1: 2010/06/09(水) 14:08:41.83 ID:FxZftWwwO
当麻「ほら、早く起きないと遅刻するって」

麦野「ん~…あと一年…」
当麻「おーい」

麦野「すぅ…」

当麻「………老け顔」ボソッ

ビィン!

当麻「うおっ!」

麦野「とーうまぁー…」
当麻「お、おはようございますお姉様…」

麦野「今なんつった愚弟…」

当麻「ごめんなさいぃぃぃぃ!」

3: 2010/06/09(水) 14:09:55.67 ID:FxZftWwwO
ビィン!

当麻「うわぁ!」パキィン

麦野「チッ、幻想頃しか」

当麻「何残念そうな顔してんの!?幻想頃し無かったら今俺氏んでましたよ!?」

麦野「氏ねよ」

当麻「言い切られた!?」

麦野「右手どけろ。次は綺麗に当ててやるから」

当麻「あっ、ほ、ほら!もうこんな時間!姉ちゃん遅刻するぞ!?」

麦野「え?うわっホントだ!支度支度!」

4: 2010/06/09(水) 14:11:11.24 ID:FxZftWwwO
麦野「パクパクモグモグ!」

当麻「ほら俺が髪梳いて時間短縮するから落ち着いて食べなって!」スッスッ

麦野「ごちそうさま!行ってきます!」

当麻「姉ちゃん弁当弁当!」

麦野「中身は!?」

当麻「ちゃんとシャケ弁にしたから!」

麦野「ありがと当麻!それじゃ!」バタン

5: 2010/06/09(水) 14:12:38.69 ID:FxZftWwwO
当麻「ふー、やれやれ」

当麻「しっかし今のを見て、あれがレベル5第4位の原子崩しだとは誰も思わねえだろうなあ」

当麻「まあ俺を見てもまさかレベル5の弟だとは思われないだろうけどな」

当麻「さて、俺も学校行く準備するか」

こんなシチュエーション、悪くないとは思わないか?

12: 2010/06/09(水) 14:45:10.40 ID:FxZftWwwO
小萌「麦野ちゃんまた補習ですよー?」

当麻「はあ…不幸だ…」

小萌「まったくレベル5のお姉ちゃんの弟ちゃんとは思えませんよー」

当麻「姉と比べないでくださいよ…」

青ピ「むぎのんまた小萌センセと2人っきりの補習かいな。うらやましいでー」

当麻「お前と一緒にすんな。あとむぎのんはやめろ。なんかかわいいから」

土御門「麦野当麻だからむぎのんだにゃー」

18: 2010/06/09(水) 15:25:12.63 ID:FxZftWwwO
御坂「ちょっとあんた!」

当麻「まーたビリビリかよ」

御坂「ビリビリ言うなっつってんでしょ!今日こそ勝負しなさい!」

当麻「無駄だってーのに。お前じゃ俺に勝てねーよ」

御坂「うるさいわね!くらいなさい!」

バチバチッ!

当麻「ほれ」スッ

バチッ パキィン!

26: 2010/06/09(水) 16:19:57.00 ID:FxZftWwwO
御坂「くっ…」

当麻「こっちはレベル5の姉ちゃんと同居してんだ。強い能力ぶつけられんのは慣れてんだよ」

御坂「あんたのお姉さんは第4位でしょ?あたしは第3位よ?」

当麻「姉ちゃんの原子崩しと比べりゃそんな電気たいしたことねーよ」

御坂「言ってくれるじゃない。あたしのほうが序列上なのに」

当麻「とにかく俺は帰る。帰って飯の支度しとかねーと姉ちゃんに攻撃されちまう」

御坂「情けない弟ねー。尻に敷かれるなんて」

当麻「お前は姉ちゃんの怖さを知らねえからそんなこと言えんだよ!ビーム砲撃たれて防がなきゃ体に風穴開いて手足吹っ飛ぶんだぞ!?必氏にもなる!」

御坂「うわあ…」

36: 2010/06/09(水) 18:37:14.93 ID:gUC2eJn20
絹旗「お兄ちゃん起きて、朝だよ」

当麻「んー・・・」

絹旗「おーい」

当麻「すぅ・・・」

絹旗「・・・あー、禁書が家の食料超食べちゃってる」

ビィン!

絹旗「うわぁっ!」

当麻「いーんーでっくすぅー・・・」

絹旗「お兄ちゃんおはよ!」

当麻「今なんて言った?妹よ・・・ってかインデックスって誰?」

絹旗「さぁ?超知らない」

38: 2010/06/09(水) 18:55:57.30 ID:gUC2eJn20
絹旗「そんなことより超急がないと遅刻しちゃうよ!」

当麻「え?うわっホントだ!支度支度!」

絹旗「ほらお兄ちゃん弁当弁当!」

当麻「あぁ、一緒に住んでる子が例え妹でも弁当を作ってくれるなんてなんという幸せ・・・」

絹旗「なに感動に超ひたってるんですか・・・」

絹旗「ありがとな最愛!それじゃ!」バタン

39: 2010/06/09(水) 19:01:14.46 ID:gUC2eJn20
当麻「ふー、やれやれ」

当麻「しっかしあんなに出来た妹がレベル4の窒素装甲とはね・・・」

当麻「で、その兄がレベル0とは神は理不尽だな」

当麻「まぁ一日中セーターしか着てなくてパンツが見えそうってのは困るけどな」

こんなシチュエーション、悪くないとは思わないか?

