1: 2010/05/07(金) 14:21:29.10 ID:aM0ZwW4y0
初春「佐天さーん、来ましたよー。なんですか急に呼び出したりして」

佐天「う、ういはるぅ~助けて~!」

初春「きゃ!だ、抱きつかないでください!ところでなんですか頭のコレは。コスプレ趣味でもあったんですか?」

佐天「だからぁ……コレが問題なんだってばぁ……」

初春「問題?この垂れ耳がですか?」

佐天「コレつけてるんじゃなくて……生えてきたの。ほら、手も………」

初春「肉球……ッッッ!」
とある魔術の禁書目録 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
2: 2010/05/07(金) 14:26:54.27 ID:aM0ZwW4y0
初春「ひゃ~すごい柔らかいです~♪」

佐天「あんま触んないでよぉ……手がこんなだから電話のボタン押すのも大変だったんだよ?」

初春「たしかに、これじゃあ何か持つのも一苦労ですね」

佐天「そうなんだよね……ドアを開けようにもノブ回せないし」

初春「それで私を呼んだと」

佐天「うん……初春、どうにかできない?」

初春「そう言われましても……とりあえず白井さんと御坂さんも呼んでみましょうか」

5: 2010/05/07(金) 14:32:55.71 ID:aM0ZwW4y0
黒子「失礼しますわ」

美琴「お邪魔しま~す」

初春「来てくれましたか……電話でも言いましたが、とりあえず佐天さんを見てください」

美琴「きゃ~!!本当に犬耳が生えてるじゃない!可愛い~」

黒子「本物ですの?どれどれ」

佐天「あ、あぅ……耳、引っ張らないでください……」

黒子「抜けない……コスプレではないようですわね」

7: 2010/05/07(金) 14:37:58.84 ID:aM0ZwW4y0
美琴「肉球も……あ、尻尾まで生えてるじゃない!」

佐天「え?」

初春「はい?」

黒子「あら可愛い。垂れ耳にこの尻尾……犬種はダックスでしょうか」

佐天「ちょ、ちょっと待ってください尻尾って……えぇ!?なんで尻尾も生えてんの!?」

初春「さっきまで生えてませんでしたよね……」

黒子「マ、マジ、ですの……?つまり今生えたと………?」

初春「それしか考えられません……」

9: 2010/05/07(金) 14:44:37.44 ID:aM0ZwW4y0
美琴「肉球ってこんなに柔らかいんだ~ホント、プニプニねっ!」

佐天「御坂さん、さっきから触りすぎですよ……」


初春「御坂さんは普段動物に触れませんからねぇ」

黒子「あちらの二人は放っておきましょう。しばらくすれば飽きると思いますから。それより元に戻す方法ですわ」

初春「ですね……私たちの予想が正しければ、佐天さんは………」

黒子「ええ……このままですと本当の犬になってしまいますわ……」

11: 2010/05/07(金) 14:49:52.02 ID:aM0ZwW4y0
>>8
ストパンのサーニャみたいな感じで

黒子「何か原因に心当たりはありませんの?変なモノを食べたとか、拾い食いしたとか」

初春「私も佐天さんに聞いてみたんですけど、そういうことはしてないみたいです」

黒子「ふむ……やはり超能力、でしょうか」

初春「けど他人の体を動物に変える能力者なんて聞いたことありませんよ」


美琴「あは、尻尾振ってる~!佐天さん、嬉しいの?」

佐天「ち、違います!なんか勝手に……うぅ、スカート捲れてるぅ………」

12: 2010/05/07(金) 14:55:19.34 ID:aM0ZwW4y0

黒子「ここは医学的に、切除手術でもしてみましょうか」

初春「耳と尻尾はまだいいとして、手はどうするんですか?」

黒子「………義手?」

初春「白井さん、本気で言ってるんですか!?」

黒子「半分本気、ってところですわ。このまま元に戻らなかったら、それしかありませんの……」


美琴「耳四つってのも、おかしな感じよねぇ」

佐天「御坂さん、楽しんでませんか?」

13: 2010/05/07(金) 14:59:54.60 ID:aM0ZwW4y0
美琴「そ、そんなことないわよっ!ただちょっと珍しいから……」

佐天「ホントですかぁ……?」

美琴「佐天さん、お手」

佐天「わんっ」

美琴「か、可愛いっ」

佐天「か、体が勝手に……!」

美琴(ペットにしたいわね……けど寮はペット禁止だし)

17: 2010/05/07(金) 15:04:12.84 ID:aM0ZwW4y0
初春「見ましたか……?今の」

黒子「………もしや、心まで犬に近づいていってるんでしょうか」

初春(本当に犬になったら、私が飼いたいなぁ……)

黒子「初春、あなた今何考えてますの?」


美琴「佐天さん、お座りっ」

佐天「わんっ……あぁ!また体が勝手にぃ~!」

美琴(躾はできてるみたいね……これなら大丈夫かしら)

