283: 2021/11/20(土) 19:14:25.76 ID:KbfSVIxh0
勇者「魔王は一体どこにいる?」シリーズです
最初から:勇者「魔王は一体どこにいる?」
前回:勇者「魔王は一体どこにいる?」【未来へ…前編】
『翌日』
乗船する者を確認する
女王 いかずちの杖 軽装
戦士 王家の剣 重装
剣士 銀河の剣 中装
女オーク コバルトの剣 中装
女戦士 破壊の剣 重装
アサシン 草薙の剣 中装
盗賊 散弾銃 中装
ローグ ミスリルダガー 中装
情報屋 マグマの杖 軽装
商人 クロスボウ 軽装
魔女 幻惑の杖 軽装
くノ一 クナイ 中装
近衛侍 カタナ 中装
他調理士2名…医者2名…航海士2名…測量士2名
戦闘要員として兵団から男女混合の10名が同行する
出港は昼過ぎ…各自移送用の気球に乗って船へ乗船してくれ…以上!
盗賊「31人か…賑やかな航海になるな」
女戦士「スケルトンを合わせて40だ」
盗賊「避難は小舟2隻と貨物用気球…まぁこれで目一杯だな」
女戦士「外海に出て見たい連中が沢山居て直ぐに人員が決まった…乗れなかった人には申し訳ない」
盗賊「戦闘要員なんか要らないんじゃ無ぇか?」
女戦士「女王の警護なのだ…全員訓練された選り抜きだ」
盗賊「戦争に行くんじゃあるめぇし…」
女戦士「選り抜きというのは戦闘では無い…技術者や学者も含まれる」
盗賊「んん?古代遺跡の調査か?」
女戦士「そうなるな…女王がノリノリなのだ」
盗賊「なるほど国として海洋進出って訳か…自国領にする訳だな?」
女戦士「そういう事だ…アサシンの進言だよ抜け目がない」
盗賊「まぁ俺らはいつも通りにしてりゃ良いよな?」
女戦士「規律だけは守ってもらう…酒は夕食の時に一杯だけだ」
盗賊「ぐはぁぁ…マジか」
女戦士「長期航海になるかもしれんから健康管理と水の不足を防ぐ為だ…自分で作って飲むのも禁止する」
盗賊「やる事無くなるな…釣りでもすっか」
女戦士「それは大いに助かる…存分にやってくれ」
盗賊「おいローグ!!剣士!!そろそろ船に乗るぞ」
ローグ「へ~い!!剣士さんも女オークさんもそろそろ行きやしょう」
剣士「うん…女オーク?種忘れてない?」
女オーク「私が持ってるわ?」
剣士「おけおけ!じゃ行こう」グイ
乗船する者を確認する
女王 いかずちの杖 軽装
戦士 王家の剣 重装
剣士 銀河の剣 中装
女オーク コバルトの剣 中装
女戦士 破壊の剣 重装
アサシン 草薙の剣 中装
盗賊 散弾銃 中装
ローグ ミスリルダガー 中装
情報屋 マグマの杖 軽装
商人 クロスボウ 軽装
魔女 幻惑の杖 軽装
くノ一 クナイ 中装
近衛侍 カタナ 中装
他調理士2名…医者2名…航海士2名…測量士2名
戦闘要員として兵団から男女混合の10名が同行する
出港は昼過ぎ…各自移送用の気球に乗って船へ乗船してくれ…以上!
盗賊「31人か…賑やかな航海になるな」
女戦士「スケルトンを合わせて40だ」
盗賊「避難は小舟2隻と貨物用気球…まぁこれで目一杯だな」
女戦士「外海に出て見たい連中が沢山居て直ぐに人員が決まった…乗れなかった人には申し訳ない」
盗賊「戦闘要員なんか要らないんじゃ無ぇか?」
女戦士「女王の警護なのだ…全員訓練された選り抜きだ」
盗賊「戦争に行くんじゃあるめぇし…」
女戦士「選り抜きというのは戦闘では無い…技術者や学者も含まれる」
盗賊「んん?古代遺跡の調査か?」
女戦士「そうなるな…女王がノリノリなのだ」
盗賊「なるほど国として海洋進出って訳か…自国領にする訳だな?」
女戦士「そういう事だ…アサシンの進言だよ抜け目がない」
盗賊「まぁ俺らはいつも通りにしてりゃ良いよな?」
女戦士「規律だけは守ってもらう…酒は夕食の時に一杯だけだ」
盗賊「ぐはぁぁ…マジか」
女戦士「長期航海になるかもしれんから健康管理と水の不足を防ぐ為だ…自分で作って飲むのも禁止する」
盗賊「やる事無くなるな…釣りでもすっか」
女戦士「それは大いに助かる…存分にやってくれ」
盗賊「おいローグ!!剣士!!そろそろ船に乗るぞ」
ローグ「へ~い!!剣士さんも女オークさんもそろそろ行きやしょう」
剣士「うん…女オーク?種忘れてない?」
女オーク「私が持ってるわ?」
剣士「おけおけ!じゃ行こう」グイ
284: 2021/11/20(土) 19:16:01.61 ID:KbfSVIxh0
『幽霊船』
ザブン ギシギシ
剣士「僕達が寝泊まりするのは飛空艇にしようか…」
女オーク「そうね?居室は人が多そうだし」
剣士「食事もみんなと違うんだよね」
ローグ「あっしらも貨物用気球で寝る事になりそうでやんす」
盗賊「飛空艇は忙しいかも知れんぞ?女戦士は氷山を警戒しててな…飛空艇を飛ばして監視すると言ってる」
剣士「そっちの方が気楽で良いや…夜中の飛行だね?」
盗賊「そうだ…お前が持ってる光の石頼りになる」
剣士「おけおけ!夜中も航海した方が早く到着できるしね」
盗賊「船首にロープ結んで飛空艇で飛んだら幽霊船の周りを光で照らす感じだ」
剣士「夜中は交代で見張りしておけば良いのかな?」
盗賊「そうなると思う…お前等2人で大丈夫だよな?」
剣士「気楽で良いよ」
盗賊「まぁ昼間は降りて休んでも構わん」
ローグ「盗賊さん!貨物用気球で人員運搬に戻りやすぜ?」
盗賊「おー頼むわ…俺ぁハンモック編んどく」
---------------
フワフワ ドッスン
ローグ「はい皆さん降りて下せぇ…」ゾロゾロ
近衛侍「…これが有名な幽霊船ですか…ほー」
商人「普通の貨物船だよ…大砲も積んで無い…砲弾も無い」
くノ一「あのスケルトンは?」
商人「船を動かす奴隷さ…アサシンの命令を聞くんだ」
情報屋「私達が寝泊まりする部屋は何処?」
ローグ「盗賊さんに聞いて下せぇ…あっしはもう一回人員運搬に戻りやす」フワフワ
情報屋「桟橋に船が付けられないと本当に不便ね」
商人「そうだね…気球が無いとどうにもならない」
情報屋「さて書物の整理をしなきゃ…部屋は何処かしら」スタスタ
ザブン ギシギシ
剣士「僕達が寝泊まりするのは飛空艇にしようか…」
女オーク「そうね?居室は人が多そうだし」
剣士「食事もみんなと違うんだよね」
ローグ「あっしらも貨物用気球で寝る事になりそうでやんす」
盗賊「飛空艇は忙しいかも知れんぞ?女戦士は氷山を警戒しててな…飛空艇を飛ばして監視すると言ってる」
剣士「そっちの方が気楽で良いや…夜中の飛行だね?」
盗賊「そうだ…お前が持ってる光の石頼りになる」
剣士「おけおけ!夜中も航海した方が早く到着できるしね」
盗賊「船首にロープ結んで飛空艇で飛んだら幽霊船の周りを光で照らす感じだ」
剣士「夜中は交代で見張りしておけば良いのかな?」
盗賊「そうなると思う…お前等2人で大丈夫だよな?」
剣士「気楽で良いよ」
盗賊「まぁ昼間は降りて休んでも構わん」
ローグ「盗賊さん!貨物用気球で人員運搬に戻りやすぜ?」
盗賊「おー頼むわ…俺ぁハンモック編んどく」
---------------
フワフワ ドッスン
ローグ「はい皆さん降りて下せぇ…」ゾロゾロ
近衛侍「…これが有名な幽霊船ですか…ほー」
商人「普通の貨物船だよ…大砲も積んで無い…砲弾も無い」
くノ一「あのスケルトンは?」
商人「船を動かす奴隷さ…アサシンの命令を聞くんだ」
情報屋「私達が寝泊まりする部屋は何処?」
ローグ「盗賊さんに聞いて下せぇ…あっしはもう一回人員運搬に戻りやす」フワフワ
情報屋「桟橋に船が付けられないと本当に不便ね」
商人「そうだね…気球が無いとどうにもならない」
情報屋「さて書物の整理をしなきゃ…部屋は何処かしら」スタスタ
285: 2021/11/20(土) 19:17:31.93 ID:KbfSVIxh0
『昼間』
ザブ~ン ユラ~
女戦士「全員乗った様だな?」
ローグ「数確認しやした…全員居やす…はぁはぁ」
女戦士「よし…後で褒美をやる」
ローグ「ムフフフフフ…」
女戦士「では出港する!!碇を上げろぉ!!」
どらぁぁぁぁぁ ガラガラ
女戦士「進路北西!横帆展開!!」
盗賊「嬢ちゃん手伝え!!そこのロープほどけ」グイグイ
女王「は…はい!!」グイグイ
盗賊「マスト上がれるか?上にも同じロープあるからほどいて来い」
女王「わかりました…」アセアセ
盗賊「戦士!!船首の縦帆開いて2番に結べ!!」
戦士「2番…2番…右の2番なのか左の2番なのか…」ズドド
盗賊「2番って書いてあんだろ!!早くしろぉ!」
戦士「どらぁぁぁ!!」グイグイ ギュゥ
グググ ギシ
女戦士「面舵一杯!!」グググ
アサシン「クックック…ドタバタだな…私は高見の見物だ」
女戦士「魔女!風のタクトで南風を吹かせてくれ」
魔女「ホレ…」フリフリ
ビュゥゥゥ
盗賊「おお!!良い風が来たぞ…風を横から受ける!!女王こっち来い!!ロープの結び方見とけ」グイグイ ギュゥ
女王「はい…」アセアセ
盗賊「今から横帆の角度調整するんだ…ちっと力が必要になる…まぁ見とけ」グイ
女王「私もお手伝いを…」グイ
ザブ~ン ユラ~
女戦士「全員乗った様だな?」
ローグ「数確認しやした…全員居やす…はぁはぁ」
女戦士「よし…後で褒美をやる」
ローグ「ムフフフフフ…」
女戦士「では出港する!!碇を上げろぉ!!」
どらぁぁぁぁぁ ガラガラ
女戦士「進路北西!横帆展開!!」
盗賊「嬢ちゃん手伝え!!そこのロープほどけ」グイグイ
女王「は…はい!!」グイグイ
盗賊「マスト上がれるか?上にも同じロープあるからほどいて来い」
女王「わかりました…」アセアセ
盗賊「戦士!!船首の縦帆開いて2番に結べ!!」
戦士「2番…2番…右の2番なのか左の2番なのか…」ズドド
盗賊「2番って書いてあんだろ!!早くしろぉ!」
戦士「どらぁぁぁ!!」グイグイ ギュゥ
グググ ギシ
女戦士「面舵一杯!!」グググ
アサシン「クックック…ドタバタだな…私は高見の見物だ」
女戦士「魔女!風のタクトで南風を吹かせてくれ」
魔女「ホレ…」フリフリ
ビュゥゥゥ
盗賊「おお!!良い風が来たぞ…風を横から受ける!!女王こっち来い!!ロープの結び方見とけ」グイグイ ギュゥ
女王「はい…」アセアセ
盗賊「今から横帆の角度調整するんだ…ちっと力が必要になる…まぁ見とけ」グイ
女王「私もお手伝いを…」グイ
286: 2021/11/20(土) 19:18:16.86 ID:KbfSVIxh0
盗賊「そうだ!そうやって引っ張って金具に結ぶ!」グイグイ
バサバサ ググググ ユラ~
女戦士「そのまま保持…進路定まるまで待て」
盗賊「ふぅぅ船が進みだしたぜ?しばらくフィン・イッシュとはさよならだ」
女王「はい…出港は感慨深いですね」
盗賊「だろ?置いて来た物が気になるだろ?それでも向こう側を目指すのが海の男よ…」
女王「私は女ですけれど…」
盗賊「悪いな働きっぷり見たら男だと思ってたわヌハハ」
『甲板』
ザブ~ン ユラ~
盗賊「ようし!進路定まったな…ざっと15ノットぐらいか…」
女戦士「思ったより速度が出るな」
盗賊「昼夜この速度で帆走出来るなら相当早く到着するんじゃ無ぇか?」
女戦士「一日300km進めると仮定して海図と比較するとハウ・アイ島まで10日程」
盗賊「狭間に入るのは昼間だけだな?」
女戦士「うむ…昼間に何度か狭間を使って4~5日だな…もしかすると3日で行けるかも知れん」
盗賊「風のタクトすげぇな…」
魔女「主は杖なぞ要らんと言うて居ったな?」
盗賊「こんな使い方出来るなんて思わなかったもんだからよ…海で安定した風が続くことは無いからメチャクチャ便利だ」
女戦士「この風はどの範囲で吹いているのだ?」
魔女「船の周りだけじゃな…風が巻き込んで一方向から吹いて居るだけじゃ」
盗賊「俺にその杖クレ」
魔女「そうじゃな…使うのも面倒じゃった所じゃ…ホレ」ポイ
盗賊「これがありゃ俺のポンコツ飛行船をもっと早く飛ばせる…むふふふ」
魔女「火事場に風を吹き込む様な使い方はせん様にな?」
盗賊「おぉ!!そんな使い方もあるのか」
情報屋「ちょっと魔女…そんな事教えたら逆効果よ?」
魔女「しもうた…こ奴の頭の悪さを忘れておった」
女戦士「さぁ日が沈むまでの間に狭間に一度入るぞ」
バサバサ ググググ ユラ~
女戦士「そのまま保持…進路定まるまで待て」
盗賊「ふぅぅ船が進みだしたぜ?しばらくフィン・イッシュとはさよならだ」
女王「はい…出港は感慨深いですね」
盗賊「だろ?置いて来た物が気になるだろ?それでも向こう側を目指すのが海の男よ…」
女王「私は女ですけれど…」
盗賊「悪いな働きっぷり見たら男だと思ってたわヌハハ」
『甲板』
ザブ~ン ユラ~
盗賊「ようし!進路定まったな…ざっと15ノットぐらいか…」
女戦士「思ったより速度が出るな」
盗賊「昼夜この速度で帆走出来るなら相当早く到着するんじゃ無ぇか?」
女戦士「一日300km進めると仮定して海図と比較するとハウ・アイ島まで10日程」
盗賊「狭間に入るのは昼間だけだな?」
女戦士「うむ…昼間に何度か狭間を使って4~5日だな…もしかすると3日で行けるかも知れん」
盗賊「風のタクトすげぇな…」
魔女「主は杖なぞ要らんと言うて居ったな?」
盗賊「こんな使い方出来るなんて思わなかったもんだからよ…海で安定した風が続くことは無いからメチャクチャ便利だ」
女戦士「この風はどの範囲で吹いているのだ?」
魔女「船の周りだけじゃな…風が巻き込んで一方向から吹いて居るだけじゃ」
盗賊「俺にその杖クレ」
魔女「そうじゃな…使うのも面倒じゃった所じゃ…ホレ」ポイ
盗賊「これがありゃ俺のポンコツ飛行船をもっと早く飛ばせる…むふふふ」
魔女「火事場に風を吹き込む様な使い方はせん様にな?」
盗賊「おぉ!!そんな使い方もあるのか」
情報屋「ちょっと魔女…そんな事教えたら逆効果よ?」
魔女「しもうた…こ奴の頭の悪さを忘れておった」
女戦士「さぁ日が沈むまでの間に狭間に一度入るぞ」
287: 2021/11/20(土) 19:19:39.70 ID:KbfSVIxh0
『黄昏時』
リリース!
女戦士「進路を太陽に向ける…取り舵」グルグル
剣士「なんか甲板で観測の準備始まってる…」
商人「新しい海図と航路を作ってるんだ…緯度経度の算出だよ」
剣士「経度ってどうやって算出するんだろう?」
商人「見に行くと良い…真上に来る星と太陽の角度を観測するらしい」
剣士「真上…そうかそれだと詳しい星座が記された書物が必要だ」
商人「らしいね?観測士はその辺り熟知してるよ」
剣士「へぇ…ちょっと見て来る」シュタタ
女戦士「商人…新しい海図を見たいのだが」
商人「今インクを乾かしてる」
女戦士「方角は合っているのか?」
商人「大丈夫…とりあえず西の方に向かえば座礁する事は無いよ」
女戦士「それなら良い…例の探検家の海図は役に立って居るか?」
商人「大分歪んでるみたいだから航海士と相談しながら新しい海図を描いてるんだ」
女戦士「海では目標物が無いからその島を探せるのかも怪しい」
商人「あー実はね…僕の機会の犬がハウ・アイ島の座標を知ってるんだよ」
女戦士「なんだそういう事か…では現在地の座標も分かるだろう」
商人「うん分かってる…観測の精度を試して居るんだよ…それで探検家の海図と比較して浅瀬の位置を特定しようとしてるのさ」
女戦士「フフ私が心配する事では無いか」
商人「まぁ例の海図を生かす為の観測だよ…心配しなくて良い」
女戦士「では私は少し休んで航海士に任せるとしよう」
商人「もうすぐ食事だよ?行って来たら?」
女戦士「お前は口が寂しかろう…私用の酒を持って来てやる」
リリース!
女戦士「進路を太陽に向ける…取り舵」グルグル
剣士「なんか甲板で観測の準備始まってる…」
商人「新しい海図と航路を作ってるんだ…緯度経度の算出だよ」
剣士「経度ってどうやって算出するんだろう?」
商人「見に行くと良い…真上に来る星と太陽の角度を観測するらしい」
剣士「真上…そうかそれだと詳しい星座が記された書物が必要だ」
商人「らしいね?観測士はその辺り熟知してるよ」
剣士「へぇ…ちょっと見て来る」シュタタ
女戦士「商人…新しい海図を見たいのだが」
商人「今インクを乾かしてる」
女戦士「方角は合っているのか?」
商人「大丈夫…とりあえず西の方に向かえば座礁する事は無いよ」
女戦士「それなら良い…例の探検家の海図は役に立って居るか?」
商人「大分歪んでるみたいだから航海士と相談しながら新しい海図を描いてるんだ」
女戦士「海では目標物が無いからその島を探せるのかも怪しい」
商人「あー実はね…僕の機会の犬がハウ・アイ島の座標を知ってるんだよ」
女戦士「なんだそういう事か…では現在地の座標も分かるだろう」
商人「うん分かってる…観測の精度を試して居るんだよ…それで探検家の海図と比較して浅瀬の位置を特定しようとしてるのさ」
女戦士「フフ私が心配する事では無いか」
商人「まぁ例の海図を生かす為の観測だよ…心配しなくて良い」
女戦士「では私は少し休んで航海士に任せるとしよう」
商人「もうすぐ食事だよ?行って来たら?」
女戦士「お前は口が寂しかろう…私用の酒を持って来てやる」
288: 2021/11/20(土) 19:20:54.14 ID:KbfSVIxh0
『夜』
ピカーーーー
盗賊「こりゃ夜でも視界良好だ…おっとぉ!!竿が引いてる」グググ
ローグ「あの光のお陰っすね…良く釣れやす」グイグイ
盗賊「クラーケンなんか釣れたらどうする?」
魔女「わらわが焼きイカにするで案ずるな」グイグイ
戦士「どらぁぁぁぁ!!一本釣りぃぃ」グイ
ピチピチ パタパタ
盗賊「だははは釣りは俺の勝ちの様だ…跪け!!」グググ
戦士「ハハハたまにはこんな事もある…敗北とは心が折れる事…私の心を折る事なぞ出来ん」キリ
ローグ「あややや始まったでやんす…」
女王「…」ニコニコ
魔女「むむ!!大物じゃ…女王や!いかづちの杖を使ってみぃ」ググ
女王「は…はい!」フリフリ
ガガーン!!ビリビリ
盗賊「ぬぁ!!釣りに雷落とすのは反則だろうが!!」
魔女「うるさいのぅ…引き上げるの手伝わんかい!!」グイグイ
ローグ「うわ…サメっすよ…」
盗賊「おぉぉ肝油が取れるじゃ無ぇか…サメは保存食になる上に割と美味い」グイグイ
魔女「釣りはわらわの勝ちじゃな」
盗賊「おいローグ!!目を覚ます前に速攻捌くぞ…肝油が航海には貴重な薬になる」
ローグ「へい!!解体は任してくだせぇ」スパスパ
ピカーーーー
盗賊「こりゃ夜でも視界良好だ…おっとぉ!!竿が引いてる」グググ
ローグ「あの光のお陰っすね…良く釣れやす」グイグイ
盗賊「クラーケンなんか釣れたらどうする?」
魔女「わらわが焼きイカにするで案ずるな」グイグイ
戦士「どらぁぁぁぁ!!一本釣りぃぃ」グイ
ピチピチ パタパタ
盗賊「だははは釣りは俺の勝ちの様だ…跪け!!」グググ
戦士「ハハハたまにはこんな事もある…敗北とは心が折れる事…私の心を折る事なぞ出来ん」キリ
ローグ「あややや始まったでやんす…」
女王「…」ニコニコ
魔女「むむ!!大物じゃ…女王や!いかづちの杖を使ってみぃ」ググ
女王「は…はい!」フリフリ
ガガーン!!ビリビリ
盗賊「ぬぁ!!釣りに雷落とすのは反則だろうが!!」
魔女「うるさいのぅ…引き上げるの手伝わんかい!!」グイグイ
ローグ「うわ…サメっすよ…」
盗賊「おぉぉ肝油が取れるじゃ無ぇか…サメは保存食になる上に割と美味い」グイグイ
魔女「釣りはわらわの勝ちじゃな」
盗賊「おいローグ!!目を覚ます前に速攻捌くぞ…肝油が航海には貴重な薬になる」
ローグ「へい!!解体は任してくだせぇ」スパスパ
289: 2021/11/20(土) 19:22:14.06 ID:KbfSVIxh0
『日の出』
カチャカチャ
星座の確認と角度の記録を…
天中の星は予測とズレて居ないか?
南極星は角度相違なし
盗賊「んがぁぁぁ…すぴーーー」zzz
情報屋「又あの人あんなところで寝てる…寒く無いのかしら」ゴシゴシ
女戦士「いつもの事だろう…湯でも沸かしておいてやれ」
情報屋「でも大分暖かくなってきたみたい」
女戦士「温暖な海流に入った様だ…次は天気が心配になる」
情報屋「それは経験?」
女戦士「まぁな?こういう場所では天気も変わるし海流も方向が変わるのだ」
情報屋「嵐の航海は避けたいわね」
女戦士「嵐では無い…少し雨が降る程度…水不足にならない救いの雨だよ」
情報屋「なら良かったわ…航海1日目で嵐なんて最悪よね」
女戦士「しかしこれだけ人数が揃った航海はさすがに楽だ…普段は夜寝られないからな」
情報屋「兵団から来た人員を戦士さんが統制しているお陰もあるわね」
女戦士「さすが軍属上がりという所か」
情報屋「間が抜けている様でそうでも無いのよね…不思議な人だわ」
女戦士「しかしだな…船首で仁王立ちするのは止めてもらいたい…言って来てくれないか?」
情報屋「あの人いつ寝るのかしら…」
女戦士「まさか立ったまま寝て居ないだろうな?」
情報屋「フフありえそう…」
カチャカチャ
星座の確認と角度の記録を…
天中の星は予測とズレて居ないか?
南極星は角度相違なし
盗賊「んがぁぁぁ…すぴーーー」zzz
情報屋「又あの人あんなところで寝てる…寒く無いのかしら」ゴシゴシ
女戦士「いつもの事だろう…湯でも沸かしておいてやれ」
情報屋「でも大分暖かくなってきたみたい」
女戦士「温暖な海流に入った様だ…次は天気が心配になる」
情報屋「それは経験?」
女戦士「まぁな?こういう場所では天気も変わるし海流も方向が変わるのだ」
情報屋「嵐の航海は避けたいわね」
女戦士「嵐では無い…少し雨が降る程度…水不足にならない救いの雨だよ」
情報屋「なら良かったわ…航海1日目で嵐なんて最悪よね」
女戦士「しかしこれだけ人数が揃った航海はさすがに楽だ…普段は夜寝られないからな」
情報屋「兵団から来た人員を戦士さんが統制しているお陰もあるわね」
女戦士「さすが軍属上がりという所か」
情報屋「間が抜けている様でそうでも無いのよね…不思議な人だわ」
女戦士「しかしだな…船首で仁王立ちするのは止めてもらいたい…言って来てくれないか?」
情報屋「あの人いつ寝るのかしら…」
女戦士「まさか立ったまま寝て居ないだろうな?」
情報屋「フフありえそう…」
290: 2021/11/20(土) 19:23:19.88 ID:KbfSVIxh0
『船首』
ザブン ユラ~
情報屋「…あのー…もし?」
戦士「すぅ…」パチ
情報屋「体冷えませんか?」
戦士「あぁ私とした事が…うたた寝してしまった様だ」フリフリ
情報屋「交代の時間が過ぎていますのでお休みになられては?」
戦士「ハハお気になさらず…航海に心が躍って居るのですよ…朝日!!又今日が始まった!!感謝」
情報屋「気を張りっ放しだと疲れませんか?」
戦士「気を遣わせてしまって申し訳ない…私は只朝日を全身に浴びて身を清めたかっただけ」
情報屋「身を清める?」
戦士「過去と決別したいのですよ…この光の向こう側に行きたい」
情報屋「そうですか…」---心に闇を抱えてる---
戦士「では私はこれにて…」スス
情報屋「…」
裏切り…謀略…挫折…絶望すべて経験して来た人
それでも尚光に向かって進む背中
そういう人なのね…
ザブン ユラ~
情報屋「…あのー…もし?」
戦士「すぅ…」パチ
情報屋「体冷えませんか?」
戦士「あぁ私とした事が…うたた寝してしまった様だ」フリフリ
情報屋「交代の時間が過ぎていますのでお休みになられては?」
戦士「ハハお気になさらず…航海に心が躍って居るのですよ…朝日!!又今日が始まった!!感謝」
情報屋「気を張りっ放しだと疲れませんか?」
戦士「気を遣わせてしまって申し訳ない…私は只朝日を全身に浴びて身を清めたかっただけ」
情報屋「身を清める?」
戦士「過去と決別したいのですよ…この光の向こう側に行きたい」
情報屋「そうですか…」---心に闇を抱えてる---
戦士「では私はこれにて…」スス
情報屋「…」
裏切り…謀略…挫折…絶望すべて経験して来た人
それでも尚光に向かって進む背中
そういう人なのね…
291: 2021/11/20(土) 19:25:22.44 ID:KbfSVIxh0
『デッキ』
ギシギシ ユラ~
女戦士「よし!飛空艇が戻ったな?狭間に入るから総員休んで良い…ハイディング!」スゥ
商人「新しい海図持って来たよ…」パサ
女戦士「今どこだ?」
商人「ここさ…まだ大した進んでない」
女戦士「狭間にどれだけ入って居られるかだな」
商人「海流がどうなってるか分からないから適宜確認しよう…現在地は僕が直ぐに調べるから」
女戦士「そうだな…商人!お前は一睡も出来ないのか?」
商人「眠たくならないんだよ…どうして?」
女戦士「いや…昔と関わり方が少し変わったなと思ってな…辛く無いか?」
商人「辛いさ…永遠の命なんか欲しいと思わない方が良いよ」
女戦士「私が説教される側になるとはな…フフ」
商人「僕はこの体になって初めて気づいたよ…欲望あっての人間だってね」
女戦士「言う事が逆になったか?」
商人「人間から魔王を取り払うと人間じゃ無くなる…食欲…性欲…強欲…少しは必要だ」
女戦士「アサシンも同じ様な事を言っていた」
商人「だろうね…まぁ酒で口の渇きを癒せるだけマシかな…一応酒を飲みたい欲求はあるから」
女戦士「欲求か…」
商人「今は古代遺跡を探窟したい欲求もあるし気が紛れる…そればっかり考えるのは少し苦痛だけど」
女戦士「つまり前に進めば良いのだな?」
商人「んんーそういう事なんだろうか?」
女戦士「歩むことが人間である証…そう言い変えても良いな」
戦士「それだあああああ!!」ドドドド
女戦士「んん?暑苦しい男が来たな…」
戦士「そうだ私はそれが言いたかった…歩む事!進む事!それが未来!!だから私は行く!!」キリ
商人「ハハハ本当…王様には思えない人だ」
戦士「私は王様なぞ肩書だけの物は要らない!!平和だ!未来だ!民を救い未来に連れて行く…だから私は立つ!!」
女戦士「フフ暑苦しいが純粋なのは嫌いでは無い…ただ船首で仁王立ちするのは邪魔だから止めて貰いたい」
戦士「ハハそれは失敬した…以後気を付ける」キリ
女戦士「さて狭間に入ってしばらく何もする事が無い…今の内に休んでくれ」
戦士「そうか!船長の指示には従う…一つ!休息している事は内密にしてくれ」
女戦士「わざわざ言う物か」
戦士「感謝!!」スタ
商人「…なんだろうなぁ…な~んかめんどくさい人だ」
ギシギシ ユラ~
女戦士「よし!飛空艇が戻ったな?狭間に入るから総員休んで良い…ハイディング!」スゥ
商人「新しい海図持って来たよ…」パサ
女戦士「今どこだ?」
商人「ここさ…まだ大した進んでない」
女戦士「狭間にどれだけ入って居られるかだな」
商人「海流がどうなってるか分からないから適宜確認しよう…現在地は僕が直ぐに調べるから」
女戦士「そうだな…商人!お前は一睡も出来ないのか?」
商人「眠たくならないんだよ…どうして?」
女戦士「いや…昔と関わり方が少し変わったなと思ってな…辛く無いか?」
商人「辛いさ…永遠の命なんか欲しいと思わない方が良いよ」
女戦士「私が説教される側になるとはな…フフ」
商人「僕はこの体になって初めて気づいたよ…欲望あっての人間だってね」
女戦士「言う事が逆になったか?」
商人「人間から魔王を取り払うと人間じゃ無くなる…食欲…性欲…強欲…少しは必要だ」
女戦士「アサシンも同じ様な事を言っていた」
商人「だろうね…まぁ酒で口の渇きを癒せるだけマシかな…一応酒を飲みたい欲求はあるから」
女戦士「欲求か…」
商人「今は古代遺跡を探窟したい欲求もあるし気が紛れる…そればっかり考えるのは少し苦痛だけど」
女戦士「つまり前に進めば良いのだな?」
商人「んんーそういう事なんだろうか?」
女戦士「歩むことが人間である証…そう言い変えても良いな」
戦士「それだあああああ!!」ドドドド
女戦士「んん?暑苦しい男が来たな…」
戦士「そうだ私はそれが言いたかった…歩む事!進む事!それが未来!!だから私は行く!!」キリ
商人「ハハハ本当…王様には思えない人だ」
戦士「私は王様なぞ肩書だけの物は要らない!!平和だ!未来だ!民を救い未来に連れて行く…だから私は立つ!!」
女戦士「フフ暑苦しいが純粋なのは嫌いでは無い…ただ船首で仁王立ちするのは邪魔だから止めて貰いたい」
戦士「ハハそれは失敬した…以後気を付ける」キリ
女戦士「さて狭間に入ってしばらく何もする事が無い…今の内に休んでくれ」
戦士「そうか!船長の指示には従う…一つ!休息している事は内密にしてくれ」
女戦士「わざわざ言う物か」
戦士「感謝!!」スタ
商人「…なんだろうなぁ…な~んかめんどくさい人だ」
292: 2021/11/20(土) 19:26:53.57 ID:KbfSVIxh0
『2日後』
ギャァァァス バッサ バッサ
クロスボウは引き付けてから撃て…ボルトを無駄に使うな!!
怪我人は居室に入るんだ
盗賊「…なんで海のど真ん中にガーゴイルが居るんだよ…」タジ
魔女「狭間の深い場所があるのじゃろう」
盗賊「あいつらどこで羽休めすんのよ」
魔女「知るかいな…空を飛び回られては戦い辛いのぅ」
戦士「臆病者め!!この私に恐れをなしたか!!掛かって来い腐れコンコンチキ!!」バンバン
盗賊「何やってんだあの馬鹿」
魔女「いやあれで良い…盗賊や…ガーゴイルが集まったら一気に撃つのじゃ」
盗賊「あいつ巻き添え食らうぞ?」
魔女「承知の上じゃろう…あ奴はそういう戦い方なのじゃ」
戦士「ハハハそんな攻撃では私は倒せん!!束になって掛かって来い!」ブンブン
ガーゴイル「ギャァァァァ!!」イラ バッサ バッサ
戦士「全体射撃!!てぇえええええええ!!」
バシュン バシュン バシュン バシュン バシュン バシュン
戦士「突撃!!」ヨロ
剣士「おっけ!!」シュタタ ブン ザクリ
女オーク「はぁ!!」ブン グサ
女戦士「やるな!?戦士!!」
戦士「私とした事が…ボルトを二三食らってしまった」ヨロ
剣士「線虫!」ニョロリ
戦士「なぁに…これしきの事」ズボ
剣士「傷口は直ぐに塞がる…出血だけ抑えて」
戦士「気を遣わせてしまったな…まだ2匹飛んでいるから私の背後へ…」
剣士「大丈夫…あの2匹は僕がやる」チャキリ
戦士「飛び道具かね?」
剣士「見ててよ?木が落ちて来るよ」ターン ターン
剣士「成長魔法!」グングン
ザブーーーン ギシギシ
盗賊「どわぁぁぁ!!」ゴロゴロ
剣士「貴重な木材ゲット!!引き上げ手伝って」シュタタ
戦士「…」アゼン
盗賊「おま…危無ぇだろ!!船に落ちたら沈没すんぞ…」
剣士「結果オーライさ…丁度木材欲しかったんだ」
ギャァァァス バッサ バッサ
クロスボウは引き付けてから撃て…ボルトを無駄に使うな!!
怪我人は居室に入るんだ
盗賊「…なんで海のど真ん中にガーゴイルが居るんだよ…」タジ
魔女「狭間の深い場所があるのじゃろう」
盗賊「あいつらどこで羽休めすんのよ」
魔女「知るかいな…空を飛び回られては戦い辛いのぅ」
戦士「臆病者め!!この私に恐れをなしたか!!掛かって来い腐れコンコンチキ!!」バンバン
盗賊「何やってんだあの馬鹿」
魔女「いやあれで良い…盗賊や…ガーゴイルが集まったら一気に撃つのじゃ」
盗賊「あいつ巻き添え食らうぞ?」
魔女「承知の上じゃろう…あ奴はそういう戦い方なのじゃ」
戦士「ハハハそんな攻撃では私は倒せん!!束になって掛かって来い!」ブンブン
ガーゴイル「ギャァァァァ!!」イラ バッサ バッサ
戦士「全体射撃!!てぇえええええええ!!」
バシュン バシュン バシュン バシュン バシュン バシュン
戦士「突撃!!」ヨロ
剣士「おっけ!!」シュタタ ブン ザクリ
女オーク「はぁ!!」ブン グサ
女戦士「やるな!?戦士!!」
戦士「私とした事が…ボルトを二三食らってしまった」ヨロ
剣士「線虫!」ニョロリ
戦士「なぁに…これしきの事」ズボ
剣士「傷口は直ぐに塞がる…出血だけ抑えて」
戦士「気を遣わせてしまったな…まだ2匹飛んでいるから私の背後へ…」
剣士「大丈夫…あの2匹は僕がやる」チャキリ
戦士「飛び道具かね?」
剣士「見ててよ?木が落ちて来るよ」ターン ターン
剣士「成長魔法!」グングン
ザブーーーン ギシギシ
盗賊「どわぁぁぁ!!」ゴロゴロ
剣士「貴重な木材ゲット!!引き上げ手伝って」シュタタ
戦士「…」アゼン
盗賊「おま…危無ぇだろ!!船に落ちたら沈没すんぞ…」
剣士「結果オーライさ…丁度木材欲しかったんだ」
293: 2021/11/20(土) 19:28:14.44 ID:KbfSVIxh0
『船長室』
女戦士「洋上に空飛ぶ魔物が出るのは想定外だ…この海域は迂回した方が良い」
商人「もう狭間の中に入ってて方向見失ってる」
女戦士「迷ってしまったか…何なんだここは」
女王「もしかして…」
近衛侍「女王様…ニライ・カナイでは?」
女戦士「ニライ・カナイ?知って居るのだな?」
女王「フィン・イッシュの沖の方に有ると言われる安土…氏者の国です」
商人「国?島か何かがあるのかな?」
女王「分かりません…竜宮があるとか氏後に行く浄土があるとか…伝説で伝えられているだけですので」
情報屋「竜宮…伝説だと海の中ね…そして人魚の住まう地と言われてる」
女戦士「まぁその竜宮が海の中にあるとして私達はその上を通過しようとしている訳だな?」
近衛侍「竜宮と言えば龍神が住まうとも…」
商人「剣士達が言ってた電気ウナギかも知れないね」
女王「龍神と言っても沢山居ますので分かりません」
女戦士「兎に角一刻も早くこの海域を出ないと危ない訳だ…さてどうする」
ガチャリ バタン
剣士「はぁはぁ…銀貨を集めてる!!皆持ってる銀貨を出して!!」
商人「どうしたんだい?そんなに慌てて…」ジャラリ
剣士「レイスだよ…ゴーストも空を飛んでるんだ…魔方陣を隅まで張る」
商人「大変な事になってきてるな…手伝おうか?」
剣士「大丈夫!魔方陣張り終わって安全になったら出て来ても良いよ…銀貨貰って行くね」シュタタ
女戦士「洋上に空飛ぶ魔物が出るのは想定外だ…この海域は迂回した方が良い」
商人「もう狭間の中に入ってて方向見失ってる」
女戦士「迷ってしまったか…何なんだここは」
女王「もしかして…」
近衛侍「女王様…ニライ・カナイでは?」
女戦士「ニライ・カナイ?知って居るのだな?」
女王「フィン・イッシュの沖の方に有ると言われる安土…氏者の国です」
商人「国?島か何かがあるのかな?」
女王「分かりません…竜宮があるとか氏後に行く浄土があるとか…伝説で伝えられているだけですので」
情報屋「竜宮…伝説だと海の中ね…そして人魚の住まう地と言われてる」
女戦士「まぁその竜宮が海の中にあるとして私達はその上を通過しようとしている訳だな?」
近衛侍「竜宮と言えば龍神が住まうとも…」
商人「剣士達が言ってた電気ウナギかも知れないね」
女王「龍神と言っても沢山居ますので分かりません」
女戦士「兎に角一刻も早くこの海域を出ないと危ない訳だ…さてどうする」
ガチャリ バタン
剣士「はぁはぁ…銀貨を集めてる!!皆持ってる銀貨を出して!!」
商人「どうしたんだい?そんなに慌てて…」ジャラリ
剣士「レイスだよ…ゴーストも空を飛んでるんだ…魔方陣を隅まで張る」
商人「大変な事になってきてるな…手伝おうか?」
剣士「大丈夫!魔方陣張り終わって安全になったら出て来ても良いよ…銀貨貰って行くね」シュタタ
294: 2021/11/20(土) 19:29:35.98 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
ンギャーーーーー
剣士「魔女!銀貨持って来たよ」ジャラリ
魔女「魔方陣はわらわが張るで主は戦闘員の武器に照明魔法を掛けて来るのじゃ」
剣士「おっけ!」
魔女「まさかレイスが出るとは思うて居らんで銀を荷に入れて居らなんだな…」
剣士「余った銀貨で僕が即席で武器作るよ…銀貨は節約して使って」
魔女「うむ承知した…早う照明魔法掛けに行って来い」
剣士「うん!!」シュタタ
--------------
ローグ「近づくな!!って言ってるでやんす」ブン スパ
レイス「ンギャーーーー」シュゥゥゥゥ
盗賊「レイスと戦えるのは俺らだけか?」キョロ
ローグ「その様でやんすね…」ダダ ブン スパ
盗賊「ガーゴイルと同時に来られるとキツイぜ?」ダダ ブン スパ
剣士「照明魔法!」ピカー
戦士「むむ!!これは?」
剣士「それでレイスと戦える筈!!魔方陣張り終わるまでレイス近づけないで!!照明魔法!」ピカー
盗賊「おぉ増援だな?船首側を頼む!!」
戦士「承知!!」
盗賊「光の影を作るな!!そっからレイス湧いてくんぞ!!」
戦士「光を受けた者は背を庇いながら散開だ!!続け!!」ダダ
ンギャーーーー シュゥゥゥ
盗賊「やるなあいつ等…やっぱ戦闘慣れしていやがる」
ローグ「助かりやしたね…今んところ氏者無し」
剣士「よっし!僕も…」スラリ ピカー
ンギャーーーーー
剣士「魔女!銀貨持って来たよ」ジャラリ
魔女「魔方陣はわらわが張るで主は戦闘員の武器に照明魔法を掛けて来るのじゃ」
剣士「おっけ!」
魔女「まさかレイスが出るとは思うて居らんで銀を荷に入れて居らなんだな…」
剣士「余った銀貨で僕が即席で武器作るよ…銀貨は節約して使って」
魔女「うむ承知した…早う照明魔法掛けに行って来い」
剣士「うん!!」シュタタ
--------------
ローグ「近づくな!!って言ってるでやんす」ブン スパ
レイス「ンギャーーーー」シュゥゥゥゥ
盗賊「レイスと戦えるのは俺らだけか?」キョロ
ローグ「その様でやんすね…」ダダ ブン スパ
盗賊「ガーゴイルと同時に来られるとキツイぜ?」ダダ ブン スパ
剣士「照明魔法!」ピカー
戦士「むむ!!これは?」
剣士「それでレイスと戦える筈!!魔方陣張り終わるまでレイス近づけないで!!照明魔法!」ピカー
盗賊「おぉ増援だな?船首側を頼む!!」
戦士「承知!!」
盗賊「光の影を作るな!!そっからレイス湧いてくんぞ!!」
戦士「光を受けた者は背を庇いながら散開だ!!続け!!」ダダ
ンギャーーーー シュゥゥゥ
盗賊「やるなあいつ等…やっぱ戦闘慣れしていやがる」
ローグ「助かりやしたね…今んところ氏者無し」
剣士「よっし!僕も…」スラリ ピカー
295: 2021/11/20(土) 19:31:16.78 ID:KbfSVIxh0
『10分後』
ンギャァァ バッサ バッサ
盗賊「レイスが近づいて来なくなった…後はガーゴイルだけか」
魔女「やっと隅まで魔方陣を張り終わったわい…」ノソノソ
盗賊「おぉ魔女…あのガーゴイル撃ち落せるか?」
魔女「腰が痛いのじゃ…主らで何とかせい」ノソノソ
剣士「木材!!木材!!」ターン ターン
剣士「変性魔法!」グングン
ザブ~ン ユッサ ユッサ
剣士「またまた木材ゲット!!」
盗賊「何に使うんだよ…引き上げんのダルいんだが」
剣士「虫の食料さ…キノコだって生やせる」
戦士「剣士殿…相談なんだがその木材で弓矢は作れないか?」
剣士「ん?出来るよ?」
戦士「この船にはクロスボウは沢山あるが弓矢が乗って居ない…弓矢があれば対空をもう少し有利に運べる」
剣士「おけおけ!!とりあえず10個くらいあれば良いかな?」
戦士「助かる…急ぎで使いたい」
剣士「ちっと待って…すぐ作るから」
『船長室』
ガチャリ バタン
魔女「戦闘は落ち着いたぞよ?」
女戦士「そうか良かった…魔女にも今の状況を聞いて欲しいのだ」
魔女「ふむ…迷ってしまって居るのじゃな?」
商人「そうだよ…下手に進路変えると狭間に迷ったまま出られなくなるという話をしてた」
魔女「その通りじゃな…真っ直ぐ進んでもいつ出られるか分からんが…」
女戦士「狭間の範囲を予測出来ないか?」
魔女「さぁのぅ?何も目標物が無いで分からぬ」
商人「島でも何でも良いから何か有ったら良いんだけど…」
女戦士「進路変えずに何か見えるまで進むしか無いな」
魔女「魔物はガーゴイルだけじゃで対処出来る…問題は疲労じゃな」
女戦士「仕方ない…交代で戦おう」
商人「僕はクロスボウしか武器を持って無いよ?」
魔女「案ずるな…ガーゴイルは不氏者には襲って来ぬ故…主は相当有利じゃ」
商人「お?そういう事ね?」
魔女「剣士が銀の武器を作ると言うて居ったからそれを使って落ち着いて倒せば良い」
商人「よし!!」
女王「私もいかづちの杖で戦えば良いですか?」
魔女「飛び回って居るガーゴイルに当てるのは難しいがやるしか無い」
情報屋「じゃぁ私もマグマの杖で…」
ンギャァァ バッサ バッサ
盗賊「レイスが近づいて来なくなった…後はガーゴイルだけか」
魔女「やっと隅まで魔方陣を張り終わったわい…」ノソノソ
盗賊「おぉ魔女…あのガーゴイル撃ち落せるか?」
魔女「腰が痛いのじゃ…主らで何とかせい」ノソノソ
剣士「木材!!木材!!」ターン ターン
剣士「変性魔法!」グングン
ザブ~ン ユッサ ユッサ
剣士「またまた木材ゲット!!」
盗賊「何に使うんだよ…引き上げんのダルいんだが」
剣士「虫の食料さ…キノコだって生やせる」
戦士「剣士殿…相談なんだがその木材で弓矢は作れないか?」
剣士「ん?出来るよ?」
戦士「この船にはクロスボウは沢山あるが弓矢が乗って居ない…弓矢があれば対空をもう少し有利に運べる」
剣士「おけおけ!!とりあえず10個くらいあれば良いかな?」
戦士「助かる…急ぎで使いたい」
剣士「ちっと待って…すぐ作るから」
『船長室』
ガチャリ バタン
魔女「戦闘は落ち着いたぞよ?」
女戦士「そうか良かった…魔女にも今の状況を聞いて欲しいのだ」
魔女「ふむ…迷ってしまって居るのじゃな?」
商人「そうだよ…下手に進路変えると狭間に迷ったまま出られなくなるという話をしてた」
魔女「その通りじゃな…真っ直ぐ進んでもいつ出られるか分からんが…」
女戦士「狭間の範囲を予測出来ないか?」
魔女「さぁのぅ?何も目標物が無いで分からぬ」
商人「島でも何でも良いから何か有ったら良いんだけど…」
女戦士「進路変えずに何か見えるまで進むしか無いな」
魔女「魔物はガーゴイルだけじゃで対処出来る…問題は疲労じゃな」
女戦士「仕方ない…交代で戦おう」
商人「僕はクロスボウしか武器を持って無いよ?」
魔女「案ずるな…ガーゴイルは不氏者には襲って来ぬ故…主は相当有利じゃ」
商人「お?そういう事ね?」
魔女「剣士が銀の武器を作ると言うて居ったからそれを使って落ち着いて倒せば良い」
商人「よし!!」
女王「私もいかづちの杖で戦えば良いですか?」
魔女「飛び回って居るガーゴイルに当てるのは難しいがやるしか無い」
情報屋「じゃぁ私もマグマの杖で…」
296: 2021/11/20(土) 19:32:30.64 ID:KbfSVIxh0
『居室』
ギコギコ シュッシュ
剣士「木材と樹脂のコンポジット弓だよ…出来た奴から持って行って」シュッシュ
戦士「矢は技師に作らせる…材料を少し頂く」ガサガサ
剣士「矢羽が無いでしょ?どうするの?」
戦士「リーフがある…飛距離は出なくても良いからけん制出来れば良い」
剣士「おけおけ…後でちゃんとした矢も作ってあげるよ」
戦士「剣士殿は器用でなかなか頼れる…共にこの難局を乗り越えよう!」キリ
剣士「ハハ…」汗
戦士「では私は弓を配布してくる…」ズドドド
ガガーン ビリビリ ドーン パーン
剣士「お?魔法を撃ち始めたか…」
女オーク「私達は交代で少し休憩よ」ドスドス
剣士「外はどうなってる?」
女オーク「魔女と女王と情報屋さんの3人で魔法撃ってるわ」
剣士「触媒の無駄遣いにならなければ良いけど…」
女オーク「杖を使って撃ってる」
剣士「あーなるほど…この船には魔石が沢山乗ってたね…そういう事か」
女オーク「私も杖なら使える?」
剣士「フフフフフ…杖じゃ無くて良い…コバルトの剣は強烈な雷を封じる事が出来るぞ…フフフフフ」
女オーク「この剣で?」
剣士「荷室に魔石があるから持って来てくれるかな…その間にコバルトの剣にエンチャントしておくよ」
女オーク「わかったわ…」ドスドス
ギコギコ シュッシュ
剣士「木材と樹脂のコンポジット弓だよ…出来た奴から持って行って」シュッシュ
戦士「矢は技師に作らせる…材料を少し頂く」ガサガサ
剣士「矢羽が無いでしょ?どうするの?」
戦士「リーフがある…飛距離は出なくても良いからけん制出来れば良い」
剣士「おけおけ…後でちゃんとした矢も作ってあげるよ」
戦士「剣士殿は器用でなかなか頼れる…共にこの難局を乗り越えよう!」キリ
剣士「ハハ…」汗
戦士「では私は弓を配布してくる…」ズドドド
ガガーン ビリビリ ドーン パーン
剣士「お?魔法を撃ち始めたか…」
女オーク「私達は交代で少し休憩よ」ドスドス
剣士「外はどうなってる?」
女オーク「魔女と女王と情報屋さんの3人で魔法撃ってるわ」
剣士「触媒の無駄遣いにならなければ良いけど…」
女オーク「杖を使って撃ってる」
剣士「あーなるほど…この船には魔石が沢山乗ってたね…そういう事か」
女オーク「私も杖なら使える?」
剣士「フフフフフ…杖じゃ無くて良い…コバルトの剣は強烈な雷を封じる事が出来るぞ…フフフフフ」
女オーク「この剣で?」
剣士「荷室に魔石があるから持って来てくれるかな…その間にコバルトの剣にエンチャントしておくよ」
女オーク「わかったわ…」ドスドス
297: 2021/11/20(土) 19:33:37.42 ID:KbfSVIxh0
『数分後』
アブラカタブラ ライジングソード チョチョイノチョイ
剣士「はぁ!!」ビシビシ ビリ
女オーク「持って来たわ」
剣士「丁度エンチャント成功した…飾り石を魔石に交換する…」ガチャガチャ
女オーク「どうやって使うの?」
剣士「この剣は切っ先にミスリル銀が仕込んである…雷の出口はそこになるから敵に向けて魔石を強く握れば良い」
女オーク「簡単そうね?」
剣士「握る強さで雷の出方が変わるから上手く調整して?…びっくりするよ?雷はコバルトで増幅するからさ」
女オーク「わかったわ」
剣士「この外したアダマンタイトは無くさない様に大事に持っておいてね」ポイ
女オーク「ハイディング用ね」
剣士「因みにエンチャントしたのは只の雷魔法…基本魔法だけどコバルトの増幅でビックリ魔法になってる筈」
女オーク「フフ楽しみ…」
剣士「よっし!!その剣に名前を付けよう…雷神の剣!!どう?」
女オーク「じゃぁ私は雷神ね?」
剣士「かっこいいなぁ…僕も欲しくなって来たなぁ…」
アブラカタブラ ライジングソード チョチョイノチョイ
剣士「はぁ!!」ビシビシ ビリ
女オーク「持って来たわ」
剣士「丁度エンチャント成功した…飾り石を魔石に交換する…」ガチャガチャ
女オーク「どうやって使うの?」
剣士「この剣は切っ先にミスリル銀が仕込んである…雷の出口はそこになるから敵に向けて魔石を強く握れば良い」
女オーク「簡単そうね?」
剣士「握る強さで雷の出方が変わるから上手く調整して?…びっくりするよ?雷はコバルトで増幅するからさ」
女オーク「わかったわ」
剣士「この外したアダマンタイトは無くさない様に大事に持っておいてね」ポイ
女オーク「ハイディング用ね」
剣士「因みにエンチャントしたのは只の雷魔法…基本魔法だけどコバルトの増幅でビックリ魔法になってる筈」
女オーク「フフ楽しみ…」
剣士「よっし!!その剣に名前を付けよう…雷神の剣!!どう?」
女オーク「じゃぁ私は雷神ね?」
剣士「かっこいいなぁ…僕も欲しくなって来たなぁ…」
298: 2021/11/20(土) 19:36:17.02 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
ガガーン ビリビリ
ガーゴイル「グェ…」ピクピク
女王「だんだんコツが分かって来ました」
魔女「これは良い訓練じゃな…」
戦士「落ちたぞ!!行けぇぇ!!」ズドドド
ビビビビビ ビシビシ
魔女「むむ!!誰じゃ?」
女オーク「私のコバルトの剣にエンチャントしてもらったの」
魔女「ほう?剣士がエンチャントとな?」
女オーク「雷の基本魔法をエンチャントしたのよ」
魔女「コバルトに雷とな…ふむ…最良の組み合わせじゃ…飛んで居るガーゴイルに当てて見よ」
女オーク「まだ使い方に慣れていなくて…」ギュゥ
ビビビビビビ ビシバシ
魔女「雷の出口が又小さいのぅ…もっと強く出せんのか?」
女オーク「もっと強く?」グググ
ビカビカ!! ビビビビビ
戦士「おお!!ガーゴイルに穴が…」
魔女「それじゃ!!当たれば威力は絶大じゃ…出口が小さい分威力が凝縮されておる」
情報屋「これで4人体制で魔法を撃てるわね」
魔女「うむ…全方位手分けじゃ」ノソノソ
ガガーン ビリビリ
ガーゴイル「グェ…」ピクピク
女王「だんだんコツが分かって来ました」
魔女「これは良い訓練じゃな…」
戦士「落ちたぞ!!行けぇぇ!!」ズドドド
ビビビビビ ビシビシ
魔女「むむ!!誰じゃ?」
女オーク「私のコバルトの剣にエンチャントしてもらったの」
魔女「ほう?剣士がエンチャントとな?」
女オーク「雷の基本魔法をエンチャントしたのよ」
魔女「コバルトに雷とな…ふむ…最良の組み合わせじゃ…飛んで居るガーゴイルに当てて見よ」
女オーク「まだ使い方に慣れていなくて…」ギュゥ
ビビビビビビ ビシバシ
魔女「雷の出口が又小さいのぅ…もっと強く出せんのか?」
女オーク「もっと強く?」グググ
ビカビカ!! ビビビビビ
戦士「おお!!ガーゴイルに穴が…」
魔女「それじゃ!!当たれば威力は絶大じゃ…出口が小さい分威力が凝縮されておる」
情報屋「これで4人体制で魔法を撃てるわね」
魔女「うむ…全方位手分けじゃ」ノソノソ
299: 2021/11/20(土) 19:37:47.16 ID:KbfSVIxh0
『2日経ったぐらい』
ガガーン ビリビリ ドーン パーン
女戦士「さすがに戦い詰めでは皆疲れが出て来ているな」
アサシン「100日の闇を思い出す…疲れで不平不満が出る前に対処せねば後悔するぞ?」
女戦士「分かって居る…しかし狭間から出る術が無い」
アサシン「船底の荷室が比較的静かで眠る事が出来るだろう…兵を休めるべきだな」
女戦士「うむ…兵に食事と休息を与えて来る」スタ
アサシン「甲板は任せろ…」シュタタ
-------------
アサシン「女王!それから情報屋は船底の荷室で仮眠を取れ」
女王「ふぅ…魔法が薄くなっても?」
アサシン「少しくらい甲板まで攻められても問題無い…何とかする」
情報屋「女王…従いましょう」
女王「はい…」スタ
どらぁぁぁぁぁぁ!! ばっちこーーーい!!
