1: 2010/06/06(日) 23:40:27.91 ID:40rmsI370
女1「ぎゃはは!まじで!」

女2「それでさ!」

女3「まじ? 氏ねよまじで!」

男1「…………」

男2「…………」

男3「…………」

2: 2010/06/06(日) 23:43:05.47 ID:40rmsI370
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男2「先生来なくね?」

3: 2010/06/06(日) 23:47:37.51 ID:40rmsI370
男1「そうだね…」

男3「何してんだろ?」

男2「もう1時間目始まってるよね?」

男1「朝礼まだでしょ?」

男3「先生呼びに行ってくる」

男2「うん」

男1「頼んだ」

4: 2010/06/06(日) 23:50:59.59 ID:40rmsI370
男1「………」

男2「………」

女1「で? それで?」

女2「それでさ~」

女3「ぎゃははは! まじで!」パン パン

男1「………」

男2「………」

5: 2010/06/06(日) 23:56:00.69 ID:40rmsI370
男3「先生居なかったよ?」

男1「まじで?」

男2「何で?」

男3「さぁ?」

男1「どうすんの? なら?」

男2「自習?」

男3「というか

女3「男子うるせぇぇ!!」

女2「童O黙ってろよ!」 

6: 2010/06/06(日) 23:59:52.50 ID:40rmsI370
男1「で? 何?」

男2「どうしたの?」

男3「とりあえず外で話そうよ?」

男1「そうだな」

女1「うわ!皆ひでぇ!」

女2「事実だし!」

女3「ぎゃはははは!」

7: 2010/06/07(月) 00:04:00.90 ID:VcPgBVfW0
男1「で? どうしたの?」

男3「何かみんな居ない」

男2「え?」

男1「どういう事?」

男3「先生も他の生徒も居ない」

男1「まじで?」

男2「何で?」

男3「さぁ?」 

8: 2010/06/07(月) 00:06:11.78 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえずもう一回見て見ようよ」

男2「うん」

男3「うん」

9: 2010/06/07(月) 00:10:02.83 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「本当だ 誰も居ない」

男2「何で?」

男3「さぁ?」

男1「とりあえず外も見てみよう」

男2「うん」

男3「そうだね」

11: 2010/06/07(月) 00:13:02.29 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「霧?」

男2「何も見えない」

男3「何で霧…」

12: 2010/06/07(月) 00:15:47.37 ID:VcPgBVfW0
男1「どうする?」

男2「どうしよう?」

男3「うーん」

男1「とりあえず教室に戻る?」

男2「何で?」

男1「なんとなく」

14: 2010/06/07(月) 00:19:52.87 ID:VcPgBVfW0
男1「特にやる事無いし」

男2「………」

男3「………」

男2「確かにやる事無いし」

男3「もしかしたら先生来るかも」

男1「じゃあ戻ろう」

男2、3「うん」

15: 2010/06/07(月) 00:22:30.98 ID:VcPgBVfW0
男1、2、3「………」ガラ

女1「あ! 童O帰ってきたよ!」

女2「うわ! きめぇ!」

女3「アニオタ氏ね!」

16: 2010/06/07(月) 00:26:56.97 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

女1「あれ? 携帯つながらなくね?」

女2「電波無いんじゃね?」

女「どうせ後でつながるべ?」

18: 2010/06/07(月) 00:32:00.88 ID:VcPgBVfW0
男1「先生来ないね」

男2「うん」

男3「どうする?」

女1「さすがに禿先遅くね?」

女2「男子何か知ってるんじゃね?」

女3「おい!童O!」

19: 2010/06/07(月) 00:36:34.77 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえず体育館に行こう」

男2「何で?」

男1「何となく」

男3「また?」

女1「何無視してんの!? おい!」

女2「おい!童O男子!」

女3「氏ね!アニオタ屑!」

21: 2010/06/07(月) 00:40:04.88 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえず何か行動しないと」

男2「体育館で何するの?」

男1「作戦会議」

男3「作戦会議?」

女「おい!童O!」

男2「うーん まぁ良いんじゃない?」

22: 2010/06/07(月) 00:43:08.69 ID:VcPgBVfW0
女1「氏ねよ! ゴミ屑!」

女2「完無視とか! 頃すぞ!」

女3「氏ねよ! 童O!」

男1「じゃあ行こう」

男2「うん」

男3「善は急げ」

23: 2010/06/07(月) 00:48:10.79 ID:VcPgBVfW0
男1「それで どうする?」

男2「いいだしっぺの法則」

男3「うん」

男1「………」

男1「もしかして異世界に召喚されたとか?」

男2「は?」

男3「さすがにそれは」

24: 2010/06/07(月) 00:51:01.87 ID:VcPgBVfW0
男1「他に何かある?」

男2「………」

男3「異世界ならルイズいるんじゃない?」

男1「それは無い」

男2「うん」

26: 2010/06/07(月) 00:52:44.48 ID:wFjNzJhY0
女子ワロス

27: 2010/06/07(月) 00:54:38.69 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「とりあえず外にでようよ」

男2「外?」

男1「うん、霧の外」

男3「まじで?」

男1「まじで」

29: 2010/06/07(月) 00:57:54.83 ID:VcPgBVfW0
男2「………」

男3「………」

男1「とりあえず動かないと」

男2「危険じゃない?」

男3「うん」

男1「自分に考えがある」

30: 2010/06/07(月) 01:02:59.53 ID:VcPgBVfW0
男1「よし」

男2「縄を繋いで遠出とは」

男3「さすが策士」

男2「所でこの瓶は何?」

男1「自殺用の劇薬」

男3「え?」

男2「何で?」

男1「息詰まった時の自決用」

男2、3「………」

32: 2010/06/07(月) 01:08:04.59 ID:VcPgBVfW0
男2「どこでそんな物を?」

男1「理科準備室」

男3「なるほど」

男1「もしもの時に」

男2「理解した」

男3「餓氏は勘弁だし」

男1「じゃあ行こう」

男2「うん」

男3「氏出の旅へ」

34: 2010/06/07(月) 01:12:22.45 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「霧晴れないな…」

男2「氏亡ルートだったか…」

男3「短い人生だった」

男1「諦めるのはまだ早い」

男2、3「なるほど」

36: 2010/06/07(月) 01:20:26.36 ID:VcPgBVfW0
男1「…………」

男2「そろそろロープの追加だね」

男3「うん」

男1「これで最後?」

男2「うん」

男3「そろそろ帰らない?」

男1「望みはある」

男2「でもロープ切れたら帰るんでしょ?」

男1「うん」

男3「それなら粘ろう」

37: 2010/06/07(月) 01:25:42.09 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「あっ」

男2「何?」

男1「先が明るい」

男3「本当?」

男1「うん」

男2「やばい わくわくしてきた」

男3「うん」

男1「霧が晴れる……」

38: 2010/06/07(月) 01:30:58.34 ID:VcPgBVfW0
サァー サァー


男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「海?」

男2「何で海?」

男3「陸はどこ?」

男1「陸はありません」

男2「まじで」

男3「ルイズは?」

40: 2010/06/07(月) 01:36:43.45 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「帰ろうか」

男2「うん」

男3「これならなんと 学校に戻っていたという展開の方が希望はあったね」

男1「何で?」

男3「帰りの道的に考えて」

男1「なるほど」

男2「納得」

41: 2010/06/07(月) 01:41:17.16 ID:VcPgBVfW0
男1「それじゃあ帰ろ

バシャ

男2「!」

男3「!」

男1「何の音?」

??「………」

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「………」

男1「人魚?」

42: 2010/06/07(月) 01:47:04.93 ID:VcPgBVfW0
男2「何で人魚が?」

男3「さぁ?」

人魚「………」ジー

男1「こんにちは」

人魚「………」ニコ

男2「可愛いかも…」

男3「騙されるな 惨事がどんなだか忘れたのか?」

男1「確かに」

人魚「………」ジー

男1、2、3「………」ジー

44: 2010/06/07(月) 01:53:30.66 ID:VcPgBVfW0
バシャ

人魚2「………」

男1「人魚が援軍を呼びました」

男2「巨O」

男3「でも惨事」

男1「確かに」

バシャ

人魚「………」

男1「人魚がまた援軍を呼びました」

男2「今度は貧O」

男3「貧Oか…」 

男1「相手は惨事です」

男3「なるほど」

45: 2010/06/07(月) 01:59:08.21 ID:VcPgBVfW0
バシャ

男1「人魚がまた援軍を

バシャ バシャ バシャ バシャ バシャ バシャ バシャ バシャ バシャ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「人魚が大群になりました」

男2「さすがにこれは気持ち悪い」

男3「これだから惨事は」

46: 2010/06/07(月) 02:04:21.30 ID:VcPgBVfW0
人魚群「……………」ジー

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「帰ろう」

男2「うん」

男3「霧の外は魔界でした」

男1「流れ~に身を任せ~」

男2「みんな~大人になっていく~」

男3「少し~ずつ汚れて~いく事なの~」

48: 2010/06/07(月) 02:08:15.55 ID:VcPgBVfW0
男1「それじゃあロープを頼りに帰ろう」

男2「うん」

男3「魔界はこりごりです」

男1「それでは出発」

男2、3「おー」

50: 2010/06/07(月) 02:12:12.54 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「あ」

男2「どうかしたの?」

男3「ルイズ?」

男1「ロープが切れてる…」

男2「えっ?」

男3「嘘……」

男1「本当」

52: 2010/06/07(月) 02:17:12.03 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「とりあえず進もう」

男2「うん」

男3「異議無し」

男1「でももしもの時は氏にます」

男2「そんな良い人生じゃなかったし かまわん」

男3「氏ぬまで友達が出来て良かった」

53: 2010/06/07(月) 02:20:57.82 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「あ」

男2「なに?」

男3「ルイズ?」

男1「うん ルイズ」

男3「え?」

男1「嘘です」

男3「嘘か…」

55: 2010/06/07(月) 02:25:33.66 ID:VcPgBVfW0
男2「それで? 何?」

男1「学校が見える」

男3「本当?」

男1「嘘」

男3「え」

男1「嘘」

男3「3度目は止めてね?」

男1「うん」

男2「とりあえず良かった」

男1「学校に帰ろう」

男2、3「おー」

57: 2010/06/07(月) 02:32:32.56 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「ロープが切られてるね」