18: 2010/05/07(金) 15:07:51.95 ID:aM0ZwW4y0
初春「やっぱり、医者に診せるしかありませんかね」

黒子「そうですわね……私たちにできることはありませんし」

初春「白井さんのテレポートで耳だけ跳ばせたりしないんですか?」

黒子「できなくはありませんが……万一を考えると、したくありませんわね」

初春「そ、そうですね………」


美琴「佐天さん、ち……ちちちっ、ちん……!」

佐天「御坂さん、無理しないでいいんですよ」

20: 2010/05/07(金) 15:14:18.38 ID:aM0ZwW4y0
黒子「というわけで、病院へ行きますの」

佐天「えぇ~!?あ、あたし、この格好で外でるんですかっ!?」

黒子「……わ、私がテレポートで連れて行きますわ。出来るだけ人目のつかないように」

初春(やっぱりリードをつけて、というのは無理ですね……)

佐天「外で尻尾振りはじめたらどうしよう……」

美琴「そうねぇ、さっきもパンツ丸見えだったし。ジーンズはいてったらどう?」

佐天「キツそうだけど、それが一番無難ですよね……仕方ないか」

21: 2010/05/07(金) 15:22:24.43 ID:aM0ZwW4y0
佐天「準備完了しました~」

美琴「帽子似合ってるわね」

初春(後ろが膨らんでる……なんかもらしちゃったみたいですね)

黒子「早速出発しますの。お姉様たちは普通に向かってくださいな」

美琴「ハイハイ。黒子たちこそ気をつけてね」

黒子「では後ほど」ヒュンッ

初春「御坂さん、さっき撮ってた写メ、送ってもらっていいですか……?」

22: 2010/05/07(金) 15:30:47.52 ID:aM0ZwW4y0
佐天「はぁ……」

初春「佐天さん、そんな落ち込まないでくださいっ」

佐天「そう言われてもねぇ………」

美琴(しょうがないわよね。病院行っても解決法が見つからなかったんだから)