アサシン「さて私も加勢するか…」シュタタ
盗賊「おぉ来たな?」
アサシン「どういう作戦だ?」
盗賊「戦士がガーゴイルを引き付けて俺らが弓で狙い撃ちよ…ほんで氏体からローグが角を採取する」
アサシン「角をどうする?」
盗賊「回復魔法のエンチャントに使うんだとよ…長期戦の想定だ」
アサシン「そうか皆そのつもりで居るか」
盗賊「やっぱり戦士は実践積んでるから読みが深いぞ?…長期戦想定して兵の損耗最小限に動いてる」
アサシン「100日の闇を生き残った経験だな…ここからが本番なのだ」
戦士「総員!!撃てぇぇぇぇ!!」
シュン シュン シュン シュン グサ グサ グサ グサ
戦士「どらぁぁぁぁ!!」ブン グサ
盗賊「行くぞ!!」ダダ
アサシン「フフ…」シュタタ
-------------
-------------
-------------
ガガーン ビリビリ ドーン パーン
女戦士「さすがに戦い詰めでは皆疲れが出て来ているな」
アサシン「100日の闇を思い出す…疲れで不平不満が出る前に対処せねば後悔するぞ?」
女戦士「分かって居る…しかし狭間から出る術が無い」
アサシン「船底の荷室が比較的静かで眠る事が出来るだろう…兵を休めるべきだな」
女戦士「うむ…兵に食事と休息を与えて来る」スタ
アサシン「甲板は任せろ…」シュタタ
-------------
アサシン「女王!それから情報屋は船底の荷室で仮眠を取れ」
女王「ふぅ…魔法が薄くなっても?」
アサシン「少しくらい甲板まで攻められても問題無い…何とかする」
情報屋「女王…従いましょう」
女王「はい…」スタ
どらぁぁぁぁぁぁ!! ばっちこーーーい!!
アサシン「さて私も加勢するか…」シュタタ
盗賊「おぉ来たな?」
アサシン「どういう作戦だ?」
盗賊「戦士がガーゴイルを引き付けて俺らが弓で狙い撃ちよ…ほんで氏体からローグが角を採取する」
アサシン「角をどうする?」
盗賊「回復魔法のエンチャントに使うんだとよ…長期戦の想定だ」
アサシン「そうか皆そのつもりで居るか」
盗賊「やっぱり戦士は実践積んでるから読みが深いぞ?…長期戦想定して兵の損耗最小限に動いてる」
アサシン「100日の闇を生き残った経験だな…ここからが本番なのだ」
戦士「総員!!撃てぇぇぇぇ!!」
シュン シュン シュン シュン グサ グサ グサ グサ
戦士「どらぁぁぁぁ!!」ブン グサ
盗賊「行くぞ!!」ダダ
アサシン「フフ…」シュタタ
-------------
-------------
-------------
300: 2021/11/20(土) 19:38:48.32 ID:KbfSVIxh0
『何日経ったか不明』
ガチャリ バタン
女戦士「ええい!!いつになったら狭間から出られる!!」ドン
アサシン「クックックまだ氏者は出て居ないのだから取り乱すな…交代するから休め」
女戦士「交代したからと言って眠れる物か」
アサシン「ワイトが居ない内は序の口…頭を冷やすのだ」
女戦士「ワイト?聞いた事が無い…何なんだそれは」
アサシン「悪霊だ…魔方陣を超えて夢の中に現れる」
女戦士「通りで眠れない訳だ…」
アサシン「何?誰もそういう話をして居ないが?」
女戦士「訓練されて居るから弱音を吐かんだけだ…皆眠れないで耐えている」
アサシン「そうか次の段階に入っていたか…行方不明者が出るぞ」
女戦士「…」ジロリ
アサシン「そう怖い眼で見るな…不明者が出ると一気に士気が下がる…さらには内ゲバだ」
女戦士「どうしろと言うのだ」
アサシン「言いたく無いが…最後の手段として私に噛まれるという方法もある」
女戦士「…もう良い…聞きたくない」
アサシン「済まんがそういう状況だと理解しておけ…まぁ兎に角少し休め」スック
女戦士「…」
ガチャリ バタン
女戦士「ええい!!いつになったら狭間から出られる!!」ドン
アサシン「クックックまだ氏者は出て居ないのだから取り乱すな…交代するから休め」
女戦士「交代したからと言って眠れる物か」
アサシン「ワイトが居ない内は序の口…頭を冷やすのだ」
女戦士「ワイト?聞いた事が無い…何なんだそれは」
アサシン「悪霊だ…魔方陣を超えて夢の中に現れる」
女戦士「通りで眠れない訳だ…」
アサシン「何?誰もそういう話をして居ないが?」
女戦士「訓練されて居るから弱音を吐かんだけだ…皆眠れないで耐えている」
アサシン「そうか次の段階に入っていたか…行方不明者が出るぞ」
女戦士「…」ジロリ
アサシン「そう怖い眼で見るな…不明者が出ると一気に士気が下がる…さらには内ゲバだ」
女戦士「どうしろと言うのだ」
アサシン「言いたく無いが…最後の手段として私に噛まれるという方法もある」
女戦士「…もう良い…聞きたくない」
アサシン「済まんがそういう状況だと理解しておけ…まぁ兎に角少し休め」スック
女戦士「…」
301: 2021/11/20(土) 19:39:50.11 ID:KbfSVIxh0
『船底の荷室』
ググググ ギギギー
女王「ううん…はぁはぁ」ガバ
魔女「やはり眠れんか…」
女王「又…又悪い夢を…」プルプル
魔女「これでは睡眠魔法は逆効果じゃな…どうしたもんか」
ソヨソヨ
商人「空気入れ替えて涼しくしてもダメかい?」
魔女「ダメじゃ…見てみぃ皆うなされて居る」
商人「何日もこんな状況が続くのは良く無いね…疲れが取れない」
女戦士「魔女…来てくれ相談したい事が有る」スタ
魔女「んん?どうしたのじゃ?」
女戦士「剣士が妖精の笛を使えば良い夢が見れると言っているのだ…只全員眠ってしまうリスクがある」
魔女「妖精!!それじゃ…妖精を呼んで狭間の外に案内させれば良い!!」
女戦士「なに?」
魔女「忘れておったわい…そうじゃ妖精を呼べるのじゃ…」
女戦士「では使わせて良いんだな?」
魔女「全員眠ってしまうのはちと考え物じゃな…剣士一人でガーゴイルと戦う事になってしまうが」
商人「耳を塞いでみたら?」
魔女「そんな方法で防げるとは思わんのぅ…」
女戦士「一度剣士と話をしてみてくれ…居室だ」
魔女「うむ…行って見る」ノソリ
ググググ ギギギー
女王「ううん…はぁはぁ」ガバ
魔女「やはり眠れんか…」
女王「又…又悪い夢を…」プルプル
魔女「これでは睡眠魔法は逆効果じゃな…どうしたもんか」
ソヨソヨ
商人「空気入れ替えて涼しくしてもダメかい?」
魔女「ダメじゃ…見てみぃ皆うなされて居る」
商人「何日もこんな状況が続くのは良く無いね…疲れが取れない」
女戦士「魔女…来てくれ相談したい事が有る」スタ
魔女「んん?どうしたのじゃ?」
女戦士「剣士が妖精の笛を使えば良い夢が見れると言っているのだ…只全員眠ってしまうリスクがある」
魔女「妖精!!それじゃ…妖精を呼んで狭間の外に案内させれば良い!!」
女戦士「なに?」
魔女「忘れておったわい…そうじゃ妖精を呼べるのじゃ…」
女戦士「では使わせて良いんだな?」
魔女「全員眠ってしまうのはちと考え物じゃな…剣士一人でガーゴイルと戦う事になってしまうが」
商人「耳を塞いでみたら?」
魔女「そんな方法で防げるとは思わんのぅ…」
女戦士「一度剣士と話をしてみてくれ…居室だ」
魔女「うむ…行って見る」ノソリ
302: 2021/11/20(土) 19:40:45.44 ID:KbfSVIxh0
『居室』
ガチャリ バタン
剣士「あ!!魔女…聞いた?」
魔女「うむ…主が妖精の笛を使って見たいという事じゃが」
剣士「あー僕じゃない…女オークが笛を吹くんだよ」
魔女「女オーク一人でガーゴイルの相手をする事になるが?」
剣士「大丈夫さ…雷神の剣でチョチョイノチョイだよ」
女オーク「もしかするとガーゴイルも眠らせられるかも知れない」
剣士「アハハそうだね?」
魔女「しかし全員寝てしまうのはリスクが大きいのぅ」
女オーク「ガーゴイルを倒すのは自信があるの…きっと大丈夫よ」
剣士「ほら?こう言ってるんだしさ…もうみんな疲れ切ってるから何とかしないと…特に戦士さん」
魔女「あ奴は一度も寝て居らん」
剣士「でしょ?やってみよう!!」
魔女「ではこうしよう…わらわを最初にたたき起こすのじゃ」
女オーク「分かったわ」
魔女「では早速使うて見よ…」
剣士「窓開けるね…」バタン
女オーク「吹くわね…」
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
--------------
--------------
--------------
ガチャリ バタン
剣士「あ!!魔女…聞いた?」
魔女「うむ…主が妖精の笛を使って見たいという事じゃが」
剣士「あー僕じゃない…女オークが笛を吹くんだよ」
魔女「女オーク一人でガーゴイルの相手をする事になるが?」
剣士「大丈夫さ…雷神の剣でチョチョイノチョイだよ」
女オーク「もしかするとガーゴイルも眠らせられるかも知れない」
剣士「アハハそうだね?」
魔女「しかし全員寝てしまうのはリスクが大きいのぅ」
女オーク「ガーゴイルを倒すのは自信があるの…きっと大丈夫よ」
剣士「ほら?こう言ってるんだしさ…もうみんな疲れ切ってるから何とかしないと…特に戦士さん」
魔女「あ奴は一度も寝て居らん」
剣士「でしょ?やってみよう!!」
魔女「ではこうしよう…わらわを最初にたたき起こすのじゃ」
女オーク「分かったわ」
魔女「では早速使うて見よ…」
剣士「窓開けるね…」バタン
女オーク「吹くわね…」
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
--------------
--------------
--------------
303: 2021/11/20(土) 19:43:15.95 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
盗賊「んん?妖精の笛か?」キョロ
ローグ「こんな時に笛っすか…」ダダ スパ
ガーゴイル「ギャァァァ…」ドタリ
ローグ「角げっつ~~!!」ボキ バキ
戦士「この笛の音は!?」ダダ
盗賊「まぁ気にする事ぁ無ぇ…戦士!!お前足がもたついてる…少し休め」
戦士「ハハ私は立ったままで平気…」フラ
アサシン「ここは私達に任せろ…邪魔になるから下がれ」ダダ
戦士「それは失敬した…後方で待機する」フラフラ ドターン
盗賊「だから言わんこっちゃ無ぇ…」ヨタヨタ
ローグ「あれれ盗賊さん…酒飲みやしたか?」ゴロゴロ
アサシン「むむ…なんだこの目まいは…」フラフラ
盗賊「やべぇ…笛にやられて…」ドタリ
アサシン「まさか不氏者の私が…眠るだと?」フラフラ
ドスドスドス
女オーク「よし!!ガーゴイルが居ない…」
アサシン「こ…これはどういう…」ドタリ
女オーク「魔女さん?起きて魔女さん?」ペシペシ
魔女「すゃ…すぅ…」zzz
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
盗賊「んん?妖精の笛か?」キョロ
ローグ「こんな時に笛っすか…」ダダ スパ
ガーゴイル「ギャァァァ…」ドタリ
ローグ「角げっつ~~!!」ボキ バキ
戦士「この笛の音は!?」ダダ
盗賊「まぁ気にする事ぁ無ぇ…戦士!!お前足がもたついてる…少し休め」
戦士「ハハ私は立ったままで平気…」フラ
アサシン「ここは私達に任せろ…邪魔になるから下がれ」ダダ
戦士「それは失敬した…後方で待機する」フラフラ ドターン
盗賊「だから言わんこっちゃ無ぇ…」ヨタヨタ
ローグ「あれれ盗賊さん…酒飲みやしたか?」ゴロゴロ
アサシン「むむ…なんだこの目まいは…」フラフラ
盗賊「やべぇ…笛にやられて…」ドタリ
アサシン「まさか不氏者の私が…眠るだと?」フラフラ
ドスドスドス
女オーク「よし!!ガーゴイルが居ない…」
アサシン「こ…これはどういう…」ドタリ
女オーク「魔女さん?起きて魔女さん?」ペシペシ
魔女「すゃ…すぅ…」zzz
304: 2021/11/20(土) 19:43:50.83 ID:KbfSVIxh0
女オーク「間を置かないとダメね…」キョロ
フワフワ パタパタ
妖精「おいお前!お前か僕を呼んだのは!!」
女オーク「妖精さん?」
妖精「そうだ僕は妖精だ…何の用だ?」
女オーク「狭間の出口を探しているの」
妖精「なんだそんな事か…でもタダじゃ教えてあげないぞ」
女オーク「どうすれば?」
妖精「おっOいだ…僕はおっOいの間に挟まれば言う事を聞く」
女オーク「私のおっOいは重たいわよ?」
妖精「おっOいの入り口で良い…入るぞ!!」パタパタ
女オーク「入り口?」モゾモゾ
妖精「ふぅぅぅぅ…癒される…ぐぅ」
女オーク「ちょっと…寝るの?狭間の出口は?」
妖精「ぐぅ…ぐぅ…」zzz
女オーク「何この妖精…全然言う事聞かない」
ボチャーーン ザブーーーン
女オーク「はっ!!ガーゴイルが落ちてる…今の内に倒さないと」ドスドス
女オーク「当たれ!!」ビビビビ ビリビリ
フワフワ パタパタ
妖精「おいお前!お前か僕を呼んだのは!!」
女オーク「妖精さん?」
妖精「そうだ僕は妖精だ…何の用だ?」
女オーク「狭間の出口を探しているの」
妖精「なんだそんな事か…でもタダじゃ教えてあげないぞ」
女オーク「どうすれば?」
妖精「おっOいだ…僕はおっOいの間に挟まれば言う事を聞く」
女オーク「私のおっOいは重たいわよ?」
妖精「おっOいの入り口で良い…入るぞ!!」パタパタ
女オーク「入り口?」モゾモゾ
妖精「ふぅぅぅぅ…癒される…ぐぅ」
女オーク「ちょっと…寝るの?狭間の出口は?」
妖精「ぐぅ…ぐぅ…」zzz
女オーク「何この妖精…全然言う事聞かない」
ボチャーーン ザブーーーン
女オーク「はっ!!ガーゴイルが落ちてる…今の内に倒さないと」ドスドス
女オーク「当たれ!!」ビビビビ ビリビリ
305: 2021/11/20(土) 19:45:18.14 ID:KbfSVIxh0
『数時間後』
ペシペシ
女オーク「起きて?魔女さん?…」ユサユサ
魔女「…」パチ キョロ
女オーク「良かった…やっと起きた」
魔女「土に肥料をくれと言うて居る…」
女オーク「え?何の事?」
魔女「おぉ済まんな夢を見て居った…どれくらい寝て居ったんかいのぅ?」
女オーク「半日くらいだと思う…全然目を覚まさなくて」
魔女「そんなに寝て居ったんかい…ガーゴイルはどうじゃ?」
女オーク「大丈夫…私が処理してる」
魔女「早う皆を起こさにゃイカン」
女オーク「無理に起こさないで置いた方が良いかと…」
魔女「むむ…そうじゃなガーゴイルが処理出来て居ればそのままでも良いか」
女オーク「少し怪我をしているから回復魔法が欲しいわ」
魔女「回復魔法!」ボワー
女オーク「ありがとう…よし!皆起きるまで守らないと」
魔女「妖精を見て居らぬか?」
女オーク「狭間の出口を案内してもらう様にお願いしたわ」
魔女「それで今出口を目指して居るんじゃな?」
女オーク「友達に案内させると言って私のおっOいの間で寝てしまった」
魔女「友達…はて?妖精の友達とは誰の事じゃろう…」
女オーク「分からない…」
魔女「歳をとるとイカンのぅ…妖精が見えぬ」キョロ
女オーク「ここに居るわよ?」ボイン ボイーン
魔女「おぉ…良く見ると薄っすら見えるわ」
タッタッタ
女戦士「寝てしまった…どうなっている?」
女オーク「大丈夫…ガーゴイルは防いで居るわ」
女戦士「アサシンまで寝て居るのか」
魔女「その様じゃ…しかし不氏者まで眠らせるとはたまげた効果じゃ…幻術の類では無い」
女オーク「剣士も同じ事を…」
女戦士「その効果を上手く使えばアサシンも快適に過ごせるな」
魔女「うむ…休息に使うべきじゃ」
女オーク「では安全になったら毎日吹くわ」
ペシペシ
女オーク「起きて?魔女さん?…」ユサユサ
魔女「…」パチ キョロ
女オーク「良かった…やっと起きた」
魔女「土に肥料をくれと言うて居る…」
女オーク「え?何の事?」
魔女「おぉ済まんな夢を見て居った…どれくらい寝て居ったんかいのぅ?」
女オーク「半日くらいだと思う…全然目を覚まさなくて」
魔女「そんなに寝て居ったんかい…ガーゴイルはどうじゃ?」
女オーク「大丈夫…私が処理してる」
魔女「早う皆を起こさにゃイカン」
女オーク「無理に起こさないで置いた方が良いかと…」
魔女「むむ…そうじゃなガーゴイルが処理出来て居ればそのままでも良いか」
女オーク「少し怪我をしているから回復魔法が欲しいわ」
魔女「回復魔法!」ボワー
女オーク「ありがとう…よし!皆起きるまで守らないと」
魔女「妖精を見て居らぬか?」
女オーク「狭間の出口を案内してもらう様にお願いしたわ」
魔女「それで今出口を目指して居るんじゃな?」
女オーク「友達に案内させると言って私のおっOいの間で寝てしまった」
魔女「友達…はて?妖精の友達とは誰の事じゃろう…」
女オーク「分からない…」
魔女「歳をとるとイカンのぅ…妖精が見えぬ」キョロ
女オーク「ここに居るわよ?」ボイン ボイーン
魔女「おぉ…良く見ると薄っすら見えるわ」
タッタッタ
女戦士「寝てしまった…どうなっている?」
女オーク「大丈夫…ガーゴイルは防いで居るわ」
女戦士「アサシンまで寝て居るのか」
魔女「その様じゃ…しかし不氏者まで眠らせるとはたまげた効果じゃ…幻術の類では無い」
女オーク「剣士も同じ事を…」
女戦士「その効果を上手く使えばアサシンも快適に過ごせるな」
魔女「うむ…休息に使うべきじゃ」
女オーク「では安全になったら毎日吹くわ」
306: 2021/11/20(土) 19:46:45.08 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
カキーン バラバラ
女オーク「魔女さんが使って居る杖は氷の魔法?」
魔女「これは氷花の杖という物じゃ…一番使い辛い杖じゃな」
女オーク「氷が降って来るのが…」
シュタタ
剣士「ぐっすり寝てたよ…どうなってる?」スタ
魔女「見ての通り皆寝て居る…そろそろ起きそうじゃな?」
盗賊「ぐぅ…すぴー」
ローグ「むにゃ…」ゴロ
剣士「アハハ…なんでそのまま転がしてるんだよ」
女オーク「動かすと起こしてしまうと思って」
剣士「いや起こせば良いじゃ無いか…おーい!!起きろぉぉぉ!!」ユサユサ
盗賊「ふが?」パチ キョロ
魔女「ヤレヤレ…休ませてやろうと思ったんじゃがのぅ…」
剣士「起きろぉぉ」グイグイ
ローグ「はひぃぃ…」パチ キョロ
盗賊「…どうなってんだ?」
ローグ「いやぁぁぁ良く寝た…」ノビー
剣士「妖精に案内してもらう件はどうなった?」
魔女「案内してもらえるらしいが…わらわもどうなって居るのか分からん」
女オーク「妖精の友達が案内するって…」
剣士「友達ってどこさ?」
ザブーン ブシューーーーー
盗賊「おわっ!!おい見ろ!!クジラだ…」
剣士「アレか!!アレが友達だね?スゴイじゃないか!!」シュタタ
盗賊「マジかよ…」
女オーク「クジラだったのね…船の下に大きな影があって気になってたの」
剣士「おーーーーい!!」フリフリ
盗賊「あのクジラに付いて行きゃ良いんだな?」
剣士「絶対そうだよ…良いなー乗りたいなー」
盗賊「アホか…潜られたら波に飲まれて浮き上がれんぞ…てかこの船も波に飲まれる」
剣士「遠くで姿見せたのは一応気を遣ってるのかな?」
盗賊「知るか!帆の角度変える…支柱1本分後ろへ繋ぎ変えてくれ…女戦士!!面舵で進路変更しろ」
女戦士「やっと狭間から出られるか…女オークは引き続きガーゴイルをけん制してくれ」
女オーク「わかったわ…」ドスドス
カキーン バラバラ
女オーク「魔女さんが使って居る杖は氷の魔法?」
魔女「これは氷花の杖という物じゃ…一番使い辛い杖じゃな」
女オーク「氷が降って来るのが…」
シュタタ
剣士「ぐっすり寝てたよ…どうなってる?」スタ
魔女「見ての通り皆寝て居る…そろそろ起きそうじゃな?」
盗賊「ぐぅ…すぴー」
ローグ「むにゃ…」ゴロ
剣士「アハハ…なんでそのまま転がしてるんだよ」
女オーク「動かすと起こしてしまうと思って」
剣士「いや起こせば良いじゃ無いか…おーい!!起きろぉぉぉ!!」ユサユサ
盗賊「ふが?」パチ キョロ
魔女「ヤレヤレ…休ませてやろうと思ったんじゃがのぅ…」
剣士「起きろぉぉ」グイグイ
ローグ「はひぃぃ…」パチ キョロ
盗賊「…どうなってんだ?」
ローグ「いやぁぁぁ良く寝た…」ノビー
剣士「妖精に案内してもらう件はどうなった?」
魔女「案内してもらえるらしいが…わらわもどうなって居るのか分からん」
女オーク「妖精の友達が案内するって…」
剣士「友達ってどこさ?」
ザブーン ブシューーーーー
盗賊「おわっ!!おい見ろ!!クジラだ…」
剣士「アレか!!アレが友達だね?スゴイじゃないか!!」シュタタ
盗賊「マジかよ…」
女オーク「クジラだったのね…船の下に大きな影があって気になってたの」
剣士「おーーーーい!!」フリフリ
盗賊「あのクジラに付いて行きゃ良いんだな?」
剣士「絶対そうだよ…良いなー乗りたいなー」
盗賊「アホか…潜られたら波に飲まれて浮き上がれんぞ…てかこの船も波に飲まれる」
剣士「遠くで姿見せたのは一応気を遣ってるのかな?」
盗賊「知るか!帆の角度変える…支柱1本分後ろへ繋ぎ変えてくれ…女戦士!!面舵で進路変更しろ」
女戦士「やっと狭間から出られるか…女オークは引き続きガーゴイルをけん制してくれ」
女オーク「わかったわ…」ドスドス
307: 2021/11/20(土) 19:47:44.10 ID:KbfSVIxh0
『狭間の出口方向』
ザブン ユラ~
盗賊「早えぇなあのクジラ…どんどん遠ざかってくじゃ無ぇか」
魔女「風向き変えるかえ?」
盗賊「いや良い…風向き変えても速度はこれ以上出ん」
ローグ「あのクジラはあっしらの仲間になったんすかね?」
盗賊「そうだと良いが俺らを背中に乗せる気なんか無さそうだぜ?」
剣士「上!!星だ!!星が見える!!」
女戦士「観測士をたたき起こせ!…現在地の特定を急がせろ」
剣士「おけおけ!!」シュタタ
盗賊「アサシンは転がしたままで良いのか?」
女戦士「寝かせてやってくれ…奴は15年以上寝ていないのだ…いや狭間に居る期間が長いからもっとか…」
盗賊「ふぅやっと収まったな…狭間ん中はやっぱ危無ぇわ」
ローグ「でもガーゴイルの角はたんまり溜まりやしたぜ?」
盗賊「そうだったな?何個ある?」
ローグ「数えやす…お宝ザクザクっすね…うひひひ」
女戦士「労力に見合って居ない気がするが…」
ローグ「ちっと汚ぇんで海水で洗ってきやす」ガサガサ
女戦士「甲板も少し洗い流して欲しい」
盗賊「おう分かった!!良く寝て体調が良い…運動してくらぁ!!」ダダ
ザブン ユラ~
盗賊「早えぇなあのクジラ…どんどん遠ざかってくじゃ無ぇか」
魔女「風向き変えるかえ?」
盗賊「いや良い…風向き変えても速度はこれ以上出ん」
ローグ「あのクジラはあっしらの仲間になったんすかね?」
盗賊「そうだと良いが俺らを背中に乗せる気なんか無さそうだぜ?」
剣士「上!!星だ!!星が見える!!」
女戦士「観測士をたたき起こせ!…現在地の特定を急がせろ」
剣士「おけおけ!!」シュタタ
盗賊「アサシンは転がしたままで良いのか?」
女戦士「寝かせてやってくれ…奴は15年以上寝ていないのだ…いや狭間に居る期間が長いからもっとか…」
盗賊「ふぅやっと収まったな…狭間ん中はやっぱ危無ぇわ」
ローグ「でもガーゴイルの角はたんまり溜まりやしたぜ?」
盗賊「そうだったな?何個ある?」
ローグ「数えやす…お宝ザクザクっすね…うひひひ」
女戦士「労力に見合って居ない気がするが…」
ローグ「ちっと汚ぇんで海水で洗ってきやす」ガサガサ
女戦士「甲板も少し洗い流して欲しい」
盗賊「おう分かった!!良く寝て体調が良い…運動してくらぁ!!」ダダ
308: 2021/11/20(土) 19:49:16.45 ID:KbfSVIxh0
『船長室』
観測士「現在地特定出来ました…ここです」
女戦士「ご苦労…食事をして休んで良い」
観測士「ハッ!!」スタ
魔女「随分北に逸れた様じゃな」
女戦士「狭間は円形になっていると考えて良いか?」
魔女「分からぬ」
女戦士「そうか…まぁおよそ円形だとして随分広い範囲が狭間の奥になって居る」
魔女「外海を航海せんかった理由じゃろう」
女戦士「しかしこれで侵入してはいけない海域がおよそ分かった…この収穫は大きい」
魔女「この円形部分じゃな…となるとハウ・アイ島はギリギリ入るか入らないか…」
女戦士「なぜこれほど大きな狭間が存在出来る?」
魔女「一番考えられるのは海底にとてつもなく大きなアダマンタイトが沈んで居るのじゃろう…」
女戦士「アダマンタイトは人口生成物だっただろう?」
魔女「そうじゃ…黄金を変性させるのじゃ」
ガチャリ バタン
情報屋「面白そうな話をしているわね?」
女戦士「起きたか…女王と商人はまだ寝ているか?」
情報屋「商人はぐっすり…女王は起きて戦士を介抱しているわ」
女戦士「介抱?調子が悪いのか?」
情報屋「あちらこちらを矢で撃たれて居たのよ」
魔女「回復が必要ならわらわが行くぞえ?」
情報屋「剣士が事前に虫を使っていたみたいだから平気…寝かせて置いた方が静かで良いわ」
魔女「そうじゃな…」
情報屋「…それで黄金の話だけれど」
女戦士「海底にとてつもない大きさの黄金を沈めてアダマンタイトに変性したのでは?…という話だ」
情報屋「フィン・イッシュの伝説に黄金を埋めたという記録が残って居るわ…きっとそれね」
女戦士「埋めた?」
情報屋「超古代ではフィン・イッシュは黄金郷と呼ばれていた事があるらしいのよ…埋めた黄金が無くなったという記録もある」
魔女「なるほどのぅ…竜宮に誰も寄せ付けん様にした訳じゃな?」
観測士「現在地特定出来ました…ここです」
女戦士「ご苦労…食事をして休んで良い」
観測士「ハッ!!」スタ
魔女「随分北に逸れた様じゃな」
女戦士「狭間は円形になっていると考えて良いか?」
魔女「分からぬ」
女戦士「そうか…まぁおよそ円形だとして随分広い範囲が狭間の奥になって居る」
魔女「外海を航海せんかった理由じゃろう」
女戦士「しかしこれで侵入してはいけない海域がおよそ分かった…この収穫は大きい」
魔女「この円形部分じゃな…となるとハウ・アイ島はギリギリ入るか入らないか…」
女戦士「なぜこれほど大きな狭間が存在出来る?」
魔女「一番考えられるのは海底にとてつもなく大きなアダマンタイトが沈んで居るのじゃろう…」
女戦士「アダマンタイトは人口生成物だっただろう?」
魔女「そうじゃ…黄金を変性させるのじゃ」
ガチャリ バタン
情報屋「面白そうな話をしているわね?」
女戦士「起きたか…女王と商人はまだ寝ているか?」
情報屋「商人はぐっすり…女王は起きて戦士を介抱しているわ」
女戦士「介抱?調子が悪いのか?」
情報屋「あちらこちらを矢で撃たれて居たのよ」
魔女「回復が必要ならわらわが行くぞえ?」
情報屋「剣士が事前に虫を使っていたみたいだから平気…寝かせて置いた方が静かで良いわ」
魔女「そうじゃな…」
情報屋「…それで黄金の話だけれど」
女戦士「海底にとてつもない大きさの黄金を沈めてアダマンタイトに変性したのでは?…という話だ」
情報屋「フィン・イッシュの伝説に黄金を埋めたという記録が残って居るわ…きっとそれね」
女戦士「埋めた?」
情報屋「超古代ではフィン・イッシュは黄金郷と呼ばれていた事があるらしいのよ…埋めた黄金が無くなったという記録もある」
魔女「なるほどのぅ…竜宮に誰も寄せ付けん様にした訳じゃな?」
309: 2021/11/20(土) 19:49:57.77 ID:KbfSVIxh0
情報屋「多分そうね…たしか海抜を基準にして下の方に行くと狭間の外に出るわよね?」
魔女「わらわは理屈がよく分からんが結果そうなって居るな」
情報屋「そうやって竜宮で生き延びた種が居たのね…人魚なのか…魚人なのか…」
女戦士「あの海域の海底はそういう場所だという事か」
情報屋「私達は行く事が出来ないから関わらない方が良いわね」
魔女「クジラが住人なのかも知れんのぅ」
情報屋「クジラ?何の話?」
女戦士「寝ていたから知らないか…狭間の外に案内してくれたのは大きなクジラだったのだ」
情報屋「わぁ見たかった…クジラは人間と同じくらい知能が高いの…生態系がクジラに入れ替わったのね」
魔女「クジラと戦争になってはイカンでもう近寄らん事じゃな」
女戦士「うむ…ただ戦略的に利用は出来そうだ…ハウ・アイ島を他国が占領に来た場合その海域を知る知らないで随分変わる」
魔女「打算的じゃのぅ…クジラをわざわざ巻き込むのは関心せんな」
女戦士「そういう可能性の話だ…聞き流してくれ」
『朝日』
ザブ~ン ユラー
ローグ「はぁぁぁ久しぶりの太陽っすねぇ…気持ち良いでやんす」ノビー
女戦士「随分長い事航海した気がするがフィン・イッシュを出てまだ5日目だ」
ローグ「狭間に出入りしてると日付の感覚が分からんくなりやすね」
女戦士「そろそろ慣れたらどうだ?」
ローグ「陸が長いと忘れちまうんすよ」
女戦士「この速度のまま行けば明日には周辺にたどり着く…上手く探せれば良いが」
ローグ「そろそろ氷山警戒した方が良いっすね」
女戦士「うむ…」
ローグ「こんな暖かい所に氷山とか本当にあるんすかね?」
女戦士「情報屋が言うには一気に溶けてるから相当大きな氷山が動いてる筈だと」
ローグ「じゃぁ狭間に入るの怖いっすね…」
女戦士「そうだ…安全を確認して短時間で何度も出入りする」
ローグ「そら良かった…太陽が恋しかった所でやんす」
女戦士「そろそろ行動するから先に食事を済ませておけ」
魔女「わらわは理屈がよく分からんが結果そうなって居るな」
情報屋「そうやって竜宮で生き延びた種が居たのね…人魚なのか…魚人なのか…」
女戦士「あの海域の海底はそういう場所だという事か」
情報屋「私達は行く事が出来ないから関わらない方が良いわね」
魔女「クジラが住人なのかも知れんのぅ」
情報屋「クジラ?何の話?」
女戦士「寝ていたから知らないか…狭間の外に案内してくれたのは大きなクジラだったのだ」
情報屋「わぁ見たかった…クジラは人間と同じくらい知能が高いの…生態系がクジラに入れ替わったのね」
魔女「クジラと戦争になってはイカンでもう近寄らん事じゃな」
女戦士「うむ…ただ戦略的に利用は出来そうだ…ハウ・アイ島を他国が占領に来た場合その海域を知る知らないで随分変わる」
魔女「打算的じゃのぅ…クジラをわざわざ巻き込むのは関心せんな」
女戦士「そういう可能性の話だ…聞き流してくれ」
『朝日』
ザブ~ン ユラー
ローグ「はぁぁぁ久しぶりの太陽っすねぇ…気持ち良いでやんす」ノビー
女戦士「随分長い事航海した気がするがフィン・イッシュを出てまだ5日目だ」
ローグ「狭間に出入りしてると日付の感覚が分からんくなりやすね」
女戦士「そろそろ慣れたらどうだ?」
ローグ「陸が長いと忘れちまうんすよ」
女戦士「この速度のまま行けば明日には周辺にたどり着く…上手く探せれば良いが」
ローグ「そろそろ氷山警戒した方が良いっすね」
女戦士「うむ…」
ローグ「こんな暖かい所に氷山とか本当にあるんすかね?」
女戦士「情報屋が言うには一気に溶けてるから相当大きな氷山が動いてる筈だと」
ローグ「じゃぁ狭間に入るの怖いっすね…」
女戦士「そうだ…安全を確認して短時間で何度も出入りする」
ローグ「そら良かった…太陽が恋しかった所でやんす」
女戦士「そろそろ行動するから先に食事を済ませておけ」
310: 2021/11/20(土) 19:50:57.09 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
ドタドタ
アサシン「…」ビク パチリ
アサシン「ガガガ…喉が焼ける…」ズルズル
女戦士「アサシン!!目を覚ましたな?」
アサシン「どうなって居る?」
女戦士「ワインだ…飲め」クイ
アサシン「むぐ…」ゴクリ
女戦士「どうだ?何十年かぶりに寝た気分は」
アサシン「そうか寝ていたか…夢の中で危うく妖精に三途の川を案内される所だったぞ」
女戦士「三途の川?フフ…渡らずに戻ったか」
アサシン「恋人のイルカに連れ戻されてな…しかし癒された気分だ」
女戦士「そうか良い夢を見られて良かった…立てるか?」グイ
アサシン「風に晒されると体表から水分が奪われて動きにくくなるのだ…そのワインを一本頂く」
女戦士「その調子だと商人も心配だな」
アサシン「見て来い…成仏してるやもしれん」
『船底の荷室』
グググ ギギギー
女戦士「商人!生きているか?」ユサユサ
商人「…」ビク パチ
機械の犬「ワンワン!」パタパタ
商人「僕は…生きているのか?」
女戦士「それは私の台詞だ…あぁ不氏者に掛ける言葉では無いか」
商人「ハハなんだ夢か…生き返る夢を見たさ」
女戦士「ワインを飲むか?」
商人「喉渇いてないな…湿気が多いからかな」
女戦士「お前が寝ている間に狭間を脱出した…もう危険は無いぞ」
商人「そうか良かった…それにしても不氏者でも寝られるとは思って無かった」
女戦士「気分はどうだ?」
商人「最高だね…夢を見るのがこんなに気分が良いなんて今知ったよ」
女戦士「それは夢幻か?」
商人「きっとそうだね…もっと見たい」
女戦士「安全な時間に毎日笛を吹く様だ…毎日寝られるぞ」
商人「寝るってスゴイな…やる気が湧いて来る…なんだろうこの癒された感じ」
女戦士「よし仕事だ!!洋上にあるおよその狭間の位置が分かった…海図を仕立ててくれ」
商人「分かったよ」スック
ドタドタ
アサシン「…」ビク パチリ
アサシン「ガガガ…喉が焼ける…」ズルズル
女戦士「アサシン!!目を覚ましたな?」
アサシン「どうなって居る?」
女戦士「ワインだ…飲め」クイ
アサシン「むぐ…」ゴクリ
女戦士「どうだ?何十年かぶりに寝た気分は」
アサシン「そうか寝ていたか…夢の中で危うく妖精に三途の川を案内される所だったぞ」
女戦士「三途の川?フフ…渡らずに戻ったか」
アサシン「恋人のイルカに連れ戻されてな…しかし癒された気分だ」
女戦士「そうか良い夢を見られて良かった…立てるか?」グイ
アサシン「風に晒されると体表から水分が奪われて動きにくくなるのだ…そのワインを一本頂く」
女戦士「その調子だと商人も心配だな」
アサシン「見て来い…成仏してるやもしれん」
『船底の荷室』
グググ ギギギー
女戦士「商人!生きているか?」ユサユサ
商人「…」ビク パチ
機械の犬「ワンワン!」パタパタ
商人「僕は…生きているのか?」
女戦士「それは私の台詞だ…あぁ不氏者に掛ける言葉では無いか」
商人「ハハなんだ夢か…生き返る夢を見たさ」
女戦士「ワインを飲むか?」
商人「喉渇いてないな…湿気が多いからかな」
女戦士「お前が寝ている間に狭間を脱出した…もう危険は無いぞ」
商人「そうか良かった…それにしても不氏者でも寝られるとは思って無かった」
女戦士「気分はどうだ?」
商人「最高だね…夢を見るのがこんなに気分が良いなんて今知ったよ」
女戦士「それは夢幻か?」
商人「きっとそうだね…もっと見たい」
女戦士「安全な時間に毎日笛を吹く様だ…毎日寝られるぞ」
商人「寝るってスゴイな…やる気が湧いて来る…なんだろうこの癒された感じ」
女戦士「よし仕事だ!!洋上にあるおよその狭間の位置が分かった…海図を仕立ててくれ」
商人「分かったよ」スック
311: 2021/11/20(土) 19:53:12.41 ID:KbfSVIxh0
『デッキ』
ジュゥゥ モクモク
昨晩までの激闘の慰労として食事はバーベキューとする
酒類は1杯まで許可
1時間後に再度狭間へ入るからそれまで存分に日の光を浴びてくれ
商人「良いなぁ…」ジュルリ
盗賊「肉持って来たぜ?気にしないで食え」モグモグ
商人「食べても消化出来ないから腹の中で腐るんだよ」ジー
剣士「腐っても線虫が全部食べてくれると思うよ」パクパク
商人「え?じゃぁ腹がガスで膨れる事無い?」
剣士「そういうのも全部線虫が食べる…むしろ線虫が喜ぶ」
商人「なんだ食べても良いのか…もらうよ」
盗賊「ホレ…割と新鮮な豚肉だ…食え食え」バクバク
商人「久しぶりだなぁ…」モグ
盗賊「美味いか?」
商人「最高だね…」モグモグ
スタスタ
戦士「剣士殿…折り入ってお願いがあるのだが…」
剣士「んん?何?」
312: 2021/11/20(土) 19:53:42.87 ID:KbfSVIxh0
戦士「私の王家の剣にエンチャントを掛けて欲しいのだ」
剣士「おけおけ…見せて?」
戦士「頼む…」スラーン
剣士「白銀の刀身…材料何だろう?…銀では無さそうだ」
女戦士「見せてみろ…」
剣士「分かる?」
戦士「竜骨だと聞いて居る」
女戦士「初めて見るな…金属では無いのか」
剣士「魔女!?竜骨ってどんなエンチャント出来るか知ってる?」
魔女「知らんのぅ…女海賊は竜の牙を加工して居ったが銀と同じじゃと言うておったな」
剣士「銀か…なんか銀よりも硬い気がするけどなぁ」
女戦士「貸してくれ…重さを調べたい」
剣士「はい…」スチャ
女戦士「ふむ片手剣にしては重い…なるほど硬いな」
剣士「密度が高い銀って感じ?」
女戦士「熱伝導も高い…重い銀と見てよかろう」
剣士「銀なら光属性だ…僕は照明か浄化くらいしか出来ない…魔女にお願いした方が良いよ」
魔女「上位魔法は失敗するリスクがある故勧められんのぅ…反射までじゃな」
戦士「反射とは?」
魔女「魔法の反射じゃ…魔術師が一番恐れるのは反射じゃな」
剣士「僕はその魔法知らない」
魔女「反射で良ければわらわがやるぞよ?」
戦士「私は魔術師と戦う訳では無い…迫りくる闇を打ち払いたい」
魔女「ではやはり照明が良かろう」
剣士「おけおけ!照明なら出来る…飾り石も細工するからちょっと待ってて」
戦士「よろしく頼む」
魔女「主は女オークの戦いぶりを見て感化されたな?」
戦士「お恥ずかしながらその通り…私もあの様に戦い皆を守りたい」キリ
魔女「素直じゃな…じゃが主は今のままで十分守って居る」
戦士「ハハハ私はまだやれる!!光があればもう少し敵を引き付ける事も出来る筈」
魔女「ほぅ?倒すのではなく引き付けるとな?」
女戦士「光り過ぎて邪魔にならん様にしてくれ」
戦士「迷惑にならない様に気を付ける」キリ
剣士「おけおけ…見せて?」
戦士「頼む…」スラーン
剣士「白銀の刀身…材料何だろう?…銀では無さそうだ」
女戦士「見せてみろ…」
剣士「分かる?」
戦士「竜骨だと聞いて居る」
女戦士「初めて見るな…金属では無いのか」
剣士「魔女!?竜骨ってどんなエンチャント出来るか知ってる?」
魔女「知らんのぅ…女海賊は竜の牙を加工して居ったが銀と同じじゃと言うておったな」
剣士「銀か…なんか銀よりも硬い気がするけどなぁ」
女戦士「貸してくれ…重さを調べたい」
剣士「はい…」スチャ
女戦士「ふむ片手剣にしては重い…なるほど硬いな」
剣士「密度が高い銀って感じ?」
女戦士「熱伝導も高い…重い銀と見てよかろう」
剣士「銀なら光属性だ…僕は照明か浄化くらいしか出来ない…魔女にお願いした方が良いよ」
魔女「上位魔法は失敗するリスクがある故勧められんのぅ…反射までじゃな」
戦士「反射とは?」
魔女「魔法の反射じゃ…魔術師が一番恐れるのは反射じゃな」
剣士「僕はその魔法知らない」
魔女「反射で良ければわらわがやるぞよ?」
戦士「私は魔術師と戦う訳では無い…迫りくる闇を打ち払いたい」
魔女「ではやはり照明が良かろう」
剣士「おけおけ!照明なら出来る…飾り石も細工するからちょっと待ってて」
戦士「よろしく頼む」
魔女「主は女オークの戦いぶりを見て感化されたな?」
戦士「お恥ずかしながらその通り…私もあの様に戦い皆を守りたい」キリ
魔女「素直じゃな…じゃが主は今のままで十分守って居る」