男2「一体誰が…」

男3「惨事でしょ」

女1「あ!童O塵男子だ」

女2「うわ、生きてるし…」

女3「ぎゃはは!電車ごっこかよ!」パン パン

58: 2010/06/07(月) 02:37:22.66 ID:VcPgBVfW0
男1「これからどうする?」

男2「お腹が空いたよ」

男3「菜園に芋なってるって先生言ってなかった?」

男1「サツマイモ?」

男2「ジャガイモ?」

男3「サツマイモ」

男1「やった」

男3「嘘」

男1「え」

男3「仕返し」

60: 2010/06/07(月) 02:43:24.90 ID:VcPgBVfW0
女「おい! 無視すんなよ!」

女2「はぁ? 信じられない!?」

女3「氏ねよ! ゴミオタ!」

男1「他に何植えてたっけ?」

男2「わかる?」

男3「インゲンとかトマトとか」

男1「調味料どうする?」

男2「家庭科室でしょ」

男3「だね」

62: 2010/06/07(月) 02:49:56.70 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「焚き火で焼き芋か」

男2「ジャガイモだけどね」

男3「塩はしっかり確保しました」

男1「なんだか林間学校を思い出すな…」

男2、3「………」

男1「嫌な 思い出しかないね…」

男2、3「確かに…」

64: 2010/06/07(月) 02:54:02.90 ID:VcPgBVfW0
男1「さて、これからどうしようか?」

男2「任せます」

男3「リーダに任せます」

男1「リーダー?」

男2「うん」

男3「一番行動力がある」

男1「うーん でも」

66: 2010/06/07(月) 02:58:27.34 ID:VcPgBVfW0
男2「やらないなら俺がやります」

男3「いえいえ 俺が」

男1「………」

男2、3「………」チラ

男1「………」

男2、3「………」ジー

男1「じゃあ 俺がやります」

男2、3「どうぞ どうぞ」

男1「言うと思った」

67: 2010/06/07(月) 03:05:32.48 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえず寝床を確保しよう」

男2「保健室?」

男3「なるほど」

男1「保健室は回避しよう」

男2「なんで?」

男1「惨事対策」

男2「なるほど」

男3「理解した」

69: 2010/06/07(月) 03:11:00.15 ID:VcPgBVfW0
男2「それなら何処で寝る」

男3「教室?」

男1「体育倉庫」

男2「なんで?」

男1「マットがあるし、鍵もかけれる」

男3「マットだけじゃ寒くない?」

男1「カーテンをちぎって毛布がわりにする」

男3「なるほど」

男2「さすがリーダー」

男1「いやいや」

70: 2010/06/07(月) 03:18:07.74 ID:VcPgBVfW0
男1「よいしょ よいしょ」

男2「えっさ ほいさ」

男3「ルイズ 可愛い」

女1「おい、童O!」

女2「何してんだよ~?」

女3「うわ! 童Oくせぇ」

男1「跳び箱や卓球台は必要ないから全部出しちゃおう」

男2、3「りょうか~い」

72: 2010/06/07(月) 03:24:24.38 ID:VcPgBVfW0
女2「おい! 無視してるんじゃねぇよ!」

女1「頃すぞ! ゴミクズ!」

男2「結構楽に片づきそうだね」

男1「生徒数少ないからね」

女3「おい! 童Oゴミ男子!」

男3「予算も少ないと」

男2「なるほど」

女3「はぁ? ふざけんなよ!」ガッ!

男1「………」

女3「無視してんじゃねえよ!」

74: 2010/06/07(月) 03:30:33.01 ID:VcPgBVfW0
男2「………」

男3「………」

女3「何黙っちゃってるの? 女が怖いの? ねえねえ?」

男1「………」

女2「うわ! さすが童O!」

女1「氏ねよ! キモメン!」

男2「カッター持ってる?」

男3「うん」

男1「何に使うの?」

男2「サバイバルに使うの」

76: 2010/06/07(月) 03:34:43.19 ID:VcPgBVfW0
男3「はい」

男2「うん」カリカリカリ

男1「そんなに刃だして危なくない?」

男2「危ないほうが今は良くないかい?」

男3「なるほど」

女1「ちょっと…」

女2「やばくない?」

女3「………」

男1「………」

80: 2010/06/07(月) 03:40:53.00 ID:VcPgBVfW0
女3「ぺっ!」

男1「………」ピシャ

女3「氏ねよ! 童O!」

女1「生きてる意味あるの!?」

男1「次はカーテン採取しようか」

女2「氏ね! ゴミ虫!」

男2「モンスターハンターですな?」

男3「モンハンやりたいね?」

男1「無い物をねだってもしかたない」

男2「確かに」

男3「すまん」

84: 2010/06/07(月) 03:47:54.78 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男2「寝た?」

男1「寝た」

男3「なるほど」

男2「これからどうしようか」

男1「生きてりゃなんとかなる!」

男3「え」

男1「ごめん 言ってみたかっただけ」

男2「もののけ姫ですね?」

男1「うん」

86: 2010/06/07(月) 03:53:17.82 ID:VcPgBVfW0
男3「ルイズをときはなて! ルイズは現実だぞ!」

男1「違います」

男2「シエスタは!

男1「違います」

男3「望みが経たれた~」

男2「まぁ、本当に出てきても扱えないけどね」

男3「確かに」

男1「寝ましょう」

男2、3「はい」

104: 2010/06/07(月) 05:12:50.59 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「ぐーぐー」

男1「起きましょう」

男3「はい」

男2「今日は……」

男1「おい」

男2「寝ていません」

男1「よろしい」

106: 2010/06/07(月) 05:18:45.99 ID:VcPgBVfW0
男2「今日はどうする?」

男1「食料の備蓄を行います」

男3「なるほど」

男1「惨事対策もかねて何割かは残すけど」

男2「………」

男1「おい」

男3「………」

男1「おい」

男1「おい」

109: 2010/06/07(月) 05:23:32.59 ID:VcPgBVfW0
男2「眠い…」

男3「まだ6時だし…」

男1「惨事に先を越されたら元も子もないよ?」

男2「確かに」

男3「………」

男1「おい」

男3「すまぬ」

男2「………」

男1「こら」

男2「ごめん」

113: 2010/06/07(月) 05:28:50.81 ID:VcPgBVfW0
男1「これくらいで良いかな?」

男2「朝早いのになんでそんなに元気なのか」

男3「うん」

男1「毎日朝早く自転車漕いでるし」

男2、3「えっ」

男1「え?」

男2「バス通学じゃなかったの?」

男1「最近柄の悪いのが増えたから」

男3「なるほど」

116: 2010/06/07(月) 05:34:06.89 ID:VcPgBVfW0
男2「次はどうするの?」

男3「うん」

男1「次は水源確認」

男2「水源確認?」

男1「蛇口」

男3「なるほど」

男2「何となく展開が読める」

男1「言うな」

男2「うん」

118: 2010/06/07(月) 05:40:47.39 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「水出ないね」

男2「電気が遮断されている時点で何となくわかってたよ」

男3「どうする?」

男1「氏のう」

男2「生きてれば何とかなるんじゃないの?」

男1「水が無ければなんともならない」

男3「ついにハルケギニアに行けるのか 感慨深いな」

121: 2010/06/07(月) 05:47:25.28 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

ポタ ポタ

男1「あれ? もしかして雨音?」

男2「まさか」

男3「幻聴じゃない?」

ザーーーーーー!

男1「………」

男2「………」

男3「………」

125: 2010/06/07(月) 05:55:13.29 ID:VcPgBVfW0
男1「何で雨が…」

男2「そういえば曇ってたね」

男3「なんという幸運」

男2「幸運ならそもそもこんな事に」

男1「言うな」

男2「うん」

男3「とりあえず溜めれるだけ溜めようよ」

男2「うん」

男1「飲み水用と農業用に分けよう」

男2、3「おー」

126: 2010/06/07(月) 06:02:26.66 ID:VcPgBVfW0
男1「結構溜まったね」

男2「これで氏なずにすむ」

男3「水にこんなに感謝したのは初めてです」

女1「おい! 男子!」

男2「うん、そうだね」

女2「おい、童O!」

男3「これからどうする?」

女3「また無視かよ! 頃すぞ!」

男1「食事にしよう」

男2、3「おー」

129: 2010/06/07(月) 06:10:06.72 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「火付かないね」

男2「木がしけってるしね」

男3「ノート燃やす?」

男1「紙類は後で何かに使えるかもしれないから残しておきたいけど」

男2「エリクサーを貯めるようものでは?」

男1「むむむ」

男3「お腹減った」

131: 2010/06/07(月) 06:19:33.51 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「芋美味しいね」

男1「エリクサーが焼き芋になるとは…」

男2「ライター万能説」

男3「ガス出ないしね」

男1「焼き芋美味しいな」

男2「うん」

男3「立ち直るの早いな」

133: 2010/06/07(月) 06:24:57.12 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男2「これからどうする?」

