1: 20/06/13(土)21:27:22 ID:5B3
P「あっ…やっちまった」
ちひろ「どうしました?」モグモグ
P「弁当忘れちゃいました。せっかく作ってくれたのに…」
ちひろ「例の彼女さんですか?」
P「えぇ。…っと、電話だ」ピッ
P「はい。うん、うん」
ちひろ(彼女ねぇ…)モグモグ
P「いや、ほんとごめん。うっかりしてた」
ちひろ(Pさん、仕事三昧なのにどこで出会ったんだろ)モグモグ
ちひろ「どうしました?」モグモグ
P「弁当忘れちゃいました。せっかく作ってくれたのに…」
ちひろ「例の彼女さんですか?」
P「えぇ。…っと、電話だ」ピッ
P「はい。うん、うん」
ちひろ(彼女ねぇ…)モグモグ
P「いや、ほんとごめん。うっかりしてた」
ちひろ(Pさん、仕事三昧なのにどこで出会ったんだろ)モグモグ
30: 20/06/13(土)21:39:46 ID:5B3
マスタートレーナー(青木 麗)
2: 20/06/13(土)21:27:49 ID:5B3
P「え!?いいよいいよ」
ちひろ(そもそも私、彼女さんが誰なのか知らないのよね)モグモグ
P「いや、うーん…じゃあ、お願いします」
ちひろ(誰だろう…アイドルの皆さんは流石に無いだろうし…昔の同級生とか?)
P「はい、ありがとう。じゃあ、また後で」ピッ
ちひろ(うーん、全然見当がつかないわね…)モグモグ
P「彼女が弁当を持ってきてくれるらしいです」
ちひろ「あら、良かったじゃないですか」
P「元は俺の不注意ですからね…今度焼き肉でも誘ってみようかな…」
ちひろ「焼き肉ですか?もっとこう、ディナーとか…」
ちひろ(そもそも私、彼女さんが誰なのか知らないのよね)モグモグ
P「いや、うーん…じゃあ、お願いします」
ちひろ(誰だろう…アイドルの皆さんは流石に無いだろうし…昔の同級生とか?)
P「はい、ありがとう。じゃあ、また後で」ピッ
ちひろ(うーん、全然見当がつかないわね…)モグモグ
P「彼女が弁当を持ってきてくれるらしいです」
ちひろ「あら、良かったじゃないですか」
P「元は俺の不注意ですからね…今度焼き肉でも誘ってみようかな…」
ちひろ「焼き肉ですか?もっとこう、ディナーとか…」
3: 20/06/13(土)21:28:11 ID:5B3
P「彼女、ディナーは落ち着かないらしくて。がっつり食べるのが好きみたいなんです」
ちひろ「へぇー…ん?今からお弁当持って来てもらったら、昼休み終わっちゃいませんか?」
P「それが、家出る時に気づいて職場に持って来てくれてたみたいで。多分そろそろ来てくれるかなと」
ちひろ「随分と近いんですね。職場、この辺りなんですか?」モグモグ
P「この辺りと言うか、なんというか…」
ガチャ
ちひろ「彼女さんですか?」
P「多分そうですね」
ちひろ(Pさんの彼女さん…綺麗な人なのかな)
ちひろ「へぇー…ん?今からお弁当持って来てもらったら、昼休み終わっちゃいませんか?」
P「それが、家出る時に気づいて職場に持って来てくれてたみたいで。多分そろそろ来てくれるかなと」
ちひろ「随分と近いんですね。職場、この辺りなんですか?」モグモグ
P「この辺りと言うか、なんというか…」
ガチャ
ちひろ「彼女さんですか?」
P「多分そうですね」
ちひろ(Pさんの彼女さん…綺麗な人なのかな)
4: 20/06/13(土)21:28:35 ID:5B3
マストレ(以下麗)「失礼するぞ」
ちひろ「あれ、麗さん?」
麗「む、食事中だったか」
ちひろ「いえ、大丈夫です。何かありましたか?」
麗「何、忘れ物を届けに来ただけさ」スッ
ちひろ「忘れ物って…え?」
麗「ほら、忘れ物だ」
P「ありがとう。助かったよ」
麗「まったく…次は気を付けてくれよ?」
ちひろ「あれ、麗さん?」
麗「む、食事中だったか」