戦士「ハハハ私はまだやれる!!光があればもう少し敵を引き付ける事も出来る筈」
魔女「ほぅ?倒すのではなく引き付けるとな?」
女戦士「光り過ぎて邪魔にならん様にしてくれ」
戦士「迷惑にならない様に気を付ける」キリ
313: 2021/11/20(土) 19:54:28.11 ID:KbfSVIxh0
『翌日』
リリース! スゥ
女戦士「見張り台!!前方確認!!」
ローグ「前方クリア!!11時の方向に大き目の氷山がありやす…2海里って所っすね」
剣士「8時の方向の雲の様子がおかしいよ…うっすら黒い」
盗賊「なぬ?…またエライ遠くの雲だな」
女戦士「日が落ちる前に確認したい…速度上げる!!ハイディング!」スゥ
------------
------------
------------
女戦士「リリース!!見張り台!!前方確認!!」
ローグ「正面クリア!!8時方向…あらら?真っ黒い雲っす」
剣士「あれ火山の噴煙じゃない?」
盗賊「そんな感じだ…火山があるなんて日誌には書いて無かったぞ?」
女戦士「次で最後のハイディングにする…加速する!ハイディング!」スゥ
------------
------------
------------
女戦士「リリース!見張り台!!前方確認!!」
ローグ「正面クリア!!8時方向に氷山…ほんでその向こう側で噴煙が昇っていやす」
女戦士「距離は!!?」
ローグ「えーと2海里くらいっすね」
女戦士「ええい…もう日が落ちる」
盗賊「海底火山かどうかだけ確認したいな」
剣士「飛空艇で見て来る」
女戦士「頼む…この船は一旦帆を畳んで速度を落とす」
剣士「うん…行って来るね!!」
女戦士「観測士!!海流の方向と氷山のすすむ速度を調べろ!!」
リリース! スゥ
女戦士「見張り台!!前方確認!!」
ローグ「前方クリア!!11時の方向に大き目の氷山がありやす…2海里って所っすね」
剣士「8時の方向の雲の様子がおかしいよ…うっすら黒い」
盗賊「なぬ?…またエライ遠くの雲だな」
女戦士「日が落ちる前に確認したい…速度上げる!!ハイディング!」スゥ
------------
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女戦士「リリース!!見張り台!!前方確認!!」
ローグ「正面クリア!!8時方向…あらら?真っ黒い雲っす」
剣士「あれ火山の噴煙じゃない?」
盗賊「そんな感じだ…火山があるなんて日誌には書いて無かったぞ?」
女戦士「次で最後のハイディングにする…加速する!ハイディング!」スゥ
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女戦士「リリース!見張り台!!前方確認!!」
ローグ「正面クリア!!8時方向に氷山…ほんでその向こう側で噴煙が昇っていやす」
女戦士「距離は!!?」
ローグ「えーと2海里くらいっすね」
女戦士「ええい…もう日が落ちる」
盗賊「海底火山かどうかだけ確認したいな」
剣士「飛空艇で見て来る」
女戦士「頼む…この船は一旦帆を畳んで速度を落とす」
剣士「うん…行って来るね!!」
女戦士「観測士!!海流の方向と氷山のすすむ速度を調べろ!!」
314: 2021/11/20(土) 19:55:39.92 ID:KbfSVIxh0
『飛空艇』
フワフワ バサバサ
剣士「近くに島が無いかよく見てて」
女オーク「わかったわ…」
剣士「あ!!山が見える…噴煙の出所はアレか」
女オーク「剣士?左手にいくつか島が見えるわ」
剣士「お!?海底が浅いという事か…日が落ちる前に島まで行くのは無理そうだな」
女オーク「どうするの?」
剣士「座礁するのが怖くて下手に動けない…今の内に周辺の海の深さだけ見ておこう…高度下げる」グイ
--------------
--------------
--------------
『幽霊船』
フワフワ ドッスン
女戦士「どうだ?何か分かったか?」
剣士「火山が目視で見えたよ…あそこに大き目の島がある…あとここから6時の方向に小さな島がいくつかある」
女戦士「距離は?」
剣士「10海里くらいかな…日が落ちる前に行くのは多分無理」
女戦士「…そうか」
剣士「でもね…碇を下ろせそうな深さの場所なら分かる…6時方向に5海里行けば良い」
女戦士「よし!!取り舵!!」グルグル
盗賊「風向き変えるぜ?」フリフリ
女戦士「これで氷山への激突は心配なくなった…ふぅ」
剣士「でもね?多分シーサーペントが沢山居ると思う…戦う準備はした方が良い」
女戦士「フフ氷山よりマシだ…それにシーサーペントがこの船に登って来るとは思えん」
剣士「大きいのが居なければ良いけど」
フワフワ バサバサ
剣士「近くに島が無いかよく見てて」
女オーク「わかったわ…」
剣士「あ!!山が見える…噴煙の出所はアレか」
女オーク「剣士?左手にいくつか島が見えるわ」
剣士「お!?海底が浅いという事か…日が落ちる前に島まで行くのは無理そうだな」
女オーク「どうするの?」
剣士「座礁するのが怖くて下手に動けない…今の内に周辺の海の深さだけ見ておこう…高度下げる」グイ
--------------
--------------
--------------
『幽霊船』
フワフワ ドッスン
女戦士「どうだ?何か分かったか?」
剣士「火山が目視で見えたよ…あそこに大き目の島がある…あとここから6時の方向に小さな島がいくつかある」
女戦士「距離は?」
剣士「10海里くらいかな…日が落ちる前に行くのは多分無理」
女戦士「…そうか」
剣士「でもね…碇を下ろせそうな深さの場所なら分かる…6時方向に5海里行けば良い」
女戦士「よし!!取り舵!!」グルグル
盗賊「風向き変えるぜ?」フリフリ
女戦士「これで氷山への激突は心配なくなった…ふぅ」
剣士「でもね?多分シーサーペントが沢山居ると思う…戦う準備はした方が良い」
女戦士「フフ氷山よりマシだ…それにシーサーペントがこの船に登って来るとは思えん」
剣士「大きいのが居なければ良いけど」
315: 2021/11/20(土) 19:57:05.20 ID:KbfSVIxh0
『停船』
どらぁぁぁぁ!! ガラガラガラガラ
盗賊「うほーーこりゃ海に落ちたら一瞬で食われそうだ」
女戦士「大きいのは居そうか?」
盗賊「見た感じそうデカいのは居ない」
魔女「サーペントかいのぅ?」ノソ
盗賊「気持ち悪いから一気に殺せんか?」
魔女「共食いさせれば良さそうじゃな…何匹か倒せば良いが…」
戦士「てぇぇぇぇぇ!!」
シュン シュン シュン シュン グサ グサ グサ グサ
シーサーペント「シャーーーー」ニョロニョロ バチャバチャ
盗賊「なんだ簡単そうだ」
女戦士「行動が早いな戦士は…」
魔女「船の安全はあ奴に任せておいて良かろう」ノソ
剣士「なんか心配しなくても良かったみたいだね…ハハ」
『船長室』
アーデモナイ コーデモナイ
商人「…日誌と随分地形が違うみたいだ」
情報屋「多分氷山が崩落して何処かへ行ってしまったのよ」
商人「もう探検家の海図は役に立たないかなー火山の事も書いて無いし」
情報屋「きっと最近噴火したのよ…地軸の移動の影響ね」
商人「これ海面の上昇もあるよね?」
情報屋「そうね…浅瀬が多いだろうから下手に島に近付けないわね」
商人「先に飛空艇で簡単な地図作った方がよさそうだな」
情報屋「結構広そうだから大変ね」
商人「一旦どこかにキャンプ作りたいかなー…基準が無いと適当な地図になっちゃうんだよなぁ」
情報屋「一番大きそうな島は火山のある島だからまずそこを目指してみては?」
商人「そうだね…そこまで行く簡単な海図作るよ…座礁を回避すれば良い」
バーン ジャラジャラ
商人「ん?甲板で戦闘音だ」ドタドタ
情報屋「サーペントと戦ってるみたい…今は出ない方が良さそう」
ザブ~ン ユッサ ユッサ
商人「おとととと…」ヨロ
どらぁぁぁぁ!! ガラガラガラガラ
盗賊「うほーーこりゃ海に落ちたら一瞬で食われそうだ」
女戦士「大きいのは居そうか?」
盗賊「見た感じそうデカいのは居ない」
魔女「サーペントかいのぅ?」ノソ
盗賊「気持ち悪いから一気に殺せんか?」
魔女「共食いさせれば良さそうじゃな…何匹か倒せば良いが…」
戦士「てぇぇぇぇぇ!!」
シュン シュン シュン シュン グサ グサ グサ グサ
シーサーペント「シャーーーー」ニョロニョロ バチャバチャ
盗賊「なんだ簡単そうだ」
女戦士「行動が早いな戦士は…」
魔女「船の安全はあ奴に任せておいて良かろう」ノソ
剣士「なんか心配しなくても良かったみたいだね…ハハ」
『船長室』
アーデモナイ コーデモナイ
商人「…日誌と随分地形が違うみたいだ」
情報屋「多分氷山が崩落して何処かへ行ってしまったのよ」
商人「もう探検家の海図は役に立たないかなー火山の事も書いて無いし」
情報屋「きっと最近噴火したのよ…地軸の移動の影響ね」
商人「これ海面の上昇もあるよね?」
情報屋「そうね…浅瀬が多いだろうから下手に島に近付けないわね」
商人「先に飛空艇で簡単な地図作った方がよさそうだな」
情報屋「結構広そうだから大変ね」
商人「一旦どこかにキャンプ作りたいかなー…基準が無いと適当な地図になっちゃうんだよなぁ」
情報屋「一番大きそうな島は火山のある島だからまずそこを目指してみては?」
商人「そうだね…そこまで行く簡単な海図作るよ…座礁を回避すれば良い」
バーン ジャラジャラ
商人「ん?甲板で戦闘音だ」ドタドタ
情報屋「サーペントと戦ってるみたい…今は出ない方が良さそう」
ザブ~ン ユッサ ユッサ
商人「おとととと…」ヨロ
316: 2021/11/20(土) 19:58:30.50 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
盗賊「ダハハハハ…見たか?一発だぜ?」
女戦士「甲板を散らかすな!!ヘドロを掃除しておけ」
盗賊「しょうがないだろ…デカイやつが出て来てんだから」
女戦士「又この調子で戦う嵌めになるとは…」スチャ
魔女「仕方ないのぅ…ちと雷を落とすで海から離れて居れ」ノソノソ
戦士「全体退避!!海から離れろ!!」ドドド
魔女「アブラカタブラ…ビリビリスパーク…広範囲放電魔法!」
ガガーン ビリビリ ピシ!
魔女「海から塩素が出る故ちと風を吹かせい」
盗賊「お?おう…」フリフリ ソヨソヨ
女戦士「全滅か?」タラリ
魔女「海水を塩素に変えたのじゃ…生きて居るサーペントは居るまい」ノソノソ
盗賊「すげぇ…」
魔女「塩素は強い毒じゃで吸い込んではならんぞ?」
剣士「なるほど間接的に変性させたのか…」
魔女「広範囲で一気にやりたかったでな?これで静かになるじゃろう」
317: 2021/11/20(土) 19:59:26.48 ID:KbfSVIxh0
『デッキ』
ザブン ザブン
女戦士「一気に静かになった…」
女オーク「今晩は笛を吹く?」
女戦士「そうだな…早朝から行動する事を考えると今やった方が良いかも知れんな」
女オーク「じゃぁ観測士の仕事が終わったら吹くわ」
女戦士「又お前一人で船を守る事になるが?」
女オーク「海に雷を使えば良い事が分かったから大丈夫」
女戦士「フフそういう事か…心配無さそうだ」
剣士「僕はどうしたら笛の音に耐えられるか研究したいなぁ」
女オーク「耳を塞いでみる?」
剣士「それは他の人にやってもらう…そうだなぁ…僕は瞑想しておこうかな」
魔女「ほぅ?面白い研究じゃ…ではわらわは退魔の方陣の中に入って置こう」
女戦士「私は何が出来る?」
魔女「主は千里眼で女オークの目を覗いて居れ」
女戦士「ほう…面白い」
剣士「どうして寝てしまうのか謎なんだよね…暗示なのかなぁ?」
魔女「呪いの類やもしれぬ…いわゆる呪術」
剣士「呪いはどうやって防ぐ?」
魔女「呪符じゃな…厄除けの呪符…持って居るぞよ?」
剣士「じゃぁその呪符を誰かに…」
魔女「情報屋に渡して置こう…」
女戦士「では私は皆に笛の旨を連絡してくる…」スタ
--------------
--------------
--------------
ザブン ザブン
女戦士「一気に静かになった…」
女オーク「今晩は笛を吹く?」
女戦士「そうだな…早朝から行動する事を考えると今やった方が良いかも知れんな」
女オーク「じゃぁ観測士の仕事が終わったら吹くわ」
女戦士「又お前一人で船を守る事になるが?」
女オーク「海に雷を使えば良い事が分かったから大丈夫」
女戦士「フフそういう事か…心配無さそうだ」
剣士「僕はどうしたら笛の音に耐えられるか研究したいなぁ」
女オーク「耳を塞いでみる?」
剣士「それは他の人にやってもらう…そうだなぁ…僕は瞑想しておこうかな」
魔女「ほぅ?面白い研究じゃ…ではわらわは退魔の方陣の中に入って置こう」
女戦士「私は何が出来る?」
魔女「主は千里眼で女オークの目を覗いて居れ」
女戦士「ほう…面白い」
剣士「どうして寝てしまうのか謎なんだよね…暗示なのかなぁ?」
魔女「呪いの類やもしれぬ…いわゆる呪術」
剣士「呪いはどうやって防ぐ?」
魔女「呪符じゃな…厄除けの呪符…持って居るぞよ?」
剣士「じゃぁその呪符を誰かに…」
魔女「情報屋に渡して置こう…」
女戦士「では私は皆に笛の旨を連絡してくる…」スタ
--------------
--------------
--------------
318: 2021/11/20(土) 20:00:39.00 ID:KbfSVIxh0
『夜』
剣士「…」パチ キョロ
剣士「女オーク?何処?」
ドスドス
女オーク「目覚めた?」
剣士「今どれくらい経った?」
女オーク「まだ1時間くらい…」
剣士「よし!!瞑想で回避できるぞ…つまり肉体的に寝てる訳じゃ無い」
女オーク「他の人は全員寝たわ」
剣士「呪符もダメだったのか…」
女オーク「そうみたいね」
剣士「妖精は居る?」
女オーク「私のおっOいの間に挟まってる」
剣士「妖精さん出ておいで」
妖精「なんだよ!!何か用?」ヒョコ
剣士「なんで皆寝ちゃうの?」
妖精「勝手に寝てるんだから知らないよ」
剣士「そっか…まぁ良いや…ところで女オークのおっOいは僕の物なんだよ」
妖精「寝心地良いんだ」
剣士「困ったなぁ…誰にもあげる気無いんだけどさ」
妖精「奥の方開いてるよ?僕は入り口で十分」
剣士「奥?入り口?ハハ君面白い事言うね」
妖精「奥は君の物…入り口は僕の物…それじゃダメなの?」
剣士「う~ん…なんか良く分からないなぁ」
妖精「じゃぁそういう事で!!」スポ
剣士「あぁ!!」
女オーク「フフまぁ良いじゃない?害は無いのだし」
剣士「んんん…2人だけだからエOチしようと思ったのになぁ…」
女オーク「気にしなくて良いわ…ウフフ」
--------------
--------------
--------------
剣士「…」パチ キョロ
剣士「女オーク?何処?」
ドスドス
女オーク「目覚めた?」
剣士「今どれくらい経った?」
女オーク「まだ1時間くらい…」
剣士「よし!!瞑想で回避できるぞ…つまり肉体的に寝てる訳じゃ無い」
女オーク「他の人は全員寝たわ」
剣士「呪符もダメだったのか…」
女オーク「そうみたいね」
剣士「妖精は居る?」
女オーク「私のおっOいの間に挟まってる」
剣士「妖精さん出ておいで」
妖精「なんだよ!!何か用?」ヒョコ
剣士「なんで皆寝ちゃうの?」
妖精「勝手に寝てるんだから知らないよ」
剣士「そっか…まぁ良いや…ところで女オークのおっOいは僕の物なんだよ」
妖精「寝心地良いんだ」
剣士「困ったなぁ…誰にもあげる気無いんだけどさ」
妖精「奥の方開いてるよ?僕は入り口で十分」
剣士「奥?入り口?ハハ君面白い事言うね」
妖精「奥は君の物…入り口は僕の物…それじゃダメなの?」
剣士「う~ん…なんか良く分からないなぁ」
妖精「じゃぁそういう事で!!」スポ
剣士「あぁ!!」
女オーク「フフまぁ良いじゃない?害は無いのだし」
剣士「んんん…2人だけだからエOチしようと思ったのになぁ…」
女オーク「気にしなくて良いわ…ウフフ」
--------------
--------------
--------------
319: 2021/11/20(土) 20:02:15.50 ID:KbfSVIxh0
『早朝』
ザブン ザブン
剣士「ほら皆起きて?」ユサユサ
女戦士「…」パチ
剣士「女オークも皆起こして来て!」
女オーク「分かったわ…」ドスドス
女戦士「…日の出前だな?剣士はいつ起きた?」
剣士「僕はずっと起きてたさ…瞑想で笛の音を回避できる事が分かったよ」
女戦士「そうかそれは安心になる」
ドタドタ
商人「女戦士…今日のプランに提案があるんだ…寝てしまって昨夜言いそびれた」
女戦士「言って見ろ」
商人「探検家の海図がアテにならないから飛空艇で先行して周辺の地図を書きたい」
女戦士「アテにならんとは?」
商人「火山も書かれて無いし地形が全然違うと思われる」
女戦士「ふむ…この船は待機すると?」
商人「多分一番大きな島は火山のある島だと思う…ゆっくりそちらの方へ移動している間に先行して地図を書く」
女戦士「なるほど…一応日の入りまでには上陸するつもりで居たが構わんな?」
商人「間に合う様に直ぐに地図書くよ…もう飛びたい」
剣士「僕はいつでも行けるよ」
商人「情報屋もサポートで連れて行く…良いね?」
女戦士「わかった…船は安全確認しながらゆっくり火山を目指す…進路に何かあるなら貝殻で連絡してくれ」
剣士「おっけ!!」
商人「じゃぁ早速行こう…情報屋呼んで来る」ドタドタ
---------------
---------------
---------------
ザブン ザブン
剣士「ほら皆起きて?」ユサユサ
女戦士「…」パチ
剣士「女オークも皆起こして来て!」
女オーク「分かったわ…」ドスドス
女戦士「…日の出前だな?剣士はいつ起きた?」
剣士「僕はずっと起きてたさ…瞑想で笛の音を回避できる事が分かったよ」
女戦士「そうかそれは安心になる」
ドタドタ
商人「女戦士…今日のプランに提案があるんだ…寝てしまって昨夜言いそびれた」
女戦士「言って見ろ」
商人「探検家の海図がアテにならないから飛空艇で先行して周辺の地図を書きたい」
女戦士「アテにならんとは?」
商人「火山も書かれて無いし地形が全然違うと思われる」
女戦士「ふむ…この船は待機すると?」
商人「多分一番大きな島は火山のある島だと思う…ゆっくりそちらの方へ移動している間に先行して地図を書く」
女戦士「なるほど…一応日の入りまでには上陸するつもりで居たが構わんな?」
商人「間に合う様に直ぐに地図書くよ…もう飛びたい」
剣士「僕はいつでも行けるよ」
商人「情報屋もサポートで連れて行く…良いね?」
女戦士「わかった…船は安全確認しながらゆっくり火山を目指す…進路に何かあるなら貝殻で連絡してくれ」
剣士「おっけ!!」
商人「じゃぁ早速行こう…情報屋呼んで来る」ドタドタ
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320: 2021/11/20(土) 20:03:16.79 ID:KbfSVIxh0
『ハウ・アイ島近海』
ザブ~ン ギシギシ
女戦士「見張り台!!小島が増えて来たから浅瀬を良く確認しろ」
ローグ「へ~い…とりあえず島に近寄らなきゃ座礁する深さじゃ無いっすね…真っ直ぐ進んで下せぇ」
盗賊「剣士達の飛空艇はなかなか戻って来んな…なんか発見したんだろ?」
女戦士「確認したら戻ると言って居たが…心配ではあるな」
”聞こえる?今から戻るよ”
女戦士「このまま前進して問題無いか?こちらは大砲が1台しか無いぞ?」
”大丈夫!確認した…放棄された海賊船だったよ”
女戦士「放棄?誰も乗って居ないと言うのか?」
”うん…誰も乗って無いから安全…帰ってから話す”
女戦士「早く戻れ」
盗賊「海賊に先越されてんのか…こりゃ一戦ありそうだな」
女戦士「今の戦力なら問題無いだろう…しかしどこの海賊が此処まで来たと言うかの方が気になる」
盗賊「だな?だがよう?船を放棄するっておかしく無いか?」
女戦士「うむ…他の船も居るかもしれんな」
--------------
--------------
--------------
ザブ~ン ギシギシ
女戦士「見張り台!!小島が増えて来たから浅瀬を良く確認しろ」
ローグ「へ~い…とりあえず島に近寄らなきゃ座礁する深さじゃ無いっすね…真っ直ぐ進んで下せぇ」
盗賊「剣士達の飛空艇はなかなか戻って来んな…なんか発見したんだろ?」
女戦士「確認したら戻ると言って居たが…心配ではあるな」
”聞こえる?今から戻るよ”
女戦士「このまま前進して問題無いか?こちらは大砲が1台しか無いぞ?」
”大丈夫!確認した…放棄された海賊船だったよ”
女戦士「放棄?誰も乗って居ないと言うのか?」
”うん…誰も乗って無いから安全…帰ってから話す”
女戦士「早く戻れ」
盗賊「海賊に先越されてんのか…こりゃ一戦ありそうだな」
女戦士「今の戦力なら問題無いだろう…しかしどこの海賊が此処まで来たと言うかの方が気になる」
盗賊「だな?だがよう?船を放棄するっておかしく無いか?」
女戦士「うむ…他の船も居るかもしれんな」
--------------
--------------
--------------
321: 2021/11/20(土) 20:04:57.97 ID:KbfSVIxh0
『船首』
フワフワ ドッスン
女戦士「状況を教えろ…」スタスタ
剣士「すごい発見だよ…古代都市が浅瀬に沈んでる…それで沖に一隻だけ海賊船が放置されてるんだ」
盗賊「おぉ!!」
女戦士「このまま直進で良いんだな?」
剣士「うん…商人さんが簡単な地図を書いた」
商人「これを参考にして」パサ
女戦士「よし…右手に少し回れば良いか」
盗賊「海賊船が沖に放置されてるってどういうこった?」
情報屋「多分その辺りまで氷があったと思うわ…海面が上昇して古代都市が浅瀬に沈んだ…」
商人「つい最近沈んだ感じだね…海に沈んで一気に氷がどっか行っちゃったんだよ」
盗賊「じゃぁ遺跡探掘はお預けか?」
商人「全部沈んでる訳じゃ無いよ…一部は陸にもある」
剣士「沈んだ古代都市の一帯は水深15メートルくらいだよ…この船で行けるよね?」
女戦士「引っかかる物が無ければいけるな」
盗賊「今の話からするとその海賊船は沈んだ古代都市の外側に停泊してんだな?」
剣士「そんな感じ」
女戦士「海賊旗は見たか?」
剣士「ドクロに角突きの兜…多分北方の海賊だよ」
女戦士「船の規模は?」
商人「大き目のキャラック船に大砲を沢山乗せてあった」
女戦士「分かった…セントラル貴族崩れの髭男爵だ…私とは敵対関係になる」
盗賊「上陸する前に船を確保した方が良く無ぇか?」
女戦士「うむ…大砲を奪っておきたい」
剣士「海賊船は本当に誰も居ないよ…砲弾も火薬も放置しっぱなしさ」
盗賊「奪うしか無ぇな…てかその船動きそうに無いんか?」
情報屋「見た感じあまり傷んで無いわ…帆も畳んであったし」
盗賊「おぉ!!使えるなら丸ごと頂く」
女戦士「まずは海賊船の確保に向かおう…」
フワフワ ドッスン
女戦士「状況を教えろ…」スタスタ
剣士「すごい発見だよ…古代都市が浅瀬に沈んでる…それで沖に一隻だけ海賊船が放置されてるんだ」
盗賊「おぉ!!」
女戦士「このまま直進で良いんだな?」
剣士「うん…商人さんが簡単な地図を書いた」
商人「これを参考にして」パサ
女戦士「よし…右手に少し回れば良いか」
盗賊「海賊船が沖に放置されてるってどういうこった?」
情報屋「多分その辺りまで氷があったと思うわ…海面が上昇して古代都市が浅瀬に沈んだ…」
商人「つい最近沈んだ感じだね…海に沈んで一気に氷がどっか行っちゃったんだよ」
盗賊「じゃぁ遺跡探掘はお預けか?」
商人「全部沈んでる訳じゃ無いよ…一部は陸にもある」
剣士「沈んだ古代都市の一帯は水深15メートルくらいだよ…この船で行けるよね?」
女戦士「引っかかる物が無ければいけるな」
盗賊「今の話からするとその海賊船は沈んだ古代都市の外側に停泊してんだな?」
剣士「そんな感じ」
女戦士「海賊旗は見たか?」
剣士「ドクロに角突きの兜…多分北方の海賊だよ」
女戦士「船の規模は?」
商人「大き目のキャラック船に大砲を沢山乗せてあった」
女戦士「分かった…セントラル貴族崩れの髭男爵だ…私とは敵対関係になる」
盗賊「上陸する前に船を確保した方が良く無ぇか?」
女戦士「うむ…大砲を奪っておきたい」
剣士「海賊船は本当に誰も居ないよ…砲弾も火薬も放置しっぱなしさ」
盗賊「奪うしか無ぇな…てかその船動きそうに無いんか?」
情報屋「見た感じあまり傷んで無いわ…帆も畳んであったし」
盗賊「おぉ!!使えるなら丸ごと頂く」
女戦士「まずは海賊船の確保に向かおう…」
322: 2021/11/20(土) 20:06:36.26 ID:KbfSVIxh0
『放棄された海賊船』
ドタドタ
女戦士「荷を調べろ!!航海日誌と海図を優先で探せ!!」
盗賊「この船なんでこんなに綺麗なんだ?いつから放置されてると思う?」
商人「ここも海が割と浅い…もしかしてここで座礁してたんじゃないかな?」
情報屋「その可能性ありそうね…海面が上がって浮き上がった…」
剣士「食料が何も無いよ…残されてるのが重たい砲弾とか木材とか」
盗賊「小舟も無い所を見ると食料持って島へ避難したか」
女戦士「私達も同じ目に合わん様にせねばな…」
ドタドタ
ローグ「荷が何も無いっすねぇ…日誌も海図も見つかりやせん」
盗賊「俺ぁちっと動かせるか確認してくる」ダダ
女戦士「ふむ…船が無事に浮いていると言うのに取りに帰って来ないと言う事は島に上陸するのは危ない可能性がある」
剣士「空から見た感じ魔物とかも居なさそうだけど…」
女戦士「まず少数精鋭で安全を確認した後がよかろう」
剣士「まぁそうだね」
盗賊「おい!!動くぜ?この船!!」
アサシン「スケルトンをこちらの船に移し替えて私が動かすというのはどうだ?衛生的にもよかろう?」
女戦士「そうだな…この船はアサシンに任せた方が良さそうだ」
アサシン「今からこの船は私の物だ…海賊旗は外させて貰う」
盗賊「マジか!!くっそこんな良い船を…」
アサシン「これで2隻体制…随分な収穫だクックック」
女戦士「もうすこし陸寄りに移動させよう…この船は幽霊船を守る形で位置取り頼む」
アサシン「他の船を警戒しているか?」
女戦士「一応な?…幽霊船で先導するから付いて来てくれ」
ドタドタ
女戦士「荷を調べろ!!航海日誌と海図を優先で探せ!!」
盗賊「この船なんでこんなに綺麗なんだ?いつから放置されてると思う?」
商人「ここも海が割と浅い…もしかしてここで座礁してたんじゃないかな?」
情報屋「その可能性ありそうね…海面が上がって浮き上がった…」
剣士「食料が何も無いよ…残されてるのが重たい砲弾とか木材とか」
盗賊「小舟も無い所を見ると食料持って島へ避難したか」
女戦士「私達も同じ目に合わん様にせねばな…」
ドタドタ
ローグ「荷が何も無いっすねぇ…日誌も海図も見つかりやせん」
盗賊「俺ぁちっと動かせるか確認してくる」ダダ
女戦士「ふむ…船が無事に浮いていると言うのに取りに帰って来ないと言う事は島に上陸するのは危ない可能性がある」
剣士「空から見た感じ魔物とかも居なさそうだけど…」
女戦士「まず少数精鋭で安全を確認した後がよかろう」
剣士「まぁそうだね」
盗賊「おい!!動くぜ?この船!!」
アサシン「スケルトンをこちらの船に移し替えて私が動かすというのはどうだ?衛生的にもよかろう?」
女戦士「そうだな…この船はアサシンに任せた方が良さそうだ」
アサシン「今からこの船は私の物だ…海賊旗は外させて貰う」
盗賊「マジか!!くっそこんな良い船を…」
アサシン「これで2隻体制…随分な収穫だクックック」
女戦士「もうすこし陸寄りに移動させよう…この船は幽霊船を守る形で位置取り頼む」
アサシン「他の船を警戒しているか?」
女戦士「一応な?…幽霊船で先導するから付いて来てくれ」
323: 2021/11/20(土) 20:07:43.20 ID:KbfSVIxh0
『海底都市』
ユラ~ ギシギシ
情報屋「海から突き出ている塔からは距離を取って?いつ倒れるか分からないから…」
女戦士「驚きだな…この古代都市は当時のまま海に沈んでいるのか」
情報屋「雪と氷で覆われたまま眠って居たのよ…こんなに良い状態で保存されているのはすごい事よ」
盗賊「探検家の奴らが仲間割れする訳だ」
魔女「わらわの塔よりもはるかに大きな塔じゃな」
盗賊「15メートルなら泳いで下まで見に行けるぜ?」
魔女「止めて置け…どこからサーペントが出て来るか分からぬ」
盗賊「そうだったな…下手に海に入らん方が良いか」
商人「見て!!倒れてる塔!!あれを桟橋代わりに出来そうだ」
女戦士「よしアレを挟んで2隻停船させよう」グイ
情報屋「陸まで少し距離があるけど…」
女戦士「ひとまず様子見だ…お前も塔がどんなものか見て見たいだろう」
情報屋「そうね…」
『倒れた塔』
ギシギシ ガコン
剣士「この塔穴だらけだ…足元気を付けて」シュタ
盗賊「こりゃ夜中危無ぇぞ…穴に落ちちまう」
女戦士「アサシンの船に補修用の板が積んであったな…」
剣士「この数埋めるの全然足りないよ」
魔女「人が落ちん程度じゃったらツタでも張れば良かろう…」
剣士「お?種有ったな…」ゴソゴソ
女戦士「ツタを陸まで伸ばせるか?」
剣士「土が足りないかなー」
魔女「主だけ陸に行って向こうから延ばせば良いのではないか?」
剣士「おぉ?賢い…そうだ向こうまでロープ渡せる?」
商人「クロスボウでロープは渡せる…何に当てるかだけど…」
剣士「向こうの建物じゃダメ?」
情報屋「この塔は石で出来てるみたいよ?ボルトは石に刺さる?」
魔女「主が泳いで行けば良かろう」
剣士「えええ…」
魔女「ヤレヤレじゃな…氷結魔法!」ピシピシ カキーン
魔女「すぐに溶けるで走って行け」
剣士「ちょちょ…落ちたらどうするの…」
魔女「ちっとくらい濡れても氏なんわ!早う行け」ドン
剣士「あわわ…」シュタタ
ピシピシ パリーン
ユラ~ ギシギシ
情報屋「海から突き出ている塔からは距離を取って?いつ倒れるか分からないから…」
女戦士「驚きだな…この古代都市は当時のまま海に沈んでいるのか」
情報屋「雪と氷で覆われたまま眠って居たのよ…こんなに良い状態で保存されているのはすごい事よ」
盗賊「探検家の奴らが仲間割れする訳だ」
魔女「わらわの塔よりもはるかに大きな塔じゃな」
盗賊「15メートルなら泳いで下まで見に行けるぜ?」
魔女「止めて置け…どこからサーペントが出て来るか分からぬ」
盗賊「そうだったな…下手に海に入らん方が良いか」
商人「見て!!倒れてる塔!!あれを桟橋代わりに出来そうだ」
女戦士「よしアレを挟んで2隻停船させよう」グイ
情報屋「陸まで少し距離があるけど…」
女戦士「ひとまず様子見だ…お前も塔がどんなものか見て見たいだろう」
情報屋「そうね…」
『倒れた塔』
ギシギシ ガコン
剣士「この塔穴だらけだ…足元気を付けて」シュタ
盗賊「こりゃ夜中危無ぇぞ…穴に落ちちまう」
女戦士「アサシンの船に補修用の板が積んであったな…」
剣士「この数埋めるの全然足りないよ」
魔女「人が落ちん程度じゃったらツタでも張れば良かろう…」
剣士「お?種有ったな…」ゴソゴソ
女戦士「ツタを陸まで伸ばせるか?」
剣士「土が足りないかなー」
魔女「主だけ陸に行って向こうから延ばせば良いのではないか?」
剣士「おぉ?賢い…そうだ向こうまでロープ渡せる?」
商人「クロスボウでロープは渡せる…何に当てるかだけど…」
剣士「向こうの建物じゃダメ?」
情報屋「この塔は石で出来てるみたいよ?ボルトは石に刺さる?」
魔女「主が泳いで行けば良かろう」
剣士「えええ…」
魔女「ヤレヤレじゃな…氷結魔法!」ピシピシ カキーン
魔女「すぐに溶けるで走って行け」
剣士「ちょちょ…落ちたらどうするの…」
魔女「ちっとくらい濡れても氏なんわ!早う行け」ドン
剣士「あわわ…」シュタタ
ピシピシ パリーン
324: 2021/11/20(土) 20:08:48.23 ID:KbfSVIxh0
『古代遺跡』
ギシギシ
剣士「ツタは一人づつ渡って!!」
盗賊「やっと陸に上がれたか…」スタ
女戦士「ハイディングできる4人は周囲の様子を探って来てくれ」
剣士「え?あ…うん」
盗賊「行くか!!ローグ早く来い!!」
ローグ「あいさー」スタタ
女戦士「日が落ちるまでには帰って来い…情報屋と商人はすぐそこの建屋が使えるか調べてくれ」
ドドドドドド
戦士「私は警備で良いか?」
女戦士「桟橋から離れない程度にな?」
戦士「よし!!総員配置に付け!!2名1組射撃警戒!!」ダダ
女戦士「フフ流石だな」
戦士「アサシン殿には大砲での威嚇準備をお願いしたい」キリ
女戦士「伝えて置く」スタ
戦士「感謝!」
『すぐそこの建屋』
スタスタ
アサシン「…呼ばれて来たが何用だ?」
商人「これだよ…ミイラ2体…アサシンの船の戦力になるかと思ってね」
アサシン「そういう事か…衣類を見る限り近代だな?」
情報屋「探検家の仲間か海賊ね…餓氏した後に凍って居たんだと思うわ」
アサシン「腐敗して居ないのは凍ったせいという事か?」
情報屋「恐らく…凍っても水分は蒸発していくからミイラになったと思う」
アサシン「ひとまず使役して船へ連れて行く…従え!」フリフリ
ミイラ「…」ピク グググ
商人「この空の樽の運搬もお願いするよ」
アサシン「分かった…樽を運べ!」フリフリ
情報屋「この建物はキャンプ拠点に出来そうだから少し掃除しましょう」
商人「そうだね」
ギシギシ
剣士「ツタは一人づつ渡って!!」
盗賊「やっと陸に上がれたか…」スタ
女戦士「ハイディングできる4人は周囲の様子を探って来てくれ」
剣士「え?あ…うん」
盗賊「行くか!!ローグ早く来い!!」
ローグ「あいさー」スタタ
女戦士「日が落ちるまでには帰って来い…情報屋と商人はすぐそこの建屋が使えるか調べてくれ」
ドドドドドド
戦士「私は警備で良いか?」
女戦士「桟橋から離れない程度にな?」
戦士「よし!!総員配置に付け!!2名1組射撃警戒!!」ダダ
女戦士「フフ流石だな」
戦士「アサシン殿には大砲での威嚇準備をお願いしたい」キリ
女戦士「伝えて置く」スタ
戦士「感謝!」
『すぐそこの建屋』
スタスタ
アサシン「…呼ばれて来たが何用だ?」
商人「これだよ…ミイラ2体…アサシンの船の戦力になるかと思ってね」
アサシン「そういう事か…衣類を見る限り近代だな?」
情報屋「探検家の仲間か海賊ね…餓氏した後に凍って居たんだと思うわ」
アサシン「腐敗して居ないのは凍ったせいという事か?」
情報屋「恐らく…凍っても水分は蒸発していくからミイラになったと思う」
アサシン「ひとまず使役して船へ連れて行く…従え!」フリフリ
ミイラ「…」ピク グググ
商人「この空の樽の運搬もお願いするよ」
アサシン「分かった…樽を運べ!」フリフリ
情報屋「この建物はキャンプ拠点に出来そうだから少し掃除しましょう」
商人「そうだね」
325: 2021/11/20(土) 20:10:08.80 ID:KbfSVIxh0
『桟橋周辺』
タッタッタ
商人「あの建屋は資材を運べば拠点として使えそうだよ」
女戦士「情報屋はどうした?」
商人「建屋の掃除をしてる…あそこで誰かがしばらく生活してた跡があるんだ」
女戦士「では他の建屋も同様の可能性があるな」
商人「うん…全部見て回るのは明日だね」
女戦士「遺物などは既に盗掘済みか?」
商人「謎の道具みたいな物は見当たらないね…全部盗られちゃったかもね」
女戦士「まぁ良い…建屋が使えるだけで今の所十分…掃除要員を数名行かせる」
商人「お願い…」
リリース! スゥ
商人「うわ!!びっくりした…」
盗賊「戻ったぜ?この周辺は生き物の気配が何も無いわ…土産は苔だな」ドサ
剣士「少し行くとまだ氷が残っててビチャビチャだよ」
盗賊「ほとんど荒野だな…ほんで苔が生えて来てる」
女戦士「こちらは建屋の中にミイラを2体発見した所だ」
盗賊「ミイラ?なんでまたミイラなんぞ…」
商人「この島に来た人だよ…餓氏してミイラになってるのさ」
盗賊「ほ~ん…まぁ食い物は全く無さそうだな」
商人「もう少し火山の方に行くと少し木が生えてるんだ…そっちに移動したかもね」
盗賊「てかこの島割と広いから探索しんどいぞ?」
女戦士「長期戦になりそうだな…食料問題はちと考えねばならん」
剣士「あ…水分が多い荒野だからいろいろ育てられる…日差しも強いし暖かいし」
盗賊「おぉそうよ…日差しはきついのに氷のお陰で風は涼しい…なかなか良い島だぜ?」
女戦士「桟橋の強化に木材が必要になる…まず木が欲しい」
剣士「おけおけ!!いろいろ育てて見るよ」
タッタッタ
商人「あの建屋は資材を運べば拠点として使えそうだよ」
女戦士「情報屋はどうした?」
商人「建屋の掃除をしてる…あそこで誰かがしばらく生活してた跡があるんだ」
女戦士「では他の建屋も同様の可能性があるな」
商人「うん…全部見て回るのは明日だね」
女戦士「遺物などは既に盗掘済みか?」
商人「謎の道具みたいな物は見当たらないね…全部盗られちゃったかもね」
女戦士「まぁ良い…建屋が使えるだけで今の所十分…掃除要員を数名行かせる」
商人「お願い…」
リリース! スゥ
商人「うわ!!びっくりした…」
盗賊「戻ったぜ?この周辺は生き物の気配が何も無いわ…土産は苔だな」ドサ
剣士「少し行くとまだ氷が残っててビチャビチャだよ」
盗賊「ほとんど荒野だな…ほんで苔が生えて来てる」
女戦士「こちらは建屋の中にミイラを2体発見した所だ」
盗賊「ミイラ?なんでまたミイラなんぞ…」
商人「この島に来た人だよ…餓氏してミイラになってるのさ」
盗賊「ほ~ん…まぁ食い物は全く無さそうだな」
商人「もう少し火山の方に行くと少し木が生えてるんだ…そっちに移動したかもね」
盗賊「てかこの島割と広いから探索しんどいぞ?」
女戦士「長期戦になりそうだな…食料問題はちと考えねばならん」
剣士「あ…水分が多い荒野だからいろいろ育てられる…日差しも強いし暖かいし」
盗賊「おぉそうよ…日差しはきついのに氷のお陰で風は涼しい…なかなか良い島だぜ?」
女戦士「桟橋の強化に木材が必要になる…まず木が欲しい」
剣士「おけおけ!!いろいろ育てて見るよ」
326: 2021/11/20(土) 20:11:27.82 ID:KbfSVIxh0
『夕方_近くの建屋』
トンテンカン ギコギコ
盗賊「おっし!テーブル一丁上がり!!」ドン
ローグ「剣士君…金貨持ってきやしたぜ?」ジャラリ
剣士「盗賊さんも持ってるよね?全部頂戴」
盗賊「何に使うのよ?」
剣士「金貨溶かしてインゴットにするんだ…どうせ使い道無いでしょ?」
盗賊「インゴットにしてどうすんだ?」
剣士「アサシンさんの船用のアダマンタイト作るのさ」コネコネ
盗賊「なんだそういう事か…勿体無ぇなぁ…」ジャラリ
剣士「財宝だったら幽霊船に一杯積んでるじゃない」
盗賊「まぁそうなんだが酒代に使いにくいもんでな」
剣士「…よっし!出来た…即席の粘土の器」
ローグ「その中に金貨入れて炉で溶かすんすね?」
剣士「うん…情報屋さん!マグマの杖貸して」
情報屋「良いわよ…はい」
ローグ「石炭の代わりに魔法っすか…」
剣士「こっちの方が早いし…」フリフリ ゴゴゴゴゴ ボゥ
アーデモナイ コーデモナイ
6名一組で調査隊を組む…ふむ
休憩は狭間に隠した幽霊船で取れば常時調査隊を2班ずつ出せる
夜間は光源が無いから危険が伴うが…
照明魔法を封じた銀貨を各自持たせれば良いぞ?
