89: ◆8AdAXy0jTvVn 2016/03/14(月) 17:02:37.42 ID:vyMxdZoFo
前回:モバP「卒業式の思い出」ユッキ編
菜々「―――じとぉー…」
P「…どうした、菜々?」
P「そんな顔してたら、美味しいお酒たちが台無しだぞ?」
菜々「こんな顔にもなっちゃいますよっ!」
菜々「なんですか!?いきなり連絡が来たから、なにかのトラブルにでも巻き込まれたのかと思いきや…」
菜々「お酒とツマミを買ってこいと!」
菜々「仮にも永遠の17歳って設定のアイドルに、なんてことを頼むんですか!?」
P「…仮とか設定とか、自分で言って良いのか?」
菜々「自分で言わなきゃ、コンビニの年齢確認ボタンなんて押せませんからねっ!」
P「おお、鮭とば。センスあるなぁ、菜々」
菜々「えへへっ♪日本酒にはやっぱりコレが無いと!」
菜々「……」
菜々「もぉー!ナナになんて物を買わせてるんですか、Pさんはっ!」
P「いや、コレと日本酒を選んできたのは他でもない菜々だろ」
菜々「ぷんぷん!」
P「…どうした、菜々?」
P「そんな顔してたら、美味しいお酒たちが台無しだぞ?」
菜々「こんな顔にもなっちゃいますよっ!」
菜々「なんですか!?いきなり連絡が来たから、なにかのトラブルにでも巻き込まれたのかと思いきや…」
菜々「お酒とツマミを買ってこいと!」
菜々「仮にも永遠の17歳って設定のアイドルに、なんてことを頼むんですか!?」
P「…仮とか設定とか、自分で言って良いのか?」
菜々「自分で言わなきゃ、コンビニの年齢確認ボタンなんて押せませんからねっ!」
P「おお、鮭とば。センスあるなぁ、菜々」
菜々「えへへっ♪日本酒にはやっぱりコレが無いと!」
菜々「……」
菜々「もぉー!ナナになんて物を買わせてるんですか、Pさんはっ!」
P「いや、コレと日本酒を選んできたのは他でもない菜々だろ」
菜々「ぷんぷん!」
90: 2016/03/14(月) 17:03:31.09 ID:vyMxdZoFo
菜々「それにそれにー…!」
友紀「くかー…すー…」
菜々「ソファーで横になっている友紀ちゃんは何事ですか!?」
菜々「こんなにも飲ませて、どうするつもりだったんです!?」
P「いや、友紀に関しては俺が考え事してる間に勝手に…」
菜々「…ホントですか?」
P「本当だよ」
菜々「ナナの目を見ても言えますか…?」
P「嘘じゃない」
菜々「……」
P「……」じっ…
菜々「…あ、うぅ」
菜々「そ、そんなに見つめられると…ナナ、恥ずかしいです…」
P「…俺も恥ずかしくなってくるじゃないか」
友紀「くかー…すー…」
菜々「ソファーで横になっている友紀ちゃんは何事ですか!?」
菜々「こんなにも飲ませて、どうするつもりだったんです!?」
P「いや、友紀に関しては俺が考え事してる間に勝手に…」
菜々「…ホントですか?」
P「本当だよ」
菜々「ナナの目を見ても言えますか…?」
P「嘘じゃない」
菜々「……」
P「……」じっ…
菜々「…あ、うぅ」
菜々「そ、そんなに見つめられると…ナナ、恥ずかしいです…」
P「…俺も恥ずかしくなってくるじゃないか」
91: 2016/03/14(月) 17:04:43.38 ID:vyMxdZoFo
菜々「はぁー…もういいです…」
菜々「話相手にナナを選んでくれたってことで、前向きに考えることにします…」
P「すまんが、今回はそういうことにしておいてくれ」
菜々「ナナ、遠くはるばるウサミン星からやってきたんですから…」
菜々「さすがに数時間でお開きってことは無いですよね?」
P「それは当然さ」
P「夜は長い。たまには二人きりで朝までっていうのも良いだろ」
菜々「二人きり…」
菜々「……」
