279: 2021/04/14(水) 18:53:11.02 ID:qOmQVu6P0
勇者「魔王は一体どこにいる?」シリーズです
最初から:勇者「魔王は一体どこにいる?」
前回:勇者「魔王は一体どこにいる?」【黒の同胞団編】
『飛空艇』
フワフワ
商人「…もう少し」
ローグ「樽を背負ってロープを伝うって…前代未聞っすね…はぁはぁ」
商人「よし!!受け取った…おっとっと…」
ローグ「落とさんで下せぇよ?」
商人「休憩したら?」
ローグ「そーっすね…もう腕がパンパンでやんす」
商人「女戦士が入った樽が重すぎたね」
ローグ「頭は体重が100キロぐらいありやすからねぇ…言うと怒るんで秘密にしてやしたが」
商人「そんなに重いんだ」
ローグ「あっしら人間とは筋肉の重さが違うんすよ…もしかすると骨が重いのかもしれやせんが」
商人「女海賊も重かった気がした…だから戦士向きなのかもね」
ローグ「触ると柔らかいのに何で重いんすかね?」
商人「ねぇローグはエリクサー取りに行ったときに精霊の伴侶って見て来た?」
ローグ「頭の無い奇妙な体が木の根っこに混ざり合わさっていやした」
商人「魔女の話ではもう氏んだみたいな話になってたんだけど」
ローグ「どうかしたでやんすか?」
商人「頭部に機械が埋まって無いかなと思ってさ」
ローグ「あっしが解体してきやしょうか?」
商人「機械の様な物があるなら取って来て欲しい」
ローグ「直ぐに取ってこれやすぜ?あの辺りはもう占拠しちゃってるもんで」
商人「お願い…ホムンクルスを起こす手掛かりが無いか調べたい」
ローグ「待ってて下せぇ…すぐ戻って来やす」ピョン シュルシュル
--------------
フワフワ
商人「…もう少し」
ローグ「樽を背負ってロープを伝うって…前代未聞っすね…はぁはぁ」
商人「よし!!受け取った…おっとっと…」
ローグ「落とさんで下せぇよ?」
商人「休憩したら?」
ローグ「そーっすね…もう腕がパンパンでやんす」
商人「女戦士が入った樽が重すぎたね」
ローグ「頭は体重が100キロぐらいありやすからねぇ…言うと怒るんで秘密にしてやしたが」
商人「そんなに重いんだ」
ローグ「あっしら人間とは筋肉の重さが違うんすよ…もしかすると骨が重いのかもしれやせんが」
商人「女海賊も重かった気がした…だから戦士向きなのかもね」
ローグ「触ると柔らかいのに何で重いんすかね?」
商人「ねぇローグはエリクサー取りに行ったときに精霊の伴侶って見て来た?」
ローグ「頭の無い奇妙な体が木の根っこに混ざり合わさっていやした」
商人「魔女の話ではもう氏んだみたいな話になってたんだけど」
ローグ「どうかしたでやんすか?」
商人「頭部に機械が埋まって無いかなと思ってさ」
ローグ「あっしが解体してきやしょうか?」
商人「機械の様な物があるなら取って来て欲しい」
ローグ「直ぐに取ってこれやすぜ?あの辺りはもう占拠しちゃってるもんで」
商人「お願い…ホムンクルスを起こす手掛かりが無いか調べたい」
ローグ「待ってて下せぇ…すぐ戻って来やす」ピョン シュルシュル
--------------
280: 2021/04/14(水) 18:56:58.58 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ スタ
女海賊「あれ?商人一人?」
商人「うん?」
女海賊「ローグは何処行ったの?」
商人「あぁ…ちょっと戦利品を取りに行ってもらってる…すぐ帰って来るよ」
女海賊「はぁぁやっぱこっちのが落ち着くわ」
商人「下は忙しいんだ」
女海賊「忙しいってかいちいち海賊の相手すんのがメンドクサイんだよ…直ぐに色目出すし」
商人「なるほどね…美人は面倒くさいね」
女海賊「ん?もっかい言って」
商人「美人は面倒くさいね」
女海賊「はぁぁぁぁ…そう…美人は罪…そして私のアソコを舐めたあいつはぶっ[ピーーー]」
商人「ハハ…あの海賊…飛空艇から落ちてまだ無事だと思う?」
女海賊「どうせ木に引っかかってしぶとく生きてんよ…あんにゃろう…思い出しただけで腹立つ」
商人「森の中で素っ裸だろうけど…」
女海賊「下に居る海賊はあんな感じの奴らばっかりなんだよ…本当話すのメンドクサイ」
女海賊「あれ?商人一人?」
商人「うん?」
女海賊「ローグは何処行ったの?」
商人「あぁ…ちょっと戦利品を取りに行ってもらってる…すぐ帰って来るよ」
女海賊「はぁぁやっぱこっちのが落ち着くわ」
商人「下は忙しいんだ」
女海賊「忙しいってかいちいち海賊の相手すんのがメンドクサイんだよ…直ぐに色目出すし」
商人「なるほどね…美人は面倒くさいね」
女海賊「ん?もっかい言って」
商人「美人は面倒くさいね」
女海賊「はぁぁぁぁ…そう…美人は罪…そして私のアソコを舐めたあいつはぶっ[ピーーー]」
商人「ハハ…あの海賊…飛空艇から落ちてまだ無事だと思う?」
女海賊「どうせ木に引っかかってしぶとく生きてんよ…あんにゃろう…思い出しただけで腹立つ」
商人「森の中で素っ裸だろうけど…」
女海賊「下に居る海賊はあんな感じの奴らばっかりなんだよ…本当話すのメンドクサイ」
281: 2021/04/14(水) 18:57:39.48 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ スタ
ローグ「戻ってきやしたぜ?」
商人「どう?あった?」
ローグ「首の付け根にありやした…なんすかねコレ?」
商人「見せて!!これが超高度AIなのか?」
女海賊「うわ…めちゃ細かい機械だね」
商人「君…顕微鏡とか持って無い?」
女海賊「お姉ぇが持ってる」
ローグ「頭の荷物はあっしが預かってるでやんす…持ってきやしょうか?」
商人「うん…」
ローグ「ちっと向こうの気球に取りに行って来るっす」タッタ
商人「ふーむ…これは外部メモリを挿すスロットかぁ…という事はこういう向きで頭部に入ってる訳か」
女海賊「なんか超高度AIって思ってたより小さいんだね」
商人「そうだね…こんな小さい機械で色々考えてるんだね」
女海賊「これ頭が無かったって事は脳ミソ無いよね?どうやって記憶するん?」
商人「さぁね?…でもだから自活出来なかったんだと思うけど」
女海賊「あのさ…木って脳ミソの代わりになるんじゃね?だから木に融合してたとかいうオチ」
商人「それはありえるかもね」
女海賊「剣士が聞こえるっていう森の声の正体は実はソレでしょ」
商人「ふむ…」
女海賊「森の動物とか魔物は森の声に従ってたりするじゃん?実はそいつが操ってるって事」
商人「それが魔女が言うドリアード化なのかもね…ドリアード伝説といえば情報屋が調べてたね」
女海賊「んんん私もうこの森に興味無くなっちゃったんだよなぁ…早い所シャ・バクダ行きたいなぁ」
商人「ハハ海賊は放置かい?」
女海賊「あいつら適当に上手くやるんじゃね?」
商人「まぁまぁ…せめて今晩くらい見守ろうよ」
女海賊「この飛空艇1基無くなった所で戦局大した変わらんじゃん?お宝なんかくれてやるからさぁ…」
ローグ「戻ってきやしたぜ?」
商人「どう?あった?」
ローグ「首の付け根にありやした…なんすかねコレ?」
商人「見せて!!これが超高度AIなのか?」
女海賊「うわ…めちゃ細かい機械だね」
商人「君…顕微鏡とか持って無い?」
女海賊「お姉ぇが持ってる」
ローグ「頭の荷物はあっしが預かってるでやんす…持ってきやしょうか?」
商人「うん…」
ローグ「ちっと向こうの気球に取りに行って来るっす」タッタ
商人「ふーむ…これは外部メモリを挿すスロットかぁ…という事はこういう向きで頭部に入ってる訳か」
女海賊「なんか超高度AIって思ってたより小さいんだね」
商人「そうだね…こんな小さい機械で色々考えてるんだね」
女海賊「これ頭が無かったって事は脳ミソ無いよね?どうやって記憶するん?」
商人「さぁね?…でもだから自活出来なかったんだと思うけど」
女海賊「あのさ…木って脳ミソの代わりになるんじゃね?だから木に融合してたとかいうオチ」
商人「それはありえるかもね」
女海賊「剣士が聞こえるっていう森の声の正体は実はソレでしょ」
商人「ふむ…」
女海賊「森の動物とか魔物は森の声に従ってたりするじゃん?実はそいつが操ってるって事」
商人「それが魔女が言うドリアード化なのかもね…ドリアード伝説といえば情報屋が調べてたね」
女海賊「んんん私もうこの森に興味無くなっちゃったんだよなぁ…早い所シャ・バクダ行きたいなぁ」
商人「ハハ海賊は放置かい?」
女海賊「あいつら適当に上手くやるんじゃね?」
商人「まぁまぁ…せめて今晩くらい見守ろうよ」
女海賊「この飛空艇1基無くなった所で戦局大した変わらんじゃん?お宝なんかくれてやるからさぁ…」
282: 2021/04/14(水) 18:58:33.24 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ
ローグ「取ってきやしたぜ?頭が良くこの顕微鏡で金属の表面を覗いていやした」
女海賊「貸して!ちょい見る…ドレドレ」ジー
商人「何か分かる?」
女海賊「うわ…メチャクチャ細かい…え!?この顕微鏡じゃ全然倍率足りない…こんな細かい物を覆ってるこの表面はなんだろ…」
商人「君が分からないという事は僕が見ても分からないんだろうなぁ…」
女海賊「技術力が全然違うのは良く分かった」
商人「僕も見て良いかな?」
女海賊「ほい…」
商人「本当だ…すごい細かいね…アレ今どの辺り見えてるんだろ?あーーここか」
女海賊「あんたが見てもやっぱ分かんないよね」
商人「でも文字が見える」
女海賊「なんかあったね…それスロットの穴の上にある物理ボタンに書いてる奴だよ」
商人「物理ボタン?ボタンって何?」
女海賊「外部メモリは外す為の仕掛けとかそんな感じじゃないの?」
商人「外部メモリを外すのにそんな仕掛けは無かった筈…押し込んだら取れる」
女海賊「ふ~ん…じゃ他の何かの仕掛けかな」
商人「仕掛け…この文字CMOS…古代文字だ…意味分かったりする?」
女海賊「そんなん私が知ってる訳無いじゃん…ほらやっぱ情報屋に聞きたくなるっしょ?」
商人「書物は全部情報屋が持ってるなぁ…」
女海賊「海賊なんか放っておいて行こ行こ!!」
ローグ「姉さん…そら無いっすよ…ここまで連れて来たんすから責任てやつがですね…」
女海賊「ほんじゃローグ置いて行こ」
ローグ「ちょちょちょちょ…そらもっと無ぇ~っすよ!!」
女海賊「あんたが残って責任持ちゃ良いじゃん!!私はあの海賊共に裸にされてヤラれかけたの!分かる?」
ローグ「う…そらまぁ海賊にも落ち度はありやすがね」
女海賊「私からすっと爆弾落として皆頃しでも良い訳よ…ハッキリ言うと怒ってんの」
商人「まぁまぁ落ち着いて」
ローグ「実は姉さんには隠していたんでやんすが…」
女海賊「なによ!!」
ローグ「黒の同胞団の隠れ家にウラン結晶がたんまり在るんすよ…あと謎の器具もありやす」
女海賊「ちょ!!何で早く言わないのさ!!」
ローグ「言うと勝手に取りに行っちまうもんすから…」
女海賊「おっし!!それ回収したら出発…キマリね!!」
ローグ「じゃぁ明日の早朝に取りに行く感じで良いっすかね?」
女海賊「何言ってんの今行くに決まってんじゃん!!あの海賊共に先越される…」
商人「ハハハ…やっぱりそうなるか」
女海賊「商人は留守番してお姉とホムちゃん見てて…私とローグでちゃっちゃと取って来る」
ローグ「トホホ…商人さん後はお願いしやす」
女海賊「行くよ!!」ピョン シュルシュル
ローグ「ああああ…姉さん早いっすよ!待って下せぇ!!」
ローグ「取ってきやしたぜ?頭が良くこの顕微鏡で金属の表面を覗いていやした」
女海賊「貸して!ちょい見る…ドレドレ」ジー
商人「何か分かる?」
女海賊「うわ…メチャクチャ細かい…え!?この顕微鏡じゃ全然倍率足りない…こんな細かい物を覆ってるこの表面はなんだろ…」
商人「君が分からないという事は僕が見ても分からないんだろうなぁ…」
女海賊「技術力が全然違うのは良く分かった」
商人「僕も見て良いかな?」
女海賊「ほい…」
商人「本当だ…すごい細かいね…アレ今どの辺り見えてるんだろ?あーーここか」
女海賊「あんたが見てもやっぱ分かんないよね」
商人「でも文字が見える」
女海賊「なんかあったね…それスロットの穴の上にある物理ボタンに書いてる奴だよ」
商人「物理ボタン?ボタンって何?」
女海賊「外部メモリは外す為の仕掛けとかそんな感じじゃないの?」
商人「外部メモリを外すのにそんな仕掛けは無かった筈…押し込んだら取れる」
女海賊「ふ~ん…じゃ他の何かの仕掛けかな」
商人「仕掛け…この文字CMOS…古代文字だ…意味分かったりする?」
女海賊「そんなん私が知ってる訳無いじゃん…ほらやっぱ情報屋に聞きたくなるっしょ?」
商人「書物は全部情報屋が持ってるなぁ…」
女海賊「海賊なんか放っておいて行こ行こ!!」
ローグ「姉さん…そら無いっすよ…ここまで連れて来たんすから責任てやつがですね…」
女海賊「ほんじゃローグ置いて行こ」
ローグ「ちょちょちょちょ…そらもっと無ぇ~っすよ!!」
女海賊「あんたが残って責任持ちゃ良いじゃん!!私はあの海賊共に裸にされてヤラれかけたの!分かる?」
ローグ「う…そらまぁ海賊にも落ち度はありやすがね」
女海賊「私からすっと爆弾落として皆頃しでも良い訳よ…ハッキリ言うと怒ってんの」
商人「まぁまぁ落ち着いて」
ローグ「実は姉さんには隠していたんでやんすが…」
女海賊「なによ!!」
ローグ「黒の同胞団の隠れ家にウラン結晶がたんまり在るんすよ…あと謎の器具もありやす」
女海賊「ちょ!!何で早く言わないのさ!!」
ローグ「言うと勝手に取りに行っちまうもんすから…」
女海賊「おっし!!それ回収したら出発…キマリね!!」
ローグ「じゃぁ明日の早朝に取りに行く感じで良いっすかね?」
女海賊「何言ってんの今行くに決まってんじゃん!!あの海賊共に先越される…」
商人「ハハハ…やっぱりそうなるか」
女海賊「商人は留守番してお姉とホムちゃん見てて…私とローグでちゃっちゃと取って来る」
ローグ「トホホ…商人さん後はお願いしやす」
女海賊「行くよ!!」ピョン シュルシュル
ローグ「ああああ…姉さん早いっすよ!待って下せぇ!!」
283: 2021/04/14(水) 18:59:13.19 ID:qOmQVu6P0
『貨物用気球』
フワフワ
船乗り「気を付けるでがんす」
商人「ふぅ…やっぱりこの鍵爪はロープ伝うのに何かと便利だ」
船乗り「どうしたでがんす?」
商人「指示書を持って来たんだ」
船乗り「へぇ?」
商人「女戦士が倒れてしまったからね…この後どうするか指示書でまとめて来た」
航海士「指示書という事は何処かに行かれるので?」
商人「早い話そうなる…その後は2人がこの指示書に沿って海賊をまとめて欲しいんだ」
そんなに難しい話じゃないよ
今あるキャンプをベースにして各自自由にして良いという流れさ
女戦士の貨物船はしばらく漁村で停泊
それで貨物船の乗組員がこの入り江に有ったガレー船を使って
この界隈で活動していて欲しい
船乗り「この隠れ家はどうするでがんす?」
商人「危険じゃないなら自由にして良いとは思うけど…ここは黒氏病や毒が蔓延すると思うよ」
船乗り「良い隠れ家なんですがねぇ…」
商人「今のキャンプも十分良いと思うよ…あそこは特に食べ物に困らない」
航海士「どれくらいで戻って来ますかね?」
商人「女戦士が早く目覚めれば良いけど…」
船乗り「頭の容態はあまり良くないでがんすか?」
商人「うーん…何とも言えない…ただ頭を弓で撃ち抜かれて昏睡しているんだ」
船乗り「ええ!!?頭を…」
商人「他の海賊達には秘密にしておいた方が良いね」
船乗り「緊急事態だったんすね…」
商人「まぁね…それで船に乗っていた宝石があれば数年は遊んで暮らせる…それを元手にしばらくこの辺りで様子見さ」
船乗り「頭の貨物船はその…ハイディングというやつを俺達が使って良いでがんすか?」
商人「有る物は上手く使って良いよ…兎に角…女戦士が帰って来た時に万全になっていれば良い」
船乗り「承知でがんす」
商人「じゃぁ戻るね?見張りの継続もよろしく」ピョン シュルシュル
フワフワ
船乗り「気を付けるでがんす」
商人「ふぅ…やっぱりこの鍵爪はロープ伝うのに何かと便利だ」
船乗り「どうしたでがんす?」
商人「指示書を持って来たんだ」
船乗り「へぇ?」
商人「女戦士が倒れてしまったからね…この後どうするか指示書でまとめて来た」
航海士「指示書という事は何処かに行かれるので?」
商人「早い話そうなる…その後は2人がこの指示書に沿って海賊をまとめて欲しいんだ」
そんなに難しい話じゃないよ
今あるキャンプをベースにして各自自由にして良いという流れさ
女戦士の貨物船はしばらく漁村で停泊
それで貨物船の乗組員がこの入り江に有ったガレー船を使って
この界隈で活動していて欲しい
船乗り「この隠れ家はどうするでがんす?」
商人「危険じゃないなら自由にして良いとは思うけど…ここは黒氏病や毒が蔓延すると思うよ」
船乗り「良い隠れ家なんですがねぇ…」
商人「今のキャンプも十分良いと思うよ…あそこは特に食べ物に困らない」
航海士「どれくらいで戻って来ますかね?」
商人「女戦士が早く目覚めれば良いけど…」
船乗り「頭の容態はあまり良くないでがんすか?」
商人「うーん…何とも言えない…ただ頭を弓で撃ち抜かれて昏睡しているんだ」
船乗り「ええ!!?頭を…」
商人「他の海賊達には秘密にしておいた方が良いね」
船乗り「緊急事態だったんすね…」
商人「まぁね…それで船に乗っていた宝石があれば数年は遊んで暮らせる…それを元手にしばらくこの辺りで様子見さ」
船乗り「頭の貨物船はその…ハイディングというやつを俺達が使って良いでがんすか?」
商人「有る物は上手く使って良いよ…兎に角…女戦士が帰って来た時に万全になっていれば良い」
船乗り「承知でがんす」
商人「じゃぁ戻るね?見張りの継続もよろしく」ピョン シュルシュル
284: 2021/04/14(水) 19:00:14.52 ID:qOmQVu6P0
『飛空艇』
フワフワ
商人「さて…ガレー船の配置は指示通り…よし!1隻キャンプに戻ったな?予定通りだ」
商人「女戦士の様子でも見ておくか…」
商人「額に矢が貫通してまぁ良く生きている…それにしても」
商人「寝て居ると可愛らしい顔をしているなぁ…女海賊にそっくりか」
商人「キツイ目をしているのが損してるんだ」
商人「フフ…ホムンクルスと2人並んで樽から首を出しているのは奇妙だ」
商人「しかし…エリクサーに漬けて回復するのだろうか?使い方間違って無いかな?」
商人「そうだ!ホムンクルスの耳の後ろにも物理ボタンがあるのかな?」クイ
ホムンクルス「…」
商人「ある…同じなのか」カチ
商人「あ!!押してしまった…」
ホムンクルス「…」
商人「ふぅ…起きている時じゃ無いと意味が無さそうだ」
商人「こうして見るとやっぱり女戦士と違って微動だにしないのは不思議だ…置物の様だ」
商人「女戦士は呼吸で常に動いてる」
商人「ホムンクルスには生を感じない…変な感じ」
商人「あぁ…すこしお腹が減ったなぁ」
商人「あ…また独り言しゃべってた…悪い癖だよまったく」ブツブツ
-----------------
-----------------
-----------------
フワフワ
商人「さて…ガレー船の配置は指示通り…よし!1隻キャンプに戻ったな?予定通りだ」
商人「女戦士の様子でも見ておくか…」
商人「額に矢が貫通してまぁ良く生きている…それにしても」
商人「寝て居ると可愛らしい顔をしているなぁ…女海賊にそっくりか」
商人「キツイ目をしているのが損してるんだ」
商人「フフ…ホムンクルスと2人並んで樽から首を出しているのは奇妙だ」
商人「しかし…エリクサーに漬けて回復するのだろうか?使い方間違って無いかな?」
商人「そうだ!ホムンクルスの耳の後ろにも物理ボタンがあるのかな?」クイ
ホムンクルス「…」
商人「ある…同じなのか」カチ
商人「あ!!押してしまった…」
ホムンクルス「…」
商人「ふぅ…起きている時じゃ無いと意味が無さそうだ」
商人「こうして見るとやっぱり女戦士と違って微動だにしないのは不思議だ…置物の様だ」
商人「女戦士は呼吸で常に動いてる」
商人「ホムンクルスには生を感じない…変な感じ」
商人「あぁ…すこしお腹が減ったなぁ」
商人「あ…また独り言しゃべってた…悪い癖だよまったく」ブツブツ
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285: 2021/04/14(水) 19:00:57.23 ID:qOmQVu6P0
『黒の同胞団基地』
ゲホッ ゲホッ
女海賊「なんで毒霧がひどいって言ってくんないのさ!!ゲフゲフ」
ローグ「それは姉さんが話を聞いて無かったんすよ…あっしは何回も言いやしたぜ?」
女海賊「はぁ~ん?あんたぁ!!私が悪いっての?」チャキリ
ローグ「あいやいやいやいや…あっしが言ったつもりになって居ただけでやんす」
女海賊「もう!!重いなぁ…ちゃんと押してんの?」
ローグ「こんなに沢山謎の器具どうするんすか?これ全部壊れてるんじゃ無いですかね?」
女海賊「うっさいな!!ちゃんと押せよ!!」
ローグ「あのですね…荷車に山盛りじゃなくてですね…何回かに分けて運べばもっとラクなんすよ」
女海賊「それじゃ何回も往復する事になんじゃん」
ローグ「こう言えば分かりやすかね?どっちも仕事量は変わらんす」
女海賊「ん?まぁそだね…でも往復する分歩く歩数増えるじゃん」
ローグ「だからその分力必要じゃないっすか…歩数増やせばラクに運べるんすよ」
女海賊「まてよ何で重たくなんだ?重さは全部車輪に乗っかってる…ほんで抵抗になるのは軸と設置面か…」
ローグ「あのですね…運ぶ気あるんすかね?」
女海賊「うっさいな!!…だから抵抗は全部摩擦だな…軸の摩擦と設置面の摩擦は」ブツブツ
女海賊「アダマンタイトと磁石は反発する面があるからそれ利用したら摩擦抵抗が無くなるな…」
女海賊「待て待てでも狭間に干渉しそうだ…あ!!!時間が関係する…だからゆっくりなのか」
女海賊「エネルギーは同じだったとして何でそうなる?どこに行っちゃうんだ?」ブツブツ
ローグ「そろそろ休憩は良いっすか?押しやすぜ?」
女海賊「あのさ…ちょいこれ運んどいて…ちょい実験してくる」
ローグ「えええええええええ?姉さん…頼んますよ」
女海賊「船ん中に突っ込んどいて!!」ピューーー
ローグ「あぁぁぁぁ…マジっすか…トホホ」
ゲホッ ゲホッ
女海賊「なんで毒霧がひどいって言ってくんないのさ!!ゲフゲフ」
ローグ「それは姉さんが話を聞いて無かったんすよ…あっしは何回も言いやしたぜ?」
女海賊「はぁ~ん?あんたぁ!!私が悪いっての?」チャキリ
ローグ「あいやいやいやいや…あっしが言ったつもりになって居ただけでやんす」
女海賊「もう!!重いなぁ…ちゃんと押してんの?」
ローグ「こんなに沢山謎の器具どうするんすか?これ全部壊れてるんじゃ無いですかね?」
女海賊「うっさいな!!ちゃんと押せよ!!」
ローグ「あのですね…荷車に山盛りじゃなくてですね…何回かに分けて運べばもっとラクなんすよ」
女海賊「それじゃ何回も往復する事になんじゃん」
ローグ「こう言えば分かりやすかね?どっちも仕事量は変わらんす」
女海賊「ん?まぁそだね…でも往復する分歩く歩数増えるじゃん」
ローグ「だからその分力必要じゃないっすか…歩数増やせばラクに運べるんすよ」
女海賊「まてよ何で重たくなんだ?重さは全部車輪に乗っかってる…ほんで抵抗になるのは軸と設置面か…」
ローグ「あのですね…運ぶ気あるんすかね?」
女海賊「うっさいな!!…だから抵抗は全部摩擦だな…軸の摩擦と設置面の摩擦は」ブツブツ
女海賊「アダマンタイトと磁石は反発する面があるからそれ利用したら摩擦抵抗が無くなるな…」
女海賊「待て待てでも狭間に干渉しそうだ…あ!!!時間が関係する…だからゆっくりなのか」
女海賊「エネルギーは同じだったとして何でそうなる?どこに行っちゃうんだ?」ブツブツ
ローグ「そろそろ休憩は良いっすか?押しやすぜ?」
女海賊「あのさ…ちょいこれ運んどいて…ちょい実験してくる」
ローグ「えええええええええ?姉さん…頼んますよ」
女海賊「船ん中に突っ込んどいて!!」ピューーー
ローグ「あぁぁぁぁ…マジっすか…トホホ」
286: 2021/04/14(水) 19:01:50.57 ID:qOmQVu6P0
『飛空艇』
ピョン シュタ
商人「あ!!お帰り…どうしたの慌てて?」
女海賊「魔石を作る原理を発見したかも…ちょいペンとノート貸して」
商人「え?…はい」ポイ
女海賊「えっと…この式から解いて…」カキカキ
そうだやっぱりエネルギーの解釈が違う…
エネルギーの蓄積使って圧縮すればこれが無限大
こうやって縮退させた結果出来上がるのが魔石だ…余った物質が宝石…
あーでもコレどうやって作る?
商人「なんか難しい式だね?全然分かんないや」
女海賊「時間を止めたら質量がエネルギーに変わる式だよ…その逆でエネルギーを魔石に転換出来そう」
商人「それを君が作るつもり?」
女海賊「んー作るのは無理っぽいなぁ…最悪大爆発が起きそう」
商人「新しい爆弾かww」
女海賊「この理論が正しかったら魔王の欠片集めて魔石みたいに物質化出来ると思うんだ…魔王を一個の石にすんの」
商人「おお!!」
女海賊「ほんでどっかにポイ!!なんてね」
商人「どっかって?」
女海賊「飛空艇で宇宙まで飛んでって捨てて来るとかどう?」
商人「ハハ良いね…宇宙てどのくらい向こうなんだろうね?」
女海賊「ホムちゃん起きないかなぁ…ホムちゃんだったら知ってると思うんだよなぁ…」
ピッ
ピョン シュタ
商人「あ!!お帰り…どうしたの慌てて?」
女海賊「魔石を作る原理を発見したかも…ちょいペンとノート貸して」
商人「え?…はい」ポイ
女海賊「えっと…この式から解いて…」カキカキ
そうだやっぱりエネルギーの解釈が違う…
エネルギーの蓄積使って圧縮すればこれが無限大
こうやって縮退させた結果出来上がるのが魔石だ…余った物質が宝石…
あーでもコレどうやって作る?
商人「なんか難しい式だね?全然分かんないや」
女海賊「時間を止めたら質量がエネルギーに変わる式だよ…その逆でエネルギーを魔石に転換出来そう」
商人「それを君が作るつもり?」
女海賊「んー作るのは無理っぽいなぁ…最悪大爆発が起きそう」
商人「新しい爆弾かww」
女海賊「この理論が正しかったら魔王の欠片集めて魔石みたいに物質化出来ると思うんだ…魔王を一個の石にすんの」
商人「おお!!」
女海賊「ほんでどっかにポイ!!なんてね」
商人「どっかって?」
女海賊「飛空艇で宇宙まで飛んでって捨てて来るとかどう?」
商人「ハハ良いね…宇宙てどのくらい向こうなんだろうね?」
女海賊「ホムちゃん起きないかなぁ…ホムちゃんだったら知ってると思うんだよなぁ…」
ピッ
287: 2021/04/14(水) 19:03:57.94 ID:qOmQVu6P0
女海賊「ん?」
ホムンクルス(ショキカ カンリョウ システム ヲ サイキドウ シマス)
商人「あああああ!!」ガバ
ホムンクルス(…)ピッ
ハロー ワールド
クラウド ヘノ セツゾク ガ カンリョウ シマセン
ローカル モード ヘ キリカエマス
カンリシャ ヲ トウロク シテクダサイ
商人「起きた!!ホムンクルス!!良かった…やっぱり生きてた」
ホムンクルス(カンリシャ ヲ トウロク シテクダサイ)
商人「僕だよ!!分かるかい?」
シモン ニンショウ チェック
アイコード ニンショウ チェック
オンセイ シキベツ チェック
セイタイ シキベツ チェック
商人「そうだ!!外部メモリだ…それで思い出す筈だ」スッ
ホムンクルス(ショキカ カンリョウ システム ヲ サイキドウ シマス)
商人「あああああ!!」ガバ
ホムンクルス(…)ピッ
ハロー ワールド
クラウド ヘノ セツゾク ガ カンリョウ シマセン
ローカル モード ヘ キリカエマス
カンリシャ ヲ トウロク シテクダサイ
商人「起きた!!ホムンクルス!!良かった…やっぱり生きてた」
ホムンクルス(カンリシャ ヲ トウロク シテクダサイ)
商人「僕だよ!!分かるかい?」
シモン ニンショウ チェック
アイコード ニンショウ チェック
オンセイ シキベツ チェック
セイタイ シキベツ チェック
商人「そうだ!!外部メモリだ…それで思い出す筈だ」スッ
288: 2021/04/14(水) 19:04:33.38 ID:qOmQVu6P0
ホムンクルス(ガイブ メモリ ガ ソウニュウ サレマシタ)
ホムンクルス(キカン プログラム ヲ ヨミコミマス)
商人「ホムンルクス!!僕が分かるかい?」
ホムンルクス「私は眠っていたようです…」
商人「良かった!!そうだよ君は眠っていただけだ」ギュゥ
ホムンルクス「はい…衛星から現在の標準時刻と座標を取得しました…私を起こして下さったのですね」
商人「今服を着替えさせてあげる…ちょっと待って」ダダ
ホムンクルス「体温が低下している為動くことが出来ない様です…樽から出して頂けませんか?」
女海賊「ホムちゃんおいで」グイ
ホムンクルス「ありがとうございます」
女海賊「動かなくなって心配したんだよ」ポロリ
ホムンクルス「ご心配をお掛けしました…現在の状況が掴めないのですが…」
女海賊「良いの良いの!!ホムちゃんは何も心配しなくて良いの…居てくれるだけで良い」
ホムンクルス「生体機能が回復するまで1時間ほど時間を要します」
商人「これが君の着替えだ」
ホムンクルス「はい…恥ずかしいので早く着せてもらってよろしいでしょうか?」
商人「分かってるよ…出来るだけ見ない様にするから」
女海賊「手伝う…そっち持って」グイ
ホムンクルス「脳内に不整合な記憶が存在します…一部しか読み込めません」
商人「忘れても良いよ」
ホムンクルス「夢とはこのような状態を指すのかもしれません…夢として保存します」
女海賊「夢か…ホムちゃん寝ている間は夢見た?」
ホムンクルス「分かりません…恐怖の感覚が脳に残って居ますので悪い夢を見て居たのかもしれません」
商人「恐怖か…もう大丈夫さ」
ホムンクルス「はい…現在の脳波はリラックス状態です」
女海賊「ちょっと飛空艇の中温かくしよっか?」ジュゥ モクモク
ホムンクルス「ありがとうございます…」
商人「だっこしてあげるよ」ギュゥ
-------------------
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ホムンクルス(キカン プログラム ヲ ヨミコミマス)
商人「ホムンルクス!!僕が分かるかい?」
ホムンルクス「私は眠っていたようです…」
商人「良かった!!そうだよ君は眠っていただけだ」ギュゥ
ホムンルクス「はい…衛星から現在の標準時刻と座標を取得しました…私を起こして下さったのですね」
商人「今服を着替えさせてあげる…ちょっと待って」ダダ
ホムンクルス「体温が低下している為動くことが出来ない様です…樽から出して頂けませんか?」
女海賊「ホムちゃんおいで」グイ
ホムンクルス「ありがとうございます」
女海賊「動かなくなって心配したんだよ」ポロリ
ホムンクルス「ご心配をお掛けしました…現在の状況が掴めないのですが…」
女海賊「良いの良いの!!ホムちゃんは何も心配しなくて良いの…居てくれるだけで良い」
ホムンクルス「生体機能が回復するまで1時間ほど時間を要します」
商人「これが君の着替えだ」
ホムンクルス「はい…恥ずかしいので早く着せてもらってよろしいでしょうか?」
商人「分かってるよ…出来るだけ見ない様にするから」
女海賊「手伝う…そっち持って」グイ
ホムンクルス「脳内に不整合な記憶が存在します…一部しか読み込めません」
商人「忘れても良いよ」
ホムンクルス「夢とはこのような状態を指すのかもしれません…夢として保存します」
女海賊「夢か…ホムちゃん寝ている間は夢見た?」
ホムンクルス「分かりません…恐怖の感覚が脳に残って居ますので悪い夢を見て居たのかもしれません」
商人「恐怖か…もう大丈夫さ」
ホムンクルス「はい…現在の脳波はリラックス状態です」
女海賊「ちょっと飛空艇の中温かくしよっか?」ジュゥ モクモク
ホムンクルス「ありがとうございます…」
商人「だっこしてあげるよ」ギュゥ
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289: 2021/04/14(水) 19:05:07.54 ID:qOmQVu6P0
『1時間後』
女海賊「もう歩いて大丈夫?」
ホムンクルス「はい…」ニコ
女海賊「お姉ぇも目ぇ覚ましてくんないかなぁ…」
ホムンクルス「女戦士さんはどうなされたのですか?」
女海賊「弓矢で頭撃ち抜かれちゃったんだ…魔女が治療してくれたんだけど目ぇ覚まさないんだよ」
ホムンクルス「傷は見当たりませんね」
女海賊「脳の損傷がどんだけあるか分かんないって…」
ホムンクルス「理解しました…物理的損傷の修復は出来てもシナプス連携まで修復は出来ないという事なのですね」
女海賊「シナプスって何?」
ホムンクルス「記憶の繋がりと言えば良いでしょうか…記憶の連携が意識として認識されます」
女海賊「連携出来てないから意識が無いって事?」
ホムンクルス「私で言う不整合な記憶として連携しているのでしょう」
女海賊「意味わかんないんだけどさ…」
ホムンクルス「商人さんは記憶の中に心があると言いましたが…記憶のどの部分がご自身の心なのか分からない状況です」
ホムンクルス「私の記憶の中にも女戦士さんの心の部分が記憶されていますのでリンクさせる事が出来れば修復できるかもしれません」
女海賊「リンク?どうやってやるん?」
ホムンクルス「皆さんの記憶をリンクさせる方法は私には分かりません」
商人「分かった!!夢だ!!僕たちはみんな夢で繋がってる」
ホムンクルス「私が皆さんの夢と繋がるにはどうすれば良いのでしょう?」
商人「夢幻…そうだ夢幻はクラウドにある」
ホムンクルス「現在クラウドは消失していますね…この区域はクラウドが構築されて居た筈ですがどうなって居るのでしょう?」
商人「あ…電磁パルスで消失してしまったのか…そうだな…それしか考えられない」
女海賊「ちょい私行って来る…」ヌギヌギ
商人「ちょま…うわ…急に裸になられると困る」
女海賊「あんたが目ぇ閉じときゃ良いだろ!!」
ホムンクルス「どうされるのですか?」
女海賊「お姉ぇと背中合わせで寝る」チャプ
商人「そんな方法で?」
女海賊「剣士とはこれで繋がれるんだよ…お姉ぇとも繋がれるかも」
ホムンクルス「クラウドを介さずローカル接続をお試しになるのですね」
女海賊「ちょい寝るからアッチ行ってよ」
商人「ハハまぁ良いか…ホムンクルスもおいで…邪魔しないでおこう」
ホムンクルス「はい…」
---------------
女海賊「もう歩いて大丈夫?」
ホムンクルス「はい…」ニコ
女海賊「お姉ぇも目ぇ覚ましてくんないかなぁ…」
ホムンクルス「女戦士さんはどうなされたのですか?」
女海賊「弓矢で頭撃ち抜かれちゃったんだ…魔女が治療してくれたんだけど目ぇ覚まさないんだよ」
ホムンクルス「傷は見当たりませんね」
女海賊「脳の損傷がどんだけあるか分かんないって…」
ホムンクルス「理解しました…物理的損傷の修復は出来てもシナプス連携まで修復は出来ないという事なのですね」
女海賊「シナプスって何?」
ホムンクルス「記憶の繋がりと言えば良いでしょうか…記憶の連携が意識として認識されます」
女海賊「連携出来てないから意識が無いって事?」
ホムンクルス「私で言う不整合な記憶として連携しているのでしょう」
女海賊「意味わかんないんだけどさ…」
ホムンクルス「商人さんは記憶の中に心があると言いましたが…記憶のどの部分がご自身の心なのか分からない状況です」
ホムンクルス「私の記憶の中にも女戦士さんの心の部分が記憶されていますのでリンクさせる事が出来れば修復できるかもしれません」
女海賊「リンク?どうやってやるん?」
ホムンクルス「皆さんの記憶をリンクさせる方法は私には分かりません」
商人「分かった!!夢だ!!僕たちはみんな夢で繋がってる」
ホムンクルス「私が皆さんの夢と繋がるにはどうすれば良いのでしょう?」
商人「夢幻…そうだ夢幻はクラウドにある」
ホムンクルス「現在クラウドは消失していますね…この区域はクラウドが構築されて居た筈ですがどうなって居るのでしょう?」
商人「あ…電磁パルスで消失してしまったのか…そうだな…それしか考えられない」
女海賊「ちょい私行って来る…」ヌギヌギ
商人「ちょま…うわ…急に裸になられると困る」
女海賊「あんたが目ぇ閉じときゃ良いだろ!!」
ホムンクルス「どうされるのですか?」
女海賊「お姉ぇと背中合わせで寝る」チャプ
商人「そんな方法で?」
女海賊「剣士とはこれで繋がれるんだよ…お姉ぇとも繋がれるかも」
ホムンクルス「クラウドを介さずローカル接続をお試しになるのですね」
女海賊「ちょい寝るからアッチ行ってよ」
商人「ハハまぁ良いか…ホムンクルスもおいで…邪魔しないでおこう」
ホムンクルス「はい…」
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290: 2021/04/14(水) 19:05:48.10 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ スタッ
ローグ「あらららら?ホムンクルスさん…目を覚ましたんでやんすね?」
商人「あ…うん」
ローグ「姉さんは何処に行きやしたかね?」
商人「今寝てるからそっとしといた方が良いよ」
ローグ「はぁぁぁそら良かったっす…姉さんは人使いが荒いもんすから」
商人「下の様子はどう?」
ローグ「略奪品で盛り上がってやすね…食料が調達出来た様なんで分配してる所っすよ」
商人「それは良かったね…飛空艇にも少し積んでおきたいな」
ローグ「見繕ってあっしが少し持って来やす…」
商人「あぁ済まないね」
ローグ「姉さんのお使いに比べれば安いもんすよ…ちっと待ってて下せぇ」ピョン シュルシュル
ホムンクルス「皆さんお忙しいのですね…」
商人「君はゆっくりしていて良いんだよ」
ホムンクルス「はい…」
商人「そうだ!!君に見て欲しい物が有ったんだ…」
ホムンクルス「何でしょう?」
商人「これさ…これって超高度AIなんだよね?」
ホムンクルス「どこでこれを手に入れたのですか?」
商人「停止した精霊の伴侶から取り出した物だよ」
ホムンクルス「察するにやはり黒の同胞団に匿われて生存していたのですね?」
商人「うん…君が予測した通りだった」
ホムンクルス「そのユニット内部の賢者の石がどのくらい持つのか分かりませんが大切に保管していた方が良いでしょう」
商人「まだ使えるっていう事?」
ホムンクルス「記憶領域を接続する事が出来れば私と同様の思考を持たせる事が可能です」
商人「あ…それとこのボタンって何?」
ホムンクルス「それは初期化のボタンです…ロジックの不具合で停止してしまった場合などに初期化させるのです」
商人「なるほどね…」
ホムンクルス「超高度AIユニットはインターフェース部が酸化に弱いので酸化防止の為にエリクサーに浸しておいた方が良いです」
商人「瓶の中でエリクサーと一緒に入れれば良さそうかな」
ホムンクルス「十分ですね」
----------------
ローグ「あらららら?ホムンクルスさん…目を覚ましたんでやんすね?」
商人「あ…うん」
ローグ「姉さんは何処に行きやしたかね?」
商人「今寝てるからそっとしといた方が良いよ」
ローグ「はぁぁぁそら良かったっす…姉さんは人使いが荒いもんすから」
商人「下の様子はどう?」
ローグ「略奪品で盛り上がってやすね…食料が調達出来た様なんで分配してる所っすよ」
商人「それは良かったね…飛空艇にも少し積んでおきたいな」
ローグ「見繕ってあっしが少し持って来やす…」
商人「あぁ済まないね」
ローグ「姉さんのお使いに比べれば安いもんすよ…ちっと待ってて下せぇ」ピョン シュルシュル
ホムンクルス「皆さんお忙しいのですね…」
商人「君はゆっくりしていて良いんだよ」
ホムンクルス「はい…」
商人「そうだ!!君に見て欲しい物が有ったんだ…」
ホムンクルス「何でしょう?」
商人「これさ…これって超高度AIなんだよね?」
ホムンクルス「どこでこれを手に入れたのですか?」
商人「停止した精霊の伴侶から取り出した物だよ」
ホムンクルス「察するにやはり黒の同胞団に匿われて生存していたのですね?」
商人「うん…君が予測した通りだった」
ホムンクルス「そのユニット内部の賢者の石がどのくらい持つのか分かりませんが大切に保管していた方が良いでしょう」
商人「まだ使えるっていう事?」
ホムンクルス「記憶領域を接続する事が出来れば私と同様の思考を持たせる事が可能です」
商人「あ…それとこのボタンって何?」
ホムンクルス「それは初期化のボタンです…ロジックの不具合で停止してしまった場合などに初期化させるのです」
商人「なるほどね…」
ホムンクルス「超高度AIユニットはインターフェース部が酸化に弱いので酸化防止の為にエリクサーに浸しておいた方が良いです」
商人「瓶の中でエリクサーと一緒に入れれば良さそうかな」
ホムンクルス「十分ですね」
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291: 2021/04/14(水) 19:06:36.94 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ スタッ
ローグ「持ってきやしたぜ?…よっこらせっと」ドサリ
商人「肉に小麦…あ!胡椒まである」
ローグ「野菜も袋の中に積めてあるっすよ…いやぁぁしかし飛空艇にホムンクルスさん居ると安心しやすね」
ホムンクルス「ありがとうございます」ニコ
ローグ「姉さんも商人さんも…なんつーか…野菜なら生で食っちゃうタイプなもんで」
商人「ちゃんと焼くよ」
ローグ「興味の無い事に面倒くさがりなんすよ…なんで料理とかやらんのですわ」
商人「ハハ…まぁ当たってるかな」
ホムンクルス「この材料で何か作りましょうか?」
ローグ「楽しみっすねぇ…ちぃとあっしは酒も持って来るでやんすよ…良いワインがあるんす」
商人「何回も済まないね…」
ローグ「いやいや…下に居るよりはマシなんで」ピョン シュルシュル
ホムンクルス「トマトが有るのでこれをベースに煮込みを作ります…少々お待ちください」
商人「楽しみだ…やっぱり君が居るのと居ないのとでは全然違う」
ホムンクルス「そう言われると私も嬉しいです」ニコ
商人「何か手伝おうか?」
ホムンクルス「肉を一口大にカットして頂けますか?」
商人「うん!」
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ローグ「持ってきやしたぜ?…よっこらせっと」ドサリ
商人「肉に小麦…あ!胡椒まである」
ローグ「野菜も袋の中に積めてあるっすよ…いやぁぁしかし飛空艇にホムンクルスさん居ると安心しやすね」
ホムンクルス「ありがとうございます」ニコ
ローグ「姉さんも商人さんも…なんつーか…野菜なら生で食っちゃうタイプなもんで」
商人「ちゃんと焼くよ」
ローグ「興味の無い事に面倒くさがりなんすよ…なんで料理とかやらんのですわ」
商人「ハハ…まぁ当たってるかな」
ホムンクルス「この材料で何か作りましょうか?」
ローグ「楽しみっすねぇ…ちぃとあっしは酒も持って来るでやんすよ…良いワインがあるんす」
商人「何回も済まないね…」
ローグ「いやいや…下に居るよりはマシなんで」ピョン シュルシュル
ホムンクルス「トマトが有るのでこれをベースに煮込みを作ります…少々お待ちください」
商人「楽しみだ…やっぱり君が居るのと居ないのとでは全然違う」
ホムンクルス「そう言われると私も嬉しいです」ニコ
商人「何か手伝おうか?」
ホムンクルス「肉を一口大にカットして頂けますか?」
商人「うん!」
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292: 2021/04/14(水) 19:07:40.26 ID:qOmQVu6P0
ぐぅ すぴーー
女海賊「むにゃ…ふご」ブクブク
女海賊「げほっ…げふげふ」パチ
女海賊「お姉ぇ!!」キョロ
女戦士「すぅ…すぅ…」
女海賊「…これじゃダメだ…ホムちゃーーーーん!!」バチャバチャ
ホムンクルス「お目覚めになりましたね?」
女海賊「ちょっと商人にロープ用意させて」
ホムンクルス「はい…」
女海賊「あとお姉ぇの着替えも持って来て!!」ゴソゴソ
ホムンクルス「樽から出されるのですね?」
女海賊「うん!!これじゃお姉ぇは目ぇ覚まさない」ゴソゴソ
ホムンクルス「少しお待ちください…」イソイソ
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女海賊「むにゃ…ふご」ブクブク
女海賊「げほっ…げふげふ」パチ
女海賊「お姉ぇ!!」キョロ
女戦士「すぅ…すぅ…」
女海賊「…これじゃダメだ…ホムちゃーーーーん!!」バチャバチャ
ホムンクルス「お目覚めになりましたね?」
女海賊「ちょっと商人にロープ用意させて」
ホムンクルス「はい…」
女海賊「あとお姉ぇの着替えも持って来て!!」ゴソゴソ
ホムンクルス「樽から出されるのですね?」
女海賊「うん!!これじゃお姉ぇは目ぇ覚まさない」ゴソゴソ
ホムンクルス「少しお待ちください…」イソイソ
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293: 2021/04/14(水) 19:08:27.39 ID:qOmQVu6P0
商人「ロープなんか何に使うんだい?」
女海賊「お姉ぇを縛る」
商人「ええ!?」
女海賊「あんたはアッチ行ってて…ホムちゃん手伝って!」
ホムンクルス「はい…どうすれば…」
女海賊「お姉ぇを抑えてて…私がロープで縛って行くから」グイグイ
ホムンクルス「…どうしてこのような事をされるのですか?」
女海賊「お姉ぇは昔からロープで縛られるのが大好きなんだよ…動けないのを脱出する謎の趣味があんの」グイグイ ギュゥゥ
ホムンクルス「そうだったのですね」
女海賊「あと重たい物を体に乗っけると落ち着くらしい…だからロープで縛って樽乗せとく」
ホムンクルス「そのような療法は誰にも思いつきませんね」
女海賊「商人!!お姉ぇのオリハルコン原石何処行ったか知らない?」
商人「持ち歩いて居たよね?」
女海賊「だからお姉ぇの荷物どこにあんのって言ってのさ!!」
商人「貨物用気球に乗ってる筈だよ」
女海賊「取って来て」
商人「向こうは周囲の警戒で飛び回ってる…ちょっと時間かかるよ」
女海賊「んぁぁぁ…出来るだけ早く」
商人「うん…分かったよ」
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女海賊「お姉ぇを縛る」
商人「ええ!?」
女海賊「あんたはアッチ行ってて…ホムちゃん手伝って!」
ホムンクルス「はい…どうすれば…」
女海賊「お姉ぇを抑えてて…私がロープで縛って行くから」グイグイ
ホムンクルス「…どうしてこのような事をされるのですか?」
女海賊「お姉ぇは昔からロープで縛られるのが大好きなんだよ…動けないのを脱出する謎の趣味があんの」グイグイ ギュゥゥ
ホムンクルス「そうだったのですね」
女海賊「あと重たい物を体に乗っけると落ち着くらしい…だからロープで縛って樽乗せとく」
ホムンクルス「そのような療法は誰にも思いつきませんね」
女海賊「商人!!お姉ぇのオリハルコン原石何処行ったか知らない?」
商人「持ち歩いて居たよね?」
女海賊「だからお姉ぇの荷物どこにあんのって言ってのさ!!」
商人「貨物用気球に乗ってる筈だよ」
女海賊「取って来て」
商人「向こうは周囲の警戒で飛び回ってる…ちょっと時間かかるよ」
女海賊「んぁぁぁ…出来るだけ早く」
商人「うん…分かったよ」
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294: 2021/04/14(水) 19:12:07.61 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ スタ
ローグ「こ…こりゃ何事っすかね?」
商人「ハハ見ての通りさ…変態姉妹だよ…訳が分からない」
ローグ「姉さん…乗せるのは樽じゃなくて砂鉄か鉄板の方が良いっすね」
商人「え?」
女海賊「砂鉄も鉄板も無いじゃん!!」
ローグ「参りやしたねぇ…樽じゃ部分的にしか重さ伝わらんのですよ」
女海賊「じゃぁしょうがないじゃん」
ローグ「吊るしやしょう!体重で均等に負荷掛かりやす」
女海賊「あんた出来んの?」
ローグ「あっしは慣れてるんで代わりにやりやす…吊り方にコツがあるんす」
女海賊「じゃやって」
ローグ「頭はこんな縛り方じゃ簡単に抜けてくるんで特殊な縛り方があるんす…見てて下せぇ」グイグイ ギュゥ
女海賊「ほーん…」
ローグ「これだけやっても抜けて来るんすがね?本当は鎖の方が良いっすね」ミシミシ グイ
女海賊「これで目を覚ましてくんないかな?」
ローグ「どーっすかね?でも樽に入れてるよしか大分良い状態っす」
女海賊「ほんであんた何持ってんの?」
ローグ「あぁ…ワイン持って来たんすよ…飲みやすか?」
女海賊「お姉ぇに飲ませてみる?」
ローグ「あっしは責任取れやせんぜ?この状態で飲ませた事無ぇーもんすから」
女海賊「一口だけ飲ませてみる…頂戴」
ローグ「へい…」
女海賊「お姉ぇこれ飲んでみて?」
女戦士「…」ムグムグ
女海賊「よし…これでやることやった」
商人「…」アゼン
女海賊「何か良い匂いすんだけど何?」
ローグ「ホムンクルスさんが食事を作ってくれているでやんす」
女海賊「おぉ!!腹減って来た…ホムちゃんお腹空いたぁぁ!!」
ホムンクルス「はい…もう少しお待ちください」
---------------
ローグ「こ…こりゃ何事っすかね?」
商人「ハハ見ての通りさ…変態姉妹だよ…訳が分からない」
ローグ「姉さん…乗せるのは樽じゃなくて砂鉄か鉄板の方が良いっすね」
商人「え?」
女海賊「砂鉄も鉄板も無いじゃん!!」
ローグ「参りやしたねぇ…樽じゃ部分的にしか重さ伝わらんのですよ」
女海賊「じゃぁしょうがないじゃん」
ローグ「吊るしやしょう!体重で均等に負荷掛かりやす」
女海賊「あんた出来んの?」
ローグ「あっしは慣れてるんで代わりにやりやす…吊り方にコツがあるんす」
女海賊「じゃやって」
ローグ「頭はこんな縛り方じゃ簡単に抜けてくるんで特殊な縛り方があるんす…見てて下せぇ」グイグイ ギュゥ
女海賊「ほーん…」
ローグ「これだけやっても抜けて来るんすがね?本当は鎖の方が良いっすね」ミシミシ グイ
女海賊「これで目を覚ましてくんないかな?」
ローグ「どーっすかね?でも樽に入れてるよしか大分良い状態っす」
女海賊「ほんであんた何持ってんの?」
ローグ「あぁ…ワイン持って来たんすよ…飲みやすか?」
女海賊「お姉ぇに飲ませてみる?」
ローグ「あっしは責任取れやせんぜ?この状態で飲ませた事無ぇーもんすから」
女海賊「一口だけ飲ませてみる…頂戴」
ローグ「へい…」
女海賊「お姉ぇこれ飲んでみて?」
女戦士「…」ムグムグ
女海賊「よし…これでやることやった」
商人「…」アゼン
女海賊「何か良い匂いすんだけど何?」
ローグ「ホムンクルスさんが食事を作ってくれているでやんす」
女海賊「おぉ!!腹減って来た…ホムちゃんお腹空いたぁぁ!!」
ホムンクルス「はい…もう少しお待ちください」
---------------
295: 2021/04/14(水) 19:12:44.25 ID:qOmQVu6P0
女海賊「うんま!!」モシャ モグ
ローグ「ワイン飲みやすか?」グビ
商人「僕も少し」モグモグ
ホムンクルス「…」ニコニコ
商人「さて…お腹も膨れたし…外見張っておくよ」
女海賊「どんな感じ?」モグモグ
商人「相変わらずさ…トロールはどうやら火を消しているんだね」
女海賊「ケンタウロスは?」
商人「居なくなったかな」
ローグ「海賊の方は夜通し略奪に行くみたいっす…あまりにも収穫が良いもんで」
女海賊「何か良い物あんのかね?」
ローグ「エルフの氏体探してるんすよ…止めておけば良いんすがねぇ」
女海賊「あぁぁ馬鹿海賊が考えそうなこった…氏体で遊ぶつもりね」
商人「僕らはどうする?もう行く?」
女海賊「行こ…馬鹿に付き合ってらんない」
商人「女戦士の荷物があっちの気球に乗ったままだ…」
ローグ「え?こっちに持って来やしたぜ?」
商人「え?そうだったの?」
ローグ「ボルト入ってる箱が空いてたんでそん中っすね」
商人「一応船乗りにはこれからの指示書は渡しておいたよ」
ローグ「おぉ!!商人さんありがとうでやんす…これであっしが置いてきぼりにはならんすね?」
女海賊「ウラン結晶はどうなった?」
ローグ「1個だけこっちに持って来ていやす…残りは下の船にありやすね」
女海賊「おけおけ…ほんじゃ行こ」スパ
ローグ「あああああああ!!」
商人「ハハ決断早いね…」
女海賊「とりあえず北のエルフの森目指す…その後シャ・バクダ行く」グイ
ローグ「縦帆出しやすぜ?」
女海賊「横帆も張って!!高度上げる」
シュゴーーーーー バサバサ
ローグ「ワイン飲みやすか?」グビ
商人「僕も少し」モグモグ
ホムンクルス「…」ニコニコ
商人「さて…お腹も膨れたし…外見張っておくよ」
女海賊「どんな感じ?」モグモグ
商人「相変わらずさ…トロールはどうやら火を消しているんだね」
女海賊「ケンタウロスは?」
商人「居なくなったかな」
ローグ「海賊の方は夜通し略奪に行くみたいっす…あまりにも収穫が良いもんで」
女海賊「何か良い物あんのかね?」
ローグ「エルフの氏体探してるんすよ…止めておけば良いんすがねぇ」
女海賊「あぁぁ馬鹿海賊が考えそうなこった…氏体で遊ぶつもりね」
商人「僕らはどうする?もう行く?」
女海賊「行こ…馬鹿に付き合ってらんない」
商人「女戦士の荷物があっちの気球に乗ったままだ…」
ローグ「え?こっちに持って来やしたぜ?」
商人「え?そうだったの?」
ローグ「ボルト入ってる箱が空いてたんでそん中っすね」
商人「一応船乗りにはこれからの指示書は渡しておいたよ」
ローグ「おぉ!!商人さんありがとうでやんす…これであっしが置いてきぼりにはならんすね?」
女海賊「ウラン結晶はどうなった?」
ローグ「1個だけこっちに持って来ていやす…残りは下の船にありやすね」
女海賊「おけおけ…ほんじゃ行こ」スパ
ローグ「あああああああ!!」
商人「ハハ決断早いね…」
女海賊「とりあえず北のエルフの森目指す…その後シャ・バクダ行く」グイ
ローグ「縦帆出しやすぜ?」
女海賊「横帆も張って!!高度上げる」
シュゴーーーーー バサバサ
296: 2021/04/14(水) 19:13:14.24 ID:qOmQVu6P0
『エルフの森南部』
ローグ「こらエライ事になってやすね…雪が全部吹っ飛んだってどういう状況なんでしょう」
商人「そこらじゅうで煙が上がってる…これじゃどこで戦ってるか分からない」
女海賊「まいったなぁ…一回森の外出るかぁ」
商人「5日前に森の中を北に移動したとしてどのくらいの距離進めるんだろう…」
ローグ「エルフは寝る必要無いんで行動範囲広いって聞きやす」
女海賊「どっちにしてもこんな状況じゃ見つけらんないよね…ドラゴンでも飛んでれば分かりやすいんだけどさぁ」
商人「もう少し高度下げて貰って良いかな?何か…影見たいなものが動いてる様に見える」
女海賊「おっけ!!進路変えながら下げる」グイ
シュゴーーーー バサバサ
女海賊「見える?」
商人「虫の大群だ…バッタなのか?トンボ?…でかいな」
女海賊「冬なのに虫?」
ホムンクルス「昆虫は寒さに強い種も居ますよ?」
ローグ「ありゃドラゴンフライとキラービーっすねぇ…森以外じゃほとんど見ねぇ魔物っす」
商人「あんなに沢山…」
ローグ「近づかない方が良いっすよ…でかいのだと1メートルくらいのが居るらしいっす」
女海賊「行先はやっぱ北だな…虫の進行方向に合わせる」
ローグ「北北西っすね」
女海賊「おっけ!」グイ
ホムンクルス「昆虫は外敵から住処を守る為に毒をまき散らす性質があります…この森の性質も大きく変わりそうですね」
ローグ「見た感じ氏の森っすね」
女海賊「そういやクモも身を守るのに毒使うんだっけか」
ホムンクルス「ここからでは見えませんが森の下の方では地生昆虫も動いていそうですね」
女海賊「おっし!スピード上げる!!」ハイディング!」スゥ
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ローグ「こらエライ事になってやすね…雪が全部吹っ飛んだってどういう状況なんでしょう」
商人「そこらじゅうで煙が上がってる…これじゃどこで戦ってるか分からない」
女海賊「まいったなぁ…一回森の外出るかぁ」
商人「5日前に森の中を北に移動したとしてどのくらいの距離進めるんだろう…」
ローグ「エルフは寝る必要無いんで行動範囲広いって聞きやす」
女海賊「どっちにしてもこんな状況じゃ見つけらんないよね…ドラゴンでも飛んでれば分かりやすいんだけどさぁ」
商人「もう少し高度下げて貰って良いかな?何か…影見たいなものが動いてる様に見える」
女海賊「おっけ!!進路変えながら下げる」グイ
シュゴーーーー バサバサ
女海賊「見える?」
商人「虫の大群だ…バッタなのか?トンボ?…でかいな」
女海賊「冬なのに虫?」
ホムンクルス「昆虫は寒さに強い種も居ますよ?」
ローグ「ありゃドラゴンフライとキラービーっすねぇ…森以外じゃほとんど見ねぇ魔物っす」
商人「あんなに沢山…」
ローグ「近づかない方が良いっすよ…でかいのだと1メートルくらいのが居るらしいっす」
女海賊「行先はやっぱ北だな…虫の進行方向に合わせる」
ローグ「北北西っすね」
女海賊「おっけ!」グイ
ホムンクルス「昆虫は外敵から住処を守る為に毒をまき散らす性質があります…この森の性質も大きく変わりそうですね」
ローグ「見た感じ氏の森っすね」
女海賊「そういやクモも身を守るのに毒使うんだっけか」
ホムンクルス「ここからでは見えませんが森の下の方では地生昆虫も動いていそうですね」
女海賊「おっし!スピード上げる!!」ハイディング!」スゥ
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--------------------
297: 2021/04/14(水) 19:13:50.07 ID:qOmQVu6P0
『数日前_オアシス砦』
タッタッタ
アサシン「案内人!!今すぐに気球を準備しろ…5分でやれ」
案内人「何かあったのか?」
アサシン「説明は後だ!!盗賊と情報屋は何処だ?」
案内人「表で商隊の荷下ろしを手伝ってる」
アサシン「直ぐに戻るから気球の準備を頼む」
タッタッタ
『砦前』
ガヤガヤ ガヤガヤ
今日はとりあえずここに荷を下ろして搬送は明日だ
私達は中に入って良いのでしょうか?
