1: 2010/06/15(火) 10:31:33.47 ID:CtOM3lc0
ここは学園都市、学生が総人口の約70%を占める最先端の都市だ。

そこに、自分の不幸を省みずに絡まれている人を助けてしまう

(ほぼ女)ある意味病気な少年がいた。少年はいつも通り、卵のセール

の帰り道に路地裏で絡まれている女性を助け、無駄なフラグを連立して

お礼を言われ、立ち去った後

「帰路につこう、うちの自宅警備員がカンカンだ。」

と少年が重たく腰を上げた時である

ギュウゥウウウン

路地の向こうから何かが飛んでくるのがわかった

「もぉ!相性が超悪すぎです!だから私はあっちがいいっていったんです!」

少年に向かって飛んでくるソレは少年に叫んだ。

絹旗「どいてください!超邪魔です!」

上条「な、なんだぁ?」
『最強(さいじゃく)VS最弱(さいきょう)』

2: 2010/06/15(火) 10:56:59.13 ID:CtOM3lc0
ソレを避けようとする最中、少年はソレと目が合った。

上条「女…の子?」

絹旗「っくぅ…超…しょうがないです」

ソレ、もとい絹旗を追ってきた敵は、空気中の成分をコントロールする能力、

絹旗の窒素装甲には、いささか相手が悪く 残りのスプレー型の窒素でとりあえず

窒素がある所を探していた矢先一般人に会ってしまったのである。

絹旗「ヤバイです!超残り少ないです!」

上条「どうしたんだ?ただ事じゃなさそうだが?」

絹旗「バンピーは超黙っててください!」

こんなやりとりが続く中、「敵」は姿を現した。

敵「ふふふ、これではどっちが狩る側かわかりませんねwwww」

3: 2010/06/15(火) 11:08:40.52 ID:CtOM3lc0
敵「そろそろ終わりましょう。仲間がうるさいのでね、では…[ピーーー]!」

絹旗「っく!」

敵はゆらりと腕を空へ向けると、風がおかしくなり、空気が薄くなっていくのがわかった。

絹旗「超…ここまでですかっ…」
         ・・・・・・・・
         一部分を除いては
絹旗「…?…能力が…来ない…?」

敵「なっ!?」

上条「おい…てめえ…」

4: 2010/06/15(火) 11:17:29.30 ID:CtOM3lc0
敵「そろそろ終わりましょう。仲間がうるさいのでね、では…さようなら」

絹旗「っく!」

敵はゆらりと腕を空へ向けると、風がおかしくなり空気が薄くなっていくのがわかった。
    ただ…
絹旗「超…ここまでですかっ…」

   一部分を除いては…

絹旗「…?…能力が…来ない…?」

敵「なっ!?」

上条「おい…てめえ…」

8: 2010/06/15(火) 11:53:10.52 ID:CtOM3lc0
敵「なぜ…なにをしたんです?」

うろたえる敵に一言

上条「おまえこそ何してんだ!こんな女の子に氏を覚悟させやがって…男として恥ずかしくないのか!!」

絹旗「!」

敵 「っちぃ!ならもう一度!」

少年は前に大きく一歩踏み出し、さらに一歩、一歩と踏み出した

敵「こ、こないでください」

上条「いいぜ、お前がこの女の子を傷つけるってんなら…」

敵「ひっ!」

少年は大きく振りかぶり、拳を握った。

上条「まずは…」

上条「そのふざけた幻想をぶち壊す!!」

次の瞬間、敵はコンクリートの地面にダイブした。


10: 2010/06/15(火) 12:12:40.49 ID:CtOM3lc0
敵「がっはっ…!」

上条「ふう…」

少年は倒れ伏した敵を見て安堵のため息をついた。

そして振り返り思い出したように、

上条「大丈夫か?」

絹旗「…はっ!?あ、いや超大丈夫です!」

絹旗はまだ状況を飲み込めない、さっきまでの認識は「ぶつかりそうになった一般人」

上条「そうか、「超」大丈夫かなら心配ないな」ニコッ

それが突然、「自分では倒せない敵をいとも簡単に倒す人」に変わったのである

絹旗「(この人何者?)」

上条「じゃあな、大丈夫ならおれは帰るから」

絹旗「超まってくださひぃ!!」

上条「?(噛んだ…)」

絹旗「あ、あなたの能力はなんですか?(噛みました…)」

上条「あー…俺無能力者なんだよ」

絹旗「そうですかー…」

絹旗「えっ!!!???」

出かけてきます 続けてもいいです m(_ _)m







上条「それじゃあn…あーっ

43: 2010/06/16(水) 03:26:20.83 ID:9vzHpl60

うろたえる絹旗を横目に ふと、少年は足元にあった、ビニール袋を見る

上条「あーーーーっ!!!」

絹旗「…?」

上条「…た、卵が…」

上条「ま、まて!落ちつけ、今は…5時半!タイムセールは…」ガサゴソ

絹旗「…(無能力者…なら、なぜ?)」


44: 2010/06/16(水) 03:40:32.61 ID:9vzHpl60
絹旗「…あ、あのっ」

上条「いやっ…まだ、まだもやしが…もやしならっ!」

そういうと、陸上部員だったなら上位三位は狙えたであろう速度で路地裏を出て右に曲がり消えていった…。

絹旗「………………え?」

~~~~~~~~~~~~~~~

絹旗  「…ということがあったんですよ!」

フレンダ「結局さ、絹旗夢見すぎじゃない?ってわけよ」

滝壺  「だいじょうぶ、そんなきぬはたを応援してる」

絹旗  「ゆーめーじゃーなーいでーすー!」