男1「どうしようか」

男3「何か無いの?」

男1「何も無いな…」

男1「………」

男2「………」

男3「………」

135: 2010/06/07(月) 06:32:12.51 ID:VcPgBVfW0
男1「ここどこ何だろうね…」

男2「考えないようにしてたのに」

男3「きっとハルケギニアだよ」

男1「そうか、ならきっとアニエスさんが…」

男2「シエスタが…」

男3「キュルケ派じゃないの? おっOいでかいし」

男2「あれは作者の失敗作 ビXチはいらない」

男1「ティファは?」

男2「あれはでかすぎ」

男3「なるほど」

136: 2010/06/07(月) 06:39:27.70 ID:VcPgBVfW0
男1「それじゃあアンリエッタは

女3「おい! 童O!」

男2「………」

男3「………」

女2「塵共畑の野菜採ってたろ!」

女1「何であんなに採るの! 童Oは氏ねよ!」

女3「塵は飢え氏にしろよ!」

男1「………」

男2「………」

男3「………」

137: 2010/06/07(月) 06:46:40.00 ID:VcPgBVfW0
男2「これからどうする?」

男1「他の教室を漁ろう もしかしたら食料があるかも」

女1「おい! また無視!?」

男3「賛成」

女3「いい加減にしろよ! あぁ!」

男1「それじゃあ行こう」

女2「帰ったら彼氏に殴ってもらうよ!? おい!」

男2、3「おー」

138: 2010/06/07(月) 06:53:56.91 ID:VcPgBVfW0
男1「それにしてもしつこい」

男2「暗黙の空気条約を忘れたのかー」

男3「暗黙だし知らないんじゃない?」

男2「なるほど」

男1「なぜだ!何故構う! 何故放っておいてくれないんだ!」

男3「イデオン…だっけ?」

男1「うん」

男2「知らない」

男1「それは失礼」

139: 2010/06/07(月) 06:56:17.91 ID:VcPgBVfW0
眠くなったので眠ります。

残ってたら昼頃に投下しにきます

見てくれてありがとう 

166: 2010/06/07(月) 12:42:23.25 ID:VcPgBVfW0
男1「さてこれからどうするか」

男2「他の教室を漁るんじゃないの?」

男1「あれは嘘です」

男3「何で?」

男1「もしも帰れた時、ばれたら泥棒になります」

男3「なるほど」

男2「今回は納得」

男1「どうも」

168: 2010/06/07(月) 12:51:47.03 ID:VcPgBVfW0
男2「しかしタイムリミットをかけるべきではないか」

男1「タイムリミット?」

男2「うん」

男3「何とかの板ですね?」

男1「カルアデネスの板、だっけ?」

男2「細かい事はわからないけどそんな感じ」

男3「とりあえず三日くらいで良いんじゃない?」

男2「良いと思う」

男1「じゃあそれで」

男3「うん」

170: 2010/06/07(月) 12:57:46.95 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「さて、これからどうするか」

男2「急にやる事が無くなった」

男3「周りは霧だし、惨事が居ると外に探索も出来ないしね」

男1「確かに」

男2「動いてないとなんか不安」

男3「うん」

173: 2010/06/07(月) 13:05:52.41 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男3「異世界ってさ」

男1「なに?」

男3「召喚されたらそこは魔法世界でしたってのがテンプレかと思ってた」

男2「魔法世界で生き残る自信はあるかい?」

男3「無い」

男1「同じく」

男2「魔法世界なんて無かった」

男3「魔界ならあります」

男1「なるほど」

176: 2010/06/07(月) 13:13:50.73 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「さて、これからどうする?」

男2「それさっき聞いた」

男3「とりあえず図書室で

女1「おい! 塵童O!」

男2「図書室で読書?」

女2「おい! また無視かよ!氏ね!」

男1「暇だし賛成」

182: 2010/06/07(月) 13:23:01.34 ID:VcPgBVfW0
女1「何で教室に居るの? バカじゃないの!?氏ねよ!」

男1「とりあえず長居せず、見たい本は体育倉庫に持っていこう」

男2「なんか秘密基地みたい」

女2「は? 氏ねよアニオタ!」

男3「おら、わくわくしてきたぞ」

男1「それじゃあ職員室から鍵を

女3「おい! いい加減にしろよ!?」ガシャン!

男1「………」

男2「………」

男3「………」

186: 2010/06/07(月) 13:29:31.13 ID:VcPgBVfW0
女3「今の状況分かってんの!? あ、脳味噌ないの?」

女1「低脳氏ねよ!」

男1「それじゃあ行こうか」

男2「うん」

女2「はぁ? ほんと氏ねよ!」

男3「了解」

女3「塵屑ども! おい!」

男1「………」

男2「………」

男3「………」

187: 2010/06/07(月) 13:35:49.26 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「しつこいね」

男2「うん」

男3「なんでこっちに来るのか」

男1「そして何故あんなに態度が悪いのか」

男2「本能じゃない?」

男1「なるほど」

男3「納得」

189: 2010/06/07(月) 13:46:48.97 ID:VcPgBVfW0
男1「今日ほど情報科ではなく普通科に行ったほうが良かったのではないかと思った日はない」

男2「パソコンの授業あるから楽だと思ったのに」

男3「まさか机を蹴ってマーキングするババコンガとランゴスタがいるなんて」

男1「とにかく諦めるまで待つしかないね」

男2「下手に接触すれば不平等条約結ばされそうだしね」

男3「開国シテクダサーイ」

男1「ペリー来日」

男2「そして砲撃」

男3「冗談じゃない」

男1、2「確かに」

194: 2010/06/07(月) 13:59:17.61 ID:VcPgBVfW0
そして三日後


男1「三日たちました」

男2「食料備蓄は残り僅かです」

男3「今こそリミッターを外すべきではないか」

男1「ではルパン工作を始めますか」

男2「唐揚げ食べたい」

男1「たとえあっても腐っています」

男3「柿の種食べたい」

男1「セーフ」

男3「やった」

男1「あったらの話だけど」

男2「確かに」

198: 2010/06/07(月) 14:07:10.26 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「見事に全教室荒らされています」

男2「惨事か」

男3「さすがに散乱させすぎではないか」

男1「惨事だし」

男2「うん」

男3「なるほど」

205: 2010/06/07(月) 14:13:30.29 ID:VcPgBVfW0
男1「さてどうするか」

男2「頃してでも奪い取る」

男3「本当?」

男2「嘘」

男3「そうか」

男1「もしもの時は人間らしく静かに自頃しよう」

男2「やむをえないな」

男3「やっぱりハルケギニアルートか」

男2「次はお金持ちが良いです」

男1「東京に生まれてみたいな」

男2、3「あー わかる」

207: 2010/06/07(月) 14:20:01.34 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「あ」

男2「なに?」

男3「ルイズ?」

男1「あれ」

男2「ロープ?」

男3「木につながってる」

男1「うん」

210: 2010/06/07(月) 14:25:24.78 ID:VcPgBVfW0
男2「もしかして惨事?」

男1「たぶん」

男3「どうする?」

男1「たどってみよう」

男2「エンカウントしたら逃げます」

男3「うん」

男1「異議は無い」

男2「それじゃあ行こう」

男1、3「おー」

212: 2010/06/07(月) 14:29:35.79 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「あ」

男2「なに?」

男3「さすがに空気読む」

男1「ロープ解けてる」

男2「まじ?」

男1「まじ」

214: 2010/06/07(月) 14:35:14.47 ID:VcPgBVfW0
男3「もしかして魔界に行った後とか」

男1「なぜロープを回収しようと思わなかったのか」

男2「これだから惨事は」

男3「どうする?」

男1「うーん 鉢合わせしたくないな」

男2「段ボールを被って潜入すべきではないか」

男1「段ボールは被らないけど潜入します」

男2、3「おー」

215: 2010/06/07(月) 14:41:06.21 ID:VcPgBVfW0
男1「ぬきあし」

男2「さしあし」

男3「しのびあし」

男1「さて、どこにいるだろうか」

男2「やつらの寝床の保健室は?」

男1「よし、ではいってみよーう」

男2、3「おいーすっ」

217: 2010/06/07(月) 14:47:48.92 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「どう? 居る?」

男1「うーん 居ない」

男3「なら次は家庭科室だね」

男1「スネークごっこ楽しいな」

男2「うん」

男3「不覚にも」

男1「それじゃあ行こうか」

男2、3「了解 大佐」

219: 2010/06/07(月) 14:55:47.18 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「さすがにこれは予想外」

男2「だがちょっと待って欲しい 倒れてるだけではないだろうか」

男3「どう見ても氏んでいます」

男1「一体何で…」

男2「食料不足?」

男3「菜園の作物あるからそれは無いんじゃない?」

男1「うん」

226: 2010/06/07(月) 15:02:12.66 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえず惨事の食糧備蓄を調べよう」

男2「殺さずに奪い取れるとは」

男3「まさに一石二鳥」

男1「それじゃあ探索を

シクシク

男1「………」

男2「………」

男3「………」

人魚「………」シクシク

男1、2、3「………」

231: 2010/06/07(月) 15:08:52.02 ID:VcPgBVfW0
男1「あれは人魚ではないだろうか」

男2「だがちょっと待ってほしい 下半身が無いのではないか」

男3「鍋に何かを料理した後があります 大佐」

男1、2「え」

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1、2、3「おえー」

239: 2010/06/07(月) 15:18:05.10 ID:VcPgBVfW0
人魚「………」シクシク

男1「ところで人魚さんは何故生きているのだろうか」

男2「人魚は不老不氏だと聞いた事がある」

男3「人魚自身は不老不氏でも人魚の肉は毒だったのか」

男2「とりあえずどうする?」

男1「返してあげたいけどこの状態じゃな」

男3「とりあえず回復した後返還すれば良いのではないか」

男1、2「なるほど」

人魚「………」シクシク

245: 2010/06/07(月) 15:27:52.40 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえずどうすべきか」

男2「こんな可愛い惨事を生で見たのは初めてです」

男3「でも下半身がありません」

男1「とりあえず移動させてあげるべきかな」

男2「そうだね」

男3「それでは移動させようか」サッ

人魚「!!」ビク

男1、2、3「………」

男1「さすがに食おうとした種族に触られるのは抵抗があるかな」

男2「うん」 

252: 2010/06/07(月) 15:36:49.73 ID:VcPgBVfW0
男3「それじゃあどうしようか」

男1「とりあえず信頼して貰うまで触れないようにしよう」

男2「惨事はどうする?」

男1「埋葬します」

男3「氏んだら誰でも仏様だしね」

男1「うん」

男2「それじゃあ行こうよ」

男1「うん」

男3「人魚さんごめんなさい」

人魚「………」

259: 2010/06/07(月) 15:44:00.46 ID:VcPgBVfW0
ザクッ ザクッ

男1「まさか同級生の墓を掘る事になろうとは」

男2「基本的に氏ぬほど嫌いだったけど頃したいほど嫌いではなかった」

男3「うん、頃すくらいならこっちが氏にます」

男1「さすがだな俺ら」

男2「人はそれをネガティブと言います」

男3「ネガティブ上等」

男1「うん」

男2「そうだね」

261: 2010/06/07(月) 15:50:05.05 ID:VcPgBVfW0
男1「これくらいで良いかな」

男2「良いんじゃない」

男3「それじゃあ惨事を…」

男1「どうした?」

男3「惨事がいない」

男2「本当?」

男3「本当」

男2「え!」

男1「どういう事?」

265: 2010/06/07(月) 15:55:11.15 ID:VcPgBVfW0
男2「とりあえず辺りを

女1「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!」

男2「うわ! 何だ!」

男3「惨事だ!」

女2「ぐげ ぐげげげげげ!」

男1「こっちにもいる!」

女3「ぐぎぎぎぎぎぎ!」

男2「ババコンガもいるよ…」

275: 2010/06/07(月) 16:00:32.08 ID:VcPgBVfW0
女達「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!」

男1「もしかして不老不氏に?」

男2「どうみても理性がありません」

男3「やっぱりハルケギニアルートだったか…」

男1「短い人生だったな」

男2「高校で友達出来て良かった」

男3「確かに」

男1「うん」

283: 2010/06/07(月) 16:08:21.88 ID:VcPgBVfW0
女1「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!」ガバッ

男1「う、うわ!」ガコン!