黒子「ひとまず、あれから犬化の進行が止まってるだけでもよしとしましょう」

初春「そうですよ!今朝起きたときにこうなってたんですから、もしかしたら寝たら戻るかもしれません!」

佐天「………うん」

24: 2010/05/07(金) 15:37:18.74 ID:aM0ZwW4y0
佐天「あたし、これからどうしよう………」

黒子「その手じゃ料理もままなりませんわね。フォークも持てるかどうか……」

美琴「じゃあウチの寮に来る?」

黒子「ッッ!?お姉様、何言ってるんですのっ!?」

美琴「だってこの状態で一人にするわけにはいかないじゃない」

黒子「も、元に戻るまでそうするつもりなんですの!?もし寮監に見つかったら……!」

美琴「ま、まあ一日位なら大丈夫でしょ。どう?」

32: 2010/05/07(金) 16:35:46.91 ID:aM0ZwW4y0
黒子「一日位って……そ、それにどこで寝かせるというんですの!?」

美琴「そりゃあ……私のベッドでしょ、当然」

黒子「い、いけませんわっ!うら若き乙女が一晩同じベッドで過ごすなんて!は、破廉恥っ、不潔ですわ!」

美琴「アンタがそれを言うか………」

黒子「それに一日だけなんて中途半端、佐天さんに迷惑ですの!やはりここは初春の家が最適かとっ!!」

初春「え?私の家ですか?」

黒子「そ、そうですわ!初春の家なら下のベッドがありますし、なにより同じ中学なのですから!」

33: 2010/05/07(金) 16:41:45.07 ID:aM0ZwW4y0

初春「言われてみれば……」

黒子「どうです、お姉様。何か反対意見でもありまして?」

美琴「ぬぅ……まあ佐天さんがいいならそれでいいけどさ」

佐天「えーと、あたしとしてはそうしてもらえると非常に助かるけど……」

初春「私はいいですよ~佐天さんを泊めても」

黒子「決定ですわね」

美琴「むぅ(犬佐天さんと一緒に寝たかったなぁ……)」

35: 2010/05/07(金) 16:47:42.09 ID:aM0ZwW4y0
黒子「では私たちはこちらですので。何かあったら連絡してくださいな」

初春「は~い、それじゃあまた」

佐天「白井さん、御坂さん、いろいろとありがとうございました。さよなら~!」

美琴「うん、じゃあね(明日にでも外泊許可貰えないかしら)」


初春「さて、まずは佐天さんの部屋に戻って着替とかとってくるとしましょうか」

佐天「そうだね。ついでに晩御飯の材料も買ってこうよ」

38: 2010/05/07(金) 17:12:34.22 ID:aM0ZwW4y0
佐天「お邪魔しま~す」

初春「ゆったりしててください。今からご飯作りますから」

佐天「その前に初春、話があるんだけど」

初春「話?」

佐天「あたしさ~どうやら行動も犬に近づいていってるみたいなんだよね」

初春「(自覚はあったんですね)それがどうかしたんですか?」

佐天「それでね、さっきからずっと我慢してた犬的行動があるのよ」

初春「どんな行動ですか?へ?きゃああああああっ!」

40: 2010/05/07(金) 17:20:53.97 ID:aM0ZwW4y0
初春「や、やめてぇ……な、なんで顔舐めるんですかっ、ひゃあ!」

佐天「初春知らないの?顔舐めるのは犬の愛情表現なんだよ~こんなふうにっ!」ペロペロ

初春「あわっ、く、くすぐったいですぅ……や、やめてくださいぃ~」

佐天「あ~初春いい匂いする……」ペロペロ

初春「は、離れて……離れてくださいっ!ひゃわっ!」

佐天「ずっと我慢してたんだからもう少しやらせてよ。あたしを犬と思って!」

初春「ム、ムリですよぅ……あわわ、う、うなじを舐めないでぇ……」

41: 2010/05/07(金) 17:30:46.43 ID:aM0ZwW4y0
佐天(犬の習性ってことでいろんなとこを舐めておこう)ペロペロ

初春「あうあう……首筋なんて舐めないでください……ひぃっ」

佐天「おやおや初春、もう抵抗しないの?じゃあもっと舐めちゃお~っと♪」

初春「うううぅ……あ、そ、そうですっ!佐天さん、待てっ」

佐天「わうっ!?」

初春「ふぅ……躾がちゃんと出来てて助かりました」

佐天「こんな弱点が………」

42: 2010/05/07(金) 17:39:38.33 ID:aM0ZwW4y0
初春「じゃあご飯作りますね。あ、佐天さんはそこで『待て』ですよ」

佐天「つまみ食いなんてしないってば……それより初春って料理できんの?」

初春「し、失礼な!私だって一人暮らししてるんですから料理くらいできますよ!」

佐天「いやいや、レトルトとかインスタントの可能性もあるじゃん。初春ってちょっと抜けてるし」

初春「た、たしかに疲れてるときは買ってきて済ませますけど……普段は自分で作ってます!」

佐天「ふ~ん、まっ、期待しないで待ってるよ」

初春「ひどいです……」

44: 2010/05/07(金) 17:47:38.91 ID:aM0ZwW4y0
初春(とは言ったものの、実際料理得意じゃないんですよね……)

初春(何か簡単に作れるもので、犬が好きそうなもの……この際ドッグフードでも……)

初春(あれ?そういえば犬にはタマネギとかダメなんでしたっけ?一応気を付けた方がいいですよね)

初春「う~ん………」


初春「佐天さ~ん、できましたよ~」

佐天「おっ、なになに?ってもう匂いでわかってるんだけどね」

初春「ふふふ……私の(唯一の)得意料理、カレーですっ!」

45: 2010/05/07(金) 17:54:23.59 ID:aM0ZwW4y0
佐天「匂いは美味しそうだね~」

初春「はい、どうぞ。じゃあいっただっきま~す」

佐天「…………」

初春「……?佐天さん、なんで食べないんですか?」

佐天「肉球だから、スプーン持てないんだってば……」

初春「あっ、ごめんなさい。じゃあ私が食べさせてあげますね」

佐天(恥ずかしいけど、しょうがないよね……)

47: 2010/05/07(金) 18:04:01.06 ID:aM0ZwW4y0
初春「はい佐天さん、あ~んっ」

佐天「あ、あ~ん……熱ッ」

初春「あ、ごめんなさい!フーッ、フーッ……はいもう一回、あ~んっ」

佐天「う、うん……あ~ん」モグモグ


佐天「ごちそうさま……ありがとね、初春」

初春「エヘヘ、いいんですよこれくらい。私たち親友じゃないですか」

佐天「うん……でもありがと、初春」

49: 2010/05/07(金) 18:15:49.93 ID:aM0ZwW4y0
初春「(なんか急にしおらしくなりましたね……)じゃあ、お風呂入っちゃいましょうか!」

佐天「え?もう入んの?」

初春「ん~もう少しゆっくりしますか?」

佐天「うん、テレビでも見よーよ」

初春「はい――ってなんで私の太ももに頭乗せるんですかっ」

佐天「なんとなく……これも犬的行動かなぁ」

初春「まあいいですけど(可愛い……)」

50: 2010/05/07(金) 18:26:13.48 ID:aM0ZwW4y0
佐天「(あんま面白いのやってない……)ん?」

初春(わ~髪サラサラです~!綺麗な黒髪だなぁ。垂れ耳も可愛いです)ナデナデ

佐天「………なんであたしの頭撫でてんのさ、初春」

初春「綺麗だからつい……イヤでしたか………?」

佐天「……撫でられて嫌がる犬はいないよ」

初春「そうですね………」ナデナデ

佐天(こういうのも悪くないなぁ)

