393: 2012/09/27(木) 19:34:51.54 ID:t7+2aLee0


前回:モバP「寝苦しいと思ってたら布団に莉嘉がいた」


幸子「ふふふ、今日の僕も完璧でしたね」

P「今日は遠征だったから疲れただろ、撮影お疲れ様」

幸子「どうってことありません、何と言ってもTV出演ですからね!」

幸子「可愛い可愛い僕にふさわしい仕事でしたよ」

P「地方のローカルだけどな」

幸子「…TVはTVです!」

P「はいはい」

P「と歩いてる間に今日の宿についたな」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(1) (電撃コミックスEX)
399: 2012/09/27(木) 19:42:32.33 ID:t7+2aLee0
ドーン(高級そうなホテル)

幸子「わあ…ふ、ふふふっ!わかってるじゃないですかプロデューサーさん」

幸子「遠征に行きその夜は高級ホテルに泊まる、人気アイドルに相応しい扱いですよ」

P「そっちじゃない、こっちだ」

幸子「え?あの高級ホテルは」

P「んな金が家の事務所にあると思うのか?」

幸子「でも宿に着いたって…」

P「ここだここ」

(大きいけど普通っぽい家)

幸子「はい?」

P「幸子さん!民宿ですよ、民宿!」

406: 2012/09/27(木) 19:51:27.86 ID:t7+2aLee0
しばらくたって


幸子「…………」

P「おい、いつまで不貞腐れてるんだ」

幸子「だって…あのホテルに泊まれるって思ったのに」

P「こういう所は嫌だったか?別に部屋も旅館と大差ないくらい綺麗だろ」

幸子「イメージが大事なんですイメージが!こう何と言うか洋風でキラキラでゴージャスで大理石でベルを鳴らしたらすぐ使用人が来るみたいな!」

P「お前高級ホテルを何だと思ってるんだ、まあ俺もビジネスホテルくらいしか泊まった事ないから解らんが」

幸子「はあ…いいですもう、いつかボクがたくさん稼いで何処にでも泊まれるくらいにしてあげますから」

P「はっはそりゃいいな、楽しみにしてるよ」

412: 2012/09/27(木) 20:00:30.92 ID:t7+2aLee0
P「じゃ、そろそろ俺は部屋に戻る」

幸子「襖一枚挟んだすぐ隣ですけどね」

P「すまん…格安で色々サービス良かったとはいえまさかだった」

幸子「まあヘタレのプロデューサーさんですからね、そんな心配何てしてませんから大丈夫ですよ」

P「ん?そんな心配ってどんな心配だ?」

幸子「へ?いや、それはその…」

P「俺にはさっぱり解らないなー幸子が今どんな事考えてるか何て想像もつかない」

幸子「ですからっ」

ズイッ
P「できれば詳しく話してくれないか?」

幸子「っ!プププロデューサー!ボクが可愛いからって幾ら何でもこれ以上は…」

415: 2012/09/27(木) 20:07:12.51 ID:t7+2aLee0
P「ふんっ」
ペシッ

幸子「ふえっ」

P「それじゃからかうのはこれくらいにして今度こそ戻る」

幸子「」

P「明日も早いからな、お前も早く寝ろよ」

P「まあそういう心配するのはもっと色々と大きくなってからな、二人部屋も兄妹扱いで宛がわれてたもんだし」

幸子「こ、この…プロデューサーさんの馬鹿!変態!意気地なし!」

P「悪かった悪かった、じゃおやすみ」
ススス

幸子「おやすみなさいっ!」

419: 2012/09/27(木) 20:15:38.43 ID:t7+2aLee0
深夜


P「………ん?(何か違和感が)」

幸子「…………」
ゴソゴソ

P「(やだ…何やってるのこの子)」

幸子「あ、気づきましたかプロデューサーさん」

P「うん、で、どうして俺の布団にいるのかな」

幸子「プロデューサーさんは乙女を何だと思ってるんです」

P「?」

幸子「あんな風に言われたら…その、悔しいじゃないですか女の子として」

幸子「だ、だから…その、プロデューサーさん!夜這いですよ夜這い!」

P「」

422: 2012/09/27(木) 20:23:24.43 ID:t7+2aLee0
幸子「…………」

P「自分で言っておいて照れるなよ」

幸子「…別に照れてなんか、いません」

P「そんな顔真っ赤で体ぷるぷるしながらか」

幸子「武者震いです!」

P「確かにさっきのは悪かった、謝る、だから早く部屋に戻ってくれ」

幸子「こ、ここまで勇気を出したボクに恥をかかせるつもりですか!」

424: 2012/09/27(木) 20:31:34.36 ID:t7+2aLee0
P「はあ」
ムギュッ

幸子「あっ」

P「どうした?抱きしめただけだぞ」

幸子「わ、解ってますよ」

P「そうだな、じゃあ好きにさせて貰おうか」

幸子「…ッ!」


P「………………」

幸子「……………」

P「………………」

幸子「……………」



幸子「あれ?」

428: 2012/09/27(木) 20:43:06.81 ID:t7+2aLee0
幸子「あの…プロデューサーさん」

P「何だ?」

幸子「その、続きは」

P「え?」

幸子で、ですから…ああもう何でそんなにボクに言わせたがるんですか!そういうのが好きなんですか?本当に変態ですね!」

P「いやさっきも言ったけど幸子が何言ってるか俺には解らないんだ」

幸子「まだそんな事…んっ」
ギュッ

P「だから、夜お前がやってきたのは眠れなくて寂しいから俺の布団に来たのかなーって」

P「…違ってたか?」
ナデナデ

幸子「………違ってません」

P「そうか」

430: 2012/09/27(木) 20:49:04.96 ID:t7+2aLee0
幸子「しょうがないですから今日はこれで勘弁してあげます」

P「そりゃ助かる」

幸子「ヘタレで変態なプロデューサーさん、可愛いボクと一緒に寝る事ができる事に感謝してくださいよ」

P「ああ」

幸子「ではおやすみなさい、それともう少しだけ強く抱きしめても結構です」

P「おやすみ」
ムギュ

幸子「………………」

幸子「…ありがとうございます、プロデューサーさん」

431: 2012/09/27(木) 20:50:12.29 ID:t7+2aLee0
おしまいなの

432: 2012/09/27(木) 20:50:27.71 ID:rJa8cM250

433: 2012/09/27(木) 20:51:38.11 ID:tyjAxHA8O
乙ちゃん


次回:
モバP「寝苦しいと思ってたら布団に春菜がいた」



引用: モバP「寝苦しいと思ってたら布団にアイドルがいた」