女1「ぐぎゃ!」ドサ

男1「あれ?」

女2「ぐげげげげげ!」

男2「えい!」ガコン!

女2「ぐげ!」ドサ

男2「思ったほど強くないな」

男3「まじ?」

男1、2「うん」

287: 2010/06/07(月) 16:14:33.57 ID:VcPgBVfW0
男3「………」

女3「ぐぎぎぎぎぎ!」

男3「やぁ!」ガコン!

女3「ぐぎ!」ドサ

男3「確かにそんなに強くないな」

男1「不老不氏になったけど体は強化されてはいないのかな」

男2「元は惨事だしね」

男3「なるほど」

女達「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ…」

288: 2010/06/07(月) 16:22:32.91 ID:VcPgBVfW0
男2「とりあえずどうする?」

男1「自業自得と言いたいところだけど、さすがにこれは不憫すぎる」

男3「せっかく穴を掘ったんだし、燃える物入れて火葬しよう」

男1「そうだな」

男2「人魚の肉なんて食うから…」

女達「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!」

男1「とりあえず縛る物持ってこよう」

男2「ロープ?」

男1「それ以外で」

男2「了解」

295: 2010/06/07(月) 16:29:24.02 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

女達「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!」

男1「じゃあ火を入れるよ」

男2「うん」

男3「安らかに眠ってくれ」

男1「それじゃあ点火」

ボッ

女達「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!」

307: 2010/06/07(月) 16:38:43.86 ID:VcPgBVfW0
ゴオーー ゴオーー

女達「ぐぎゃぎゃぎゃ!」

男1「さすがにこんな最後は嫌だな…」

男2「なんで人魚の肉なんて食べたんだろ…」

男3「肉の味に飢えてたんだと思う」

男1「だからってなぜ人魚を…」

男2「下半身が魚だったしね」

男3「安らかに眠れるかな?」

男1「どうだろう」

男2「とりあえず今は焼いてあげよう」

男1、3「うん」

女達「…ぐげ…げ…」パチパチ

311: 2010/06/07(月) 16:48:13.76 ID:VcPgBVfW0
数時間後

男1「どう?」

男2「大丈夫、身は無いよ」

男3「貴重な油を使う事になるとは…」

男1「火葬って大変なんだな」

男2「うん」

男3「とりあえず遺骨はどうする?」

男1「花瓶で良いんじゃない?」

男3「さすがにそれはないんじゃない?」

男1「うーん、そうかも」

315: 2010/06/07(月) 16:57:26.96 ID:VcPgBVfW0
男2「金庫が良いんじゃない?」

男1「金庫?」

男3「金庫なんてあったけ?」

男2「うん、職員室に開いてる中型の金庫があった」

男1「なんで金庫に?」

男2「もしもの時の為に」

男3「もしもの時…」

男1「さすがにそれは…」

男2「用心するにこした事はないよ?」

男1、3「……わかった」

320: 2010/06/07(月) 16:59:43.25 ID:VcPgBVfW0
翌日


ガタ ガタ ガタ ガタ ガタ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

329: 2010/06/07(月) 17:05:27.98 ID:VcPgBVfW0
男1「何か動いてるね」

男2「どうする?」

男3「埋める以外の選択があるの?」

男2「だよね…」

ガタ ガタ ガタ ガタ ガタ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1、2、3「さっさと埋めよう」

344: 2010/06/07(月) 17:14:57.42 ID:VcPgBVfW0
ザッ ザッ ザッ

男1「火葬用の穴残しておいて良かったね」

男2「うん」

男3「火葬場が墓になるなんてな」

男1「さすがにかわいそうだな」

男2「人魚の肉なんて食べたばっかりに…」

男3「確かにそ

ガタ ガタ ガタ ガタ ガタ

男1「……石を入れるべきではないか」

男2「そうだね」

男3「封印は男のロマンです」

351: 2010/06/07(月) 17:25:00.98 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「さて、これからどうするべきか」

男2「ここはやっぱり仏様の遺産を漁るべきでは?」

男3「人魚さんの様子を見るのを忘れずに」

男1「じゃあ最初は仏の遺産をルパンしようか」

男2、3「了解」

354: 2010/06/07(月) 17:33:11.64 ID:VcPgBVfW0
ガサガサ ガサガサ

男1「チョコレートがありました」

男2「スルメがありました」

男3「各種野菜の予備がありました」

男1「ポテチやポッキーもあります」

男2「菓子が多いね」

男3「柿の種は?」

男1「ありません」

男3「残念だな」

男2「結構ため込んでたね」

男1「仏様に感謝しようか」

男2、3「ありがとう 仏様」

356: 2010/06/07(月) 17:40:18.76 ID:VcPgBVfW0
男2「以外にため込んでたんだね」

男3「暴飲暴食してるのかと思った」

男1「仏は仏なりに考えてたんだろうね」

男2「まぁ、用はすんだし次いってみよう」

男1、3「おいーすっ」

357: 2010/06/07(月) 17:48:38.34 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

人魚「………」ジー

男1「人魚さん結構回復していらっしゃる」

男2「三割くらい回復してるね」

男3「なぜ全快ではないのか」

男1「損美とは違うんでしょ?」

男2「これくらいが自然で良いよ」

男3「損美はもうこりこりです」

361: 2010/06/07(月) 17:56:12.32 ID:VcPgBVfW0
人魚「………」ジー

男1「さすがに警戒を解いてくれないか」

男2「食われてるしね」

男3「やっぱりお供え物は必要だね」

男1「うん」

男2「人魚さんごめんなさい これはおわびのしるしです」

男3「チョコレートと言う物です」

人魚「………」ジー

男1「さすがに食べちゃくれないか」

男2「だね」

365: 2010/06/07(月) 18:04:50.86 ID:VcPgBVfW0
男3「デモンストレーションが必要じゃない?」

男1「デモンストレーション?」

男3「ようは誰かが食うのを見せるという事です」

男2「いいだしっぺの法則」

男3「わかった」

男3「…人魚さんこれは甘い食べ物です」

人魚「………」ジー

男3「こうやって口に入れて食べます」パク

男3「甘くておいしいです」

人魚「………」ジー

男3「………」

366: 2010/06/07(月) 18:10:32.99 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

人魚「………」ジー

男3「とても…おいしいです」

人魚「………」チラ

男3「………」

人魚「………」ジー

人魚「………」サッ

男1「おぉ、手に取った」

男2「食べるかな」

369: 2010/06/07(月) 18:17:48.69 ID:VcPgBVfW0
男3「………」ゴク

人魚「………」ジー

人魚「………」パク

男1「おぉ」

男2「食べた」

人魚「………」もぐもぐ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

人魚「………」ニヘラ

382: 2010/06/07(月) 18:25:31.31 ID:VcPgBVfW0
男1「笑った?」

男2「なんだか間の抜けた笑いだね」

男3「これがスイーツの魔力か」

人魚「………」ニコニコ

男1「可愛いじゃないか」

男2「うん」

男3「喋らない惨事は良い惨事」

男1「うん」

男2「まったくだ」

人魚「………」パクパク 

390: 2010/06/07(月) 18:33:56.88 ID:VcPgBVfW0
男1「人魚さんと親睦深められて良かったな」

男2「うん」

人魚「………」ニコニコ

男3「チョコ一つでこんなに機嫌が良くなるなんて」

男2「やっぱり惨事か…」

男1「可愛けりゃ良いじゃないか」

男2「確かに」

男3「人魚最高」

人魚「………」パクパク

393: 2010/06/07(月) 18:39:27.64 ID:VcPgBVfW0
男1「さて、これからどうするかね」

男2「とりあえず人魚さんを移動させよう」

男3「どこに?」

男1「教室が良いと思う」

男2「ついてきてくれるかな?」

男3「とりあえずやってみよう」

男1、2「おー」

401: 2010/06/07(月) 18:46:23.61 ID:VcPgBVfW0
男1「人魚さん、台座を持ってきました」

男2「正確には猫車ですが」

男3「ここは狭いですから教室に移動しましょう」

人魚「………」ジー

男1「人魚さん貢ぎ物です」サッ

人魚「!」パクパク

男2「それじゃあせいので」

男1「うわ! 軽い」

男3「軽くて何よりだよ 運ぶ人的に考えて」

人魚「………」ニコニコ

405: 2010/06/07(月) 18:54:42.14 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「えいさ ほいさ」

人魚「………」スヤスヤ

男1「人魚さん寝たね」

男2「惨事も良いもんだな」

男3「もう少しで教室だよ」

男1「机はあらかじめ移動してが、とりあえず安全確認」

男2「いえっさー」

人魚「………」

409: 2010/06/07(月) 19:02:19.00 ID:VcPgBVfW0
男2「うーん」

男1「どう?」

男2「大丈夫みたい」

男3「さすがに疲れたな」

男1「ご苦労様です」

男2「そっとマットに降ろそう」

男1「そーと」

人魚「………」スヤスヤ

男1「よし、任務完了したし飯食って寝よう」

男2、3「おー」

410: 2010/06/07(月) 19:08:13.07 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男2「寝た?」

