてる……この前の優季ちゃんの時みたい」
ノンナ「気付きましたか」
みほ「ノンナさん?」
986: 2016/10/03(月) 01:24:53.41 ID:4JxqyjXjo
みほ「なんで私こうなってるんですか?」
ノンナ「さぁ、なんででしょうね」ペラッ
みほ「(ノンナさんは本を読んでる……私が縛られているのを不思議に思っていない。つまり……)」
みほ「私、何されたんですか?」
ノンナ「見ての通りです」
みほ「ノンナさんが?」
ノンナ「はい」
みほ「何故?」
ノンナ「笑顔です」
みほ「は?」
988: 2016/10/03(月) 01:31:13.06 ID:4JxqyjXjo
ノンナ「……あれから、私は考えました」パタン
ノンナ「あなたの言う、カチューシャと…………」
ノンナ「あのカチューシャを……」
ノンナ「そして帰ってから、カチューシャと共に過ごしました。この笑顔が壊れる。この笑顔が穢れる。この笑顔が……!」
ノンナ「…………そんな笑顔を、壊せるわけないじゃないですか」フフッ
みほ「ッッ、なっ! ノンナさん!!」
ノンナ「今更慌てても無駄ですよ。ここは地下室。叫んでも声はどこにも誰にも届かない……そしてここにはあなたと私、2人だけ」
みほ「そんな……カチューシャさんの笑顔を壊すのが、あの顔が歪んで快楽に落ちていくのが、あなたは見たくないんですか!?」
ノンナ「………………あなたも口リコンなら、分かるでしょう」
みほ「最も愛でる幼女を……手折らない…………」
ノンナ「…………」コクッ
みほ「だからって、そんなこと! あなたは私に溺れ、私を使ってカチューシャさんも溺れさせようとしていたハズッ! なのに何故急に心変わりなどッ!」
ノンナ「言ったでしょう。カチューシャの笑顔の為。あの笑顔は、穢してはならないもの。葛藤はありましたよ。ですが、それでも……あの笑顔は……ッ……」
989: 2016/10/03(月) 01:34:47.01 ID:4JxqyjXjo
みほ「ッ、そんな…………でも、沙織さん…………」
ノンナ「武部さん、ひどく抵抗していましたね」
みほ「えっ……?」
ノンナ「ですので、フフッ……」
みほ「ッッ!!」
みほ「沙織さんに何をしたんですか!!」
ノンナ「おお怖い。ふふふふ、あなたのそんな顔、初めて見ました」
ノンナ「私が憎いですか? 私が怖いですか? でも安心してください」
ノンナ「あなたの言った通り、私はもうあなたの虜……しかしこうは思えませんか?」
ノンナ「私があなたを飼えば……カチューシャを穢すことなく、私はあなたといつでも交わえる」
みほ「っ……そんな、こんな……!」
990: 2016/10/03(月) 01:38:43.66 ID:4JxqyjXjo
ノンナ「安心してください。衣食住は保証しますよ」
みほ「出して……ここから…………」
ノンナ「ええ出してあげます。私が飽きてあなたが誰も彼もから忘れられた時にでも――まぁ、そんな日が来るとは思えませんが」
ノンナ「ああそうそう、そこの机の引き出しに面白いものが入っているんですよ。なんだと思いますか? ヒントは武部さんの――」ガサゴソ
みほ「い、いや…………いやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
その後、西住みほを見た者はいない――
【嘘BADEND】
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