4: 2013/05/01(水) 18:44:58 ID:wJWDqw.g
アニ「なっ何をする!」

エレン「いや、アニ可愛いなっと思って」ニヤァ

アニ「かっかわ...//////」
ねんどろいど 進撃の巨人 ミカサ アッカーマン ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア 二次再販分

5: 2013/05/01(水) 18:51:41 ID:IJOXSfIg
エレン「うん、可愛い」

アニ「うっうるさい!」タタタタタタ

エレン「完全に落ちたな、さっーてと次の獲物は、」クククク

クリスタ「あっ、エレン!」

エレン「おうクリスタどうした?」(こいつはもう落ちてるからな、)

クリスタ「えっと/////なっなんでもないからっ////」

エレン「そうか、なぁ あのさ」

クリスタ「なっ何?////」

6: 2013/05/01(水) 18:53:24 ID:IJOXSfIg
エレン「 ヤ ら せ て く れ」








クリスタ「え?」

7: 2013/05/01(水) 18:56:01 ID:IJOXSfIg
クリスタ「やっやるって? もしかして.....////」ボッ

エレン「今日食料倉庫に来いよー」

クリスタ「うっうん////」

10: 2013/05/16(木) 02:22:52 ID:zjLWvEuU

エレン「いや、可愛いよりカッコいい?キレイ?上手く言葉にできないな」

アルミン「いきなりどうしたの?(エレンにその手の感情があったなんて……嫌な予感が)」

エレン「ああ、他の奴らって俺のこと性欲の無い変人って思ってる節があるだろ?」

アルミン「違うの!?(しまった、つい声に出してしまった)」

11: 2013/05/16(木) 02:24:05 ID:zjLWvEuU
エレン「おいおい、お前までそう思ってたのか?俺だって人間だよ」

エレン「調査兵団はいつ氏んでもおかしくないからな、色恋沙汰には極力意識を向けないようにしてる」

エレン「それは置いといて、本題だけど」

アルミン「あ、ああ。アニが可愛いって話?」

エレン「おう。俺さ、ここ最近の格闘訓練はずっとアニと組んでるだろ?」

アルミン「次こそ絶対勝ってやるって毎回言ってるね」

エレン「下段には対処できるようになったと思ったら上段が飛んできたからな、先は長い」

12: 2013/05/16(木) 02:28:01 ID:zjLWvEuU
アルミン「それはどうでもいいけど、アニと過ごす時間が増えたから意識するようになったって?」