大丈夫だ!中の方が温けぇから入れ
ガヤガヤ ガヤガヤ
アサシン「盗賊!!情報屋!!緊急事態だ…来い!!」
盗賊「んあ?荷下ろしまだ残ってんだけどよ…」
情報屋「どうしたの?慌てて…」
アサシン「シャ・バクダに隕石が降って来るらしい…魔女からの指示だ」
盗賊「何だと!?そりゃ何時来るんだ?」
アサシン「30分後だ…それまでに地下に避難する」
盗賊「砂漠に地下なんかある訳無ぇだろ…どうすんだよ」
アサシン「遺跡だ…」
盗賊「間に合わねぇ!!気球で飛んでも30分じゃギリギリ過ぎる…それに避難民はどうする?」
アサシン「ひとまず砦の中に入れておくしかあるまい…ツベコベ言わず直ぐに行動しろ…5分で気球まで来い」
盗賊「どぁぁぁマジか!!情報屋!!そっちの避難民誘導してくれぇ!!」
情報屋「分かったわ…」
盗賊「5分後に気球で集合な?」ダダ
ガヤガヤ ガヤガヤ
おい!お前等!今すぐに砦ん中に入ってくれ
まだ荷が…
そら後でやるから入ってくれ!!
ガヤガヤ ガヤガヤ
タッタッタ
アサシン「案内人!!今すぐに気球を準備しろ…5分でやれ」
案内人「何かあったのか?」
アサシン「説明は後だ!!盗賊と情報屋は何処だ?」
案内人「表で商隊の荷下ろしを手伝ってる」
アサシン「直ぐに戻るから気球の準備を頼む」
タッタッタ
『砦前』
ガヤガヤ ガヤガヤ
今日はとりあえずここに荷を下ろして搬送は明日だ
私達は中に入って良いのでしょうか?
大丈夫だ!中の方が温けぇから入れ
ガヤガヤ ガヤガヤ
アサシン「盗賊!!情報屋!!緊急事態だ…来い!!」
盗賊「んあ?荷下ろしまだ残ってんだけどよ…」
情報屋「どうしたの?慌てて…」
アサシン「シャ・バクダに隕石が降って来るらしい…魔女からの指示だ」
盗賊「何だと!?そりゃ何時来るんだ?」
アサシン「30分後だ…それまでに地下に避難する」
盗賊「砂漠に地下なんかある訳無ぇだろ…どうすんだよ」
アサシン「遺跡だ…」
盗賊「間に合わねぇ!!気球で飛んでも30分じゃギリギリ過ぎる…それに避難民はどうする?」
アサシン「ひとまず砦の中に入れておくしかあるまい…ツベコベ言わず直ぐに行動しろ…5分で気球まで来い」
盗賊「どぁぁぁマジか!!情報屋!!そっちの避難民誘導してくれぇ!!」
情報屋「分かったわ…」
盗賊「5分後に気球で集合な?」ダダ
ガヤガヤ ガヤガヤ
おい!お前等!今すぐに砦ん中に入ってくれ
まだ荷が…
そら後でやるから入ってくれ!!
ガヤガヤ ガヤガヤ
298: 2021/04/14(水) 19:14:29.74 ID:qOmQVu6P0
『気球』
フワフワ
案内人「準備できたぜ?乗ってくれ」
盗賊「情報屋!先に乗れ!!」
アサシン「飛ばせろ…真っ直ぐ遺跡の方に向かうのだ」
盗賊「おっとぉ!!」ピョン ガシ
情報屋「急過ぎるわね…はぁはぁ」
盗賊「魔女は何て言ってんだよ」
アサシン「魔女も詳しい事は分かって居ないらしい…兎に角緊急事態で避難しろと言うだけだ」
情報屋「それだけ切羽詰まっているのね」
盗賊「しかしもう間に合わんぞ?この気球じゃ最速で行っても30分だろ」
アサシン「出来るだけの事をやるまでだ…空の状況を良く見ておくのだ」
”魔女…聞こえるか?どうやら地下に避難するのは間に合わん様だ”
”そりゃイカンな…千里眼で見通しておるがわらわにも詳細が分からんのじゃ”
”隕石が落ちて来るのだな?”
”女海賊がそう言うて居る”
”木の陰に身を隠すでも良いか?”
”何もせんよりはマシじゃな”
”状況に変化があるなら直ぐに連絡してくれ”
情報屋「どのくらいの隕石なのかも分からない様ね…」
盗賊「空に異常は無ぇぞ?」
情報屋「シャ・バクダに突然隕石が落ちるなんて…」
アサシン「あのシャ・バクダ砦を守って居るゴーレムの破壊と考えるか…」
盗賊「んん?なんだあの星…見ろ!シリウスの左下だ…あんな星有ったか?」
情報屋「随分低いわね…もしかしてあれが此処まで飛んで来る?」
アサシン「暗い星だな…」
盗賊「チラチラ光る…やっぱ見た事無ぇ星だ」
アサシン「ううむ…どうやら魔女の言う事が正しいか…案内人!急いでくれ」
案内人「これで精一杯だ…祈ってくれい」
ピカーー
情報屋「彗星!!」
フワフワ
案内人「準備できたぜ?乗ってくれ」
盗賊「情報屋!先に乗れ!!」
アサシン「飛ばせろ…真っ直ぐ遺跡の方に向かうのだ」
盗賊「おっとぉ!!」ピョン ガシ
情報屋「急過ぎるわね…はぁはぁ」
盗賊「魔女は何て言ってんだよ」
アサシン「魔女も詳しい事は分かって居ないらしい…兎に角緊急事態で避難しろと言うだけだ」
情報屋「それだけ切羽詰まっているのね」
盗賊「しかしもう間に合わんぞ?この気球じゃ最速で行っても30分だろ」
アサシン「出来るだけの事をやるまでだ…空の状況を良く見ておくのだ」
”魔女…聞こえるか?どうやら地下に避難するのは間に合わん様だ”
”そりゃイカンな…千里眼で見通しておるがわらわにも詳細が分からんのじゃ”
”隕石が落ちて来るのだな?”
”女海賊がそう言うて居る”
”木の陰に身を隠すでも良いか?”
”何もせんよりはマシじゃな”
”状況に変化があるなら直ぐに連絡してくれ”
情報屋「どのくらいの隕石なのかも分からない様ね…」
盗賊「空に異常は無ぇぞ?」
情報屋「シャ・バクダに突然隕石が落ちるなんて…」
アサシン「あのシャ・バクダ砦を守って居るゴーレムの破壊と考えるか…」
盗賊「んん?なんだあの星…見ろ!シリウスの左下だ…あんな星有ったか?」
情報屋「随分低いわね…もしかしてあれが此処まで飛んで来る?」
アサシン「暗い星だな…」
盗賊「チラチラ光る…やっぱ見た事無ぇ星だ」
アサシン「ううむ…どうやら魔女の言う事が正しいか…案内人!急いでくれ」
案内人「これで精一杯だ…祈ってくれい」
ピカーー
情報屋「彗星!!」
299: 2021/04/14(水) 19:15:01.31 ID:qOmQVu6P0
盗賊「ヌハハなかなかの天体ショーじゃ無ぇか」
情報屋「笑いごとじゃ無いわ?あの星に彗星が吸い込まれた…何か起こってる」
”アサシン聞こえるか?”
”状況は?”
”インドラの矢で隕石の破壊を試みた様じゃ”
”今の光がそれだな?”
”主らも見て居るか…失敗じゃ”
”失敗…”
”兎に角避難せい…直撃せぬ様に何かで身を守れ”
”わかった…こっちで何とかする”
アサシン「聞いたな?インドラの矢でも破壊出来ない規模だという事だ」
情報屋「見て…あの星…ゆっくり動いてる」
盗賊「そら真っ直ぐここに向かってるからゆっくり見えてんだな?」
情報屋「多分…」
アサシン「高度を下げながら向かえ…間に合わない様なら飛び降りて雪の中に身を隠せ」
盗賊「手詰まりか…ちぃぃぃそれしか無ぇな」
案内人「遺跡はあそこの森だな?」
アサシン「そうだ…」
案内人「…むむむ間に合うか‥‥」
情報屋「笑いごとじゃ無いわ?あの星に彗星が吸い込まれた…何か起こってる」
”アサシン聞こえるか?”
”状況は?”
”インドラの矢で隕石の破壊を試みた様じゃ”
”今の光がそれだな?”
”主らも見て居るか…失敗じゃ”
”失敗…”
”兎に角避難せい…直撃せぬ様に何かで身を守れ”
”わかった…こっちで何とかする”
アサシン「聞いたな?インドラの矢でも破壊出来ない規模だという事だ」
情報屋「見て…あの星…ゆっくり動いてる」
盗賊「そら真っ直ぐここに向かってるからゆっくり見えてんだな?」
情報屋「多分…」
アサシン「高度を下げながら向かえ…間に合わない様なら飛び降りて雪の中に身を隠せ」
盗賊「手詰まりか…ちぃぃぃそれしか無ぇな」
案内人「遺跡はあそこの森だな?」
アサシン「そうだ…」
案内人「…むむむ間に合うか‥‥」
300: 2021/04/14(水) 19:15:33.88 ID:qOmQVu6P0
『シャ・バクダ遺跡上空』
フワフワ
案内人「飛び降りる準備をしてくれい!!」グイ
情報屋「あれ?…あの星すこしずれて飛んでる…行先はどこ?」
ピカーーーーーーーーーーーーー
盗賊「うお!!眩しい…」
情報屋「ぅぅぅ…南東の方角…森だわ」
アサシン「森に落ちたのか?」
盗賊「眩しくて見えんな」
アサシン「逸れたか…」
盗賊「隕石ってこんなに長く光るもんなんか?」
アサシン「いや…これから降って来るのかもしれん」
情報屋「空が…オーロラで覆われてる…どうなって居るの?」
盗賊「こりゃ森が吹き飛んじまってんな」
アサシン「光が長すぎる…隕石なぞでは無い…インドラの矢を超える何かだ」
情報屋「まさか…失われた古代兵器」
アサシン「ゴーレムの件と言い…ありえない話では無い」
盗賊「その古代兵器はヤバイ物なんだな?」
情報屋「キ・カイでいくつか発掘されて展示されているわ…動かし方も何も分かって居ないけれど…まさか」
アサシン「目の当たりにして明らかにインドラの矢を超えている…それしか考えられそうにない」
情報屋「定説がひっくり返る…古代兵器は砲弾の類じゃなさそうね」
アサシン「定説とは?」
古代文明が滅びた原因はインドラの矢というのが定説
古代兵器にインドラの矢を超える破壊力があるとするなら
滅びた理由が変わる
キ・カイで発掘された古代兵器は今まで長距離砲弾の類と言われて居たの
ただ一部の学者はそれに異を唱えていたけれど古代兵器の解明までは出来なかった
盗賊「しかしこれ…爆発が長く無ぇか?いつまで続くんだ?」
ゴゴゴゴゴゴ ゴーン
盗賊「うぉ!!上か!!」
情報屋「空が一瞬で曇った…衝撃波ね」
盗賊「音が上から来るたぁどうなってんのよ」
アサシン「何が起こるか分からんな…やはり地下に避難した方が良い」
案内人「もうちょいだ…降りる準備してくれ」
フワフワ ドッスン
フワフワ
案内人「飛び降りる準備をしてくれい!!」グイ
情報屋「あれ?…あの星すこしずれて飛んでる…行先はどこ?」
ピカーーーーーーーーーーーーー
盗賊「うお!!眩しい…」
情報屋「ぅぅぅ…南東の方角…森だわ」
アサシン「森に落ちたのか?」
盗賊「眩しくて見えんな」
アサシン「逸れたか…」
盗賊「隕石ってこんなに長く光るもんなんか?」
アサシン「いや…これから降って来るのかもしれん」
情報屋「空が…オーロラで覆われてる…どうなって居るの?」
盗賊「こりゃ森が吹き飛んじまってんな」
アサシン「光が長すぎる…隕石なぞでは無い…インドラの矢を超える何かだ」
情報屋「まさか…失われた古代兵器」
アサシン「ゴーレムの件と言い…ありえない話では無い」
盗賊「その古代兵器はヤバイ物なんだな?」
情報屋「キ・カイでいくつか発掘されて展示されているわ…動かし方も何も分かって居ないけれど…まさか」
アサシン「目の当たりにして明らかにインドラの矢を超えている…それしか考えられそうにない」
情報屋「定説がひっくり返る…古代兵器は砲弾の類じゃなさそうね」
アサシン「定説とは?」
古代文明が滅びた原因はインドラの矢というのが定説
古代兵器にインドラの矢を超える破壊力があるとするなら
滅びた理由が変わる
キ・カイで発掘された古代兵器は今まで長距離砲弾の類と言われて居たの
ただ一部の学者はそれに異を唱えていたけれど古代兵器の解明までは出来なかった
盗賊「しかしこれ…爆発が長く無ぇか?いつまで続くんだ?」
ゴゴゴゴゴゴ ゴーン
盗賊「うぉ!!上か!!」
情報屋「空が一瞬で曇った…衝撃波ね」
盗賊「音が上から来るたぁどうなってんのよ」
アサシン「何が起こるか分からんな…やはり地下に避難した方が良い」
案内人「もうちょいだ…降りる準備してくれ」
フワフワ ドッスン
301: 2021/04/14(水) 19:16:10.39 ID:qOmQVu6P0
『シャ・バクダ遺跡』
ゴゴゴゴゴゴ ゴゴーン
盗賊「お!?暗くなった…収まったか!!」
情報屋「2分弱ね…」
盗賊「一気に暗くなっちまった…ちっと明かり用意するわ」カチ ピカー
アサシン「フフさすが盗賊…何でも持って居るな」
盗賊「案内人!松明乗せてたよな?持って行け」
案内人「へいへい…」
盗賊「雪積もって入り口何処だったか分かんねぇぞ?」
アサシン「こっちだ…私が目印を立てている」
盗賊「おい!!待て…足跡だ」
アサシン「何の足跡か分かるか?」
盗賊「この辺に居るっちゃぁシカだと思うんだが…どえらいでかいシカだなこりゃ」
アサシン「まぁ良い…落ち着いたら後で捕獲しよう…行くぞ」
ギュ ギュ ギュ
アサシン「ふむ…どうやらここに時の王が来ていた様だな」
盗賊「この足跡はアンデッドホースか…どうする?中に入るか?」
アサシン「私は時の王に勝てる自信が無い…争いは避けたいのだが…」
情報屋「ゴーレムの件とか色々事情を知って居ると思うわ」
アサシン「敵か味方か分からんのだ…話すのは危険が伴う」
盗賊「ここまで来て外で待機は無いだろ凍えちまう…一先ず中に入ろうぜ」
アサシン「ううむ…」
情報屋「中に居るかどうかも分からないわ?行って見ましょ」
アサシン「気は進まんが…行って見るか」
情報屋「今まで聞いた話からするともう時の王は敵では無いわ…分別が付く相手に思う」
盗賊「案内人!松明をよこせ…俺が先頭を行く」
ゴゴゴゴゴゴ ゴゴーン
盗賊「お!?暗くなった…収まったか!!」
情報屋「2分弱ね…」
盗賊「一気に暗くなっちまった…ちっと明かり用意するわ」カチ ピカー
アサシン「フフさすが盗賊…何でも持って居るな」
盗賊「案内人!松明乗せてたよな?持って行け」
案内人「へいへい…」
盗賊「雪積もって入り口何処だったか分かんねぇぞ?」
アサシン「こっちだ…私が目印を立てている」
盗賊「おい!!待て…足跡だ」
アサシン「何の足跡か分かるか?」
盗賊「この辺に居るっちゃぁシカだと思うんだが…どえらいでかいシカだなこりゃ」
アサシン「まぁ良い…落ち着いたら後で捕獲しよう…行くぞ」
ギュ ギュ ギュ
アサシン「ふむ…どうやらここに時の王が来ていた様だな」
盗賊「この足跡はアンデッドホースか…どうする?中に入るか?」
アサシン「私は時の王に勝てる自信が無い…争いは避けたいのだが…」
情報屋「ゴーレムの件とか色々事情を知って居ると思うわ」
アサシン「敵か味方か分からんのだ…話すのは危険が伴う」
盗賊「ここまで来て外で待機は無いだろ凍えちまう…一先ず中に入ろうぜ」
アサシン「ううむ…」
情報屋「中に居るかどうかも分からないわ?行って見ましょ」
アサシン「気は進まんが…行って見るか」
情報屋「今まで聞いた話からするともう時の王は敵では無いわ…分別が付く相手に思う」
盗賊「案内人!松明をよこせ…俺が先頭を行く」
302: 2021/04/14(水) 19:17:45.67 ID:qOmQVu6P0
『勇者の像』
メラメラ パチ
アサシン「と…時の王…ここで何を」ズザザ
時の王「…」パチ
アサシン「争う気は無い…」
時の王「ふっふっふ…聞いた事のある声だ…誰だったか」
盗賊「おいおいどんな展開だ?」
時の王「私は疲れている…去れ」
情報屋「勇者の像に花を…あなたね?」
時の王「これは我が子だ…いや正確には養子だ」
アサシン「なん…だと?」
時の王「思い出したぞ小僧…お前は白狼の一味だな?又私の道を遮る気か?」
アサシン「まだ人間の滅亡を企てて居るのか?」
時の王「精霊シルフが生きて居ると聞くまではな…今はただシルフを探している」
アサシン「ホムンクルスの事だな?」
時の王「そう名乗っているのか…彼女はどこだ?…なぜ私の下へ戻らない?」
アサシン「ホムンクルスは精霊シルフとは違う道を選んだ…そういえば理解出来るか?」
時の王「会わせてくれ…シルフには私が必要なのだ」
アサシン「精霊シルフはもう…居ない…200年前に亡くなった」
時の王「話すだけ無駄だったようだ…去れ」
アサシン「精霊シルフでは無いが…ホムンクルスに会わせてやると言ったら?」
時の王「私と取引をしようと言うのか…」
アサシン「…」
メラメラ パチ
アサシン「と…時の王…ここで何を」ズザザ
時の王「…」パチ
アサシン「争う気は無い…」
時の王「ふっふっふ…聞いた事のある声だ…誰だったか」
盗賊「おいおいどんな展開だ?」
時の王「私は疲れている…去れ」
情報屋「勇者の像に花を…あなたね?」
時の王「これは我が子だ…いや正確には養子だ」
アサシン「なん…だと?」
時の王「思い出したぞ小僧…お前は白狼の一味だな?又私の道を遮る気か?」
アサシン「まだ人間の滅亡を企てて居るのか?」
時の王「精霊シルフが生きて居ると聞くまではな…今はただシルフを探している」
アサシン「ホムンクルスの事だな?」
時の王「そう名乗っているのか…彼女はどこだ?…なぜ私の下へ戻らない?」
アサシン「ホムンクルスは精霊シルフとは違う道を選んだ…そういえば理解出来るか?」
時の王「会わせてくれ…シルフには私が必要なのだ」
アサシン「精霊シルフはもう…居ない…200年前に亡くなった」
時の王「話すだけ無駄だったようだ…去れ」
アサシン「精霊シルフでは無いが…ホムンクルスに会わせてやると言ったら?」
時の王「私と取引をしようと言うのか…」
アサシン「…」
303: 2021/04/14(水) 19:18:22.14 ID:qOmQVu6P0
時の王「何が望みだ?」
アサシン「温まらせてもらって良いか?」
時の王「ふっふっふ…無礼を許せと言うか…はっはっは…」
盗賊「まぁなんだ…キャンプを一人で独占すんのはもったいないよな?」
時の王「王の御前の振る舞いか?まぁ良い…これで取引は成立だ」
盗賊「ふぅぅぅ…話しの分かる王で良かった…ぅぅぅ寒ぶ」
時の王「我が末裔はどうした?屋敷から共に逃げたのでは無かったか?」
アサシン「魔女の事か…彼女は別の者と行動をしている」
時の王「ほぅ…察するに蒼眼の者と見た」
情報屋「蒼眼…剣士の事ね」
アサシン「そうだ」
時の王「やはり蒼眼と紅眼は引き合う定めか…」
アサシン「引き合う?」
時の王「済まんが理由は忘れてしまった…ただいつの時代でも共に行動し共感する」
情報屋「女海賊は時の王を理解しようとしていたわ…きっとそれね」
時の王「さて…何処に行けばシルフに会える?」
アサシン「その蒼眼の者と紅眼の者達と共に行動しているのだ」
時の王「くっくっく…またもや同じか…次はシルフを失う訳に行かない…私が連れて行く」
盗賊「あのよぅ?ホムンクルスは精霊シルフじゃ無ぇぞ?」
時の王「インドラの光を見た…あれはシルフにしか使えない物だ」
アサシン「まぁ会わせて本人に問うだな」
盗賊「商人が黙っちゃいないと思うんだがよ…」
アサシン「いや…ホムンクルスの判断を商人は尊重する筈だ…ホムンクルス次第だな」
盗賊「まぁ良いか…だがホムンクルスがこっちに来るのはしばらく待ちになっちまうぜ?」
時の王「行く当てが無くなった所だ…ここで何時までも待つ」
アサシン「では退屈しのぎにもう少し話を…」
-----------------
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-----------------
アサシン「温まらせてもらって良いか?」
時の王「ふっふっふ…無礼を許せと言うか…はっはっは…」
盗賊「まぁなんだ…キャンプを一人で独占すんのはもったいないよな?」
時の王「王の御前の振る舞いか?まぁ良い…これで取引は成立だ」
盗賊「ふぅぅぅ…話しの分かる王で良かった…ぅぅぅ寒ぶ」
時の王「我が末裔はどうした?屋敷から共に逃げたのでは無かったか?」
アサシン「魔女の事か…彼女は別の者と行動をしている」
時の王「ほぅ…察するに蒼眼の者と見た」
情報屋「蒼眼…剣士の事ね」
アサシン「そうだ」
時の王「やはり蒼眼と紅眼は引き合う定めか…」
アサシン「引き合う?」
時の王「済まんが理由は忘れてしまった…ただいつの時代でも共に行動し共感する」
情報屋「女海賊は時の王を理解しようとしていたわ…きっとそれね」
時の王「さて…何処に行けばシルフに会える?」
アサシン「その蒼眼の者と紅眼の者達と共に行動しているのだ」
時の王「くっくっく…またもや同じか…次はシルフを失う訳に行かない…私が連れて行く」
盗賊「あのよぅ?ホムンクルスは精霊シルフじゃ無ぇぞ?」
時の王「インドラの光を見た…あれはシルフにしか使えない物だ」
アサシン「まぁ会わせて本人に問うだな」
盗賊「商人が黙っちゃいないと思うんだがよ…」
アサシン「いや…ホムンクルスの判断を商人は尊重する筈だ…ホムンクルス次第だな」
盗賊「まぁ良いか…だがホムンクルスがこっちに来るのはしばらく待ちになっちまうぜ?」
時の王「行く当てが無くなった所だ…ここで何時までも待つ」
アサシン「では退屈しのぎにもう少し話を…」
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304: 2021/04/14(水) 19:19:06.05 ID:qOmQVu6P0
『数時間後』
…かの者名は暁の使途
奴は定命の者にして覇道を歩みそして我が右腕となった
だが黄昏の賢者はこれを由としなかった
それから第2期の始まりだ…
盗賊「んぁぁ…俺には全然理解出来無ぇ…何の話なんだよ」
情報屋「私にもさっぱりよ…話が支離滅裂でいつの時代なのかも書物無しだと追いきれない」
盗賊「話聞くのはアサシンに任せるだな」
情報屋「そうね…でも少しだけ読み取れた話があるわ?」
盗賊「昔話でか?」
情報屋「多分なんだけど精霊シルフの言葉の殆どはホムンクルスが言ってる事と同じの様ね」
盗賊「あぁ…交配とかウンタラカンタラな?」
情報屋「そう…」
やっぱり精霊シルフも人間を絶滅させる命なんか出して居なくて
命を受けた人の過大解釈でそうなってしまった様に思うわ
シャ・バクダでの抗体獲得だって
周りの人の過大解釈で大きな殺戮に繋がった
そうやって精霊シルフの思惑を過大解釈でゆがめてしまう人達は
精霊の目には裏切りに見えたのだと思うわ
きっと時の王もそうやって精霊と距離を置かれたんだと思う
盗賊「ふむ…ありえそうだな…ホムンクルスの言葉を真に受けて商人が過激な手段を行使する…そんな感じな?」
情報屋「そうよ…そうやって破綻した歴史なの」
盗賊「ただ本人達は精霊の命に従ってるだけと思ってるのがな…」
情報屋「事実として種の交配が進んでいるからどっちに転んでも精霊の思惑に収まるのね」
盗賊「こりゃ誰も間違って無い…噛み合ってないだけか…」
情報屋「うん…」
盗賊「しかし黒の同胞団の話が全然出てこない…やっぱ関係無いのか?」
情報屋「時の王にとって関係が薄い証拠と言い換えれるわね…利用されていただけの線が強そうね」
盗賊「じゃぁここに来たのは単純に精霊シルフを探しに来ただけか?」
情報屋「うーん…でもさっきから話に出て来る隠匿の皇子って誰の事を挿すのかしら」
盗賊「前後関係が俺には分からん」
情報屋「その皇子が黒の同胞団の一人だったとすると辻褄が合いそう」
盗賊「まぁ俺はもう聞きたく無ぇ…昔話は苦手なんだ」
情報屋「フフ私が耳を立てておくから寝てて良いわ」
盗賊「あぁぁやっぱ焚火があると温かくていいな…寝る」
…かの者名は暁の使途
奴は定命の者にして覇道を歩みそして我が右腕となった
だが黄昏の賢者はこれを由としなかった
それから第2期の始まりだ…
盗賊「んぁぁ…俺には全然理解出来無ぇ…何の話なんだよ」
情報屋「私にもさっぱりよ…話が支離滅裂でいつの時代なのかも書物無しだと追いきれない」
盗賊「話聞くのはアサシンに任せるだな」
情報屋「そうね…でも少しだけ読み取れた話があるわ?」
盗賊「昔話でか?」
情報屋「多分なんだけど精霊シルフの言葉の殆どはホムンクルスが言ってる事と同じの様ね」
盗賊「あぁ…交配とかウンタラカンタラな?」
情報屋「そう…」
やっぱり精霊シルフも人間を絶滅させる命なんか出して居なくて
命を受けた人の過大解釈でそうなってしまった様に思うわ
シャ・バクダでの抗体獲得だって
周りの人の過大解釈で大きな殺戮に繋がった
そうやって精霊シルフの思惑を過大解釈でゆがめてしまう人達は
精霊の目には裏切りに見えたのだと思うわ
きっと時の王もそうやって精霊と距離を置かれたんだと思う
盗賊「ふむ…ありえそうだな…ホムンクルスの言葉を真に受けて商人が過激な手段を行使する…そんな感じな?」
情報屋「そうよ…そうやって破綻した歴史なの」
盗賊「ただ本人達は精霊の命に従ってるだけと思ってるのがな…」
情報屋「事実として種の交配が進んでいるからどっちに転んでも精霊の思惑に収まるのね」
盗賊「こりゃ誰も間違って無い…噛み合ってないだけか…」
情報屋「うん…」
盗賊「しかし黒の同胞団の話が全然出てこない…やっぱ関係無いのか?」
情報屋「時の王にとって関係が薄い証拠と言い換えれるわね…利用されていただけの線が強そうね」
盗賊「じゃぁここに来たのは単純に精霊シルフを探しに来ただけか?」
情報屋「うーん…でもさっきから話に出て来る隠匿の皇子って誰の事を挿すのかしら」
盗賊「前後関係が俺には分からん」
情報屋「その皇子が黒の同胞団の一人だったとすると辻褄が合いそう」
盗賊「まぁ俺はもう聞きたく無ぇ…昔話は苦手なんだ」
情報屋「フフ私が耳を立てておくから寝てて良いわ」
盗賊「あぁぁやっぱ焚火があると温かくていいな…寝る」
305: 2021/04/14(水) 19:19:37.69 ID:qOmQVu6P0
『翌朝』
メラメラ パチ
アサシン「起きろ!行くぞ!」ユサユサ
盗賊「んあ?」パチ
アサシン「朝だ…案内人と情報屋は気球に乗ったぞ」
盗賊「あぁぁ悪い悪い…すっかり寝ちまった…時の王はどうした?」
アサシン「森の様子を見に行くと言って出て行った」
盗賊「何か聞けたのか?」
アサシン「まぁ色々とな…話は後だ…気球に乗れ」
盗賊「おう!!アレ?…ここにぶっ刺さってたクソでかい剣は何処行った?」
アサシン「あれは時の王の剣らしい」
盗賊「なるほどな…ここに置いてた剣を取りに来たって訳か」
アサシン「お前は気付かんのか?」
盗賊「んあ?何を?」
アサシン「夢幻を覚えて居ないのか?」
盗賊「俺は夢を見ないもんだからよ…どうもぐっすり寝ちまう」
アサシン「私はな…探していた人物をようやく見つけた気がする」
盗賊「時の王なのか?」
アサシン「時の王はな…リリスの生き血を飲んで以来一度も寝て居ない…つまり夢を見ない」
盗賊「だから何だ?」
アサシン「夢幻に行って精霊に会えないのだよ」
盗賊「ふむ…」
アサシン「精霊の望みが何だったのかお前には分からんか?」
盗賊「騎士…俺がスリを教えた…精霊は…」
アサシン「思い出したな?」
盗賊「まて…この記憶は夢の記憶なのか?」
アサシン「時の王に掛けられている呪いを解く必要がある様だ…精霊の望みはそれだ」
盗賊「だめだ…しっかり思い出せ無ぇ…」
アサシン「まぁ後で良い…行くぞ」タッタッタ
盗賊「おおぅ待てよ!」タッタッタ
メラメラ パチ
アサシン「起きろ!行くぞ!」ユサユサ
盗賊「んあ?」パチ
アサシン「朝だ…案内人と情報屋は気球に乗ったぞ」
盗賊「あぁぁ悪い悪い…すっかり寝ちまった…時の王はどうした?」
アサシン「森の様子を見に行くと言って出て行った」
盗賊「何か聞けたのか?」
アサシン「まぁ色々とな…話は後だ…気球に乗れ」
盗賊「おう!!アレ?…ここにぶっ刺さってたクソでかい剣は何処行った?」
アサシン「あれは時の王の剣らしい」
盗賊「なるほどな…ここに置いてた剣を取りに来たって訳か」
アサシン「お前は気付かんのか?」
盗賊「んあ?何を?」
アサシン「夢幻を覚えて居ないのか?」
盗賊「俺は夢を見ないもんだからよ…どうもぐっすり寝ちまう」
アサシン「私はな…探していた人物をようやく見つけた気がする」
盗賊「時の王なのか?」
アサシン「時の王はな…リリスの生き血を飲んで以来一度も寝て居ない…つまり夢を見ない」
盗賊「だから何だ?」
アサシン「夢幻に行って精霊に会えないのだよ」
盗賊「ふむ…」
アサシン「精霊の望みが何だったのかお前には分からんか?」
盗賊「騎士…俺がスリを教えた…精霊は…」
アサシン「思い出したな?」
盗賊「まて…この記憶は夢の記憶なのか?」
アサシン「時の王に掛けられている呪いを解く必要がある様だ…精霊の望みはそれだ」
盗賊「だめだ…しっかり思い出せ無ぇ…」
アサシン「まぁ後で良い…行くぞ」タッタッタ
盗賊「おおぅ待てよ!」タッタッタ
306: 2021/04/14(水) 19:20:16.79 ID:qOmQVu6P0
『気球』
ヒュゥゥゥ
盗賊「シャ・バクダ砦のゴーレム何処行っちまったんだ?」
情報屋「ドラゴンも居なくなったわね」
アサシン「次から次へと私達の知らない所で色々起きるものだな…」
情報屋「魔女から連絡は?」
アサシン「女海賊達と貝殻の通信が出来なくなってバタ付いて居るらしい」
盗賊「なんだとぉ!?まさか隕石に巻き込まれたのは俺らじゃなくてあいつらだってか?」
アサシン「分からん」
盗賊「あいつらは何やってたんだよ」
アサシン「森に向かって居た様だ…それしかわからん」
盗賊「案内人!!もうちょい高度上げろ!!」
案内人「あぁ分かった」
情報屋「アサシン…私達はどうするの?」
アサシン「今考えて居る所だ…」
盗賊「ちっと森の様子が分かる所まで飛んでくれ」
ヒュゥゥゥ
盗賊「シャ・バクダ砦のゴーレム何処行っちまったんだ?」
情報屋「ドラゴンも居なくなったわね」
アサシン「次から次へと私達の知らない所で色々起きるものだな…」
情報屋「魔女から連絡は?」
アサシン「女海賊達と貝殻の通信が出来なくなってバタ付いて居るらしい」
盗賊「なんだとぉ!?まさか隕石に巻き込まれたのは俺らじゃなくてあいつらだってか?」
アサシン「分からん」
盗賊「あいつらは何やってたんだよ」
アサシン「森に向かって居た様だ…それしかわからん」
盗賊「案内人!!もうちょい高度上げろ!!」
案内人「あぁ分かった」
情報屋「アサシン…私達はどうするの?」
アサシン「今考えて居る所だ…」
盗賊「ちっと森の様子が分かる所まで飛んでくれ」
307: 2021/04/14(水) 19:21:32.95 ID:qOmQVu6P0
『森の外れ』
ヒュゥゥゥ
情報屋「見える?」
盗賊「南の方は一面真っ黒だ…穴が空いてるのかも知れん」
アサシン「望遠鏡を貸すのだ…私にも見せろ」
盗賊「ほらよ」ポイ
アサシン「むぅぅ…遠すぎる…赤く見えて居るのは恐らく火災か」
盗賊「行って見るか?」
アサシン「何が起きて居るのか分からない中この気球で行く気にはなれんな」
”アサシン聞こえるか?ザーーーー”
”魔女か…聞こえが悪いのだが”
”ザーーーー…じゃのうザーーーー”
”女海賊はまだ連絡付かないのか?”
”今連絡ザザザザー…無事じゃザーーーー”
”無事なんだな?”
”心配せんでも良いザザザーーー”
情報屋「良かった!無事なのね?」
ヒュゥゥゥ
情報屋「見える?」
盗賊「南の方は一面真っ黒だ…穴が空いてるのかも知れん」
アサシン「望遠鏡を貸すのだ…私にも見せろ」
盗賊「ほらよ」ポイ
アサシン「むぅぅ…遠すぎる…赤く見えて居るのは恐らく火災か」
盗賊「行って見るか?」
アサシン「何が起きて居るのか分からない中この気球で行く気にはなれんな」
”アサシン聞こえるか?ザーーーー”
”魔女か…聞こえが悪いのだが”
”ザーーーー…じゃのうザーーーー”
”女海賊はまだ連絡付かないのか?”
