1: 2010/04/27(火) 20:05:50.90 ID:LpzHh0aT0

5: 2010/04/27(火) 20:09:20.81 ID:LpzHh0aT0
第38週目 ループ不可能

レッド

ピカチュウLv58 10まんボルト たたきつける 天使のキッス でんこうせっか 持ち物電気玉

エーフィLv58 ひかりの壁 サイコキネシス めいそう バトンタッチ

ゲンガーLv52 シャドーボール だいばくはつ のろい さいみんじゅつ

カイリューLv55 なみのり でんじは たたきつける げきりん

フシギバナLv55はっぱカッター どくのこな やどりぎのタネ たいあたり

キュウコンLv57 しんぴのまもり だいもんじ でんこうせっか あやしいひかり

7: 2010/04/27(火) 20:13:16.68 ID:LpzHh0aT0


※カビゴンはサカキ戦では役にたたなそうなのでボックスに預けました


トキワシティ

真相を最後まで知った俺は今後について少し悩んだ

チャンピオンにならなくても家にひきこもって俺が氏ぬ日まで待っててもいいのだ


そんなことをナツメに言うと上目遣い(絶対わざとだ)でナツメにねだられた


ナツメ「レッドがチャンピオンになるところみたかったのに・・・」


0.2秒で陥落した俺は最強のカントートレーナを目指すことにした

10: 2010/04/27(火) 20:18:04.24 ID:LpzHh0aT0

レッド「サカキって強いのか?」


ナツメ「私より弱いんじゃないかしら。実際戦ったことないけど」


レッド「え・・・あの大物臭はなんだったんだよ」


ナツメ「私がそれを超える大物だったのよ」


レッド(まぁおっOいは間違いなく大物だよな)

11: 2010/04/27(火) 20:22:33.29 ID:LpzHh0aT0

トキワシティ ジム


レッド「ジムトレーナー一掃しちゃおっかなぁぁぁぁ!」


エリートトレーナー♀「ここまで来るなんてやるわね。ここのジムリーダーはカントー最強のジムリーダーよ!」



ナツメ(それは私よ)


