572: ◆llXLnL0MGk 2013/12/31(火) 02:31:27.20 ID:3rHwprvm0


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ




俺氏、2013年最後の投下の模様

573: 2013/12/31(火) 02:33:40.13 ID:3rHwprvm0

爛「チョロかったな」

とあるスタジオを出て、クールPが運転する車に乗り込んだ爛が口を開いた。

クールP「一発OKの連続だったね」

ハンドルを切りながら、クールPもそれに淡々と返す。

彼らが話しているのは、先ほどまでこなしていた仕事の話。

某週刊少年漫画雑誌の巻頭を飾る、水着グラビアの撮影である。

爛「スタンバイに入ったら水着が二種類あった時ぁ流石にビビッたが」

片方はごく普通の男物の水着、もう片方はパレオまでついたビキニだった。

クールP「ほんと、君の言う通り。この国って逞しいよね」

爛の軽く青ざめながらの呟きに、クールPは苦笑した。

----------------------------------------



それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。




574: 2013/12/31(火) 02:35:04.13 ID:3rHwprvm0
爛「……あ、悪い。ちょっとアイツから連絡来てるな」

爛が鞄から携帯電話を取り出した。

クールP「なら適当な場所に車停めようか? 『すぐそこに第三者がいる』って走行音とかでバレたらまずいし」

爛「ああ、頼む」

車は少し走り、人気が無い廃墟の周辺で停まった。

爛「サンキュ。……待たせたな、サクライ」

サクライP『いやに遅かったけれど、どうかしたかね?』

通話の相手は櫻井財閥頭首、サクライPだ。

爛「人がいねえトコまで移動したんだよ、察しろ」

サクライP『ああ、そうか。失礼。今回連絡したのは、ちょっと確認したい事があってね』

爛「確認? 何のだよ?」

575: 2013/12/31(火) 02:36:34.63 ID:3rHwprvm0
サクライP『海底都市という組織が進行中の神の洪水計画は知っているね?』

爛「ああ。それがどうかしたか?」

サクライP『その計画に関して、君達古の竜はどこまで知っているのかな?』

爛「……悪いが、俺ぁ何も知らねえ」

サクライP『そうか、残念だ』

爛「まあ……関わってそうなヤツなら覚えがあるな」

サクライP『ほう、詳しく聞かせてもらえないかな』

爛「俺らの中の『海の一族』。その大将のプレシオアドミラルなら何か知ってるかもな。
 ソイツが今行方不明で、プリンセスと戦士団の一部が捜索の為にこっち来てんだ」

サクライP『ふむ、なるほど。参考にさせてもらおう』

爛「用が済んだんなら切るぞ。こっちは忙しいんだ」

サクライP『ああ、すまなかったね。では、お仕事頑張ってくれたまえ……爛ちゃん』

人を小馬鹿にしたようなその言葉を最後に、サクライPからの通信は途絶えた。

576: 2013/12/31(火) 02:37:35.87 ID:3rHwprvm0
爛「うぜっ……」

クールP「終わったのなら、車を出すよ」

爛「ああ、頼むわ」

爛は携帯電話を仕舞い、ぐったりと座席に全体重を任せた。

クールP「よし、じゃあ事務所に向けて…………」

少女「きゃああああー!」

爛「……あ?」

少し離れた所から、少女のものと思しき悲鳴が聞こえてきた。

