1: 2023/12/09(土) 23:09:15 ID:yoUSUjc.00
キャラ崩壊、グロ注意

2: 2023/12/09(土) 23:09:57 ID:yoUSUjc.00
岸田「えー本日より栞子ちゃんにだけ栞子かわいい税を導入します。月に5億円の税金を国に納めてもらいます。1秒でも滞納したら栞子ちゃんは基本的人権を失います」

栞子「そ、そんな!」
 
岸田「財閥の娘かつニジガクの生徒会長なら余裕でございます」

栞子「そりゃあ五億なんて端金庶民にとっては大金でも私にとってはハンバーガーを買うようなもの。けど私だけに重税を敷くなんて納得できません!ドブ田首相、あなたには首相の適性がありません」

ドブ田「げひゃひゃひゃ!ならどうするんだ!?テメェみたいな小娘、SPに頼めばイチコロなんだよぉ!おめぇら、コイツに分からせてやれ!」

SP「「「了解!」」」

栞子「失せなさい」パンパンパン

ドブ田「!?」

SP「「「ウゥ…」」」バタッ

栞子「財閥の娘が銃の一丁や二丁持っていないと思いましたか?さて、ご自慢のSPの方々はもう居ませんが…女子高生に命乞いしますか?」クスクス

3: 2023/12/09(土) 23:10:30 ID:yoUSUjc.00
ドブ田「舐めるな小娘ェェェ」

栞子「…」パンパン

ドブ田「がっ…!?」

栞子「IQ0ですか?銃を持った相手に突っ込んでくるなんて。両脚が使えなくなっちゃいましたね笑」

ドブ田「いてぇ、いてぇよ…!」ジタバタ

栞子「先ほども言いましたがあなたには首相の適性がありません。よって今からその自分本位な人生に幕を引いてあげましょう」スッ…

栞子「今からこのナイフであなたの皮膚を少しずつ抉っていきます」

栞子「さようなら、権力に溺れた犬…」

ドブ田「コーケコッコォォォォォォォォ!」

グサッグサッグサッ……




ドブ田「」ピクッピクッ…

栞子「片付きましたね。さて、これでこれからこの国は私の物です!

侑「…」

侑「たったいへんだー!」

4: 2023/12/09(土) 23:11:40 ID:yoUSUjc.00
一週間後

テレビ『新首相の政策がヤベェと話題です。議員の給料は月のど飴一個、また税金を私用に使った場合即処刑と非常に攻撃的な首相になりました。しかし民衆からは受け入れられ栞子首相の支持率は現在99%です』