レッド「エリートトレーナーにも穴はあるんだよな・・・ゴクリ」


ナツメ「いつからこんな人間になっちゃったのかしら」


レッド「最初から・・・」

16: 2010/04/27(火) 20:35:22.39 ID:LpzHh0aT0

エリートトレーナー♀に勝利した


レッド「あまりに俺が強すぎたので戦闘シーンはカットしました」


ナツメ「さいみんじゅつとやどりぎのタネ使ってたわよこいつ」


レッド「せ、正当防衛です」


レッド「クソ!目が合っただけでトレーナーが勝負をしかけてくるこの世界が悪いんだ!!」

17: 2010/04/27(火) 20:38:21.25 ID:LpzHh0aT0

サカキ「またあったなナツメ。それに・・・誰だったかな?」


レッド「破壊神ンジャメナと呼んでください」


サカキ「我がロケット団は壊滅した。メンバーは散り散りになり私もこのざま」


サカキ「バカどもをまとめあげるのにもうんざりしていたからこれはこれでいいのかもな」


破壊神ンジャメナ「負け犬の遠吠えですねwwww」


サカキ「黙れ!!」


破壊神ンジャメナ「我を誰だと思っておる」


ナツメ「ほんとに誰よ」

19: 2010/04/27(火) 20:44:37.02 ID:LpzHh0aT0

完全に俺を無視したサカキは急に猫なで声を出す

サカキ「なぁナツメ。お前ロケット団が嫌いだったんだろう?今はもうなくなった。こんどこそ私の妻にならないか?」


サカキ「悪いようにはしないさ。金だって十分にある」


ナツメ「ごめんなさい。あなた誰ですか?」

サカキ「・・・」


破壊神ンジャメナ「おいお前」


サカキ「あぁ?」


破壊神ンジャメナ「お前のところの組織を壊滅させたはグリーンという小童であろう」


破壊神ンジャメナ「そいつは我のしもべであるぞ」


ナツメ「なんか神様っぽい喋り方やめてよ気持ち悪いわ」

レッド「うむ」

20: 2010/04/27(火) 20:49:01.93 ID:LpzHh0aT0

破壊神レッド「わかる??グリーンより数段俺の方が強いの」


破壊神レッド「その俺がジムにきてんだ」


破壊神レッド「地にはいつくばらせてやる」



破壊神レッドが勝負をしかけてきた

22: 2010/04/27(火) 20:53:10.69 ID:LpzHh0aT0

レッド「ファファファ。本当の恐怖に恐怖するが良い!!」


ナツメ「言ってること支離滅裂だし、そもそもキョウじゃないそれ」


カイリューLv56「ギャフゥ」


ニドキングLv58「ガーギィー」


レッド「マサキ・・・久しぶりだな辛い思いしてきたんだろうに」


ナツメ「似てるけど違うわよ」


レッド「ぶちのめしてやんよ!!」

25: 2010/04/27(火) 20:57:35.38 ID:LpzHh0aT0

カイリューのなみのり。効果は抜群だ


相手の体力を3/4ほど削った


レッド「余裕wwwwww」


相手のニドキングのれいとうビーム。効果は抜群だ


カイリューはなんとか耐えた


レッド「油断したでござる・・・」


ナツメ「よわ・・・」

26: 2010/04/27(火) 21:01:33.63 ID:LpzHh0aT0

カイリューのなみのり。効果は抜群だ

相手のニドキングは倒れた。


サカキ「フン、少しはできるようだな」


サカキはサンドパンをくり出した

サンドパンLv62「ジー!」


レッド「素早さ遅いのばっか使うのな」


カイリューのなみのり。こうかは抜群だ

サンドパンのきりさく。カイリューは倒れた

29: 2010/04/27(火) 21:05:58.94 ID:LpzHh0aT0

レッド「エーフィ!!」


エーフィLv58「キュゥゥン」


レッド「いつみてもかわゆいなぁ・・・」


エーフィのサイコキネシス

サンドパンは倒れた


レッド「あれ・・・凄く弱い」



ナツメ「あいつ頭の中中学生だから」

31: 2010/04/27(火) 21:11:13.66 ID:LpzHh0aT0

サカキ「いでよ!!邪悪なる化身!!」


レッド「スッゲーノリノリだ・・・」


バンギラスLv62「ジウジャオーン」


レッド「積んだwwwwwエーフィなんもできないじゃんwwww」


レッド「代えてもみんなバンギラスの攻撃耐えられないしなぁ」


レッド「ごめんエーフィ」


エーフィのひかりの壁。特殊攻撃につよくなった

バンギラスのかみくだく。効果は抜群だ

エーフィは倒れた

33: 2010/04/27(火) 21:13:21.80 ID:LpzHh0aT0

レッド「フシギバナ!!」

フシギバナLv57「バーナー」

フシギバナのはっぱカッター。急所に当たった。効果は抜群だ

バンギラスはかろうじて耐えた

バンギラスのいわなだれ


レッド「あれwwwwバンギラスさんwwwwピンチですよwwww」


フシギバナのはっぱカッター。効果は抜群だ

バンギラスは倒れた

37: 2010/04/27(火) 21:20:39.09 ID:LpzHh0aT0

サカキ「いけ!バンギラス2」


バンギラス2「ジウジャオーン」


レッド「かぶってる・・・」


フシギバナのはっぱカッター。効果はばつぐんだ

バンギラスのいわなだれ。しかし攻撃は外れた


レッド「ラッキー」


サカキ「使えねぇなぁおい!!」


レッド「駄目だあいつ頭ん中腐ってやがる・・・」

40: 2010/04/27(火) 21:23:04.80 ID:LpzHh0aT0

レッド「はっぱカッター!!」

フシギバナのはっぱカッター。急所にあたった。効果は抜群だ

バンギラスは倒れた

レッド「フシギバナつよ・・・」


サカキ「クソォ・・・」


サカキはハガネールをくりだした


ハガネールLv60「ぶるああああああ!!」

47: 2010/04/27(火) 21:28:57.10 ID:LpzHh0aT0

フシギバナのはっぱカッター。しかしハガネールにはほとんどダメージをあたえられない


レッド「むりだ(^p^)」


ハガネールのじしん。フシギバナは倒れた


レッド「キュウコン!!」


キュウコンLv57「ケーン」


レッド「そろそろお前も違う鳴き声にしないか。なんかそれ違うぞ」


キュウコン「・・・?」

50: 2010/04/27(火) 21:33:59.50 ID:LpzHh0aT0

キュウコンの大文字。効果は抜群だ


かろうじてハガネールは耐えた


ハガネール「ぬわあああああああ!!!」


ハガネールの大爆発。すさまじい衝撃がキュウコンに襲いかかる


相手のハガネールは倒れた

キュウコンは倒れた


レッドは壁までふっとんだ

54: 2010/04/27(火) 21:38:13.40 ID:LpzHh0aT0

レッド「いって・・・危うく氏ぬところだぞ」

レッド「ん?」


後ろを向くとスリーパーが


レッド「お前が俺をかばってくれたのか・・・」


スリーパーは顔を赤らめている。レッドをつかんだまま離さない!!


レッド「助けてナツメ」

55: 2010/04/27(火) 21:40:32.70 ID:LpzHh0aT0

キュウコンが倒れている


レッド「うちの愛犬二号を・・・ひどい」


ナツメ「狐よ」


レッド「あと一匹しかいないようだけどまだやる?」


サカキ「・・・チ」



サカキはゴローニャをくりだした


ゴローニャLv64「バフーン」


レッド「なんか嫌な鳴き声だな・・・」

56: 2010/04/27(火) 21:43:01.22 ID:LpzHh0aT0

レッド「ねむれ」

ゲンガーのさいみんじゅつ。あいてのゴローニャはねむってしまった

ゲンガーのシャドーボール

相手のゴローニャは眠っている


ゲンガーのシャドーボール

相手のゴローニャは倒れた


レッド(きもちぃぃぃぃ!!)