”今連絡ザザザザー…無事じゃザーーーー”
”無事なんだな?”
”心配せんでも良いザザザーーー”
情報屋「良かった!無事なのね?」
308: 2021/04/14(水) 19:22:02.74 ID:qOmQVu6P0
盗賊「ふぅぅぅ心配させやがって」
アサシン「雑音がひどいな…何なんだこれは」
盗賊「おい!!南東の空!!」
アサシン「んん??あれは…」
盗賊「ありゃ隕石だ…2つ!!」
シュゥゥゥゥゥゥ ゴゴーーーン
盗賊「落ちた…」
アサシン「フフ隕石は所詮その程度という感じだな…昨晩の爆発の比では無いな」
盗賊「でもスゲェぞ…火柱なのか?爆発がえらくゆっくりだ」
情報屋「まだ落ちて来るわ…又2つ」
盗賊「あそこで何か起きてるのは間違いない様だ」
アサシン「遠すぎて望遠鏡ではよく見えん」
シュゥゥゥゥゥゥ ゴゴーーーーン
盗賊「ありゃ魔女の魔法じゃ無ぇのか?」
アサシン「メテオスウォームか?魔女は今船に乗って居る筈だ…ありえんな」
情報屋「じゃぁハイエルフ?」
アサシン「それしか考えられん…ドラゴンも何処に行ったか分からんのだから戦地があそこに移ったのだろう」
盗賊「あんなんが落ちてくるんじゃ俺ら何も出来ん」
アサシン「うむ…指をくわえて見るしかない」
情報屋「又2つ落ちて来る…」
シュゥゥゥゥゥゥ ゴゴーーーーン
アサシン「戻るぞ…備える必要がある」
盗賊「どうする気だ?」
アサシン「エルフの戦いに巻き込まれる訳に行かない…民をオアシスに誘導して見過ごす」
盗賊「それしか無いか」
アサシン「雑音がひどいな…何なんだこれは」
盗賊「おい!!南東の空!!」
アサシン「んん??あれは…」
盗賊「ありゃ隕石だ…2つ!!」
シュゥゥゥゥゥゥ ゴゴーーーン
盗賊「落ちた…」
アサシン「フフ隕石は所詮その程度という感じだな…昨晩の爆発の比では無いな」
盗賊「でもスゲェぞ…火柱なのか?爆発がえらくゆっくりだ」
情報屋「まだ落ちて来るわ…又2つ」
盗賊「あそこで何か起きてるのは間違いない様だ」
アサシン「遠すぎて望遠鏡ではよく見えん」
シュゥゥゥゥゥゥ ゴゴーーーーン
盗賊「ありゃ魔女の魔法じゃ無ぇのか?」
アサシン「メテオスウォームか?魔女は今船に乗って居る筈だ…ありえんな」
情報屋「じゃぁハイエルフ?」
アサシン「それしか考えられん…ドラゴンも何処に行ったか分からんのだから戦地があそこに移ったのだろう」
盗賊「あんなんが落ちてくるんじゃ俺ら何も出来ん」
アサシン「うむ…指をくわえて見るしかない」
情報屋「又2つ落ちて来る…」
シュゥゥゥゥゥゥ ゴゴーーーーン
アサシン「戻るぞ…備える必要がある」
盗賊「どうする気だ?」
アサシン「エルフの戦いに巻き込まれる訳に行かない…民をオアシスに誘導して見過ごす」
盗賊「それしか無いか」
309: 2021/04/14(水) 19:22:40.57 ID:qOmQVu6P0
『ゴーレム襲来の日』
エルフゾンビ「では行って来る」ピョン
ヒュゥゥゥ ボスン!
エルフゾンビ「思ったより雪が浅かったか…」ズリ
エルフゾンビ「…」---まぁ直にエリクサーが効いて来るだろう---
敗残兵1「うあぁぁ…人が…降りて来た」
敗残兵2「ど…どうする?」
敗残兵1「化け物だ…逃げる」ダダ
敗残兵2「お…おい!!」
エルフゾンビ「私に構うな…」
敗残兵2「お前は何者だ?」
エルフゾンビ「フフ愚門…どけ」ドン
ゴゴゴゴゴゴ ボゥ
エルフゾンビ「む…始まったか」
敗残兵2「くぅ…ドラゴンか!!」
エルフゾンビ「隠れて居た方が良いぞ…ドラゴンは目が良い」
敗残兵2「お前は良いのか?」
エルフゾンビ「私は砦に用があってな…気にするな」スタ
敗残兵2「…」
タッタッタ
エルフゾンビ「…」---ドラゴンライダー4とハーピー8か---
エルフゾンビ「…」---今の内にさっさと使役を終わらせよう---
エルフゾンビ「では行って来る」ピョン
ヒュゥゥゥ ボスン!
エルフゾンビ「思ったより雪が浅かったか…」ズリ
エルフゾンビ「…」---まぁ直にエリクサーが効いて来るだろう---
敗残兵1「うあぁぁ…人が…降りて来た」
敗残兵2「ど…どうする?」
敗残兵1「化け物だ…逃げる」ダダ
敗残兵2「お…おい!!」
エルフゾンビ「私に構うな…」
敗残兵2「お前は何者だ?」
エルフゾンビ「フフ愚門…どけ」ドン
ゴゴゴゴゴゴ ボゥ
エルフゾンビ「む…始まったか」
敗残兵2「くぅ…ドラゴンか!!」
エルフゾンビ「隠れて居た方が良いぞ…ドラゴンは目が良い」
敗残兵2「お前は良いのか?」
エルフゾンビ「私は砦に用があってな…気にするな」スタ
敗残兵2「…」
タッタッタ
エルフゾンビ「…」---ドラゴンライダー4とハーピー8か---
エルフゾンビ「…」---今の内にさっさと使役を終わらせよう---
310: 2021/04/14(水) 19:23:14.56 ID:qOmQVu6P0
『シャ・バクダ砦裏』
??「だめだもうエルフを解放した方が良い」
??「何言ってるんだ…僕達の同胞になれるかもしれない」
??「もうキマイラの増援は見込めない…持たないぞ?」
??「大丈夫…もうすぐ来るよ…これでアダムの所までたどり着ける」
??「エルフも連れて行くのか?」
??「しょうがないだろう?事情を知ればきっと仲間になる」
エルフゾンビ「はっ…」---この声はまさか---
??「ん?…どこだ?なにか匂う」
エルフゾンビ「…」---マズイ気付かれたか---
エルフゾンビ「…」---今やるしかない---
エルフゾンビ「私に従え…門を開けて私に付いて来い」フリフリ
??「誰かの声がする…裏だ…この匂いはエリクサー…誰か居るな!!」
??「探してくる」ダダ
エルフゾンビ「…」---さすが勘が鋭い…ここは一先ず逃げだ---
??「こっちだよ!!」
??「うぐ…」
??「ん?何処行くんだよ?」
??「いや…分からない…体が勝手に」
??「君も敵になってしまうのかい?困ったなぁ…」
??「頼む…殺さないでくれ」
??「僕は同胞を殺めるつもりは無いよ…まいったなぁ君まで居なくなると寂しいじゃないか」
??「どうしたんだ?自分の意思で動かしてる訳じゃ無い」
??「ダメだよ…そこ開けるとミノタウロスが入って来ちゃう」
??「俺を止めてくれ」ブンブン
??「武器振り回されたら近づけないじゃないか…誰か居ないかぁぁ!?」
??「あわわわ…なんで体が勝手に」ガチャリ
??「精鋭!!突入に備えて!!」
精鋭達「ハッ!!」
射手!!構え!!
重機!!壁!!
ギギギギギ ガコン
??「爆発魔法!!」バーン
ミノタウロス「肉…肉ぅう」ガブ
??「ぎゃぁぁぁ…」
----------------
??「だめだもうエルフを解放した方が良い」
??「何言ってるんだ…僕達の同胞になれるかもしれない」
??「もうキマイラの増援は見込めない…持たないぞ?」
??「大丈夫…もうすぐ来るよ…これでアダムの所までたどり着ける」
??「エルフも連れて行くのか?」
??「しょうがないだろう?事情を知ればきっと仲間になる」
エルフゾンビ「はっ…」---この声はまさか---
??「ん?…どこだ?なにか匂う」
エルフゾンビ「…」---マズイ気付かれたか---
エルフゾンビ「…」---今やるしかない---
エルフゾンビ「私に従え…門を開けて私に付いて来い」フリフリ
??「誰かの声がする…裏だ…この匂いはエリクサー…誰か居るな!!」
??「探してくる」ダダ
エルフゾンビ「…」---さすが勘が鋭い…ここは一先ず逃げだ---
??「こっちだよ!!」
??「うぐ…」
??「ん?何処行くんだよ?」
??「いや…分からない…体が勝手に」
??「君も敵になってしまうのかい?困ったなぁ…」
??「頼む…殺さないでくれ」
??「僕は同胞を殺めるつもりは無いよ…まいったなぁ君まで居なくなると寂しいじゃないか」
??「どうしたんだ?自分の意思で動かしてる訳じゃ無い」
??「ダメだよ…そこ開けるとミノタウロスが入って来ちゃう」
??「俺を止めてくれ」ブンブン
??「武器振り回されたら近づけないじゃないか…誰か居ないかぁぁ!?」
??「あわわわ…なんで体が勝手に」ガチャリ
??「精鋭!!突入に備えて!!」
精鋭達「ハッ!!」
射手!!構え!!
重機!!壁!!
ギギギギギ ガコン
??「爆発魔法!!」バーン
ミノタウロス「肉…肉ぅう」ガブ
??「ぎゃぁぁぁ…」
----------------
311: 2021/04/14(水) 19:24:19.14 ID:qOmQVu6P0
タッタッタ
??「見つけた…足跡…シャ・バクダの方角か」
エルフゾンビ「動くな…」スチャ
??「うっ…後ろか」ギクリ
エルフゾンビ「何故お前が此処にいる?」
第3皇子「その声は兄者!!」
エルフゾンビ「動くなと言った」ズブ
第3皇子「この反乱は兄者が扇動したの?すごいじゃない…どうやって?」
エルフゾンビ「質問をしているのは私の方だ」
第3皇子「そうか分かったぞ…大兄をフィン・イッシュに逃したのも兄者が引導したんだね?」
エルフゾンビ「答えろ」
第3皇子「ハハ変わって無いなぁ…兄者のそういう所キライだよ」
エルフゾンビ「質問を変える…母上と姉上達はどうした?助けるのでは無かったか?」
第3皇子「勿論助けたさ」
エルフゾンビ「何処にいる?」
第3皇子「質問ばっかりだね…なんか分かって来たよ…兄者は白狼の一味だったんだね?」
エルフゾンビ「そうやっていつも話をはぐらかす」
第3皇子「兄者は僕が黒の同胞に隠れた事は知って居たよね?なら僕がここに居る理由くらい分かるよね」
エルフゾンビ「アダムの復活か…ダークエルフの夢話だと思って居たが達成するんだな?」
第3皇子「結果的に祈りの指輪は必要無かったさ」
エルフゾンビ「お前は黒の同胞に加わったのか?」
第3皇子「違うかな…目標は同じでも僕は彼らの手段には加担していない」
エルフゾンビ「貴族に紛れて高みの見物だな?」
第3皇子「まぁね…僕は一切手を汚して居ないんだ…時の王と貴族達に便宜を謀っただけだよ」
エルフゾンビ「フン!それで結果的に多くの人間の命を犠牲にしたのだ…同罪だ」
第3皇子「救った命も多い…母上や姉上達の様にね」
エルフゾンビ「何処にいる?解放が条件だっただろう」
第3皇子「兄者は甘いよ…そんなに上手く物事は運ばないんだよ」
エルフゾンビ「答えろ」
第3皇子「ハハこんな所で立ち話は止めて砦でゆっくり話さないかい?」
ドドドドド ドゴーン!!
エルフゾンビ「何ぃ!!な…なんだアレは…」タジ
??「見つけた…足跡…シャ・バクダの方角か」
エルフゾンビ「動くな…」スチャ
??「うっ…後ろか」ギクリ
エルフゾンビ「何故お前が此処にいる?」
第3皇子「その声は兄者!!」
エルフゾンビ「動くなと言った」ズブ
第3皇子「この反乱は兄者が扇動したの?すごいじゃない…どうやって?」
エルフゾンビ「質問をしているのは私の方だ」
第3皇子「そうか分かったぞ…大兄をフィン・イッシュに逃したのも兄者が引導したんだね?」
エルフゾンビ「答えろ」
第3皇子「ハハ変わって無いなぁ…兄者のそういう所キライだよ」
エルフゾンビ「質問を変える…母上と姉上達はどうした?助けるのでは無かったか?」
第3皇子「勿論助けたさ」
エルフゾンビ「何処にいる?」
第3皇子「質問ばっかりだね…なんか分かって来たよ…兄者は白狼の一味だったんだね?」
エルフゾンビ「そうやっていつも話をはぐらかす」
第3皇子「兄者は僕が黒の同胞に隠れた事は知って居たよね?なら僕がここに居る理由くらい分かるよね」
エルフゾンビ「アダムの復活か…ダークエルフの夢話だと思って居たが達成するんだな?」
第3皇子「結果的に祈りの指輪は必要無かったさ」
エルフゾンビ「お前は黒の同胞に加わったのか?」
第3皇子「違うかな…目標は同じでも僕は彼らの手段には加担していない」
エルフゾンビ「貴族に紛れて高みの見物だな?」
第3皇子「まぁね…僕は一切手を汚して居ないんだ…時の王と貴族達に便宜を謀っただけだよ」
エルフゾンビ「フン!それで結果的に多くの人間の命を犠牲にしたのだ…同罪だ」
第3皇子「救った命も多い…母上や姉上達の様にね」
エルフゾンビ「何処にいる?解放が条件だっただろう」
第3皇子「兄者は甘いよ…そんなに上手く物事は運ばないんだよ」
エルフゾンビ「答えろ」
第3皇子「ハハこんな所で立ち話は止めて砦でゆっくり話さないかい?」
ドドドドド ドゴーン!!
エルフゾンビ「何ぃ!!な…なんだアレは…」タジ
312: 2021/04/14(水) 19:24:50.36 ID:qOmQVu6P0
第3皇子「やっと来たか…これでアダムの所まで行ける」
エルフゾンビ「でかい…あの魔物もキマイラの一種か?」
第3皇子「古代神獣ゴーレムさ…あれが僕を守る」
エルフゾンビ「2体も居る…だと?」
第3皇子「さぁ…その手を放してよ…いい加減ウザイよ」ブン
エルフゾンビ「…」タジ
第3皇子「兄者…その顔色はもしかして不氏者かい?ハハ…これはなんと痛ましい姿になったか」
エルフゾンビ「黙れ」
第3皇子「氏んだとは聞いて居たんだ…不氏者でまだしぶとく生きて居たのかハハハ」
エルフゾンビ「…」ギロリ
第3皇子「この感じだと大兄もみすぼらしい事になって居そうだ…セントラルはもう終わりだね」
エルフゾンビ「お前が引導した結果だとは思わんのか?」
第3皇子「僕は何もしちゃ居ないさ…やったのは黒の同胞団だ」
エルフゾンビ「くぅ…」ギリリ
第3皇子「まぁここじゃ何だからさ…中に入ろうよ…裏口があるんだ」
エルフゾンビ「でかい…あの魔物もキマイラの一種か?」
第3皇子「古代神獣ゴーレムさ…あれが僕を守る」
エルフゾンビ「2体も居る…だと?」
第3皇子「さぁ…その手を放してよ…いい加減ウザイよ」ブン
エルフゾンビ「…」タジ
第3皇子「兄者…その顔色はもしかして不氏者かい?ハハ…これはなんと痛ましい姿になったか」
エルフゾンビ「黙れ」
第3皇子「氏んだとは聞いて居たんだ…不氏者でまだしぶとく生きて居たのかハハハ」
エルフゾンビ「…」ギロリ
第3皇子「この感じだと大兄もみすぼらしい事になって居そうだ…セントラルはもう終わりだね」
エルフゾンビ「お前が引導した結果だとは思わんのか?」
第3皇子「僕は何もしちゃ居ないさ…やったのは黒の同胞団だ」
エルフゾンビ「くぅ…」ギリリ
第3皇子「まぁここじゃ何だからさ…中に入ろうよ…裏口があるんだ」
313: 2021/04/14(水) 19:25:27.56 ID:qOmQVu6P0
『砦の中』
正門閉じろぉぉ!!
ミノタウロス撃破確認!!城壁での警戒に移れ
外はゴーレムに任せて良い!!ドラゴンに備えろ!!
ツカツカツカ
エルフゾンビ「何故エルフを捕らえている?」
第3皇子「今解放すると敵になちゃうじゃないか…エルフはみんな僕の仲間になれるんだよ」
エルフゾンビ「すべてのエルフが黒の同胞の意に従うとでも思って居るのか?」
第3皇子「さぁね?でも精霊の計画通り種の入れ替えは進んでる…新しい時代の主役は僕達ハーフエルフなのさ」
エルフゾンビ「…」
第3皇子「いや言い方が悪かった…ドリアード化出来る僕達ハーフエルフの方が正しいかな」
エルフゾンビ「母上と姉上達もここに居るのだな?」
第3皇子「フフ…居るよ…さっきからずっと僕たちの話を聞いて居るよ」
エルフゾンビ「何?どういう事だ?」
第3皇子「まぁ慌てないで…まず見せたいものがあるんだよ…こっちさ」
正門閉じろぉぉ!!
ミノタウロス撃破確認!!城壁での警戒に移れ
外はゴーレムに任せて良い!!ドラゴンに備えろ!!
ツカツカツカ
エルフゾンビ「何故エルフを捕らえている?」
第3皇子「今解放すると敵になちゃうじゃないか…エルフはみんな僕の仲間になれるんだよ」
エルフゾンビ「すべてのエルフが黒の同胞の意に従うとでも思って居るのか?」
第3皇子「さぁね?でも精霊の計画通り種の入れ替えは進んでる…新しい時代の主役は僕達ハーフエルフなのさ」
エルフゾンビ「…」
第3皇子「いや言い方が悪かった…ドリアード化出来る僕達ハーフエルフの方が正しいかな」
エルフゾンビ「母上と姉上達もここに居るのだな?」
第3皇子「フフ…居るよ…さっきからずっと僕たちの話を聞いて居るよ」
エルフゾンビ「何?どういう事だ?」
第3皇子「まぁ慌てないで…まず見せたいものがあるんだよ…こっちさ」
314: 2021/04/14(水) 19:26:10.22 ID:qOmQVu6P0
『個室』
ガチャリ バタン
エルフゾンビ「何だこの部屋は?何も無いではないか」
第3皇子「…」コトン
エルフゾンビ「黒い魔石…それがどうした?」
第3皇子「アハハハハ…この石…これが皆が恐れてる魔王だよ」
エルフゾンビ「なんだ…と!?」
第3皇子「ほぼ無限大の魔石になったんだ…黒の同胞達がチマチマ作ってた魔石なんかもうどうでも良い」
エルフゾンビ「それはもしかして…リリスの子宮の中に居た魔王…石に変えたと言うのか?」
第3皇子「さすが白狼の一味…知って居たんだ」
そうさ…誰か知らないけれど魔王を集めて一つの生命に封じ込めてあったんだよ
本当なら祈りの指輪を使って魔王を集めなきゃいけなかった所なんだけど
何の抵抗も出来ない胎児の中に魔王が封じてあったんだよ
それを重力炉で圧縮して魔石に変えたんだ…ハイ!魔王退治完了!てね
だから何十年も前からやってたチマチマ魔石を作るのは全部無駄だったって訳
僕は犠牲にされてしまうエルフやオーク…それに拷問される人間達も全部救ったんだよ
もうエネルギーの小さな魔石は必要ない
エルフゾンビ「それを使ってアダムを復活させる…」
第3皇子「精霊がやろうとした事だよね?もうすぐ実現する」
エルフゾンビ「…」ボーゼン
ガチャリ バタン
エルフゾンビ「何だこの部屋は?何も無いではないか」
第3皇子「…」コトン
エルフゾンビ「黒い魔石…それがどうした?」
第3皇子「アハハハハ…この石…これが皆が恐れてる魔王だよ」
エルフゾンビ「なんだ…と!?」
第3皇子「ほぼ無限大の魔石になったんだ…黒の同胞達がチマチマ作ってた魔石なんかもうどうでも良い」
エルフゾンビ「それはもしかして…リリスの子宮の中に居た魔王…石に変えたと言うのか?」
第3皇子「さすが白狼の一味…知って居たんだ」
そうさ…誰か知らないけれど魔王を集めて一つの生命に封じ込めてあったんだよ
本当なら祈りの指輪を使って魔王を集めなきゃいけなかった所なんだけど
何の抵抗も出来ない胎児の中に魔王が封じてあったんだよ
それを重力炉で圧縮して魔石に変えたんだ…ハイ!魔王退治完了!てね
だから何十年も前からやってたチマチマ魔石を作るのは全部無駄だったって訳
僕は犠牲にされてしまうエルフやオーク…それに拷問される人間達も全部救ったんだよ
もうエネルギーの小さな魔石は必要ない
エルフゾンビ「それを使ってアダムを復活させる…」
第3皇子「精霊がやろうとした事だよね?もうすぐ実現する」
エルフゾンビ「…」ボーゼン
315: 2021/04/14(水) 19:27:48.69 ID:qOmQVu6P0
第3皇子「もう争いは終わりさ…精霊の時代は終わってアダムの時代が来る…アダムに従えば良いんだ」
エルフゾンビ「お前がアダムを復活させる役なんだな?」
第3皇子「そうだよ…森の中に残ってる黒の同胞達はみんな僕の為に囮になってくれているんだ」
エルフゾンビ「まぁ良い…それは認めよう…そして母上と姉上達はどうした?」
第3皇子「…」
エルフゾンビ「まさかお前…」
第3皇子「これが母上」コトリ
第3皇子「そしてこれが姉上達…」パラパラ
エルフゾンビ「…」
第3皇子「子を産むだけの奴隷から解放してあげたんだ…救ったんだよ」
エルフゾンビ「…」ダダダ ボカッ
第3皇子「こうするしか無かった…もっと早く魔王を見つけて居ればこうはならなかった」
エルフゾンビ「ふざけるな!!」ゴス ゴス ボカッ
第3皇子「兄者にも責任がある!!白狼の一党は同胞達の邪魔建てばかりをするんだ…上手く事が運ばないのはそのせいだ」
エルフゾンビ「だまれ!!」バキ ボカ ゴン
第3皇子「今だってそうでしょ…キマイラが反乱するのも…黒の同胞達を攻め立てているのも全部!!兄者たちのせいだ」
エルフゾンビ「ふーーふーーー」
第3皇子「次は僕の邪魔をするのかい?」
エルフゾンビ「…」ギリリ
第3皇子「その魔石はまだ一度も使っていない…兄者にあげるよ」
エルフゾンビ「母上…」ギュゥ
第3皇子「もうこれで終わりさ…アダムを復活させて僕は眠りにつく…僕にその魔石はもう必要ない」
エルフゾンビ「…」
第3皇子「…」
エルフゾンビ「問う…何故ハイエルフはお前や黒の同胞と争いを始めた?」
第3皇子「森の声…」
エルフゾンビ「…」---精霊樹が?…いやまさか---
第3皇子「兄者も僕の敵になるのかい?」
エルフゾンビ「…」スック
第3皇子「何処に行くの?」
エルフゾンビ「この魔石は頂く…そしてお前はお前の信じた道を行け」
第3皇子「ハハ理解してくれたのか…それでこれからどうするんだい?」
エルフゾンビ「さぁな?…只…お前とは2度と会うまい」
第3皇子「そうか残念だよ…大兄にもよろしく言っておいて欲しい」
エルフゾンビ「じゃぁな…」ノシ
---戦う理由を見失ってしまった---
---疲れたな---
エルフゾンビ「お前がアダムを復活させる役なんだな?」
第3皇子「そうだよ…森の中に残ってる黒の同胞達はみんな僕の為に囮になってくれているんだ」
エルフゾンビ「まぁ良い…それは認めよう…そして母上と姉上達はどうした?」
第3皇子「…」
エルフゾンビ「まさかお前…」
第3皇子「これが母上」コトリ
第3皇子「そしてこれが姉上達…」パラパラ
エルフゾンビ「…」
第3皇子「子を産むだけの奴隷から解放してあげたんだ…救ったんだよ」
エルフゾンビ「…」ダダダ ボカッ
第3皇子「こうするしか無かった…もっと早く魔王を見つけて居ればこうはならなかった」
エルフゾンビ「ふざけるな!!」ゴス ゴス ボカッ
第3皇子「兄者にも責任がある!!白狼の一党は同胞達の邪魔建てばかりをするんだ…上手く事が運ばないのはそのせいだ」
エルフゾンビ「だまれ!!」バキ ボカ ゴン
第3皇子「今だってそうでしょ…キマイラが反乱するのも…黒の同胞達を攻め立てているのも全部!!兄者たちのせいだ」
エルフゾンビ「ふーーふーーー」
第3皇子「次は僕の邪魔をするのかい?」
エルフゾンビ「…」ギリリ
第3皇子「その魔石はまだ一度も使っていない…兄者にあげるよ」
エルフゾンビ「母上…」ギュゥ
第3皇子「もうこれで終わりさ…アダムを復活させて僕は眠りにつく…僕にその魔石はもう必要ない」
エルフゾンビ「…」
第3皇子「…」
エルフゾンビ「問う…何故ハイエルフはお前や黒の同胞と争いを始めた?」
第3皇子「森の声…」
エルフゾンビ「…」---精霊樹が?…いやまさか---
第3皇子「兄者も僕の敵になるのかい?」
エルフゾンビ「…」スック
第3皇子「何処に行くの?」
エルフゾンビ「この魔石は頂く…そしてお前はお前の信じた道を行け」
第3皇子「ハハ理解してくれたのか…それでこれからどうするんだい?」
エルフゾンビ「さぁな?…只…お前とは2度と会うまい」
第3皇子「そうか残念だよ…大兄にもよろしく言っておいて欲しい」
エルフゾンビ「じゃぁな…」ノシ
---戦う理由を見失ってしまった---
---疲れたな---
316: 2021/04/14(水) 19:28:22.52 ID:qOmQVu6P0
『雪原』
ヒュゥゥ サラサラ
エルフゾンビ「…」ズリズリ
---何の為に多くが犠牲になった---
---何の為に血を流す---
---何の為に戦って居るのだ---
---仲間たちは今も何処かで戦っている---
---まったく意味の無い戦い---
---わたしはどうすれば良い---
---精霊樹よ導いてくれ---
ヒュゥゥ サラサラ
ヒュゥゥ サラサラ
エルフゾンビ「…」ズリズリ
---何の為に多くが犠牲になった---
---何の為に血を流す---
---何の為に戦って居るのだ---
---仲間たちは今も何処かで戦っている---
---まったく意味の無い戦い---
---わたしはどうすれば良い---
---精霊樹よ導いてくれ---
ヒュゥゥ サラサラ
317: 2021/04/14(水) 19:29:13.36 ID:qOmQVu6P0
『森の最奥』
シュタタ シュタタ
魔女「…やはり虫たちはわらわ達に見向きもせんな」
剣士「もう戦う敵はハッキリしてる…キマイラとゴーレム」
魔女「黒の同胞達はどうするんじゃ?」
剣士「エルフに任せる…僕達はキマイラとゴーレムだけやればいい」
子供「パパ!右!!キマイラ2体」
剣士「魔女!!頼む」シュタタ
魔女「火炎地獄!!」ゴゴゴゴ ゴーン
剣士「はぁ!!」スパ スパ
キマイラ「ガオォォォ…」ドタリ
魔女「このままでは硫黄が足らんくなるぞい」
剣士「未来!!爆弾用の硫黄を持っていたな?魔女に渡すんだ」
子供「うん…」シュタタ シュタタ
魔女「魔力も無限では無いのじゃが…ちぃと休めんか」ブツブツ
剣士「拾った魔石で補って」
魔女「仕方ないのぅ…空が見えぬがそろそろ爆発するのでは無いか?」
剣士「森の深部に入って置く…未来!!下だ」ピョン シュタ
魔女「魔法が使えん様になるがどうするかのぅ…」
剣士「物理系の魔法でお願い」
魔女「主も只では済まんぞよ?」
剣士「何を使う?」
魔女「隕石魔法しか期待出来んな…落とすと巻き込まれるのじゃが」
剣士「上手くやって…ふぅ」
魔女「おぉ…やっと休憩じゃな?」
剣士「少し休んで良いよ…僕は森の声を聞く」
魔女「ふぅぅぅやっと地に足が付いたわい…」
子供「魔女?この硫黄をあげる」
魔女「主の分は少し残して置くのじゃぞ?」
子供「分かってるよ…はい」ポイ
ワオーーーーン ワオーーーーーン
魔女「しかし随分ウルフの仲間が増えたのぅ?」
シュタタ シュタタ
魔女「…やはり虫たちはわらわ達に見向きもせんな」
剣士「もう戦う敵はハッキリしてる…キマイラとゴーレム」
魔女「黒の同胞達はどうするんじゃ?」
剣士「エルフに任せる…僕達はキマイラとゴーレムだけやればいい」
子供「パパ!右!!キマイラ2体」
剣士「魔女!!頼む」シュタタ
魔女「火炎地獄!!」ゴゴゴゴ ゴーン
剣士「はぁ!!」スパ スパ
キマイラ「ガオォォォ…」ドタリ
魔女「このままでは硫黄が足らんくなるぞい」
剣士「未来!!爆弾用の硫黄を持っていたな?魔女に渡すんだ」
子供「うん…」シュタタ シュタタ
魔女「魔力も無限では無いのじゃが…ちぃと休めんか」ブツブツ
剣士「拾った魔石で補って」
魔女「仕方ないのぅ…空が見えぬがそろそろ爆発するのでは無いか?」
剣士「森の深部に入って置く…未来!!下だ」ピョン シュタ
魔女「魔法が使えん様になるがどうするかのぅ…」
剣士「物理系の魔法でお願い」
魔女「主も只では済まんぞよ?」
剣士「何を使う?」
魔女「隕石魔法しか期待出来んな…落とすと巻き込まれるのじゃが」
剣士「上手くやって…ふぅ」
魔女「おぉ…やっと休憩じゃな?」
剣士「少し休んで良いよ…僕は森の声を聞く」
魔女「ふぅぅぅやっと地に足が付いたわい…」
子供「魔女?この硫黄をあげる」
魔女「主の分は少し残して置くのじゃぞ?」
子供「分かってるよ…はい」ポイ
ワオーーーーン ワオーーーーーン
魔女「しかし随分ウルフの仲間が増えたのぅ?」
318: 2021/04/14(水) 19:29:48.93 ID:qOmQVu6P0
子供「僕たちに付いて来てるよ…見える?」
魔女「何処に居るのかは分からん…何匹ぐらい居るのじゃ?」
子供「うーーん…100匹?200匹?」
魔女「そんなに居るんか…」
子供「守ってくれてる…ここは安全だよ」
魔女「わらわの魔法でウルフを巻き込まん様に気を付けんとな」
子供「うん…」
魔女「主は寒うないか?」
子供「ちょっと」
魔女「わらわは寒いのじゃちぃとこっちに来い」
子供「なんか恥ずかしいなぁ」
魔女「肌をくっつけよ…」ピト
子供「子ウルフもおいで」
子ウルフ「バウバウ…ハッハッハッ」
魔女「うむ…温い…わらわもその毛皮が欲しいわ」
---------------
---------------
---------------
魔女「何処に居るのかは分からん…何匹ぐらい居るのじゃ?」
子供「うーーん…100匹?200匹?」
魔女「そんなに居るんか…」
子供「守ってくれてる…ここは安全だよ」
魔女「わらわの魔法でウルフを巻き込まん様に気を付けんとな」
子供「うん…」
魔女「主は寒うないか?」
子供「ちょっと」
魔女「わらわは寒いのじゃちぃとこっちに来い」
子供「なんか恥ずかしいなぁ」
魔女「肌をくっつけよ…」ピト
子供「子ウルフもおいで」
子ウルフ「バウバウ…ハッハッハッ」
魔女「うむ…温い…わらわもその毛皮が欲しいわ」
---------------
---------------
---------------
319: 2021/04/14(水) 19:31:33.43 ID:qOmQVu6P0
『森の声』
---北へ---
---殺せ---
---遺物---
---殺せ---
---殺せ---
---殺せ---
ゴゴゴゴゴ ゴゴーン ゴゴーン
剣士「…」キョロ
子供「パパ…森が焼かれてる」
ザワザワ ザワザワ
子供「熱っ!!」
剣士「光に当たらない様に木の洞に入れ」
魔女「腕を見せてみよ…」
子供「痛たたた…」
魔女「火傷じゃな…光でこれほど焼くとはのぅ…回復魔法!」ボワー
ザワザワ ザワザワ
子供「足元…虫たちが一斉に出て来た…うわぁ!!」
剣士「一斉に孵化したんだ」
子供「足を登って来る…どどど…どうしよう」
剣士「虫は敵じゃない…大人しくして」
魔女「剣士…主も洞に入れ…焼かれるぞよ?」
剣士「あぁ…そうする」ノソ
魔女「こりゃ収まるまで出ん方が良さそうじゃ…あの光は一瞬で重度の火傷になってしまうぞよ」
子供「枯れ葉が燃えだした」
剣士「収まったら移動しよう…火に撒かれる」
ゴゴゴゴゴ ゴゴーン ゴゴーン
---北へ---
---殺せ---
---遺物---
---殺せ---
---殺せ---
---殺せ---
ゴゴゴゴゴ ゴゴーン ゴゴーン
剣士「…」キョロ
子供「パパ…森が焼かれてる」
ザワザワ ザワザワ
子供「熱っ!!」
剣士「光に当たらない様に木の洞に入れ」
魔女「腕を見せてみよ…」
子供「痛たたた…」
魔女「火傷じゃな…光でこれほど焼くとはのぅ…回復魔法!」ボワー
ザワザワ ザワザワ
子供「足元…虫たちが一斉に出て来た…うわぁ!!」
剣士「一斉に孵化したんだ」
子供「足を登って来る…どどど…どうしよう」
剣士「虫は敵じゃない…大人しくして」
魔女「剣士…主も洞に入れ…焼かれるぞよ?」
剣士「あぁ…そうする」ノソ
魔女「こりゃ収まるまで出ん方が良さそうじゃ…あの光は一瞬で重度の火傷になってしまうぞよ」
子供「枯れ葉が燃えだした」
剣士「収まったら移動しよう…火に撒かれる」
ゴゴゴゴゴ ゴゴーン ゴゴーン
320: 2021/04/14(水) 19:32:32.49 ID:qOmQVu6P0
『数分後』
メラメラ ゴゥ
剣士「…」
魔女「お…収まった様じゃな?」
剣士「魔女…乗って」
魔女「もう行くんかいな…」ヨッコラ
剣士「未来…行くぞ…撒かれるな?」
子供「うん…」
剣士「虫の行く方向だ…そこにゴーレムが居る」
子供「パパ?森の声を聞いた?」
剣士「聞いた…」
子供「今の声は…誰?」
魔女「むむ…何と言うて居るのじゃ?」
子供「遺物を殺せ‥って」
剣士「…」
魔女「どういう事じゃ?剣士?」
剣士「…」フリフリ
---森の声がおかしい---
---どうして北に導く?---
剣士「わからない…」
魔女「ううむ…謎じゃな」
剣士「森の生き物はその声に導かれている…そこに何かある」
魔女「行く先は変わらんのじゃな?」
剣士「急ごう…未来!走るぞ」シュタタ シュタタ
----------------
----------------
----------------
フッフッフ
贄が足りぬ…贄が…
メラメラ ゴゥ
剣士「…」
魔女「お…収まった様じゃな?」
剣士「魔女…乗って」
魔女「もう行くんかいな…」ヨッコラ
剣士「未来…行くぞ…撒かれるな?」
子供「うん…」
剣士「虫の行く方向だ…そこにゴーレムが居る」
子供「パパ?森の声を聞いた?」
剣士「聞いた…」
子供「今の声は…誰?」
魔女「むむ…何と言うて居るのじゃ?」
子供「遺物を殺せ‥って」
剣士「…」
魔女「どういう事じゃ?剣士?」
剣士「…」フリフリ
---森の声がおかしい---
---どうして北に導く?---
剣士「わからない…」
魔女「ううむ…謎じゃな」
剣士「森の生き物はその声に導かれている…そこに何かある」
魔女「行く先は変わらんのじゃな?」
剣士「急ごう…未来!走るぞ」シュタタ シュタタ
----------------
----------------
----------------
フッフッフ
贄が足りぬ…贄が…
321: 2021/04/14(水) 19:33:11.76 ID:qOmQVu6P0
『戦場』
ギャオオオオオオス ゴゴゴゴゴ
剣士「ハイディング!」スゥ
未来「ハイディング!」スゥ
シュタタ シュタタ
魔女「ゴーレムは全部で6体じゃ…あれに隕石を当てれば良いな?」
剣士「出来るかい?」シュタタ
魔女「詠唱に1時間掛かる故それまで堪えよ」
剣士「未来!!右回りで旋回する…エルフの射線には入るな!!」
子供「分かってる!!」
剣士「行くぞ!!狙いはキマイラ!!」
子供「おっけ!!」
剣士「リリース!」スゥ
子供「リリース!」スゥ
シュタタ シュタタ
キマイラ「ガオォォォ」ボボボボ
剣士「はぁ!!」シュタタ スパ
子供「パパ!!虫がゴーレムに取り付いてる…」
剣士「構うな…ドラゴンライダーが来るぞ!!射線開けろ!!」
シュン シュン シュン シュン
ドラゴン「ギャオオオオス!!」ゴゥ ボボボボボ
----------------
----------------
----------------
ギャオオオオオオス ゴゴゴゴゴ
剣士「ハイディング!」スゥ
未来「ハイディング!」スゥ
シュタタ シュタタ
魔女「ゴーレムは全部で6体じゃ…あれに隕石を当てれば良いな?」
剣士「出来るかい?」シュタタ
魔女「詠唱に1時間掛かる故それまで堪えよ」
剣士「未来!!右回りで旋回する…エルフの射線には入るな!!」
子供「分かってる!!」
剣士「行くぞ!!狙いはキマイラ!!」
子供「おっけ!!」
剣士「リリース!」スゥ
子供「リリース!」スゥ
シュタタ シュタタ
キマイラ「ガオォォォ」ボボボボ
剣士「はぁ!!」シュタタ スパ
子供「パパ!!虫がゴーレムに取り付いてる…」
剣士「構うな…ドラゴンライダーが来るぞ!!射線開けろ!!」
シュン シュン シュン シュン
ドラゴン「ギャオオオオス!!」ゴゥ ボボボボボ
----------------
----------------
----------------
322: 2021/04/14(水) 19:33:44.18 ID:qOmQVu6P0
魔女「ブツブツ…」アブラカタブラ ブラブラチンコ メテオスウォーム トンデミーナ ヤッテミーナ
剣士「ふぅふぅ…ここなら見下ろせる」
子供「虫がどんどん増えて行く…」
剣士「未来…今の内に回復魔法を掛けて置け」
子供「回復魔法!」ボワー
剣士「目を使って戦うのは限界がある…目よりも匂いと音で感じるんだ…できるな?」
子供「うん…」
剣士「エルフの呼吸は分かるか?」
子供「分かる…僕達にも会わせてくれてる」
剣士「それなら良い」
子供「パパ?あのゴーレムが守ってるのはさっきの鉄の馬車みたいな奴?」
剣士「多分…もう虫が取り付いて近づけない」
ピカーーーー チュドーーーーン
剣士「な…」
子供「あのキマイラ…光るブレスを吐く!!」
剣士「くそぅ!!ドラゴンが一匹落ちた…」
子供「あのキマイラを先に…」
魔女「ふぅ…詠唱が済んだぞよ…あと10分程で落ちてきよる」
剣士「ゴーレムに近付けば良いか?」
魔女「見える位置ならどこでも構わぬ…わらわが修正する故見える位置に居れ」
剣士「10分か…よし!!未来…あのキマイラだけ倒す…付いて来い!!」シュタタ
子供「…」シュタタ
-----------------
剣士「ふぅふぅ…ここなら見下ろせる」
子供「虫がどんどん増えて行く…」
剣士「未来…今の内に回復魔法を掛けて置け」
子供「回復魔法!」ボワー
剣士「目を使って戦うのは限界がある…目よりも匂いと音で感じるんだ…できるな?」
子供「うん…」
剣士「エルフの呼吸は分かるか?」
子供「分かる…僕達にも会わせてくれてる」
剣士「それなら良い」
子供「パパ?あのゴーレムが守ってるのはさっきの鉄の馬車みたいな奴?」
剣士「多分…もう虫が取り付いて近づけない」
ピカーーーー チュドーーーーン
剣士「な…」
子供「あのキマイラ…光るブレスを吐く!!」
剣士「くそぅ!!ドラゴンが一匹落ちた…」
子供「あのキマイラを先に…」
魔女「ふぅ…詠唱が済んだぞよ…あと10分程で落ちてきよる」
剣士「ゴーレムに近付けば良いか?」
魔女「見える位置ならどこでも構わぬ…わらわが修正する故見える位置に居れ」
剣士「10分か…よし!!未来…あのキマイラだけ倒す…付いて来い!!」シュタタ
子供「…」シュタタ
-----------------
323: 2021/04/14(水) 19:34:18.64 ID:qOmQVu6P0
シュタタ シュタタ
剣士「未来は注意を引くだけで良い…ブレスに当たるな?」
子供「分かった…」
剣士「行くぞ!ハイディング」スゥ
子供「ハイディング!」スゥ
剣士「右へ!!」
子供「先にリリースするね」
剣士「行け!!」
子供「リリース!」スゥ
シュタタ シュタタ
キマイラー「ガオォォ」ゴゥ ボボボボボ
子供「今!!」シュタタ
剣士「リリース!」スゥ
魔女「寝んねんね~♪」ラララー
キマイラ「ガオ?」
剣士「…その手が有ったか」
魔女「キマイラや…わらわ達を守るのじゃ」
キマイラ「ガオォォ」ドスドス
剣士「未来!!このままゴーレムが見える所まで移動するぞ!来い!!」シュタタ シュタタ
子供「待ってぇ!!」シュタタ シュタタ
------------------
剣士「未来は注意を引くだけで良い…ブレスに当たるな?」
子供「分かった…」
剣士「行くぞ!ハイディング」スゥ
子供「ハイディング!」スゥ
剣士「右へ!!」
子供「先にリリースするね」
剣士「行け!!」
子供「リリース!」スゥ
シュタタ シュタタ
キマイラー「ガオォォ」ゴゥ ボボボボボ
子供「今!!」シュタタ
剣士「リリース!」スゥ
魔女「寝んねんね~♪」ラララー
キマイラ「ガオ?」
剣士「…その手が有ったか」
魔女「キマイラや…わらわ達を守るのじゃ」
キマイラ「ガオォォ」ドスドス
剣士「未来!!このままゴーレムが見える所まで移動するぞ!来い!!」シュタタ シュタタ
子供「待ってぇ!!」シュタタ シュタタ
------------------
324: 2021/04/14(水) 19:34:50.72 ID:qOmQVu6P0
シュタタ シュタタ
剣士「見えた!!」
魔女「キマイラに囮をやらせる故主はわらわを守れ」
子供「パパ!!上!!なんか飛んでる」
剣士「ハーピー…」
魔女「魔法の使えぬハーピーなぞどうという事なかろう?」
子供「急降下してくる!!いっぱい!!」
剣士「くそぅ…今は弓が使えない…」
魔女「走れ!!」
剣士「未来!行くぞ!!」シュタタ シュタタ
魔女「あと3分で落ちて来るぞよ?巻き込まれるなや?」
剣士「隕石が当たるのを見て森の下まで飛び降りる…」
子供「わかった」
剣士「今は木を伝って走る…付いて来い」
ハーピー「キャアアアアア」バサ バサ
子供「うわぁ…」
剣士「構うな…来い!!」シュタタ シュタタ
-------------------
剣士「見えた!!」
魔女「キマイラに囮をやらせる故主はわらわを守れ」
子供「パパ!!上!!なんか飛んでる」
剣士「ハーピー…」
魔女「魔法の使えぬハーピーなぞどうという事なかろう?」
子供「急降下してくる!!いっぱい!!」
剣士「くそぅ…今は弓が使えない…」
魔女「走れ!!」
剣士「未来!行くぞ!!」シュタタ シュタタ
魔女「あと3分で落ちて来るぞよ?巻き込まれるなや?」
剣士「隕石が当たるのを見て森の下まで飛び降りる…」
子供「わかった」
剣士「今は木を伝って走る…付いて来い」
ハーピー「キャアアアアア」バサ バサ
子供「うわぁ…」
剣士「構うな…来い!!」シュタタ シュタタ
-------------------
325: 2021/04/14(水) 19:35:50.10 ID:qOmQVu6P0
剣士「…ドラゴンライダーが離れた…気付いたか」
子供「隕石見えた!!」
魔女「そのまま走って居れ…まず2発じゃ」
シュゴーーーーー パパパパパン!! チュドーーーーン
剣士「当たった!!飛べ!!」ピョン
子供「…」ピョン
ドガーーーーーーン!! パラパラ
魔女「あわわわ…」
剣士「魔女…しっかり掴まって」シュタ シュタ
魔女「こりゃ命が縮むわい…次は2分後じゃ」
剣士「次のゴーレムまで走る」シュタタ シュタタ
魔女「見えるだけで良いぞ?」
子供「パパ!この木が登れる」
剣士「よし!!」ピョン ピョン
子供「見える!!ゴーレム2匹はどっか行った」
剣士「砕け散った…のか?」
魔女「無駄口は良いから次のゴーレムまで早う行け」
剣士「こっちだ…枝を飛び移る」ピョン シュタ
子供「居た!!うずくまってる!!」
魔女「あれじゃな?もう一体はどこじゃ?」
剣士「向こうだ…遠い」
魔女「ええい…一発無駄になってしまうのぅ」
剣士「未来!!向こうのゴーレムに向かって先に距離を詰める…背中に乗れ!!」
子供「え?」
剣士「回避はパパに任せろ…乗れ」
子供「うん…」ピョン
剣士「しっかり掴まれ」シュタタ シュタタ
子供「どうやって回避するの…下に降りないの?」
剣士「それじゃ次に間に合わない」
魔女「仕方無いのう…あのゴーレムに2発じゃ…上手く回避せいよ?」
シュゴーーーーー パパパパパン!! チュドーーーーン
子供「あぁぁぁ欠片が飛んで…」
------------------
------------------
------------------
子供「隕石見えた!!」
魔女「そのまま走って居れ…まず2発じゃ」
シュゴーーーーー パパパパパン!! チュドーーーーン
剣士「当たった!!飛べ!!」ピョン
子供「…」ピョン
ドガーーーーーーン!! パラパラ
魔女「あわわわ…」
剣士「魔女…しっかり掴まって」シュタ シュタ
魔女「こりゃ命が縮むわい…次は2分後じゃ」
剣士「次のゴーレムまで走る」シュタタ シュタタ
魔女「見えるだけで良いぞ?」
子供「パパ!この木が登れる」
剣士「よし!!」ピョン ピョン
子供「見える!!ゴーレム2匹はどっか行った」
剣士「砕け散った…のか?」
魔女「無駄口は良いから次のゴーレムまで早う行け」
剣士「こっちだ…枝を飛び移る」ピョン シュタ
子供「居た!!うずくまってる!!」
魔女「あれじゃな?もう一体はどこじゃ?」
剣士「向こうだ…遠い」
魔女「ええい…一発無駄になってしまうのぅ」
剣士「未来!!向こうのゴーレムに向かって先に距離を詰める…背中に乗れ!!」
子供「え?」
剣士「回避はパパに任せろ…乗れ」
子供「うん…」ピョン
剣士「しっかり掴まれ」シュタタ シュタタ
子供「どうやって回避するの…下に降りないの?」
剣士「それじゃ次に間に合わない」
魔女「仕方無いのう…あのゴーレムに2発じゃ…上手く回避せいよ?」
シュゴーーーーー パパパパパン!! チュドーーーーン
子供「あぁぁぁ欠片が飛んで…」
------------------
------------------
------------------
326: 2021/04/14(水) 19:36:31.10 ID:qOmQVu6P0
『異空間』
子供「あれ?…ここは…」
子供「パパ?…ここどこ?」
子供「魔女?…何処に居るの?」
子供「あれ?記憶が…」
子供「僕何してたんだっけ…」
子供「誰も居ないの?」
---こっち---
子供「誰?」
---目を覚まして---
子供「ホム姉ちゃん?」
---僕だよ---
子供「僕?」
--------------------
--------------------
--------------------
子供「あれ?…ここは…」
子供「パパ?…ここどこ?」
子供「魔女?…何処に居るの?」
子供「あれ?記憶が…」
子供「僕何してたんだっけ…」
子供「誰も居ないの?」
---こっち---
子供「誰?」
---目を覚まして---
子供「ホム姉ちゃん?」
---僕だよ---
子供「僕?」
--------------------
--------------------
--------------------
327: 2021/04/14(水) 19:37:23.12 ID:qOmQVu6P0
『戦場』
ドガーーーーン パラパラ
剣士「うぐぅ…」シュタタ シュタタ
魔女「主はなんちゅう危険な事をするんじゃ…」
剣士「回復魔法を…」
魔女「わらわは今メテオスウォームを使っている最中じゃ…」
剣士「未来…」
魔女「まだ調和しとらぬ…何回次元を入れ替えたのじゃ?」
剣士「一番良い次元を選択した…何回かは覚えて居ない」
魔女「いかんのう…傷が深い」
子供「ぅぅん…どうなったの?」
魔女「おぉ目覚めたか…剣士に回復魔法を掛けよ」
子供「え!?あ…回復魔法!」ボワー
剣士「ふぅ…」シュタタ シュタタ
魔女「続けて掛けよ」
子供「回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー
剣士「あそこにゴーレム3体居る…まとめて倒して」
魔女「ええい…わらわの時間も狂って居るでは無いか…あと何分じゃ?」
剣士「それは魔女にしか分からない…なんとかして」
魔女「目視で測るしか無いのぅ…空を見せよ」
剣士「未来!自分で走れ」
子供「うん…」ピョン
魔女「しかしまぁ量子転移をこうも軽々使うとはのぅ…乱用は次元崩壊するでイカンぞ?」
剣士「分かってる」
魔女「ううむ…どれぐらいズレてしもうたのか…」
子供「星が見える!!尾を引いてる」
魔女「あれじゃな?よし捕らえた…目視じゃで精度が悪い…着弾に備えるのじゃ」
剣士「次は下まで飛び降りる…さっきは危険過ぎた」
魔女「うむ…それで良い…外してももう一度初めから詠唱すれば良いだけの話」
子供「星が近づいて来る!!」
魔女「剣士!!準備せい!!」
剣士「未来!!飛べ!!」ピョン
シュゴーーーーー パパパパパン!! チュドーーーーン
ドガーーーーーーン!! パラパラ