ちひろ「いえ、大丈夫です。何かありましたか?」
麗「何、忘れ物を届けに来ただけさ」スッ
ちひろ「忘れ物って…え?」
麗「ほら、忘れ物だ」
P「ありがとう。助かったよ」
麗「まったく…次は気を付けてくれよ?」
5: 20/06/13(土)21:29:02 ID:5B3
P「あぁ。お詫びといってはなんだけど、今夜食事にでもいかないか?勿論、俺の奢りで」
麗「食事はいいが…奢りは了承しかねるぞ」
P「ま、いいじゃないか。俺の不注意なんだし、俺から誘ったんだし」
麗「む…なら、遠慮なくご馳走になろうか」
P「決まりだな。じゃあ、お弁当はおいしく頂くよ」
麗「あぁ。今日は生姜焼きを作ってみたんだ」
P「どれどれ…おぉ、これは旨そうだ」
麗「食事はいいが…奢りは了承しかねるぞ」
P「ま、いいじゃないか。俺の不注意なんだし、俺から誘ったんだし」
麗「む…なら、遠慮なくご馳走になろうか」
P「決まりだな。じゃあ、お弁当はおいしく頂くよ」
麗「あぁ。今日は生姜焼きを作ってみたんだ」
P「どれどれ…おぉ、これは旨そうだ」
6: 20/06/13(土)21:29:26 ID:5B3
ちひろ「ちょっちょちょっと待ってください!」
P「どうしました?」
麗「何かあったか?」
ちひろ「どうもこうも!どうもこうもないでしょうが!」
ちひろ「Pさん!彼女さんって麗さんだったんですか!?」
P「ええ、まぁ」
ちひろ「社内恋愛じゃないですか!うち一応禁止ですよ禁止!」
P「そんなこと言っても、ねぇ?」
麗「だな」
ちひろ「何が!」
P「どうしました?」
麗「何かあったか?」
ちひろ「どうもこうも!どうもこうもないでしょうが!」
ちひろ「Pさん!彼女さんって麗さんだったんですか!?」
P「ええ、まぁ」
ちひろ「社内恋愛じゃないですか!うち一応禁止ですよ禁止!」
P「そんなこと言っても、ねぇ?」
麗「だな」
ちひろ「何が!」
7: 20/06/13(土)21:29:46 ID:5B3
P「専務公認だし、別に問題はないかなと」
ちひろ「え?専務?専務公認???規則は????」
麗「専務曰く、『実務に影響がないのなら問題ない』そうだ」
ちひろ「あの野郎!!!!!!」
美城専務「呼んだか」ガチャ
P「あ、専務」
ちひろ「呼んでません!!!!!!!!」
専務「そうか。失礼した」ガチャ
P「何しに来たんだあの人」
ちひろ「え?専務?専務公認???規則は????」
麗「専務曰く、『実務に影響がないのなら問題ない』そうだ」
ちひろ「あの野郎!!!!!!」
美城専務「呼んだか」ガチャ
P「あ、専務」
ちひろ「呼んでません!!!!!!!!」
専務「そうか。失礼した」ガチャ
P「何しに来たんだあの人」
8: 20/06/13(土)21:30:11 ID:5B3
ちひろ「…ふぅ」
麗「落ち着いたか?」
ちひろ「えぇ、何とか…」
P「ん、うまい」モグモグ
麗「だろう?」
P「ご飯と合うなぁ…いくらでも食べられるよ」
麗「妹たちに教えてもらいながら作ったんだ。ちょっと手間取ったが、仕上がりには自信があるぞ」
ちひろ「イチャイチャしてくれちゃって…」ハァ
麗「すまないな。すぐ仕事に戻る」
麗「落ち着いたか?」
ちひろ「えぇ、何とか…」
P「ん、うまい」モグモグ
麗「だろう?」
P「ご飯と合うなぁ…いくらでも食べられるよ」
麗「妹たちに教えてもらいながら作ったんだ。ちょっと手間取ったが、仕上がりには自信があるぞ」
ちひろ「イチャイチャしてくれちゃって…」ハァ
麗「すまないな。すぐ仕事に戻る」
9: 20/06/13(土)21:30:34 ID:5B3
P「昼ごはんはどうしたんだ?」
麗「早めに食べた。今日はこの後打ち合わせがあるからな」
P「そうか。後で感想を伝えさせてくれ」
麗「勿論だとも。それじゃあ私は行くよ」