ジムリーダーのサカキに勝利した

60: 2010/04/27(火) 21:45:20.74 ID:LpzHh0aT0

サカキ「そんな・・・こんな糞ガキに」


レッドはバッチと技マシンじわれを手に入れた


レッド「なんかいまさらだけど、あんたもっとポケモンのこと知った方がいい」


レッド「戦い方も単調だし」


レッド「あと、ナツメは俺の嫁」


サカキ「・・・」

62: 2010/04/27(火) 21:47:40.35 ID:LpzHh0aT0

ナツメ「後半私全然しゃべってなかったわ」


レッド「ここにいるだけでマイナスイオン発してそうだし大丈夫だよ」


ここまでのレポート

第38週目 ループ不可能
レッド

ピカチュウLv59 10まんボルト たたきつける 天使のキッス でんこうせっか 持ち物電気玉

エーフィLv60 ひかりの壁 サイコキネシス めいそう バトンタッチ

ゲンガーLv53 シャドーボール だいばくはつ のろい さいみんじゅつ

カイリューLv57 なみのり でんじは たたきつける げきりん

フシギバナLv58はっぱカッター どくのこな やどりぎのタネ たいあたり

キュウコンLv58 しんぴのまもり だいもんじ でんこうせっか あやしいひかり

73: 2010/04/27(火) 22:09:03.60 ID:LpzHh0aT0

グリーン「驚いたか?」


今俺の目の前に立っている男


グリーン「俺がチャンピオンのグリーンだ」


しっかりチャンピオンになっている。ロケット団も壊滅させた正義のヒーロー

よほど俺なんかよりはチャンピオンの資質があるんだろう

80: 2010/04/27(火) 22:14:01.50 ID:LpzHh0aT0

それでも


グリーン「この意味がわかるか?」

レッド「あぁ」


レッド「俺が世界で一番強いってことなんだよ」
グリーン「俺が世界で一番強いってことなんだよ」


グリーン「……」




勝つのは俺だけどな




時は一日前にさかのぼる

81: 2010/04/27(火) 22:19:17.21 ID:LpzHh0aT0

サカキを倒した俺はマチスとエリカさんを召集した


エリカ「レッドさんからお呼びがかかるなんて嬉しいですね」


マチス「エリカさん……」


エリカ「私に話しかけたらもぎますよ」ニコッ


マチス「はぁはぁはぁはぁ」


レッド「みんなに来てもらったのは理由があります」


レッド「率直に言います。俺をチャンピオンにしてください」


ナツメ「願う相手間違ってないかしら……」

83: 2010/04/27(火) 22:23:50.54 ID:LpzHh0aT0

エリカ「いいですよ」


マチス「ワカリマシタ」


レッド「えっと・・・」


レッド「そんな安請け合いしていいんですか?」


エリカ「私はナツメと同じくらいあなたが頑張ってきたことを知ってますから」


ナツメ「ムッ」


マチス「はぁはぁはぁはぁ」


露骨に嫌そうな顔をするナツメ。もうちょっとフレンドリーにできないものか
そもそも二人は友達のはずなのに

84: 2010/04/27(火) 22:28:07.18 ID:LpzHh0aT0

レッド「今から俺はチャンピオンロードを抜けてセキエイ高原に向かいます」


レッド「もちろんさらにレベルアップをはかりますが」


レッド「はっきり言ってチャンピオンを含め五人抜きできる気がしません」


レッド「ですから、皆さんに一人ずつ四天王を倒して欲しいんです」


エリカ「本当に良いんですか?レッドさんが一人で戦い抜いてこそのチャンピオンだと思いますけど」


ごもっとも

至極当たり前の考え

85: 2010/04/27(火) 22:31:26.64 ID:LpzHh0aT0

レッド「いいんです。本当はチャンピオンの称号なんてもういらないんです」


それはもう過去の俺が何回も取ってきたものだ


レッド「ただ、このループの中で俺はずっとチャンピオンになって最後を終えたから」


レッド「形だけでも、チャンピオンになっておきたいんです」

それが今後生き残るためのなにかにつながるかもしれない

たとえ手段が汚かろうがやれることはやっておきたい



レッド「その後すぐにその称号を返してもいい」



今度こそ氏ぬかもしれないから


レッド「お願いします」


みんなが頷くまで深く頭を下げた

91: 2010/04/27(火) 22:35:44.89 ID:LpzHh0aT0

俺とナツメはチャンピオンロードを歩いていた


さすがにお互い口数は少ない

ここから先負けたとしてもループすることも氏ぬこともない

けれども誰かに負けるということはこれからの士気に非常に関わる



ナツメ「どうやって挑戦者が一人だってことにするのよ」

ナツメ「私たち顔が似てるとかの前に性別違うじゃない」

レッド「そのためにお前がいるんじゃないか。頼んだぞ」


ナツメ「なるほどね」

93: 2010/04/27(火) 22:38:26.16 ID:LpzHh0aT0

ナツメ「そういえばレッドが氏んだ後あなたが幽霊になったって噂があったの」


レッド「氏してなお俺は凄いんだな……」


ナツメ「それが奇妙な噂で、シロガネ山の頂上にあなたに良く似たトレーナーが1日一回現れて」


レッド「現れて?」


ナツメ「ポケモン勝負をしかけてくるんだって」


レッド「それたぶん別人じゃないのか……」


氏んでからもそんなわけわからんことする気はないぞさすがに


ナツメ「あくまで噂だけどね」


この噂が重要な鍵に、別になってないことに後で気づきもしなかった

96: 2010/04/27(火) 22:41:49.28 ID:LpzHh0aT0

セキエイ高原


エリカ「待ってましたよ」


マチス「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」


レッド「本当にありがとうございます」


手短に説明を始める


レッド「マチスはカンナを、エリカさんはシバを」

二人ともうなずく


レッド「ナツメはキクコを」


ナツメ「余裕ね」


レッド「俺はワタルとグリーンを叩く」

99: 2010/04/27(火) 22:44:30.48 ID:LpzHh0aT0

レッド「相手も強いけど、みんなのポケモンとのタイプ相性は良いはずだ」


レッド「ナツメの力を使ってみんなが俺の姿に見えるようにしてもらう」


レッド「例え勝っても負けてもすぐにその場から脱出してくれ」


俺はみんなに一匹ずつケーシィを渡す


レッド「さすがに不正がバレたとしてもみんなに迷惑かけられないからな」


レッド「質問は?」


沈黙


レッド「全部終わったらタマムシジムに集合だ」


俺たちはそろって四天王の元へ歩き出した

106: 2010/04/27(火) 22:50:42.68 ID:LpzHh0aT0

レッド 手持ち


ピカチュウLv62  持ち物電気玉

エーフィLv66

ゲンガーLv64

カイリューLv66

フシギバナLv63

カビゴンLv65

※技はレッドが持っている技マシンを使ったので変動しました

レッドとナツメ以外ケーシィ所持

115: 2010/04/27(火) 23:01:38.69 ID:LpzHh0aT0

カンナ「私は四天王の一人目のカンナよ」


マチス「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁおっOいはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」


マチスとカンナが対面している横を気づかれる心配もなくゆうゆうと歩く俺たち


ナツメいわくミュウツーのおかげらしい



あぁえげつない倒しかたをしてごめんなさい



レッド(がんばれよマチス)


三人になった俺たちはその場を後にする

123: 2010/04/27(火) 23:06:07.92 ID:LpzHh0aT0

シバ「ウーハー!」


エリカ「汗臭いから喋らないで近寄らないで呼吸を止めてください」


シバ「ウッ!」


レッド(頼みますよエリカさん……)


エリカ(レッドさんも、健闘を祈ります)


アイコンタクトを交わしさらに先に進む

131: 2010/04/27(火) 23:11:39.09 ID:LpzHh0aT0

次のキクコの部屋に行くまでの渡り廊下でナツメがポツリと話始める


ナツメ「二人っきりね」


レッド「そうだな」


ナツメ「ねぇレッド」


レッド「?」



ナツメ「私あなたのこと好きよ」


あえてナツメの顔は見ない

もう顔面真っ赤になってそうだ


レッド「………」


レッド「うん。ありがとう」

135: 2010/04/27(火) 23:14:15.64 ID:LpzHh0aT0

ナツメ「やっぱり気づいてたんじゃない」


レッド「まぁ…さすがにな」


ナツメ「それで……レッドは?」


レッド「心を読めば良いだろ」


無言で脛を蹴られる


レッド「いて!」


ナツメ「私もう帰るわよ」


レッド「悪かったよ……全部終わってからお前に言いたかったんだ」

137: 2010/04/27(火) 23:16:59.23 ID:LpzHh0aT0

ナツメ「……」


ナツメ「もういなくなったら絶対に許さないわよ」



ぶすっとしてるナツメにそっと口づけてやる


ナツメ「んっ!?」


そのまま自分の口をナツメの耳元へ


レッド「・・・・・・」ボソボソ


ナツメ「・・・うん。わかった」

146: 2010/04/27(火) 23:21:23.19 ID:LpzHh0aT0

ナツメを骨抜きにして満足した俺はさらに先へと歩を進める


キクコ「フェフェフェ。最近の若い者は」


ナツメ「笑いかたを特徴的にするだけでキャラ分けできると思ったら大間違いよ」


レッド(そのツッコミもどうかと思うけどな)


レッド(またなナツメ)


ナツメ(負けたら承知しないわよ)

150: 2010/04/27(火) 23:24:04.58 ID:LpzHh0aT0

ついに一人になった俺は一人で黙々とワタルのいる部屋へと歩く


ナツメとエリカが負ける姿はまず想像できない。なんとかするだろう


問題はマチスだ。ひたすらエンテイとデンリュウのレベルを上げるよう指示していたがあまりにも心もとなかったのでキュウコンを貸してきた


たぶん、役に立ってくれるだろう


さて肝心の俺は・・・

159: 2010/04/27(火) 23:32:15.07 ID:LpzHh0aT0

ワタル「ドラゴンタイプの強さはポケモンの中でもピカイチだ」


レッド(俺も持ってるし)