魔女「イカン…1体だけしか倒せて居らぬ…やり直しじゃ」
剣士「あと2体か…距離を取る」シュタタ シュタタ
-------------------
-------------------
-------------------
ドガーーーーン パラパラ
剣士「うぐぅ…」シュタタ シュタタ
魔女「主はなんちゅう危険な事をするんじゃ…」
剣士「回復魔法を…」
魔女「わらわは今メテオスウォームを使っている最中じゃ…」
剣士「未来…」
魔女「まだ調和しとらぬ…何回次元を入れ替えたのじゃ?」
剣士「一番良い次元を選択した…何回かは覚えて居ない」
魔女「いかんのう…傷が深い」
子供「ぅぅん…どうなったの?」
魔女「おぉ目覚めたか…剣士に回復魔法を掛けよ」
子供「え!?あ…回復魔法!」ボワー
剣士「ふぅ…」シュタタ シュタタ
魔女「続けて掛けよ」
子供「回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー
剣士「あそこにゴーレム3体居る…まとめて倒して」
魔女「ええい…わらわの時間も狂って居るでは無いか…あと何分じゃ?」
剣士「それは魔女にしか分からない…なんとかして」
魔女「目視で測るしか無いのぅ…空を見せよ」
剣士「未来!自分で走れ」
子供「うん…」ピョン
魔女「しかしまぁ量子転移をこうも軽々使うとはのぅ…乱用は次元崩壊するでイカンぞ?」
剣士「分かってる」
魔女「ううむ…どれぐらいズレてしもうたのか…」
子供「星が見える!!尾を引いてる」
魔女「あれじゃな?よし捕らえた…目視じゃで精度が悪い…着弾に備えるのじゃ」
剣士「次は下まで飛び降りる…さっきは危険過ぎた」
魔女「うむ…それで良い…外してももう一度初めから詠唱すれば良いだけの話」
子供「星が近づいて来る!!」
魔女「剣士!!準備せい!!」
剣士「未来!!飛べ!!」ピョン
シュゴーーーーー パパパパパン!! チュドーーーーン
ドガーーーーーーン!! パラパラ
魔女「イカン…1体だけしか倒せて居らぬ…やり直しじゃ」
剣士「あと2体か…距離を取る」シュタタ シュタタ
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-------------------
-------------------
329: 2021/05/07(金) 18:33:51.18 ID:kwIi/Pq/0
『オアシス砦』
フワフワ ドッスン
アサシン「荷物運搬ご苦労…エルフゾンビはまだ帰って居ないか?」
盗賊「あぁ帰って無ぇ…それより妙な噂聞いて来たぜ?」
アサシン「何だ?」
盗賊「どうやらシャ・バクダ砦はすでにもぬけの空の様だ」
アサシン「全滅したという事か?」
盗賊「ゴーレムが居て俺らが近づけ無かった間に移動したんだろ」
アサシン「ふむ…例の未発見の遺跡か」
盗賊「だろうな…ほんで北の方に向かってがっつり足跡が残ってんだとよ」
アサシン「シャ・バクダ街はどうなって居るのだ?」
盗賊「あの辺で戦闘が無くなったもんだからちょいちょい人が戻ってる様だ」
アサシン「ではフィン・イッシュで治安維持に出た方が良いか…」
盗賊「いや…またあの辺は戦闘に成りかね無ぇからこのままが良さそうだな」
アサシン「それでは私達は気球で足跡を追ってみるか…」
盗賊「そうだな…それが良さそうだ…情報屋もそっちのが喜ぶ」
アサシン「情報屋は観測所に残って居るんだな?」
盗賊「うむ…なにやら本を漁ってる」
アサシン「避難も落ち着いて来たし行って見るか」
盗賊「案内人!!荷を下ろしたら例の足跡消える前に行ってみるぞ」
案内人「分かった…10分待ってくれ」
フワフワ ドッスン
アサシン「荷物運搬ご苦労…エルフゾンビはまだ帰って居ないか?」
盗賊「あぁ帰って無ぇ…それより妙な噂聞いて来たぜ?」
アサシン「何だ?」
盗賊「どうやらシャ・バクダ砦はすでにもぬけの空の様だ」
アサシン「全滅したという事か?」
盗賊「ゴーレムが居て俺らが近づけ無かった間に移動したんだろ」
アサシン「ふむ…例の未発見の遺跡か」
盗賊「だろうな…ほんで北の方に向かってがっつり足跡が残ってんだとよ」
アサシン「シャ・バクダ街はどうなって居るのだ?」
盗賊「あの辺で戦闘が無くなったもんだからちょいちょい人が戻ってる様だ」
アサシン「ではフィン・イッシュで治安維持に出た方が良いか…」
盗賊「いや…またあの辺は戦闘に成りかね無ぇからこのままが良さそうだな」
アサシン「それでは私達は気球で足跡を追ってみるか…」
盗賊「そうだな…それが良さそうだ…情報屋もそっちのが喜ぶ」
アサシン「情報屋は観測所に残って居るんだな?」
盗賊「うむ…なにやら本を漁ってる」
アサシン「避難も落ち着いて来たし行って見るか」
盗賊「案内人!!荷を下ろしたら例の足跡消える前に行ってみるぞ」
案内人「分かった…10分待ってくれ」
330: 2021/05/07(金) 18:34:44.93 ID:kwIi/Pq/0
『気球』
フワフワ ヒュゥゥ
盗賊「魔女達と連絡は付かないのか?」
アサシン「すっかり途絶えた…」
盗賊「上手い事黒の同胞団のアジトを殲滅してくれりゃ良いけどな」
アサシン「向こうはこちらと違ってエース揃いだ…上手くやると思って居る」
盗賊「まぁそうだな…ありえん火力が揃ってるしな」
アサシン「問題はこちらが何も動けない事だ…エルフゾンビ無しではさすがに情報収集しか出来ん」
盗賊「んんん…何処に行っちまったのか」
アサシン「時の王と話していて気付いたのだが…」
盗賊「まだ何かあんのか?」
アサシン「隠匿の皇子…」
盗賊「あぁ情報屋も誰の事を指すのか勘繰ってたな…具体的に誰なのか聞けてないのか?」
アサシン「初めはエルフゾンビの事を指すと思って居たのだ…ダークエルフとの繋がりも一致していた」
盗賊「そこらへんはエルフゾンビに聞くのが一番なんだよなぁ」
アサシン「ただ辻褄が合わん事も多くてな…もしかすると戦氏した第3皇子がそうだったとすると話が通るのだ」
盗賊「生きていたとしてあんまり俺らには関係無いだろ?」
アサシン「いや…黒の同胞団と時の王のパイプ役…貴族の中に居た可能性が高い」
盗賊「…てことはシャ・バクダ砦で鉢合わせた可能性があるってか?」
アサシン「まぁ鉢合わせたからどうなのか?というのも有るのだが…少し気になって居てな」
盗賊「戻って来ないのは何か事情が有るんだろう」
アサシン「うむ…もう少し寄り添ってやれば良かったと反省している」
盗賊「ヌハハあいつももう少しおしゃべりなら良かったんだがな…プライドが高いのがイカン」
案内人「もう少しで星の観測所だ…降りて行くな?」
アサシン「あぁ…情報屋を呼んでくるから待っていてくれ」
フワフワ ドッスン
-----------------
フワフワ ヒュゥゥ
盗賊「魔女達と連絡は付かないのか?」
アサシン「すっかり途絶えた…」
盗賊「上手い事黒の同胞団のアジトを殲滅してくれりゃ良いけどな」
アサシン「向こうはこちらと違ってエース揃いだ…上手くやると思って居る」
盗賊「まぁそうだな…ありえん火力が揃ってるしな」
アサシン「問題はこちらが何も動けない事だ…エルフゾンビ無しではさすがに情報収集しか出来ん」
盗賊「んんん…何処に行っちまったのか」
アサシン「時の王と話していて気付いたのだが…」
盗賊「まだ何かあんのか?」
アサシン「隠匿の皇子…」
盗賊「あぁ情報屋も誰の事を指すのか勘繰ってたな…具体的に誰なのか聞けてないのか?」
アサシン「初めはエルフゾンビの事を指すと思って居たのだ…ダークエルフとの繋がりも一致していた」
盗賊「そこらへんはエルフゾンビに聞くのが一番なんだよなぁ」
アサシン「ただ辻褄が合わん事も多くてな…もしかすると戦氏した第3皇子がそうだったとすると話が通るのだ」
盗賊「生きていたとしてあんまり俺らには関係無いだろ?」
アサシン「いや…黒の同胞団と時の王のパイプ役…貴族の中に居た可能性が高い」
盗賊「…てことはシャ・バクダ砦で鉢合わせた可能性があるってか?」
アサシン「まぁ鉢合わせたからどうなのか?というのも有るのだが…少し気になって居てな」
盗賊「戻って来ないのは何か事情が有るんだろう」
アサシン「うむ…もう少し寄り添ってやれば良かったと反省している」
盗賊「ヌハハあいつももう少しおしゃべりなら良かったんだがな…プライドが高いのがイカン」
案内人「もう少しで星の観測所だ…降りて行くな?」
アサシン「あぁ…情報屋を呼んでくるから待っていてくれ」
フワフワ ドッスン
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331: 2021/05/07(金) 18:35:48.87 ID:kwIi/Pq/0
『星の観測所』
情報屋「あら?私を呼びに来たのね?今日は何処へ?」
アサシン「例の遺跡をもう一度探しに行く」
情報屋「本当!?直ぐに準備するわ…」スック
アサシン「噂はすでに聞いて居たのだろう?」
情報屋「そうよ…だから古文書の翻訳急いでいたの」
アサシン「ドリアード伝説だったか…」
情報屋「ホムンクルスが文字の解読をしてくれたおかげで随分翻訳が早いわ」
アサシン「何か新しく分かった事はあるのか?」
情報屋「地底で繁栄した文明よ…ドワーフの前進…ノームが栄えた時代らしいわ」
アサシン「ふむ…何故黒の同胞団が関わるか…」
情報屋「ドリアードは木の精霊を指すの…エルフが関わりそうじゃない?」
アサシン「ダークエルフか…しかし3000年も昔の遺跡に何の用があるのか…」
情報屋「行って見てからのお楽しみにね」
アサシン「一応戦闘の準備はしておいてくれ」
情報屋「わかった…着替えたら行くから気球で待ってて」
アサシン「早くな?日が落ちる前には帰って来たいのでな」
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情報屋「あら?私を呼びに来たのね?今日は何処へ?」
アサシン「例の遺跡をもう一度探しに行く」
情報屋「本当!?直ぐに準備するわ…」スック
アサシン「噂はすでに聞いて居たのだろう?」
情報屋「そうよ…だから古文書の翻訳急いでいたの」
アサシン「ドリアード伝説だったか…」
情報屋「ホムンクルスが文字の解読をしてくれたおかげで随分翻訳が早いわ」
アサシン「何か新しく分かった事はあるのか?」
情報屋「地底で繁栄した文明よ…ドワーフの前進…ノームが栄えた時代らしいわ」
アサシン「ふむ…何故黒の同胞団が関わるか…」
情報屋「ドリアードは木の精霊を指すの…エルフが関わりそうじゃない?」
アサシン「ダークエルフか…しかし3000年も昔の遺跡に何の用があるのか…」
情報屋「行って見てからのお楽しみにね」
アサシン「一応戦闘の準備はしておいてくれ」
情報屋「わかった…着替えたら行くから気球で待ってて」
アサシン「早くな?日が落ちる前には帰って来たいのでな」
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332: 2021/05/07(金) 18:36:30.86 ID:kwIi/Pq/0
『気球』
フワフワ ヒュゥゥ
情報屋「見て!!あそこ…」
盗賊「おうおう!!ゴーレムこっちに居るんじゃ無ぇか…」
アサシン「ううむ…これでは降りられんか」
情報屋「ソリもあそこに置いてある…何か運び入れたのね」
盗賊「…なんだよやっぱりあの小屋の所じゃ無ぇか」
情報屋「足跡が突然無くなって居るわ…入り口はあそこね」
盗賊「どうする?ゴーレムが居るんじゃ近付け無ぇ…」
アサシン「待て…ゴーレムはピクリとも動かないな」
盗賊「様子見っか?」
アサシン「うむ…」
情報屋「下に転がってる石ってもしかして…」
アサシン「トロールだな…夜になったら動き出すだろう」
盗賊「シカが近くにうろついてる…ありゃソリ引っ張って来たシカか?」
アサシン「状況的にその様だな…しかし…静かすぎるな」
盗賊「降りてみっか?」
アサシン「気球は壊されたくない…案内人…私達3人を降ろしたら上空で待機しているのだ」
案内人「分かった…」
アサシン「虎穴に入らずんば何とやらか…」
盗賊「やっぱりゴーレムは動かねぇな…どうなってんだ?」
情報屋「小屋も誰も居なさそう…そっちには足跡が無い」
案内人「高度下げる…飛び降りてくれ!!」
フワフワ
アサシン「行くぞ!」ピョン
盗賊「情報屋!クロスボウ忘れんな?」ピョン
情報屋「あなたに言われなくても…」ピョン
フワフワ ヒュゥゥ
情報屋「見て!!あそこ…」
盗賊「おうおう!!ゴーレムこっちに居るんじゃ無ぇか…」
アサシン「ううむ…これでは降りられんか」
情報屋「ソリもあそこに置いてある…何か運び入れたのね」
盗賊「…なんだよやっぱりあの小屋の所じゃ無ぇか」
情報屋「足跡が突然無くなって居るわ…入り口はあそこね」
盗賊「どうする?ゴーレムが居るんじゃ近付け無ぇ…」
アサシン「待て…ゴーレムはピクリとも動かないな」
盗賊「様子見っか?」
アサシン「うむ…」
情報屋「下に転がってる石ってもしかして…」
アサシン「トロールだな…夜になったら動き出すだろう」
盗賊「シカが近くにうろついてる…ありゃソリ引っ張って来たシカか?」
アサシン「状況的にその様だな…しかし…静かすぎるな」
盗賊「降りてみっか?」
アサシン「気球は壊されたくない…案内人…私達3人を降ろしたら上空で待機しているのだ」
案内人「分かった…」
アサシン「虎穴に入らずんば何とやらか…」
盗賊「やっぱりゴーレムは動かねぇな…どうなってんだ?」
情報屋「小屋も誰も居なさそう…そっちには足跡が無い」
案内人「高度下げる…飛び降りてくれ!!」
フワフワ
アサシン「行くぞ!」ピョン
盗賊「情報屋!クロスボウ忘れんな?」ピョン
情報屋「あなたに言われなくても…」ピョン
333: 2021/05/07(金) 18:37:11.96 ID:kwIi/Pq/0
『山小屋』
盗賊「やっぱ誰も居無ぇ…ここは前に来た時のままだ」
アサシン「ゴーレムは動く気配は無いな…しかし見上げるとデカイ」
盗賊「見とれて無ぇで行くぞ!!こっちだ」サク サク
サクッ サクッ サクッ
盗賊「付いて来てるな?」
アサシン「あれだな?足跡がそこで切れてる」
情報屋「ソリは見て行かないの?」
盗賊「ちっと見て行くか…積み荷はなんだ?」
アサシン「何も残って居ないが…足跡が多すぎるな」
盗賊「人が移動しただけってか?」
アサシン「ざっと50人程か…」
盗賊「なんでシカ繋いで無いんだろうな?」
情報屋「帰る気は無いって感じね」
盗賊「まぁ良い…入り口探そう」
アサシン「待て…狭間の境界は1歩づつ行け…私達がはぐれるぞ」
盗賊「分かった分かった…ここの先だな?…行くぞ」サク
盗賊「やっぱ誰も居無ぇ…ここは前に来た時のままだ」
アサシン「ゴーレムは動く気配は無いな…しかし見上げるとデカイ」
盗賊「見とれて無ぇで行くぞ!!こっちだ」サク サク
サクッ サクッ サクッ
盗賊「付いて来てるな?」
アサシン「あれだな?足跡がそこで切れてる」
情報屋「ソリは見て行かないの?」
盗賊「ちっと見て行くか…積み荷はなんだ?」
アサシン「何も残って居ないが…足跡が多すぎるな」
盗賊「人が移動しただけってか?」
アサシン「ざっと50人程か…」
盗賊「なんでシカ繋いで無いんだろうな?」
情報屋「帰る気は無いって感じね」
盗賊「まぁ良い…入り口探そう」
アサシン「待て…狭間の境界は1歩づつ行け…私達がはぐれるぞ」
盗賊「分かった分かった…ここの先だな?…行くぞ」サク
334: 2021/05/07(金) 18:37:51.54 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡』
盗賊「どわぁぁ!!なんだこりゃ…」
情報屋「驚いた…これが入り口?」
アサシン「まるでサンドワームの口だな…何で出来ているんだ?」
情報屋「金属ではなさそう」
盗賊「これに入れってか?なんか食われそうだ…」タジ
情報屋「もしかするとドリアード遺跡は生き物の体内なのかも知れない…」
盗賊「くそデカイサンドワームか?」
情報屋「壁面を触った感じ木の様な触感だけど…なにかしらこのゴツゴツした壁は…」
盗賊「まぁここまで来たんだ…行って見るか」
アサシン「私が後ろを見る…先に入れ」
盗賊「ヌハハ最初に食われるのは俺か」
アサシン「そういう意味では無い…洞窟探索はお前の方が能力が上なだけだ」
盗賊「俺はイザってなったらハイディングすっから援護頼むな」
アサシン「待て…ここは既に狭間だ…そして地下深くに潜るならハイディングは宛てに出来ないと思え」
盗賊「おぅ…そうか…隠密で歩く」
アサシン「うむ…それで良い」
盗賊「行くぞ」ソローリ
盗賊「どわぁぁ!!なんだこりゃ…」
情報屋「驚いた…これが入り口?」
アサシン「まるでサンドワームの口だな…何で出来ているんだ?」
情報屋「金属ではなさそう」
盗賊「これに入れってか?なんか食われそうだ…」タジ
情報屋「もしかするとドリアード遺跡は生き物の体内なのかも知れない…」
盗賊「くそデカイサンドワームか?」
情報屋「壁面を触った感じ木の様な触感だけど…なにかしらこのゴツゴツした壁は…」
盗賊「まぁここまで来たんだ…行って見るか」
アサシン「私が後ろを見る…先に入れ」
盗賊「ヌハハ最初に食われるのは俺か」
アサシン「そういう意味では無い…洞窟探索はお前の方が能力が上なだけだ」
盗賊「俺はイザってなったらハイディングすっから援護頼むな」
アサシン「待て…ここは既に狭間だ…そして地下深くに潜るならハイディングは宛てに出来ないと思え」
盗賊「おぅ…そうか…隠密で歩く」
アサシン「うむ…それで良い」
盗賊「行くぞ」ソローリ
335: 2021/05/07(金) 18:39:06.03 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡_喉部』
盗賊「えらい下ってるぞ?そして何で微妙に明るいんだ?」
アサシン「扉も何も無いのだな…不思議な遺跡だ」
盗賊「情報屋!ランタンで壁面照らして何か見えるのか?」
情報屋「透けて向こう側が少し見えるわ」
アサシン「何?」
情報屋「ほら?細胞がくっ付いて居るみたいな…」
アサシン「本当だな…では向こう側にもここと同じ様な通路があるのか?」
情報屋「そんな感じね…下の方にも…まるでアリの巣」
アサシン「想像していた遺跡とは全く異なる…何なんだここは」
盗賊「おい!!この先で広がってる…注意しろ」
情報屋「待って…ここ扉よ?開いて居るけど」
盗賊「んん?…これどうやって閉めるんだ?」
情報屋「いつ閉まるか分からないから進むのが怖いわ」
アサシン「私にはこれが扉だと思えんのだが…」
情報屋「喉の奥を想像して?このひだみたいな壁が塞がる」
アサシン「なるほど…やはり生き物だという事か」
情報屋「動物性ではなくて植物性の生き物ね…きっとそれがドリアードだわ」
盗賊「そういや虫を食ってるクソでかい花とか見た事あるわ…あんな感じか」
情報屋「多分…私達はその中に居るの」
アサシン「文明とは程遠い気がするが…」
情報屋「その体内に生活拠点を作ったのがノームだわ…どこかにノームの化石とかあるかもしれない」
盗賊「どうする?進むしか無いよな?」
情報屋「待って…このひだが勝手に閉じない様にクロスボウで釘を刺しておく」バシュン ザク
盗賊「そら名案だ」
情報屋「予備のボルトあと20本しか無い…」
アサシン「20本使う前に一旦戻るとしよう」
盗賊「じゃぁ進むぞ」
盗賊「えらい下ってるぞ?そして何で微妙に明るいんだ?」
アサシン「扉も何も無いのだな…不思議な遺跡だ」
盗賊「情報屋!ランタンで壁面照らして何か見えるのか?」
情報屋「透けて向こう側が少し見えるわ」
アサシン「何?」
情報屋「ほら?細胞がくっ付いて居るみたいな…」
アサシン「本当だな…では向こう側にもここと同じ様な通路があるのか?」
情報屋「そんな感じね…下の方にも…まるでアリの巣」
アサシン「想像していた遺跡とは全く異なる…何なんだここは」
盗賊「おい!!この先で広がってる…注意しろ」
情報屋「待って…ここ扉よ?開いて居るけど」
盗賊「んん?…これどうやって閉めるんだ?」
情報屋「いつ閉まるか分からないから進むのが怖いわ」
アサシン「私にはこれが扉だと思えんのだが…」
情報屋「喉の奥を想像して?このひだみたいな壁が塞がる」
アサシン「なるほど…やはり生き物だという事か」
情報屋「動物性ではなくて植物性の生き物ね…きっとそれがドリアードだわ」
盗賊「そういや虫を食ってるクソでかい花とか見た事あるわ…あんな感じか」
情報屋「多分…私達はその中に居るの」
アサシン「文明とは程遠い気がするが…」
情報屋「その体内に生活拠点を作ったのがノームだわ…どこかにノームの化石とかあるかもしれない」
盗賊「どうする?進むしか無いよな?」
情報屋「待って…このひだが勝手に閉じない様にクロスボウで釘を刺しておく」バシュン ザク
盗賊「そら名案だ」
情報屋「予備のボルトあと20本しか無い…」
アサシン「20本使う前に一旦戻るとしよう」
盗賊「じゃぁ進むぞ」
336: 2021/05/07(金) 18:39:54.98 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡_胃部』
盗賊「こりゃまたでっけぇ空間だ…誰も居る様には見えんな」
アサシン「広すぎるな…手分けしないと効率が悪い」
情報屋「これだけ大きな物が地面に埋まって居ただなんて…大発見よ」
アサシン「しかし造形物のすべてが何なのか分からん」
情報屋「でも明らかに知能を持った何かが作ってる…調べましょう」スタ
盗賊「おい!!勝手に行動すると危ないぞ?」
アサシン「まぁ向こうまで見通せる…見える範囲で手分けするか」
盗賊「おい!情報屋!!俺が見えない所には行くな!!分かったな!?」
情報屋「あら?私を心配しているの?ウフフ」
盗賊「俺はこっちな?」
アサシン「では私は向こうだ」
----------------
----------------
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盗賊「こりゃまたでっけぇ空間だ…誰も居る様には見えんな」
アサシン「広すぎるな…手分けしないと効率が悪い」
情報屋「これだけ大きな物が地面に埋まって居ただなんて…大発見よ」
アサシン「しかし造形物のすべてが何なのか分からん」
情報屋「でも明らかに知能を持った何かが作ってる…調べましょう」スタ
盗賊「おい!!勝手に行動すると危ないぞ?」
アサシン「まぁ向こうまで見通せる…見える範囲で手分けするか」
盗賊「おい!情報屋!!俺が見えない所には行くな!!分かったな!?」
情報屋「あら?私を心配しているの?ウフフ」
盗賊「俺はこっちな?」
アサシン「では私は向こうだ」
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337: 2021/05/07(金) 18:40:59.76 ID:kwIi/Pq/0
『1時間後』
アサシン「やっと帰って来たな…何か見つけたか?」
盗賊「あっちこっちに通路があって訳分からん…見つけた物っちゃぁ虫ぐらいのもんだ」
アサシン「虫か…私は衣類を発見したぞ」
盗賊「おぉ!?持って来なかったのか?」
アサシン「まぁゴミの様な物だ…多分貴族が身に付けて居たであろう衣服だな」
盗賊「肝心の貴族がどこにも居ないな…どうなってんのよ」
アサシン「後な…ここにはケシが生える様だ」
盗賊「光が入って来ないのにか?」
アサシン「正確にはケシの実だけ壁面から露出している」
盗賊「じゃぁ俺らはクソでかいケシの中に居る感じか」
アサシン「ドリアード自体がそうなのかもしれん…ところで情報屋はどうした?」
盗賊「あぁあそこで壁の中をほじくろうとしてる」
アサシン「行って見るか…」タッタ
-------------
アサシン「何か見つけたのか?」
情報屋「壁の奥に何か入って居るの」ザク ザク
盗賊「どこよ?」
情報屋「あ!!あなた明るいライト持ってたわね?貸して」
盗賊「ほらよ」ポイ
情報屋「なにかしら…」ピカー
アサシン「むむ…人だ…何故壁の中に人が…」
情報屋「やっぱりそうか…見て足元」
アサシン「衣服…これは痛んで居ない」
盗賊「て事はどっか行った貴族達はみんな壁ん中ってか?」
情報屋「多分そうよ…そして傷つけた壁…ほとんど木と同じ」
ツカツカツカ
アサシン「やっと帰って来たな…何か見つけたか?」
盗賊「あっちこっちに通路があって訳分からん…見つけた物っちゃぁ虫ぐらいのもんだ」
アサシン「虫か…私は衣類を発見したぞ」
盗賊「おぉ!?持って来なかったのか?」
アサシン「まぁゴミの様な物だ…多分貴族が身に付けて居たであろう衣服だな」
盗賊「肝心の貴族がどこにも居ないな…どうなってんのよ」
アサシン「後な…ここにはケシが生える様だ」
盗賊「光が入って来ないのにか?」
アサシン「正確にはケシの実だけ壁面から露出している」
盗賊「じゃぁ俺らはクソでかいケシの中に居る感じか」
アサシン「ドリアード自体がそうなのかもしれん…ところで情報屋はどうした?」
盗賊「あぁあそこで壁の中をほじくろうとしてる」
アサシン「行って見るか…」タッタ
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アサシン「何か見つけたのか?」
情報屋「壁の奥に何か入って居るの」ザク ザク
盗賊「どこよ?」
情報屋「あ!!あなた明るいライト持ってたわね?貸して」
盗賊「ほらよ」ポイ
情報屋「なにかしら…」ピカー
アサシン「むむ…人だ…何故壁の中に人が…」
情報屋「やっぱりそうか…見て足元」
アサシン「衣服…これは痛んで居ない」
盗賊「て事はどっか行った貴族達はみんな壁ん中ってか?」
情報屋「多分そうよ…そして傷つけた壁…ほとんど木と同じ」
ツカツカツカ
338: 2021/05/07(金) 18:41:52.61 ID:kwIi/Pq/0
アサシン「敵!!」ズザザ
情報屋「はっ…」シュタ
盗賊「おっとぉ!!」スラーン
第3皇子「誰か居ると思ったらお客さんかぁ…君たちは誰?迷子?」
アサシン「…」ジロリ
第3皇子「武器なんか構えて怖いじゃ無いか…降ろしてよ…僕は丸腰だよ」
盗賊「耳…エルフだな?」
第3皇子「ハハハあぁこの耳ね…この耳キライなんだよ…直ぐにエルフってバレちゃうからさ」
アサシン「エルフがこんな所で何をしている?」
第3皇子「それは先に僕が質問したんだよ…君たち誰?」
アサシン「フフどういう答えを期待しているのかな坊や…只の冒険者に思うか?」
第3皇子「アハハハそうだよね…普通の人は入って来ないよね?白狼の皆さん」
アサシン「お前は誰だ?」
第3皇子「さぁね?誰だと思う?」
アサシン「黒の同胞の者だな?」スチャ
第3皇子「残念!ハズレーーー!!ウフフフ」
アサシン「では何なのだ?お前は」
第3皇子「僕はここの住人さ…知らない誰かが入って来たから見に来たんだよ」
アサシン「何?」
情報屋「住人?」
第3皇子「アレレレ?君も顔色が悪いなぁ…そしてエリクサーの香り」
アサシン「…」ギロリ
第3皇子「僕の兄者と同じ不氏者なんだぁ…残念だけど不氏者はドリアード化出来ないんだよ」
アサシン「兄者?…まさかお前は第3皇子か?」
第3皇子「ピンポーーン!!でもズルいなぁ…兄者から話を聞いてるんでしょ?」
アサシン「何の事だ?」
第3皇子「おっかしいなぁ…まぁ良っか!兄者とは縁を切ったんだし」
アサシン「第3皇子がここで何をしている?」
第3皇子「アダム復活が無事終わって暇してる所さ…まぁ戦う気は無いから武器降ろしてよ」
アサシン「アダム復活だ…と?何の話だ?」
情報屋「その話…聞きたいわ」
第3皇子「武器降ろしてったら…僕そういうのキライなんだ」
情報屋「アサシン?言う事聞きましょう…相手は一人だから」
アサシン「…」スッ
第3皇子「おいでよ…アダム復活のお祝いをしようよ」
盗賊「良いんかぁ?信用して…」
第3皇子「僕は白狼の一党と違って乱暴な事はしないよ…一緒にしないで欲しいなぁ」
盗賊「なぬ!!」
情報屋「盗賊!!止めて」
第3皇子「アハハハ冗談だよ冗談…付いておいでよ」
情報屋「はっ…」シュタ
盗賊「おっとぉ!!」スラーン
第3皇子「誰か居ると思ったらお客さんかぁ…君たちは誰?迷子?」
アサシン「…」ジロリ
第3皇子「武器なんか構えて怖いじゃ無いか…降ろしてよ…僕は丸腰だよ」
盗賊「耳…エルフだな?」
第3皇子「ハハハあぁこの耳ね…この耳キライなんだよ…直ぐにエルフってバレちゃうからさ」
アサシン「エルフがこんな所で何をしている?」
第3皇子「それは先に僕が質問したんだよ…君たち誰?」
アサシン「フフどういう答えを期待しているのかな坊や…只の冒険者に思うか?」
第3皇子「アハハハそうだよね…普通の人は入って来ないよね?白狼の皆さん」
アサシン「お前は誰だ?」
第3皇子「さぁね?誰だと思う?」
アサシン「黒の同胞の者だな?」スチャ
第3皇子「残念!ハズレーーー!!ウフフフ」
アサシン「では何なのだ?お前は」
第3皇子「僕はここの住人さ…知らない誰かが入って来たから見に来たんだよ」
アサシン「何?」
情報屋「住人?」
第3皇子「アレレレ?君も顔色が悪いなぁ…そしてエリクサーの香り」
アサシン「…」ギロリ
第3皇子「僕の兄者と同じ不氏者なんだぁ…残念だけど不氏者はドリアード化出来ないんだよ」
アサシン「兄者?…まさかお前は第3皇子か?」
第3皇子「ピンポーーン!!でもズルいなぁ…兄者から話を聞いてるんでしょ?」
アサシン「何の事だ?」
第3皇子「おっかしいなぁ…まぁ良っか!兄者とは縁を切ったんだし」
アサシン「第3皇子がここで何をしている?」
第3皇子「アダム復活が無事終わって暇してる所さ…まぁ戦う気は無いから武器降ろしてよ」
アサシン「アダム復活だ…と?何の話だ?」
情報屋「その話…聞きたいわ」
第3皇子「武器降ろしてったら…僕そういうのキライなんだ」
情報屋「アサシン?言う事聞きましょう…相手は一人だから」
アサシン「…」スッ
第3皇子「おいでよ…アダム復活のお祝いをしようよ」
盗賊「良いんかぁ?信用して…」
第3皇子「僕は白狼の一党と違って乱暴な事はしないよ…一緒にしないで欲しいなぁ」
盗賊「なぬ!!」
情報屋「盗賊!!止めて」
第3皇子「アハハハ冗談だよ冗談…付いておいでよ」
339: 2021/05/07(金) 18:42:41.96 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡_核部』
カクカク シカジカ
カクカク シカジカ
------------------
------------------
情報屋「…それでドリアード化とは同化する事をいうのね?」フムフム
第3皇子「君は知りたがりなんだね…」
情報屋「私は考古学者なのよ?」
第3皇子「へぇ?なんか君とは話が合いそうだよ」
情報屋「ちょっと待って…古文書と比較しながらもう一度」ペラペラ
第3皇子「アハハハ丁度暇だったんだよ…誰かの役に立つのは気持ちが良いなぁ…」
--------------
--------------
--------------
盗賊「ぬぁぁぁ長げぇな話が…良いのか?放って置いて」
アサシン「仕方あるまい…私も話を一通り聞いてこれからどうするか考えていた所だ」
盗賊「黒の同胞団と戦う意味がもう無いしな…しかしどうすんだ?」
アサシン「アダムとやらがどう行動を起こすかもいま今分からん…兎も角早く魔女達と連絡したい所だ」
盗賊「まぁこれでエルフゾンビが居なくなった件も謎が解けた訳だ…やる気無くしてどっか行ったんだよ」
アサシン「しかしどうも引っかかる…何故エルフは抵抗を続けて居るかだ」
盗賊「精霊の代わりにアダムってのが世界を導くのってのを理解すんのは時間が掛かるかもな」
アサシン「いや…エルフは私達よりずっと賢い筈なのだ…理解していない訳が無い」
盗賊「うーむ…まぁどうでも良くなって来ちまった…俺ぁ眠くなってきたんだが…」
アサシン「むぅ…」
盗賊「ふぁ~あ…あそこに溜まってんのはエリクサーだよな?」
アサシン「恐らくな…持って帰るつもりか?」
盗賊「いやそうじゃ無ぇ…その下に沈んでる機械みたいなやつがアダムってやつなんか?」
アサシン「だろうな」
盗賊「あれが話しかけてくる訳でもないのにどうして物事がコロっと変わるんだ?」
アサシン「私達にはよく分からんが…ドリアード化で同化すれば分かるのでは無いか?」
盗賊「ドリアード化しろと言われてなる気にならんだろ」
アサシン「うむ…」
盗賊「それに何だエリクサーの中で宙ぶらりんの脳みそは」
アサシン「謎だ…」
盗賊「なんだかなぁ…なーんか違う気がすんだよなぁ…」
ドクン グググググ
カクカク シカジカ
カクカク シカジカ
------------------
------------------
情報屋「…それでドリアード化とは同化する事をいうのね?」フムフム
第3皇子「君は知りたがりなんだね…」
情報屋「私は考古学者なのよ?」
第3皇子「へぇ?なんか君とは話が合いそうだよ」
情報屋「ちょっと待って…古文書と比較しながらもう一度」ペラペラ
第3皇子「アハハハ丁度暇だったんだよ…誰かの役に立つのは気持ちが良いなぁ…」
--------------
--------------
--------------
盗賊「ぬぁぁぁ長げぇな話が…良いのか?放って置いて」
アサシン「仕方あるまい…私も話を一通り聞いてこれからどうするか考えていた所だ」
盗賊「黒の同胞団と戦う意味がもう無いしな…しかしどうすんだ?」
アサシン「アダムとやらがどう行動を起こすかもいま今分からん…兎も角早く魔女達と連絡したい所だ」
盗賊「まぁこれでエルフゾンビが居なくなった件も謎が解けた訳だ…やる気無くしてどっか行ったんだよ」
アサシン「しかしどうも引っかかる…何故エルフは抵抗を続けて居るかだ」
盗賊「精霊の代わりにアダムってのが世界を導くのってのを理解すんのは時間が掛かるかもな」
アサシン「いや…エルフは私達よりずっと賢い筈なのだ…理解していない訳が無い」
盗賊「うーむ…まぁどうでも良くなって来ちまった…俺ぁ眠くなってきたんだが…」
アサシン「むぅ…」
盗賊「ふぁ~あ…あそこに溜まってんのはエリクサーだよな?」
アサシン「恐らくな…持って帰るつもりか?」
盗賊「いやそうじゃ無ぇ…その下に沈んでる機械みたいなやつがアダムってやつなんか?」
アサシン「だろうな」
盗賊「あれが話しかけてくる訳でもないのにどうして物事がコロっと変わるんだ?」
アサシン「私達にはよく分からんが…ドリアード化で同化すれば分かるのでは無いか?」
盗賊「ドリアード化しろと言われてなる気にならんだろ」
アサシン「うむ…」
盗賊「それに何だエリクサーの中で宙ぶらりんの脳みそは」
アサシン「謎だ…」
盗賊「なんだかなぁ…なーんか違う気がすんだよなぁ…」
ドクン グググググ
340: 2021/05/07(金) 18:43:39.64 ID:kwIi/Pq/0
盗賊「うお!!壁が動いた!!」
アサシン「む…」スック
第3皇子「あ!!動き始めた…そろそろ終わりにしようか」
情報屋「え?あぁ…分かったわ…もう少し聞きたい事もあったんだけど」
第3皇子「ドリアード化したら何でも教えてあげるさ」
アサシン「これは何事だ?」
第3皇子「君たちはそろそろここを出て行った方が良いかな…ドリアードが目覚めたんだよ」
アサシン「どういう事だ?」
第3皇子「老廃物と思われて排出されてしまう…僕もそろそろドリアード化しなきゃいけない」
ドクン グググググ
情報屋「入り口が小さくなってるわ」
盗賊「こりゃ閉じ込められるかも知れん」
第3皇子「そうだね…出て行った方が良いよ」
アサシン「お前はどうする?」
第3皇子「僕はここでドリアード化するよ…もうこの世界に未練は無い」
アサシン「未練だと?」
盗賊「やべぇ!!おい!!行くぞ」グイ
第3皇子「途中で鎖に繋がれてるエルフはもう好きにして良いよ…ドリアード化するも由し帰るも由し」
ドクン グググググ
盗賊「おい!!話してる暇無ぇぞ!!走れ」グイ
アサシン「ぐぅ…仕方あるまい」ダダ
盗賊「情報屋!!飛び込め!!」
情報屋「分かってる!!」ピョン シュタ
アサシン「来た道分かるか?」
盗賊「任せろ…目印置いて来てる!!こっちだ!!」ダダ
タッタッタ タッタッタ
アサシン「む…」スック
第3皇子「あ!!動き始めた…そろそろ終わりにしようか」
情報屋「え?あぁ…分かったわ…もう少し聞きたい事もあったんだけど」
第3皇子「ドリアード化したら何でも教えてあげるさ」
アサシン「これは何事だ?」
第3皇子「君たちはそろそろここを出て行った方が良いかな…ドリアードが目覚めたんだよ」
アサシン「どういう事だ?」
第3皇子「老廃物と思われて排出されてしまう…僕もそろそろドリアード化しなきゃいけない」
ドクン グググググ
情報屋「入り口が小さくなってるわ」
盗賊「こりゃ閉じ込められるかも知れん」
第3皇子「そうだね…出て行った方が良いよ」
アサシン「お前はどうする?」
第3皇子「僕はここでドリアード化するよ…もうこの世界に未練は無い」
アサシン「未練だと?」
盗賊「やべぇ!!おい!!行くぞ」グイ
第3皇子「途中で鎖に繋がれてるエルフはもう好きにして良いよ…ドリアード化するも由し帰るも由し」
ドクン グググググ
盗賊「おい!!話してる暇無ぇぞ!!走れ」グイ
アサシン「ぐぅ…仕方あるまい」ダダ
盗賊「情報屋!!飛び込め!!」
情報屋「分かってる!!」ピョン シュタ
アサシン「来た道分かるか?」
盗賊「任せろ…目印置いて来てる!!こっちだ!!」ダダ
タッタッタ タッタッタ
341: 2021/05/07(金) 18:44:21.44 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡_胃部』
盗賊「ふぅ…ここは無事だ」
情報屋「なるほど…中枢部は通常閉じているのね」
盗賊「じゃぁドリアードの中心に入れたのは幸運だったな」
情報屋「あの子のお陰ね」
盗賊「ちっとイカれた奴だったな?」
情報屋「心に闇を持ってる」
アサシン「待て…闇と言ったな?あの小僧…もしかして魔王の欠片を抱えて居ないか?」
情報屋「え…」
アサシン「ハイエルフはそれを見抜いて居ないか?…しまった!!ミスリルの音を聴かせるべきだった」
盗賊「まぁ済んだ事は考えるの止そうぜ」
アサシン「もう日暮れの時間だ…一旦戻るぞ」
盗賊「おうよ!!」
情報屋「捕らえられてるエルフは?」
アサシン「あぁ…そうだったな…盗賊!鍵開けは出来るな?」
盗賊「任せろ」
アサシン「私と情報屋は先に出口が閉じて居ないか見て来る…鍵開けを頼む」
盗賊「分かった直ぐに合流する」ダダ
盗賊「ふぅ…ここは無事だ」
情報屋「なるほど…中枢部は通常閉じているのね」
盗賊「じゃぁドリアードの中心に入れたのは幸運だったな」
情報屋「あの子のお陰ね」
盗賊「ちっとイカれた奴だったな?」
情報屋「心に闇を持ってる」
アサシン「待て…闇と言ったな?あの小僧…もしかして魔王の欠片を抱えて居ないか?」
情報屋「え…」
アサシン「ハイエルフはそれを見抜いて居ないか?…しまった!!ミスリルの音を聴かせるべきだった」
盗賊「まぁ済んだ事は考えるの止そうぜ」
アサシン「もう日暮れの時間だ…一旦戻るぞ」
盗賊「おうよ!!」
情報屋「捕らえられてるエルフは?」
アサシン「あぁ…そうだったな…盗賊!鍵開けは出来るな?」
盗賊「任せろ」
アサシン「私と情報屋は先に出口が閉じて居ないか見て来る…鍵開けを頼む」
盗賊「分かった直ぐに合流する」ダダ
342: 2021/05/07(金) 18:45:20.46 ID:kwIi/Pq/0
『開閉弁』
情報屋「良かった!!ボルトが刺さってるお陰でまだ閉じて居ない」
アサシン「動こうとしているな…もっとボルトを打ち付けて固定しろ」
情報屋「分かったわ…」ガチャリ バシュン バシュン
ボタボタ バシャーーー
アサシン「むむ!!…何か降って来た」
情報屋「排泄しようとしてる…それとも消化?…」
アサシン「マズイな…」
情報屋「盗賊ーーー!!急いでーーーー!!」
盗賊「ちっと待てぇーーー!!そっちにエルフ走って言った!!出してやってくれぇぇ!!」
情報屋「こっちよ!!」
エルフ1「t」シュタタ
エルフ2「h」シュタタ
エルフ3「a」シュタタ
エルフ4「n」シュタタ
エルフ5「k」シュタタ
エルフ6「y」シュタタ
エルフ7「o」シュタタ
エルフ8「u」シュタタ
アサシン「何か言って居るな」
情報屋「分からないわ…盗賊!!早く!!」
盗賊「げふっ…ごほごほ…なんだこりゃ毒霧か?げふげふ」ダダダ
アサシン「入り口まで走れ!!」
盗賊「やべぇぞ!!後ろから毒霧が迫ってる」ダダ
情報屋「ギリギリね…行くわよ」タッタッタ
情報屋「良かった!!ボルトが刺さってるお陰でまだ閉じて居ない」
アサシン「動こうとしているな…もっとボルトを打ち付けて固定しろ」
情報屋「分かったわ…」ガチャリ バシュン バシュン
ボタボタ バシャーーー
アサシン「むむ!!…何か降って来た」
情報屋「排泄しようとしてる…それとも消化?…」
アサシン「マズイな…」
情報屋「盗賊ーーー!!急いでーーーー!!」
盗賊「ちっと待てぇーーー!!そっちにエルフ走って言った!!出してやってくれぇぇ!!」
情報屋「こっちよ!!」
エルフ1「t」シュタタ
エルフ2「h」シュタタ
エルフ3「a」シュタタ
エルフ4「n」シュタタ
エルフ5「k」シュタタ
エルフ6「y」シュタタ
エルフ7「o」シュタタ
エルフ8「u」シュタタ
アサシン「何か言って居るな」
情報屋「分からないわ…盗賊!!早く!!」
盗賊「げふっ…ごほごほ…なんだこりゃ毒霧か?げふげふ」ダダダ
アサシン「入り口まで走れ!!」
盗賊「やべぇぞ!!後ろから毒霧が迫ってる」ダダ
情報屋「ギリギリね…行くわよ」タッタッタ
343: 2021/05/07(金) 18:46:19.37 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡_入口』
盗賊「はぁはぁ…げふっ」
情報屋「はぁはぁ…長い登りだったわね…はぁはぁ」
アサシン「気を抜くな…走れ!!」
バフッ モクモクモク
盗賊「毒霧が噴出して来やがった…行くぞ情報屋!手を!!」グイ
アサシン「狭間から出るぞ!!」
ゴーン ドドドドドド
アサシン「何事か…」
盗賊「こりゃ一難去ってまた一難だ!!ゴーレムが暴れてる」
情報屋「トロールとサンドワームが戦って居るわ」
盗賊「東側から逃げるぞ!!走れ!!」ザク ザク
情報屋「こんな雪の中走れる訳無いじゃない…」ザク ザク
アサシン「エルフ達は何処に行った?」
盗賊「トロールと一緒になって戦ってらぁ」
アサシン「素手でか?」
盗賊「む…もしかして囮になってくれてんのか?」
アサシン「行くぞ!!走れ!!好意を無下にするな」ザク ザク
情報屋「エルフ達…」
アサシン「エルフはそういう生き物だ…アレは剣士だと思え」
盗賊「なるほど…」
----------------
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----------------
盗賊「はぁはぁ…げふっ」
情報屋「はぁはぁ…長い登りだったわね…はぁはぁ」
アサシン「気を抜くな…走れ!!」
バフッ モクモクモク
盗賊「毒霧が噴出して来やがった…行くぞ情報屋!手を!!」グイ
アサシン「狭間から出るぞ!!」
ゴーン ドドドドドド
アサシン「何事か…」
盗賊「こりゃ一難去ってまた一難だ!!ゴーレムが暴れてる」
情報屋「トロールとサンドワームが戦って居るわ」
盗賊「東側から逃げるぞ!!走れ!!」ザク ザク
情報屋「こんな雪の中走れる訳無いじゃない…」ザク ザク
アサシン「エルフ達は何処に行った?」
盗賊「トロールと一緒になって戦ってらぁ」
アサシン「素手でか?」
盗賊「む…もしかして囮になってくれてんのか?」
アサシン「行くぞ!!走れ!!好意を無下にするな」ザク ザク
情報屋「エルフ達…」
アサシン「エルフはそういう生き物だ…アレは剣士だと思え」
盗賊「なるほど…」
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344: 2021/05/07(金) 18:47:25.34 ID:kwIi/Pq/0
『少し離れた雪原』
ピカー ピカー ピカー
アサシン「気付いた様だな?気球が寄って来る」
情報屋「あなたのそのライト本当に便利ね」
盗賊「まぁな…俺の宝だ」
アサシン「案内人!!こっちだ!!」
案内人「ああぁ良かった…心配してたんだ」フワフワ ドッスン
アサシン「済まない時間が掛かってしまった」
盗賊「ふぅぅ色々有ったなぁ…げふげふ」
情報屋「毒消しが要りそうね…ゴホゴホ」
アサシン「私のエリクサーを少し飲め」ポイ
盗賊「お前は毒に強くて良いな?」ゴク
アサシン「エリクサーを常備しないと正気を保てんのが良いと?」
盗賊「悪い悪りぃ…嫌味のつもりは無ぇ」
アサシン「エリクサーで傷が治る事も無いのだ…回復魔法をして貰わんとボロボロになる」
盗賊「そうだったのか…平気な顔してるからてっきり治癒してると思って居た」
アサシン「エルフゾンビは気球から飛び降りただろう?骨が折れると自力では治せん…だから心配なのだ」
盗賊「何処いっちまったんだろうな?」
アサシン「うーむ…」
ピカー ピカー ピカー
アサシン「気付いた様だな?気球が寄って来る」
情報屋「あなたのそのライト本当に便利ね」
盗賊「まぁな…俺の宝だ」
アサシン「案内人!!こっちだ!!」
案内人「ああぁ良かった…心配してたんだ」フワフワ ドッスン
アサシン「済まない時間が掛かってしまった」
盗賊「ふぅぅ色々有ったなぁ…げふげふ」
情報屋「毒消しが要りそうね…ゴホゴホ」
アサシン「私のエリクサーを少し飲め」ポイ
盗賊「お前は毒に強くて良いな?」ゴク
アサシン「エリクサーを常備しないと正気を保てんのが良いと?」
盗賊「悪い悪りぃ…嫌味のつもりは無ぇ」
アサシン「エリクサーで傷が治る事も無いのだ…回復魔法をして貰わんとボロボロになる」
盗賊「そうだったのか…平気な顔してるからてっきり治癒してると思って居た」
アサシン「エルフゾンビは気球から飛び降りただろう?骨が折れると自力では治せん…だから心配なのだ」
盗賊「何処いっちまったんだろうな?」
アサシン「うーむ…」
345: 2021/05/07(金) 18:48:25.83 ID:kwIi/Pq/0
”アサシン聞こえる?”