クールP「……悪いね爛。戻る前にもう一仕事だ」

そう言ってクールPはアクセルを踏み込み、車を急発進させる。

爛「相手は何だ? カースか、イワシロボか、それとも新勢力か?」

クールP「シンキングタイムは無さそうだよ。悲鳴はそう遠く……ホラ」

クールPがブレーキを強く踏み込むと、車は鋭い音と共にその場に停車した。

577: 2013/12/31(火) 02:39:02.49 ID:3rHwprvm0
目の前には三体のカース。そして、それに追われる一人の少女。

『マアテエエエエエエエエエ!!』

『クッテヤルウウウウウウウ!!』

『アタシトヤセンシロオオオ!!』

少女「誰か、助けて……っ! やだああ!」

爛「カースか。よし、ちょっくら行ってくるわ」

爛は荷物から仮面を取り出し、それを装着する。

仮面の内側で、瞳は縦長になり、頬に鱗のような模様が走った。

勢いよくドアを開け飛び出した爛の手には、鋭い鉤爪。

アイドルヒーロー、『ラプター』の参上である。

クールP「やれやれ、血の気が多いな。僕達も行こうか、アラクネ」

アラクネ『ピピー、ピーピー』

静かに車を降りたクールPは、どこからか取り出したマントとシルクハットを身につけた。

そして右腕にマキナ・アラクネが取り付き、プロデューサーヒーロー、『クルエルハッター』が参上する。

578: 2013/12/31(火) 02:40:52.93 ID:3rHwprvm0
クールP「君、カースは僕たちが倒す。君は急いで逃げたまえ」

少女「く、クルエルハッター様に爛ちゃん……!? あ、ありがとうございます!!」

少女は深々と頭を下げ、走ってその場を去った。

クールP「様、ね……もしかして僕のファンだったのかな」

爛「何で俺はヒーロー名じゃないんだよ、ったく」

顎に手を当てて軽く思考するクールPと、「またか」といった風に毒づく爛。

『オオオオオイ! オレタチノエモノ、ナニニガシテクレテンダヨォ!!』

『カワリニオマエラヲクッテヤルカラナ!!』

『ニガストカシツボウシマシタ、ミクニャントナカチャンノファンヤメマス!!』

そして、思い思いに激昂するカース達。

爛「うっせーなぁ……喰うのは俺の専売特許だ」

クールP「悪いけど……僕らの『成績』の犠牲になってもらうよ」

二人は非常に極悪な笑みと共に、カースへ向かって突っ込んでいった。

579: 2013/12/31(火) 02:42:11.98 ID:3rHwprvm0
『カースパアアアアンチ!!』

爛「ノロマが、当たんねえよ!」

カースの拳をジャンプでかわした爛は、そのままカースの腕の上を走っていく。

爛「でぁっ!!」

そしてそのまま、カースの横っ面に強烈なキックを見舞った。

『オボオオッ!?』

『サバクノハオレノタイザイダァァァッ!!』

別のカースがクールPへ向けて拳のラッシュを振り下ろす。

クールP「よっと、ほっ……ねえ君、自分の手、見てみなよ」

そのラッシュを容易くかわしたクールPが、嘲るようにカースを指差した。

『ヘ? …………ナ、ナンジャコリャアアアア!?』

見ると、カースの腕にはいつの間にか無数の切り傷が刻まれていた。

クールP「言われるまで気付かないのか……間抜けだね、君は」

クールPは再び嘲りながら、いつの間にか取り出したナイフ二本を両手の平でクルクルと弄んだ。

『イタイイタイイタイイタイィィィ!!』

580: 2013/12/31(火) 02:43:22.51 ID:3rHwprvm0
