235: ◆llXLnL0MGk 2013/12/04(水) 12:56:31.65 ID:FJNN8ztb0


236: 2013/12/04(水) 12:57:32.90 ID:FJNN8ztb0

突然変異的に誕生したカース、『蟲の王』。

その複眼が、三人と一体を捉えた。

拓海「こいつ……カースか!?」

一人はアイドルヒーロー「特攻戦士カミカゼ」こと、向井拓海。

有香「非常に……禍々しい気を纏っています……!」

一人はさきほど「狂戦士」となって暴れていた、中野有香。

星花「…………」

そして、オーラを操る能力者、涼宮星花と、彼女の使役する人形、ストラディバリ。

蟲の王『ギギギギギ……ギィィ!!』

蟲の王は本能で察した。

「こいつらは俺が狩るに値する」と。

蟲の王『ギィィィィッ!!』

大きく鎌を振り上げ、相手を威圧する。

----------------------------------------



それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。




237: 2013/12/04(水) 12:59:08.10 ID:FJNN8ztb0
拓海「ッ……! 闘る気か!」

有香「上等です! 鍛錬の成果を……」

拳を構える拓海と有香。

星花「お二人とも、お待ちになってください」

星花は一歩前に出て、二人を手で制した。

拓海「星花……?」

星花「ここは、わたくしが。……ストラディバリ、開演……!」

ストラディバリ『レディ』

星花の演奏に応え、ストラディバリがその巨体を起こす。

拓海「何言ってんだ! 一人でこんな化け物……」

星花「拓海さんも、有香さんも。まだ鍛錬は済んでいないでしょう」

有香「ッ……!」

星花「恐らくはこの先、更なる脅威が待ち構えているはずです。その為の鍛錬を、『この程度の障害で』
  中断していただくわけには参りません」

238: 2013/12/04(水) 12:59:54.53 ID:FJNN8ztb0
有香「……しかし!」

拓海「分かった、アタシ達は続ける」

有香の反論を、拓海の言葉が遮った。

有香「拓海さん!?」

拓海「星花の言うことも最もだ。こんな状況を造ったヤツが、これで終わるとは思えねえ。
  アタシ達が今打てる最良の手は、それに備えて鍛え続けることだ」

有香「…………」

拓海「その代わりに星花、一つ約束しろ。…………氏ぬなよ」

星花「…………はい」

星花は振り向かずに答えた。

それを見た拓海はフッと笑うと、有香を連れてその場を去った。

239: 2013/12/04(水) 13:01:02.52 ID:FJNN8ztb0
星花「お約束は……お守りします。オーラバレット!!」

ストラディバリ『レディ』

先手必勝、と言わんばかりに、ストラディバリは大量のオーラの弾丸を発射した。

蟲の王『ギシィ……!!』

オーラバレットの直撃に、蟲の王はグッと身を屈める。

星花(先手は取れました! このまま一気に……)

蟲の王の動きに、星花は一瞬慢心した。

その一瞬を、蟲の王は見逃さなかった。

ゴォッ

星花「…………えっ?」

突如その場を支配した、轟音と暴風。

目の前には、離れた位置に屈んでいたはずの蟲の王。

240: 2013/12/04(水) 13:02:42.99 ID:FJNN8ztb0
一瞬遅れて、遥か後方で、ボゴォンという音が響いた。

星花「……ストラディバリ!?」

数十メートル後ろのコンクリート壁に、ストラディバリの巨体が叩きつけられていた。

星花(な、何が……一体、何が起こって……!?)

その元は、蟲の王の素体の一つ、『メダカハネカクシ』。

《メダカハネカクシという昆虫の仲間は、敵が迫ると、ガスを勢いよく発射し、》

《ジェット噴射のように水面を飛んで逃げる。それによって、》

《メダカハネカクシは自長の150倍の距離を一秒で移動すると言われ、》

《そのスピードは単純に人間サイズに直すと、時速945kmに相当する。》

蟲の王はそのジェット噴射を、「逃走」ではなく「突進」に利用した。

結果、ストラディバリは目にも留まらぬ速さで壁面に激突したのだった。

星花「そんなっ……!?」

241: 2013/12/04(水) 13:03:56.15 ID:FJNN8ztb0
蟲の王『ギシャアアアア!!』

蟲の王は前足の大鎌を振り上げ、星花に振り下ろす。

星花「ッ! オーラロケットパンチ!」

ストラディバリ『……レディ』

後方から放たれたロケットパンチが、蟲の王の巨体を吹き飛ばした。

蟲の王『シャギャアアアア!!』

星花「畳み掛けます! オーラボム!!」

ストラディバリ『レディ』

ストラディバリが胸部装甲を展開し、そこからオーラの塊を二発放った。

星花(直線コース! これなら先ほどのような突撃は……)

蟲の王『ギシャッ!!』

星花「っな……!?」

オーラボムが被弾する寸前、蟲の王は飛んだ。否、「跳」んだ。

羽根は一切広げず、その発達した『サバクトビバッタ』の後足で。

《サバクトビバッタ。トノサマバッタ同様、異様に発達した後足で飛び跳ねる事で知られているが、》

《もし人間大のスケールであれば、一回のジャンプで九階建てのビルを優に飛び越すと言われており、》

《これは昆虫の中でもトップクラスの――》

ズシンッ

蟲の王『ギギギギギ!!』

《――脚力である。》

242: 2013/12/04(水) 13:04:53.40 ID:FJNN8ztb0
星花「…………! オーラストリング!」

ストラディバリ『レディ』

ようやく星花の隣へと戻ってきたストラディバリが、蟲の王へ向けてオーラの糸を放った。

蟲の王『シャギャアア!!』

オーラストリングが前足の鎌に絡みつき、拘束した。

星花「今です! オーラロケット……」

ブチィッ

星花「!?」

オーラストリングが、いとも容易く引きちぎられた。

以前カイと亜季を襲った手練らしい女性ですら、この糸には苦戦していたのに。

星花「……オーラロケットパンチ!!」

ストラディバリ『レディ』

再度ロケットパンチが放たれる。

243: 2013/12/04(水) 13:06:09.08 ID:FJNN8ztb0
蟲の王『シャギッ!』

蟲の王は、今度は正面からドッシリと構えた。そして、

ギィィン

星花「……そん、な……!?」

鈍い金属音と共に蟲の王に直撃したロケットパンチは、そのまま勢いを殺され、地面に落ちた。

『クロカタゾウムシ』の甲皮に、一切の傷跡は無かった。

《作成された『ゾウムシの標本』に於いて度々見られる奇妙な事態。不恰好にもこの項目だけ――》

《この項目だけピンではなく糊で台座に留めてあるのだ。理由は至極単純、"針が刺さらないから"である。》

《"擬態"せず、されど"捕食"、固過ぎてされず、"翅"、固過ぎて開かず。》

《クロカタゾウムシ。体長15mm弱のこの黒い珠は、"最も硬い昆虫"の一つとして、その名を知られている。》

蟲の王『ギシシシシ……』

嘲るような声を上げる蟲の王。

星花「くっ……オーラストリング!」

ストラディバリ『レディ』

落下したロケットパンチをストリングで回収し、ストラディバリは体勢を整える。

244: 2013/12/04(水) 13:07:28.41 ID:FJNN8ztb0
星花(機動性、防御力……全てが通常のカースとは段違い、いえ、最早別次元ですわ……)

星花の頬を冷や汗が伝う。

その汗が頬から顎へ伝い、顎の先から雫となって滴り落ちる。

そして、その汗が地面にぶつかり弾けたと同時に、蟲の王が再び動いた。

蟲の王『ギッ!!』

星花「ッ! ストラディバリ!!」

ストラディバリ『レディ』

蟲の王は、ジェット噴射による体当たりを再度敢行した。

しかし、同じ手に二度もやられる星花ではない。

ガキィン

蟲の王『ギィッ!?』

事前に構えたストラディバリが、蟲の王の体当たりをガッシリと受け止めた。

245: 2013/12/04(水) 13:08:29.94 ID:FJNN8ztb0
星花「オーラバレット!!」

ストラディバリ『レディ』

ゼロ距離から放たれるオーラの弾丸。

しかし、蟲の王には傷一つつかない。

星花(このままではジリ貧……何か手を打たないと…………ッ?)

今、気付いた。

蟲の王が、ストラディバリとの力比べを続行しながらも、首だけをこちらに向けていることに。

そして、『グンタイアリ』の禍々しい顎が、自分へ向けていっぱいに広げられていることに。

星花「……えっ……」

246: 2013/12/04(水) 13:09:35.37 ID:FJNN8ztb0





次の瞬間には、右脚に焼かれるような激痛が走っていた。

星花「あっ……ぅああぁぁぁあああああ!?」

正確に言えば、焼かれるような、ではない。

実際に、焼かれていた。

星花「ああっ……ぅぁっ……はぁっ……あ……!?」

バイオリンを取り落とし、呻き声を上げながらその場にうずくまる星花。

星花「ぅぐっ……はっ……!」

星花の脚を焼いたのは、グンタイアリではなく、『ミイデラゴミムシ』の能力。

《ミイデラゴミムシ。蟲の王の口腔部を構成するこの昆虫は、"過酸化水素"と"ハイドロキノン"、》

《二つの物質を体内で合成し、超高温の『ベンゾキノン』を爆音とともに放出する。》

《蟲の王がそれを4mの巨体で行えば最早『屁っぴり虫』では済まない、火炎放射器さながらの大爆発を起こす。》

247: 2013/12/04(水) 13:10:42.36 ID:FJNN8ztb0
蟲の王『ギギ、ギギギギギ……!』

もう一度、蟲の王がベンゾキノンを放つべく顎を大きく開いた。

うずくまる星花の頭に、ピタリと照準を合わせる。

星花「……ッ!」

有香「はあああああああああああっ!!」

蟲の王『ギシッ……!?』

ベンゾキノンが放たれる直前、突然有香が現われ、蟲の王の横っ面に強烈な飛び蹴りを見舞った。

その結果、星花の身体を焼くはずだったベンゾキノンの軌道は大きく逸れ、近くのビルに着弾した。

星花「ゆ、有香さん……?」

拓海「星花! 立てるか!?」

少し遅れて拓海も駆けつけ、星花に手を差し伸べる。

星花「拓海さん……何故……?」

拓海「有香が『嫌な予感がする』って言っていきなり走り出したから追いかけてきたんだ」

248: 2013/12/04(水) 13:11:27.88 ID:FJNN8ztb0
有香「だああっ!!」

有香の渾身の正拳突きを、蟲の王は大ジャンプで回避する。

星花「……すみません、私なんかの為に、お二人の邪魔を……」

拓海「……ばーか、気にすんなよ」

拓海は俯いて震える星花の肩をそっと抱き、ゆっくりと立たせた。

星花「きゃっ……」

拓海「困ったときはお互い様……だろ?」

星花に後ろから密着してその身体を支えながら、拓海はにっと笑ってみせた。

有香「星花さん、これを!」

有香は星花が取り落としたバイオリンを拾い、彼女に手渡す。

星花「…………ありがとうございます、拓海さん、有香さん。……いけますか、ストラディバリ」

ストラディバリ『レディ』

星花の言葉に、ストラディバリが応える。

249: 2013/12/04(水) 13:12:33.60 ID:FJNN8ztb0
拓海「アタシが支えててやる! 思いっきりやれ、星花!!」

星花「はい! ストラディバリ、『アレ』を試しますわ!」

ストラディバリ『レディ』

蟲の王『ギャシャアアアア!!』

蟲の王が大鎌をストラディバリへ振り下ろす。

星花「行きます! オーラブレードッ!」

ザシュッ

鋭い音と共に、蟲の王の鎌が地面に落ちた。

蟲の王『ギッ!? ギィィィッ!?』

鎌を切り落としたのは、ストラディバリの手刀。

その手刀に、薄くオーラを纏わせてある。

250: 2013/12/04(水) 13:13:44.26 ID:FJNN8ztb0
星花「まだまだ行きますわ!!」

ストラディバリ『レディ』

ストラディバリが蟲の王へ大きく踏み込む。

星花「有香さん、離れて下さい!」

有香「は、はい!」

有香が大きく飛び退くと同時に、ストラディバリの手刀が蟲の王の腹へ深々と突き刺さった。

蟲の王『ギ……ギッ……!?』

身体を震わせた蟲の王が、三度ベンゾキノンを放つ為に顎を開いた。

星花「させません! ハァッ!!」

左から振るわれた手刀が、蟲の王の首をはね落とす。

蟲の王『!? ……!?』

それでも、蟲の王は未だ息絶えない。

蟲の王もカース。核が無事なら、再生出来る。

蟲の王『シャギャアアアアアア!!』

251: 2013/12/04(水) 13:14:44.86 ID:FJNN8ztb0
拓海「チッ、キリがねえぞ!」

星花「ならば、倒れるまで! ストラディバリ!!」

ストラディバリ『レディ』

ストラディバリの手刀からオーラが消え、代わりに握り拳を作った。

そしてそのまま、力任せに蟲の王を殴り飛ばす。

蟲の王『ギャシッ!?』

蟲の王は十メートルほど吹き飛ばされて地面に突っ伏した。

星花「もう一つ、行きますわ! ストラディバリ!」

ストラディバリ『レディ』

ストラディバリは蟲の王へ向けて両拳をグッと突き出す。

蟲の王『ギシッ!』

蟲の王はそれを見て嘲笑した。

(何だ。さっきの腕が飛んでくる奴か)

(そんなもの、俺の身体に通じない事はさっきハッキリしただろう)

(学習能力の無い、虫けらめ)

252: 2013/12/04(水) 13:15:32.16 ID:FJNN8ztb0
しかし、蟲の王の慢心はすぐに打ち砕かれた。

ギィィィィィィィィィィィィィィ

蟲の王『!?』

ストラディバリの前腕が、轟音を上げながら高速回転を始めたのだ。

(な、何だ……知らない! こんなものは知らない!)

(逃げろ……俺の本能がそう告げている!)

蟲の王は大慌てで星花達に背を向ける。

奴に汗腺があれば、今頃冷や汗でびっしょりであろう。

星花「遅い! オーラ、ドリルパァーンチッ!!」

ストラディバリ『レディッ』

轟音と共に、ストラディバリの拳が回転したまま発射された。

それと一瞬遅れて、蟲の王は尾部からジェット噴射でその場から逃走を図った。

メダカハネカクシ、本来の用途である。

(危ない所だった……あのままでは殺され…………!?)

街の外縁部が近づいてきた時、蟲の王は気付いた。

轟音が、遠ざからない。

むしろ、どんどん近づいている。

不審に思い、複眼で後ろをチラと見やる。

ズォッ

直後、二発のオーラドリルパンチが蟲の王の胴体を貫通した。

硬い甲皮も、身体の泥も容易く貫き、核も粉みじんに砕かれた。

蟲の王『シャギィィィアアアアアアッ!?!?』

253: 2013/12/04(水) 13:16:51.98 ID:FJNN8ztb0
――――

星花「……終わった、はず、です」

オーラドリルパンチの帰還を確認した星花がふうと大きく息を吐く。

拓海「すげえ……」

有香「あんな高速で逃げたのに……みるみる内に距離を縮めていきました……」

有香と拓海は、眼前の光景にただ唖然としている。

星花「…………うぐっ!」

拓海「ッ、星花!? やっぱりまだ痛むのか!?」

精霊の祝福を受けた樹、そして自らのオーラの力があるとはいえ、星花が右脚に受けたダメージは甚大だ。

星花「いえ、平気……ですわ……それよりも、お二人の鍛錬、の続き……を……」

有香「む、無理はダメです! 後は二人だけでなんとかやるので、星花さんは休んでいて下さい!」

有香はそう言いながら胴着の裾を少し破き、星花の右脚に包帯のように巻きつけた。

星花「し、しかし…………」

拓海「心配すんな、アタシ達なら大丈夫だ。星花は寝てな?」

拓海は星花をより一掃強く抱きしめ、頭をポフと撫でてやる。

254: 2013/12/04(水) 13:17:40.41 ID:FJNN8ztb0
星花「…………分かりました。あとは、お願いしま……」

言い終える前に、星花の頭がカクンと落ちた。

有香「せ、星花さん!?」

拓海「安心しろ、生きてる。多分、オーラとやらを一気に使いすぎたんだな。おい、スーの字。星花を運んでくれ」

ストラディバリ『レディ』

ストラディバリは、拓海から星花を受け取り、優しく抱き上げた。

拓海「……よし! 続きやるぞ、有香!」

有香「押忍!」

かくして二人は鍛錬を続ける。

来たるべき時の為に。

――――――――――――
――――――――
――――

255: 2013/12/04(水) 13:18:39.73 ID:FJNN8ztb0
――――
――――――――
――――――――――――

憤怒P「……ン? 蟲の王が氏んだか?」

街の地下、カースプラント。

蟲の王の気配が消失したことを、憤怒Pは悟っていた。

憤怒P(やれやれ、能力者の一人も頃し損ねたか? 不甲斐ねぇ……)

カイ「シャーク・バイトォッ!!」

『ヒギィィィィィィッ!?』

憤怒P(だがまあ、データは取れた。ちーとばかしグレードダウンしちまうが、量産できなくもねえなあ……)

キバ『~、~~~』

『アンギャアアアアアア!?』

憤怒P(しかし、量産にも時間がいるな……少なくとも今日明日じゃできやしねえ。となると今優先すべきは……)

256: 2013/12/04(水) 13:19:35.10 ID:FJNN8ztb0
キバ「ティアマットォォォッ!!」

憤怒P「うおっと」

思考を続ける憤怒Pの隙を突き、キバが青い炎を放つ。が、憤怒Pはそれを容易く回避して見せた。

憤怒P「わーるいねえ、キバちゃんよぉ。ちょっーと急用が出来たんで失礼するわ」

キバ「ま、待てッ!」

コマンドカース『ユカセヌワァ!!』

翼を広げて追いかけようとするキバを、コマンドカースがガトリングガン状の両腕で妨害する。

キバ「チッ! 邪魔を……」

憤怒P「じゃーなー」

憤怒P(やっぱ、泰葉ちゃんを憤怒の王に『プロデュース』する方が優先だよなあ……ククク)

含み笑いと共に、憤怒Pは一瞬にして姿を消した。

カイ「き、消えた!?」

コマンドカース『てぃあまっとサマノモトヘハユカセヌ!』

コマンドカース『ソウトモ! コノアットウテキブツリョウデ、キサマラヲオシツブス!』

コマンドカース『カクゴセヨ! きばニあびすないと!』

気付けば、カースもコマンドカースも、最早プラントを埋め尽くさん数に膨れ上がっていた。

キバ「……地下水道中のカースを集めた、という感じだね」

カイ「…………」

大量のカースに囲まれ、キバとカイは背中合わせの体勢になる。

キバ「ここをさっさと破壊して、私は奴を追う! 行くぞ、カイ君!!」

カイ「はい! アームズチェンジ・ハンマーヘッドシャークアームズ!!」

二人が叫ぶと同時に、大量のカースが津波のように二人へと押し寄せた。

続く

257: 2013/12/04(水) 13:21:11.24 ID:FJNN8ztb0
・オーラブレード
掌に薄くオーラを纏わせて振るう手刀。

・オーラドリルパンチ
オーラを使って回転させることで破壊力・速度・貫通力を向上させたロケットパンチ。

・イベント追加情報
星花が蟲の王を撃破しました。

憤怒Pがプラントを離れました。泰葉の下へ向かうようです。

258: 2013/12/04(水) 13:21:58.82 ID:FJNN8ztb0
以上です
危なかった、持病のリョナ好き病が発症しかかった……
抑えられなかったら今頃星花さんの左肘から先がブチッモグモグされていた……

拓海、有香、憤怒P、キバお借りしました
あと最初に言い忘れてましたが、今回はマンガ「テラフォーマーズ」から引用した文がいくつか入っていました

259: 2013/12/04(水) 14:50:57.77 ID:llOpsxMT0
乙です
蟲こわい(確信)
憤怒Pの方もラストっぽくなって参りました…!




【次回に続く・・・】


引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8