なるほど…それで行って見るか
ローグ「しばらく忙しくなりそうでやんすねぇ…」
盗賊「この島を探索すんのにちっと人出が足りん気がするんだが…」
ローグ「そうっすね…後50人は欲しいでやんすよ」
剣士「変性魔法!」シュワ
剣士「出来た!!初めて作ったよ…」
盗賊「これでアサシンの船も狭間に隠せる訳か」
剣士「ちょっとアサシンさんの船に魔方陣張りに行って来る…なにかあったら呼んで」シュタタ
トンテンカン ギコギコ
盗賊「おっし!テーブル一丁上がり!!」ドン
ローグ「剣士君…金貨持ってきやしたぜ?」ジャラリ
剣士「盗賊さんも持ってるよね?全部頂戴」
盗賊「何に使うのよ?」
剣士「金貨溶かしてインゴットにするんだ…どうせ使い道無いでしょ?」
盗賊「インゴットにしてどうすんだ?」
剣士「アサシンさんの船用のアダマンタイト作るのさ」コネコネ
盗賊「なんだそういう事か…勿体無ぇなぁ…」ジャラリ
剣士「財宝だったら幽霊船に一杯積んでるじゃない」
盗賊「まぁそうなんだが酒代に使いにくいもんでな」
剣士「…よっし!出来た…即席の粘土の器」
ローグ「その中に金貨入れて炉で溶かすんすね?」
剣士「うん…情報屋さん!マグマの杖貸して」
情報屋「良いわよ…はい」
ローグ「石炭の代わりに魔法っすか…」
剣士「こっちの方が早いし…」フリフリ ゴゴゴゴゴ ボゥ
アーデモナイ コーデモナイ
6名一組で調査隊を組む…ふむ
休憩は狭間に隠した幽霊船で取れば常時調査隊を2班ずつ出せる
夜間は光源が無いから危険が伴うが…
照明魔法を封じた銀貨を各自持たせれば良いぞ?
なるほど…それで行って見るか
ローグ「しばらく忙しくなりそうでやんすねぇ…」
盗賊「この島を探索すんのにちっと人出が足りん気がするんだが…」
ローグ「そうっすね…後50人は欲しいでやんすよ」
剣士「変性魔法!」シュワ
剣士「出来た!!初めて作ったよ…」
盗賊「これでアサシンの船も狭間に隠せる訳か」
剣士「ちょっとアサシンさんの船に魔方陣張りに行って来る…なにかあったら呼んで」シュタタ
327: 2021/11/20(土) 20:12:32.22 ID:KbfSVIxh0
『海賊船』
ヴヴヴヴ ズルズル
剣士「あれ?ゾンビが居る…え?なんで増えてる?」
アサシン「海中に沈んで居たのも居た様だ…バリエーションが増えただろう?」
剣士「うわ…本当に幽霊船みたいになったね」
アサシン「クックックこの船には武器も積んで合ってな…そこそこの戦力になる」
剣士「この船に使うアダマンタイトを作って来たんだ…これだよ」
アサシン「ほぅ?気が利くな」
剣士「これで完全に幽霊船だね」
アサシン「財宝は何も積んで居ないがな?」
剣士「なんかこっちの船の方がかっこ良いなぁ…大砲一杯だし」キョロ
アサシン「丁度剣士に頼みたい事が合ったんだが…」
剣士「なに?」
アサシン「船底の竜骨部分に亀裂が入っているのだ…浸水には至って居ないがちと心配でな」
剣士「座礁した跡なんだね…一番強度が必要な所が傷んでるのか」
アサシン「なんとかならんか?」
剣士「樹液を流し込んで変性させれば良いんだけど…樹液かぁ…ここの土はクヌギがあんまり育たなくてね…」
アサシン「代替は何か無いのか?」
剣士「う~ん…ちょっと他の木も育てて見るよ」
アサシン「頼む」
ヴヴヴヴ ズルズル
剣士「あれ?ゾンビが居る…え?なんで増えてる?」
アサシン「海中に沈んで居たのも居た様だ…バリエーションが増えただろう?」
剣士「うわ…本当に幽霊船みたいになったね」
アサシン「クックックこの船には武器も積んで合ってな…そこそこの戦力になる」
剣士「この船に使うアダマンタイトを作って来たんだ…これだよ」
アサシン「ほぅ?気が利くな」
剣士「これで完全に幽霊船だね」
アサシン「財宝は何も積んで居ないがな?」
剣士「なんかこっちの船の方がかっこ良いなぁ…大砲一杯だし」キョロ
アサシン「丁度剣士に頼みたい事が合ったんだが…」
剣士「なに?」
アサシン「船底の竜骨部分に亀裂が入っているのだ…浸水には至って居ないがちと心配でな」
剣士「座礁した跡なんだね…一番強度が必要な所が傷んでるのか」
アサシン「なんとかならんか?」
剣士「樹液を流し込んで変性させれば良いんだけど…樹液かぁ…ここの土はクヌギがあんまり育たなくてね…」
アサシン「代替は何か無いのか?」
剣士「う~ん…ちょっと他の木も育てて見るよ」
アサシン「頼む」
328: 2021/11/20(土) 20:13:28.70 ID:KbfSVIxh0
『荒野』
ニョキニョキ バサバサ
剣士「チェリーが良く育つ…よし!これで行ける…成長魔法!」グングン
魔女「何が育つか試しておるのか?」ノソ
剣士「ギク!!ま…まぁそうだよ」
魔女「むやみに生態系を変える真似は良くないぞよ?」
剣士「この島はこれからどう育つかまだ分からないよ」
魔女「まぁ良い…して何が良く育ちそうじゃ?」
剣士「広葉樹も針葉樹もあまり育たない…チェリーだけ良く育つ…あとヤシとバナナかな」
魔女「熱帯の樹木が育つのじゃな…果物が生る木が良かろう」
剣士「小麦もあまり育たないんだ」
魔女「芋が良いじゃろうな…あとはとうもろこしじゃ」
剣士「魔女は作物育てない?」
魔女「魔術で育てるのは反則じゃ…理を超える術はわらわは使わぬ…主がヤレ」
剣士「なんだよ結局容認してるじゃない」
魔女「わらわも果物は食いたいでのぅ…わらわに見つからぬ様に上手くやるのじゃぞ?」ノソノソ
剣士「なんだよ冷やかしに来ただけか…」
ニョキニョキ バサバサ
剣士「チェリーが良く育つ…よし!これで行ける…成長魔法!」グングン
魔女「何が育つか試しておるのか?」ノソ
剣士「ギク!!ま…まぁそうだよ」
魔女「むやみに生態系を変える真似は良くないぞよ?」
剣士「この島はこれからどう育つかまだ分からないよ」
魔女「まぁ良い…して何が良く育ちそうじゃ?」
剣士「広葉樹も針葉樹もあまり育たない…チェリーだけ良く育つ…あとヤシとバナナかな」
魔女「熱帯の樹木が育つのじゃな…果物が生る木が良かろう」
剣士「小麦もあまり育たないんだ」
魔女「芋が良いじゃろうな…あとはとうもろこしじゃ」
剣士「魔女は作物育てない?」
魔女「魔術で育てるのは反則じゃ…理を超える術はわらわは使わぬ…主がヤレ」
剣士「なんだよ結局容認してるじゃない」
魔女「わらわも果物は食いたいでのぅ…わらわに見つからぬ様に上手くやるのじゃぞ?」ノソノソ
剣士「なんだよ冷やかしに来ただけか…」
329: 2021/11/20(土) 20:14:31.48 ID:KbfSVIxh0
『キャンプ」
ドタドタ バタバタ
建屋に物資を運び入れてくれ
見張りは2名づつだ
柵の設置急げぇ!!
女戦士「1班!戦士を隊長として計6名…北側の海岸沿いを探索」
女戦士「2班!近衛侍を隊長として計6名…南側から回ってくれ」
女戦士「作戦は6時間を目安として戻るのだ…最優先は使える物資の調達…遺跡調査は明日以降行う」
女王「皆さん携帯食料を作りましたのでお持ちください」
盗賊「おぉ!!おにぎりか?」
女王「はい…どうぞ」
剣士「チェリーも沢山採れたから持って行って…種は何処かに埋めて来れば良い」
盗賊「おにぎりにチェリーとはまた全然合わんなヌハハ」
ローグ「盗賊さん行きやすぜ?もう向こうに集まってやす」
盗賊「じゃ行って来るわ!」タッタッタ
女戦士「剣士と商人は飛空艇を使って上空から光を照らしてくれ…女オークは幽霊船で笛を頼む」
剣士「おっけ!しばらくは上空待機で良いのかな?」
女戦士「そうだ…小隊が帰る道しるべになって欲しいのだ」
商人「じゃぁ僕は上で周辺の詳細地図でも書こうかな」
女戦士「大いに助かる」
剣士「じゃ行こっか…」シュタタ
ドタドタ バタバタ
建屋に物資を運び入れてくれ
見張りは2名づつだ
柵の設置急げぇ!!
女戦士「1班!戦士を隊長として計6名…北側の海岸沿いを探索」
女戦士「2班!近衛侍を隊長として計6名…南側から回ってくれ」
女戦士「作戦は6時間を目安として戻るのだ…最優先は使える物資の調達…遺跡調査は明日以降行う」
女王「皆さん携帯食料を作りましたのでお持ちください」
盗賊「おぉ!!おにぎりか?」
女王「はい…どうぞ」
剣士「チェリーも沢山採れたから持って行って…種は何処かに埋めて来れば良い」
盗賊「おにぎりにチェリーとはまた全然合わんなヌハハ」
ローグ「盗賊さん行きやすぜ?もう向こうに集まってやす」
盗賊「じゃ行って来るわ!」タッタッタ
女戦士「剣士と商人は飛空艇を使って上空から光を照らしてくれ…女オークは幽霊船で笛を頼む」
剣士「おっけ!しばらくは上空待機で良いのかな?」
女戦士「そうだ…小隊が帰る道しるべになって欲しいのだ」
商人「じゃぁ僕は上で周辺の詳細地図でも書こうかな」
女戦士「大いに助かる」
剣士「じゃ行こっか…」シュタタ
330: 2021/11/20(土) 20:15:31.05 ID:KbfSVIxh0
『キャンプ_建屋』
ゴソゴソ ガリガリ
女戦士「どうだ?年代は推定出来そうか?」
情報屋「ダメね…キ・カイとほぼ同年代だとは思うのだけれど証拠が掴めないわ」
女戦士「その時期の違う国だったのかも知れんな」
情報屋「地上での建築法はこの遺跡が初めてなのよ…キ・カイでは地上部分がすべて失われてるから」
女戦士「この建屋は何に使われていたと思う?」
情報屋「それも全然分からない…住居にしては頑丈すぎるし」
女戦士「上の階はもう行ったか?」
情報屋「全く同じ間取りよ…崩れた何かが有るだけ」
女戦士「書物類が一切見当たらんのは不思議だな」
情報屋「それはその当時羊皮紙類を使って情報伝達していないからだと思うわ…それはキ・カイと同じ」
女戦士「なるほど…エルフも情報伝達は文字を使わんか」
情報屋「この建屋では調査は限界ね…壁の材料を調べるくらいしか…」
女戦士「壁の断面は知りたく無いか?」
情報屋「え?そんな事出来る?」
女戦士「この破壊の剣がな…どうやら何でも切る事が出来る様なのだ」
情報屋「スゴイ!!…じゃぁ一部だけ切り取って欲しい」
女戦士「どの辺りが良い?」
情報屋「入り口の反対側にも出入口を作るのは?」
女戦士「よし…分かった…」スラーン チャキリ
スパ スパ スパ ズズーン
情報屋「スゴイわ…果物を切るみたいに…」
女戦士「ふぅ…普通の剣ではこんな風に切る事は出来ない…まさに破壊の剣だ」スチャ
情報屋「壁の断面…これ石の中に金属が入ってる…どうやって金属を」ゴソゴソ
女戦士「なるほど…これは石の様に見えるがセラミックだ…武器の製法にこういう作り方がある」
情報屋「心材に金属を使ってセラミックで覆う?」
女戦士「そうだ金属より軽く作れて耐熱性…腐食性に優れるのだ」
情報屋「それで4000年以上も形を留めているのね」
ゴソゴソ ガリガリ
女戦士「どうだ?年代は推定出来そうか?」
情報屋「ダメね…キ・カイとほぼ同年代だとは思うのだけれど証拠が掴めないわ」
女戦士「その時期の違う国だったのかも知れんな」
情報屋「地上での建築法はこの遺跡が初めてなのよ…キ・カイでは地上部分がすべて失われてるから」
女戦士「この建屋は何に使われていたと思う?」
情報屋「それも全然分からない…住居にしては頑丈すぎるし」
女戦士「上の階はもう行ったか?」
情報屋「全く同じ間取りよ…崩れた何かが有るだけ」
女戦士「書物類が一切見当たらんのは不思議だな」
情報屋「それはその当時羊皮紙類を使って情報伝達していないからだと思うわ…それはキ・カイと同じ」
女戦士「なるほど…エルフも情報伝達は文字を使わんか」
情報屋「この建屋では調査は限界ね…壁の材料を調べるくらいしか…」
女戦士「壁の断面は知りたく無いか?」
情報屋「え?そんな事出来る?」
女戦士「この破壊の剣がな…どうやら何でも切る事が出来る様なのだ」
情報屋「スゴイ!!…じゃぁ一部だけ切り取って欲しい」
女戦士「どの辺りが良い?」
情報屋「入り口の反対側にも出入口を作るのは?」
女戦士「よし…分かった…」スラーン チャキリ
スパ スパ スパ ズズーン
情報屋「スゴイわ…果物を切るみたいに…」
女戦士「ふぅ…普通の剣ではこんな風に切る事は出来ない…まさに破壊の剣だ」スチャ
情報屋「壁の断面…これ石の中に金属が入ってる…どうやって金属を」ゴソゴソ
女戦士「なるほど…これは石の様に見えるがセラミックだ…武器の製法にこういう作り方がある」
情報屋「心材に金属を使ってセラミックで覆う?」
女戦士「そうだ金属より軽く作れて耐熱性…腐食性に優れるのだ」
情報屋「それで4000年以上も形を留めているのね」
331: 2021/11/20(土) 20:17:14.89 ID:KbfSVIxh0
『翌日』
トンテンカン ギコギコ
荷車は全部で4台必要だ…次の調査に間に合わせろ!!
桟橋の補強完了!!これで大砲を下ろせます
海賊船から8台降ろすように伝えてくれ
盗賊「ふぁ~ぁ…あぁ良く寝た」
女戦士「幽霊船での睡眠は快適か?」
盗賊「うむ…十分休んでも狭間の外じゃ2~3時間経ったぐらいか?」
女戦士「フフ働いて貰おうか…芋を収穫してくれ」
盗賊「おう!!剣士は何処行った?飛空艇見当たらんな」
女戦士「剣士と商人は島の地図を作りに行った…そうそうこの周辺の地図も出来上がっているから持って行け」パサ
盗賊「早いな…」
女戦士「昨夜商人が書いたのだ…そこに建築計画も記されている」
盗賊「大砲設置?…ガチ拠点作る気かよ」
女戦士「この島は恐らく海洋で最も重要な補給地になると思われる…戦士はその辺の事も良く考えて居る様だ」
盗賊「あいつ頭悪そうだが戦争に関してはやっぱプロか」
女戦士「うむ…幼少から実践での叩き上げだからな」
盗賊「ガチ拠点作るにゃ全然人足りんぞ?」
女戦士「運よくアサシンが海賊船を手に入れただろう?一度フィン・イッシュに戻って貰おうと思って居る」
盗賊「人員と物資の補充だな?…なるほどそれで大砲降ろしてんのか」
女戦士「外海への航海を希望する人間はまだ沢山いるのだ…全員連れて来るつもりだ」
盗賊「全員って200人ぐらい居たよな?」
女戦士「次にアサシンが戻ってくるときは船団を率いて来る」
盗賊「なるほどな…じゃぁ狭間使って帰るとして20日ぐらいで戻る感じだな」
女戦士「そうなるな…その間私達は居住区の設営と遺跡の調査」
盗賊「アサシンは一人で大丈夫なんか?」
女戦士「ゾンビ共を20体以上率いているのだぞ?食料も要らんし大丈夫だ」
盗賊「話し相手で商人あたり連れて行ったらどうだ?」
女戦士「ふむ…海図を完成させる必要もあるな…相談してみる」
トンテンカン ギコギコ
荷車は全部で4台必要だ…次の調査に間に合わせろ!!
桟橋の補強完了!!これで大砲を下ろせます
海賊船から8台降ろすように伝えてくれ
盗賊「ふぁ~ぁ…あぁ良く寝た」
女戦士「幽霊船での睡眠は快適か?」
盗賊「うむ…十分休んでも狭間の外じゃ2~3時間経ったぐらいか?」
女戦士「フフ働いて貰おうか…芋を収穫してくれ」
盗賊「おう!!剣士は何処行った?飛空艇見当たらんな」
女戦士「剣士と商人は島の地図を作りに行った…そうそうこの周辺の地図も出来上がっているから持って行け」パサ
盗賊「早いな…」
女戦士「昨夜商人が書いたのだ…そこに建築計画も記されている」
盗賊「大砲設置?…ガチ拠点作る気かよ」
女戦士「この島は恐らく海洋で最も重要な補給地になると思われる…戦士はその辺の事も良く考えて居る様だ」
盗賊「あいつ頭悪そうだが戦争に関してはやっぱプロか」
女戦士「うむ…幼少から実践での叩き上げだからな」
盗賊「ガチ拠点作るにゃ全然人足りんぞ?」
女戦士「運よくアサシンが海賊船を手に入れただろう?一度フィン・イッシュに戻って貰おうと思って居る」
盗賊「人員と物資の補充だな?…なるほどそれで大砲降ろしてんのか」
女戦士「外海への航海を希望する人間はまだ沢山いるのだ…全員連れて来るつもりだ」
盗賊「全員って200人ぐらい居たよな?」
女戦士「次にアサシンが戻ってくるときは船団を率いて来る」
盗賊「なるほどな…じゃぁ狭間使って帰るとして20日ぐらいで戻る感じだな」
女戦士「そうなるな…その間私達は居住区の設営と遺跡の調査」
盗賊「アサシンは一人で大丈夫なんか?」
女戦士「ゾンビ共を20体以上率いているのだぞ?食料も要らんし大丈夫だ」
盗賊「話し相手で商人あたり連れて行ったらどうだ?」
女戦士「ふむ…海図を完成させる必要もあるな…相談してみる」
332: 2021/11/20(土) 20:18:04.93 ID:KbfSVIxh0
『海賊船』
ヴヴヴヴ グルルル
アサシン「…そのまま小舟を引き上げろ」
ゾンビ「ガァァァァ…」グイグイ
アサシン「何処でこの小舟を発見したのだ?」
戦士「北の海岸に打ち上げられていた…帆は痛んでいるがまだ使えそうだ」
アサシン「無いよりはマシだ…」
戦士「ここまで小舟に乗って来る最中イルカの群れを見た…我々を見に来たか…」
アサシン「私の恋人だ…迎えに来た様だな」
戦士「イルカが恋人だと?」
アサシン「まぁな?羨ましいか?」
戦士「代わった趣味をお持ちの様で…」
アサシン「フフ不氏者になると好みも変わるのだ…外海で偶然出会ったのは縁があるという事」
戦士「偶然とはいかに?」
アサシン「狭間に迷った時の事…妖精に導かれて生き別れになった恋人に再会したのだ…信じられるか?」
戦士「いやはやアサシン殿は変わったお人だとは聞いて居たが本当にその様ですなハハ」
アサシン「お前も相当変わって居ると思うがな?」
戦士「さて私はそろそろ調査隊の準備に取り掛かる…失礼」スタ
ヴヴヴヴ グルルル
アサシン「…そのまま小舟を引き上げろ」
ゾンビ「ガァァァァ…」グイグイ
アサシン「何処でこの小舟を発見したのだ?」
戦士「北の海岸に打ち上げられていた…帆は痛んでいるがまだ使えそうだ」
アサシン「無いよりはマシだ…」
戦士「ここまで小舟に乗って来る最中イルカの群れを見た…我々を見に来たか…」
アサシン「私の恋人だ…迎えに来た様だな」
戦士「イルカが恋人だと?」
アサシン「まぁな?羨ましいか?」
戦士「代わった趣味をお持ちの様で…」
アサシン「フフ不氏者になると好みも変わるのだ…外海で偶然出会ったのは縁があるという事」
戦士「偶然とはいかに?」
アサシン「狭間に迷った時の事…妖精に導かれて生き別れになった恋人に再会したのだ…信じられるか?」
戦士「いやはやアサシン殿は変わったお人だとは聞いて居たが本当にその様ですなハハ」
アサシン「お前も相当変わって居ると思うがな?」
戦士「さて私はそろそろ調査隊の準備に取り掛かる…失礼」スタ
333: 2021/11/20(土) 20:18:55.60 ID:KbfSVIxh0
『キャンプ』
ガタゴト ガタゴト
盗賊「芋収穫して来たぜ?荷車一杯になっちまった」
女戦士「これで酒が造れるな」
盗賊「芋酒か!!そら楽しみだ」
女戦士「女王が作ると息巻いて居たぞ」
盗賊「まだ収穫出来るんだがどうする?あんまり採って来ても食い切らんよな?」
女戦士「保存するなら土の中の方が良いか…」
盗賊「うむ…使う分だけ収穫した方が新鮮で良い」
スタスタ
アサシン「女戦士…取り込み中悪いがさっきの話…商人の同行は不要だ」
女戦士「何故だ?」
アサシン「イルカがフィン・イッシュまで案内してくれるのだ」
女戦士「話し相手は要らんと言うか」
アサシン「フフ心配には及ばん…海流の具合もイルカに聞いてみる」
女戦士「ほう…それは良い…海図に書き込めるな?」
アサシン「任せろ…幽霊船に乗ってる酒樽を一つ貰って行くぞ?」
女戦士「好きに使え」
アサシン「エリクサーも少し欲しいのだが…」
女戦士「使う分だけ瓶に小分けして良いぞ」
アサシン「それから盗賊…風のタクトを借りたい」
盗賊「お?もう行くんか?」ゴソゴソ ポイ
アサシン「イルカを待たせているのだ…へそを曲げられては困るのでな」
ガタゴト ガタゴト
盗賊「芋収穫して来たぜ?荷車一杯になっちまった」
女戦士「これで酒が造れるな」
盗賊「芋酒か!!そら楽しみだ」
女戦士「女王が作ると息巻いて居たぞ」
盗賊「まだ収穫出来るんだがどうする?あんまり採って来ても食い切らんよな?」
女戦士「保存するなら土の中の方が良いか…」
盗賊「うむ…使う分だけ収穫した方が新鮮で良い」
スタスタ
アサシン「女戦士…取り込み中悪いがさっきの話…商人の同行は不要だ」
女戦士「何故だ?」
アサシン「イルカがフィン・イッシュまで案内してくれるのだ」
女戦士「話し相手は要らんと言うか」
アサシン「フフ心配には及ばん…海流の具合もイルカに聞いてみる」
女戦士「ほう…それは良い…海図に書き込めるな?」
アサシン「任せろ…幽霊船に乗ってる酒樽を一つ貰って行くぞ?」
女戦士「好きに使え」
アサシン「エリクサーも少し欲しいのだが…」
女戦士「使う分だけ瓶に小分けして良いぞ」
アサシン「それから盗賊…風のタクトを借りたい」
盗賊「お?もう行くんか?」ゴソゴソ ポイ
アサシン「イルカを待たせているのだ…へそを曲げられては困るのでな」
334: 2021/11/20(土) 20:20:38.57 ID:KbfSVIxh0
『桟橋』
ザブン ザブン
盗賊「おぉ…確かにイルカの群れが沖の方に居るな」
女戦士「海賊船は早々に出てしまったか…そう急がんでも良いだろうに」
情報屋「イルカの石化を心配しているのよ」
盗賊「アサシンはいつの間にイルカを手なずけたんだ?」
情報屋「海士島の近くの島で隠れて居た時に知り合ったらしいわ…イルカは狭間に入って来るから付き合いが長いのよ」
盗賊「狭間ん中でイルカと過ごしてたんか」
女戦士「海に住むエルフみたいなものかも知れんな」
情報屋「イルカは独自の言葉を使って意思疎通をするらしいわ…きっとアサシンはお話が出来るのね」
女戦士「さて…私達は仕事に戻るか」
盗賊「俺も調査隊の準備するわ」
-------------
-------------
-------------
『夜』
島の全体地図が出来たよ
火山はマグマが大量に西側のほうに流れ出てて海まで到達してる
西側は噴煙も酷いから飛空艇で飛び回る事も出来ないし徒歩での探索も無理と思った方が良い
東側の斜面は少しだけ木が生えてて多分水源が有ると思われる
雪に覆われてて川とかはちょっと確認できなかった
次に海岸沿いは北に数キロ行くともう一つ遺跡群がある
例の探検家が辿り着いたのは多分そっち側…日誌と一致するところがいくつかあるんだ
船を使って接岸出来るのはこの場所だけ…ほとんどが断崖で囲まれてる
女戦士「生き物は何か居そうか?」
商人「ほとんど居ないね…海岸付近で陸に上がったサーペントくらいかな」
情報屋「北にある遺跡はここと同じ感じなの?」
商人「ここより建物が少ない…だだっ広い所にポツポツ建物があるのと地面に穴が所々に開いてる」
剣士「あと海にものすごい大きな建造物が沈んでるよ…日誌に書いてあった奴だよ」
女戦士「明日調査に行って見るか」
剣士「僕の飛空艇は樽を降ろせば7~8人乗れるよ…すごい狭いけど」
女戦士「貨物用気球と合わせて調査隊2班出せるな」
商人「決まりだね?」
盗賊「今度こそお宝だな?」
商人「ホムンクルスが眠って居る事を祈るよ」
ザブン ザブン
盗賊「おぉ…確かにイルカの群れが沖の方に居るな」
女戦士「海賊船は早々に出てしまったか…そう急がんでも良いだろうに」
情報屋「イルカの石化を心配しているのよ」
盗賊「アサシンはいつの間にイルカを手なずけたんだ?」
情報屋「海士島の近くの島で隠れて居た時に知り合ったらしいわ…イルカは狭間に入って来るから付き合いが長いのよ」
盗賊「狭間ん中でイルカと過ごしてたんか」
女戦士「海に住むエルフみたいなものかも知れんな」
情報屋「イルカは独自の言葉を使って意思疎通をするらしいわ…きっとアサシンはお話が出来るのね」
女戦士「さて…私達は仕事に戻るか」
盗賊「俺も調査隊の準備するわ」
-------------
-------------
-------------
『夜』
島の全体地図が出来たよ
火山はマグマが大量に西側のほうに流れ出てて海まで到達してる
西側は噴煙も酷いから飛空艇で飛び回る事も出来ないし徒歩での探索も無理と思った方が良い
東側の斜面は少しだけ木が生えてて多分水源が有ると思われる
雪に覆われてて川とかはちょっと確認できなかった
次に海岸沿いは北に数キロ行くともう一つ遺跡群がある
例の探検家が辿り着いたのは多分そっち側…日誌と一致するところがいくつかあるんだ
船を使って接岸出来るのはこの場所だけ…ほとんどが断崖で囲まれてる
女戦士「生き物は何か居そうか?」
商人「ほとんど居ないね…海岸付近で陸に上がったサーペントくらいかな」
情報屋「北にある遺跡はここと同じ感じなの?」
商人「ここより建物が少ない…だだっ広い所にポツポツ建物があるのと地面に穴が所々に開いてる」
剣士「あと海にものすごい大きな建造物が沈んでるよ…日誌に書いてあった奴だよ」
女戦士「明日調査に行って見るか」
剣士「僕の飛空艇は樽を降ろせば7~8人乗れるよ…すごい狭いけど」
女戦士「貨物用気球と合わせて調査隊2班出せるな」
商人「決まりだね?」
盗賊「今度こそお宝だな?」
商人「ホムンクルスが眠って居る事を祈るよ」
335: 2021/11/20(土) 20:22:32.68 ID:KbfSVIxh0
『貨物用気球』
フワフワ バサバサ
戦士「ハハ近衛侍殿もくノ一殿もそう睨まんで下され」
近衛侍「女王様をお守りするのは私の役目…」ジロ
くノ一「同じく…」ギロリ
戦士「まさか私から守っていると?」
魔女「うるさいのぅ…そろそろ仲直りしたらどうじゃ?お互いの力は既に分かって居ろう…」
女王「この人との婚姻は私が決めた事なのです…近衛侍もくノ一も…過去の事は大目に見て下さい」
近衛兵「はっ…」
くノ一「…」
戦士「私とした事が…信頼を得るまで努力する故…」
魔女「ヤレヤレじゃ…無駄ないがみ合いは置いておいてじゃな…見てみぃ下を」
戦士「古代都市…これが私達が調査している遺跡か…」
女王「地上に居るとこれほど壮大な都市だとは思いませんでした…」
魔女「4000年前に滅んだ文明はわらわ達の想像をはるかに超えて居るな」
戦士「向こうに見える巨大な建造物は…船か?」
魔女「朽ちた船なのか…それとも島なのか」
女王「何故かとても禍々しい物に見えます」
魔女「そうじゃな…人が住む物には見えんのぅ…何じゃろうのぅ?」
戦士「我々が居た場所は居住スペースだったとすると…距離的に軍事施設…」
魔女「んん?主の勘か?」
戦士「ハハ私ならそういう住み分けにするというだけの話…気にしないで下され」
女王「気になって居たのですがこれだけ大きな都市なのに古代人の痕跡が何も無いのが不思議です」
魔女「そうじゃな…骸の一つくらい見つかっても良さそうなのじゃがな」
戦士「私はその理由を少し知って居るかもしれない」
魔女「ほう?言うて見よ」
戦士「重力炉…これで屍を宝石に変える事が出来る」
魔女「なるほど…古代では亡くなった者を埋葬せず宝石に変えて居った…そういう事か」
女王「墓の代わりに故人を宝石に…それなら古代人の痕跡が見つからないのも納得できますね」
魔女「その宝石はどこに行ったのじゃろうな?」
女オーク「飛空艇が高度下げ始めたわ…もう降りるみたい」グイ
フワフワ バサバサ
戦士「ハハ近衛侍殿もくノ一殿もそう睨まんで下され」
近衛侍「女王様をお守りするのは私の役目…」ジロ
くノ一「同じく…」ギロリ
戦士「まさか私から守っていると?」
魔女「うるさいのぅ…そろそろ仲直りしたらどうじゃ?お互いの力は既に分かって居ろう…」
女王「この人との婚姻は私が決めた事なのです…近衛侍もくノ一も…過去の事は大目に見て下さい」
近衛兵「はっ…」
くノ一「…」
戦士「私とした事が…信頼を得るまで努力する故…」
魔女「ヤレヤレじゃ…無駄ないがみ合いは置いておいてじゃな…見てみぃ下を」
戦士「古代都市…これが私達が調査している遺跡か…」
女王「地上に居るとこれほど壮大な都市だとは思いませんでした…」
魔女「4000年前に滅んだ文明はわらわ達の想像をはるかに超えて居るな」
戦士「向こうに見える巨大な建造物は…船か?」
魔女「朽ちた船なのか…それとも島なのか」
女王「何故かとても禍々しい物に見えます」
魔女「そうじゃな…人が住む物には見えんのぅ…何じゃろうのぅ?」
戦士「我々が居た場所は居住スペースだったとすると…距離的に軍事施設…」
魔女「んん?主の勘か?」
戦士「ハハ私ならそういう住み分けにするというだけの話…気にしないで下され」
女王「気になって居たのですがこれだけ大きな都市なのに古代人の痕跡が何も無いのが不思議です」
魔女「そうじゃな…骸の一つくらい見つかっても良さそうなのじゃがな」
戦士「私はその理由を少し知って居るかもしれない」
魔女「ほう?言うて見よ」
戦士「重力炉…これで屍を宝石に変える事が出来る」
魔女「なるほど…古代では亡くなった者を埋葬せず宝石に変えて居った…そういう事か」
女王「墓の代わりに故人を宝石に…それなら古代人の痕跡が見つからないのも納得できますね」
魔女「その宝石はどこに行ったのじゃろうな?」
女オーク「飛空艇が高度下げ始めたわ…もう降りるみたい」グイ
336: 2021/11/20(土) 20:23:54.63 ID:KbfSVIxh0
『巨大な建造物のある海岸』
フワフワ ドッスン
女オーク「皆降りて?」
魔女「近くで見るとやはり巨大じゃな…」アゼン
商人「皆来たね?」
戦士「あれは何だ?」
商人「船だね…あの建造物から向こう側の海が深いんだよ…つまりここは港だったのさ」
魔女「およそ船の形はして居らんが」
情報屋「酸化して朽ちているんだわ」
戦士「ではあの建造物には近寄れんか…」
商人「探検家の日誌によるとあの建造物は目印なんだ…本当の遺跡はここら辺にある洞穴の奥なんだ」
戦士「では洞穴を探せば良いのか」
女戦士「二手に分かれて探索しよう…そうだな1時間後にここへ集合…収穫が無ければ気球で場所を移す」
戦士「承知!」キリ
商人「じゃぁ僕達は向こうへ行こうか…戦士たちはあっちね」ユビサシ
『謎の建屋』
コンコン ガサガサ
剣士「同じ建物が沢山並んでる…扉も窓も見当たらない…なんだこれ?」
盗賊「一つぶっ壊してみたら良いんじゃ無ぇか?」
剣士「爆弾持ってる…情報屋さん一個壊してみて良いかな?」
情報屋「そうね…」
女戦士「穴を開けるぐらいなら私がやるぞ?」
情報屋「そうだったわ…」
剣士「穴?どうやって?」
女戦士「フフ見てろ…」スラリ
スパ スパ スパ ゴトン! ドサーーーー モクモク
剣士「おおおおお!!何その武器スゴイ!!」
盗賊「ぶはぁ…なんだ土が入ってんのか…」
情報屋「待って…この大きな建物は物資が入ってる箱よ…中身が風化して土になってるんだわ」
盗賊「ほんじゃ食い物とかそんな感じか?」
情報屋「そういう何かねきっと…」ゴソゴソ
商人「じゃぁコレ並んでるのはレールか何かに乗ってたんじゃないかな?」
情報屋「レールの痕跡も風化して何も残って無い…やっぱり空気にさらされるとこうなってしまうのね」
商人「まぁでも向こう側に続いてたって事だよ」ユビサシ
盗賊「なるほど…船から荷を下ろして運ぶ最中だったって事な?」
剣士「あ!!向こう側!!旗が立ってる!!」シュタタ
フワフワ ドッスン
女オーク「皆降りて?」
魔女「近くで見るとやはり巨大じゃな…」アゼン
商人「皆来たね?」
戦士「あれは何だ?」
商人「船だね…あの建造物から向こう側の海が深いんだよ…つまりここは港だったのさ」
魔女「およそ船の形はして居らんが」
情報屋「酸化して朽ちているんだわ」
戦士「ではあの建造物には近寄れんか…」
商人「探検家の日誌によるとあの建造物は目印なんだ…本当の遺跡はここら辺にある洞穴の奥なんだ」
戦士「では洞穴を探せば良いのか」
女戦士「二手に分かれて探索しよう…そうだな1時間後にここへ集合…収穫が無ければ気球で場所を移す」
戦士「承知!」キリ
商人「じゃぁ僕達は向こうへ行こうか…戦士たちはあっちね」ユビサシ
『謎の建屋』
コンコン ガサガサ
剣士「同じ建物が沢山並んでる…扉も窓も見当たらない…なんだこれ?」
盗賊「一つぶっ壊してみたら良いんじゃ無ぇか?」
剣士「爆弾持ってる…情報屋さん一個壊してみて良いかな?」
情報屋「そうね…」
女戦士「穴を開けるぐらいなら私がやるぞ?」
情報屋「そうだったわ…」
剣士「穴?どうやって?」
女戦士「フフ見てろ…」スラリ
スパ スパ スパ ゴトン! ドサーーーー モクモク
剣士「おおおおお!!何その武器スゴイ!!」
盗賊「ぶはぁ…なんだ土が入ってんのか…」
情報屋「待って…この大きな建物は物資が入ってる箱よ…中身が風化して土になってるんだわ」
盗賊「ほんじゃ食い物とかそんな感じか?」
情報屋「そういう何かねきっと…」ゴソゴソ
商人「じゃぁコレ並んでるのはレールか何かに乗ってたんじゃないかな?」
情報屋「レールの痕跡も風化して何も残って無い…やっぱり空気にさらされるとこうなってしまうのね」
商人「まぁでも向こう側に続いてたって事だよ」ユビサシ
盗賊「なるほど…船から荷を下ろして運ぶ最中だったって事な?」
剣士「あ!!向こう側!!旗が立ってる!!」シュタタ
337: 2021/11/20(土) 20:25:09.74 ID:KbfSVIxh0
『旗』
バサバサ
商人「ここに誰か来たのは間違いないね…」キョロ
女戦士「旗は目印だ…この周囲に何かあるぞ?」
商人「日誌に旗の事なんか書いて無かったけどね」
女戦士「海賊は旗を立てる…後続の仲間に分かる様にな」
ドーン ドーン
剣士「え!?戦闘音…」
女戦士「何ぃ!!」ダダ
盗賊「2班の方だ!!魔女が魔法を使うって事はヤバイ事になってんぞ」ダダ
女戦士「急げ!!」
剣士「僕先行する!!」シュタタ
『洞穴の前』
ゴゴゴゴゴゴ ドーン
魔女「戦士!!あ奴に近付いてはならぬ!!」
戦士「しかし魔法が効いて居ない」ジリ
魔女「わらわが引き付けて居る間に距離を置くのじゃ…火炎地獄!」ゴゴゴゴゴ ドーン
近衛侍「女王様…私の影へお隠れ下さい」
女王「は…はい」スタ
シュタタ スタ
剣士「魔女!!うわ…電気ウナギか」タジ
魔女「魔法が効かぬ故用心せい!!」
剣士「なんでここに戻ってるんだよ」
魔女「この場所を守って居るのじゃな…そのように命令されて居るのじゃろう」
剣士「魔女?電気ウナギは凍ってたらしい…氷結魔法なら動きを止められるかもしれない」
魔女「詠唱する時間を稼ぐのじゃ…アブラカタブラ…」
剣士「電気ウナギこっちだ!!」シュタタ
電気ウナギ「シャーーーーーー」ニョロニョロ
バサバサ
商人「ここに誰か来たのは間違いないね…」キョロ
女戦士「旗は目印だ…この周囲に何かあるぞ?」
商人「日誌に旗の事なんか書いて無かったけどね」
女戦士「海賊は旗を立てる…後続の仲間に分かる様にな」
ドーン ドーン
剣士「え!?戦闘音…」
女戦士「何ぃ!!」ダダ
盗賊「2班の方だ!!魔女が魔法を使うって事はヤバイ事になってんぞ」ダダ
女戦士「急げ!!」
剣士「僕先行する!!」シュタタ
『洞穴の前』
ゴゴゴゴゴゴ ドーン
魔女「戦士!!あ奴に近付いてはならぬ!!」
戦士「しかし魔法が効いて居ない」ジリ
魔女「わらわが引き付けて居る間に距離を置くのじゃ…火炎地獄!」ゴゴゴゴゴ ドーン
近衛侍「女王様…私の影へお隠れ下さい」
女王「は…はい」スタ
シュタタ スタ
剣士「魔女!!うわ…電気ウナギか」タジ
魔女「魔法が効かぬ故用心せい!!」
剣士「なんでここに戻ってるんだよ」
魔女「この場所を守って居るのじゃな…そのように命令されて居るのじゃろう」
剣士「魔女?電気ウナギは凍ってたらしい…氷結魔法なら動きを止められるかもしれない」
魔女「詠唱する時間を稼ぐのじゃ…アブラカタブラ…」
剣士「電気ウナギこっちだ!!」シュタタ
電気ウナギ「シャーーーーーー」ニョロニョロ
338: 2021/11/20(土) 20:26:51.29 ID:KbfSVIxh0
剣士「こんなでっかいのどうやって倒すんだよ…」ピョン クルクル シュタ
女戦士「私が切る!!」ダダ
剣士「ダメェェェ!!そいつは電気ウナギ!!近づかないで!!」
女戦士「何!!…」タジ
ローグ「頭ぁ!!ダメっす…」ダダダ ガシッ
ビリビリ ピシピシ
ローグ「うはぁ又ギリギリセーフ!!」シュタ
女戦士「すまん迂闊だった…」
魔女「絶対零度!!」
ビシビシ カキーーーン!!
電気ウナギ「…」カチコチ
魔女「ふぅ…これで大人しくなったじゃろう」
戦士「どらぁぁぁぁぁ!!」ドドドドド カーン カーン
魔女「これ戦士!無駄じゃ止めて置け」
戦士「このまま放置して居ては危険が危ない」
魔女「数日は溶けぬ故その間に調査すれば良かろう…電気ウナギはここを守って居るだけじゃ…無駄な殺生は良く無いぞ?」
剣士「ハハそうだね…この魔物はドラゴン並みに貴重な魔物だと思うよ」
女王「この魔物が龍神リヴァイアサンなのですね?」
剣士「多分そうだよ…」
女王「フィン・イッシュの守り神リヴァイアサン…」フカブカ ハハー
剣士「何してんの?」
女王「私はこうやって何十年も祠で祈りを捧げて来たのです…これからもフィン・イッシュをお守りくださいと…」フカブカ
剣士「こう?」スチャ フカブカ ハハー
魔女「う~む…何と言えば良いかのぅ…」
タッタッタ
盗賊「なんだ戦闘終わったんか…ほんで何やってんだお前等?」
剣士「お祈りさ…」フカブカ ハハー
盗賊「しかしこの電気ウナギ戻って来てんのな?」
魔女「その様じゃな…誰ぞに命令された事を忠実に守って居る様じゃ」
盗賊「ほーん…まぁ凍ってんなら放って置くか…洞窟見つけたんだろ?ちゃっちゃと行こうぜ」スタ
女戦士「そうだな…それが先決だ」
女戦士「私が切る!!」ダダ
剣士「ダメェェェ!!そいつは電気ウナギ!!近づかないで!!」
女戦士「何!!…」タジ
ローグ「頭ぁ!!ダメっす…」ダダダ ガシッ
ビリビリ ピシピシ
ローグ「うはぁ又ギリギリセーフ!!」シュタ
女戦士「すまん迂闊だった…」
魔女「絶対零度!!」
ビシビシ カキーーーン!!