ファミレスで先日の件について話し合う「アイテム」のメンバー。はたからみると、これが学園都市の暗部だとはだれも思わないであろう。 

45: 2010/06/16(水) 04:05:02.78 ID:9vzHpl60
麦野「疲れてるのはわかるけどさ?ちゃんと意思はしっかりしたほうがいいわよ?」

絹旗  「くう…超アウェイです…」

浜面  「まあ、突然言われてもそれはな…」

絹旗  「う~~…」

絹旗  「でも超事実なんですよ!その…助けてくれた人が…」

フレンダ「「助けてくれた人」って…、結局さ、絹旗はさ、それを何者かを証明するものを知ってるの?」

絹旗  「それは……あれ?」

絹旗は気づいた、あの助けてくれたツンツン頭の少年(?)のことを…

絹旗 「超しらない…」

フレンダは呆れたようにため息をついた

フレンダ「結局、絹旗はさ…」

フレンダが何か言いかけた時、店員が近づいてきた





47: 2010/06/16(水) 04:19:00.54 ID:9vzHpl60
てんいん!「あのー…席が満席なので、他のお客様と相席させていただいてもよろしいでしょうか?」

絹旗   「えぇ…まあいいですけど…」

フレンダ 「結局、ゆっくりできれば文句ない訳よ」

店員は一礼すると、そのお客様を連れてきた。それを見た瞬間、一同は0:01秒で帰りたい、という思考が働いた。

一方通行「……」

打ち止め「早く座ろうよ!ってミサカはミサカはおじゃましまー…」

一同  「……」

一方通行「…よォ」

一同  「…はぁ」

48: 2010/06/16(水) 04:35:18.99 ID:9vzHpl60
46>>あざーす(_ _)

麦野「「よォ」じゃないわよ!」

麦野はガタン!と身を乗り出した

絹旗「麦野!落ちついて!」グイグイ

フレ「け、結局どういったご用件な訳?」

一方「…今日は敵意はねェよ…ただ、メシ食いに来ただけだ…」

打ち「そういうことーってミサカはミサカはどれにしようかな~」

浜面「…」ガクブル

絹旗「浜面?」

一方「安心しろォ、今日は敵意はねェって言ってんだろォ?」

浜面「は、はあ…」

滝壺「?」

絹旗「ど、どうぞ…」

一方「…おォ」
と導かれるまま絹旗の隣に座る「第一位」。

風呂入ってきます、五時ごろ始めます。

50: 2010/06/16(水) 05:03:54.83 ID:9vzHpl60
49>>絹旗「ちょーうお疲れ様です!!」

一方「…」

一同「…」

打ち「~♪」

打ち「これに決めた!ってミサカはミサカは指をさして提示してみる!」

一方「あァ」

ピンポーン

店員「はい、ご注文は?」

一方「オムライスとドリンクバー二つ」

店員「かしこまりました」

打ち「いってきまーす!ってミサカはミサカはドリンクバーに駆け出してみたり!」

一方「…」

一同「…(空気悪っ)」

若干のテンパって、静寂に耐えきれず 浜面が切り出した。

浜面「あ、あのーさっきこの絹旗がすごい夢物語を語っていましてね。」

絹旗「ばっ…!」

フレ「…(結局、道連れって訳…)」

麦野「…(喉乾いた…)」

滝壺「…「だいじょうぶ、そんな絹旗をry)」

一方「…」

52: 2010/06/16(水) 05:22:29.80 ID:9vzHpl60
50>>滝壺「…(だいじょうぶ、そんなきぬはたをry)」ですね、ミスりました。

浜面「…というわけらしいんですよー!笑っちゃいますよねー!」

絹旗「…」

一方「…」

いくらか、間を置いて言った。

一方「…そいつァ、夢物語なんかじゃねえなァ」

絹旗「!」ドキッ

浜面「で、でしょー?笑っちゃいますよねー…………えっ?」

一方「絶対能力実験ッてしッてッか?」

麦野「あぁ、あんたがやった、レベル6がなんたらってやつでしょ?」

フレ「結局、中止になったって訳の実験でしょ?」

一方「あァ、なんで中止になッたかは知ッてッか?」

絹旗「いえ」ドキドキ

一方「俺、『学園都市第一位』が、『無能力者の高校生』に負けたからだ…」

一同「!!!」

53: 2010/06/16(水) 05:49:43.10 ID:9vzHpl60
少しだけ、顔を緩めて言った。

一方「ッたく、なンでこンなことはなしてンですかァ、俺はァ」

絹旗「そ…それ…で?」

一方「あァ…その俺を倒したその無能力者が(能力を打ち消す右手)を持ッてたッてだけの   話だ…」

麦野「だけって…」

絹旗「はぁ…そ、その人の名前は?(あれ?なんで心拍数が超上がってるんですか?私…)」ドキドキ

一方「あァ…名前は…」

絹旗「…」ドキドキ

一方「…………そォいや知らねェなァ」

一同は、一斉にポカン、と口をあけた。

麦野「自分を倒した相手の名前をしらないの!?」

一方「あァ、三下とかで事足りッからなァ」

フレ「結局、悔しかったりしない?ってわけよ?」

一方「いや…俺はあの時に倒されなかッたらどうなッてたかわかんねェからなァ、悔しくはねェ」

絹旗「…」

54: 2010/06/16(水) 06:11:17.54 ID:9vzHpl60
少し考えるそぶりを見せ、

一方「超電磁砲なら、知ってんじゃねェか?」

麦野「しゃべる機会がないし、そこまでして聞きたくないわよ!」

浜面「あっ今日バイトじゃん!!」

麦野「あんた…暗部なのに…」

浜面「な、内緒な?」

滝壺「だいじょうぶ、そんなはまづらをおうえんしてる。」