男1「寝た」

男3「そうか」

男2「何かこの二日 色々あったね」

男3「そうだね」

男1「惨事が仏になったり人魚を誘導したり」

男2「うん」

412: 2010/06/07(月) 19:17:11.04 ID:VcPgBVfW0
男3「そもそもここは何処なんだろうね」

男1「さぁ、わからないね」

男2「霧に囲まれてる上に外には人魚」

男1「異常な事態だよね」

男3「まぁ、でもなんとか生きてるわけだけど」

男2「そうだね」

男1「きっと何とかなるよ」

男2「そうだね」

男1「駄目なら氏ねば良いよね」

男2「そうだね」

男3「ルイズ可愛いです」

414: 2010/06/07(月) 19:24:36.86 ID:VcPgBVfW0
男1「ルイズで思い出したけど、あの人魚さん胸が控えめなティファニアに似てるね」

男2「確かに似てるけど、胸が控えめという表現はどうだろうか」

男1「中乳と言った方が良かっただろうか」

男2「うん」

男3「さすがに寝るべきではないだろうか」

男1「まったくだ」

男2「良いこと言った」

男3「じゃあ眠ろう」

男1、2「おやすみ」

420: 2010/06/07(月) 19:34:39.80 ID:VcPgBVfW0
二日後

人魚「………」バチン バチン

男1「人魚さんすっかり回復したね」

男2「これなら返しても波風たたないかな?」

男3「さすがに多少はたつと思うよ」

男1「そもそもコミニケーションが成り立つのだろうか」

男2「確かに」

男3「まぁ、駄目だったらハルケギニアにいけると考えよう」

男1「なるほど」

男2「ここよりはましかもね」

430: 2010/06/07(月) 19:44:49.13 ID:VcPgBVfW0
男1「さて、場が盛り上がった所で人魚さん返還計画を始めようか」

男2「人魚さんの引き手は自分です」

男3「疲れたら交代するよ」

男1「よし、じゃあ人魚さん呼びに行こう」

男2「わかった」

男3「これで人魚さんも見納めか」

男1「寂しくなるな」

男2「確かに」

451: 2010/06/07(月) 20:36:41.55 ID:VcPgBVfW0
男1「さて人魚さん」

人魚「?」バチン バチン

男2「そろそろお家に帰りましょう」

人魚「?」

男3「ポッキーいかが?」

人魚「………!」パクパク

男1「よいしょー」

男2「それでは行こうか」

男1、3「おー」

人魚「………」カリカリ

453: 2010/06/07(月) 20:43:09.78 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「相変わらず濃い霧だね」

男2「この霧は何なんだろうね」

男3「さぁ」

男1「人魚さんは元気?」

人魚「………」カリカリ

男3「元気にポッキーを食べてるよ」

男1「なら良し」

459: 2010/06/07(月) 20:51:21.09 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「あ」

男2「なに?」

男1「ロープの残りが少ない」

男3「という事は後少しか」

男2「いよいよ魔界か」

男1「みんな覚悟を決めろー」

男2、3「おー」

463: 2010/06/07(月) 20:58:29.77 ID:VcPgBVfW0
男1「……着いたね」

男2「相変わらず海しかないね」

男3「綺麗なんだけどね」

人魚「!!」ガシャン

男3「わわ!」

男2「何だ」

男1「人魚さんが急に活発に」

人魚「………!」バシャン

男3「海に帰っちゃった…」

男1「………」

男2「………」

男3「………」

464: 2010/06/07(月) 21:02:56.21 ID:VcPgBVfW0
男1「もしかしてイベント終了?」

男2「何というか」

男3「これが現実か」

男1「何も無いにこした事はないけど」

男2「さすがにこれは苦笑い」

男3「やっぱり惨事は駄目だったのか」

468: 2010/06/07(月) 21:09:13.75 ID:VcPgBVfW0
男1「じゃあ帰る

バシャ

男2「!」

男3「!」

人魚「………」ニコ

男1「俺達の戦いはまだ始まったばかりだ」

男2「それじゃ終わります」

男3「まだ続きがあったのか」

人魚「………」クイ クイ

男1「手招きしています」

男2「どうする?」

男3「行く以外の選択があるだろうか」

471: 2010/06/07(月) 21:15:26.94 ID:VcPgBVfW0
男1「さすがにここは躊躇すべきではないだろうか」

男2「むむむ」

男3「どっちかがハルケギニア行きか…」

男1、2、3「むむむ」

人魚「………」クイクイ

男1「……行こう」

男2「学校に残ってもいずれ氏ぬしね」

男3「さてどっちルートなのか」

474: 2010/06/07(月) 21:21:54.98 ID:VcPgBVfW0
男1「どうしましたか? 人魚さん」

人魚「………」ニコ

男1「?」

人魚「………」グイ

男1「わわ!」

バシャン

男2「………」

男3「………」

男2「引きずられていきました」

男3「ハルケギニアルートだったのか」

476: 2010/06/07(月) 21:28:59.86 ID:VcPgBVfW0
男2「鬱だ 氏のう」

男3「いざハルケギニアへ」

バシャ バシャ

人魚「………」ニコ

人魚「………」ニマ

男2「………」

男3「………」

男2「巨Oと貧Oがそろっている やっぱり人魚の報復だったのか」

男3「望みは絶たれた~」

人魚「………」クイクイ

人魚「………」ブンブン

480: 2010/06/07(月) 21:38:08.75 ID:VcPgBVfW0
男2「手招きしてるね」

男3「うん」

男2「どうする?」

男3「どうせハルケギニア行きだし、行っても良いんじゃない?」

男2「なるほど 理にかなっている」

人魚「………」クイクイ

人魚「………」ブンブン

男2「いざ、ハルケギニアへ」

男3「おー」

人魚「………」グイ

人魚「………」グイー

482: 2010/06/07(月) 21:39:00.15 ID:VcPgBVfW0
バシャン バシャン

486: 2010/06/07(月) 21:43:34.73 ID:VcPgBVfW0
ザー ザー

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「ん」

男2「ん?」

男3「ここはハルケギニア?」

男1「みんないるの?」

男2「うん」

男3「何とか」

490: 2010/06/07(月) 21:49:46.82 ID:VcPgBVfW0
男1「ここはどこだろうか」

男2「もしや元の世界では?」

男3「だと良いね」

男1「それは無い」

男2「なぜ?」

男1「あれ」

男3「あれ?」

人魚「………」ニコ

男2「なるほど」

男3「まだ非現実か」

498: 2010/06/07(月) 21:57:53.91 ID:VcPgBVfW0
男1「人魚さんは助けてくれたのだろうか」

男2「どうなんだろうか」

男3「助けてくれたに一票」

人魚「う」

男1「う?」

人魚「上は安全だから…」

男1、2、3「えっ」

人魚「バイバイ」バシャン

男1「………」

男2「………」

男3「………」

503: 2010/06/07(月) 22:05:02.68 ID:VcPgBVfW0
男1「とにかくここは何処なのだろうか」

男2「まて、現実から目を背けるな」

男3「普通に喋ってたね」

男1「上が何とか言ってたね」

男2「じゃあさっきまでいたのは下?」

男3「たぶんそうだろうね」

男1「訳がわからない」

男2「とりあえず探索してみますか」

男3「そうだね」

男1「うん」

506: 2010/06/07(月) 22:11:11.08 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「所々知らない植物があるけど普通の陸地だね」

男2「モンスターエンカウントも無い」

男3「油断してるとデスクローが来そう」

男1「ごめん 知らない」

男2「うん」

男3「そうか」

508: 2010/06/07(月) 22:17:17.38 ID:VcPgBVfW0
男1「あ」

男2「なに」

男3「今度こそルイズ?」

男1「いや、ルイズでは無い」

男2「じゃあなに?」

男1「小人がいる」

男2「小さいおっさん?」

男1「違う」

男3「ふむ」

男2「どれどれ」

512: 2010/06/07(月) 22:23:25.74 ID:VcPgBVfW0
小人「………」

男2「アイルーに似てるね」

男3「でもアイルーとは言い切れない」

男1「なんだろうか」

男2「うーん」

男3「とりあえず接触してみたらどうだろうか」

男1「なるほど」

男2「当たって砕けろか」

男3「別に砕けなくても良い」  

517: 2010/06/07(月) 22:29:30.57 ID:VcPgBVfW0
男1「あの…すいません」

小人「?」

男2「ここは何処なのでしょうか」

小人「……」ジー

男3「何か一言」

小人「……」プイ

男1「無視されたね」

男2「うん」

男3「無視されたのか…」

520: 2010/06/07(月) 22:33:59.86 ID:VcPgBVfW0
男3「無視されたのならこちらも無視しても良いという事ではないか」

男2「なるほど」

男1「じゃあ今度からは小人は無視で」

男2「わかった」

男3「了解」

522: 2010/06/07(月) 22:40:53.33 ID:VcPgBVfW0
男1「とりあえず食料を探そうか」

男2「うん」

男3「新規食料期待」

男1「とりあえず果実から探そう」

男2「リンゴ食べたい」

男3「故郷の味ですね わかります」

男1「それでは出発」

男2、3「おー」

525: 2010/06/07(月) 22:46:21.59 ID:VcPgBVfW0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「何か見つかった?」