菜々「ふへへ…イイかも…」
友紀「うにゅー…」
菜々「…ハッ!?」
菜々「そうでした…」
菜々「友紀ちゃんが寝てるし二人きりと言うには…」
菜々「……」
菜々「今のはちょっとズルいと思いますっ!」
P「…なんの話だ?」
菜々「なんでもありませんっ!」
菜々「話相手にナナを選んでくれたってことで、前向きに考えることにします…」
P「すまんが、今回はそういうことにしておいてくれ」
菜々「ナナ、遠くはるばるウサミン星からやってきたんですから…」
菜々「さすがに数時間でお開きってことは無いですよね?」
P「それは当然さ」
P「夜は長い。たまには二人きりで朝までっていうのも良いだろ」
菜々「二人きり…」
菜々「……」
菜々「ふへへ…イイかも…」
友紀「うにゅー…」
菜々「…ハッ!?」
菜々「そうでした…」
菜々「友紀ちゃんが寝てるし二人きりと言うには…」
菜々「……」
菜々「今のはちょっとズルいと思いますっ!」
P「…なんの話だ?」
菜々「なんでもありませんっ!」
92: 2016/03/14(月) 17:06:05.55 ID:vyMxdZoFo
菜々「こほん…気を取り直しまして…」
菜々「Pさん、最初はどれから飲みましょう!」
P「凄いな…」
P「鬼ころし、月桂冠、大関…」
P「3つが並んでるの、俺コンビニでしか見たことないよ…」
菜々「3つ並んでるのが良いんですっ♪」
菜々「日本酒とウサミンは、ひとりぼっちにしちゃいけないって言いますからね!」
P「もちろん、菜々をひとりぼっちになんかさせないさ」
菜々「えっ?」
P「一緒にトップになるって…ずっと前から約束してるんだから」
P「今更それを破ろうなんて気は微塵も無いよ」
P「これからもよろしくな」
菜々「Pさん…」
菜々「…もう」
菜々「そういうところも…ズルい…」
菜々「…でも、ステキなんです♪」
P「よし、最初は鬼ころしだな」
菜々「ナナ、今のは聞いてて欲しかったなぁー!」
菜々「Pさん、最初はどれから飲みましょう!」
P「凄いな…」
P「鬼ころし、月桂冠、大関…」
P「3つが並んでるの、俺コンビニでしか見たことないよ…」
菜々「3つ並んでるのが良いんですっ♪」
菜々「日本酒とウサミンは、ひとりぼっちにしちゃいけないって言いますからね!」
P「もちろん、菜々をひとりぼっちになんかさせないさ」
菜々「えっ?」
P「一緒にトップになるって…ずっと前から約束してるんだから」
P「今更それを破ろうなんて気は微塵も無いよ」
P「これからもよろしくな」
菜々「Pさん…」
菜々「…もう」
菜々「そういうところも…ズルい…」
菜々「…でも、ステキなんです♪」
P「よし、最初は鬼ころしだな」
菜々「ナナ、今のは聞いてて欲しかったなぁー!」
93: 2016/03/14(月) 17:07:15.43 ID:vyMxdZoFo
P「鮭とば、開けていいか?」
菜々「あ、ハイっ!」
菜々「今夜は日本酒と鮭とばで、ウサミンシークレットナイトです♪」
P「じゃあ、俺達しか知らない長い夜の時間に…」
菜々「かんぱいっ!」
P「…さてと、菜々」
P「今夜の酒の肴に出そうかと思っている話題があってな」
菜々「むむっ!さっそく、ナナ達しか知らない秘密のお話が…」
P「季節も春になって…思い浮かぶは卒業式や入学式…」
P「だから最近アイドルのみんなから、卒業式の思い出話を聞かせてもらってるんだよ」
菜々「卒業式…懐かしい響きですね…」
菜々「ナナは今も現役JKではありますが…当時を振り返ると色々な思い出が…」
P「そのリアル現役JKの時の、卒業式の思い出を是非聞かせてもらいたいんだ」
菜々「…まさにPさんとナナが二人だけの時じゃないと出来ないお話ですね」
P「もはや隠す気も無い、ありのままの菜々が俺は好きだよ」