ちひろ「お疲れさまでーす…」
P「また後でな」
麗「あぁ。お疲れ」
ガチャ
麗「早めに食べた。今日はこの後打ち合わせがあるからな」
P「そうか。後で感想を伝えさせてくれ」
麗「勿論だとも。それじゃあ私は行くよ」
ちひろ「お疲れさまでーす…」
P「また後でな」
麗「あぁ。お疲れ」
ガチャ
10: 20/06/13(土)21:30:59 ID:5B3
ちひろ「…さて、Pさん」
P「何です?」モグモグ
ちひろ「色々と聞きたいことがあるんですけど」
P「答えられる範疇なら、答えますよ」モグモグ
ちひろ「では最初に。 麗さんとは、どこで知り合ったんですか?」
P「そうですねぇ…どこから話せばいいのか…」モグモグ
ちひろ「社畜のくせにどこであんな美人と接点を持ったんですか」
P「急に毒舌になりましたね?」モグモグ
ちひろ「毒も吐きますよそりゃあ」
P「何です?」モグモグ
ちひろ「色々と聞きたいことがあるんですけど」
P「答えられる範疇なら、答えますよ」モグモグ
ちひろ「では最初に。 麗さんとは、どこで知り合ったんですか?」
P「そうですねぇ…どこから話せばいいのか…」モグモグ
ちひろ「社畜のくせにどこであんな美人と接点を持ったんですか」
P「急に毒舌になりましたね?」モグモグ
ちひろ「毒も吐きますよそりゃあ」
11: 20/06/13(土)21:31:18 ID:5B3
P「…まぁいいか。彼女と最初に出会ったのは、高校時代です」モグモグ
ちひろ「同級生だったんですか?」
P「そうですね。高校…1年生の秋でしたか。クラスは同じだったんですが、如何せん接点が無かったものでして」モグモグ
P「俺の母校では、毎年秋に運動場を貸しきって、全校生徒総出で体育祭をやってるんです」
P「そこで行われた部活対抗仮装リレーが、接点を持ったきっかけでしたね」モグモグ
ちひろ「部活対抗リレーですか?」
P「えぇ。俺はいわゆる文化部の一部員で、麗はバレー部一年組のエースでした」
ちひろ「同級生だったんですか?」
P「そうですね。高校…1年生の秋でしたか。クラスは同じだったんですが、如何せん接点が無かったものでして」モグモグ
P「俺の母校では、毎年秋に運動場を貸しきって、全校生徒総出で体育祭をやってるんです」
P「そこで行われた部活対抗仮装リレーが、接点を持ったきっかけでしたね」モグモグ
ちひろ「部活対抗リレーですか?」
P「えぇ。俺はいわゆる文化部の一部員で、麗はバレー部一年組のエースでした」
12: 20/06/13(土)21:31:44 ID:5B3
P「うちの部員はみんな動けない奴らばっかりでしてね。リレーも負けることは目に見えてたので、せめて最初だけでもと、まだ動ける方だった俺がトップバッターになりました」モグモグ
P「いざスタートラインに立つと、隣に筋肉質の気合いが入った人が目に入りました」ゴクッゴクッ
ちひろ「それが麗さんだったと」
P「そうです。当時彼女は部活で使ってるユニフォームで、俺は制服でした」モグモグ
P「レースがスタートして、俺と麗は全力で走り出しました」モグモグ
P「俺の方が内側のコースだったんですが、直ぐに彼女に追い付かれてしまいまして」モグモグ
ちひろ「片やユニフォーム、片や制服ですものね」
P「いざスタートラインに立つと、隣に筋肉質の気合いが入った人が目に入りました」ゴクッゴクッ
ちひろ「それが麗さんだったと」
P「そうです。当時彼女は部活で使ってるユニフォームで、俺は制服でした」モグモグ
P「レースがスタートして、俺と麗は全力で走り出しました」モグモグ
P「俺の方が内側のコースだったんですが、直ぐに彼女に追い付かれてしまいまして」モグモグ
ちひろ「片やユニフォーム、片や制服ですものね」
13: 20/06/13(土)21:32:05 ID:5B3