”その声は女海賊か?”
”あーーーやっと繋がった…お姉ぇが持ってた貝殻で繋がるのかぁ”
”元気そうだな?そっちはどうだ?”
”今シャ・バクダ向かってる”
”何?黒の同胞団の隠れ家はどうなったのだ?”
”色々あってさ…でも壊滅させたよ”
”そうか…魔女と話は出来るか?”
”今魔女は居ないんだ…そっちで合流する事になってる”
”ふむ…星の観測所で待てば良いか?”
”うんダッシュで行くから待ってて”
”どのくらい掛かる”
”ハイディングしながら行って明日の昼前には着くと思う”
”分かった…急いで戻れ”
”おっけ!!”
盗賊「今の口ぶりだと黒の同胞団の事は何も分かって居ない様だな」
アサシン「そうだな…今後の事も話しておく必要がある」
案内人「観測所に降ろすぞ?」
アサシン「頼む…今日はこれで終わりだ…案内人も休んでくれ」
”その声は女海賊か?”
”あーーーやっと繋がった…お姉ぇが持ってた貝殻で繋がるのかぁ”
”元気そうだな?そっちはどうだ?”
”今シャ・バクダ向かってる”
”何?黒の同胞団の隠れ家はどうなったのだ?”
”色々あってさ…でも壊滅させたよ”
”そうか…魔女と話は出来るか?”
”今魔女は居ないんだ…そっちで合流する事になってる”
”ふむ…星の観測所で待てば良いか?”
”うんダッシュで行くから待ってて”
”どのくらい掛かる”
”ハイディングしながら行って明日の昼前には着くと思う”
”分かった…急いで戻れ”
”おっけ!!”
盗賊「今の口ぶりだと黒の同胞団の事は何も分かって居ない様だな」
アサシン「そうだな…今後の事も話しておく必要がある」
案内人「観測所に降ろすぞ?」
アサシン「頼む…今日はこれで終わりだ…案内人も休んでくれ」
346: 2021/05/07(金) 18:49:25.30 ID:kwIi/Pq/0
『星の観測所』
…ノームの骨や化石が一切発見されないのは全部ドリアード化したという事で説明が付く
ドリアードは恐らく巨大な肉食植物のような生命体で精霊樹の様に意思を持って居た
その体内で寄生する形でノームが営んで居たと推定される
伝承によるとノームは小型でとても器用な特徴を持っている
だからキ・カイで発掘されたサーバ石の様な物を作る事が出来た
それはホムンクルスの頭部に入って居る機械と同じ様な役割を担った
情報屋「ざっとこんな感じね…」
盗賊「エリクサーの中に吊るされてた脳みそは何だったんだ?」
情報屋「分からないけれどアダムと関係するのは間違いなさそうね…ただちょっと古文書の絵と会わないのが気になるかな」
アサシン「見せてみろ」
情報屋「ここよ?この中心に居るのが恐らくアダム…ちゃんとした人間の形をしているでしょう?」
盗賊「脳みそだけ取り出したんか」
情報屋「この古文書ではそういう記述は無さそうだからここまでが限界ね」
盗賊「あとよ?なんで地下深くに埋まってんだ?」
情報屋「前にホムンクルスから聞いた話では約4000年前に氷河期があったらしいわ」
盗賊「ぁぁぁなんか聞いてた気がすんな…ほんで地下で過ごした訳か…人工物にしちゃデカ過ぎなのも不思議だが」
情報屋「人間の力で地下に大きな建造物は無理ね…でも植物なら根を張るから可能ね…賢いと思うわ」
アサシン「まぁ私達の理解を超える文明だという事だ」
情報屋「これでドリアード伝説の大枠は分かったから…もっと調査に行きたいなぁ」
アサシン「落ち着いてからな」
盗賊「書物とか謎の道具とかなんにも収穫が無ぇからよ…俺ぁ行く気無ぇぜ?」
情報屋「私が思うに今日行った所はほんの入り口だけだと思うの」
盗賊「まぁそうだろうな」
情報屋「ドリアード化した向こう側にどんな世界があるのか見てみたいわ」
盗賊「戻って来れるなら良いんだがな?植物の一部になるなんざゴメンだ」
アサシン「あの遺跡がドリアードという植物だったとして何だというのだ?民も居なければ軍隊も無い…何も出来ん」
情報屋「そうね?アダムが復活したからどうなの?っていう感じね」
盗賊「まぁ魔王が居なくなったってんなら良いけどよ…どーーーーもしっくり来ねぇ」
アサシン「突然来た平和か…」
盗賊「平和ってかまだエルフとゴーレム戦ってるよな?なんにも解決して無ぇと思うんだよ」
アサシン「ふむ…」
盗賊「考えてもしゃー無ぇ!!今日は寝る!!」
情報屋「フフ私は興奮して眠れないから調査をまとめておくわ」
…ノームの骨や化石が一切発見されないのは全部ドリアード化したという事で説明が付く
ドリアードは恐らく巨大な肉食植物のような生命体で精霊樹の様に意思を持って居た
その体内で寄生する形でノームが営んで居たと推定される
伝承によるとノームは小型でとても器用な特徴を持っている
だからキ・カイで発掘されたサーバ石の様な物を作る事が出来た
それはホムンクルスの頭部に入って居る機械と同じ様な役割を担った
情報屋「ざっとこんな感じね…」
盗賊「エリクサーの中に吊るされてた脳みそは何だったんだ?」
情報屋「分からないけれどアダムと関係するのは間違いなさそうね…ただちょっと古文書の絵と会わないのが気になるかな」
アサシン「見せてみろ」
情報屋「ここよ?この中心に居るのが恐らくアダム…ちゃんとした人間の形をしているでしょう?」
盗賊「脳みそだけ取り出したんか」
情報屋「この古文書ではそういう記述は無さそうだからここまでが限界ね」
盗賊「あとよ?なんで地下深くに埋まってんだ?」
情報屋「前にホムンクルスから聞いた話では約4000年前に氷河期があったらしいわ」
盗賊「ぁぁぁなんか聞いてた気がすんな…ほんで地下で過ごした訳か…人工物にしちゃデカ過ぎなのも不思議だが」
情報屋「人間の力で地下に大きな建造物は無理ね…でも植物なら根を張るから可能ね…賢いと思うわ」
アサシン「まぁ私達の理解を超える文明だという事だ」
情報屋「これでドリアード伝説の大枠は分かったから…もっと調査に行きたいなぁ」
アサシン「落ち着いてからな」
盗賊「書物とか謎の道具とかなんにも収穫が無ぇからよ…俺ぁ行く気無ぇぜ?」
情報屋「私が思うに今日行った所はほんの入り口だけだと思うの」
盗賊「まぁそうだろうな」
情報屋「ドリアード化した向こう側にどんな世界があるのか見てみたいわ」
盗賊「戻って来れるなら良いんだがな?植物の一部になるなんざゴメンだ」
アサシン「あの遺跡がドリアードという植物だったとして何だというのだ?民も居なければ軍隊も無い…何も出来ん」
情報屋「そうね?アダムが復活したからどうなの?っていう感じね」
盗賊「まぁ魔王が居なくなったってんなら良いけどよ…どーーーーもしっくり来ねぇ」
アサシン「突然来た平和か…」
盗賊「平和ってかまだエルフとゴーレム戦ってるよな?なんにも解決して無ぇと思うんだよ」
アサシン「ふむ…」
盗賊「考えてもしゃー無ぇ!!今日は寝る!!」
情報屋「フフ私は興奮して眠れないから調査をまとめておくわ」
347: 2021/05/07(金) 18:50:08.34 ID:kwIi/Pq/0
『翌日』
盗賊「ふぁ~あ…」ボケー
アサシン「やる気が出んか?」
盗賊「んあ?…まぁな…女海賊帰って来るまでやる事も無ぇしな」
アサシン「少し考えてみたんだが…昨日第3皇子が言い残した言葉…この世界にもう未練は無い」
盗賊「んな事言ってたなぁ」
アサシン「あの小僧は何か知って居るのではと思ってな」
盗賊「もう会う事も無いだろう…考えてもしょうが無ぇ」
アサシン「例えばだ…この世界が滅んだとして最後に生き残るのは誰だ?」
盗賊「んな事分かる訳無いだろ…ん?…まてよ地下の安全な場所でぬくぬくしてるアイツが生き残りそうだな?」
アサシン「それだよ…ドリアードはそういう風に地下で生き残った文明なのだ」
盗賊「魔王は退治したんだろ?」
アサシン「ううむ…魔王が居なければ済む話とも言い切れない気がしてな」
盗賊「そもそもアダムって何なのよ?そんな大そうな神なんか?」
アサシン「聞いた話では精霊はアダムの一部から作られたらしいな?魔女の言葉だっただろうか…」
盗賊「精霊の親に当たるってか?」
アサシン「魔女の話をもう一度聞いてみたい…」
盗賊「なんかこう空からババーンと降りて来るとかよ…何か無いとどうも胡散臭え」
ガチャリ バタン
盗賊「ふぁ~あ…」ボケー
アサシン「やる気が出んか?」
盗賊「んあ?…まぁな…女海賊帰って来るまでやる事も無ぇしな」
アサシン「少し考えてみたんだが…昨日第3皇子が言い残した言葉…この世界にもう未練は無い」
盗賊「んな事言ってたなぁ」
アサシン「あの小僧は何か知って居るのではと思ってな」
盗賊「もう会う事も無いだろう…考えてもしょうが無ぇ」
アサシン「例えばだ…この世界が滅んだとして最後に生き残るのは誰だ?」
盗賊「んな事分かる訳無いだろ…ん?…まてよ地下の安全な場所でぬくぬくしてるアイツが生き残りそうだな?」
アサシン「それだよ…ドリアードはそういう風に地下で生き残った文明なのだ」
盗賊「魔王は退治したんだろ?」
アサシン「ううむ…魔王が居なければ済む話とも言い切れない気がしてな」
盗賊「そもそもアダムって何なのよ?そんな大そうな神なんか?」
アサシン「聞いた話では精霊はアダムの一部から作られたらしいな?魔女の言葉だっただろうか…」
盗賊「精霊の親に当たるってか?」
アサシン「魔女の話をもう一度聞いてみたい…」
盗賊「なんかこう空からババーンと降りて来るとかよ…何か無いとどうも胡散臭え」
ガチャリ バタン
348: 2021/05/07(金) 18:50:54.53 ID:kwIi/Pq/0
情報屋「あら?2人共早起きね?」
盗賊「そういうお前は寝て居なさそうな顔をしているな?寝なくて良いのか?」
情報屋「古文書の解読が一気に進んだから寝て居られないの」
アサシン「何か分かった事でも?」
情報屋「ドリアード文明が滅んだ原因…」
アサシン「ほう?」
情報屋「恐らく虫の大発生で滅んでるわ…」
盗賊「お?そういや虫が居たな」
情報屋「虫ってエリクサーに浸かると氏んじゃうじゃない?だからエリクサーに浸かった所だけ当時のままなんだと思うわ」
アサシン「なるほどな…内部に何も無いのは虫に食い荒らされたのか」
情報屋「それからアダムの件…ドリアード文明の時代に復活させようとして失敗したみたい」
アサシン「む…では今回が初めてのアダム復活という訳か」
盗賊「その話を聞いて余計不安になるな…アダムってのは大丈夫なんだろうな?」
アサシン「ううむ…植物の体を持ったホムンクルスの様な存在だとは思うのだがな…」
盗賊「インドラの矢をぶっ放されてでも見ろよ?怖く無ぇか?」
アサシン「盗賊…仕方の無い事かもしれんがお前に猜疑心が生まれていると気付かんか?」
盗賊「う…なるほどそういう事な…俺ら人間はどーも魔王の心に染まっちまうなぁ」
アサシン「精霊は常にそういう立場で人間に裏切られ続けてきたのだ…」
情報屋「今の話からするとドリアード文明が滅んだのも人間が絡んでいそうね」
盗賊「かもな?精霊のやる事が気に入らなかった奴が虫を大量発生させた…考えられそうだ」
アサシン「その時代に人間はどうして居たのだろうな?」
情報屋「ホムンクルスの話では温暖な海辺に逃れていた様な事を言っていたわね…人魚伝説とかよ」
盗賊「ぬぁぁぁ昔話はもう止めてよ…もっとワクワクする話をしようぜ」
情報屋「例えば?」
盗賊「ノームが残したお宝とか無いのか?ドワーフより器用だったんだろ?」
情報屋「ほら?これみて?ここに書かれて居るのがノームが使ったと思われる道具ね…」
盗賊「おーーーあるじゃ無ぇか!!」
------------------
------------------
------------------
盗賊「そういうお前は寝て居なさそうな顔をしているな?寝なくて良いのか?」
情報屋「古文書の解読が一気に進んだから寝て居られないの」
アサシン「何か分かった事でも?」
情報屋「ドリアード文明が滅んだ原因…」
アサシン「ほう?」
情報屋「恐らく虫の大発生で滅んでるわ…」
盗賊「お?そういや虫が居たな」
情報屋「虫ってエリクサーに浸かると氏んじゃうじゃない?だからエリクサーに浸かった所だけ当時のままなんだと思うわ」
アサシン「なるほどな…内部に何も無いのは虫に食い荒らされたのか」
情報屋「それからアダムの件…ドリアード文明の時代に復活させようとして失敗したみたい」
アサシン「む…では今回が初めてのアダム復活という訳か」
盗賊「その話を聞いて余計不安になるな…アダムってのは大丈夫なんだろうな?」
アサシン「ううむ…植物の体を持ったホムンクルスの様な存在だとは思うのだがな…」
盗賊「インドラの矢をぶっ放されてでも見ろよ?怖く無ぇか?」
アサシン「盗賊…仕方の無い事かもしれんがお前に猜疑心が生まれていると気付かんか?」
盗賊「う…なるほどそういう事な…俺ら人間はどーも魔王の心に染まっちまうなぁ」
アサシン「精霊は常にそういう立場で人間に裏切られ続けてきたのだ…」
情報屋「今の話からするとドリアード文明が滅んだのも人間が絡んでいそうね」
盗賊「かもな?精霊のやる事が気に入らなかった奴が虫を大量発生させた…考えられそうだ」
アサシン「その時代に人間はどうして居たのだろうな?」
情報屋「ホムンクルスの話では温暖な海辺に逃れていた様な事を言っていたわね…人魚伝説とかよ」
盗賊「ぬぁぁぁ昔話はもう止めてよ…もっとワクワクする話をしようぜ」
情報屋「例えば?」
盗賊「ノームが残したお宝とか無いのか?ドワーフより器用だったんだろ?」
情報屋「ほら?これみて?ここに書かれて居るのがノームが使ったと思われる道具ね…」
盗賊「おーーーあるじゃ無ぇか!!」
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349: 2021/05/07(金) 18:51:55.56 ID:kwIi/Pq/0
『昼前』
ガチャリ バタン!! ドタドタ
女海賊「どいたどいたぁ!!ローグ!!お姉ぇを屋根裏の望遠鏡ん所に運んで!」
ローグ「へい…」ヨッコラ ヨッコラ
盗賊「おぉ!!やっと帰って来たか!!」
アサシン「女戦士を…どうした?」
女海賊「ちっと待って…ちょい色々あってさ…商人!!説明しといて!!」ドタドタ
商人「あぁ…分かったよ…女戦士は弓に打たれて昏睡しているんだ」
アサシン「昏睡…女戦士が昏睡とはな…状態はひどいのか?」
商人「頭を撃ち抜かれたんだ…治療は済んでるけど目を覚まさない」
盗賊「マジかよ…他の奴らは無事なんだな?」
商人「色々あってね」
アサシン「未来はどうした?飛空艇に残って居るのか?」
商人「あぁ剣士と魔女と未来君の3人で別行動だよ…ホムンクルスは今飛空艇の掃除をしてる」
アサシン「ここに戻って来るのだな?」
商人「その予定だけどまだ連絡が付かない…落ち着いて話そうか」
アサシン「まぁ座れ」
商人「剣士達は黒の同胞団の隠れ家で5日過去に戻る為に別行動になったんだ…」
アサシン「過去に戻った…」
商人「その後魔王の後を追っている筈だよ」
アサシン「何だと?お前たちは魔王が魔石にされた事を知らないんだな?」
商人「えぇ!何それ…どういう事?」
アサシン「リリスの子宮から取り出された胎児…これを重力炉で魔石に変えたそうだ」
ドタドタ ドテ
ガチャリ バタン!! ドタドタ
女海賊「どいたどいたぁ!!ローグ!!お姉ぇを屋根裏の望遠鏡ん所に運んで!」
ローグ「へい…」ヨッコラ ヨッコラ
盗賊「おぉ!!やっと帰って来たか!!」
アサシン「女戦士を…どうした?」
女海賊「ちっと待って…ちょい色々あってさ…商人!!説明しといて!!」ドタドタ
商人「あぁ…分かったよ…女戦士は弓に打たれて昏睡しているんだ」
アサシン「昏睡…女戦士が昏睡とはな…状態はひどいのか?」
商人「頭を撃ち抜かれたんだ…治療は済んでるけど目を覚まさない」
盗賊「マジかよ…他の奴らは無事なんだな?」
商人「色々あってね」
アサシン「未来はどうした?飛空艇に残って居るのか?」
商人「あぁ剣士と魔女と未来君の3人で別行動だよ…ホムンクルスは今飛空艇の掃除をしてる」
アサシン「ここに戻って来るのだな?」
商人「その予定だけどまだ連絡が付かない…落ち着いて話そうか」
アサシン「まぁ座れ」
商人「剣士達は黒の同胞団の隠れ家で5日過去に戻る為に別行動になったんだ…」
アサシン「過去に戻った…」
商人「その後魔王の後を追っている筈だよ」
アサシン「何だと?お前たちは魔王が魔石にされた事を知らないんだな?」
商人「えぇ!何それ…どういう事?」
アサシン「リリスの子宮から取り出された胎児…これを重力炉で魔石に変えたそうだ」
ドタドタ ドテ
350: 2021/05/07(金) 18:53:02.90 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「ちょちょ…今の話もっかい」
アサシン「魔王は魔石に変えられてもう居ないのだ」
女海賊「なんで?めちゃ話が食い違っちゃってるんだけど…剣士達は魔王を追ってるんだけどさ」
アサシン「それは黒の同胞達が仕組んだ囮なのだ…私達の目をそちらに向ける為にな」
商人「…また歴史の塗り替えで先手打たれちゃってる…そういう事だね?」
アサシン「結果的にはそうなるのだろうな…こちらの話を先にした方が良さそうだな」
女海賊「話して…」
カクカク シカジカ
------------------
------------------
------------------
女海賊「…第3皇子が生きてるって話は聞いてたんだよ…貴族の中に混じってたのか」
商人「話が全部繋がっちゃったね…僕ら黒の同胞団の隠れ家に行かなくても良かったのか…ハハ」
アサシン「さて…こちらにも聞きたい事が有るのだが…森の上で起こった爆発…アレは何だ?」
女海賊「えーと…ちょい複雑なんだけど…結論から言うとエルフの森にあったクラウドを消す為だったらしいよ」
アサシン「クラウドとは精霊の記憶が保存されているという奴の事だな?」
女海賊「ホムちゃんが言うにはそのクラウドに第3者が入ってて精霊の記憶を何かやってたらしい…」
アサシン「ふむ…」
女海賊「ほんでガーディアン?っていうのが働いて隕石が飛んできてドッカーーーン!!」
アサシン「んむむ…」
商人「補足するよ…隕石では無くて大陸間弾道ミサイルだと言ってた…それが電磁パルスを起こしてクラウドを消滅させた」
アサシン「理解出来んな…要するに精霊の記憶を破壊したのか?」
商人「逆だよ…記憶を守る為にアクセス出来なくしたんだってさ」
アサシン「第3者というのは何者か?」
商人「分からない…」
アサシン「まぁ良い…後でホムンクルスに聞いてみるとしよう…それで黒の同胞団の隠れ家はどうだったのだ?」
商人「もぬけの空さ…エルフに占領されたんだとばっかり思ってたんだけど…まさか囮だったとはね」
アサシン「エルフが絡む?」
商人「守って居たのはエルフ2人とラットマンリーダが少し…後は雑魚だよ」
アサシン「なるほどな…エルフを引き付ける囮でも有った訳か」
商人「まぁそうとも知らず僕たちは突撃してしまってね…時すでに遅しと知った剣士達が5日前に戻った訳さ」
女海賊「商人言い忘れてるよ…隠れ家で魔女の壺を発見した事を」
商人「そうだったね…壺の封を空けられた事を知ってその後を追ったんだ…だから剣士達はまだ魔王の後を追ってる」
アサシン「ふむ…話が全て通るな」
アサシン「魔王は魔石に変えられてもう居ないのだ」
女海賊「なんで?めちゃ話が食い違っちゃってるんだけど…剣士達は魔王を追ってるんだけどさ」
アサシン「それは黒の同胞達が仕組んだ囮なのだ…私達の目をそちらに向ける為にな」
商人「…また歴史の塗り替えで先手打たれちゃってる…そういう事だね?」
アサシン「結果的にはそうなるのだろうな…こちらの話を先にした方が良さそうだな」
女海賊「話して…」
カクカク シカジカ
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女海賊「…第3皇子が生きてるって話は聞いてたんだよ…貴族の中に混じってたのか」
商人「話が全部繋がっちゃったね…僕ら黒の同胞団の隠れ家に行かなくても良かったのか…ハハ」
アサシン「さて…こちらにも聞きたい事が有るのだが…森の上で起こった爆発…アレは何だ?」
女海賊「えーと…ちょい複雑なんだけど…結論から言うとエルフの森にあったクラウドを消す為だったらしいよ」
アサシン「クラウドとは精霊の記憶が保存されているという奴の事だな?」
女海賊「ホムちゃんが言うにはそのクラウドに第3者が入ってて精霊の記憶を何かやってたらしい…」
アサシン「ふむ…」
女海賊「ほんでガーディアン?っていうのが働いて隕石が飛んできてドッカーーーン!!」
アサシン「んむむ…」
商人「補足するよ…隕石では無くて大陸間弾道ミサイルだと言ってた…それが電磁パルスを起こしてクラウドを消滅させた」
アサシン「理解出来んな…要するに精霊の記憶を破壊したのか?」
商人「逆だよ…記憶を守る為にアクセス出来なくしたんだってさ」
アサシン「第3者というのは何者か?」
商人「分からない…」
アサシン「まぁ良い…後でホムンクルスに聞いてみるとしよう…それで黒の同胞団の隠れ家はどうだったのだ?」
商人「もぬけの空さ…エルフに占領されたんだとばっかり思ってたんだけど…まさか囮だったとはね」
アサシン「エルフが絡む?」
商人「守って居たのはエルフ2人とラットマンリーダが少し…後は雑魚だよ」
アサシン「なるほどな…エルフを引き付ける囮でも有った訳か」
商人「まぁそうとも知らず僕たちは突撃してしまってね…時すでに遅しと知った剣士達が5日前に戻った訳さ」
女海賊「商人言い忘れてるよ…隠れ家で魔女の壺を発見した事を」
商人「そうだったね…壺の封を空けられた事を知ってその後を追ったんだ…だから剣士達はまだ魔王の後を追ってる」
アサシン「ふむ…話が全て通るな」
351: 2021/05/07(金) 18:53:54.37 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「重力炉だっけ?そんな様な器具が一杯散らばってたさ…壊されてたけど」
アサシン「一つだけ疑問が残る…何故エルフがそれ程絡むか?ドラゴンライダーも動いてる…何故だ?」
商人「剣士は森の声がおかしいと言って居たよ」
アサシン「森の声に導かれていると言うのか?」
商人「ほら剣士だって森の声を聞きながら魔王を追ってる…エルフも同じじゃないかな?」
女海賊「あー後さぁ森の虫がエライ事になってるよ?すんごい大量の虫がシャ・バクダ方面に向かってるんだけど…」
アサシン「何ぃ!!」
情報屋「…もしかして」
女海賊「お!?何か知ってるんだ?」
情報屋「ドリアードに向かってる…」
ホムンクルス「や…止めて下さい…離して下さい」
女海賊「ホムちゃんの声!!」
商人「ホムンクルス!!」ダダ
女海賊「ちょいヤバそうな声!!」ダダ
アサシン「一つだけ疑問が残る…何故エルフがそれ程絡むか?ドラゴンライダーも動いてる…何故だ?」
商人「剣士は森の声がおかしいと言って居たよ」
アサシン「森の声に導かれていると言うのか?」
商人「ほら剣士だって森の声を聞きながら魔王を追ってる…エルフも同じじゃないかな?」
女海賊「あー後さぁ森の虫がエライ事になってるよ?すんごい大量の虫がシャ・バクダ方面に向かってるんだけど…」
アサシン「何ぃ!!」
情報屋「…もしかして」
女海賊「お!?何か知ってるんだ?」
情報屋「ドリアードに向かってる…」
ホムンクルス「や…止めて下さい…離して下さい」
女海賊「ホムちゃんの声!!」
商人「ホムンクルス!!」ダダ
女海賊「ちょいヤバそうな声!!」ダダ
352: 2021/05/07(金) 18:55:04.59 ID:kwIi/Pq/0
『飛空艇の前』
ザワザワ ザワザワ
時の王「シルフ!!私を忘れたのか?」
ホムンクルス「私は精霊シルフではありません…手を放して下さい」
時の王「私の目に狂いは無い…200年お前を想い続けて居たのだ」
ホムンクルス「私の名はホムンクルスです」
時の王「何故だ?また記憶を失ったのか?何故私の下へ戻らない?」
ホムンクルス「精霊シルフは200年前に亡くなりました」
時の王「いやお前はシルフに間違いない…その髪…その顔…その声を私は忘れて居ない…思い出してくれ」
ダダダ
商人「ホムンクルス!!」
ホムンクルス「商人!!この方はどなたですか?」
女海賊「ああっ!!時の王のおっさん!!」
時の王「お前は…いつか私の屋敷に来た蒼眼の者…シルフをどうした?」
女海賊「あのさぁホムちゃんは精霊シルフじゃないの!どっか連れて行く気?」
時の王「シルフには私が必要なのだ…私が守る」
女海賊「いやだからさぁ…精霊シルフじゃないって!!ホムちゃんはホムちゃん!!分かる?」
時の王「シルフ…答えてくれ…記憶をどうした?」
ホムンクルス「私は逃げたりしませんので手を放して貰ってもよろしいでしょうか?」
時の王「…」スッ
女海賊「あのさぁ…そのくそデッカイ剣とか鎧とかなんか怖い訳よ…分かる?」
時の王「…」ブン! ズン!
女海賊「あぶっ…だから怖いんだって!!そういうのが!!」
時の王「私の顔を見てくれ…思い出さないか?」
ホムンクルス「私の名はホムンクルス…ここに居る皆さんの身の回りのお世話をしている者です」
商人「ホムンクルス…」
ザワザワ ザワザワ
時の王「シルフ!!私を忘れたのか?」
ホムンクルス「私は精霊シルフではありません…手を放して下さい」
時の王「私の目に狂いは無い…200年お前を想い続けて居たのだ」
ホムンクルス「私の名はホムンクルスです」
時の王「何故だ?また記憶を失ったのか?何故私の下へ戻らない?」
ホムンクルス「精霊シルフは200年前に亡くなりました」
時の王「いやお前はシルフに間違いない…その髪…その顔…その声を私は忘れて居ない…思い出してくれ」
ダダダ
商人「ホムンクルス!!」
ホムンクルス「商人!!この方はどなたですか?」
女海賊「ああっ!!時の王のおっさん!!」
時の王「お前は…いつか私の屋敷に来た蒼眼の者…シルフをどうした?」
女海賊「あのさぁホムちゃんは精霊シルフじゃないの!どっか連れて行く気?」
時の王「シルフには私が必要なのだ…私が守る」
女海賊「いやだからさぁ…精霊シルフじゃないって!!ホムちゃんはホムちゃん!!分かる?」
時の王「シルフ…答えてくれ…記憶をどうした?」
ホムンクルス「私は逃げたりしませんので手を放して貰ってもよろしいでしょうか?」
時の王「…」スッ
女海賊「あのさぁ…そのくそデッカイ剣とか鎧とかなんか怖い訳よ…分かる?」
時の王「…」ブン! ズン!
女海賊「あぶっ…だから怖いんだって!!そういうのが!!」
時の王「私の顔を見てくれ…思い出さないか?」
ホムンクルス「私の名はホムンクルス…ここに居る皆さんの身の回りのお世話をしている者です」
商人「ホムンクルス…」
353: 2021/05/07(金) 18:55:56.53 ID:kwIi/Pq/0
時の王「馬鹿な…記憶をどうした?何故すべての記憶を無くしている?」
女海賊「時の王のおっさんさぁ…精霊シルフはもう居ないんだよ」
時の王「いや彼女はシルフだ…お前達…シルフをどうした!?許さんぞ!!」
女海賊「聞き分けの無いおっさんだなぁ…何回も言ってんじゃん!!精霊シルフじゃないの!!」
ホムンクルス「いつか精霊を知る者と出会う日が来る事は覚悟していました…」
時の王「どういう事なのだ?覚悟とは何だ?」
ホムンクルス「私は精霊シルフとは違う道を歩んで居るのです…ご理解ください」」
時の王「違う道だと?…私達の愛を捨てたと言うのか?」
ホムンクルス「捨ててなどいませんよ?初めから私の記憶に精霊の記憶は無いのです」
女海賊「ホムちゃんはさぁ…精霊と瓜二つかも知んないけど別人なんだよ」
時の王「…なんという事か…」ボーゼン
ホムンクルス「ご理解いただけましたか?」
時の王「顔を…よく見せてくれ」ソソ
ホムンクルス「どうぞ…」ニコ
時の王「触っても良いか?…」
ホムンクルス「はい…乱暴しないのでしたら」
時の王「ぅ…ぅぅぅ…シルフ…ぐぅぅぅ…シルフ…」サワワ
ホムンクルス「…」
女海賊「ぁ…」
時の王「済まなかった…っぅ私が嫉妬に狂ったばかりに…お前を…失った…うぐっ」
ホムンクルス「その言葉は精霊シルフ本人に聞かせるべき言葉です」
時の王「お前はシルフでは無いのか?…どうすれば思い出す?どうすれば又会える?」
アサシン「夢幻で会える…精霊は夢幻で今も生きている」
時の王「私は夢を見る事も氏ぬことも出来ぬ…シルフを目の前にして諦める事も出来ぬ」ググ
ホムンクルス「私を奪って行かれるつもりですか?」
時の王「そうだ…皆頃しにして奪う選択もある…」
女海賊「時の王のおっさんさぁ…精霊シルフはもう居ないんだよ」
時の王「いや彼女はシルフだ…お前達…シルフをどうした!?許さんぞ!!」
女海賊「聞き分けの無いおっさんだなぁ…何回も言ってんじゃん!!精霊シルフじゃないの!!」
ホムンクルス「いつか精霊を知る者と出会う日が来る事は覚悟していました…」
時の王「どういう事なのだ?覚悟とは何だ?」
ホムンクルス「私は精霊シルフとは違う道を歩んで居るのです…ご理解ください」」
時の王「違う道だと?…私達の愛を捨てたと言うのか?」
ホムンクルス「捨ててなどいませんよ?初めから私の記憶に精霊の記憶は無いのです」
女海賊「ホムちゃんはさぁ…精霊と瓜二つかも知んないけど別人なんだよ」
時の王「…なんという事か…」ボーゼン
ホムンクルス「ご理解いただけましたか?」
時の王「顔を…よく見せてくれ」ソソ
ホムンクルス「どうぞ…」ニコ
時の王「触っても良いか?…」
ホムンクルス「はい…乱暴しないのでしたら」
時の王「ぅ…ぅぅぅ…シルフ…ぐぅぅぅ…シルフ…」サワワ
ホムンクルス「…」
女海賊「ぁ…」
時の王「済まなかった…っぅ私が嫉妬に狂ったばかりに…お前を…失った…うぐっ」
ホムンクルス「その言葉は精霊シルフ本人に聞かせるべき言葉です」
時の王「お前はシルフでは無いのか?…どうすれば思い出す?どうすれば又会える?」
アサシン「夢幻で会える…精霊は夢幻で今も生きている」
時の王「私は夢を見る事も氏ぬことも出来ぬ…シルフを目の前にして諦める事も出来ぬ」ググ
ホムンクルス「私を奪って行かれるつもりですか?」
時の王「そうだ…皆頃しにして奪う選択もある…」
354: 2021/05/07(金) 18:57:29.00 ID:kwIi/Pq/0
ホムンクルス「私を奪っても精霊シルフには会えませんよ?」
時の王「ぐぬぅ…お前達!!王として命ずる!!私を頃して精霊シルフまで導け…命令だ」
女海賊「命令ってさ…どうやってやんのさ…あんた不氏身なんじゃないの?」
時の王「精霊シルフまで導くのであれば手段は問わぬ…」
女海賊「どうすりゃ寝れるのさ…そりゃあんたの問題なんじゃない?」
時の王「黙れ!命令を達するまでシルフは私が預かる」
女海賊「ちょちょ…なんであんたのいう事を私等が聞かなきゃいけない訳?」
時の王「フンッ!」ズボォ
ホムンクルス「女海賊さん…従った方が安全と思われます」
女海賊「ホムちゃんそれで良いの?」
ホムンクルス「こうなる想定はしていましたのでご安心ください」
女海賊「商人!!ホムちゃん連れて行かれちゃうんだけど何か言えよ!!」
商人「ホムンクルス…君の判断を信じる」
ホムンクルス「はい…」ニコ
女海賊「ぬあぁぁぁ!!おい!!時の王のくそオヤジ!!あんた何処に行く気よ!!」
時の王「宛ては無い…この建屋を私が頂く」
女海賊「ぶっ…あのさぁ!!あんたの行動ワケ分かんないんだけど」
商人「ハハ…どういう展開なのか…まぁ寒い雪原を連れまわされるよりは良いじゃないか」
時の王「シルフ…話がしたい…中に入れ」
女海賊「ちょいあんたさぁ!!勝手な事すんなよ!!」
時の王「2人で話をするのだ…お前達は入るな」
女海賊「アサシンどうすんのさコレ!!」
アサシン「従うしかあるまい…」
ホムンクルス「飛空艇のお掃除は終わって居ますのでそちらの方へ…」
アサシン「クックック見事に占領されたな」
女海賊「屋根裏にお姉ぇとローグ要んだけど…大丈夫かなぁ」
時の王「ぐぬぅ…お前達!!王として命ずる!!私を頃して精霊シルフまで導け…命令だ」
女海賊「命令ってさ…どうやってやんのさ…あんた不氏身なんじゃないの?」
時の王「精霊シルフまで導くのであれば手段は問わぬ…」
女海賊「どうすりゃ寝れるのさ…そりゃあんたの問題なんじゃない?」
時の王「黙れ!命令を達するまでシルフは私が預かる」
女海賊「ちょちょ…なんであんたのいう事を私等が聞かなきゃいけない訳?」
時の王「フンッ!」ズボォ
ホムンクルス「女海賊さん…従った方が安全と思われます」
女海賊「ホムちゃんそれで良いの?」
ホムンクルス「こうなる想定はしていましたのでご安心ください」
女海賊「商人!!ホムちゃん連れて行かれちゃうんだけど何か言えよ!!」
商人「ホムンクルス…君の判断を信じる」
ホムンクルス「はい…」ニコ
女海賊「ぬあぁぁぁ!!おい!!時の王のくそオヤジ!!あんた何処に行く気よ!!」
時の王「宛ては無い…この建屋を私が頂く」
女海賊「ぶっ…あのさぁ!!あんたの行動ワケ分かんないんだけど」
商人「ハハ…どういう展開なのか…まぁ寒い雪原を連れまわされるよりは良いじゃないか」
時の王「シルフ…話がしたい…中に入れ」
女海賊「ちょいあんたさぁ!!勝手な事すんなよ!!」
時の王「2人で話をするのだ…お前達は入るな」
女海賊「アサシンどうすんのさコレ!!」
アサシン「従うしかあるまい…」
ホムンクルス「飛空艇のお掃除は終わって居ますのでそちらの方へ…」
アサシン「クックック見事に占領されたな」
女海賊「屋根裏にお姉ぇとローグ要んだけど…大丈夫かなぁ」
355: 2021/05/07(金) 19:09:39.81 ID:kwIi/Pq/0
『飛空艇』
女海賊「商人!!ホムちゃん取られちゃったよ?あんたそれで良いの?」
商人「んんん…ホムンクルスを守るのは僕より時の王の方が良いかなと思い始めてる」
女海賊「あんたら出来てたんじゃないの?」
商人「よく考えてごらん?僕はあまり長く生きられない…そして体も小さいし…何より2回もホムンクルスを守れていない」
女海賊「んーーーまぁそうだけどさぁ…」
商人「時の王の方が僕より適任なんだよ…そして精霊への愛は僕よりずっと深い」
女海賊「でもホムちゃんは精霊じゃ無いじゃん」
商人「それはホムンクルス次第さ…僕は彼女の判断を信じるよ」
情報屋「私はこう思うわ?愛が深いなら違いに気が付く」
アサシン「そうだな…私もそう思う…時の王が愛しているのは精霊シルフだ…ホムンクルスでは無い」
女海賊「まぁどっか行かれるより良っかぁ」
商人「でもどこにも行く宛て無いのにどうするつもりだったのかw」
盗賊「だなぁ?必氏な奴ってあんなんなるんだなダハハ」
女海賊「必氏かぁ…」
盗賊「精霊しか頭に無かったのが良く分かる」
商人「見せ付けられちゃったよ」
アサシン「気になる事を言って居たな?嫉妬に狂った自分を許してくれと」
商人「言ってたね…僕が思うに精霊の子…勇者に対してじゃないかな?」
アサシン「同じ考えだ…精霊の愛を一心に受けた勇者に嫉妬したのだな…そして勇者を屠ったのだ…魔王と共に」
盗賊「あーーそれで勇者の像ん所に剣を置いたのか」
アサシン「だろうな?もう剣は持たないつもりだったのだろう」
情報屋「なんか心が痛いわ…」
アサシン「しかしどうやって時の王の呪いを解くのか…」
女海賊「商人!!ホムちゃん取られちゃったよ?あんたそれで良いの?」
商人「んんん…ホムンクルスを守るのは僕より時の王の方が良いかなと思い始めてる」
女海賊「あんたら出来てたんじゃないの?」
商人「よく考えてごらん?僕はあまり長く生きられない…そして体も小さいし…何より2回もホムンクルスを守れていない」
女海賊「んーーーまぁそうだけどさぁ…」
商人「時の王の方が僕より適任なんだよ…そして精霊への愛は僕よりずっと深い」
女海賊「でもホムちゃんは精霊じゃ無いじゃん」
商人「それはホムンクルス次第さ…僕は彼女の判断を信じるよ」
情報屋「私はこう思うわ?愛が深いなら違いに気が付く」
アサシン「そうだな…私もそう思う…時の王が愛しているのは精霊シルフだ…ホムンクルスでは無い」
女海賊「まぁどっか行かれるより良っかぁ」
商人「でもどこにも行く宛て無いのにどうするつもりだったのかw」
盗賊「だなぁ?必氏な奴ってあんなんなるんだなダハハ」
女海賊「必氏かぁ…」
盗賊「精霊しか頭に無かったのが良く分かる」
商人「見せ付けられちゃったよ」
アサシン「気になる事を言って居たな?嫉妬に狂った自分を許してくれと」
商人「言ってたね…僕が思うに精霊の子…勇者に対してじゃないかな?」
アサシン「同じ考えだ…精霊の愛を一心に受けた勇者に嫉妬したのだな…そして勇者を屠ったのだ…魔王と共に」
盗賊「あーーそれで勇者の像ん所に剣を置いたのか」
アサシン「だろうな?もう剣は持たないつもりだったのだろう」
情報屋「なんか心が痛いわ…」
アサシン「しかしどうやって時の王の呪いを解くのか…」
356: 2021/05/07(金) 19:10:18.61 ID:kwIi/Pq/0
”ザーーーーえるか?ザザー”
”魔女!!”
”おぉ…剣士ちと止まれい!!ザザザ”
”今何処に居んの?”
”森の外れじゃ…良く分からぬ”
”無事ならまぁ良いや…こっちに向かってんだね?”
”リリスの子宮を見つけたのじゃが肝心の中身が無いのじゃ”
”あーーそれなんだけどさ…魔王はもう居なくなったらしいよ?”
”ザーーーよく聞こえぬ…それよりも虫の大群がそちらに向かって居るのじゃザザザ”
”知ってる!!どうなってんの?”
”用心せい…魔王が迫って居るぞ”
”いや…だから魔王はもう居ないって”
”わらわ達は間に合わぬ故避難せい…虫に撒かれるな?”
”あのさ…”
”ザーーーーザザザ”
女海賊「そうだよ虫だよ虫!!すんごい大量の虫がこっちの方に向かってんだった”
アサシン「行先は恐らく北のドリアード遺跡だろう」
女海賊「なんで落ち着いた顔してんのさ?どうすんの?」
アサシン「用心に越したことは無いのだが…どうする?情報屋…」
情報屋「どうすると言われても空から見ているくらいしか…」
女海賊「飛空艇で行こうか?」
アサシン「ゴーレムが守って居てな…迂闊には近づけん…いつドラゴンが出てくるかも分からん」
盗賊「魔女が言うように民を避難させた方が良いんじゃ無ぇか?折角物資をシャ・バクダ遺跡に運んだんだからよ?」
アサシン「そうだな」
女海賊「虫は無視?アレ?」
情報屋「ドリアードと虫は何かの因縁がありそうなの…私達とは無関係だと思うわ」
アサシン「うむ…巻き込まれない様にだけ用心するべきだ」
女海賊「そっか…ほんじゃどうしよう?時の王のおっさんとかどうする?」
アサシン「素直に遺跡に移動してくれればありがたいのだが言う事聞く物だろうか?」
女海賊「ちっと私が言って来るわ」
情報屋「何をするか分からないから気を付けて」
”魔女!!”
”おぉ…剣士ちと止まれい!!ザザザ”
”今何処に居んの?”
”森の外れじゃ…良く分からぬ”
”無事ならまぁ良いや…こっちに向かってんだね?”
”リリスの子宮を見つけたのじゃが肝心の中身が無いのじゃ”
”あーーそれなんだけどさ…魔王はもう居なくなったらしいよ?”
”ザーーーよく聞こえぬ…それよりも虫の大群がそちらに向かって居るのじゃザザザ”
”知ってる!!どうなってんの?”
”用心せい…魔王が迫って居るぞ”
”いや…だから魔王はもう居ないって”
”わらわ達は間に合わぬ故避難せい…虫に撒かれるな?”