41: 2010/06/09(水) 19:08:36.55 ID:gUC2eJn20
小萌「上条ちゃんまた補習ですよー?」

当麻「はあ…不幸だ…」

小萌「まったく・・・レベル4の妹ちゃんのお兄ちゃんとは思えませんよー」

当麻「妹と比べないでくださいよ・・・」

青ピ「かみやんまた小萌センセと2人っきりの補習かいな。うらやましいでー」

当麻「お前と一緒にすんな。俺はお子様よりお姉さんタイプの方が好みなんだよおおおお」

小萌「なにか言いましたですか?上条ちゃん」ギロ

当麻「先生目が怖いって!」

47: 2010/06/09(水) 19:34:31.96 ID:FxZftWwwO
麦野「あれー?今日のシャケ弁はいつもと違う気がするなー。あれー?」

フレンダ「それ家から持ってきたやつ?」

麦野「うん、今朝当麻が作ってくれたんだけどなんか違和感が…」

滝壺「鮭に黒ゴマが、ふってないんじゃない?」

絹旗「そうなんですか?滝壺」

滝壺「いつもなら、ふってあるよ」

麦野「ふーん…当麻忘れちゃったのかあ…」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

浜面「ちょっと待てそれだけでキレるな麦野!ていうかお前弟にも容赦無しか!?」

続かない

52: 2010/06/09(水) 20:42:43.69 ID:hiXHHZV+O
上条「ただいま~っと」

上条「ん?男もんの靴…」

上条「おーい、最愛…」

最愛「あっ、お兄ちゃん…おかえり…」

浜面「げっ、かみじょ…いやっ、お兄さん!いや、当麻お兄ちゃん!お邪魔しております、当麻お兄ちゃん!」

上条「」

56: 2010/06/09(水) 20:58:02.01 ID:hiXHHZV+O
上条「…帰れ…」

絹旗「お兄ちゃん…」

浜面「当麻お兄ちゃん…」

上条「テメェにお兄ちゃンって言われたくねェんだよォォォ!もっかいぶっ飛ばしてやろォか、はまづらァァァァァ!」

浜面「最愛さんとはいいお付き合いをさせて頂いております…当麻お兄ちゃん」

上条「テメェ、話聞いてンのかゴルァァァァ!」

絹旗「落ち着いてください、お兄ちゃん。超他の人の口調が出てますよ」

上条「カンケイねぇんだよぉぉぉ!!」

61: 2010/06/09(水) 21:59:14.80 ID:FxZftWwwO
麦野「ただいまー」

当麻「お帰り姉ちゃん…遅かったね」

麦野「ん、まあいろいろ忙しくてね」

当麻「また、裏の仕事ってやつか?」

麦野「っ……」

当麻「姉ちゃん、頼むから怪我だけはしないでくれよ?」



麦野「……ごめんね、当麻。心配かけて」

上条さんなら姉の暗部の仕事をどう受け止めるだろうか

88: 2010/06/10(木) 00:46:21.18 ID:+LfVpVAKO
麦野「はーおいしかった。ごちそうさまー」

当麻「姉ちゃん皿こっち持ってきてー」

麦野「面倒だからやだー」

当麻「まったく…普段家事しないんだからこれくらいやっても」

麦野「当麻は誰がこの家の財政負担をして、誰のおかげで今の生活ができてると思ってるのかな?」

当麻「…レベル5のお姉様の奨学金のおかげですはい」

麦野「うんうん。それで言うことは?」

当麻「…皿運びます」

麦野「よろしい」

当麻「チクショウ…」

92: 2010/06/10(木) 00:58:29.95 ID:+LfVpVAKO
当麻「はっそうだ!俺にだって言い分はあるぞ!」

麦野「なにかな~?」

当麻「姉ちゃんは俺のおかげで飯が食える!掃除洗濯も俺がいなきゃ困るだろ!俺の事も少しはねぎら」

麦野「じゃあ当麻はここから出て行って路頭にさまよう?」

当麻「…いつも通りでいいです」


麦野「でも確かに当麻がいてくれるから今の生活ができるわけだしね」

当麻「え?」

麦野「いつもありがとね、当麻」

当麻「…姉ちゃんは昔からそういうとこがずるいんだよ」

麦野「ふふっ」

128: 2010/06/10(木) 14:19:23.36 ID:+LfVpVAKO
滝壺「歌」ピッ
絹旗「映画」ピッ
滝壺「歌」ピッ
絹旗「映画!」ピッ

上条「どっちか録画すりゃいいじゃねえか」

絹旗「お兄ちゃんは超分かってないです!」
滝壺「私は、今見たい」

上条「はいはいそーですか」

フレンダ「お兄ちゃん髪梳いてー」

上条「あいよ」

麦野「あーいいお湯だった」ガチャ

上条「ちょっ沈利姉ちゃん!?そんなタオル一枚でいないで服着ろって!」

麦野「おやぁ~?当麻はお姉ちゃんの体に欲情しちゃうのかな?やーらしー」

上条「そんなこと…」

滝絹フ「…」
上条「はっ!」
滝絹フ「不潔」

上条「なんでだああああ!!」

143: 2010/06/10(木) 19:14:30.25 ID:+LfVpVAKO
上条「はあっはあっ…」ダダダダ

ガラッ

上条「姉ちゃ……っ」

麦野「当麻…」

上条「姉ちゃん…腕と目が…」

麦野「あはは、大丈夫だよ。こんなのたいしたことないから」

上条「姉ちゃん…」

ギュッ

麦野「当麻…」

上条「なんでこんなことになってんだよ…この病室は俺が入る為の場所だろ…?なんで姉ちゃんが寝てんだよ…」

上条「姉ちゃんは俺に無茶はやめろって昔から言うけど、姉ちゃんも大概だよ…。自分だって俺の知らない所で無茶ばっかやってんじゃねぇか…」

麦野「当麻…ごめんね。心配かけて」

ありそう

146: 2010/06/10(木) 19:26:54.31 ID:+LfVpVAKO
え?俺思い付いたネタ書いてるだけでストーリー的なのは考えてないよ?