P「当然のように抜かされかけたんですが、そこで何を思ったか、俺はそこで加速をかけたんです」モグモグ
ちひろ「制服ですよね?」
P「えぇ。加速が功を奏して追い抜かれはせず、バトンタッチ直前まで並走しました」モグモグ
ちひろ「制服で…」
P「バトンタッチ直前、気が抜けたのか、俺の方が盛大に転びました」
ちひろ「大丈夫だったんですか?」
P「大丈夫じゃないです。2回転しました」
P「体を引きずって何とかバトンは渡せたんですけど、他の部活は遥か先です」
P「レース後、当然のように俺は男子連中のおもちゃになりました」
ちひろ「制服ですよね?」
P「えぇ。加速が功を奏して追い抜かれはせず、バトンタッチ直前まで並走しました」モグモグ
ちひろ「制服で…」
P「バトンタッチ直前、気が抜けたのか、俺の方が盛大に転びました」
ちひろ「大丈夫だったんですか?」
P「大丈夫じゃないです。2回転しました」
P「体を引きずって何とかバトンは渡せたんですけど、他の部活は遥か先です」
P「レース後、当然のように俺は男子連中のおもちゃになりました」
14: 20/06/13(土)21:32:34 ID:5B3
P「俺はその後も重い体を引き摺って競技に出続け、体育祭は終わりを告げました」
P「帰りに友人とラーメンを食べて帰り、泥のように眠ろうとしたその時、彼女からメールが来ました」
ちひろ「連絡先は交換してたんですか?」
P「まさか。後で聞いたら、俺の友人から伝ってきたらしいです」
P「内容は、体は大丈夫か、どこか痛まないかといった感じでしたね」
P「当時の俺は女性と話すことすら希でしたから、舞い上がっちゃいまして。そこから、俺と彼女のメール交換が始まりました」
ちひろ「何だか、時代を感じますね」
P「帰りに友人とラーメンを食べて帰り、泥のように眠ろうとしたその時、彼女からメールが来ました」
ちひろ「連絡先は交換してたんですか?」
P「まさか。後で聞いたら、俺の友人から伝ってきたらしいです」
P「内容は、体は大丈夫か、どこか痛まないかといった感じでしたね」
P「当時の俺は女性と話すことすら希でしたから、舞い上がっちゃいまして。そこから、俺と彼女のメール交換が始まりました」
ちひろ「何だか、時代を感じますね」
15: 20/06/13(土)21:32:54 ID:5B3
P「今はLINEがありますからね。そこからメールを交換し続けて…12月だったかな?話の弾みで、一緒にランニングをすることになりました」ゴチソウサマデシタ
P「最初こそ彼女に付いていくだけで精一杯だったんですが、段々と体力がついてきて、学年が上がる頃には彼女と同じスピードで走れるようになりました」
P「ランニングは学年が上がってからも続いて、最終的には卒業まで続きました」
ちひろ「青春ですねー…」
P「ランニングの他にも、学校帰りに買い食いをしたり、ゲーセンに立ち寄ったり…メールも続きました」
ちひろ「その時点で男女の関係だったと?」
P「いえ、当時はまだ付き合ってはいませんでした。仲のいい友人止まりでしたね」
P「最初こそ彼女に付いていくだけで精一杯だったんですが、段々と体力がついてきて、学年が上がる頃には彼女と同じスピードで走れるようになりました」
P「ランニングは学年が上がってからも続いて、最終的には卒業まで続きました」
ちひろ「青春ですねー…」
P「ランニングの他にも、学校帰りに買い食いをしたり、ゲーセンに立ち寄ったり…メールも続きました」
ちひろ「その時点で男女の関係だったと?」
P「いえ、当時はまだ付き合ってはいませんでした。仲のいい友人止まりでしたね」
16: 20/06/13(土)21:33:28 ID:5B3
ちひろ「それだけやってるのにですか?」
P「えぇ」
ちひろ「ほんとに高校生ですか…?」