51: 2010/05/07(金) 18:34:57.65 ID:aM0ZwW4y0
佐天「あふ……」

初春「佐天さん、眠くなってきちゃいましたか?」

佐天「ん、ちょっと………」

初春「じゃあお風呂入っちゃいましょう。ほら、立って立って」

佐天「むう……初春も一緒に入ってくれるの?」

初春「もちろんですよ!だってその手じゃうまく洗えないでしょう?」

佐天「そうだね……(甘えすぎかなぁ、あたし)」

55: 2010/05/07(金) 19:04:18.17 ID:aM0ZwW4y0
佐天「きゃあっ!」

初春「えっ!?い、今何か悪いことしちゃいましたか!?」

佐天「た、垂れ耳には水かけちゃやぁ~」

初春「ご、ごめんなさい!(うぅ……長髪のお手入れってこんな大変だったんですね)」

佐天(なんで尻尾が丸まってんの……アソコに張りついてるよぉ……)

初春「佐天さん……?顔赤いですよ」

佐天「えっ!?いや、ちょっと暑くってさ!うん、ホントそれだけだから……!」

75: 2010/05/07(金) 23:04:44.49 ID:aM0ZwW4y0
佐天「いやーいいお湯だねぇ」

初春「ただの学生寮のお風呂ですけどね~」

佐天「なんだか歌いたくなっちゃうねぇ」

初春「それよりも湯船でこんなに密着してるとすぐノボせちゃいますよ」

佐天「そしたら初春に看病してもらうからー」

初春「団扇で扇ぐくらいしかできませんよ~」

佐天「んんー、初春の顔舐めたい気分かも」

初春「……ここでしないでくださいよ」

77: 2010/05/07(金) 23:13:59.30 ID:aM0ZwW4y0
佐天「ノボぜた………」

初春「だから言ったじゃないですか。ほら、ドライヤーかけてあげますからこっち来てください」

佐天「わう……終わったら膝枕してよ、初春」

初春「膝枕ですか?………もう、今日だけ特別ですよ」

佐天「今日だけかぁ……毎日してほしいな」

初春(なんだか今日はやけに甘えてきますね)

79: 2010/05/07(金) 23:25:17.08 ID:aM0ZwW4y0
佐天「あー初春の膝枕気持ちイイー」

初春「ところで佐天さん、ずっとこのままだったら学校はどうするんですか?」

佐天「学校か……休むしかないかなぁ」

初春「けどいつまでも休むわけにはいきませんよ」

佐天「あたしはこのまま初春のペットになってもいいよ」

初春「縁起でもないこと言わないでください……それより原因とか、もう一回よく思い出してくださいよ」

初春(このまま戻らなければ私のペット……)