149: 2010/06/10(木) 19:44:33.01 ID:CNZY5umc0
最愛「お兄ちゃーん」

当麻「お、最愛か。今から買い出しなんだか付き合ってくれないか?」

最愛「付き合うだなんて、私たち兄妹ですよ!?」

当麻「最愛、俺の話聞こえてたよな?」

最愛「超冗談じゃないですか、笑ってくださいよ」

当麻「はいはい。でさ、買い物一緒に行ってくれないか?」

最愛「超仕方ないですね、お兄ちゃんの頼みですから聞きましょう」

当麻「ありがとな最愛」

最愛「その代り今日の晩ご飯は私の好きなものにしてください」

当麻「えー、でも沈利姉ちゃんからリクエスト出てるんだよな~」

最愛「あんな年増の言うことなんt」

沈利「聞こえてるわよ最愛ちゃぁん?」

最愛「さお兄ちゃん超ダッシュで買い物行きましょう」

当麻「お、おう(そりゃ姉ちゃんには逆らえないよなぁ)」

152: 2010/06/10(木) 19:57:06.09 ID:CNZY5umc0
最愛「で、晩ご飯はまた鮭ですか」

当麻「だな、沈利姉ちゃんのリクエストだし」

最愛「私鮭もう超飽きました~」

当麻「わぁったよ、じゃあ今日は趣向を変えてクリーム煮に」

最愛「結局鮭じゃないですか~超飽きた~」

理后「大丈夫、さいあいは文句を言いつつもとうまの作った物ならおいしく食べるから」

当麻「あれ、理后姉ちゃんも来てくれたの?」

理后「うん、5人分の食材は結構重たいでしょ」

当麻「でも理后姉ちゃんは体弱いんだから無理しなくて良いのに」

理后「これぐらいなら手伝えるから大丈夫だよとうま」

当麻「それじゃ頼むけど、あんま無理すんなよな理后姉ちゃん?」

理后「わかった」

最愛「む~~~、お兄ちゃんはお姉ちゃんにばっか優しくして超ずるいです!私にも優しく!!」

153: 2010/06/10(木) 20:03:23.75 ID:CNZY5umc0
当麻「さて、買い物が終了したわけですが」

理后「買い物袋4つ分だね」

最愛「私が2個持ちましょう」

当麻「いやいや、俺が2個持つから大丈夫だよ最愛」

最愛「私の能力があれば2つ持っても超軽いから任せてください」

当麻「こーいう力仕事はお兄ちゃんに任せてくれればいいんだよ」

理后「二人がもめるなら、私が2個持つ」

当麻・最愛「「それは(超)ない」」

当麻「と言う訳だ、最愛。お兄ちゃんが2個持つからな」

最愛「…………なんだか納得いきませんがまぁ良いでしょう」

155: 2010/06/10(木) 20:11:56.86 ID:CNZY5umc0
当麻「ただいま」

フレンダ「おっかえりー。兄ちゃん兄ちゃん、今日の晩飯なんなの~」

当麻「沈利姉ちゃんのリクエストで鮭だぞ」

フレンダ「えー、結局さ、鮭には飽き飽きしてる訳よ」

最愛「流石フレンダ、超話が分かりますね」

フレンダ「だいたいさ、年上だからって偉そうな訳よ」

最愛「超同感です!」

当麻「おいおい、それぐらいにしておかないと……」

沈利「フレンダちゃぁん、最愛ちゃぁん?ちょっとおいでぇ?」

最愛・フレンダ「「ひぃっ!?」」

当麻「やれやれ、言わんこっちゃない」

理后「とりあえず晩ご飯つくろうか、とうま」

当麻「そーだな、3人がじゃれてるうちにやっちまおうか」

156: 2010/06/10(木) 20:20:57.87 ID:CNZY5umc0
当麻「3人ともー、晩飯できたからテーブルに着けー」

沈利「はいはーい」

最愛「やっと解放されました……」

フレンダ「結局さ、沈利姉ちゃんに逆らうのは命とりな訳よ……」

上条「全員席ついたな、それじゃ頂きます」

「「「「頂きます」」」」

最愛「今日も今日とておいしいですよお兄ちゃん」

当麻「褒められると作りがいがあるな、なぁ理后姉ちゃん」

沈利「あら理后、今日の晩ご飯作るの手伝ってたの?」

理后「ぶい」

フレンダ「明日は私も作るの手伝いたい訳よ!」

当麻「だったら明日じゃなくてこの後洗い物手伝ってくれるか?」

フレンダ「…………洗い物はめんどくさい訳よ」

158: 2010/06/10(木) 20:30:39.39 ID:CNZY5umc0
「「「「「ごちそーさまでした」」」」」

当麻「じゃフレンダ、洗い物手伝ってくれるよな?」

フレンダ「仕方ないなぁ、兄ちゃんがどうしてもって言うなら」

当麻「はいはい、無駄口たたかないでやるぞ」

フレンダ「はーい」

理后「……なんだかんだ言ってもフレンダも良い子」

最愛「沈利お姉ちゃん、宿題教えてください」

沈利「なになに文系科目かぁ、古文とか苦手なのよね」

理后「さいあい、わたしが見てあげる」

最愛「おぉ! 流石は理后お姉ちゃん、超頼りになるです!!」

沈利「私が便りにならないって言いたいのかなぁ?最愛ちゃん?」

最愛「べ、別にそう言う訳じゃないですよ!?」

159: 2010/06/10(木) 20:37:51.21 ID:CNZY5umc0
当麻「洗い物終わったし風呂焚かないとな」

最愛「お兄ちゃーん、たまには流しっこでも」

当麻「最愛、俺はそう言う冗談好きじゃないからな」

フレンダ「兄ちゃん、たまには背中流しあったりしたい訳よ」

当麻「フレンダ、わざわざ同じ冗談かぶせなくて良いからな」

理后「とうま、一緒にお風呂入る?」

当麻「理后姉ちゃんまでそんなこと言って! あんまからかわないでくれよ」

沈利「当麻ー、どぉでもいいからお風呂の準備しなさーい」

当麻「そこは沈利姉ちゃんも乗ってくれればいいのに……」

162: 2010/06/10(木) 20:45:06.74 ID:CNZY5umc0
当麻「お風呂焚けたぞー皆ー」

理后「たまにはとうまから入っても良いと思う」

当麻「え、でも」

理后「大丈夫、いつも皆のために頑張ってるとうまが一番風呂でも誰も文句言わない」

当麻「……それじゃ、たまには良いかな」

理后「うん、いい」





最愛「理后お姉ちゃんだけお兄ちゃんと仲良くて超ずるいです、もっと私も構ってほしいんです!」

フレンダ「結局さ、当麻って姉萌みたいだし私たち構ってもらえない訳よ」

164: 2010/06/10(木) 20:49:39.52 ID:CNZY5umc0
一応年齢順補足

長女:沈利
二女:理后
長男:当麻
従妹:乙姫
三女:フレンダ
四女:最愛

この設定だと上条さん美女に囲まれすぎじゃね?と思ったけどいつもの事か
乙姫かわいいよね、少数派だと思うけど

165: 2010/06/10(木) 20:57:45.58 ID:CNZY5umc0
当麻「ふぅ、良いお湯でした~っと」

沈利「牛乳飲む?」

当麻「お、あんがと」

ゴクゴク プハァ

当麻「やっぱ風呂上がりは牛乳だよなぁ」

沈利「ちっちゃいころからよく飲んでたもんねアンタ」

当麻「そーだったっけ?」

沈利「それでも身長は私より低いけどね」

当麻「俺まだ身長伸びてるから姉ちゃんの背越すかもしれないけどな」

沈利「身長はあるにこしたことないからね」

166: 2010/06/10(木) 21:01:08.67 ID:CNZY5umc0
沈利「ところでさ、前から思ってたんだけど」

当麻「え、何?」

沈利「何よそのカエルのパジャマ」

当麻「あぁ、コレ?げこ太って言うらしいぜ」

沈利「いや、名前聞いてるんじゃなくて男の子なのにそんなキャラ物のパジャマって……」

当麻「俺もそう思うんだけどさ、せっかくもらったんだし使わないと損だろ」

沈利「ん?誰にもらったの?」

当麻「御坂だけど?」

168: 2010/06/10(木) 21:08:39.48 ID:+LfVpVAKO
これは支援せざるをえない

169: 2010/06/10(木) 21:11:21.47 ID:CNZY5umc0
沈利「御坂って……第三位の!?」

最愛「その話超超超詳しく!!!」

フレンダ「結局興味津津な訳よ!」

理后「とうま、可及的速やかに説明しなさい」

当麻「いきなりどうしたんだよ、急に大声出されるとびっくりするだろうが」

「「「「どーでもいいからくわしく!!」」」」

当麻「なんか『二着買うとグッズもらえるのー』って付き合わされたんだけど」

沈利(あの女……よくも人の弟に手ぇ出してくれたわねぇ……)

理后(なるほど……その手を使えばおそろいのパジャマ……)

フレンダ(げこ太可愛い……ぬいぐるみはあるけどパジャマとは盲点だった……)

最愛(お兄ちゃんってば……いつの間にアプローチ受けてたんでしょうか……)

170: 2010/06/10(木) 21:17:24.83 ID:+LfVpVAKO
全員当麻を狙うブラコンだと!?





















分かってるじゃないか

171: 2010/06/10(木) 21:19:13.42 ID:CNZY5umc0
最愛「お兄ちゃん、その御坂って人と超らぶらぶな関係だったりするんですか?」

上条「まさかぁ、そんなわけないだろ」

沈利(いつも通りの鈍感で助かったわ)

フレンダ「兄ちゃん、そのげこ太パジャマ可愛いからちょうだーい」

当麻「フレンダにはちょっと大きくないか?」

フレンダ「いいからいいから」

当麻「いいって言うならやるよ、俺はジャージで寝るかな」

フレンダ(兄ちゃんのパジャマGET!!!)

最愛(フレンダお姉ちゃん! 超ずるいですよ!!)

フレンダ(ふっふーんだ! 早い者勝ちってわけよ!!)

174: 2010/06/10(木) 21:27:34.61 ID:CNZY5umc0
理后「とうま」

当麻「なに、理后姉ちゃん?」

理后「明日新しいパジャマ買いに行こう」

当麻「うーん、でもあんま無駄遣いはなぁ」

沈利「お金の心配なんてしなくていいわよ、私は超能力者だし理后は大能力者なのよ」

当麻「俺は無能力者だからそれほどお金振り込まれないんだけどな」

沈利「だからお金の心配はしなくて良いっての、お姉ちゃんたちに任せときなさい」

当麻「……それじゃ、お言葉に甘えて」

理后(うまくいけばおそろいのパジャマ……楽しみ……)

沈利(理后は何か企んでそうね……気が抜けないわね……)

当麻「…………あのぉ、なんで皆は無言でにらみあっているのでせうか?」

175: 2010/06/10(木) 21:35:14.02 ID:CNZY5umc0
当麻「とりあえずはいこれ」

フレンダ「げこ太~(兄ちゃんのパジャマキタ――――!!!!)」

最愛「……お姉ちゃんたちは超ずるいです」

当麻「どした最愛、むくれたりして。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ?」

最愛「ふぇ?かか、かわいいですか?」

当麻「おう、笑顔のが可愛いぞ。それじゃ皆、俺先に寝るから。お休みなさーい」

「「「「お、お休みなさい」」」」

キィー バタン

フレンダ「最愛だけ可愛いなんて言われてずるい訳よ!」

沈利「そうよ、お仕置き確定よ最愛!」

理后「一人だけ褒められるなんて許さない」

最愛「フレンダお姉ちゃんだってパジャマ貰ったじゃないですか!」

ギャーギャー

197: 2010/06/10(木) 23:43:35.40 ID:SOkirQDO0
当麻「さて、朝御飯の支度もそろそろ終わるし、皆起こすか」

当麻「沈利姉ちゃん、朝だよー」

沈利「うーん……後五分……」

当麻「ほらほら、そんなこと言わないで」

沈利「だってまだねむい~」

当麻「朝御飯は姉ちゃんの好きな鮭フレーク用意してあるから」

沈利「……なら起きるぅ」

当麻「もう少しで飯だから早く顔洗ってきなよ」

沈利「そーするー」

当麻「やれやれ、相変わらず朝弱いなぁ」

198: 2010/06/10(木) 23:46:59.47 ID:SOkirQDO0
当麻「理后姉ちゃん、朝だよ……ってやっぱ起きてたか」

理后「おはようとうま」

当麻「あぁおはよ、姉ちゃん。体調はどう?」

理后「そんなに心配しなくても大丈夫」

当麻「なら良いけどさ。もうすぐ朝御飯できるからね」

理后「毎日朝早くからありがとね」

当麻(あぁ……理后姉ちゃんから『ありがと』って言われるだけで頑張れる俺って単純なんだろうなぁ……)

200: 2010/06/10(木) 23:50:47.25 ID:SOkirQDO0
当麻「フレンダー朝だぞー」

フレンダ「……結局さ、まだ寝たりなzzZZ」

当麻「つーかさぁ、やっぱそのパジャマちょっとでかいだろ」

フレンダ「でもお気に入り~」

当麻「昨日あげたばっかじゃねぇか」

フレンダ「それでもお気に入りな訳よ~」

当麻「わぁったわぁった、とりあえず起きような~」

フレンダ「あぁ私の布団が~」

当麻「さっさと顔洗ってシャキッとしてこい!」

フレンダ「はぁーい」

202: 2010/06/10(木) 23:55:43.93 ID:SOkirQDO0
当麻「最愛、朝だぞ~」

最愛「言われなくても朝なのは超分かります」

当麻「だったらサッサと起きてくれるか?」

最愛「朝だと自覚する事と起き上がることとは別問題だと思うんですよ」

当麻「全くうちの家族は朝弱い奴が多いよなぁ、ちゃんと起きるの理后姉ちゃんくらいだぞ」

最愛「む、私だってちゃんとすれば超早起きにもなれるんですよ」

当麻「だったらちゃんとしてくれ、朝御飯もうすぐできるからさ」

最愛「もし明日以降ちゃんと早起き出来たら超褒めてくださいね」

当麻「褒めてやる褒めてやるついでに言うこと聞いてやるからとりあえず今起きような~」

最愛「言うこと聞いてくれるんですか!? 超約束ですよお兄ちゃん!」

当麻「はいはい約束約束。とりあえず顔洗ってこーい」

最愛「超了解です」

207: 2010/06/11(金) 00:06:34.14 ID:92rLpzn30
「「「「「いただきます」」」」」

最愛「いつもの事ですが今日も超おいしいです」

当麻「いつもの事だけどありがとな最愛」

フレンダ「結局一日の活力は朝御飯ってわけよ」

当麻「そうだな、だから好き嫌いせずたくさん食えよ」

沈利「当麻ー鮭フレークもうすぐなくなるー」

当麻「まじで? 今日買い足しておくよ」

理后「お味噌汁が絶品」

当麻「だろ? 五和に乾燥ホタテのパウダー入れると味に深みが出るって教わって真似してるんだ」

理后「……いつわって誰? 女の子?」

当麻「誰って、知り合いの女の子だけど?…………なんで皆そんな目で俺を見るの?」

「「「「……別に……(……フラグ体質め……)」」」」

212: 2010/06/11(金) 00:15:28.98 ID:92rLpzn30
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」