フレ「結局、そろそろお開きって訳?」

打ち「ただいまーってミサカはミサカはたくさんトッピングした、自慢のメロンソーダを見せつけてみる!って帰るの?」

一方「俺らは帰らねェよ」

麦野「じゃあ私らは帰るから」

一方「おォ」

打ち「じゃあねーってミサカはミサカは今しがた会った、初対面の5人に手を振ってみる!」

滝壺「…」フリフリ

絹旗「(超電磁砲…超面識ないです…)」

会計を済まし、少し歩いた後、
「アイテム」は各々の用事のために、バラバラに別れた

56: 2010/06/16(水) 06:33:42.47 ID:9vzHpl60
皆と別れた絹旗最愛は、このまま帰るのも癪なので公園付近をうろうろする事にした。

絹旗「4時半か…」

絹旗「あ、自販機…超飲み物でも買いましょうか。」

ちゃりん

ポチ

絹旗「あれ?…出ない」

絹旗「500円…のまれました…」

絹旗「はあ…」

と、柄にもなくため息をついていると、

絹旗「…?誰か…来ますね」

御坂「あんた!やっと見つけたわよ!」

上条「だぁーやめろビリビリ!あと30分で鶏肉が御一人様半額なんだよっ!!」

絹旗は目を二、三度こすり、目を見開いた。

絹旗「超、見つけました…!」

57: 2010/06/16(水) 06:49:19.89 ID:9vzHpl60
御坂「ビリビリって言うなってぇぇぇ…」

常盤台の制服を着た少女は、ピイィン!とコインを虚空に打ち上げた。

御坂「言ってんでしょおおおおおおおおお!!!」

少女は帯電し、そのコインをピイン!と弾くとそこに山吹色の、音速の道ができた。

絹旗「あっ!」

横で見ていた絹旗は思わず声を上げた。

上条「っく!」

少女の放った「音速の道」をかき消すように、手を振かざすと「道」は跡形もなく消えうせた。

飯食ってきます。

60: 2010/06/16(水) 07:31:54.63 ID:9vzHpl60
ただいま、30分したら学校いかなきゃです。こっちの都合でごめんなさいm(_ _)m

それを見た絹旗は思わず大声で言った。

絹旗「…や、やっぱり!」

上条「おおう!?…って君は…ああ、路地裏の空飛ぶ女の子?」

絹旗「は、はい!あ、あの時は超ありがとうございました!」

御坂「あ、あんたまた!」

上条「なんだよビリビリ!まだなんかあんのか?」

絹旗は、乙女心から勇気を振り絞り聞いた。

絹旗「あの、超、仲が…よろしいんですね?」

上条「いや、こいつがいつも突っかかってくるだけさ、なんか俺に用があったのか?」

絹旗「あっ、えーと…こ、この前の事のお礼を…(そこまで考えてなかったです…っていうか効かないにしてもあんな電撃打つなんて…)」

上条「いやいや上条さんは当然のことをしたまでですよ!」

絹旗「いえ超何か…何かさせてください!!(上条さん…?)」

上条は少し考えた後、

上条「じゃあ、一緒に鶏肉買いに行ってくれるか?御一人様につき一つ半額なんだよ。」

絹旗「そんなことでいいんでしたら、ぜひ!」

絹旗はやっと気づいた、なぜこの男に会いたかったかを。

それは…

御坂「ちょっとまったぁ!!わ、私も行く!!」

上絹「へ?」

61: 2010/06/16(水) 07:50:27.10 ID:9vzHpl60
上条「な、なんでこんな事に…」

テクテク

絹旗「…(まったくですよ)」

御坂「どういう意味よ!(なんなの?こいつ!)」

変な組み合わせのの三人は、鶏肉を買い、

御坂「あっ!門限忘れてたぁ!!」

という御坂の一言によりそれぞれ帰る事になった。

上条「じゃあな、また今度」

絹旗はこのままじゃいけない感が募った

絹旗「あ、あのっ」

上条「?」

どうしよう、この後超どうしよう。絹旗は迷った、そして。

絹旗「超お、お礼し足りません…」

上条「い、いやもういいってほんとに!」

絹旗「だめです!したりません!こっちは命助けられてるんですよ?よく考えてください!」

上条は、なんで怒られてるんだろうこの気持ちでいっぱいだった。

72: 2010/06/16(水) 18:03:53.41 ID:9vzHpl60

上条「じゃ、じゃあ…」

絹旗「…」

ここで上条当麻曰く、最高にして至高の一言が浮かんできた。らしい、

上条「…、あっ!じゃあ君は、どんなお礼がしたい?」

絹旗「………」

完璧だった。もしこれが漫才ならつかみは完璧だっただろう。

そしてこの瞬間、絹旗の中で何かが冷めた。

絹旗「あの、」

上条「?」

絹旗「やっぱり…いいです。」

すたすた

絹旗は、なんでこの人に一瞬でも心を魅かれたんだろう。と不思議だった。

上条「あっ…おい!」

絹旗「はい?」

上条「君、名前は?」

絹旗はさらりと簡潔に名前を述べた。

絹旗「絹ごしどうふの絹にフラッグの旗、そこに最も愛すと書いて「絹旗最愛」です!」

絹旗は、会うのはこれで最後にしようと思っていた。あの一言があるまでは…

上条「へえ、君にピッタリのかわいい名前だな!」

絹旗「ふぇ?、か、かわ?」

上条「俺は上条、上条当麻って言うんだ、また会ったら気軽に声かけてくれよ。」

絹旗「あのっそのっ」


73: 2010/06/16(水) 18:21:28.25 ID:9vzHpl60
上条「じゃなー」

絹旗「っ…さ、さよなら」

さっきまでの冷めた気持ちはどこへやら、これが天然フラグメーカーの怖いところである

絹旗「上条…当麻」∥