P「高校生だからですよ。二人とも、交際経験なんてありませんでしたし」
P「二人とも大学は別々のところへ進んだので、徐々に疎遠になっていって…そのうち、メールもしなくなりました」
P「大学も卒業して、ここに就職して、念願のプロデューサー業についた頃に、彼女と再会しました」
ちひろ「何だか、ロマンチックですね」
P「こっちは驚きでロマンチックなんて言ってる暇無かったですよ」
P「えぇ」
ちひろ「ほんとに高校生ですか…?」
P「高校生だからですよ。二人とも、交際経験なんてありませんでしたし」
P「二人とも大学は別々のところへ進んだので、徐々に疎遠になっていって…そのうち、メールもしなくなりました」
P「大学も卒業して、ここに就職して、念願のプロデューサー業についた頃に、彼女と再会しました」
ちひろ「何だか、ロマンチックですね」
P「こっちは驚きでロマンチックなんて言ってる暇無かったですよ」
17: 20/06/13(土)21:34:02 ID:5B3
P「そこから何やかんやあって、付き合うことになって、今に至ります」
ちひろ「その何やかんやが知りたいんですけど」
P「ここから先を話しちゃうと、麗に怒られちゃいますから」
ちひろ「むぅ…なら、潔く諦めます」
P「聞きたいなら、麗本人に聞いてみてください。ちなみにですけど、彼女…下戸ですよ」
ちひろ「…それはつまり?」
P「そういうことです。じゃ、仕事に戻りましょうか」
ちひろ「気になって仕事どころじゃありませんよ…やらなきゃならないんですけど」
P「ちひろさん、この案件なんですけど…」
ちひろ「それは一度専務に回して…」
―――――
ちひろ「その何やかんやが知りたいんですけど」
P「ここから先を話しちゃうと、麗に怒られちゃいますから」
ちひろ「むぅ…なら、潔く諦めます」
P「聞きたいなら、麗本人に聞いてみてください。ちなみにですけど、彼女…下戸ですよ」
ちひろ「…それはつまり?」
P「そういうことです。じゃ、仕事に戻りましょうか」
ちひろ「気になって仕事どころじゃありませんよ…やらなきゃならないんですけど」
P「ちひろさん、この案件なんですけど…」
ちひろ「それは一度専務に回して…」
―――――
18: 20/06/13(土)21:34:25 ID:5B3
―――――
P「んー…やっと終わった…」
ちひろ「お疲れ様です」
麗「失礼する。Pはいるか?」ガチャ
P「ん、いるよ」
ちひろ「お疲れ様です、麗さん。Pさんから色々とお話は伺いました」
麗「…P、どこまで話した?」
P「出会いと経過、あとは再会かな」
麗「…なら良し」
P「んー…やっと終わった…」
ちひろ「お疲れ様です」
麗「失礼する。Pはいるか?」ガチャ
P「ん、いるよ」
ちひろ「お疲れ様です、麗さん。Pさんから色々とお話は伺いました」
麗「…P、どこまで話した?」
P「出会いと経過、あとは再会かな」
麗「…なら良し」
19: 20/06/13(土)21:34:51 ID:5B3
ちひろ「あのー…他の部分も良ければ…」
麗「すまないが、それはダメだ」
ちひろ「なぜです?」
麗「それはー…そのー…」
P「正直に言った方がいいんじゃないか?」ニヤニヤ
麗「こいつ…そうだ、私が恥ずかしいからだ!」
ちひろ「そこまではっきりと言われてしまっては、どうしようもありませんね」
麗「全く…覚悟しておけよ?」
P「お手柔らかにに頼む」
麗「すまないが、それはダメだ」
ちひろ「なぜです?」
麗「それはー…そのー…」
P「正直に言った方がいいんじゃないか?」ニヤニヤ
麗「こいつ…そうだ、私が恥ずかしいからだ!」
ちひろ「そこまではっきりと言われてしまっては、どうしようもありませんね」
麗「全く…覚悟しておけよ?」
P「お手柔らかにに頼む」
