1: 2015/04/15(水) 01:22:06 ID:me1YHIss0
ミカサ「……」
ミカサ「ただいまエレン」
ミカサ「今日はいい天気だった」
ミカサ「朝起きて顔を洗って歯を磨いて食事をした」
ミカサ「馬に乗って走った吹き抜ける風は気持ちがいい」
ミカサ「立体機動で飛び回って戦った巨人を頃して頃して頃した」
ミカサ「とても疲れたけれどたくさん殺せたのでよかった」
ミカサ「もう少しであいつらはみんな氏ぬ氏ぬ絶対に氏ぬ私が頃してみせる」
ミカサ「……」
ミカサ「おやすみエレン」
ミカサ「ただいまエレン」
ミカサ「今日はいい天気だった」
ミカサ「朝起きて顔を洗って歯を磨いて食事をした」
ミカサ「馬に乗って走った吹き抜ける風は気持ちがいい」
ミカサ「立体機動で飛び回って戦った巨人を頃して頃して頃した」
ミカサ「とても疲れたけれどたくさん殺せたのでよかった」
ミカサ「もう少しであいつらはみんな氏ぬ氏ぬ絶対に氏ぬ私が頃してみせる」
ミカサ「……」
ミカサ「おやすみエレン」
2: 2015/04/15(水) 01:26:57 ID:me1YHIss0
ミカサ「……」
ミカサ「ただいまエレン」
ミカサ「今日もいい天気だった」
ミカサ「朝起きて顔を洗って歯を磨いて食事をした何の味もしない食事を」
ミカサ「馬に乗って走った吹き抜ける風は気持ちがいい生ぬるい気持ちが悪い」
ミカサ「立体機動で飛び回って戦った巨人を私は今日もたくさん頃して頃して頃した」
ミカサ「でも仲間もたくさん氏んでしまったとても残念なことに」
ミカサ「かわいそうに私は守れなかった私が弱いから」
ミカサ「明日はもっと頃すそうすればきっと幸せ」
ミカサ「……」
ミカサ「おやすみエレン」
ミカサ「ただいまエレン」
ミカサ「今日もいい天気だった」
ミカサ「朝起きて顔を洗って歯を磨いて食事をした何の味もしない食事を」
ミカサ「馬に乗って走った吹き抜ける風は気持ちがいい生ぬるい気持ちが悪い」
ミカサ「立体機動で飛び回って戦った巨人を私は今日もたくさん頃して頃して頃した」
ミカサ「でも仲間もたくさん氏んでしまったとても残念なことに」
ミカサ「かわいそうに私は守れなかった私が弱いから」
ミカサ「明日はもっと頃すそうすればきっと幸せ」
ミカサ「……」
ミカサ「おやすみエレン」
3: 2015/04/15(水) 01:35:31 ID:me1YHIss0
ミカサ「……」
ミカサ「ただいまエレン」
ミカサ「今日は天気だった私もいい、ので」
ミカサ「たくさん氏んだ、仲間たちの食事を巨人が頃した頃して」
ミカサ「でも明日は立体機動が私は強いので頃す」
ミカサ「ただいまエレン、私は弱いからかわいそうに氏んだごめんなさい」
ミカサ「守る? 何を? 弱い、ので、何もできなかったので残念だ私は」
ミカサ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ミカサ「……」
ミカサ「おやすみエレン、目が覚めてもあなたはどこにもいないけれど」
ミカサ「ただいまエレン」
ミカサ「今日は天気だった私もいい、ので」
ミカサ「たくさん氏んだ、仲間たちの食事を巨人が頃した頃して」
ミカサ「でも明日は立体機動が私は強いので頃す」
ミカサ「ただいまエレン、私は弱いからかわいそうに氏んだごめんなさい」
ミカサ「守る? 何を? 弱い、ので、何もできなかったので残念だ私は」
ミカサ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ミカサ「……」
ミカサ「おやすみエレン、目が覚めてもあなたはどこにもいないけれど」
4: 2015/04/15(水) 01:43:37 ID:me1YHIss0
ミカサ「……」
ミカサ「エレン聞こえているのなら返事をしてほしい」
ミカサ「私はあなたを守りたい私の人生を変えてくれたあなたの力になりたい」
ミカサ「あなたがいれば私は何でもできる」
ミカサ「さあ早く起きていつものように元気な姿を見せてほしい」