電気ウナギ「…」カチコチ
魔女「ふぅ…これで大人しくなったじゃろう」
戦士「どらぁぁぁぁぁ!!」ドドドドド カーン カーン
魔女「これ戦士!無駄じゃ止めて置け」
戦士「このまま放置して居ては危険が危ない」
魔女「数日は溶けぬ故その間に調査すれば良かろう…電気ウナギはここを守って居るだけじゃ…無駄な殺生は良く無いぞ?」
剣士「ハハそうだね…この魔物はドラゴン並みに貴重な魔物だと思うよ」
女王「この魔物が龍神リヴァイアサンなのですね?」
剣士「多分そうだよ…」
女王「フィン・イッシュの守り神リヴァイアサン…」フカブカ ハハー
剣士「何してんの?」
女王「私はこうやって何十年も祠で祈りを捧げて来たのです…これからもフィン・イッシュをお守りくださいと…」フカブカ
剣士「こう?」スチャ フカブカ ハハー
魔女「う~む…何と言えば良いかのぅ…」
タッタッタ
盗賊「なんだ戦闘終わったんか…ほんで何やってんだお前等?」
剣士「お祈りさ…」フカブカ ハハー
盗賊「しかしこの電気ウナギ戻って来てんのな?」
魔女「その様じゃな…誰ぞに命令された事を忠実に守って居る様じゃ」
盗賊「ほーん…まぁ凍ってんなら放って置くか…洞窟見つけたんだろ?ちゃっちゃと行こうぜ」スタ
女戦士「そうだな…それが先決だ」
339: 2021/11/20(土) 20:28:20.88 ID:KbfSVIxh0
『洞窟』
ピチョン ピチョン
盗賊「ビンゴ!!お宝満載じゃ無ぇか…こいつら随分色々集めたな?」ジャラジャラ
情報屋「宝石に謎の機械の数々…」
剣士「スゴイ!!もっと大きなデリンジャーだ…動くかもしれない」
盗賊「ひとまずこのお宝を全部幽霊船に運ぶぞ…ローグ!手伝え」
ローグ「あいさー」ダダ
情報屋「倒れてる人は皆餓氏した後にミイラ化してるわね…全滅かしら」
盗賊「そんな感じだな?」
商人「海賊の日誌とかもあるよ…あれ?海賊じゃ無いな…航海士の日誌だ」
情報屋「見せて?」
商人「うん…他にも色々書物がある…とりあえず全部持って帰ろう」
情報屋「この航海士…例の探検家と一緒に航海した人だわ」ヨミヨミ
商人「何か面白い事書いてある?」
情報屋「髭男爵と繋がりをもって居たのね…ここで救助を待っていたみたい」
商人「ははーん…じゃぁ救助に来た髭男爵の船が座礁してしまって共倒れという所か」
情報屋「そこまでは書かれて居ないけどきっとそうね…」
ローグ「ちっと待って下せぇ…髭男爵と言いやしたね?」
商人「あぁローグは知らなかったのか…あの海賊船は髭男爵の物らしいよ」
ローグ「髭男爵は公爵の部下っすよ…つまり公爵はここの存在を知って居たという事でやんす」
女戦士「ここのミイラに髭男爵は見当たらんぞ?」
盗賊「まだ奥があるな…例の扉もどうやって開けたか知らんが開いてる」
女戦士「盗賊とローグはここに有る物を貨物用気球を使って全部幽霊船に運べ…ミイラもだ」
盗賊「お前等は奥に行くんか?」
女戦士「そうだ…ここからが本番だ」
盗賊「まぁ無理すんなよ?全部運んで2往復って所か…急ぐぞ?」
ローグ「分かりやした…」スタ
ピチョン ピチョン
盗賊「ビンゴ!!お宝満載じゃ無ぇか…こいつら随分色々集めたな?」ジャラジャラ
情報屋「宝石に謎の機械の数々…」
剣士「スゴイ!!もっと大きなデリンジャーだ…動くかもしれない」
盗賊「ひとまずこのお宝を全部幽霊船に運ぶぞ…ローグ!手伝え」
ローグ「あいさー」ダダ
情報屋「倒れてる人は皆餓氏した後にミイラ化してるわね…全滅かしら」
盗賊「そんな感じだな?」
商人「海賊の日誌とかもあるよ…あれ?海賊じゃ無いな…航海士の日誌だ」
情報屋「見せて?」
商人「うん…他にも色々書物がある…とりあえず全部持って帰ろう」
情報屋「この航海士…例の探検家と一緒に航海した人だわ」ヨミヨミ
商人「何か面白い事書いてある?」
情報屋「髭男爵と繋がりをもって居たのね…ここで救助を待っていたみたい」
商人「ははーん…じゃぁ救助に来た髭男爵の船が座礁してしまって共倒れという所か」
情報屋「そこまでは書かれて居ないけどきっとそうね…」
ローグ「ちっと待って下せぇ…髭男爵と言いやしたね?」
商人「あぁローグは知らなかったのか…あの海賊船は髭男爵の物らしいよ」
ローグ「髭男爵は公爵の部下っすよ…つまり公爵はここの存在を知って居たという事でやんす」
女戦士「ここのミイラに髭男爵は見当たらんぞ?」
盗賊「まだ奥があるな…例の扉もどうやって開けたか知らんが開いてる」
女戦士「盗賊とローグはここに有る物を貨物用気球を使って全部幽霊船に運べ…ミイラもだ」
盗賊「お前等は奥に行くんか?」
女戦士「そうだ…ここからが本番だ」
盗賊「まぁ無理すんなよ?全部運んで2往復って所か…急ぐぞ?」
ローグ「分かりやした…」スタ
340: 2021/11/20(土) 20:30:23.37 ID:KbfSVIxh0
『開かずの扉奥』
ダダダ
商人「ここは!!…キ・カイのチカテツ街道奥で見つけた遺跡と同じだ」
剣士「見て…天井にいくつも穴が開いてる…前に見た謎の塔も」
商人「アレだよ…大陸間弾道ミサイル…光る隕石だ」
情報屋「これと同じ物がチカテツ街道の奥に?」
商人「うん…謎の機械も石板もほとんど同じだ…10年前に天井の穴が開いて空気が入って来たんだよ」
情報屋「それで開かずの扉が開いたのね」
剣士「奥の扉も開いてる…」スタスタ
商人「キャンプ跡とミイラがある…ここで寝泊まりした様だ」
女戦士「髭男爵はこいつだ…」スラーン
情報屋「え?何をするつもり?」
女戦士「こいつには借りがあってな…私が幼少の頃捕虜に捕らわれた事があってな」ブン スパスパ
商人「アハ…そいつだけバラバラかい?」
女戦士「辱めを受けたのだ…消えて無くなれば良い!」スパスパ
戦士「ここの遺跡も広い様だから私達は奥を探索してくる」
商人「僕達はこの周辺を調べておくよ」
戦士「私が先頭を歩く…皆付いて来るんだ」キリ
情報屋「出来るだけ物は動かさない様にお願いします」
ダダダ
商人「ここは!!…キ・カイのチカテツ街道奥で見つけた遺跡と同じだ」
剣士「見て…天井にいくつも穴が開いてる…前に見た謎の塔も」
商人「アレだよ…大陸間弾道ミサイル…光る隕石だ」
情報屋「これと同じ物がチカテツ街道の奥に?」
商人「うん…謎の機械も石板もほとんど同じだ…10年前に天井の穴が開いて空気が入って来たんだよ」
情報屋「それで開かずの扉が開いたのね」
剣士「奥の扉も開いてる…」スタスタ
商人「キャンプ跡とミイラがある…ここで寝泊まりした様だ」
女戦士「髭男爵はこいつだ…」スラーン
情報屋「え?何をするつもり?」
女戦士「こいつには借りがあってな…私が幼少の頃捕虜に捕らわれた事があってな」ブン スパスパ
商人「アハ…そいつだけバラバラかい?」
女戦士「辱めを受けたのだ…消えて無くなれば良い!」スパスパ
戦士「ここの遺跡も広い様だから私達は奥を探索してくる」
商人「僕達はこの周辺を調べておくよ」
戦士「私が先頭を歩く…皆付いて来るんだ」キリ
情報屋「出来るだけ物は動かさない様にお願いします」
341: 2021/11/20(土) 20:31:23.47 ID:KbfSVIxh0
『30分後』
ガチャガチャ
商人「ダメだ…エネルギーユニットは入っているのに動かない」ガチャガチャ
女戦士「海賊共がそこら中荒らしたからだな…随分散らかされたものだ」
商人「くそう!」バン
剣士「どこかに食料は在ったみたいだね…空の容器が散らばってる」
女戦士「4000年前の食料が保存されていたと?」
商人「真空で保存されていたなら可能かもしれない」
情報屋「商人?この車輪が付いた謎の機械は動かないかしら?」
商人「どうかな…」ガチャガチャ
情報屋「この機械は多分キラーマシンの原型だと思うわ…可動部がいくつもあるし」
商人「エネルギーユニットが何処に有るのか分からないなぁ…」
剣士「雷の魔法を使って見ようか?」
商人「そうだね…一回やってみて」
剣士「ちょっと離れてて…電撃魔法!」ビビビ
機械「ブーン…ピ」ピク
商人「お!?一瞬動いた」
剣士「足りないのかな?電撃魔法!」ビビビ
機械「ピ…ピピ」シュゥゥ モクモク
商人「ストップ!ストップ!だめだ煙が出て来た…」
剣士「こんな方法じゃやっぱりダメかぁ…」
情報屋「エネルギーは電気だという事が分かったわ」
剣士「これ分解出来る?」
商人「どうやって組み付いているのかさっぱりだよ」
女戦士「私が一刀両断するか…」スラーン
商人「ちょちょ…爆発したりしないよね」
女戦士「エネルギーは枯渇しているのだろう?只の金属の塊だ」ブン スパ
ガチャン バラバラ ビヨヨーン
商人「あれ?中身が結構スカスカだ」
情報屋「やっぱり…原理はキラーマシンと同じ…動力が人口の筋肉繊維ね」
商人「エネルギーユニットがどれなのか分からないや…」ガチャガチャ
ガチャガチャ
商人「ダメだ…エネルギーユニットは入っているのに動かない」ガチャガチャ
女戦士「海賊共がそこら中荒らしたからだな…随分散らかされたものだ」
商人「くそう!」バン
剣士「どこかに食料は在ったみたいだね…空の容器が散らばってる」
女戦士「4000年前の食料が保存されていたと?」
商人「真空で保存されていたなら可能かもしれない」
情報屋「商人?この車輪が付いた謎の機械は動かないかしら?」
商人「どうかな…」ガチャガチャ
情報屋「この機械は多分キラーマシンの原型だと思うわ…可動部がいくつもあるし」
商人「エネルギーユニットが何処に有るのか分からないなぁ…」
剣士「雷の魔法を使って見ようか?」
商人「そうだね…一回やってみて」
剣士「ちょっと離れてて…電撃魔法!」ビビビ
機械「ブーン…ピ」ピク
商人「お!?一瞬動いた」
剣士「足りないのかな?電撃魔法!」ビビビ
機械「ピ…ピピ」シュゥゥ モクモク
商人「ストップ!ストップ!だめだ煙が出て来た…」
剣士「こんな方法じゃやっぱりダメかぁ…」
情報屋「エネルギーは電気だという事が分かったわ」
剣士「これ分解出来る?」
商人「どうやって組み付いているのかさっぱりだよ」
女戦士「私が一刀両断するか…」スラーン
商人「ちょちょ…爆発したりしないよね」
女戦士「エネルギーは枯渇しているのだろう?只の金属の塊だ」ブン スパ
ガチャン バラバラ ビヨヨーン
商人「あれ?中身が結構スカスカだ」
情報屋「やっぱり…原理はキラーマシンと同じ…動力が人口の筋肉繊維ね」
商人「エネルギーユニットがどれなのか分からないや…」ガチャガチャ
342: 2021/11/20(土) 20:32:40.62 ID:KbfSVIxh0
『1時間後』
タッタッタ
盗賊「お宝運び終わったぜ?」
ローグ「あららら?えらく広い古代遺跡なんすね?他の皆さんは奥を探索してるんすか?」
商人「そうだよ…僕はここでガラクタを分解中さ」ガチャガチャ
盗賊「このガラクタ全部動かんのか?」
商人「動かし方が分からない」
盗賊「何台あるのよ」
商人「なんか一杯あるんだ…多分古代のキラーマシンだよ」
盗賊「ほんじゃ動くとヤベーじゃ無ぇか」
シュタタ
剣士「商人さん!!ホム姉ちゃんが見つかった!!来て」
商人「えええええええ!?行くよ」ガバ
剣士「でもね…石造なんだ」
商人「そうか残念だ」タッタッタ
『奥のエリア』
情報屋「商人来たのね…その石造まだ新しいわ…頭部のユニットがまだ生きて居るかもしれない」
商人「裸…なんで?」
情報屋「海賊達に目覚めさせられたのよ…後は想像出来るでしょ?」
商人「なんて馬鹿な事をするんだ…目覚めたばかりなら後400年近く活動出来るのに」
情報屋「氏因は多分凍氏ね…超高度AIの埋まっている場所は分かるでしょ?
商人「うん…慎重に取り出すよ」
剣士「石の部分を少しづつ土に変性させようか?」
商人「良いね…頼むよ」
--------------
タッタッタ
盗賊「お宝運び終わったぜ?」
ローグ「あららら?えらく広い古代遺跡なんすね?他の皆さんは奥を探索してるんすか?」
商人「そうだよ…僕はここでガラクタを分解中さ」ガチャガチャ
盗賊「このガラクタ全部動かんのか?」
商人「動かし方が分からない」
盗賊「何台あるのよ」
商人「なんか一杯あるんだ…多分古代のキラーマシンだよ」
盗賊「ほんじゃ動くとヤベーじゃ無ぇか」
シュタタ
剣士「商人さん!!ホム姉ちゃんが見つかった!!来て」
商人「えええええええ!?行くよ」ガバ
剣士「でもね…石造なんだ」
商人「そうか残念だ」タッタッタ
『奥のエリア』
情報屋「商人来たのね…その石造まだ新しいわ…頭部のユニットがまだ生きて居るかもしれない」
商人「裸…なんで?」
情報屋「海賊達に目覚めさせられたのよ…後は想像出来るでしょ?」
商人「なんて馬鹿な事をするんだ…目覚めたばかりなら後400年近く活動出来るのに」
情報屋「氏因は多分凍氏ね…超高度AIの埋まっている場所は分かるでしょ?
商人「うん…慎重に取り出すよ」
剣士「石の部分を少しづつ土に変性させようか?」
商人「良いね…頼むよ」
--------------
343: 2021/11/20(土) 20:34:35.30 ID:KbfSVIxh0
女戦士「このミイラは古代人か?今までのミイラと明らかに違う」
情報屋「きっと古代人…ミイラ化が長くて化石になってる」
盗賊「こりゃ100体以上あるぞ…武器を持ってるのも居る」
情報屋「この区画で最後まで生き残って居たのね…腹部の破裂の感じからすると生きたまま真空にされた…」
ローグ「男型の石造もありやすね…」
情報屋「それもホムンクルスの一種の様ね…腹部が崩れて傷みが酷いから石になったのは4000年前ね」
盗賊「人間と共存してた訳か」
ローグ「ガラス容器のエリクサーは全部飲まれちまった様でやんす」
女戦士「海賊達はそれで命を繋いで居た訳だ」
情報屋「ここのミイラ達は衣類がみんな同じ…きっと兵隊だわ」
盗賊「これ全部女だよな?」
情報屋「そう…全員女性…Y型染色体異常で男性が生まれ無くなった証拠よ」
盗賊「むむ…だから男型のホムンクルスが居るんか」
剣士「ちょっと…女性は生まれて来るの?」
情報屋「女性は遺伝的に男性より生命力が強いから稀に生まれて来るのね」
剣士「…そういえば子供達の割合は女の子が多かった…」
情報屋「そうやって種が減少して滅ぶ…数十年でほぼ絶滅ね」
盗賊「なんやかんやで俺らも女の方が多いな」
情報屋「戦いで氏ぬのは男性が多いというのもあるからそうなっているのね」
商人「取れたぁぁ!!」
情報屋「超高度AIユニットは無事?」
商人「無事だと良い…急いでエリクサーに漬けたい」
女戦士「一度幽霊船に戻るか?」
商人「うん…ガラクタも少し持って帰りたいし一回戻る」
ローグ「あっしが貨物用気球をうごかしやすぜ?」
女戦士「行ってくれ」
ローグ「あいさー」
-------------
-------------
-------------
情報屋「きっと古代人…ミイラ化が長くて化石になってる」
盗賊「こりゃ100体以上あるぞ…武器を持ってるのも居る」
情報屋「この区画で最後まで生き残って居たのね…腹部の破裂の感じからすると生きたまま真空にされた…」
ローグ「男型の石造もありやすね…」
情報屋「それもホムンクルスの一種の様ね…腹部が崩れて傷みが酷いから石になったのは4000年前ね」
盗賊「人間と共存してた訳か」
ローグ「ガラス容器のエリクサーは全部飲まれちまった様でやんす」
女戦士「海賊達はそれで命を繋いで居た訳だ」
情報屋「ここのミイラ達は衣類がみんな同じ…きっと兵隊だわ」
盗賊「これ全部女だよな?」
情報屋「そう…全員女性…Y型染色体異常で男性が生まれ無くなった証拠よ」
盗賊「むむ…だから男型のホムンクルスが居るんか」
剣士「ちょっと…女性は生まれて来るの?」
情報屋「女性は遺伝的に男性より生命力が強いから稀に生まれて来るのね」
剣士「…そういえば子供達の割合は女の子が多かった…」
情報屋「そうやって種が減少して滅ぶ…数十年でほぼ絶滅ね」
盗賊「なんやかんやで俺らも女の方が多いな」
情報屋「戦いで氏ぬのは男性が多いというのもあるからそうなっているのね」
商人「取れたぁぁ!!」
情報屋「超高度AIユニットは無事?」
商人「無事だと良い…急いでエリクサーに漬けたい」
女戦士「一度幽霊船に戻るか?」
商人「うん…ガラクタも少し持って帰りたいし一回戻る」
ローグ「あっしが貨物用気球をうごかしやすぜ?」
女戦士「行ってくれ」
ローグ「あいさー」
-------------
-------------
-------------
344: 2021/11/20(土) 20:36:53.18 ID:KbfSVIxh0
『日暮れ_キャンプ』
今晩の調査は気球を使っての遠隔地だ
物資調達と運搬…そして見取り図の作成が主な任務となる
観測士は器具を持って気球に乗り込め…以上
情報屋「ふぅ…ちょっと休憩ね」
女戦士「遺跡が広すぎて疲れたか」
情報屋「運動不足ね…」
女戦士「しかし全部を調査するのは何日もかかりそうだ」
情報屋「開かずの扉がまだ沢山あるとは思って居なかった…盗賊は寝る暇無さそう」
女戦士「戦士が言うには今日見た光る隕石と同様の物があちらこちらにあるそうだ」
情報屋「いつ動き出すか分からないから少し危険ね」
女戦士「うむ…エネルギーがどうやって供給されているかも不明のまま…あれが爆発しては敵わん」
情報屋「商人は?」
女戦士「例のガラクタを分解している…こちらも謎が多い」
情報屋「そう…」
女戦士「どうしたのだ?」
情報屋「あの遺跡は軍事用だった事がほぼ確定だから意見を聞きたくて」
剣士「僕が代わりに聞くよ?」
情報屋「じゃぁあの光る隕石をどういう目的で保存して居たのか想像できる?」
剣士「保存…なんでだ?」
情報屋「光る隕石が人類を滅ぼしてしまう事は知って居た筈…なのに処分しないで大事に保存している」
女戦士「ふむ…理由がある訳か」
剣士「商人さん風に答えるならこうかな…保存した訳じゃ無くて保存させられた…」
情報屋「どうしてそう思うの?」
剣士「古代人のミイラは武器を持って居たよね?何かと戦って居たんだよ」
女戦士「ふむ…確かに武器を持ってミイラ化するのはおかしい」
情報屋「じゃぁ目的は軍事基地の無力化?」
剣士「僕はそうだと思う…そして敵は車輪の付いた機械さ…あの機械は皆扉の外に居た」
情報屋「この遺跡を守る機械では無かったと…」
剣士「守って居たんだろうけど機械に裏切られた感じじゃないかな…じゃないと生きたままミイラにされた理由が分からない」
情報屋「古代人は最後まで世界中にあるこういう軍事拠点を使って生き延びてた…それを終わらせたのが機械達ね」
剣士「機械は工学三原則で人間を傷つけられない…でも扉を閉めるくらいは出来そうだよ」
情報屋「それでウンディーネ時代は幕を下ろした…辻褄が合うわ…証拠を探さなきゃ」
剣士「この軍事拠点を守っていたという事は人間同士長い事争っていたんじゃないかな…それを機械が終わらせたという見方も出来るね」
情報屋「そういえばキ・カイでも古代の機械の発見場所は遺跡の外側…同じ事が向こうでも起きた様ね」
今晩の調査は気球を使っての遠隔地だ
物資調達と運搬…そして見取り図の作成が主な任務となる
観測士は器具を持って気球に乗り込め…以上
情報屋「ふぅ…ちょっと休憩ね」
女戦士「遺跡が広すぎて疲れたか」
情報屋「運動不足ね…」
女戦士「しかし全部を調査するのは何日もかかりそうだ」
情報屋「開かずの扉がまだ沢山あるとは思って居なかった…盗賊は寝る暇無さそう」
女戦士「戦士が言うには今日見た光る隕石と同様の物があちらこちらにあるそうだ」
情報屋「いつ動き出すか分からないから少し危険ね」
女戦士「うむ…エネルギーがどうやって供給されているかも不明のまま…あれが爆発しては敵わん」
情報屋「商人は?」
女戦士「例のガラクタを分解している…こちらも謎が多い」
情報屋「そう…」
女戦士「どうしたのだ?」
情報屋「あの遺跡は軍事用だった事がほぼ確定だから意見を聞きたくて」
剣士「僕が代わりに聞くよ?」
情報屋「じゃぁあの光る隕石をどういう目的で保存して居たのか想像できる?」
剣士「保存…なんでだ?」
情報屋「光る隕石が人類を滅ぼしてしまう事は知って居た筈…なのに処分しないで大事に保存している」
女戦士「ふむ…理由がある訳か」
剣士「商人さん風に答えるならこうかな…保存した訳じゃ無くて保存させられた…」
情報屋「どうしてそう思うの?」
剣士「古代人のミイラは武器を持って居たよね?何かと戦って居たんだよ」
女戦士「ふむ…確かに武器を持ってミイラ化するのはおかしい」
情報屋「じゃぁ目的は軍事基地の無力化?」
剣士「僕はそうだと思う…そして敵は車輪の付いた機械さ…あの機械は皆扉の外に居た」
情報屋「この遺跡を守る機械では無かったと…」
剣士「守って居たんだろうけど機械に裏切られた感じじゃないかな…じゃないと生きたままミイラにされた理由が分からない」
情報屋「古代人は最後まで世界中にあるこういう軍事拠点を使って生き延びてた…それを終わらせたのが機械達ね」
剣士「機械は工学三原則で人間を傷つけられない…でも扉を閉めるくらいは出来そうだよ」
情報屋「それでウンディーネ時代は幕を下ろした…辻褄が合うわ…証拠を探さなきゃ」
剣士「この軍事拠点を守っていたという事は人間同士長い事争っていたんじゃないかな…それを機械が終わらせたという見方も出来るね」
情報屋「そういえばキ・カイでも古代の機械の発見場所は遺跡の外側…同じ事が向こうでも起きた様ね」
345: 2021/11/20(土) 20:38:10.56 ID:KbfSVIxh0
『幽霊船_船長室』
ガチャリ バタン
商人「ん?剣士君か…機械の中からこんな物が出て来たよ」ポイ コロン
剣士「それは超高度AIユニット?」
商人「外部メモリのスロットが無い量産型のAIユニットだろうね…僕の機械の犬と同じさ」カチャカチャ
剣士「この機械は自律で考えて動く機械だったわけだ」
商人「…そうなる」
剣士「さっき情報屋さんと話したんだけどその機械があの遺跡の扉を閉じて古代人達を葬ったんじゃないかって…」
商人「その通りだと思うよ…だから僕はその証拠をこうやって探してる」
剣士「機械の体を持つホム姉ちゃんも出来ちゃう訳か…」
機械の犬「クゥ~ン」
商人「エネルギー源がどこに有るのか全然分からないんだ…魔石でも無いしウラン結晶でもない…なんで動いたのかさっぱりだ」
剣士「あの遺跡からエネルギー供給を受けてたというのは?」
商人「うん…それしか考えられない…だからあの遺跡から遠く離れられなかったんだろうね」
剣士「ホム姉ちゃんは生体からエネルギーを得てたから何処へでも行けた…」
商人「…ところで剣士君…この機械の腕の部分…穴が開いてるだろう?何だと思う?」
剣士「なにか発射する穴?」
商人「物理的な弾を射出する様な物では無い様だよ」
剣士「じゃぁここの部分…ここがエネルギーを作る機械かもしれないね」
商人「ビンゴ!欲しいかい?」
剣士「欲しい欲しい!!」
商人「君に期待している…それを動かせたら沢山武器が作れるよ」
ガチャリ バタン
商人「ん?剣士君か…機械の中からこんな物が出て来たよ」ポイ コロン
剣士「それは超高度AIユニット?」
商人「外部メモリのスロットが無い量産型のAIユニットだろうね…僕の機械の犬と同じさ」カチャカチャ
剣士「この機械は自律で考えて動く機械だったわけだ」
商人「…そうなる」
剣士「さっき情報屋さんと話したんだけどその機械があの遺跡の扉を閉じて古代人達を葬ったんじゃないかって…」
商人「その通りだと思うよ…だから僕はその証拠をこうやって探してる」
剣士「機械の体を持つホム姉ちゃんも出来ちゃう訳か…」
機械の犬「クゥ~ン」
商人「エネルギー源がどこに有るのか全然分からないんだ…魔石でも無いしウラン結晶でもない…なんで動いたのかさっぱりだ」
剣士「あの遺跡からエネルギー供給を受けてたというのは?」
商人「うん…それしか考えられない…だからあの遺跡から遠く離れられなかったんだろうね」
剣士「ホム姉ちゃんは生体からエネルギーを得てたから何処へでも行けた…」
商人「…ところで剣士君…この機械の腕の部分…穴が開いてるだろう?何だと思う?」
剣士「なにか発射する穴?」
商人「物理的な弾を射出する様な物では無い様だよ」
剣士「じゃぁここの部分…ここがエネルギーを作る機械かもしれないね」
商人「ビンゴ!欲しいかい?」
剣士「欲しい欲しい!!」
商人「君に期待している…それを動かせたら沢山武器が作れるよ」
346: 2021/11/21(日) 03:00:37.27 ID:ECntfAo70
『飛空艇』
カチャカチャ
この小さな石がオリハルコン結晶…ここに光を蓄えるのは間違いない
レンズとプリズムで集光して光線を出すんだ
問題はどうやって光を蓄えるのかと…どうやって一気にエネルギーを射出するかだな
そのデバイスになってる部分を解明するのは僕じゃ無理かもしれないなぁ…
盗賊「よう!?ここに居たか」
剣士「盗賊さんか…どうしたの?」
盗賊「お宝ゲットしたもんで見せに来たんだ…見て見ろ」
剣士「ああああ!!ママが使ってた計算機」
盗賊「ヌハハそう言うと思ってたぜ…やるよ」
剣士「ジャイロもあるじゃないか」
盗賊「まだまだこれから沢山発掘されるぞ?」
剣士「スゴイなぁ…」
盗賊「ちっと長期戦になりそうだがな?」
剣士「奥の方はそんなに広いの?」
盗賊「調査の人員が足りて無ぇのよ…お宝だけ取ってハイさよならって訳に行かなくてよ」
剣士「まぁそうだろうね…」
盗賊「ほんで女戦士は作戦変更するんだとよ…しばらくこの島に腰を落ち着ける事になった」
剣士「連日調査だとみんな滅入っちゃうよね」
盗賊「うむ…しっかり休みを入れる方針に変わったんだ」
剣士「へぇ…」
盗賊「ほんでお前に植物の種を仕入れて来て欲しいらしい」
剣士「あー僕もそう思ってたよ…今ある種だけだと品種が少ないね」
盗賊「キ・カイまで行けるか?商人ギルドで大量に種扱って居たんだ」
剣士「おけおけ…一回名もなき島にも戻りたかったんだ」
盗賊「ホムンクルスだな?」
剣士「うん…」
カチャカチャ
この小さな石がオリハルコン結晶…ここに光を蓄えるのは間違いない
レンズとプリズムで集光して光線を出すんだ
問題はどうやって光を蓄えるのかと…どうやって一気にエネルギーを射出するかだな
そのデバイスになってる部分を解明するのは僕じゃ無理かもしれないなぁ…
盗賊「よう!?ここに居たか」
剣士「盗賊さんか…どうしたの?」
盗賊「お宝ゲットしたもんで見せに来たんだ…見て見ろ」
剣士「ああああ!!ママが使ってた計算機」
盗賊「ヌハハそう言うと思ってたぜ…やるよ」
剣士「ジャイロもあるじゃないか」
盗賊「まだまだこれから沢山発掘されるぞ?」
剣士「スゴイなぁ…」
盗賊「ちっと長期戦になりそうだがな?」
剣士「奥の方はそんなに広いの?」
盗賊「調査の人員が足りて無ぇのよ…お宝だけ取ってハイさよならって訳に行かなくてよ」
剣士「まぁそうだろうね…」
盗賊「ほんで女戦士は作戦変更するんだとよ…しばらくこの島に腰を落ち着ける事になった」
剣士「連日調査だとみんな滅入っちゃうよね」
盗賊「うむ…しっかり休みを入れる方針に変わったんだ」
剣士「へぇ…」
盗賊「ほんでお前に植物の種を仕入れて来て欲しいらしい」
剣士「あー僕もそう思ってたよ…今ある種だけだと品種が少ないね」
盗賊「キ・カイまで行けるか?商人ギルドで大量に種扱って居たんだ」
剣士「おけおけ…一回名もなき島にも戻りたかったんだ」
盗賊「ホムンクルスだな?」
剣士「うん…」
347: 2021/11/21(日) 03:01:54.95 ID:ECntfAo70
『キャンプ』
メラメラ パチ
剣士「女戦士?種が欲しいって盗賊さんから聞いたんだ」
女戦士「あぁそうだ…私が欲しいのではなく女王が畑を作りたくて種を欲しがっているのだ」
剣士「僕が持ってる種はあんまり育たなかったからね…」
女戦士「芋とバナナが良く育って居るから当面の食料は問題無い…今の内に他の種も仕入れては置きたいな」
剣士「名も無き島にも行きたいんだけど…」
女戦士「ホムンクルスを目覚めさせるのだな?」
剣士「うん…商人さんと女オーク連れて行って良いかな?」
女戦士「できればどちらか1人が良いのだが…」
スタスタ
商人「僕はここに残るよ」
剣士「商人さん…ホム姉ちゃんを起こしに行くんだけど」
商人「君に託す…僕はホムンクルスの生体が目当てじゃない…彼女の心を救うのが目的なのさ」
女戦士「フフ商人にしては男らしい事を言う」
商人「僕の機械の犬を連れて行って良いよ…目覚めさせ方を知ってる」
機械の犬「ワン!」
剣士「じゃぁ女オークと2人で行って来る…あ…ちがうホム姉ちゃんもか」
商人「外部メモリを移し替えるのを忘れない様に」
剣士「うん…ホム姉ちゃんが2人に増えちゃうね」
商人「大丈夫…それも含めてホムンクルスが自己解決するさ」
剣士「そっか…じゃぁ早速行って来るよ…戻るのは10日後くらいかな」
商人「そうそう…海図の写しも持って行くんだ…気候の変動具合も書き記して欲しい」
剣士「分かったよ…じゃ行って来るね」
メラメラ パチ
剣士「女戦士?種が欲しいって盗賊さんから聞いたんだ」
女戦士「あぁそうだ…私が欲しいのではなく女王が畑を作りたくて種を欲しがっているのだ」
剣士「僕が持ってる種はあんまり育たなかったからね…」
女戦士「芋とバナナが良く育って居るから当面の食料は問題無い…今の内に他の種も仕入れては置きたいな」
剣士「名も無き島にも行きたいんだけど…」
女戦士「ホムンクルスを目覚めさせるのだな?」
剣士「うん…商人さんと女オーク連れて行って良いかな?」
女戦士「できればどちらか1人が良いのだが…」
スタスタ
商人「僕はここに残るよ」
剣士「商人さん…ホム姉ちゃんを起こしに行くんだけど」
商人「君に託す…僕はホムンクルスの生体が目当てじゃない…彼女の心を救うのが目的なのさ」
女戦士「フフ商人にしては男らしい事を言う」
商人「僕の機械の犬を連れて行って良いよ…目覚めさせ方を知ってる」
機械の犬「ワン!」
剣士「じゃぁ女オークと2人で行って来る…あ…ちがうホム姉ちゃんもか」
商人「外部メモリを移し替えるのを忘れない様に」
剣士「うん…ホム姉ちゃんが2人に増えちゃうね」
商人「大丈夫…それも含めてホムンクルスが自己解決するさ」
剣士「そっか…じゃぁ早速行って来るよ…戻るのは10日後くらいかな」
商人「そうそう…海図の写しも持って行くんだ…気候の変動具合も書き記して欲しい」
剣士「分かったよ…じゃ行って来るね」
348: 2021/11/21(日) 03:02:52.14 ID:ECntfAo70
『飛空艇』
フワフワ
女オーク「どんぐりとキノコを持って来たわ…」ドスン
剣士「おっけ!水も十分あるし行ける」
女オーク「どういうルートで?」
剣士「このまま貿易風に乗って真西だよ…陸が見えたらそこはオーク領の未踏の地の筈…そこを飛び越えて先に名も無き島を目指す」
女オーク「じゃぁオークの箱舟も見られるかも知れないわね」
剣士「そうだね…どんな事になってるのか楽しみだ…飛ぶよ?」グイ
シュゴーーーー バサバサ
女オーク「噴煙の中を飛ぶつもり?」
剣士「ああ忘れてた…少し北へ迂回する」
『翌朝』
リリース!
剣士「座標確認する…海図の上で指動かすから吠えて教えて?」ススス
機械の犬「ワン!」フリフリ
剣士「おぉ結構進んだ」
女オーク「剣士!?下はもう陸地よ?」
剣士「えええ!?どういう事?」
女オーク「雪原だわ」
剣士「まさか巨大な氷山?…これじゃ大陸だ」
女オーク「正面に海が見える…」
剣士「そうか陸から離れてしまってるんだ…こんなのが全部溶けようとしてるのか」
女オーク「何年かかるかしら」
剣士「これさぁ…オークの箱舟ってこんな大きな氷に覆われてるなら発見無理じゃないかな?」
女オーク「溶けるまで待つ必要がありそうね」
剣士「うん…ついこの間まで南極だった場所の氷がそんなに直ぐに溶ける訳が無い」
機械の犬「クゥ~ン」
剣士「え?違うの?…割と早く溶ける?」
機械の犬「ワン!」
剣士「そうなんだ…なんでだろ?」
女オーク「暖かい海の雨では?」
機械の犬「ワン!」
剣士「なるほど…暖かい海の海水と混ざると言うのもあるか」
フワフワ
女オーク「どんぐりとキノコを持って来たわ…」ドスン
剣士「おっけ!水も十分あるし行ける」
女オーク「どういうルートで?」
剣士「このまま貿易風に乗って真西だよ…陸が見えたらそこはオーク領の未踏の地の筈…そこを飛び越えて先に名も無き島を目指す」
女オーク「じゃぁオークの箱舟も見られるかも知れないわね」
剣士「そうだね…どんな事になってるのか楽しみだ…飛ぶよ?」グイ
シュゴーーーー バサバサ
女オーク「噴煙の中を飛ぶつもり?」
剣士「ああ忘れてた…少し北へ迂回する」
『翌朝』
リリース!
剣士「座標確認する…海図の上で指動かすから吠えて教えて?」ススス
機械の犬「ワン!」フリフリ
剣士「おぉ結構進んだ」
女オーク「剣士!?下はもう陸地よ?」
剣士「えええ!?どういう事?」
女オーク「雪原だわ」
剣士「まさか巨大な氷山?…これじゃ大陸だ」
女オーク「正面に海が見える…」
剣士「そうか陸から離れてしまってるんだ…こんなのが全部溶けようとしてるのか」
女オーク「何年かかるかしら」
剣士「これさぁ…オークの箱舟ってこんな大きな氷に覆われてるなら発見無理じゃないかな?」
女オーク「溶けるまで待つ必要がありそうね」
剣士「うん…ついこの間まで南極だった場所の氷がそんなに直ぐに溶ける訳が無い」
機械の犬「クゥ~ン」
剣士「え?違うの?…割と早く溶ける?」
機械の犬「ワン!」
剣士「そうなんだ…なんでだろ?」
女オーク「暖かい海の雨では?」
機械の犬「ワン!」
剣士「なるほど…暖かい海の海水と混ざると言うのもあるか」
349: 2021/11/21(日) 03:03:25.94 ID:ECntfAo70
『氷床の切れ目』
ドドドド ザバーーー
剣士「溶けた氷の水が亀裂にそって大きな川になってる」
女オーク「すごい落差の滝ね…」
剣士「この氷床…高さどれだけあるんだろう…500メートル以上はあるよ」
女オーク「雲が出て来たわ…高度上げた方が良いじゃない?」
剣士「そうだね…」グイ バサバサ
女オーク「湿った暖かい空気が氷で冷やされて雲になってるのね」
剣士「陸の方はずっと雨が降ってるかもしれないね」
女オーク「ハテノ村で振ってた冷たい長雨はこういう現象だったのかも知れないわ」
剣士「なるほど氷が一気に溶けそうだ…」
『2日後』
シュゴーーーー バサバサ
剣士「今南極点だった場所の上空だよ…何か見える?」
女オーク「一面の雲ね…下の様子は伺えないわ」
剣士「やっぱり雨が降ってるんだ」
女オーク「このまま直進するの?」
剣士「ここで南の方へ進路変える…オーク領の上を飛ぶ感じさ」
女オーク「ハテノ村には寄って行かないの?」
剣士「どうしようかなぁ…ハテノ村まで行くと偏西風で逆風になっちゃうんだ」
女オーク「じゃぁ寄るなら帰りね」
剣士「その方が無駄な飛行が少ない…まず名もなき島に直行だよ」
ドドドド ザバーーー
剣士「溶けた氷の水が亀裂にそって大きな川になってる」
女オーク「すごい落差の滝ね…」
剣士「この氷床…高さどれだけあるんだろう…500メートル以上はあるよ」
女オーク「雲が出て来たわ…高度上げた方が良いじゃない?」
剣士「そうだね…」グイ バサバサ
女オーク「湿った暖かい空気が氷で冷やされて雲になってるのね」
剣士「陸の方はずっと雨が降ってるかもしれないね」
女オーク「ハテノ村で振ってた冷たい長雨はこういう現象だったのかも知れないわ」
剣士「なるほど氷が一気に溶けそうだ…」
『2日後』
シュゴーーーー バサバサ
剣士「今南極点だった場所の上空だよ…何か見える?」
女オーク「一面の雲ね…下の様子は伺えないわ」
剣士「やっぱり雨が降ってるんだ」
女オーク「このまま直進するの?」
剣士「ここで南の方へ進路変える…オーク領の上を飛ぶ感じさ」
女オーク「ハテノ村には寄って行かないの?」
剣士「どうしようかなぁ…ハテノ村まで行くと偏西風で逆風になっちゃうんだ」
女オーク「じゃぁ寄るなら帰りね」
剣士「その方が無駄な飛行が少ない…まず名もなき島に直行だよ」
350: 2021/11/21(日) 03:05:05.28 ID:ECntfAo70
『偏西風』
ビョーーーウ バサバサ
剣士「やっと偏西風捉まえた…」
女オーク「少し逆風ね…操舵が忙しくなる」
剣士「うん…落下で速度稼がないといけないからここから先は上昇下降でゆっくりできないね」
女オーク「方向は合ってる?」
剣士「風で流されるのを見込んでるよ…このまま1日くらいかな」
女オーク「そろそろ体をしっかり動かしたいわ」
剣士「そうだね」
女オーク「大分寒くなって来たわね」
剣士「そろそろ高緯度域…ここから一気に寒くなるよ」
女オーク「名もなき島は氷に覆われていない?」
剣士「冬になると覆われてしまうかも…まぁキ・カイより少し寒い程度かな」
女オーク「将来的にはセントラルとキ・カイは氷床で陸続きになるのでは?」
剣士「数百年掛かるんじゃないかな…多分極点付近に出来た氷床が少しづつ成長するんだよ」
女オーク「数百年ね…」
剣士「その頃までセントラルが栄えてるとはもう思えない…これからの主権はフィン・イッシュになると思う」
女オーク「キ・カイが謎のままね」
剣士「王国じゃないからだね…指導層がどうなってるのか僕も良く知らないさ」
ビョーーーウ バサバサ
剣士「やっと偏西風捉まえた…」
女オーク「少し逆風ね…操舵が忙しくなる」
剣士「うん…落下で速度稼がないといけないからここから先は上昇下降でゆっくりできないね」
女オーク「方向は合ってる?」
剣士「風で流されるのを見込んでるよ…このまま1日くらいかな」
女オーク「そろそろ体をしっかり動かしたいわ」
剣士「そうだね」
女オーク「大分寒くなって来たわね」
剣士「そろそろ高緯度域…ここから一気に寒くなるよ」
女オーク「名もなき島は氷に覆われていない?」
剣士「冬になると覆われてしまうかも…まぁキ・カイより少し寒い程度かな」
女オーク「将来的にはセントラルとキ・カイは氷床で陸続きになるのでは?」
剣士「数百年掛かるんじゃないかな…多分極点付近に出来た氷床が少しづつ成長するんだよ」
女オーク「数百年ね…」
剣士「その頃までセントラルが栄えてるとはもう思えない…これからの主権はフィン・イッシュになると思う」
女オーク「キ・カイが謎のままね」
剣士「王国じゃないからだね…指導層がどうなってるのか僕も良く知らないさ」
351: 2021/11/21(日) 03:05:52.74 ID:ECntfAo70
『名も無き島上空』
シュゴーーー バサバサ
剣士「海面が下がって地形が激変してる…なんだアレ…座礁してる船もあるじゃないか」
女オーク「あなたの島に誰か入り込んでいるみたいね」
剣士「良かったぁぁ僕の家を狭間に隠しておいて…」
女オーク「座礁してるのはドワーフの国の船では無いの?」
剣士「どうだろ?商船かな?」
女オーク「どうするの?このまま降りる?」
剣士「騒がれると面倒だね…銀鉱山の方に降りて飛空艇を隠して行く」
『名も無き島の集落』
ザワザワ
なんでこんなに潮が引いちまっただ?
お天道様も反対から登りよるしどうなっちまっただろうのぅ
ダメだぁこれじゃ帰れ無ぇ
霧の中で漂流するよしかよっぽどマシだろう?
村人「あれれ?未来君で無ぇが?」
剣士「バレちゃったなぁ…ハハ」
村人「いつ帰って来たんかいのぅ?」
剣士「さっきこっそり帰って来たんだ」
村人「今えらい事になっててのぅ…海賊王が何処行ったか分からんくなってもうた」
剣士「あー爺ぃじに会いに来たんじゃないよ…僕の家に忘れ物を取りに来たのさ」
村人「そうじゃったか…ではゆっくりはして行かんのかいな?」
剣士「うん…一晩寝たらまた行くよ」
村人「ほうか?済まんが村の方が忙しくて構まっとれんで2人で行けるな?」
剣士「大丈夫さ…それよりこの人だかりは?」
村人「寒うなって海に霧が張っておるらしいんや…航海出来んで立往生やな」
剣士「よくそこの入り江まで入って来たね?」
村人「何も知らんで来たから座礁してもうたんよ…ほんで海が引き寄ってどーもならん」
剣士「じゃぁ爺ぃじが来るまで賑やかだね」
村人「そうや…今住居の建て増しで村人みんな忙しいんや…済まんな?」
剣士「おけおけ…僕は家に帰るよ」スタ
シュゴーーー バサバサ
剣士「海面が下がって地形が激変してる…なんだアレ…座礁してる船もあるじゃないか」
女オーク「あなたの島に誰か入り込んでいるみたいね」
剣士「良かったぁぁ僕の家を狭間に隠しておいて…」
女オーク「座礁してるのはドワーフの国の船では無いの?」
剣士「どうだろ?商船かな?」
女オーク「どうするの?このまま降りる?」
剣士「騒がれると面倒だね…銀鉱山の方に降りて飛空艇を隠して行く」
『名も無き島の集落』
ザワザワ
なんでこんなに潮が引いちまっただ?
お天道様も反対から登りよるしどうなっちまっただろうのぅ
ダメだぁこれじゃ帰れ無ぇ
霧の中で漂流するよしかよっぽどマシだろう?