栞子『皆さんこんにちは、新首相のしおりんです。』

栞子『私が公約として掲げたいのが国民の幸福度を99%にすること、無駄な金を使わないために今いる議員の99%を解雇します!』

栞子『またそれとは別にスクールアイドル同好会を本日をもって廃部にします。従わない場合は今月の都庁で使った電気代金の総額を中川菜々に請求いたします』

民衆『ジーク•しおりん!』

テレビ『以上、クソHKからでした』

侑「」ピッ

歩夢「なんなのこれは…」

5: 2023/12/09(土) 23:12:29 ID:yoUSUjc.00
愛「いや、これヤバくない?なんでしおってぃーが首相になってんの?」

かすみ「それより同好会が廃部ってどういうことですかー!かすみん許しませんよー!!」

果林「ツッコミどころが多すぎるわね」

彼方「」ガクガク

ランジュ「おぎゃあ…おぎゃあ…」

しずく「え、ランジュ先輩どうしたんですか?」

エマ「ランジュちゃんお腹空いたのかなー?ほら、おっOいだよ」ボロン

ランジュ「おっOい!」チューチュー

エマ「幼馴染の栞子ちゃんが狂っちゃってショックで幼児化したみたい…」

しずく「wwww」

せつな「なんで私が都庁の電気代金を払うんですかー!?」

侑「このままじゃこの国が狂っちゃうよー!」

6: 2023/12/09(土) 23:13:17 ID:yoUSUjc.00
愛「けど政策自体は結構国民に受け入れられてるみたいだね」

かすみ「そんなの関係ありませんよ!このままじゃ同好会が廃部になるんですよ。皆で政権転覆しましょう!」

しずく「かすみさんの意見に100票~」ヘラヘラ

歩夢「しずくちゃん楽しんでない?」

しずく「あ?」

歩夢「は?」

果林「喧嘩してる場合じゃないでしょう。かすみも冷静になりなさい。女子高生に政権転覆なんてできると思う?」

璃奈「それについては問題ない」

愛「りなりー!」

璃奈「栞子ちゃんが首相になった時点でこういう事になると分かっていた。だから無人二足歩行兵器100機と全員分のラブライブレードを用意してある」

8: 2023/12/09(土) 23:13:49 ID:yoUSUjc.00
侑「すごっ!」

かすみ「ラブライブレードってどう使うんですか?」

璃奈「普段は普通の剣として使える。けどこのボタンを押すと…」ポチ

ズッバァァァァァァァン!!!!

ゴオオオォン…パラパラ

侑歩夢「「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」」

果林「ひぃっ!」

彼方「」ガタガタ

璃奈「こんな風に超強力な斬撃派を飛ばすことができる。一回しか使えないから慎重に」

せつな「校舎を半壊させるなんて…凄い威力ですね!ヒーローみたいでカッコいいです!」

璃奈「技の名前は…“エマかり“」

果林「なんでよ!///」

エマ「///」

璃奈「さあ皆んなこれを持って。皆栞子ちゃんを止めたいはず」

9: 2023/12/09(土) 23:14:27 ID:yoUSUjc.00
侑「そうだよ皆!栞子ちゃんを止めに行こう!」

歩夢「侑ちゃんに散水!」

しずく「さみーんだよ…」ボソ

歩夢「あ?」

しずく「は?何も言ってませんけど?」

果林「だからやめなさいって!皆覚悟はできているんでしょう!?璃奈の作ってくれた剣を持って栞子を止めに行きましょう!」

皆「「「おー!!」」」

果林「敵の本拠地は?」

璃奈「首相官邸にいるはず」

侑「歩いて行ったら時間がかかるね」

かすみ「あ!あそこにニジガクのキッチンカーがありますよ!」

しずく「あれに乗っていけばすぐですね!」

ランジュ「おぎゃあ、わたしのかお、ない…」

ランジュ「」グスッ

11: 2023/12/09(土) 23:15:17 ID:yoUSUjc.00
薫子「運転は私に任せといて」

侑「先生!」

薫子「こうなったのも三船家に問題があるからね。私も止めに行くよ」

薫子「出発進行!」


~首相官邸~

栞子「習⚪︎平さん、無償で私に軍事兵器を支給しなければ…分かっていますね?」

習「」ブルブル

栞子「あなたの顔面をプーさんに変える呪いをかけますので、そのつもりで」

習「はいぃぃぃぃ!」

栞子「いい子ですね。お土産に大量の蜂蜜とプーさんのぬいぐるみを用意しています。持って帰りなさい」

習「ハイ…」ウツムキ

…バタン

栞子「ふっふっふっ、これで世界を征服する準備が整いました。軍事兵器が届き次第アメリカと喧嘩し世界をこの手に収める!」

栞子「しかしその前に同好会を廃止しなければ。過去の遺恨は全て消し去ってからです」

ズドォォォォン!!!

栞子「な、何事です!?」

秘書「スクールアイドルの襲撃です!」

栞子「来ましたか…同好会。全力で向かい打ちなさい!侑さん以外は頃してかまいません!」

秘書「御意」

12: 2023/12/09(土) 23:15:51 ID:yoUSUjc.00
かすみ「いたたた!」

侑「まさか車のまま突っ込むなんて…」

薫子「みんな怪我はない?」

彼方「」

しずく「あ、彼方さんが息してませんよ」

果林「彼方!しっかりしなさい!」

エマ「そんな…」

薫子「…」

薫子「逃げよ」ダダッ

愛「エマかりぃぃぃぃぃぃ!!!!!」ズドォォォォォン!!!