20: 20/06/13(土)21:35:25 ID:5B3
ちひろ「では、お疲れ様でーす」ガタッ
P「あ、はいお疲れ様です」
麗「お疲れ」
ちひろ「そうだ、麗さん」
麗「何だい?」
ちひろ「今度、飲みに行きませんか?」
麗「うっ…飲みに…呑みにか…」
ちひろ「是非」
麗「むぅ…」
P「いいじゃないか。たまには、羽を伸ばしてきたらいいんじゃないか?」
P「あ、はいお疲れ様です」
麗「お疲れ」
ちひろ「そうだ、麗さん」
麗「何だい?」
ちひろ「今度、飲みに行きませんか?」
麗「うっ…飲みに…呑みにか…」
ちひろ「是非」
麗「むぅ…」
P「いいじゃないか。たまには、羽を伸ばしてきたらいいんじゃないか?」
21: 20/06/13(土)21:35:54 ID:5B3
麗「うーむ…分かった。こちらも予定を合わせておくよ」
ちひろ「ありがとうございます♪では、お先に失礼しまーす♪」ガチャ
麗「…喋ったな?」
P「どうせいつかはバレると思って」
麗「このやろう!」グリッ
P「あっやめろやめてそれマジで頭いだだだだだ!!!」グリグリ
麗「全く…で、どうする?」
P「いたた…そうだな…今夜は開いてる?」
麗「あぁ。妹たちにも晩御飯はいらないと連絡済みだ」
ちひろ「ありがとうございます♪では、お先に失礼しまーす♪」ガチャ
麗「…喋ったな?」
P「どうせいつかはバレると思って」
麗「このやろう!」グリッ
P「あっやめろやめてそれマジで頭いだだだだだ!!!」グリグリ
麗「全く…で、どうする?」
P「いたた…そうだな…今夜は開いてる?」
麗「あぁ。妹たちにも晩御飯はいらないと連絡済みだ」
22: 20/06/13(土)21:36:13 ID:5B3
P「なら、行くか。焼き肉」
麗「行こう。今日の私は飢えているんだ」ギラッ
P「奇遇だな、俺もだ」ギラッ
麗「どこに向かう?」
P「そうだなぁ…俺の家近くに評判の焼肉屋があるんだが…」
麗「決まりだな」
P「…わかった。じゃ、行こうか」ガチャ
麗「あぁ。覚悟しておけよ?」
P「お手柔らかに、頼むよ」ガチャ
―――――
麗「行こう。今日の私は飢えているんだ」ギラッ
P「奇遇だな、俺もだ」ギラッ
麗「どこに向かう?」
P「そうだなぁ…俺の家近くに評判の焼肉屋があるんだが…」
麗「決まりだな」
P「…わかった。じゃ、行こうか」ガチャ
麗「あぁ。覚悟しておけよ?」
P「お手柔らかに、頼むよ」ガチャ
―――――
23: 20/06/13(土)21:36:32 ID:5B3
―――――
ちひろ「…」
ちひろ(二人とも、昨日はどうしたんだろ)
ちひろ(焼肉屋、行ったのかしら)
ちひろ(そしてそのあと…は、ないわよね)
ちひろ「でも、もしかしたら…」
P「お早うございます」ガチャ
ちひろ「お早うございます。昨日はおたのしみでしたか?」
ちひろ「…」
ちひろ(二人とも、昨日はどうしたんだろ)
ちひろ(焼肉屋、行ったのかしら)
ちひろ(そしてそのあと…は、ないわよね)
ちひろ「でも、もしかしたら…」
P「お早うございます」ガチャ
ちひろ「お早うございます。昨日はおたのしみでしたか?」
24: 20/06/13(土)21:36:59 ID:5B3
P「えぇ。焼肉、おいしかったです。財布は軽くなりましたがね」
ちひろ「それはようござんした。じゃ、仕事に移りましょうか」
P「なんか冷たいですね…まぁいいか」
加蓮「おはよーございまーす」ガチャ
凛「おはようございます」
奈緒「おはようございまーす」
P「ん、おはよう」
ちひろ「おはよう、加蓮ちゃん」
凛「ん?んー…」クンクン
P「どうした?」
ちひろ「それはようござんした。じゃ、仕事に移りましょうか」
P「なんか冷たいですね…まぁいいか」
加蓮「おはよーございまーす」ガチャ
凛「おはようございます」
奈緒「おはようございまーす」