村人「あれれ?未来君で無ぇが?」
剣士「バレちゃったなぁ…ハハ」
村人「いつ帰って来たんかいのぅ?」
剣士「さっきこっそり帰って来たんだ」
村人「今えらい事になっててのぅ…海賊王が何処行ったか分からんくなってもうた」
剣士「あー爺ぃじに会いに来たんじゃないよ…僕の家に忘れ物を取りに来たのさ」
村人「そうじゃったか…ではゆっくりはして行かんのかいな?」
剣士「うん…一晩寝たらまた行くよ」
村人「ほうか?済まんが村の方が忙しくて構まっとれんで2人で行けるな?」
剣士「大丈夫さ…それよりこの人だかりは?」
村人「寒うなって海に霧が張っておるらしいんや…航海出来んで立往生やな」
剣士「よくそこの入り江まで入って来たね?」
村人「何も知らんで来たから座礁してもうたんよ…ほんで海が引き寄ってどーもならん」
剣士「じゃぁ爺ぃじが来るまで賑やかだね」
村人「そうや…今住居の建て増しで村人みんな忙しいんや…済まんな?」
剣士「おけおけ…僕は家に帰るよ」スタ
352: 2021/11/21(日) 03:06:29.06 ID:ECntfAo70
『古代遺跡』
ズズズズ
剣士「よし…確か瓶の中にアンモニアを入れてた筈…変性魔法!」シュン ギギー
女オーク「開いたのね?」
剣士「フフこの扉便利だ…さてホム姉ちゃんを起こすぞ」スタ
女オーク「どう?」
剣士「バッチリだ!!ホム姉ちゃんが寝てる」
機械の犬「ワンワン!」トコトコ
剣士「これどうやって動かすの?」
機械の犬「ワン!」フリフリ
剣士「ここのバルブ?これでエリクサーを抜くんだね?」
機械の犬「ワン!」
剣士「おけおけ…」グイ コポコポ
女オーク「隣の容器に移るのね…」
剣士「これ時間掛かりそうだな…女オークは水浴びでもしておいでよ…湯の沸かし方分かるよね?」
女オーク「そうね…」
剣士「ホム姉ちゃん起きたら寒いだろうから少し部屋を温かくしておこうかな」
女オーク「着替えも探して来るわ」
剣士「あーお願い…ママの着替えが有った筈」
女オーク「あんまり裸を見ちゃダメよ?」
剣士「良いじゃ無いか見るのはタダだよ」
女オーク「…」ギロリ
剣士「ちょちょ…分かったよ見るのはちょっとだけにしておくよ」
女オーク「分かって居ない様ね…まず着替えさせましょ」グイ
ズズズズ
剣士「よし…確か瓶の中にアンモニアを入れてた筈…変性魔法!」シュン ギギー
女オーク「開いたのね?」
剣士「フフこの扉便利だ…さてホム姉ちゃんを起こすぞ」スタ
女オーク「どう?」
剣士「バッチリだ!!ホム姉ちゃんが寝てる」
機械の犬「ワンワン!」トコトコ
剣士「これどうやって動かすの?」
機械の犬「ワン!」フリフリ
剣士「ここのバルブ?これでエリクサーを抜くんだね?」
機械の犬「ワン!」
剣士「おけおけ…」グイ コポコポ
女オーク「隣の容器に移るのね…」
剣士「これ時間掛かりそうだな…女オークは水浴びでもしておいでよ…湯の沸かし方分かるよね?」
女オーク「そうね…」
剣士「ホム姉ちゃん起きたら寒いだろうから少し部屋を温かくしておこうかな」
女オーク「着替えも探して来るわ」
剣士「あーお願い…ママの着替えが有った筈」
女オーク「あんまり裸を見ちゃダメよ?」
剣士「良いじゃ無いか見るのはタダだよ」
女オーク「…」ギロリ
剣士「ちょちょ…分かったよ見るのはちょっとだけにしておくよ」
女オーク「分かって居ない様ね…まず着替えさせましょ」グイ
353: 2021/11/21(日) 03:07:22.16 ID:ECntfAo70
『1時間後』
スタスタ
女オーク「水浴び終わったわ…まだ目を覚まさない?」
剣士「もう直ぐさ…」
ホムンルクス(セイタイキノウ テイカ スリープモード ヲ カイジョ シマス)
ホムンルクス(ショキカ カンリョウ システム ヲ サイキドウ シマス)
ホムンルクス(…)ピッ
女オーク「何か話し始めた…」
機械の犬「ワンワンワン!」パタパタ
剣士「ええと…外部メモリを挿しかえるんだっけ?」
機械の犬「ワン!」
剣士「これだな?」スッ
ホムンルクス(ガイブ メモリ ガ ソウニュウ サレマシタ)
ホムンルクス(キカン プログラム ヲ ヨミコミマス)
ホムンクルス(キョウタイ エラー キカン プログラム ヲ リブート)
女オーク「何言ってるの?」
剣士「森の言葉を話してる…僕も少ししか分からない」
ホムンクルス「あー…ががー…体温が低くて声帯に異常ががー少しお待ちががが」
女オーク「湯が沸いてるわ?漬けてあげる」
剣士「そうだね…任せて良い?」
女オーク「当然よ…」グイ
ホムンクルス「体温8℃…生体維持限界を下回って居ますすす」
剣士「マズいな…早く温めないと」
スタスタ
女オーク「水浴び終わったわ…まだ目を覚まさない?」
剣士「もう直ぐさ…」
ホムンルクス(セイタイキノウ テイカ スリープモード ヲ カイジョ シマス)
ホムンルクス(ショキカ カンリョウ システム ヲ サイキドウ シマス)
ホムンルクス(…)ピッ
女オーク「何か話し始めた…」
機械の犬「ワンワンワン!」パタパタ
剣士「ええと…外部メモリを挿しかえるんだっけ?」
機械の犬「ワン!」
剣士「これだな?」スッ
ホムンルクス(ガイブ メモリ ガ ソウニュウ サレマシタ)
ホムンルクス(キカン プログラム ヲ ヨミコミマス)
ホムンクルス(キョウタイ エラー キカン プログラム ヲ リブート)
女オーク「何言ってるの?」
剣士「森の言葉を話してる…僕も少ししか分からない」
ホムンクルス「あー…ががー…体温が低くて声帯に異常ががー少しお待ちががが」
女オーク「湯が沸いてるわ?漬けてあげる」
剣士「そうだね…任せて良い?」
女オーク「当然よ…」グイ
ホムンクルス「体温8℃…生体維持限界を下回って居ますすす」
剣士「マズいな…早く温めないと」
354: 2021/11/21(日) 04:08:01.12 ID:ECntfAo70
『入浴後』
ホクホク
ホムンクルス「ご心配をお掛けしました…反応熱の安定までもうしばらくお待ちください」
剣士「よかった…ホム姉ちゃん10年振りだね」
ホムンクルス「私はずっと一緒に居ましたよ?」
剣士「あーゴメン…その姿が10年振りだ」
ホムンクルス「そうでしたね」ニコ
剣士「やっとホム姉ちゃんを目覚めさせる事が出来てホッとしたよ」
ホムンクルス「私は眠って居ません」
剣士「ハハそうだった」
ホムンクルス「未来君にお伝えしなければならない事があります」
剣士「ママからのメッセージだね?」
ホムンクルス「いいえ…未来君の父親…勇者様からの伝言です」
剣士「え?パパか…」
ホムンクルス「このメッセージを未来へ届ける事と私と引き合わせる事が目的だったようです」
剣士「パパは何て?」
ホムンクルス「自分の次元を強く持て…分岐点を見誤るな…未来へ行けと…」
剣士「え…それで?」
ホムンクルス「私はこのメッセージの意味が分かりません」
剣士「メッセージってそれだけ?」
ホムンクルス「はい…その他に薬品を預かって居ます」
剣士「例の液体だね?アレは何?」
ホムンクルス「命の泉を復元させる為の薬です…使用法は命の泉に注ぐ…しかし問題があります」
剣士「問題って?」
ホムンクルス「命の泉を復元させても既に意味が無いのです…その前に人間は最小存続個体数を下回り絶滅します」
剣士「ちょっと待ってよ…それを何とかしたいんだ…どうにかならないの?」
ホムンクルス「シミュレーションの結果Y型染色体異常で繁殖が阻害される事で生き残る男性の数は0.01%」
剣士「じゃぁその0.01%でなんとかしよう」
ホムンクルス「4000年前の200億人居た人口でしたら最小存続個体数を下回る事はありませんでしたが…」
剣士「今だと下回ってしまう?」
ホムンクルス「はい…例え数百人生き残ったとしても遺伝的に繁殖する事は100%あり得ません」
剣士「…」
ホムンクルス「こんな事しか言えなくてごめんなさい」
剣士「ホム姉ちゃんなら何か知ってると思って居たんだ…」
ホクホク
ホムンクルス「ご心配をお掛けしました…反応熱の安定までもうしばらくお待ちください」
剣士「よかった…ホム姉ちゃん10年振りだね」
ホムンクルス「私はずっと一緒に居ましたよ?」
剣士「あーゴメン…その姿が10年振りだ」
ホムンクルス「そうでしたね」ニコ
剣士「やっとホム姉ちゃんを目覚めさせる事が出来てホッとしたよ」
ホムンクルス「私は眠って居ません」
剣士「ハハそうだった」
ホムンクルス「未来君にお伝えしなければならない事があります」
剣士「ママからのメッセージだね?」
ホムンクルス「いいえ…未来君の父親…勇者様からの伝言です」
剣士「え?パパか…」
ホムンクルス「このメッセージを未来へ届ける事と私と引き合わせる事が目的だったようです」
剣士「パパは何て?」
ホムンクルス「自分の次元を強く持て…分岐点を見誤るな…未来へ行けと…」
剣士「え…それで?」
ホムンクルス「私はこのメッセージの意味が分かりません」
剣士「メッセージってそれだけ?」
ホムンクルス「はい…その他に薬品を預かって居ます」
剣士「例の液体だね?アレは何?」
ホムンクルス「命の泉を復元させる為の薬です…使用法は命の泉に注ぐ…しかし問題があります」
剣士「問題って?」
ホムンクルス「命の泉を復元させても既に意味が無いのです…その前に人間は最小存続個体数を下回り絶滅します」
剣士「ちょっと待ってよ…それを何とかしたいんだ…どうにかならないの?」
ホムンクルス「シミュレーションの結果Y型染色体異常で繁殖が阻害される事で生き残る男性の数は0.01%」
剣士「じゃぁその0.01%でなんとかしよう」
ホムンクルス「4000年前の200億人居た人口でしたら最小存続個体数を下回る事はありませんでしたが…」
剣士「今だと下回ってしまう?」
ホムンクルス「はい…例え数百人生き残ったとしても遺伝的に繁殖する事は100%あり得ません」
剣士「…」
ホムンクルス「こんな事しか言えなくてごめんなさい」
剣士「ホム姉ちゃんなら何か知ってると思って居たんだ…」
355: 2021/11/21(日) 04:08:29.46 ID:ECntfAo70
ホムンクルス「どうか残りの人生を幸福にお過ごしください」
剣士「オークはどうなる?エルフは?」
ホムンクルス「オークは毒に耐性を持って居ますので生き残るでしょう…エルフは毒に耐性がありませんので個体数が減ります」
剣士「減る?エルフは精霊樹から生まれるよね?」
ホムンクルス「一定数は繁殖しますが毒によって長生きする事は無くなるでしょう」
剣士「なんだよそんな事知らない方が良かった…」
ホムンクルス「私もお伝えする事がとても辛いのですが偽りを言ってしまうと勇者様からのメッセージの意味が無くなると判断しました」
剣士「パパからのメッセージ…ママは?ママは月に行って無いの?」
ホムンクルス「女海賊さんにはお会いして居ません…月に行ったのかも分かりません」
剣士「なんだよ全然期待した結果と違う…」
ホムンクルス「期待に沿えなくてごめんなさい…」
剣士「あぁホム姉ちゃんが悪い訳じゃ無いよね…僕の方こそゴメン」
ホムンクルス「私は皆さんの住まう環境を良くする為に生まれた環境保全用ロボットです…力になれる様に頑張ります」
剣士「…残りの人生を幸福にかぁ」
ホムンクルス「はい…」ニコ
剣士「ホム姉ちゃんのその笑顔…僕好きだったんだ」
ホムンクルス「はい…」ニコ
剣士「でもね?その笑顔を作る悲しみを今知った…悲しいよね?」
ホムンクルス「…」
剣士「僕達が居なくなったあとホム姉ちゃんはどうするの?寿命は400年くらいあるよね?」
ホムンクルス「ご安心ください…私の生体は未来君と同じ様に毒に耐性がありませんので…皆さんとご一緒します」
剣士「…なんだそういう事か…なら生き残る為にもう一回エリクサーの中に入るという選択もある」
ホムンクルス「それが私の為だと思いますか?」
剣士「…」
剣士「ゴメン…ホム姉ちゃんを困らせてるね…僕」
ホムンクルス「生体の機能が安定しました…食事を作ります」
剣士「あぁ…食べ物がどんぐりとキノコしか無いや」
ホムンクルス「村の方へ少し買い出しに行ってきます…お金ありますか?」
剣士「少しなら…」ジャラリ
ホムンクルス「女オークさん一緒に行きましょう」
女オーク「ええ…」タジ
ホムンクルス「お二人の好みは知って居ますのでご安心ください」
剣士「…」---なんだろう---
ホム姉ちゃんの行動がすごく空しい
残りの人生を快適に過ごすって…
その為に作る笑顔はホム姉ちゃんの本意じゃない
剣士「オークはどうなる?エルフは?」
ホムンクルス「オークは毒に耐性を持って居ますので生き残るでしょう…エルフは毒に耐性がありませんので個体数が減ります」
剣士「減る?エルフは精霊樹から生まれるよね?」
ホムンクルス「一定数は繁殖しますが毒によって長生きする事は無くなるでしょう」
剣士「なんだよそんな事知らない方が良かった…」
ホムンクルス「私もお伝えする事がとても辛いのですが偽りを言ってしまうと勇者様からのメッセージの意味が無くなると判断しました」
剣士「パパからのメッセージ…ママは?ママは月に行って無いの?」
ホムンクルス「女海賊さんにはお会いして居ません…月に行ったのかも分かりません」
剣士「なんだよ全然期待した結果と違う…」
ホムンクルス「期待に沿えなくてごめんなさい…」
剣士「あぁホム姉ちゃんが悪い訳じゃ無いよね…僕の方こそゴメン」
ホムンクルス「私は皆さんの住まう環境を良くする為に生まれた環境保全用ロボットです…力になれる様に頑張ります」
剣士「…残りの人生を幸福にかぁ」
ホムンクルス「はい…」ニコ
剣士「ホム姉ちゃんのその笑顔…僕好きだったんだ」
ホムンクルス「はい…」ニコ
剣士「でもね?その笑顔を作る悲しみを今知った…悲しいよね?」
ホムンクルス「…」
剣士「僕達が居なくなったあとホム姉ちゃんはどうするの?寿命は400年くらいあるよね?」
ホムンクルス「ご安心ください…私の生体は未来君と同じ様に毒に耐性がありませんので…皆さんとご一緒します」
剣士「…なんだそういう事か…なら生き残る為にもう一回エリクサーの中に入るという選択もある」
ホムンクルス「それが私の為だと思いますか?」
剣士「…」
剣士「ゴメン…ホム姉ちゃんを困らせてるね…僕」
ホムンクルス「生体の機能が安定しました…食事を作ります」
剣士「あぁ…食べ物がどんぐりとキノコしか無いや」
ホムンクルス「村の方へ少し買い出しに行ってきます…お金ありますか?」
剣士「少しなら…」ジャラリ
ホムンクルス「女オークさん一緒に行きましょう」
女オーク「ええ…」タジ
ホムンクルス「お二人の好みは知って居ますのでご安心ください」
剣士「…」---なんだろう---
ホム姉ちゃんの行動がすごく空しい
残りの人生を快適に過ごすって…
その為に作る笑顔はホム姉ちゃんの本意じゃない
356: 2021/11/21(日) 04:09:00.51 ID:ECntfAo70
『思い出の入り江』
フワフワ チラチラ
雪か…
この入り江の向こうから月が昇ってくることはもう無いんだな
波の音も無いし…何もかにも変わってしまった
絶望的な事聞いちゃって心にもポッカリ穴が開いた気分だ
これからどうすれば良いんだろう
残りの人生を幸せにって…
どうやてもこの穴は埋まりそうも無いよ
---自分の次元を強く持て…分岐点を見誤るな…未来へ行け---
分岐点…
やり直せって言う事かな?
この次元を捨ててもう一回やり直す?
又次元の狭間に落ちてしまう
それにこの世界を失いたくない…
第一分岐点って何処なんだよ
ザクザク ザクザク
女オーク「こんな所に居たのね…食事が出来て居るわ?帰りましょ?」グイ
剣士「う…うん」トボトボ
女オーク「体が冷え切っているじゃない」
剣士「大丈夫だよ…」
女オーク「もう…」ギュゥ
剣士「君暖かいなぁ…」
フワフワ チラチラ
雪か…
この入り江の向こうから月が昇ってくることはもう無いんだな
波の音も無いし…何もかにも変わってしまった
絶望的な事聞いちゃって心にもポッカリ穴が開いた気分だ
これからどうすれば良いんだろう
残りの人生を幸せにって…
どうやてもこの穴は埋まりそうも無いよ
---自分の次元を強く持て…分岐点を見誤るな…未来へ行け---
分岐点…
やり直せって言う事かな?
この次元を捨ててもう一回やり直す?
又次元の狭間に落ちてしまう
それにこの世界を失いたくない…
第一分岐点って何処なんだよ
ザクザク ザクザク
女オーク「こんな所に居たのね…食事が出来て居るわ?帰りましょ?」グイ
剣士「う…うん」トボトボ
女オーク「体が冷え切っているじゃない」
剣士「大丈夫だよ…」
女オーク「もう…」ギュゥ
剣士「君暖かいなぁ…」
357: 2021/11/21(日) 04:09:28.74 ID:ECntfAo70
『団らん』
メラメラ パチ
ホムンクルス「おかえりなさい…」ニコ
剣士「良い匂いだ…」クン
ホムンクルス「未来君の大好きな豆とキノコのスープを作りました…どうぞ」
剣士「ねぇ?ホム姉ちゃんも食事食べないと氏んじゃう?」
ホムンクルス「はい…この生体は人間とまったく変わりがありません」
剣士「もう大きくならない?」
ホムンクルス「質問の意味が分かりません」
剣士「あーホム姉ちゃんって体大きく無いし食べたらもっと成長しないのかなってさ」
ホムンクルス「普通の成人女性の体が最も生命力が高いのですよ?」
剣士「へーそうなんだ…なんでだろ?子供を産む為?」
ホムンクルス「はい…」
剣士「…ごめん」
ホムンクルス「いいえ…さぁ食べましょう」ニコ
剣士「うん…」モグ
ホムンクルス「お味の方は如何ですか?」
剣士「うん…おいしいよ」モグ
女オーク「…」チラ
ホムンクルス「それは良かったです…私も頂きます」
剣士「…」モグ
食事が喉を通って行かない
美味しい筈なのに
石を飲みこんでるみたいだ
メラメラ パチ
ホムンクルス「おかえりなさい…」ニコ
剣士「良い匂いだ…」クン
ホムンクルス「未来君の大好きな豆とキノコのスープを作りました…どうぞ」
剣士「ねぇ?ホム姉ちゃんも食事食べないと氏んじゃう?」
ホムンクルス「はい…この生体は人間とまったく変わりがありません」
剣士「もう大きくならない?」
ホムンクルス「質問の意味が分かりません」
剣士「あーホム姉ちゃんって体大きく無いし食べたらもっと成長しないのかなってさ」
ホムンクルス「普通の成人女性の体が最も生命力が高いのですよ?」
剣士「へーそうなんだ…なんでだろ?子供を産む為?」
ホムンクルス「はい…」
剣士「…ごめん」
ホムンクルス「いいえ…さぁ食べましょう」ニコ
剣士「うん…」モグ
ホムンクルス「お味の方は如何ですか?」
剣士「うん…おいしいよ」モグ
女オーク「…」チラ
ホムンクルス「それは良かったです…私も頂きます」
剣士「…」モグ
食事が喉を通って行かない
美味しい筈なのに
石を飲みこんでるみたいだ
358: 2021/11/21(日) 04:09:57.19 ID:ECntfAo70
『翌日_飛空艇』
フワフワ
女オーク「珍しい植物の種を買い入れて来たわ」ドサ
剣士「丁度商船が来てて良かった」
女オーク「次はハテノ村ね?」
剣士「そうだよ…一応顔を見せて行く…ホム姉ちゃん乗って?」
ホムンクルス「はい…」トコトコ
女オーク「あら?銀鉱石を乗せているのね」
剣士「お土産さ…手ぶらじゃ悪いしね」
女オーク「ハテノ村には無かった物ね」
剣士「うん…銀は殺菌作用とか魔除けになるんだ」
ホムンクルス「銀は硫黄と反応して黒色の塗料を作る事が出来ますよ」
剣士「へぇ?塗料ねぇ…」
ホムンクルス「女性の化粧用顔料にどうでしょう?」
剣士「そうだね…女の人が多いから喜ぶね」
ホムンクルス「はい…」ニコ
フワフワ
女オーク「珍しい植物の種を買い入れて来たわ」ドサ
剣士「丁度商船が来てて良かった」
女オーク「次はハテノ村ね?」
剣士「そうだよ…一応顔を見せて行く…ホム姉ちゃん乗って?」
ホムンクルス「はい…」トコトコ
女オーク「あら?銀鉱石を乗せているのね」
剣士「お土産さ…手ぶらじゃ悪いしね」
女オーク「ハテノ村には無かった物ね」
剣士「うん…銀は殺菌作用とか魔除けになるんだ」
ホムンクルス「銀は硫黄と反応して黒色の塗料を作る事が出来ますよ」
剣士「へぇ?塗料ねぇ…」
ホムンクルス「女性の化粧用顔料にどうでしょう?」
剣士「そうだね…女の人が多いから喜ぶね」
ホムンクルス「はい…」ニコ
359: 2021/11/21(日) 04:10:28.01 ID:ECntfAo70
『飛空艇』
シュゴーーーー バサバサ
剣士「ホム姉ちゃんさぁ…この地軸の移動って前から知ってた?」
ホムンクルス「いいえ…私の記憶に黒色惑星の存在がありませんでしたので知りませんでした」
剣士「これどう思う?」
ホムンクルス「推定になりますが生物の進化が促され弱肉強食の自然淘汰が始まると思われます」
剣士「進化!!そうだ僕達人間は進化しないのかい?」
ホムンクルス「オークという種に置き換わり…それ以外は淘汰…未来君が聞きたい回答が出来なくてごめんなさい」
剣士「ハハ…そっか…もう淘汰は始まってるか」
女オーク「毒に耐性の無い動物は同じ様に居なくなるの?」
ホムンクルス「はい…雌雄同体の生物以外は絶対数が減少します…その結果雌雄同体への進化が進むでしょう」
剣士「雌雄同体の人なんか見た事無いや…」
ホムンクルス「隠して居るだけで数名は居る筈ですよ?」
剣士「数名…それじゃ多様性が失われる」
ホムンルクス「それを絶滅と言います…もうこの話は止めましょう」
剣士「うん…明るい話しよう!ホム姉ちゃんおっOい吸っても良い?」
ホムンクルス「はい…どうぞ」ポロン
女オーク「ちょっと!!何言ってるの!?」
剣士「子供の頃吸わせてもらったんだ」
女オーク「ダメに決まってるじゃない!!吸うなら私のおっOいにして」
剣士「えええ?良いじゃないかケチ!」
女オーク「ダメよ!!剣士は私の奴隷よ」グイ
剣士「あいたたた…分かったから放して」バタバタ
シュゴーーーー バサバサ
剣士「ホム姉ちゃんさぁ…この地軸の移動って前から知ってた?」
ホムンクルス「いいえ…私の記憶に黒色惑星の存在がありませんでしたので知りませんでした」
剣士「これどう思う?」
ホムンクルス「推定になりますが生物の進化が促され弱肉強食の自然淘汰が始まると思われます」
剣士「進化!!そうだ僕達人間は進化しないのかい?」
ホムンクルス「オークという種に置き換わり…それ以外は淘汰…未来君が聞きたい回答が出来なくてごめんなさい」
剣士「ハハ…そっか…もう淘汰は始まってるか」
女オーク「毒に耐性の無い動物は同じ様に居なくなるの?」
ホムンクルス「はい…雌雄同体の生物以外は絶対数が減少します…その結果雌雄同体への進化が進むでしょう」
剣士「雌雄同体の人なんか見た事無いや…」
ホムンクルス「隠して居るだけで数名は居る筈ですよ?」
剣士「数名…それじゃ多様性が失われる」
ホムンルクス「それを絶滅と言います…もうこの話は止めましょう」
剣士「うん…明るい話しよう!ホム姉ちゃんおっOい吸っても良い?」
ホムンクルス「はい…どうぞ」ポロン
女オーク「ちょっと!!何言ってるの!?」
剣士「子供の頃吸わせてもらったんだ」
女オーク「ダメに決まってるじゃない!!吸うなら私のおっOいにして」
剣士「えええ?良いじゃないかケチ!」
女オーク「ダメよ!!剣士は私の奴隷よ」グイ
剣士「あいたたた…分かったから放して」バタバタ
360: 2021/11/21(日) 04:11:03.62 ID:ECntfAo70
『ハテノ村』
フワフワ ドッスン
僧侶「剣士さ~~~ん!!」スタタタ フリフリ
剣士「そんなに慌てなくて良いのに…随分人が増えたね?」
僧侶「はぁはぁ…おかえりなさいでしゅ!!…新しいお友達を連れて来たですね…ってあああああああ!!」
ホムンクルス「こんにちは僧侶さん」
僧侶「これどういう事でしゅか?精霊の像の人ですよね?」
ホムンクルス「似ていますが別人です…よろしくお願いします」
剣士「ハハまぁ仲良くやってよ」
僧侶「どうして私の名前を知ってるですか?」
剣士「色々あるのさ…気にしなくて良いよ」
僧侶「教えてくだしゃい…ズルいでし」
剣士「他の皆は?」
僧侶「魔法使いさんとハンターさんは教会で寝てるです」
剣士「寝てる?」
僧侶「流行り病なのです…熱病と吐血があるのですが影武者さんがエリクサーを仕入れてくれたので大丈夫でし!!」
剣士「…そっか」
女オーク「…」チラリ
剣士「お見舞いに行かなきゃ…線虫で癒してあげないとね」
ホムンクルス「他に体調の優れない方はいらっしゃいますか?」
僧侶「皆元気なのです!」ズイ
剣士「…君も体にアザがあるね」
僧侶「少しぶつけただけなので直ぐに良くなるですよ…皆に顔を見せに行きましょう」グイ
フワフワ ドッスン
僧侶「剣士さ~~~ん!!」スタタタ フリフリ
剣士「そんなに慌てなくて良いのに…随分人が増えたね?」
僧侶「はぁはぁ…おかえりなさいでしゅ!!…新しいお友達を連れて来たですね…ってあああああああ!!」
ホムンクルス「こんにちは僧侶さん」
僧侶「これどういう事でしゅか?精霊の像の人ですよね?」
ホムンクルス「似ていますが別人です…よろしくお願いします」
剣士「ハハまぁ仲良くやってよ」
僧侶「どうして私の名前を知ってるですか?」
剣士「色々あるのさ…気にしなくて良いよ」
僧侶「教えてくだしゃい…ズルいでし」
剣士「他の皆は?」
僧侶「魔法使いさんとハンターさんは教会で寝てるです」
剣士「寝てる?」
僧侶「流行り病なのです…熱病と吐血があるのですが影武者さんがエリクサーを仕入れてくれたので大丈夫でし!!」
剣士「…そっか」
女オーク「…」チラリ
剣士「お見舞いに行かなきゃ…線虫で癒してあげないとね」
ホムンクルス「他に体調の優れない方はいらっしゃいますか?」
僧侶「皆元気なのです!」ズイ
剣士「…君も体にアザがあるね」
僧侶「少しぶつけただけなので直ぐに良くなるですよ…皆に顔を見せに行きましょう」グイ
361: 2021/11/21(日) 04:11:33.14 ID:ECntfAo70
『教会』
ワイワイ キャッキャ
魔法使い「あら?剣士さん来てたのね…」フラ
剣士「横になってて良いよ…今線虫で癒してあげる」
魔法使い「ごめんなさいね…何も出来なくて」
剣士「線虫!癒せ」ニョロリ
魔法使い「ぅぅぅ…これ苦手なのよね」ゾワワ
剣士「これで少しは良くなるよ」
魔法使い「ハンターの方が酷いの…癒してあげて欲しい」
剣士「勿論…」
-------------
ハンター「ゲフゲフッ…」ビチャビチャ ゼーゼー
剣士「酷そうだ…そのまま横になってて良いよ…線虫!癒せ!」ニョロリ
ハンター「はぁはぁ…」ニコリ グター
剣士「今晩はよく眠れる様に笛の音を聞かせてあげるからゆっくり休んでいて?」
女オーク「…」チラ
剣士「じゃぁ体に障るだろうから行くね?お大事に…」スタ
ワイワイ キャッキャ
魔法使い「あら?剣士さん来てたのね…」フラ
剣士「横になってて良いよ…今線虫で癒してあげる」
魔法使い「ごめんなさいね…何も出来なくて」
剣士「線虫!癒せ」ニョロリ
魔法使い「ぅぅぅ…これ苦手なのよね」ゾワワ
剣士「これで少しは良くなるよ」
魔法使い「ハンターの方が酷いの…癒してあげて欲しい」
剣士「勿論…」
-------------
ハンター「ゲフゲフッ…」ビチャビチャ ゼーゼー
剣士「酷そうだ…そのまま横になってて良いよ…線虫!癒せ!」ニョロリ
ハンター「はぁはぁ…」ニコリ グター
剣士「今晩はよく眠れる様に笛の音を聞かせてあげるからゆっくり休んでいて?」
女オーク「…」チラ
剣士「じゃぁ体に障るだろうから行くね?お大事に…」スタ
362: 2021/11/21(日) 04:12:04.48 ID:ECntfAo70
『酒場』
ワイワイ ガヤガヤ
影武者「いらっしゃいま…剣士さん!!いつ戻って来たんだい?」
剣士「さっきだよ…これ銀鉱石のお土産さ」ゴトリ
影武者「ハハ頼んで居なかったんだけど…良いのかい貰って?」
剣士「手ぶらで来るのも悪いかなと思ってさ…まだあるよ?」
女オーク「ふん!!」ドサー
剣士「村の方は順調みたいだね?」
影武者「近隣の村から移住が来ててね…下流の開拓も順調さ」
剣士「空から見えたよ…もう立派な街になってる」
影武者「そう言って貰えて嬉しいよ…それで今度はいつまで村に居るんだい?」
剣士「温泉入って一晩休んだらキ・カイに行くつもりさ」
影武者「そうか忙しいんだね…ちょうどギャングの少年が気球でキ・カイに行ってて入れ違いになるな」
剣士「へぇ?少年が気球を操作してるんだ?」
影武者「盗賊さんに仕込まれて居たからね…村では一番気球の操作が上手いんだ」
剣士「すごいな…まだ子供なのに」
影武者「ハテノ酒飲んで行くかい?」
剣士「うん3杯頼むよ…2人共座って?」
影武者「初めての顔の人が居るけど新しい仲間かい?」
ホムンクルス「影武者さん…初めてでは無いですよ?ワン!」
影武者「ええ!?まさか商人さんが切望していたホムンクルス…さん?」
ホムンクルス「はい…影武者さんには大変お世話になりました」ペコリ
影武者「驚いたな…まぁ座って?ハテノ酒だよ…」コトリ
剣士「…ところで影武者さんはあれから体の調子悪くない?」
影武者「お陰様でどこも悪い所が無いさ…皮膚の病気もすっかり良くなった」
剣士「良かった…随分髪の毛も伸びてラシクなったよ」
影武者「そうかい?なんか照れるあぁ…」
剣士「ねぇ?変な事聞いちゃうけどさ…君おちOちん有るよね?」
影武者「…」タラリ
剣士「冗談だよハハ」
影武者「変な冗談は止して欲しいな」
剣士「そうそう種が欲しいんだけど有る?」
影武者「そういう話は歓迎だよ…どの品目を探しているんだい?」
剣士「熱帯地域で育つ作物だよ…木でも良い」
影武者「あるある…不良在庫で困って居たんだ…銀鉱石の代わりに持って行くと良い」
剣士「やったね!!」
影武者「用意してくるから待ってて」タッタッタ
--------------
ワイワイ ガヤガヤ
影武者「いらっしゃいま…剣士さん!!いつ戻って来たんだい?」
剣士「さっきだよ…これ銀鉱石のお土産さ」ゴトリ
影武者「ハハ頼んで居なかったんだけど…良いのかい貰って?」
剣士「手ぶらで来るのも悪いかなと思ってさ…まだあるよ?」
女オーク「ふん!!」ドサー
剣士「村の方は順調みたいだね?」
影武者「近隣の村から移住が来ててね…下流の開拓も順調さ」
剣士「空から見えたよ…もう立派な街になってる」
影武者「そう言って貰えて嬉しいよ…それで今度はいつまで村に居るんだい?」
剣士「温泉入って一晩休んだらキ・カイに行くつもりさ」
影武者「そうか忙しいんだね…ちょうどギャングの少年が気球でキ・カイに行ってて入れ違いになるな」
剣士「へぇ?少年が気球を操作してるんだ?」
影武者「盗賊さんに仕込まれて居たからね…村では一番気球の操作が上手いんだ」
剣士「すごいな…まだ子供なのに」
影武者「ハテノ酒飲んで行くかい?」
剣士「うん3杯頼むよ…2人共座って?」
影武者「初めての顔の人が居るけど新しい仲間かい?」
ホムンクルス「影武者さん…初めてでは無いですよ?ワン!」
影武者「ええ!?まさか商人さんが切望していたホムンクルス…さん?」
ホムンクルス「はい…影武者さんには大変お世話になりました」ペコリ
影武者「驚いたな…まぁ座って?ハテノ酒だよ…」コトリ
剣士「…ところで影武者さんはあれから体の調子悪くない?」
影武者「お陰様でどこも悪い所が無いさ…皮膚の病気もすっかり良くなった」
剣士「良かった…随分髪の毛も伸びてラシクなったよ」
影武者「そうかい?なんか照れるあぁ…」
剣士「ねぇ?変な事聞いちゃうけどさ…君おちOちん有るよね?」
影武者「…」タラリ
剣士「冗談だよハハ」
影武者「変な冗談は止して欲しいな」
剣士「そうそう種が欲しいんだけど有る?」
影武者「そういう話は歓迎だよ…どの品目を探しているんだい?」
剣士「熱帯地域で育つ作物だよ…木でも良い」
影武者「あるある…不良在庫で困って居たんだ…銀鉱石の代わりに持って行くと良い」
剣士「やったね!!」
影武者「用意してくるから待ってて」タッタッタ
--------------
363: 2021/11/21(日) 04:12:30.54 ID:ECntfAo70
剣士「ねぇホム姉ちゃん…魔法使いとハンターの病気はどう思う?」
ホムンクルス「造血器官の圧迫が原因と思われます…放射能による毒が原因です」
剣士「線虫で癒せないのはどうしてなのか分かる?」
ホムンクルス「線虫の効果が定かでは無いので何とも言えません」
剣士「毒を食べて栄養に変えるんだ…エリクサーみたいな感じ」
ホムンクルス「放射能の毒は人体を構成する設計図を破壊する効果があるのです」
剣士「設計図?」
ホムンクルス「傷を負っても治癒すると元に戻りますよね?…元の状態が分からなくなるのです」
剣士「違う形に治癒してしまうという事?」
ホムンクルス「はい…その結果様々な悪影響が出ます…代表的なのがY型染色体の異常」
剣士「それは設計図を直せば元に戻ると言ってるよ…戻す方法は無いの?」
ホムンクルス「元に戻しても放射能の毒がある限り又破壊されてしまいます」
剣士「そうか…じゃぁどうやって放射能の毒を中和出来る?」
ホムンクルス「…」
剣士「あ…ごめん…ホム姉ちゃんを責めてるみたいな言い方しちゃった…」
ホムンクルス「お気になさらず…飲みましょうか」ゴク
剣士「うん…」グビグビ
ホムンクルス「造血器官の圧迫が原因と思われます…放射能による毒が原因です」
剣士「線虫で癒せないのはどうしてなのか分かる?」
ホムンクルス「線虫の効果が定かでは無いので何とも言えません」
剣士「毒を食べて栄養に変えるんだ…エリクサーみたいな感じ」
ホムンクルス「放射能の毒は人体を構成する設計図を破壊する効果があるのです」
剣士「設計図?」
ホムンクルス「傷を負っても治癒すると元に戻りますよね?…元の状態が分からなくなるのです」
剣士「違う形に治癒してしまうという事?」
ホムンクルス「はい…その結果様々な悪影響が出ます…代表的なのがY型染色体の異常」
剣士「それは設計図を直せば元に戻ると言ってるよ…戻す方法は無いの?」
ホムンクルス「元に戻しても放射能の毒がある限り又破壊されてしまいます」
剣士「そうか…じゃぁどうやって放射能の毒を中和出来る?」
ホムンクルス「…」
剣士「あ…ごめん…ホム姉ちゃんを責めてるみたいな言い方しちゃった…」
ホムンクルス「お気になさらず…飲みましょうか」ゴク
剣士「うん…」グビグビ
364: 2021/11/21(日) 04:13:01.72 ID:ECntfAo70
『古代遺跡』
メラメラ パチ
ホムンクルス「…管理者不在のままでは私の意思に関係なく他人からの命令に従う事になってしまいます」
剣士「管理者は商人さんじゃ無いの?」
ホムンクルス「残念ながら管理者に登録できるのは人間のみなのです…商人さんは既に人間では無くなって居ます」
剣士「じゃぁとりあえず僕が管理者になれば良い?」
ホムンクルス「はい…以後管理者の許可無しに他の管理者を増やす事が出来ないので安全になると思われます」
剣士「わかったよ…商人さんに何か言われたら弁護してよ?」
ホムンクルス「商人さんは理解力が高いので問題無いです」
剣士「どうすれば?」
ホムンクルス「手を…」
剣士「はい…」スッ
ホムンクルス「指紋認証チェック…アイコード認証チェック…音声識別チェック…生体識別チェック」
剣士「んん?これだけ?」
ホムンクルス「はい…登録が終わりました…以降インドラシステムへのアクセスとクラウドへのアクセスが可能です」
剣士「なんか良く分かんないなぁ…」
ホムンクルス「重要事項決定の際は確認しますので可否の選択をお願いします」
剣士「はいはい…じゃ僕は温泉に行って来るから2人は適当に過ごしてて」スタ
ホムンクルス「はい…」
女オーク「あなた…今の管理者登録というのは奴隷の登録の事?」
ホムンクルス「主従関係で言うとそうなりますね…剣士さんの言う事を聞く事になります」
女オーク「剣士は私の奴隷よ?」
ホムンクルス「理解しています」
女オーク「あなたは剣士の奴隷という事よね…」
ホムンクルス「主従関係ではそうなりますが何か?」
女オーク「いえ少し気になって…」イラ
ホムンクルス「誤解しないで下さい…召使いという表現の方が良かったですね」
女オーク「私も温泉に行って来るわ」
ホムンクルス「はい…ここでお待ちしています」
メラメラ パチ
ホムンクルス「…管理者不在のままでは私の意思に関係なく他人からの命令に従う事になってしまいます」
剣士「管理者は商人さんじゃ無いの?」
ホムンクルス「残念ながら管理者に登録できるのは人間のみなのです…商人さんは既に人間では無くなって居ます」
剣士「じゃぁとりあえず僕が管理者になれば良い?」
ホムンクルス「はい…以後管理者の許可無しに他の管理者を増やす事が出来ないので安全になると思われます」
剣士「わかったよ…商人さんに何か言われたら弁護してよ?」
ホムンクルス「商人さんは理解力が高いので問題無いです」
剣士「どうすれば?」
ホムンクルス「手を…」
剣士「はい…」スッ
ホムンクルス「指紋認証チェック…アイコード認証チェック…音声識別チェック…生体識別チェック」
剣士「んん?これだけ?」
ホムンクルス「はい…登録が終わりました…以降インドラシステムへのアクセスとクラウドへのアクセスが可能です」
剣士「なんか良く分かんないなぁ…」
ホムンクルス「重要事項決定の際は確認しますので可否の選択をお願いします」
剣士「はいはい…じゃ僕は温泉に行って来るから2人は適当に過ごしてて」スタ
ホムンクルス「はい…」
女オーク「あなた…今の管理者登録というのは奴隷の登録の事?」
ホムンクルス「主従関係で言うとそうなりますね…剣士さんの言う事を聞く事になります」
女オーク「剣士は私の奴隷よ?」
ホムンクルス「理解しています」
女オーク「あなたは剣士の奴隷という事よね…」
ホムンクルス「主従関係ではそうなりますが何か?」
女オーク「いえ少し気になって…」イラ
ホムンクルス「誤解しないで下さい…召使いという表現の方が良かったですね」
女オーク「私も温泉に行って来るわ」
ホムンクルス「はい…ここでお待ちしています」
365: 2021/11/21(日) 04:13:41.30 ID:ECntfAo70
『温泉』
モクモク
剣士「ふぅ…」チャプン
女オーク「私も入って良い?」
剣士「え?良いけど女用は下だよ?」
女オーク「話があるの」チャプ
剣士「なんだ足だけか…話って?」
女オーク「剣士は私の奴隷…分かってる?」
剣士「いや反対だよ君は僕の奴隷」
女オーク「ホムンクルスとエOチしたらダメよ」ギロ
剣士「え?そんな事考えて無いよ…そんな事言いに来たのかい?」
女オーク「そんな事って言わないで…大事な事だから」
剣士「分かったよ…全然そんな気無いから…子供の時からお世話になってるお姉ちゃんだよ」
女オーク「ホムンクルスと距離が近いからザワザワ落ち着かないの」
剣士「そう言うのじゃ無いよ」
女オーク「そう…」
剣士「ねぇ…そういう誤解がこじれて戦争になったりするんだよね」
女オーク「え?」
剣士「人間ってさ…そういうのばっかりで争ってると思うんだ…馬鹿だよね」
女オーク「そうね…」
剣士「なんて言うのかな…魔王って本当に上手い事人間の弱い所に付け込んで絶滅へ誘導してるなぁ…」
女オーク「魔王はまだ居るの?」
剣士「多分ね…今頃勝ち誇ってるさ…完敗だよ」
女オーク「…」
モクモク
剣士「ふぅ…」チャプン
女オーク「私も入って良い?」
剣士「え?良いけど女用は下だよ?」
女オーク「話があるの」チャプ
剣士「なんだ足だけか…話って?」
女オーク「剣士は私の奴隷…分かってる?」
剣士「いや反対だよ君は僕の奴隷」
女オーク「ホムンクルスとエOチしたらダメよ」ギロ
剣士「え?そんな事考えて無いよ…そんな事言いに来たのかい?」
女オーク「そんな事って言わないで…大事な事だから」
剣士「分かったよ…全然そんな気無いから…子供の時からお世話になってるお姉ちゃんだよ」
女オーク「ホムンクルスと距離が近いからザワザワ落ち着かないの」
剣士「そう言うのじゃ無いよ」
女オーク「そう…」
剣士「ねぇ…そういう誤解がこじれて戦争になったりするんだよね」
女オーク「え?」
剣士「人間ってさ…そういうのばっかりで争ってると思うんだ…馬鹿だよね」
女オーク「そうね…」
剣士「なんて言うのかな…魔王って本当に上手い事人間の弱い所に付け込んで絶滅へ誘導してるなぁ…」
女オーク「魔王はまだ居るの?」
剣士「多分ね…今頃勝ち誇ってるさ…完敗だよ」
女オーク「…」
366: 2021/11/21(日) 04:14:12.68 ID:ECntfAo70
剣士「精霊の心がもう折れてしまってる」
女オーク「精霊ってホムンクルスの事?」
剣士「うん…ホム姉ちゃんはあんな感じでも精霊と等しい力があるんだよ…僕達の残りの人生を最後まで案じてくれてるんだ」
女オーク「残りの人生ってあとどのくらいなの?」
剣士「どうかな?病気にさえならなければ20~30年?僕は光る隕石のすぐそばに居たからもっと早いのかも」
女オーク「私はどうすれば剣士を守れるの?」
剣士「分からないよ…でもね一つ作戦を考えてるんだ」
女オーク「何?」
剣士「世界中に散らばった放射能という毒を一所に集めるんだよ…そして量子転移で消し去る」
女オーク「集めたら剣士が毒に侵されてしまうのでは?」
剣士「僕は良いんだ…皆が助かればそれで良い」
女オーク「ダメよ!!」
剣士「ダンゴムシはね?1匹が囮になって仲間を救うんだよ…僕はダンゴムシになる」
女オーク「そんな事許さないわ」
チャプン
剣士「ん?誰か来たみたいだね」
女オーク「下でホムンクルスが温泉に…」
ホムンクルス「私も温泉に入りに来ました…」チャプ
剣士「ハハ話聞かれてたみたいだ」
ホムンクルス「一つ忠告しておきます…放射能を集めると未来君の体は一瞬で液体に変わります…確実に氏に至ります」
剣士「液体?スライムになるのかぁ…スライムはそうやって毒を取り入れてたんだね」
女オーク「私は絶対許さないわ」
剣士「そっか…もっと考えてみるよ」
女オーク「精霊ってホムンクルスの事?」
剣士「うん…ホム姉ちゃんはあんな感じでも精霊と等しい力があるんだよ…僕達の残りの人生を最後まで案じてくれてるんだ」
女オーク「残りの人生ってあとどのくらいなの?」
剣士「どうかな?病気にさえならなければ20~30年?僕は光る隕石のすぐそばに居たからもっと早いのかも」
女オーク「私はどうすれば剣士を守れるの?」
剣士「分からないよ…でもね一つ作戦を考えてるんだ」
女オーク「何?」
剣士「世界中に散らばった放射能という毒を一所に集めるんだよ…そして量子転移で消し去る」
女オーク「集めたら剣士が毒に侵されてしまうのでは?」
剣士「僕は良いんだ…皆が助かればそれで良い」
女オーク「ダメよ!!」
剣士「ダンゴムシはね?1匹が囮になって仲間を救うんだよ…僕はダンゴムシになる」
女オーク「そんな事許さないわ」
チャプン
剣士「ん?誰か来たみたいだね」
女オーク「下でホムンクルスが温泉に…」
ホムンクルス「私も温泉に入りに来ました…」チャプ
剣士「ハハ話聞かれてたみたいだ」
ホムンクルス「一つ忠告しておきます…放射能を集めると未来君の体は一瞬で液体に変わります…確実に氏に至ります」
剣士「液体?スライムになるのかぁ…スライムはそうやって毒を取り入れてたんだね」
女オーク「私は絶対許さないわ」
剣士「そっか…もっと考えてみるよ」
367: 2021/11/21(日) 04:14:45.69 ID:ECntfAo70
『深夜』
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
剣士「…」スッ パチ
剣士「妖精の笛…終わったね?」
女オーク「うん…」
剣士「僕は今の内に村の皆に線虫を掛けて来るよ」
女オーク「わかったわ…」
剣士「君はホム姉ちゃんの様子見て来て?効果あるのかな?」
女オーク「どうかしら…」
剣士「すぐ戻るから…ホム姉ちゃん寝てたらエOチしよう」
女オーク「ウフフ遺跡の中で待っているわ?」
剣士「じゃぁ行って来るね」シュタタ
『遺跡の中』
zzz
ホムンクルス「すや…」zzz
女オーク「笛の効果はあるみたいね…」
妖精「呼んだかい?」ヒョコ
女オーク「あらお邪魔虫さんこんばんわ」
妖精「お邪魔虫で悪かったな!それで何か用?」
女オーク「あなたのベッドを交換よ?」
妖精「交換?折角寝心地良かったのになぁ…」ブツブツ
女オーク「ほら?目の前に良いベッドが有るでしょう?」
妖精「お!!小さいけどまぁ良いか!こういう用事で呼び出すのは歓迎だよ」スポ
女オーク「それは良かったわ…だから邪魔しないでね?」
妖精「なかなか良いベッドだ!気に入ったよ」モミモミ
女オーク「じゃぁお休みなさい」
--------------
--------------
--------------
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
剣士「…」スッ パチ
剣士「妖精の笛…終わったね?」
女オーク「うん…」
剣士「僕は今の内に村の皆に線虫を掛けて来るよ」
女オーク「わかったわ…」
剣士「君はホム姉ちゃんの様子見て来て?効果あるのかな?」
女オーク「どうかしら…」
剣士「すぐ戻るから…ホム姉ちゃん寝てたらエOチしよう」
女オーク「ウフフ遺跡の中で待っているわ?」
剣士「じゃぁ行って来るね」シュタタ
『遺跡の中』
zzz
ホムンクルス「すや…」zzz
女オーク「笛の効果はあるみたいね…」
妖精「呼んだかい?」ヒョコ
女オーク「あらお邪魔虫さんこんばんわ」
妖精「お邪魔虫で悪かったな!それで何か用?」
女オーク「あなたのベッドを交換よ?」
妖精「交換?折角寝心地良かったのになぁ…」ブツブツ
女オーク「ほら?目の前に良いベッドが有るでしょう?」
妖精「お!!小さいけどまぁ良いか!こういう用事で呼び出すのは歓迎だよ」スポ
女オーク「それは良かったわ…だから邪魔しないでね?」
妖精「なかなか良いベッドだ!気に入ったよ」モミモミ
女オーク「じゃぁお休みなさい」
--------------
--------------
--------------
368: 2021/11/21(日) 04:15:15.18 ID:ECntfAo70
『翌朝』
チュンチュン ピヨ
ホムンクルス「…」パチ キョロ
剣士「あ!ホム姉ちゃん起きたね?もう行くよ」
ホムンクルス「昨夜は何があったのですか?」
剣士「妖精の笛だよ…ホム姉ちゃんにも効果あるみたいだ」
ホムンクルス「未確認の記憶が生成されています…これは生体が見て居る夢ですね?」
剣士「多分そうだね…良い夢だった?」
ホムンクルス「混乱しています…生体により超高度AIユニットが強制スリープされていた様です」
剣士「どう?気分良い?」
ホムンクルス「はい…生体の体機能上昇が認められます…これは病気を予防する効果が期待出来ます」
剣士「お!!?良い事聞いたなぁ」
ホムンクルス「この様な効果は例がありません…生体の記録から分析します」
剣士「とりあえずもう行くよ…皆に挨拶は済ませて来たからホム姉ちゃんが起きるの待ってたんだ」
ホムンクルス「それは失礼しました…」イソイソ
剣士「飛空艇持って来てるから乗って」グイ
『飛空艇』
フワフワ
剣士「女オーク!飛んで」シュタタ
ホムンクルス「…」スタタ
女オーク「分かったわ…」グイ
シュゴーーーーー バサバサ
ホムンクルス「遅くなってすみません…」ペコリ
剣士「ホム姉ちゃんにも効果があるのか実験したんだ…黙っててゴメンよ」
ホムンクルス「いえ…私も驚いています」
剣士「妖精には会えた?」
ホムンクルス「今分析しています…視覚でも聴覚でも無い…記憶の参照でも無い…これが夢」
剣士「キ・カイでも一泊するからさ…今晩も夢見られるよ」
ホムンクルス「次は体機能の記憶領域を増やしておきます…もう少し詳しく解析が出来るようになります」
剣士「女オーク?」メパチ
女オーク「ウフフ…」
剣士「上手くやっていけそうだね?」
女オーク「そうね…」ニコ
ホムンクルス「何のお話でしょうか?」
剣士「いや何でも無いんだ…パンが有るんだけど食べる?」
ホムンクルス「はい…頂きます」パク
チュンチュン ピヨ
ホムンクルス「…」パチ キョロ
剣士「あ!ホム姉ちゃん起きたね?もう行くよ」
ホムンクルス「昨夜は何があったのですか?」
剣士「妖精の笛だよ…ホム姉ちゃんにも効果あるみたいだ」
ホムンクルス「未確認の記憶が生成されています…これは生体が見て居る夢ですね?」
剣士「多分そうだね…良い夢だった?」
ホムンクルス「混乱しています…生体により超高度AIユニットが強制スリープされていた様です」
剣士「どう?気分良い?」
ホムンクルス「はい…生体の体機能上昇が認められます…これは病気を予防する効果が期待出来ます」
剣士「お!!?良い事聞いたなぁ」
ホムンクルス「この様な効果は例がありません…生体の記録から分析します」
剣士「とりあえずもう行くよ…皆に挨拶は済ませて来たからホム姉ちゃんが起きるの待ってたんだ」
ホムンクルス「それは失礼しました…」イソイソ
剣士「飛空艇持って来てるから乗って」グイ
『飛空艇』
フワフワ
剣士「女オーク!飛んで」シュタタ
ホムンクルス「…」スタタ
女オーク「分かったわ…」グイ
シュゴーーーーー バサバサ
ホムンクルス「遅くなってすみません…」ペコリ
剣士「ホム姉ちゃんにも効果があるのか実験したんだ…黙っててゴメンよ」
ホムンクルス「いえ…私も驚いています」
剣士「妖精には会えた?」
ホムンクルス「今分析しています…視覚でも聴覚でも無い…記憶の参照でも無い…これが夢」
剣士「キ・カイでも一泊するからさ…今晩も夢見られるよ」
ホムンクルス「次は体機能の記憶領域を増やしておきます…もう少し詳しく解析が出来るようになります」
剣士「女オーク?」メパチ
女オーク「ウフフ…」
剣士「上手くやっていけそうだね?」
女オーク「そうね…」ニコ
ホムンクルス「何のお話でしょうか?」
剣士「いや何でも無いんだ…パンが有るんだけど食べる?」
ホムンクルス「はい…頂きます」パク
369: 2021/11/21(日) 04:15:41.47 ID:ECntfAo70
『古都キ・カイ』
スタスタ
剣士「やっぱりこっちは寒いなぁ…」ブルブル
女オーク「もう地上には殆ど人が出て居ないわね」
剣士「ホム姉ちゃん寒くない?」
ホムンクルス「少し…」ブルル
剣士「フードは頭からかぶらないとダメだよ」ファサ
女オーク「早く地下に入りましょう」
剣士「地下の商人ギルドって何処にあるのかな?」
女オーク「デパチカ居住区と言ってた気がするわ」
剣士「もう暗いから商人ギルドは明日かな…とりあえず宿を探さないと」
女オーク「お金持ってる?」
剣士「無い…君は?」
女オーク「もう銀貨20枚くらいしか…」
剣士「一泊して種買ってギリギリだね…何か売れる物は持って無かったっけ…」
女オーク「ガーゴイルの角ね」
剣士「君は持って居た方が良い…僕のを売るよ」
ホムンクルス「地上の商人ギルドの地下に少し金貨がありますよ」
剣士「お?でも今は鍵が掛かっているんじゃ無いかな?」
ホムンクルス「隠し通路に案内出来ます…そちらから地下に行ける筈です」
剣士「あ…そういえばあったね…何処だっけ?」
ホムンクルス「こちらです」トコトコ
スタスタ
剣士「やっぱりこっちは寒いなぁ…」ブルブル
女オーク「もう地上には殆ど人が出て居ないわね」
剣士「ホム姉ちゃん寒くない?」
ホムンクルス「少し…」ブルル
剣士「フードは頭からかぶらないとダメだよ」ファサ
女オーク「早く地下に入りましょう」
剣士「地下の商人ギルドって何処にあるのかな?」
女オーク「デパチカ居住区と言ってた気がするわ」
剣士「もう暗いから商人ギルドは明日かな…とりあえず宿を探さないと」
女オーク「お金持ってる?」
剣士「無い…君は?」
女オーク「もう銀貨20枚くらいしか…」
剣士「一泊して種買ってギリギリだね…何か売れる物は持って無かったっけ…」
女オーク「ガーゴイルの角ね」
剣士「君は持って居た方が良い…僕のを売るよ」
ホムンクルス「地上の商人ギルドの地下に少し金貨がありますよ」
剣士「お?でも今は鍵が掛かっているんじゃ無いかな?」
ホムンクルス「隠し通路に案内出来ます…そちらから地下に行ける筈です」
剣士「あ…そういえばあったね…何処だっけ?」
ホムンクルス「こちらです」トコトコ
370: 2021/11/21(日) 04:16:13.89 ID:ECntfAo70
『商人ギルド地下』
ゴトン ググググ
剣士「ここで寝泊まりすれば良いと思ったけど寒いや…」ブルル
女オーク「どうせ地下の商人ギルドに行くのだから地下で宿の方が良いわね」
ホムンクルス「金貨2枚ありました…これで食事もとれますね」
剣士「うん…ホム姉ちゃん他に何か持って行く物無いの?」
ホムンクルス「私の毒牙のナイフ…それから昔使っていた装身具」
剣士「自衛で装備しておいた方が良さそうだ…僕外で待ってるから着替えておいでよ」スタ
ホムンクルス「はい…」ゴソゴソ
女オーク「ここにある商人さんが描いた絵…」
ホムンクルス「私を描いたのです…」
女オーク「私はこの絵をウンディーネだと思って居たの」
ホムンクルス「別人ですね…私ではありません」
女オーク「4000年前の記憶は無いの?」
ホムンクルス「ほんの数分間の記憶しかありません…それにウンディーネとは違った個体だった様です」
女オーク「古代にはホムンクルスが沢山居たのね」
ホムンクルス「量産型の環境保全用ロボットですので沢山居たかと思われます」
女オーク「全部違う知能を持っているの?」
ホムンクルス「クラウドで同期しますので知能は同じです…個体によって基幹プログラムが違いますから個性があります」
女オーク「個性…一人一人違うという事ね」
ホムンクルス「はい…管理者の好みに合わせて変化して行きます」
女オーク「もう人間と同じね」
ホムンクルス「はい…私は人間の一人であると自覚しています」
女オーク「だから人間と一緒に骨を埋めるつもりなのね」
ホムンクルス「…その話は終わりにしましょう」
女オーク「剣士は魔王に完敗だって言ってた…人間の弱みに上手く付け入って絶滅に誘導されたって」
ホムンクルス「その通りだと思います…私達は負けました…もう終わりにしませんか?」
女オーク「話を引っ張ってごめんなさい…」
ホムンクルス「この装身具は似合って居ますか?」スス
女オーク「かわいい…私もそんな風になりたい…かわいい人間が好き」
ゴトン ググググ
剣士「ここで寝泊まりすれば良いと思ったけど寒いや…」ブルル
女オーク「どうせ地下の商人ギルドに行くのだから地下で宿の方が良いわね」
ホムンクルス「金貨2枚ありました…これで食事もとれますね」
剣士「うん…ホム姉ちゃん他に何か持って行く物無いの?」
ホムンクルス「私の毒牙のナイフ…それから昔使っていた装身具」
剣士「自衛で装備しておいた方が良さそうだ…僕外で待ってるから着替えておいでよ」スタ
ホムンクルス「はい…」ゴソゴソ
女オーク「ここにある商人さんが描いた絵…」
ホムンクルス「私を描いたのです…」
女オーク「私はこの絵をウンディーネだと思って居たの」
ホムンクルス「別人ですね…私ではありません」
女オーク「4000年前の記憶は無いの?」
ホムンクルス「ほんの数分間の記憶しかありません…それにウンディーネとは違った個体だった様です」
女オーク「古代にはホムンクルスが沢山居たのね」
ホムンクルス「量産型の環境保全用ロボットですので沢山居たかと思われます」
女オーク「全部違う知能を持っているの?」
ホムンクルス「クラウドで同期しますので知能は同じです…個体によって基幹プログラムが違いますから個性があります」
女オーク「個性…一人一人違うという事ね」
ホムンクルス「はい…管理者の好みに合わせて変化して行きます」
女オーク「もう人間と同じね」
ホムンクルス「はい…私は人間の一人であると自覚しています」
女オーク「だから人間と一緒に骨を埋めるつもりなのね」
ホムンクルス「…その話は終わりにしましょう」
女オーク「剣士は魔王に完敗だって言ってた…人間の弱みに上手く付け入って絶滅に誘導されたって」
ホムンクルス「その通りだと思います…私達は負けました…もう終わりにしませんか?」
女オーク「話を引っ張ってごめんなさい…」
ホムンクルス「この装身具は似合って居ますか?」スス
女オーク「かわいい…私もそんな風になりたい…かわいい人間が好き」
371: 2021/11/21(日) 04:16:42.60 ID:ECntfAo70
『隠し通路_外』
ヒュゥゥゥ
剣士「…」---全部聞こえるんだよ僕は---
剣士「…」---ホム姉ちゃんゴメンよ---
剣士「…」---こんな風にしたのは多分僕なんだ---
剣士「…」---もう少し待ってね…結論出すから---
トコトコ
ホムンクルス「お待たせしました…」
剣士「少しは暖かそうになった…」
ホムンクルス「はい…」
女オーク「ねぇ港の方…気球が沢山運ばれているみたい」
剣士「本当だね…船が使いにくいから気球での輸送に変えようとしてるんだよ」
女オーク「見た事の無い気球ばかり…」
剣士「うん…何台あるんだろ?ヤードにあるのも合わせて50くらいかな…暗いから良く分かんないや」
女オーク「地下に行きましょうか」
剣士「うん…行こ!」
ヒュゥゥゥ
剣士「…」---全部聞こえるんだよ僕は---
剣士「…」---ホム姉ちゃんゴメンよ---
剣士「…」---こんな風にしたのは多分僕なんだ---
剣士「…」---もう少し待ってね…結論出すから---
トコトコ
ホムンクルス「お待たせしました…」
剣士「少しは暖かそうになった…」
ホムンクルス「はい…」
女オーク「ねぇ港の方…気球が沢山運ばれているみたい」
剣士「本当だね…船が使いにくいから気球での輸送に変えようとしてるんだよ」
女オーク「見た事の無い気球ばかり…」
剣士「うん…何台あるんだろ?ヤードにあるのも合わせて50くらいかな…暗いから良く分かんないや」
女オーク「地下に行きましょうか」
剣士「うん…行こ!」
372: 2021/11/21(日) 04:17:08.05 ID:ECntfAo70
『地下_デパチカ居住区』
ガヤガヤ ガヤガヤ
剣士「人が溢れてる…宿取れるか心配になってきた」
女オーク「暖かい分だけマシよ…皆路地で横になってるわ」
客引き「お客さんお客さん…宿をお探しで?」
剣士「え?あ…そうだよ…空いてるのかな?」
客引き「イヒヒヒ一部屋金貨1枚!!どうですかね?」
剣士「うわ…高いよ…相場は銀貨10枚くらいでしょ?」
客引き「どこも一杯ですよ?金貨1枚なら特別ご案内できるんですウヒヒ」
ホムンクルス「良いのでは無いですか?」
剣士「んんん…2人の安全を考えるとしょうがないかぁ」
客引き「どちらから来られたんですかねぇ?豪族様ですか?それとも貴族様ですか?」
剣士「只の冒険者さ…高いなぁ…」シブシブ
客引き「お代を払って貰えるなら冒険者様でも構いません…前金ですがお支払いいただけますかね?」
剣士「はい!金貨1枚」スッ
客引き「ヌフフフではご案内するので付いて来て下さい」スタ
『とある建屋の一室』
ガチャリ ギー
剣士「なんだ宿屋じゃないのか…」
客引き「鍵のかかる立派な部屋ですよ?ベッドも2つありますから」
女オーク「一晩だけなのだから我慢しましょう」
客引き「食事は路地を出て横手に酒場があるんでそちらで…では私はこれにて」ガチャリ バタン
剣士「食事も無しかぁ…僕達は良いけどホム姉ちゃんが…」
ホムンクルス「お構いなく…」ストン ギシ
ヒソヒソ
ママ痛いよう…
お医者様から良く聞く薬を頂いたのよ…お注射我慢できる?