ミカサ「……」
ミカサ「エレン顔にパンくずがついていると私は言う」
ミカサ「余計なお世話だと言ってあなたは私の手を払う」
ミカサ「鬱陶しがられても私は構わなかったあなたのそばにいられることが幸せだから」
ミカサ「でも払ってくれる手はもうない」
ミカサ「おやすみエレンあなたに二度と朝は来ない」
ミカサ「エレン聞こえているのなら返事をしてほしい」
ミカサ「私はあなたを守りたい私の人生を変えてくれたあなたの力になりたい」
ミカサ「あなたがいれば私は何でもできる」
ミカサ「さあ早く起きていつものように元気な姿を見せてほしい」
ミカサ「……」
ミカサ「エレン顔にパンくずがついていると私は言う」
ミカサ「余計なお世話だと言ってあなたは私の手を払う」
ミカサ「鬱陶しがられても私は構わなかったあなたのそばにいられることが幸せだから」
ミカサ「でも払ってくれる手はもうない」
ミカサ「おやすみエレンあなたに二度と朝は来ない」
5: 2015/04/15(水) 01:49:14 ID:me1YHIss0
ジャン「もう見てられねえよ!!!」ガタッ
アルミン「ジャン……」
ジャン「あいつエレンが氏んでからずっとあの調子だぞ!?」
アルミン「……無理もないよ」
ジャン「討伐数はうなぎ上りだ、取り憑かれたように巨人どもを頃しまくってる」
ジャン「まるで何かを忘れたがってるみたいにな……」
アルミン「……」
アルミン「ジャン……」
ジャン「あいつエレンが氏んでからずっとあの調子だぞ!?」
アルミン「……無理もないよ」
ジャン「討伐数はうなぎ上りだ、取り憑かれたように巨人どもを頃しまくってる」
ジャン「まるで何かを忘れたがってるみたいにな……」
アルミン「……」
6: 2015/04/15(水) 01:53:15 ID:me1YHIss0
ジャン「でもこのままじゃあいつの精神はズタボロだ!!」
アルミン「ジャン、何をするつもり……?」
ジャン「決まってんだろ! ミカサを救うんだ」
アルミン「……やめたほうがいいよ」
ジャン「何だと? てめえ、やけに冷たい野郎だな」
ジャン「どうせ俺に出来ることなんか何もねえって思ってんだろ」
アルミン「……」
ジャン「分かってんだよ! あいつに敵わないってことぐらい……」
ジャン「でも俺だって……ミカサ?」
アルミン「ジャン……?」
アルミン「ジャン、何をするつもり……?」
ジャン「決まってんだろ! ミカサを救うんだ」
アルミン「……やめたほうがいいよ」
ジャン「何だと? てめえ、やけに冷たい野郎だな」
ジャン「どうせ俺に出来ることなんか何もねえって思ってんだろ」
アルミン「……」
ジャン「分かってんだよ! あいつに敵わないってことぐらい……」
ジャン「でも俺だって……ミカサ?」
アルミン「ジャン……?」
7: 2015/04/15(水) 01:59:42 ID:me1YHIss0
ジャン「ミカサ!! やめろ!!」
ミカサ「離して!!」
ジャン「お前、氏ぬつもりか……!? おいアルミン、手伝え!!」
アルミン「……」
ジャン「クソ、なんだよその目は!? おいミカサ、早まんなって……!!」
ミカサ「離して私はもう氏ぬ今すぐエレンの元へ」
ジャン「ふざけんな!!」
ジャン(くそ……どうすれば……)
ミカサ「離して!!」
ジャン「お前、氏ぬつもりか……!? おいアルミン、手伝え!!」
アルミン「……」
ジャン「クソ、なんだよその目は!? おいミカサ、早まんなって……!!」
ミカサ「離して私はもう氏ぬ今すぐエレンの元へ」
ジャン「ふざけんな!!」
ジャン(くそ……どうすれば……)
8: 2015/04/15(水) 02:04:19 ID:me1YHIss0
ミカサ「エレン……」
ジャン(畜生、てめえのせいだぞエレン……!!)
ジャン「……お前が氏んだらあいつの思いはどうなるんだ!?」
ミカサ「……!」
ジャン「全部無駄になっちまう……そうだろ?」
ジャン「それでもいいのかよ……?」
ミカサ「……」
ジャン(畜生、てめえのせいだぞエレン……!!)
ジャン「……お前が氏んだらあいつの思いはどうなるんだ!?」
ミカサ「……!」
ジャン「全部無駄になっちまう……そうだろ?」
ジャン「それでもいいのかよ……?」
ミカサ「……」
9: 2015/04/15(水) 02:07:19 ID:me1YHIss0
ミカサ「エレン」
ミカサ「エレンどうして氏んでしまったの」
ミカサ「私はあなたを守ると約束したのに」
ミカサ「何もできなかった自分が許せない」
ミカサ「あなたを食い頃した巨人が許せない」
ミカサ「必ず頃す一匹残らず頃す巨人を駆逐する」
ミカサ「そして、何が残る?」
ミカサ「エレンどうして氏んでしまったの」
ミカサ「私はあなたを守ると約束したのに」
ミカサ「何もできなかった自分が許せない」
ミカサ「あなたを食い頃した巨人が許せない」
ミカサ「必ず頃す一匹残らず頃す巨人を駆逐する」
ミカサ「そして、何が残る?」
10: 2015/04/15(水) 02:13:10 ID:me1YHIss0
ミカサ「あなたのいない世界で私は何を頼りに生きていけばいい?」
ミカサ「今日も昨日も一昨日もたくさんの仲間が氏んだ」
ミカサ「そして明日も明後日もこれからずっと先も」
ミカサ「戦い続けることに何の意味がある?」
ミカサ「前にあなたが氏んでしまったと思ったとき」
ミカサ「私はこの世に何の悔いもないと思った」
ミカサ「氏んでしまおうかと思った。それでも体が勝手に動いた」
ミカサ「戦え、戦え、戦え。あなたの言葉は今でも胸に焼き付いている」
ミカサ「生きる希望を見失いかけていた私に光を注いでくれた。まだ生きようと思った」
ミカサ「今日も昨日も一昨日もたくさんの仲間が氏んだ」
ミカサ「そして明日も明後日もこれからずっと先も」
ミカサ「戦い続けることに何の意味がある?」
ミカサ「前にあなたが氏んでしまったと思ったとき」
ミカサ「私はこの世に何の悔いもないと思った」
ミカサ「氏んでしまおうかと思った。それでも体が勝手に動いた」
ミカサ「戦え、戦え、戦え。あなたの言葉は今でも胸に焼き付いている」
ミカサ「生きる希望を見失いかけていた私に光を注いでくれた。まだ生きようと思った」
11: 2015/04/15(水) 02:21:54 ID:me1YHIss0
ミカサ「だから私は戦った。あなたの言葉に恥じない生き方をするために」
ミカサ「……あなたが生きていると知ったとき、嬉しくて涙が止まらなかった」
ミカサ「私にとってかけがえのない存在。またあなたの為に戦うことができると思った」
ミカサ「でも」
ミカサ「そんなあなたはもうどこにもいない」
ミカサ「戦って、戦って、戦って―――」
ミカサ「残ったのは虚しさだけ」
ミカサ「もう限界だ」
ミカサ「こんな世界で、私は何を希望に生きていけばいい?」
ミカサ「……あなたが生きていると知ったとき、嬉しくて涙が止まらなかった」
ミカサ「私にとってかけがえのない存在。またあなたの為に戦うことができると思った」
ミカサ「でも」
ミカサ「そんなあなたはもうどこにもいない」
ミカサ「戦って、戦って、戦って―――」
ミカサ「残ったのは虚しさだけ」
ミカサ「もう限界だ」
ミカサ「こんな世界で、私は何を希望に生きていけばいい?」
12: 2015/04/15(水) 02:29:26 ID:me1YHIss0
ジャン「……」
ジャン「知らねえよ」
ジャン「俺はお前の生きる希望にはなれない」
ジャン「でもな」
ジャン「俺はお前に生きててほしいんだよ」
ジャン「お前が氏んだら俺は悲しい」
ジャン「だから生きててくれよ」
ジャン「どんな姿になってもいいから」
ジャン「なあミカサ、氏なないでくれ」
ジャン「頼むよ……」
ジャン「知らねえよ」
ジャン「俺はお前の生きる希望にはなれない」
ジャン「でもな」
ジャン「俺はお前に生きててほしいんだよ」
ジャン「お前が氏んだら俺は悲しい」
ジャン「だから生きててくれよ」
ジャン「どんな姿になってもいいから」
ジャン「なあミカサ、氏なないでくれ」
ジャン「頼むよ……」
13: 2015/04/15(水) 02:31:02 ID:me1YHIss0
ミカサ「……ジャン」
ミカサ「……」
ジャン「ミカサ……」
ミカサ「……」
ミカサ「ごめんなさい」
ミカサ「……」
ジャン「ミカサ……」
ミカサ「……」
ミカサ「ごめんなさい」
14: 2015/04/15(水) 02:32:37 ID:me1YHIss0
ジャン「あ」
ジャン「あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
アルミン「……」ズキン
アルミン(また……)
アルミン(まただ……)
ジャン「あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
アルミン「……」ズキン
アルミン(また……)
アルミン(まただ……)
15: 2015/04/15(水) 02:39:32 ID:me1YHIss0
―――
ジャン『ミカサ!! やめろ!!』ガシッ
ミカサ『離して!!』ジタバタ
ジャン『お前、氏ぬつもりか……!? アルミン、そっち押さえてろ!』
アルミン『ミカサ、早まらないでくれ……!!』
ミカサ『離して私はもう氏ぬ今すぐエレンの元へ』
ジャン『ふざけんな!!』
ジャン(くそ……どうすれば……)
ジャン『ミカサ!! やめろ!!』ガシッ
ミカサ『離して!!』ジタバタ
ジャン『お前、氏ぬつもりか……!? アルミン、そっち押さえてろ!』
アルミン『ミカサ、早まらないでくれ……!!』
ミカサ『離して私はもう氏ぬ今すぐエレンの元へ』
ジャン『ふざけんな!!』
ジャン(くそ……どうすれば……)
16: 2015/04/15(水) 02:41:29 ID:me1YHIss0
ミカサ『エレン……』
ジャン(畜生、てめえのせいだぞエレン……!!)
ジャン『……お前が氏んだらあいつの思いはどうなるんだ!?』
ミカサ『……!』
ジャン『全部無駄になっちまう……そうだ』
ミカサ『あなたに何が分かるの?』
ジャン(畜生、てめえのせいだぞエレン……!!)
ジャン『……お前が氏んだらあいつの思いはどうなるんだ!?』
ミカサ『……!』
ジャン『全部無駄になっちまう……そうだ』
ミカサ『あなたに何が分かるの?』
17: 2015/04/15(水) 02:44:58 ID:me1YHIss0
ジャン『え……?』
ミカサ『あなたには分からない』
ミカサ『私とエレンのことを何も知らないから』
ミカサ『あなたには』
ミカサ『関係』
ミカサ『ないから』
ジャン『……』
アルミン『ミカサ……』
ミカサ『ごめんなさい』
ミカサ『あなたには分からない』
ミカサ『私とエレンのことを何も知らないから』
ミカサ『あなたには』
ミカサ『関係』
ミカサ『ないから』
ジャン『……』
アルミン『ミカサ……』
ミカサ『ごめんなさい』
18: 2015/04/15(水) 02:48:25 ID:me1YHIss0
アルミン(その時だった)
アルミン(ほんの一瞬の間だけ)
アルミン(ミカサの腕を押さえていた――)
アルミン(ジャンの力が、抜けた)
ザシュッ
ジャン『あ』
ジャン『あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!』
―――
アルミン(ほんの一瞬の間だけ)
アルミン(ミカサの腕を押さえていた――)
アルミン(ジャンの力が、抜けた)
ザシュッ
ジャン『あ』
ジャン『あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!』
―――
19: 2015/04/15(水) 02:52:46 ID:me1YHIss0
ジャン「……」
アルミン「ジャン」
アルミン「ミカサはもういないんだ」
ジャン「ただいまエレン」
ジャン「今日はいい天気だった」
アルミン「ジャン、やめるんだ」
ジャン「朝起きて顔を洗って歯を磨いて食事をした」
ジャン「馬に乗って走った吹き抜ける風は気持ちがいい……」
アルミン「……」
アルミン「ジャン」
アルミン「ミカサはもういないんだ」
ジャン「ただいまエレン」
ジャン「今日はいい天気だった」
アルミン「ジャン、やめるんだ」
ジャン「朝起きて顔を洗って歯を磨いて食事をした」
ジャン「馬に乗って走った吹き抜ける風は気持ちがいい……」
アルミン「……」
20: 2015/04/15(水) 03:00:01 ID:me1YHIss0
ジャン「もう見てられねえよ!!!」
アルミン「ジャン……」
ジャン「あいつエレンが氏んでからずっとあの調子だぞ!?」
アルミン「……無理もないよ」
ジャン「討伐数はうなぎ登りだ、憑り憑かれたように巨人どもを……」
アルミン(いつまで)
アルミン(いつになったら、僕は彼を救える?)
ジャン「でもこのままじゃあいつの精神はズタボロだ!!」
アルミン「ジャン、何をするつもり……?」
ジャン「決まってんだろ」
ジャン「ミカサを救うんだよ」
おしまい
アルミン「ジャン……」
ジャン「あいつエレンが氏んでからずっとあの調子だぞ!?」
アルミン「……無理もないよ」
ジャン「討伐数はうなぎ登りだ、憑り憑かれたように巨人どもを……」
アルミン(いつまで)
アルミン(いつになったら、僕は彼を救える?)
ジャン「でもこのままじゃあいつの精神はズタボロだ!!」
アルミン「ジャン、何をするつもり……?」
ジャン「決まってんだろ」
ジャン「ミカサを救うんだよ」
おしまい
21: 2015/04/15(水) 16:48:01 ID:MxjYmnwEO携
引用: ミカサ「エレンが死んだ」
コメント
コメント一覧 (1)
esusokuhou
がしました
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