~~~~~~~~

帰り道

すたすた

絹旗「…上条、当麻、超気軽に…」

絹旗は今日の収穫を言葉にしてならべていた。

絹旗「また明日、超公園に行ってみましょう…」

絹旗「また、会えるかもしれません。」ニコ

「よォ、愉快な面しやがって、変なモンでも食ったかァ?」

絹旗「!…うわっと、」

一方「なんだァ?化けモン見たみてェな顔しやがって、さっきも会っただろうが」


74: 2010/06/16(水) 18:35:45.43 ID:9vzHpl60
絹旗は一方通行を見て、

絹旗「な、なんですか?」

一方「なンでもねェ、コーヒー買いにきただけだ、依然敵意はねェよ」

絹旗「そ、そうですか、超安心しました。」

一方「その調子じゃ、王子サマにゃ会えた見てェだな…夢物 語ちゃんよォ」

絹旗「そんな超斬新な名前じゃありません!絹旗最愛です!」

一方「そォか、どォだった?」

絹旗「超収穫です!名前と今後、気軽にあいさつできる権利をもらいました!!」

絹旗はもう今日の収穫が嬉しくて、聞いてくれるなら学園都市第一位でも全然良かった。

一方「…おい、ちょっとコーヒー買うの付き合え」

絹旗「はい?」


75: 2010/06/16(水) 18:52:01.14 ID:9vzHpl60
~~~~~
路地裏

一方「…」

絹旗「?…あの、コーヒーは?」

一方通行は絹旗の問いを無視していった

一方「三下の事…どう思ッてる?」

絹旗「へ?わ、私は超なんとも…」

一方「正直に言えェ…冷やかしたりはしねェよ」

絹旗「…」

絹旗は間を置いて行った。

絹旗「…まだ、超よくわかりません…会ったばっかりですし、今日会ったのも二回目です。」

一方「…」

絹旗「でも助けてもらった時、超安心したんです。」

絹旗「ずっと闇の中で生きて、誰にも頼らず生きてきて、安心なんて超無縁なものだと思ってました。」

一方「…」

絹旗「でも、彼をみると簡単にできるんです、安心が…無縁なはずの安心が…」

絹旗「だから…」

78: 2010/06/16(水) 19:08:45.13 ID:9vzHpl60
一方「…だから?」

絹旗「も、もっと…ふ、ふれあいたいですっ…」カァァアア////

一方「…ハァイハァイ、お惚気はこんぐらいにしようなァ?」

絹旗「なっ、も、もとはと言えば超あなたが…」/////

一方「別にそこまで話せたァ言ってねェよ!」

絹旗「っ…~~~~~」/////

一方「まァ、三下と触れ合うのは存分にしてくれてかまわねェ…「息抜き」っつうのは何にでも必要だァ」

絹旗「……」

一方「だが、忘れンな、おまえは…「裏」だ。」

絹旗「!!」

一方「「表」の世界の住人にあまりかかわっていいもんじゃねェ」

絹旗「…」

一方「「息抜き」が転じて「絶望」に代わる事もあるかもしンねェ」

絹旗「…」

一方「…まあそンなところだ、じゃあな…「絶望」にのまれンなよ。」

絹旗「はい…」

81: 2010/06/16(水) 19:50:02.41 ID:9vzHpl60
~~~~~~
1週間後