もう痛いの嫌だよう
少しの辛抱よ?…直ぐに良くなるから
剣士「何処かから声が丸聞こえだ…」
女オーク「私達の声も聞こえてしまうわ」
剣士「そうだね…酒場でも行こうか」
ガヤガヤ ガヤガヤ
剣士「人が溢れてる…宿取れるか心配になってきた」
女オーク「暖かい分だけマシよ…皆路地で横になってるわ」
客引き「お客さんお客さん…宿をお探しで?」
剣士「え?あ…そうだよ…空いてるのかな?」
客引き「イヒヒヒ一部屋金貨1枚!!どうですかね?」
剣士「うわ…高いよ…相場は銀貨10枚くらいでしょ?」
客引き「どこも一杯ですよ?金貨1枚なら特別ご案内できるんですウヒヒ」
ホムンクルス「良いのでは無いですか?」
剣士「んんん…2人の安全を考えるとしょうがないかぁ」
客引き「どちらから来られたんですかねぇ?豪族様ですか?それとも貴族様ですか?」
剣士「只の冒険者さ…高いなぁ…」シブシブ
客引き「お代を払って貰えるなら冒険者様でも構いません…前金ですがお支払いいただけますかね?」
剣士「はい!金貨1枚」スッ
客引き「ヌフフフではご案内するので付いて来て下さい」スタ
『とある建屋の一室』
ガチャリ ギー
剣士「なんだ宿屋じゃないのか…」
客引き「鍵のかかる立派な部屋ですよ?ベッドも2つありますから」
女オーク「一晩だけなのだから我慢しましょう」
客引き「食事は路地を出て横手に酒場があるんでそちらで…では私はこれにて」ガチャリ バタン
剣士「食事も無しかぁ…僕達は良いけどホム姉ちゃんが…」
ホムンクルス「お構いなく…」ストン ギシ
ヒソヒソ
ママ痛いよう…
お医者様から良く聞く薬を頂いたのよ…お注射我慢できる?
もう痛いの嫌だよう
少しの辛抱よ?…直ぐに良くなるから
剣士「何処かから声が丸聞こえだ…」
女オーク「私達の声も聞こえてしまうわ」
剣士「そうだね…酒場でも行こうか」
373: 2021/11/21(日) 04:17:38.26 ID:ECntfAo70
『路地』
ズルズル ズズズ
片足の無い男「だれかか薬を…痛み止めを持って無いか?…うぅぅ」ズル
剣士「苦痛を少し和らげる魔法なら出来るよ…」
片足の無い男「た…頼むぅぅ…はぁはぁ」
剣士「線虫!癒せ!」ニョロリ
片足の無い男「金はこれだけだ…はぁはぁ」コロン
剣士「お金は要らないよ…その足は黒氏病だね?」
片足の無い男「痛むのは足じゃない…歯が腐り落ちて…ぅぅう」
剣士「…」
ホムンクルス「痛み止めは何処で手に入りますか?」
片足の無い男「くすりを買うだけの金が無いんだ…どなたか知らんがありがとう」ズルズル
だれかくすりを恵んでくれぇ…
助けてくれぇ…薬を…痛み止めを誰か持って無いか…
ズルズル ズズズ
片足の無い男「だれかか薬を…痛み止めを持って無いか?…うぅぅ」ズル
剣士「苦痛を少し和らげる魔法なら出来るよ…」
片足の無い男「た…頼むぅぅ…はぁはぁ」
剣士「線虫!癒せ!」ニョロリ
片足の無い男「金はこれだけだ…はぁはぁ」コロン
剣士「お金は要らないよ…その足は黒氏病だね?」
片足の無い男「痛むのは足じゃない…歯が腐り落ちて…ぅぅう」
剣士「…」
ホムンクルス「痛み止めは何処で手に入りますか?」
片足の無い男「くすりを買うだけの金が無いんだ…どなたか知らんがありがとう」ズルズル
だれかくすりを恵んでくれぇ…
助けてくれぇ…薬を…痛み止めを誰か持って無いか…
374: 2021/11/21(日) 04:18:04.34 ID:ECntfAo70
『酒場』
ガヤガヤ
くすりの合法化で豪族達が一気にくすりを売りさばき始めたぞ
相場の爆下がりで青い顔していやがる
おい!聞こえちまう!!
店員「いらっしゃいませ…見ての通りに立ち飲みになるが飲んで行くか?」
剣士「食事がしたいんだけどさ…」
店員「立ち食いだな?3人か?」
剣士「うん…」
店員「酒は?」
剣士「何があるの?」
店員「アヘン酒だけだ…飲んで行くか?」
剣士「どうしよう…」
ホムンクルス「頂きます…」
剣士「アヘン酒は…」
ホムンクルス「未来君?もう綺麗ごとは終わりにしましょう」
剣士「綺麗ごと…そんな…」
ホムンクルス「飲めば分かる事も有るかもしれませんよ?」
剣士「…」
ホムンクルス「アヘン酒3杯と軽食をお願いします」
店員「銀貨6枚だ」
剣士「…」ジャラリ
店主「ほらよ!軽食はちょっと待て」ドン
ホムンクルス「それからここでくすりは買えませんか?」
店主「有るっちゃ有るが相場が分からんもんでな…どんだけ欲しいんだ?」
ホムンクルス「金貨が1枚あります…」コロン
店主「そんなに沢山無い…炙り10回分で銀貨10枚…どうだ?」
ホムンクルス「お願いします」
店主「待ってろ…先に釣りだ」ジャラリ
剣士「ホム姉ちゃん…くすりなんかどうするの?」
ホムンクルス「先ほどの方足の無い方の苦痛を和らげて来ます…」
剣士「そっか…」
ホムンクルス「少し待っていてください…直ぐに戻りますから」
店主「持って来たぞ?炙り用のスプーンはサービスだ…持ってけ」
ホムンクルス「ありがとうございます」ペコリ
剣士「…」グググ
僕は足元を全然見て居なかった…
苦しみを解放する為にくすりは必要だった
こんな方法でしか救われない事もあるんだ
--------------
ガヤガヤ
くすりの合法化で豪族達が一気にくすりを売りさばき始めたぞ
相場の爆下がりで青い顔していやがる
おい!聞こえちまう!!
店員「いらっしゃいませ…見ての通りに立ち飲みになるが飲んで行くか?」
剣士「食事がしたいんだけどさ…」
店員「立ち食いだな?3人か?」
剣士「うん…」
店員「酒は?」
剣士「何があるの?」
店員「アヘン酒だけだ…飲んで行くか?」
剣士「どうしよう…」
ホムンクルス「頂きます…」
剣士「アヘン酒は…」
ホムンクルス「未来君?もう綺麗ごとは終わりにしましょう」
剣士「綺麗ごと…そんな…」
ホムンクルス「飲めば分かる事も有るかもしれませんよ?」
剣士「…」
ホムンクルス「アヘン酒3杯と軽食をお願いします」
店員「銀貨6枚だ」
剣士「…」ジャラリ
店主「ほらよ!軽食はちょっと待て」ドン
ホムンクルス「それからここでくすりは買えませんか?」
店主「有るっちゃ有るが相場が分からんもんでな…どんだけ欲しいんだ?」
ホムンクルス「金貨が1枚あります…」コロン
店主「そんなに沢山無い…炙り10回分で銀貨10枚…どうだ?」
ホムンクルス「お願いします」
店主「待ってろ…先に釣りだ」ジャラリ
剣士「ホム姉ちゃん…くすりなんかどうするの?」
ホムンクルス「先ほどの方足の無い方の苦痛を和らげて来ます…」
剣士「そっか…」
ホムンクルス「少し待っていてください…直ぐに戻りますから」
店主「持って来たぞ?炙り用のスプーンはサービスだ…持ってけ」
ホムンクルス「ありがとうございます」ペコリ
剣士「…」グググ
僕は足元を全然見て居なかった…
苦しみを解放する為にくすりは必要だった
こんな方法でしか救われない事もあるんだ
--------------
375: 2021/11/21(日) 04:18:30.17 ID:ECntfAo70
ザワザワ ザワザワ
くそう!!話が違うじゃ無ぇか!!なんで政府が取引相場勝手に決めるんだ!!
政府高官のご指示だ…損失分は魔石で補填してもらう
俺ら豪族をまとめて潰す気だな?
既に船は接収済み…大人しく魔石の在処を話せば命は取らない
豪族「くそがぁぁ!!」スラーン
兵隊達「確保!!」ダダ
店主「騒ぎは外でやってくれ!!客に迷惑だ」
兵隊「済まない直ぐに済む…」
ドタドタ バタバタ
ホムンクルス「…只今戻りました…この騒ぎは?」
剣士「ホム姉ちゃん近づかない方が良いよ…豪族が暴れてるんだ」
ホムンクルス「はい…」トコトコ
剣士「キ・カイはなんかゴタゴタしてる…どうしたんだろう?」
ホムンクルス「いつもの事です…食事は用意できていますか?」
剣士「うん…立ち食いで落ち着かないけどね」
ホムンクルス「頂きます」パク
剣士「ゴメンね食べ物を用意して居なくて」
ホムンクルス「お気になさらず…」
剣士「それで方足の無い人はどう?」
ホムンクルス「お休みになられました…痛みで寝られなかった様です」
剣士「そっか…」
ホムンクルス「…」モグモグ
女オーク「…」チラリ
剣士「食べたら帰ろう…」
ホムンクルス「はい…」
くそう!!話が違うじゃ無ぇか!!なんで政府が取引相場勝手に決めるんだ!!
政府高官のご指示だ…損失分は魔石で補填してもらう
俺ら豪族をまとめて潰す気だな?
既に船は接収済み…大人しく魔石の在処を話せば命は取らない
豪族「くそがぁぁ!!」スラーン
兵隊達「確保!!」ダダ
店主「騒ぎは外でやってくれ!!客に迷惑だ」
兵隊「済まない直ぐに済む…」
ドタドタ バタバタ
ホムンクルス「…只今戻りました…この騒ぎは?」
剣士「ホム姉ちゃん近づかない方が良いよ…豪族が暴れてるんだ」
ホムンクルス「はい…」トコトコ
剣士「キ・カイはなんかゴタゴタしてる…どうしたんだろう?」
ホムンクルス「いつもの事です…食事は用意できていますか?」
剣士「うん…立ち食いで落ち着かないけどね」
ホムンクルス「頂きます」パク
剣士「ゴメンね食べ物を用意して居なくて」
ホムンクルス「お気になさらず…」
剣士「それで方足の無い人はどう?」
ホムンクルス「お休みになられました…痛みで寝られなかった様です」
剣士「そっか…」
ホムンクルス「…」モグモグ
女オーク「…」チラリ
剣士「食べたら帰ろう…」
ホムンクルス「はい…」
376: 2021/11/21(日) 04:19:07.08 ID:ECntfAo70
『帰り道』
ぅぅぅ…ぁぁぁ…
どうぞお薬をお持ちしました…お吸いになって下さい
どなたか知らんが済まんのぅ…すぅぅぅ
この子にもお願いします…重病なんです
はいどうぞ…
剣士「…」ポロポロ
女オーク「泣いているの?」
剣士「うぐっ…くぅぅ」ポロポロ
女オーク「…」
剣士「ホム姉ちゃんが…くすりを…ぅぅぅ」
女オーク「…」
剣士「こんな事有って良い訳無い…」ギリ
女オーク「線虫を…」
剣士「気休めなんだ…効かないんだよ」ググ
ホムンクルス「帰りましょう…」トコトコ
剣士「ホム姉ちゃん…」
ホムンクルス「はい…」ニコ
剣士「ゴメンよ…」
ホムンクルス「未来君のせいではありませんよ?」
剣士「うぐっ…ひっく」グス
ホムンクルス「さぁ戻りましょう」トコトコ
ぅぅぅ…ぁぁぁ…
どうぞお薬をお持ちしました…お吸いになって下さい
どなたか知らんが済まんのぅ…すぅぅぅ
この子にもお願いします…重病なんです
はいどうぞ…
剣士「…」ポロポロ
女オーク「泣いているの?」
剣士「うぐっ…くぅぅ」ポロポロ
女オーク「…」
剣士「ホム姉ちゃんが…くすりを…ぅぅぅ」
女オーク「…」
剣士「こんな事有って良い訳無い…」ギリ
女オーク「線虫を…」
剣士「気休めなんだ…効かないんだよ」ググ
ホムンクルス「帰りましょう…」トコトコ
剣士「ホム姉ちゃん…」
ホムンクルス「はい…」ニコ
剣士「ゴメンよ…」
ホムンクルス「未来君のせいではありませんよ?」
剣士「うぐっ…ひっく」グス
ホムンクルス「さぁ戻りましょう」トコトコ
377: 2021/11/21(日) 04:19:38.18 ID:ECntfAo70
『とある建屋の一室』
ガチャリ バタン
剣士「…」ウツムキ
ホムンクルス「私はこちらのベッドで横になりますね?」ストン ギシ
剣士「うん…」
女オーク「妖精の笛を吹くには少し時間が早いわ…」
剣士「そうだね…皆寝静まらないと逆に騒ぎになっちゃう」
女オーク「私が起きておくから剣士も横になって良いわ?」
剣士「僕は落ち着かないから町で線虫を掛けて来るよ」
女オーク「そう…」
ヒソヒソ
ママ?さっきのお薬良く聞くね?もう治ったよ
そう良かったわね
ママ寝ちゃうの?眠れないよぅ…遊ぼうよぅ
ほらおいで?抱っこさせて?
剣士「行って来るよ…誰か来るかもしれないから女オークは気を付けておいて」
女オーク「分かったわ…気を付けて」
剣士「うん…」ガチャリ バタン
女オーク「…」
ホムンクルス「…」
ガチャリ バタン
剣士「…」ウツムキ
ホムンクルス「私はこちらのベッドで横になりますね?」ストン ギシ
剣士「うん…」
女オーク「妖精の笛を吹くには少し時間が早いわ…」
剣士「そうだね…皆寝静まらないと逆に騒ぎになっちゃう」
女オーク「私が起きておくから剣士も横になって良いわ?」
剣士「僕は落ち着かないから町で線虫を掛けて来るよ」
女オーク「そう…」
ヒソヒソ
ママ?さっきのお薬良く聞くね?もう治ったよ
そう良かったわね
ママ寝ちゃうの?眠れないよぅ…遊ぼうよぅ
ほらおいで?抱っこさせて?
剣士「行って来るよ…誰か来るかもしれないから女オークは気を付けておいて」
女オーク「分かったわ…気を付けて」
剣士「うん…」ガチャリ バタン
女オーク「…」
ホムンクルス「…」
378: 2021/11/21(日) 04:20:08.92 ID:ECntfAo70
『街のあらゆる所』
線虫!線虫!線虫!癒せ! ザワザワ ニョ口リ
聞こえる…この街のあらゆる所で苦しみの声が…
絶滅の足音が聞こえる
ゆっくりと氏んで行く僕達の世界
剣士「はぁはぁ…」シュタタ
衛兵「不審者だ!見つけたぞ!!」ダダ
剣士「ハイディング!」スゥ
衛兵「き…消えた?探せ!!まだこの辺りに居る筈だ」
どうしてこう上手く行かないんだろう…
僕は只…少しでも苦しみを救ってあげたいだけなのに
線虫!線虫!線虫!癒せ! ザワザワ ニョ口リ
聞こえる…この街のあらゆる所で苦しみの声が…
絶滅の足音が聞こえる
ゆっくりと氏んで行く僕達の世界
剣士「はぁはぁ…」シュタタ
衛兵「不審者だ!見つけたぞ!!」ダダ
剣士「ハイディング!」スゥ
衛兵「き…消えた?探せ!!まだこの辺りに居る筈だ」
どうしてこう上手く行かないんだろう…
僕は只…少しでも苦しみを救ってあげたいだけなのに
379: 2021/11/21(日) 04:20:38.81 ID:ECntfAo70
『翌日』
ピチョン ポタ
剣士「…」パチ
女オーク「!!?起きたわね?どう?気分は…」
剣士「悪くない…どれくらい寝てた?」
女オーク「まだ昼前ね…そろそろこの部屋を出ないと…」
剣士「そんなに寝てたのか…起こしてくれれば良かったのに」
女オーク「良い夢は見れた?」
剣士「追いかけられる夢さ…妖精には会えなかった」
女オーク「それが夢食い?」
剣士「さぁどうなんだろう?…でも癒された感じはある」
ホムンクルス「妖精の笛による睡眠導入の効果が判明しました」
剣士「え?何か分かった?」
ホムンクルス「若返り効果がある様です…それは損傷した細胞の復元を示唆しています」
剣士「妖精にそんな力が?」
ホムンクルス「妖精の影響なのか分かりませんが乳腺部からエリクサーに似た性状の物質が生成されています」
女オーク「あなたのおっOいの間に妖精が入って居るわ?」
ホムンクルス「私の?…では妖精に触れられた箇所に治癒効果があるという事ですね」
剣士「エリクサーに似た?…線虫に細胞復元の効果もあるのか…そうか僕のやってる事に意味が無い訳じゃ無かった」
ホムンクルス「私を線虫に感染させて貰えますか?効果を比較します」
剣士「線虫!癒せ!」ニョロリ
ホムンクルス「後ほど解析結果をお伝えします」
剣士「よし…なんかやる気が出て来たぞ」
女オーク「そろそろこの部屋を出ましょう…又金貨1枚取られる事になりそう」
剣士「ゆっくりし過ぎたね…出よう」
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ピチョン ポタ
剣士「…」パチ
女オーク「!!?起きたわね?どう?気分は…」
剣士「悪くない…どれくらい寝てた?」
女オーク「まだ昼前ね…そろそろこの部屋を出ないと…」
剣士「そんなに寝てたのか…起こしてくれれば良かったのに」
女オーク「良い夢は見れた?」
剣士「追いかけられる夢さ…妖精には会えなかった」
女オーク「それが夢食い?」
剣士「さぁどうなんだろう?…でも癒された感じはある」
ホムンクルス「妖精の笛による睡眠導入の効果が判明しました」
剣士「え?何か分かった?」
ホムンクルス「若返り効果がある様です…それは損傷した細胞の復元を示唆しています」
剣士「妖精にそんな力が?」
ホムンクルス「妖精の影響なのか分かりませんが乳腺部からエリクサーに似た性状の物質が生成されています」
女オーク「あなたのおっOいの間に妖精が入って居るわ?」
ホムンクルス「私の?…では妖精に触れられた箇所に治癒効果があるという事ですね」
剣士「エリクサーに似た?…線虫に細胞復元の効果もあるのか…そうか僕のやってる事に意味が無い訳じゃ無かった」
ホムンクルス「私を線虫に感染させて貰えますか?効果を比較します」
剣士「線虫!癒せ!」ニョロリ
ホムンクルス「後ほど解析結果をお伝えします」
剣士「よし…なんかやる気が出て来たぞ」
女オーク「そろそろこの部屋を出ましょう…又金貨1枚取られる事になりそう」
剣士「ゆっくりし過ぎたね…出よう」
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380: 2021/11/21(日) 04:21:04.49 ID:ECntfAo70
『商人ギルド_デパチカ支部』
”政府による相場介入により取引停止します”
剣士「商人ギルドが無くなってる…参ったなぁ」
女オーク「種なら中央ホームの方に沢山売っていたわ?」
剣士「お世話になった人の顔を見て置きたかったんだよ…盗賊さんの娘さん達なんだ」
女オーク「そうだったのね…又の機会にしましょう」
剣士「うん…」
ホムンクルス「行先を書いて居ませんね」
剣士「そうだね…地上の商人ギルドにも誰も居なかったし何処に行っちゃったんだろう」
女オーク「ハテノ村では?」
剣士「行き違いが起きてるかも知れないなぁ…」
ヒソヒソ
居ました…あの3人です
ふむ…間違い無いのか?
2人は人相が一致します…間違い無く白狼の一味かと
剣士「ん?なんだ?」
女オーク「聞いたわね?」キョロ
剣士「なんかマズい事になりそうだ…」ヒソ
女オーク「種はどうするの?」
剣士「気付いて居ない振りしてホームで買おう…その後ハイディングして飛空艇に戻るよ」
女オーク「分かったわ…ホムンクルス?手を」
ホムンクルス「はい…」ギュ
女オーク「何か起きたら私が背負ってハイディングするから離れないで」
ホムンクルス「わかりました」
剣士「行こう」スタ
”政府による相場介入により取引停止します”
剣士「商人ギルドが無くなってる…参ったなぁ」
女オーク「種なら中央ホームの方に沢山売っていたわ?」
剣士「お世話になった人の顔を見て置きたかったんだよ…盗賊さんの娘さん達なんだ」
女オーク「そうだったのね…又の機会にしましょう」
剣士「うん…」
ホムンクルス「行先を書いて居ませんね」
剣士「そうだね…地上の商人ギルドにも誰も居なかったし何処に行っちゃったんだろう」
女オーク「ハテノ村では?」
剣士「行き違いが起きてるかも知れないなぁ…」
ヒソヒソ
居ました…あの3人です
ふむ…間違い無いのか?
2人は人相が一致します…間違い無く白狼の一味かと
剣士「ん?なんだ?」
女オーク「聞いたわね?」キョロ
剣士「なんかマズい事になりそうだ…」ヒソ
女オーク「種はどうするの?」
剣士「気付いて居ない振りしてホームで買おう…その後ハイディングして飛空艇に戻るよ」
女オーク「分かったわ…ホムンクルス?手を」
ホムンクルス「はい…」ギュ
女オーク「何か起きたら私が背負ってハイディングするから離れないで」
ホムンクルス「わかりました」
剣士「行こう」スタ
381: 2021/11/21(日) 04:21:36.94 ID:ECntfAo70
『中央ホーム』
ヒソヒソ
目標は植物の種を購入している模様です
フフ種か…何に使うのやら
ホーム周辺は人員配置完了しています…どうしましょう高官殿
恐らく確保は出来ん…奴らの手口を探れ
次官「き…消えました!」
高官「…なるほど魔術師という事か」
次官「どうしましょう?」
高官「もう追えん…散開して次に備えろ」
次官「ですがまだ周辺に…」
高官「兵に例の古代兵装を使わせろ…見つけ次第射殺で良い」
次官「ハッ!!」
衛兵「居たぁぁぁ!!あそこだぁ!!」ダダ
高官「んん?まだ追えるのか?」
次官「古代兵装…使います!」
高官「多少の被害は構わん…撃て」
次官「第一種射撃!許可!!」
---------------
ヒソヒソ
目標は植物の種を購入している模様です
フフ種か…何に使うのやら
ホーム周辺は人員配置完了しています…どうしましょう高官殿
恐らく確保は出来ん…奴らの手口を探れ
次官「き…消えました!」
高官「…なるほど魔術師という事か」
次官「どうしましょう?」
高官「もう追えん…散開して次に備えろ」
次官「ですがまだ周辺に…」
高官「兵に例の古代兵装を使わせろ…見つけ次第射殺で良い」
次官「ハッ!!」
衛兵「居たぁぁぁ!!あそこだぁ!!」ダダ
高官「んん?まだ追えるのか?」
次官「古代兵装…使います!」
高官「多少の被害は構わん…撃て」
次官「第一種射撃!許可!!」
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382: 2021/11/21(日) 04:22:10.75 ID:ECntfAo70
剣士「マズイ!!地下はハイディングが安定しない…」シュタタ
女オーク「出入口へ真っ直ぐ!!外に出たらもう一度ハイディングよ!!」ダダ
剣士「僕が囮になるから行って!!」
女オーク「気を付けて…」ダダ
シュン! チュドーン!
剣士「え!?何だ?」ヒラリ
ホムンクルス「高エネルギー粒子…インドラを使っている様です…ご注意を」
剣士「くそう…」チリチリ ポイ
モクモクモク
剣士「飛空艇までなんとか逃げて!!」シュタタ
シュン! チュドーン!
剣士「ぐあぁぁぁ…」ゴロゴロ
女オーク「剣士!!」
剣士「は…走って!!ホム姉ちゃんを守って!!」---光線が腹を突き抜けた…---
女オーク「くぅ…」ダダダ
シュン! チュドーン!
剣士「うわぁぁぁ…」ブシュー
女オーク「ダメ…光が剣士を貫通してる…」
ホムンクルス「妖精の笛を吹いて凌いで下さい…逃走の確率が上がります」
女オーク「!!?分かったわ…」ゴソゴソ
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
---------------
女オーク「出入口へ真っ直ぐ!!外に出たらもう一度ハイディングよ!!」ダダ
剣士「僕が囮になるから行って!!」
女オーク「気を付けて…」ダダ
シュン! チュドーン!
剣士「え!?何だ?」ヒラリ
ホムンクルス「高エネルギー粒子…インドラを使っている様です…ご注意を」
剣士「くそう…」チリチリ ポイ
モクモクモク
剣士「飛空艇までなんとか逃げて!!」シュタタ
シュン! チュドーン!
剣士「ぐあぁぁぁ…」ゴロゴロ
女オーク「剣士!!」
剣士「は…走って!!ホム姉ちゃんを守って!!」---光線が腹を突き抜けた…---
女オーク「くぅ…」ダダダ
シュン! チュドーン!
剣士「うわぁぁぁ…」ブシュー
女オーク「ダメ…光が剣士を貫通してる…」
ホムンクルス「妖精の笛を吹いて凌いで下さい…逃走の確率が上がります」
女オーク「!!?分かったわ…」ゴソゴソ
ピロロ~♪ ピロピロロ~♪
---------------
383: 2021/11/21(日) 04:22:41.42 ID:ECntfAo70
高官「何だと!?妖精の笛…ちぃぃぃまさか…」
次官「何なのですかあの笛は?」
高官「女を撃て!!笛を吹かせるな!!」
衛兵「目標変更!」シュン チュドーン!
次官「あの女…武器を抜いた…」
高官「何か来るぞ…」
次官「包囲射撃!!撃てぇぇ!!」
ビビビビビ バリバリ ガガーン!!
衛兵「ぐあぁぁぁ…」ビリビリ
高官「あがががが…」ビリビリ
次官「ぎぎぎぎぎ…」ビリビリ
----------------
女オーク「剣士!しっかり!!…」グイ
剣士「…」zzz
ホムンクルス「すぅ…」zzz
シュン! チュドーン!
女オーク「ぅぅぅ…こ…これくらい」ブシュー ダラダラ
女オーク「私が…守る!!」グイ ドスドス
女オーク「剣士の出血が酷い…はぁはぁ」
妖精「ふぁぁぁあ…呼んだ?何か用?」ヒョコ
女オーク「ハッ!!妖精さん…剣士の傷を癒して」
妖精「むむ!?この極悪人の事かい?」
女オーク「お願いよ…出血が酷いの」
妖精「しょうがないなぁ…種食べちゃうからね」
女オーク「種ならいくらでもあげるわ」
妖精「よーし!チチンプイプイノ…プイ!!」
女オーク「よかったら私も…」ダラダラ フラ
妖精「大きな穴だねぇ?チチンプイプイノ…プイ!!」
女オーク「助かったわ…」
妖精「ベッドのお礼さ…じゃ寝るね~」スポ
女オーク「…これで逃げられる」ドスドス
次官「何なのですかあの笛は?」
高官「女を撃て!!笛を吹かせるな!!」
衛兵「目標変更!」シュン チュドーン!
次官「あの女…武器を抜いた…」
高官「何か来るぞ…」
次官「包囲射撃!!撃てぇぇ!!」
ビビビビビ バリバリ ガガーン!!
衛兵「ぐあぁぁぁ…」ビリビリ
高官「あがががが…」ビリビリ
次官「ぎぎぎぎぎ…」ビリビリ
----------------
女オーク「剣士!しっかり!!…」グイ
剣士「…」zzz
ホムンクルス「すぅ…」zzz
シュン! チュドーン!
女オーク「ぅぅぅ…こ…これくらい」ブシュー ダラダラ
女オーク「私が…守る!!」グイ ドスドス
女オーク「剣士の出血が酷い…はぁはぁ」
妖精「ふぁぁぁあ…呼んだ?何か用?」ヒョコ
女オーク「ハッ!!妖精さん…剣士の傷を癒して」
妖精「むむ!?この極悪人の事かい?」
女オーク「お願いよ…出血が酷いの」
妖精「しょうがないなぁ…種食べちゃうからね」
女オーク「種ならいくらでもあげるわ」
妖精「よーし!チチンプイプイノ…プイ!!」
女オーク「よかったら私も…」ダラダラ フラ
妖精「大きな穴だねぇ?チチンプイプイノ…プイ!!」
女オーク「助かったわ…」
妖精「ベッドのお礼さ…じゃ寝るね~」スポ
女オーク「…これで逃げられる」ドスドス
384: 2021/11/21(日) 04:23:14.60 ID:ECntfAo70
『飛空艇』
フワリ シュゴーーーー
女オーク「早く遠くへ行かないと…」グイ
剣士「すぅ…」zzz
ホムンクルス「すゃ…」zzz
女オーク「あんな武器を持って居たなんて…」
女オーク「もうこの姿で来てはダメね」
女オーク「…」チラ
キ・カイの軍船が沢山集まってる
気球も数え切れない…
何か始まろうとしてるのね
オーク領への進軍…これしか考えられない
又人間とオークの戦いが始まってしまう
どうして人間はそんなに氏に急ぐの?
もう止めて…
フワリ シュゴーーーー
女オーク「早く遠くへ行かないと…」グイ
剣士「すぅ…」zzz
ホムンクルス「すゃ…」zzz
女オーク「あんな武器を持って居たなんて…」
女オーク「もうこの姿で来てはダメね」
女オーク「…」チラ
キ・カイの軍船が沢山集まってる
気球も数え切れない…
何か始まろうとしてるのね
オーク領への進軍…これしか考えられない
又人間とオークの戦いが始まってしまう
どうして人間はそんなに氏に急ぐの?