クールP「さっさと決めようか」

ふん、と鼻を鳴らしたクールPは、ナイフを右腕に取り付いたアラクネの胴体に収納する。

そして、アラクネの尾部から一本のワイヤーが高速で放たれた。

『ヒギイッ!?』

ワイヤーはカースの身体に深く突き刺さり、先端のクローが核にガッシリと噛み付いた。

クールP「…………パニッシュ」

クールPが左手の人差し指でワイヤーをピン、と弾く。

すると、クローの中央部から一本の杭が鋭く打ち出され、カースの核を貫いた。

『ウギャアアアアアアアアアアアア!!』

崩れ落ちるカースに目もくれず、爛の方を振り向いたクールPが突然表情を変えて叫んだ。

クールP「爛、後ろ!」

爛「あぁ!?」

581: 2013/12/31(火) 02:44:47.13 ID:3rHwprvm0
言われて後ろを振り向くと、すぐ目の前にカースの拳が迫っていた。

爛「やべっ……!」

『マチニマッタヤセグボアッ!?』

突然、カースが右へとすっ飛んでいった。

爛「!?」

クールP「な、何だ……?」

そこに立っていたのは、銀の鎧に身を包んだ小柄な少女。

ライラ「……グランパ直伝、《六骨》」

拳を突き出したままの体勢で少女――ライラはそう呟いた。

クールP「……何事かな……?」

ライラ「技を撃ってから技のお名前を言うと三割増しでかっこいいと、グランパが言っていましたです」

爛「いや、そこじゃなくてお前の名前だ……よっ!」

『イヤン!!』

腰に両手を当て自慢げにそう言うライラに、爛はカースへ踵落としを決めながら突っ込んだ。

582: 2013/12/31(火) 02:46:01.56 ID:3rHwprvm0
ライラ「わたくしの、ですか? はい、わたくしライラさんですよー」

爛「ライラねえ……で、何か用か?」

『ヤッ、ヤッ、ヤメッ、テッ!』

カースの頭上で踵落としを連発しながら、爛は腕組みして尋ねる。

ライラ「わたくし、カースをやっつけて修行を続けているでございます」

クールP(銀一色の、魚介を模した鎧……彼女はまさか……)

爛「へーえ、まあいいや。首突っ込んだんなら最後まで手伝えよ、ライラ!」

ライラ「わかりましたです。グランパ直伝、《大堕威骨》」

ライラは自分が吹き飛ばしたカースの懐に飛び込み、廻し蹴りを叩き込む。

『チュウハァッッ!?』

爛「やるな、あいつ……ぉらっ!!」

『ンォオッ!!』

爛がカースの頭を強く蹴って跳び上がる。

583: 2013/12/31(火) 02:47:11.99 ID:3rHwprvm0
クールP「ふっ……」

そしてクールPがそのカースへナイフを次々と投げつける。その数、八本。

『バアカ! ソンナナイフジャカクマデトドカネエヨ!!』

カースの言う通り、八本のナイフは全て泥の表面で止まってしまっている。

クールP「なあに、お楽しみはこれからさ」

続いてワイヤーを射出するクールP。標的はカース、ではなく、体表に刺さるナイフの一本。

そして先端のクローがナイフを掴み、鞭のように振り回し、カースの身体を切り裂いた。

『ウギェッ!?』

そしてそのナイフを放し、別のナイフを掴み、また振り回す。

放ったナイフはクルクルと回りながらクールPの手元へ戻ってきた。

更にナイフを放し、また別のナイフを掴んで振り回す。

584: 2013/12/31(火) 02:48:53.10 ID:3rHwprvm0
全てのナイフがクールPの手元に戻ってくる頃には、カースの腕がビチャビチャと崩れ落ちていた。