絹旗「…」

絹旗は一週間仕事で埋め尽くされていた。公園になどいけるはずもないほどに。

絹旗「絶望に…」

その間も一方通行の一言がグルグルしていた

絹旗「ふぅ…」

気持ちは今スグにでもあの、公園に行って待っていたい。でも「当麻のため」を思うと

その気持ちが押し縮んでく気がした。

キーンコーンカーンコーン

絹旗「…あ、学校です、ってそんな超都合よくいるわけないじゃないですか、しかも五時だし…」

はあ、とため息をつき、

絹旗「やっぱり超おかしいですよね、最近の私…」

絹旗は帰ろう、と思った。



「おっ?絹旗じゃねえか、久しぶりだな!」




絹旗「えっ?」



絹旗は耳を疑った。

上条「どしたんだ?こんなとこで」

絹旗「か、上条さんこそ!も、もう五時ですよ?」

上条「あぁそれがな…」

絹旗と上条は面白おかしく話をしながら、あの公園に向かった。

上条が居残り補修だった事も、毎日、2キロ食べる自宅警備員がいることも。

85: 2010/06/16(水) 20:05:28.13 ID:9vzHpl60
絹旗は悪いな、と思っても  顔が、ほころぶ 心が、弾む      

こんな気持ちは、初めてだった、浜面に感じる感情とも、「アイテム」に感じる感情とも

違う。

これが

絹旗「(こ、い?)」

上条「ん?どした?急に止まって、」

絹旗は勇気を振り絞りぬいた。

絹旗「あ、あのっめ、メールアドレスと電話番号っ ちょ、超っおしえてくださいっ!!」

上条「へ?」

次の一言で、絹旗は心臓が地球一周しそうになった。

上条「そ、それは…脈ありってことでよろしいんでしょうか?」

なんと、あんなに鈍感だった上条当麻が乙女の心に気付いたのだから。

絹旗「ふぇ?…あのっそのっ………は、ひゃい!!!!!」

絹旗はこの瞬間に心の奥で決めた、自分を「裏」を「表」に返そうと。

寝ます、3時半ごろ始めます

102: 2010/06/17(木) 03:40:39.19 ID:SHPERQw0

上条「じゃ、送信っと」

ピピピ

絹旗「ちょ、超来ました!…」

上条「ああ、いつでも俺にメールしてくれ?、上条さんは基本暇なので…」

絹旗「はい!」

そういうと、上条はさりげなくなんか、なく 確認した

上条「あのー…こ、これはそのー罰ゲームとかで来たわけじゃないんですよね?」

絹旗はもごもごしながら、答える

絹旗「…はい、超、違います。」

上条「ほんとに俺の事を…」

絹旗は覚悟を決めて、言い放った!

絹旗「…はい、す…す、好きです」/////

上条「そ、そうか、なんか恥ずかしいな、上条さんはこういうのに慣れていないもので…」//

絹旗「わ、私もです。」////

上条「…」//

絹旗「…」//

上条「じゃあ、そろそろ家で、ごくつぶしが待ってるから…」

絹旗「ああ、じゃあ…そろそろ、」

上条「じゃあな、絹旗!」

絹旗「超待ってください!」

上条「?」

絹旗「し、た」//

上条「へ?」

絹旗は恥など、とうに捨てていた。

絹旗「下で、呼んでください」///

103: 2010/06/17(木) 04:00:04.54 ID:SHPERQw0
上条は柄にもなく赤くなった。

上条「あ、あぁ、そ、そうだな!」////

絹旗「…」//

上条「じゃ、じゃあな…さ、最愛!」//

絹旗は、答えた。

絹旗「さ、さよなら、当麻…」////

そして、上条と別れて、三分たったか、たたないか程度で電話が入った。

フレンダだった。

ピピピ

ガチャ

絹旗「はい…」

フレ「結局、今日も仕事ってわけよ」

絹旗「…」

フレ「…絹旗?」

絹旗「あ、あの…」

絹旗は意を決して言った。

絹旗「私、「アイテム」を抜けたい、です」

「ふうん、そうなんだ?」

絹旗「なっ…?」

フレンダではない、きき覚えのある声。

絹旗「麦…野…!」

105: 2010/06/17(木) 04:19:23.34 ID:SHPERQw0
麦野は絹旗の約50m前に立っていた。

麦野「へえ、あんたがそんなこと言うなんて思わなかったわ。」

絹旗「っ…!」

麦野「あんたさ、「裏」の人間がさ、「表」に行けると本気で思ってるの?