ワタル「シッポを巻いて逃げ出すなら今のうちだよ?」


四天王のワタルが勝負をしかけてきた


ワタルはドラゴンタイプ専門。使うポケモンは自ずと絞られてくる

たしかにドラゴンは強力だ。ふいうちで出された時はなすすべもなくやられる時もあるだろう

ただ対策をしていたら、もしワタルがドラゴンタイプしか使わないのなら


レッド(それはただのカモだ)

163: 2010/04/27(火) 23:38:38.20 ID:LpzHh0aT0

レッド「エーフィ!!」


エーフィLv66「キュゥゥン!!」


ワタルはプテラをくりだした


プテラLv67「キィィィ」


レッド「なんとなく想像ついたけどやっぱり全部が全部ドラゴンじゃないのな」


レッド「プテラ・・・エーフィでもかなわないほどの素早さとそこそこ高い攻撃力からくりだされる」


レッド「あまり威力のないいわなだれ」


レッド「リフレクターだ」


相手のプテラのいわなだれ。エーフィの体力を半分削った


エーフィのリフレクター。物理攻撃に強くなった

169: 2010/04/27(火) 23:43:18.70 ID:LpzHh0aT0

レッド(ぎりぎりあと二発耐えるかな?)

プテラのいわなだれ

エーフィのサイコキネシス。相手のプテラの体力を2/3近く削った

プテラのいわなだれ。エーフィはかろうじて耐えた

エーフィはひるんでしまった


レッド「あ」

レッド「ひっこめ」

レッドはフシギバナに交代した


プテラのいわなだれ。しかしリフレクターにはばまれあまりダメージにならない

175: 2010/04/27(火) 23:45:59.29 ID:LpzHh0aT0

レッド(うまくいきますように)


レッド「フシギバナ!!交代だ!!」


レッドはピカチュウをくり出した


ピカチュウ「ピカァ!」

相手のプテラは空高く飛び上がった

ワタル「しまった!!」

ワタルは空をとんでいるプテラをボールに戻すことができない

レッド「10まんボルト!!」


プテラのそらをとぶ。効果はいまひとつのようだ


ピカチュウの10まんボルト効果はばつぐんだ

プテラは倒れた

179: 2010/04/27(火) 23:49:29.36 ID:LpzHh0aT0

レッド「やっと一体・・・」


予想以上にてこずってしまった。エーフィは体力ぎりぎりだし



ワタルはカイリューをくりだした。

カイリューLv66「ギャフゥ」


レッド「きたな・・・」


ピカチュウの10まんボルト。相手のカイリューは麻痺した


相手のカイリューのげきりん

ピカチューは倒れた

182: 2010/04/27(火) 23:52:21.83 ID:LpzHh0aT0

レッド「カイリュー!!」


カイリューLv66「ギャフゥ」


レッド「いけ!!」


カイリューのれいとうビーム。効果は抜群だ


相手のカイリューは倒れた

186: 2010/04/27(火) 23:57:05.78 ID:LpzHh0aT0

ワタル「こいつはどうだ!!」


ギャラドス「ギャァ」


甘すぎる


レッド「沈めろ」


カイリュウの10まんボルト


相手のギャラドスは倒れた


ワタル「ぐ・・・」


ワタルはカイリュー(二匹目)をくり出した

193: 2010/04/27(火) 23:59:17.54 ID:LpzHh0aT0

カイリューLv70

ワタル「こちらの方が早いぞ!!」


相手のカイリューのげきりん。効果はばつぐんだ


ワタル「ふはははっははははh!!!」


レッドのカイリューはかろうじて耐えた


ワタル「は?」


レッドのカイリューのれいとうビーム。こうかは抜群だ

相手のカイリューは倒れた

ワタル「そうか・・・そんなに氏にたいのか」

198: 2010/04/28(水) 00:02:12.60 ID:BlmiYzFo0

ワタルはホウオウをくり出した

レッド(くりだしたってなんとなく卑猥だよな・・・)


ホウオウLv70「ショオオオオ!!」


レッド「・・・」


レッド「あれ?お前ドラゴン使いじゃないの?」


ワタルは聞こえないふりをした!!

205: 2010/04/28(水) 00:04:46.62 ID:BlmiYzFo0

ホウオウ、五割の確立でやけどというおそろしい技を使う上に体力も高い


俺のポケモンで対策を・・・対策?