81: 2010/05/07(金) 23:41:20.12 ID:aM0ZwW4y0
佐天「原因ねぇ……あ、そういえばこの前怪談をアケミたちから聞いたのよ」

初春「怪談?怖い話ですか?」

佐天「そうそう。枕元にクッキーとジュースを置いて寝ると、朝になったら減ってるっていう話」

初春「勝手に減っていくのはたしかに怖いですね……」

佐天「あたしもやってみたんだけどさー、寝てる間にぶつけてジュースこぼしちゃって、途中でやめたんだよね」

初春「佐天さんらしいですね……けどそれと犬化にどんな関係が?」

佐天「途中でやめると何か恐ろしいことが起こるって聞いたんだけど……それが犬化とか?」

初春「まさかそんな……ここは天下の学園都市ですよ?」

85: 2010/05/07(金) 23:54:26.77 ID:aM0ZwW4y0

佐天「だよねぇ……でも他には考えられないし」

初春「むむ………じゃあ今日その怪談を試してみましょうか」

佐天「やってみる価値はあると思う」

初春「これでダメだったら、もう切除手術しかありませんね」

佐天「そっちの方が怖いよ……」

初春「このまま犬になっても、私が飼ってあげますからね」

89: 2010/05/08(土) 00:08:03.55 ID:aM0ZwW4y0
初春「え~と、クッキー三枚にジュース一杯と」

佐天「あとは机の上に置いとけばいいよ」

初春「……ビデオで撮ったらどうなるんでしょうか」

佐天「さぁ……なにか写っても怖いけどね」

初春「やっぱり普通にやりますか」

佐天「それがいいよ。変なことして戻らなかったらイヤだし」

92: 2010/05/08(土) 00:22:09.18 ID:uO4uzDZm0
佐天「じゃあ寝よっか初春」

初春「はい――ってなんで佐天さんが上に登ってんですかっ」

佐天「え?だって一緒に寝るんでしょ?」

初春「い、一緒に寝るんですか……?」

佐天「せっかくのお泊りなんだからいーじゃん。それとも初春はイヤなの?」

初春「イヤじゃないですけど……へ、変なことしないでくださいね……っ!」

佐天「するわけないでしょ。ほらっ、はやく来てよ初春」

94: 2010/05/08(土) 00:37:05.35 ID:uO4uzDZm0
初春「お邪魔しまーす……いひゃぁっ!だ、抱きつかないで……!」

佐天「だーめっ……あーもぅ、初春可愛いなぁ!」

初春「はうっ!?変なことはしないって言ったじゃないですかぁ……!」

佐天「変なことじゃないもーん♪愛情表現だもん」ペロペロ

初春「(さ、さっきまですごく大人しかったのに……!)も、もうっ………佐天さん、待tふがっ!?んー、んーっ!」

佐天「はーい、初春はあたしの指舐めててねー」ペロペロ

初春「んんっ!はふ、んあっ」

97: 2010/05/08(土) 01:07:18.58 ID:uO4uzDZm0
佐天「うわあ初春すごい舐めっぷり。あたしの指そんな美味しい?」

初春「あふっ!んあ、んんん!(て、抵抗してるんですぅ……!)」

佐天「さーてと…………パジャマは脱がせやすくていいねぇ♪」

初春「んんっ!?んーんーんーっ!!(何する気なんですか……っ!?)」

佐天「ほ~ら、もう一番上のボタン外しちゃったぞ~?」

初春「んえぇ……あふぅ………」

佐天「じゃあ次のボタン、と……」

98: 2010/05/08(土) 01:19:32.75 ID:uO4uzDZm0
佐天「(ふぅ……肉球だとさすがにむずいね)では最後のボタンを外すとしますか――ん?」

初春「うう……あぇえ、ひくっ……あう」

佐天「え、ちょ、初春マジで泣いてんのっ!?」

初春「うぇえん……さて、さんっ………ひどいでしゅよぉ、ひっく」

佐天「あ、あのっ、初春ゴメンね……!?もうしないからさ……ね?」

初春「んぅ……ホント、ですかぁ……うぅぅ、グスッ」

佐天「ホントだからほら、泣き止んでよういはるぅ……」ペロペロ

初春「ひゃ……顔舐めちゃくすぐったいですよぉ。エヘへ」

99: 2010/05/08(土) 01:33:33.76 ID:uO4uzDZm0
佐天「初春、ゴメンね……ちょっと調子に乗りすぎた」

初春「ん……今回は許してあげます」

佐天「ありがとうございます……」

初春「けど無理矢理はもうイヤですよ、佐天さん」

佐天「うん、もうしないから………」

初春「じゃあはやく寝ちゃいましょう。怪談は寝てる間なんでしょう?」

佐天「はい……」

104: 2010/05/08(土) 02:14:17.25 ID:uO4uzDZm0
初春「……なんでそんな隅っこにいってるんですか佐天さん」

佐天「……自主規制」

初春「せっかく一緒に寝るんですから、もっとくっついてくださいよ」

佐天「………いいの?」

初春「イヤなんて一言も言ってませんよ?」

佐天「わう……」

初春「二人で寝るとあったかいですねぇ」

106: 2010/05/08(土) 02:26:43.24 ID:uO4uzDZm0
佐天「ねぇ初春……」

初春「ん……なんですかぁ………」

佐天「抱きしめていい?」

初春「……それも、犬の習性ですか………?」

佐天「うん……なんだか無性に抱きしめたくなっちゃって」

初春「それじゃあしょうがないですねぇ……」

佐天「可愛いよ、初春……」

126: 2010/05/08(土) 12:23:50.04 ID:uO4uzDZm0
初春「ふあ……もう朝ですか」

初春(眠いです………佐天さんがずっと甘えてくるからつい相手しちゃいました)

初春(そういえば佐天さんは………まだ垂れ耳ありますね)

初春「じゃあクッキーとジュースは……うわっ!本当に減ってます………」

初春「けど佐天さんに変化なし。う~ん、これじゃあダメなんでしょうか?」

佐天「んん……ういはるおはよー」

初春「あ、佐天さんおはようございます」

127: 2010/05/08(土) 12:30:24.69 ID:uO4uzDZm0
佐天「んと……え、まだ耳も肉球もあんじゃん………」

初春「クッキーとジュースはちゃんと減ってるんですけど……」

佐天「やっぱりダメなの……?あたし、一生このままなの………?」

初春「(うわぁ、泣きそうな顔の佐天さん可愛いですっ!)あれ?」

佐天「ちょ、初春、なんでいきなり服剥ごうとすんの!?」

初春「あ、ごめんなさい。ちょっと尻尾を見せてもらえますか?」

佐天「尻尾?別にいいけど……はい」

129: 2010/05/08(土) 12:49:45.10 ID:uO4uzDZm0
初春「激しく振ってますね。何がそんなに嬉しいんですか?」

佐天「だ、だからこれは勝手に振っちゃうだけなんだって!それよりなんで尻尾見たいのさ」

初春「昨日より短くなってる気がしませんか?」

佐天「え?んー言われてみればそんな気もするけど」

初春「絶対短くなってますよ!やっぱり怪談を実践した意味はあったんです!」

佐天「じゃあこのまま続ければ……元に戻れる!?」

初春「おそらく……ジュースとクッキーが全部なくなったとき呪いも解けるんですよ、きっと」

130: 2010/05/08(土) 12:57:59.05 ID:uO4uzDZm0
佐天「あーよかった……本当によかったよ………」

初春「このペースだと、全部なくなるまで一週間くらいでしょうか」

佐天「あと数日はこのままかぁ……どうせなら一日で食べていってくれればいいのに」

初春「まあまあ、元に戻れるだけでもよしとしましょうよ」

佐天「そうだね。贅沢言っちゃいけないか」

初春(一週間……その間にやれることは全部やらなきゃいけませんね。まずはリードを買ってきて……)

佐天「なに難しい顔してんの初春」

132: 2010/05/08(土) 13:11:47.73 ID:uO4uzDZm0
初春「いえ、なんでもありませんよ」

佐天「まあいいけどね。じゃあ戻るまで初春ん家に泊まっていい?」

初春「勿論です!というか、ぜひ泊まってください!」

佐天「うん、お世話になるよ」

初春「じゃあ朝ご飯にしましょう。昨日のカレーの残りですけど」

佐天(一週間……どうせならこのまま同棲したいなぁ)

133: 2010/05/08(土) 13:17:00.87 ID:uO4uzDZm0
美琴「へー怪談ねぇ……にわかには信じられないけど、実際に佐天さんが犬になってるしなぁ」

美琴(うーん、どうにかして元に戻るまでに散歩に連れて行けないかしら)

黒子「解決の目処が立ったのですから良かったではありませんの」

初春「気づかなっかったら、今頃どうなってたんでしょうか」

佐天「全身から毛が生えたり、とか?」

美琴「『わんっ』しか言えなくなったり」

黒子(この大きさのまま完全に犬になったとしたら……それこそホラーですわね)

138: 2010/05/08(土) 14:32:09.92 ID:uO4uzDZm0
黒子「ところで佐天さんは明日からの学校はどうしますの?」

佐天「普通に休みますよー。初春家の番犬ってことで」

美琴「ずいぶんと可愛らしい番犬ね」

初春「佐天さん、イタズラしちゃダメですよ?」

佐天「しないってー。それより今日はなにして遊びますか?」

黒子「それはもちろん決まってますの」

佐天「え?なんですか?」

140: 2010/05/08(土) 14:37:28.41 ID:uO4uzDZm0
美琴「佐天さんが犬化してる今しかできないことよ」

佐天「え………」

黒子「初春、頼まれたものは買ってきましたわ」

初春「わーヒモじゃなくて鎖ですか。明らかに白井さんの趣味入ってますね」

黒子「こちらのほうが画的にも映えますの」

佐天「首輪って……それあたしにつけるんですかっ!?」

美琴「大丈夫、きっと似合うと思うわ!佐天さん!」

142: 2010/05/08(土) 14:42:26.31 ID:uO4uzDZm0
佐天「絶対イヤです……っ!そんなの、つけられるわけないじゃないですか!」

黒子「抵抗は無駄ですの。佐天さん、おすわりっ」

佐天「がうっ!?」

初春「はーい佐天さーん、『待て』ですよー。大人しくしててくださいねー」

佐天「わう……!」

美琴「よいしょっと………やっぱり似合うわね、うん」

初春「なんだかすごくイケないことしてる気分ですね………」

143: 2010/05/08(土) 14:48:26.33 ID:uO4uzDZm0
佐天「な、なんでケータイ取り出してるんですか御坂さん!初春もっ!」

美琴「こんな可愛い姿、撮らない方が勿体無いわよ」

初春「あぁ、佐天さん、動いちゃダメですよぉ、伏せっ!」

佐天「わうぅ……」

黒子(二人とも、ずいぶんと暴走気味ですの………)

美琴「あ、こら俯くな!はいちょっと顔上げてー」

初春「佐天さーん、舌も出してもらえますか?こう、ペロって感じで」

144: 2010/05/08(土) 14:54:59.63 ID:uO4uzDZm0
美琴「これくらいかしら。ほら見て、ボール咥えてる佐天さんカワイ~♪」

初春「御坂さん、こっちの顔をグシグシしてる佐天さんも可愛いですよっ」

佐天「もうヤダ………実家に帰りたい………」

黒子「今日一日の辛抱ですの。頑張ってくださいな」

美琴「さて、一通り写真も撮ったことだし」

初春「そうですね、そろそろ散歩に連れて行きましょうか」

佐天「………え」

146: 2010/05/08(土) 15:06:16.42 ID:uO4uzDZm0
佐天「マ、マジで言ってんの………?」

初春「安心してください、鎖は外しますから!」

黒子「それならいつものウィンドウショッピングと変わりませんでしょう?」

佐天「いやいや!あたし犬耳生えてるんですけどっ!ていうか首輪はそのままですかっ!?」

美琴「せっかく買ってきたんだしねぇ(ホントは鎖も外したくないんだけど)」

黒子「昨日と同じように帽子を被ればわかりませんわ」

佐天(なんで……?なんでこうなっちゃったの……?)