絹旗は答えた、その瞳に迷いは、ない。

絹旗「超、本気で思ってます!!」

麦野「…」

麦野「ふぅ」

絹旗「?」

麦野「わかった、わかったわ。次の仕事で抜けさせてあげる。」

絹旗「!?、ほんと…ですか?」

このときの絹旗は疑う事を知らなかった。

麦野「ほんとよ、ほんと。」

麦野「その代り、すごく、難しいけど、やる?」

麦野の口元が一瞬、大きく歪んだ。

絹旗「やります!」

麦野「そう、じゃ 場所は…」

告げられた、仕事はこの前の能力者集団の掃討だった。


106: 2010/06/17(木) 04:39:21.23 ID:SHPERQw0
絹旗はすぐにそこに向かった。これが終わったら、当麻と…、この気持ちが今の絹旗の
 
原動力だった。それ以外何も考えてなかった。

そして、

敵1「?、なんだてめえ?」

敵2「?」

絹旗は、顔を隠してあった、麦野にそうしろ、と言われたから。

絹旗「超、悪いですけど氏んでもらいます!!」

敵1「!、おまえ…!」

敵が言葉を発した時には、窒素装甲は敵を、フッとばしていた。

敵1「……なん…で…?」

敵2「ひっ…」

続けて二人目もふっ飛ばした。

敵2「うっ…」

二人は動かなくなった。ピクリとも。

絹旗「やった…これで」はぁはあ

当麻のもとへ、と安心した刹那、

ボッ、ザシュ!

やけにカン高い音とともに

絹旗「え、あっ…う…あ」

絹旗の足に、風穴が3つ空いた。

麦野「御苦労さまぁ」ニヤ

風呂ってクリ


108: 2010/06/17(木) 05:09:21.33 ID:SHPERQw0
ただいま^^

絹旗「む、むぎっ…の!なんで…?」

麦野は答える。

麦野「「メンバーがメンバーを頃す」っていうのはいささか心象が悪いのよ、だから

あの場で殺さないで、いまここで頃して、「敵に殺された」事にしようかと思ってぇ」

絹旗「っく!そ、それでも、人間ですか?」

麦野「「裏」になった時から人間なんて捨ててるわ!」

絹旗「っく!」

麦野「それに、あんたも人の事言えないんじゃない?」ニヤぁ

麦野は「敵」の方へ、目をやる。

絹旗「?」

絹旗も目をやる、

その時、敵1のフードが ぱさっ、っと落ちた。麦野はにやり、と いやな笑いを浮かべた




















絹旗「浜…面?」

110: 2010/06/17(木) 05:30:12.24 ID:SHPERQw0
絹旗は目の前で起きている事が、信じられなかった。そして一方通行の一言が、頭を駆け巡った。