菜々「えへへ…17歳のナナもそうですけど…」
菜々「やっぱりPさんには、そのままのナナも好きになってほしいから…♪」
P「ふぃーっ…鬼ころし…コイツは効くなぁ…!」
菜々「ナナ、今のも聞いてて欲しかったなぁー!!」
菜々「あ、ハイっ!」
菜々「今夜は日本酒と鮭とばで、ウサミンシークレットナイトです♪」
P「じゃあ、俺達しか知らない長い夜の時間に…」
菜々「かんぱいっ!」
P「…さてと、菜々」
P「今夜の酒の肴に出そうかと思っている話題があってな」
菜々「むむっ!さっそく、ナナ達しか知らない秘密のお話が…」
P「季節も春になって…思い浮かぶは卒業式や入学式…」
P「だから最近アイドルのみんなから、卒業式の思い出話を聞かせてもらってるんだよ」
菜々「卒業式…懐かしい響きですね…」
菜々「ナナは今も現役JKではありますが…当時を振り返ると色々な思い出が…」
P「そのリアル現役JKの時の、卒業式の思い出を是非聞かせてもらいたいんだ」
菜々「…まさにPさんとナナが二人だけの時じゃないと出来ないお話ですね」
P「もはや隠す気も無い、ありのままの菜々が俺は好きだよ」
菜々「えへへ…17歳のナナもそうですけど…」
菜々「やっぱりPさんには、そのままのナナも好きになってほしいから…♪」
P「ふぃーっ…鬼ころし…コイツは効くなぁ…!」
菜々「ナナ、今のも聞いてて欲しかったなぁー!!」
94: 2016/03/14(月) 17:08:17.11 ID:vyMxdZoFo
菜々「では…ここでしか聞けない安部菜々の…」
菜々「リアル現役JK最後の日…!」
P「ゴクリ…」
菜々「さて、永遠の17歳と言うだけあって…」
菜々「実際に今でも17歳で通用するんじゃないかというぐらい、ナナは童顔で背もちっちゃいです」
菜々「そんなナナは、やはり現役JK時代でもJKに見られないくらいのあどけなさ…」
菜々「あまりのあどけなさに、これには地球もウサミン星も珠美ちゃんもびっくり!」
菜々「だけど時の流れは残酷なもので…」
菜々「どれだけあどけなくても月日が過ぎれば卒業式というイベントがやってくる…」
菜々「あの日、若葉ちゃんが卒業した時のように…」
菜々「物語はここから始まるのです…」
P「珠美がびっくりするほどのあどけなさは凄すぎるだろ…」
P「(だが胸に関しては…いや、当時を知らないから何とも言えないか…)」
P「(ついでに若葉よりも菜々の方が背が小さいっていうのも結構驚くところだな…)」
P「……」
P「(もう、これだけで妄想のネタには充分な気もしてくる…)」
菜々「リアル現役JK最後の日…!」
P「ゴクリ…」
菜々「さて、永遠の17歳と言うだけあって…」
菜々「実際に今でも17歳で通用するんじゃないかというぐらい、ナナは童顔で背もちっちゃいです」
菜々「そんなナナは、やはり現役JK時代でもJKに見られないくらいのあどけなさ…」
菜々「あまりのあどけなさに、これには地球もウサミン星も珠美ちゃんもびっくり!」
菜々「だけど時の流れは残酷なもので…」
菜々「どれだけあどけなくても月日が過ぎれば卒業式というイベントがやってくる…」
菜々「あの日、若葉ちゃんが卒業した時のように…」
菜々「物語はここから始まるのです…」
P「珠美がびっくりするほどのあどけなさは凄すぎるだろ…」
P「(だが胸に関しては…いや、当時を知らないから何とも言えないか…)」
P「(ついでに若葉よりも菜々の方が背が小さいっていうのも結構驚くところだな…)」
P「……」
P「(もう、これだけで妄想のネタには充分な気もしてくる…)」
95: 2016/03/14(月) 17:09:14.34 ID:vyMxdZoFo
