1: 2012/09/27(木) 01:53:21.98 ID:/UYcuEZG0
バルクホルン「何を言うかっ!」

エーリカ「トゥルーデ氏ねっ!」

バルクホルン「私にそんな口を聞くとは、こっちに来い!説教だ!」

エーリカ「やだーよー!おしーりペーンペーン」ペンペン

バルクホルン「このっ!」

エーリカ「ばいびー」タッタッタ

バルクホルン「おのれぇ……」



2: 2012/09/27(木) 02:00:04.95 ID:/UYcuEZG0
バルクホルン「奴は何処へ行った……」

バルクホルン「……む?」



リーネ「あ、お、おはよう御座います、バルクホルンさん」

バルクホルン「ああ、おはようリーネ」

リーネ「き、今日もいい天気ですね」

バルクホルン「うむ、そうだな。時にリーネ」

リーネ「は、はい!」

バルクホルン「ハルトマンを知らないか」

リーネ「し、知らないです」

バルクホルン「………」

バルクホルン「……何か隠し事をしてないか?」

リーネ「い、いえ、そんなっ!」

バルクホルン「部屋を確認させてもらう」

リーネ「あ、まって!」

3: 2012/09/27(木) 02:04:57.81 ID:/UYcuEZG0
ガチャ
バルクホルン「ハルトマン!」

芳佳「あ、ば、バルクホルンさん、どうしたんですか?」

バルクホルン「芳佳か、ハルトマンは見かけなかったか?」

芳佳「さ、さあ」

リーネ「こ、ここにはいませんよ」

バルクホルン「……」

バルクホルン「……クローゼットを確認させてもらう」

芳佳「あっ、だめ!」

バルクホルン「むんっ」バンッ




エーリカ「……」

バルクホルン「……」

4: 2012/09/27(木) 02:10:22.72 ID:/UYcuEZG0
バルクホルン「やはりここにいt
エーリカ「ばーかばーかトゥルーデのあーほ」

バルクホルン「んなっ」

エーリカ「キャベツで足を滑らせてしねっ!」

バルクホルン「何をわけのわからん
エーリカ「そえぃ!」

バルクホルン「いたいっ!」

エーリカ「ばっははーい!」テッテッテ

バルクホルン「ま、まて、痛っ、すね痛っ!」

5: 2012/09/27(木) 02:16:02.54 ID:/UYcuEZG0
リーネ「私達、ハルトマンさんにどうしてもってお願いされて……」

バルクホルン「ああ、わかってる」

芳佳「ハルトマンさん、一体どうしたんですか?」

バルクホルン「知らん」

芳佳「知らんって……」

バルクホルン「ああなったのは今日の朝から急にだ」

芳佳「生理かなあ?」

リーネ「芳佳ちゃん、それは言ってはイケナイ事だと思うよ」

芳佳「えへへ、そうかな~」

リーネ「もう、芳佳ちゃんったら」

バルクホルン「……」

バルクホルン「すわっ!!!」

芳佳 リーネ「」ビクッ

8: 2012/09/27(木) 02:23:37.74 ID:/UYcuEZG0
バルクホルン「ともかく、だ」

バルクホルン「私はこのままハルトマンの行方を追う」

リーネ「ハルトマンさんならエイラさん達の部屋の方へ行ったけど……」