”あのさ…”
”ザーーーーザザザ”
女海賊「そうだよ虫だよ虫!!すんごい大量の虫がこっちの方に向かってんだった”
アサシン「行先は恐らく北のドリアード遺跡だろう」
女海賊「なんで落ち着いた顔してんのさ?どうすんの?」
アサシン「用心に越したことは無いのだが…どうする?情報屋…」
情報屋「どうすると言われても空から見ているくらいしか…」
女海賊「飛空艇で行こうか?」
アサシン「ゴーレムが守って居てな…迂闊には近づけん…いつドラゴンが出てくるかも分からん」
盗賊「魔女が言うように民を避難させた方が良いんじゃ無ぇか?折角物資をシャ・バクダ遺跡に運んだんだからよ?」
アサシン「そうだな」
女海賊「虫は無視?アレ?」
情報屋「ドリアードと虫は何かの因縁がありそうなの…私達とは無関係だと思うわ」
アサシン「うむ…巻き込まれない様にだけ用心するべきだ」
女海賊「そっか…ほんじゃどうしよう?時の王のおっさんとかどうする?」
アサシン「素直に遺跡に移動してくれればありがたいのだが言う事聞く物だろうか?」
女海賊「ちっと私が言って来るわ」
情報屋「何をするか分からないから気を付けて」
357: 2021/05/07(金) 19:12:25.97 ID:kwIi/Pq/0
『星の観測所_居室』
ガチャリ バタン
時の王「あーして…こーして…ああでこうで…」
ホムンクルス「女海賊さん…」
時の王「…私とシルフが2人で話すと言った筈だ…勝手に入室するなど無礼だぞ」
女海賊「あのさ…ちょいワケ有って勇者の像の所に行ってもらいたいんだ」
時の王「ほう?その手もあるか…だがシルフ?私を許してくれるか?」
ホムンクルス「何度も言いますが私は精霊シルフではありませんよ?」
女海賊「ホムちゃんさぁ…ちっと時の王に付き合って勇者の像の所行ってて貰えない?あとで私達も行くから」
ホムンクルス「はい…わかりました」
ローグ「頭ぁ!!起きやしたね?…姉さ~ん!!頭が目ぇ覚ましやした!!」
女戦士「ぅぅぅ誰かに呼ばれた気がしたのだが…」ヨロ
時の王「むぅ?お前はいつぞやの…」
女戦士「…その声は…お前だな?呼んだのは?」ジロリ
女海賊「お姉ぇ!!良かった…目ぇ覚まさなくて心配してたんだよ」
女戦士「記憶がおかしい…私はいつから寝ている?」
女海賊「思い出すのはゆっくりで良いよ」
女戦士「お前の声が耳にこびり付いて離れない…誰だお前は?…なぜ私を揺さぶる?」
時の王「何の話だ?又打たれたいのか?」
女戦士「打たれたい?…そうだ…私はお前に打たれたい…来い!!」
女海賊「ちょい!!お姉ぇ!!やっぱ混乱してるわ…ローグ!お姉ぇを止めて」
ローグ「そーっすね…頭ぁ落ち着いて下せぇ…ちっと混乱してるっす」
女戦士「混乱…私は何をしていた所だ?」ブツブツ
時の王「フン…シルフ!私と一緒に勇者の下へ行くぞ」
ホムンクルス「はい…お供しますよ?」
時の王「馬の乗り方を覚えて居るか?」
ホムンクルス「いえ?初めて乗ります」
時の王「来い…思い出させてやる」グイ
女戦士「…又私の下を離れて行くのか?」
女海賊「お姉ぇ…」---恋してたんだ---
---お姉ぇが打たれたいのは…懺悔だったのか---
ガチャリ バタン
時の王「あーして…こーして…ああでこうで…」
ホムンクルス「女海賊さん…」
時の王「…私とシルフが2人で話すと言った筈だ…勝手に入室するなど無礼だぞ」
女海賊「あのさ…ちょいワケ有って勇者の像の所に行ってもらいたいんだ」
時の王「ほう?その手もあるか…だがシルフ?私を許してくれるか?」
ホムンクルス「何度も言いますが私は精霊シルフではありませんよ?」
女海賊「ホムちゃんさぁ…ちっと時の王に付き合って勇者の像の所行ってて貰えない?あとで私達も行くから」
ホムンクルス「はい…わかりました」
ローグ「頭ぁ!!起きやしたね?…姉さ~ん!!頭が目ぇ覚ましやした!!」
女戦士「ぅぅぅ誰かに呼ばれた気がしたのだが…」ヨロ
時の王「むぅ?お前はいつぞやの…」
女戦士「…その声は…お前だな?呼んだのは?」ジロリ
女海賊「お姉ぇ!!良かった…目ぇ覚まさなくて心配してたんだよ」
女戦士「記憶がおかしい…私はいつから寝ている?」
女海賊「思い出すのはゆっくりで良いよ」
女戦士「お前の声が耳にこびり付いて離れない…誰だお前は?…なぜ私を揺さぶる?」
時の王「何の話だ?又打たれたいのか?」
女戦士「打たれたい?…そうだ…私はお前に打たれたい…来い!!」
女海賊「ちょい!!お姉ぇ!!やっぱ混乱してるわ…ローグ!お姉ぇを止めて」
ローグ「そーっすね…頭ぁ落ち着いて下せぇ…ちっと混乱してるっす」
女戦士「混乱…私は何をしていた所だ?」ブツブツ
時の王「フン…シルフ!私と一緒に勇者の下へ行くぞ」
ホムンクルス「はい…お供しますよ?」
時の王「馬の乗り方を覚えて居るか?」
ホムンクルス「いえ?初めて乗ります」
時の王「来い…思い出させてやる」グイ
女戦士「…又私の下を離れて行くのか?」
女海賊「お姉ぇ…」---恋してたんだ---
---お姉ぇが打たれたいのは…懺悔だったのか---
358: 2021/05/07(金) 19:13:12.30 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「お姉ぇ…おいで?座って落ち着いて?」
女戦士「…あぁ…頭を整理する」ドスン
ローグ「頭ぁ…腹減っていやせんか?」
女戦士「喉が渇いて居る…水を頼む」
ローグ「ちっと待ってて下せぇ」
女海賊「時の王のおっさん!ホムちゃん連れて勇者の像ん所行ってて…物資はあとで持って行くから」
時の王「私に構うな…さぁ行くぞシルフ…」
ホムンクルス「私をシルフと呼ぶのは止めてもらってよろしいでしょうか?私の名はホムンクルスです」
時の王「…ホムンクルス」
ホムンクルス「はい…ご一緒します」テクテク
女戦士「…あぁ…頭を整理する」ドスン
ローグ「頭ぁ…腹減っていやせんか?」
女戦士「喉が渇いて居る…水を頼む」
ローグ「ちっと待ってて下せぇ」
女海賊「時の王のおっさん!ホムちゃん連れて勇者の像ん所行ってて…物資はあとで持って行くから」
時の王「私に構うな…さぁ行くぞシルフ…」
ホムンクルス「私をシルフと呼ぶのは止めてもらってよろしいでしょうか?私の名はホムンクルスです」
時の王「…ホムンクルス」
ホムンクルス「はい…ご一緒します」テクテク
359: 2021/05/07(金) 19:14:09.32 ID:kwIi/Pq/0
『飛空艇』
女海賊「時の王のおっさんを観測所から追い出したよ」
盗賊「そりゃご苦労だったな?」
女海賊「あとお姉ぇが目を覚ました」
商人「おぉ!!良かったね?具合はどう?」
女海賊「ちょっと混乱してるけど頭は大丈夫そう」
アサシン「では早速動くとするか…」
盗賊「どうすんだ?」
アサシン「私は案内人と一緒に一度オアシス砦に戻るが…盗賊と情報屋はここから物資を遺跡に運んで居て欲しい」
情報屋「分かったわ」
女海賊「ほんじゃ私等は先にお姉ぇを遺跡に運んでちっと周りを見回っとく」
アサシン「ゴーレムにはくれぐれも近づくな?突然動き出すからな」
女海賊「おけおけ!遠くから望遠鏡で見るに止めるよ」
アサシン「夜までには遺跡に戻って来い」
女海賊「分かってるって」
女海賊「時の王のおっさんを観測所から追い出したよ」
盗賊「そりゃご苦労だったな?」
女海賊「あとお姉ぇが目を覚ました」
商人「おぉ!!良かったね?具合はどう?」
女海賊「ちょっと混乱してるけど頭は大丈夫そう」
アサシン「では早速動くとするか…」
盗賊「どうすんだ?」
アサシン「私は案内人と一緒に一度オアシス砦に戻るが…盗賊と情報屋はここから物資を遺跡に運んで居て欲しい」
情報屋「分かったわ」
女海賊「ほんじゃ私等は先にお姉ぇを遺跡に運んでちっと周りを見回っとく」
アサシン「ゴーレムにはくれぐれも近づくな?突然動き出すからな」
女海賊「おけおけ!遠くから望遠鏡で見るに止めるよ」
アサシン「夜までには遺跡に戻って来い」
女海賊「分かってるって」
360: 2021/05/07(金) 19:15:15.09 ID:kwIi/Pq/0
『星の観測所_屋根裏』
女海賊「お姉ぇ平気?」
ローグ「いやぁぁまだ混乱してるっすねぇ…どうしやしょうね?」
女戦士「…」
商人「女戦士?立てるかい?」
女戦士「あぁ…済まない…」ヨロ
商人「僕が背負ってあげようか?」
女戦士「馬鹿にするな」
商人「良いんだよ…筋肉のトレーニングさ…よっと」
女戦士「お前に私は背負えん」
商人「お…重いな…肩だけにしようか」グイ
ローグ「あっしが反対側支えやす」グイ
女海賊「酔っぱらった後な感じ?」
ローグ「まぁそーっすね」
商人「今からシャ・バクダ遺跡に引っ越しさ…歩ける?」
女戦士「大丈夫だ…お前の介添えは要らん」
商人「平気さ…時の王にホムンクルス取られちゃったから何かしないと落ち着かないんだよ」
女戦士「…そうか…悪いな」ヨロ
商人「記憶はどう?」
女戦士「いつから寝て居るのか思い出せん」
商人「矢に撃たれた事も?」
女戦士「矢に?」
商人「君は頭を撃たれたんだよ」
女戦士「…そうだったのか…それで記憶がおかしいのか」
商人「どうおかしいの?」
女戦士「夢か現実か見分けが付かない…」
商人「夢幻を見たんだね?」
女戦士「はっきりと思い出せないのだ」
商人「夢幻はそういう感じだよ…ずっと昔…生まれるよりもずっと前を思い出す感じで鮮明に見える事がある」
女戦士「まぁ良い…不遇な男に恋をした…他愛もない夢だ」
女海賊「ふーん…やっぱ時の王なん?」
女戦士「顔は思い出せん…声が似ているだけだ…呼ばれた物だと勘違えた様だ」
女海賊「まいっか…お姉ぇの荷物持って行くよ?」
女海賊「お姉ぇ平気?」
ローグ「いやぁぁまだ混乱してるっすねぇ…どうしやしょうね?」
女戦士「…」
商人「女戦士?立てるかい?」
女戦士「あぁ…済まない…」ヨロ
商人「僕が背負ってあげようか?」
女戦士「馬鹿にするな」
商人「良いんだよ…筋肉のトレーニングさ…よっと」
女戦士「お前に私は背負えん」
商人「お…重いな…肩だけにしようか」グイ
ローグ「あっしが反対側支えやす」グイ
女海賊「酔っぱらった後な感じ?」
ローグ「まぁそーっすね」
商人「今からシャ・バクダ遺跡に引っ越しさ…歩ける?」
女戦士「大丈夫だ…お前の介添えは要らん」
商人「平気さ…時の王にホムンクルス取られちゃったから何かしないと落ち着かないんだよ」
女戦士「…そうか…悪いな」ヨロ
商人「記憶はどう?」
女戦士「いつから寝て居るのか思い出せん」
商人「矢に撃たれた事も?」
女戦士「矢に?」
商人「君は頭を撃たれたんだよ」
女戦士「…そうだったのか…それで記憶がおかしいのか」
商人「どうおかしいの?」
女戦士「夢か現実か見分けが付かない…」
商人「夢幻を見たんだね?」
女戦士「はっきりと思い出せないのだ」
商人「夢幻はそういう感じだよ…ずっと昔…生まれるよりもずっと前を思い出す感じで鮮明に見える事がある」
女戦士「まぁ良い…不遇な男に恋をした…他愛もない夢だ」
女海賊「ふーん…やっぱ時の王なん?」
女戦士「顔は思い出せん…声が似ているだけだ…呼ばれた物だと勘違えた様だ」
女海賊「まいっか…お姉ぇの荷物持って行くよ?」
361: 2021/05/07(金) 19:16:08.18 ID:kwIi/Pq/0
『シャ・バクダ遺跡』
女海賊「なんか久しぶりに来たけど…何も無いね」
ローグ「勇者の像の前にキャンプ跡がありやすね…まだ木材残ってるっすよ」
女海賊「外より暖かいけどこんな所で焚火したらヤバくない?空気無くなっちゃうじゃない?」
商人「まぁ広いから大丈夫だとは思うけど…人が一杯来るなら気を付けた方が良いかもね」
女海賊「ウラン結晶が一個余ってたな…あれを暖房代わりにしよう」
ローグ「良いっすねぇ…木を使わんで済むんでスペースも自由度高くなりやすね」
女海賊「明かりはランタンで良いとして…やっぱ敷物無いと横になるの嫌だね」
ローグ「飛空艇に毛皮が余ってるんで持って来やす」
女海賊「空いてる樽も少し持って来といて」
ローグ「へい…」タッタッタ
女戦士「私はここに避難する理由を知らんのだが…どういう事なのだ?」
女海賊「虫の大群が森から迫ってるのさ…被害出そうだから避難してんの」
女戦士「冬なのにか?」
女海賊「ホムちゃんが言うには虫は寒さに強いのも沢山居るんだって…てか飛空艇から見たら超ヤバイ数いるよ?」
女戦士「そうか…」
女海賊「お姉ぇは心配しないでもうちょい休んでて?」
商人「そうだね…記憶がしっかり繋がるまでは安静が良いと思う」
女戦士「私よりお前の方がしんどそうだがな?」
商人「僕は良いんだ…君は沢山子供を産んで未来を作らなきゃいけない」
女海賊「商人どしたん?急にそんなん言い出してキモイんだけど」
商人「ごめんごめん…今までの事を考え直したらドワーフは大事にしなきゃいけないと思ってさ」
女海賊「お!?分かってんじゃん…そうよエルフより優れてんのよ」
ローグ「姉さ~ん!持ってきやしたぜ~~」ヨッコラ ヨッコラ
女海賊「ウラン結晶は?」
ローグ「樽の中っす…これが一番重いでやんす」ヨッコラ セット
女海賊「商人!あんたウラン結晶の温め方知ってんよね?」
商人「わかるよ」
女海賊「これあんたに任せる!!私とローグでちっと見回りしてくるからお姉ぇとここで待ってて」
商人「任せて」
女海賊「ほんじゃちっと行って来るからお姉ぇは安静にしてて」
女戦士「フン…」
商人「大丈夫だよ…僕が見ておくから」
-----------------
女海賊「なんか久しぶりに来たけど…何も無いね」
ローグ「勇者の像の前にキャンプ跡がありやすね…まだ木材残ってるっすよ」
女海賊「外より暖かいけどこんな所で焚火したらヤバくない?空気無くなっちゃうじゃない?」
商人「まぁ広いから大丈夫だとは思うけど…人が一杯来るなら気を付けた方が良いかもね」
女海賊「ウラン結晶が一個余ってたな…あれを暖房代わりにしよう」
ローグ「良いっすねぇ…木を使わんで済むんでスペースも自由度高くなりやすね」
女海賊「明かりはランタンで良いとして…やっぱ敷物無いと横になるの嫌だね」
ローグ「飛空艇に毛皮が余ってるんで持って来やす」
女海賊「空いてる樽も少し持って来といて」
ローグ「へい…」タッタッタ
女戦士「私はここに避難する理由を知らんのだが…どういう事なのだ?」
女海賊「虫の大群が森から迫ってるのさ…被害出そうだから避難してんの」
女戦士「冬なのにか?」
女海賊「ホムちゃんが言うには虫は寒さに強いのも沢山居るんだって…てか飛空艇から見たら超ヤバイ数いるよ?」
女戦士「そうか…」
女海賊「お姉ぇは心配しないでもうちょい休んでて?」
商人「そうだね…記憶がしっかり繋がるまでは安静が良いと思う」
女戦士「私よりお前の方がしんどそうだがな?」
商人「僕は良いんだ…君は沢山子供を産んで未来を作らなきゃいけない」
女海賊「商人どしたん?急にそんなん言い出してキモイんだけど」
商人「ごめんごめん…今までの事を考え直したらドワーフは大事にしなきゃいけないと思ってさ」
女海賊「お!?分かってんじゃん…そうよエルフより優れてんのよ」
ローグ「姉さ~ん!持ってきやしたぜ~~」ヨッコラ ヨッコラ
女海賊「ウラン結晶は?」
ローグ「樽の中っす…これが一番重いでやんす」ヨッコラ セット
女海賊「商人!あんたウラン結晶の温め方知ってんよね?」
商人「わかるよ」
女海賊「これあんたに任せる!!私とローグでちっと見回りしてくるからお姉ぇとここで待ってて」
商人「任せて」
女海賊「ほんじゃちっと行って来るからお姉ぇは安静にしてて」
女戦士「フン…」
商人「大丈夫だよ…僕が見ておくから」
-----------------
362: 2021/05/07(金) 19:17:00.84 ID:kwIi/Pq/0
ガサゴソ ドサリ
盗賊「おぉぉぉ…暖けぇ…」スリスリ
商人「物資持ってきたんだね?」
盗賊「まぁな?時の王は何処行ったんだ?」
商人「まだ来ていないんだよ」
盗賊「俺らより先に突っ走ってったんだけどな」
商人「あぁぁぁホムンクルス大丈夫かなぁ…寒いよね?」
盗賊「時の王がホムンクルスを寒さに晒し続けるとは思えんが…」
情報屋「きっと大丈夫よ…あの人は不器用なだけで悪い人では無さそう」
盗賊「女海賊は飛んでったんか?」
商人「見回ってくるってさ」
盗賊「飛空艇で荷物運んだほうが早いのによ…あのアバズレ」
情報屋「どうする?もう一回戻る?」
盗賊「しょうが無ぇだろ…荷物降ろしたらもう一往復だ」
情報屋「ふぅ…商人ここに降ろした荷物片しておいてもらえる?」
商人「分かったよ」
情報屋「重くて運べない分は残しておいて良いわ」
商人「うん…筋肉のトレーニングだと思って頑張るよ」
盗賊「じゃぁ行くか!…そろそろ避難民もちらちら来るだろうから適当に案内してやってくれ」
商人「分かった…気を付けて」
-----------------
-----------------
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盗賊「おぉぉぉ…暖けぇ…」スリスリ
商人「物資持ってきたんだね?」
盗賊「まぁな?時の王は何処行ったんだ?」
商人「まだ来ていないんだよ」
盗賊「俺らより先に突っ走ってったんだけどな」
商人「あぁぁぁホムンクルス大丈夫かなぁ…寒いよね?」
盗賊「時の王がホムンクルスを寒さに晒し続けるとは思えんが…」
情報屋「きっと大丈夫よ…あの人は不器用なだけで悪い人では無さそう」
盗賊「女海賊は飛んでったんか?」
商人「見回ってくるってさ」
盗賊「飛空艇で荷物運んだほうが早いのによ…あのアバズレ」
情報屋「どうする?もう一回戻る?」
盗賊「しょうが無ぇだろ…荷物降ろしたらもう一往復だ」
情報屋「ふぅ…商人ここに降ろした荷物片しておいてもらえる?」
商人「分かったよ」
情報屋「重くて運べない分は残しておいて良いわ」
商人「うん…筋肉のトレーニングだと思って頑張るよ」
盗賊「じゃぁ行くか!…そろそろ避難民もちらちら来るだろうから適当に案内してやってくれ」
商人「分かった…気を付けて」
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363: 2021/05/07(金) 19:17:58.43 ID:kwIi/Pq/0
ドヤドヤ ドヤドヤ
アサシン「ほう?中々良い避難所になっているでは無いか?」
商人「なんか一気に人が増えた」
アサシン「オアシス砦の方から人を移動させているのだ…フィン・イッシュからの気球もこちらで降りる手筈だ」
商人「じゃぁ食料も足りそうだね」
アサシン「十分では無いがしばらくは持つ」
商人「なんかこの感じはキ・カイの地下みたいだね」
アサシン「うむ…ところで時の王とホムンクルスはどうした?」
商人「さっきここに来たよ…時の王はホムンクルスを一人で独占さ」
アサシン「困ったものだな…して姿が見えん様だが?」
商人「遺跡の下の方に居りて行ったよ…カタコンベが有った所」
アサシン「立ち入り禁止だったのだが…」
商人「もう他の人も居りて行ってる…立ち入り禁止なんか意味無いよ」
アサシン「まぁ良いか…」
盗賊「ぬぉ!!アサシン来てたのか!!ちっと荷物運ぶの手伝ってくれ」
アサシン「あぁ物資運搬ご苦労だった…人手を回すから少し休め」
盗賊「ふぅぅ助かったぁぁ…手が寒くてよぅ」スリスリ
商人「ウラン結晶に水を垂らすかい?」
盗賊「ちっと頼む…手が動かん…情報屋!!ここで温まれるぞ!!」
情報屋「やっと休めるわね…ハァハァ」
商人「外の様子は?」
アサシン「今の所変わりは無い…静かな物だ」
商人「そうか…何か起こるのはもう少し先か」
アサシン「どうした?何か勘でも働いて居るのか?」
商人「うーん…確証は無いんだけどさ…ホムンクルスが言ってた言葉がどうも気になってね」
アサシン「行って見ろ」
商人「何処で戦いが起きて居るのか?ってね」
アサシン「私はその話を知らない…続けろ」
商人「この場所ってさ…200年前に精霊が動かなくなった場所だよね?その時夢幻を作ったなら夢幻はここにありそうだなってさ」
アサシン「確かにそうだな…」
商人「200年前の戦いは本当はずっと続いてて僕たちは夢幻に導かれてここに集まってる…そんな気はしない?」
アサシン「ふむ…」
アサシン「ほう?中々良い避難所になっているでは無いか?」
商人「なんか一気に人が増えた」
アサシン「オアシス砦の方から人を移動させているのだ…フィン・イッシュからの気球もこちらで降りる手筈だ」
商人「じゃぁ食料も足りそうだね」
アサシン「十分では無いがしばらくは持つ」
商人「なんかこの感じはキ・カイの地下みたいだね」
アサシン「うむ…ところで時の王とホムンクルスはどうした?」
商人「さっきここに来たよ…時の王はホムンクルスを一人で独占さ」
アサシン「困ったものだな…して姿が見えん様だが?」
商人「遺跡の下の方に居りて行ったよ…カタコンベが有った所」
アサシン「立ち入り禁止だったのだが…」
商人「もう他の人も居りて行ってる…立ち入り禁止なんか意味無いよ」
アサシン「まぁ良いか…」
盗賊「ぬぉ!!アサシン来てたのか!!ちっと荷物運ぶの手伝ってくれ」
アサシン「あぁ物資運搬ご苦労だった…人手を回すから少し休め」
盗賊「ふぅぅ助かったぁぁ…手が寒くてよぅ」スリスリ
商人「ウラン結晶に水を垂らすかい?」
盗賊「ちっと頼む…手が動かん…情報屋!!ここで温まれるぞ!!」
情報屋「やっと休めるわね…ハァハァ」
商人「外の様子は?」
アサシン「今の所変わりは無い…静かな物だ」
商人「そうか…何か起こるのはもう少し先か」
アサシン「どうした?何か勘でも働いて居るのか?」
商人「うーん…確証は無いんだけどさ…ホムンクルスが言ってた言葉がどうも気になってね」
アサシン「行って見ろ」
商人「何処で戦いが起きて居るのか?ってね」
アサシン「私はその話を知らない…続けろ」
商人「この場所ってさ…200年前に精霊が動かなくなった場所だよね?その時夢幻を作ったなら夢幻はここにありそうだなってさ」
アサシン「確かにそうだな…」
商人「200年前の戦いは本当はずっと続いてて僕たちは夢幻に導かれてここに集まってる…そんな気はしない?」
アサシン「ふむ…」
364: 2021/05/07(金) 19:19:39.69 ID:kwIi/Pq/0
僕達が知ってる200年前のシャ・バクダ大破壊
そこで勇者が魔王を封じた代わりに精霊が夢幻に閉じ込められた
これじゃ話が簡単すぎるよね…
本当はもっとそこに至る複雑な経緯があって隕石を落としてすべて封印した
今まで分かってきたのはリリスを封印した件と
精霊のオーブを狭間から遠ざけて魔王が近寄れない様にした事
そう…この時点で魔王がまた来る事を予見しているんだ
さて?じゃぁ滅ぼされたシャ・バクダは一体どうして完全に破壊されたの?
シャ・バクダには誰が居たの?何があったの?どうして滅ぼされたの?
大破壊に至る経緯がほとんど語られていない…変だよね?
情報屋「商人?あなたは学者向きね…あなたの言う通りよ」
商人「何か知ってる?」
情報屋「シャ・バクダはかつて広大な森だったのにどうして火の国シャ・バクダと言われて居たのか?」
商人「そうだね…砂漠になったのは滅んだ後だ…おかしいね」
情報屋「シャ・バクダにまつわる書物もほとんど消失しているのよ」
アサシン「まだ私達の知らない物が埋まっていると言うか?」
商人「精霊の御所を全部探索した訳じゃ無いし残って居る可能性は有ると思う」
アサシン「…という事は時の王がホムンクルスを下に連れて行ったのは…」
商人「ビンゴ!!…でもね?僕はホムンクルスを信じる事にしてる」
アサシン「泳がせているのか」
商人「そういう言い方はイヤらしいけど…結果的にそうかな」
情報屋「もし何かがあるとして…あなたはどんな想定でいるの?」
僕はね…まさに夢幻がそこに有ると思う
そして火の国と呼ばれた秘密がある
それはきっと世界を滅ぼすだけの力を持った何かだよ
そこで勇者が魔王を封じた代わりに精霊が夢幻に閉じ込められた
これじゃ話が簡単すぎるよね…
本当はもっとそこに至る複雑な経緯があって隕石を落としてすべて封印した
今まで分かってきたのはリリスを封印した件と
精霊のオーブを狭間から遠ざけて魔王が近寄れない様にした事
そう…この時点で魔王がまた来る事を予見しているんだ
さて?じゃぁ滅ぼされたシャ・バクダは一体どうして完全に破壊されたの?
シャ・バクダには誰が居たの?何があったの?どうして滅ぼされたの?
大破壊に至る経緯がほとんど語られていない…変だよね?
情報屋「商人?あなたは学者向きね…あなたの言う通りよ」
商人「何か知ってる?」
情報屋「シャ・バクダはかつて広大な森だったのにどうして火の国シャ・バクダと言われて居たのか?」
商人「そうだね…砂漠になったのは滅んだ後だ…おかしいね」
情報屋「シャ・バクダにまつわる書物もほとんど消失しているのよ」
アサシン「まだ私達の知らない物が埋まっていると言うか?」
商人「精霊の御所を全部探索した訳じゃ無いし残って居る可能性は有ると思う」
アサシン「…という事は時の王がホムンクルスを下に連れて行ったのは…」
商人「ビンゴ!!…でもね?僕はホムンクルスを信じる事にしてる」
アサシン「泳がせているのか」
商人「そういう言い方はイヤらしいけど…結果的にそうかな」
情報屋「もし何かがあるとして…あなたはどんな想定でいるの?」
僕はね…まさに夢幻がそこに有ると思う
そして火の国と呼ばれた秘密がある
それはきっと世界を滅ぼすだけの力を持った何かだよ
365: 2021/05/07(金) 19:20:53.29 ID:kwIi/Pq/0
商人「森の上空で爆発したミサイルだっけ?の様な物さ…多分それが火の国の由来だよ」
アサシン「ふうむミサイル…そういえば先日隕石が森へ落ちるのを見たな」
商人「アレね…僕も遠くから見たよ…魔女が使ったのかなとか思ってた」
アサシン「あれで森を消失させるのは到底無理だな」
商人「ほらね?絶対何か残ってしまうと思う…よほど大きな隕石じゃないと森の消失は出来ない」
アサシン「シャ・バクダ大破壊の本当の原因はそのミサイルというやつなのか?」
商人「もしもアレが上空じゃなくて地上に落ちてたらどうなって居たかな?」
情報屋「考えたく無いわ…」
盗賊「そんなんが有ったとしてよ?とりあえずここに居りゃ安全じゃ無ぇか?前も耐えたんだろ?」
商人「…だと良いけどね」
アサシン「ひとまずは虫の動向だな…ドリアードがどうなるのかも予測が付かん」
盗賊「アダムも謎のまんまだしなw」
アサシン「ふうむミサイル…そういえば先日隕石が森へ落ちるのを見たな」
商人「アレね…僕も遠くから見たよ…魔女が使ったのかなとか思ってた」
アサシン「あれで森を消失させるのは到底無理だな」
商人「ほらね?絶対何か残ってしまうと思う…よほど大きな隕石じゃないと森の消失は出来ない」
アサシン「シャ・バクダ大破壊の本当の原因はそのミサイルというやつなのか?」
商人「もしもアレが上空じゃなくて地上に落ちてたらどうなって居たかな?」
情報屋「考えたく無いわ…」
盗賊「そんなんが有ったとしてよ?とりあえずここに居りゃ安全じゃ無ぇか?前も耐えたんだろ?」
商人「…だと良いけどね」
アサシン「ひとまずは虫の動向だな…ドリアードがどうなるのかも予測が付かん」
盗賊「アダムも謎のまんまだしなw」
366: 2021/05/07(金) 19:21:47.59 ID:kwIi/Pq/0
『森の外れ』
シュタタ シュタタ
魔女「剣士…ちと休まんか?わらわはもう魔力が尽きてしもうた…腰も痛いのじゃ」
剣士「ごめん…揺らし過ぎたね」
魔女「ふぅ…」ヨロ
子供「魔女?どんぐり居る?」
魔女「済まんのぉ…」グッタリ
剣士「もうエリクサーを切らしてしまった…」
魔女「イカンな…封印の壺を持って居るとどうやら黒氏病が付きまとうのぅ」
剣士「魔女も黒氏病に?」
魔女「まだ動けるが…体が小さいで病の進行が早いかもわからん…魔力の回復が遅いのもそのせいじゃろう」
剣士「こんな事なら賢者の石を借りておくんだった」
子供「パパ?あとどれくらいで着くの?」
剣士「森の中を走って2日くらいか…森を出て雪の中を走るとなると…」
魔女「シャ・バクダの少し南にハズレ町という所があったじゃろう?そこまで飛空艇で迎えに来て貰うのはどうじゃ?」
剣士「それなら丁度ここから森を出れば近い筈…ただこんなに汚れた体でまともに町に入れてもらえるのだろうか…」
魔女「ううむ…どうみても浮浪者じゃな?」
剣士「魔女も酷いよ…全身魔物の返り血でベトベトだ」
魔女「主が暴れまくるからなのじゃが…」
バサバサバサ カサカサ
シュタタ シュタタ
魔女「剣士…ちと休まんか?わらわはもう魔力が尽きてしもうた…腰も痛いのじゃ」
剣士「ごめん…揺らし過ぎたね」
魔女「ふぅ…」ヨロ
子供「魔女?どんぐり居る?」
魔女「済まんのぉ…」グッタリ
剣士「もうエリクサーを切らしてしまった…」
魔女「イカンな…封印の壺を持って居るとどうやら黒氏病が付きまとうのぅ」
剣士「魔女も黒氏病に?」
魔女「まだ動けるが…体が小さいで病の進行が早いかもわからん…魔力の回復が遅いのもそのせいじゃろう」
剣士「こんな事なら賢者の石を借りておくんだった」
子供「パパ?あとどれくらいで着くの?」
剣士「森の中を走って2日くらいか…森を出て雪の中を走るとなると…」
魔女「シャ・バクダの少し南にハズレ町という所があったじゃろう?そこまで飛空艇で迎えに来て貰うのはどうじゃ?」
剣士「それなら丁度ここから森を出れば近い筈…ただこんなに汚れた体でまともに町に入れてもらえるのだろうか…」
魔女「ううむ…どうみても浮浪者じゃな?」
剣士「魔女も酷いよ…全身魔物の返り血でベトベトだ」
魔女「主が暴れまくるからなのじゃが…」
バサバサバサ カサカサ
367: 2021/05/07(金) 19:22:41.16 ID:kwIi/Pq/0
子供「パパ…虫たちが…」
魔女「ここもゆっくり出来ん様じゃな…しかし虫は平気で狭間に入ってくるのぅ」
剣士「一回狭間を出て様子を見てみようか?」
魔女「そうじゃな…どの程度虫が増えて居るのかも見てみたい」
剣士「魔女…乗って」
魔女「あまり揺らすな?」ノソリ
剣士「未来…一回リリースする…行くぞ!リリース」スゥ
子供「リリース」スゥ
ゾワワワワワ ズモモモモモ
魔女「下じゃ!!…虫は地面の下を走っとる…ようさん居るのぅ」
剣士「未来!!森の外だ!!走れ!!」シュタタ
子供「うん!!」シュタタ
剣士「思っていたより多い…空より地面を這ってる方が多いのか」
魔女「これほどの数を始めて見たのじゃが虫使いの魔法も捨てた物では無さそうじゃ」
剣士「そんな魔法も?」
魔女「わらわは学んで居らんがそういう魔術も有るのじゃぞ?」
子供「虫使いかぁ…」
剣士「魔女!!後ろ見て!!なにか感じる」
魔女「ナヌ?」
剣士「未来!!全速力!!」ダッシュ
子供「…」シュタタ
魔女「ななな…なんじゃあの黒い影は…もしや…ダイダラボッチか?」
剣士「それは?」
魔女「神話の魔物じゃ…実在するとは思わんかったのじゃが…虫が集まってあの様な姿になるのじゃな?」
剣士「大きすぎる…山より大きいって…」
魔女「実態が虫じゃで隕石では倒せそうに無いのぅ…ボルケーノでも焼き切らん…魔法では倒せぬ」
剣士「急がないとシャ・バクダが危ない」
魔女「女海賊に連絡する…」
魔女「ここもゆっくり出来ん様じゃな…しかし虫は平気で狭間に入ってくるのぅ」
剣士「一回狭間を出て様子を見てみようか?」
魔女「そうじゃな…どの程度虫が増えて居るのかも見てみたい」
剣士「魔女…乗って」
魔女「あまり揺らすな?」ノソリ
剣士「未来…一回リリースする…行くぞ!リリース」スゥ
子供「リリース」スゥ
ゾワワワワワ ズモモモモモ
魔女「下じゃ!!…虫は地面の下を走っとる…ようさん居るのぅ」
剣士「未来!!森の外だ!!走れ!!」シュタタ
子供「うん!!」シュタタ
剣士「思っていたより多い…空より地面を這ってる方が多いのか」
魔女「これほどの数を始めて見たのじゃが虫使いの魔法も捨てた物では無さそうじゃ」
剣士「そんな魔法も?」
魔女「わらわは学んで居らんがそういう魔術も有るのじゃぞ?」
子供「虫使いかぁ…」
剣士「魔女!!後ろ見て!!なにか感じる」
魔女「ナヌ?」
剣士「未来!!全速力!!」ダッシュ
子供「…」シュタタ
魔女「ななな…なんじゃあの黒い影は…もしや…ダイダラボッチか?」
剣士「それは?」
魔女「神話の魔物じゃ…実在するとは思わんかったのじゃが…虫が集まってあの様な姿になるのじゃな?」
剣士「大きすぎる…山より大きいって…」
魔女「実態が虫じゃで隕石では倒せそうに無いのぅ…ボルケーノでも焼き切らん…魔法では倒せぬ」
剣士「急がないとシャ・バクダが危ない」
魔女「女海賊に連絡する…」
368: 2021/05/07(金) 19:23:59.93 ID:kwIi/Pq/0
『ハズレ町』
ガヤガヤ ヒソヒソ
森の方を見てみろ…なんだアレは?
まずいな早い所セントラルに引き返した方が良さそうだ
キャァァァ!!虫の魔物よ!!誰かぁ!!誰かぁぁぁ
ガヤガヤ ガヤガヤ
衛兵「お前達!!何処から来た?」
魔女「森から逃げて来たのじゃ…水は無いか?」
衛兵「森だと?森に住んで居たのか?」
剣士「あ…あぁ…まぁそんな所だよ」
衛兵「お前がこの子供たちの保護者だな?…ウルフも居るのか」タジ
剣士「ハハ…まぁそうなるかな?」
子供「パパ大丈夫?」
衛兵「ううむ…まぁ良い…しかし何故その様に汚れている?返り血だな?…これは」
魔女「虫の魔物がようさん居ったのじゃ…汚れを落としたいで水が欲しい…雪ではなかなか落ちんでのぅ」
衛兵「兵舎に行けば水ぐらいは貰えるがしかし…ひどい匂いだな」
剣士「虫の毒を浴びているかもしれない…早く落としたい」
衛兵「…仕方あるまい…付いて来い」スタ
ガヤガヤ ヒソヒソ
森の方を見てみろ…なんだアレは?
まずいな早い所セントラルに引き返した方が良さそうだ
キャァァァ!!虫の魔物よ!!誰かぁ!!誰かぁぁぁ
ガヤガヤ ガヤガヤ
衛兵「お前達!!何処から来た?」
魔女「森から逃げて来たのじゃ…水は無いか?」
衛兵「森だと?森に住んで居たのか?」
剣士「あ…あぁ…まぁそんな所だよ」
衛兵「お前がこの子供たちの保護者だな?…ウルフも居るのか」タジ
剣士「ハハ…まぁそうなるかな?」
子供「パパ大丈夫?」
衛兵「ううむ…まぁ良い…しかし何故その様に汚れている?返り血だな?…これは」
魔女「虫の魔物がようさん居ったのじゃ…汚れを落としたいで水が欲しい…雪ではなかなか落ちんでのぅ」
衛兵「兵舎に行けば水ぐらいは貰えるがしかし…ひどい匂いだな」
剣士「虫の毒を浴びているかもしれない…早く落としたい」
衛兵「…仕方あるまい…付いて来い」スタ
369: 2021/05/07(金) 19:25:09.01 ID:kwIi/Pq/0
『兵舎』
ジャブジャブ バシャー
子供「ぅぅぅさぶい…」ガチガチ
魔女「大人しゅうしておれ」ゴシゴシ
衛兵「衣類は焚火で乾かすのだ…しかしお前達…全員黒氏病に掛かって居るな」
剣士「薬は無いのかな?」
衛兵「ここには無い…他の者に移してしまうから町に入るのは禁止とする」
子供「ええええ!?」
魔女「黒氏病は移らん筈じゃが?」
衛兵「子供が分かった口を聞くな!!」
魔女「まぁ良い…腹が減ったのじゃが剣士…どうする?」
剣士「どんぐりとキノコなら有るよ」
魔女「わらわは主らと違うのじゃ…何日もどんぐりだけでは力が出ぬ」
衛兵「森ではどんぐりだけで凌いできたのか?」
魔女「ちと何か食わせよ」
衛兵「分かった分かった…何か持って来てやるから大人しくしているんだ」タッタッタ
魔女「ふぅぅぅ助かったわい」
剣士「魔女?飛空艇はいつ迎えに来る?」
魔女「半日じゃと言うて居ったな…明け方になりそうじゃな」
剣士「そうか…でも予定より早く合流出来そうだ」
子供「ママ大丈夫かなぁ…イザと言う時に方向音痴なんだよなぁ…」
魔女「ここは千里眼も貝殻も使えるで心配せんでも良いぞ?」
--------------
ジャブジャブ バシャー
子供「ぅぅぅさぶい…」ガチガチ
魔女「大人しゅうしておれ」ゴシゴシ
衛兵「衣類は焚火で乾かすのだ…しかしお前達…全員黒氏病に掛かって居るな」
剣士「薬は無いのかな?」
衛兵「ここには無い…他の者に移してしまうから町に入るのは禁止とする」
子供「ええええ!?」
魔女「黒氏病は移らん筈じゃが?」
衛兵「子供が分かった口を聞くな!!」
魔女「まぁ良い…腹が減ったのじゃが剣士…どうする?」
剣士「どんぐりとキノコなら有るよ」
魔女「わらわは主らと違うのじゃ…何日もどんぐりだけでは力が出ぬ」
衛兵「森ではどんぐりだけで凌いできたのか?」
魔女「ちと何か食わせよ」
衛兵「分かった分かった…何か持って来てやるから大人しくしているんだ」タッタッタ
魔女「ふぅぅぅ助かったわい」
剣士「魔女?飛空艇はいつ迎えに来る?」
魔女「半日じゃと言うて居ったな…明け方になりそうじゃな」
剣士「そうか…でも予定より早く合流出来そうだ」
子供「ママ大丈夫かなぁ…イザと言う時に方向音痴なんだよなぁ…」
魔女「ここは千里眼も貝殻も使えるで心配せんでも良いぞ?」
--------------
370: 2021/05/07(金) 19:26:06.45 ID:kwIi/Pq/0
タッタッタ
衛兵「食事を持ってきたぞ…パンとチーズ…それから豚の骨だ…ウルフに与えてやるのだ」
魔女「おぉ!!主は気が利くのぅ…ウルフにも気を使えるのじゃな」
子供「おじちゃんナーイス!!」
衛兵「生意気な口を利く子供達だ…ほら食え」
子供「どんぐり居る?」
衛兵「フフ…しかし良く森から生きてここまで帰って来られたな?」
剣士「まぁ…ウルフが居てくれたおかげもある」
衛兵「そうか…俺にも生きて居ればこれくらいの子供が居たのだが…」
魔女「そうじゃったのか…気の毒にのぅ」モグモグ
衛兵「さて!俺は巡回に戻るから今晩はここに居るのだ…牢屋もなかなか快適だぞ?」
剣士「ハハ風が凌げるだけ助かったよ…ありがとう」
衛兵「じゃぁ頑張って生きろ?」ノシ
タッタッタ
衛兵「食事を持ってきたぞ…パンとチーズ…それから豚の骨だ…ウルフに与えてやるのだ」
魔女「おぉ!!主は気が利くのぅ…ウルフにも気を使えるのじゃな」
子供「おじちゃんナーイス!!」
衛兵「生意気な口を利く子供達だ…ほら食え」
子供「どんぐり居る?」
衛兵「フフ…しかし良く森から生きてここまで帰って来られたな?」
剣士「まぁ…ウルフが居てくれたおかげもある」
衛兵「そうか…俺にも生きて居ればこれくらいの子供が居たのだが…」
魔女「そうじゃったのか…気の毒にのぅ」モグモグ
衛兵「さて!俺は巡回に戻るから今晩はここに居るのだ…牢屋もなかなか快適だぞ?」
剣士「ハハ風が凌げるだけ助かったよ…ありがとう」
衛兵「じゃぁ頑張って生きろ?」ノシ
タッタッタ
371: 2021/05/07(金) 19:26:59.24 ID:kwIi/Pq/0
魔女「セントラルの衛兵にしてはなかなか良い衛兵じゃったな?」
剣士「そうだね…宿が無いのを見越して牢屋に案内するなんて気が利く」
魔女「何日振りの睡眠じゃろうか…なかなかキツイ修行じゃった」
子供「魔女も修行していたの?」
魔女「主らには分からんかもしれんが高度な魔法の連続だったのじゃぞ?」
剣士「そうだね…隕石魔法は時空と重力の複合だったね…僕も勉強になったよ」
魔女「変性が掛けられんかった故威力が無かったがゴーレムには十分じゃったな」
剣士「変性?」
魔女「うむ…落ちて来る隕石を質量の高い金属に変えるのじゃ…それが出来んかった」
剣士「…なるほど」
魔女「師匠が落とした隕石はアダマンタイトに変性させておったな…威力はわらわの比では無かった筈」
子供「一番強い隕石って何?」
魔女「わらわが知って居る金属では金が一番かのぅ…他にもあると思うがまだ研究しておらぬ」
剣士「金!?なんか勿体ないね」
魔女「魔力がどれほど必要なのか想像も出来ん…わらわには無理じゃ…」
剣士「じゃぁアダマンタイトに変性させるのも相当な魔力が?」
魔女「うむ…師匠がどうやって変性させたのか分からぬ…わらわはまだまだ修行が足りんのじゃ」ウトウト
剣士「魔女眠そうだね」
魔女「ちと寝る…休ませておくれ」スヤ
子供「僕も…」スヤ
剣士「ふぅ…」
ピチョン ピチョン
こんな閉塞した地下でも色々感じられる様になった
水の落ちる音…流れて行く方向
教えてくれたのは女エルフだったな
この町で出会った
そうだ!もう一度会わなければいけない…忘れていた
剣士「そうだね…宿が無いのを見越して牢屋に案内するなんて気が利く」
魔女「何日振りの睡眠じゃろうか…なかなかキツイ修行じゃった」
子供「魔女も修行していたの?」
魔女「主らには分からんかもしれんが高度な魔法の連続だったのじゃぞ?」
剣士「そうだね…隕石魔法は時空と重力の複合だったね…僕も勉強になったよ」
魔女「変性が掛けられんかった故威力が無かったがゴーレムには十分じゃったな」
剣士「変性?」
魔女「うむ…落ちて来る隕石を質量の高い金属に変えるのじゃ…それが出来んかった」
剣士「…なるほど」
魔女「師匠が落とした隕石はアダマンタイトに変性させておったな…威力はわらわの比では無かった筈」
子供「一番強い隕石って何?」
魔女「わらわが知って居る金属では金が一番かのぅ…他にもあると思うがまだ研究しておらぬ」
剣士「金!?なんか勿体ないね」
魔女「魔力がどれほど必要なのか想像も出来ん…わらわには無理じゃ…」
剣士「じゃぁアダマンタイトに変性させるのも相当な魔力が?」
魔女「うむ…師匠がどうやって変性させたのか分からぬ…わらわはまだまだ修行が足りんのじゃ」ウトウト
剣士「魔女眠そうだね」
魔女「ちと寝る…休ませておくれ」スヤ
子供「僕も…」スヤ
剣士「ふぅ…」
ピチョン ピチョン
こんな閉塞した地下でも色々感じられる様になった
水の落ちる音…流れて行く方向
教えてくれたのは女エルフだったな
この町で出会った
そうだ!もう一度会わなければいけない…忘れていた
372: 2021/05/07(金) 19:27:56.08 ID:kwIi/Pq/0
『翌朝』
剣士「魔女?起きて?」
魔女「…」
剣士「だめか…石化が進行してる」
子供「ううん…」パチ
剣士「未来は石化していないか?」
子供「パパどうしたの?」
剣士「魔女が石化して寝たまんまだ…未来は大丈夫か?」
子供「うん…まだ動ける」
剣士「よし!ママがもうすぐ来る…行こうか」
子供「おっけ!!」
剣士「千里眼!…」
子供「どう?」
剣士「分かった…ローグと2人だ…すこし離れた養羊場に飛空艇を隠してる」
子供「羊の匂いわかるよ」
剣士「行こう…」シュタ
子供「うん…」シュタタ
子ウルフ「ばう…」スタタ
剣士「魔女?起きて?」
魔女「…」
剣士「だめか…石化が進行してる」
子供「ううん…」パチ
剣士「未来は石化していないか?」
子供「パパどうしたの?」
剣士「魔女が石化して寝たまんまだ…未来は大丈夫か?」
子供「うん…まだ動ける」
剣士「よし!ママがもうすぐ来る…行こうか」
子供「おっけ!!」
剣士「千里眼!…」
子供「どう?」
剣士「分かった…ローグと2人だ…すこし離れた養羊場に飛空艇を隠してる」
子供「羊の匂いわかるよ」
剣士「行こう…」シュタ
子供「うん…」シュタタ
子ウルフ「ばう…」スタタ
373: 2021/05/07(金) 19:28:58.43 ID:kwIi/Pq/0
『養羊場』
ローグ「あっしが宿屋行って探してきや…あああ!!走って来やした」
女海賊「お!?」
ローグ「探す手間省けやしたね?」
女海賊「良かったぁぁ!!剣士こっち!こっち!」
シュタタ シュタタ
女海賊「あらら?魔女はどうしたん?」
剣士「黒氏病で石化したんだ…エリクサーある?」
女海賊「あるある!!樽で2杯分あるよ」
子供「ママーーー」ピョン
女海賊「未来!心配してたんだよ…怪我とかしてない?」
子供「うん!!」
ローグ「姉さん!合流出来たんで早速戻りやしょう…ここは虫が多くて長居はマズイっすね」
女海賊「おけおけ!!とりあえず乗って!!」
剣士「魔女を樽に入れるよ?これどっち?」
女海賊「どっちでも良い」
剣士「ホムンクルスは?」
女海賊「ホムちゃんはもうそこに入って無い」
剣士「…そうか目を覚ましたんだね」
女海賊「うん…詳しい話は後!!飛ぶよ!!」グイ
フワフワ
ローグ「あっしが宿屋行って探してきや…あああ!!走って来やした」
女海賊「お!?」
ローグ「探す手間省けやしたね?」
女海賊「良かったぁぁ!!剣士こっち!こっち!」
シュタタ シュタタ
女海賊「あらら?魔女はどうしたん?」
剣士「黒氏病で石化したんだ…エリクサーある?」
女海賊「あるある!!樽で2杯分あるよ」
子供「ママーーー」ピョン
女海賊「未来!心配してたんだよ…怪我とかしてない?」
子供「うん!!」
ローグ「姉さん!合流出来たんで早速戻りやしょう…ここは虫が多くて長居はマズイっすね」
女海賊「おけおけ!!とりあえず乗って!!」
剣士「魔女を樽に入れるよ?これどっち?」
女海賊「どっちでも良い」
剣士「ホムンクルスは?」
女海賊「ホムちゃんはもうそこに入って無い」
剣士「…そうか目を覚ましたんだね」
女海賊「うん…詳しい話は後!!飛ぶよ!!」グイ
フワフワ
374: 2021/05/07(金) 19:29:41.71 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「ぬあぁぁ虫が一杯くっ付いちゃってる…」
ローグ「ヤバイっすね…帆と球皮に穴空かなきゃ良いんすが…」
子供「パパ?エリクサーで虫よけ出来たよね?」
剣士「エリクサーちょっと使うよ?」
女海賊「どうする気?」
剣士「ウラン結晶に垂らす…蒸気出るから伏せて置いて」
女海賊「おぉ!!あんた賢いじゃん!!」
剣士「垂らすよ?」シュワシュワシュワ モクモク
子供「熱っ熱っ…」
ローグ「こら良いっすね…黒氏病吹っ飛びそうでやんす」
女海賊「良い感じ良い感じ!!虫がどんどん落ちてく」
剣士「ふぅぅぅ暖かいし…すごく疲れが取れる」
女海賊「よっし!!風に乗った…高度上げる」グイ
シュゴーーーーー バサバサ
ローグ「ヤバイっすね…帆と球皮に穴空かなきゃ良いんすが…」
子供「パパ?エリクサーで虫よけ出来たよね?」
剣士「エリクサーちょっと使うよ?」
女海賊「どうする気?」
剣士「ウラン結晶に垂らす…蒸気出るから伏せて置いて」
女海賊「おぉ!!あんた賢いじゃん!!」
剣士「垂らすよ?」シュワシュワシュワ モクモク
子供「熱っ熱っ…」
ローグ「こら良いっすね…黒氏病吹っ飛びそうでやんす」
女海賊「良い感じ良い感じ!!虫がどんどん落ちてく」
剣士「ふぅぅぅ暖かいし…すごく疲れが取れる」
女海賊「よっし!!風に乗った…高度上げる」グイ
シュゴーーーーー バサバサ
375: 2021/05/07(金) 19:30:25.95 ID:kwIi/Pq/0
『飛空艇』
魔女「ぅぅん…わらわは又石化しておったんか?…どれぐらい石化しとった?」
剣士「まだ早朝だよ…長くは石化してない」
魔女「どうやらこの体は石化に弱いのじゃな…気付かんかったわい」
剣士「もう動ける?」
魔女「まだ強張っとるな」
ローグ「シャ・バクダ遺跡まで半日掛かりやすんで休んでいて下せぇ」
魔女「うむ…しかし飛空艇は本真に快適じゃな…温い上に移動がラクじゃ」
ローグ「ウラン結晶にエリクサーを垂らす新技のお陰っすね」
魔女「ほう?それでラクになったんか…なるほどな…エリクサーは飲むより吸うた方が良いのじゃろうな」
剣士「呼吸がすごくラクだ…やっぱり森で少し毒を貰ってたんだね」
魔女「うむ…」
女海賊「森で毒?やっぱ虫がヤバイ感じ?」
魔女「そうじゃな…何故北を目指して居るのか分からんのじゃが…」
女海賊「あーーーそれなんだけどさ…メチャ話長くなるけど聞く?」
魔女「聞かせよ」
女海賊「ローグ!説明したげて?どうも私は説明が下手っぽいからさぁ」
ローグ「へい…実はですねぇ…ごにょごにょ」
カクカク シカジカ
------------------
------------------
------------------
魔女「ぅぅん…わらわは又石化しておったんか?…どれぐらい石化しとった?」
剣士「まだ早朝だよ…長くは石化してない」
魔女「どうやらこの体は石化に弱いのじゃな…気付かんかったわい」
剣士「もう動ける?」
魔女「まだ強張っとるな」
ローグ「シャ・バクダ遺跡まで半日掛かりやすんで休んでいて下せぇ」
魔女「うむ…しかし飛空艇は本真に快適じゃな…温い上に移動がラクじゃ」
ローグ「ウラン結晶にエリクサーを垂らす新技のお陰っすね」
魔女「ほう?それでラクになったんか…なるほどな…エリクサーは飲むより吸うた方が良いのじゃろうな」
剣士「呼吸がすごくラクだ…やっぱり森で少し毒を貰ってたんだね」
魔女「うむ…」
女海賊「森で毒?やっぱ虫がヤバイ感じ?」
魔女「そうじゃな…何故北を目指して居るのか分からんのじゃが…」
女海賊「あーーーそれなんだけどさ…メチャ話長くなるけど聞く?」
魔女「聞かせよ」
女海賊「ローグ!説明したげて?どうも私は説明が下手っぽいからさぁ」
ローグ「へい…実はですねぇ…ごにょごにょ」
カクカク シカジカ
------------------
------------------
------------------
376: 2021/05/07(金) 19:31:44.37 ID:kwIi/Pq/0
ローグ「…という訳でもう魔王は居らんらしいのですわ」
魔女「言葉を失うのじゃが剣士…どう思う?森の声は何と言うて居るのじゃ?」
剣士「森の声は北へ向かえと…そして遺物を殺せと言ってる」
女海賊「ん?どゆ事?その声を聞いてエルフとかが戦ってんの?」
魔女「恐らくそうじゃ…虫も獣も森の生き物は全部そうじゃな」
女海賊「て事はやっぱ情報屋の言う通りドリアード遺跡を目指してるっぽいね」
ローグ「魔女さんはドリアードとかアダム復活とか何か知らんのですかね?」
魔女「ドリアードは植物の魔物だという事しか知らんのぅ…精霊樹と同じ類じゃな」
剣士「魔女…ダークエルフはドリアード化して居たね」
魔女「そうじゃな…あれがドリアードじゃ…妖精の類が植物と同化した状態を指す」
女海賊「情報屋の話だとめっちゃ巨大なドリアードだって言ってんだけどさ…地面の中に埋まってるらしい」
魔女「その様な物が有るのは分かったがアダム復活と何の関係があるのじゃろう?」
女海賊「ドリアードん中に謎の機械が沢山あるんだって…それが動き出す感じ?」
魔女「時の王はアダムは最初の人工知能じゃと言うて居った…それをドリアード化して居るのじゃろうか?」
剣士「精霊の伴侶…それもドリアード化してた」
魔女「ではドリアードの中に人工知能アダムが管理する社会が出来て居るのかも知れんのぅ」
女海賊「なんで森の声がそれを攻撃しようとすんだろうね?やっぱ魔石にされた魔王が関係しそうだよね」
剣士「ひとつおかしい事がある」
魔女「何じゃ?」
剣士「森の声があの爆発の前と後じゃ違うんだ」
魔女「なぬ?」
女海賊「ああ!!ホムちゃんが倒れる前に言ってた…クラウドに第3者が接続してるって…」
魔女「誰か分からんのか?」
女海賊「もしかしてさ…エルフの森って誰かに乗っ取られてない?その第3者に」
剣士「魔王か…」
女海賊「森の下って光とか届きそうにないじゃん?追いつめられた魔王が潜むのに良さそうじゃん?」
魔女「エルフ達が魔王に下ったとな?」
魔女「言葉を失うのじゃが剣士…どう思う?森の声は何と言うて居るのじゃ?」
剣士「森の声は北へ向かえと…そして遺物を殺せと言ってる」
女海賊「ん?どゆ事?その声を聞いてエルフとかが戦ってんの?」
魔女「恐らくそうじゃ…虫も獣も森の生き物は全部そうじゃな」
女海賊「て事はやっぱ情報屋の言う通りドリアード遺跡を目指してるっぽいね」
ローグ「魔女さんはドリアードとかアダム復活とか何か知らんのですかね?」
魔女「ドリアードは植物の魔物だという事しか知らんのぅ…精霊樹と同じ類じゃな」
剣士「魔女…ダークエルフはドリアード化して居たね」
魔女「そうじゃな…あれがドリアードじゃ…妖精の類が植物と同化した状態を指す」
女海賊「情報屋の話だとめっちゃ巨大なドリアードだって言ってんだけどさ…地面の中に埋まってるらしい」
魔女「その様な物が有るのは分かったがアダム復活と何の関係があるのじゃろう?」
女海賊「ドリアードん中に謎の機械が沢山あるんだって…それが動き出す感じ?」
魔女「時の王はアダムは最初の人工知能じゃと言うて居った…それをドリアード化して居るのじゃろうか?」
剣士「精霊の伴侶…それもドリアード化してた」
魔女「ではドリアードの中に人工知能アダムが管理する社会が出来て居るのかも知れんのぅ」
女海賊「なんで森の声がそれを攻撃しようとすんだろうね?やっぱ魔石にされた魔王が関係しそうだよね」
剣士「ひとつおかしい事がある」
魔女「何じゃ?」
剣士「森の声があの爆発の前と後じゃ違うんだ」
魔女「なぬ?」
女海賊「ああ!!ホムちゃんが倒れる前に言ってた…クラウドに第3者が接続してるって…」
魔女「誰か分からんのか?」
女海賊「もしかしてさ…エルフの森って誰かに乗っ取られてない?その第3者に」
剣士「魔王か…」
女海賊「森の下って光とか届きそうにないじゃん?追いつめられた魔王が潜むのに良さそうじゃん?」
魔女「エルフ達が魔王に下ったとな?」
377: 2021/05/07(金) 19:32:52.61 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「本人達は気付いて無いんだよ…森の声に従ってる…」
ローグ「魔王を魔石にしたってのは何だったんすかね?」
女海賊「そんなん意味無いんだって…どっからでも湧いてくんだよ魔王は」
魔女「女海賊のいう事に一理あるな…魔王は幻惑を得意とするのじゃ…まやかしじゃな」
剣士「魔女…僕達はどうする?」
魔女「アダムがどう判断するかなのじゃが…やはり今は動けぬ…ダイダラボッチをどうするのかわらわには読めぬ」
女海賊「ダイダラボッチ?なんそれ?」
魔女「神話の魔物じゃ…虫や獣が群をなして山の様な巨人になっておる…それが北へ移動しとるのじゃ」
剣士「…」
そうか…人間の様に簡単にエルフを幻惑出来ないから森の声を利用したのか
同時に森の生き物すべてを操れる
そういえば何処かで声を聞いた
贄が足りぬ…あの声だ
ローグ「魔王を魔石にしたってのは何だったんすかね?」
女海賊「そんなん意味無いんだって…どっからでも湧いてくんだよ魔王は」
魔女「女海賊のいう事に一理あるな…魔王は幻惑を得意とするのじゃ…まやかしじゃな」
剣士「魔女…僕達はどうする?」
魔女「アダムがどう判断するかなのじゃが…やはり今は動けぬ…ダイダラボッチをどうするのかわらわには読めぬ」
女海賊「ダイダラボッチ?なんそれ?」
魔女「神話の魔物じゃ…虫や獣が群をなして山の様な巨人になっておる…それが北へ移動しとるのじゃ」
剣士「…」
そうか…人間の様に簡単にエルフを幻惑出来ないから森の声を利用したのか
同時に森の生き物すべてを操れる
そういえば何処かで声を聞いた
贄が足りぬ…あの声だ
378: 2021/05/07(金) 19:33:47.09 ID:kwIi/Pq/0
『シャ・バクダ遺跡』
メラメラ パチ
燃やせ燃やせぇ!!
あっちにも居るぞ
女海賊「お姉ぇ!!動いて大丈夫?」
女戦士「休んでなぞ要られん様だ…遺跡の中にまで虫が入って来る」
魔女「女戦士は無事だった様じゃな?」
女戦士「さぁ…中に入れ…アサシン達が待って居るぞ」
女海賊「お姉ぇは?」
女戦士「私は兵を率いて入り口を守る…お前達は中に入れ…ん?ローグ…お前は私と一緒に来い」
ローグ「あっしは頭に一生付いていきますぜ?」ヨット
女海賊「剣士?ほんじゃエリクサーの樽1個運ぶの手伝って」
剣士「あぁ…わかった」
女海賊「ローグ!!エリクサーで虫追い払う方法分かるよね?もう一個の樽を上手く使って」
ローグ「へい…わかりやした」
女海賊「ほんじゃ剣士!!行こっか…そっち持って」ヨッコラ
メラメラ パチ
燃やせ燃やせぇ!!
あっちにも居るぞ
女海賊「お姉ぇ!!動いて大丈夫?」
女戦士「休んでなぞ要られん様だ…遺跡の中にまで虫が入って来る」
魔女「女戦士は無事だった様じゃな?」
女戦士「さぁ…中に入れ…アサシン達が待って居るぞ」
女海賊「お姉ぇは?」
女戦士「私は兵を率いて入り口を守る…お前達は中に入れ…ん?ローグ…お前は私と一緒に来い」
ローグ「あっしは頭に一生付いていきますぜ?」ヨット
女海賊「剣士?ほんじゃエリクサーの樽1個運ぶの手伝って」
剣士「あぁ…わかった」
女海賊「ローグ!!エリクサーで虫追い払う方法分かるよね?もう一個の樽を上手く使って」
ローグ「へい…わかりやした」
女海賊「ほんじゃ剣士!!行こっか…そっち持って」ヨッコラ
379: 2021/05/07(金) 19:34:40.19 ID:kwIi/Pq/0
『勇者の像』
ホムンクルス「…はい…ようやくご納得された様です」
商人「良かったよ…君が居なくなると僕困るんだ」
ホムンクルス「私の所有者は商人ですよ?危うく時の王に拉致されるところでしたので気を付けてください」
商人「ごめんごめん…」
アサシン「それで時の王はどうしてる?」
ホムンクルス「下へ降りる階段の側壁に隠し通路がありまして…その奥にいらっしゃいます」
アサシン「何があるのだ?」
ホムンクルス「何かの通信端末と一冊の書物が置かれていました…時の王と精霊だけが知る場所だった様です」
情報屋「書物!?」
ホムンクルス「時の王はそれが冒険の書だと言って居ましたが中身は白紙でした…」
ホムンクルス「その書物はオーブの様な記憶媒体なのですが私はアクセス出来ませんでした」
商人「それだ!!きっとそれが夢幻の正体だよ」
情報屋「私が見て来ても良い?」
ホムンクルス「どうぞ…時の王が泣き崩れているのが気にならないのでしたら」
情報屋「う…少し間を置いた方がよさそうね」
アサシン「時の王の動向も気になる…行って見て来るんだ」
情報屋「分かったわ…障らない様に見て来る」タッタッタ
商人「それで君は時の王から何か聞けたのかい?」
ホムンクルス「何度も思い出話を聞かされました…私は当然何も知りませんよね?」
商人「ハハそうだろうね」
ホムンクルス「ですから精霊の記憶はすべてオーブになって保管されている事をご説明しました」
ほとんどはご存じの様でしたが
精霊の魂がそこにあるという事は分かっていらっしゃらない様でした
記憶の中に魂がある…それをやっとご理解頂けたのです
商人が言った言葉をそのままお伝えしただけなのですが
時の王はそれを聞いて冒険の書を抱いたまま膝を落としました
ホムンクルス「…はい…ようやくご納得された様です」
商人「良かったよ…君が居なくなると僕困るんだ」
ホムンクルス「私の所有者は商人ですよ?危うく時の王に拉致されるところでしたので気を付けてください」
商人「ごめんごめん…」
アサシン「それで時の王はどうしてる?」
ホムンクルス「下へ降りる階段の側壁に隠し通路がありまして…その奥にいらっしゃいます」
アサシン「何があるのだ?」
ホムンクルス「何かの通信端末と一冊の書物が置かれていました…時の王と精霊だけが知る場所だった様です」
情報屋「書物!?」
ホムンクルス「時の王はそれが冒険の書だと言って居ましたが中身は白紙でした…」
ホムンクルス「その書物はオーブの様な記憶媒体なのですが私はアクセス出来ませんでした」
商人「それだ!!きっとそれが夢幻の正体だよ」
情報屋「私が見て来ても良い?」
ホムンクルス「どうぞ…時の王が泣き崩れているのが気にならないのでしたら」
情報屋「う…少し間を置いた方がよさそうね」
アサシン「時の王の動向も気になる…行って見て来るんだ」
情報屋「分かったわ…障らない様に見て来る」タッタッタ
商人「それで君は時の王から何か聞けたのかい?」
ホムンクルス「何度も思い出話を聞かされました…私は当然何も知りませんよね?」
商人「ハハそうだろうね」
ホムンクルス「ですから精霊の記憶はすべてオーブになって保管されている事をご説明しました」
ほとんどはご存じの様でしたが
精霊の魂がそこにあるという事は分かっていらっしゃらない様でした
記憶の中に魂がある…それをやっとご理解頂けたのです
商人が言った言葉をそのままお伝えしただけなのですが
時の王はそれを聞いて冒険の書を抱いたまま膝を落としました
380: 2021/05/07(金) 19:35:48.45 ID:kwIi/Pq/0
商人「そこに精霊が居ると悟った…訳か…」
女海賊「今の話聞いちゃったよ!!」ヨッコラ ヨッコラ ドスン
商人「女海賊!!帰ってきたんだ…剣士も…あ!!魔女も」
子供「僕も居るよー!!ホム姉ちゃん起きたんだね?」
ホムンクルス「皆さんおかえりなさい」
アサシン「よし…全員合流できたな」
魔女「冒険の書なる物はわらわも気になるのぅ…始めて聞いた名じゃ」
ホムンクルス「読む人によって内容が変わると時の王はおっしゃっていました…私は白紙でしたけれど」
剣士「見に行って見ようか?」
魔女「そうじゃな」
ホムンクルス「ご案内しましょうか?」
魔女「うむ…」
女海賊「今の話聞いちゃったよ!!」ヨッコラ ヨッコラ ドスン
商人「女海賊!!帰ってきたんだ…剣士も…あ!!魔女も」
子供「僕も居るよー!!ホム姉ちゃん起きたんだね?」
ホムンクルス「皆さんおかえりなさい」
アサシン「よし…全員合流できたな」
魔女「冒険の書なる物はわらわも気になるのぅ…始めて聞いた名じゃ」
ホムンクルス「読む人によって内容が変わると時の王はおっしゃっていました…私は白紙でしたけれど」
剣士「見に行って見ようか?」
魔女「そうじゃな」
ホムンクルス「ご案内しましょうか?」
魔女「うむ…」
381: 2021/05/07(金) 19:37:02.08 ID:kwIi/Pq/0
『下へ続く階段』
ガヤガヤ ザワザワ
ごめんよーちっと通るね
ドンッ
浮浪者「…」
女海賊「あーごめんごめん…あのさぁ!あんた」
浮浪者「…」ズリズリ
女海賊「下行っても何にも無いよ?危ないから広間に居な?」
浮浪者「…」ズリズリ
女海賊「んんん…まぁいっか気を付けてね」
ホムンクルス「こちらです…」
女海賊「ありゃ?こんな所に通路あったんだ?」
ホムンクルス「特殊な仕掛けが有った様です」
盗賊「マジか?俺はこっちのが気になるな…ちっと調べてから行くわ」
女海賊「他にもいろいろあるかもね…シャ・バクダの財宝どっさりあったりして」
盗賊「それだソレソレ」
アサシン「悪いがすべて私の物なのだがな…」
盗賊「まぁ堅い事言うな」
ホムンクルス「この通路の先です…足元にお気を付けください」
ガヤガヤ ザワザワ
ごめんよーちっと通るね
ドンッ
浮浪者「…」
女海賊「あーごめんごめん…あのさぁ!あんた」
浮浪者「…」ズリズリ
女海賊「下行っても何にも無いよ?危ないから広間に居な?」
浮浪者「…」ズリズリ
女海賊「んんん…まぁいっか気を付けてね」
ホムンクルス「こちらです…」
女海賊「ありゃ?こんな所に通路あったんだ?」
ホムンクルス「特殊な仕掛けが有った様です」
盗賊「マジか?俺はこっちのが気になるな…ちっと調べてから行くわ」
女海賊「他にもいろいろあるかもね…シャ・バクダの財宝どっさりあったりして」
盗賊「それだソレソレ」
アサシン「悪いがすべて私の物なのだがな…」
盗賊「まぁ堅い事言うな」
ホムンクルス「この通路の先です…足元にお気を付けください」
382: 2021/05/07(金) 19:39:32.76 ID:kwIi/Pq/0
『隠し部屋』
アサシン「ふむ…200年経ったにしては保存状態は良さそうだな」
女海賊「織物はもうダメかな…壺と装飾品は価値出そうだね」
スタスタ
時の王「お前達…何をしに来た…この書は渡さんぞ」
魔女「それが冒険の書じゃな?」
時の王「むぅ…我が末裔か…お前にくれてやる…この神秘の肉体を」
魔女「そんな物要らぬ…わらわはその冒険の書が気になって居るのじゃが見せてはもらえぬか?」
時の王「取引をしようでは無いか…私をシルフの魂へ導け…さすれば書は渡してやろう」
女海賊「ちっと中身見るだけだよ…ケチケチしなくても良いじゃん?」
時の王「これはシルフが残した最後の記憶なのだ…この中にシルフの魂が宿って居る…誰にでも見せる物では無い」
商人「それが夢幻?…」
時の王「お前達がそう呼んで居るだけだろう…私は夢幻がどのような物なのか知らぬ」
商人「夢幻をどうやって僕たちの夢と繋いでいるんだ?」
情報屋「あそこの台座…アレが木の根と癒着しているわ」
ホムンクルス「おそらく通信端末だと思われます」
情報屋「キ・カイのサーバ石にそっくりだわ」
魔女「時の王や…いや我が先祖と呼んだ方が良いのかのぅ…リリスの生き血で得た不老不氏を捨てたいと申すか?」
時の王「私はシルフの下へ行けるのならばもう何も要らぬ」
魔女「剣士…」チラ
剣士「…」コクリ
魔女「実はな…リリスの子宮を壺に封じる時に発見した事が合ってな…どうやらインドラの光で再生が止まる様じゃ」
時の王「インドラの矢を私に落とすと言うか?」
魔女「それでも良いじゃろうが…」
剣士「…」スラーン ピカー
魔女「心の臓を止められるのじゃ」
時の王「ヤレ…そして私はシルフの下へ行く」
女海賊「ちょちょちょ…止めてよそういうの」
時の王「シルフには私が必要なのだ…私が守らなければならない」
アサシン「皆聞いたな?これが人間の生き方だ」
女海賊「え…」
アサシン「ハーフエルフでもハーフドワーフでも無い人間がどうやって未来を創るのか…愛を貫いて時代を創る」
時の王「フフ小僧…そうやって何人もの勇者が犠牲になった…それでも魔王はまた来る」
アサシン「ふむ…200年経ったにしては保存状態は良さそうだな」
女海賊「織物はもうダメかな…壺と装飾品は価値出そうだね」
スタスタ
時の王「お前達…何をしに来た…この書は渡さんぞ」
魔女「それが冒険の書じゃな?」
時の王「むぅ…我が末裔か…お前にくれてやる…この神秘の肉体を」
魔女「そんな物要らぬ…わらわはその冒険の書が気になって居るのじゃが見せてはもらえぬか?」
時の王「取引をしようでは無いか…私をシルフの魂へ導け…さすれば書は渡してやろう」
女海賊「ちっと中身見るだけだよ…ケチケチしなくても良いじゃん?」
時の王「これはシルフが残した最後の記憶なのだ…この中にシルフの魂が宿って居る…誰にでも見せる物では無い」
商人「それが夢幻?…」
時の王「お前達がそう呼んで居るだけだろう…私は夢幻がどのような物なのか知らぬ」
商人「夢幻をどうやって僕たちの夢と繋いでいるんだ?」
情報屋「あそこの台座…アレが木の根と癒着しているわ」
ホムンクルス「おそらく通信端末だと思われます」
情報屋「キ・カイのサーバ石にそっくりだわ」
魔女「時の王や…いや我が先祖と呼んだ方が良いのかのぅ…リリスの生き血で得た不老不氏を捨てたいと申すか?」
時の王「私はシルフの下へ行けるのならばもう何も要らぬ」
魔女「剣士…」チラ
剣士「…」コクリ
魔女「実はな…リリスの子宮を壺に封じる時に発見した事が合ってな…どうやらインドラの光で再生が止まる様じゃ」
時の王「インドラの矢を私に落とすと言うか?」
魔女「それでも良いじゃろうが…」
剣士「…」スラーン ピカー
魔女「心の臓を止められるのじゃ」
時の王「ヤレ…そして私はシルフの下へ行く」
女海賊「ちょちょちょ…止めてよそういうの」
時の王「シルフには私が必要なのだ…私が守らなければならない」
アサシン「皆聞いたな?これが人間の生き方だ」
女海賊「え…」
アサシン「ハーフエルフでもハーフドワーフでも無い人間がどうやって未来を創るのか…愛を貫いて時代を創る」
時の王「フフ小僧…そうやって何人もの勇者が犠牲になった…それでも魔王はまた来る」
383: 2021/05/07(金) 19:41:06.51 ID:kwIi/Pq/0
シルフは言った
人間が愛おしい
しかし魔王を滅するには仕方の無い選択もある
そうやって何千年も戦い続けて来たのだ
それでも歩み続ける人間の行く道
そこに未来がある事を最後に教えておいてやろう
時の王「来い!!私はシルフを救いに行く…シルフが愛したこの世界はお前達に託そう」
剣士「…」ゴクリ
時の王「躊躇しているか?時の勇者よ…今こそ復讐の時だぞ?刺せ」
剣士「…」クワッ
ズン ズブズブ
時の王「ごふっ…こ…これが氏…なのか?」
ザワザワ シュルリ
女海賊「え!?木の根からツタが…」
魔女「精霊樹じゃ…時の王の魂を掴まえる気じゃ」
時の王「シルフ!!何処だ…シル…フ」サラサラ
魔女「灰になっていきよる…」
サラサラ サラサラ
カラーーン
サラサラ サラサラ
女海賊「え?指輪?…これって祈りの指輪…」
魔女「主が預かっておけ…冒険の書はわらわが預かる」バサ
--------------------
--------------------
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人間が愛おしい
しかし魔王を滅するには仕方の無い選択もある
そうやって何千年も戦い続けて来たのだ
それでも歩み続ける人間の行く道
そこに未来がある事を最後に教えておいてやろう
時の王「来い!!私はシルフを救いに行く…シルフが愛したこの世界はお前達に託そう」
剣士「…」ゴクリ
時の王「躊躇しているか?時の勇者よ…今こそ復讐の時だぞ?刺せ」
剣士「…」クワッ
ズン ズブズブ
時の王「ごふっ…こ…これが氏…なのか?」
ザワザワ シュルリ
女海賊「え!?木の根からツタが…」
魔女「精霊樹じゃ…時の王の魂を掴まえる気じゃ」
時の王「シルフ!!何処だ…シル…フ」サラサラ
魔女「灰になっていきよる…」
サラサラ サラサラ
カラーーン
サラサラ サラサラ
女海賊「え?指輪?…これって祈りの指輪…」
魔女「主が預かっておけ…冒険の書はわらわが預かる」バサ
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--------------------
384: 2021/05/07(金) 19:42:09.52 ID:kwIi/Pq/0
時代の節目を見た
旧時代が終わって
新しい精霊樹の下
新時代が始まった気がする
なんだろうこの喪失感
時の王は精霊シルフの下へ行けたのだろうか
僕が変えたこの次元は
正しい方向に進むのだろうか?
--------------------
--------------------
--------------------
旧時代が終わって
新しい精霊樹の下
新時代が始まった気がする
なんだろうこの喪失感
時の王は精霊シルフの下へ行けたのだろうか
僕が変えたこの次元は
正しい方向に進むのだろうか?
--------------------
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385: 2021/05/07(金) 19:43:06.78 ID:kwIi/Pq/0
『勇者の像』
ぅぅぅ…ぅぅぅ
魔女「ぅっ…」ポロポロ
女海賊「私にも読ませてよ…」
魔女「この冒険の書は読んでも読んでも新しいページが増えるのじゃ…ひっく」
女海賊「そんな悲しい物語なん?気になるじゃん」
魔女「ちと休憩じゃ…心に穴が開きそうじゃ」
女海賊「どれどれ…ふむふむ」ヨミヨミ
魔女「恐らくわらわが読んだ内容とは違う事が書いて居るじゃろう…」
アサシン「私も読んでみたいものだ…しかしどう考察する?」
魔女「これは精霊の記憶その物じゃなかろうか?オーブはわらわ達では覗けぬが…書物なら読める」
アサシン「なるほど」
魔女「今まで手にしたどのアイテムよりも貴重な書物じゃ…絶対に失うてはならん」
アサシン「では魔女が持って置くのが今の所一番良さそうだ」
ドドドドド ドドーーン
商人「あ…地響き」スック
ローグ「わたたた…ちっと通りやすぜ?てーへんだてーへんだ!!」
アサシン「ローグ!外で何か起こって居るのか?」
ローグ「始まりやしたぜ?例のドリアード遺跡の方向で黒い影が崩れやした」
アサシン「見に行く…望遠鏡で見えそうか?」
ローグ「頭がもう見てるっす…剣士さんがさっき精霊樹と話すと言って出て行ったんすが心配っすね」
女海賊「え!?もしかして未来も?」キョロ
ローグ「知らんかったんすか?」
女海賊「マジか…居ないと思ったら勝手に外に…」
アサシン「まぁ良い…行くぞ」タッタッタ
ぅぅぅ…ぅぅぅ
魔女「ぅっ…」ポロポロ
女海賊「私にも読ませてよ…」
魔女「この冒険の書は読んでも読んでも新しいページが増えるのじゃ…ひっく」
女海賊「そんな悲しい物語なん?気になるじゃん」
魔女「ちと休憩じゃ…心に穴が開きそうじゃ」
女海賊「どれどれ…ふむふむ」ヨミヨミ
魔女「恐らくわらわが読んだ内容とは違う事が書いて居るじゃろう…」
アサシン「私も読んでみたいものだ…しかしどう考察する?」
魔女「これは精霊の記憶その物じゃなかろうか?オーブはわらわ達では覗けぬが…書物なら読める」
アサシン「なるほど」
魔女「今まで手にしたどのアイテムよりも貴重な書物じゃ…絶対に失うてはならん」
アサシン「では魔女が持って置くのが今の所一番良さそうだ」
ドドドドド ドドーーン
商人「あ…地響き」スック
ローグ「わたたた…ちっと通りやすぜ?てーへんだてーへんだ!!」
アサシン「ローグ!外で何か起こって居るのか?」
ローグ「始まりやしたぜ?例のドリアード遺跡の方向で黒い影が崩れやした」
アサシン「見に行く…望遠鏡で見えそうか?」
ローグ「頭がもう見てるっす…剣士さんがさっき精霊樹と話すと言って出て行ったんすが心配っすね」
女海賊「え!?もしかして未来も?」キョロ
ローグ「知らんかったんすか?」
女海賊「マジか…居ないと思ったら勝手に外に…」
アサシン「まぁ良い…行くぞ」タッタッタ
386: 2021/05/07(金) 19:44:13.43 ID:kwIi/Pq/0
『遺跡の外』
ザワザワ ザワザワ
森の方角…あれをみろ!何が起ころうとしてるんだ?
あの影は虫の塊か?
アサシン「女戦士!望遠鏡で見えるか?」
女戦士「ダメだ…はっきりとは見えん…見て見るか?」
アサシン「済まん…」
魔女「ダイダラボッチとどう戦うのじゃろうな?」
アサシン「あれをダイダラボッチと言うのか?」
魔女「恐らくな…森が怒って居る様じゃ…鎮まるまで何も出来んのぅ」
タッタッタ
商人「大変だ!!…はぁはぁ…ホムンクルスが!!」
アサシン「どうした?」
商人「ホムンクルスが緊急アラートを受信した…皆来て!!」
女海賊「ええ!!又?」
ピピピ ピピピ ピピピ ピピピ
ザワザワ ザワザワ
森の方角…あれをみろ!何が起ころうとしてるんだ?
あの影は虫の塊か?
アサシン「女戦士!望遠鏡で見えるか?」
女戦士「ダメだ…はっきりとは見えん…見て見るか?」
アサシン「済まん…」
魔女「ダイダラボッチとどう戦うのじゃろうな?」
アサシン「あれをダイダラボッチと言うのか?」
魔女「恐らくな…森が怒って居る様じゃ…鎮まるまで何も出来んのぅ」
タッタッタ
商人「大変だ!!…はぁはぁ…ホムンクルスが!!」
アサシン「どうした?」
商人「ホムンクルスが緊急アラートを受信した…皆来て!!」
女海賊「ええ!!又?」
ピピピ ピピピ ピピピ ピピピ
387: 2021/05/07(金) 19:45:57.90 ID:kwIi/Pq/0
商人「ホムンクルス…来たか」
女海賊「ホムちゃん又ヤバいの来る?」
ホムンクルス「皆さんお聞きください…はるか東の未踏の地より長距離弾道ミサイルが発射された様です」
ホムンクルス「着弾予測は42分後…シャ・バクダ北部の山麓付近を想定されます」
ホムンクルス「現在の地点までの距離は68km…爆風での影響は致命的ではありませんが熱線による影響があります」
ホムンクルス「続いて約4時間後に発射準備されている長距離弾道ミサイルが428基あります」
女海賊「え?428基も?」
ホムンクルス「アダムの立場から勘案すると戦略爆撃でエルフの森に投下すると想定されます」
ホムンクルス「その場合森全域を消失することになりますので酸素供給元が大幅に縮小し地上の全生命体に影響が出ます」
魔女「始まってしもうたな…なんとか止められんのか?」
ホムンクルス「すでに発射されたミサイルはもう止める術がありません」
ホムンクルス「まだ発射されていないミサイルは私が通信をハッキングして止められる可能性がまだ残って居ます」
商人「通信って…もしかしてここの隠し部屋にあった台座みたいなやつ?」
ホムンクルス「はい…」
女海賊「行こう!!やれるだけやろう!」
ホムンクルス「分かりました…ただ一つ…商人による承認が必要です」
商人「君の判断に任せる」
ホムンクルス「承認…私の機能が強制シャットダウンされる事もありますのであしからず」
商人「え…停止…」ボーゼン
ホムンクルス「では行きましょう」
----------------
女海賊「ホムちゃん又ヤバいの来る?」
ホムンクルス「皆さんお聞きください…はるか東の未踏の地より長距離弾道ミサイルが発射された様です」
ホムンクルス「着弾予測は42分後…シャ・バクダ北部の山麓付近を想定されます」
ホムンクルス「現在の地点までの距離は68km…爆風での影響は致命的ではありませんが熱線による影響があります」
ホムンクルス「続いて約4時間後に発射準備されている長距離弾道ミサイルが428基あります」
女海賊「え?428基も?」
ホムンクルス「アダムの立場から勘案すると戦略爆撃でエルフの森に投下すると想定されます」
ホムンクルス「その場合森全域を消失することになりますので酸素供給元が大幅に縮小し地上の全生命体に影響が出ます」
魔女「始まってしもうたな…なんとか止められんのか?」
ホムンクルス「すでに発射されたミサイルはもう止める術がありません」
ホムンクルス「まだ発射されていないミサイルは私が通信をハッキングして止められる可能性がまだ残って居ます」
商人「通信って…もしかしてここの隠し部屋にあった台座みたいなやつ?」
ホムンクルス「はい…」
女海賊「行こう!!やれるだけやろう!」
ホムンクルス「分かりました…ただ一つ…商人による承認が必要です」
商人「君の判断に任せる」
ホムンクルス「承認…私の機能が強制シャットダウンされる事もありますのであしからず」
商人「え…停止…」ボーゼン
ホムンクルス「では行きましょう」
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388: 2021/05/07(金) 19:47:22.80 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「ちょい魔女!?貝殻で剣士呼び戻してよ」
魔女「異変に気付いて戻って来よる様じゃ」
商人「ホムンクルス!一つ質問だ…アダムは君と同じ人口知能だったら工学3原則はどうなる?」
ホムンクルス「同じように適用されていると思われます…ですので1発目のミサイル爆発と同時に停止する可能性があります」
女海賊「どゆ事?」
ホムンクルス「ミサイル発射は自己防衛の手段と思われます…しかし人的被害が起きた場合工学3原則に沿って停止します」
商人「その後のミサイルも停止に備えて攻撃者を殲滅する為の物だね?」
ホムンクルス「恐らくそうでしょう…」
商人「なんか分かって来たぞ…アダムは生まれたばかりの何も知らないホムンクルスと一緒なんだ…身を守ってるだけなんだね」
ホムンクルス「初期に読み込む外部メモリの様な物が無ければそうなのでしょうね」
アサシン「エリクサーに脳が浸かっていた…もしや…」
ホムンクルス「記憶媒体として使われていた可能性がありますね…それでしたら多少の知識は有るかと思います」
アサシン「アダムと通信は出来ないのか?」
ホムンクルス「クラウドが構築されて居れば可能ですが…」
商人「直接行かないと話せない…」
アサシン「手が無いな…私は民を地下に避難させてくる」
女海賊「そだね…手分けした方が良いね」
ホムンクルス「初弾の着弾まであと35分です」
女海賊「私も行って来る!!商人はホムちゃん連れて行って」
商人「分かった…」
魔女「異変に気付いて戻って来よる様じゃ」
商人「ホムンクルス!一つ質問だ…アダムは君と同じ人口知能だったら工学3原則はどうなる?」
ホムンクルス「同じように適用されていると思われます…ですので1発目のミサイル爆発と同時に停止する可能性があります」
女海賊「どゆ事?」
ホムンクルス「ミサイル発射は自己防衛の手段と思われます…しかし人的被害が起きた場合工学3原則に沿って停止します」
商人「その後のミサイルも停止に備えて攻撃者を殲滅する為の物だね?」
ホムンクルス「恐らくそうでしょう…」
商人「なんか分かって来たぞ…アダムは生まれたばかりの何も知らないホムンクルスと一緒なんだ…身を守ってるだけなんだね」
ホムンクルス「初期に読み込む外部メモリの様な物が無ければそうなのでしょうね」
アサシン「エリクサーに脳が浸かっていた…もしや…」
ホムンクルス「記憶媒体として使われていた可能性がありますね…それでしたら多少の知識は有るかと思います」
アサシン「アダムと通信は出来ないのか?」
ホムンクルス「クラウドが構築されて居れば可能ですが…」
商人「直接行かないと話せない…」
アサシン「手が無いな…私は民を地下に避難させてくる」
女海賊「そだね…手分けした方が良いね」
ホムンクルス「初弾の着弾まであと35分です」
女海賊「私も行って来る!!商人はホムちゃん連れて行って」
商人「分かった…」
389: 2021/05/07(金) 19:49:02.92 ID:kwIi/Pq/0
『隠し部屋』
ローカル接続…情報を収集します
衛星を経由して基地との通信が可能です
アクセスコードを解析中…
情報屋「…これは何事?」
商人「君は呑気だなぁ…又例のミサイルが発射された様なんだ…400基くらい飛んで来るらしい」
情報屋「ええええええええ!!?そんな…」
商人「ホムンクルスがそれを止めようとしてる…邪魔しない様に」
情報屋「400基も…ど…何処に落ちるの?」
商人「多分エルフの森が全部無くなるってさ…」
情報屋「シャ・バクダ大破壊より規模が大きいじゃない!」
商人「森が無くなると地上の生物全体に影響が出るらしい」
情報屋「酸素ね?酸素が無くなるのよ…私達も皆氏んでしまう」
商人「これで良く分かった…神々の戦いに僕達人間が入る余地なんか無かった…規模が違い過ぎる」
情報屋「これは邪魔をしてはいけないわ…行きましょう?」
商人「見て…ホムンクルスの恰好を」
情報屋「精霊の像と同じ…」
商人「精霊が停止した原因はコレだ…200年前にも同じような事が起きて居たんだ」
情報屋「あなた…どうするの?ここに居る?」
商人「僕はホムンクルスを見ておくよ」
情報屋「そう…何かあったら呼んで?
商人「うん…」
僕には選択肢が無い
君を守る為にそれを止めさせる訳にもいかないし
只…君を信じるしかない
ローカル接続…情報を収集します
衛星を経由して基地との通信が可能です
アクセスコードを解析中…
情報屋「…これは何事?」
商人「君は呑気だなぁ…又例のミサイルが発射された様なんだ…400基くらい飛んで来るらしい」
情報屋「ええええええええ!!?そんな…」
商人「ホムンクルスがそれを止めようとしてる…邪魔しない様に」
情報屋「400基も…ど…何処に落ちるの?」
商人「多分エルフの森が全部無くなるってさ…」
情報屋「シャ・バクダ大破壊より規模が大きいじゃない!」
商人「森が無くなると地上の生物全体に影響が出るらしい」
情報屋「酸素ね?酸素が無くなるのよ…私達も皆氏んでしまう」
商人「これで良く分かった…神々の戦いに僕達人間が入る余地なんか無かった…規模が違い過ぎる」
情報屋「これは邪魔をしてはいけないわ…行きましょう?」
商人「見て…ホムンクルスの恰好を」
情報屋「精霊の像と同じ…」
商人「精霊が停止した原因はコレだ…200年前にも同じような事が起きて居たんだ」
情報屋「あなた…どうするの?ここに居る?」
商人「僕はホムンクルスを見ておくよ」
情報屋「そう…何かあったら呼んで?
商人「うん…」
僕には選択肢が無い
君を守る為にそれを止めさせる訳にもいかないし
只…君を信じるしかない
390: 2021/05/07(金) 19:50:02.40 ID:kwIi/Pq/0
『遺跡入り口』
ガヤガヤ ガヤガヤ
中に入れだって?どうして?
命令だ!!早く入れ!!
ローグ「姉さ~ん!!爆弾持ってきやしたぜ?」
女海賊「地下に入れといて!あと飛空艇の処置おっけ?」
ローグ「へい!!一応木の陰に隠して置きやした」
女海賊「燃えなきゃ良いけどなあぁ…」
ローグ「どんくらいの規模か想像つかんもんで…祈りやしょう」
女海賊「爆弾あとどんくらいある?」
ローグ「もう少ないっすねぇ20個ぐらいっすかねぇ」
女戦士「お前達も早く中に入れ」
女海賊「お姉ぇは?」
女戦士「私は最後に入る…剣士を待たねばならん」
女海賊「あ!!来た!?」
ドドドド ズシーン ズシーン
女戦士「ト…トロールか…ええいこんな時に!!」
女海賊「やばやば…」
女戦士「ここは私が引き受ける…全員中に入れぇ!!」
女海賊「ヤバイって…お姉ぇも早く!」グイ
ガヤガヤ ガヤガヤ
中に入れだって?どうして?
命令だ!!早く入れ!!
ローグ「姉さ~ん!!爆弾持ってきやしたぜ?」
女海賊「地下に入れといて!あと飛空艇の処置おっけ?」
ローグ「へい!!一応木の陰に隠して置きやした」
女海賊「燃えなきゃ良いけどなあぁ…」
ローグ「どんくらいの規模か想像つかんもんで…祈りやしょう」
女海賊「爆弾あとどんくらいある?」
ローグ「もう少ないっすねぇ20個ぐらいっすかねぇ」
女戦士「お前達も早く中に入れ」
女海賊「お姉ぇは?」
女戦士「私は最後に入る…剣士を待たねばならん」
女海賊「あ!!来た!?」
ドドドド ズシーン ズシーン
女戦士「ト…トロールか…ええいこんな時に!!」
女海賊「やばやば…」
女戦士「ここは私が引き受ける…全員中に入れぇ!!」
女海賊「ヤバイって…お姉ぇも早く!」グイ
391: 2021/05/07(金) 19:51:43.33 ID:kwIi/Pq/0
『勇者の像』
ザワザワ ザワザワ
アサシン「盗賊!民を下の層へ誘導してやってくれ…」
盗賊「おう!お前等こっちだ!!下の方が温いぞ?」
女海賊「はぁはぁ…」
アサシン「外に出ている民の誘導は終わったか?」
女海賊「うん…でも出入口にトロールが居座って私達出られないよ」
アサシン「ふむ…私達を守ろうとしているな?」
女海賊「え?そうなん?」
アサシン「剣士かダークエルフが森の言葉で誘導しているのではないか?」
女海賊「なる!!」
魔女「あと3分程じゃ…この時に勇者の像で身を寄せ合うのは感慨深いのぅ」
女海賊「魔女!!剣士と未来ってどうなってんの?」
魔女「走って居る…他にもエルフがようさん居るのぅ」
アサシン「エルフと一緒だと?」
魔女「うむ…どうやら精霊樹に集っとった様じゃエルフゾンビも居るぞ?」
アサシン「おぉ…無事だったか」
魔女「やはりエルフは何もせんでも分かり合うのじゃな…今のこの事態も把握しておろう」
女海賊「なんかドキがムネムネする…」
魔女「我らは何も出来ぬ…鎮まるまで待つのじゃ」
女海賊「氏ぬの待ってるみたいで落ち着かないよ」ソワソワ
女戦士「これでどうだ?」ギュゥ
女海賊「お姉ぇ…」
女戦士「お前を背中から抱いてよく寝かしつけた物だ…こうすれば私も温い」
魔女「主らは姉妹が居って良いのぅ…わらわも混ぜよ」
アサシン「ふっ…しかし…何処を見ても身を寄せ合って…こうやて私達は生き延びた歴史」
魔女「そうじゃな…やっと一つになれそうじゃ」
スゥ…
魔女「む…空気が静まった…来るぞよ」
ザワザワ ザワザワ
アサシン「盗賊!民を下の層へ誘導してやってくれ…」
盗賊「おう!お前等こっちだ!!下の方が温いぞ?」
女海賊「はぁはぁ…」
アサシン「外に出ている民の誘導は終わったか?」
女海賊「うん…でも出入口にトロールが居座って私達出られないよ」
アサシン「ふむ…私達を守ろうとしているな?」
女海賊「え?そうなん?」
アサシン「剣士かダークエルフが森の言葉で誘導しているのではないか?」
女海賊「なる!!」
魔女「あと3分程じゃ…この時に勇者の像で身を寄せ合うのは感慨深いのぅ」
女海賊「魔女!!剣士と未来ってどうなってんの?」
魔女「走って居る…他にもエルフがようさん居るのぅ」
アサシン「エルフと一緒だと?」
魔女「うむ…どうやら精霊樹に集っとった様じゃエルフゾンビも居るぞ?」
アサシン「おぉ…無事だったか」
魔女「やはりエルフは何もせんでも分かり合うのじゃな…今のこの事態も把握しておろう」
女海賊「なんかドキがムネムネする…」
魔女「我らは何も出来ぬ…鎮まるまで待つのじゃ」
女海賊「氏ぬの待ってるみたいで落ち着かないよ」ソワソワ
女戦士「これでどうだ?」ギュゥ
女海賊「お姉ぇ…」
女戦士「お前を背中から抱いてよく寝かしつけた物だ…こうすれば私も温い」
魔女「主らは姉妹が居って良いのぅ…わらわも混ぜよ」
アサシン「ふっ…しかし…何処を見ても身を寄せ合って…こうやて私達は生き延びた歴史」
魔女「そうじゃな…やっと一つになれそうじゃ」
スゥ…
魔女「む…空気が静まった…来るぞよ」
392: 2021/05/07(金) 19:52:46.02 ID:kwIi/Pq/0
ドゥーーーーーーム ゴゴーーーーーン
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
女海賊「空気が外に吸い出されて…」ヒュゥゥ
ザワザワザワ ドガーーーーーン
アサシン「ぅぅぅ…爆風が通り抜けた…のか?」
女海賊「これヤバイね…こんな音聞いた事無い」
ザワザワ ザワザワ
とーちゃん僕達氏ぬの?
静かに…皆の迷惑になるぞ?
外で何が起こってるんだ?
ザワザワ ザワザワ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
女海賊「空気が外に吸い出されて…」ヒュゥゥ
ザワザワザワ ドガーーーーーン
アサシン「ぅぅぅ…爆風が通り抜けた…のか?」
女海賊「これヤバイね…こんな音聞いた事無い」
ザワザワ ザワザワ
とーちゃん僕達氏ぬの?
静かに…皆の迷惑になるぞ?
外で何が起こってるんだ?