P「ん、おはよう」
ちひろ「おはよう、加蓮ちゃん」
凛「ん?んー…」クンクン
P「どうした?」
25: 20/06/13(土)21:37:21 ID:5B3
凛「Pから焼肉の臭いが…」
P「えっマジかごめん。臭い消したはずなんだが…」
凛「多分、バッグだね。臭いが移っちゃったんじゃないかな」
P「んー…ほんとだ。後でフ○ブリーズかけとくよ」
加蓮「!」
加蓮「奈緒…」コソコソ
奈緒「…何だよ」コソコソ
加蓮「Pさんの首もと…」コソコソ
奈緒「?…!?キッキキキキスマークぅ!?////」
P「えっマジかごめん。臭い消したはずなんだが…」
凛「多分、バッグだね。臭いが移っちゃったんじゃないかな」
P「んー…ほんとだ。後でフ○ブリーズかけとくよ」
加蓮「!」
加蓮「奈緒…」コソコソ
奈緒「…何だよ」コソコソ
加蓮「Pさんの首もと…」コソコソ
奈緒「?…!?キッキキキキスマークぅ!?////」
26: 20/06/13(土)21:37:58 ID:5B3
P「っ!」サッ
ちひろ「あっ、ふーん…」
凛「…P、手どかして」
P「いやー…ちょっとそれは…」
凛「早く」
P「はい…」ソッ
凛「…キスマークだね」
P「あの野郎…」
凛「誰の?」
P「えーとそれは…社外秘と言いますか、個人情報と言いますか…」
麗「失礼する。Pは…何事だ?」ガチャ
凛「麗さん、Pのコレ、何か知らない?」
麗「コレ?どれ…あー…」カァァァ…
凛「…そういうことね」
ちひろ「あっ、ふーん…」
凛「…P、手どかして」
P「いやー…ちょっとそれは…」
凛「早く」
P「はい…」ソッ
凛「…キスマークだね」
P「あの野郎…」
凛「誰の?」
P「えーとそれは…社外秘と言いますか、個人情報と言いますか…」
麗「失礼する。Pは…何事だ?」ガチャ
凛「麗さん、Pのコレ、何か知らない?」
麗「コレ?どれ…あー…」カァァァ…
凛「…そういうことね」
27: 20/06/13(土)21:38:24 ID:5B3
P「アァ…!オワッタ…!」
凛「とりあえずこの話は議会に出させてもらうから」
P「議会?何の?俺の知らないところで自治国家出来てるの?」
凛「先に撮影行ってくるよ。明日を楽しみにしてて。じゃ」ガチャ
加蓮「失礼…」ガチャ
奈緒「しましたー…///」ガチャ
麗「…ごめん」
P「いや、いいよ…どうせ遠からずバレてただろうし…」
凛「とりあえずこの話は議会に出させてもらうから」
P「議会?何の?俺の知らないところで自治国家出来てるの?」
凛「先に撮影行ってくるよ。明日を楽しみにしてて。じゃ」ガチャ
加蓮「失礼…」ガチャ
奈緒「しましたー…///」ガチャ
麗「…ごめん」
P「いや、いいよ…どうせ遠からずバレてただろうし…」
28: 20/06/13(土)21:38:42 ID:5B3
ちひろ「御愁傷様です♪」
P「楽しそうですね…」
ちひろ「そんなことないですよ♪」
P「絶対嘘だ…」
麗「…どうする?」
P「…凛にバレてしまった以上、他のアイドルにも話は回るだろうし…下手しなくても、麗にも質問はいくだろうな」
麗「…ちひろさん。今夜、一杯付き合ってくれるか?」
ちひろ「えぇ、もちろん!」
P「楽しそうですね…」
ちひろ「そんなことないですよ♪」
P「絶対嘘だ…」
麗「…どうする?」
P「…凛にバレてしまった以上、他のアイドルにも話は回るだろうし…下手しなくても、麗にも質問はいくだろうな」
麗「…ちひろさん。今夜、一杯付き合ってくれるか?」
ちひろ「えぇ、もちろん!」
29: 20/06/13(土)21:38:56 ID:5B3
以上です
マストレさんいいよね
マストレさんいいよね
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります