359: ◆llXLnL0MGk 2013/12/16(月) 01:41:53.12 ID:sN+gRbOr0
360: 2013/12/16(月) 01:43:00.10 ID:sN+gRbOr0
カイ「たっだいま~」
『キキキン♪』
仕事を終え、公園へと帰り着いたカイに、ホージローがすぐさま飛びついてじゃれつく。
カイ「あははっ、寂しかった? ごめんね、ホージロー」
星花「お帰りなさい、カイさん」
ストラディバリ『レディ』
ヴーン ヴーン
それに続き、星花とストラディバリ、そしてマイシスターも彼女を出迎えた。
カイ「みんなただいまー。……あれ、亜季はまだなんだね」
カイは周囲を見渡して、亜季の姿が無い事に気付いた。
星花「ええ、お仕事が長引いているようですわ」
カイ「そっかー。マイシスター、パートナーいなくて寂しい?」
カイは軽くマイシスターの身体を撫でてやる。すると、
----------------------------------------
それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
361: 2013/12/16(月) 01:44:03.43 ID:sN+gRbOr0
??『君らはアレか、亜季の友人か?』
カイ「……へっ?」
聞きなれない声が響いた。
声は、マイシスターの方から聞こえる。
星花「マイシスターさん……お話出来ましたの?」
??『いやいや、俺はマイシスターじゃない、亜季の上司だ』
謎の声は星花の問いに答えた。
星花「亜季さんの上司の方……ですか?」
カイ「……あ、もしかして、アタシと亜季が初めて会った時に亜季が通信した人? 確か司令室とか」
司令室『ああ。ってことは亜季が言ってた友達ってのは……』
カイ「……へっ?」
聞きなれない声が響いた。
声は、マイシスターの方から聞こえる。
星花「マイシスターさん……お話出来ましたの?」
??『いやいや、俺はマイシスターじゃない、亜季の上司だ』
謎の声は星花の問いに答えた。
星花「亜季さんの上司の方……ですか?」
カイ「……あ、もしかして、アタシと亜季が初めて会った時に亜季が通信した人? 確か司令室とか」
司令室『ああ。ってことは亜季が言ってた友達ってのは……』
362: 2013/12/16(月) 01:44:58.57 ID:sN+gRbOr0
カイ「うん、あたしカイ。こっちはホージロー」
『キンキン』
星花「同じく、涼宮星花と申します。こちらはストラディバリです」
ストラディバリ『レディ』
カイと星花は、相手に向かって相棒を含めた自己紹介を行った。
司令室『おう、よろしく。……亜季はいないみたいだな』
マイシスターのカメラを通して見たのか、彼はそう呟いた。
カイ「あ、亜季に用事でした?」
司令室『ああ。まあ、アイツが戻るまで待たせてもらうか』
司令室『あ、司令。そういえば今日って……』
司令室『今日? ……ああ、そういやそうか』
星花「……何かございましたの?」
急に内輪で話を始めた司令室に、星花が怪訝そうに尋ねる。
司令室『ああ。君らは多分聞いてないか。今日アイツはだな……』
――――――――――――
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『キンキン』
星花「同じく、涼宮星花と申します。こちらはストラディバリです」
ストラディバリ『レディ』
カイと星花は、相手に向かって相棒を含めた自己紹介を行った。
司令室『おう、よろしく。……亜季はいないみたいだな』
マイシスターのカメラを通して見たのか、彼はそう呟いた。
カイ「あ、亜季に用事でした?」
司令室『ああ。まあ、アイツが戻るまで待たせてもらうか』
司令室『あ、司令。そういえば今日って……』
司令室『今日? ……ああ、そういやそうか』
星花「……何かございましたの?」
急に内輪で話を始めた司令室に、星花が怪訝そうに尋ねる。
司令室『ああ。君らは多分聞いてないか。今日アイツはだな……』
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363: 2013/12/16(月) 01:46:02.39 ID:sN+gRbOr0