薫子「ぎゃあああああ!!!!!」

薫子「」カオルコノザンガイ

侑「相変わらず威力凄いね…薫子さんが焼肉になっちゃったよ」

17: 2023/12/10(日) 07:33:03 ID:q0pQGvko00
歩夢「なんかいい匂い。お腹空いてきたね」

果林「あなた達…悲しくないの?」

愛「まぁまぁ、彼方の仇は栞子で打とうよ!」

璃奈「愛さん…もう必殺技使って大丈夫かな」

かすみ「三船家…絶対許しません!!」

かすみ「特攻しまs」パン

かすみ「」ドサッ

しずく「かすみさん…?」

敵「氏ねオラァァぁぁぁぁ!」ババババババ

侑「きゃあああ!」

果林「撃ってきたわよ!みんな物陰に隠れて!!」

エマ「かすみちゃんまで…!」

璃奈「敵は多いけど…」

璃奈「自立移動方兵器…起動」ピッ

兵器「ヒトニ…アイヲ…」ウィーン

グシャグチィ…

愛「うわぁグロ!爪についたナイフでグチャグチャに肉切り裂いてる!」

18: 2023/12/10(日) 07:33:44 ID:q0pQGvko00
敵1「ギャァぁぁぁぁ!!」

敵2「タスケ…」

エマ「ランジュちゃんは見ちゃダメ!」

ランジュ「とまとすーぷ、いっぱい!!」

しずく「私の…かすみさんを…よくも…」

果林「しずく?」

しずく「よくもぉぉぉぉぉ!!!!!!」ジャキン

ダッ!!

エマ「しずくちゃんがラブライブレードを持って突っ込んでいった!」

ズバッズバババババ!!!!

敵「うっ!!」

敵「ぎゃあ!!」

兵器「ウゲッ」

侑「強い!!」

璃奈「私の兵器まで壊しちゃってる…」

愛「あはははは!しずく最高じゃんwww」

19: 2023/12/10(日) 07:34:26 ID:q0pQGvko00
しずくはバーサーカーとなった。
ものの数分で敵戦力と璃奈の兵器を99体破壊した。