男2「何も見つからない」

男1「それじゃあ次に行きますか」

男3「あ」

男1「どうした」

男2「ルイズ?」

男3「果実がなってる」

男1、2「おー」

527: 2010/06/07(月) 22:54:15.93 ID:VcPgBVfW0
男2「だがちょっと待って欲しい 毒が入っているのでないか」

男1「全員で食って確かめれば良いじゃない」

男3「なんという桃園の誓い」

男2「ギャンブル味見か」

男1「一人で氏ぬよりましでしょ」

男2「確かに」

男3「それじゃあ採ろうか」

男2「俺の背を越えていけ!」

男3「では失礼」グイ

男2「ぐむむ」

529: 2010/06/07(月) 23:00:10.23 ID:VcPgBVfW0
男2「ぐむむ」

男3「後一個、後一個」

男2「早くしろ 間に合わなくなってもしらんぞ~」

男3「採れた」

男2「ぐむむ」

男3「はい」ホイ

男1「ご苦労様です」ガッ

男3「うん」

男2「重かったわ」

男1「お疲れさまでした」

男2「うん」

530: 2010/06/07(月) 23:06:27.63 ID:VcPgBVfW0
男1「さて」

男2「うむ」

男3「うん」

男1「では食べようか」

男2「うむ、天国か地獄か」

男3「けいおんかハルケギニアか」

男1「けいおんなんて無かった……」

男2「あんな高校生活なんて無い…」

男3「しまった」

535: 2010/06/07(月) 23:13:32.90 ID:VcPgBVfW0
男1「あれが中流家庭か…」

男2「家にクーラーあるんだろうな…」

男1「酔っぱらいが暴れたりしないよね」

男2「母親が浮気相手と駆け落ちなんてしないはず」

男1「幸せって何だろうか…」

男2「うん…」

男3「けいおんが禁句なのを忘れてた 戻ってこーい」

男1「………」

男2「………」

男3「待つしかないか…」

537: 2010/06/07(月) 23:18:36.42 ID:VcPgBVfW0
数分後

男1「それじゃあ食べようか」

男2「うん」

男3「すいませんでした」

男1「サラマンダーより早いのは禁止な」

男2「トゥルーブルーはいけません」

男3「うん」

男1「それでは皆で」

男2、3「いただきまーす」

539: 2010/06/07(月) 23:25:05.69 ID:VcPgBVfW0
ガブ

男1「うむ」

男2「おいしいかも」

男3「梨に似てるかな」

男1「そうかもな」

男2「とりあえず食べられそうだね」

男3「当分はこれで食い繋げるかな」

男1「無くなったらまた探せば良い」

男2「行き当たりばったりだね」

男1「駄目なら氏ねば良い」

男2「なるほど」

男3「何という万能説」

543: 2010/06/07(月) 23:34:06.16 ID:VcPgBVfW0
二日後

男1「ぐむむむ」

男3「がんばれー」

男2「もう少し、もう少し」

男2「採れた」

男3「意外とたくさんある木で助かったね」

男2「うん」

男1「ぐむむ…早く降りて…」

男2「………」

男3「………」

男1「どうした?」

小人「………」ジー

545: 2010/06/07(月) 23:41:45.13 ID:VcPgBVfW0
男1「小人の群れがいますね」

男2「うん」

男3「もしかしてこの木は小人達の果樹だったんじゃ」

男1「ありえる事だ」

男2「八つ裂きにされるのか」

男3「短い人生だったな」

小人達「………」ジー

男1、2、3「………」

小人達「………」クワ!

男1、2、3「!!!」  

556: 2010/06/07(月) 23:49:03.72 ID:VcPgBVfW0
ガー ガー ガー ガー

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「小人はアヒルだったのか」

男2「保険を契約させられるのか」

男3「なんてこった」

小人「ぐわ~」

男1「小人が猫撫で声で近づいてきます」

男2「妙にくねくねしてるね」

男3「おカマかな」

561: 2010/06/07(月) 23:57:36.03 ID:VcPgBVfW0
小人「ぐ~わ~」

男1「果実を指さしてるね」

男2「もしかして果実が欲しいだけなんじゃ」

男3「よく考えたらこの木は高いし、表面はつるつるしてるよね」

男1「たかねの花だったのか」

男2「どうする」

男3「譲ってくれ!頼む!状態とはこの事か」

男2「頃してでも奪い取られるのは嫌です」

男1「では譲ろうか」

男2、3「うん」

563: 2010/06/08(火) 00:06:33.13 ID:b7eyWqPv0
男1「どうぞ」

小人「ぐわー!」

男2「喜んでるね」

小人達「ぐわー!!」

男3「キター!に似てるね」

小人達「ぐわ~ぐわわ~」

男1「腕を組んで陽気に帰っていったね」

男2「そろそろ新しい食物を探すべきではないだろう」

男3「そうだね」

男1「良いこと言った」

568: 2010/06/08(火) 00:15:15.57 ID:b7eyWqPv0
男3「少し提案があるのだが」

男1「なに?」

男3「明日とりあえず人魚さんに会ってみないかね」

男1「人魚さん?」

男3「学校のアイテムを回収しようかと」

男2「なるほど、すっかり忘れてたな」

男1「人魚さん会ってくれるかな」

男3「会話できてるみたいだし可能性はある」

男2「とりあえず果実で釣れば良い」

男1「なるほど」

570: 2010/06/08(火) 00:23:22.06 ID:b7eyWqPv0
男1「じゃあ明日は人魚さんと面会します」

男2、3「おー」

男1「それじゃあ寝ようか」

男2「また洞窟暮らしか」

男3「体育倉庫のマットが懐かしい」

男1「他の人魚さんにも協力して貰って何とかマットは回収しましょう」

男2、3「おー」

男1「それじゃあ寝ましょう」

男2、3「おやすみ」

574: 2010/06/08(火) 00:30:16.59 ID:b7eyWqPv0
翌日

男1「消える~飛行機雲~」

男2「僕たちはみお~くった」

男3「眩しくて~逃げた~」

男1「……人魚さん来ないね」

男2「うん」

男3「そもそもなぜ鳥の歌を」

男1「聞いてれば元気になるし」

男2「なるかな」

男3「とりあえず別の手で行こう」

男2「例えば?」

580: 2010/06/08(火) 00:36:23.15 ID:b7eyWqPv0
男3「人魚さ~ん! 美味しい果物がありますよ~!甘い果物ですよ~」

男1「そんな単純な」

男2「うん」

人魚「あ、甘い物!」バシャ

男1「………」

男2「………」

男3「せめてもう少し粘って欲しかった」

人魚「え」

584: 2010/06/08(火) 00:45:13.84 ID:b7eyWqPv0
男1「という訳なんです」

男2「どうかご助力を」

男3「お願いします」

人魚「………」

男1「果物を差し上げますから」

人魚「………」ピク

男2「学校に残ってるお菓子は全部献上します」

男3「仲間にもぜひお繋ぎを…」

人魚「………」

人魚「一回だけなら…」

男1、2、3「キター」

591: 2010/06/08(火) 00:51:20.87 ID:b7eyWqPv0
人魚「い、一回だけだから…」

男1「それで結構です」

男2「ありがとう人魚さん」

男3「もう準備は出来ています」

人魚「じゃ、じゃあ他の子も呼んでくるから…」

男1「どうぞどうぞ」

男2「待ってます」

男3「ごゆっくり」

人魚「う、うん」バシャン 

599: 2010/06/08(火) 00:59:12.40 ID:b7eyWqPv0
男1「さて」

男2「ゆっくり待ちますか」

男3「う

人魚「お、お待たせ…」バシャ

人魚2「巨Oです」バシャ

人魚3「貧Oです」バシャ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

人魚「え」

603: 2010/06/08(火) 01:05:38.08 ID:b7eyWqPv0
人魚「どうしたの?」

男1「いえ、お早い帰りだから」

男2「はい」

人魚「遅く来た方が…」

男3「いえ、早いにこした事はありません」

巨O「………」

貧O「………」

男1「ところでそちらの方達は?」

人魚「と、友達の人魚です…」

男2、3「なるほど」

604: 2010/06/08(火) 01:11:36.14 ID:b7eyWqPv0
人魚「そ、それじゃあ下に……」

男1「下?」

巨O「水の下」

貧O「水の底」

男2、3「なるほど」

男1「それじゃあお願いします」

人魚「は、はい」

人魚「それじゃあ行きます…」

男1、2、3「おー」

609: 2010/06/08(火) 01:20:16.26 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「海の底はまた海でした」

男2「わけが分からない」

男3「分からないなら考えなければ良いじゃない」

男2「なるほど」

人魚「………」

男1「ありがとう 行ってきます」

人魚「………」ニコ

612: 2010/06/08(火) 01:29:40.09 ID:b7eyWqPv0
男1「着いたね」

男2「ロープがまだ残ってたのはラッキーだったね」

男3「確かに」

男1「久しぶりの学校だね」

男2「何もかもみな懐かしい」

男3「まだ一週間もたってないよね」

男1「確かにた

?「ぐあああああああ」

男1、2、3「………」 

620: 2010/06/08(火) 01:36:58.21 ID:b7eyWqPv0
男1「何か叫び声が聞こえるね…」

男2「まさか惨事が…」

男3「さすがにそれは…」

?「がああああああ」

男1「……とりあえず声のする方に行ってみよう」

男2「怖いけど仕方ない」

男3「短い人生だった」

男1「え、えいえい」

男2、3「おー」

623: 2010/06/08(火) 01:43:24.60 ID:b7eyWqPv0
惨事「があああああああ」

男1「うわぁ…」

男2「デモンズソウルの塔の人間玉に似てるね…」

男3「いや、メガテンのレギオンだろう」

男1「封印が解かれたのか…」

男2「どうするの? これ」

男3「さすがにこれは倒せないよ」

男1「うーん」

惨事「があああああああ!」

637: 2010/06/08(火) 01:50:41.58 ID:b7eyWqPv0
男1「うわ! 気付かれた!」

男2「うわぁ!」

男3「食われたくない!」

惨事「ぐあああああああ!」ノロノロ

男1「……というか鈍くない?」

男2「なんという牛歩」

男3「良く考えると あの体型で機敏に動けるわけないよね」

男1「張り子の虎か」

男2「なるほど」

男3「所詮惨事だったか」

惨事「がああああああああ!」ノロノロ

640: 2010/06/08(火) 01:57:20.13 ID:b7eyWqPv0
男2「どうする?」

男1「とりあえず誰か見張りをたてて、その隙に物資を集めよう」

男3「誰が見張りを?」

男2「いいだしっぺの法則」

男1「とほほ」

男2「しっかり見張ってね」

男3「頼みます」

惨事「がああああああ!」ノロノロ

男1「はぁ…」

720: 2010/06/08(火) 14:24:43.62 ID:b7eyWqPv0
数時間後

男1「………」チョンチョン

惨事「があああああ!」グラグラ

男2「おー 無事だったか」

男3「だいぶ物資を集めたよ」

男1「おー そうか」チョンチョン

惨事「があああああ!」グラグラ

男2「何してるの?」

男1「惨事つつき」

男3「なるほど」

726: 2010/06/08(火) 14:30:52.40 ID:b7eyWqPv0
男2「というか危なくないの?」

男1「ちょうど手が出せない所をつついてるから平気」

男3「もはやただの球体では無いだろうか」

男1「もう物資は集め終えたの?」

男2「いや、様子を見にきただけ」

男3「思っていた以上に平気そうでびっくり」

男1「慣れると面白いよ? 惨事つつき」

男2、3「そうですか」

729: 2010/06/08(火) 14:40:16.80 ID:b7eyWqPv0
男1「ところで提案があるのだが」

男2「なに?」

男1「いったん惨事の封印の間に行ってみないか」

男3「それまたどうして?」

男1「この物体が封印を解き穴から出られるとは思えん もしかしたら何者かが手引きを」

男2「陰謀論ですか」

男3「どうせ大した事じゃない」

男1「まぁ、行ってみよう」

男2、3「おー」

733: 2010/06/08(火) 14:46:24.20 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「どう見る?」