――――
――――――――
――――――――――――
亜季「ふう……すっかり遅くなってしまいました」
亜季はコンビニの袋を手に帰路を急いでいた。
彼女のバイト先、メイド喫茶エトランゼ。
今日は別段忙しかったわけではないが、閉店後にチーフが行っていた後処理を手伝った結果、こんな時間になってしまったのだ。
亜季(急がないと、今頃二人がお腹を空かせて待っているであります)
フルメタル・トレイターズの夕飯調達(主にコンビニ弁当)は当番制、今日は亜季が当番だった。
それだけに、帰りが遅れたことが二人に申し訳ないのだ。
亜季「やっと着いた……すみません二人とも、遅くなりました!」
公園に駆け込んで叫ぶや否や、カイと星花がこちらへ駆け寄ってくる。
亜季「すみません、残業が入ってしまって夕飯が遅く……」
――――――――
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亜季「ふう……すっかり遅くなってしまいました」
亜季はコンビニの袋を手に帰路を急いでいた。
彼女のバイト先、メイド喫茶エトランゼ。
今日は別段忙しかったわけではないが、閉店後にチーフが行っていた後処理を手伝った結果、こんな時間になってしまったのだ。
亜季(急がないと、今頃二人がお腹を空かせて待っているであります)
フルメタル・トレイターズの夕飯調達(主にコンビニ弁当)は当番制、今日は亜季が当番だった。
それだけに、帰りが遅れたことが二人に申し訳ないのだ。
亜季「やっと着いた……すみません二人とも、遅くなりました!」
公園に駆け込んで叫ぶや否や、カイと星花がこちらへ駆け寄ってくる。
亜季「すみません、残業が入ってしまって夕飯が遅く……」
364: 2013/12/16(月) 01:47:02.66 ID:sN+gRbOr0
カイ「亜季ハッピーバースデー!」
星花「おめでとうございます、亜季さん♪」
亜季「……へっ?」
突然のことに呆気にとられていると、ホージロー、マイシスター、ストラディバリも近づいてきた。
『キッキキン、キン♪』
ヴーン ヴーヴン
ストラディバリ『レディ』
亜季「え、えっと……バースデー、でありますか?」
司令室『ああ、悪いな亜季。こっちでそこのお二人に教えたんだ』
亜季「!? し、司令でありますか!? 何故急に……!?」
司令室『いくつか言っておきたいことがあってな』
亜季「言っておきたいこと……ですか?」
司令室からの言葉に、亜季はキョトンとする。
星花「おめでとうございます、亜季さん♪」
亜季「……へっ?」
突然のことに呆気にとられていると、ホージロー、マイシスター、ストラディバリも近づいてきた。
『キッキキン、キン♪』
ヴーン ヴーヴン
ストラディバリ『レディ』
亜季「え、えっと……バースデー、でありますか?」
司令室『ああ、悪いな亜季。こっちでそこのお二人に教えたんだ』
亜季「!? し、司令でありますか!? 何故急に……!?」
司令室『いくつか言っておきたいことがあってな』
亜季「言っておきたいこと……ですか?」
司令室からの言葉に、亜季はキョトンとする。
365: 2013/12/16(月) 01:48:18.97 ID:sN+gRbOr0
司令室『お前、ボディの定期メンテナンスの事忘れてないか?』
亜季「あっ……」
カイ「定期メンテナンス……?」
星花「やはり半分機械ですと、そういうのも必要なのですね」
司令室『やっぱりな。自分の誕生日も忘れるくらいだ』
亜季「め、面目ないであります……」
司令室『まあそういうわけだ。今すぐじゃなくてもいいから、近い内に一回帰って来い』
亜季「了解であります!」
亜季がビッと敬礼したところで、司令室が続けた。
司令室『それからもう一つ。カースとの詳しい交戦データがあったら、それを送ってくれ』
亜季「カースのデータを? それは何故でありましょうか?」
亜季「あっ……」
カイ「定期メンテナンス……?」
星花「やはり半分機械ですと、そういうのも必要なのですね」
司令室『やっぱりな。自分の誕生日も忘れるくらいだ』
亜季「め、面目ないであります……」
司令室『まあそういうわけだ。今すぐじゃなくてもいいから、近い内に一回帰って来い』