レッド「お前さ、パーティがかたよりすぎてるよ」


ワタル「どこがだよwwww」


ホウオウのげんしのちから。効果は抜群だ

カイリューは倒れた


レッド「カビゴン!」


カビゴンLv65

ワタル「くだらん」


ホウオウのせいなるほのお

カビゴンに大ダメージ

209: 2010/04/28(水) 00:08:01.26 ID:BlmiYzFo0

レッド「やけどにならなかったのがでかいな」


カビゴンのいわなだれ。効果は抜群だ


ホウオウは耐えられない


ワタル「・・・」



ワタル「リザードン」


リザードンLv68「ホガァホガァ」


レッド「お前のパーティさ、四倍弱点のポケモン多すぎるんだよ。倒してくれっていってるようなもんだろ」

218: 2010/04/28(水) 00:11:17.03 ID:BlmiYzFo0

リザードンのかえんほうしゃ

カビゴンはなんとか耐えた


カビゴンのいわなだれ。効果は抜群だ


リザードンを倒した


チャンピオンのワタルを倒した

229: 2010/04/28(水) 00:16:39.64 ID:BlmiYzFo0

ワタル「先に行けそこでチャンピオンが待っている」


少し進むとナツメが待っていた。


レッド「なんで俺より早いんだよ・・・」


ナツメ「待ってたわよ」


ナツメ「体力回復してあげるからモンスターボール貸して」


ナツメの回復薬でレッドのポケモンは全回復した


ナツメ「最後なんでしょ?気合入れなさい」


レッド「お前には最後までかなわないよ」

239: 2010/04/28(水) 00:19:29.85 ID:BlmiYzFo0

レッド

ピカチュウLv63  10まんボルト       持ち物電気玉

エーフィLv66   リフレクター サイコキネシス

ゲンガーLv64 シャドーボール のろい

カイリューLv67 げきりん れいとうビーム なみのり

フシギバナLv64

カビゴンLv66 いわなだれ どくどく

246: 2010/04/28(水) 00:24:58.63 ID:BlmiYzFo0

最奥の間でそいつは待っていた


グリーン「驚いたか?」


グリーン「俺がチャンピオンのグリーンだ」


グリーン「お前に勝つために修行を続けてきた」


グリーン「この意味がわかるか?」


グリーン「俺が世界で一番強いってことなんだよ」


チャンピオンのグリーンが勝負をしかけてきた

83: 2010/04/28(水) 13:44:13.47 ID:gtt1RTQo

思えば全ての始まりはマサラタウンでグリーンと戦ったことだった
あの頃はまだLv5で戦術も糞もないようなゴリ押ししかできなかったが


異変に気づいたトキワの森         ヘラコロスの少年は元気だろうか

地味に手ごわかったニビジム        タケシはまだ性奴隷として頑張ってるのか

ナツメに初めて出会ったオツキミ山     コイキングオヤジはどこにいったんだ

一人でできるもんハナダシティ       まだまだお互いぎこちなかった

油断を突かれたクチバジム         マサキは元気だろうか

ナツメを意識し始めたシオンタウン     あの日初めてスリーパーを倒した

少しナツメの素性を知れたタマムシシティ  エリカはマジで強かった

先のことを見据え始めたセキチクシティ   ナツメとは戦いたくなかった


グレン島では覚悟が決まらず


ヤマブキシティでも覚悟が決まらないまま今までの全てを試された

86: 2010/04/28(水) 13:47:24.85 ID:gtt1RTQo

レッド(なんでこんな走馬灯みたいにいろんなこと考えてるんだ・・・)


こいつを倒せばこの旅はおしまい


楽しかった


こんなに楽しかった旅は今までなかった


レッド(ずっと一人だったしな)


グリーンともそれなりに仲良くなれたと思う。向こうはどう思っているかしらないが


無限に続くと思うくらい繰り返した変わらない旅


今、全てが動き出す

88: 2010/04/28(水) 13:50:52.81 ID:gtt1RTQo

レッド「いけ・・・エーフィ」


エーフィLv66「キュゥゥン」


グリーン「カイリキー」


カイリキーLv68「フンッ」


レッド「相性ばっちりだな」


レッド「積め」


グリーンはカイリキーをは引っ込めた

89: 2010/04/28(水) 13:55:56.34 ID:gtt1RTQo

グリーンはルギアをくり出した


ルギアLv70「ホギャャャャオ!!」


エーフィのめいそう。エーフィの特功と特防が上がった


レッド「お前も伝説かよ・・・」


グリーン「オニドリルの代わりだ」


どこらへんが代わりになっているのだろうか

そらをとぶ要因なのか


レッド(どっちにしろ突破できないな・・・)


レッド「交代だ」

92: 2010/04/28(水) 14:00:25.29 ID:gtt1RTQo

レッド(ただ交代してはあげないけどな)

エーフィのバトンタッチ。ステータス上昇をゲンガーに引き継いだ


ゲンガーLv64「ンゲー!!」


相手のルギアのふきとばし

ピカチュウが戦闘にひきずり出された


レッド「読まれた・・・けど、こいつは特にルギアの天敵じゃないのか?」

93: 2010/04/28(水) 14:04:02.23 ID:gtt1RTQo

ルギアのエアロブラストもこいつには半減だ。なにより異常なほどの耐久力を持つルギアだが決定力に欠けている

ピカチュウでも一発は耐えることができる


グリーン「もうお前に負けるつもりはない!」


相手のルギアのめいそう。特功と特防が上がった


ピカチュウの10まんボルト。効果は抜群だ


相手のルギアの体力を半分近く削った


レッド「ピカチュウでも半分しか削れないのか・・・」


パーティの中で最高の特殊攻撃翌力を持つピカチュウで倒し切れないのだ

どうやったってゴリ押しは無理だ

95: 2010/04/28(水) 14:10:02.16 ID:gtt1RTQo
>>94
知らなかった。ありがとう


レッド「カビゴン!!」


カビゴンLv65「ファ」


相手のルギアのじこさいせい。体力を回復した


レッド「やっぱりな」


回復してくると思った。
逆に言えば回復してる間はノーリスクでポケモン交代ができるんだ


ルギアのエアロブラスト。カビゴンの体力を1/3ほど削った

カビゴンのどくどく。相手のルギアは猛毒をおった

97: 2010/04/28(水) 14:13:09.54 ID:gtt1RTQo

カビゴンを最短で沈めるにはあと二ターン必要だがそれはあくまでこちらがなにも回復をしなかった場合


眠るが有名なカビゴンにそうそう突っ込んでくることはないと思うのだが・・・


レッド(まぁねむる忘れさせちゃったんだけどね)


考えろ。ナツメ戦と違ってたくさん考えることができる

グリーン対策をしてない分は知恵と経験で補わなければ

グリーンの性格で何をする



レッド(安全策しかないか)

99: 2010/04/28(水) 14:18:15.11 ID:gtt1RTQo

レッド「凌げ」


カビゴンのまもる。カビゴンはまもりの体制に入った

ルギアのエアロブラスト

しかしカビゴンは攻撃から身を守った

ルギアは毒のダメージを受けている


じこさいせいがあるとはいえどくどくを受けているのでそうそう居座ることはないと思っていたがまさか


レッド「無難な技にしておいて良かったな」


まだまだ序盤

勝負にでるところではない

101: 2010/04/28(水) 14:23:13.86 ID:gtt1RTQo

グリーンはポケモンを入れ替えた。

カイリキーLv68「ヤラナイカ」


カビゴンのいわなだれ。こうかはいまひとつのようだ


レッド(このタイミングで交代か・・・)


少し戦いのリズムをずらすことまで覚えたのかグリーン


レッド(こっちも選手交代だ)


レッドはカビゴンをひっこめ、ゲンガーを繰り出した


ゲンガーLv64「ンゲー」


カイリキーのクロスチョップ

しかしゲンガーには効果がないようだ

104: 2010/04/28(水) 14:27:48.29 ID:gtt1RTQo

なにをしてくるかいっさいわからないがここはゲンガーっぽくいやらしくいこう


ゲンガーのさいみんじゅつ。相手のカイリキーは眠ってしまった

相手のカイリキーはねむっている


ゲンガーのシャドーボール

相手のカイリキーはねむっている


ゲンガーのシャドーボール



カイリキーを倒した

レッド「一匹目!!」

107: 2010/04/28(水) 14:31:22.12 ID:gtt1RTQo

長い長い一匹目撃破だった。ここから流れが動きだしそうだ


グリーン「ルギア!!」

ルギアLv70「ホギャャャャオ!!」


レッド「きたな」


相手のルギアは攻撃技がエアロブラストひとつしかない。俺のキュウコンも似たようなもんだがよくこんな変態型にしたもんだ


ゲンガーのシャドーボール。効果は抜群だ

相手のルギアの体力を半分近く削った

ルギアのエアロブラスト。ゲンガーは耐えた

ルギアは毒のダメージを受けている

108: 2010/04/28(水) 14:35:22.45 ID:gtt1RTQo

ゲンガーの残りHPは1/3ほど。シャドーボールではルギアを倒しきることはできず、逆にエアロブラストでやられてしまうだろう


レッド(せめて美しく退場しよう・・・)