しずく「ふぅーふぅー」

侑「かっこいい~」

せつな「まさしく悪のヒーロー!!」

璃奈「私の兵器が一体しか残ってない…」

果林「まだ官邸内部に敵はいるでしょうから気は抜かないで行きましょう」

兵器「ビリっビリっ」

歩夢「うわ、人の皮剥いでる」

璃奈「人間になりたいのかな?面白い発見」

エマ「みんな行くよー」

侑「内部はもっと強い敵がいるのかな…」

せつな「ワクワクしますね!」

20: 2023/12/10(日) 07:34:59 ID:q0pQGvko00
~官邸内~

侑「うわー凄い装飾。これ全部税金でつくったの?」

果林「いや、テレビで見た時はこんなに作り込まれては…あ、あそこに栞子の銅像があるわよ!」

しずく「かなり税金を無駄に使ってるようですね」

エマ「人は権力を持つと変わっちゃうのかな。テレビで言ってたことと全然違う」

ランジュ「おなか、すいた…」

エマ「ランジュちゃんお腹空いちゃった?ごめんね皆少し待ってて」ボロン

侑「うひょぉぉぉ!!」

歩夢「…」

侑「申し訳ありませんでした」

歩夢「うん」

21: 2023/12/10(日) 07:38:46 ID:q0pQGvko00
エマ「はい、どうz…」


一瞬の出来事だった。


ランジュが横にいた璃奈のラブライブレードを奪い取り、エマの谷間に深々と突き刺した。
ズブッ、と鈍い音が響き鮮血がシャワーのようにあたり一面に降り注いだ。

エマ「グッ…」ガクッ

果林「エマァァァァァァァ!!!!!」

愛「りなりー!ランジュから離れてぇ!!!!」

璃奈「!!」バッ

ランジュ「…」

ランジュはエマに突き刺したラブライブレードを引き抜くことはなくそのまま下半身まで容赦なく切り裂いた。
これによりエマの氏は決定的となった。

エマ「」バタ

22: 2023/12/10(日) 07:40:45 ID:q0pQGvko00
果林「あ…あ…」ガクガク

侑「ランジュちゃん…今までのは演技だったの?」

ランジュ「えぇ、あなた達を欺くためのね」

ランジュ「幼馴染みの栞子を頃すなんて許さない。あなた達を全滅させる機会を窺っていたってわけ」

歩夢「随分な自信だね。この人数相手に勝てると?」

ランジュ「ものの数ではないわね」

しずく「」スッ

刹那、しずくの斬撃がランジュの首を目掛けて振り下ろされる。
ランジュは慌てることなくサマーソルトでしずくの手を狙い彼女のラブライブレードを蹴り飛ばした。

しずく「なっ!?」

23: 2023/12/10(日) 08:49:00 ID:Y78Gv5LcSd
ランジュ「あなたの戦いはさっき見せてもらったわ。私に二度は通じない」

大きく隙の出来たしずくにランジュは距離を詰める。
しかし横から愛が袈裟蹴りで阻止しようとする。
だがー

ランジュ「あなたが来ることは分かっていたわ」

愛「!?(ランジュのラブライブレードがない!?)」

ザクっ、と突如上から降ってきたラブライブレードが愛の太ももを突き刺した。

愛「ぐあ!」

ランジュ「サマーソルトした時に私のブレードも上に投げていたの。一歩足りなかったわね」

ランジュは愛の太ももに刺さったブレードを刃を上向にし胸の方まで切り上げた。
当然いくつもの内蔵が切り裂かれる。

愛「ゴブっ」ドボドボ

璃奈「い、いやぁぁぁぁぁ!!!」

ランジュ「あら璃奈、ボードを使わずに表情作れたじゃない」

しずく「ちっ」

歩夢「この人…!!」

侑「強すぎる!!」

25: 2023/12/10(日) 11:29:20 ID:6F7km46U00
果林「…璃奈お願いがあるの」

璃奈「…」

ランジュ「何をコソコソしてるの。抵抗しないなら楽に頃してあげるわ」

璃奈「いけ、兵器!!」

兵器「テキ、コロス」ガシッ

ランジュ「っ!!離れなさい」

果林「皆!今のうちに進みなさい!!」

侑「え、でも」

璃奈「皆の想いを無駄にしないためにも…行くよ」

歩夢「侑ちゃん、行こうl

しずく「」ダッ

せつな「果林さん、頑張ってください!」

ランジュ「ふん、この程度の足止め!」バキ

木っ端微塵になる兵器

ランジュ「果林あなた1人でッ!!?」

兵器が破壊されたのとほぼ同時に果林がランジュに抱きつく。

ランジュ「くっ、まさか…!」

焦るランジュ、しかしもう遅かった。

果林「エマ、すぐそっちに行くわ。…エマかりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

ランジュ「道連れにするつもり!?やめてぇぇぇぇ!!!」

ゴバァァァァァァァン!!!!

26: 2023/12/10(日) 11:30:02 ID:6F7km46U00
~首相の部屋の前~

侑「やっと辿り着いたね。ドア大きい~」

歩夢「侑ちゃんと一緒に…愛の逃避行みたい」

しずく「」ギロ

歩夢「しずくちゃん怖ーいwかすみちゃんが居なくなっておセンチな気分なのかな?」

せつな「2人ともやめてください!魔王戦の前ですよ!!」

璃奈「魔王って栞子ちゃんのこと?」

せつな「はい!なんだかゲームみたいでワクワクしませんか!?」

璃奈「(こんなに沢山仲間が氏んでなんで楽しそうなんだろ。頃したい」

しずく「途中から声出てますよ璃奈さん。抑えましょう」

侑「よし、最終決戦だ!みんな行くよ!!」

ギイィ

27: 2023/12/10(日) 11:30:41 ID:6F7km46U00
侑が明ける間もなく勝手にドアが開かれる。
そこには学校の校庭程の広さがある洋風の装飾がされた荘厳な雰囲気の部屋だった。
部屋の奥に大きなソファがありそこに1人の少女が座っていた。