男2「石を掴み這い上がってきたとしか思わん」

男3「砂を入れるべきだったか」

男1「もしかしたら石の重さで金庫が壊れたのかも」

男2「どちらにしてもあれは厄介な物体である事は変わりません」

男3「だね」

734: 2010/06/08(火) 14:52:19.04 ID:b7eyWqPv0
男2「自分に考えがあるのだが」

男1「なに?」

男2「石を除けてまた惨事を入れないかい」

男3「そりゃまた何で?」

男2「蟻地獄」

男1、3「なるほど」

男1「なんというナイスアイディア」

男3「それで行こう」

男2「じゃあ石を除けましょう」

男1、3「おー」

737: 2010/06/08(火) 15:00:19.07 ID:b7eyWqPv0
ガッ ガッ ガッ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「こんなところで良いか」

男2「見事に何も無い穴だ」

男3「これなら再封印出来そう」

男2「ところでどうやって惨事をここに入れる?」

男1「自分に考えがある」

男3「なに?」

男1「それは」

738: 2010/06/08(火) 15:02:07.29 ID:b7eyWqPv0
男1、2、3「てい!」

惨事「があああああ!」ゴロン

男1、2、3「とぉ!」

惨事「ぐああああああ!」ゴロン

746: 2010/06/08(火) 15:08:10.02 ID:b7eyWqPv0
男3「まさか突いて運ぶだけとは」

男1「原始手段さいこー」

男3「いったい初見の威厳はどこにいったのだろうか」

男1「え~い! きりきり突け~い!」

男1、2、3「とぉ!」

惨事「があああああああ!」ゴロン

男2「これが塊魂か…」

男3「所詮惨事だったのか」 

749: 2010/06/08(火) 15:16:42.80 ID:b7eyWqPv0
男1、2、3「たぁ!」

惨事「がああああああ!」

ゴロゴロゴロ

男1「ようやく封印できたな」

男2「慣れるとただの飛ばないレギオンだな」

男3「飛ばないレギオンはただの岩だ」

男1「語呂が悪いね」

男2「終わった事だし、物資採取を再開しようか」

男1、3「おー」

惨事「がああああああ」ノロノロ

753: 2010/06/08(火) 15:25:27.71 ID:b7eyWqPv0
数時間後

男1「こんなもんで良いかな」

男2「かなり集まったね」

男3「全部運んでくれるかは人魚さんとの交渉次第だね」

男1「お菓子は割と沢山あるから大丈夫だろう」

男2「だがちょっと待って欲しい」

男1「なに?」

男2「帰る前に景気付けをするべきでは無いか」

男3「景気付け?」

男2「うむ、なずけて惨事花火!」

男1、3「惨事花火?」  

762: 2010/06/08(火) 15:35:11.05 ID:b7eyWqPv0
ドポ ドポ ドポ


男2「ふふふふ、これくらいで良いか」

男3「貴重だと騒いだわりにまったく使わなかったね ガソリン」

男1「所詮エリクサーだったか」

男2「穴の中がパンパンだぜ!」

男1「そろそろ導火線に火をつけて良い?」

男2「待て! 今行く!」ダッ

男3「おらわくわくしてきたぞ」

男2「ふう、良いよ」

男1「では着火します」

766: 2010/06/08(火) 15:37:55.07 ID:b7eyWqPv0
ボッ

ジジジ  ジジジ

男1、2、3「………」

ジジジ ジジジジ

男1、2、3「………」


ジジジ ジジジジ ジ…

770: 2010/06/08(火) 15:41:55.37 ID:b7eyWqPv0
ド ゴ オ オ オ オ オ オ ン !


男1「俺に一生詫び続けろ! オルステッドォ!」

男2「思いでの教会? ぶっ壊してやるぅ!」

男3「サイト氏ねぇ!」

男1、2、3「ひゃはー! 汚物は消毒だー!」

774: 2010/06/08(火) 15:44:35.57 ID:b7eyWqPv0
ゴオォォォ… バチバチバチ

男1「では帰ります」

男2、3「はい」

776: 2010/06/08(火) 15:51:44.17 ID:b7eyWqPv0
男1「おーい人魚さ~ん!」

人魚「………」バシャ

男2「恐縮ですが荷物の運搬をお願いします」

男3「往復お願いします」

人魚「………」

男1「もの凄く困った顔をなさっています」

男2「貢ぎ物を捧げましょう」

男3「そうしましょう」

人魚「………」ピク

779: 2010/06/08(火) 15:58:27.32 ID:b7eyWqPv0
男1、2、3「どうぞお納め下さい」

人魚「………」ジー

人魚「………」パッ

人魚「………」ペリペリ

人魚「………」パク

人魚「………」ニヘ

男1「………」

男2「………」

男3「………」

782: 2010/06/08(火) 16:03:39.46 ID:b7eyWqPv0
男1「食べたという事は承諾してくれたんですね」

男2「ありがとうございます」

男3「多少荷物が多いかもしれませんがお願いします」

人魚「………」

男1、2、3「………」

人魚「………」コク

男1、2、3(計画通り)

783: 2010/06/08(火) 16:12:54.95 ID:b7eyWqPv0
巨O、貧O「………」ジー

巨O、貧O「………」パク

巨O、貧O「………」ニヘ

男1「何か堕ちたっぽい」

男2「これがスイーツの魔力か」

男3「荷物運んでくれそうだね」

男1「もう学校ともお別れか」

男2「そうだね」

男3「惨事の肉片がピクピク動いている所にもう用はありません」

男1、2「確かに」

785: 2010/06/08(火) 16:20:38.76 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「着いたね」

男2「ああ、アヒルーの国へ」

人魚「そ、それじゃあ私達は帰るから」

巨O「さよなら 変態」バシャ

貧O「さよなら 変態」バシャ

男1、2、3「ありがとう 人魚さん」

787: 2010/06/08(火) 16:27:51.20 ID:b7eyWqPv0
男1「それじゃあ色々準備を始めようか」

男2「とりあえずマットを干しますか」

男3「大工道具で箱を作ります」

人魚「ねえ」

男1「あれ 人魚さんまだ居たの?」

男2「変態に何かご用でも」

男3「もう供物はありません」

人魚「聞かないの?」

男1、2、3「?」

793: 2010/06/08(火) 16:39:48.80 ID:b7eyWqPv0
男1「聞かないのとは?」

人魚「この世界の事聞かないの?」

男2「う~ん」

男1「別にどうでも良いです」

男3「現実に戻るか ハルケギニアに行くかの話ですし」

男1「息詰まったら自頃すれば良いしね」

男2、3「うん」

人魚「そう…」

男1、2、3「はい」

798: 2010/06/08(火) 16:45:33.22 ID:b7eyWqPv0
人魚「ならきっと戻れるよ 貴方達なら」

男1「はぁ」

人魚「いつも残るのは探求者だけ…」

男2「?」

人魚「バイバイ」

男3「色々ありがとうございます」

人魚「うん」バシャ

男1、2、3「………」

男1「行こう」

男2、3「おー」

800: 2010/06/08(火) 16:56:41.88 ID:b7eyWqPv0
五日後

男1「おはよう」

男2、3「おはよう」

男2「今日はどうするの」

男1「今日は果物採取です」

男3「またアヒルーに税金を払う仕事が始まるのか」

男1「植えた作物が実るまでの辛抱です」

男2「持ってきた食料無くなっちゃったしね」

男3「調味料がまだあるのが唯一の救いか」

男1「果物に塩胡椒はかけないしね」

802: 2010/06/08(火) 17:05:18.51 ID:b7eyWqPv0
男3「そろそろ新規食料を探すべきでは?」

男2「またバクチ食をするのかい」

男1「確かにそろそろ考えなきゃ駄目かな」

男3「塩を直なめするのはもういやでござる」

男2「確かにそろそろタンパク質が欲しいです」

男1「そうだね 新規探索をするべきなのかもね」

男3「とりあえず、そこらの動物を

小人「ぐわ~」

男1、2、3「………」

804: 2010/06/08(火) 17:14:26.13 ID:b7eyWqPv0
男1「なんというタイミング」

男2「カモがネギしょってやってきたな」

男3「しかしいつもは果実採取の時のみ擦り寄ってきたアヒルーが、いったい何の用だろう」

男1「きっと食べられに来てくれたんだよ」

男2「ブッダの漫画にそんなシーンあったね」

男3「聖人の為に身を捧げるウサギですね」

男2「俺達は聖人だったのか!」

男1「さすがだな 俺ら」

小人「ぐわ~」

807: 2010/06/08(火) 17:23:55.78 ID:b7eyWqPv0
男1「さて、冗談はこれまでにして、いったい何の用だろう」

男2「保険の勧誘か」

男3「猫とアヒルが力を合わせて皆の幸せを~」

男1、2「奪い取るダック!」

男1「何をやらせるのか」

男3「すいません」

小人「ぐわ~」グイグイ

男2「こっちに来いと言ってるみたいだね」

男1「食われるのはこちらのほうだったのか」

男3「ハルケギニア行きか」

808: 2010/06/08(火) 17:30:56.04 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「洞窟を出たらそこはアヒルーでした」