菜々「ナナが高校の卒業式を迎えたあの時も…」
菜々「やっぱりナナはあどけない18歳でした」
P「ついに当時の年齢を言っちゃったか…」
菜々「名前を呼ばれて、壇の上へと足を運ぶナナ…」
菜々「卒業証書を受け取って、自分が大人へと一歩近づいたんだいう喜びを噛み締める…」
菜々「わずかな時間だけど、記念すべき日…」
菜々「…だけど」
菜々「その考えが、ウサミン焼きよりも甘かったんです…」
菜々「ナナが壇を降りようとした、その瞬間…」
菜々「―あの子、在校生じゃなくて卒業生だったんだ」
菜々「―いきなり在校生の送辞が始まるのかと思った」
菜々「―あれが噂のウサミン星人か」
P「ウサミン星人って、その頃から存在してたのか…」
菜々「数々の罵詈雑言がナナを襲いました…」
P「罵詈雑言の使い方、合ってるのか?」
菜々「やっぱりナナはあどけない18歳でした」
P「ついに当時の年齢を言っちゃったか…」
菜々「名前を呼ばれて、壇の上へと足を運ぶナナ…」
菜々「卒業証書を受け取って、自分が大人へと一歩近づいたんだいう喜びを噛み締める…」
菜々「わずかな時間だけど、記念すべき日…」
菜々「…だけど」
菜々「その考えが、ウサミン焼きよりも甘かったんです…」
菜々「ナナが壇を降りようとした、その瞬間…」
菜々「―あの子、在校生じゃなくて卒業生だったんだ」
菜々「―いきなり在校生の送辞が始まるのかと思った」
菜々「―あれが噂のウサミン星人か」
P「ウサミン星人って、その頃から存在してたのか…」
菜々「数々の罵詈雑言がナナを襲いました…」
P「罵詈雑言の使い方、合ってるのか?」
96: 2016/03/14(月) 17:10:10.82 ID:vyMxdZoFo
菜々「そして…その日からナナの時間は止まってしまったのです…」
菜々「17歳だったあの時から…」
P「……」
P「卒業式を境にしたんだったら…」
P「永遠の18歳でも良かったんじゃないか?」
菜々「…確かにPさんの言うことも、もっともだと思います」
菜々「けどけど…」
菜々「18歳という数字だけだとJKだかJDだかわからないという不具合が…」
P「あー…」
菜々「せめてナナが3月生まれなら…卒業式の日だと、まだ17歳って言えたんですけどね~…」
P「(…まぁ、まとめると)」
P「(菜々の現役JK時代は、今よりももっとラブリーな17歳だったせいで…)」
P「(卒業式で卒業できたという実感が湧かなかったという切ない思い出か…)」
P「(うーん…)」
P「(これをどうやってハッピーエンドに持っていけばいいのか…)」
菜々「17歳だったあの時から…」
P「……」
P「卒業式を境にしたんだったら…」
P「永遠の18歳でも良かったんじゃないか?」
菜々「…確かにPさんの言うことも、もっともだと思います」
菜々「けどけど…」
菜々「18歳という数字だけだとJKだかJDだかわからないという不具合が…」
P「あー…」
菜々「せめてナナが3月生まれなら…卒業式の日だと、まだ17歳って言えたんですけどね~…」
P「(…まぁ、まとめると)」
P「(菜々の現役JK時代は、今よりももっとラブリーな17歳だったせいで…)」
P「(卒業式で卒業できたという実感が湧かなかったという切ない思い出か…)」
P「(うーん…)」
P「(これをどうやってハッピーエンドに持っていけばいいのか…)」
97: 2016/03/14(月) 17:11:02.06 ID:vyMxdZoFo
P『……』
P『(今日で、この高校で過ごした3年間ともお別れか…)』
P『(なんだか3年間、あっという間だったな…)』
P『(まぁ何はともあれ、無事に卒業できるのは良いことなんだろう)』
P『(だけど…)』
菜々『Pくんっ』