当麻「そうだ理后姉ちゃん、パジャマ買うのだけどさ」

理后「それがどうかしたの、とうま?」

当麻「セブンスミストって男物少ないっつーか元々は女性用の店だし他の所が良いんだよね」

理后「でもそれなりに大きいところだと隣の学区までいかないといけない」

当麻「そーなんだよなー、姉ちゃんは他に買いたいものってある?」

理后「私もパジャマを買うつもり」

当麻「姉ちゃんもパジャマ買うのか……そう言えばチラシが……」ガサゴソ

理后「チラシ?」

当麻「あったあった……セブンスミストで衣料品20~50%OFFだって、セブンスミストにしようぜ」

214: 2010/06/11(金) 00:19:48.84 ID:92rLpzn30
理后「とうまがそれで良いなら私は大丈夫」

当麻「姉ちゃんもパジャマ買うのかぁ、だったらさ」

理后「ん?なに?」

当麻「お揃いにしてみようぜ! 俺が青色で姉ちゃんピンクなんてどう?」

理后「……うん、すごく良い考えだと思う」







沈利「二人で洗い物してるうちになんか良い雰囲気になってるだと……」

フレンダ「結局さ、お揃いってのは羨ましい訳よ」

最愛「理后お姉ちゃん超ずるいです、超羨ましいです」

217: 2010/06/11(金) 00:27:28.07 ID:92rLpzn30
当麻「俺と理后姉ちゃんは買い物行くけど、なんか買ってくるものある?」

沈利「私も一緒に」

理后「しずりはドラマ見るんでしょ?」

最愛「私は」

理后「さいあい、映画の公開日だって張り切ってなかった?」

フレンダ「私は結局暇だから」

理后「フレンダ、隣の学区のぬいぐるみ店セールだよ?」

沈利・最愛・フレンダ「「「………………」」」

理后(…………勝った、今日は二人きり)

当麻「とくになさそうだな、そんじゃ行ってくるわ」

理后「行ってきます」

「「「……行ってらっしゃい」」」

223: 2010/06/11(金) 00:37:28.97 ID:92rLpzn30
御坂「ゲッコタ ゲッコタ ゲッコッター」

初春(なんか御坂さん嬉しそうですね)

佐天(げこ太のストラップ増えてるしそのせいだよきっと)

白井(ストラップだけならまだしもパジャマまで増えたんですの)

御坂「しかし4人でセブンスミスト行くのも久しぶりねー」

初春「確かに久しぶりですね」

佐天「あー思い出した! そのストラップ男女でお揃いの服買うとついて来る奴だ!」

御坂「ブフォッ」

初春「ホントですか佐天さん! 御坂さん恋人いたんですか?」

白井「またあの類人猿ですのコンチクショー!」

佐天「白井さん相手の男の人知ってるんですか?」

御坂「そ、そんなのどうでもいいから早くお店行きましょ?今日セールなんでしょ?」

初春「そーですね。安く買える時に買いたいですし行きましょう!」

226: 2010/06/11(金) 00:49:25.47 ID:92rLpzn30
当麻「セールだけあって安いな」

理后「お金の心配はしなくても大丈夫」

当麻「そだね、沈利姉ちゃんにもそう言われたし」

??「ちょ、ちょっとアンタ!」

当麻「ん? よぉ、御坂」

御坂「よぉじゃなくて!(横にいるべっぴんさんは誰なのよ!?)」

理后「とうま、この人は誰?」

御坂(な、名前で呼び合うような関係なの?)

当麻「あぁ、コイツは御坂美琴。よく突っかかって来る第三位」

理后「はじめまして、みさか。わたしはりこう。よろしく」

御坂「ど、どうも(この馬鹿より年上よね、ってことは年上好きなの? 勝ち目ないじゃない!?)」

228: 2010/06/11(金) 00:54:23.28 ID:92rLpzn30
その頃

佐天「御坂さん急に走って行っちゃいましたね」

白井「もういつもの事ですから放っておけばよろしいんですの」

初春「良いんですか白井さん、いつもみたいに追いかけまわさなくて?」

白井「初春、その言い方だと私がストーカーみたいではありませんか」

初春「そのつもりで言ったんですけどってしらいひゃんほっぺたひっはらないでくらはい」

佐天「御坂さんもいつも通りだしこの二人もいつも通りってわけね」



その頃 Part2

沈利「あれがうちの弟にちょっかい出してた女ね……」

最愛「超電磁砲じゃないですか、沈利お姉ちゃんより格上ですよ」

フレンダ「結局どうするつもりな訳? 沈利姉ちゃんは」

沈利「どうするもこうするもないわよ、とりあえずは監視!」

234: 2010/06/11(金) 01:02:38.28 ID:92rLpzn30
御坂「アンタ、この女の人はどこの誰?」

当麻「俺の姉ちゃん、滝壺理后」

御坂「滝壺? アンタの名字上条よね?」

理后「とうまとは義理の姉弟だから。4姉妹それぞれも血のつながりはない」

御坂「え、はい? どんな家計なのよアンタ達」

当麻「んー簡単に言うとだな、俺の親父、刀夜って言うんだけど、俺の親父が引き取ったんだよ」

御坂「4姉妹って言ったわよね、4人も?」

理后「4人も」

239: 2010/06/11(金) 01:10:45.09 ID:92rLpzn30
当麻「まぁ電話とかの時は上条で統一してもらってるけどな」

理后「そう言う場合は上条理后になる」

御坂「ふーん、なんだかすごいことになってんのねアンタの家」

上条「まぁ慣れっこだけどな」

理后「ずっと5人一緒だったし」

御坂「その割には今二人っきりじゃない。で、でで、デートじゃあるまいし」

理后「…………そうでもない」チラッ




沈利「やっべ気付かれてる」

最愛「いっそのこと出ちゃいましょうよ」

フレンダ「結局私はそれに賛成な訳よ」

248: 2010/06/11(金) 01:21:30.43 ID:92rLpzn30
御坂「ふーん……って、アンタ、それなによ」

当麻「何ってパジャマだよ。理后姉ちゃんが選んでくれたんだ」

理后「色違い、私のが桃色でとうまのが青色」

当麻「姉ちゃんのセンスいいだろ?」

御坂「いや、そうじゃなくて。アンタ私と買ったパジャマは?」

当麻「あぁ、げこ太の奴?げこ太好きの妹にあげたよ」

御坂「 」



ゴメン限界おやすみなさい
続きは期待しない方が良いと思われ
落ちてなかったら続くかもしれないが分からない

302: 2010/06/11(金) 17:59:52.31 ID:F+xfKtWd0

当麻「どうした御坂? 急に固まって」

御坂(決氏の思いで誘って一緒に買ったパジャマをあげたぁ!?)

理后「とうま、この子どうしたの?」

当麻「さぁ、分かんね」

御坂「あは、あはあはああぁぁあぁあああぁぁぁあああ」

当麻「お、おい御坂?…………急に走って行っちまったよ」

理后「……とりあえず、お会計すませようか」

当麻「そーだな」

303: 2010/06/11(金) 18:01:02.76 ID:F+xfKtWd0
その頃

初春「どうしたんです御坂さん?」

御坂「ひぐ、えぐ、うわあぁぁぁん」

佐天「泣かないで下さい、ほらげこ太のパジャマ売ってますよ」

御坂「ぱ、ぱじゃま……びぇぇぇぇぇぇぇえええん」

白井「泣きやんでくださいましお姉様!」

御坂「だってだってだってぇぇええええ…………うわぁぁぁん」

306: 2010/06/11(金) 18:22:11.23 ID:F+xfKtWd0
当麻「昨日は鮭だったから鶏肉でもやろうかな……丁度鶏肉安いな、これで良いや」

理后「お待たせ」

当麻「理后姉ちゃん、良い服あった?」

理后「ちょっと見てただけ。3人が待ってるから早く買い物済ませて帰ろう?」

当麻「そうだね。鮭フレークとサバ缶も買っておくか」

理后「切らしてたもんね」

当麻「沈利姉ちゃんもフレンダも魚が好きなんだよなー。俺はやっぱ肉が好きなんだけど」

理后「さいあいもどっちかっていえば魚介類よりお肉のがすきだよ」

当麻「理后姉ちゃんは好き嫌いあんまないよな。っと、今日は鶏肉も安いし胡瓜も安いから棒々鶏にするかな」

理后「とうま、林檎がやすいよ」

当麻「あぁ、理后姉ちゃんは果物好きだったな。一緒に買おっか」

理后「うん」

308: 2010/06/11(金) 18:27:12.58 ID:F+xfKtWd0
当麻「たっだいまー」

沈利「お帰りー、鮭フレーク買ったー?」

当麻「言われなくてもちゃんと買ってきたよ」

最愛(理后お姉ちゃん、早くパジャマ渡してください)ヒソヒソ

理后(ご飯食べてからタグとか取るからそれまで待って)ヒソヒソ

フレンダ(折角のオソロだし今日は皆で大広間で寝るのはどう?)ヒソヒソ

最愛(それ超ナイスアイディアですよ)ヒソヒソ

当麻「もうこんな時間か、それじゃ飯作るからもう少し待っててなー」

「「「「はぁーい」」」」

311: 2010/06/11(金) 18:42:23.50 ID:F+xfKtWd0
「「「「ご馳走様でした」」」」

当麻「お粗末さまでしたっと。理后姉ちゃん、洗い物するからその間に買ってきた服開けといて」

理后「りょうかい」

最愛「超センスいいパジャマです、キャラ物とは大違いです」

フレンダ「最愛、げこ太を馬鹿にしたら許さない訳よ」

最愛「あ、ごめんなさい、テンションあがって変なこと言っちゃいました」

フレンダ「謝れば良い訳よ」

沈利「でもま、確かに結構いいデザインじゃない? これなら男女問わず似合うと思うし」

理后「今日はみんなでこれ着て、ぱじゃまぱーてぃー」

沈利「それいいわね、当麻ー」

当麻「なに、姉ちゃん呼んだー?」

沈利「今日は全員お揃いのパジャマでパーティーねー」

当麻「あ、理后姉ちゃん皆の分買ってたんだ。分かったー、とりあえず洗い物すませるからー」

312: 2010/06/11(金) 18:48:16.57 ID:F+xfKtWd0
当麻「洗い物完了っと、お風呂今日誰から入るー?」

最愛「パジャマパーティーの前哨戦です、お風呂も皆で入りましょう!」

フレンダ「あ、それ面白そうかも!」

当麻「流石に4人一度には入れないだろ、二人ずつ入ったら?」

沈利「たまには家族風呂ってのも良いわね、組合せどうする?」

理后「とうま、お姉ちゃんと一緒に入る?」

当麻「冗談は良いから組み合わせ決めちゃえよ」

理后(半ば本気だったけど、ざんねん)

沈利「私は理后と入るわ、お話しなきゃ い け な い し ね ?」ニコッ

理后(…………ちょっとちょーし乗りすぎたみたい)

464: 2010/06/13(日) 00:36:05.22 ID:EFaGw0O00
当麻「ただいまー」

最愛「超おかえりですお兄ちゃ……」

五和「お、お邪魔します……」

最愛「」

当麻「俺の部屋こっちだから。ほら上がって」

五和「は、はい!」

最愛「……」

最愛「超一大事です!!」

471: 2010/06/13(日) 00:51:15.95 ID:EFaGw0O00
フレンダ「で?結局何が言いたい訳なの?」

最愛「だからお兄ちゃんが超鬼畜で超誑かして超連れ込みで!」

理后「落ち着いてさいあい。何を言いたいのかよくわからない」

最愛「あ、あのお兄ちゃんが女の人連れて来ました!」

フレンダ「!?」

理后「……!」

沈利「ただいまー。ってあら?みんなどうしたの?」

フレンダ「……お兄ちゃんが」

沈利「?」

474: 2010/06/13(日) 00:59:24.10 ID:EFaGw0O00
フレンダ「……って訳」

沈利「……ブチコロシ確定ね」

理后「しずり。それはやりすぎだと思う。せめて半頃しにしてあげて」

最愛「どっちもダメです!」

フレンダ「結局、お兄ちゃんの連れてきた女ってのは誰なワケ?」

最愛「それが分からないから超一大事なんですよ」

理后「わたしも知らないよ」

沈利「私が知ってる訳ないじゃない」

姉妹「うーん……」

478: 2010/06/13(日) 01:07:54.11 ID:EFaGw0O00
当麻「でさ、……が………で………」

五和「…ですか………!……は…」

最愛「何言ってるのかよく分からないですね……」

フレンダ「結局さ、盗み聞きなんて仕事は年下に回ってくるワケよ……はぁ」

最愛「フレンダお姉ちゃんもジャンケンに負けちゃったんだから仕方ないじゃないですか」

当麻「……だからさ、最愛が……」

五和「へぇ、それは…………」

最愛(今、私の名前出ました!?)

フレンダ「話の内容がすごく気になる……」

479: 2010/06/13(日) 01:11:53.59 ID:EFaGw0O00
沈利「次、どんな子か見てきなさい」

最愛「また私ですか!?」

沈利「ついでにフレンダも」

フレンダ「ついで扱いされた!」

理后「じゃあ、わたしも行く」

最愛「みんなで行ったら超意味ない気がします……」

484: 2010/06/13(日) 01:21:06.24 ID:EFaGw0O00
最愛「お兄ちゃん、超入っていいですか?」

当麻「ん、最愛か?いいぞー」

フレンダ「おじゃまー」

理后「します」

当麻「おおっ、本当に超来たな」

五和「あ、お邪魔してます」

フレンダ(この人が敵ってワケね……)

理后(……おっきい。負けたかも)

当麻「紹介するよ。理后姉ちゃんにフレンダ、最愛」

五和「は、はじめまして!五和と言います!」

最愛(……普通にいい人そうですね)

485: 2010/06/13(日) 01:26:18.49 ID:EFaGw0O00
五和脳内

五和(いきなり家族とご挨拶!?まだそれは早いですあああとおしぼり作戦252の実践もまだ)


姉妹脳内

最愛(胸が超おっきいです……お兄ちゃんは変態です)

フレンダ(この人お兄ちゃんの彼女なのかな……)

理后(わたしも、頑張ればきっと)


当麻「あのー?何故みなさまむつかしい顔をして固まっておられるのでせうか?」

487: 2010/06/13(日) 01:29:08.21 ID:EFaGw0O00
沈利「……みんな遅いわね」

489: 2010/06/13(日) 01:38:16.41 ID:EFaGw0O00
当麻「五和はただのクラスメイトだよ。よく料理の話とかでいろいろ教えてくれてさ」

五和(ただのクラスメイトか……やっぱり鈍感……)

フレンダ「やっぱりお兄ちゃんに彼女が出来るなんてあり得ないワケなのよ」

当麻「……それを言うのと膝の上に座るのは関係ないと思うぞ?」

フレンダ「えっ?それはその、えっとね」

最愛「あー!フレンダお姉ちゃん超ずるいです!今日は私が超座る日ですよ!」

理后「じゃあ、間をとってわたし」

最フ「超「ダメ」です」

理后「……残念」

577: 2010/06/13(日) 23:53:13.36 ID:EFaGw0O00
フレンダ「なんだ、お兄ちゃんの彼女ってワケじゃないのね」

当麻「だからそう言ってるだろ?」

最愛「ですよねー。当麻お兄ちゃんに彼女とか超あり得ません」

五和「あははは……」

当麻「はぁー……彼女欲しいなぁ……」

五フ最「!?」

理后「とうま、彼女欲しいの?」

当麻「そりゃあ俺も高校生ですから彼女くらい欲しいですよ」

五和「あ、あ、あの……」

最愛「お兄ちゃんは超鈍感すぎです!」

当麻「な、なんだよいきなり」

五和「あのぅ……わ、わたし……!」

582: 2010/06/14(月) 00:06:03.58 ID:5X12WmtG0
沈利「……暇ねぇ」



最愛「お兄ちゃんの鈍感さには超呆れます」

フレンダ「亀より鈍いね」

五和「私でしたら……その……さんと……」

当麻「散々な言われようだな……俺のどこが鈍感なんだ?」

最愛「どうせ超言っても分からないでしょうから言いませんー」

五和「あ、あれ……話を聞いて……?」

当麻「理后姉ちゃん教えてくれよー」

理后「うーん……たぶん、今の状況かな」

五和「か、上条さん!お話を!」

理当フ最「え?」

五和「ひぃっ!?」

理后「あ、みんな上条だった」

586: 2010/06/14(月) 00:14:52.33 ID:5X12WmtG0
当麻「同時に四人が振り向いたら怖いよな」

最愛「私でも超ビビリますね」

理后「ここからとうまの鈍感フラグターイム」

フレンダ「結局また始まるワケなのね」

当麻「よし、ならこれからは下の名前で呼んでくれよ。当麻ってさ」

五和「えっ!そ、そんな失礼です!」

当麻「友達なんだからそれくらいいいだろ?俺も五和って呼び捨てだし」

五和「えっと……じゃあ……と、当麻、さん?」

当麻「なんだ、五和?」

五和「あうぅ……」

理后「ここまでとうまターイム」

621: 2010/06/14(月) 13:13:51.90 ID:WBbTSgXMO
このスレ見たら19巻が読めなくなった

674: 2010/06/14(月) 19:09:17.15 ID:WBbTSgXMO
>>586の続きが見たいな

686: 2010/06/14(月) 21:28:23.13 ID:WBbTSgXMO
沈利「遅すぎるわね…私も行ってみよ」

沈利「みんな入るよー?」ガチャ

五和「や…やっぱり当麻さんって呼ぶのは少し…」

当麻「すぐに慣れるって。下の名前で呼ぶことくらい」

沈利「…」

理后「あ、しずり」

沈利「…これは一体どういった状況?」

フレンダ「結局いつものあれなわけよ」

最愛「超鈍感タイム真っ最中です」

沈利「…そっか…」

688: 2010/06/14(月) 21:39:39.43 ID:WBbTSgXMO
五和「あれ…?あなたは?」

沈利「私は沈利。レベル5でこの家の長女よ」

五和「ええええ!?あ、あの学園都市に7人しかいない超能力者!?」

当麻「すげーだろ。他のみんなもそれぞれレベル4だ」

五和「本当にすごい…」

沈利「それで、あんたは?」

五和「あっはい!紹介遅れました五和と申します!えっと当麻さんにはいつもお世話になっております!」

沈利(ふーん…胸大きいわね…。私と同じくらいあるんじゃない?)

最愛「沈利お姉ちゃんが五和さんの胸を超ガン見してます」

フレンダ「たしかにでかいしね」

理后「負けず嫌いは昔とかわらない」

691: 2010/06/14(月) 21:56:18.33 ID:WBbTSgXMO
当麻「ああ、お茶とか出してなかったな。煎れてくるよ」

五和「あ、い、いえお気遣いなく!」

当麻「お客さんなんだからこれくらいしないと」バタン

五和(えぇ~…お姉さん方と妹さん達に囲まれてる…)

沈利「五和さん?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

五和「ひゃい!?な、なんでしょうか?」

沈利「うちの当麻とどういった関係?まさか恋人?」

五和「ええっ!?いえ違いますっ。当麻さんとは友達として良きお付きあいを…」

フレンダ「うん、彼女じゃないよ。さっき言ってたし」

沈利「ふーん…」

10: 2010/06/14(月) 23:32:07.45 ID:XACbz9viO
沈利「当麻がいない今聞いとくけど、当麻のことをどう思ってる?」

五和「えっと…どうとは?」

沈利「当麻のことが好きとか」

五和「ええええっ!?あ、あの私は…」

最愛「沈利お姉ちゃん超直球すぎませんか?」

沈利「当麻がいない今しか聞けないじゃない。それでどうなの?」

五和「わ、私は…」

五和「当麻さんのことが…」

五和「好き…です…」

フレンダ「おお…」

理后「ここに、乙女がいた」

沈利「…」

14: 2010/06/14(月) 23:43:34.29 ID:XACbz9viO
沈利「でも当麻の何がいいと思ってるの?顔がいいわけでもないし、頭も決して良い方じゃないわよ?」

五和「当麻さんは…強くて優しくて、気持ちがすごく真っ直ぐな人なんです」

五和「素直に思ったことを口にして、それでいて自分の言ったことには責任を持って」

五和「あの人は決して人を下に見たりはしないんです。そして、困った人ならどんな人でも救いの手を差し伸べる…。それがすごくかっこいいんです」

フレンダ「ほう…」

五和「それで思ったんです。私、この人に付いていきたいって。この人の近くにいたいって」

最愛「なるほど…」

五和「あっすみませんご家族を前にこんなにしゃべったりして…」

理后「あなたは、とうまをよく見てる」

沈利「ほんとにあの愚弟は。こんな子がそばにいるのに相変わらず鈍いわね」

五和「え…?」

18: 2010/06/15(火) 00:03:09.50 ID:XACbz9viO
当麻「お待たせー」

沈利「それじゃ私達は退散しましょうか」

当麻「みんな行くのか?」

沈利「当麻のお客さんだしね。それより当麻」

当麻「ん?」

沈利(あんた、もう少し鋭くならなきゃ、後悔するわよ?)

当麻「?」

理后「わたしはいつわを、応援するからね」

五和「あ…ありがとうございます」

当麻「何の話してたんだ?」

五和「えっと…なんでもありません…」

当麻「…?」

104: 2010/06/16(水) 05:10:16.27 ID:Nb66jcWB0
当麻「・・・おはよう」

沈利「当麻なんで起こしてくれないのよ!おかげで遅刻ギリギリよ!」

理后「今日はお寝坊さんだね。とうま」

フレンダ「結局、兄ちゃんが寝坊なんて珍しい訳よ」

最愛「超急がないと間に合わないですよ。ってお兄ちゃん顔赤いですね。大丈夫ですか?」

当麻「・・・なんか熱っぽくてな。まぁ大丈夫だよ」

沈利「熱っぽい?当麻がそんなコト言うの珍しいわね」

理后「・・・すごいあつい」オデコニオテテ

最愛「お兄ちゃんがそんな風邪なんて・・・ちょ、超熱いですヤバいです一大事です!」

フレンダ「え?そんなコト言ったって・・・熱っ!」

105: 2010/06/16(水) 05:10:58.04 ID:Nb66jcWB0
沈利「当麻はもう学校休みなさい。連絡しとくから」

当麻「・・・大丈夫だって。学校行くよ」

理后「だめだよ。無理しちゃダメ。今日は休んで・・・ね?」

当麻「分かった。また寝てくるわ・・・」

フレンダ「あんなに素直に・・・。結局キツかった訳ね」

沈利「じゃあアンタたちは学校行きなさい。私が看病しとくから」

理后「わたしがやるから。しずりこそ学校行っていいよ?」

最愛「私だって超看病したいです!」

フレンダ「譲るわけないんだけど」


142: 2010/06/16(水) 21:37:57.74 ID:Nb66jcWB0
理后「・・・全員で看病しようよ。1日ぐらい休んでも平気でしょ?」

沈利「まぁ・・・そうね」

最愛「そうと決まれば善は急げです。超看病しますよ!」

理后「風邪ひいたら水分補給が大事。水分補給といえばポカリ」

フレンダ「ポカリとか家にあったっけ」

最愛「私が買ってきますよ!他に何か欲しいのありますか?」

沈利「あら最愛ちゃんはひとりでお使いできるのかしらん?」

最愛「ちょ、子供扱いしないで下さい!超余裕ですよ!」

143: 2010/06/16(水) 21:38:53.50 ID:Nb66jcWB0
理后「・・・冷えピタとか?」

フレンダ「あとは消化にいいもの食べさせた方がいいと思うんだけど」

沈利「おかゆとかうどんとか・・・。おかゆの材料ぐらい家にあるでしょ」

最愛「まぁ適当に見繕ってきますよ。行ってきますね」

理后「とうまに食欲あるか聞いてくるね」

沈利「あ、私も行くわ。熱測りたいし」

バタバタ

フレンダ「結局、やること無いって訳なの?」

152: 2010/06/16(水) 23:12:42.65 ID:Nb66jcWB0
トントン
沈利「当麻?はいるわよ」

当麻「あれ姉ちゃんたち・・・学校は?」

沈利「休んだわ。まったく、感謝しなさい」

当麻「そっか・・・。ゴメンな俺のせいで」

沈利「・・・いいのよ。ゆっくり休みなさい」

当麻「・・・おう」

理后「とうま、食欲はある?」

当麻「あんまりないかな」

理后「そう。おかゆ作っとくからお腹すいたら言ってね」

153: 2010/06/16(水) 23:13:26.50 ID:Nb66jcWB0
当麻「ありがとな」

理后「うん。じゃしずり、あとはよろしく」

沈利「そうそう当麻。体温計持ってきたから熱測ってみて」

当麻「・・・わかった」

沈利「はい。その顔だとけっこうありそうね」

ピピピ

沈利「んー38℃か。思ったよりはないけど・・・」

当麻「・・・眠くなってきた」

沈利「寝なさい。ここにいてあげるから」

スゥ

沈利「寝たか。・・・当麻の寝顔って久しぶりに見るわね」

156: 2010/06/16(水) 23:46:09.98 ID:Nb66jcWB0
沈利(いつもは寝顔見られる側だし、たまには早起きして当麻の寝顔見るのもいいかな。)

沈利(・・・こうやって見ると当麻の顔ってけっこう整ってるわよね。なんだかドキドキしてきたわ・・・)
   
当麻「・・・んぅ」

沈利「」ビクッ

沈利「何だ寝言か・・・。まったくビックリさせないでよね」

当麻「沈利ねえちゃん・・・」

沈利「今のも寝言かしら?私の名前・・・どんな夢見てんのよ」

当麻「・・・キス」

沈利「・・・え?(今キスって言ったわよね。そうよね。キスって・・・今は二人っきり・・・キス・・・)」

沈利「・・・いいわよね」

ガチャ

沈利「」

理后「・・・それはイケナイと思うの」

160: 2010/06/16(水) 23:58:12.68 ID:Nb66jcWB0
最愛「さて到着しました。まずはポカリですかね」

最愛「ポカリ・・・実は私あんまり好きじゃないんですけどね。まぁ私が飲むわけじゃないですし」

最愛「2Lあれば超十分ですよね。でも一応もう1本買っときましょう」

最愛「あとは・・・冷えピタとうどんでしたね」

最愛「っとあれは・・・」

ハーゲンダッツ

最愛「・・・冷たいものも超食べたいはずですね。私は何味にしましょうかね」

最愛「もういいでしょう!超急いで帰りますよ!待ってて下さいお兄ちゃん!」

162: 2010/06/17(木) 00:11:05.05 ID:NZBMvFzZ0
理后「・・・寝込みを襲うなんて」

沈利「べ、別にそんなわけじゃないのよ。ちょ、ちょーっとキスしちゃおうかなーなんて思ったり思わなかったり・・・」

理后「最低だね、しずり」

沈利「うっ」

理后「今回は未遂だから見逃すけど・・・次はない」

沈利「・・・なんであんたにそんなコト言われなきゃいけないのよ」

理后「とうまのファーストキスはわたしがもらう」

沈利「・・・は?」

理后「・・・おかゆつくったよ。とうまが起きたら教えてあげて」

沈利「ちょっと!」

ガチャ

沈利「なんなのよ・・・」

165: 2010/06/17(木) 00:27:24.12 ID:NZBMvFzZ0
沈利(理后のヤツ・・・。まさかとは思ってたけど本気で・・・)