亜季「了解であります!」
亜季がビッと敬礼したところで、司令室が続けた。
司令室『それからもう一つ。カースとの詳しい交戦データがあったら、それを送ってくれ』
亜季「カースのデータを? それは何故でありましょうか?」
366: 2013/12/16(月) 01:49:33.66 ID:sN+gRbOr0
司令室『それが近頃、他の世界にも少数だがカースが湧き始めてな』
亜季「! ……なんと……!」
驚く亜季をよそに、カイと星花は不思議そうに首をかしげた。
カイ「カースが湧くって……普通じゃないの?」
星花「ええ、別段不思議ではないような……」
亜季「カースは以前まで、この第65535次世界にのみ出現していたのであります。それが……」
司令室『原因は判明してる。第65535次世界の境界線が一部不安定になって、そこから飛び出して来るんだ。
まあ規模が小さいから、世界そのものが崩れ去るようなことは無いがな』
カイ「なるほど……」
星花「それでも、未知の怪物が襲来するというだけでも充分な脅威ですわね」
司令室『そうだ。だから亜季にデータを送ってもらいたいんだが……』
亜季「了解しました。至急データを送信します!」
亜季はそう言ってマイシスターの装甲を一部開き、中のモニターとキーボードを操作した。
亜季「! ……なんと……!」
驚く亜季をよそに、カイと星花は不思議そうに首をかしげた。
カイ「カースが湧くって……普通じゃないの?」
星花「ええ、別段不思議ではないような……」
亜季「カースは以前まで、この第65535次世界にのみ出現していたのであります。それが……」
司令室『原因は判明してる。第65535次世界の境界線が一部不安定になって、そこから飛び出して来るんだ。
まあ規模が小さいから、世界そのものが崩れ去るようなことは無いがな』
カイ「なるほど……」
星花「それでも、未知の怪物が襲来するというだけでも充分な脅威ですわね」
司令室『そうだ。だから亜季にデータを送ってもらいたいんだが……』
亜季「了解しました。至急データを送信します!」
亜季はそう言ってマイシスターの装甲を一部開き、中のモニターとキーボードを操作した。
367: 2013/12/16(月) 01:50:34.50 ID:sN+gRbOr0
司令室『…………オーケー、これを解析して他の世界に送れば、多少は楽になるだろう』
司令室からは安堵の息が聞こえる。
司令室『よし、後は適当なタイミングでメンテナンスに戻ってきてくれ』
亜季「了解であります」
司令室『カイさんに星花さん、あとホージロー君とストラディバリ君だったな』
カイ「は、はいっ!」
突然名前を呼ばれ、カイは思わず上ずった声で返事をした。
司令室『亜季の事を頼むぞ、コイツこう見えて結構ポンコツだからな』
亜季「ちょっ、司令!?」
星花「ふふふ、そんなことはございませんわ。もう亜季さんには何度助けられたか」
司令室『それならいいけどな。じゃあ、そろそろ通信切るぞ』
亜季「はい、司令達もお元気で!」
司令室『ああ。亜季、いい誕生日をな』
祝福の言葉を最後に、司令室からの通信は途絶えた。
司令室からは安堵の息が聞こえる。
司令室『よし、後は適当なタイミングでメンテナンスに戻ってきてくれ』
亜季「了解であります」
司令室『カイさんに星花さん、あとホージロー君とストラディバリ君だったな』
カイ「は、はいっ!」
突然名前を呼ばれ、カイは思わず上ずった声で返事をした。
司令室『亜季の事を頼むぞ、コイツこう見えて結構ポンコツだからな』
亜季「ちょっ、司令!?」
星花「ふふふ、そんなことはございませんわ。もう亜季さんには何度助けられたか」
司令室『それならいいけどな。じゃあ、そろそろ通信切るぞ』
亜季「はい、司令達もお元気で!」
司令室『ああ。亜季、いい誕生日をな』
祝福の言葉を最後に、司令室からの通信は途絶えた。
368: 2013/12/16(月) 01:51:31.91 ID:sN+gRbOr0
カイ「……いい上司さんじゃん?」
『キンキン』
亜季「私も、そう思います」
カイの言葉に亜季は目を閉じ、ゆっくりとかみ締めるようにそう言った。
星花「さあ、それでは亜季さんのお誕生日会を始めましょう」
ストラディバリ『レディ』