147: 2010/05/08(土) 15:13:56.22 ID:uO4uzDZm0
黒子「準備完了ですの」

初春「こう見ると首輪も一種のお洒落ですね」

佐天(花引っこ抜いてやろうかな………)

美琴「じゃあ最初はどこに行こうかしら。いい時間だしファミレスでも行く?」

佐天「ちょっと待ってください!あたし、一人じゃご飯食べれないんですけど!」

黒子「私たちが食べさればいいことですわ。何か問題でも?」

佐天「それが大問題じゃないですかぁ~!そ、外でそんな恥ずかしいこと……っ!」

149: 2010/05/08(土) 15:24:06.64 ID:uO4uzDZm0
美琴「はい、佐天さん。あーん」

初春「あぁ!御坂さんズルいです、今度は私の番ですよ!佐天さん、あ~んっ」

佐天「(結局こうなるのね……)アムッ」モグモグ

黒子「お姉様お姉様、実は私も昨日突き指をして一人では食べれませんのっ!」

美琴「アンタ今朝普通にご飯食べてたじゃない」

黒子「oh………」

佐天(はやく家に帰りたいよぅ………)

155: 2010/05/08(土) 15:39:19.67 ID:uO4uzDZm0
美琴「あ、これなんて佐天さんに似合いそうじゃない?」

初春「佐天さん佐天さん、これなら尻尾も出せますよ」

黒子(やはり裸に首輪だけというのも一度はやってみたいですわね)

佐天「もう試着するの疲れたよ……」

美琴「犬状態だとどんな水着が似合うかしら」

初春「この前みたいにパレオつければ尻尾も隠せますね。麦わら帽子とかもアリじゃないですか?」

美琴「あー麦わら帽子は可愛いかも!やっぱり泳ぎ方は犬かきなのかしら?」

佐天(夏休みじゃなくてよかった……)

157: 2010/05/08(土) 15:46:11.38 ID:uO4uzDZm0
美琴「じゃあ今から温水プールに行ってみる?」

佐天「えぇっ!?」

黒子「お、お姉様、いくらなんでもそれはいろいろと危険かと」

美琴「そうよねぇ……」

初春「尻尾と耳は隠せても、手は難しいですからね」

美琴「手袋、じゃさすがに厳しいか。諦めるしかないわね」

佐天「も、もう家に戻りましょうよ……」

159: 2010/05/08(土) 15:55:23.45 ID:uO4uzDZm0
初春「もう帰りたくなっちゃったんですか?」

黒子「まあダックスは室内犬ですから」

佐天「もうなんでもいいですから……とにかく帰らせてください……」

美琴「じゃあ帰るときくらいは鎖もつけましょうよ」

佐天「御坂さぁ~ん………」

黒子「路地裏を通れば人には見られませんわ。私と初春ならそこら辺にも詳しいですし」

初春「念のために鎖を持ってきておいてよかったです!」

161: 2010/05/08(土) 16:05:33.38 ID:uO4uzDZm0
美琴「初春さん、そろそろ交代よ」

初春「むぅ、仕方ないです。佐天さん、止まってください」

佐天「わぅ………(もう氏にたい)」

美琴「なんかゾクゾクするなぁ、これ」

黒子「お姉様、楽しみすぎですの」

初春「私、犬の散歩なんて初めてですよ~」

佐天(完全に犬扱い………え?)

美琴「あれ?どうしたの佐天さん、急に立ち止まって」

佐天「「い、いえ、なんでもないです(うそ、さっきしたのに……オシッコ、したくなっちゃった……)」

162: 2010/05/08(土) 16:06:20.35 ID:uO4uzDZm0
出掛ける
遅くなるから誰か乗っ取ってくれ
落としてもいいし

187: 2010/05/08(土) 22:24:37.74 ID:uO4uzDZm0
はい

190: 2010/05/08(土) 23:14:59.98 ID:uO4uzDZm0
初春「どうしたんですか佐天さん。さっきから歩くの遅いですよ」

美琴「こっちにイヤな場所でもあるの?」

佐天「そうじゃなくて……むしろはやく帰りたいんだけど………」

初春「じゃあもうちょっとはやく歩いてください」

佐天「あ、やぁ……う、初春、そんな引っ張らないで……!(いざとなったら白井さんに頼んで……)」

黒子「あ、私少し買いたいものがあるのでコンビニに寄っていきますわ。三人は先に帰っててくださいな」

佐天「え」


193: 2010/05/08(土) 23:22:06.52 ID:uO4uzDZm0
佐天「白井さん、待っ――」

黒子「それでは」ヒュンッ

初春「行っちゃいましたね」

美琴「まあ後で会えるでしょ。それより初春さん、そろそろ交代よ」

佐天(どうしようはやく帰らなきゃ……でも、走ったら我慢なんてできないし……!)