エレン「あー、間違ってはない。情けない言い方だけどさ、ダメージには慣れてきたんだよ」

アルミン「あれだけ蹴っ飛ばされてたらそりゃ慣れるよ」

エレン「まあ聞けって。でだ、慣れるとヒットの瞬間でも回りが普通に見えるんだがな」

エレン「一瞬だけ申し訳なさそうな顔をするんだよ。で、すぐに元に戻る」

エレン「構えた時の凛々しい顔、蹴る瞬間の申し訳なさそうな顔、残心の時の油断無い表情」

13: 2013/05/16(木) 02:29:06 ID:zjLWvEuU
エレン「この流れがヤバイ」

アルミン「」

エレン「おい、アルミン?」

アルミン「あ、ああゴメン。それで、こんな話してどうしたのさ」

エレン「え?聞いて欲しかっただけだよ。どこかで吐き出しとかないと持たないからな」

アルミン「告白するから手伝って、とかそういうのでも無く?」

エレン「そういうのじゃ無いってさっきもいったじゃん」

エレン「巨人を駆逐するか調査兵団を退団するまで色恋沙汰は無しだって」

14: 2013/05/16(木) 02:30:03 ID:zjLWvEuU
アルミン「僕にはエレンが何をしたいのかわからないよ」

エレン「?まぁいいや。訓練帰りの疲れてる時に悪かったな、俺ちょっと水浴びてくる」

アルミン「い、いってらっしゃい」

アルミン「(アニの耳が真っ赤だよ、絶対聞こえてた。
     なんで相手が視界にいるときにそういう話をするかなぁ、あぁ胃が痛い……)」


アニ「(エレンが私を可愛いって言った、エレンが私を可愛いって言った、エレンが私を(ry)」


おしり

19: 2013/05/16(木) 19:02:51 ID:zjLWvEuU
―食堂―

エレン「腹減ったな、今日って夕飯なんだっけ?」

アルミン「人参と芋のスープとパンだったかな」

エレン「ああ、あれか。色はともかく味は結構いいよな」

ミカサ「人参嫌いだったエレンが好むようになったのは確かにすごい」

エレン「うお!?いたなら声ぐらいかけろよ」

ミカサ「ごめん。でも少しぐらい気配の読み方も覚えるべき、敵は正面にいるとは限らない」

エレン「そりゃそうだろうけどな、飯ぐらい落ち着いて食いてーよ」

20: 2013/05/16(木) 19:10:18 ID:zjLWvEuU
アルミン「空いてる席は……アニの所ぐらいだね(さっきの今でこれか、大丈夫かな?)」

エレン「だな。ようアニ、前いいか?」

アニ「……ああ、別に構わないよ。私のモノってわけでもない」

 アニ  アルミン
 机 机 机 机
 エレン ミカサ

エレン「しっかしよくもうまいことお前の周りだけ席が空くよな」

アニ「別に空けろって言ってるわけじゃないんだけどね」

アルミン「アニはちょっと絡み難いから、みんな気後れしてるんじゃないかな」

ミカサ「手負いの獣みたいな雰囲気があるのは確か」

21: 2013/05/16(木) 19:22:06 ID:zjLWvEuU
エレン「そうか?手負いの獣ならこんなに感情豊かにならねーよ」

ミカサ「私が言えた事じゃないけど、アニはあまり感情が表に出ない」

アニ「……結構好き勝手言ってくれるね、まぁいいけど」

エレン「いやいや、ミカサもアニも結構分かりやすいじゃん。なぁ?アルミン」

アルミン「ミカサは付き合い長いからね、結構分かるけどアニのはちょっとわからないかな」

アニ「何、アンタは分かるってこと?」

エレン「おう、今お前照れてるだろ」

アニ「っ~~~!?ケホッケホッ…そ、想像に任せるよ。私は先に戻るから、じゃあね」


エレン「な、照れてたろ?」

22: 2013/05/16(木) 19:34:16 ID:zjLWvEuU
エレン「じゃあ俺も先戻るわ。お前らもさっさと食えよ、もう時間そんなにないぞ」スタスタスタ