麦野「因みにこっちは…」

麦野は敵2のフードをグイッ、と取った

絹旗「いや…滝壺…さん」

麦野「こいつらもあんたと同じで、「「裏」から離れて、くらしたい!」なんて言うからさ

、どうせなら同士打ちってのもいいかなーって思って!」

絹旗にはもう聞こえていない。

絹旗「いや…はまづ…いや、だめ…たき、う、うあ…うあああああああああああああああああああ

あああああ!!!」

絹旗は冷静さを取り戻せない。

麦野「なんだ?壊れちゃった?、…まあ今、同じ所に連れてってあげるわよ!!」

麦野は至近距離でとどめをさそうと、近づいた。

絹旗「っう、うああっ」

絹旗は必氏に腕を振り回した。もちろん窒素装甲を演算する脳はもう残っていない。

ゴス

いやな音がした

111: 2010/06/17(木) 05:52:39.28 ID:SHPERQw0
上を見ると、麦野の右頬が赤くはれていた…

いやな予感しか、しなかった。

麦野「てっっめえ!!!!」

絹旗は首をつかまれ、持ち上げられた。

麦野「一発で頃してあげようと思ったけど、もうやめだ!、嬲り頃す!!!」

そういうと、細い光線が絹旗のわき腹を貫いた。

絹旗「あぁあ!!」

腕、足、肩、腹…絹旗にどんどん穴が開く。

麦野「ほらほらほらほらほらほら!!!!!」

絹旗「うぁああ!!あっ!!うっ!!ぁあぁああ!!」

麦野「どう?痛い?苦しい?」

絹旗「…して」

麦野「あぁ?」

絹旗「頃してください」

麦野は吹きだした

麦野「ぶっ!はははは!そうねえ…「私は弱いです、生きてちゃいけません」っていったら

頃してあげる!」

絹旗は振り絞るように言った。

絹旗「わたし、っはよわい…で、す、生きて…ちゃいけま、せんっ。」

麦野「そうねぇ、そうよねえ、弱かったら…生きてちゃいけないわよねえ!!!!」

麦野がとどめを刺そうと思った時、路地裏に声が響いた、

それは、低く、よく通る声だった。







           「あァ、じゃ、氏ぬのはテメェだなァ!」

112: 2010/06/17(木) 06:33:12.23 ID:SHPERQw0
麦野「なっ…?第一位!!!」

絹旗「第…いち…」

絹旗は気を失った。

麦野は舌打ちすると、そのまま絹旗を連れて、逃げた。携帯がポトリと落ちた

一方通行は携帯を拾うと、

一方「逃げられると思ってンですかァ?俺からァ!」

追おうとした時、武装をした人間に囲まれた、きっと全員能力者だろう。

一方「アフターケアは万全ってかァ?」

一方通行はチョーカーのスイッチを入れ、絹旗の携帯を開いた。そして「上条当麻♡」の

所でにやり、とした

~~~~~~
上条宅

ピピピピピッピ

上条「おおっ最愛か…」

ぴっ 

上条「はい、かみじょ…」

一方「よォ愉快な、テンションだなァ」

上条「えっ?」

メシってくる

113: 2010/06/17(木) 07:34:12.51 ID:SHPERQw0
上条「おまえ…誰だ!?最愛は!?」

一方「1つ目の答えは、こないだ、お前に愉快にぶちのめされた、学園都市第一位サマだァ」カマウナーウテ―ウワ―

その言葉、その声に上条はこう言った。

上条「アクセラレータ!?」

一方「おォ、光栄だねェ!ヒーロー様に覚えててもらえるなんてよォ」

上条「なんで、お前が…」

一方「あァ…」

一方通行はいきさつを話した、すべて、絹旗がさりげなく隠していた、「裏」のことも…

上条「…どこだ、」

一方「あァ?」

上条「最愛は…」

一方「いいのかァ?彼女になった奴が人頃しだったんだぞォ?」

上条は迷いなく言い放った。

上条「人を頃してたとしても、どんなに悪い奴でも、最愛は最愛だ!!それに、…」

一方「……そっから先は本人にいいなァ、場所は第三学区の廃ビルの方へ向かってった」

上条「そうか!!…アクセラレータ!!」

一方「あァ?」

上条「おまえ、変わったな…」

一方「ほっとけェ、早く行けェ!!」

上条「ああわかった!!」ピッ

~~~~~
路地裏

一方通行は吐き捨てるようにつぶやいた。

一方「相手が三下じゃァ……勝ち目はねェよな…」

一方通行はさっきよりも増えた敵に対して言い放った!