初春「佐天さん………?どこか具合悪いんですか?」

佐天「なんでもないから、はやく帰ろう……」

194: 2010/05/08(土) 23:30:34.56 ID:uO4uzDZm0
佐天「うあ……(マジでやばいかも……)」

美琴「佐天さん、本当に大丈夫?調子悪そうだけど」

佐天「……あの、ここらへんにトイレってありませんか?」

美琴「え……もしかしてずっと我慢してたのっ!?」

初春「そ、そういうことははやく言ってください!トイレなんてそんな……」

美琴「と、とにかくはやく帰りましょう!佐天さん、走れるっ!?」

佐天「ムリです……走ったら、漏れちゃいますよぉ………」

195: 2010/05/08(土) 23:39:41.89 ID:uO4uzDZm0
美琴「早歩きで帰るわよ!もうすぐだから頑張って!」

佐天「はい……」

初春(店を出る前にお手洗いは済ませてたのに……これも犬的行動でしょうか?)

美琴「ほ、ほらっ、初春さんの学生寮が見えたわ!間に合うわよ!」

佐天「やった……ハァハァ、これで、やっと……」

初春「さ、佐天さん、足元っ!」

佐天「へ――うわっ!?」ドテンッ

196: 2010/05/08(土) 23:47:13.80 ID:uO4uzDZm0
佐天「ああ、ああああっ…………あうぅ………」

初春「佐天さん、大丈夫ですk――うっ!」

美琴「げっ………」

佐天「ういはるぅ……御坂さぁん………」

初春「……」

美琴「……」

佐天「……も、漏らしちゃったよぉ………」

198: 2010/05/08(土) 23:53:10.65 ID:uO4uzDZm0
黒子「私のいない間にそんなことがありましたの……」

美琴「あん時アンタさえいればこんなことにはならなかったのよ……」

黒子「わ、私のせいにされても困りますの!……それで、佐天さんは?」

美琴「あっちでずっと泣いてるわ………」


佐天「うぇえ~ん、うぅ……ひぐっ、うわぁん」

初春(佐天さんの泣き顔は初めて見ましたね………)

202: 2010/05/09(日) 00:15:56.10 ID:d3wUKoST0
佐天「あうぅ……グスッ、うっ、うっ、うわぁ~ん……」

初春「さ、佐天さん、大丈夫ですって……私たちしか見てませんから………」

佐天「うぅ……う、ういっ、ういはるだっで……ヒック、すごいひいでだじゃん……」

初春「いや、それはその、えーと………ひ、ひいてませんよっ?」

佐天「う、うそだぁ~、んぅ、ひっ……も、もとはといえばっ、ういはるだぢがさんぽ、グスッ、さんぽなんていいだずからぁ……」

初春「っ!」

美琴「っ!」

黒子「それは……」

204: 2010/05/09(日) 00:39:50.22 ID:d3wUKoST0
佐天「ひ、ひとにっ、くびわどくさりまでづけて、うっ、たのしんでぇ……」

初春「あ、あのそれは……」

佐天「あたっ、あたしはいやっていっだのに……む、むりやりいうごと、ひっく、きかせて……ひどいよぉ、ふぇえん」

初春「佐天さんがあまりに可愛かったからつい………」

美琴「そ、そうなの!佐天さんが可愛かったから悪ノリしちゃって……」

佐天「しりまぜんよぉ~、そんなの………ひぅ、グスッ……も、もう、およめにいけないよぉ~」

黒子「そ、それなら大丈夫ですのっ!」

207: 2010/05/09(日) 00:50:42.87 ID:d3wUKoST0
佐天「わうぅ……しらいさん……?」

黒子「佐天さんは………う、初春が!そうっ、初春が佐天さんを嫁にもらいますのっ!」

佐天「ういはるが……?」

初春「ふぇ?私がもらっちゃっていいんですか?」

美琴「えっ」

佐天「もらってくれるの……?」

初春「佐天さんがいいのなら……」

211: 2010/05/09(日) 01:08:31.78 ID:d3wUKoST0
美琴「今日はいろいろとあったなぁ……」

黒子「ですわね………まさかあの二人が」

美琴「佐天さん、一瞬で元気になったもんね……」

黒子「泣いてる佐天さんというのも新鮮でしたの」

美琴「アンタはいいわよね……私たちは着替させたりお風呂いれたりで大変だったんだから。その間ずっと泣いてるし」

黒子「……お疲れ様ですの」

美琴(ていうか、私の周りにはノーマルなやつが一人もいないのかっ!?)

213: 2010/05/09(日) 01:34:30.46 ID:d3wUKoST0
初春「今日は疲れましたねぇ」

佐天「あたしは疲れただけじゃなく心に傷を負ったけどね……」

初春「あははは……まあ終わりよければすべてよし、ですよ」

佐天「どうしてもそうは考えられないんだけど……ときに、初春や」

初春「なんですか?」

佐天「元に戻っても、このままココで暮らしていい?」

初春「もちろんですよ、佐天さん♪」

214: 2010/05/09(日) 01:35:12.69 ID:d3wUKoST0
終わった

216: 2010/05/09(日) 01:39:16.10 ID:6FcDDRjP0
おつ

218: 2010/05/09(日) 01:57:53.68 ID:6KMg6vxo0
続きに期待だが…ひとまず乙

引用: 佐天「………肉球?」