『ウェエエエ!?』

爛「ナイスだ、クールP!」

すかさず爛が駆け出し、カースの胸倉を掴む。そして、

爛「ドリャリャリャリャリャリャリャリャァァァア!!」

泥を掻き出すように連続でキックを叩き込む。

やがて泥の奥から、赤い核が顔を覗かせた。

爛「氏ぃねぇぇっ!!」

その核を、爛の鋭い鉤爪が切り裂く。

『ウ、オ、オアアアアアアアア!!』

爛「ハッ、一昨日来やがれ泥野郎!!」

崩れゆくカースに向け、爛は中指をビッと立てて挑発した。

585: 2013/12/31(火) 02:50:20.59 ID:3rHwprvm0
ライラ「グランパ直伝、《剣鋼骨》」

ライラの手刀がカースの身体を切り裂いていく。

『クソッ! コラッ! グランッ! プリィィッ!!』

反撃にカースがパンチを繰り出すが、

ライラ「ほっ、グランパ直伝、《骨挽》」

ライラのカウンター裏拳がカースの腕を叩き潰した。

『ミョウコオオオオッ!?』

その隙を突いて、ライラはカースの懐に潜り込んだ。そして、

ライラ「《六骨》、《六骨》、《六骨》、《六骨》、《六骨》」

一瞬の内に放たれた計三十発の連続パンチが、泥を瞬く間に穿っていく。

『ジンッ……ツウ……!!』

ライラ「トドメですよー、グランパ直伝、《頭鎧骨》」

そして露出した核を、痛烈なヘッドバットが襲った。

『タイハアアアアアアアアアッ!?』

586: 2013/12/31(火) 02:51:41.10 ID:3rHwprvm0
ライラ「んんっ、結構なお手前でございました」

爛「おーい、伸びとお辞儀を器用に同時進行してるトコ悪いがよ。お前何者だ?」

ライラ「? ライラさんはライラさんですよー」

イラついた様子で尋ねる爛に、ライラはきょとんとした顔を向けた。

爛「いや、名前じゃなくて。所属とか……」

クールP「……所属は海底都市。そして君はウェンディ族。……違うかい?」

爛の言葉を遮って、クールPがライラに問いかけた。

ライラ「はい。海底都市からやってきましたです」

クールP「やはりね。その鎧を見てピンと来たよ」

クールPが顎に手を当てほくそえむ。と、

587: 2013/12/31(火) 02:53:06.59 ID:3rHwprvm0
シャルク「やっとおいつきました。ライラさま」

ガルブ「とつぜんかけだして……おや?」

ライラのお付きである、二体のカスタムイワッシャーが現われた。

爛「うおっ、何だこの派手なイワシロボは!?」

ライラ「イワシロボではないです。シャルクとガルブなのですよー」

爛「……随分マイペースだなコイツ」

シャルク「あなたがたは、どちらさまですか?」

ガルブ「もしや、ライラさまがなにかごめいわくを?」

クールP「……あー、とりあえず状況を整理しよう。ライラさん、シャルクさん、ガルブさんだったね。
    詳しく話を聞きたいから、一緒に来てもらえないかな?」

額に手を当て眉間にしわ寄せ、クールPは三人を車へと誘導した。

――――――――――――
――――――――
――――

588: 2013/12/31(火) 02:54:30.06 ID:3rHwprvm0
――――
――――――――
――――――――――――

クールP「……なるほど、お祖父さんの鎧を引き継いで武者修行ね」

クールPはバックミラーに映るライラの姿を見た。

後部座席の真ん中で、大きな銀のシーラカンスを抱えるその姿は、まさに『華奢』という他無かった。

クールP「とてもじゃないけれど、君みたいな少女の力とは信じられなかったね、あの戦いぶり」

ライラ「失敬でございますね、紛れも無くわたくしの実力でございますよ」

クールP「はは、それは失礼。謝罪するよ」

シャルク「しかし、いにしえのりゅうのおうにきゅうけつきのおうとは……だいそれたやぼうというほかありませんね」

ガルブ「ええ。なぜそれをわれわれにはなしていただけたのですか?」

シャルクとガルブは、先ほど話を聞いてからの疑問をぶつけた。

どう考えても他言無用な内容を、出会ったばかりの得体の知れない三人組に話す。

その行動が、どうも不自然に思えてならなかったのだ。

589: 2013/12/31(火) 02:55:59.13 ID:3rHwprvm0
爛「ま、包み隠さずに言えば、お前らを利用したいってわけだ」

助手席で爛が口角を吊り上げながら言う。

ライラ「面と向かって利用すると言うですか?」

爛「お前は修行を積みたいんだろ? 俺らと居ればその内、魔族に竜族に古の竜に吸血鬼、
 そんな奴らとタップリ戦えるはずだぜ?」

ガルブ「なるほど。いちりあるようにおもえます」

ガルブが納得しかけるが、そこへシャルクが口を挟む。

シャルク「しかし、そのちからをかいていとしへふるうようなことがあれば……」

クールP「ははは、その心配はいらないよ。僕らはこっちの世界にはさほど興味が無いからね。それに」

ライラ「それに?」

590: 2013/12/31(火) 02:57:02.58 ID:3rHwprvm0
クールP「推測だけど、お祖父さんから貰った地上のお金、そろそろ尽きる頃じゃないかい?」