侑「し、栞子ちゃん!!」

栞子「ついに来ましたね…5人、ですか。随分減りましたね」

しずく「」ギリ

栞子「そして侑さん、会えて嬉しい…」

侑「え、私!?」

歩夢「…」

栞子「他の4人は皆頃しにしますが侑さんだけは別です。私は富も権力も得た。後は女だけ…というわけで侑さんを嫁に迎えます」

璃奈「今のあなたに首相の適性があるとは思わない」

せつな「おぉ、この戦いが始まる前の口上的な感じ良いですね!」

栞子「中川さん、あなたも部外者ではないのですよ?」

せつな「?」

栞子「出てきなさい、ペット」

せつな母「はい…」

せつな「お、お母さん!?」

28: 2023/12/10(日) 11:31:27 ID:6F7km46U00
しずく「どういう事ですか?」

栞子「私は首相になりこの世全ての好みの女を手に入れたいと思った。その手始めにせつなさんのお母さんを手に入れました。毎日猫耳のメイド服を着せて楽しんでいます」

歩夢「キッツ」

せつな「オエエエ」ビチャビチャ

せつな母「ふしだらな母と笑いなさい」

侑「ぷっあははははははは!!」

せつな母「栞子様、後はお任せしました」

栞子「よろしい。ではこの戦いに幕を引きましょう」ガチャ

璃奈「あれは!!」

侑「うわーすっごい厨二病的な剣が出てきたよ」

璃奈「あれは…デスライブレード」

璃奈「ラブライブレードの性能を大幅に超え、エマかりの使用制限もない悪魔の武器…!!」

栞子「エマかり…?それはあなたが勝手に付けた名前でしょう」

栞子「デスライブレードの必殺技…ゆうしおの前に倒れなさい」

31: 2023/12/10(日) 14:57:30 ID:Y78Gv5LcSd
栞子「ふっ!」

ブゥン!と栞子はデスライブレードを縦に振る。
すると風圧だけで5m先の床にまでヒビが入る。

歩夢「うわわ」

璃奈「エマかりを使わずにこの威力…!」

しずく「ッ!」

栞子が剣を振り切った隙を逃さずしずくが切先を彼女の心臓に目掛けて突っ込む。

栞子「甘いですよ」

しかし栞子は跳躍力を活かし後方10mの距離をバク転で回避する。
しずくもそれに食らいつき音速を超えるスピードで栞子の背後に回り込み剣を振りかぶる。

しずく「はぁっ!」

栞子「ちっ」

咄嗟にしゃがみ込み間一髪刃を避ける栞子。
それに対ししずくが追撃し栞子も応戦する。
超高速で行われる白兵戦。
絢爛な舞台で行われる戦闘はまるで超人同士の舞踏会のようだった。

璃奈「凄い戦い…」

侑「こんな戦いついていけないよ~!」

32: 2023/12/10(日) 14:58:00 ID:Y78Gv5LcSd
歩夢「侑ちゃんは下がってて!」

栞子「どうやらしずくさんを潰せば私の勝ちのようですねッ!」ギィン

しずく「そう簡単にはやられませんよ。あなたは私の玩具を壊したんですから!」キィン‼︎

侑「しずくちゃん、かすみちゃんの事玩具だと思ってたの!?」


せつな「お母さん、やめてぇ!」

せつなママ「せつな!私のナカにお帰りなさいをしなさい!!」

歩夢「うわ…なにあれ」 

璃奈「裸で絡み合ってる…」

33: 2023/12/10(日) 14:59:04 ID:Y78Gv5LcSd
おおよそ2分間刃の打ち合いが続いた。
しかしその均衡が崩れようとしていた。

栞子が押されていた

ギィン!と鉄と鉄を打ち合う音が広場に響く。
しずくの渾身の一撃にここに来て初めて栞子が大きく仰け反り隙を見せる。

侑「おぉ!」

しずく「(終わりです)」

しずく「エマかりィィィィィ!!!」

栞子は絶体絶命のピンチ。
しかし彼女は薄く笑っていた。


栞子「———ゆうしお」


一般人の侑は一瞬何が起こっているか分からなかった。
ただ目の前が光に包まれ、神秘的な空間に包まれたと思った直後その場に不釣り合いな轟音が響き渡った。
目を開けた時にはしずくの後方数百メートルに渡り首相官邸のみならず様々なビルが倒壊していた。