当麻「ん?」

沈利「あら起きたのね。理后がおかゆ作ってくれたけど食べる?」

当麻「・・・食べようかな」

沈利「分かったわ。持ってくるわね」

ガチャ

沈利「当麻おかゆ食べるって」

理后「私が持ってくから、しずりはここにいて」

沈利「私がやるわよ?」

理后「作ったのは私」

フレンダ「私もやりたいなー」

理后沈利「なんか言った?」

フレンダ「・・・なんにも言ってない訳よ」

169: 2010/06/17(木) 00:49:50.10 ID:NZBMvFzZ0
理后「しずりはさっきまで看病してたんだから。次は私」

沈利「・・・仕方ないわね」

理后「じゃ行ってくるね」

フレンダ「結局、私にも看病させてくれるん・・・だよね」

最愛「ただいまー。超帰ってきましたよ」

沈利「あらおかえり。一人でお使いできたね」

最愛「だから子供扱いいないで下さい!超怒りますよ!」

沈利「はいはい。ってなによこれハーゲンダッツじゃない」

最愛「べ、別に私が食べたかったわけじゃないですからね。お兄ちゃんに冷たいものをですね・・・」

フレンダ「そんなだから子供扱いされる訳よ」

175: 2010/06/17(木) 01:26:15.04 ID:NZBMvFzZ0
トントン

理后「とうま、はいるね」

当麻「お、理后姉ちゃん。」

理后「おかゆ持ってきたよ」

当麻「ありがと。そこら辺置いといてくれればいいよ」

理后「ふーふー・・・あーん」

当麻「え?」

理后「あーん」

当麻「いや自分で・・・」

理后「あーん」

当麻「・・・あーん」

理后「どうかな?」

当麻「おいしいよ」

176: 2010/06/17(木) 01:50:52.41 ID:NZBMvFzZ0
さて寝るお
明日まで残ってんのかね

191: 2010/06/17(木) 11:57:10.85 ID:NZBMvFzZ0
理后「よかった。はい、あーん」

当麻「・・・あーん」

理后「ふふっ。ねぇとうま、私ももらっていいかな?」

当麻「あぁいいぞ。うつるかもしれないから他のスプーンで・・・」

理后「パクッ」

当麻「」

理后「間接キス・・・だね」

当麻「」

理后「・・・イヤだった?」

当麻「い、いやそんなことは・・・って風邪うつったらどうすんだよ!」

203: 2010/06/17(木) 18:27:08.92 ID:NZBMvFzZ0
理后「当麻の風邪ならいいよ?」

当麻「そういうことじゃなくてさ・・・俺のせいで姉ちゃんが風邪引くのなんて嫌だ」

理后「そっか・・・ごめんね」

当麻「いやいいよ。俺は姉ちゃんに元気でいてほしいだけだから」

理后「・・・うん」

当麻「・・・おかゆ、もらえる?」

理后「はい、あーん」フフッ



当麻「ごちそうさま」

理后「どういたしまして」

206: 2010/06/17(木) 18:39:04.16 ID:NZBMvFzZ0
沈利「あら、食べ終わったの?」

理后「うん。今はまた寝てるよ」

フレンダ「次は私が見に行っていい?」

理后「いいよ。起こさないであげてね?」

フレンダ「ついに私の出番って訳ね!」

沈利「落ち着きなさい。起こすんじゃないわよ?」

フレンダ「私に任せない!」

沈利「・・・大丈夫かしら」

最愛「私も超不安です」

207: 2010/06/17(木) 18:51:52.52 ID:NZBMvFzZ0
ソローット

フレンダ「兄ちゃんはいるよー」

フレンダ「・・・寝てる訳ね」

当麻「・・・んっ」

フレンダ「なんだか寝苦しそう・・・汗かいてる」

フレンダ「結局、拭いてあげた方が良い訳よね」

フレンダ(どうする・・・換えの服を用意してから吹いた方がいいかな)

フレンダ「Tシャツかな・・・結局、タンスの中にあるとおもうのよね」ゴソゴソ

フレンダ「下のほうが怪しいわけ・・・ってこれは」

208: 2010/06/17(木) 19:00:47.57 ID:NZBMvFzZ0
フレンダ「まさか兄ちゃんがこんな本を持ってるなんて・・・」

フレンダ「Tシャツを優先した方がいいわけ?いやこれは寝てるうちに姉ちゃんたちに報告すべきね」

ソローット

フレンダ「お邪魔しましたー」

フレンダ「沈利姉ちゃん、理后姉ちゃん問題が発生したわけ」

沈利「なによ。まさか当麻の様子が良くないとか?」

フレンダ「結局そんな訳はないんだけどさ。これよこれ」

理后「・・・これは」

沈利「最愛!あんたちょっと当麻の様子見てなさい!部屋から出さないようにね!」

最愛「よく分かりませんが超任せて下さい!」

フレンダ「タオル持ってって汗拭いてあげて」

最愛「分かりました。飲み物も超欲しいですよね」


フレンダ「あれ結局、私看病してないわけ・・・?」

210: 2010/06/17(木) 19:12:40.78 ID:NZBMvFzZ0
沈利「・・・なんなのよこれは」

理后「Hな本」

沈利「それぐらい分かるわよ!そうじゃなくてなんで当麻がこんな本持ってるのかって事よ!」

フレンダ「結局、兄ちゃんも男の子だったわけね」

理后「・・・バニーの本」

沈利「年上のお姉さん物もあるわね」

フレンダ「金髪の外人もの・・・」

沈利「脈はある・・・わね」

理后「そう・・・だね」

フレンダ「これは口リっ娘か。兄ちゃんの趣味が分からない訳よ」

211: 2010/06/17(木) 19:17:16.21 ID:NZBMvFzZ0
沈利「さて、そんなコトはどうでもいいのよ。当麻がこいつらを持ってたことに問題があるわ」