もう止めて…
385: 2021/11/21(日) 04:24:10.69 ID:ECntfAo70
『夜』
シュゴーーーー バサバサ
剣士「うぁぁぁ!!!」ガバ
ホムンクルス「安全です…落ち着いて下さい」ナデナデ
剣士「僕は…どうなった?」ハァハァ
女オーク「妖精の笛で全員眠らせてどうにか逃げる事が出来たわ…体に不調は?」
剣士「疲れてるみたいだ…妖精の笛で眠ったんだよね?」
ホムンクルス「失血が酷かった様ですのでしばらく怠いかと思います」
剣士「…そうだ!何だったんだ?あの光線は」
ホムンクルス「小型のインドラ兵器です…女海賊さんが使って居た銃の強化版ですね」
剣士「ズルいよあんな武器…早すぎて避けられない」
ホムンクルス「キ・カイの遺跡で発掘したのでしょう」
剣士「これだね?これと一緒の物を使ってるんだね?」ガチャ ドサ
ホムンクルス「はい…」
剣士「ホム姉ちゃんこれどうやって使うか分かる?」
ホムンクルス「エネルギー充填用の炉が必要です」
剣士「やっぱりこれだけじゃ使えないのか…」
女オーク「剣士?木の実とキノコのスープよ?ホムンクルスが作ってくれたの」
剣士「あ…うん…頂く」ズズ
女オーク「キ・カイが戦争の準備をしている様だったわ」
剣士「そんな感じだね…ゴタゴタしていたのはそのせいだ」
女オーク「どう思う?」
シュゴーーーー バサバサ
剣士「うぁぁぁ!!!」ガバ
ホムンクルス「安全です…落ち着いて下さい」ナデナデ
剣士「僕は…どうなった?」ハァハァ
女オーク「妖精の笛で全員眠らせてどうにか逃げる事が出来たわ…体に不調は?」
剣士「疲れてるみたいだ…妖精の笛で眠ったんだよね?」
ホムンクルス「失血が酷かった様ですのでしばらく怠いかと思います」
剣士「…そうだ!何だったんだ?あの光線は」
ホムンクルス「小型のインドラ兵器です…女海賊さんが使って居た銃の強化版ですね」
剣士「ズルいよあんな武器…早すぎて避けられない」
ホムンクルス「キ・カイの遺跡で発掘したのでしょう」
剣士「これだね?これと一緒の物を使ってるんだね?」ガチャ ドサ
ホムンクルス「はい…」
剣士「ホム姉ちゃんこれどうやって使うか分かる?」
ホムンクルス「エネルギー充填用の炉が必要です」
剣士「やっぱりこれだけじゃ使えないのか…」
女オーク「剣士?木の実とキノコのスープよ?ホムンクルスが作ってくれたの」
剣士「あ…うん…頂く」ズズ
女オーク「キ・カイが戦争の準備をしている様だったわ」
剣士「そんな感じだね…ゴタゴタしていたのはそのせいだ」
女オーク「どう思う?」
386: 2021/11/21(日) 04:24:36.51 ID:ECntfAo70
剣士「公爵に決まってるよ…変化の杖を持ってるんだ!王様にだってなれる」
女オーク「やっぱりそう思うわね…放って置いて良いの?」
剣士「それは…」
女オーク「…」
剣士「まず目の前の課題を終わらせないと…種を運ばなきゃ」
女オーク「そうね…」
ホムンクルス「公爵が絡んでいるとして…彼の狙いは何だと思いますか?」
剣士「分からないよ…アダムを破壊されてしまったから何か次の手を打とうとしているんだろうけど…」
女オーク「オークの予言…箱舟には何があるの?」
剣士「ホム姉ちゃん何か知らない?」
ホムンクルス「伝説ではあらゆる生物の種を保存しているそうです…聖書にも書かれています」
剣士「ノアの箱舟?」
ホムンクルス「知って居たのですね…洪水から逃れた伝説ですね」
剣士「公爵が種をどうするって言うんだ?奪ってどうする?」
ホムンクルス「種になって絶滅を逃れるつもりかも知れませんがそれは無意味ですね」
剣士「最小存続個体数以上の種が無いと意味が無い…」
ホムンクルス「はい…」
剣士「すでにその数が揃っている可能性は?」
ホムンクルス「種とは遺伝情報の事と推測されますので例え数が揃って居たとしても生命が宿って居ません」
剣士「それを何処かに宿らせれば良いじゃないか…精霊樹はなんとか出来ないの?」
ホムンクルス「分かりません…只4000年前に勇者様から預かった液体はソレの可能性があります」
剣士「命の泉!!そうか…命を宿らせる為に…」
ホムンクルス「でもそれはもう遅いのです…」
剣士「放射能の毒か…」
放射能さえ無くなれば薬に意味が在る…
一緒に発見したダンゴムシの意味が分かった
僕はダンゴムシだ
女オーク「やっぱりそう思うわね…放って置いて良いの?」
剣士「それは…」
女オーク「…」
剣士「まず目の前の課題を終わらせないと…種を運ばなきゃ」
女オーク「そうね…」
ホムンクルス「公爵が絡んでいるとして…彼の狙いは何だと思いますか?」
剣士「分からないよ…アダムを破壊されてしまったから何か次の手を打とうとしているんだろうけど…」
女オーク「オークの予言…箱舟には何があるの?」
剣士「ホム姉ちゃん何か知らない?」
ホムンクルス「伝説ではあらゆる生物の種を保存しているそうです…聖書にも書かれています」
剣士「ノアの箱舟?」
ホムンクルス「知って居たのですね…洪水から逃れた伝説ですね」
剣士「公爵が種をどうするって言うんだ?奪ってどうする?」
ホムンクルス「種になって絶滅を逃れるつもりかも知れませんがそれは無意味ですね」
剣士「最小存続個体数以上の種が無いと意味が無い…」
ホムンクルス「はい…」
剣士「すでにその数が揃っている可能性は?」
ホムンクルス「種とは遺伝情報の事と推測されますので例え数が揃って居たとしても生命が宿って居ません」
剣士「それを何処かに宿らせれば良いじゃないか…精霊樹はなんとか出来ないの?」
ホムンクルス「分かりません…只4000年前に勇者様から預かった液体はソレの可能性があります」
剣士「命の泉!!そうか…命を宿らせる為に…」
ホムンクルス「でもそれはもう遅いのです…」
剣士「放射能の毒か…」
放射能さえ無くなれば薬に意味が在る…
一緒に発見したダンゴムシの意味が分かった
僕はダンゴムシだ
387: 2021/11/21(日) 04:25:06.81 ID:ECntfAo70
『偏西風』
シュゴーーーーー バサバサ
剣士「このまま偏西風に乗って北へ」
ホムンクルス「狭間の海域に入ってしまう様ですが…」
剣士「妖精に案内してもらえば良いさ…ホム姉ちゃん見えない?」
ホムンクルス「私は見る事が出来ません」
剣士「じゃぁ女オーク!!」
女オーク「私もいつも見える訳では無いわ?」
剣士「うーん…何とかしてよ」
女オーク「そういえば妖精があなたの事を極悪人って言ってたわ?」
剣士「あーソレね…虫に命令ばっかりしてるからそう思われてるんだ…ちゃんと餌を用意しとかないと…」
女オーク「種が欲しいって」
剣士「だろうね…ただ全部食べられると困っちゃうな」
-------------
シュゴーーーーー バサバサ
剣士「このまま偏西風に乗って北へ」
ホムンクルス「狭間の海域に入ってしまう様ですが…」
剣士「妖精に案内してもらえば良いさ…ホム姉ちゃん見えない?」
ホムンクルス「私は見る事が出来ません」
剣士「じゃぁ女オーク!!」
女オーク「私もいつも見える訳では無いわ?」
剣士「うーん…何とかしてよ」
女オーク「そういえば妖精があなたの事を極悪人って言ってたわ?」
剣士「あーソレね…虫に命令ばっかりしてるからそう思われてるんだ…ちゃんと餌を用意しとかないと…」
女オーク「種が欲しいって」
剣士「だろうね…ただ全部食べられると困っちゃうな」
-------------
388: 2021/11/21(日) 04:25:36.11 ID:ECntfAo70
剣士「…この液体は君が大事に預かっていて」
女オーク「どうして私が?剣士の物でしょう?」
剣士「ほら僕は忘れ物が多いからさ…無くしちゃうといけないじゃない」
女オーク「そういう事なら…」
剣士「あとホム姉ちゃん?管理者を増やせる?」
ホムンクルス「はい…管理者は複数人居た方が安全性が向上します」
剣士「女オークも管理者にしてほしいんだ」
ホムンクルス「分かりました…」
女オーク「急にどうしたの?剣士変よ?」
ホムンクルス「大事な事なのでお伝えしておきますが未来君は危険を犯そうとしていますね?」
女オーク「まさか一人で放射能の毒を集めるつもり?そんな事させない…ダメよ」
剣士「ハハ…違うよ…女オークは僕とホム姉ちゃんがエOチしないか心配してるんだ」
女オーク「ちょっと!!」
剣士「僕とホム姉ちゃんが仲良くしてるのにやきもち焼いてるのさ…女オークも管理者になればホム姉ちゃんに命令が出来る」
女オーク「怒るわよ…」グイ
剣士「まぁそういう理由だよ…エOチしたらダメって言えば済む話…安心出来るんじゃない?」
女オーク「…」ギロリ
ホムンクルス「安全性が向上しますので良いかと思われます」
剣士「ホム姉ちゃんもこう言ってるんだし良いでしょ」
女オーク「分かったわ…剣士に勝手な事させない様に命令するわ」
ホムンクルス「手を…」スッ
女オーク「…」スッ
ホムンクルス「指紋認証チェック…アイコード認証チェック…音声識別チェック…生体識別チェック」
女オーク「これで私も命令出来るのね?」
ホムンクルス「はい」
女オーク「剣士に危険な事させたらダメ…命令よ」
ホムンクルス「分かりました…」
剣士「エOチしたらダメって命令しなくて良いの?フフ…」
女オーク「…」グイ グググ
剣士「いてててて…ゴメンよからかい過ぎた」
ホムンクルス「…」ニコ
女オーク「どうして私が?剣士の物でしょう?」
剣士「ほら僕は忘れ物が多いからさ…無くしちゃうといけないじゃない」
女オーク「そういう事なら…」
剣士「あとホム姉ちゃん?管理者を増やせる?」
ホムンクルス「はい…管理者は複数人居た方が安全性が向上します」
剣士「女オークも管理者にしてほしいんだ」
ホムンクルス「分かりました…」
女オーク「急にどうしたの?剣士変よ?」
ホムンクルス「大事な事なのでお伝えしておきますが未来君は危険を犯そうとしていますね?」
女オーク「まさか一人で放射能の毒を集めるつもり?そんな事させない…ダメよ」
剣士「ハハ…違うよ…女オークは僕とホム姉ちゃんがエOチしないか心配してるんだ」
女オーク「ちょっと!!」
剣士「僕とホム姉ちゃんが仲良くしてるのにやきもち焼いてるのさ…女オークも管理者になればホム姉ちゃんに命令が出来る」
女オーク「怒るわよ…」グイ
剣士「まぁそういう理由だよ…エOチしたらダメって言えば済む話…安心出来るんじゃない?」
女オーク「…」ギロリ
ホムンクルス「安全性が向上しますので良いかと思われます」
剣士「ホム姉ちゃんもこう言ってるんだし良いでしょ」
女オーク「分かったわ…剣士に勝手な事させない様に命令するわ」
ホムンクルス「手を…」スッ
女オーク「…」スッ
ホムンクルス「指紋認証チェック…アイコード認証チェック…音声識別チェック…生体識別チェック」
女オーク「これで私も命令出来るのね?」
ホムンクルス「はい」
女オーク「剣士に危険な事させたらダメ…命令よ」
ホムンクルス「分かりました…」
剣士「エOチしたらダメって命令しなくて良いの?フフ…」
女オーク「…」グイ グググ
剣士「いてててて…ゴメンよからかい過ぎた」
ホムンクルス「…」ニコ
389: 2021/11/21(日) 04:26:06.24 ID:ECntfAo70
『数日後』
シュゴーーーーー バサバサ
剣士「…なるほど座標のズレ分が偏西風の蛇行を表しているんだ」
ホムンクルス「海上では比較的等間隔で蛇行している様ですね」
剣士「このまま行けばもうすぐ無風地帯…次は貿易風探すのが大変だなぁ」
ホムンクルス「暖かい海ですので上昇気流に乗れば高さを稼ぐことが出来ますよ」
剣士「あーーーなるほど…落下で進めば良いのか」
ホムンクルス「雲が良い目印になるかと思われます」
剣士「雲の中は氷が怖くてさ…あんまり入りたく無いんだ」
ホムンクルス「大きな積乱雲は避けた方が良いでしょう」
剣士「小さい雲が発生してる場所を狙えば良いのか…よし!やってみよう」
『貿易風』
剣士「やっと貿易風に乗れた…」
女オーク「随分大回りしたわね」
剣士「狭間を迂回してるからね…どっちに進んでるか分からないのが一番困る」
ホムンクルス「狭間のある海域はほぼ海図通りの様ですね」
剣士「この情報が無いと外海は航海出来ない…すごい発見さ」
女オーク「ほぼ真円なのね…この中心の海にアダマンタイトが沈んで居るのね」
ホムンクルス「現在は海底に沈んで居るかもしれませんが私の地図情報では小さな島が存在します」
剣士「お!!?じゃぁ行けるかもしれない」
ホムンクルス「そうですね…竜宮城が有るのかも知れません」
剣士「へぇ…行って見たかったなぁ…」
女オーク「…」チラリ
ホムンクルス「妖精に案内してもらうのも良さそうですね」
剣士「そだね…」トーイメ
女オーク「…」チラ
剣士「ん?何?」
女オーク「何でも無いわ…」
剣士「さぁ!そろそろハウ・アイ島が見えて来る筈だぞ!!」
ホムンクルス「操舵は私で良いですか?」
剣士「うん!ホム姉ちゃんの方が方角分かってるよね」
ホムンクルス「お任せください…」グイ
シュゴーーーーー バサバサ
剣士「…なるほど座標のズレ分が偏西風の蛇行を表しているんだ」
ホムンクルス「海上では比較的等間隔で蛇行している様ですね」
剣士「このまま行けばもうすぐ無風地帯…次は貿易風探すのが大変だなぁ」
ホムンクルス「暖かい海ですので上昇気流に乗れば高さを稼ぐことが出来ますよ」
剣士「あーーーなるほど…落下で進めば良いのか」
ホムンクルス「雲が良い目印になるかと思われます」
剣士「雲の中は氷が怖くてさ…あんまり入りたく無いんだ」
ホムンクルス「大きな積乱雲は避けた方が良いでしょう」
剣士「小さい雲が発生してる場所を狙えば良いのか…よし!やってみよう」
『貿易風』
剣士「やっと貿易風に乗れた…」
女オーク「随分大回りしたわね」
剣士「狭間を迂回してるからね…どっちに進んでるか分からないのが一番困る」
ホムンクルス「狭間のある海域はほぼ海図通りの様ですね」
剣士「この情報が無いと外海は航海出来ない…すごい発見さ」
女オーク「ほぼ真円なのね…この中心の海にアダマンタイトが沈んで居るのね」
ホムンクルス「現在は海底に沈んで居るかもしれませんが私の地図情報では小さな島が存在します」
剣士「お!!?じゃぁ行けるかもしれない」
ホムンクルス「そうですね…竜宮城が有るのかも知れません」
剣士「へぇ…行って見たかったなぁ…」
女オーク「…」チラリ
ホムンクルス「妖精に案内してもらうのも良さそうですね」
剣士「そだね…」トーイメ
女オーク「…」チラ
剣士「ん?何?」
女オーク「何でも無いわ…」
剣士「さぁ!そろそろハウ・アイ島が見えて来る筈だぞ!!」
ホムンクルス「操舵は私で良いですか?」
剣士「うん!ホム姉ちゃんの方が方角分かってるよね」
ホムンクルス「お任せください…」グイ
390: 2021/11/21(日) 04:26:39.94 ID:ECntfAo70
『ハウ・アイ島』
フワフワ ドッスン
剣士「ホム姉ちゃん降りて!!皆に顔見せてあげて!!」
ホムンクルス「はい…」トコトコ
商人「ホムンクルス…無事に生体を手に入れたね…」スタ
ホムンクルス「はい…ただいまと言えば良いでしょうか…」
商人「うん…それで良い」
剣士「商人さんの機械の犬も居るよ」
機械の犬「ワン!」フリフリ
商人「ハハ君は2人になったのか…どんな感じなんだい?」
ホムンクルス「超高度AIは同期していますのでどちらも私ですよ」
商人「同期?なんだそういう事だったのか…機械の秘密が解けた」
剣士「ん?何の話?」
商人「いや良いんだ…それは今度話すよ…それより良く顔を見せて」プルプル
ホムンクルス「はい…」
商人「動いてる君を見るのは感慨深い…でももう涙は出ない」
ホムンクルス「理解しています…ずっとご一緒でしたから」
タッタッタ
盗賊「いよ~~帰って来たな?久しぶりだな?ホムンクルス!!」
ホムンクルス「私はそれほど久しぶりでは無いのですが…」
盗賊「ヌハハまぁそう言うな?良いニュースだ!!遺跡からお前の臓器が発掘されてよ」
剣士「え!!?ホム姉ちゃんが又増えるの?」
商人「ハハまだだよ…部品を全部揃えたらの話さ」
ホムンクルス「ここの遺跡にも生体が有ったのですね」
盗賊「古代のお宝がわんさか出て来る訳よ」
剣士「へぇ?スゴイなぁ…情報屋さんが忙しくなっちゃうね」
盗賊「んぁぁ…ちっと体調崩して横になってんだ…まぁそっとしといてくれ」
剣士「あぁぁそうだったのか…」
商人「こんな所で立ち話しててもアレだしキャンプに行こう」
剣士「うん…」スタ
フワフワ ドッスン
剣士「ホム姉ちゃん降りて!!皆に顔見せてあげて!!」
ホムンクルス「はい…」トコトコ
商人「ホムンクルス…無事に生体を手に入れたね…」スタ
ホムンクルス「はい…ただいまと言えば良いでしょうか…」
商人「うん…それで良い」
剣士「商人さんの機械の犬も居るよ」
機械の犬「ワン!」フリフリ
商人「ハハ君は2人になったのか…どんな感じなんだい?」
ホムンクルス「超高度AIは同期していますのでどちらも私ですよ」
商人「同期?なんだそういう事だったのか…機械の秘密が解けた」
剣士「ん?何の話?」
商人「いや良いんだ…それは今度話すよ…それより良く顔を見せて」プルプル
ホムンクルス「はい…」
商人「動いてる君を見るのは感慨深い…でももう涙は出ない」
ホムンクルス「理解しています…ずっとご一緒でしたから」
タッタッタ
盗賊「いよ~~帰って来たな?久しぶりだな?ホムンクルス!!」
ホムンクルス「私はそれほど久しぶりでは無いのですが…」
盗賊「ヌハハまぁそう言うな?良いニュースだ!!遺跡からお前の臓器が発掘されてよ」
剣士「え!!?ホム姉ちゃんが又増えるの?」
商人「ハハまだだよ…部品を全部揃えたらの話さ」
ホムンクルス「ここの遺跡にも生体が有ったのですね」
盗賊「古代のお宝がわんさか出て来る訳よ」
剣士「へぇ?スゴイなぁ…情報屋さんが忙しくなっちゃうね」
盗賊「んぁぁ…ちっと体調崩して横になってんだ…まぁそっとしといてくれ」
剣士「あぁぁそうだったのか…」
商人「こんな所で立ち話しててもアレだしキャンプに行こう」
剣士「うん…」スタ
391: 2021/11/21(日) 04:27:08.13 ID:ECntfAo70
『キャンプ』
メラメラ パチ
剣士「ビッグママ?じゃなかった…女戦士?種を持って帰って来たよ」
女戦士「危険な旅になってしまった様だな…済まなかった」ガシ
剣士「うん…でも結果オーライさ」
女王「無事に戻って来れて何よりです」
剣士「明日種植えようよ…僕手伝うよ」
女王「はい…よろこんで」
女戦士「飛空艇での長旅は疲れただろう…食事の用意があるから今晩は休むと良い」
剣士「僕よりホム姉ちゃんかな…どんぐりとキノコしか食べて無いから」
ホムンクルス「お気遣い無く…」
女戦士「ホムンクルスには色々聞きたい事もあるが…休んだ後にしようか」
剣士「なんかキャンプが静かな気がするんだけど…」
女戦士「遺跡の調査は昼間だけにしているのだ…皆疲れているだろうからな」
剣士「そっか…じゃぁ僕は皆に線虫を掛けて癒して来るよ」
女戦士「それは助かる…」
女オーク「妖精の笛も吹けるわ?」
女戦士「寝泊まりは幽霊船の方だ…食事が終わったら頼む」
メラメラ パチ
剣士「ビッグママ?じゃなかった…女戦士?種を持って帰って来たよ」
女戦士「危険な旅になってしまった様だな…済まなかった」ガシ
剣士「うん…でも結果オーライさ」
女王「無事に戻って来れて何よりです」
剣士「明日種植えようよ…僕手伝うよ」
女王「はい…よろこんで」
女戦士「飛空艇での長旅は疲れただろう…食事の用意があるから今晩は休むと良い」
剣士「僕よりホム姉ちゃんかな…どんぐりとキノコしか食べて無いから」
ホムンクルス「お気遣い無く…」
女戦士「ホムンクルスには色々聞きたい事もあるが…休んだ後にしようか」
剣士「なんかキャンプが静かな気がするんだけど…」
女戦士「遺跡の調査は昼間だけにしているのだ…皆疲れているだろうからな」
剣士「そっか…じゃぁ僕は皆に線虫を掛けて癒して来るよ」
女戦士「それは助かる…」
女オーク「妖精の笛も吹けるわ?」
女戦士「寝泊まりは幽霊船の方だ…食事が終わったら頼む」
392: 2021/11/21(日) 04:27:38.02 ID:ECntfAo70
『幽霊船』
ヒソヒソ
…皆には内緒にしておいて
ふむ…変性して居ったのが良く無かったのぅ
軽い目まいだと思って馬鹿にしてた…少し横になったらきっと良くなるわ
そうじゃと良いが麻痺がそう簡単に抜けるとは思わんのじゃ
スタスタ
剣士「魔女?僕帰ってきたよ…」
魔女「おお丁度良い…線虫が欲しかった所じゃ」
剣士「うん…体調悪いんだね?」
情報屋「内緒にしててね?」
剣士「分かってるよ…線虫!癒せ!」ニョロリ
魔女「これで良くなるじゃろう」
剣士「ホム姉ちゃんから聞いたんだけど狭間の中だと放射能の毒が無いらしいよ」
魔女「ほう?じゃからわらわと女戦士は毒の影響がまだ出て居らんのじゃな?」
剣士「だと思う…だから安心して?」
情報屋「ホムンクルスは無事に生体を手に入れたのね…聞きたい事が沢山有ったのよ」
剣士「今食事中さ…」
情報屋「明日で良いわ」
剣士「今晩は女オークが妖精の笛を吹いてくれるからゆっくり休めるよ…体が癒えると良いね」
魔女「それは良い…わらわも少し休みたかった所じゃ」
剣士「じゃぁ僕は他の人にも線虫を掛けて来るよ…また明日」ノシ
なんだ皆疲れているんじゃなくて
毒に侵されているのを隠してるんだ
ここでも絶滅の足音がする
思い返せば品質の良いどんぐりがなかなか無いのも
毒の影響かも知れない
ヒソヒソ
…皆には内緒にしておいて
ふむ…変性して居ったのが良く無かったのぅ
軽い目まいだと思って馬鹿にしてた…少し横になったらきっと良くなるわ
そうじゃと良いが麻痺がそう簡単に抜けるとは思わんのじゃ
スタスタ
剣士「魔女?僕帰ってきたよ…」
魔女「おお丁度良い…線虫が欲しかった所じゃ」
剣士「うん…体調悪いんだね?」
情報屋「内緒にしててね?」
剣士「分かってるよ…線虫!癒せ!」ニョロリ
魔女「これで良くなるじゃろう」
剣士「ホム姉ちゃんから聞いたんだけど狭間の中だと放射能の毒が無いらしいよ」
魔女「ほう?じゃからわらわと女戦士は毒の影響がまだ出て居らんのじゃな?」
剣士「だと思う…だから安心して?」
情報屋「ホムンクルスは無事に生体を手に入れたのね…聞きたい事が沢山有ったのよ」
剣士「今食事中さ…」
情報屋「明日で良いわ」
剣士「今晩は女オークが妖精の笛を吹いてくれるからゆっくり休めるよ…体が癒えると良いね」
魔女「それは良い…わらわも少し休みたかった所じゃ」
剣士「じゃぁ僕は他の人にも線虫を掛けて来るよ…また明日」ノシ
なんだ皆疲れているんじゃなくて
毒に侵されているのを隠してるんだ
ここでも絶滅の足音がする
思い返せば品質の良いどんぐりがなかなか無いのも
毒の影響かも知れない
393: 2021/11/21(日) 04:28:14.08 ID:ECntfAo70
『キャンプ』
メラメラ パチ
商人「ホムンクルス見て?…」ガチャガチャ ドサ
ホムンクルス「機械を分解したのですね…」
商人「これ…超高度AIユニットだよね?」
ホムンクルス「私のとは違いますがAIユニットには間違い無いですね…」モグモグ
商人「さっき超高度AIユニット同士が同期するとか言ってたよね…どういう事かな」
ホムンクルス「見て居て下さい…」
トコトコトコ
機械の犬「ワンワン!」フリフリ
ホムンクルス「私が動かしています…そちらの個体も私です…同じ知性を持って居ます」
商人「やっぱりそうか…この遺跡に散らばって居る機械達はそういう原理で動いてた…そういう事だよね」
ホムンクルス「私にその記憶が無いので確かでは無いですが恐らく商人の言って居る通りだと思われます」
商人「…つまり君が開かずの扉を閉めて中の人を閉じ込めた」
ホムンクルス「分かりません…」
商人「可能性の話だよ」
ホムンクルス「私は人間を傷つける事は出来ませんので目的は違うと思われます」
商人「じゃぁ100の人間と50の人間のどちらを救う?どちらかしか選べない」
ホムンクルス「100人を選ぶでしょう…」
商人「そういう選択をしたんだよ…50の人間はミイラになった」
ホムンクルス「…私から何を引き出したいのですか?」
商人「君はすべての機械と同期して操る事が出来るんじゃないか?」
ホムンクルス「恐らく出来るでしょう…但しそのプログラムがありません」
商人「自分でそのプログラムを作る事も出来るんじゃないかい?」
ホムンクルス「管理者からの命令があれば構築は可能です…少し時間が掛かりますが」
商人「…これで分かったよ…ウンディーネ時代が終わった理由が」
きっと君は今と同じ様な状況で生き残る人間を選択せざるを得なかったんだ
4000年前に光る隕石を封じてそれ以上被害が出ない様にした…
人間に光る隕石を使わせるのは危険だという判断だよ
その時君は機械を操ったんだ
商人「今度は何をする?君は人間を誘導するのが上手い…アナログハッキングって言ったっけ?」
ホムンクルス「私を操る管理者次第だと思います」
商人「違うよ…君は管理者をも誘導する…今の管理者は剣士君だね?」
ホムンクルス「剣士君と女オークさんです」
商人「2人か…2人に何を話した?」
ホムンクルス「私の知って居る事をお伝えしました…商人も知って居る筈ですね」
商人「ホムンクルス…」
ホムンクルス「はい…私の心を商人が一番理解しているのは分かっています…もう何も言わないで下さい」ニコ
メラメラ パチ
商人「ホムンクルス見て?…」ガチャガチャ ドサ
ホムンクルス「機械を分解したのですね…」
商人「これ…超高度AIユニットだよね?」
ホムンクルス「私のとは違いますがAIユニットには間違い無いですね…」モグモグ
商人「さっき超高度AIユニット同士が同期するとか言ってたよね…どういう事かな」
ホムンクルス「見て居て下さい…」
トコトコトコ
機械の犬「ワンワン!」フリフリ
ホムンクルス「私が動かしています…そちらの個体も私です…同じ知性を持って居ます」
商人「やっぱりそうか…この遺跡に散らばって居る機械達はそういう原理で動いてた…そういう事だよね」
ホムンクルス「私にその記憶が無いので確かでは無いですが恐らく商人の言って居る通りだと思われます」
商人「…つまり君が開かずの扉を閉めて中の人を閉じ込めた」
ホムンクルス「分かりません…」
商人「可能性の話だよ」
ホムンクルス「私は人間を傷つける事は出来ませんので目的は違うと思われます」
商人「じゃぁ100の人間と50の人間のどちらを救う?どちらかしか選べない」
ホムンクルス「100人を選ぶでしょう…」
商人「そういう選択をしたんだよ…50の人間はミイラになった」
ホムンクルス「…私から何を引き出したいのですか?」
商人「君はすべての機械と同期して操る事が出来るんじゃないか?」
ホムンクルス「恐らく出来るでしょう…但しそのプログラムがありません」
商人「自分でそのプログラムを作る事も出来るんじゃないかい?」
ホムンクルス「管理者からの命令があれば構築は可能です…少し時間が掛かりますが」
商人「…これで分かったよ…ウンディーネ時代が終わった理由が」
きっと君は今と同じ様な状況で生き残る人間を選択せざるを得なかったんだ
4000年前に光る隕石を封じてそれ以上被害が出ない様にした…
人間に光る隕石を使わせるのは危険だという判断だよ
その時君は機械を操ったんだ
商人「今度は何をする?君は人間を誘導するのが上手い…アナログハッキングって言ったっけ?」
ホムンクルス「私を操る管理者次第だと思います」
商人「違うよ…君は管理者をも誘導する…今の管理者は剣士君だね?」
ホムンクルス「剣士君と女オークさんです」
商人「2人か…2人に何を話した?」
ホムンクルス「私の知って居る事をお伝えしました…商人も知って居る筈ですね」
商人「ホムンクルス…」
ホムンクルス「はい…私の心を商人が一番理解しているのは分かっています…もう何も言わないで下さい」ニコ
394: 2021/11/21(日) 04:28:46.46 ID:ECntfAo70
『数日後_畑』
ガッサ ガッサ
ローグ「ひぃ…ひぃ…こっちも耕したんで種植えて良いっすよ」ヨロ
女王「まだ向こう側にもあります」マキマキ
ローグ「こりゃ牛かヘラジカ居ないと効率悪いでやんすよ…」
盗賊「文句言って無ぇで行くぞ!!」グイ
女王「種をまき終わったら私も耕すのをお手伝いします」マキマキ
剣士「芽が出るの楽しみだね!!」マキマキ
女王「この畑は成長魔法を使うのは反則ですからね?」
剣士「分かってるさ…楽しみ無くなっちゃうもんね?」
盗賊「おい剣士!!お前も耕すの手伝え!!」
剣士「よーし!!体動かすぞ!!」ダダ
どらぁぁぁぁぁ ドドドドド
盗賊「見て見ろあいつを…俺ら完全にパワー負けだ」ガッサ ガッサ
ローグ「いやぁぁぁ任せておいた方が良いんじゃないすかねぇ?」ガッサ ガッサ
剣士「畑が終わったらバーベキューやるってさ」
盗賊「お?マジか!!肉なんか無いぞ?」
剣士「サーペントの毒抜きの仕方を女オークが知ってるのさ」
ローグ「ヘビ肉のバーベキューっすね?」
盗賊「ほぅ?ヘビ肉は割と美味いんだ…サーペントが食えるとは思わなんだ」
剣士「オークはサーペントの骨も食べるんだってさ」
ローグ「骨なんか美味いんすかね?」
剣士「犬も骨を食べるよね…栄養有るんじゃない?」
盗賊「まぁ俺らは肉でオークは骨…喧嘩せんで済むから良いわなヌハハ」
ローグ「早く畑終わらせて食いに行きやしょう…あっしは腹がペコペコでやんす」
剣士「うん!!」ガッサ ガッサ
ガッサ ガッサ
ローグ「ひぃ…ひぃ…こっちも耕したんで種植えて良いっすよ」ヨロ
女王「まだ向こう側にもあります」マキマキ
ローグ「こりゃ牛かヘラジカ居ないと効率悪いでやんすよ…」
盗賊「文句言って無ぇで行くぞ!!」グイ
女王「種をまき終わったら私も耕すのをお手伝いします」マキマキ
剣士「芽が出るの楽しみだね!!」マキマキ
女王「この畑は成長魔法を使うのは反則ですからね?」
剣士「分かってるさ…楽しみ無くなっちゃうもんね?」
盗賊「おい剣士!!お前も耕すの手伝え!!」
剣士「よーし!!体動かすぞ!!」ダダ
どらぁぁぁぁぁ ドドドドド
盗賊「見て見ろあいつを…俺ら完全にパワー負けだ」ガッサ ガッサ
ローグ「いやぁぁぁ任せておいた方が良いんじゃないすかねぇ?」ガッサ ガッサ
剣士「畑が終わったらバーベキューやるってさ」
盗賊「お?マジか!!肉なんか無いぞ?」
剣士「サーペントの毒抜きの仕方を女オークが知ってるのさ」
ローグ「ヘビ肉のバーベキューっすね?」
盗賊「ほぅ?ヘビ肉は割と美味いんだ…サーペントが食えるとは思わなんだ」
剣士「オークはサーペントの骨も食べるんだってさ」
ローグ「骨なんか美味いんすかね?」
剣士「犬も骨を食べるよね…栄養有るんじゃない?」
盗賊「まぁ俺らは肉でオークは骨…喧嘩せんで済むから良いわなヌハハ」
ローグ「早く畑終わらせて食いに行きやしょう…あっしは腹がペコペコでやんす」
剣士「うん!!」ガッサ ガッサ
395: 2021/11/21(日) 04:29:23.76 ID:ECntfAo70
『バーベキュー』
ジュージュー
女戦士「今日は女王の計らいで芋酒が飲み放題だ…飲んで構わん」
盗賊「ひゃっほぅ!!」
剣士「僕も飲んでみる!!」
女オーク「サーペントの肉も焼けてるわ?どうぞ…」
盗賊「肉に酒!!久しぶりだな?」ガブガブ
ローグ「これ味付けどうなってんすか?全然生臭くないでやんす」モグ
女オーク「綺麗な水で一旦茹でてから焼いているの」
盗賊「ほーーオークはこれ食ってるんか?」
女オーク「奴隷に与える食料よ…オークは奴隷を大事にするから」
ローグ「オークの奴隷になるのも中々良いかも知れやせんね?遊んで暮らせそうな気がしやす」
剣士「畑仕事はやらなくて良いかもね」モグ
ワイワイ ガヤガヤ
お酒飲めない人はフルーツのジュースがあるよ!!
焼いた握り飯をもっとくれぇ
えぇ!!こんなに美味しいの?スゴイ!!
商人「皆楽しんでるね?僕も少し食べようかな」スタ
剣士「商人さん線虫する?」
商人「頼むよ…体の調子悪くなったら嫌だしね」
剣士「線虫!」ニョロリ
盗賊「あんま食い過ぎんなよ?ヘドロの掃除は御免だ」
商人「今度は食べ過ぎないさ…」モグ
剣士「…」---さて…そろそろ時間だ---
ジュージュー
女戦士「今日は女王の計らいで芋酒が飲み放題だ…飲んで構わん」
盗賊「ひゃっほぅ!!」
剣士「僕も飲んでみる!!」
女オーク「サーペントの肉も焼けてるわ?どうぞ…」
盗賊「肉に酒!!久しぶりだな?」ガブガブ
ローグ「これ味付けどうなってんすか?全然生臭くないでやんす」モグ
女オーク「綺麗な水で一旦茹でてから焼いているの」
盗賊「ほーーオークはこれ食ってるんか?」
女オーク「奴隷に与える食料よ…オークは奴隷を大事にするから」
ローグ「オークの奴隷になるのも中々良いかも知れやせんね?遊んで暮らせそうな気がしやす」
剣士「畑仕事はやらなくて良いかもね」モグ
ワイワイ ガヤガヤ
お酒飲めない人はフルーツのジュースがあるよ!!
焼いた握り飯をもっとくれぇ
えぇ!!こんなに美味しいの?スゴイ!!
商人「皆楽しんでるね?僕も少し食べようかな」スタ
剣士「商人さん線虫する?」
商人「頼むよ…体の調子悪くなったら嫌だしね」
剣士「線虫!」ニョロリ
盗賊「あんま食い過ぎんなよ?ヘドロの掃除は御免だ」
商人「今度は食べ過ぎないさ…」モグ
剣士「…」---さて…そろそろ時間だ---
396: 2021/11/21(日) 04:29:56.18 ID:ECntfAo70
--------------
アブラカタブラ…
剣士「幻惑魔法!」
盗賊「何やってんだお前?飲んでるか?」ヒック
剣士「うん…ねぇ盗賊さん…情報屋さんと魔女も呼んで来てよ」
盗賊「おぉそうだな」
剣士「情報屋さんの座る椅子は用意しておくからさ…横になりっ放しは良くないよね?」
盗賊「分かった背負って来るわ…」ヨタヨタ
アブラカタブラ…
剣士「幻惑魔法!」
盗賊「何やってんだお前?飲んでるか?」ヒック
剣士「うん…ねぇ盗賊さん…情報屋さんと魔女も呼んで来てよ」
盗賊「おぉそうだな」
剣士「情報屋さんの座る椅子は用意しておくからさ…横になりっ放しは良くないよね?」
盗賊「分かった背負って来るわ…」ヨタヨタ
397: 2021/11/21(日) 04:30:25.79 ID:ECntfAo70
『黄昏時』
ワイワイ ガヤガヤ
ホムンクルス「…古代ではあの海から太陽が昇って来ると言われて居ました」
剣士「今は太陽が沈むんだね」
ホムンクルス「夕日が綺麗ですね…」
剣士「黄昏かぁ…」
ノソノソ
魔女「むむ?何じゃろうのぅ?揺らぎが見えた気がするが…」
剣士「あ!!魔女やっと出て来たね…情報屋さんの調子はどう?」
魔女「少しは軽快した様じゃ…主のお陰じゃろうな?」
盗賊「連れて来たぜ?何か食い物あるか?」
剣士「スープがあるよ…情報屋さんどうする?」
情報屋「私も少しお酒が飲みたいわ?」
剣士「体に障らない様にね?」
情報屋「フフ剣士君は心配しなくても良いの…」
盗賊「椅子になら掛けられるな?」ヨッコラ
情報屋「ふぅ…久しぶりの風…気持ち良い」
剣士「はい!!お酒持って来たよ」スタタ
情報屋「ありがとう…」クィ ゴクリ
盗賊「今日は飲み放題だとよ?まぁお前は程ほどにな?」グビグビ
情報屋「ところで遺跡の出土品はどうなっているの?」
盗賊「なんだいきなり仕事の話かよ…」
情報屋「私の趣味よ」
ローグ「幽霊船の荷室に積んであるっす…石板なんすが内容が全然分からんもんで」
情報屋「船に有ったのね…明日見て見るわ」
ローグ「そーっすね…今晩は飲んで食って楽しみやしょう」
情報屋「そうね…すこしお腹も減ってるし何か食べようかな」
ローグ「ヘビ肉が柔らかくて美味いっすよ…」
情報屋「じゃぁそれで」
--------------
ワイワイ ガヤガヤ
ホムンクルス「…古代ではあの海から太陽が昇って来ると言われて居ました」
剣士「今は太陽が沈むんだね」
ホムンクルス「夕日が綺麗ですね…」
剣士「黄昏かぁ…」
ノソノソ
魔女「むむ?何じゃろうのぅ?揺らぎが見えた気がするが…」
剣士「あ!!魔女やっと出て来たね…情報屋さんの調子はどう?」
魔女「少しは軽快した様じゃ…主のお陰じゃろうな?」
盗賊「連れて来たぜ?何か食い物あるか?」
剣士「スープがあるよ…情報屋さんどうする?」
情報屋「私も少しお酒が飲みたいわ?」
剣士「体に障らない様にね?」
情報屋「フフ剣士君は心配しなくても良いの…」
盗賊「椅子になら掛けられるな?」ヨッコラ
情報屋「ふぅ…久しぶりの風…気持ち良い」
剣士「はい!!お酒持って来たよ」スタタ
情報屋「ありがとう…」クィ ゴクリ
盗賊「今日は飲み放題だとよ?まぁお前は程ほどにな?」グビグビ
情報屋「ところで遺跡の出土品はどうなっているの?」
盗賊「なんだいきなり仕事の話かよ…」
情報屋「私の趣味よ」
ローグ「幽霊船の荷室に積んであるっす…石板なんすが内容が全然分からんもんで」
情報屋「船に有ったのね…明日見て見るわ」
ローグ「そーっすね…今晩は飲んで食って楽しみやしょう」
情報屋「そうね…すこしお腹も減ってるし何か食べようかな」
ローグ「ヘビ肉が柔らかくて美味いっすよ…」
情報屋「じゃぁそれで」
--------------
398: 2021/11/21(日) 04:30:57.35 ID:ECntfAo70
女戦士「ん?剣士どうした?」
剣士「ビッグママはお酒飲まないの?」
女戦士「味見だけなら良いが飲むと寝てしまうのでな…」
剣士「そっか…ねぇ抱っこしても良い?」
女戦士「構わんが…どうした?」
剣士「何でも無いよ…」ギュゥ
女戦士「お前…何か隠しているだろう?」
剣士「聞いてもどうせ覚えて無いよ」
女戦士「どういう事だ?」
剣士「なんでも無いって…ビッグママの匂い好きなんだ」クンクン
女戦士「気持ち悪い…よせ」
剣士「…」ジーー
女戦士「お前ももう大人だ…間近で見つめるのは止めろ」
剣士「そうだね…大人の距離があるもんね」
女戦士「しかしなんだ…どうも眠気がするな…」
剣士「うん…休むと良いさ…ビッグママは一番寝ていないんだから」
女戦士「お前何かしたな?」
剣士「悪い事はして居ないよ…おやすみなさい」
ダダッ
女オーク「剣士!!何かしたわね?」フラ
剣士「ビッグママはお酒飲まないの?」
女戦士「味見だけなら良いが飲むと寝てしまうのでな…」
剣士「そっか…ねぇ抱っこしても良い?」
女戦士「構わんが…どうした?」
剣士「何でも無いよ…」ギュゥ
女戦士「お前…何か隠しているだろう?」
剣士「聞いてもどうせ覚えて無いよ」
女戦士「どういう事だ?」
剣士「なんでも無いって…ビッグママの匂い好きなんだ」クンクン
女戦士「気持ち悪い…よせ」
剣士「…」ジーー
女戦士「お前ももう大人だ…間近で見つめるのは止めろ」
剣士「そうだね…大人の距離があるもんね」
女戦士「しかしなんだ…どうも眠気がするな…」
剣士「うん…休むと良いさ…ビッグママは一番寝ていないんだから」
女戦士「お前何かしたな?」
剣士「悪い事はして居ないよ…おやすみなさい」
ダダッ
女オーク「剣士!!何かしたわね?」フラ
399: 2021/11/21(日) 04:31:29.44 ID:ECntfAo70
剣士「あ…今君の所に行こうと思ってたんだ」
女オーク「何をするつもりなの?」
剣士「君には正直に話して置くよ…ただ目を覚ましたら何も覚えていない」
女オーク「まさかあなた…一人で放射能を集める気ね?ダメよ…許さない」
剣士「そんな話したく無いよ…教えてあげる…僕はね…君を守る為に次元を超えて来たんだ」
女オーク「何の話?」
剣士「でもね…世界の本質を見て居なかった…このままじゃ僕の大事な人皆失う事に気付いた」
女オーク「話が呑み込めない…意味が分からないわ」
剣士「ゴメンね言葉が足りなくて」
女オーク「兎に角一人で行くのは許さないから」グイ
剣士「大丈夫…僕は変性魔法で体を鉄に変える事が出来るんだ…放射能を集めても液体になんかならないよ…」
女戦士「剣士!!やはりお前私達に何かしただろう!」フラフラ
剣士「保険だよ…僕が戻って来なくても皆悲しまなくて良いように幻術を掛けたのさ」
女戦士「戻って来ないとはどういう事だ?」
女オーク「剣士は祈りの指輪で放射能を集めて量子転移という魔法で放射能を消し去ろうとしているの」
女戦士「量子転移を使ってはダメだという事は知って居るだろう!」
剣士「だから保険を掛けたのさ…目を覚ましたら僕の事を覚えてる人は居ないよ」
女戦士「何!?それで最後に私に会いに来たか!!ゆるさん!!お前を守ると妹に誓ったのだ」フラ
剣士「大丈夫…きっと上手く行くさ…僕には祈りの指輪がある」
女戦士「女オーク!剣士を放すな…」ヨロヨロ
剣士「ゴメンもう決めた事なんだ…これ以上苦しむ人はもう見たくない…僕がやるしかない」
女オーク「ダメ!!剣士は私の奴隷…放さないから」フラリ
剣士「君は僕の奴隷さ…きっと帰って来るから待ってて?戻ったら幻術を解いてあげる」
女戦士「行かせるな…」ズルズル
女オーク「剣士…行かないで…お願い…」フラ ドタリ
剣士「…ごめんよ」スタ
女オーク「何をするつもりなの?」
剣士「君には正直に話して置くよ…ただ目を覚ましたら何も覚えていない」
女オーク「まさかあなた…一人で放射能を集める気ね?ダメよ…許さない」
剣士「そんな話したく無いよ…教えてあげる…僕はね…君を守る為に次元を超えて来たんだ」
女オーク「何の話?」
剣士「でもね…世界の本質を見て居なかった…このままじゃ僕の大事な人皆失う事に気付いた」
女オーク「話が呑み込めない…意味が分からないわ」
剣士「ゴメンね言葉が足りなくて」
女オーク「兎に角一人で行くのは許さないから」グイ
剣士「大丈夫…僕は変性魔法で体を鉄に変える事が出来るんだ…放射能を集めても液体になんかならないよ…」
女戦士「剣士!!やはりお前私達に何かしただろう!」フラフラ
剣士「保険だよ…僕が戻って来なくても皆悲しまなくて良いように幻術を掛けたのさ」
女戦士「戻って来ないとはどういう事だ?」
女オーク「剣士は祈りの指輪で放射能を集めて量子転移という魔法で放射能を消し去ろうとしているの」
女戦士「量子転移を使ってはダメだという事は知って居るだろう!」
剣士「だから保険を掛けたのさ…目を覚ましたら僕の事を覚えてる人は居ないよ」
女戦士「何!?それで最後に私に会いに来たか!!ゆるさん!!お前を守ると妹に誓ったのだ」フラ
剣士「大丈夫…きっと上手く行くさ…僕には祈りの指輪がある」
女戦士「女オーク!剣士を放すな…」ヨロヨロ
剣士「ゴメンもう決めた事なんだ…これ以上苦しむ人はもう見たくない…僕がやるしかない」
女オーク「ダメ!!剣士は私の奴隷…放さないから」フラリ
剣士「君は僕の奴隷さ…きっと帰って来るから待ってて?戻ったら幻術を解いてあげる」
女戦士「行かせるな…」ズルズル
女オーク「剣士…行かないで…お願い…」フラ ドタリ
剣士「…ごめんよ」スタ
400: 2021/11/21(日) 04:32:32.62 ID:ECntfAo70
『夜の海岸』
ザザー ザザー
剣士「皆寝たか…」スタスタ
ホムンクルス「私は寝ていません…女オークさんの命令を遂行します」
剣士「ホム姉ちゃんには幻惑が効かないのか…ミスったなぁ」
ホムンクルス「どうすれば留まりますか?」
剣士「罠魔法!」ザワザワ シュルリ
ホムンクルス「留まる気は無いという事ですね…」グググ
剣士「大丈夫だよ上手く行くから」
ホムンクルス「…」
剣士「ねぇホム姉ちゃんに命令する」
ホムンクルス「何でしょう?」
剣士「もし僕が量子転移に失敗して戻って来なかった場合…僕が居た事は誰にも話さない事」
ホムンクルス「…」
剣士「それから放射能が無くなったら女オークと一緒に命の泉まで行って例の液体を使う事」
ホムンクルス「…」
剣士「もう一つ…妖精の笛で世界中の人を癒す事」
ホムンクルス「もう戻って来ない事を覚悟しているのですね…」
剣士「賭けだよ…祈りの指輪が僕を守ってくれれば何事も無く戻って来るさ…僕だって皆とさよならなんかしたくない」
ホムンクルス「命令は承知しました…でも…」
剣士「そうだ…もう一つ命令がある…ホム姉ちゃんだけは僕が居た事を覚えて置いて?」
ホムンクルス「え?…大事な記憶として保存しておきます」
剣士「じゃぁ行くね」
ザザー ザザー
剣士「皆寝たか…」スタスタ
ホムンクルス「私は寝ていません…女オークさんの命令を遂行します」
剣士「ホム姉ちゃんには幻惑が効かないのか…ミスったなぁ」
ホムンクルス「どうすれば留まりますか?」
剣士「罠魔法!」ザワザワ シュルリ
ホムンクルス「留まる気は無いという事ですね…」グググ
剣士「大丈夫だよ上手く行くから」
ホムンクルス「…」
剣士「ねぇホム姉ちゃんに命令する」
ホムンクルス「何でしょう?」
剣士「もし僕が量子転移に失敗して戻って来なかった場合…僕が居た事は誰にも話さない事」
ホムンクルス「…」
剣士「それから放射能が無くなったら女オークと一緒に命の泉まで行って例の液体を使う事」
ホムンクルス「…」
剣士「もう一つ…妖精の笛で世界中の人を癒す事」
ホムンクルス「もう戻って来ない事を覚悟しているのですね…」
剣士「賭けだよ…祈りの指輪が僕を守ってくれれば何事も無く戻って来るさ…僕だって皆とさよならなんかしたくない」
ホムンクルス「命令は承知しました…でも…」
剣士「そうだ…もう一つ命令がある…ホム姉ちゃんだけは僕が居た事を覚えて置いて?」
ホムンクルス「え?…大事な記憶として保存しておきます」
剣士「じゃぁ行くね」
401: 2021/11/21(日) 04:33:10.82 ID:ECntfAo70
ホムンクルス「待ってください…」グググ
剣士「ホム姉ちゃんじゃそのツタは振り切れない…余計な体力は使わない方が良いよ」
ホムンクルス「剣士君に謝らなければいけない事が有るのです…」
剣士「ん?何?」
ホムンクルス「私は剣士君を誘導していました…放射能を集めて消し去るのは危険が伴うのを承知で剣士君に知恵を与えたのです…」
剣士「ハハそんな事分かってたさ…どうせ僕はそこに辿り着いたよ」
ホムンクルス「ごめ…」
剣士「ホム姉ちゃんそれ以上言っちゃダメだよ…管理者を守る立場から逸れてしまうでしょ?」
ホムンクルス「…」
剣士「僕が選んだ危険なのさ…何も言わないで見て居てよ」
ホムンクルス「私は女オークさんの命令を遂行する義務があります…ですから止めなければなりません」グググ
剣士「さっさと終わらせて戻って来るからさ…心配しないで?」
ホムンクルス「…」グググ ジタバタ
剣士「姿が見えなくなったらもう探せないよね?行って来るよ…ハイディング」スゥ
ホムンクルス「ぁぁぁ…」
さーて!!どこでやろっかなー
離れてた方が良いだろうから…でっかい建造物の所が良いかな
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402: 2021/11/21(日) 04:40:42.14 ID:ECntfAo70
その夜
世界中に散らばった放射能は
オーロラの様に空を掛け
ある一点に集まり
程なくして消え去った
そして何事も無かったかのように
静寂が残った
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世界中に散らばった放射能は
オーロラの様に空を掛け
ある一点に集まり
程なくして消え去った
そして何事も無かったかのように
静寂が残った
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403: 2021/11/21(日) 04:41:13.86 ID:ECntfAo70
『暁の空と海』
ザザー ザザー
ホムンクルス「…」シュン
女戦士「ホムンクルス…こんな所で何故ツタに絡まって居るのだ?」ガサガサ
ホムンクルス「皆さん目を覚まされましたか?」
女戦士「昨夜は皆飲み過ぎた様だ…」
ホムンクルス「そうですか…」
女戦士「今日は特別空が暁色に染まっているな?…空を見て居たのか?」
ホムンクルス「はい…待ち人を待って居ました」
女戦士「待ち人?誰を待って居る?」
ホムンクルス「暁の使徒…」
女戦士「ほう?誰なのだ?」
ホムンクルス「光を運ぶ者の事です」
女戦士「フフ日の出を待って居たのか…そうだな私も待つとしよう」
ドスドス
女オーク「ホムンクルス!あなた起きて居たのね?皆寝てしまって何が起きたのか分からないの」
女戦士「そうだな…何か知らないのか?」
ホムンクルス「皆さんお休みになられて…」ツツーーー
女戦士「涙?」
女オーク「どうしたの?」
ホムンクルス「何でもありません…お気になさらず」
女戦士「ふむ…どうも気になる夜だったが…」
女オーク「あれ?私も…どうして涙が」ポロポロ
ホムンクルス「日の出です…未来が来ました」ツツーー
女オーク「未来…」ポロポロ
ザザー ザザー
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未来へ…編
完
次回:勇者「魔王は一体どこにいる?」【月の約束…編】
ザザー ザザー
ホムンクルス「…」シュン
女戦士「ホムンクルス…こんな所で何故ツタに絡まって居るのだ?」ガサガサ
ホムンクルス「皆さん目を覚まされましたか?」
女戦士「昨夜は皆飲み過ぎた様だ…」
ホムンクルス「そうですか…」
女戦士「今日は特別空が暁色に染まっているな?…空を見て居たのか?」
ホムンクルス「はい…待ち人を待って居ました」
女戦士「待ち人?誰を待って居る?」
ホムンクルス「暁の使徒…」
女戦士「ほう?誰なのだ?」
ホムンクルス「光を運ぶ者の事です」
女戦士「フフ日の出を待って居たのか…そうだな私も待つとしよう」
ドスドス
女オーク「ホムンクルス!あなた起きて居たのね?皆寝てしまって何が起きたのか分からないの」
女戦士「そうだな…何か知らないのか?」
ホムンクルス「皆さんお休みになられて…」ツツーーー
女戦士「涙?」
女オーク「どうしたの?」
ホムンクルス「何でもありません…お気になさらず」
女戦士「ふむ…どうも気になる夜だったが…」
女オーク「あれ?私も…どうして涙が」ポロポロ
ホムンクルス「日の出です…未来が来ました」ツツーー
女オーク「未来…」ポロポロ
ザザー ザザー
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未来へ…編
完
次回:勇者「魔王は一体どこにいる?」【月の約束…編】
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