審判「いちについて・・・・」

萩野「ｺﾞｸﾘ」

審判「よーいどん」

ｽｲｽｲ

萩野「は、早い！！今まで戦ったどの選手よりも！」ｽｲｽｲ

俺「どうした？金メダルの実力はそんなものか？」ｽｲｽｲ

萩野「いいえ、俺の実力はこんなものじゃありません！！」ｽｲｽｲｽｲｽｲ!!!!!!!

俺「ほう、やるじゃないか」ｽｲｽｲ

俺「ならば俺も力の片鱗をみせてやろう」ｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲ!!!!!!!!!!!!!

萩野「なっ・・・馬鹿な！？早すぎる？！」ｽｲｽｲｽｲｽｲｽ!!!!!

実況「おぉーっと！！俺さん早い！あまりにも早すぎる!!その差なんとすでに２００グラム！！！」

２００グラムじゃないくて２００メートルね

俺「どうした？俺はまだ本気じゃないぜ！」ｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｼｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲ!!!!!!

萩野「くっ・・・うおおおおおおぉぉぉぉぉ！！！！！」ｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲｽｲ!!!!!

俺「やれやれ、ちょっと本気をだしてやるか（俺の周りに禍々しいオーラが満ちる）」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ!!!!

萩野（な、なんだ・・・？大気が・・・空気が震えてる？）

ざわざわざわ

これは400グラム

萩野「こ、これは・・・」

実況者「おーっと、なんとプールの水がすべてなくなったー！！」

俺「いくぜ！（走る俺）」

萩野「そうか！水をなくしてしまえば走ればいい、つまり陸上になるのか！」

俺「その通り、俺は元陸上部だ）

萩野「くっ・・・勝てない」

実況「ゴ――――――ル!!俺さんなんと６００メートル差をつけて圧倒的勝利！！」

萩野「６００メートル？馬鹿な！ありえない！」

俺「お前の体をよく見てみろ」

萩野「これは・・・恐怖のあまり逆走をしていたというのか！！」

俺「その通り」

萩野「くっ・・・金メダルをとっても俺さんには敵わなかったのか・・・」

俺「だが・・・いい泳ぎだったぜ」

萩野「俺さん・・・！」

こうして萩野の本当のオリンピックは幕を閉じた
栄光の金メダルを手に入れた
しかし、栄光の先にあるものはあまりにも遠かった
それでも萩野は諦めない、いち競泳選手として俺に勝つことを夢見て

ＦＩＮ

うすた京介の劣化

悪くない