バルクホルン「そうか、いってみるか」

リーネ「は、はい」

芳佳「い、いってらっっしゃい」





バルクホルン「しかし、もしやまた匿ってもらっているのか……」

バルクホルン「全く、一体どれだけの人を巻き込む気だ……」

バルクホルン「む、あれは……」

9: 2012/09/27(木) 02:30:18.09 ID:/UYcuEZG0
エイラ「さ~にゃ~」ヘナリ

バルクホルン「エイラか、どうしたんだ部屋の前で」

エイラ「た、大尉、ぐすっ、なんかな、急に来たんだよ」

バルクホルン「来た、とは」

エイラ「黒い悪魔の奴だよ!」

バルクホルン「ハルトマンか……」

エイラ「そんでな、急にやってきて、真面目な顔で言うんだよ」

エイラ「サーニャ、大事な話があるんだ、って」

エイラ「そしたら私は追い出されて……」

エイラ「ふわあぁぁぁ!」

バルクホルン「ふむ」

10: 2012/09/27(木) 02:37:15.10 ID:/UYcuEZG0
エイラ「今頃中では……」

エイラ「サーニャ、実は前からサーニャの事が……」

エイラ「は、ハルトマンさん、いけないわ、私にはエイラが……」

エイラ「エイラなんて放っておいてさ、つくろう。私とサーニャの愛の結晶」

エイラ「は、ハルトマンさん……」

エイラ「エーリカって呼んで」

エイラ「え、エーリカ……んっ」



エイラ「なんてことにぃっ!」

バルクホルン「入るぞ」ガチャ

エイラ「っておい!!」




サーニャ「……バルクホルンさん」

12: 2012/09/27(木) 02:40:48.78 ID:/UYcuEZG0
エイラ「あ、あれ?ハルトマン中尉は」

バルクホルン「サーニャ、ハルトマンはどこにいるんだ」

サーニャ「ハルトマンさんは」

サーニャ「……」




サーニャ「鳥になりました」

エイラ バルクホルン「へ?」

13: 2012/09/27(木) 02:47:44.39 ID:/UYcuEZG0
エイラ「さ、サーニャ、何を言っているのかな?」

サーニャ「ハルトマンさんはここから飛んで行きました」

サーニャ「ハルトマンさんは渡り鳥の妖精だったんです」

サーニャ「渡り鳥の群れに混ざって飛んで行きました」

バルクホルン「っく、またハルトマンの仕業か」

エイラ「……」

エイラ「そ、そうだったのか」

バルクホルン「ん?」

14: 2012/09/27(木) 02:58:39.03 ID:/UYcuEZG0
エイラ「ハルトマン中尉は鳥の妖精さんだったんだな!」

サーニャ「そうよ、ハルトマンさんは妖精さんだったのよ」

エイラ「そうだよ、妖精さんだったから」

エイラ「妖精みたいに可愛いサーニャと気が合ったんだ!」

サーニャ「あら、可愛いなんて、照れるわ」

エイラ「サーニャは妖精さんよりもカワイイよ」

サーニャ「そんな、うふふ、エイラこそ可愛いわ」

エイラ「さ、さ~にゃ~///」

15: 2012/09/27(木) 03:05:26.07 ID:/UYcuEZG0
エイラ「サーニャの可愛さを再確認することができたお礼を、妖精さんにしないとナ」