P『菜々…』
菜々『えへっ♪卒業おめでとうございます!』
P『あ、ああ…ありがとう…』
P『…それを言うなら菜々の方こそ』
菜々『……』
菜々『…ダメですよ?』
菜々『それ以上は、言わないでほしいです』
菜々『最後は笑顔で、お別れしたいから』
P『…っ』
P『(今日で、この高校で過ごした3年間ともお別れか…)』
P『(なんだか3年間、あっという間だったな…)』
P『(まぁ何はともあれ、無事に卒業できるのは良いことなんだろう)』
P『(だけど…)』
菜々『Pくんっ』
P『菜々…』
菜々『えへっ♪卒業おめでとうございます!』
P『あ、ああ…ありがとう…』
P『…それを言うなら菜々の方こそ』
菜々『……』
菜々『…ダメですよ?』
菜々『それ以上は、言わないでほしいです』
菜々『最後は笑顔で、お別れしたいから』
P『…っ』
98: 2016/03/14(月) 17:11:55.03 ID:vyMxdZoFo
P『どうしても…この先には一緒に行けないのか?』
菜々『…はい』
菜々『ごめんなさい…』
菜々『だって、ナナはまだ17歳で…』
菜々『ウサミン星人、ですから』
菜々『あの日、あの時…最初の卒業式から今日まで…』
菜々『そして、これからもずっと…』
菜々『ナナは永遠に17歳だから…』
菜々『これからもJKでいなければならないのです』
菜々『卒業生ではなく、在校生なのです』
菜々『だから…』
菜々『あなたと一緒に卒業は、できないんです…』
菜々『本当に…うぅ…ご、ごめんなさいっ…!』
P『…菜々』
菜々『…はい』
菜々『ごめんなさい…』
菜々『だって、ナナはまだ17歳で…』
菜々『ウサミン星人、ですから』
菜々『あの日、あの時…最初の卒業式から今日まで…』
菜々『そして、これからもずっと…』
菜々『ナナは永遠に17歳だから…』
菜々『これからもJKでいなければならないのです』
菜々『卒業生ではなく、在校生なのです』
菜々『だから…』
菜々『あなたと一緒に卒業は、できないんです…』
菜々『本当に…うぅ…ご、ごめんなさいっ…!』
P『…菜々』
99: 2016/03/14(月) 17:12:46.64 ID:vyMxdZoFo
P『…ひとつだけ。ひとつだけ教えてほしいんだ』
菜々『は、はい…なんでしょう?』
P『この高校生活で…』
P『俺と菜々が過ごした時間は本物だったのか…?』
菜々『……』
菜々『えへへ…』
菜々『もちろん本物でしたよ』
菜々『何度目かわからない17歳の誕生日も…』
菜々『一緒に歩いた通学路や、クリスマス…』
菜々『Pくんと一緒にいた私は、間違いなく本当の安部菜々でした』
P『…そっか』
菜々『だからどうかお願いです』
菜々『ナナのこと、忘れないでください』
菜々『は、はい…なんでしょう?』
P『この高校生活で…』
P『俺と菜々が過ごした時間は本物だったのか…?』
菜々『……』
菜々『えへへ…』
菜々『もちろん本物でしたよ』
菜々『何度目かわからない17歳の誕生日も…』
菜々『一緒に歩いた通学路や、クリスマス…』
菜々『Pくんと一緒にいた私は、間違いなく本当の安部菜々でした』
P『…そっか』
菜々『だからどうかお願いです』
菜々『ナナのこと、忘れないでください』
100: 2016/03/14(月) 17:13:36.90 ID:vyMxdZoFo
菜々『ウサミン星人は、確かに存在したのです』
菜々『Pくんとナナの高校生活はもう終わっちゃいますけど…』
菜々『Pくんがナナのことを覚えていてくれれば、またいつか会えます』
菜々『だってウサミンは…』
P『…心で通じ合うんだよな?』
菜々『…!』
菜々『…はいっ!!』
P『また会えるなら、ちょっとの間だけお別れしたって平気かな?』