一方「こッから先は一方通行だ!!!対向車は下がンなァ!!!!」

119: 2010/06/17(木) 17:37:01.82 ID:SHPERQw0
>>116そういう事です。

~~~~~~~
第三学区、廃ビル

麦野は、考えていた。今この場で失血でこん睡状態の「裏切り者」を始末するか、失血で氏ぬの

を待つか。

麦野「なんかテンション下がっちゃったな~…」

麦野はさっき殴られた、右頬をさすりながら言った。

麦野「ま、嬲り頃しって、言ったしね。」

さっきはああ言ったが、さすがに冷静な状態で、「元」仲間を自らの手で葬るのは、少なか

らず抵抗があるようだ。

しばらく、絹旗の寝顔を見て、麦野は言った。

麦野「なんで、みんな私から離れて行くんだろう…」

結局のところ、麦野も人間だ。誰かに愛されたい気持ちも、

少なからずあるのである。

麦野「はぁ…」

その時、



「~~!~~!」カンカンカン



麦野「!?」

誰かが大声を上げながら、近づいてくる。

「~~い!、~~い!」


麦野「なんで…なんで?」

カンカン、バッ!!

上条「最愛ぃーー!!!!」

その、魂の叫びは、第三学区のビル群にこだました。

120: 2010/06/17(木) 18:00:10.81 ID:SHPERQw0
上条は眼前の現状を見て言った。

上条「お前…頃したのか?」

麦野は何とか、平成を装い

麦野「…まだ氏んでないわよ、運よくね。」

上条「おまえ、最愛の仲間なんだってなぁ?」

麦野「…」

上条「ならっ…どうして!?」

麦野は質問には、答えなかった

麦野「ふうん、あいつも粋な事するのね?、あとは私(あくやく)を倒すだけって?」

上条「…っ!、おまえっ!!」

麦野「でも、頭数を数え間違えてるわよ?」

上条「なにっ!?」

麦野「「アイテム」は、浜面も入れて5人よ?」

バギュウン!

上条「がっ…?あっ!」

甲高い音とともに、上条の背中に風穴が空いた。

フレ「…結局、こうなる訳…」

123: 2010/06/17(木) 18:35:00.56 ID:SHPERQw0
上条「っぐ…う」

立ち上がろうとする、血まみれの少年に、フレンダは言った。

フレ「立ち上がらないほうがいいよ、結構血出てるし、」

しかし、

上条「こんなの…日常茶飯事だっつうのぉ!!」

上条は立ち上がった。

フレ「…!!」

上条「っはあ…っ…はあ」

麦野「……うっざ」

ビイン!という音とともに麦野の手から、黄金に光り輝く光の矢が、数本発射された。

上条「!…うおあああ!!!」パキパキパキイイィイイイイイン!!

少年は腕を振り回すようにかざし、光の矢を打ち消した。

フレ「…!!…っ」

麦野「フレンダ!!!撃ちな!!」

フレ「…」

しかし、フレンダからの返事はない。

麦野「フレンダ…?」

フレ「もう、やめよう?…もう、いいよ…」

麦野「え……?」

フレンダの澄んだ瞳からは大粒の涙が零れていた。

124: 2010/06/17(木) 18:55:05.37 ID:SHPERQw0
フレンダは言った。泣きながら…

フレ「け、結局、わたしらには、頼れる人なんていないけどっ…ヒッ」

フレ「私は、仲間って意識してることが、嬉しくって…ヒッ」

フレ「だから…」

フレ「もう仲間の傷つくとこなんて…みたk…」

刹那、泣きじゃくる少女の腹部に穴が3つ空いた

フレ「…!…むぎ…」

どさっ!と倒れた仲間を見て、麦野は、

麦野「…仲間?、何甘い事言ってんのよ?」

麦野「気持ち悪い!」

少年は痛みを忘れるほどの、「憤怒」が駆け上がった。







上条「おい、手前…歯ぁ食い縛れ…」






静かに、そして低く、ドスのある声で言い放った。



学園都市第4位は、体が一瞬機能を止めたか?と思った。

それほどの威圧、剣幕、覇気だった。

125: 2010/06/17(木) 19:21:58.98 ID:SHPERQw0
麦野は、とにかく少年との間に、障害を隔てた、一センチでも遠ざけたかった。

麦野「お、あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

数百、いや数千を超えるだろうという、光の矢。

それが一つも外れることなく、少年に降り注ぐ。

少年はひとつ残らず消し飛ばし、憤りの対象へと歩を進める。

上条「…」

麦野「ひっ…」

PIPIPI

麦野「電話?、こんな時に誰…」

ばっと後ろを振り向く、絹旗はいまだ目を開けない。

麦野は着信”絹旗”の謎の電話に出た。

麦野「誰!?」

一方「よォ、ヒーローは行ったかァ?第四位?」

脳裏によぎる、白い悪魔。

麦野「第一位…!」

一方「その様子じゃ、行ったみてェだなァ?」

一方「こっちも終わって、一服してるとこだァ。」

麦野「…」

麦野はだんだん近づいてくる、少年を見ながら言った。

麦野「…ねえ、なんで私の「周り」は、どんどん消えてくの?」

麦野は、少しあきらめた口調で言った。

一方「…簡単じゃねェか」

一方通行は「上条当麻」に会ってから確実に変わった。この答えも、彼と会う前だったら

、絶対にないだろう。


一方「おめェが、”人との関わり”を避けて、人を愛さねェからだ」

126: 2010/06/17(木) 19:34:23.62 ID:SHPERQw0
麦野は、はっとした。今まで、人を傷つけたり、頃した事はある、が、人を「自分と同じ

存在」として…

麦野「見たこと…ない」

のである。

上条「いいぜ…」

麦野は眼前に迫りくる、こぶしを握る少年を見ながら、思った。

ごめんね、絹旗、みんな、生きて帰れたら…

上条「おまえが…」

上条「仲間を傷つけるっていうのなら…」

今度は、

上条「まずは…」

私も仲間に入れてくれるかな?

一方「いけェ、ヒーロー。」












上条「その幻想をぶち頃す!!!!!!!」


131: 2010/06/17(木) 19:50:33.63 ID:SHPERQw0
ゴシャ!という音とともに、上条は戦いの終止符を打った。

上条は眠りの姫に駆け寄った

上条「さいあい!!!」

絹旗「……と…ま?」

上条「大丈夫か?」

絹旗「だい…じょぶ…に見える…なら、超、眼科に…」

上条「よか…た…」

どさっ!と音を立て二人とも、気を失った。

次に絹旗がおきたのは病院のベットだった

絹旗「ここ…は」

ズシッっと足に重さを感じたので、目をやると、そこには先日、恋仲の誓いをした

少年がいた

そこにいた、リアルゲコ太が言った。

「彼、自分も撃たれてるのに、君が目覚めるまで、ここにいるってきかないんだ。

一晩中ね」

それだけ言うとゲコ太は病室から出て行った。

絹旗「そう…ですか」

絹旗は、すべての事を思い出し、それも込みで、上条に、こう言った。

初めて会った時のようにのように…

絹旗「どいてください!超邪魔です!」

上条「な、なんだぁ?」




FIN

引用: 絹旗「どいてください!超邪魔です!」上条「な、なんだぁ?」