ゲンガーのだいばくはつ。凄まじい爆風がルギアにおそいかかる


ゲンガーは倒れた


ルギアは倒れた


グリーン残り四匹


レッド残り五匹

111: 2010/04/28(水) 14:38:35.25 ID:gtt1RTQo

レッド「ゲンガーで二匹持っていけるとは思わなかったけどラッキーだったな」


グリーンは無言でこちらを見つめている。何を考えているのか


そういえばグリーンはなぜこんなにも素直になってしまったのか。何が原因で・・・


レッド(考えてもしょうがないか)


グリーンはフーディンをくりだした


レッドはカイリューをくりだした


フーディンLv69「ゴシュゥゥ」


カイリューLv66「ギャフゥ」

113: 2010/04/28(水) 14:40:27.19 ID:gtt1RTQo

相手のフーディンのサイコキネシス。急所に当たった

カイリューは倒れてしまった


レッド「・・・?」


レッド「ええええええええええ!?」


これはまずい。まずいなんてもんじゃない。安定して最低でも一匹は倒してくれるカイリューが一撃でのされてしまった


レッド「お前イケメンの上に運まで味方につけてどうすんだよ・・・」

114: 2010/04/28(水) 14:43:07.08 ID:gtt1RTQo

レッド(とりあえず・・・)


カビゴンLv65「ファ」


カビゴンはルギアのエアロブラストを受けたので残り体力2/3


フーディンはノーダメージ

どこまでやってくれるか



フーディンのサイコキネシス カビゴンの特殊防御が下がった


レッド(・・・)


カビゴンののしかかり。フーディンは麻痺した

116: 2010/04/28(水) 14:46:30.47 ID:gtt1RTQo

これはうまい。特殊防御が下がったせいで次のターン間違いなくカビゴンはフーディンの攻撃に耐えられない

それでも麻痺したおかげですばやさが下がったフーディンなら先手をとれるかもしれないし、たとえとれなくてもほとんどフーディンの機能は停止したようなもの


体力が低く素早さが高くて攻撃力のあるアタッカータイプのポケモンは、自分より早いポケモンと対峙した時どうやったって分が悪いのだ


レッド「いけ!!」


フーディンのサイコキネシス。カビゴンは倒れた


レッド「ダメでしたお母さん・・・」

118: 2010/04/28(水) 14:49:12.64 ID:gtt1RTQo

レッドはピカチュウをくりだした


ピカチュウLv62「ピカァ」


どうだろう。グリーンは10まんボルトを読んでダグトリオに代えてくるだろうか

過去に交代読みをくらって落ちたダグトリオだ。トラウマを植えつけておいたのでそうそう交代はできないはずだが


レッド(そもそももう先手を取れないフーディンを残しておく意味ないか・・・)


レッド「行け!ピカチュウ」

ピカチュウの10まんボルト

相手のフーディンは倒れた

これでお互い残り三匹

119: 2010/04/28(水) 14:50:19.42 ID:gtt1RTQo

グリーン「頼んだぞ」


ダグトリオLv68「ティティティ」


これは相性が悪い


レッド「交代だ」


フシギバナLv64「バーナー」


相手のダグトリオの地震。フシギバナに1/3程のダメージ


うまく交換がいった。ダグトリオは凄まじく早いがあまり突破力がない


次ターンで・・・

120: 2010/04/28(水) 14:51:48.26 ID:gtt1RTQo

レッド(突破力がない・・・?)


このまま殴り合えば突破されてしまうのに簡単にグリーンはダグトリオで突っ込んでくるだろうか


ピカチュウキラーとして温存したいんじゃないだろうか


ではもし交代するとして、なにがくる?


もうここまできたらただの勘だ


レッド「交代だ」


ピカチュウ「ピカァ!」


グリーン「いけ!フリーザー!!」


フリーザーLv60「トゥーティー」


レッド「伝説二匹目・・・」

124: 2010/04/28(水) 14:56:35.89 ID:gtt1RTQo

本当に交代してよかった

フシギバナじゃ即氏だ

しかしダグトリオもフリーザーもいけるカビゴンを失ったのがいたすぎる。


問題はここでグリーンが再度ダグトリオに変えてこちらの技を無効化するかどうかだ・・・が


こんなの考えても堂々巡りなのはわかっている


レッド(ちょっとよくばってみるか・・・)

125: 2010/04/28(水) 14:57:52.87 ID:gtt1RTQo

レッド(ちょっと欲張ってみるか・・・)


ピカチュウの10まんボルト。効果はばつぐんだ


フリーザーは倒れない


フリーザーのふぶき。ピカチュウは倒れた


レッド「やられたか・・・ギャラドスどうすっかなー」


レッド「エーフィ!!」


エーフィLv66「キュゥゥン」

126: 2010/04/28(水) 15:01:44.71 ID:gtt1RTQo

レッド(後のギャラドスのためにいっかいめいそうやって能力上げときたいけど余裕あるかな・・・)