シャルク「……たしかに。あとひとつきもたてばきれいさっぱりなくなってしまいます」

ライラの代わりにシャルクが答える。

ガルブ「しかし、それがなんのかんけいが?」

爛「さっきも言ったが、俺らはアイドルヒーロー同盟っつうトコに所属してる。まあ要するにライラ、
 お前もアイドルヒーローやらねえか? ってことだ。給料出るぜ?」

ライラ「お金がもらえるでございますか? それは素敵ですねー」

シャルク「しかし、じぶんでいうのもなんですが、われわれはごらんのとおりえたいのしれないれんちゅうです」

ガルブ「そうです。そんなわれわれがすんなりとそういったそしきにはいれるものでしょうか?」

クールP「そんな心配は無用さ。『顔立ちが良くて』、『能力を持っている』。この二つが揃っていれば、
    大体OKサインが出るよ」

爛「そうだな。素性とか結構二の次だぜ、ウチ。噂だが宇宙人もいるって話だし、何より俺らな」

爛は自分を指差し、不敵に笑った。

591: 2013/12/31(火) 02:58:13.95 ID:3rHwprvm0
クールP「シャルクさんとガルブさんは、ボディガードとでもしておけば平気そうだね。幸い街には今、
   『紅と蒼の無害なイワシロボット』の噂が広まっているし」

シャルク「ふむ……」

ガルブ「……」

クールPの言葉で、シャルクとガルブは少し考え込む。

ライラ「では、そのお話をお受けしますです」

シャルク「……そうですね、われわれのデメリットはすくないようにおもえます」

ガルブ「なにより、ライラさまがそうけつだんされたのであれば」

ライラが力強くうなずき、シャルクとガルブもそれに続いた。

クールP「決まりだね。事務所に戻ったらアレコレ手続きをしてもらうから、これからよろしく、ライラ」

ライラ「はい、よろしくですクールP殿、爛殿」

爛「おう。……そうだ、ちょっくら報告すっか」

何を思ったか爛は携帯電話を取り出し、どこかへ連絡を入れた。

592: 2013/12/31(火) 03:00:42.41 ID:3rHwprvm0
爛「……あ、向井先輩おっつー。今平気? ……いや何、ちょっと今クールPの奴が新人拾ってな。
 ……うん、戦い方がもうガチの殴り合いでよ。……そうそう、だからアンタとは気が合うんじゃねえかと思って一足先にな。
 ……そう、そういうわけだから、事務所の先輩方にもそう伝えといてくれや。……はい、はーい、そんじゃ」

通話を切って爛はライラに笑いかけた。

爛「とりあえず、自己紹介の準備はしとけよー?」

ライラ「はい。ありがとうございますです」

ライラが爛へ深々と頭を下げた。

クールP「……そうだ、忘れる所だった。君たちに確認しておきたいことが」

シャルク「なんでしょうか?」

ガルブ「われわれにこたえられることなら、なんなりと」

その言葉を受け、クールPの顔がニィと歪んだ。

クールP「君達、『神の洪水計画』の概要とか、何か知らない?」

ライラ「…………?」

シャルク「かみのこうずい……?」

ガルブ「それはいったいなんですか?」

クールP「…………ああ、なら、いいや…………」

歪んだクールPの顔は、みるみる内にしぼんで真顔に戻ってしまった。

続く

593: 2013/12/31(火) 03:02:09.01 ID:3rHwprvm0
・イベント追加情報
サクライPが『プレシオアドミラル』の名を認識しました

ライラ一行がクールPに拾われました

ライラの技《内耐骨》が《大堕威骨》に変更されました

594: 2013/12/31(火) 03:04:11.89 ID:3rHwprvm0
以上です
「ライラさん、アイドルヒーローになる・前編」でした
爛ちゃんが初登場時ちょっと猫被ってたのは外部のお客様を警戒してなので、
内部に対しては割と素で接しますよ、という

サクライPと名前だけ拓海お借りしました
それでは皆さんよいお年をー

595: 2013/12/31(火) 09:10:42.14 ID:wSJFe07h0
乙です
爛ちゃんとクールPについにライラさんが加わったか
ライラさんかわいい強い




【次回に続く・・・】


引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8