星花はそう言うと亜季からビニール袋を受け取り、中の弁当を近くのテーブルに並べ始めた。
亜季「……私は、上司にも仲間にも恵まれているでありますな」
ヴーン ヴーン
亜季「ふふ、もちろんお前もでありますよ」
亜季は少し口角を上げると、マイシスターを一撫でして星花の元へ向かった。
――――――――――――
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――――
『キンキン』
亜季「私も、そう思います」
カイの言葉に亜季は目を閉じ、ゆっくりとかみ締めるようにそう言った。
星花「さあ、それでは亜季さんのお誕生日会を始めましょう」
ストラディバリ『レディ』
星花はそう言うと亜季からビニール袋を受け取り、中の弁当を近くのテーブルに並べ始めた。
亜季「……私は、上司にも仲間にも恵まれているでありますな」
ヴーン ヴーン
亜季「ふふ、もちろんお前もでありますよ」
亜季は少し口角を上げると、マイシスターを一撫でして星花の元へ向かった。
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369: 2013/12/16(月) 01:52:34.07 ID:sN+gRbOr0
――――
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――――――――――――
??「にしても……すごい量のデータですよ、これ」
??「……データ通りなら、カースはまだまだ進化を続けるな」
??「こちら側はもちろん、亜季も危ないかも知れませんね」
??「現在の亜季のボディはR級躯体のSC-01、新型とは言ってもそろそろ厳しくなる頃では……」
??「その場合は、代替ボディの用意が必要でしょうな」
??「おい、まさか……TP-02を使うのか? あれはSC-01と同じR級だ、交換しても焼け石に水だぞ」
??「ボディならまだ一つある」
??「司令官……まさか!?」
??「ああ、アレの調整を急げ」
??「は、はい!」
??「確かにアレは危険だが、それを何とかするのが俺たち裏方の仕事だ」
??「…………SR級躯体、HWG-0X…………」
続く
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??「にしても……すごい量のデータですよ、これ」
??「……データ通りなら、カースはまだまだ進化を続けるな」
??「こちら側はもちろん、亜季も危ないかも知れませんね」
??「現在の亜季のボディはR級躯体のSC-01、新型とは言ってもそろそろ厳しくなる頃では……」
??「その場合は、代替ボディの用意が必要でしょうな」
??「おい、まさか……TP-02を使うのか? あれはSC-01と同じR級だ、交換しても焼け石に水だぞ」
??「ボディならまだ一つある」
??「司令官……まさか!?」
??「ああ、アレの調整を急げ」
??「は、はい!」
??「確かにアレは危険だが、それを何とかするのが俺たち裏方の仕事だ」
??「…………SR級躯体、HWG-0X…………」
続く
370: 2013/12/16(月) 01:55:00.54 ID:sN+gRbOr0
以上です
亜季ちゃんの誕生日を祝うと同時に亜季ちゃんパワーアップフラグを立てるという無謀な試み(白目)
ともあれ亜季ちゃん誕生日おめでとう!
一応、不安定な境界線の件は亜季ちゃんパワーアップフラグの一環なので
現時点ではそこまで大事にする予定はありません、あしからず
亜季ちゃんの誕生日を祝うと同時に亜季ちゃんパワーアップフラグを立てるという無謀な試み(白目)
ともあれ亜季ちゃん誕生日おめでとう!
一応、不安定な境界線の件は亜季ちゃんパワーアップフラグの一環なので
現時点ではそこまで大事にする予定はありません、あしからず
371: 2013/12/16(月) 02:18:52.52 ID:k4/avUC70
乙ー
誕生日おめでとう
パワーアップフラグきたー
誕生日おめでとう
パワーアップフラグきたー
【次回に続く・・・】
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