そろそろ勝負にでなければならない


グリーンは手持ちが三匹
こちらは二匹


どう考えても不利なのだ


フリーザーは一撃必殺技の絶対零度を覚えているだろう

戦いを長引かせる余裕はない

127: 2010/04/28(水) 15:02:31.62 ID:gtt1RTQo

レッド「いけえええええええええ!!」


エーフィのサイコキネシス


相手のフリーザーは倒れた


レッド「よし!!」



これで二体二

次にくるのはおそらくギャラドス

ダグトリオの耐久力では不安定すぎる


グリーン「ギャラドス!!」


ギャラドスLv67「ギャァ」

128: 2010/04/28(水) 15:05:20.42 ID:gtt1RTQo

伝説をのぞけばトップクラスの攻撃力を誇るギャラドス


エーフィが一発耐えれば先制がとれるこちらの勝ち

だが


最後までいやらしく勝ちたい


レッド「俺のアイデンティティだ」

135: 2010/04/28(水) 15:09:24.67 ID:gtt1RTQo

エーフィのリフレクター。味方は物理攻撃に強くなった


ギャラドスのたきのぼり。エーフィの体力を半分近く削った


ここまでは想定内

次のターンのギャラドスの攻撃に耐えれば、リフレクターの効果をひきついだままダグトリオ戦にもちこむことができる


レッド「サイコキネシス」


エーフィのサイコキネシス。ギャラドスの体力を2/3ちかく削った


レッド「よっし!!次のターンで」


グリーン「破壊光線」


ギャラドスの破壊光線。強力な攻撃がエーフィを襲う


エーフィは倒れた


レッド「そんな・・・」

137: 2010/04/28(水) 15:12:53.71 ID:gtt1RTQo

破壊光線はその強力さゆえに次ターンに動くことができない

レッド「捨て身できたな」


グリーン「もう・・・負けたくないからな」


にやっとグリーンが笑う。畜生イケメンめ


レッド「いろんない意味で最後だな。フシギバナ」

ボールから出してやる


フシギバナ「バーナー」


こいつで始まった旅がこいつで終わる。コイキング選んだ時もあったけど


残りの手持ちは一対二

138: 2010/04/28(水) 15:17:22.28 ID:gtt1RTQo

いまだエーフィのリフレクターは続行中

状況的にはそこまで不利とは思えない


それでも嫌な予感が拭えない


レッド「みがわりだ」


フシギバナのみがわり。フシギバナは体力の1/4を削って自分のみがわりを出した

139: 2010/04/28(水) 15:19:32.80 ID:gtt1RTQo

相手のギャラドスは反動で動くことができない


フシギバナのはっぱカッター

相手のギャラドスは倒れた


レッド「よし!!」


グリーン「ちくしょう・・・ちくしょう!!」


グリーンはダグトリオをくりだした


ダグトリオ「ティティティ」

140: 2010/04/28(水) 15:21:52.54 ID:gtt1RTQo

レッド(エーフィのリフレクターのおかげで地震でもみがわりを突破できないはず)


相手のダグトリオのじわれ


いちげきひっさつ


フシギバナのみがわりは代わりにダメージを受けた

フシギバナのみがわりは消えてしまった


レッド「やっぱり持ってたか」


レッド「やっぱりお前は強いよ。よく頑張った」


レッド「それに運も良かった。ただ・・・」



レッド「ただ俺の方がトレーナー歴長いから」


何十周したと思ってやがる

141: 2010/04/28(水) 15:23:36.60 ID:gtt1RTQo

レッド「いっけえええ!!」


フシギバナのはっぱカッター。効果はばつぐんだ


相手のダグトリオは倒れた


チャンピオンのグリーンに勝利した



レッド(あぁ・・・)


終わった

145: 2010/04/28(水) 15:29:31.21 ID:gtt1RTQo
ここまでのレポート

レッド ループ不可


ピカチュウLv62  10まんボルト でんこうせっか 天使のキッス   たたきつける  持ち物電気玉

エーフィLv67   リフレクター サイコキネシス めいそう バトンタッチ

ゲンガーLv64 シャドーボール のろい だいばくはつ さいみんじゅつ

カイリューLv66 げきりん れいとうビーム なみのり 10まんボルト

フシギバナLv64 みがわり はっぱカッター どくのこな やどりぎのタネ

カビゴンLv66 いわなだれ どくどく まもる のしかかり

150: 2010/04/28(水) 15:33:21.88 ID:gtt1RTQo
第38週目



グリーン「なんで・・・なぜ勝てない」


グリーン「なぜ・・・努力はむくわれない」


グリーン「・・・」


沈黙したグリーンを背に俺はその場を後にした

151: 2010/04/28(水) 15:37:41.68 ID:gtt1RTQo

タマムシジム


入るとまず腰にタックルをくらった


レッド「オフッ!!」


目線を下げるとナツメが腰にへばりついていた


ナツメ「レッド!!あぁレッド!!なんであなたはそんなに赤いの」


レッド「興奮しすぎてなに言ってるかわからないぞ・・・」


エリカ「おかえりなさいレッドさん。お疲れ様」


レッド「ただいま。エリカさんもお疲れ様でした」


マチス「おかえりレッド。」

レッド「お前・・・カンナに勝てたのか」

154: 2010/04/28(水) 15:42:58.82 ID:gtt1RTQo


マチス「実は戦う前にエリカさんにサンダー貸してもらったんデス!!感激デース!!」


レッド「そりゃ勝てるだろうな・・・」


エリカ「もう返してもらいましたけどね」


レッド「サンダー使えば俺とのバトルも余裕だったんじゃ」


エリカ「私は草タイプ使いなので」

191: 2010/04/28(水) 20:25:39.59 ID:gtt1RTQo

レッド「ナツメもよく頑張ったな。それに・・・回復助かった」


ナツメ「また借りができたわね」


にやっとしたナツメもまたかわゆい


レッド「今日は本当にありがとうございました。今まででこんなに良い人にめぐり合えたことありませんでした。みんながピンチの時は氏んでても助けに行くからすぐによんでください」


ナツメ「洒落にならないわよ・・・」


レッド「俺は氏なないよ」

ガシガシとナツメの頭を撫でてやる


ナツメ「私が守るから・・・」


うつむいたままナツメがつぶやく


レッド「いつも悪いけど、また頼むよナツメ」



ありがとう。本当にみんなありがとう


そして俺らは再開の約束を果たし、それぞれの故郷に戻っていった

196: 2010/04/28(水) 20:33:22.20 ID:gtt1RTQo

マサラタウンに戻った俺はというと

レッド「ど・・・同棲だと?」


ナツメ「ち、ちがっ!!レッドの無事が確認できるまで監視したいだけで・・・」


レッド「だけで?」


ナツメ「もうしらない!!」


レッド(ごまかしたな)


奇妙な生活を始めることになった

198: 2010/04/28(水) 20:36:07.85 ID:gtt1RTQo
数週間後


マサラタウン

レッド宅


ナツメいわく昨日が俺の命日だったらしい


ナツメ「絶対そばにいるから」


と言い張ったナツメは一睡もしないで俺のそばにいた


結局なにも起こらなかったのだが


レッド「それにしても」


俺の隣ですやすやと眠るお姫様を眺める

よほど気を張っていたのだろう


白い肌にほんのり赤みがさし見惚れるほどきれいだ


レッド「・・・暇だ」

200: 2010/04/28(水) 20:40:34.49 ID:gtt1RTQo


訪問者は突然に現れた


グリーン「久しぶりだな」


レッド「グリーンか」


思わず身構える。いや、真面目なグリーンだ。俺を頃しにくるはずがない



グリーン「あれから考えたんだ。なんで負けちまったのか」


グリーンが一歩近づく

203: 2010/04/28(水) 20:42:09.06 ID:gtt1RTQo

グリーン「考えても考えてもわからなかった」


もう一歩


グリーン「高飛車な性格も直した。」

グリーン「戦術も考えた。」

グリーン「強いポケモンも捕まえた。」


さらに一歩


グリーン「それでも勝てない」


目が本気だ



グリーン「たぶんそれがお前の優れた才能ってやつだと思う」


グリーン「でもさ」
















グリーン「お前頃したら俺がチャンピオンだよな?」

207: 2010/04/28(水) 20:44:08.69 ID:gtt1RTQo

そこからの出来事は一瞬だったにも関わらず
俺には永遠のようにとても長く感じられた


グリーンはボールに手をかけるとカイリキーを出し俺におそいかからせた


俺も間一髪フシギバナでむかえうつも


気づくとグリーンが自分の目の前にいた

グリーン「じゃぁな」


隠し持っていたナイフで俺を

211: 2010/04/28(水) 20:47:32.80 ID:gtt1RTQo


約束したんだ


簡単には氏んでやらない


ナイフを腕でとっさにかばう

ぐじゅりと嫌な音


切られた感じはしなかった。


ただ異様に熱い


そしてすぐに襲い来る痛み


レッド「ぐっ・・・」


グリーン「しぶといな」


二撃目が来る


痛みで構える余裕もない


目の前がチカチカする

213: 2010/04/28(水) 20:50:36.76 ID:gtt1RTQo

グリーン「がっ!」


グリーンがふりかぶったままの姿で真横に吹っ飛んだ


ナツメだ。どうやら騒ぎで起きたらしい


レッド(起きていたのか・・・)