サーニャ「エイラの、でしょう」

エイラ「ありがと~妖精さ~ん!」

サーニャ「ありがとう、ハルトマン妖精さ~ん!」

エイラ「またいつかお茶しようナ~!」

サーニャ「お話しましょ~!」




バルクホルン「……」

バルクホルン「なんだこれは……」

16: 2012/09/27(木) 03:20:28.97 ID:/UYcuEZG0
バルクホルン「二人の頭の中がお花畑になってしまった」

エイラ「あはは、ようせいさ~ん」

サーニャ「うふふふ、あら、こんなところにも妖精さんが」

バルクホルン「くっ、見ていられないっ」

バルクホルン「……ん、あそこにいるのは……ハルトマン!」

バルクホルン「既に、外に出ていたとは、失礼した」ガチャ

サーニャ「あ、妖精さ~ん」

エイラ「じゃ~な~、またあそぼ~な~」




バルクホルン「許せっ、二人とも」タッタッタ

バルクホルン「私には、やるべき事があるんだ!」タッタッタ

17: 2012/09/27(木) 03:29:30.96 ID:/UYcuEZG0
バルクホルン「ハルトマン、どこだハルトマン」

エーリカ「ここだよー!」

バルクホルン「む、どこからか声が」

エーリカ「こっちこっちー」

バルクホルン「木の上か!見つけたぞ、ハルトマン!」

エーリカ「見つけたって、私が教えてあげたんじゃん」

バルクホルン「やかましい!早く降りてこい!」

エーリカ「やだよー、そんなに言うならそっちが昇ってくればいいじゃん」

エーリカ「トゥルーデはゴリラの血をひいているから、木登りなんて余裕だよねー」

トゥルーデ「ゴっ!?こ、この、待っていろ!今すぐ登ってやるからな!」


18: 2012/09/27(木) 03:38:51.24 ID:/UYcuEZG0
トゥルーデ「き、木登りとはっ、幼少の頃にやったきりだがっ」ヨジリヨジリ

トゥルーデ「身体が大きくなると、大変なものだなっ……」ヨジヨジ

トゥルーデ「なかなか、っく」ニジニジ

トゥルーデ「っと、ふぅ、なんとか」

トゥルーデ「どうだ!登り切ったぞ!」

トゥルーデ「……ハルトマン?」


19: 2012/09/27(木) 03:47:21.73 ID:/UYcuEZG0
ルッキーニ「ハルトマン中尉なら飽きたーって言ってどっかに行ったよ」

トゥルーデ「ルッキーニ!いたのか!?」

ルッキーニ「もう、ずっといたよー、せっかくお昼寝してたのに、大声出すから起きちゃったじゃんかー」

トゥルーデ「す、すまない、ハルトマンはどこに」

ルッキーニ「さあ、昼寝でもしに行ったんじゃないのー」

トゥルーデ「そ、そうか」

ルッキーニ「ふわぁ、おやすみ~」ムニャムニャ

トゥルーデ「お、おやすみ……」


20: 2012/09/27(木) 03:51:41.48 ID:/UYcuEZG0
トゥルーデ「ハルトマンの奴め、何処へ行ったのか……」

トゥルーデ「もしや本当に部屋に戻っているのか」

ガチャ
トゥルーデ「ハルトマン、いるのか」






エーリカ「……むにゃ」スピースピー

トゥルーデ「……寝ているな

21: 2012/09/27(木) 03:58:00.94 ID:/UYcuEZG0
トゥルーデ「おい、ハルトマン、起きろ」ペチペチ

エーリカ「ん、ううん、あ、トゥルーデおはよう」

トゥルーデ「おはようではない!なんなんだあれは!」

エーリカ「あれって?」

トゥルーデ「私に対して罵詈雑言を浴びせただろうが!」

エーリカ「ああ、あれはー……」」



エーリカ「トゥルーデ」

トゥルーデ「ん?」

エーリカ「むぎゅう~~~」ギュウ

トゥルーデ「は、ハルトマン!?///」

22: 2012/09/27(木) 04:04:30.03 ID:/UYcuEZG0
エーリカ「あんなの嘘に決まってるじゃん♪」

トゥルーデ「う、嘘だと!?」

エーリカ「トゥルーデだーいすき♪ぎゅう♪」

トゥルーデ「お、おい///」

エーリカ「トゥルーデが大好きだから、あんなことが言えたんだよ♪」

トゥルーデ「そ、そんなこと、おいっ!胸を擦り合わせるな!///」

エーリカ「トゥルーデのおっOい柔らかいんだもん、むにむにーって」

トゥルーデ「揉むな!」


23: 2012/09/27(木) 04:13:30.96 ID:/UYcuEZG0
エーリカ「私のもむにむにーってやってよー」

トゥルーデ「ふんっ、口の悪い奴にはやってやらん!」

エーリカ「ええ~、ごめんごめん、謝るからさ~」

トゥルーデ「……」

エーリカ「お願い、トゥルーデ」

トゥルーデ「……ふふ」

トゥルーデ「仕方のない奴だ」

24: 2012/09/27(木) 04:16:29.14 ID:/UYcuEZG0
一方その頃
エイラ「あ、ほら、サーニャ、ここにも妖精さんが!」

サーニャ「私たちはこんなにもたくさんの妖精さん達に見守られていたのね!」

エイラ「そうだよ!みんな、私達の事を、ありがとう!」

サーニャ「ありがとう、ありがとう!」


新しい世界への扉を開けてしまったそうです







オワリ

25: 2012/09/27(木) 04:16:58.68 ID:pafRuYA/0
お、おつ…

26: 2012/09/27(木) 04:21:51.06 ID:/UYcuEZG0
どうせ誰も見ていないって思ってだいぶ適当になってしまった。
本当はもっとエーリカちゃんを書きたかったはずなんだけどなあ

とりあえず駄文に付き合ってくれた方おつかれさま

27: 2012/09/27(木) 05:26:52.29 ID:WQSKSmYT0
天使は気まぐれだから仕方ない

28: 2012/09/27(木) 05:27:57.44 ID:RwaN7cvz0
これは気まぐれってレベルじゃないもはや精神分裂症

引用: エーリカ「しねっ!」