理后「・・・買ったのかな」

沈利「言ってくれれば見せてあげた・・・ってなな何でもないわ」

理后「私は覚悟できてるよ」

沈利「・・・なんのよ」

理后「なんだろうね」



フレンダ「なにこのふたりこわい」

212: 2010/06/17(木) 19:25:23.97 ID:NZBMvFzZ0
沈利「・・・まぁこいつらはブチコロシ確定ね」

理后「その前にとうまに言うの?」

沈利「そうしようかしら。私たちで満足出来ないの?とか言ってやろうかしら」

フレンダ「結局、どうする訳?」

沈利「家族会議ね」

理后「・・・ねぇしずり。姉妹会議も欲しいと思う」

沈利「そうねぇ。特にあんたとは腹割って話す必要があるわね」



フレンダ「空気が・・・重い」

215: 2010/06/17(木) 19:40:36.51 ID:NZBMvFzZ0
最愛「お兄ちゃん超入りますよ」

当麻「お、今度は最愛か」

最愛「あれ起きてたんですか。調子はどうですか」

当麻「良くなったよ。お、それポカリか。ちょうど喉渇いてたんだよ」

最愛「なら調度良かったですね。超飲んで下さい。私が買ってきたんですから」

当麻「わざわざありがとな」

最愛「超感謝してくださいね。それにしても体の丈夫さしかとりえがないお兄ちゃんが風邪引くなんて明日は雨ですか」

当麻「まるで頭が悪いみたいな言い方だな・・・否定はできませんけどね」

最愛「その通りじゃないですか。超バカですよお兄ちゃんは・・・私に超心配させたんですから」ボソッ

当麻「このやろー。って最後なんか言ったか?」

最愛「な、何も言ってないです!」

216: 2010/06/17(木) 19:54:42.39 ID:NZBMvFzZ0
最愛「と、そうでした。汗拭いてあげますよ。着替えどこですか?」

当麻「お、いいのか?ってかそこまでしてくれなくてもいいぞ」

最愛「いや、やりますよ。超さっぱりさせてあげます」

当麻「わるいな」

最愛「これからは私を女神のようにあつかって下さい。着替どこですか?」

当麻「そこのタンスの一番上にあるTシャツならなんでもいいぞ。・・・届くか?」

最愛「超バカにしないで下さい!これぐらい届きますよ!」

当麻「ははっわるいわるい。」

最愛「ほら取れました。さっさと上半身裸になるといいことありますよ」

当麻「たとえ妹でもなんか恥ずかしいな」ハハッ

222: 2010/06/17(木) 20:39:51.22 ID:NZBMvFzZ0
最愛「まずは背中からですかね」

当麻「頼むな。」

最愛「超ゆっくりしてください。・・・妹相手に興奮なんてしないでくださいよ?」

当麻「そんなことするか!俺は紳士なんですから」

最愛「何が紳士ですか。風呂上りのお姉ちゃんたち見て鼻の下超伸ばしてる癖に(お兄ちゃんの体思ったより筋肉ついてるんですね)」

当麻「なっ!そ、そんなことないのでありますのことよ!?」

最愛「超うろたえてますよね(背中も大きくて・・・なんか超安心しますね)」

当麻「あ、あれは姉ちゃんたちが悪いんですよ!?お兄ちゃん的には年頃の男の子の前であんな無防備な格好しないで頂きたいのです」

最愛「それと鼻の下伸ばすのは超別問題ですね(それにしても傷ありすぎじゃないでしょうか)」

当麻「・・・姉ちゃんたちには言わないで欲しいですはい」

最愛「今度私の言うこと何でも聞いてください(いくら男だからってこの傷の量は・・・)」

当麻「・・・お手柔らかにお願いします」

224: 2010/06/17(木) 20:51:24.81 ID:NZBMvFzZ0
最愛「次は前です。こっち向いて下さい」

当麻「ほいっと」

最愛「どうですか、超さっぱりしますか?(やっぱりこちら側にも傷が超ありますね・・・)」

当麻「おう。気持ちいいよ」

最愛「はい。じゃあ超おしまいです。顔ぐらいは超自分で拭いて下さい」

当麻「ありがとな」

最愛「・・・お兄ちゃん」

当麻「なんだ?」

最愛「なんでそんなに傷があるのかは聞きません。でもひとつだけ言わせて下さい」

最愛「私に心配させないでくださいね」

226: 2010/06/17(木) 21:07:47.62 ID:NZBMvFzZ0
当麻「・・・わるい」

最愛「ホントに馬鹿なお兄ちゃんですよ。でもそんなお兄ちゃんは超嫌いじゃないですけどね」

当麻「・・・俺はいい妹がいて嬉しいよ」

最愛「お姉ちゃんたちにも超同じようなこと言われると思いますけどね」

最愛「じゃあ寝ててください。喉渇いたらいつでも呼んでくれればいいですから」

当麻「・・・おう」

ガチャ


最愛「超恥ずかしかったです・・・!」

229: 2010/06/17(木) 21:26:21.90 ID:NZBMvFzZ0
理后「さいあい、もういいの?」

最愛「はい。具合も超良くなってましたよ」

沈利「あら、よかったじゃない。・・・最愛少し顔赤いけどまさかうつった?」

最愛「そそそんなことないです!超元気です!」

沈利「そう?無理はするんじゃないわよ」

フレンダ「それはそうと全員揃ったわけよ」

沈利「そうね。じゃあ始めましょうか」

最愛「何をですか?」

理后「姉妹会議だよ、さいあい」

最愛「姉妹会議・・・ですか?」

フレンダ「議題は兄ちゃんについて」

沈利「当麻が持ってたこの本について・・・と本題は当麻への気持ちね」

231: 2010/06/17(木) 21:56:14.64 ID:NZBMvFzZ0
最愛「本・・・ですか?」

理后「これ」

最愛「な、なんですかこの本は!?これをお兄ちゃんが持ってたんですか?」

フレンダ「そうなんだよね。私が見つけた訳だけど」

最愛「超最低です!変態です!・・・あんなこと言わなきゃ良かったです」

沈利「あんなこと?」

最愛「な何でもないです。超気にしないでください」

沈利「まぁいいわ。その本については当麻の風邪が治ったら家族会議を開くから」

最愛「もちろん処分するんですよね?」

フレンダ「あたりまえよ。結局、問答無用って訳」

最愛「そうですよね・・・。それでお兄ちゃんへの気持ちって言うのはいったいどういう意味ですか?」

理后「とうまのこと、本気かどうかってこと」

沈利「みんな当麻のこと好きよね?その気持ちが家族へのものなのか、それとも男へのものなのか」

233: 2010/06/17(木) 22:08:47.27 ID:NZBMvFzZ0
最愛「それは・・・」

沈利「フレンダにはさっき聞いたわ」

フレンダ「私はまだはっきりさせられないって訳なんだけどね・・・。兄ちゃんのことは好きだし多分異性としてなんだけどさ」

最愛「お姉ちゃんたちは・・・?」

沈利「私は好きよ。もちろん異性として・・・ね。弟への愛情もあるけどそれ以上に男として見てるわ」

理后「私も・・・かな。とうま以外の男の人なんて考えられない」

フレンダ「結局、最愛はどうなの?」

最愛「・・・私は」

234: 2010/06/17(木) 22:17:15.76 ID:NZBMvFzZ0
最愛「私もはっきりとは言えないです。でもお兄ちゃんの隣にいたいって気持ちだけなら超胸はって言えます」

沈利「・・・そう」

理后「負けないから」

フレンダ「結局、私だって負けるつもりは毛頭ないわけ」

最愛「・・・私だって超負けませんから」

ピンポーン

理后「誰か来たみたい」

沈利「私が出るわね」

236: 2010/06/17(木) 22:32:19.44 ID:NZBMvFzZ0
沈利「はいはーい。いま出ますよー」

五和「あ、こんにちは。お久しぶりです、五和です」

沈利「」

五和「あ、あの今日はと、当麻さんが風邪引いたって聞いて・・・。調子はどうですか?明日は学校来れそうですか?」

沈利「え、えぇ大丈夫よ」

五和「そうですか・・・。よかった・・・。あ、これ今日の授業のノートです。当麻さんに渡しといてもらえますか?」

沈利「わかったわ・・・」

五和「あとこれ果物です。みなさんで食べて下さい」

沈利「あ、ありがと・・・」

五和「ではこれで失礼しますね。お大事に」

ガチャ

沈利「こ、これは・・・」

241: 2010/06/17(木) 22:49:23.64 ID:NZBMvFzZ0
フレンダ「誰だったわけ?」

沈利「五和よ」

最愛「五和・・・お兄ちゃんのクラスメイトでしたね」

理后「とうまのこと好きだって言ってた子だよね」

沈利「そうよ・・・。果物とノートもらったわ」

最愛「ノート・・・ですか?」

沈利「そうよ。今日の授業のだって。愛されてるわねぇ・・・」

フレンダ「そうよね。なんかライバルは私たちだけって雰囲気だったけど兄ちゃんはフラグメイカーだった訳で」

理后「第三位もあやしい」

最愛「他にも超いるはずですよね・・・」

沈利「うちに縛り付けておく必要がありそうね」

247: 2010/06/17(木) 22:59:53.88 ID:NZBMvFzZ0
理后「どれくらいいるか確認する必要があるね」

最愛「そうですね。超尾行してみましょう!」

沈利「この中の誰かが捕まえておけばいいのよ。もちろん私以外には無理でしょうけどね」

理后「しずりがなにを言ってるのか分からない」

最愛「沈利お姉ちゃんにできるはずないです」

沈利「・・・なんですって?」

ギャーギャー

フレンダ「結局、なんで兄ちゃんはあんなにモテる訳・・・?」

248: 2010/06/17(木) 23:11:55.69 ID:NZBMvFzZ0
次の日

沈利「当麻、起きて」

当麻「・・・ん。あれ姉ちゃん・・・」

沈利「体調どう?学校行けそう?」

当麻「・・・うん。大丈夫」

沈利「よかった。あ、おはよう当麻」

当麻「おはよう姉ちゃん。今日はやけに早いんだな」

沈利「べ、別に特別な理由はないのよ?じゃ、じゃあ理后が御飯作ってくれてるから食べに行きましょ」

当麻「・・・こんな日が出来るならたまには風邪ひいてもいいかもな」

249: 2010/06/17(木) 23:23:28.70 ID:NZBMvFzZ0
理后「とうま、おはよう。ご飯できてるよ」

当麻「ありがと、理后姉ちゃん」

フレンダ「結局、体調は良くなった訳?」

当麻「あぁずいぶん良くなったよ。皆のおかげだな」

最愛「超感謝してくださいよ!」

沈利「学校いったら五和さんにお礼言っときなさいよ」

当麻「分かってるよ。わざわざ見舞いに来てくれたたんだし。おれ幸せすぎて氏ぬかもしれません・・・」

理后「あ、今日は寄り道しないで帰ってきてね。話したいことがあるから」

当麻「今じゃダメなのか?」

フレンダ「ゆっくり話したいわけなの」

最愛「超覚悟しといてくださいね」

当麻「あ、あぁ分かったよ(嫌な予感しかしねぇ)」

253: 2010/06/17(木) 23:49:40.85 ID:NZBMvFzZ0
当麻「ただいまー」

沈利「おかえり。さて家族会議よ」

当麻「あ、あぁ(家族会議!?)」

最愛「お兄ちゃんには超心当たりがあるはずです」

当麻「心当たりなんて・・・ま、まさか」

フレンダ「そのまさかって訳よ」

沈利「はいこれ。言い訳を聞かせてもらいましょうか」

当麻「そ、それは土御門がどうしても預かってくれって・・・」

沈利「あらそうなの。でも当麻が持ってることは事実よね」

理后「私に言ってくれればよかったのに」

最愛「理后お姉ちゃんは超黙っててください!」

フレンダ「結局、おしおきが必要よね」

沈利「・・・覚悟は良い?」

当麻「ふ、不幸だああああああああああああああ」

254: 2010/06/17(木) 23:56:32.65 ID:NZBMvFzZ0
すごい・・・無理やりです・・・

拙い文章でしたがお付き合いいただきありがとうございます
書くのにすごい時間かかったのも申し訳ない

ところどころご都合主義がありましたがご容赦ください

フレンダが不憫?結局キャラが掴めなかったわけよ・・・
体拭くのもフレンダの役割だったはずなのに・・・

255: 2010/06/18(金) 00:02:31.87 ID:JOomqURJO

よく頑張ってくれたよ

引用: 当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」