菜々『きっと平気ですよ!』
菜々『さみしくなんかありませんっ♪』
P『……』
菜々『……』
菜々『ふぇ…ひっぐ…』
菜々『ふえぇぇん…!さみしいよおぉ…!』
P『…菜々っ!』
菜々『Pくんとナナの高校生活はもう終わっちゃいますけど…』
菜々『Pくんがナナのことを覚えていてくれれば、またいつか会えます』
菜々『だってウサミンは…』
P『…心で通じ合うんだよな?』
菜々『…!』
菜々『…はいっ!!』
P『また会えるなら、ちょっとの間だけお別れしたって平気かな?』
菜々『きっと平気ですよ!』
菜々『さみしくなんかありませんっ♪』
P『……』
菜々『……』
菜々『ふぇ…ひっぐ…』
菜々『ふえぇぇん…!さみしいよおぉ…!』
P『…菜々っ!』
101: 2016/03/14(月) 17:14:25.82 ID:vyMxdZoFo
P『もう…もういいじゃないか…』
P『一緒に卒業しようっ…!』
菜々『む、無理ですよぉ…』
菜々『ナナはあの頃から、顔も身長もそのままなんです…』
菜々『だから、卒業式に出る自信なんてありませんっ…!』
P『でも…胸はちゃんと成長してるじゃないか!』
菜々『む、胸はその…少しは大きくなりましたけど…』
P『なら…!』
菜々『そ、それでも…』
菜々『ナナは未だに17歳以下に見られることもしばしば…』
菜々『それに今更実年齢をPくんに教えるのも…』
P『菜々が何歳に見られようが…実は何歳なんだろうが関係ないっ!』
P『俺は菜々と…好きな子と一緒にこの学校を卒業したいんだっ!!』
菜々『…!!』
菜々『Pくん…』
P『一緒に卒業しようっ…!』
菜々『む、無理ですよぉ…』
菜々『ナナはあの頃から、顔も身長もそのままなんです…』
菜々『だから、卒業式に出る自信なんてありませんっ…!』
P『でも…胸はちゃんと成長してるじゃないか!』
菜々『む、胸はその…少しは大きくなりましたけど…』
P『なら…!』
菜々『そ、それでも…』
菜々『ナナは未だに17歳以下に見られることもしばしば…』
菜々『それに今更実年齢をPくんに教えるのも…』
P『菜々が何歳に見られようが…実は何歳なんだろうが関係ないっ!』
P『俺は菜々と…好きな子と一緒にこの学校を卒業したいんだっ!!』
菜々『…!!』
菜々『Pくん…』
102: 2016/03/14(月) 17:15:27.40 ID:vyMxdZoFo
菜々『…Pくんは』
菜々『壇上にいるナナのことを…』
菜々『―在校生の送辞かな?』
菜々『…なんて、煽ったりはしませんか?』
P『するわけないだろ』
菜々『卒業した後の進路を一緒に考えてくれますか…?』
P『もちろん。何なら菜々の人生ごとプロデュースさせてくれ』
菜々『ナナ、Pくんが思ってるよりもずっと良い歳してますよ…?』
P『じゃあ、もう結婚するか!』
菜々『あ、あわわ…!?』
菜々『さすがに、学校を出てすぐに結婚は今後絶対苦労しますよ!?』
P『それは確かに…』
菜々『……』
P『……』
菜々『壇上にいるナナのことを…』
菜々『―在校生の送辞かな?』
菜々『…なんて、煽ったりはしませんか?』
P『するわけないだろ』
菜々『卒業した後の進路を一緒に考えてくれますか…?』
P『もちろん。何なら菜々の人生ごとプロデュースさせてくれ』
菜々『ナナ、Pくんが思ってるよりもずっと良い歳してますよ…?』
P『じゃあ、もう結婚するか!』
菜々『あ、あわわ…!?』
菜々『さすがに、学校を出てすぐに結婚は今後絶対苦労しますよ!?』
P『それは確かに…』
菜々『……』
P『……』
103: 2016/03/14(月) 17:16:40.10 ID:vyMxdZoFo
菜々『…でも、いつか』
菜々『ホントにナナのことをお嫁さんにしてくれますか…?』