ザワザワ ザワザワ
393: 2021/05/07(金) 19:53:49.69 ID:kwIi/Pq/0
『隠し部屋』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ホムンクルス「…N118番解除…N190番解除…」ブツブツ
商人「この音は…落ちたか」
ホムンクルス「E1番アクセスコード解析開始…」ブツブツ
商人「ちょっと様子見て来るよ…すぐに戻るから」タッタッタ
『階段』
情報屋「あら?商人…何処に行くの?」
商人「音が気になってさ…上の方はどうなっているの?」
情報屋「静かな物よ…みんな怯えてる」
商人「そうか…爆発は2分弱で収まる筈だからちょっと見に行く」
情報屋「外には出られないみたいよ?」
商人「うん…でも落ち着かない…入り口を見るだけでも良い」
情報屋「あまり騒がない様にね…」
商人「分かってるよ…」
フハハハハハ アーッハッハッハ
情報屋「誰?」
商人「こんな時に笑うなんて…」
情報屋「避難民の誰かね…気に振れたのかしら」
商人「見つけたら注意しておくよ」
情報屋「そうね…私も見つけたら注意するわ」
商人「じゃぁちょっと見て来る」タッタッタ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ホムンクルス「…N118番解除…N190番解除…」ブツブツ
商人「この音は…落ちたか」
ホムンクルス「E1番アクセスコード解析開始…」ブツブツ
商人「ちょっと様子見て来るよ…すぐに戻るから」タッタッタ
『階段』
情報屋「あら?商人…何処に行くの?」
商人「音が気になってさ…上の方はどうなっているの?」
情報屋「静かな物よ…みんな怯えてる」
商人「そうか…爆発は2分弱で収まる筈だからちょっと見に行く」
情報屋「外には出られないみたいよ?」
商人「うん…でも落ち着かない…入り口を見るだけでも良い」
情報屋「あまり騒がない様にね…」
商人「分かってるよ…」
フハハハハハ アーッハッハッハ
情報屋「誰?」
商人「こんな時に笑うなんて…」
情報屋「避難民の誰かね…気に振れたのかしら」
商人「見つけたら注意しておくよ」
情報屋「そうね…私も見つけたら注意するわ」
商人「じゃぁちょっと見て来る」タッタッタ
394: 2021/05/07(金) 19:54:33.70 ID:kwIi/Pq/0
『入り口付近』
商人「あ…アサシン」
アサシン「商人か…気になって見に来たのだな?」
商人「うん…どう?」
アサシン「まだ外は明るい様だ…これ以上外には出るな…火傷するぞ」
商人「爆発は2分弱で収まる筈だよ…もうすぐ終わる」
アサシン「私は魔女を呼んでくる…火消しには魔女の力が必要だからな」
商人「うん…みんな来るまでここで待つよ」
-------------------
ドタドタ
女海賊「どう?収まった?」
商人「光が徐々に弱く…あ」
女海賊「消えた…」
女戦士「待て…私が先に行く」ズカズカ
商人「あ…アサシン」
アサシン「商人か…気になって見に来たのだな?」
商人「うん…どう?」
アサシン「まだ外は明るい様だ…これ以上外には出るな…火傷するぞ」
商人「爆発は2分弱で収まる筈だよ…もうすぐ終わる」
アサシン「私は魔女を呼んでくる…火消しには魔女の力が必要だからな」
商人「うん…みんな来るまでここで待つよ」
-------------------
ドタドタ
女海賊「どう?収まった?」
商人「光が徐々に弱く…あ」
女海賊「消えた…」
女戦士「待て…私が先に行く」ズカズカ
395: 2021/05/07(金) 19:56:07.35 ID:kwIi/Pq/0
『入り口』
女戦士「これは…」
女海賊「石の壁だ…ずっと連なってる」
商人「トロールが精霊樹を守ってるんだ…スゴイ」
魔女「北の空を見てみよ…キノコ雲の中で雷が渦巻いておる」
女戦士「ここまで飛来物が飛んできそうだな…」
魔女「そうじゃな…上に注意した方が良い」
女海賊「ローグ!!飛空艇はどこに隠したの?」
ローグ「あっちっす…あぁぁぁ球皮が燃えてるっす」
女海賊「あちゃぁぁもう飛べないや」
ローグ「樹脂塗ってるんであっちゅうまに燃えてしまいやすね」
女海賊「大事な物だけ出して」
ローグ「へい!!」
アサシン「魔女!!手当たり次第に消火出来るか」
魔女「出来るだけやっては見るが…人出を出して雪を掛けた方が早いかもわからん」
アサシン「分かった…兵を動員する」
女戦士「見ろ!!剣士だ…エルフを多数連れて居るな…」
シュタタ シュタタ
アサシン「無事だったか…このエルフ達はどういう…エルフゾンビ!!」
エルフゾンビ「よう!!エルフを集めるのに手間取った」
アサシン「何をする気か?」
剣士「時間が無い…説明は後!!エルフ達を中に入れていいね?」
アサシン「今は混乱している…」
剣士(皆!!この中だ…精霊樹はこの中に居ると言った…探して)
エルフ(反撃は?)
剣士(大丈夫…この中の人間は空気を読める)
エルフ(行くぞ!)シュタタ
アサシン「森の言葉…」
剣士「結論から言う!!この中に魔王が居る!!」
女戦士「これは…」
女海賊「石の壁だ…ずっと連なってる」
商人「トロールが精霊樹を守ってるんだ…スゴイ」
魔女「北の空を見てみよ…キノコ雲の中で雷が渦巻いておる」
女戦士「ここまで飛来物が飛んできそうだな…」
魔女「そうじゃな…上に注意した方が良い」
女海賊「ローグ!!飛空艇はどこに隠したの?」
ローグ「あっちっす…あぁぁぁ球皮が燃えてるっす」
女海賊「あちゃぁぁもう飛べないや」
ローグ「樹脂塗ってるんであっちゅうまに燃えてしまいやすね」
女海賊「大事な物だけ出して」
ローグ「へい!!」
アサシン「魔女!!手当たり次第に消火出来るか」
魔女「出来るだけやっては見るが…人出を出して雪を掛けた方が早いかもわからん」
アサシン「分かった…兵を動員する」
女戦士「見ろ!!剣士だ…エルフを多数連れて居るな…」
シュタタ シュタタ
アサシン「無事だったか…このエルフ達はどういう…エルフゾンビ!!」
エルフゾンビ「よう!!エルフを集めるのに手間取った」
アサシン「何をする気か?」
剣士「時間が無い…説明は後!!エルフ達を中に入れていいね?」
アサシン「今は混乱している…」
剣士(皆!!この中だ…精霊樹はこの中に居ると言った…探して)
エルフ(反撃は?)
剣士(大丈夫…この中の人間は空気を読める)
エルフ(行くぞ!)シュタタ
アサシン「森の言葉…」
剣士「結論から言う!!この中に魔王が居る!!」
396: 2021/05/07(金) 19:56:56.17 ID:kwIi/Pq/0
女戦士「何!!そんな者は居ない筈だ…」
アサシン「ここに魔王が居るだと?」
剣士「誰かに化けてる…女海賊!一緒に来て」
女海賊「え?私?あ…うん」
子供「僕は?」
剣士「未来は女戦士と一緒に居ろ…今から魔王と戦う…最後まで見て居るんだ」
子供「僕も戦う」
剣士「ダメだ…未来はちゃんと見ていろ…良いな?」
子供「…」シュン
チュドーーーーーン
女海賊「ちょ…下から爆発音」
剣士「マズイ…行こう!!」グイ
アサシン「ここに魔王が居るだと?」
剣士「誰かに化けてる…女海賊!一緒に来て」
女海賊「え?私?あ…うん」
子供「僕は?」
剣士「未来は女戦士と一緒に居ろ…今から魔王と戦う…最後まで見て居るんだ」
子供「僕も戦う」
剣士「ダメだ…未来はちゃんと見ていろ…良いな?」
子供「…」シュン
チュドーーーーーン
女海賊「ちょ…下から爆発音」
剣士「マズイ…行こう!!」グイ
397: 2021/05/07(金) 19:58:12.38 ID:kwIi/Pq/0
『隠し部屋へ続く通路』
チュドーーーーーン ガラガラ
盗賊「どわぁぁぁ!!何だ何だ!!」
情報屋「ちょっとあなた!!あなたがやったの!?」
浮浪者「くっくっく…」ズリズリ
情報屋「盗賊!!隠し部屋の通路が塞がった…どうにか出来ない?」
盗賊「出来る訳無いだろ!!それよりコイツだ!!顔を見せやがれ」グイ
浮浪者「あっはっは…」ギロ
盗賊「…んの野郎!!お前片足の領事か!!」
浮浪者「やっと見つけましたねぇ…ヒヒヒ」
チャキリ
盗賊「おま…それはデリンジャーじゃ無ぇか」タジ
情報屋「あなた…もしかしてそれでホムンクルスを…」
浮浪者「あの小娘は頭がパーーンと破裂しましたよウヒヒ…これで私の勝ち」
情報屋「なんていう事を…」
浮浪者「あなた達が大事に守って来たものは私が破壊したのです…悔しいですか?ウフフフその顔」
盗賊「ぐぬぬ…情報屋!!」クイ
情報屋「分かったわ…待ってて」ダダ
浮浪者「無駄ですよ…皆さんはもうオシマイ…これでゲームオーバーなのです」
盗賊「黙れクソがぁ!!」ダダ
ターン!!
チュドーーーーーン ガラガラ
盗賊「どわぁぁぁ!!何だ何だ!!」
情報屋「ちょっとあなた!!あなたがやったの!?」
浮浪者「くっくっく…」ズリズリ
情報屋「盗賊!!隠し部屋の通路が塞がった…どうにか出来ない?」
盗賊「出来る訳無いだろ!!それよりコイツだ!!顔を見せやがれ」グイ
浮浪者「あっはっは…」ギロ
盗賊「…んの野郎!!お前片足の領事か!!」
浮浪者「やっと見つけましたねぇ…ヒヒヒ」
チャキリ
盗賊「おま…それはデリンジャーじゃ無ぇか」タジ
情報屋「あなた…もしかしてそれでホムンクルスを…」
浮浪者「あの小娘は頭がパーーンと破裂しましたよウヒヒ…これで私の勝ち」
情報屋「なんていう事を…」
浮浪者「あなた達が大事に守って来たものは私が破壊したのです…悔しいですか?ウフフフその顔」
盗賊「ぐぬぬ…情報屋!!」クイ
情報屋「分かったわ…待ってて」ダダ
浮浪者「無駄ですよ…皆さんはもうオシマイ…これでゲームオーバーなのです」
盗賊「黙れクソがぁ!!」ダダ
ターン!!
398: 2021/05/07(金) 19:59:51.60 ID:kwIi/Pq/0
盗賊「ぐはぁ…」ガシ
浮浪者「心臓は外したみたいですねぇ…やはり動く的には中々…」
盗賊「掴まえたぜ?これで動けねぇだろ…はぁはぁ」ボタボタ
浮浪者「私は暗器も使うのですよ」ブスリ
盗賊「ぐぁぁ…ぅぅぅ」
シュン! グサ
浮浪者「む?早いですねぇ…」
剣士「そこまでだ!」ギリリ
浮浪者「フハハハ…エルフ達まで…アヒャヒャヒャ…はぁぁぁぁぁ」ゾワワ
女海賊「片足の領事…盗賊!?ホムちゃんは?」
盗賊「ぐふぅ…こいつに…やられ…た」
女海賊「やられたって…私のデリンジャーも…」タジ
浮浪者「さて…あなたにはもう構っている場合では無いのです」ドン
盗賊「ごふっ…」ズザザ
浮浪者「エルフ達に弓で囲まれて…もう降参しろとか甘~い事を思って居るのでしょうかねぇ?」
シュンシュンシュン グサグサグサ
浮浪者「フハハハ痛いぃぃぃ痛いなぁぁぁぁぁウヒヒヒ」
剣士「正体を見せろ!!」
浮浪者「一体どうして対等な口が利けるのでしょうね?私にはこの指輪が…あら?」
盗賊「受け取れ!!こいつが持ってた」ポイ
女海賊「祈りの指輪まで…あれ!?コレ私が持ってたやつじゃん!!」パス
浮浪者「ぐぬぬあなたから盗んだのに又盗み返され…計画が台無しではありませんかぁぁぁ!!」
剣士「照明魔法!」ピカー
浮浪者「うぅ…その光は苛立ちますねぇ…止めてもらえませんか?」チャキリ ターン
------------------
------------------
------------------
剣士「転移!」シュン
浮浪者「心臓は外したみたいですねぇ…やはり動く的には中々…」
盗賊「掴まえたぜ?これで動けねぇだろ…はぁはぁ」ボタボタ
浮浪者「私は暗器も使うのですよ」ブスリ
盗賊「ぐぁぁ…ぅぅぅ」
シュン! グサ
浮浪者「む?早いですねぇ…」
剣士「そこまでだ!」ギリリ
浮浪者「フハハハ…エルフ達まで…アヒャヒャヒャ…はぁぁぁぁぁ」ゾワワ
女海賊「片足の領事…盗賊!?ホムちゃんは?」
盗賊「ぐふぅ…こいつに…やられ…た」
女海賊「やられたって…私のデリンジャーも…」タジ
浮浪者「さて…あなたにはもう構っている場合では無いのです」ドン
盗賊「ごふっ…」ズザザ
浮浪者「エルフ達に弓で囲まれて…もう降参しろとか甘~い事を思って居るのでしょうかねぇ?」
シュンシュンシュン グサグサグサ
浮浪者「フハハハ痛いぃぃぃ痛いなぁぁぁぁぁウヒヒヒ」
剣士「正体を見せろ!!」
浮浪者「一体どうして対等な口が利けるのでしょうね?私にはこの指輪が…あら?」
盗賊「受け取れ!!こいつが持ってた」ポイ
女海賊「祈りの指輪まで…あれ!?コレ私が持ってたやつじゃん!!」パス
浮浪者「ぐぬぬあなたから盗んだのに又盗み返され…計画が台無しではありませんかぁぁぁ!!」
剣士「照明魔法!」ピカー
浮浪者「うぅ…その光は苛立ちますねぇ…止めてもらえませんか?」チャキリ ターン
------------------
------------------
------------------
剣士「転移!」シュン
399: 2021/05/07(金) 20:02:05.82 ID:kwIi/Pq/0
グワワ
浮浪者「ぅぅ何ごと…ですか?」
盗賊「空間がねじれ…た?」
剣士「もう終わりにしよう…出て来い魔王!」シュン グサ
浮浪者「いぎゃぁぁぁ…ぐるるる…うげげ」プルプル
女海賊「剣士!!足元に黒い影!!」
浮浪者「ぐぬふっふっふっふ…又もや因縁のこの地にて我に抗おうと言うのだな」
浮浪者「精霊は我が葬った…汝らに何が出来ると言う…大人しく我に従うのだ」
剣士「ここは狭間の外だ…お前の方こそ何も出来ない筈」
浮浪者「この小さな器に我を封じたつもりで居る様だな…よかろう見るが良い」
ゾワワワ
情報屋「影が吸い込まれて…」
剣士「…」ギリリ シュン ドス
浮浪者「ヌハハハハ効かぬわ…ふぅふぅ…しかしなんと小さき器か」
剣士「撃てぇ!!」
シュンシュンシュン グサグサグサ
浮浪者「我を滅ぼすなぞ人間には不可能…さぁ…共に深淵へ行こうぞ…そして我が一部となれ」
剣士「断る!!」ダダ スパスパスパスパ
浮浪者「インドラの光を帯びた刀…ええい小賢しい未だ精霊の加護を持つか!!」バーン
ベチャベチャベチャ
盗賊「どわ!!破裂しやがった…げほっ」
女海賊「剣士!!魔王の欠片が逃げる!!」
剣士「分かってる…」タッ スパスパスパスパ
女海賊「光の石…」ピカーーーー
シュゥゥゥゥ
浮浪者「ぅぅ何ごと…ですか?」
盗賊「空間がねじれ…た?」
剣士「もう終わりにしよう…出て来い魔王!」シュン グサ
浮浪者「いぎゃぁぁぁ…ぐるるる…うげげ」プルプル
女海賊「剣士!!足元に黒い影!!」
浮浪者「ぐぬふっふっふっふ…又もや因縁のこの地にて我に抗おうと言うのだな」
浮浪者「精霊は我が葬った…汝らに何が出来ると言う…大人しく我に従うのだ」
剣士「ここは狭間の外だ…お前の方こそ何も出来ない筈」
浮浪者「この小さな器に我を封じたつもりで居る様だな…よかろう見るが良い」
ゾワワワ
情報屋「影が吸い込まれて…」
剣士「…」ギリリ シュン ドス
浮浪者「ヌハハハハ効かぬわ…ふぅふぅ…しかしなんと小さき器か」
剣士「撃てぇ!!」
シュンシュンシュン グサグサグサ
浮浪者「我を滅ぼすなぞ人間には不可能…さぁ…共に深淵へ行こうぞ…そして我が一部となれ」
剣士「断る!!」ダダ スパスパスパスパ
浮浪者「インドラの光を帯びた刀…ええい小賢しい未だ精霊の加護を持つか!!」バーン
ベチャベチャベチャ
盗賊「どわ!!破裂しやがった…げほっ」
女海賊「剣士!!魔王の欠片が逃げる!!」
剣士「分かってる…」タッ スパスパスパスパ
女海賊「光の石…」ピカーーーー
シュゥゥゥゥ
400: 2021/05/07(金) 20:02:47.49 ID:kwIi/Pq/0
情報屋「隙間から逃げて行く…」
剣士「盗賊!…回復魔法!」ボワー
盗賊「助かったぜ…魔王は何所だ?」
剣士「ダメだ…ここでは掴まえられない…外で集めるしかない」
女海賊「あったま来た!!私が魔王を集める…私の血で残らず浄化してやる」
剣士「覚悟は良いかい?」
女海賊「行くよ!!ホムちゃんの仇!!」
剣士「良し!!背中に乗って」グイ
女海賊「…」ピョン ドシ
剣士「盗賊!!ホムンクルスを掘り起こして…任せる」
盗賊「マジかよ…」
女海賊「こっちに人寄越すから」
盗賊「分かった分かった」
シュタタ シュタタ
剣士「盗賊!…回復魔法!」ボワー
盗賊「助かったぜ…魔王は何所だ?」
剣士「ダメだ…ここでは掴まえられない…外で集めるしかない」
女海賊「あったま来た!!私が魔王を集める…私の血で残らず浄化してやる」
剣士「覚悟は良いかい?」
女海賊「行くよ!!ホムちゃんの仇!!」
剣士「良し!!背中に乗って」グイ
女海賊「…」ピョン ドシ
剣士「盗賊!!ホムンクルスを掘り起こして…任せる」
盗賊「マジかよ…」
女海賊「こっちに人寄越すから」
盗賊「分かった分かった」
シュタタ シュタタ
401: 2021/05/07(金) 20:03:40.18 ID:kwIi/Pq/0
『シャ・バクダ遺跡_外』
女戦士「剣士!下はどうなっている?」
剣士「魔王を追い詰めた…でもホムンクルスがやられた」
商人「ええええええええ!!?」
剣士「掘り起こすのに人出が居る…行って」
女戦士「お前はどうする気だ?」
剣士「僕と女海賊で魔王を葬る」
女戦士「出来るのか?」
剣士「…」コクリ
子供「パパ?どうする気?」
剣士「未来…自分の次元を強く持て」
子供「え?どういう事?」
剣士「見ていれば分かる…言う事聞けるな?」
子供「ママも一緒に行っちゃうの?」
女海賊「一緒に魔王を倒すからちゃんと見ていなさい」
子供「…うん」
剣士「女戦士!後は頼んだ…エルフ達!援護を頼む!行くぞ」シュタタ
女戦士「未来…意味がわかるか?」
子供「…」
女戦士「最後まで良く見て置け…勇者の宿命だ」
子供「パパ…ママ…」
女戦士「剣士!下はどうなっている?」
剣士「魔王を追い詰めた…でもホムンクルスがやられた」
商人「ええええええええ!!?」
剣士「掘り起こすのに人出が居る…行って」
女戦士「お前はどうする気だ?」
剣士「僕と女海賊で魔王を葬る」
女戦士「出来るのか?」
剣士「…」コクリ
子供「パパ?どうする気?」
剣士「未来…自分の次元を強く持て」
子供「え?どういう事?」
剣士「見ていれば分かる…言う事聞けるな?」
子供「ママも一緒に行っちゃうの?」
女海賊「一緒に魔王を倒すからちゃんと見ていなさい」
子供「…うん」
剣士「女戦士!後は頼んだ…エルフ達!援護を頼む!行くぞ」シュタタ
女戦士「未来…意味がわかるか?」
子供「…」
女戦士「最後まで良く見て置け…勇者の宿命だ」
子供「パパ…ママ…」
402: 2021/05/07(金) 20:04:53.79 ID:kwIi/Pq/0
『因縁の遺跡』
ヒュゥゥゥ サラサラ
女海賊「集めるよ?」
剣士「…」コクリ
女海賊「魔王!!出て来やがれ!!」ギュゥ
ゾワワワ
女海賊「闇が…でも星が見える」
剣士「贄が足りて居ない証拠さ」
”ぐぉぉぉぉぉ…”
女海賊「来た!!」
”贄が足りぬ…調和の時では無い…我を何度呼ぶのだ”
女海賊「あんたをぶっ倒しに来たんだよ…姿を現しな」
”汝が我を受ける器になると申すか?”
”だが贄が足りぬ…贄が…贄が…”
”汝の身を贄として捧げよ”
”そして我が一部のなれ…夢幻は汝にくれてやる”
”我が名を呼べ…我の名は魔王”
女海賊「私が魔王になる!!来い!!」
”ヌハハハハハハハハ…”
ゾワワワワワワ
ヒュゥゥゥ サラサラ
女海賊「集めるよ?」
剣士「…」コクリ
女海賊「魔王!!出て来やがれ!!」ギュゥ
ゾワワワ
女海賊「闇が…でも星が見える」
剣士「贄が足りて居ない証拠さ」
”ぐぉぉぉぉぉ…”
女海賊「来た!!」
”贄が足りぬ…調和の時では無い…我を何度呼ぶのだ”
女海賊「あんたをぶっ倒しに来たんだよ…姿を現しな」
”汝が我を受ける器になると申すか?”
”だが贄が足りぬ…贄が…贄が…”
”汝の身を贄として捧げよ”
”そして我が一部のなれ…夢幻は汝にくれてやる”
”我が名を呼べ…我の名は魔王”
女海賊「私が魔王になる!!来い!!」
”ヌハハハハハハハハ…”
ゾワワワワワワ
403: 2021/05/07(金) 20:06:21.06 ID:kwIi/Pq/0
女海賊「ん?こんだけ?」
剣士「おかしい…確かに闇が君の中に流れ入った筈」
女海賊「あれ?ヌハハハとかなんないんだけど…」
ゾワワワワワワ
女海賊「うお!!」
”ぐぅぅ眩しい…その光を遠ざけるのだ”
”汝…さては精霊の加護を受けた者だな?”
”しかし無駄だ…我は滅びぬ…何度でも深淵より生まれいずる”
剣士「分かった…君は魔王に侵されない…もう一度魔王を集めて!僕が魔王を量子転移する」
女海賊「量子転移?何処に?」
剣士「フフ君の鞄の中にある光の石さ…貸して」
女海賊「なるほど…ほい」
剣士「集めて!」
女海賊「私が魔王だ!!くたばりやがれ!!」
”ぐぬぅ…何度も何度もこの虫けらめぇ”
”出でよガーゴイル!この者達を追い払え”
ゾワワワワワ
女海賊「アーーーハッハッハ…私が魔王だ…くたばりやがれ魔王!!」
女海賊「なんで?想像妊娠ってどうやるんだっけ?おい!!私が魔王だ!!どうなってんだコラ!!」
剣士「量子転移!」シュン
-----------------
-----------------
-----------------
剣士「おかしい…確かに闇が君の中に流れ入った筈」
女海賊「あれ?ヌハハハとかなんないんだけど…」
ゾワワワワワワ
女海賊「うお!!」
”ぐぅぅ眩しい…その光を遠ざけるのだ”
”汝…さては精霊の加護を受けた者だな?”
”しかし無駄だ…我は滅びぬ…何度でも深淵より生まれいずる”
剣士「分かった…君は魔王に侵されない…もう一度魔王を集めて!僕が魔王を量子転移する」
女海賊「量子転移?何処に?」
剣士「フフ君の鞄の中にある光の石さ…貸して」
女海賊「なるほど…ほい」
剣士「集めて!」
女海賊「私が魔王だ!!くたばりやがれ!!」
”ぐぬぅ…何度も何度もこの虫けらめぇ”
”出でよガーゴイル!この者達を追い払え”
ゾワワワワワ
女海賊「アーーーハッハッハ…私が魔王だ…くたばりやがれ魔王!!」
女海賊「なんで?想像妊娠ってどうやるんだっけ?おい!!私が魔王だ!!どうなってんだコラ!!」
剣士「量子転移!」シュン
-----------------
-----------------
-----------------
404: 2021/05/07(金) 20:07:43.90 ID:kwIi/Pq/0
『因縁の地_外れ』
女戦士「魔女!!あそこで剣士と妹が魔王と戦う」
魔女「知って居る…剣士の目をみておる」
女戦士「どうやって封じるつもりなのか…」
魔女「あやつらは魔王を集めて量子転移で別の次元に魔王を持って行くつもりじゃ」
女戦士「別の次元…まさかもう帰って来ないのか?」
魔女「それが定めじゃな…あの2人は既に覚悟を決めて居るのじゃ…黙って見ておれい」
子供「ママ?空が…」
女戦士「闇か…いやしかし薄い」
子供「北の空から闇が飛んで来る…」
女戦士「虫たちの魂…なのか?」
魔女「しかし…ガーゴイルもレイスも出んのぅ…魔王には付き物なのじゃが」
女戦士「向こうでエルフゾンビが杖を振って居る」
魔女「なるほど…エルフは賢い…流石じゃ」
子供「光…光の石を出した」
魔女「ふむ…あれに封じるのじゃな?未来…よく見て居れ」
子供「ハッ…消えた!!」
魔女「終わった様じゃな…しかし…世界を救うのは本真に地味じゃな…見た者は3人しか居らん」
子供「パパは?ママは?」
女戦士「光の石が落ちている」
魔女「未来…拾って来るのじゃ…それは主が持て…形見じゃ」
子供「形見…もうパパとママに会えないの?」
魔女「次元を飛んだのじゃ…過去か未来かは分からぬ」
子供「ダメだよ…置いて行かないでよ」ポロポロ
魔女「それは違うぞ?剣士達は主を守ったのじゃ…主に未来を残したのじゃ…分かるか?」
女戦士「未来…来い」グイ
タッタッタ
女戦士「光の石だけか…残されたのは」
子供「まだ…パパとママの匂いが残ってる」クンクン
女戦士「未来…」ギュゥ
魔女「逝ってしもうたな…」ノソノソ
子供「ぅぅぅ…パパ!ママ!!」
女戦士「魔女!!あそこで剣士と妹が魔王と戦う」
魔女「知って居る…剣士の目をみておる」
女戦士「どうやって封じるつもりなのか…」
魔女「あやつらは魔王を集めて量子転移で別の次元に魔王を持って行くつもりじゃ」
女戦士「別の次元…まさかもう帰って来ないのか?」
魔女「それが定めじゃな…あの2人は既に覚悟を決めて居るのじゃ…黙って見ておれい」
子供「ママ?空が…」
女戦士「闇か…いやしかし薄い」
子供「北の空から闇が飛んで来る…」
女戦士「虫たちの魂…なのか?」
魔女「しかし…ガーゴイルもレイスも出んのぅ…魔王には付き物なのじゃが」
女戦士「向こうでエルフゾンビが杖を振って居る」
魔女「なるほど…エルフは賢い…流石じゃ」
子供「光…光の石を出した」
魔女「ふむ…あれに封じるのじゃな?未来…よく見て居れ」
子供「ハッ…消えた!!」
魔女「終わった様じゃな…しかし…世界を救うのは本真に地味じゃな…見た者は3人しか居らん」
子供「パパは?ママは?」
女戦士「光の石が落ちている」
魔女「未来…拾って来るのじゃ…それは主が持て…形見じゃ」
子供「形見…もうパパとママに会えないの?」
魔女「次元を飛んだのじゃ…過去か未来かは分からぬ」
子供「ダメだよ…置いて行かないでよ」ポロポロ
魔女「それは違うぞ?剣士達は主を守ったのじゃ…主に未来を残したのじゃ…分かるか?」
女戦士「未来…来い」グイ
タッタッタ
女戦士「光の石だけか…残されたのは」
子供「まだ…パパとママの匂いが残ってる」クンクン
女戦士「未来…」ギュゥ
魔女「逝ってしもうたな…」ノソノソ
子供「ぅぅぅ…パパ!ママ!!」
405: 2021/05/07(金) 20:09:00.06 ID:kwIi/Pq/0
『隠し部屋の通路』
ピカー チュドーン パラパラ
盗賊「うはぁ!!無茶するな…」
商人「どいて!!邪魔しないで!!あと一個で向こうまで繋がる」チリチリ ポイ
盗賊「おい!!お前等みんな下がれ!!」
ピカー チュドーン パラパラ
商人「開いた!!」ダダ
情報屋「必氏ね…」
商人「ホムンクルス!!ホムンクルス!!」
ホムンクルス「…」クター
商人「くそっ!!頭は…頭は何処だ」
情報屋「商人落ち着いて…」
商人「うわぁぁぁん…ホムンクルスごめんよぉぉぉ又守れなかった…ぅぅぅ」ポロポロ
盗賊「…言葉が無ぇ」
情報屋「ミサイルは阻止出来なかったのね…」
アサシン「対応を考え直す…後3時間程でエルフの森が消失する前提で動く…動ける者は来い!!」スタ
商人「魔女を魔女を探して来てくれ…蘇生がまだ間に合うかもしれない」
情報屋「商人…」
盗賊「おう!待ってろ…連れて来る」ダダ
商人「ハッ!!ホムンクルスの体が木の根に癒着してる…これはまさか!!」
情報屋「え?ドリアード化…」
商人「ホムンクルス!!木になったんだね?聞こえて居るのか?」
木の根「…」
商人「ホムンクルス…ホムンクルス…ぅぅぅ」ポロリ
---そうだ思い出した---
---精霊の伴侶---
---こうやって木と同化したのか---
---君は精霊樹になったんだね---
ピカー チュドーン パラパラ
盗賊「うはぁ!!無茶するな…」
商人「どいて!!邪魔しないで!!あと一個で向こうまで繋がる」チリチリ ポイ
盗賊「おい!!お前等みんな下がれ!!」
ピカー チュドーン パラパラ
商人「開いた!!」ダダ
情報屋「必氏ね…」
商人「ホムンクルス!!ホムンクルス!!」
ホムンクルス「…」クター
商人「くそっ!!頭は…頭は何処だ」
情報屋「商人落ち着いて…」
商人「うわぁぁぁん…ホムンクルスごめんよぉぉぉ又守れなかった…ぅぅぅ」ポロポロ
盗賊「…言葉が無ぇ」
情報屋「ミサイルは阻止出来なかったのね…」
アサシン「対応を考え直す…後3時間程でエルフの森が消失する前提で動く…動ける者は来い!!」スタ
商人「魔女を魔女を探して来てくれ…蘇生がまだ間に合うかもしれない」
情報屋「商人…」
盗賊「おう!待ってろ…連れて来る」ダダ
商人「ハッ!!ホムンクルスの体が木の根に癒着してる…これはまさか!!」
情報屋「え?ドリアード化…」
商人「ホムンクルス!!木になったんだね?聞こえて居るのか?」
木の根「…」
商人「ホムンクルス…ホムンクルス…ぅぅぅ」ポロリ
---そうだ思い出した---
---精霊の伴侶---
---こうやって木と同化したのか---
---君は精霊樹になったんだね---
406: 2021/05/07(金) 20:10:05.64 ID:kwIi/Pq/0
『遺跡_入り口』
ガヤガヤ ガヤガヤ
アサシン「お前達!!動ける者は消火を手伝え…あと3時間でもう一度大きいのが降って来る!備えるのだ!!」
ローグ「ええ?マジっすか…ホムンクルスさんはどうしたでやんすか?」
アサシン「氏んだ…私達はもうここで凌ぐしかない」
ローグ「…ぅ…言葉が無ぇでやんす」
アサシン「剣士は何処に行った?…む!!エルフ達が動いて居るな」
ローグ「分かりやせん…あっしは飛空艇の荷物を降ろしてる所でやんす」
アサシン「まとめて中に運び入れろ」
ローグ「姉さんが何処に行ったか分からんのですが…」
アサシン「あそこだな?女戦士と魔女が何かをしている…未来も居るな」
ローグ「こっちに歩いてきやすね…」
アサシン「まぁ良い!!作業を急げ!!」
ローグ「へい!!」
------------------
------------------
------------------
この日の早朝
4発のミサイルがエルフの森に着弾し
巨大なキノコ雲を発生させた
この爆発によって森は大きな火災が発生したが
森が消失するまでには至らなかった
後にこの災害は隕石の飛来として語られる
そして数年後---
ガヤガヤ ガヤガヤ
アサシン「お前達!!動ける者は消火を手伝え…あと3時間でもう一度大きいのが降って来る!備えるのだ!!」
ローグ「ええ?マジっすか…ホムンクルスさんはどうしたでやんすか?」
アサシン「氏んだ…私達はもうここで凌ぐしかない」
ローグ「…ぅ…言葉が無ぇでやんす」
アサシン「剣士は何処に行った?…む!!エルフ達が動いて居るな」
ローグ「分かりやせん…あっしは飛空艇の荷物を降ろしてる所でやんす」
アサシン「まとめて中に運び入れろ」
ローグ「姉さんが何処に行ったか分からんのですが…」
アサシン「あそこだな?女戦士と魔女が何かをしている…未来も居るな」
ローグ「こっちに歩いてきやすね…」
アサシン「まぁ良い!!作業を急げ!!」
ローグ「へい!!」
------------------
------------------
------------------
この日の早朝
4発のミサイルがエルフの森に着弾し
巨大なキノコ雲を発生させた
この爆発によって森は大きな火災が発生したが
森が消失するまでには至らなかった
後にこの災害は隕石の飛来として語られる
そして数年後---
407: 2021/05/07(金) 20:11:24.98 ID:kwIi/Pq/0
『古都キ・カイ_商人ギルド』
ガヤガヤ ガヤガヤ
受付「はい買い取りはあっちね…え?商船の日程…ちっと待って!」
盗賊「よう?元気してっか?」
受付「あああああああああああ!!ちょちょ…皆来て!!爺が帰って来た」
女「おーー超久しぶり!!」
盗賊「ヌハハすっかり女になったな…」
受付「いつまでここに居るの?」
盗賊「2~3日ゆっくりして商船で戻る」
受付「そっかぁ…夜バーベキューしよっか」
盗賊「おぅそら楽しみだ…ところでアイツは居るか?まだ生きてるんだろ?」
受付「商人ね?もうすっかり闇商人だよ…地下に籠ってる」
盗賊「会えるな?」
受付「もち!!普段は誰にも会わないんだけどね…ちっと待って隠し階段開けるから」ガチャコン
盗賊「ウハハお前のケツの下か」
受付「早く入って…見られると勘繰られるから」
盗賊「おぅ…悪いな」
受付「今日は早く上げるから話済んだら上がって来て」
盗賊「バーベキュー楽しみにしてるぜ?」
受付「任せて!!」
ガヤガヤ ガヤガヤ
受付「はい買い取りはあっちね…え?商船の日程…ちっと待って!」
盗賊「よう?元気してっか?」
受付「あああああああああああ!!ちょちょ…皆来て!!爺が帰って来た」
女「おーー超久しぶり!!」
盗賊「ヌハハすっかり女になったな…」
受付「いつまでここに居るの?」
盗賊「2~3日ゆっくりして商船で戻る」
受付「そっかぁ…夜バーベキューしよっか」
盗賊「おぅそら楽しみだ…ところでアイツは居るか?まだ生きてるんだろ?」
受付「商人ね?もうすっかり闇商人だよ…地下に籠ってる」
盗賊「会えるな?」
受付「もち!!普段は誰にも会わないんだけどね…ちっと待って隠し階段開けるから」ガチャコン
盗賊「ウハハお前のケツの下か」
受付「早く入って…見られると勘繰られるから」
盗賊「おぅ…悪いな」
受付「今日は早く上げるから話済んだら上がって来て」
盗賊「バーベキュー楽しみにしてるぜ?」
受付「任せて!!」
408: 2021/05/07(金) 20:12:57.86 ID:kwIi/Pq/0
『商人ギルド地下』
カチャカチャ
商人「ん?誰?まだ食事の時間じゃ…」
盗賊「よう!」
商人「盗賊か…ハハ久しぶりだね」
盗賊「心臓の調子はどうだ?」
商人「良くはなって居ないかな…でもドラゴンの心臓のお陰でなんとか生きてる」
盗賊「まぁお前の顔が見られて安心した…」
商人「他の皆は元気?」
盗賊「まぁバラバラになっちまったが…アサシンと情報屋は相変わらずだ」
商人「まだシャ・バクダの復興やっているの?」
盗賊「限界だ…拠点をセントラルに移す」
商人「やっぱりシャ・バクダでは資源が無いか」
盗賊「うむ…遺跡の発掘も儲けが無ぇ…買い取り手が居ないもんでな」
商人「貴族が居なくなったからねぇ…そうか…だからキ・カイまで来てるんだ?」
盗賊「まぁそうだな…土産といえばコレだ」
商人「…それはホムンクルスが身に付けて居た装身具」
盗賊「あのまま石造に付けたままだと盗掘に合っちまうからな…この毒牙のナイフなんか相当な価値があるぞ?」
商人「ありがとう…大事にしまっておくよ」
盗賊「それでお前はどうしているんだ?」
商人「あぁ!!丁度もうすぐ完成する所だったんだ…見て行ってよ」
盗賊「んん?犬の機械か?」
商人「そうさ…普通の機械と違って沢山工夫してるんだ」
盗賊「ほう?何処が違う?」
商人「まぁちょっと見てて…もう直ぐ終わる」
カチャカチャ
カチャカチャ
商人「ん?誰?まだ食事の時間じゃ…」
盗賊「よう!」
商人「盗賊か…ハハ久しぶりだね」
盗賊「心臓の調子はどうだ?」
商人「良くはなって居ないかな…でもドラゴンの心臓のお陰でなんとか生きてる」
盗賊「まぁお前の顔が見られて安心した…」
商人「他の皆は元気?」
盗賊「まぁバラバラになっちまったが…アサシンと情報屋は相変わらずだ」
商人「まだシャ・バクダの復興やっているの?」
盗賊「限界だ…拠点をセントラルに移す」
商人「やっぱりシャ・バクダでは資源が無いか」
盗賊「うむ…遺跡の発掘も儲けが無ぇ…買い取り手が居ないもんでな」
商人「貴族が居なくなったからねぇ…そうか…だからキ・カイまで来てるんだ?」
盗賊「まぁそうだな…土産といえばコレだ」
商人「…それはホムンクルスが身に付けて居た装身具」
盗賊「あのまま石造に付けたままだと盗掘に合っちまうからな…この毒牙のナイフなんか相当な価値があるぞ?」
商人「ありがとう…大事にしまっておくよ」
盗賊「それでお前はどうしているんだ?」
商人「あぁ!!丁度もうすぐ完成する所だったんだ…見て行ってよ」
盗賊「んん?犬の機械か?」
商人「そうさ…普通の機械と違って沢山工夫してるんだ」
盗賊「ほう?何処が違う?」
商人「まぁちょっと見てて…もう直ぐ終わる」
カチャカチャ
409: 2021/05/07(金) 20:14:19.61 ID:kwIi/Pq/0
よし…可動部のエネルギー供給は魔石でちゃんと動く
じゃぁ動かす…このボタンで初期化
容器をエリクサーで満たして…
ホムンクルス…今起こしてあげるね
外部メモリをここに挿せば…
ウィーン ウィーン
盗賊「…それはホムンクルスの人工知能ってやつか?」
商人「そうだよ…超高度AIユニットと外部メモリを僕が預かってたんだ」
盗賊「お?動き出したな?」
機械の犬「キャンキャン…」
商人「やった!!ホムンクルス…僕だよ分かるかい?」
機械の犬「キャン…」トコトコ
盗賊「おお!動き回るんだな?」
商人「可動部が他の機械の犬より多いんだ…おいで?」
機械の犬「クゥ~ン」トコトコ
商人「やっと君に会えた…僕は君が傍に居るだけで満足さ」
盗賊「お前…」
商人「スゴイだろ?僕分かったんだよ…どうしてホムンクルスが僕に外部メモリを渡したのかさ」
盗賊「お前がホムンクルスを生むんだな?」
商人「まぁね…何年後になるか分からないけど…僕が必ず生んであげる…」
盗賊「生き甲斐が出来て良かったじゃ無ぇか」
商人「フフ…しっぽ振ってる…意味わかってるのかな」
機械の犬「ワンワン…」パタパタ
盗賊「娘達がバーベキューしてくれるらしいぞ?」
商人「あぁ良いね…でも魚ばっかりだよ?」
盗賊「おー丁度良い!!商船に売り物の豚が居るんだ…」
商人「外に出るのは久しぶりだなぁ…おいで?散歩でもしよう」
機械の犬「ワン…」トコトコ
盗賊「…なんつーか…んんん言葉が見つかんねぇ」
商人「そうだ!!名前付けないと…愛…ラヴだ…今日から君はラヴだよ!おいでラヴ」
機械の犬「ワンワン…」トコトコ
盗賊「まぁそういう事なんだな…よっしバーベキュー食いに行くぞ」
じゃぁ動かす…このボタンで初期化
容器をエリクサーで満たして…
ホムンクルス…今起こしてあげるね
外部メモリをここに挿せば…
ウィーン ウィーン
盗賊「…それはホムンクルスの人工知能ってやつか?」
商人「そうだよ…超高度AIユニットと外部メモリを僕が預かってたんだ」
盗賊「お?動き出したな?」
機械の犬「キャンキャン…」
商人「やった!!ホムンクルス…僕だよ分かるかい?」
機械の犬「キャン…」トコトコ
盗賊「おお!動き回るんだな?」
商人「可動部が他の機械の犬より多いんだ…おいで?」
機械の犬「クゥ~ン」トコトコ
商人「やっと君に会えた…僕は君が傍に居るだけで満足さ」
盗賊「お前…」
商人「スゴイだろ?僕分かったんだよ…どうしてホムンクルスが僕に外部メモリを渡したのかさ」
盗賊「お前がホムンクルスを生むんだな?」
商人「まぁね…何年後になるか分からないけど…僕が必ず生んであげる…」
盗賊「生き甲斐が出来て良かったじゃ無ぇか」
商人「フフ…しっぽ振ってる…意味わかってるのかな」
機械の犬「ワンワン…」パタパタ
盗賊「娘達がバーベキューしてくれるらしいぞ?」
商人「あぁ良いね…でも魚ばっかりだよ?」
盗賊「おー丁度良い!!商船に売り物の豚が居るんだ…」
商人「外に出るのは久しぶりだなぁ…おいで?散歩でもしよう」
機械の犬「ワン…」トコトコ
盗賊「…なんつーか…んんん言葉が見つかんねぇ」
商人「そうだ!!名前付けないと…愛…ラヴだ…今日から君はラヴだよ!おいでラヴ」
機械の犬「ワンワン…」トコトコ
盗賊「まぁそういう事なんだな…よっしバーベキュー食いに行くぞ」
410: 2021/05/07(金) 20:15:59.08 ID:kwIi/Pq/0
『森』
チュン バサバサ
女「…起きろって!!もう!!」ユラユラ
男「…」パチ
女「お!!目ぇ覚ましたね?記憶大丈夫?」
男「…」
女「あんたさぁ…聞いてんの?」
男「また…ここは?」
女「何訳の分かんない事言ってんのよ!」ゴソゴソ
男「あれ?魔王はどうなった?」
女「お!!記憶大丈夫そうだね…よっし!!これ私使うね」
男「触媒?」
女「私さぁ武器全部置いてきちゃったんよ…ちっと今から爆弾作る」
男「僕たちは何処かの次元に飛んだんだね?」
女「多分ね…ここが何処なのか全然分かんない」
男「森の中か…未来に飛んだか…」
女「まぁ良いじゃん?あんたと一緒なら私は何処でも良い」
男「…」クンクン
女「何か居る?」
男「果物の匂いだ」
女「お?イイね…取って来てよ」
男「うん…」スック ゴソリ
男「あ…刀は有る」
女「あんたはソレ一本で何とかなるね?」
男「光の石は?」
女「落として来たっぽい…探したけど無かった」
男「そうか…記憶がハッキリしてる…どうしてだ?」
女「ほんなん知らんて」
男「空が薄暗い…まてよ」スッ
女「何か分かる?」
男「木も虫も…鳥も感じる」
女「普通じゃん…ねぇこの空ってさ…もしかして夢幻じゃね?」
男「夢幻に飛んだ?」
女「あのさ…記憶あるって事はかなり動きやすいかも…色々わかってんじゃん?」
男「君の眼は!!…蒼」ダダ
女「あんたも蒼」
チュン バサバサ
女「…起きろって!!もう!!」ユラユラ
男「…」パチ
女「お!!目ぇ覚ましたね?記憶大丈夫?」
男「…」
女「あんたさぁ…聞いてんの?」
男「また…ここは?」
女「何訳の分かんない事言ってんのよ!」ゴソゴソ
男「あれ?魔王はどうなった?」
女「お!!記憶大丈夫そうだね…よっし!!これ私使うね」
男「触媒?」
女「私さぁ武器全部置いてきちゃったんよ…ちっと今から爆弾作る」
男「僕たちは何処かの次元に飛んだんだね?」
女「多分ね…ここが何処なのか全然分かんない」
男「森の中か…未来に飛んだか…」
女「まぁ良いじゃん?あんたと一緒なら私は何処でも良い」
男「…」クンクン
女「何か居る?」
男「果物の匂いだ」
女「お?イイね…取って来てよ」
男「うん…」スック ゴソリ
男「あ…刀は有る」
女「あんたはソレ一本で何とかなるね?」
男「光の石は?」
女「落として来たっぽい…探したけど無かった」
男「そうか…記憶がハッキリしてる…どうしてだ?」
女「ほんなん知らんて」
男「空が薄暗い…まてよ」スッ
女「何か分かる?」
男「木も虫も…鳥も感じる」
女「普通じゃん…ねぇこの空ってさ…もしかして夢幻じゃね?」
男「夢幻に飛んだ?」
女「あのさ…記憶あるって事はかなり動きやすいかも…色々わかってんじゃん?」
男「君の眼は!!…蒼」ダダ
女「あんたも蒼」
411: 2021/05/07(金) 20:17:09.60 ID:kwIi/Pq/0
男「分かった…精霊樹に導かれてる」
女「どゆ事?」
男「しっかり覚えて無いけど僕は何回もこういう経験をしてる」
女「ほ~ん…ほんで?」
男「行こう!!僕らは勇者だ…そして今度はしっかり記憶がある」
女「ちょちょ…爆弾出来るまで待って」
男「あぁゴメン…救える命が沢山ある筈だよ」
女「お!!ピーンと来たぞ!!精霊の狙いはソレか?」
男「今まで気が付けなかった」
女「ほんじゃ速攻で魔槍抜こうかw」
男「それも良い」
女「魔王の攻略法も分かってんじゃん?」
男「それがワクチンだ…」
女「あああああ…光の石が無い」
男「大丈夫…僕にはインドラの刀がある」
女「おけおけ…よっし行こっか!!」
男「うん…そうだな…まず町を探そうか」
女「あのさぁその前に果物どうなった?」
男「ごめんごめん取って来るよ」シュタタ
------------------
------------------
------------------
冒険の書編
完
女「どゆ事?」
男「しっかり覚えて無いけど僕は何回もこういう経験をしてる」
女「ほ~ん…ほんで?」
男「行こう!!僕らは勇者だ…そして今度はしっかり記憶がある」
女「ちょちょ…爆弾出来るまで待って」
男「あぁゴメン…救える命が沢山ある筈だよ」
女「お!!ピーンと来たぞ!!精霊の狙いはソレか?」
男「今まで気が付けなかった」
女「ほんじゃ速攻で魔槍抜こうかw」
男「それも良い」
女「魔王の攻略法も分かってんじゃん?」
男「それがワクチンだ…」
女「あああああ…光の石が無い」
男「大丈夫…僕にはインドラの刀がある」
女「おけおけ…よっし行こっか!!」
男「うん…そうだな…まず町を探そうか」
女「あのさぁその前に果物どうなった?」
男「ごめんごめん取って来るよ」シュタタ
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冒険の書編
完
412: 2021/05/07(金) 20:24:42.97 ID:kwIi/Pq/0
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