ミカサ「エレンはもう少し乙女心を学ぶべき」

アルミン「そうだね、それにしても……(確かにちょっと耳が赤くなってた…)」

ミカサ「何?」

アルミン「正直ミカサってエレンに他の女の子が近づくのは嫌なんだと思ってた」

ミカサ「どうして?」

アルミン「だって昔からエレンにべったりだったじゃないか」

27: 2013/05/16(木) 20:16:57 ID:zjLWvEuU

ミカサ「それは……



―男子宿舎―

エレン「遅かったなアルミン」

アルミン「うん、ちょっとミカサと話しててね。ところでさ」

エレン「どうした?」

アルミン「さっきアニが照れてるって言ってたけど、どうしてそう思ったの?」

29: 2013/05/16(木) 20:23:32 ID:zjLWvEuU
エレン「ああ、ミカサじゃないけどあれだけジロジロ見られたらそりゃ気づくさ」

エレン「訓練帰りのアレ、聞こえてたんだろ」

エレン「あの直ぐ後だったしな、俺が意識しやすいように話振ったら案の定って事だ」

アルミン「(エレンがエレンっぽくない……)」

エレン「いやー別の意味でもごちそうさまって感じだな、眼福だった」

アルミン「そういえばさ、ミカサの事は何とも思わないの?」

30: 2013/05/16(木) 20:27:14 ID:zjLWvEuU
エレン「ミカサ?アイツは家族だからな」

エレン「お前、母親とか姉妹に欲情できるか?いや姉妹居ないの知ってるけどさ、例えばの話だ」

アルミン「でもミカサってエレンにべったりじゃないか、ミカサはそう思ってないんじゃないの」

エレン「はぁ~、お前今までそう思ってたのか。確かにスキンシップ過剰っちゃそうだけどさ」

エレン「なんていうかな、ミカサが家に住むようになった理由って話してなかったっけ?」

アルミン「そういえばちゃんとは聞いてないかな、グリシャさんにも詳しく聞かないようにって言われてたから」

32: 2013/05/16(木) 20:37:04 ID:zjLWvEuU
アルミン「ミカサのご両親が亡くなって」

アルミン「身寄りがいないから懇意にしてたグリシャさんが引き取ったってくらいかな」

エレン「あ~、アルミンになら別に話してもいいって思うけどさ、これはミカサにも確認しないと駄目だ」

エレン「まぁミカサを引き取る時に色々あったんだよ。ミカサはそこから、俺はシガンシナ区陥落の時からかな」

エレン「お互いに依存するようになった」

33: 2013/05/16(木) 20:44:16 ID:zjLWvEuU
エレン「お互いに家族って立場に依存するようになった」

エレン「まぁ、どっちかが氏んだらどっちかも氏ぬ。とかそういう重いのじゃないけどな」

エレン「そんなだから、家族の立ち位置を崩すなんてことそうそう無いよ」

アルミン「でも夫婦になったら一緒じゃないか」

エレン「そこまで行くとどっちかが氏んだらどっちかも氏ぬぞ。お互い分かってるから現状に落ち着いてるんだ」

アルミン「そう、なんだ(軽い気持ちで聞いたら思ったより重い話だった、失敗したな)」

エレン「なんか暗くなっちまったな、他の奴には言うなよ?」

アルミン「わかってるよ」

34: 2013/05/16(木) 20:47:29 ID:zjLWvEuU
―女子宿舎―

ミカサ「何?」

アニ「なんでもないよ」

ミカサ「嘘、さっきから何か言いたそうな顔をしている。エレンの言った通り、結構分かりやすい」

アニ「エレンエレンエレン、アンタそればっかだね。アイツのことそんなに好きなの?」

ミカサ「それが聞きたかったこと?それなら安心して。エレンとは家族で、恋愛感情は無い」

36: 2013/05/16(木) 21:03:55 ID:zjLWvEuU
アニ「ハァ?別に興味無いね、なんだっていきなり」

ミカサ「嘘、感情が隠しきれてない。でもエレンを振り向かせるには相当な覚悟が必要」

アニ「覚悟?」

ミカサ「そう。エレンは調査兵団を退団するまで恋愛に意識を向けることはしない」

アニ「……」

ミカサ「強い情は枷になる。失う事の寒さを私達は知っているから」

37: 2013/05/16(木) 21:06:17 ID:zjLWvEuU
アニ「情?ならアンタ達の言う家族も枷ってこと?」

ミカサ「そう、私とエレンはお互いに依存して枷をかけている。どちらかが氏んだ時に相手を生かすための枷」

ミカサ「これを聞いてどうするかはアナタ次第。ただ、アナタが思っている以上に私達の枷は重い」

ミカサ「話はこれだけ。エレンに挑むならそれだけは知っておいてほしい」

アニ「今日のアンタは良く喋るね。何のことかはわからないけど、参考までに覚えとくよ」

39: 2013/05/16(木) 21:19:09 ID:zjLWvEuU

アニ「(アイツに可愛いって言われて確かに胸は高鳴った)」

アニ「(けどそれは何時もそっぽを向く猫がすり寄ってきた時と似たようなものだろ)」

エレン「考え事とは余裕だな、デリャアッ!」

アニ「(別にコイツに惚れたとかそういう話でもない、そう思うことにする)」

エレン「うぉっ!?」

アニ「(巨人を駆逐する事が目的のコイツとは、どうやっても交わらない。だからその方が良い)」

40: 2013/05/16(木) 21:36:38 ID:zjLWvEuU
アニ「全然駄目、見せかけの隙と本物の隙の違いぐらいそろそろ覚えろよ」

エレン「そうは言ってもな、そうやって隙を作れるのがアニとミカサぐらいだからさ」

エレン「参考にできる相手が足りねーよ。でもちょっとぐらいわかるようになってきたぞ」

アニ「そう、じゃあもう一度だ。きな」

アニ「(少し。そう、少しだけコイツが生き残るための手助けをする。それだけが私の精一杯)」

41: 2013/05/16(木) 21:37:57 ID:zjLWvEuU
エレン「……そこッ!!」

アニ「!?、っと。確かにそうみたいだね、じゃあもう一段階上げていこうか」

エレン「え?っととっと、うおぁ!?……痛ってぇ」

アニ「(これだから私は戦士になれないんだよ。でも、それでコイツが生き残るなら……)」

アニ「立ちな、これくらいこなせなきゃ話にならないよ」

アニ「(それでもかまわないと思う)」


おわり

42: 2013/05/16(木) 21:40:16 ID:zjLWvEuU
どっちにしろ頃しあう未来しか見えないからこんな形で終わらせた。
これ以上は無理、感想くれるとうれしいな?

43: 2013/05/16(木) 21:45:36 ID:crwKhCwY
乙、もう少し欲しかったけどバッタエンドしか浮かばねぇンじゃあ仕方ないな、

引用: エレン「アニ可愛い」ボソッ アニ「っ!?」