34: 2023/12/10(日) 14:59:34 ID:Y78Gv5LcSd
栞子「ほう…残しましたか」

しずく「ハァハァ…」

侑「あれ?あれって!!」

歩夢「せつなちゃんの髪止め…」

栞子「どうやら跡形もなく消し飛んだようですね。親子一緒に氏ねて幸せだったのでは?」

璃奈「この、外道っ!!」

35: 2023/12/10(日) 15:01:11 ID:Y78Gv5LcSd
しずく「(今の衝撃でラブライブレードがバラバラになってしまった…)」

侑「しずくちゃん!これ使って!」

しずく「!」パシッ

歩夢「侑ちゃん!」

侑「戦闘力のない私がラブライブレード持っていても仕方ないよ!強い人に使ってもらわないと」

璃奈「(私のラブライブレードはランジュに取られてしまった…今この場にあるのは侑さんと歩夢さんの二本だけ)」

璃奈「(多分歩夢さんはしずくちゃんにブレードを渡さない。するとこの一本が実質ラストチャンス!)」

しずく「はぁ…はぁ…」

璃奈「しずくちゃん…?」

血の気のないしずくの様子に怪訝な顔になる璃奈。
よく見るとしずくは左腕に全く力が入っていなかった。

璃奈「(さっきのゆうしおのせいか…このままじゃ…)」

37: 2023/12/10(日) 15:03:15 ID:Y78Gv5LcSd
しずく「大丈夫…勝ってみせるから」

歩夢「👁️👁️」

璃奈「ひっ」

歩夢のしずくを見る目が今まで見たことのない虚無の表情で思わず声が上ずる。

璃奈「(な、なんなのあの目)」

璃奈「(いや、今はそんなことを気にしている場合じゃない!)」

しずく「勝ちの道筋が見えました…」

栞子「面白いことを言いますね。今のあなたの適性は氏刑囚のみですよ…今日執行予定のね」

しずく「侑さん!危ないので奥の間に隠れていて下さい!」

38: 2023/12/10(日) 15:04:37 ID:Y78Gv5LcSd
侑「わ、わかった!」

しずく「後…璃奈さんがラブライブレードを持っていて下さい」

璃奈「!」パシッ

しずく「私の合図で奥の間にエマかりをぶち込んでください」ボソ

璃奈「!!…分かった」

しずく「さて…決着を付けましょうか!!」ダッ

栞子「バカな!素手で私と戦う気ですか!?」

しずく「(さすがに素手で勝てるとは思っていない。ある程度の時間を稼げればいい)」

しずく「破ァァァァァァァァァァァァァ!!」バンッ!!

咆哮と共に床を踏みつけるしずく。
床が砕け、飛び散った破片が栞子の視界を奪う。

栞子「小癪な!!ゆうしお…」

栞子「(ダメだ!ここで打つと奥の間の侑さんに当たる!!)」

しずく「ハァッ!」ドン

栞子「グッ」

逡巡した栞子の腹に空手でいう突きをめり込ませるしずく。
予想外の反撃にダメージがモロに入る。

39: 2023/12/10(日) 15:05:41 ID:Y78Gv5LcSd
反撃しようと栞子はデスライブレードを横に振る。
通常攻撃でも敵を切り刻む斬撃派を飛ばす。しかし、しずくは後方にジャンプし回避する。

避ける

避ける

栞子の攻撃を紙一重で躱しきるしずく。

しずく「ハァ、ハァ!」

栞子「ハァ…クソォ!!!!」

イラつきを隠せない栞子。
自分が思っている以上に侑のいる奥の間に近づいてしまっていた。

しずく「よし、今です!!!璃奈さん!!」

栞子「!?まさか」

璃奈「エマかりィィィィィィィ!!!!!!」

ドォォォォォン!!!!

轟音が響き渡る
しかし栞子は無事だった。

栞子「ゲホッゲホッ…」

栞子「ハハハハハハ!!!!!残念でしたね!最後の一発も外してしまうとは!!」

40: 2023/12/10(日) 15:06:11 ID:Y78Gv5LcSd
璃奈「よく見たほうがいい」

栞子「はっ!?」

栞子の眼前に広がる風景。
煙が晴れて現れたのは血だらけで横たわる侑だった。

栞子「きゃあああああ!侑さん!?そんな…」

デスライブレードを放り投げ侑に駆け寄る栞子。
傷口を確認しようと侑を仰向けにさせる。

栞子「なっ」

しずく「心配してくれてありがとうございます🎵」

栞子はここでしずくの所属している部活を思い出した。

ーーーーー演劇部!!!!!

栞子「(変装ですか!!)」

しずく「そういうことです。さようなら」

ドブッと鈍い音がして栞子の腹に瓦礫の破片を捩じ込む。

ブチブチと嫌な音が響き栞子の腹から鮮血が吹き出す。

栞子「私の…楽園が…」ドサ

41: 2023/12/10(日) 15:06:49 ID:Y78Gv5LcSd
しずく「終わった…」

自分の足で立つこともできずその場に倒れるしずく。
出血も酷く、すぐに病院に連れて行く必要があった。

歩夢「しずくちゃーん!」

そんなしずくに全力で駆け寄る少女、歩夢がいた。

しずく「歩夢さん…?」

この戦いが始まってからしずくと歩夢は険悪だった。
互いに氏んでもなんとも思わない間柄ではあるが敵対するほどではなかったはずだ。
しかし笑顔で迫り来る歩夢に一抹の不安を覚えた。

侑と璃奈は距離が離れている。

歩夢「しずくちゃん大丈夫!?」

しずく「え、えぇ…」

しずく「っ!!」

歩夢の手に握られているのはラブライブレード。
この位置からでは歩夢が何しているか侑達にはわからない。

しずく「やめt!!」

歩夢「バイバイ🎵」ドスッ

しずくの心臓に深々と刃を突き刺した。

しずく「ゴフッ」ボタボタ

42: 2023/12/10(日) 15:07:56 ID:Y78Gv5LcSd
しずく「じにだ…く…な」バタッ

歩夢「きゃああああああ!!!」

侑「歩夢!?」

璃奈「!」

歩夢「しずくちゃんが…血を吐いてて」

ようやく追いつく二人。

侑「そんな…あんなに頑張ってくれたのに!」

璃奈「(まさか歩夢さん…)」

璃奈「(変なこと言うと私も消されるかも…黙っとこう)」

侑「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…」ブツブツ

歩夢「(*'▽'*)」キャッキャッ

璃奈「オエェェェェ」ビチャビチャ

しずく「(呪って、やる…!、!、)」バタッ

43: 2023/12/10(日) 15:09:02 ID:Y78Gv5LcSd

侑「犠牲も多かったけど無事黒幕は倒せたね!」

歩夢「良かったね~生き残れて」

侑「で、これからどうするの?首相がいないとこの国がもっとメチャクチャになるよ!」

璃奈「それは大丈夫…入ってきて」

ドブ田「ガガガ」ウィーンウィーン

侑「氏んだはずの首相!?」

璃奈「ロボットに首相の肉を貼り付けて動かしている。遺体の損傷が激しくて肉が足りなかったから彼の息子の分も頂いた」

侑「サラッととんでもないこと言ったね」

璃奈「ドブ田ロボが以前の政策と打って変わっていい政治をしてくれるはず」

歩夢「一件落着かな?」

ドブ田「カネモチ…ダイキギョウ…ユウグウ。ビンボウニン…ドレイ」

侑「壊れてない?それ」

璃奈「ちょっと直しとくね。私はみんなの遺体を回収して帰る。また明日学校で」

侑「はーい」

歩夢「お疲れ様!」

44: 2023/12/10(日) 15:10:05 ID:Y78Gv5LcSd
侑「結局残ったのは私達だけか…寂しくなるね」

歩夢「アイドル始めた時を思い出すね。またここから二人で頑張ろうよ!」

侑「璃奈ちゃんを忘れてない?」

歩夢「あー…」

2人「」ワイワイ

雑談しながら今まで辿ってきた道を引き返す歩夢と侑。

侑「?誰かなあれ…」

エントランスの入りに立つ1人の人物。
和服を着た目を見張るほどの美女だった。
年齢はまだ若く見える。
しかし歩夢はその人物を確認すると警戒体制を取る。

しずく母「ご機嫌よう」

歩夢「しずくちゃんのお母さん…」

侑「あ、本当だ!こんにちは!」

しずく母「しずくがここに来てると聞いて…あなた達見なかったかしら?」

歩夢「残念ながら見てませんね」

しずく母「へぇ…これを見ても同じことが言えますか?」

歩夢「ッ!?」

侑「しずくちゃんのリボン!?」

しずく母「先ほど璃奈さんから頂いたものです。しずくを頃したのは歩夢さんかもとも聞きました」

45: 2023/12/10(日) 15:10:53 ID:Y78Gv5LcSd
侑「えぇ…歩夢そうなの?」

歩夢「エマかりィィィィィィィ!!!!」

しずく母「!?」

ドォォォォォォン!!!

侑「ち、ちょっと歩夢!?」

歩夢「あれはきっと敵だよ。栞子ちゃんの部下。さぁ帰ろっか」

しずく母「…聞いていた通り危険な女ですね。ですがこれでハッキリしました」

歩夢「な、なんで生きてるの!?」

しずく母「私は少々合気道を嗜んでおりまして。先ほどの斬撃も受け流させていただきました」

歩夢「そ、そんな」

しずく母「さぁ覚悟はいいですね」ザッザッ

歩夢「くっ…侑ちゃんは逃げて!!」

侑「…」

46: 2023/12/10(日) 15:12:13 ID:Y78Gv5LcSd
ドスッ

果物ナイフで歩夢の心臓を刺す侑。

歩夢「あ、がぁ…侑ちゃ…ん?」バタッ

しずく母「なんのつもりですか?」

侑「」ドゲザ

侑「けじめ付けさせていただきました」

侑「歩夢を御しきれなかったのは幼馴染である私の責任。それに対し贖罪の意味も込め彼女の命を私の手で絶たせていだだきました」

侑「これでも足りないようでしたら私の命も差し出す覚悟です」

しずく母「…」

しずく母「割り切れぬ思いはありますがあなたの命は取らないであげましょう」



侑「イヤッホォォォォォウ!!!!!!」



しずく母「」

47: 2023/12/10(日) 15:13:39 ID:Y78Gv5LcSd
侑「(やばい!!つい本音が!!!)」

しずく母「氏になさい」ドスッ

侑「ごふっ!!!」

侑はしずく母に心臓を手刀で潰された。

しずく母「うぅ…しずくぅ…」グスグス

しずく「お母さん」

しずく母「し、しずく!?」

璃奈「しずくちゃんのお母さん。2人を頃してくれてありがとう」

璃奈「しずくちゃんは完全に氏んではなかった。ロボットに全身を移転させて蘇生させることができた」

しずく母「うぅぅぅぅぅ!しずくぅぅぅ…」ダキッ

しずく「…下衆の2人は氏んだようですね」

璃奈「(しずくちゃんも大概だけど)うん」

璃奈「私はこれから忙しい。しずくちゃん、落ち着いたらまた会おう」

しずく「うん、ありがとう璃奈さん」

48: 2023/12/10(日) 15:14:56 ID:Y78Gv5LcSd
いつもの部室にて

テレビ『えー殺されたと思っていた首相は実は生きていたことが発覚しました!前と違い国民のための政治を行うようになり世間を騒がせています!!』

改心ドブ田『私は改心しました。これからは上級国民の給料の99%を恵まれぬ家庭に援助。また医療業界についても海外で承認されているよく効く薬もバンバン解禁しちゃいます。金でなく人に寄り添う社会を目指します』

テレビ『首相が改心したように我々も改心しました。クソHKをdアニメやアマプラみたいに毎月550円のサブスク制にします!国民のみんな!私たちは改心しました』

民衆『失せろクソHK!!』

民衆『当たり前だろうが!!』

しずく「これってもしかして…」

璃奈「うん。◯HKのトップの脳みそを改造した」

璃奈「これから日本を堕落させる要因をバンバンロボに変えていく」

しずく「なんか変わったね璃奈さん」

璃奈「人間の欲望には際限がない。そんな人間が上に立つと優劣が出るのは当然」

璃奈「ならトップをロボに任せればいい。これぞ璃奈ちゃん化計画」

しずく「(たしかにそれだと汚職とかは無くなるかもだけど)」

しずく「(ロボを裏から牛耳っている人間の璃奈ちゃんが暴走することはないのかな?)」

しずく「(まぁその時は私が…)」

しずく「クスクス」

璃奈「?」


終わり

49: 2023/12/10(日) 15:16:38 ID:Y78Gv5LcSd
終わりンゴ
実はこのssは初めて書いたssを手直ししたものです。
読んでくれてありがとう!

引用: 栞子「栞子かわいい税?」