男2「人生の最終局面か…」

男3「ルイズに会えるのなら怖くは無いさ」

男1「さよなら三角」

男2、3「さよなら四角…」

小人「ぐわわ~」

813: 2010/06/08(火) 17:38:10.03 ID:b7eyWqPv0
小人「ぐわ~ぐわわ~」

男1「何だかついてきてくれって言ってるみたいだね ジェスチャー的に考えて」

男2「散々飲ませた後、寝込みを襲って頃すのか」

男3「寝てる間に行けるなら別に良いかもね」

男1、2「確かに」

小人「ぐわ~ぐわわ~」

男1「………」

男1「行ってみよう」

男2、3「おー」

816: 2010/06/08(火) 17:48:30.66 ID:b7eyWqPv0
数時間後


男1「着いたみたいだね」

男2「アヒルーの村か」

男3「あまり歩いてないけどなんでこんなに時間がかかったんだろう」

男1「歩くような速さで」

男2「ようこうは俺の嫁」

男3「アトリは…いらね」

小人「ぐわわ~」

820: 2010/06/08(火) 17:54:59.13 ID:b7eyWqPv0
男1「何やらアヒルーが飲み物らしき物を持ってきました」

男2「すごく…小さいです」

男3「酒か毒かのどちらかだろうね」

男2「結局バクチ食か」

男1「当たって砕けろ」

男2「砕けて即氏」

男3「ハルケギニアにこんにちは」

男1、2、3「かんぱーい」

男1、2、3「………」ごくごく

825: 2010/06/08(火) 18:03:22.74 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「酒か毒かと思ったら」

男2「ただのジュースでした」

男3「これがかたすかしと言うものか」

小人「ぐわ~」

男1「今度は料理が出てきました」

男2「すごく小さいです」

男3「だが美味しそうです」 

827: 2010/06/08(火) 18:13:33.10 ID:b7eyWqPv0
男1「もしかしたらこれは日頃の感謝の宴ではないのだろうか」

男2「その考えはなかったわ」

男3「よく考えたら自分達が居ないと小人は果物を採取できないのではないだろうか」

男1「うむ、という事はこれはやっぱり感謝祭なのか」

男2「これが異文化交流か」

男3「我々は勘違いをしていたようだ」

小人「ぐわ~」

男1「また料理が出てきました」

男2「これが歓迎と言うものか」

男3「せっかくだから楽しみますか」

男1、2「おー」 

828: 2010/06/08(火) 18:19:56.31 ID:b7eyWqPv0
深夜


男1「………」

男2「………」

男3「………」

小人「ぐわ~」ユサユサ

男1「む…なんぞや…」

小人「ぐわ~」

男1「………」

男1「おい、皆の衆起きなされ」

男2「なに…」

男3「ルイズ……?」

小人「ぐわ~」

829: 2010/06/08(火) 18:25:15.31 ID:b7eyWqPv0
男2「………」

男3「………」

小人「ぐわ~」

男2「アヒルーの集団が松明を持って立っている…」

男3「所詮異文化交流など幻だったのか」

小人「ぐわ~」

男1「処刑されるのか」

男2「ギロチン希望」

男3「絞首刑も捨てがたい」

小人「ぐわ~」

830: 2010/06/08(火) 18:34:25.30 ID:b7eyWqPv0
男1「行こう皆 シシガミの元へ行こう」

男2「オッコトヌシ様~」

男3「張りつめた~弓の~」

小人「ぐわ~」

男1「行くか」

男2、3「おー」

男1「君の姿は~」

男2「僕に~似て~いる」

男3「静か~に泣いて~るより」

男1、2、3「胸に響く~」

834: 2010/06/08(火) 18:39:03.04 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

小人「ぐわ~」

男1「これは…扉?」

男2「結構大きい扉だね」

男3「なんでこんな所に扉が…」

小人「ぐわ~」

838: 2010/06/08(火) 18:46:29.78 ID:b7eyWqPv0
ガガガガガガガ

男1「扉が開いた…」

男2「先は真っ暗です」

男3「もしかして帰り道?」

小人「ぐわ~」

男1「きっとそうだ」

男2「家に帰れるのか」

男3「ルイズに会えるのか」

小人「ぐわ~」

男1「帰ろう 元の世界に」

男2「さらば異世界」

男3「こんにちは現世」

839: 2010/06/08(火) 18:47:45.31 ID:b7eyWqPv0
ガガガガガガガ



ガシャン

840: 2010/06/08(火) 18:53:57.35 ID:b7eyWqPv0
男1「………」

男2「………」

男3「………」

男1「扉の先は暗い草原でした」

男2「月が赤いです」

男3「幻獣がいるのか…」

男1「どちらにしてもがっかりです」

男2「氏亡ルートだったようだ」

男3「小人に騙されたのか」

846: 2010/06/08(火) 19:03:11.75 ID:b7eyWqPv0
男1、2、3「………」

男2「まだ劇薬は持ってる?」

男1「持ってる」

男2「じゃあ氏のう」

男3「賛成」

男1「短い人生だったな」

男2「手早く氏ねる こんなに嬉しい事はない」

男3「ルイズに会えるのか」

851: 2010/06/08(火) 19:10:36.20 ID:b7eyWqPv0
男1「ルイズに会えたとしてもうすでにサイトの物では」

男2「サイトのよりはや~い」

男3「おのれ! 言ってはいけない事を!」

男1「所詮主人公には勝てないのだよ」

男2「寝取られ、寝取られ」

男3「おのれ~」

853: 2010/06/08(火) 19:17:18.60 ID:b7eyWqPv0
男3「とまらない~とまらない~」

男1「ぎゃ~! 止めろ~!」

男2「中流家庭がやってくる~!」

男3「この五人が桜高軽音楽部のメンバーです!」

男1「暖かい家庭がやってくる~!」

男2「あんな女子などいない~!」

子供「………」クスクス

856: 2010/06/08(火) 19:25:19.31 ID:b7eyWqPv0
男1「なぜあんなリア充アニメが人気なのだろうか…」

男2「評判に引かれて見たばかりに…」

男3「やっぱりアニメは非現実が一番と言う事だよ」

子供「………」クスクス

男1「コードギアスか…」

男2「カレンさいこー」

男3「CCを忘れてもらっちゃ困る」

子供「………」クスクス

男1「ラブプラスは別だよね」

男2「あれはセーフだろう」

858: 2010/06/08(火) 19:31:09.40 ID:b7eyWqPv0
男3「ラブプラスか…あれは良い物だ」

子供「クスクス」

男2「マクロスFはどうだろうか」

男1「アルト氏ね」

子供「クスクス!」

男3「もちろんランカ派」

男2「私はシェリル派です」

男1「クラン様を忘れるなんて」

子供「………」 

864: 2010/06/08(火) 19:39:02.95 ID:b7eyWqPv0
子供「…少しよろしいかしら?」

男1、2、3「何でしょう」

子供「………」

男1「何か用件が?」

子供「まぁ 別に良いわ…」

男2「そうですか」

男3「幻覚だと思ってた」

866: 2010/06/08(火) 19:45:05.19 ID:b7eyWqPv0
男1「それで何の用ですか?」

子供「まずは名前を訪ねるべきじゃなくて?」

男1「そうですか」

男2「………」

男3「………」

子供「………」

男1「………」

子供「私は番人 この世界の番人よ」

男1「バンニンさんですか」

男2「よろしく」

874: 2010/06/08(火) 19:54:22.10 ID:b7eyWqPv0
男3「それでバンニンさん 何か用なんですか」

番人「貴方達に二つの選択を与えて上げようかと思って」

男1「二つの選択?」

番人「帰還か残留か」

男2「帰還でお願いします」

番人「疑問を諦めこの世界を去るか、世界に留まり探求を続けるか」

男3「この世界を去ります」

番人「選びなさい」

男1「この世界を去ります」

882: 2010/06/08(火) 20:01:16.83 ID:b7eyWqPv0
番人「………」

男1、2、3「………」

番人「人魚の言っていた通りね」

男1「はぁ」

番人「生の執着を持たず盲目的に生きる愚か者」

番人「貴方達はこの世界に居る価値はないわ」

男2「はい そうです」

男3「まったくその通りだと言わざるえない」

888: 2010/06/08(火) 20:05:44.24 ID:b7eyWqPv0
番人「無い世界は貴方達を必要としない」

男1「無い世界?」

番人「そう、こんな世界なんて無かった そうでしょう?」

男1、2、3「そうですね」

891: 2010/06/08(火) 20:09:18.98 ID:b7eyWqPv0
ゴゴゴゴゴゴゴ

番人「門をくぐりなさい そうすれば帰れるわ」

番人「でも忘れな

男1、2、3「ヒャッハー! 出口だぁ!」シュパ

番人「え」

895: 2010/06/08(火) 20:13:09.45 ID:b7eyWqPv0



先生「出席を取るぞー」

男1、2、3「はい」

先生「男1」

男1「はい」

先生「男2」

男2「はい」

先生「男3」

男3「はい」

899: 2010/06/08(火) 20:17:13.31 ID:b7eyWqPv0
先生「女1」

男1「先生、家のクラスに女子はいません」

先生「あれ? そうだったか?」

男2「はい」

先生「そうか…確かにそうだな」

男3「女子なんていなかった」

男1「うん」

男2「そう」

男1、2、3「女子なんていなかった」

901: 2010/06/08(火) 20:18:35.86 ID:b7eyWqPv0
終わり

904: 2010/06/08(火) 20:19:52.69 ID:oYZnQqiq0
うん。面白かった


907: 2010/06/08(火) 20:21:33.97 ID:I4+WVJb40

914: 2010/06/08(火) 20:23:40.14 ID:b7eyWqPv0
見てくれてありがとう

完結できて良かった!

引用: 男「異世界に召喚されてね?」