ナツメ「お前か!!おまえが・・・!!レッドを!!」


涙をボロボロ流したままグリーンの顔面を殴り続ける


ナツメ「頃してやる!!頃して・・・やる!!」


やまない鈍い音


グリーンの手にはいまだにナイフが握られている


殴られる中グリーンがにやっと笑った気がした

215: 2010/04/28(水) 20:51:49.08 ID:gtt1RTQo


今まで危惧していたことが一気に現実味を帯びる


このループする世界にはルールがあった


「代わり」


俺がやらなかったらグリーンがロケット団を


ゼニガメの代わりにコイキングが


コイキングオヤジの代わりにナツメが


ナツメにもらったからいないイーブイ

216: 2010/04/28(水) 20:52:55.16 ID:gtt1RTQo



それでは



もし俺が氏なないとしたら



誰が「代わり」に



それだけはいけない



ナツメは・・・大切な・・・

222: 2010/04/28(水) 20:56:26.63 ID:gtt1RTQo


レッド「どけ!!」


もう加減している暇などない。



グリーンに馬乗りになり殴り続けるナツメを思いっきり引き剥がす


吹っ飛ぶナツメ


安心したのもつかの間今度はグリーンに俺が倒される


絶体絶命

227: 2010/04/28(水) 21:00:57.97 ID:gtt1RTQo

グリーンのギラギラとした目。それでも・・・なにか・・・物悲しい


グリーン「なにか・・・言っておきたいことあるか」


レッド「また・・・お前とバトルしたかったな」


グリーンの顔が少し歪む


ナツメの起き上がる姿が横目に入ったがもう間に合わないだろう

ナツメを巻き込むわけにはいかない


レッド「早く殺せよ」

230: 2010/04/28(水) 21:04:36.07 ID:gtt1RTQo

グリーン「・・・」


グリーン「むりだ・・・」


グリーン「やっぱり俺にはお前を殺せない」


怒りと困惑が入り交じったような、泣きそうな顔



グリーン「お前俺とポケモン交換してくれただろ」


グリーン「あれ、凄く嬉しかったんだぜ・・・」


グリーン「あんなに優しくしてもらったことなかったんだ」


グリーン「ロケット団壊滅も・・・お前のおかげで・・・」


グリーン「だから」


グリーン「んぐっ!」


首をしめられた鶏のような声

232: 2010/04/28(水) 21:06:32.46 ID:gtt1RTQo


ナツメ「うあああああああああああああ!!!!」


ナツメが髪の毛を逆立て鬼気とした表情でグリーンを睨む


ふらふらと中に浮かぶグリーン


カラン とナイフが落ちる音


ナツメ「お前が・・・レッドを・・・!!」


みるみるうちにグリーンの顔から生気が失われていく

235: 2010/04/28(水) 21:08:37.23 ID:gtt1RTQo

レッド「やめろナツメ!!もういいんだ!!俺は大丈夫だから!!!」


もう俺の声は聞こえないのだろうか。ギラギラとした目でただただグリーンを睨みつける


早く止めなければ


下手すると友人を一人失い、大好きな女の子を深く傷つけてしまう

237: 2010/04/28(水) 21:12:40.95 ID:gtt1RTQo


『私あなたのこと好きよ』



どうすれば・・・



『それで……レッドは?』




もう俺に残された言葉はひとつ




『悪かったよ……全部終わってからお前に言いたかったんだ』




まだ言ってなかった言葉



俺が無事に生き残れたら











レッド「ナツメ!好きだ!!」

246: 2010/04/28(水) 21:17:17.68 ID:gtt1RTQo


ハッとナツメの意識が戻るのと同時に中に浮いていたグリーンがドサっと落ちてくる


初めて俺の存在に気づいたかのような表情を見せる


ナツメ「レッド・・・」


ナツメ「わたし・・・わたしは・・・!!」


部屋に残ったのは、腕の強烈な痛みとナツメのすすりなく声だけだった

251: 2010/04/28(水) 21:21:48.43 ID:gtt1RTQo

この後はひたすら事後処理に負われた

とナツメが言っていたが俺は自分の腕の傷で病院に運ばれそれどころではなかった

結局誰も氏ぬことはなかった


なぜ「代わり」が出なかったのか?


簡単だ。あれはループする世界で適応されるルール

俺があの瞬間生きていたのは間違いなくループ世界の外

ヤマブキ戦が終わった時もう後に引けないとナツメは言っていた

その時からこのルールは壊れていたんだ

もちろん壊したのはナツメのミュウツーだが・・・

252: 2010/04/28(水) 21:23:04.43 ID:gtt1RTQo

レッド「ナツメ」


ナツメ「なぁに?」


俺の手の上に自分の手を重ねてくる


レッド「やっぱりナースも捨てがたいよな」


ナツメ「・・・」


ここで俺たちの旅はおしまい

時間にしては短かったけど

貴重な時間をくれた

みんなにありがとう





おわり

253: 2010/04/28(水) 21:23:32.86 ID:anY9M9co

254: 2010/04/28(水) 21:23:33.62 ID:G8mVmcko

266: 2010/04/28(水) 21:26:11.70 ID:VEtCxIMo

276: 2010/04/28(水) 21:29:34.35 ID:gtt1RTQo
最初はただ文章を書きたかっただけで、気づいたらどんどんスレが伸びていって嬉しかったです

たぶん続編もサイドストーリーもなにも書かないと思います。自分打たれ弱いみたいなんで
この一週間すごい疲れました。けれど精神的にとても有意義なものになったと思います
たくさんの支援ありがとうございました。なんだかんだいって2ちゃんは嫌いになれません

なにか質問あったらどうぞ

288: 2010/04/28(水) 21:36:46.95 ID:4u.UMQ.0
すげー面白かった。

超乙!

引用: レッド 「無限ループ?」