P『…!』
P『ああ。必ず迎えにいくよ』
菜々『Pくん…』
菜々『…ありがとうございますっ♪』
菜々『じゃあ今日からナナは、Pくんだけの専属メイドさんに永久就職ですねっ!』
P『それじゃあ…』
菜々『はい…』
菜々『ナナ、卒業式に出ますっ!』
菜々『Pくんと一緒にこの学校を卒業しますっ!!』
P『菜々っ!』
菜々『Pくんっ!』
P『もう…離さないからな…』
菜々『…うん。離さないでくださいね』
菜々『少しでも離れたら…』
菜々『ウサミンはさみしくて…氏んじゃうんだから…♪』
菜々『ホントにナナのことをお嫁さんにしてくれますか…?』
P『…!』
P『ああ。必ず迎えにいくよ』
菜々『Pくん…』
菜々『…ありがとうございますっ♪』
菜々『じゃあ今日からナナは、Pくんだけの専属メイドさんに永久就職ですねっ!』
P『それじゃあ…』
菜々『はい…』
菜々『ナナ、卒業式に出ますっ!』
菜々『Pくんと一緒にこの学校を卒業しますっ!!』
P『菜々っ!』
菜々『Pくんっ!』
P『もう…離さないからな…』
菜々『…うん。離さないでくださいね』
菜々『少しでも離れたら…』
菜々『ウサミンはさみしくて…氏んじゃうんだから…♪』
104: 2016/03/14(月) 17:17:42.96 ID:vyMxdZoFo
P「……」
P「(こんなところだろうか…)」
P「……」
P「(つまりどういうことだ?)」
P「(この妄想の中の菜々は自主留年を繰り返しているってことで良いのか?)」
P「(それとも、呪いかなにかファンタジー的な要素で卒業出来ないままになっていたのか?)」
P「(卒業をする自信が無いから、学校に今も留まっているという設定したのは良いが…)」
P「(無理矢理にでも卒業させてハッピーエンドにしないと収集つかなくなるところだったな…)」
P「(我ながら、恐ろしい妄想だった…)」
友紀「ん…んぐっ~…」
菜々「つんつん…友紀ちゃん、お肌モッチモチです…」
P「ぬお!?」
P「(俺が自分の妄想に恐怖してるのをよそに、この子友紀のほっぺたをつついてたぞ!)」
P「……」
P「俺もつついてみて良いかな?」
菜々「Pさんはダメですよぉ!セクハラですっ!」
P「えー」
P「(こんなところだろうか…)」
P「……」
P「(つまりどういうことだ?)」
P「(この妄想の中の菜々は自主留年を繰り返しているってことで良いのか?)」
P「(それとも、呪いかなにかファンタジー的な要素で卒業出来ないままになっていたのか?)」
P「(卒業をする自信が無いから、学校に今も留まっているという設定したのは良いが…)」
P「(無理矢理にでも卒業させてハッピーエンドにしないと収集つかなくなるところだったな…)」
P「(我ながら、恐ろしい妄想だった…)」
友紀「ん…んぐっ~…」
菜々「つんつん…友紀ちゃん、お肌モッチモチです…」
P「ぬお!?」
P「(俺が自分の妄想に恐怖してるのをよそに、この子友紀のほっぺたをつついてたぞ!)」
P「……」
P「俺もつついてみて良いかな?」
菜々「Pさんはダメですよぉ!セクハラですっ!」
P「えー」
105: 2016/03/14(月) 17:18:17.60 ID:vyMxdZoFo
106: 2016/03/14(月) 17:48:02.10 ID:Qwd+7JWao
菜々さんはJK時代ですらJKを偽っていたのか....
107: 2016/03/14(月) 18:14:02.92 ID:zkX+eV5KO
Pの難聴や自主留年発言に笑った
引用: モバP「卒業式の思い出」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります